JP2004046681A - コンテンツ出力システム、コンテンツ出力要求中継サーバ、及びコンテンツ出力装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】指定したコンテンツを、ファイアウォールやグローバル−プライベートIPアドレス変換機構の内側に入っているプリンタ等に出力させる。
【構成・作用】端末1はコンテンツのURL及び出力先の識別情報を含む出力要求をコンテンツキューサーバ115に送る。ファイアウォールやIPアドレス変換機構109の内側に設置されているプリントシステム107は、コンテンツキューサーバ115中の自分に割り当てられたキューをポーリングして、そこに入っている出力要求を取り込み、プリント等を行う。
【選択図】図1
【構成・作用】端末1はコンテンツのURL及び出力先の識別情報を含む出力要求をコンテンツキューサーバ115に送る。ファイアウォールやIPアドレス変換機構109の内側に設置されているプリントシステム107は、コンテンツキューサーバ115中の自分に割り当てられたキューをポーリングして、そこに入っている出力要求を取り込み、プリント等を行う。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインターネットから直接接続できない装置に対してインターネット上のコンテンツを与えて表示、プリント等させることに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、企業、官公庁、各種の団体その他の組織の管理するLANその他のネットワーク(以下ではプライベートネットワークと称する)をインターネットに接続することが一般化している。このような接続を行うに当たって、プライベートネットワーク内での接続と同じような形態でインターネットへの接続を行うと、組織内の情報がインターネット上に漏れ出すだけではなく、インターネットを介して組織内部のコンピュータに侵入されて組織の重要な情報の盗難、破壊、改竄等が行われる危険性が非常に高く、現実にこの種の被害が頻発していることは周知の通りである。
【0003】
このようなセキュリティ上の危険を最小限にするため多くの手法が用いられている。広く採用されているこの種の手法として、インターネットとプライペートネットワークの間に、両ネットワーク間のデータ伝送を制限するいわゆるファイアウォールを設置したり、組織内で使用するIPアドレスをプライペートIPアドレスとしてインターネット上のグローバルIPアドレスとの間の変換を行うNAT(Network Address Translation)やIPマスカレード(IP Masquerade)と呼ばれる技術を用いて、インターネットからプライペートネットワークへのアクセスを原則的に禁止する手法が存在する。ファイアウォールは、パケットフィルタリングやプロキシサーバによって実現したり、あるいは更に複雑な動作を行うファイアウォール専用機を使って実現するが、何れの手法も当業者には周知であるのでこれ以上説明しない。また、NATとIPマスカレードのようなIPアドレス変換機構も当業者には周知の技術であるので具体的な説明は省略するが、必要に応じて夫々RFC1631”The IP Network Address Translator”、RFC2663”IP Network Address Translator (NAT) Terminology and Considerations”を参照されたい。以下では、ファイアウォール、IPアドレス変換機構によって、インターネットに接続されているがインターネット側からは特に許された場合を除いてアクセスできないということを、「インターネットから直接接続できない」と称する。
【0004】
外部、つまりインターネット側に対するサービスを行うためのサーバ(例えばworld wide webを用いて、組織外部に情報を提供したりインターネット上での取引を行うために設置されるHTTPサーバ等)についてはインターネット側からのアクセスを許す必要があるため、この種のサーバはインターネットに直接接続したり、あるいは組織のネットワーク上の特別の領域(DMZ(De−Militarized Zone)等と呼ばれ、この領域はインターネット側に属しているとみなされる)に設置することが多い。このようなインターネット側に置かれるサーバはセキュリティに関して十分に注意を払って構成するとともに、設置後もセキュリティ上の問題点が発見された場合には直ちに対策を取り、また外部からの侵入等の形跡がないかどうかの監視を継続的に行う必要がある等、最新の注意を払って運用する必要がある。従って、このようなサーバの設置は必要最小限に抑える必要がある。それ以外の装置はファイアウォールや上述のIPアドレス変換機構で保護された領域に設置して、インターネット側からのアクセスを許さないようにする。
【0005】
このようなネットワーク環境において、インターネット上のサーバが保持する文書、音声、静止画像、動画等のコンテンツをファイアウォールやIPアドレス変換機構の内部に置かれたワークステーションやパーソナルコンピュータその他の端末から取り込んで、閲覧、表示、プリント、保存等(以下では「出力」と総称する)を行うことは、プライベートネットワーク内部の端末からインターネット側のサーバへアクセスすることができるようにファイアウォールやIPアドレス変換機構が構成されているため実現可能であり、現にインターネット上のHTTPサーバ上に提供されている膨大なコンテンツを、インターネットから直接接続できない企業内のネットワーク等の上のパーソナルコンピュータ等からWorld Wide Webブラウザを用いて出力することは近年に至って一般化している。
【0006】
しかしながら、本願発明者は、端末からインターネット上のサーバが保持しているコンテンツを現在使用している端末へ出力するのではなく、他の装置へ出力できるようにするという着想を得た。これが可能となれば、現在使用している端末では出力できなかったりあるいは望むような出力結果が得られない場合にも、そのようなことができる端末が設置されているところへ行ったり、あるいは必要な出力装置を今使っている端末へ接続せずに、その場で出力指示を与えることができる。これを実現するに当たっては、端末から指示を受けたサーバが指定された出力先へコンテンツデータを送る必要があるが、サーバ側からアクセスを行おうとしても、出力先がサーバから見てファイアウォールやIPアドレス変換機構の先のインターネットから直接接続できない場所にあると、そのようなアクセスは通常は不可能である。
【0007】
例えば、端末からの文書出力要求を受けて中央のサーバが当該文書をFAXデータのようなフォーマットに描画してからその内容を宛先の出力装置に送信するIPFAXと呼ばれる従来技術が存在する。しかしながら、IP FAXでは、サーバをインターネット上に設置すると、インターネットから直接接続できない場所に設置されている出力装置への接続を確立できないため、そのような出力装置上での印刷はできない。
【0008】
アメリカ合衆国ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporationが提供するWindowsMessenger等のように、特殊なプロトコルを使用してこのようなアクセスを可能にするシステムも存在する。しかし、このような外部からのアクセスを実現するためにはファイアウォールやIPアドレス変換機構をこの特殊プロトコルに対応させる必要がある。特に既存のプライベートネットワークでこの対応を行おうとすると一部の設備の更新や設定の変更が必要になるため、簡単には実現できない。また、このように制限された範囲とは言えインターネット側から組織内のネットワークへのアクセスを許すのは、セキュリティ上からはできるだけ避けることが望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、任意のコンテンツをインターネットに接続されている任意の装置に出力することができるようにすることである。
【0010】
