JP2004049865A - 安全ロクロおよび強度強化中棒を有する傘 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中棒1と、骨アセンブリ2と、ロクロ3と、スプリング式の留め具5とを有する傘である。中棒1は、中棒1のトップ部に形成される上部ノッチ12を有する。骨アセンブリ2は、少なくとも、上部ノッチ12にピボット式に固定される親骨21と、親骨21にピボット式に連結される受骨とを有する。ロクロ3は、受骨22にピボット式に連結されて、中棒1にスライド自在に保持される。留め具5は、中棒1の上部ノッチ12に隣接する、中棒1のトップ部に固定され、上部ノッチ12から下方へ突出しており、傘を広げる際に、ロクロ3と操作的に係合される。また、留め具5は、中棒1の外側に並置される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、安全ロクロおよび強度強化中棒を有する傘に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願の発明者は、傘の安全ロクロを発明した(例えば、特許文献1参照。)。前記安全ロクロは、スライド自在に保持される押ボタンを有し、押ボタンをスライドさせることによって、人間工学的に操作される。そして、押ボタンを押し込むことによって、傘の中棒に弾性的に保持され、かつ、中棒を経由して外側に突出しているスプリング式の留め具(spring catch)が、中棒に形成されている留め具用スリット(catch slit)から開放される。その結果、ロクロのロックが外され、傘が閉じられる。
【0003】
【特許文献1】
米国特許第6371141号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、留め具用スリットは、中棒の管部をカットして形成されている。したがって、中棒の機械的強度を弱め、容易に傘が歪んだり、変形したり、破壊あるいは損傷を受けたりして、傘の耐用寿命を短くする虞がある。
【0005】
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、長い耐用寿命を有する傘を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、
中棒と、骨アセンブリと、ロクロと、スプリング式の留め具とを有する傘であって、
前記中棒は、前記中棒のトップ部に形成される上部ノッチを有し、
前記骨アセンブリは、少なくとも、前記上部ノッチにピボット式に固定される親骨と、前記親骨にピボット式に連結される受骨とを有し、
前記ロクロは、前記受骨にピボット式に連結されて、前記中棒にスライド自在に保持され、
前記留め具は、前記中棒の前記上部ノッチに隣接する、前記中棒のトップ部に固定され、前記上部ノッチから下方へ突出しており、傘を広げる際に、前記ロクロと操作的に係合され、また、
前記留め具は、前記中棒の外側に並置されており、前記中棒の機械的強度が低下することが、防止される
ことを特徴とする傘である。
【0007】
上記目的を達成するための請求項10に記載の発明は、
中棒と、骨アセンブリと、ロクロと、スプリング式の留め具とを有する傘であって、
前記中棒は、前記中棒のトップ部に形成される上部ノッチを有し、
前記骨アセンブリは、少なくとも、上部ノッチにピボット式に固定される親骨と、前記親骨にピボット式に連結される受骨とを有し、
前記ロクロは、前記受骨にピボット式に連結されて、前記中棒にスライド自在に保持され、
前記留め具は、前記ロクロに配置され、前記ロクロから下方へ突出しており、傘を広げる際に、前記中棒の前記上部ノッチに形成されるキャビティと、操作的に係合し、また、
前記留め具は、前記中棒にスライド自在に並置されており、
前記留め具を前記上部ノッチから外すことによって、前記ロクロは、前記留め具とのロックが外され、前記中棒に沿って降下して、傘が閉じられる
