JP2006113710A - 情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 イントラネット等のネットワーク内文書データを、セキュリティレベルを落とすことなく外部ネットワークを介して出力する。
【解決手段】 イントラネット内で、登録ユーザのアクセスを許容したデータベースを有する文書管理システムと、ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムからデータを取得し情報出力システムに送信する代理システムと、代理システムから送信されるデータを受信し、出力装置を介して出力する情報出力システムを有する構成とし、各システムは独自のユーザ情報に基づく認証を行なう。本構成により、インターネット等に接続されたユーザの情報端末、および情報出力システムが、直接、文書管理システムと通信を実行することなく、代理システムとの通信のみによって文書の取得、出力が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに、詳細には、ユーザの情報端末などを利用してネットワークを介したデータ取得要求を行い、データをネットワークに接続されたプリンタに転送させて出力する構成とした情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
インターネットあるいはイントラネットなどを利用したネットワーク通信が盛んになり、ネットワークを介したデータ転送利用サービスも多様化してきている。また、ユーザが利用する情報処理端末の小型化・軽量化も急速に進んでいる。可搬型の情報処理端末としては従来のノートPC(Personal Computer)はもとより、さらに小型の機器、例えばインターネットアクセス機能を持ったPDA(Personal Digital Assistance)や携帯電話などが浸透しつつある。また、情報処理端末の小型軽量化、高性能化による機器面での充実、携帯電話・PHS(Personal Handy phone System)等の普及のみならず、ホットスポットサービスと呼ばれる無線LAN(Local Area Network)中継局の整備、VPN(Virtual Private Network)接続環境整備などの通信環境面のインフラも充実してきている。
しかしながら、例えば情報端末を携帯するユーザは、外出中にいつでもどこでも社内やホームオフィスと変わらない環境で、データの取得やプリント出力など、様々なデータ処理を行いたいという要望を持っているが、必ずしも、これらのユーザの要求を満足させる環境が整備されているという状況には至っていない。
なかでも、セールスマン/ウーマンなどの外勤者の場合、商品案内、プレゼンテーション資料などの顧客に即した情報を、いちいち帰社せずに社外で入手したいというニーズが高い。しかし、ユーザの携帯する情報処理端末単体では表示可能な情報量は限られており、また、可読性や書き込み、配布のしやすさ、低コストなどのメリットを考慮すると、従来どおりのプリントされたペーパーメディアを利用したいという場合も多い。
各種の情報端末を携帯しペーパーメディアの利用を希望するユーザに対し、出先で情報出力すなわちプリント環境を提供するシステムとして、例えばコンビニエンスストアなどの公共スペースに共有プリンタを設置し、ユーザの情報端末に格納されたデータを、共有プリンタを利用して出力させる構成が知られている。例えば、特許文献1には、セキュリティを保持しつつ、共有プリンタを利用する構成として、コンビニエンスストアなどに設置した共有プリンタをネットワーク接続し、ネットワーク経由で遠隔地から情報を転送してプリンタによって出力するプリントサーバの利用構成を開示している。
しかし、現状のネットワークを介したプリントサービスシステムは、共有プリンタを介して文書出力を行なう場合、ユーザの情報端末に格納された文書データを、一旦ネットワークを介して情報登録サーバに登録し、登録サーバに登録されたユーザデータをネットワーク経由してコンビニなどに設置された共有プリンタに再度転送して出力(プリント)するという処理が必要な構成となっている。すなわち、プリント出力可能なデータは、ユーザの端末から登録サーバに転送されて登録されたデータに限られ、ユーザの端末に格納されたデータ以外のネットワーク上のサーバなどに格納された文書データなどをユーザが自在に選択して出力可能とした構成とはなっていない。
従って、例えば、会社のサーバに保持されたデータでありユーザの端末には格納されていない文書データをコンビニなどに設置された共有プリンタに転送して出力するといった処理はできない。一般に、社内文書のような企業内イントラネット上に格納されている文書データは、ファイアウォールなどイントラネット固有のアクセス制限構成が構築されており、外部からのアクセスが制限されている。
会社の文書サーバなど、多くの機密データを含む文書が格納された文書管理システムを社外システムからアクセス可能な状態にするということは、機密保持やセキュリティの面から考えると好ましくない。つまり、公共の場所に設置され、インターネット等のネットワークに接続されたプリンタを利用した現在の情報出力システムが、イントラネットなど、特定の企業内ネットワークなどのネットワークに接続された文書管理システムの管理文書を取得し、インターネット等のネットワークに接続されたプリンタを利用して出力するといった構成は、セキュリティ上、問題であり実現することは困難である。
また、従来の一般的な文書管理システムは文書管理機能しか持っておらず、情報出力システムに対して自身が保持している情報を送信する機能は持っていない。このため、情報出力システムから文書管理システムに対して情報取得要求を行っても、文書管理システムは情報出力システムに情報を送信することができないという問題もある。