本発明の他の課題は、インターネット上のサーバから、ファイアウォールやグローバルIPアドレス−プライベートIPアドレス変換機構等によってインターネット側から直接接続できないようにされている場所に置かれた任意の装置へ出力させることができるようにすることである。
【0011】
本発明のさらに他の課題は、コンテンツが端末内に存在しても、あるいはインターネット上に存在しても、同じような手順で他の出力装置へ出力させることができるようにすることである。
【0012】
本発明のさらに他の課題は、現在使用している端末に対する出力装置の位置が、両者の間にファイアウォールやIPアドレス変換装置等が存在せずに端末から出力装置へ直接接続できる場合でも、またファイアウォールやIPアドレス変換装置等の存在によって緒説接続できない場合であっても、任意のコンテンツを同じような手順でその出力装置への出力を行わせることができるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施形態によれば、コンテンツ情報及びコンテンツ出力先を含むコンテンツ出力要求を送出する端末と、前記コンテンツ出力要求を受け取って蓄積するインターネットに接続されたコンテンツ出力サーバと、インターネット経由で前記コンテンツ出力サーバにアクセスして、自分宛ての出力要求があった場合には当該出力要求を取出して出力処理を行うコンテンツ出力手段を設けたコンテンツ出力システムが提供される。
【0014】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツのURLであり、前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得するようにできる。
【0015】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツそれ自体とコンテンツのURLのいずれかであり、前記コンテンツ情報がコンテンツのURLであった場合には前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得するようにすることができる。
【0016】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ出力手段は、インターネットとは別のネットワークと、前記ネットワークに接続されたコンテンツ出力装置と、インターネットと前記ネットワークの間に設けられ、インターネットから前記ネットワークへのアクセスを制限するアクセス制限手段を有するようにできる。
【0017】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0018】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記ネットワーク内のIPアドレスはプライベートアドレスであり、前記アクセス制限手段は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの間の変換を行う手段を含むようにできる。
【0019】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0020】
また、本発明の一実施形態によれば、端末からインターネットを介して受信したコンテンツ情報及びコンテンツ出力先を含むコンテンツ出力要求を蓄積する手段と、インターネットを介したアクセスに応答して前記蓄積されたコンテンツ出力要求を取出す手段とを設けたコンテンツ出力要求中継サーバが提供される。
【0021】
また、このコンテンツ出力要求中継サーバにおいて、前記出力要求は、出力先毎のキューに蓄積されるようにできる。
【0022】
また、このコンテンツ出力要求中継サーバにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツのURLであり、前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得するようにできる。
【0023】
また、このコンテンツ出力要求中継サーバにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツそれ自体とコンテンツのURLのいずれかであるようにできる。
【0024】
また、本発明の一実施形態によれば、インターネットとは別のネットワークと、前記ネットワークに接続された出力装置と、インターネットと前記ネットワークの間に設けられ、インターネットから前記ネットワークへのアクセスを制限するアクセス制限手段と、コンテンツ情報を含む出力要求を蓄積してるインターネット上のサーバにアクセスして自分宛ての前記出力要求を取出し、前記取出された出力要求中のコンテンツ情報に基づいて前記コンテンツ出力装置に出力を行わせる手段とを設けたコンテンツ出力装置が提供される。
【0025】
また、このコンテンツ出力装置において、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0026】
また、このコンテンツ出力装置において、前記ネットワーク内のIPアドレスはプライベートアドレスであり、前記アクセス制限手段は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの間の変換を行う手段を含むようにできる。
【0027】
また、このコンテンツ出力装置において、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態のブロック図を示す。
【0029】
図1において、インターネット101にはファイアウォール105を介して端末103が接続され、また夫々ファイアウォール109、113を介してプリンタシステム107、プロジェクタシステム111が接続されている。インターネット101には更に、コンテンツキューサーバ115、コンテンツサーバ117が接続されている。コンテンツキューサーバ115の内部の構成を図2のブロック図に示す。
【0030】
端末103としては、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、その他、ネットワークの端末装置として使用することができる任意の装置であって良い。とりわけ、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA等と呼ばれる携帯用に特化した超小型のコンピュータ、データ通信機能付きの携帯電話等の、特定の場所に設置して使用するのではなく、持ち歩く等して不特定の場所で使用される可能性のある、いわゆるモバイル型の端末が特に好適である。
【0031】
なお、ここでのファイアウォール105、109、113としては、従来の技術の項で説明したファイアウォールまたはIPアドレス変換機構を採用しても良いし、これらファイアウォールとIPアドレス変換機構を複合させたものやそれ以外のインターネットからプライベートネットワークへのアクセスを制限する任意の手段を採用してもよい。以下の説明においては、これらを「ファイアウォール」という名称で総称する。
【0032】
図1等を用いて、先ず、ユーザが端末1を用いてコンテンツサーバ117中のあるコンテンツをプリントシステム107に出力する場合を例に挙げて説明する。
【0033】
先ず、プリントシステム107、プロジェクタシステム113等の、インターネットに接続されており本発明のための出力先として登録したい出力装置については、その管理者等が、プリントシステム107等の出力装置の識別情報と名称等の出力装置登録情報をコンテンツキューサーバ115に登録する(図3のステップ301)。ここで、識別情報は、ユーザがコンテンツの所望の出力先をコンテンツキューサーバ115に対して指示する際に、当該出力先を識別する目的で使用する情報である。また、名称はユーザが出力先を識別情報によってコンテンツキューサーバ115に指示すると、コンテンツキューサーバ115が出力先の確認のためにユーザに対して提示するためのものである。ユーザは提示された出力先の名称が自分の希望するものであることを確認し、もし希望する出力先と異なる名称がコンテンツキューサーバから提示された場合には、入力間違いあるいは出力装置の登録内容に変更があったことがわかるので、既に入力した出力指示を修正したり、あるいは取り消すことができる。