ことを特徴とする傘である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る傘の構成部品を示している分解図、図2は、本発明の実施の形態1に係る傘が広げられた状態における断面図、図3は、ロクロのロックを外して傘を閉じるために押ボタンを押し込んだ状態における断面図、図4は、図3から続く、ロクロのロックを外した状態における断面図、図5は、図4の線V−Vに関する断面図である。
【0009】
図1〜5に示されるように、本発明の実施の形態1に係る傘は、中棒(central shaft)1と、骨アセンブリ2と、押ボタン4と、スプリング式の留め具(spring catch)5とを有する。中棒1は、少なくとも、上層管11と、上層管11に対して入れ子式に連結自在の下層管10と、上層管11のトップ部に形成される上部ノッチ12とを有する。
【0010】
骨アセンブリ2は、少なくとも、上部ノッチ12にピボット式に固定される親骨(top rib)21と、中棒1にスライド自在に保持されるロクロ(あるいは下ロクロ(runner))3と親骨21との間にピボット式に連結される受骨(stretcher rib)22とを有する。押ボタン4は、ロクロ3にスライド自在に設けられている。
【0011】
留め具5は、中棒1の上層管11の上部に固定され、かつ、下方へ突出している。留め具5は、傘を広げる場合、ロクロ3に係合され、ロクロ3および骨アセンブリ2をロックする(傘の開放状態)。
【0012】
中棒1の上部あるいはトップ部に設けられる留め具5は、中棒1の外側に並置され、ロクロ3に連結され、あるいは連結されているロクロ3から分離される。また、留め具5は、中棒1の内部に配置されていないため、中棒1の上層管11をカットして形成される留め具用スリットつまり溝穴は存在しない。
【0013】
したがって、中棒1の管部である上層管11の強度に影響を及ぼしたり、強度を低下させることはない。つまり、従来の傘と比べて、中棒1の機械的強度を向上させることができる。
【0014】
本発明は、多段式折畳み管部を有する中棒1および多段式折畳み骨を有する骨アセンブリ2を有する多段式折畳み傘、例えば、2段式折畳み傘や3段式折畳み傘に使用可能であるが、これらに限定されない。
【0015】
ロクロ(あるいいは下ロクロ)3は、シリンダ部31、フェルール32、押ボタンスロット33、肩部34、一対の突起スロット35、および、ガイドスロット311を有する。シリンダ部31は、中棒1にスライド自在に連結する中央穴30を有する。
【0016】
フェルール32は、シリンダ部31に一体的に形成されており、受骨22をピボット式に固定する。押ボタンスロット33は、ロクロ3の横方向(transversely)に形成され、押ボタン4とスライド式に係合自在である。肩部34は、押ボタンスロット33の内側部に形成されており、傘が開かれる際に、留め具5と係合する。
【0017】
突起スロット35は、ロクロ3の両側部の横方向に形成され、押ボタン4の両側に形成される一対の突起42とスライド式に係合自在である。ガイドスロット311は、シリンダ部31の長手方向に形成され、下方に向いて先細(テーパ)となっており、留め具5を下方かつ内向きにガイドし、ロクロ3の肩部34に係合させ、ロックさせる。
【0018】
ロクロ3は、フェルール32に形成され、下方かつ内向きに傾斜しているグルーブ321を、有する。グルーブ321は、ガイドスロット311およびロクロ3の中央穴30に連絡しており、留め具5が下方へ移動し、ロクロ3の肩部34を係合することを容易にする。
【0019】
押ボタン4は、プランジャ41と、一対の突起42と、プレート部43とを有する。プランジャ41は、ロクロ3の押ボタンスロット33とスライド式に係合自在である。突起42は、ロクロ3の突起スロット35とスライド式に係合自在である。プレート部43は、プランジャ41の外側の部分に形成される。
【0020】
したがって、傘を閉じるために、ロクロ3のロックを開放する際に、押ボタン4を矢印方向Dに押し込むことによって、プレート部43は、ロクロ3の押ボタンスロット33の外側の端壁に、阻止(retard)される(図3)。
【0021】
当然ながら、本発明は、押ボタン4を不要とするように変更することも可能である。この場合、ロクロに低いリムあるいはグルーブ(図示せず)を形成することで、留め具5を直接的に係合させることができる。
【0022】
