JP2004053185A - 貯湯式給湯装置及びその運転方法 - Google Patents

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武藤 好夫
Masatomo Kobayashi
小林 正知
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Abstract

【課題】使用者の生活パターンに応じた運転を実施可能として、無駄な電力消費を削減できること。
【解決手段】湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とするヒートポンプユニット11と、このヒートポンプユニットなどの運転を制御する制御装置15Bとを有する貯湯式給湯装置において、制御装置は、ヒートポンプユニットを運転すべき曜日が、台所リモートコントローラ79を用いて設定可能に構成されたものである。
【選択図】   図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯湯式給湯装置およびその運転方法に係り、特に、季節別時間帯別電灯契約に基づく夜間時間帯の電力を利用する貯湯式給湯装置およびその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
貯湯式給湯装置は、湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットと、上記熱源ユニットなどの運転を制御する制御装置とを有して構成されている。この種の貯湯式給湯装置には、上記制御装置が、季節別時間帯別電灯契約に基づく夜間時間帯に熱源ユニットを運転して、貯湯タンク内に湯を貯溜するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、貯湯式給湯装置の使用者が、例えば毎週末(土曜日及び日曜日)に別宅に宿泊するような生活パターンを有する場合には、土曜日に熱源ユニットが運転されて貯湯タンクに貯溜された湯が月曜日まで保温されることになるので、その保温分の電力消費が無駄になり、省エネルギーの観点から不都合である。
【0004】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、使用者の生活パターンに応じた運転を実施可能として、無駄な電力消費を削減できる貯湯式給湯装置及びその運転方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットと、上記熱源ユニットなどの運転を制御する制御装置とを有する貯湯式給湯装置において、上記制御装置は、上記熱源ユニットを運転すべき日または曜日が設定可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記制御装置は、熱源ユニットの運転により貯湯タンク内に貯溜される湯の貯湯量が設定可能に構成されたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項3に記載の発明は、湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットと、上記熱源ユニットなどの運転を制御する制御装置とを有する貯湯式給湯装置において、上記制御装置は、曜日毎または特定の日毎に使用された過去の給湯使用量に基づいて上記熱源ユニットを運転させ、上記貯湯タンク内に貯溜される湯の貯湯量を、曜日毎または特定の日毎に変更し得るよう構成されたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記制御装置は、曜日または日を、長波標準時刻電波の時刻データを用いて決定することを特徴とするものである。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記熱源ユニットは、圧縮機、ヒートポンプ熱交換器及び冷媒対水熱交換器を含み、冷媒熱により水または湯を加熱可能とするヒートポンプユニットであることを特徴とするものである。
【0010】
