JP2004047436A - 制御弁式鉛蓄電池の製造方法及び制御弁式鉛蓄電池の製造装置 - Google Patents
制御弁式鉛蓄電池の製造方法及び制御弁式鉛蓄電池の製造装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】制御弁式鉛蓄電池の製造に適した溝部を有するリテーナを製造する。
【解決手段】搬送中の長尺状リテーナ21を、押え板6を用いて上方から押えた状態にする。そして、底面部分に一対の溝形成刃15を有する溝形成冶具5を用い、該溝形成冶具5を長尺状リテーナ21に押し当てて溝部10を形成する。その後、長尺状リテーナ21を一定の寸法ごとに切断し、溝部10で内側に折り曲げてリテーナ1を製造して制御弁式鉛蓄電池に用いる。送りローラの回転を、一定の回転数又は一定の回転角度ごとに一時的に停止させて、前記長尺状リテーナ21の搬送を停止させた状態で溝部10を形成することもできる。
【選択図】 図1
【解決手段】搬送中の長尺状リテーナ21を、押え板6を用いて上方から押えた状態にする。そして、底面部分に一対の溝形成刃15を有する溝形成冶具5を用い、該溝形成冶具5を長尺状リテーナ21に押し当てて溝部10を形成する。その後、長尺状リテーナ21を一定の寸法ごとに切断し、溝部10で内側に折り曲げてリテーナ1を製造して制御弁式鉛蓄電池に用いる。送りローラの回転を、一定の回転数又は一定の回転角度ごとに一時的に停止させて、前記長尺状リテーナ21の搬送を停止させた状態で溝部10を形成することもできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及び制御弁式鉛蓄電池の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
制御弁式鉛蓄電池は、無停電電源装置などの非常用電源や自動車用バッテリとして広く使用されている。なお、制御弁式鉛蓄電池は図5に示されるように、正極板16と負極板17とをリテーナ1を介して積層した後に、それぞれの耳部18をキャストン溶接してストラップ19と極柱20とを有する電極群を作製して製造している。
【0003】
ここで、使用するリテーナ1の仕様は、制御弁式鉛蓄電池の容量や用途によるものの、一般的には、厚みが約1〜5mm程度のガラス繊維製のマット状をしたものである。そして、リテーナ1は、電解液保持体及び、正極板16や負極板17を固定するための保持体としての役割をはたすものである。従来からリテーナ1を略U字状に折り曲げた後に、その内側に正極板16を挟み込み、負極板17と積層・溶接して電極群を製造していた。
【0004】
そして、図5に示されるような電極群を、図示されていない電槽に挿入し、蓋を電槽に溶着し、希硫酸電解液を注液して制御弁式鉛蓄電池を作製していた。
【0005】
ここで、特定の冶具を用いて、リテーナ1を折り曲げる手法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この方法では、連続したリテーナの折り曲げが難しいという問題点があった。
【0006】
また、長尺状リテーナにあらかじめプレス等により溝部を付けておき、その溝部に沿って折り曲げる手法も、開示されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、一般的に使用されているリテーナ1は、上記したように一定の厚みを有するマット状をしていることや、制御弁式鉛蓄電池の機種等によっても厚みやそのガラス繊維密度が異なることなどの理由から、機種ごとに適切な形状の溝部を精度良く工業的に作るのが困難であった。
【0007】
【特許文献1】
特開昭52−46450号
【特許文献2】
特開昭52−515640号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、上記したようなリテーナ1は、一定厚みを有するマット状をしており弾力性を有していることや、使用する制御弁式鉛蓄電池の用途や機種等によっても、その厚みやガラス繊維密度が異なるものである。したがって、図5に示すように各種のリテーナ1を工業的に寸法精度良く、略U字状に折り曲げる工程は、技術的にも難しい場合があった。
【0009】
そして、リテーナ1が中央部付近で折り曲げられていない場合には、正極板両側の高さ方向にズレが生じて、隣接する正極板16と負極板17との間で短絡をする場合も認められていた。
【0010】
本発明の目的は、各種制御弁式鉛蓄電池に使用するためのリテーナの折り曲げに適した溝部をあらかじめ形成する方法及びその製造装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明では、底面部分に溝形成刃を有する溝形成冶具を、一定間隔ごとに長尺状リテーナの上方から押し当てて溝部を形成する。そして、溝部を形成した長尺状リテーナを一定寸法で切断をした後に、前記溝部に沿って内側に折り曲げて製造するものである。
【0012】