図面を参照しつつ説明される好ましい実施の形態1〜3以外に係るロクロ3、押ボタン4、および留め具5の変更は、本発明に従って実行可能である。
【0023】
留め具5は、弾性材料から形成することができる。弾性材料は、例えば、良好な弾性を有するスチール、プラスチック、他の金属、あるいは合金が含まれる。
【0024】
留め具5は、ベース部51と、アーム部材52と、キャッチ部53とを有する。ベース部51は、中棒1の上層管11の上部あるいはトップ部に固定される。アーム部材52は、ベース部51から下方へ突出しており、上層管11の管壁に並置されている。キャッチ部53は、アーム部材52の下端に形成されており、傘の開放状態において、ロクロ3の肩部34を係合し、ロクロ3および骨アセンブリ2をロックする。
【0025】
留め具5のベース部51は、ピンホール511および埋込部513を有する。ピンホール511は、ベース部51に形成されており、上層管11および上部ノッチ12を介してピン512が挿入され、ベース部51を上層管11の上部に強固に固定する。埋込部513は、ベース部51の横方向に形成されており、上層管11の上端部にはめ込まれる。
【0026】
上部ノッチ12は、キャップ部121を有し、留め具5のベース部51を、キャップ部121の内部に収容し、制限する。
【0027】
当然ながら、留め具5のベース部51は、中棒1のトップ部に強固に固定される上部ノッチ12に、直接的に固定することも可能である。
【0028】
傘を広げる場合、中棒1に沿ってロクロ3を上方に移動させる。これによって、ロクロ3の肩部34は、留め具5のキャッチ部53と係合可能となり(図2)、ロクロ3は、留め具5によってロックされ、傘が安定して広がることになる。
【0029】
留め具5は、中棒1の内部に設けられていないため、従来の傘において行われているような、中棒1の管部をカットしてスリット(あるいは溝穴)を形成することは不要である。
【0030】
つまり、実施の形態1に係る中棒1の上層管11は、カットあるいは切断されておらず、良好な機械的強度(反ねじり強さを含む)を維持しており、また、傘の耐用寿命を長くする。
【0031】
押ボタン4を押し下げ、留め具5のキャッチ部53から肩部34を外すことによって、図3および図4に示されるように、ロクロ3のロックが外され、傘が閉じられる。
【0032】
図6は、本発明の実施の形態2に係る傘の構成部品を示している分解図、図7は、本発明の実施の形態2に係る傘が広げられた状態における断面図である。
【0033】
図6および図7に示されるように、実施の形態2においては、ロクロ3のシリンダ部31に、ガイド管部312を形成することによって、若干の変更が施されている。ガイド管部312は、傘を広げる際に、留め具5のキャッチ部53を下方へガイドし、ロクロ3の肩部34と係合させるために使用される。
【0034】
同様に、グルーブ321は、ガイド管部312に先細(テーパ)形状に形成されており、キャッチ部53を下方へガイドし、ロクロ3の肩部34とスムーズに係合させる。
【0035】
図8は、本発明の実施の形態3に係る傘の構成部品を示している分解図、図9は、本発明の実施の形態3に係る傘が広げられた状態における断面図、図10は、図9から続く、中棒に対するロクロのロックを外した状態における断面図である。
【0036】
実施の形態3に係る留め具5は、レバー状のアーム部材52とキャッチ部53とを有する。アーム部材52は、アーム部材52の中央部に形成され、かつ、ロクロ3の中央部310にピボット式に取付けられる枢軸部51aを有する。また、アーム部材52の下端部54は、ロクロに形成される押ボタンスロット33にスライド自在に保持される押ボタン4に固定される。
【0037】
キャッチ部53は、アーム部材52の上端部に形成され、かつ、傘を広げる際に、中棒1のトップ部の上部ノッチ12に形成されるキャビティ122と、操作的(operatively)に係合する(図9)。
【0038】
したがって、押ボタン4を押し込み、アーム部材52を偏らせ、上部ノッチ12のキャビティ122からキャッチ部53を外すことによって、ロクロ3は、留め具5とのロックが外され、中棒1に沿って降下して、傘が閉じられる(図10)。なお、留め具5は、中棒にスライド自在に並置されているため、留め具用スリットが軸に形成されておらず、軸の強度が向上している。