請求項6に記載の発明は、湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットとを有する貯湯式給湯装置の運転方法において、曜日毎または特定の日毎に使用された過去の給湯使用量に基づいて上記熱源ユニットを運転させ、上記貯湯タンク内に貯溜される湯の貯湯量を、曜日毎または特定の日毎に変更することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
[A]第1の実施の形態
図1は、本発明に係る貯湯式給湯装置の一実施の形態が適用されたヒートポンプ式給湯装置を示し、貯湯タンク内の水を加熱し、同タンク内に湯を貯溜するときの回路図である。
【0012】
この図1に示すように、ヒートポンプ式給湯装置10は、熱源ユニットとしてのヒートポンプユニット11、貯湯ユニット12、蛇口13、浴槽14、並びに制御装置15A及び15Bを有して構成される。
【0013】
ヒートポンプユニット11は、圧縮機16、貯湯用熱交換器(冷媒対水熱交換器)27、ヒートポンプ熱交換器18及びアキュムレータ17が冷媒配管19に順次配設されて構成される。圧縮機16が冷媒を圧縮する。また、上記貯湯用熱交換器27は、圧縮機16から吐出された冷媒の熱により湯または水を加熱する。この実施形態において、冷媒は、例えば二酸化炭素を多く含有する冷媒等の自然冷媒である。二酸化炭素を多量に含有する冷媒の場合には、通常、フロン系冷媒に比べ冷媒圧力が高くなる。
【0014】
前記した貯湯ユニット12は、貯湯タンク26及び浴槽用熱交換器(水対水熱交換器)28、並びに蛇口給湯ライン71及び浴槽注湯ライン72等を有して構成される。
【0015】
上記貯湯タンク26は、貯湯用熱交換器27を用いて冷媒熱により加熱された湯を貯溜するものである。この貯湯タンク26と貯湯用熱交換器27とは、貯湯用循環ポンプ34、流量調整弁35、第1切換電磁弁73を備えた貯湯用水配管36によりループ状に連結されて、第1切換電磁弁73の開操作時に、図1の太線に示すように、水が循環する給湯用水循環回路Nが構成される。
【0016】
冷媒に、二酸化炭素を多く含有する冷媒を用いた場合、上述のように、フロン系冷媒に比べ冷媒圧力が高くなり、貯湯用熱交換器27に貯留される湯の温度は90℃程度にまで上昇する。
【0017】
ヒートポンプユニット11と貯湯ユニット12間は、貯湯用水配管36によりループ状に連結されるため、高圧の冷媒配管(例えば冷媒配管19)は外部に露出せず、ヒートポンプ式給湯装置の安全性が確保される。
【0018】
貯湯タンク26の底部26Bには、減圧逆止弁37を配設した第1水道水配管38が接続されて、貯湯タンク26内へ常に水道水が供給可能とされる。したがって、貯湯タンク26内には常時水道水圧が作用する。また、貯湯タンク26の天部26Aには、圧力逃し弁39を備えた天部出湯配管40が接続され、この貯湯タンク26の天部26Aと底部26Bとのほぼ中間部26Cには中間部出湯配管33が接続され、これら出湯配管33,40の合流部には、例えばワックス弁等のミキシング弁100が配置されている。
【0019】
貯湯用循環ポンプ34の稼働により、貯湯タンク26の底部26Bの湯または水が貯湯用熱交換器27に送給されると、この貯湯用熱交換器27は、送給された湯または水を、ヒートポンプユニット11の圧縮機16から吐出された冷媒ガスの熱によって加熱する。この加熱された湯または水は、第1切換電磁弁73の開操作時に、流量調整弁35により流量調整され、貯湯タンク26の天部26Aへ導かれ、貯湯タンク26内に上限約90℃の湯が貯溜可能とされる。
【0020】
上記圧力逃し弁39は、湯または水が過剰に加熱されて、貯湯タンク26内の圧力が過大となった時に、この圧力を解放するものである。
【0021】
上記浴槽用熱交換器28は、貯湯タンク26内の湯を循環させて浴槽14内の湯を追い焚きする水対水熱交換器である。貯湯タンク26内の湯は、天部26Aから導出された循環配管101中のポンプ102の駆動により汲み出される。この汲み出された湯は、循環配管101を経て浴槽用熱交換器28に導かれ、浴槽14内の湯または水を加熱(追い焚き)した後に、第2切換電磁弁74及び戻り配管103を経て、貯湯タンク26の天部26Aと底部26Bとの中間部26Cに戻される。
【0022】
