JP2004048186A - コミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末及び端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロボット100をホームゲートウェイ200を介してインターネット199に接続する。ホームゲートウェイ200は、ロボット100を動作させたときのその動作を角度データとして入力し、入力した角度データに基づいて動作制御データを生成し、音声をデータとして入力し、生成した動作制御データおよび入力した音声データを他のホームゲートウェイ200に送信する一方、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した動作制御データに基づいてロボット100の動作を制御し、受信した音声データに基づいて音声を出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声による通信を行うシステム、並びにそれに適用する端末、プログラムおよび方法に係り、特に、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を詳細に表現することができるコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔地同士を結ぶコミュニケーションツールとしては、電話、無線、電子メール、チャットなどがある。特に、インターネット上では、電子メールとチャットが一般的である。しかし、電子メールやチャットでのコミュニケーションでは、文字を主体として意志疎通を図るので、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を伝えるのがなかなか難しい。
【0003】
従来、電子メールやチャットのようにメッセージによりコミュニケーションを図る技術としては、例えば、特開2000−76167号公報に開示されたコミュニケーション方法(以下、第1の従来例という。)、特開2002−7291号公報に開示された電子メール送受信装置(以下、第2の従来例という。)および特開2002−91886号公報に開示された電子メール送受信装置(以下、第3の従来例という。)があった。また、特開2000−135384号公報に開示された情報処理装置(以下、第4の従来例という。)、特開平11−15758号公報に開示された電子メールの添付データ処理方法(以下、第5の従来例という。)および特開平11−65965号公報に開示された電子メールの自動送信制御方法(以下、第6の従来例という。)があった。また、特開2000−207312号公報に開示された電子メッルの送信方法(以下、第7の従来例という。)、特開2001−14233号公報に開示された電子メール着信報知装置(以下、第8の従来例という。)および特開2001−237916号公報に開示された携帯電話用着信機(以下、第9の従来例という。)があった。
【0004】
第1ないし第3の従来例は、電子メールやチャットのメッセージから特定のキーワードや顔文字などを検出し、検出したキーワード等に応じた動作をキャラクタ型ロボットに行わせるものである。
第4の従来例では、情報機器の操作を簡略化するためにロボットを利用している。その1つの利用例としては、電子メールの着信があったときは、ロボットを通じて通知する機能がある。
【0005】
第5ないし第7の従来例は、電子メールの送受信を仮想的な電子ペットに行わせるようになっている。電子メールの送受信を繰り返し行うことにより電子ペットを飼育することができ、電子メールの送受信におもしろ味をもたせている。
第8の従来例は、動物を模した動物型ロボットを備え、電子メールの着信があったことを動物型ロボットの動作や音で通知するようになっている。
【0006】
第9の従来例では、携帯電話用の着信機を提案している。着信する際の電波を検出したときは、人形などを模した着信機から音を発生させたりすることが可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、第1ないし第3の従来例にあってはいずれも、メッセージに含まれる特定のキーワード等に応じた動作をキャラクタ型ロボットに行わせるようにして、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を表現しようとしている。しかしながら、特定のキーワード等が含まれていない場合や、特定のキーワード等がメッセージ中の不適切な位置に埋め込まれている場合などは、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を詳細に表現することができない。
【0008】
また、第4、第8および第9の従来例にあっては、着信があったことをロボットを通じて通知するようになっているため、同様に、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を詳細に表現するのが困難であった。
また、第5ないし第7の従来例にあっては、電子メールの送受信を仮想的な電子ペットに行わせるようになっているだけであり、同様に、文章では伝わりにくい感情や雰囲気を詳細に表現するのが困難であった。
【0009】
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を詳細に表現することができるコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
〔発明1〕
上記目的を達成するために、発明1のコミュニケーション支援システムは、
複数のコミュニケーション端末を通信可能に接続し、前記コミュニケーション端末間で音声による通信を行うシステムであって、
前記コミュニケーション端末は、物理的に動作可能な動作体と、外的作用により前記動作体を動作させたときの当該動作を検出する動作検出手段と、前記動作検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、音声をデータとして入力する音声入力手段と、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データおよび前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信手段と、前記動作制御データおよび前記音声データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段と、前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段とを有することを特徴とする。
【0011】
このような構成であれば、ユーザは、動作体を動かしながら話をすると、動作検出手段により、動作体の動作が検出されるとともに、音声入力手段により、ユーザの音声がデータとして入力される。そして、動作制御データ生成手段により、動作検出手段の検出結果に基づいて動作制御データが生成され、データ送信手段により、生成された動作制御データおよび入力された音声データが他のコミュニケーション端末に送信される。
【0012】
他のコミュニケーション端末では、動作制御データおよび音声データをデータ受信手段により受信すると、動作体制御手段により、受信した動作制御データに基づいて動作体の動作が制御されるとともに、音声出力手段により、受信した音声データに基づいて音声が出力される。
ここで、動作制御データは、動作体の動作を制御する情報であればどのようなものであってもよく、これには、例えば、動作体の動作量を示す情報、または動作体の動作パターンをあらかじめ複数定義しておき、いずれかの動作パターンを特定するための情報が含まれる。以下、発明10ないし12のコミュニケーション端末、発明13の動作制御データ蓄積端末、発明14ないし17の端末用プログラム、および発明18のコミュニケーション支援方法において同じである。
【0013】
また、動作検出手段、動作制御データ生成手段、音声入力手段、データ送信手段、データ受信手段、動作体制御手段および音声出力手段は、その一部または全部を動作体と一体に設けてもよいし、動作体とは別体に設けてもよい。
また、コミュニケーション端末は、動作体のみで構成してもよいし、動作体および他の機器との組み合わせにより複合的に構成してもよい。前者の場合、動作制御データ生成手段、音声入力手段、データ送信手段、データ受信手段、動作体制御手段および音声出力手段を動作体と一体に設ける。後者の場合、例えば、それら手段の一部または全部を設けた通信端末と動作体とを通信可能に接続することにより構成することができる。
〔発明2〕
さらに、発明2のコミュニケーション支援システムは、発明1のコミュニケーション支援システムにおいて、
通信の相手方となる一方の前記コミュニケーション端末における前記動作体の動作タイミングおよび前記音声の出力タイミングと、通信の相手方となる他方の前記コミュニケーション端末における前記動作体の動作検出タイミングおよび前記音声の入力タイミングとを同期させるようになっていることを特徴とする。
【0014】
このような構成であれば、通信の相手方となる一方のコミュニケーション端末における動作体の動作タイミングおよび音声の出力タイミングと、通信の相手方となる他方のコミュニケーション端末における動作体の動作検出タイミングおよび音声の入力タイミングとが同期する。すなわち、通信の相手方となる一方のコミュニケーション端末では、通信の相手方となる他方が動作体を動かしたタイミングおよび音声を発したタイミングと同期したタイミングで、動作体が動作するとともに音声が出力される。
〔発明3〕
さらに、発明3のコミュニケーション支援システムは、発明1および2のいずれかのコミュニケーション支援システムにおいて、
前記コミュニケーション端末は、仮想的に動作可能な仮想動作体を表示するための動作体表示手段を有し、
前記動作体制御手段は、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて、前記動作体の動作と同一の動作または連動した動作となるように前記仮想動作体の動作を制御するようになっていることを特徴とする。
【0015】
このような構成であれば、コミュニケーション端末では、動作制御データおよび音声データを受信すると、動作体制御手段により、動作体の動作が制御されるほか、受信した動作制御データに基づいて、動作体の動作と同一の動作または連動した動作となるように仮想動作体の動作が制御される。
〔発明4〕
さらに、発明4のコミュニケーション支援システムは、発明3のコミュニケーション支援システムにおいて、
前記動作体制御手段は、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データに基づいて第1仮想動作体の動作を制御するとともに、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて、前記動作体の動作と同一の動作または連動した動作となるように第2仮想動作体の動作を制御するようになっていることを特徴とする。
【0016】
このような構成であれば、コミュニケーション端末では、動作制御データおよび音声データを受信すると、動作体制御手段により、生成された動作制御データに基づいて第1仮想動作体の動作が制御されるとともに、受信した動作制御データに基づいて、動作体の動作と同一の動作または連動した動作となるように第2仮想動作体の動作が制御される。
〔発明5〕
さらに、発明5のコミュニケーション支援システムは、発明3および4のいずれかのコミュニケーション支援システムにおいて、
前記動作体表示手段は、前記仮想動作体を平面的に表示するための2Dディスプレイおよび前記仮想動作体を立体的に表示するための3Dディスプレイのうちいずれかであることを特徴とする。
【0017】
このような構成であれば、2Dディスプレイまたは3Dディスプレイにおいて仮想動作体が平面的または立体的に表示される。
〔発明6〕
さらに、発明6のコミュニケーション支援システムは、発明1ないし5のいずれかのコミュニケーション支援システムにおいて、
前記コミュニケーション端末は、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別を判定する動作体種別判定手段と、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて前記データ受信手段で受信した動作制御データを変換する動作制御データ変換手段とを有し、
前記動作制御データ変換手段は、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別と、本コミュニケーション端末の動作体の種別とが異なると判定したときは、前記データ受信手段で受信した動作制御データを、本コミュニケーション端末の動作体用の動作制御データに変換するようになっていることを特徴とする。
【0018】
このような構成であれば、コミュニケーション端末では、動作制御データおよび音声データを受信すると、動作体種別判定手段により、通信の相手方となるコミュニケーション端末の動作体の種別が判定される。そして、その判定結果に基づいて、通信の相手方となるコミュニケーション端末の動作体の種別と、本コミュニケーション端末の動作体の種別とが異なると判定されると、動作制御データ変換手段により、受信した動作制御データが本コミュニケーション端末の動作体用の動作制御データに変換され、動作体制御手段により、変換された動作制御データに基づいて動作体の動作が制御される。
〔発明7〕
さらに、発明7のコミュニケーション支援システムは、発明1ないし5のいずれかのコミュニケーション支援システムにおいて、
前記コミュニケーション端末は、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別を判定する動作体種別判定手段と、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データを変換する動作制御データ変換手段とを有し、
前記動作制御データ変換手段は、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別と、本コミュニケーション端末の動作体の種別とが異なると判定したときは、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データを、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体用の動作制御データに変換するようになっていることを特徴とする。
【0019】
このような構成であれば、コミュニケーション端末では、動作体種別判定手段により、通信の相手方となるコミュニケーション端末の動作体の種別が判定される。そして、その判定結果に基づいて、通信の相手方となるコミュニケーション端末の動作体の種別と、本コミュニケーション端末の動作体の種別とが異なると判定されると、動作制御データ変換手段により、生成された動作制御データが通信の相手方となるコミュニケーション端末の動作体用の動作制御データに変換され、データ送信手段により、変換された動作制御データおよび入力された音声データが他のコミュニケーション端末に送信される。