【0034】
プリントシステム107等の識別情報、名称等を受け取ったコンテンツキューサーバ115内の制御部201は、これらを出力先登録管理部203に登録する。
【0035】
なお、識別情報は登録の際にコンテンツキューサーバ115やその管理者側が割り当てることもできる。
【0036】
また、ユーザは事前にコンテンツキューサーバ115に自分の名前等を登録することによって、利用者登録を行う(図3のステップ303)。ユーザからの登録情報を受け取ったコンテンツキューサーバ115内の制御部201は、利用者登録管理部205にこれを登録し、それ以降、ユーザがコンテンツキューサーバ115にログインした際に、ユーザの認証を行うために使用する。
【0037】
あるいは利用者登録なしでコンテンツキューサーバ115を自由に使えるようにすることも当然に可能であるが、それについても具体的な構成等の説明は省略する。
【0038】
なお、これらの登録が済んでいる場合には、次回はこれらのステップ301、303をスキップして図3にAで示した位置から処理を開始することができる。
【0039】
端末103のユーザがプリントシステム107への出力を行おうとした時には、プリントシステム107の上述した登録は既に完了しているものとする。ここで、ユーザはコンテンツサーバ115へ自分のユーザ名やパスワード等を与えてログインしてから、コンテンツの場所を示す情報、例えばそのコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)、及びコンテンツの出力先、ここではプリンタシステム107、の識別情報等からなる出力要求を、図1の破線〔A〕で示すように、コンテンツキューサーバ115へ送出する(図3のステップ305)。
【0040】
端末103から出力要求を受信すると、コンテンツキューサーバ115の制御部201はコンテンツキュー書込み部207にこの出力要求を与え、出力要求中のコンテンツのURLを、出力先別コンテンツキュー209中の、当該出力要求の出力先識別情報に対応付けられたキューに格納させる。
【0041】
このキューには更に、端末103の識別情報、端末103を使ってコンテンツキューサーバ115に出力要求を送ってきたユーザのユーザ名、コンテンツキューサーバ115が出力要求を受け取った時刻、その他の管理用情報等を格納することができる。更に、コンテンツのURLにアクセスするに当ってパスワード等の認証情報が必要とされる場合には、その認証情報も端末103から受け取って格納しておくことができる。
【0042】
また、ユーザは例えば端末103を使って作成してその中の記憶装置中に格納しておいた文書等の、端末103自身が保有しているコンテンツについては、コンテンツのURLの代りにコンテンツそれ自体をコンテンツキューサーバ115に与える。この場合、コンテンツキューサーバ115の制御部201は、このコンテンツをURLの代りにコンテンツキュー書込み部207に与えて、出力先別コンテンツキュー209に書き込ませる。
【0043】
一方、出力装置、例えばプリントシステム107、はコンテンツキューサーバ115に対して図1の破線〔B〕で示すように定期的にアクセスし、自己に割り当てられたキューに出力要求が入っているか確認し、もし入っていれば、その出力要求を取出す(図3のステップ307)。この確認及び取出しは、当該確認要求を受け取った制御部201がコンテンツキュー読出し部211に行わせる。出力要求を取出した場合には、制御部201はプリントシステム107がそれを受け取ったことを確認して、コンテンツキュー読出し部211によって取出された出力要求をキューから削除してもよい。あるいはバックアップやその他の管理目的のためにしばらくの間出力要求をキューの中あるいは別の領域に保存しておいても良い。
【0044】
破線〔B〕によるアクセスはプライベートネットワークからインターネット側へのアクセスなので、IPアドレス変換機構を使っていてもこの方向のアクセスは妨げられない。また、HTTPやFTP等の通常使用されるプロトコルを使ってこの方向のアクセスを行う際には、ファイアウォール109がパケットフィルタリング等を行っている場合でもこのアクセスは当初から許されるアクセスとして設定されていることが多いので、上述の動作を行うことができるようにすることによってファイアウォール109の内側のセキュリティが低下することはほとんどない。
【0045】
さて、プリントシステム107が上述のようにして端末1からの出力要求を獲得すると、その中のコンテンツ情報を調べ(図3のステップ309)、それがコンテンツそのものなら、そのコンテンツをプリンタシステム107が持っているプリンタ用に描画して当該プリンタへ与えることによりプリント結果を得る(図3のステップ313)。また、出力要求中にコンテンツのURLが入っていた場合には、図1の破線〔C〕に示すように、当該URLが示すコンテンツ、ここではコンテンツサーバ117中の特定のコンテンツ、を取出して(図3のステップ311)から、同様にプリントを行う。破線〔C〕で示されるコンテンツサーバ117へのアクセスは、破線〔B〕と同じ向きであるので、IPアドレス変換機構によって妨げられることはなく、また上述のような通常使用されるプロトコルを使ったアクセスであればパケットフィルタリングに関してもセキュリティの低下はほとんどない。なお、上述したように、このURLへのアクセスに当って認証が必要とされる場合には、コンテンツキューサーバ115から受け取った出力要求中の認証情報を使用する。
【0046】
図1には別の出力装置であるプロジェクタシステム111も図示されている。例えば大きな会場でプレゼンテーションを行う場合、プレゼンテーションを行うためのコンテンツ、例えばMicrosoft Corporationによって販売されているPowerPointで作成したファイル、を端末1で作成し、出力先としてプロジェクタシステム111を指定してコンテンツキューサーバ115に与えることができる。
【0047】
プリント出力ショップの店頭に置かれているプリントシステム等とは異なり、このようなプレゼンテーション用のプロジェクタシステムでは、不特定のユーザが任意のタイミングでコンテンツの出力を要求することはあり得ず、予めそのようなプロジェクタを使ってプレゼンテーションを行うことが予定されているユーザがそのようなプレゼンテーションの開催日時に合わせて出力要求を送ってくるのが普通である。従って、ユーザが指示して始めてプロジェクタシステム111がコンテンツサーバ115に破線〔破線D〕で示すようにアクセスするようにしても良い。もちろん、予めコンテンツサーバ115にアクセスして要求されたコンテンツを取り込んでおき、取り込まれたコンテンツからユーザが選択してプロジェクタを動作させるようにしても良い。
【0048】
なお、図1では端末及びコンテンツキューサーバ夫々1つしか図示されていないが、これらは多数インターネットに接続することができる。また、コンテンツサーバも1つしか図示されていないが、この種のコンテンツを蓄積するサーバとして、現実に例えばHTTPサーバやFTPサーバ、また音楽、動画等のストリーミングメディアのサーバ等が多数設置されている。
【0049】
端末103からコンテンツキューサーバ115に登録されている出力装置の名称を検索して、例えば自分のいる場所の近くにあるプリントショップを探すことができるようにしてもよい。
【0050】
また、コンテンツあるいはコンテンツのURLを格納するキューを実現するに当っては、ソフトウエアでキューを実現しても良いし、あるいは出力先、コンテンツあるいはそのURL及びその他の情報の組をデータベースに格納することにより、外部からは出力先毎にコンテンツあるいはそのURL及びその他の情報の組が並んでいるように見えるようにする等の各種の手法があることは言うまでもない。
【0051】
