JP2004052067A - 転動部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】質量%で、C:0.90〜1.20%、Si:0.50〜1.50%、Mn:0.20〜0.70%、Cr:0.90〜1.60%、P:≦0.025%、S:≦0.030%、Ni:<0.50%、Al:≦0.050%、O:≦0.0015%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる高炭素クロム鋼の転動部品を図1に示すヒートパターンで球状化焼鈍した後、焼入れ温度780〜860℃に加熱して焼入れし、さらに焼戻し温度150〜300℃に焼き戻すことからなる転動部品の製造方法。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種産業機械用部品や自動車用部品などに使用される玉軸受や転がり軸受といった転勤部品の製造方法および転動部品に関し、特に抗折力や衝撃値など高い靭性の要求される転動部品の製造方法および転動部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トランスミッションなどに用いられる転がり軸受用の鋼は、高炭素クロム鋼としてJISに規定されるSUJ2やスルーハードニング型の軸受用鋼の他、SCr420やSCM420などのケースハードニング型の肌焼鋼が知られている。さらにSUJ2に浸炭や窒化処理を施して、硬度を高め、さらに表面に圧縮残留応力を付与して、例えばトランスミッションのギア摩耗による鉄粉などを含む油中での長寿命化を図っている。しかし、SUJ2などの高炭素クロム鋼では、鋼塊の鋳込み時に生じた巨大炭化物を消滅させるために高温での長時間の均熱処理が要求され、製造コストが高くなる問題がある。
【0003】
ところでSUJ2に浸炭や窒化処理を施しても、150〜200℃の比較的高温度で使用される軸受では、耐焼戻し性が十分でないため、焼き戻されて軌道面などの表面硬さが低下してしまい、寿命の点で十分でない問題があり、この点を改善するものとして、特開平03−44446号公報に開示の発明が知られている。しかし、これはNi添加のため、コストアップとなり、さらに、被削性が劣化する問題があり、かつ、この発明は、浸炭・窒化を前提としており高コストの問題がある。
【0004】
さらに、上記のSUJ2などの高炭素クロム鋼では、鋼塊の鋳込み時に生じた巨大炭化物を消滅させるために高温での長時間の均熱処理が要求される問題を解決するものとして、特開平09−125202号公報に開示の発明が知られている。しかし、この発明は、硬さ低下による転動寿命が低下し、かつ、Nb添加のためコストアップとなる問題がある。
【0005】
そして、最も一般的な方法としてSUJ2では、靭性を上げるために焼戻し温度を高くする方法が行われるが、転動寿命が低下する問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、新規の鋼材を開発して、鋼材の製造コストを従来のSUJ2並みにすると共に、さらにSUJ2よりも高い靭性と転動寿命の鋼材および該鋼材からなる部品を製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の手段は、高炭素クロム軸受鋼において、Siの含有量を0.50〜1.50%に増加し、この高Si含有の高炭素クロム軸受鋼からなる転動部品を球状化焼鈍後、780℃〜860℃に加熱した後、焼入れし、さらに150〜300℃の温度に焼戻して、結晶粒度番号10以上かつ表面硬さ60HRC以上を確保した転動部品とするものである。すなわち、高炭素クロム軸受鋼において、Siのみを上記の必要量に添加量を増し、適正な焼入れ焼戻し処理を施すことにより、ごく微細な炭化物を大量にマトリックスに析出させ、その結果、焼入れ焼戻し後の結晶粒の微細化を可能とし、静的強度の著しく向上した鋼材からなる転動部品を得るものであり、さらに、焼戻し硬さも高いので、寿命向上も図れるものである。
【0008】
すなわち上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、質量%で、C:0.90〜1.20%、Si:0.50〜1.50%、Mn:0.20〜0.70%、Cr:0.90〜1.60%、P:≦0.025%、S:≦0.030%、Ni:<0.50%、Al:≦0.050%、O:≦0.0015%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる高炭素クロム鋼の転動部品を球状化焼鈍後、焼入れ温度780〜860℃に加熱して焼入れし、さらに焼戻し温度150〜300℃に焼き戻すことからなる転動部品の製造方法である。
【0009】