〔発明8〕
さらに、発明8のコミュニケーション支援システムは、発明6および7のいずれかのコミュニケーション支援システムにおいて、
特定種別の動作体用の前記動作制御データと前記特定種別とは異なる種別の動作体用の前記動作制御データとを対応付けた動作制御データ変換テーブルを記憶した変換テーブル記憶手段を備え、
前記動作制御データ変換手段は、前記変換テーブル記憶手段の動作制御データ変換テーブルを参照して前記動作制御データを変換するようになっていることを特徴とする。
【0020】
このような構成であれば、動作制御データ変換手段により、変換テーブル記憶手段の動作制御データ変換テーブルが参照されて動作制御データが変換される。
ここで、変換テーブル記憶手段は、コミュニケーション端末に設けてもよいが、これに限らず、コミュニケーション端末以外の他の端末に設けてもよい。後者の場合、例えば、データベースサーバやネットワークストレージとして構成することができる。
〔発明9〕
さらに、発明9のコミュニケーション支援システムは、発明1ないし8のいずれかのコミュニケーション支援システムにおいて、
前記動作制御データを蓄積する動作制御データ蓄積端末を通信可能に接続し、
前記動作制御データ蓄積端末は、前記動作制御データを記憶するための動作制御データ記憶手段と、前記動作制御データ記憶手段の動作制御データを前記コミュニケーション端末に提供する動作制御データ提供手段とを有し、
前記動作制御データ提供手段は、前記動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを前記動作制御データ記憶手段から読み出し、読み出した動作制御データを前記提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信するようになっており、
前記コミュニケーション端末は、前記動作制御データ蓄積端末から前記動作制御データを取得する動作制御データ取得手段を有し、
前記データ送信手段は、前記動作制御データ取得手段で取得した動作制御データおよび前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するようになっていることを特徴とする。
【0021】
このような構成であれば、コミュニケーション端末では、動作制御データ取得手段により、動作制御データの提供要求が動作制御データ蓄積端末に送信される。
動作制御データ蓄積端末では、提供要求を受信すると、動作制御データ提供手段により、受信した提供要求に係る動作制御データが動作制御データ記憶手段から読み出され、読み出された動作制御データが提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信される。
【0022】
コミュニケーション端末では、動作制御データを受信すると、データ送信手段により、受信した動作制御データおよび入力された音声データが他のコミュニケーション端末に送信される。
〔発明10〕
一方、上記目的を達成するために、発明10のコミュニケーション端末は、
発明1のコミュニケーション支援システムにおけると通信可能に接続し、音声による通信を行う端末であって、
物理的に動作可能な動作体と、外的作用により前記動作体を動作させたときの当該動作を検出する動作検出手段と、前記動作検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、音声をデータとして入力する音声入力手段と、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データおよび前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記に送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
このような構成であれば、ユーザは、動作体を動かしながら話をすると、動作検出手段により、動作体の動作が検出されるとともに、音声入力手段により、ユーザの音声がデータとして入力される。そして、動作制御データ生成手段により、動作検出手段の検出結果に基づいて動作制御データが生成され、データ送信手段により、生成された動作制御データおよび入力された音声データが他のコミュニケーション端末に送信される。
【0024】
他のコミュニケーション端末では、動作制御データおよび音声データをデータ受信手段により受信すると、動作体制御手段により、受信した動作制御データに基づいて動作体の動作が制御されるとともに、音声出力手段により、受信した音声データに基づいて音声が出力される。
ここで、動作検出手段、動作制御データ生成手段、音声入力手段およびデータ送信手段は、その一部または全部を動作体と一体に設けてもよいし、動作体とは別体に設けてもよい。以下、発明14の端末用プログラムにおいて同じである。
【0025】
また、コミュニケーション端末は、動作体のみで構成してもよいし、動作体および他の機器との組み合わせにより複合的に構成してもよい。前者の場合、動作制御データ生成手段、音声入力手段およびデータ送信手段を動作体と一体に設ける。後者の場合、例えば、それら手段の一部または全部を設けた通信端末と動作体とを通信可能に接続することにより構成することができる。以下、発明14の端末用プログラムにおいて同じである。
〔発明11〕
さらに、発明11のコミュニケーション端末は、
発明1のコミュニケーション支援システムにおけると通信可能に接続し、音声による通信を行う端末であって、
物理的に動作可能な動作体と、前記動作制御データおよび前記音声データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段と、前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
このような構成であれば、動作制御データおよび音声データをデータ受信手段により受信すると、動作体制御手段により、受信した動作制御データに基づいて動作体の動作が制御されるとともに、音声出力手段により、受信した音声データに基づいて音声が出力される。
ここで、データ受信手段、動作体制御手段および音声出力手段は、その一部または全部を動作体と一体に設けてもよいし、動作体とは別体に設けてもよい。以下、発明15の端末用プログラムにおいて同じである。
【0027】
また、コミュニケーション端末は、動作体のみで構成してもよいし、動作体および他の機器との組み合わせにより複合的に構成してもよい。前者の場合、データ受信手段、動作体制御手段および音声出力手段を動作体と一体に設ける。後者の場合、例えば、それら手段の一部または全部を設けた通信端末と動作体とを通信可能に接続することにより構成することができる。以下、発明15の端末用プログラムにおいて同じである。
〔発明12〕
さらに、発明12のコミュニケーション端末は、
発明1のコミュニケーション支援システムにおけると通信可能に接続し、音声による通信を行う端末であって、
仮想的に動作可能な仮想動作体を表示するための動作体表示手段と、前記動作制御データおよび前記音声データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記仮想動作体の動作を制御する仮想動作体制御手段と、前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
このような構成であれば、動作制御データおよび音声データをデータ受信手段により受信すると、動作体制御手段により、受信した動作制御データに基づいて仮想動作体の動作が制御されるとともに、音声出力手段により、受信した音声データに基づいて音声が出力される。
ここで、データ受信手段、仮想動作体制御手段および音声出力手段は、その一部または全部を動作体表示手段と一体に設けてもよいし、動作体表示手段とは別体に設けてもよい。以下、発明16の端末用プログラムにおいて同じである。
【0029】
また、コミュニケーション端末は、動作体表示手段のみで構成してもよいし、動作体表示手段および他の機器との組み合わせにより複合的に構成してもよい。前者の場合、データ受信手段、仮想動作体制御手段および音声出力手段を動作体表示手段と一体に設ける。後者の場合、例えば、それら手段の一部または全部を設けた通信端末と動作体表示手段とを通信可能に接続することにより構成することができる。以下、発明16の端末用プログラムにおいて同じである。
〔発明13〕
一方、上記目的を達成するために、発明13の動作制御データ蓄積端末は、
発明9のコミュニケーション支援システムにおけるコミュニケーション端末と通信可能に接続し、前記動作制御データを蓄積する端末であって、
前記動作制御データを記憶するための動作制御データ記憶手段と、前記動作制御データ記憶手段の動作制御データを前記コミュニケーション端末に提供する動作制御データ提供手段とを備え、
前記動作制御データ提供手段は、前記動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを前記動作制御データ記憶手段から読み出し、読み出した動作制御データを前記提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信するようになっていることを特徴とする。
【0030】
このような構成であれば、動作制御データの提供要求を受信すると、動作制御データ提供手段により、受信した提供要求に係る動作制御データが動作制御データ記憶手段から読み出され、読み出された動作制御データが提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信される。
〔発明14〕
一方、上記目的を達成するために、発明14の端末用プログラムは、
コンピュータからなる発明10のコミュニケーション端末に実行させるためのプログラムであって、
外的作用により前記動作体を動作させたときの当該動作を検出する動作検出手段、前記動作検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成手段、音声をデータとして入力する音声入力手段、並びに前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データおよび前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0031】
このような構成であれば、コミュニケーション端末によってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコミュニケーション端末が処理を実行すると、発明10のコミュニケーション端末と同等の作用が得られる。
〔発明15〕
さらに、発明15の端末用プログラムは、
コンピュータからなる発明11のコミュニケーション端末に実行させるためのプログラムであって、
前記動作制御データおよび前記音声データを受信するデータ受信手段、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段、並びに前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0032】
このような構成であれば、コミュニケーション端末によってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコミュニケーション端末が処理を実行すると、発明11のコミュニケーション端末と同等の作用が得られる。
〔発明16〕
さらに、発明16の端末用プログラムは、
コンピュータからなる発明12のコミュニケーション端末に実行させるためのプログラムであって、
前記動作制御データおよび前記音声データを受信するデータ受信手段、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記仮想動作体の動作を制御する仮想動作体制御手段、並びに前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0033】
このような構成であれば、コミュニケーション端末によってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコミュニケーション端末が処理を実行すると、発明12のコミュニケーション端末と同等の作用が得られる。
〔発明17〕
さらに、発明17の端末用プログラムは、
コンピュータからなる発明13の動作制御データ蓄積端末に実行させるためのプログラムであって、
前記動作制御データ記憶手段の動作制御データを前記コミュニケーション端末に提供する動作制御データ提供手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであり、
前記動作制御データ提供手段は、前記動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを前記動作制御データ記憶手段から読み出し、読み出した動作制御データを前記提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信するようになっていることを特徴とする。
【0034】
このような構成であれば、動作制御データ蓄積端末によってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従って動作制御データ蓄積端末が処理を実行すると、発明13の動作制御データ蓄積端末と同等の作用が得られる。
〔発明18〕
一方、上記目的を達成するために、発明18のコミュニケーション支援方法は、
物理的に動作可能な動作体を有する複数のコミュニケーション端末を通信可能に接続し、前記コミュニケーション端末間で音声による通信を行う方法であって、
通信の相手方となる一方の前記コミュニケーション端末に対しては、
前記動作体を外的作用により動作させたときの当該動作を検出する動作検出ステップと、前記動作検出ステップの検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成ステップと、音声をデータとして入力する音声入力ステップと、前記動作制御データ生成ステップで生成した動作制御データおよび前記音声入力ステップで入力した音声データを通信の相手方となる他方の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信ステップとを含み、
前記他方のコミュニケーション端末に対しては、
前記動作制御データおよび前記音声データを受信するデータ受信ステップと、
前記データ受信ステップで受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御ステップと、前記データ受信ステップで受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1ないし図7は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第1の実施の形態を示す図である。
