JP2004052322A - 建物と一体化された競技場 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】競技場2は、フィールド2aと、フィールドの外周にフィールドを囲むように設けられた観客席2bを有する。この競技場2には、観客席の外側に配置される建物3が、観客席2bよりも上方へ突出し、該突出部分からフィールド2aを観覧できるように、観客席を支持する観客席支持体4と一体化されている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、球技や各種イベントを開催するするために使用される競技場に関する。
【0002】
【従来の技術】
球技や各種イベントを開催できる競技場では、フィールドを囲むように観客席を配置し、その観客席で競技やイベントを観覧できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の競技場は、多くの観客を呼ぶために、交通の利便性が良いなどの立地条件に優れた場所に建てられるのが通例である。近年、このような立地条件の優れた場所を、より一層、有効活用させることが望まれている。
【0004】
また、ホテル、集合住宅、アミューズメント施設において、集客力や購買力を高めるため、他の施設より付加価値を高めてそれらとの差別化を図ることが望まれている。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、建造するにあたって、土地の有効活用が図れるとともに、建物の付加価値を高めることができ、さらに競技場と建物の基礎や外壁等を一体化することにより、コストの低減並びに建造労力の軽減を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、請求項1記載の発明は、フィールドと該フィールドの外周にフィールドを囲むように設けられた観客席を有する競技場であって、前記観客席を支持する観客席支持体に、観客席の外側に配置される建物が、観客席よりも上方へ突出し、該突出部分からフィールドを観覧できるように一体に設けられていることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1のものにおいて、前記フィールドが野球場として利用されることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2のものにおいて、前記建物はホテル、集合住宅、アミューズメント施設のいずれかであることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態を示すもので、ここに示す総合施設1は、競技場2と建物3により構成される。
競技場2はフィールド2aと該フィールド2aの外周にフィールド2aを囲むように設けられた観客席2bを有している。観客席2bを支持するその下方の観客席支持体4は図2に示すように建物3の下部と一体化されており、その競技場中心側部分4aは、競技場2のためのスペース、例えば売店や洗面所等を配置するスペースとして利用される一方、建物側部分4bは、建物3のためのスペース、例えばロビー、機械室、配電室あるいは資材倉庫を配置するためのスペースとして利用される。
【0010】
また、この競技場2は、図3にも示すように上部が花びら状の複数の移動屋根により開閉可能なドーム屋根2cになっており、このドーム屋根2cは、競技場の外周部に沿って複数周方向に間隔をあけて建てられたマスト2dにより、ワイヤ2eを介して吊り下げられた状態で支持されている。
この競技場2のフィールド2aは野球場を主用途として利用され、必要に応じて他の競技やコンサート、イベント等の会場としても使用可能な多目的に利用される。
【0011】
建物3は観客席2bの外周に、ホテル31、集合住宅32、アミューズメント施設等が前記観客席2bよりも上方へ突出されるように配置建造され、これら突出部分に設けられた観覧スペース31a(32a)、例えば、居室やロビーあるいはレストランさらにはバルコニー等からフィールド2aを観覧できるようになっている(図4参照)。また、建物3の周囲には商業施設33や駐車場34が設置されており、生活環境の整備も図られている。
【0012】
上記構成の総合施設1では、競技場2と、ホテル31、集合住宅32、アミューズメント施設等とを一体化して建造しているので、それらを個別に建造する場合に比べて、基礎や外壁等を兼用できる分、それらに必要な鉄筋やコンクリート等の資材の使用量を削減できるため、コストを低減できる。
また、建造にあたって、電気、空調、給排水等の諸設備を一体化して整備させることにより、それらの効率のよい使用が可能となり、ランニングコストが削減できる。
さらに、通信、放送のインフラの一体化整備により、ホテル31の客室や集合住宅32の居室において、競技場施設2内の放送を直接使用することも可能となり、同ホテル31の客室等で一般の放送とは異なる多重的な映像配信が可能となる。
【0013】
また、図4に示すように、ホテル31や集合住宅32の観覧スペース31a(32a)から、直接、フィールド2aを観覧することができ、ホテル31、集合住宅32、アミューズメント施設にいながらして、競技場施設内の観客と一体化しての応援が可能となり、ホテル31等の集客能力の向上を図ることができる。
【0014】
なお、この総合施設1の競技場2は図に示すように円形に限らず、楕円形、菱形等の変形した競技場施設でも施工可能である。また、ドーム屋根2cを取り外して施工することも可能である。また、建物3は観客席2bの外周に沿うよう円弧状に湾曲させて建造させることもできる。また、建物3の集合住宅32においては分譲のほか、法人の借り上げ宿舎や社宅として使用することも可能である。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の建物と一体化された競技場によれば、立地条件が優れた場所をより有効活用させることが可能であり。ホテル、集合住宅、アミューズメント施設において他の施設より付加価値を高め差別化させることできる。また、コストの低減、建造労力の軽減および工期の短縮化が図られることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図3】同施設の構成例を示す斜視図である。
【図4】同施設の使用形態の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 総合施設
2 競技場
2a フィールド
2b 観客席
4 観客席支持体
3 建物
31 ホテル
32 集合住宅
33 商業施設
34 駐車場
Claims (3)
- フィールドと、フィールドの外周にフィールドを囲むように設けられた観客席を有する競技場であって、観客席の外側に配置される建物が、観客席よりも上方へ突出し、該突出部分からフィールドを観覧できるように、前記観客席を支持する観客席支持体と一体に設けられていることを特徴とする建物と一体化された競技場。
- 請求項1記載の建物と一体化された競技場において、
前記フィールドが野球場として利用されることを特徴とする建物と一体化された競技場。 - 請求項1または2記載の建物と一体化された競技場において、前記建物はホテル、集合住宅、アミューズメント施設のいずれかであることを特徴とする建物と一体化された競技場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209748A JP2004052322A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 建物と一体化された競技場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002209748A JP2004052322A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 建物と一体化された競技場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004052322A true JP2004052322A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31933517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002209748A Pending JP2004052322A (ja) | 2002-07-18 | 2002-07-18 | 建物と一体化された競技場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004052322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018204214A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 鹿島建設株式会社 | 建物 |
-
2002
- 2002-07-18 JP JP2002209748A patent/JP2004052322A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018204214A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 鹿島建設株式会社 | 建物 |
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