請求項2の手段では、質量%で、C:0.90〜1.20%、Si:0.50〜1.50%、Mn:0.20〜0.70%、Cr:0.90〜1.60%、P:≦0.025%、S:≦0.030%、Ni:<0.50%、Al:≦0.050%、O:≦0.0015%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる高炭素クロム鋼からなり、結晶粒度番号10以上、かつ、硬さ60HRC以上である転動部品である。
【0010】
本発明における高炭素クロム鋼の成分組成および焼入れ温度、焼戻し温度、結晶粒度番号、硬さの限定理由を説明する。なお、%は質量%である。
【0011】
C:0.90〜1.20%
Cは、鋼材に必要な強度を付与し、焼入性を向上させる元素である。0.90%未満では転動部品としての硬さが十分でなく、転動寿命が低下する。一方、1.20%を超えると大型炭化物の生成により靱性が低下しかつ転動寿命が低下する。そこで、C:0.90〜1.20%とする。
【0012】
Si:0.50〜1.50%
Siは、主として脱酸剤および焼入性を向上させる元素であり、かつ、極く微細な炭化物を生成して大量にマトリックスに析出させて結晶粒を微細化する効果を有する。しかし、0.50%未満では微細炭化物の生成効果が十分でなく、結晶粒の微細化が十分に図れず靱性が十分でない。1.50%を超えると硬さの上昇を招き、熱間加工性を低下し、被削性が低下する。そこで、Si:0.50〜1.50%とする。好ましくは、0.80〜1.50%とする。
【0013】
Mn:0.20〜0.70%
Mnは、鋼の脱酸効果を有し、強度および焼入性を付与する元素である。0.20%未満では焼入性の確保が十分でなく、0.70%を超えると、硬さの上昇を招き加工性を低下させる。そこで、0.20〜0.70%である。
【0014】
Cr:0.90〜1.60%
Crは、強度、焼入性、靱性を付与す元素であり、炭化物生成により寿命を向上させる。しかし、0.90%未満では、その効果は十分でなく、1.60%を超えると大型炭化物の生成により転動寿命および靱性が低下する。そこで、Cr:0.90〜1.60%とする。
【0015】
P:≦0.025%
Pは、不純物として含有される元素で、粒界偏析し靱性を低下するので、できるだけ低減することが望ましい。そこで、P:≦0.025%とする。
【0016】
S:≦0.030%
Sは、鋼中で非金属介在物の生成により、粒界脆化を招き転動寿命および靱性を低下する。そこで、S:≦0.030%とする。
【0017】
Ni:<0.50%
Niは、不純物として含有される元素で、できるだけ低減することが望まれる。多量に含有されると硬さの上昇を招き、加工性を劣化し、かつコストの上昇を招く。そこで、Ni:<0.50%とする。
【0018】
Al:≦0.050%
Alは、脱酸剤としての有効な元素であるが、この発明では不純物として含有される。しかし、多く含まれると転動寿命を低下する。そこで、Al:≦0.050%とする。
【0019】
O:≦0.0015%
Oは、不純物として含有される元素で、多いと酸化物介在物を生成して転動疲労寿命を低下するので、できるだけ低減することが望まれる。そこで、O:≦0.0015%とする。
【0020】
焼入れ温度780〜860℃
焼入れ温度は、780℃より低いと、硬さ低下により寿命が低下する。860℃を超えると炭化物の固溶により結晶粒が粗大化して靱性が低下し、残留オーステナイトが増加して硬さが低下し、転動寿命が低下する。そこで、焼入れ温度780〜860℃とする。
【0021】
焼戻し温度150〜300℃
焼戻し温度は、150℃未満ではマルテンサイトで靱性が低下する。一方、300℃を超えると硬さ低下による転動寿命が低下する。そこで、焼戻し温度150〜300℃とする。好ましくは150〜250℃とする。
【0022】
結晶粒度番号10以上
結晶粒度番号は、靱性を確保するために10以上必要である。
【0023】
硬さ60HRC以上
硬さは、転動寿命を確保する上で60HRC必要である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例を通じて説明する。表1に本発明に係る鋼No.1〜6の各鋼と、比較例としての鋼No7〜13の各鋼の成分組成を示す。これらの鋼をそれぞれ100kg真空溶解炉で溶製し、インゴットに鋳造する。これらのインゴットを1200℃に加熱して、φ35に鍛伸する。前処理として図1に示すヒートパターンで球状化焼鈍し、10RCシャルピー衝撃性試験の試験片に粗加工し、その後、表2に示す焼入れ温度および焼戻し温度で焼入れ焼戻しする。次いで衝撃試験片に仕上げ加工し、硬さおよび衝撃値を測定した。これらの結果を表2に示す。
【0025】