【0036】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図1に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものである。
【0037】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
各家庭A,Bには、図1に示すように、IP電話の通信処理および電子メールの送受信処理を行うホームゲートウェイ200が設置されている。ホームゲートウェイ200には、人または動物の形態を模したロボットであって可動部として構成した複数の関節部を有し各可動部の可動により動作可能なロボット100が通信可能に接続されている。また、インターネット199には、各ホームゲートウェイ200が接続されている。
【0038】
ホームゲートウェイ200は、一般的なコンピュータとして構成することができ、例えば、他のホームゲートウェイ200に対する発呼処理、他のホームゲートウェイ200との通話処理および他のホームゲートウェイ200からの着呼処理等の通信処理を行うほか、電子メール送受信アプリケーションを使用して、図示しないメールサーバを介して他のホームゲートウェイ200と電子メールの送受信が可能となっている。
【0039】
次に、ロボット100の構成を図2を参照しながら詳細に説明する。図2は、ロボット100の構成を示す機能ブロック図である。
ロボット100は、図2に示すように、関節部を構成する可動部102と、可動部102を回転駆動するアクチュエータ等の回転駆動部104と、可動部102の可動量を角度データとして検出するロータリーエンコーダ等の可動量検出部106とを各関節部ごとに有し、さらに、各回転駆動部104および各可動量検出部106を制御する制御部108と、マイク110と、スピーカ112と、ホームゲートウェイ200に対してデータの入出力を媒介するI/F114とを有している。
【0040】
制御部108は、可動部102を特定して回転駆動部104の角度データを入力したときは、該当の可動部102を基準角からその角度だけ回転駆動するように回転駆動部104を制御する。また。可動部102を特定して可動部102の可動量を検出すべき要求を入力したときは、該当の可動部102の可動量を角度データとして検出するように可動量検出部106を制御し、検出した角度データをI/F114を介して出力する。
【0041】
マイク110は、A/D変換回路を有し、音声をデータとして入力し、入力した音声データをI/F114を介して出力するようになっている。
スピーカ112は、D/A変換回路を有し、I/F114を介して入力した音声データに基づいて音声を出力するようになっている。
次に、ホームゲートウェイ200の構成を図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、ホームゲートウェイ200の構成を示す機能ブロック図である。
【0042】
ホームゲートウェイ200は、図3に示すように、制御プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納しているROM32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互にかつデータ授受可能に接続されている。
【0043】
I/F38には、ヒューマンインターフェースとしてデータの入力が可能なキーボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、インターネット199に接続するための信号線とが接続されている。
CPU30は、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図4ないし図7のフローチャートに示す発呼処理、着呼処理、電子メール送信処理および電子メール受信処理をそれぞれ時分割で実行するようになっている。
【0044】
初めに、発呼処理を図4を参照しながら詳細に説明する。図4は、発呼処理を示すフローチャートである。
発呼処理は、IP電話による通話を行う場合に他のホームゲートウェイ200に対して発呼を行う処理であって、CPU30において実行されると、図4に示すように、まず、ステップS100に移行するようになっている。
【0045】
ステップS100では、通話が要求されたか否かを判定し、通話が要求されたと判定したとき(Yes)は、ステップS102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、通話が要求されるまでステップS100で待機する。
ステップS102では、電話帳等の通信先一覧のなかから通話先となるホームゲートウェイ200を指定してその指定を入力装置40から入力し、ステップS104に移行して、指定したホームゲートウェイ200に発呼信号を送信し、ステップS106に移行する。
【0046】
ステップS106では、音声データをロボット100から入力し、ステップS108に移行して、角度データをロボット100から入力し、ステップS110に移行して、入力した角度データに基づいてロボット100の動作を制御するための動作制御データを生成し、ステップS112に移行して、生成した動作制御データおよび入力した音声データを通話先となるホームゲートウェイ200に送信し、ステップS114に移行する。
【0047】
ステップS114では、通話が終了したか否かを判定し、通話が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS114で、通話が終了していないと判定したとき(No)は、ステップS106に移行する。
次に、着呼処理を図5を参照しながら詳細に説明する。図5は、着呼処理を示すフローチャートである。
【0048】
着呼処理は、IP電話による通話を行う場合に他のホームゲートウェイ200からの着呼を受け付け、ロボット100の動作を制御する処理であって、CPU30において実行されると、図5に示すように、まず、ステップS150に移行するようになっている。
ステップS150では、着呼信号を受信したか否かを判定し、着呼信号を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS152に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、着呼信号を受信するまでステップS150で待機する。
【0049】
ステップS152では、ロボット100のスピーカ112を用いて呼出音を出力し、ステップS154に移行して、オンフックであるか否かを判定し、オンフックであると判定したとき(Yes)は、ステップS156に移行する。
ステップS156では、動作制御データおよび音声データを受信し、ステップS158に移行して、受信した音声データをロボット100に出力し、ステップS160に移行して、受信した動作制御データに基づいてロボット100を動作させる。ロボット100の動作制御では、ロボット100の動作タイミングおよび音声の出力タイミングを、通信先のロボット100の動作検出タイミングおよび音声の入力タイミングと同期させるようになっている。
【0050】
次いで、ステップS162に移行して、通話が終了したか否かを判定し、通話が終了したと判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
一方、ステップS162で、通話が終了していないと判定したとき(No)は、ステップS156に移行する。
【0051】
次に、電子メール送信処理を図6を参照しながら詳細に説明する。図6は、電子メール送信処理を示すフローチャートである。
電子メール送信処理は、電子メールを作成し、作成した電子メールを他のホームゲートウェイ200に送信する処理であって、CPU30において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS200に移行するようになっている。
【0052】
ステップS200では、図示しないスタートボタンが押下されたか否かを判定し、スタートボタンが押下されたと判定したとき(Yes)は、ステップS202に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、スタートボタンが押下されるまでステップS200で待機する。
ステップS202では、角度データをロボット100から入力し、ステップS204に移行して、入力した角度データに基づいて動作制御データを生成し、ステップS206に移行して、生成した動作制御データを記憶装置42に格納し、ステップS208に移行する。
【0053】
ステップS208では、動作制御データの取込が終了したか否かを判定し、動作制御データの取込が終了したと判定したとき(Yes)は、ステップS210に移行して、電子メールの本文となる文字データを入力装置40から入力し、ステップS212に移行して、文字データの入力が完了したか否かを判定し、文字データの入力が完了したと判定したとき(Yes)は、ステップS214に移行する。
【0054】
ステップS214では、アドレス帳等の送信先一覧のなかから送信先となるホームゲートウェイ200を指定してその指定を入力装置40から入力し、ステップS216に移行して、動作制御データを記憶装置42から読み出し、読み出した動作制御データを電子メールに添付することにより電子メールを作成し、ステップS218に移行して、作成した電子メールを送信先となるホームゲートウェイ200に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0055】
一方、ステップS212で、文字データの入力が完了したと判定したとき(No)は、ステップS210に移行する。
一方、ステップS208で、動作制御データの取込が終了していないと判定したとき(No)は、ステップS202に移行する。
次に、電子メール受信処理を図7を参照しながら詳細に説明する。図7は、電子メール受信処理を示すフローチャートである。
【0056】
電子メール受信処理は、他のホームゲートウェイ200からの電子メールを受信し、受信した電子メールに基づいてロボット100の動作を制御する処理であって、CPU30において実行されると、図7に示すように、まず、ステップS250に移行するようになっている。
ステップS250では、電子メールを受信したか否かを判定し、電子メールを受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS252に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、電子メールを受信するまでステップS250で待機する。
【0057】
ステップS252で、ロボット100のスピーカ112を用いて着信音を出力し、ステップS254に移行して、受信した電子メールに動作制御データが添付されているか否かを判定し、動作制御データが添付されていると判定したとき(Yes)は、ステップS256に移行する。
ステップS256では、受信した電子メールから動作制御データを取得し、ステップS258に移行して、取得した動作制御データに基づいてロボット100を動作させ、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0058】
一方、ステップS254で、受信した電子メールに動作制御データが添付されていないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
初めに、ロボット100を用いてIP電話による通話を行う場合を説明する。電話をかける場合、ユーザは、ホームゲートウェイ200において通話を要求するとともに電話帳等の通話先一覧のなかから通話先となるホームゲートウェイ200を指定する。
【0059】
ホームゲートウェイ200では、通話が要求されて通話先の指定が入力されると、ステップS102,S104を経て、指定されたホームゲートウェイ200に発呼信号が送信される。そして、通話先として指定したホームゲートウェイ200と通話可能な状態となると、ステップS106〜S112を経て、音声データおよび角度データがロボット100から入力され、入力された角度データに基づいて動作制御データが生成され、生成された動作制御データおよび入力された音声データが通話先となるホームゲートウェイ200に送信される。なお、ステップS106〜S112の処理は、所定周期(例えば、数ms)ごとに通話が終了するまで繰り返し行われる。
【0060】
一方、通話先のホームゲートウェイ200では、着呼信号を受信すると、ステップS152,S154を繰り返し経て、ロボット100のスピーカ112を用いて呼出音が出力される。
呼出音が鳴っている最中に通話先のユーザが着呼に応答すると、通話先のホームゲートウェイ200では、ステップS156を経て、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した音声データがロボット100に出力され、受信した動作制御データに基づいてロボット100の動作が制御される。このとき、ロボット100の動作タイミングおよび音声の出力タイミングは、通話先のロボット100の動作検出タイミングおよび音声の入力タイミングと同期することとなる。すなわち、通信の相手方がロボット100を動かしたタイミングおよび音声を発したタイミングと同期したタイミングで、ロボット100が動作するとともに音声がスピーカ112から出力される。なお、ステップS156〜S160の処理は、所定周期(例えば、数ms)ごとに通話が終了するまで繰り返し行われる。
【0061】
次に、ロボット100を用いて電子メールによる通信を行う場合を説明する。
電子メールを送信する場合、ユーザは、ホームゲートウェイ200においてスタートボタンを押下して動作制御データの取り込みを開始する。
ホームゲートウェイ200では、スタートボタンが押下されると、ステップS202〜S206を経て、角度データがロボット100から入力され、入力された角度データに基づいて動作制御データが生成され、生成された動作制御データが記憶装置42に格納される。
【0062】
動作制御データの取込が完了すると、ステップS210を経て、電子メールの本文となる文字データを入力すべきことがユーザに対して要求される。その要求に応じてユーザが文字データを入力し、アドレス帳等の送信先一覧のなかから送信先となるホームゲートウェイ200を指定すると、ステップS216,S218を経て、動作制御データが記憶装置42から読み出され、読み出された動作制御データが電子メールに添付され、そのように作成された電子メールが送信先となるホームゲートウェイ200に送信される。
【0063】