また、ユーザやプリントシステム107等の出力装置がコンテンツサーバ115にアクセスする際にアクセス要求元の認証を行ったり、認証やその後の端末/出力装置とコンテンツキューサーバとの間の通信の暗号化を行うことが必要になることが考えられるが、この認証や暗号化は、例えばHTTPサーバとクライアントの間で通常行われているような、インターネット上の通常の手法で実現することができるため、ここでは具体的に説明しない。
【0052】
また、図1の破線〔B〕のアクセスの過程でプリントシステム107等の出力装置は出力要求中のユーザ名を取出し、例えば利用契約を結んでいないユーザであったり、あるいは何らかの理由で好ましくないユーザであったりした場合には、当該出力要求の拒否をコンテンツキューサーバ115に通知しても良い。このような場合、コンテンツキューサーバ115は、ユーザに電子メールでその旨を通知するようにしても良いし、あるいはユーザが出力状況を確認するためにコンテンツキューサーバ115にアクセスできるようにしても良い。
【0053】
また、特殊な出力装置であったり、出力料金がきわめて高価である等の場合には何らかの方法で出力予約を取ってからでないと使用させないという処置が必要な場合があるが、このような場合でも、ユーザ名を取出したり、あるいは出力要求中に予約番号等を入れておく等の方法により、予約済みの出力要求か否かの検証を行い、予約されていなかった場合には出力要求を拒否するという構成を取ることもできる。なお、このような予約はオンラインで行っても良いし、あるいは電話や文書等によって行うようにしてもよい。
【0054】
また、コンテンツキューサーバ115は、使用量に応じてユーザ毎等の課金情報の集計を行い、予め定められている手順に従って請求処理等を行うシステムに当該課金情報等を転送しても良い。更に、プリントシステム107、プロジェクタシステム111等の出力装置の使用量もコンテンツキューサーバ115側で知ることができる(あるいは、出力装置からコンテンツキューサーバへの出力要求取出しアクセス等の過程で、出力要求に対する課金高を計算してコンテンツキューサーバに与えても良い)から、これらの出力装置側の使用量に応じた課金もここで行い、ユーザにまとめて請求してもよい。
【0055】
また、端末103とインターネット101の間のファイアウォール105は、端末103のセキュリティの面では設置した方が良いが、本発明の原理上は必須の構成要素ではない。
【0056】
また、コンテンツキューサーバ115に与えられた出力要求がコンテンツのURLを含んでいる場合には、コンテンツキューサーバ115がコンテンツサーバ117にアクセスしてコンテンツを取り込んでキューに記憶しておくようにしても良い。内容が頻繁に変化するコンテンツの場合にはこのように構成することで、ユーザが指示した時点のコンテンツの内容を出力することができるようになる可能性が高くなる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によって、任意のコンテンツをインターネットに接続されている出力装置のセキュリティを低下させることなく、この種の任意の出力装置に出力させることができる。
【0058】
端末装置としてモバイル型の端末等を利用している場合、この種の端末には通常は出力装置が取付けられていないため、そのままではプリント等はできない。また、出力装置が設置されているオフィス内で使用している時でも、出力が必要になるたびにプリンタ等に接続するのは煩雑である上、この種の端末は特別なオペレーティングシステムを使うことが多いため、オフィス内に設置されているプリンタ等のためのドライバが必ずしも提供されていない。更に、この種の端末は小型化のためにメモリ容量やプロセッサの処理能力等が制約されているため、ドライバを作成することが困難であったり、複雑なグラフィクスデータ等の出力を行おうとするとその描画の過程で極端に時間がかかったりメモリが足りなくなったりすることもある。また、多くの場所(会社等の場合には多くの支店・営業所、あるいはプリント出力ショップ等の出力サービスを行う店舗等)に設置されていて使用する可能性のある多種類の出力装置のドライバを全てインストールしておき、その上ドライバのバージョンアップや新出力装置の導入に追随することはきわめて煩雑であって現実的ではない。本発明はそのような端末を使ってインターネット上のコンテンツを出力させる場合に特に効果を発揮する。
【0059】
もちろん、設置場所が固定されている端末であっても、例えば各種のコンテンツを特殊なあるいは遠方に設置されている出力装置や社外の業者が運営する出力センタ等の出力装置へ出力したいような場合に、本発明は効果を発揮する。
【0060】
また、本発明によれば、端末が保持しているコンテンツであっても、あるいはインターネット上のコンテンツであっても、同様な端末操手順で出力することができる。また、出力先の装置が、端末が接続されているプライベートネットワークと同じネットワーク上に接続されていて、ファイアウォール等を介さずに接続できるのか、それとも全く別のネットワーク上にあって、直接には接続できないのか、ということを全く考慮せずに同様な操作手順で出力を行うことができる。従って、多数の人間に操作方法を教育することが容易になる。また、利用者に対して、コンテンツの存在する位置や使用している端末と出力先のネットワーク接続の形態等という、「然々のコンテンツを出力したい」という利用者の目的からすれば非本質的な技術的細部を意識させることなく、一様な操作性を提供することができる。これにより、コンピュータやネットワークの技術的な事項には無関心な人間であっても簡単に操作を習得することができるという大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のコンテンツキューサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一つの実施形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101:インターネット
103:端末
105:ファイアウォール
107:プリントシステム
109:ファイアウォール
111:プロジェクタシステム
113:ファイアウォール
115:コンテンツキューサーバ
117:コンテンツサーバ
201:制御部
203:利用者登録管理部
205:出力先登録管理部
207:コンテンツキュー書込み部
209:出力先別コンテンツキュー
211:コンテンツキュー読出し部
【発明の属する技術分野】
本発明はインターネットから直接接続できない装置に対してインターネット上のコンテンツを与えて表示、プリント等させることに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、企業、官公庁、各種の団体その他の組織の管理するLANその他のネットワーク(以下ではプライベートネットワークと称する)をインターネットに接続することが一般化している。このような接続を行うに当たって、プライベートネットワーク内での接続と同じような形態でインターネットへの接続を行うと、組織内の情報がインターネット上に漏れ出すだけではなく、インターネットを介して組織内部のコンピュータに侵入されて組織の重要な情報の盗難、破壊、改竄等が行われる危険性が非常に高く、現実にこの種の被害が頻発していることは周知の通りである。
【0003】