【0039】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、傘の中棒の上部に固定される留め具と、中棒にスライド自在に保持され、かつ、傘を広げる際に留め具と係合するロクロとを有する。留め具は、中棒の外側に並置的に配置されて操作される。
【0041】
一方、従来の傘の留め具は、中棒の内部に保持される。したがって、ロクロをロックするためには、スリットあるいはみぞ穴を中棒の管部に形成し、スリットあるいはみぞ穴を経由して突出させる必要がある。
【0042】
つまり、本発明によれば、従来の傘で必要とされるスリットあるいはみぞ穴は不必要であるため、従来の傘に比べて、中棒の強度が向上する。したがって、長い耐用寿命を有する傘を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る傘の構成部品を示している分解図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る傘が広げられた状態における断面図である。
【図3】ロクロのロックを外して傘を閉じるために押ボタンを押し込んだ状態における断面図である。
【図4】図3から続く、ロクロのロックを外した状態における断面図である。
【図5】図4の線V−Vに関する断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る傘の構成部品を示している分解図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る傘が広げられた状態における断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る傘の構成部品を示している分解図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る傘が広げられた状態における断面図である。
【図10】図9から続く、軸に対するロクロのロックを外した状態における断面図である。
【符号の説明】
1…中棒、
2…骨アセンブリ、
3…ロクロ、
4…押ボタン、
5…留め具、
10…下層管、
11…上層管、
12…上部ノッチ、
21…親骨、
22…受骨、
30…中央穴、
31…シリンダ部、
32…フェルール、
33…押ボタンスロット、
34…肩部、
35…突起スロット、
41…プランジャ、
42…突起、
43…プレート部、
51…ベース部、
51a…枢軸部、
52…アーム部材、
53…キャッチ部、
54…下端部、
121…キャップ部、
122…キャビティ、
310…中央部、
311…ガイドスロット、
312…ガイド管部、
321…グルーブ、
511…ピンホール、
512…ピン、
513…埋込部。
Claims (11)
- 中棒と、骨アセンブリと、ロクロと、スプリング式の留め具とを有する傘であって、
前記中棒は、前記中棒のトップ部に形成される上部ノッチを有し、
前記骨アセンブリは、少なくとも、前記上部ノッチにピボット式に固定される親骨と、前記親骨にピボット式に連結される受骨とを有し、
前記ロクロは、前記受骨にピボット式に連結されて、前記中棒にスライド自在に保持され、
前記留め具は、前記中棒の前記上部ノッチに隣接する、前記中棒のトップ部に固定され、前記上部ノッチから下方へ突出しており、傘を広げる際に、前記ロクロと操作的に係合され、また、
前記留め具は、前記中棒の外側に並置されており、前記中棒の機械的強度が低下することが、防止される
ことを特徴とする傘。 - 前記ロクロは、シリンダ部、フェルール、押ボタンスロット、肩部、一対の突起スロット、および、ガイドスロットを有しており、
前記シリンダ部は、前記中棒にスライド自在に連結する中央穴を有し、
前記フェルールは、前記シリンダ部に一体的に形成されており、前記受骨をピボット式に固定し、
前記押ボタンスロットは、前記ロクロの横方向に形成され、押ボタンとスライド式に係合自在であり、
前記肩部は、前記押ボタンスロットの内側部に形成されており、傘が開かれる際に、前記留め具と係合し、