つまり、浴槽用熱交換器28は、貯湯タンク26内の湯を導く導入水配管75と、浴槽14内の湯または水を導く第1浴槽用水配管51との接触によって、これらの導入水配管75と第1浴槽用水配管51内をそれぞれ流れる湯または水を熱交換可能とするように構成されたものである。導入水配管75と第1浴槽用水配管51は、浴槽用熱交換器28を構成する部分においては、偏平管形状に形成されて接触面積が増大される。
【0023】
また、浴槽用熱交換器28と浴槽14とを連通する上記第1浴槽用水配管51は、浴槽用循環ポンプ46、フィルタ47、水位センサ48、サーミスタ49及びフロースイッチ50を備える。この第1浴槽用水配管51により、浴槽用熱交換器28と浴槽14との間で湯または水が循環する浴槽用水循環回路Pが構成される。
【0024】
水位センサ48は、第1浴槽用水配管51を介して浴槽14に連通していることから、この浴槽14内の湯または水の水位を検出する。また、サーミスタ49は、浴槽用水循環回路Pを湯または水が循環している時、その湯温を検知して、浴槽14内の湯温を間接的に検出する。また、フロースイッチ50は、浴槽用水循環回路Pを湯または水が循環していることを検出する。更に、フィルタ47は、浴槽14内に配設されたフィルタ56とともに、湯を濾過する。
【0025】
浴槽14内に後述の如く注湯がなされて、この浴槽14内に湯が張られ、この浴槽14内の湯を追い焚きする時、循環ポンプ102及び浴槽用循環ポンプ46が稼動される。すると、図4の太線に示すように、貯湯タンク26内の湯と、浴槽14内の湯が、共に浴槽用熱交換器28内へ流入し、ここで熱交換し、浴槽14内の湯が、貯湯タンク26内の湯によって追い焚きされる。浴槽用熱交換器28で仕事をした湯は、その熱交換により約50℃に温度低下して、水配管103を経て、貯湯タンク26の中間部26Cに流入する。
【0026】
前記蛇口給湯ライン71は、図2の太線Qに示すように、給湯配管59、混合制御弁57及びフローセンサ58を備えて構成される。
【0027】
貯湯タンク26には、第1水道水配管38を介して水道水圧が作用していることから、蛇口13を開くことにより、貯湯タンク26内の湯が蛇口13へ供給可能とされる。上記フローセンサ58は、給湯配管59内を流れる湯量を検出する。また、混合制御弁57は、図2の太線Rに示すように、第2水道水配管62を介して第1水道水配管38の減圧逆止弁37下流側に接続される。
【0028】
従って、混合制御弁57の開度制御により、給湯配管59からの湯と第2水道水配管62からの水道水とが混合されて、蛇口13から給湯される湯が約60℃以下、例えば42℃に調整される。
【0029】
前記浴槽注湯ライン72は、図3の太線Sに示すように、給湯配管59におけるフローセンサ58下流側と、第1浴槽用水配管51における浴槽用循環ポンプ46、フロースイッチ50間とを第2浴槽用水配管68により接続することにより構成され、貯湯タンク26内の湯を浴槽14へ注湯可能とする。この第2浴槽用水配管68には、給湯配管59の側からフローセンサ64、注湯用電磁弁65、リリーフ手段66、逆止弁67、電磁弁54が順次配設されている。
【0030】
ここで、フローセンサ64は、第2浴槽用水配管68内を流れる湯量を検出する。また、リリーフ手段66及び逆止弁67は、過剰に加熱された湯が第2浴槽用水配管68内を流れたときに、その圧力を逃がすものである。電磁弁54は、風呂への注湯時に開かれ、追い焚き時に閉じられる。
【0031】
浴槽用循環ポンプ46を停止させた状態で、注湯用電磁弁65,54を開操作すると、図3の太線Sに示すように、貯湯タンク26内の湯が、給湯配管59の一部及び第2浴槽用水配管68を流れて第1浴槽用水配管51内に至り、この第1浴槽用水配管51内でフロースイッチ50、サーミスタ49、水位センサ48及びフィルタ47を経て浴槽14へ注湯される。
【0032】
浴槽14内に貯湯タンク26から適量の湯が注湯されたことが水位センサ48により検出された段階で、注湯用電磁弁65,54が閉操作される。その後、浴槽14内の湯温が適温以下に低下したことがサーミスタ49により検知されたときに、前述のように、浴槽14内の湯または水が加熱(追い焚き)され、浴槽14内の湯が保温される。
【0033】