すなわち請求項1の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造方法において、前記リテーナは、溝形成冶具の底面部分に取り付けた複数枚の溝形成刃を、一定間隔ごとに長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造方法において、
前記リテーナは、一定間隔ごとに長尺状リテーナを、上方から押さえ板で押えた後に、溝形成冶具の底面部分に取り付けた一対の溝形成刃を、前記長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴としている。
【0014】
請求項3の発明では、請求項1又は請求項2記載の溝部は、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で形成されたものであることを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造装置において、
前記リテーナは、底面部分に取り付けた溝形成刃を有する溝形成冶具を用い、該溝形成冶具を一定間隔ごとに長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げることを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造装置において、
前記リテーナは、一定間隔ごとに長尺状リテーナを、上方から押さえ板で押えた後に、溝形成冶具の底面部分に取り付けた溝形成刃を、前記長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴としている。
【0017】
請求項6の発明では、請求項4又は5記載の溝形成冶具の底面部分には、一対の溝形成刃が取り付けられていることを特徴としている。
【0018】
請求項7の発明では、請求項6記載の溝形成刃の間隔と突出高さは、可変にできることを特徴としている。
【0019】
請求項8の発明では、請求項7記載の溝形成冶具は、溝形成刃の付いた溝形成刃保持体を保持枠に固定した物であることを特徴としている。
【0020】
請求項9の発明では、請求項4、5、6、7又は8記載の溝部は、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で形成することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図1〜6を用いて、本発明に係わる制御弁式鉛蓄電池の製造方法及び製造装置について詳細に説明する。
【0022】
1.溝部形成装置の概要
図1、4は、本発明に係わる制御弁式鉛蓄電池の製造装置のうちで、溝部形成装置部分の概略図である。すなわち、図4において、ロール状に巻かれている長尺状リテーナ21は、送りローラ3で引張られて右方向に搬送される。長尺状リテーナ21は、フリーローラ2を通過し、ガイド冶具8に沿って進行し、詳細については後述する溝形成冶具5で溝部10を形成した後に、シェア4を用いて一定寸法に切断される。
【0023】
ここで、送りローラ3は、一定の回転数又は一定の回転角度ごとに回転を停止することもできようにした。すなわち、送りローラ3は、いわゆるピッチ搬送が可能な機能とし、長尺状リテーナ21があらかじめ決められた距離を進むごとにその搬送を一時的に停止させることができようにした。そして、長尺状リテーナ21の搬送を一時的に停止させ状態で、上方から溝形成冶具5を押し当てることによって、一定間隔で溝部10を形成することもできる。
【0024】
加えて、本発明に係わる製造装置では、フリーローラ2を通過した長尺状リテーナ21は、1対のガイド冶具8の間を搬送するようにした。したがって、長尺状リテーナ21の左右の端の部分が多少浮き上がったような場合でも、1対のガイド冶具8の間から外れることのないようにすることができる。
【0025】
2.溝形成冶具の構造
図1、6に、本発明に係わる溝部10を形成するための溝形成冶具5及びその周辺の詳細な構造を示す。すなわち、略直方体形状をした溝形成冶具5の底面部分には、一定の間隔を隔てて、一対の略平板形状をした溝形成刃15が垂直方向に取り付けられている。
【0026】
ここで溝形成冶具5として、図6に示すように、溝形成刃15の付いた溝形成刃保持体23を保持枠24にボルト22を用いて固定するようにした。溝形成冶具5をこの構造にすることによって、長尺状リテーナ21厚みや密度に応じて、使用する一対の溝形成刃15の間隔や、その高さに応じて行う型替え作業を容易に、短時間ですることができる。
【0027】
本実施例では、溝形成刃15を、溝形成冶具5の底面部分から長尺状リテーナ21厚みや密度に応じて、その厚みの1/2〜4/5程度の挿入するようにした。このようにすると、後工程であるリテーナ1を内側に折り曲げる工程において、リテーナ1が溝部10で破断することを防止することができることも確認した。
【0028】
加えて、本発明に係わる溝形成冶具5では、一対の溝形成刃15の間隔や突出高さを変えられるようにした。したがって、制御弁式鉛蓄電池の機種などに応じて、長尺状リテーナ21の厚みやガラス繊維密度が異なるような場合にも一対の溝形成刃15の間隔や突出高さを変えることによって、溝部10の形状等を容易に調整することができる(図2、3)。