このようなセキュリティ上の危険を最小限にするため多くの手法が用いられている。広く採用されているこの種の手法として、インターネットとプライペートネットワークの間に、両ネットワーク間のデータ伝送を制限するいわゆるファイアウォールを設置したり、組織内で使用するIPアドレスをプライペートIPアドレスとしてインターネット上のグローバルIPアドレスとの間の変換を行うNAT(Network Address Translation)やIPマスカレード(IP Masquerade)と呼ばれる技術を用いて、インターネットからプライペートネットワークへのアクセスを原則的に禁止する手法が存在する。ファイアウォールは、パケットフィルタリングやプロキシサーバによって実現したり、あるいは更に複雑な動作を行うファイアウォール専用機を使って実現するが、何れの手法も当業者には周知であるのでこれ以上説明しない。また、NATとIPマスカレードのようなIPアドレス変換機構も当業者には周知の技術であるので具体的な説明は省略するが、必要に応じて夫々RFC1631”The IP Network Address Translator”、RFC2663”IP Network Address Translator (NAT) Terminology and Considerations”を参照されたい。以下では、ファイアウォール、IPアドレス変換機構によって、インターネットに接続されているがインターネット側からは特に許された場合を除いてアクセスできないということを、「インターネットから直接接続できない」と称する。
【0004】
外部、つまりインターネット側に対するサービスを行うためのサーバ(例えばworld wide webを用いて、組織外部に情報を提供したりインターネット上での取引を行うために設置されるHTTPサーバ等)についてはインターネット側からのアクセスを許す必要があるため、この種のサーバはインターネットに直接接続したり、あるいは組織のネットワーク上の特別の領域(DMZ(De−Militarized Zone)等と呼ばれ、この領域はインターネット側に属しているとみなされる)に設置することが多い。このようなインターネット側に置かれるサーバはセキュリティに関して十分に注意を払って構成するとともに、設置後もセキュリティ上の問題点が発見された場合には直ちに対策を取り、また外部からの侵入等の形跡がないかどうかの監視を継続的に行う必要がある等、最新の注意を払って運用する必要がある。従って、このようなサーバの設置は必要最小限に抑える必要がある。それ以外の装置はファイアウォールや上述のIPアドレス変換機構で保護された領域に設置して、インターネット側からのアクセスを許さないようにする。
【0005】
このようなネットワーク環境において、インターネット上のサーバが保持する文書、音声、静止画像、動画等のコンテンツをファイアウォールやIPアドレス変換機構の内部に置かれたワークステーションやパーソナルコンピュータその他の端末から取り込んで、閲覧、表示、プリント、保存等(以下では「出力」と総称する)を行うことは、プライベートネットワーク内部の端末からインターネット側のサーバへアクセスすることができるようにファイアウォールやIPアドレス変換機構が構成されているため実現可能であり、現にインターネット上のHTTPサーバ上に提供されている膨大なコンテンツを、インターネットから直接接続できない企業内のネットワーク等の上のパーソナルコンピュータ等からWorld Wide Webブラウザを用いて出力することは近年に至って一般化している。
【0006】
しかしながら、本願発明者は、端末からインターネット上のサーバが保持しているコンテンツを現在使用している端末へ出力するのではなく、他の装置へ出力できるようにするという着想を得た。これが可能となれば、現在使用している端末では出力できなかったりあるいは望むような出力結果が得られない場合にも、そのようなことができる端末が設置されているところへ行ったり、あるいは必要な出力装置を今使っている端末へ接続せずに、その場で出力指示を与えることができる。これを実現するに当たっては、端末から指示を受けたサーバが指定された出力先へコンテンツデータを送る必要があるが、サーバ側からアクセスを行おうとしても、出力先がサーバから見てファイアウォールやIPアドレス変換機構の先のインターネットから直接接続できない場所にあると、そのようなアクセスは通常は不可能である。
【0007】
例えば、端末からの文書出力要求を受けて中央のサーバが当該文書をFAXデータのようなフォーマットに描画してからその内容を宛先の出力装置に送信するIPFAXと呼ばれる従来技術が存在する。しかしながら、IP FAXでは、サーバをインターネット上に設置すると、インターネットから直接接続できない場所に設置されている出力装置への接続を確立できないため、そのような出力装置上での印刷はできない。
【0008】
アメリカ合衆国ワシントン州RedmondのMicrosoft Corporationが提供するWindowsMessenger等のように、特殊なプロトコルを使用してこのようなアクセスを可能にするシステムも存在する。しかし、このような外部からのアクセスを実現するためにはファイアウォールやIPアドレス変換機構をこの特殊プロトコルに対応させる必要がある。特に既存のプライベートネットワークでこの対応を行おうとすると一部の設備の更新や設定の変更が必要になるため、簡単には実現できない。また、このように制限された範囲とは言えインターネット側から組織内のネットワークへのアクセスを許すのは、セキュリティ上からはできるだけ避けることが望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、任意のコンテンツをインターネットに接続されている任意の装置に出力することができるようにすることである。
【0010】
本発明の他の課題は、インターネット上のサーバから、ファイアウォールやグローバルIPアドレス−プライベートIPアドレス変換機構等によってインターネット側から直接接続できないようにされている場所に置かれた任意の装置へ出力させることができるようにすることである。
【0011】
本発明のさらに他の課題は、コンテンツが端末内に存在しても、あるいはインターネット上に存在しても、同じような手順で他の出力装置へ出力させることができるようにすることである。
【0012】
本発明のさらに他の課題は、現在使用している端末に対する出力装置の位置が、両者の間にファイアウォールやIPアドレス変換装置等が存在せずに端末から出力装置へ直接接続できる場合でも、またファイアウォールやIPアドレス変換装置等の存在によって緒説接続できない場合であっても、任意のコンテンツを同じような手順でその出力装置への出力を行わせることができるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施形態によれば、コンテンツ情報及びコンテンツ出力先を含むコンテンツ出力要求を送出する端末と、前記コンテンツ出力要求を受け取って蓄積するインターネットに接続されたコンテンツ出力サーバと、インターネット経由で前記コンテンツ出力サーバにアクセスして、自分宛ての出力要求があった場合には当該出力要求を取出して出力処理を行うコンテンツ出力手段を設けたコンテンツ出力システムが提供される。
【0014】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツのURLであり、前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得するようにできる。
【0015】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツそれ自体とコンテンツのURLのいずれかであり、前記コンテンツ情報がコンテンツのURLであった場合には前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得するようにすることができる。
【0016】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記コンテンツ出力手段は、インターネットとは別のネットワークと、前記ネットワークに接続されたコンテンツ出力装置と、インターネットと前記ネットワークの間に設けられ、インターネットから前記ネットワークへのアクセスを制限するアクセス制限手段を有するようにできる。
【0017】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0018】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記ネットワーク内のIPアドレスはプライベートアドレスであり、前記アクセス制限手段は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの間の変換を行う手段を含むようにできる。