このように、貯湯タンク26から浴槽14へ適温の湯を適量注湯し、その後所定時間、浴槽14内の湯を適温に加熱(追い焚き)して保温動作する運転を、浴槽自動運転と称する。
【0034】
本実施形態では、自然冷媒を用いた冷媒回路を備えたため、フロン系冷媒を用いた冷媒回路に比べて、貯湯タンク26に貯留される湯の温度は90℃程度にまで上昇する。これによれば、貯湯タンク26内の湯を循環させることによって、この湯温で浴槽14内の湯を追い焚きすることができる。
【0035】
前記制御装置15Aは、ヒートポンプユニット11に設置されて、圧縮機16の運転(容量制御を含む)及び停止を制御する。また、前記制御装置15Bは貯湯ユニット12に設置されて、貯湯用循環ポンプ34及び浴槽用循環ポンプ46の稼働または停止、第1切換電磁弁73、第2切換電磁弁74、注湯用電磁弁65及び54の開閉、流量調整弁35及び混合制御弁57の開度等を制御する。
【0036】
上記制御装置15Bは、ヒートポンプユニット11の制御装置15Aと通信線78により接続されて、双方向通信が実施可能とされる。従って、タンクユニット12の制御装置15Bにより、ヒートポンプユニット11の制御装置15Aを介してヒートポンプユニット11の運転、例えばヒートポンプユニット11の圧縮機16の運転が制御される。
【0037】
また、制御装置15Bには、台所リモートコントローラ79及び風呂リモートコントローラ80が有線または無線状態で接続される。これらの台所リモートコントローラ79または風呂リモートコントローラ80により、制御装置15Aまたは15Bを介して、ヒートポンプユニット11またはタンクユニット12内の上記機器(例えば圧縮機16、貯湯用循環ポンプ34等)が制御される。
【0038】
上記制御装置15Bは、図5に示すように、マイクロコンピュータ81、長波標準時刻電波検出回路82、センサ入力回路83、ドライバ回路84及び通信回路90を有して構成される。そして、上記マイクロコンピュータ81は、CPU113、内部タイマ114、ROM115及びRAM116を有して構成される。
【0039】
制御装置15Bのマイクロコンピュータ81は、通信回路90を用いて、上述の如く台所リモートコントローラ79及び風呂リモートコントローラ80と通信可能に構成される。また、センサ入力回路83は、例えば貯湯タンク26の鉛直方向に複数個設置された温度センサからの温度データをマイクロコンピュータ81へ出力する。更に、上記ドライバ回路84は、マイクロコンピュータ81からの指令信号により、給湯用循環ポンプ34や流量制御弁35などを駆動する。
【0040】
また、上記長波標準時刻電波検出回路82は、例えば24時間ごとに長波標準時刻電波を検出して受信し、この電波中の時刻データ(タイムコード)をマイクロコンピュータ81の内部タイマ114へ送信する。この内部タイマ114は、24時間の計時を実行するが、長波標準時刻電波検出回路82から時刻データを受信した際に、当該時刻データから日付、曜日、時刻などを判別して、自己の日付、曜日、時刻などを補正する。なお、この内部タイマ114は、長波標準時刻電波検出回路82が60秒ごとに長波標準時刻電波を検出する場合には、その電波中の時刻データを受信して自己の時刻などを補正すると共に、上記60秒の計時を実行する。
【0041】
ここで、上記内部タイマ114の初期時刻設定は、ヒートポンプ式給湯装置10の設置工事終了後の電源投入時に、長波標準時刻電波検出回路82が検出した長波標準時刻電波中の時刻データに基づいて、内部タイマ114が自己の日付、曜日、時刻を自動設定するよう構成されている。
【0042】
また、上記ROM115に、電力会社との間で締約された季節別時間帯別電灯契約のデータが予め記録されている。この季節別時間帯別電灯契約は、図7に示すように、昼間時間帯、朝晩時間帯、夜間時間帯のそれぞれの時間帯の開始時間と終了時間、及び各時間帯における単位電力量当たりの電力使用料金が表示されたものである。このうち、昼間時間帯においては、夏季とその他の季節とで電力使用料金が異なって設定されている。電力使用料金は、夏季の昼間時間帯がA、その他の季節の昼間時間帯がB、朝晩時間帯がC、夜間時間帯がDの順に順次低く設定されている。また、夏季とその他の季節のそれぞれの開始日と終了日についても、この季節別時間帯別電灯契約に表示されている。