【0029】
このように長尺状リテーナ21に応じて、一対の溝形成刃15の間隔や高さを調整することによって、リテーナ1の折り曲げ時における溝部10の部分での切れを防止することができる。
【0030】
3.溝部形成装置の運転
図1〜3を用いて、本発明に係わる溝部10を形成する溝部形成装置の運転状況について説明する。
【0031】
本発明に係わる溝部形成装置では、長尺状リテーナ21が一定の間隔を搬送されるごとに、溝形成冶具5を上方から下方へ移動させて、前記溝形成冶具5に取り付けられている溝形成刃15を長尺状リテーナ21に押し当てて、溝部10を形成するようにした。
【0032】
なお、回転している送りローラ3が一時的に停止する際や、溝形成刃15を下方から上方へ移動する際に、搬送中の長尺状リテーナ21の一部が持ち上がったする場合が認められた。このような状態で、溝形成刃15を長尺状リテーナ21に押し当てると、寸法精度良く溝部10を形成することができない。
【0033】
そこで、本発明では、図2、3に示すように、先に平板状をした押え板6で上方向から押えておき、その後に溝形成刃15を長尺状リテーナ21に押し当てるようにした。このようにして、溝部10を形成すると、長尺状リテーナ21が変形したり、持ち上がったすることもない。したがって、本発明を用いると寸法精度良く、一定の間隔で溝部10を形成することができる。
【0034】
なお、押え板6や溝形成刃15を引き上げる際にも、溝形成刃15を押え板6よりも先に引き上げるようにした。このようにすると、長尺状リテーナ21が溝形成刃15にからみつくようなこともない。
【0035】
本発明に係わる溝形成冶具5では、一対の溝形成刃15の間隔や突出する高さを変えられるようにしている。そこで、図2に示すように、薄く、低密度の長尺状リテーナ21に溝部10を形成する場合には、一対の溝形成刃15の間隔を狭くするとともに、その突出高さが小さくするようにした。
【0036】
一方、図3に示すように、厚く、高密度の長尺状リテーナ21に溝部10を形成するような場合には、一対の溝形成刃15の間隔を広くするとともに、突出高さも大きくなるようにした。このように溝部10の間隔や深さを調整することによって、リテーナ1の折り曲げを容易にするとともに、溝部10の部分での切れを防止することができる。
【0037】
ここで、具体的には、長尺状リテーナ21の厚みに対して、1/2〜4/5程度、より好ましくは、2/3〜3/4程度、溝形成刃15が挿入されるようにすると、後工程において、リテーナ1の折り曲げを容易にすることができる。
【0038】
本発明に係わる製造装置を用いると、図1の右上方部分に示されているように、リテーナ1に形成されている溝部10に沿って、容易に内側にU字状に内側に折り曲げることができる。したがって、折り曲げられたリテーナ1の内側に正極板6を精度良く挟み込むことができ、正極板6の左右の高さに位置ズレが生じることもない。
【0039】
なお、上述したように、溝部10は、長尺状リテーナをピッチ搬送とし、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で、溝形成刃15を押し当てて形成することもできる。
【0040】
【発明の効果】
上述したように、本発明を用いることによって、各種の制御弁式鉛蓄電池の製造に適した溝部を有するリテーナを製造することができるために、工業上きわめて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる溝部形成装置の要部概略図である。
【図2】本発明に係わる溝部形成装置を厚いリテーナに用いた場合の概略図である。
【図3】本発明に係わる溝部形成装置を薄いリテーナに用いた場合の概略図である。
【図4】本発明に係わる溝部形成装置の全体概略図である。
【図5】制御弁式鉛蓄電池に用いる電極群の概略図である。
【図6】本発明に係わる溝形成冶具の概略図である。
【符号の説明】
1:リテーナ、2:フリーローラ、3:送りローラ、4:シェア、
5:溝形成冶具、6:押え板、8:ガイド冶具、10:溝部、15:溝形成刃、16:正極板、17:負極板、18:耳部、19:ストラップ、20:極柱、
21:長尺状リテーナ、22:ボルト、23:溝形成刃保持体、24:保持枠
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御弁式鉛蓄電池の製造方法及び制御弁式鉛蓄電池の製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
制御弁式鉛蓄電池は、無停電電源装置などの非常用電源や自動車用バッテリとして広く使用されている。なお、制御弁式鉛蓄電池は図5に示されるように、正極板16と負極板17とをリテーナ1を介して積層した後に、それぞれの耳部18をキャストン溶接してストラップ19と極柱20とを有する電極群を作製して製造している。
【0003】