送信先のホームゲートウェイ200では、電子メールを受信すると、ステップS252を経て、ロボット100のスピーカ112を用いて着信音が出力される。そして、受信した電子メールに動作制御データが添付されていると、ステップS256,S258を経て、受信した電子メールから動作制御データが取得され、取得された動作制御データに基づいてロボット100の動作が制御される。
【0064】
このようにして、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、ロボット100を動作させたときのその動作を角度データとして入力し、入力した角度データに基づいて動作制御データを生成し、音声をデータとして入力し、生成した動作制御データおよび入力した音声データを他のホームゲートウェイ200に送信する一方、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した動作制御データに基づいてロボット100の動作を制御し、受信した音声データに基づいて音声を出力するようになっている。
【0065】
これにより、ロボット100による動作を伴いつつ通信の相手方と話をすることができるので、従来に比して、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に表現することができる。
さらに、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、ロボット100の動作タイミングおよび音声の出力タイミングを、通信先のロボット100の動作検出タイミングおよび音声の入力タイミングと同期させるようになっている。
【0066】
これにより、通信の相手方との間で話に合わせてロボット100の動作タイミングが同期するので、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現することができる。
上記第1の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1、2、10、11、14、15または18のコミュニケーション端末に対応し、ロボット100は、発明1、2、10、11、14、15または18の動作体に対応し、ステップS106は、発明1、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応している。また、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応し、ステップS110は、発明1、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応している。
【0067】
また、上記第1の実施の形態において、ステップS112は、発明1、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応し、ステップS156は、発明1、11若しくは15のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応している。また、ステップS158は、発明1、11若しくは15の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応し、ステップS160は、発明1、11若しくは15の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応している。
【0068】
次に、本発明の第2の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図8ないし図10は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第2の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0069】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図1に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、図8に示すように、異なる種別のロボット100間で通信を行う際に動作が不自然にならないように動作制御データを変換する点にある。
【0070】
記憶装置42には、図9に示すように、動作制御データを変換するための動作制御データ変換テーブル400が格納されている。図9は、動作制御データ変換テーブル400のデータ構造を示す図である。
動作制御データ変換テーブル400には、図9に示すように、変換対象となる動作制御データごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、人型ロボット100用の動作制御データを登録したフィールド402と、犬型ロボット100用の動作制御データを登録したフィールド404とを含んで構成されている。
【0071】
図9の例では、第1段目のレコードには、人型ロボット100の右手を動かすための動作制御データがフィールド402に、犬型ロボット100の右前足を動かすための動作制御データがフィールド404にそれぞれ登録されている。これは、人型ロボット100のホームゲートウェイ200からの動作制御データであって右手を動かすためのものであれば、その動作制御データは、犬型ロボット100用の対応する動作制御データに変換されることを意味している。
【0072】
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図10のフローチャートに示す動作制御データ変換処理を実行するようになっている。図10は、動作制御データ変換処理を示すフローチャートである。
動作制御データ変換処理は、ステップS150またはステップS258の直前に実行される処理であって、CPU30において実行されると、図10に示すように、まず、ステップS300に移行するようになっている。
【0073】
ステップS300では、通信先のロボット100の種別と自己のロボット100の種別とが同一か否かを判定し、それらロボット100の種別が異なると判定したとき(No)は、ステップS302に移行して、動作制御データ変換テーブル400を記憶装置42から読み出し、ステップS304に移行して、読み出した動作制御データ変換テーブル400を参照して、受信した動作制御データを自己のロボット100用の動作制御データに変換し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0074】
一方、ステップS300で、通信先のロボット100の種別と自己のロボット100の種別とが同一であると判定したとき(Yes)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
人型ロボット100と犬型ロボット100との間でIP電話による通話を行う場合を説明する。
【0075】
電話をかける場合、人型ロボット100をもつユーザは、ホームゲートウェイ200において通話を要求するとともに電話帳等の通話先一覧のなかから通話先となるホームゲートウェイ200を指定する。
ホームゲートウェイ200では、通話が要求されて通話先の指定が入力されると、ステップS102,S104を経て、指定されたホームゲートウェイ200に発呼信号が送信される。そして、通話先として指定したホームゲートウェイ200と通話可能な状態となると、ステップS106〜S112を経て、音声データおよび角度データが人型ロボット100から入力され、入力された角度データに基づいて人型ロボット100用の動作制御データが生成され、生成された動作制御データおよび入力された音声データが通話先となるホームゲートウェイ200に送信される。
【0076】
一方、通話先のホームゲートウェイ200では、着呼信号を受信すると、ステップS152,S154を繰り返し経て、犬型ロボット100のスピーカ112を用いて呼出音が出力される。
呼出音が鳴っている最中に通話先のユーザが着呼に応答すると、通話先のホームゲートウェイ200では、ステップS156,S158,S300を経て、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した音声データがロボット100に出力される一方、通信先のロボット100の種別と自己のロボット100の種別とが同一であるか否かが判定される。このとき、それらロボット100の種別が異なると判定されるので、ステップS302,S304を経て、動作制御データ変換テーブル400が記憶装置42から読み出され、読み出された動作制御データ変換テーブル400が参照されて、受信した動作制御データが自己のロボット100用の動作制御データに変換される。そして、ステップS160を経て、変換された動作制御データに基づいて犬型ロボット100の動作が制御される。
【0077】
このようにして、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、通信先のロボット100の種別と自己のロボット100の種別とが異なると判定したときは、動作制御データ変換テーブル400を参照して、受信した動作制御データを自己のロボット100用の動作制御データに変換するようになっている。
これにより、通信の相手方がもつロボット100の種別と、自己がもつロボット100の種別とが異なっていても、あたかも同種のロボット100を用いて通信を行っているかのようにそれぞれのロボット100が動作するので、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を損なう可能性を低減することができる。
【0078】
上記第2の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1、2、6、10、11、14、15または18のコミュニケーション端末に対応し、ロボット100は、発明1、2、6、10、11、14、15または18の動作体に対応している。また、ステップS106は、発明1、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応し、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応している。
【0079】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS110は、発明1、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応し、ステップS112は、発明1、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応している。また、ステップS156は、発明1、6、11若しくは15のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応し、ステップS158は、発明1、11若しくは15の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応している。
【0080】
また、上記第2の実施の形態において、ステップS160は、発明1、11若しくは15の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応し、ステップS300は、発明6の動作体種別判定手段に対応し、ステップS304は、発明6または8の動作制御データ変換手段に対応している。
次に、本発明の第3の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図11および図12は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第3の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0081】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図1に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、ロボット100が使用されていない間にロボット100の節電を行う点にある。
【0082】
記憶装置42には、図11に示すように、節電動作を規定した節電動作テーブル420が格納されている。図11は、節電動作テーブル420のデータ構造を示す図である。
節電動作テーブル420には、図11に示すように、ロボット100の種別ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、ロボット100の種別を登録したフィールド422と、ロボット100の節電動作を規定した動作制御データを登録したフィールド424とを含んで構成されている。
【0083】
図11の例では、第1段目のレコードには、ロボット100の種別として人型ロボット100が、動作制御データとしてあお向けに寝るという動作を規定した動作制御データがそれぞれ登録されている。これは、人型ロボット100が使用されていない間は、あお向けに寝るという動作をロボット100に行わせることを意味している。
【0084】
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図12のフローチャートに示す節電動作処理を実行するようになっている。図12は、節電動作処理を示すフローチャートである。
節電動作処理は、ロボット100の節電を行う処理であって、CPU30において実行されると、図12に示すように、まず、ステップS350に移行するようになっている。
【0085】
ステップS350では、ロボット100の周囲が所定の明るさであるか否かを判定し、ロボット100の周囲が所定の明るさ未満であると判定したとき(No)は、ステップS352に移行するが、そうでないと判定したとき(Yes)は、ロボット100の周囲が所定の明るさ未満となるまでステップS350で待機する。
ステップS352では、節電動作テーブル420を記憶装置42から読み出し、ステップS354に移行して、読み出した節電動作テーブル420を参照してロボット100の節電を行い、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0086】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
ロボット100の周囲が所定の明るさ未満となると、ホームゲートウェイ200では、ステップS352,S354を経て、節電動作テーブル420が記憶装置42から読み出され、読み出された節電動作テーブル420が参照されてロボット100の節電が行われる。例えば、ロボット100が人型である場合は、あお向けに寝るという動作が節電動作として行われる。
【0087】
このようにして、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、ロボット100の周囲が所定の明るさ未満となったときは、節電動作テーブル420を記憶装置42から読み出し、読み出した節電動作テーブル420を参照してロボット100の節電を行うようになっている。