【0043】
また、図5に示すマイクロコンピュータ81のCPU113は、長波標準時刻電波の時刻データにより補正された内部タイマ114の日付(季節)、曜日、時刻を用い、ROM115に格納された季節別時間帯別電灯契約に基づくデータを基準として、ヒートポンプユニット11の運転を制御するよう構成されている。つまり、CPU113は、長波標準時刻電波の時刻データを内部タイマ114が取り込んで補正した日付(季節)、曜日及び時刻を、ROM115内の季節別時間帯別電灯契約のデータと比較して、夜間電力を使用するヒートポンプユニット11の運転パターンを季節ごとに変更し、貯湯タンク26に貯溜される貯湯量を季節ごとに増減制御するよう構成される。
【0044】
更に、この制御装置15Bにおけるマイクロコンピュータ81のCPU113によるヒートポンプユニット11の運転パターンを詳説する。1日に平均200リットルの湯を使用する家庭において、昼間時間帯の電力使用料金が高い夏季では、夜間時間帯の電力を用い、100リットルの余裕を見込んで、300リットルの湯(例えば85℃)を夜間に沸き上げ貯湯タンク26内に貯湯して保温し、この湯を昼間の時間帯に使用させるようにする。100リットルの余裕があるため、昼間時間帯にヒートポンプユニット11を運転させて、湯を沸き上げることが抑制される。
【0045】
同様に1日に平均200リットルの湯を使用する家庭において、昼間時間帯の電力使用料金が安い夏季以外の季節では、夜間時間帯の電力を用い、50リットルの余裕を見込んで、250リットルの湯(例えば85℃)を夜間に沸き上げ、貯湯タンク26内に貯湯して保温しておく。昼間の時間帯に、余裕量を超える湯の需要がある時には、その都度ヒートポンプユニット11を運転して湯を沸き上げる。このように、貯湯タンク26内の貯湯量が夏季に比べて減少されることから、保温のための電力消費の無駄が抑制される。
【0046】
ところで、前記台所リモートコントローラ79は、操作部91及び表示部92を有してなり、操作部91に給湯運転スイッチ93、給湯温度上げスイッチ94、給湯温度下げスイッチ95、曜日スイッチ96、運転スイッチ97、貯湯量上げスイッチ98及び貯湯量下げスイッチ99が配置される。更に、この台所リモートコントローラ79は、図6に示すように、マイクロコンピュータ110が上記各スイッチ93〜99からの信号を入力して、ドライバ回路111を経て表示部92への表示を変更させると共に、通信回路112を介して前述のごとくタンクユニット12の制御装置15Bと通信可能に設けられる。
【0047】
この制御装置15Bは、長波標準時刻電波検出回路82にて検出された長波標準時刻電波を用いて補正された内部タイマ114の日付け、曜日、時刻に基づき、台所リモートコントローラ79の上記スイッチが操作されることによって、ヒートポンプユニット11を運転すべき曜日が設定可能に構成され、更に、そのヒートポンプユニット11の運転により貯湯タンク26内に貯溜される湯の貯湯量も設定可能に構成される。
【0048】
つまり、台所リモートコントローラ79のマイクロコンピュータ110は、曜日スイッチ96が操作されると、表示部92の日曜日〜土曜日の順に各曜日を一つずつ点灯表示させる。このとき運転スイッチ97が押されると、マイクロコンピュータ110は、点灯表示された曜日においてヒートポンプユニット11の運転の実施有りを選択する。そして、貯湯量上げスイッチ98及び貯湯量下げスイッチ99が操作されることによって、マイクロコンピュータ110は、そのヒートポンプユニット11の運転の実施有りが選択された曜日において、貯湯タンク26内に貯溜されるべき湯の貯湯量を100〜370リットルの範囲内で設定可能とする。
【0049】
日曜日から土曜日までの一週間のヒートポンプユニット11における運転の実施の有無の設定と、貯湯タンク26への貯湯量の設定とが終了した段階で、再度曜日スイッチ26が押されると、台所リモートコントローラ79のマイクロコンピュータ110は、上述の各設定を確定させ、ヒートポンプユニット11の運転の実施有りが確定された曜日のみを表示部92に点灯表示させる。更に、この台所リモートコントローラ79のマイクロコンピュータ110は、上述のように確定された曜日ごとのヒートポンプユニット11における運転の実施の有無と、貯湯タンク26への貯湯量の設定を通信回路112を経てタンクユニット12の制御装置15Bへ送信する。