ここで、使用するリテーナ1の仕様は、制御弁式鉛蓄電池の容量や用途によるものの、一般的には、厚みが約1〜5mm程度のガラス繊維製のマット状をしたものである。そして、リテーナ1は、電解液保持体及び、正極板16や負極板17を固定するための保持体としての役割をはたすものである。従来からリテーナ1を略U字状に折り曲げた後に、その内側に正極板16を挟み込み、負極板17と積層・溶接して電極群を製造していた。
【0004】
そして、図5に示されるような電極群を、図示されていない電槽に挿入し、蓋を電槽に溶着し、希硫酸電解液を注液して制御弁式鉛蓄電池を作製していた。
【0005】
ここで、特定の冶具を用いて、リテーナ1を折り曲げる手法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この方法では、連続したリテーナの折り曲げが難しいという問題点があった。
【0006】
また、長尺状リテーナにあらかじめプレス等により溝部を付けておき、その溝部に沿って折り曲げる手法も、開示されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、一般的に使用されているリテーナ1は、上記したように一定の厚みを有するマット状をしていることや、制御弁式鉛蓄電池の機種等によっても厚みやそのガラス繊維密度が異なることなどの理由から、機種ごとに適切な形状の溝部を精度良く工業的に作るのが困難であった。
【0007】
【特許文献1】
特開昭52−46450号
【特許文献2】
特開昭52−515640号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、上記したようなリテーナ1は、一定厚みを有するマット状をしており弾力性を有していることや、使用する制御弁式鉛蓄電池の用途や機種等によっても、その厚みやガラス繊維密度が異なるものである。したがって、図5に示すように各種のリテーナ1を工業的に寸法精度良く、略U字状に折り曲げる工程は、技術的にも難しい場合があった。
【0009】
そして、リテーナ1が中央部付近で折り曲げられていない場合には、正極板両側の高さ方向にズレが生じて、隣接する正極板16と負極板17との間で短絡をする場合も認められていた。
【0010】
本発明の目的は、各種制御弁式鉛蓄電池に使用するためのリテーナの折り曲げに適した溝部をあらかじめ形成する方法及びその製造装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明では、底面部分に溝形成刃を有する溝形成冶具を、一定間隔ごとに長尺状リテーナの上方から押し当てて溝部を形成する。そして、溝部を形成した長尺状リテーナを一定寸法で切断をした後に、前記溝部に沿って内側に折り曲げて製造するものである。
【0012】
すなわち請求項1の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造方法において、前記リテーナは、溝形成冶具の底面部分に取り付けた複数枚の溝形成刃を、一定間隔ごとに長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造方法において、
前記リテーナは、一定間隔ごとに長尺状リテーナを、上方から押さえ板で押えた後に、溝形成冶具の底面部分に取り付けた一対の溝形成刃を、前記長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴としている。
【0014】
請求項3の発明では、請求項1又は請求項2記載の溝部は、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で形成されたものであることを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造装置において、
前記リテーナは、底面部分に取り付けた溝形成刃を有する溝形成冶具を用い、該溝形成冶具を一定間隔ごとに長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げることを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明では、折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造装置において、
前記リテーナは、一定間隔ごとに長尺状リテーナを、上方から押さえ板で押えた後に、溝形成冶具の底面部分に取り付けた溝形成刃を、前記長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴としている。
【0017】
請求項6の発明では、請求項4又は5記載の溝形成冶具の底面部分には、一対の溝形成刃が取り付けられていることを特徴としている。
【0018】
請求項7の発明では、請求項6記載の溝形成刃の間隔と突出高さは、可変にできることを特徴としている。
【0019】
請求項8の発明では、請求項7記載の溝形成冶具は、溝形成刃の付いた溝形成刃保持体を保持枠に固定した物であることを特徴としている。
【0020】