これにより、ロボット100が使用されていない間は、節電動作が行われるので、省電力化を図ることができる。
【0088】
上記第3の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1、2、10、11、14、15または18のコミュニケーション端末に対応し、ロボット100は、発明1、2、10、11、14、15または18の動作体に対応し、ステップS106は、発明1、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応している。また、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応し、ステップS110は、発明1、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応している。
【0089】
また、上記第3の実施の形態において、ステップS112は、発明1、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応し、ステップS156は、発明1、11若しくは15のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応している。また、ステップS158は、発明1、11若しくは15の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応し、ステップS160は、発明1、11若しくは15の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応している。
【0090】
次に、本発明の第4の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図13ないし図16は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第4の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0091】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図13に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、ロボット100とともにまたはロボット100に代えて、仮想的に動作可能なキャラクタを2Dディスプレイ300に表示することによりIP電話または電子メールの送受信を行う点にある。
【0092】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図13を参照しながら説明する。図13は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
ホームゲートウェイ200には、図13に示すように、キャラクタを平面的に表示するための2Dディスプレイ300が通信可能に接続されている。ここで、ロボット100および2Dディスプレイ300が接続されていてもよいし、2Dディスプレイ300だけが接続されていてもよい。後者の場合、マイク110およびスピーカ112は、2Dディスプレイ300に設けられている。
【0093】
記憶装置42には、図14に示すように、2Dディスプレイ300で人型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル440が格納されている。図14は、2Dディスプレイ300で人型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル440のデータ構造を示す図である。
動作制御データ変換テーブル440には、図14に示すように、変換対象となる動作制御データごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、人型ロボット100用の動作制御データを登録したフィールド442と、2Dディスプレイ300で人型キャラクタを表示する場合におけるその人型キャラクタ用の動作制御データを登録したフィールド444とを含んで構成されている。
【0094】
図14の例では、第1段目のレコードには、人型ロボット100の右手を動かすための動作制御データがフィールド442に、人型キャラクタの右手を動かすための動作制御データがフィールド444にそれぞれ登録されている。これは、人型ロボット100のホームゲートウェイ200からの動作制御データであって右手を動かすためのものであれば、その動作制御データは、人型キャラクタ用の対応する動作制御データに変換されることを意味している。
【0095】
また、記憶装置42には、図15に示すように、2Dディスプレイ300で犬型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル460が格納されている。図15は、2Dディスプレイ300で犬型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル460のデータ構造を示す図である。
動作制御データ変換テーブル460には、図15に示すように、変換対象となる動作制御データごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、人型ロボット100用の動作制御データを登録したフィールド462と、2Dディスプレイ300で犬型キャラクタを表示する場合におけるその犬型キャラクタ用の動作制御データを登録したフィールド464とを含んで構成されている。
【0096】
図15の例では、第1段目のレコードには、人型ロボット100の右手を動かすための動作制御データがフィールド462に、犬型キャラクタの右前足を動かすための動作制御データがフィールド464にそれぞれ登録されている。これは、人型ロボット100のホームゲートウェイ200からの動作制御データであって右手を動かすためのものであれば、その動作制御データは、犬型キャラクタ用の対応する動作制御データに変換されることを意味している。
【0097】
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図16のフローチャートに示す動作制御データ変換処理を実行するようになっている。図16は、動作制御データ変換処理を示すフローチャートである。
動作制御データ変換処理は、ステップS150またはステップS258の直前に実行される処理であって、CPU30において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS400に移行するようになっている。
【0098】
ステップS400では、出力が2Dディスプレイ300であるか否かを判定し、出力が2Dディスプレイ300であると判定したとき(Yes)は、ステップS402に移行して、動作制御データ変換テーブル440,460を記憶装置42から読み出し、ステップS404に移行する。
ステップS404では、読み出した動作制御データ変換テーブル440,460を参照して、受信した動作制御データを人型キャラクタ用または犬型キャラクタ用の動作制御データに変換し、ステップS406に移行して、ロボット100が接続されている場合は、変換した動作制御データに基づいて、ロボット100の動作と同一の動作または連動した動作となるように2Dディスプレイ300上で人型キャラクタまたは犬型キャラクタを動作させ、ロボット100が接続されていない場合は、変換した動作制御データに基づいて2Dディスプレイ300上で人型キャラクタまたは犬型キャラクタを動作させ、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0099】
一方、ステップS400で、出力が2Dディスプレイ300でないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
次に、本実施の形態の動作を説明する。
人型ロボット100と犬型キャラクタとの間でIP電話による通話を行う場合を説明する。
【0100】
電話をかける場合、人型ロボット100をもつユーザは、ホームゲートウェイ200において通話を要求するとともに電話帳等の通話先一覧のなかから通話先となるホームゲートウェイ200を指定する。
ホームゲートウェイ200では、通話が要求されて通話先の指定が入力されると、ステップS102,S104を経て、指定されたホームゲートウェイ200に発呼信号が送信される。そして、通話先として指定したホームゲートウェイ200と通話可能な状態となると、ステップS106〜S112を経て、音声データおよび角度データが人型ロボット100から入力され、入力された角度データに基づいて人型ロボット100用の動作制御データが生成され、生成された動作制御データおよび入力された音声データが通話先となるホームゲートウェイ200に送信される。
【0101】
一方、通話先のホームゲートウェイ200では、着呼信号を受信すると、ステップS152,S154を繰り返し経て、ロボット100または2Dディスプレイ300のスピーカ112を用いて呼出音が出力される。
呼出音が鳴っている最中に通話先のユーザが着呼に応答すると、通話先のホームゲートウェイ200では、ステップS156,S158,S400を経て、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した音声データがロボット100または2Dディスプレイ300に出力される。また、ステップS402,S404を経て、動作制御データ変換テーブル460が記憶装置42から読み出され、読み出された動作制御データ変換テーブル460が参照されて、受信した動作制御データが犬型キャラクタ用の動作制御データに変換される。そして、ステップS406を経て、ロボット100が接続されている場合は、変換された動作制御データに基づいて、ロボット100の動作と同一の動作または連動した動作となるように犬型キャラクタの動作が制御される。また、ロボット100が接続されていない場合は、変換された動作制御データに基づいて犬型キャラクタの動作が制御される。
【0102】
なお、人型ロボット100と人型キャラクタとの間でIP電話による通話を行う場合についても、動作制御データ変換テーブル440が参照される点を除き同じである。
このようにして、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、仮想的なキャラクタを平面的に表示するための2Dディスプレイ300を備え、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した動作制御データに基づいてキャラクタの動作を制御し、受信した音声データに基づいて音声を出力するようになっている。
【0103】
これにより、キャラクタによる動作を伴いつつ通信の相手方と話をすることができるので、従来に比して、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に表現することができる。
上記第4の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1ないし3、10ないし12、14ないし16または18のコミュニケーション端末に対応し、2Dディスプレイ300は、発明3、5または12の動作体表示手段に対応し、ロボット100は、発明1ないし3、10、11、14、15または18の動作体に対応している。また、キャラクタは、発明3、5、12または16の仮想動作体に対応し、ステップS106は、発明1、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応し、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応している。
【0104】
また、上記第4の実施の形態において、ステップS110は、発明1、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応し、ステップS112は、発明1、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応している。また、ステップS156は、発明1、3、11、12、15若しくは16のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応し、ステップS158は、発明1、11、12、15若しくは16の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応している。
【0105】
また、上記第4の実施の形態において、ステップS160は、発明1、3、11若しくは15の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応し、ステップS406は、発明12または16の仮想動作体制御手段に対応している。
次に、本発明の第5の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図17ないし図20は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第5の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0106】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図17に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、ロボット100とともにまたはロボット100に代えて、仮想的に動作可能なキャラクタを3Dディスプレイ320に表示することによりIP電話または電子メールの送受信を行う点にある。
【0107】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図17を参照しながら説明する。図17は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
ホームゲートウェイ200には、図17に示すように、キャラクタを立体的に表示するための3Dディスプレイ320が通信可能に接続されている。ここで、ロボット100および3Dディスプレイ320が接続されていてもよいし、3Dディスプレイ320だけが接続されていてもよい。後者の場合、マイク110およびスピーカ112は、3Dディスプレイ320に設けられている。
【0108】
記憶装置42には、図18に示すように、3Dディスプレイ320で人型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル480が格納されている。図18は、3Dディスプレイ320で人型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル480のデータ構造を示す図である。