【0050】
この制御装置15Bにおけるマイクロコンピュータ81のCPU113は、台所リモートコントローラ79から受信した上述の情報に基づいて、ヒートポンプユニット11の運転を制御し、貯湯タンク26の貯湯量を制御する。このマイクロコンピュータ81のCPU113は、ヒートポンプユニット11の運転の際には、長波標準時刻電波検出回路82が検出した長波標準時刻電波の時刻データを用いて、ROM115に記録された季節別時間帯別電灯契約に基づき上述のヒートポンプユニット11の運転を実施する。
【0051】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果を奏する。
【0052】
タンクユニット12の制御装置15Bは、台所リモートコントローラ79を介して、ヒートポンプユニット11の運転を実施すべき曜日が設定可能とされ、更にヒートポンプユニット11の運転により貯湯タンク26内に貯溜される湯の貯湯量が設定可能とされたことから、使用者が必要とする曜日のみにヒートポンプユニット11の運転を実行させて、貯湯タンク26に必要な貯湯量を貯湯できる。このため、例えば毎週末(土曜日及び日曜日)に別宅に宿泊する生活パターンの使用者にとって湯の沸き上げが不必要な曜日にヒートポンプユニット11の運転が実施されないので、貯湯タンク26に貯溜された湯を保温するための無駄な電力の消費を削減できる。
【0053】
[B]第2の実施の形態
この第2の実施の形態では、タンクユニット12の制御装置15Bは、長波標準時刻電波検出回路82にて検出された長波標準時刻電波を用いて補正された内部タイマ114の日付け、曜日、時刻に基づき、曜日ごとに使用された過去の給湯使用料を算出し、この給湯使用量に基づいてヒートポンプユニット11を運転させて、貯湯タンク26内に貯溜される湯の貯溜量を曜日ごとに変更し得るよう構成される。
【0054】
つまり、制御装置15Bにおけるマイクロコンピュータ81のCPU113は、例えば過去3週間の各曜日ごとの給湯使用量をRAM116に記憶させ、これら曜日ごとの過去3回分の給湯使用量の単純平均値を演算する。このCPU113は、ヒートポンプユニット11による曜日ごとの湯の沸き上げ量、つまり貯湯タンク26内への貯湯量を上記演算値に応じて決定する。
【0055】
このように、この第2の実施の形態においては、曜日ごとの過去の給湯使用量に基づいてヒートポンプユニット11を運転させ、貯湯タンク26内への貯湯量を曜日ごとに変更して設定することから、使用者が台所リモートコントローラ79のスイッチ(曜日スイッチ96、運転スイッチ97、貯湯量上げスイッチ98、貯湯量下げスイッチ99)を操作しなくても、使用者の生活パターンに応じて貯湯タンク26への貯湯量を変更できる。従って、この場合も、湯の沸き上げが不必要な曜日にヒートポンプユニット11の運転が実施されないので、貯湯タンク26に貯溜された湯を保温するための無駄な電力の消費を削減できる。
【0056】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0057】
例えば、上記両実施の形態においては、貯湯タンク26の貯湯量を曜日ごとに変更するものを述べたが、毎月の特定の日ごとに貯湯タンク26内への貯湯量を変更してもよい。
【0058】
また、長波標準時刻電波検出回路82が制御装置15Bに設置されず、図6に示すように、台所リモートコントローラ79に設置され、この長波標準時刻電波検出回路82にて検出された長波標準時刻電波が、台所リモートコントローラ79の通信回路112及び制御装置15Bの通信回路90を用いて、制御装置15Bのマイクロコンピュータ81へ送信可能に構成されてもよい。
【0059】
更に、上記実施の形態では、熱源ユニットがヒートポンプユニット11の場合を述べたが、ボイラーなどの場合であってもよい。
【0060】
【発明の効果】
請求項1乃至5に記載の発明に係る貯湯式給湯装置によれば、使用者の生活パターンに応じた運転を実施可能として、無駄な電力消費を削減できる。