さらに、上記の100kg真空溶解炉で溶製し、インゴットに鋳造する。これらのインゴットを1200℃に加熱して、φ35に鍛伸する。前処理として図1に示すヒートパターンで球状化焼鈍し、その後、表2に示す焼入れ温度および焼戻し温度で焼入れ焼戻しする。次いで、φ10×60mm抗折試験片およびスラスト型寿命試験片に加工し、抗折試験を行い抗折力を測定し、一方、スラスト型寿命試験機でスラスト型寿命をL50寿命にて評価し、これらの結果を表2に示す。なお、スラスト型寿命の試験条件は、面圧5292MPA、回転数1800rpm、潤滑油:スピンドル油#60、試験温度:常温、試験数n=10で、L50寿命にて評価する。
【0026】
【実施例】
本発明の実施例と比較例の化学成分を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
表1に示す本発明鋼と比較鋼から、表2に示す鋼Noの鋼材を選択し、それらを本発明の条件を満足する発明例と満足しない比較例とし、それぞれの焼入れ焼戻し温度および結晶粒度と共に、表面硬さ、衝撃値、抗折力、L50寿命を表2に示す。なお、鋼No.7はSUJ2鋼である。
【0029】
【表2】
【0030】
表2から、本発明の焼入れ温度および焼戻し温度の各条件を満足する試片は、結晶粒度番号が10.1以上で全て10以上を満足して結晶粒が微細であり、表面硬さがHRC61.0以上で全てHRC60以上を満足し、衝撃値が36.1J/cm2以上であり、抗折力が30.8KN以上で、L50寿命が発明鋼No.1で焼戻し温度が高めの250℃のものでも50×106以上で、焼戻し温度が180℃のものでは100超×106であり、発明鋼No.2、3、4、5、6のものは全てL50寿命は100超×106である。本発明例のものは全ての評価項目で優れている。これに対し、比較例のものでは全ての評価項目を満足するものは無く、いずれかの評価項目が良くても他の評価項目が良くないものである。
【0031】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明は高炭素クロム軸受用鋼において、Siのみを高Siとし、焼戻し温度を比較的高温とした適正な焼入れ焼戻し温度とすることで、焼入れ焼戻し後の結晶粒が微細化され、静的強度が著しく向上し、かつ、疲労寿命がSUJ2よりも優れた転動部品をSUJ2並みの低コストで得ることができるなど、本発明は従来にない優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】球状化焼鈍のヒートパターンを示す図である。
Claims (2)
- 質量%で、C:0.90〜1.20%、Si:0.50〜1.50%、Mn:0.20〜0.70%、Cr:0.90〜1.60%、P:≦0.025%、S:≦0.030%、Ni:<0.50%、Al:≦0.050%、O:≦0.0015%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる高炭素クロム鋼の転動部品を球状化焼鈍後、焼入れ温度780〜860℃に加熱して焼入れし、さらに焼戻し温度150〜300℃に焼き戻すことを特徴とする転動部品の製造方法。
- 質量%で、C:0.90〜1.20%、Si:0.50〜1.50%、Mn:0.20〜0.70%、Cr:0.90〜1.60%、P:≦0.025%、S:≦0.030%、Ni:<0.50%、Al:≦0.050%、O:≦0.0015%を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる高炭素クロム鋼からなり、結晶粒度番号10以上、かつ、硬さ60HRC以上であることを特徴とする転動部品。
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JP2002213468A JP2004052067A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 転動部品の製造方法 |
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JP2009242919A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Jfe Steel Corp | 軸受鋼の熱処理方法 |
JP2009242917A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Jfe Steel Corp | 軸受鋼の熱処理方法 |
WO2013147259A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 耐焼付き性に優れた歯車 |
-
2002
- 2002-07-23 JP JP2002213468A patent/JP2004052067A/ja active Pending
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