動作制御データ変換テーブル480には、図18に示すように、変換対象となる動作制御データごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、人型ロボット100用の動作制御データを登録したフィールド482と、3Dディスプレイ320で人型キャラクタを表示する場合におけるその人型キャラクタ用の動作制御データを登録したフィールド484とを含んで構成されている。
【0109】
また、記憶装置42には、図19に示すように、3Dディスプレイ320で犬型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル500が格納されている。図19は、3Dディスプレイ320で犬型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル500のデータ構造を示す図である。
動作制御データ変換テーブル500には、図19に示すように、変換対象となる動作制御データごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、人型ロボット100用の動作制御データを登録したフィールド502と、3Dディスプレイ320で犬型キャラクタを表示する場合におけるその犬型キャラクタ用の動作制御データを登録したフィールド504とを含んで構成されている。
【0110】
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図20のフローチャートに示す動作制御データ変換処理を実行するようになっている。図20は、動作制御データ変換処理を示すフローチャートである。
動作制御データ変換処理は、ステップS150またはステップS258の直前に実行される処理であって、CPU30において実行されると、図20に示すように、まず、ステップS450に移行するようになっている。
【0111】
ステップS450では、出力が3Dディスプレイ320であるか否かを判定し、出力が3Dディスプレイ320であると判定したとき(Yes)は、ステップS452に移行して、動作制御データ変換テーブル480,500を記憶装置42から読み出し、ステップS454に移行する。
ステップS454では、読み出した動作制御データ変換テーブル480,500を参照して、受信した動作制御データを人型キャラクタ用または犬型キャラクタ用の動作制御データに変換し、ステップS456に移行して、ロボット100が接続されている場合は、変換した動作制御データに基づいて、ロボット100の動作と同一の動作または連動した動作となるように3Dディスプレイ320上で人型キャラクタまたは犬型キャラクタを動作させ、ロボット100が接続されていない場合は、変換した動作制御データに基づいて3Dディスプレイ320上で人型キャラクタまたは犬型キャラクタを動作させ、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0112】
一方、ステップS450で、出力が3Dディスプレイ320でないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
なお、本実施の形態の動作は、上記第4の実施の形態において2Dディスプレイ300を用いた場合を、3Dディスプレイ320を用いた場合に置き換えるだけであり、同じ要領で行われる。
【0113】
このようにして、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、仮想的なキャラクタを立体的に表示するための3Dディスプレイ320を備え、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した動作制御データに基づいてキャラクタの動作を制御し、受信した音声データに基づいて音声を出力するようになっている。
【0114】
これにより、キャラクタによる動作を伴いつつ通信の相手方と話をすることができるので、従来に比して、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に表現することができる。
上記第5の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1ないし3、10ないし12、14ないし16または18のコミュニケーション端末に対応し、3Dディスプレイ320は、発明3、5または12の動作体表示手段に対応し、ロボット100は、発明1ないし3、10、11、14、15または18の動作体に対応している。また、キャラクタは、発明3、5、12または16の仮想動作体に対応し、ステップS106は、発明1、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応し、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応している。
【0115】
また、上記第5の実施の形態において、ステップS110は、発明1、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応し、ステップS112は、発明1、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応している。また、ステップS156は、発明1、3、11、12、15若しくは16のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応し、ステップS158は、発明1、11、12、15若しくは16の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応している。
【0116】
また、上記第5の実施の形態において、ステップS160は、発明1、3、11若しくは15の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応し、ステップS456は、発明12または16の仮想動作体制御手段に対応している。
次に、本発明の第6の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図21ないし図23は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第6の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0117】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図21に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、動作制御データを蓄積した動作制御データ蓄積サーバ360を利用する点にある。
【0118】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図21を参照しながら説明する。図21は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
図21において、家庭Aのホームゲートウェイ200には、キャラクタを立体的に表示するための3Dディスプレイ320が、家庭Bのホームゲートウェイ200には、ロボット100に代えて携帯端末340が通信可能に接続されている。また、インターネット199には、動作制御データを蓄積した動作制御データ蓄積サーバ360が接続されている。
【0119】
次に、動作制御データ蓄積サーバ360の構成を説明する。
動作制御データ蓄積サーバ360は、CPU、ROM、RAMおよびI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されており、ロボット100またはキャラクタの種別に応じてそれらの動作を制御するための動作制御データをデータベースに蓄積し、ホームゲートウェイ200または携帯端末340からの要求に応じてデータベースの動作制御データを提供するようになっている。
【0120】
動作制御データ蓄積サーバ360のデータベースには、図22に示すように、ロボット100またはキャラクタの種別に応じて参照すべきデータベースを登録したデータベース参照テーブル520が格納されている。図22は、データベース参照テーブル520のデータ構造を示す図である。
データベース参照テーブル520には、図22に示すように、ロボット100、2Dディスプレイ300および3Dディスプレイ320等の出力インターフェースごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、出力インターフェースを登録したフィールド522と、出力インターフェースに対応しかつロボット100またはキャラクタの種別に対応したデータベースへのポインタを登録したフィールド524とを含んで構成されている。
【0121】
図22の例では、第1段目のレコードには、出力インターフェースとしてロボット100が、データベースへのインデックスとして人型ロボット動作データベースへのポインタがそれぞれ登録されている。これは、人型ロボット100をもつホームゲートウェイ200と通信する場合は、人型ロボット動作データベースが参照され、そのなかから動作制御データが選択されることを意味している。
【0122】
動作制御データ蓄積サーバ360のCPUは、マイクロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図23のフローチャートに示す動作制御データ提供処理を実行するようになっている。図23は、動作制御データ提供処理を示すフローチャートである。
【0123】
動作制御データ提供処理は、携帯端末340からの提供要求に応じて動作制御データを提供する処理であって、CPUにおいて実行されると、図23に示すように、まず、ステップS500に移行するようになっている。
ステップS500では、通信先の出力インターフェースの種別およびロボット100またはキャラクタの種別を携帯端末340に問い合わせ、その応答結果に基づいて通信先の出力インターフェースがロボット100であると判定したときは、ステップS502に移行する。
【0124】
ステップS502では、データベース参照テーブル520を参照して、通信先のロボット100の種別に対応した動作データベースを読み出し、読み出した動作データベースのなかから提供要求に係る動作制御データを読み出し、ステップS504に移行して、読み出した動作制御データを携帯端末340に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0125】
一方、ステップS500で、問い合わせの応答結果に基づいて通信先の出力インターフェースが2Dディスプレイ300であると判定したときは、ステップS506に移行して、データベース参照テーブル520を参照して、通信先の2Dキャラクタの種別に対応した動作データベースを読み出し、読み出した動作データベースのなかから提供要求に係る動作制御データを読み出し、ステップS504に移行する。
【0126】
一方、ステップS500で、問い合わせの応答結果に基づいて通信先の出力インターフェースが3Dディスプレイ320であると判定したときは、ステップS506に移行して、データベース参照テーブル520を参照して、通信先の3Dキャラクタの種別に対応した動作データベースを読み出し、読み出した動作データベースのなかから提供要求に係る動作制御データを読み出し、ステップS504に移行する。
【0127】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
携帯端末340と人型ロボット100との間でIP電話による通話を行う場合を説明する。
携帯端末340のユーザが電話をかける場合、そのユーザは、まず、ホームゲートウェイ200において通話を要求するとともに電話帳等の通話先一覧のなかから通話先となるホームゲートウェイ200を指定する。さらに、ユーザは、携帯端末340において動作制御データ蓄積サーバ360にアクセスし、動作制御データを提供すべき提供要求を送信する。
【0128】
動作制御データ蓄積サーバ360では、提供要求を受信すると、ステップS500を経て、通話先の出力インターフェースの種別およびロボット100またはキャラクタの種別が携帯端末340に問い合わせられる。
携帯端末340では、通話先の出力インターフェースがロボット100であり、ロボット100の種別が人型なので、ユーザは、動作制御データ蓄積サーバ360に対してその旨を応答する。この応答は、もちろんユーザが指定する通話先から自動的に判別してもよい。
【0129】
動作制御データ蓄積サーバ360では、携帯端末340からの応答があると、その応答結果が人型ロボット100である旨の応答なので、ステップS502を経て、データベース参照テーブル520が参照されて、通話先のロボット100の種別に対応した動作データベースが読み出され、読み出された動作データベースのなかから提供要求に係る動作制御データが読み出される。そして、ステップS504を経て、読み出された動作制御データが携帯端末340に送信される。
【0130】
携帯端末340では、動作制御データを受信すると、受信した動作制御データがホームゲートウェイ200に送信される。
ホームゲートウェイ200では、通話が要求されて通話先の指定が入力されると、ステップS102,S104を経て、指定されたホームゲートウェイ200に発呼信号が送信される。そして、通話先として指定したホームゲートウェイ200と通話可能な状態となると、ステップS106〜S112を経て、音声データが携帯端末340から入力され、携帯端末340から動作制御データを受信し、受信した動作制御データおよび入力された音声データが通話先となるホームゲートウェイ200に送信される。
【0131】
一方、通話先のホームゲートウェイ200では、着呼信号を受信すると、ステップS152,S154を繰り返し経て、人型ロボット100のスピーカ112を用いて呼出音が出力される。
呼出音が鳴っている最中に通話先のユーザが着呼に応答すると、通話先のホームゲートウェイ200では、ステップS156を経て、動作制御データおよび音声データを受信し、受信した音声データがロボット100に出力され、受信した動作制御データに基づいてロボット100の動作が制御される。
【0132】
このようにして、本実施の形態では、動作制御データ蓄積サーバ360は、動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを動作データベースから読み出し、読み出した動作制御データを提供要求の送信元となる携帯端末340に送信するようになっている。
これにより、ロボット100を動かさなくても動作制御データ蓄積サーバ360を利用することにより、通信の相手方がもつロボット100を動作させることができるので、通信を行う際の手間を低減することができる。
【0133】