【0019】
また、このコンテンツ出力システムにおいて、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0020】
また、本発明の一実施形態によれば、端末からインターネットを介して受信したコンテンツ情報及びコンテンツ出力先を含むコンテンツ出力要求を蓄積する手段と、インターネットを介したアクセスに応答して前記蓄積されたコンテンツ出力要求を取出す手段とを設けたコンテンツ出力要求中継サーバが提供される。
【0021】
また、このコンテンツ出力要求中継サーバにおいて、前記出力要求は、出力先毎のキューに蓄積されるようにできる。
【0022】
また、このコンテンツ出力要求中継サーバにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツのURLであり、前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得するようにできる。
【0023】
また、このコンテンツ出力要求中継サーバにおいて、前記コンテンツ情報はコンテンツそれ自体とコンテンツのURLのいずれかであるようにできる。
【0024】
また、本発明の一実施形態によれば、インターネットとは別のネットワークと、前記ネットワークに接続された出力装置と、インターネットと前記ネットワークの間に設けられ、インターネットから前記ネットワークへのアクセスを制限するアクセス制限手段と、コンテンツ情報を含む出力要求を蓄積してるインターネット上のサーバにアクセスして自分宛ての前記出力要求を取出し、前記取出された出力要求中のコンテンツ情報に基づいて前記コンテンツ出力装置に出力を行わせる手段とを設けたコンテンツ出力装置が提供される。
【0025】
また、このコンテンツ出力装置において、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0026】
また、このコンテンツ出力装置において、前記ネットワーク内のIPアドレスはプライベートアドレスであり、前記アクセス制限手段は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの間の変換を行う手段を含むようにできる。
【0027】
また、このコンテンツ出力装置において、前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むようにできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の一実施形態のブロック図を示す。
【0029】
図1において、インターネット101にはファイアウォール105を介して端末103が接続され、また夫々ファイアウォール109、113を介してプリンタシステム107、プロジェクタシステム111が接続されている。インターネット101には更に、コンテンツキューサーバ115、コンテンツサーバ117が接続されている。コンテンツキューサーバ115の内部の構成を図2のブロック図に示す。
【0030】
端末103としては、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、その他、ネットワークの端末装置として使用することができる任意の装置であって良い。とりわけ、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA等と呼ばれる携帯用に特化した超小型のコンピュータ、データ通信機能付きの携帯電話等の、特定の場所に設置して使用するのではなく、持ち歩く等して不特定の場所で使用される可能性のある、いわゆるモバイル型の端末が特に好適である。
【0031】
なお、ここでのファイアウォール105、109、113としては、従来の技術の項で説明したファイアウォールまたはIPアドレス変換機構を採用しても良いし、これらファイアウォールとIPアドレス変換機構を複合させたものやそれ以外のインターネットからプライベートネットワークへのアクセスを制限する任意の手段を採用してもよい。以下の説明においては、これらを「ファイアウォール」という名称で総称する。
【0032】
図1等を用いて、先ず、ユーザが端末1を用いてコンテンツサーバ117中のあるコンテンツをプリントシステム107に出力する場合を例に挙げて説明する。
【0033】
先ず、プリントシステム107、プロジェクタシステム113等の、インターネットに接続されており本発明のための出力先として登録したい出力装置については、その管理者等が、プリントシステム107等の出力装置の識別情報と名称等の出力装置登録情報をコンテンツキューサーバ115に登録する(図3のステップ301)。ここで、識別情報は、ユーザがコンテンツの所望の出力先をコンテンツキューサーバ115に対して指示する際に、当該出力先を識別する目的で使用する情報である。また、名称はユーザが出力先を識別情報によってコンテンツキューサーバ115に指示すると、コンテンツキューサーバ115が出力先の確認のためにユーザに対して提示するためのものである。ユーザは提示された出力先の名称が自分の希望するものであることを確認し、もし希望する出力先と異なる名称がコンテンツキューサーバから提示された場合には、入力間違いあるいは出力装置の登録内容に変更があったことがわかるので、既に入力した出力指示を修正したり、あるいは取り消すことができる。
【0034】
プリントシステム107等の識別情報、名称等を受け取ったコンテンツキューサーバ115内の制御部201は、これらを出力先登録管理部203に登録する。
【0035】
なお、識別情報は登録の際にコンテンツキューサーバ115やその管理者側が割り当てることもできる。
【0036】
また、ユーザは事前にコンテンツキューサーバ115に自分の名前等を登録することによって、利用者登録を行う(図3のステップ303)。ユーザからの登録情報を受け取ったコンテンツキューサーバ115内の制御部201は、利用者登録管理部205にこれを登録し、それ以降、ユーザがコンテンツキューサーバ115にログインした際に、ユーザの認証を行うために使用する。
【0037】
あるいは利用者登録なしでコンテンツキューサーバ115を自由に使えるようにすることも当然に可能であるが、それについても具体的な構成等の説明は省略する。
【0038】
なお、これらの登録が済んでいる場合には、次回はこれらのステップ301、303をスキップして図3にAで示した位置から処理を開始することができる。
【0039】
端末103のユーザがプリントシステム107への出力を行おうとした時には、プリントシステム107の上述した登録は既に完了しているものとする。ここで、ユーザはコンテンツサーバ115へ自分のユーザ名やパスワード等を与えてログインしてから、コンテンツの場所を示す情報、例えばそのコンテンツのURL(Uniform Resource Locator)、及びコンテンツの出力先、ここではプリンタシステム107、の識別情報等からなる出力要求を、図1の破線〔A〕で示すように、コンテンツキューサーバ115へ送出する(図3のステップ305)。
【0040】
端末103から出力要求を受信すると、コンテンツキューサーバ115の制御部201はコンテンツキュー書込み部207にこの出力要求を与え、出力要求中のコンテンツのURLを、出力先別コンテンツキュー209中の、当該出力要求の出力先識別情報に対応付けられたキューに格納させる。
【0041】
このキューには更に、端末103の識別情報、端末103を使ってコンテンツキューサーバ115に出力要求を送ってきたユーザのユーザ名、コンテンツキューサーバ115が出力要求を受け取った時刻、その他の管理用情報等を格納することができる。更に、コンテンツのURLにアクセスするに当ってパスワード等の認証情報が必要とされる場合には、その認証情報も端末103から受け取って格納しておくことができる。