【0061】
請求項6に記載の発明に係る貯湯式給湯装置の運転方法によれば、使用者の生活パターンに応じた運転を実施可能として、無駄な電力消費を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯湯式給湯装置の一実施の形態が適用されたヒートポンプ式給湯装置を示し、貯湯タンク内の水を加熱し、同タンク内に湯を貯溜するときの回路図である。
【図2】図1において、蛇口へ給湯するときの回路図である。
【図3】図1において、浴槽へ注湯するときの回路図である。
【図4】図1において、浴槽内の湯または水を加熱(追い焚き)して保温するときの回路図である。
【図5】図1の制御装置15Bを示すブロック図である。
【図6】図1の台所リモートコントローラを示すブロック図である。
【図7】図5のROMに格納された季節別時間帯別電灯契約のデータを示す図表である。
【符号の説明】
10 ヒートポンプ式給湯装置(貯湯式給湯装置)
11 ヒートポンプユニット(熱源ユニット)
12 タンクユニット
15B 制御装置
16 圧縮機
18 ヒートポンプ熱交換器
26 貯湯タンク
27 貯湯用熱交換器(冷媒対水熱交換器)
79 台所リモートコントローラ
81 マイクロコンピュータ
82 長波標準時刻電波検出回路
96 曜日スイッチ
97 運転スイッチ
98 貯湯量上げスイッチ
99 貯湯量下げスイッチ
110 マイクロコンピュータ
113 CPU
114 内部タイマ

Claims (6)

  1. 湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットと、上記熱源ユニットなどの運転を制御する制御装置とを有する貯湯式給湯装置において、
    上記制御装置は、上記熱源ユニットを運転すべき日または曜日が設定可能に構成されたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 上記制御装置は、熱源ユニットの運転により貯湯タンク内に貯溜される湯の貯湯量が設定可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットと、上記熱源ユニットなどの運転を制御する制御装置とを有する貯湯式給湯装置において、
    上記制御装置は、曜日毎または特定の日毎に使用された過去の給湯使用量に基づいて上記熱源ユニットを運転させ、上記貯湯タンク内に貯溜される湯の貯湯量を、曜日毎または特定の日毎に変更し得るよう構成されたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  4. 上記制御装置は、曜日または日を、長波標準時刻電波の時刻データを用いて決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
  5. 上記熱源ユニットは、圧縮機、ヒートポンプ熱交換器及び冷媒対水熱交換器を含み、冷媒熱により水または湯を加熱可能とするヒートポンプユニットであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
  6. 湯または水を貯溜可能な貯湯タンクを備えたタンクユニットと、上記貯湯タンク内の湯または水を加熱可能とする熱源ユニットとを有する貯湯式給湯装置の運転方法において、
    曜日毎または特定の日毎に使用された過去の給湯使用量に基づいて上記熱源ユニットを運転させ、上記貯湯タンク内に貯溜される湯の貯湯量を、曜日毎または特定の日毎に変更することを特徴とする貯湯式給湯装置の運転方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012063101A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Hitachi Appliances Inc 液体加熱供給装置
JP2016176670A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 ダイキン工業株式会社 給湯機の制御装置

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