前記突起スロットは、前記ロクロの両側部の横方向に形成され、前記押ボタンの両側に形成される一対の突起とスライド式に係合自在であり、
前記ガイドスロットは、前記シリンダ部の長手方向に形成され、下方に向いて先細となっており、前記留め具を下方かつ内向きにガイドし、前記ロクロの前記肩部に係合させ、ロックさせる
ことを特徴とする請求項1に記載の傘。 - 前記ロクロは、前記フェルールに形成され、下方かつ内向きに傾斜しているグルーブを有しており、
前記グルーブは、前記ガイドスロットおよび前記ロクロの前記中央穴に連絡しており、前記留め具が下方へ移動し、前記ロクロの前記肩部を係合することを容易にすることを特徴とする請求項2に記載の傘。 - 前記中棒は、少なくとも、上層管と、前記上層管に対して入れ子式に連結自在の下層管と、前記上層管のトップ部に形成される上部ノッチとを有し、
前記ロクロは、前記中棒にスライド自在に保持され、傘を広げる場合、前記留め具に係合され、前記ロクロおよび前記骨アセンブリをロックする
ことを特徴とする請求項2に記載の傘。 - 前記留め具は、ベース部と、アーム部材と、キャッチ部とを有しており、
前記ベース部は、前記上層管の上部に固定され、
前記アーム部材は、前記ベース部から下方へ突出し、前記上層管の管壁に並置され、
前記キャッチ部は、前記アーム部材の下端に形成され、傘の開放状態において、前記ロクロの前記肩部と係合し、前記ロクロおよび前記骨アセンブリをロックする
ことを特徴とする請求項4に記載の傘。 - 前記留め具の前記ベース部は、ピンホールと埋込部とを有しており、
前記ピンホールは、前記ベース部に形成され、前記上層管および前記上部ノッチを介してピンが挿入され、前記ベース部を前記上層管の上部に強固に固定し、
前記埋込部は、前記ベース部の横方向に形成され、前記上層管の上端部にはめ込まれる
ことを特徴とする請求項5に記載の傘。 - 前記上部ノッチは、キャップ部を有しており、前記留め具の前記ベース部を、前記キャップ部の内部に収容し、制限することを特徴とする請求項6に記載の傘。
- 前記留め具は、前記中棒のトップ部の前記上部ノッチに、直接的に固定されることを特徴とする請求項1に記載の傘。
- 前記ロクロは、前記シリンダ部に形成されるガイド管部を有しており、前記ガイド管部は、傘を広げる際に、前記留め具のキャッチ部を下方へガイドし、前記ロクロの前記肩部と係合させることを特徴とする請求項2に記載の傘。
- 中棒と、骨アセンブリと、ロクロと、スプリング式の留め具とを有する傘であって、
前記中棒は、前記中棒のトップ部に形成される上部ノッチを有し、
前記骨アセンブリは、少なくとも、上部ノッチにピボット式に固定される親骨と、前記親骨にピボット式に連結される受骨とを有し、
前記ロクロは、前記受骨にピボット式に連結されて、前記中棒にスライド自在に保持され、
前記留め具は、前記ロクロに配置され、前記ロクロから下方へ突出しており、傘を広げる際に、前記中棒の前記上部ノッチに形成されるキャビティと、操作的に係合し、また、
前記留め具は、前記中棒にスライド自在に並置されており、
前記留め具を前記上部ノッチから外すことによって、前記ロクロは、前記留め具とのロックが外され、前記中棒に沿って降下して、傘が閉じられる
ことを特徴とする傘。 - 前記留め具は、レバー状のアーム部材とキャッチ部とを有しており、
前記アーム部材は、枢軸部と下端部とを有し、前記枢軸部は、前記アーム部材の中央部に形成され、かつ、前記ロクロの中央部にピボット式に取付けられ、前記下端部は、前記ロクロに形成される押ボタンスロットにスライド自在に保持される押ボタンに固定され、
前記キャッチ部は、前記アーム部材の上端部に形成され、かつ、傘を広げる際に、前記上部ノッチに形成される前記キャビティと、操作的に係合しており、
前記押ボタンを押し込み、前記アーム部材を偏らせ、前記上部ノッチの前記キャビティから前記キャッチ部を外すことによって、前記ロクロは、前記留め具とのロックが外され、前記中棒に沿って降下して、傘が閉じられる
ことを特徴とする請求項10に記載の傘。
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