文書管理システムに対するアクセス権限の設定されたユーザが、ユーザの情報端末を利用して文書管理システムにアクセスし、文書管理システムから特定の文書をダウンロードし、ユーザの情報端末からさらに、インターネット等に接続された情報出力システムのサーバにデータをアップロードしてユーザ登録データとして、さらに、情報出力システムのサーバからコンビニなどに設置されたプリンタにデータ転送を行なってプリンタ出力を行なうという方法も可能ではあるが、この方法には以下のようなデメリットが存在する。すなわち、通信速度やコストが非常に限定されている携帯情報端末装置などの利用環境で、情報を一度ダウンロードし、再度アップロードすることで無駄な通信費用と時間的コストが発生する。また、携帯情報端末装置などのメモリ容量が限られた情報端末装置では大容量もしくは大量の情報を記録することができないため、処理可能なデータが制限されるという問題がある。これらは外出先で小型の情報処理端末を使う以上回避できない問題である。
なお、携帯情報端末装置を用いて所望の情報を検索し、使用者が指定した場所でその情報を出力する構成を開示した技術として、特許文献2に記載の構成がある。特許文献2には、携帯電話等の携帯情報端末装置を用いて、無線通信網を経由してホストコンピュータが保有している情報を検索し、検索した情報を携帯情報端末装置に記録させ、使用者が指定した出力装置で出力することにより、簡単で経済的な情報出力システムを実現している
しかしながら、上記の従来技術の構成は、検索した情報を携帯情報端末装置に記録し、その携帯情報端末装置を出力装置(プリンタ)に直接接続してプリンタ出力を行なう構成であるため、無線通信網を経由して携帯情報端末装置に情報をダウンロードする必要がある。そのため無線通信網を利用してダウンロードを行うために通信費用と時間的コストが上昇するという問題がある。また、メモリ容量が限られた携帯情報端末に多くの情報を記録することは困難であり処理可能なデータが小容量のデータに制限されるという問題がある。
また、特許文献3は、携帯情報端末装置の使用者が、所望の情報をデータセンタから検索し、使用者が指定した場所でその検索データの出力を可能とした情報出力システムを開示している。さらに、特許文献4は、ネットワーク経由で発行された情報出力要求を処理するネットワーク情報出力システムおよび方法として、携帯情報端末のように理論的および物理的な居場所が不特定な相手から発行された情報出力要求を処理するネットワーク情報出力システムを開示している。
しかし、特許文献3に記載の構成は、特定の専用回線網で接続された構成を必要としており、専用回線に接続されたネットワーク端末としてのプリンタへの出力は可能とした構成を開示しているにすぎない。また、特許文献4に記載の構成は、モバイル環境からの要求にしたがってテンプレートを元に作成・編集された文書を出力する構成であり、文書管理システム自体が、ユーザの携帯情報端末からのリクエストを処理する機能を備えていることが前提となる。一般的に、社内のローカルネットワークとしてのイントラネットに接続された文書管理システムは、セキュリティ上の制限から、外部からの直接アクセスは排除する構成とされている場合が多い。このような外部からのアクセスを拒絶するセキュリティレベルの高い文書管理システムを利用した場合には、特許文献4のような構成をとることができないという問題がある。
特開2001−134515 特開2001−195209 特開平10−222527 特開2001−256010
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、企業内イントラネットなどのアクセス制限のなされた内部ネットワークに接続され、外部からの直接アクセスが許容されない文書管理システムにおいて管理する文書等のデータの取得要求を、イントラネットに接続された代理システムに対して行ない、さらに代理システムが文書管理システムから必用データを取得し、取得したデータを外部の情報出力システムに送信する構成として、セキュリティレベルを低下させることなく文書管理システムの管理データをインターネットなどの外部ネットワークに接続されたプリンタを利用して出力することを可能とした情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
情報処理システムであり、
文書データを格納し、登録ユーザのみのアクセスを許容した文書データベースを有する文書管理システムと、
ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って前記文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する代理システムと、
前記代理システムから送信される文書データを受信し、出力装置を介して出力する情報出力システムを有し、
前記代理システムは、
ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、
前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得部と、
ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理部と、