上記第6の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1ないし3、9ないし18のコミュニケーション端末に対応し、動作制御データ蓄積サーバ360は、発明9、13または17の動作制御データ蓄積端末に対応し、動作データベースは、発明9、13または17の動作制御データ記憶手段に対応している。また、3Dディスプレイ320は、発明3、5または12の動作体表示手段に対応し、ロボット100は、発明1ないし3、10、11、14、15または18の動作体に対応し、キャラクタは、発明3、5、12または16の仮想動作体に対応している。
【0134】
また、上記第6の実施の形態において、ステップS106は、発明1、9、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応し、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応している。また、ステップS110は、発明1、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応し、ステップS112は、発明1、9、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応している。
【0135】
また、上記第6の実施の形態において、ステップS156は、発明1、3、11、12、15若しくは16のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応し、ステップS158は、発明1、11、12、15若しくは16の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応している。また、ステップS160は、発明1、3、11、12、15若しくは16の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応し、ステップS500〜S508は、発明9、13または17の動作制御データ提供手段に対応している。
【0136】
次に、本発明の第7の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図24は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法の第7の実施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0137】
本実施の形態は、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図24に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるのは、ロボット100とともに、仮想的に動作可能なキャラクタを3Dディスプレイ320に表示することによりIP電話または電子メールの送受信を行う点にある。
【0138】
まず、本発明を適用するネットワークシステムの構成を図24を参照しながら説明する。図24は、本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
ホームゲートウェイ200には、図24に示すように、ロボット100と、3Dディスプレイ320とが通信可能に接続されている。そして、3Dディスプレイ320には、自己のロボット100の動作と同一の動作または連動した動作を行う人型キャラクタAと、通信先のロボット100の動作と同一の動作または連動した動作を行う人型キャラクタBとが表示される。
【0139】
CPU30は、図4のフローチャートに示す発呼処理として、ステップS110の後に、ステップS110で生成した動作制御データに基づいて3Dディスプレイ320上で人型キャラクタAの動作を制御する処理を実行するようになっている。また、図5のフローチャートに示す着呼処理として、ステップS156の後に、ステップS156で受信した動作制御データに基づいて、ロボット100の動作と同一の動作または連動した動作となるように3Dディスプレイ320上で人型キャラクタBの動作を制御する処理を実行するようになっている。
【0140】
このような構成であれば、ホームゲートウェイ200間で通信を行う場合、自己のホームゲートウェイ200では、ロボット100を動かすと、その動作に伴って動作制御データが生成され、生成された動作制御データに基づいて3Dディスプレイ320上で人型キャラクタAの動作が制御される。これにより、ロボット100の動作に伴って人型キャラクタAが動作する。
【0141】
一方、通信先のホームゲートウェイ200では、動作制御データおよび音声データを受信すると、受信した動作制御データに基づいてロボット100の動作が制御されるとともに、ロボット100の動作と同一の動作または連動した動作となるように3Dディスプレイ320上で人型キャラクタBの動作が制御される。したがって、自己の側では、自己のロボット100の動きと通信先のロボット100の動きとが2体の人型キャラクタA,Bの動きによって把握することができ、同様に通信先では、通信先のロボット100の動きと自己のロボット100の動きとが2体の人型キャラクタA,Bの動きによって把握することができる。
【0142】
このようにして、本実施の形態では、ホームゲートウェイ200は、ステップS110で生成した動作制御データに基づいて3Dディスプレイ320上で人型キャラクタAの動作を制御するとともに、ステップS156で受信した動作制御データに基づいて、ロボット100の動作と同一の動作または連動した動作となるように3Dディスプレイ320上で人型キャラクタBの動作を制御するようになっている。
【0143】
これにより、3Dディスプレイ320では、人型キャラクタAが自己のロボット100の動作を、人型キャラクタBが通信先のロボット100の動作をそれぞれ表現するので、コミュニケーションがリアルになり、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現することができる。
上記第7の実施の形態において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明1ないし3、10ないし12、14ないし16または18のコミュニケーション端末に対応し、3Dディスプレイ320は、発明3、5または12の動作体表示手段に対応し、ロボット100は、発明1ないし5、10ないし12、14ないし16または18の動作体に対応している。また、人型キャラクタAは、発明4の第1仮想動作体に対応し、人型キャラクタBは、発明4の第2仮想動作体に対応し、ステップS106は、発明1、10若しくは14の音声入力手段、または発明18の音声入力ステップに対応している。
【0144】
また、上記第7の実施の形態において、ステップS108は、発明1、10若しくは14の動作検出手段、または発明18の動作検出ステップに対応し、ステップS110は、発明1、4、10若しくは14の動作制御データ生成手段、または発明18の動作制御データ生成ステップに対応している。また、ステップS112は、発明1、10若しくは14のデータ送信手段、または発明18のデータ送信ステップに対応し、ステップS156は、発明1、3、4、11、12、15若しくは16のデータ受信手段、または発明18のデータ受信ステップに対応している。
【0145】
また、上記第7の実施の形態において、ステップS158は、発明1、11、12、15若しくは16の音声出力手段、または発明18の音声出力ステップに対応し、ステップS160は、発明1、3、4、11、12、15若しくは16の動作体制御手段、または発明18の動作体制御ステップに対応している。
なお、上記第2の実施の形態においては、通信先のホームゲートウェイ200で動作制御データを変換するように構成したが、これに限らず、自己のホームゲートウェイ200で動作制御データを変換するように構成することもできる。具体的には、ホームゲートウェイ200は、通信先のロボット100の種別と自己のロボット100の種別とが異なると判定したときは、動作制御データ変換テーブル400を参照して、生成した動作制御データを通信先のロボット100用の動作制御データに変換する。
【0146】
これにより、通信の相手方がもつロボット100の種別と、自己がもつロボット100の種別とが異なっていても、あたかも同種のロボット100を用いて通信を行っているかのようにそれぞれのロボット100が動作するので、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を損なう可能性を低減することができる。
この場合において、ロボット100およびホームゲートウェイ200は、発明7のコミュニケーション端末に対応し、ロボット100は、発明7の動作体に対応し、ステップS110は、発明7の動作制御データ生成手段に対応し、ステップS300は、発明7の動作体種別判定手段に対応している。また、ステップS304は、発明7の動作制御データ変換手段に対応している。
【0147】
また、上記実施の形態においては、ロボット100とホームゲートウェイ200とを別体として構成したが、これに限らず、ロボット100とホームゲートウェイ200とを一体として構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、2Dディスプレイ300または3Dディスプレイ320とホームゲートウェイ200とを別体として構成したが、これに限らず、2Dディスプレイ300または3Dディスプレイ320とホームゲートウェイ200とを一体として構成してもよい。
【0148】
また、上記実施の形態においては、図4、図5、図6、図7、図10、図12、図16、図20および図23のフローチャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、ROM32にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する場合について説明したが、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにしてもよい。
【0149】
ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法のいかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0150】
また、上記実施の形態においては、本発明に係るコミュニケーション支援システム、コミュニケーション端末、動作制御データ蓄積端末および端末用プログラム、並びにコミュニケーション支援方法を、図1に示すように、家庭A,B間において、ロボット100を動かしながらIP電話または電子メールの送受信を行う場合について適用したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも適用可能である。
【0151】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る請求項1ないし9記載のコミュニケーション支援システムによれば、動作体による動作を伴いつつ通信の相手方と話をすることができるので、従来に比して、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に表現することができるという効果が得られる。
【0152】
さらに、本発明に係る請求項2記載のコミュニケーション支援システムによれば、通信の相手方との間で話に合わせて動作体の動作タイミングが同期するので、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現することができるという効果も得られる。
さらに、本発明に係る請求項4記載のコミュニケーション支援システムによれば、動作体表示手段では、第1仮想動作体が自己の動作体の動作を、第2仮想動作体が相手方の動作体の動作をそれぞれ表現するので、コミュニケーションがリアルになり、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気をさらに詳細に表現することができるという効果も得られる。
【0153】
さらに、本発明に係る請求項6または7記載のコミュニケーション支援システムによれば、通信の相手方がもつ動作体の種別と、自己がもつ動作体の種別とが異なっていても、あたかも同種の動作体を用いて通信を行っているかのようにそれぞれの動作体が動作するので、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を損なう可能性を低減することができるという効果も得られる。
【0154】
さらに、本発明に係る請求項9記載のコミュニケーション支援システムによれば、動作体を動かさなくても動作制御データ蓄積端末を利用することにより、通信の相手方がもつ動作体を動作させることができるので、通信を行う際の手間を低減することができるという効果も得られる。
一方、本発明に係る請求項10ないし12記載のコミュニケーション端末によれば、動作体による動作を伴いつつ通信の相手方と話をすることができるので、従来に比して、文章や通話では伝わりにくい感情や雰囲気を比較的詳細に表現することができるという効果が得られる。
【0155】
一方、本発明に係る請求項13記載の動作制御データ蓄積端末によれば、動作体を動かさなくても動作制御データ蓄積端末を利用することにより、通信の相手方がもつ動作体を動作させることができるので、通信を行う際の手間を低減することができるという効果も得られる。
一方、本発明に係る請求項14記載の端末用プログラムによれば、請求項10記載のコミュニケーション端末と同等の効果が得られる。
【0156】
さらに、本発明に係る請求項15記載の端末用プログラムによれば、請求項11記載のコミュニケーション端末と同等の効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項16記載の端末用プログラムによれば、請求項12記載のコミュニケーション端末と同等の効果が得られる。
さらに、本発明に係る請求項17記載の端末用プログラムによれば、請求項13記載の動作制御データ蓄積端末と同等の効果が得られる。
【0157】
一方、本発明に係る請求項18記載のコミュニケーション支援方法によれば、請求項1記載のコミュニケーション支援システムと同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】ロボット100の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】ホームゲートウェイ200の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】発呼処理を示すフローチャートである。
【図5】着呼処理を示すフローチャートである。
【図6】電子メール送信処理を示すフローチャートである。
【図7】電子メール受信処理を示すフローチャートである。
【図8】異なる種別のロボット100間で通信を行う際に動作制御データを変換する様子を示す図である。
【図9】動作制御データ変換テーブル400のデータ構造を示す図である。
【図10】動作制御データ変換処理を示すフローチャートである。
【図11】節電動作テーブル420のデータ構造を示す図である。