請求項9の発明では、請求項4、5、6、7又は8記載の溝部は、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で形成することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図1〜6を用いて、本発明に係わる制御弁式鉛蓄電池の製造方法及び製造装置について詳細に説明する。
【0022】
1.溝部形成装置の概要
図1、4は、本発明に係わる制御弁式鉛蓄電池の製造装置のうちで、溝部形成装置部分の概略図である。すなわち、図4において、ロール状に巻かれている長尺状リテーナ21は、送りローラ3で引張られて右方向に搬送される。長尺状リテーナ21は、フリーローラ2を通過し、ガイド冶具8に沿って進行し、詳細については後述する溝形成冶具5で溝部10を形成した後に、シェア4を用いて一定寸法に切断される。
【0023】
ここで、送りローラ3は、一定の回転数又は一定の回転角度ごとに回転を停止することもできようにした。すなわち、送りローラ3は、いわゆるピッチ搬送が可能な機能とし、長尺状リテーナ21があらかじめ決められた距離を進むごとにその搬送を一時的に停止させることができようにした。そして、長尺状リテーナ21の搬送を一時的に停止させ状態で、上方から溝形成冶具5を押し当てることによって、一定間隔で溝部10を形成することもできる。
【0024】
加えて、本発明に係わる製造装置では、フリーローラ2を通過した長尺状リテーナ21は、1対のガイド冶具8の間を搬送するようにした。したがって、長尺状リテーナ21の左右の端の部分が多少浮き上がったような場合でも、1対のガイド冶具8の間から外れることのないようにすることができる。
【0025】
2.溝形成冶具の構造
図1、6に、本発明に係わる溝部10を形成するための溝形成冶具5及びその周辺の詳細な構造を示す。すなわち、略直方体形状をした溝形成冶具5の底面部分には、一定の間隔を隔てて、一対の略平板形状をした溝形成刃15が垂直方向に取り付けられている。
【0026】
ここで溝形成冶具5として、図6に示すように、溝形成刃15の付いた溝形成刃保持体23を保持枠24にボルト22を用いて固定するようにした。溝形成冶具5をこの構造にすることによって、長尺状リテーナ21厚みや密度に応じて、使用する一対の溝形成刃15の間隔や、その高さに応じて行う型替え作業を容易に、短時間ですることができる。
【0027】
本実施例では、溝形成刃15を、溝形成冶具5の底面部分から長尺状リテーナ21厚みや密度に応じて、その厚みの1/2〜4/5程度の挿入するようにした。このようにすると、後工程であるリテーナ1を内側に折り曲げる工程において、リテーナ1が溝部10で破断することを防止することができることも確認した。
【0028】
加えて、本発明に係わる溝形成冶具5では、一対の溝形成刃15の間隔や突出高さを変えられるようにした。したがって、制御弁式鉛蓄電池の機種などに応じて、長尺状リテーナ21の厚みやガラス繊維密度が異なるような場合にも一対の溝形成刃15の間隔や突出高さを変えることによって、溝部10の形状等を容易に調整することができる(図2、3)。
【0029】
このように長尺状リテーナ21に応じて、一対の溝形成刃15の間隔や高さを調整することによって、リテーナ1の折り曲げ時における溝部10の部分での切れを防止することができる。
【0030】
3.溝部形成装置の運転
図1〜3を用いて、本発明に係わる溝部10を形成する溝部形成装置の運転状況について説明する。
【0031】
本発明に係わる溝部形成装置では、長尺状リテーナ21が一定の間隔を搬送されるごとに、溝形成冶具5を上方から下方へ移動させて、前記溝形成冶具5に取り付けられている溝形成刃15を長尺状リテーナ21に押し当てて、溝部10を形成するようにした。
【0032】
なお、回転している送りローラ3が一時的に停止する際や、溝形成刃15を下方から上方へ移動する際に、搬送中の長尺状リテーナ21の一部が持ち上がったする場合が認められた。このような状態で、溝形成刃15を長尺状リテーナ21に押し当てると、寸法精度良く溝部10を形成することができない。
【0033】
そこで、本発明では、図2、3に示すように、先に平板状をした押え板6で上方向から押えておき、その後に溝形成刃15を長尺状リテーナ21に押し当てるようにした。このようにして、溝部10を形成すると、長尺状リテーナ21が変形したり、持ち上がったすることもない。したがって、本発明を用いると寸法精度良く、一定の間隔で溝部10を形成することができる。
【0034】
なお、押え板6や溝形成刃15を引き上げる際にも、溝形成刃15を押え板6よりも先に引き上げるようにした。このようにすると、長尺状リテーナ21が溝形成刃15にからみつくようなこともない。
【0035】
本発明に係わる溝形成冶具5では、一対の溝形成刃15の間隔や突出する高さを変えられるようにしている。そこで、図2に示すように、薄く、低密度の長尺状リテーナ21に溝部10を形成する場合には、一対の溝形成刃15の間隔を狭くするとともに、その突出高さが小さくするようにした。
【0036】