【0042】
また、ユーザは例えば端末103を使って作成してその中の記憶装置中に格納しておいた文書等の、端末103自身が保有しているコンテンツについては、コンテンツのURLの代りにコンテンツそれ自体をコンテンツキューサーバ115に与える。この場合、コンテンツキューサーバ115の制御部201は、このコンテンツをURLの代りにコンテンツキュー書込み部207に与えて、出力先別コンテンツキュー209に書き込ませる。
【0043】
一方、出力装置、例えばプリントシステム107、はコンテンツキューサーバ115に対して図1の破線〔B〕で示すように定期的にアクセスし、自己に割り当てられたキューに出力要求が入っているか確認し、もし入っていれば、その出力要求を取出す(図3のステップ307)。この確認及び取出しは、当該確認要求を受け取った制御部201がコンテンツキュー読出し部211に行わせる。出力要求を取出した場合には、制御部201はプリントシステム107がそれを受け取ったことを確認して、コンテンツキュー読出し部211によって取出された出力要求をキューから削除してもよい。あるいはバックアップやその他の管理目的のためにしばらくの間出力要求をキューの中あるいは別の領域に保存しておいても良い。
【0044】
破線〔B〕によるアクセスはプライベートネットワークからインターネット側へのアクセスなので、IPアドレス変換機構を使っていてもこの方向のアクセスは妨げられない。また、HTTPやFTP等の通常使用されるプロトコルを使ってこの方向のアクセスを行う際には、ファイアウォール109がパケットフィルタリング等を行っている場合でもこのアクセスは当初から許されるアクセスとして設定されていることが多いので、上述の動作を行うことができるようにすることによってファイアウォール109の内側のセキュリティが低下することはほとんどない。
【0045】
さて、プリントシステム107が上述のようにして端末1からの出力要求を獲得すると、その中のコンテンツ情報を調べ(図3のステップ309)、それがコンテンツそのものなら、そのコンテンツをプリンタシステム107が持っているプリンタ用に描画して当該プリンタへ与えることによりプリント結果を得る(図3のステップ313)。また、出力要求中にコンテンツのURLが入っていた場合には、図1の破線〔C〕に示すように、当該URLが示すコンテンツ、ここではコンテンツサーバ117中の特定のコンテンツ、を取出して(図3のステップ311)から、同様にプリントを行う。破線〔C〕で示されるコンテンツサーバ117へのアクセスは、破線〔B〕と同じ向きであるので、IPアドレス変換機構によって妨げられることはなく、また上述のような通常使用されるプロトコルを使ったアクセスであればパケットフィルタリングに関してもセキュリティの低下はほとんどない。なお、上述したように、このURLへのアクセスに当って認証が必要とされる場合には、コンテンツキューサーバ115から受け取った出力要求中の認証情報を使用する。
【0046】
図1には別の出力装置であるプロジェクタシステム111も図示されている。例えば大きな会場でプレゼンテーションを行う場合、プレゼンテーションを行うためのコンテンツ、例えばMicrosoft Corporationによって販売されているPowerPointで作成したファイル、を端末1で作成し、出力先としてプロジェクタシステム111を指定してコンテンツキューサーバ115に与えることができる。
【0047】
プリント出力ショップの店頭に置かれているプリントシステム等とは異なり、このようなプレゼンテーション用のプロジェクタシステムでは、不特定のユーザが任意のタイミングでコンテンツの出力を要求することはあり得ず、予めそのようなプロジェクタを使ってプレゼンテーションを行うことが予定されているユーザがそのようなプレゼンテーションの開催日時に合わせて出力要求を送ってくるのが普通である。従って、ユーザが指示して始めてプロジェクタシステム111がコンテンツサーバ115に破線〔破線D〕で示すようにアクセスするようにしても良い。もちろん、予めコンテンツサーバ115にアクセスして要求されたコンテンツを取り込んでおき、取り込まれたコンテンツからユーザが選択してプロジェクタを動作させるようにしても良い。
【0048】
なお、図1では端末及びコンテンツキューサーバ夫々1つしか図示されていないが、これらは多数インターネットに接続することができる。また、コンテンツサーバも1つしか図示されていないが、この種のコンテンツを蓄積するサーバとして、現実に例えばHTTPサーバやFTPサーバ、また音楽、動画等のストリーミングメディアのサーバ等が多数設置されている。
【0049】
端末103からコンテンツキューサーバ115に登録されている出力装置の名称を検索して、例えば自分のいる場所の近くにあるプリントショップを探すことができるようにしてもよい。
【0050】
また、コンテンツあるいはコンテンツのURLを格納するキューを実現するに当っては、ソフトウエアでキューを実現しても良いし、あるいは出力先、コンテンツあるいはそのURL及びその他の情報の組をデータベースに格納することにより、外部からは出力先毎にコンテンツあるいはそのURL及びその他の情報の組が並んでいるように見えるようにする等の各種の手法があることは言うまでもない。
【0051】
また、ユーザやプリントシステム107等の出力装置がコンテンツサーバ115にアクセスする際にアクセス要求元の認証を行ったり、認証やその後の端末/出力装置とコンテンツキューサーバとの間の通信の暗号化を行うことが必要になることが考えられるが、この認証や暗号化は、例えばHTTPサーバとクライアントの間で通常行われているような、インターネット上の通常の手法で実現することができるため、ここでは具体的に説明しない。
【0052】
また、図1の破線〔B〕のアクセスの過程でプリントシステム107等の出力装置は出力要求中のユーザ名を取出し、例えば利用契約を結んでいないユーザであったり、あるいは何らかの理由で好ましくないユーザであったりした場合には、当該出力要求の拒否をコンテンツキューサーバ115に通知しても良い。このような場合、コンテンツキューサーバ115は、ユーザに電子メールでその旨を通知するようにしても良いし、あるいはユーザが出力状況を確認するためにコンテンツキューサーバ115にアクセスできるようにしても良い。
【0053】
また、特殊な出力装置であったり、出力料金がきわめて高価である等の場合には何らかの方法で出力予約を取ってからでないと使用させないという処置が必要な場合があるが、このような場合でも、ユーザ名を取出したり、あるいは出力要求中に予約番号等を入れておく等の方法により、予約済みの出力要求か否かの検証を行い、予約されていなかった場合には出力要求を拒否するという構成を取ることもできる。なお、このような予約はオンラインで行っても良いし、あるいは電話や文書等によって行うようにしてもよい。
【0054】
また、コンテンツキューサーバ115は、使用量に応じてユーザ毎等の課金情報の集計を行い、予め定められている手順に従って請求処理等を行うシステムに当該課金情報等を転送しても良い。更に、プリントシステム107、プロジェクタシステム111等の出力装置の使用量もコンテンツキューサーバ115側で知ることができる(あるいは、出力装置からコンテンツキューサーバへの出力要求取出しアクセス等の過程で、出力要求に対する課金高を計算してコンテンツキューサーバに与えても良い)から、これらの出力装置側の使用量に応じた課金もここで行い、ユーザにまとめて請求してもよい。
【0055】
また、端末103とインターネット101の間のファイアウォール105は、端末103のセキュリティの面では設置した方が良いが、本発明の原理上は必須の構成要素ではない。
【0056】