【図12】節電動作処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図14】2Dディスプレイ300で人型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル440のデータ構造を示す図である。
【図15】2Dディスプレイ300で犬型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル460のデータ構造を示す図である。
【図16】動作制御データ変換処理を示すフローチャートである。
【図17】本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図18】3Dディスプレイ320で人型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル480のデータ構造を示す図である。
【図19】3Dディスプレイ320で犬型キャラクタを表示する場合の動作制御データ変換テーブル500のデータ構造を示す図である。
【図20】動作制御データ変換処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図22】データベース参照テーブル520のデータ構造を示す図である。
【図23】動作制御データ提供処理を示すフローチャートである。
【図24】本発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…ロボット、102…可動部、104…回転駆動部、106…可動量検出部、108…制御部、110…マイク、112…スピーカ、114…I/F、200…ホームゲートウェイ、30…CPU、32…ROM、34…RAM、38…I/F、40…入力装置、42…記憶装置、44…表示装置、300…2Dディスプレイ、320…3Dディスプレイ、340…携帯端末、360…動作制御データ蓄積サーバ、400,440,460…動作制御データ変換テーブル、480,500…動作制御データ変換テーブル、420…節電動作テーブル、520…データベース参照テーブル、199…インターネット
Claims (18)
- 複数のコミュニケーション端末を通信可能に接続し、前記コミュニケーション端末間で音声による通信を行うシステムであって、
前記コミュニケーション端末は、物理的に動作可能な動作体と、外的作用により前記動作体を動作させたときの当該動作を検出する動作検出手段と、前記動作検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、音声をデータとして入力する音声入力手段と、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データ及び前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信手段と、前記動作制御データ及び前記音声データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段と、前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段とを有することを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項1において、
通信の相手方となる一方の前記コミュニケーション端末における前記動作体の動作タイミング及び前記音声の出力タイミングと、通信の相手方となる他方の前記コミュニケーション端末における前記動作体の動作検出タイミング及び前記音声の入力タイミングとを同期させるようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項1及び2のいずれかにおいて、
前記コミュニケーション端末は、仮想的に動作可能な仮想動作体を表示するための動作体表示手段を有し、
前記動作体制御手段は、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて、前記動作体の動作と同一の動作又は連動した動作となるように前記仮想動作体の動作を制御するようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項3において、
前記動作体制御手段は、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データに基づいて第1仮想動作体の動作を制御するとともに、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて、前記動作体の動作と同一の動作又は連動した動作となるように第2仮想動作体の動作を制御するようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項3及び4のいずれかにおいて、
前記動作体表示手段は、前記仮想動作体を平面的に表示するための2Dディスプレイ及び前記仮想動作体を立体的に表示するための3Dディスプレイのうちいずれかであることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記コミュニケーション端末は、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別を判定する動作体種別判定手段と、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて前記データ受信手段で受信した動作制御データを変換する動作制御データ変換手段とを有し、
前記動作制御データ変換手段は、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別と、本コミュニケーション端末の動作体の種別とが異なると判定したときは、前記データ受信手段で受信した動作制御データを、本コミュニケーション端末の動作体用の動作制御データに変換するようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
前記コミュニケーション端末は、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別を判定する動作体種別判定手段と、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データを変換する動作制御データ変換手段とを有し、
前記動作制御データ変換手段は、前記動作体種別判定手段の判定結果に基づいて、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体の種別と、本コミュニケーション端末の動作体の種別とが異なると判定したときは、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データを、通信の相手方となる前記コミュニケーション端末の動作体用の動作制御データに変換するようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項6及び7のいずれかにおいて、
特定種別の動作体用の前記動作制御データと前記特定種別とは異なる種別の動作体用の前記動作制御データとを対応付けた動作制御データ変換テーブルを記憶した変換テーブル記憶手段を備え、
前記動作制御データ変換手段は、前記変換テーブル記憶手段の動作制御データ変換テーブルを参照して前記動作制御データを変換するようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記動作制御データを蓄積する動作制御データ蓄積端末を通信可能に接続し、
前記動作制御データ蓄積端末は、前記動作制御データを記憶するための動作制御データ記憶手段と、前記動作制御データ記憶手段の動作制御データを前記コミュニケーション端末に提供する動作制御データ提供手段とを有し、
前記動作制御データ提供手段は、前記動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを前記動作制御データ記憶手段から読み出し、読み出した動作制御データを前記提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信するようになっており、
前記コミュニケーション端末は、前記動作制御データ蓄積端末から前記動作制御データを取得する動作制御データ取得手段を有し、
前記データ送信手段は、前記動作制御データ取得手段で取得した動作制御データ及び前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するようになっていることを特徴とするコミュニケーション支援システム。 - 請求項1記載のコミュニケーション支援システムにおけるコミュニケーション端末と通信可能に接続し、音声による通信を行う端末であって、
物理的に動作可能な動作体と、外的作用により前記動作体を動作させたときの当該動作を検出する動作検出手段と、前記動作検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成手段と、音声をデータとして入力する音声入力手段と、前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データ及び前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とするコミュニケーション端末。 - 請求項1記載のコミュニケーション支援システムにおけるコミュニケーション端末と通信可能に接続し、音声による通信を行う端末であって、
物理的に動作可能な動作体と、前記動作制御データ及び前記音声データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段と、前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段とを備えることを特徴とするコミュニケーション端末。 - 請求項1記載のコミュニケーション支援システムにおけるコミュニケーション端末と通信可能に接続し、音声による通信を行う端末であって、
仮想的に動作可能な仮想動作体を表示するための動作体表示手段と、前記動作制御データ及び前記音声データを受信するデータ受信手段と、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記仮想動作体の動作を制御する仮想動作体制御手段と、前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段とを備えることを特徴とするコミュニケーション端末。 - 請求項9記載のコミュニケーション支援システムにおけるコミュニケーション端末と通信可能に接続し、前記動作制御データを蓄積する端末であって、
前記動作制御データを記憶するための動作制御データ記憶手段と、前記動作制御データ記憶手段の動作制御データを前記コミュニケーション端末に提供する動作制御データ提供手段とを備え、
前記動作制御データ提供手段は、前記動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを前記動作制御データ記憶手段から読み出し、読み出した動作制御データを前記提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信するようになっていることを特徴とする動作制御データ蓄積端末。 - コンピュータからなる請求項10記載のコミュニケーション端末に実行させるためのプログラムであって、
外的作用により前記動作体を動作させたときの当該動作を検出する動作検出手段、前記動作検出手段の検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成手段、音声をデータとして入力する音声入力手段、並びに前記動作制御データ生成手段で生成した動作制御データ及び前記音声入力手段で入力した音声データを他の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであることを特徴とする端末用プログラム。 - コンピュータからなる請求項11記載のコミュニケーション端末に実行させるためのプログラムであって、
前記動作制御データ及び前記音声データを受信するデータ受信手段、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御手段、並びに前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであることを特徴とする端末用プログラム。 - コンピュータからなる請求項12記載のコミュニケーション端末に実行させるためのプログラムであって、
前記動作制御データ及び前記音声データを受信するデータ受信手段、前記データ受信手段で受信した動作制御データに基づいて前記仮想動作体の動作を制御する仮想動作体制御手段、並びに前記データ受信手段で受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであることを特徴とする端末用プログラム。 - コンピュータからなる請求項13記載の動作制御データ蓄積端末に実行させるためのプログラムであって、
前記動作制御データ記憶手段の動作制御データを前記コミュニケーション端末に提供する動作制御データ提供手段として実現される処理を実行させるためのプログラムであり、
前記動作制御データ提供手段は、前記動作制御データの提供要求を受信したときは、受信した提供要求に係る動作制御データを前記動作制御データ記憶手段から読み出し、読み出した動作制御データを前記提供要求の送信元となるコミュニケーション端末に送信するようになっていることを特徴とする端末用プログラム。 - 物理的に動作可能な動作体を有する複数のコミュニケーション端末を通信可能に接続し、前記コミュニケーション端末間で音声による通信を行う方法であって、
通信の相手方となる一方の前記コミュニケーション端末に対しては、
前記動作体を外的作用により動作させたときの当該動作を検出する動作検出ステップと、前記動作検出ステップの検出結果に基づいて前記動作体の動作を制御するための動作制御データを生成する動作制御データ生成ステップと、音声をデータとして入力する音声入力ステップと、前記動作制御データ生成ステップで生成した動作制御データ及び前記音声入力ステップで入力した音声データを通信の相手方となる他方の前記コミュニケーション端末に送信するデータ送信ステップとを含み、
前記他方のコミュニケーション端末に対しては、
前記動作制御データ及び前記音声データを受信するデータ受信ステップと、前記データ受信ステップで受信した動作制御データに基づいて前記動作体の動作を制御する動作体制御ステップと、前記データ受信ステップで受信した音声データに基づいて音声を出力する音声出力ステップとを含むことを特徴とするコミュニケーション支援方法。
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