一方、図3に示すように、厚く、高密度の長尺状リテーナ21に溝部10を形成するような場合には、一対の溝形成刃15の間隔を広くするとともに、突出高さも大きくなるようにした。このように溝部10の間隔や深さを調整することによって、リテーナ1の折り曲げを容易にするとともに、溝部10の部分での切れを防止することができる。
【0037】
ここで、具体的には、長尺状リテーナ21の厚みに対して、1/2〜4/5程度、より好ましくは、2/3〜3/4程度、溝形成刃15が挿入されるようにすると、後工程において、リテーナ1の折り曲げを容易にすることができる。
【0038】
本発明に係わる製造装置を用いると、図1の右上方部分に示されているように、リテーナ1に形成されている溝部10に沿って、容易に内側にU字状に内側に折り曲げることができる。したがって、折り曲げられたリテーナ1の内側に正極板6を精度良く挟み込むことができ、正極板6の左右の高さに位置ズレが生じることもない。
【0039】
なお、上述したように、溝部10は、長尺状リテーナをピッチ搬送とし、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で、溝形成刃15を押し当てて形成することもできる。
【0040】
【発明の効果】
上述したように、本発明を用いることによって、各種の制御弁式鉛蓄電池の製造に適した溝部を有するリテーナを製造することができるために、工業上きわめて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる溝部形成装置の要部概略図である。
【図2】本発明に係わる溝部形成装置を厚いリテーナに用いた場合の概略図である。
【図3】本発明に係わる溝部形成装置を薄いリテーナに用いた場合の概略図である。
【図4】本発明に係わる溝部形成装置の全体概略図である。
【図5】制御弁式鉛蓄電池に用いる電極群の概略図である。
【図6】本発明に係わる溝形成冶具の概略図である。
【符号の説明】
1:リテーナ、2:フリーローラ、3:送りローラ、4:シェア、
5:溝形成冶具、6:押え板、8:ガイド冶具、10:溝部、15:溝形成刃、16:正極板、17:負極板、18:耳部、19:ストラップ、20:極柱、
21:長尺状リテーナ、22:ボルト、23:溝形成刃保持体、24:保持枠
Claims (9)
- 折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造方法において、
前記リテーナは、溝形成冶具の底面部分に取り付けた複数枚の溝形成刃を、一定間隔ごとに長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴とする制御弁式鉛蓄電池の製造方法。 - 折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造方法において、
前記リテーナは、一定間隔ごとに長尺状リテーナを、上方から押さえ板で押えた後に、溝形成冶具の底面部分に取り付けた一対の溝形成刃を、前記長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴とする制御弁式鉛蓄電池の製造方法。 - 前記溝部は、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で形成されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の制御弁式鉛蓄電池の製造方法。
- 折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造装置において、
前記リテーナは、底面部分に取り付けた溝形成刃を有する溝形成冶具を用い、該溝形成冶具を一定間隔ごとに長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げることを特徴とする制御弁式鉛蓄電池の製造装置。 - 折り曲げられたリテーナに正極板を挟み込み、負極板と積層し、耳部を溶接して電極群を製造する制御弁式鉛蓄電池の製造装置において、
前記リテーナは、一定間隔ごとに長尺状リテーナを、上方から押さえ板で押えた後に、溝形成冶具の底面部分に取り付けた溝形成刃を、前記長尺状リテーナに押し当てて溝部を形成し、切断し、前記溝部で内側に折り曲げられたものであることを特徴とする制御弁式鉛蓄電池の製造装置。 - 前記溝形成冶具の底面部分には一対の溝形成刃が取り付けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の制御弁式鉛蓄電池の製造装置。
- 前記溝形成刃の間隔と突出高さは、可変にできることを特徴とする請求項6記載の制御弁式鉛蓄電池の製造装置。
- 前記溝形成冶具は、溝形成刃の付いた溝形成刃保持体を保持枠に固定した物であることを特徴とする請求項7記載の制御弁式鉛蓄電池の製造装置。
- 前記溝部は、長尺状リテーナの搬送を一時的に停止させた状態で形成することを特徴とする請求項4、5、6、7又は8記載の制御弁式鉛蓄電池の製造装置。
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