また、コンテンツキューサーバ115に与えられた出力要求がコンテンツのURLを含んでいる場合には、コンテンツキューサーバ115がコンテンツサーバ117にアクセスしてコンテンツを取り込んでキューに記憶しておくようにしても良い。内容が頻繁に変化するコンテンツの場合にはこのように構成することで、ユーザが指示した時点のコンテンツの内容を出力することができるようになる可能性が高くなる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によって、任意のコンテンツをインターネットに接続されている出力装置のセキュリティを低下させることなく、この種の任意の出力装置に出力させることができる。
【0058】
端末装置としてモバイル型の端末等を利用している場合、この種の端末には通常は出力装置が取付けられていないため、そのままではプリント等はできない。また、出力装置が設置されているオフィス内で使用している時でも、出力が必要になるたびにプリンタ等に接続するのは煩雑である上、この種の端末は特別なオペレーティングシステムを使うことが多いため、オフィス内に設置されているプリンタ等のためのドライバが必ずしも提供されていない。更に、この種の端末は小型化のためにメモリ容量やプロセッサの処理能力等が制約されているため、ドライバを作成することが困難であったり、複雑なグラフィクスデータ等の出力を行おうとするとその描画の過程で極端に時間がかかったりメモリが足りなくなったりすることもある。また、多くの場所(会社等の場合には多くの支店・営業所、あるいはプリント出力ショップ等の出力サービスを行う店舗等)に設置されていて使用する可能性のある多種類の出力装置のドライバを全てインストールしておき、その上ドライバのバージョンアップや新出力装置の導入に追随することはきわめて煩雑であって現実的ではない。本発明はそのような端末を使ってインターネット上のコンテンツを出力させる場合に特に効果を発揮する。
【0059】
もちろん、設置場所が固定されている端末であっても、例えば各種のコンテンツを特殊なあるいは遠方に設置されている出力装置や社外の業者が運営する出力センタ等の出力装置へ出力したいような場合に、本発明は効果を発揮する。
【0060】
また、本発明によれば、端末が保持しているコンテンツであっても、あるいはインターネット上のコンテンツであっても、同様な端末操手順で出力することができる。また、出力先の装置が、端末が接続されているプライベートネットワークと同じネットワーク上に接続されていて、ファイアウォール等を介さずに接続できるのか、それとも全く別のネットワーク上にあって、直接には接続できないのか、ということを全く考慮せずに同様な操作手順で出力を行うことができる。従って、多数の人間に操作方法を教育することが容易になる。また、利用者に対して、コンテンツの存在する位置や使用している端末と出力先のネットワーク接続の形態等という、「然々のコンテンツを出力したい」という利用者の目的からすれば非本質的な技術的細部を意識させることなく、一様な操作性を提供することができる。これにより、コンピュータやネットワークの技術的な事項には無関心な人間であっても簡単に操作を習得することができるという大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のコンテンツキューサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一つの実施形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101:インターネット
103:端末
105:ファイアウォール
107:プリントシステム
109:ファイアウォール
111:プロジェクタシステム
113:ファイアウォール
115:コンテンツキューサーバ
117:コンテンツサーバ
201:制御部
203:利用者登録管理部
205:出力先登録管理部
207:コンテンツキュー書込み部
209:出力先別コンテンツキュー
211:コンテンツキュー読出し部
Claims (15)
- コンテンツ情報及びコンテンツ出力先を含むコンテンツ出力要求を送出する端末と、
前記コンテンツ出力要求を受け取って蓄積するインターネットに接続されたコンテンツ出力サーバと、
インターネット経由で前記コンテンツ出力サーバにアクセスして、自分宛ての出力要求があった場合には当該出力要求を取出して出力処理を行うコンテンツ出力手段
を設けたコンテンツ出力システム。 - 前記コンテンツ情報はコンテンツのURLであり、
前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得する
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ出力システム。 - 前記コンテンツ情報はコンテンツそれ自体とコンテンツのURLのいずれかであり、
前記コンテンツ情報がコンテンツのURLであった場合には前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得する
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ出力システム。 - 前記コンテンツ出力手段は
インターネットとは別のネットワークと、
前記ネットワークに接続されたコンテンツ出力装置と、
インターネットと前記ネットワークの間に設けられ、インターネットから前記ネットワークへのアクセスを制限するアクセス制限手段
を有することを特徴とするコンテンツ出力システム。 - 前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ出力システム。
- 前記ネットワーク内のIPアドレスはプライベートアドレスであり、
前記アクセス制限手段は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの間の変換を行う手段を含む
ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ出力システム。 - 前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ出力システム。
- 端末からインターネットを介して受信したコンテンツ情報及びコンテンツ出力先を含むコンテンツ出力要求を蓄積する手段と、
インターネットを介したアクセスに応答して前記蓄積されたコンテンツ出力要求を取出す手段
とを設けたコンテンツ出力要求中継サーバ。 - 前記出力要求は、出力先毎のキューに蓄積されることを特徴とする請求項8記載のコンテンツ出力要求中継サーバ。
- 前記コンテンツ情報はコンテンツのURLであり、
前記URLを用いて出力すべきコンテンツを獲得する
ことを特徴とする請求項9記載のコンテンツ出力要求中継サーバ。 - 前記コンテンツ情報はコンテンツそれ自体とコンテンツのURLのいずれかであることを特徴とする請求項9記載のコンテンツ出力要求中継サーバ。
- インターネットとは別のネットワークと、
前記ネットワークに接続された出力装置と、
インターネットと前記ネットワークの間に設けられ、インターネットから前記ネットワークへのアクセスを制限するアクセス制限手段と、
コンテンツ情報を含む出力要求を蓄積してるインターネット上のサーバにアクセスして自分宛ての前記出力要求を取出し、前記取出された出力要求中のコンテンツ情報に基づいて前記コンテンツ出力装置に出力を行わせる手段
とを設けたコンテンツ出力装置。 - 前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むことを特徴とする請求項12記載のコンテンツ出力装置。
- 前記ネットワーク内のIPアドレスはプライベートアドレスであり、
前記アクセス制限手段は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの間の変換を行う手段を含む
ことを特徴とする請求項12記載のコンテンツ出力装置。 - 前記アクセス制限手段はファイアウォールを含むことを特徴とする請求項14記載のコンテンツ出力装置。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050426 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071030 |