を有する構成であることを特徴とする情報処理システムにある。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記代理システムおよび前記文書管理システムは、相互通信が許容された同一イントラネットに接続されたシステムとして構成され、前記情報出力システムは、前記イントラネット外に接続されたシステムであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記代理システムは、前記ユーザ端末から入力するユーザ情報と、前記文書管理システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム対応ユーザ情報とを対応付けたデータを格納した記憶部を有し、前記データ取得部およびデータ転送部は、前記記憶部に格納されたデータを参照して、前記文書管理システム対応ユーザ情報または前記情報出力システム対応ユーザ情報の取得処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記文書管理システムは、文書管理システムに対するアクセス権限を有するユーザに対応するユーザ情報を格納した文書管理システム記憶部と、代理システムから受信する文書管理システム対応ユーザ情報と、前記文書管理システム記憶部に格納されたユーザ情報との照合処理に基づく認証を実行する認証処理部とを有し、該認証処理部におけるユーザ認証の成立を条件として、代理システムに対する取得要求文書の提供処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記情報出力システムは、情報出力システムのサービス受領権限を有するユーザに対応するユーザ情報を格納した情報出力システム記憶部と、代理システムから受信する情報出力システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム記憶部に格納されたユーザ情報との照合処理に基づく認証を実行する認証処理部とを有し、該認証処理部におけるユーザ認証の成立を条件とした代理システムからの文書データ受信処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記情報出力システムは、前記代理システムから受信した文書データに対応するプリント予約番号を、代理システムに通知する処理を実行する構成であり、前記情報出力システムは、前記出力装置を介してユーザによって入力されるプリント予約番号に基づいて、該プリント予約番号に対応する文書データを取得し、出力装置を介して出力する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記代理システムは、さらに、前記ユーザ端末から入力する文書指定情報の解析を実行する情報解析部を有し、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析情報に基づく文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析に基づく文書指定情報に従って、複数の文書管理システムから、指定文書を格納し管理する文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して指定文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理システムの一実施態様において、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システムのアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する代理システムとしての情報処理装置であり、
ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、
前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得部と、
ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理部と、
を有する構成であることを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、前記ユーザ端末から入力するユーザ情報と、前記文書管理システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム対応ユーザ情報とを対応付けたデータを格納した記憶部を有し、前記データ取得部およびデータ転送部は、前記記憶部に格納されたデータを参照して、前記文書管理システム対応ユーザ情報または前記情報出力システム対応ユーザ情報の取得処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、さらに、前記ユーザ端末から入力する文書指定情報の解析を実行する情報解析部を有し、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析情報に基づく文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析に基づく文書指定情報に従って、複数の文書管理システムから、指定文書を格納し管理する文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して指定文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システムのアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する処理をコンピュータ上で実行させるコンピュータ・プログラムであり、
ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づく認証処理を実行する認証処理ステップと、
前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得ステップと、
ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理ステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記コンピュータ・プログラムを実行する情報処理装置は、前記ユーザ端末から入力するユーザ情報と、前記文書管理システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム対応ユーザ情報とを対応付けたデータを格納した記憶部を有し、前記データ取得ステップおよびデータ転送ステップでは、記憶部に格納されたデータを参照して、前記文書管理システム対応ユーザ情報または前記情報出力システム対応ユーザ情報の取得処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記コンピュータ・プログラムは、さらに、前記ユーザ端末から入力する文書指定情報の解析を実行する情報解析ステップを有し、前記データ取得ステップは、前記情報解析ステップにおける解析情報に基づく文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得する処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記データ取得ステップは、前記情報解析ステップにおける解析に基づく文書指定情報に従って、複数の文書管理システムから、指定文書を格納し管理する文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して指定文書データの取得要求を行なうステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ・プログラムの一実施態様において、前記データ取得ステップは、前記情報解析ステップにおける解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システムのアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なうステップを含むことを特徴とする。
さらに、本発明の第4の側面は、
ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する処理を実行する情報処理方法であり、
ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づく認証処理を実行する認証処理ステップと、
前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得ステップと、
ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法にある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能なコンピュータシステムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータシステム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、イントラネット内で、登録ユーザのアクセスを許容したデータベースを有する文書管理システムと、ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムからデータを取得し情報出力システムに送信する代理システムと、代理システムから送信されるデータを受信し、出力装置を介して出力する情報出力システムを有する構成とし、インターネット等に接続されたユーザの情報端末、および情報出力システムは、直接、セキュアデータを含む文書を格納し管理する文書管理システムとの通信を実行することなく、代理システムとのみの通信によって文書の取得、出力を行なう構成としたので、文書管理システムに対して、インターネットなど外部ネットワークからの直接的なアクセスを許容することなくすべての処理が実行可能となる。従って、イントラネット内の文書管理システムのセキュリティレベルを落とすことなく、データの入手が実現される。
さらに、本発明の構成においては、代理システムにおいて、ユーザ端末から入力するユーザ情報に基づく認証処理を実行し、さらに、ユーザ情報に基づいて文書管理システム対応ユーザ情報を取得して文書管理システムに提供する構成としたので、文書管理システムは、文書管理システムが管理するユーザ情報に基づくユーザ認証が実行可能であり、さらに、代理システムは、ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応のユーザ情報を取得して情報出力システムに提供する構成としたので、情報出力システムは、情報出力システムが管理するユーザ情報に基づくユーザ認証が実行でき、このユーザ認証成立を条件として文書データを入力して格納しユーザの要求に応じて出力(プリント)する構成としたので、それぞれのシステム固有のユーザ情報に基づく正規の認証が実行可能となり、セキュリティの高い文書管理、安全なデータ通信、出力が実現される。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理システム、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。
図1は本発明の情報処理システムの全体構成を示す図である。まず、本発明の情報処理システムの構成および処理の概要について図1を参照して説明する。具体的な処理シーケンスについては、図2以下を参照して後段で説明する。本発明の情報処理システムは、図1に示すように、イントラネット181に接続された文書管理システム110と、代理システム130、さらに、インターネット181に接続された情報出力システム150を有する。なお、図には、文書管理システム110、代理システム130、情報出力システム150を各々1つずつ示してあるが、これらは、ネットワーク上に複数存在可能である。
文書管理システム110は、文書データを格納し、登録ユーザのみのアクセスを許容した文書データベース111を有する。代理システム130は、ユーザ170の情報端末171からの要求を受信し、要求に従って文書管理システム110から文書データを取得し、情報出力システム150に送信する処理を実行する。情報出力システム150は、代理システム130から送信される文書データを受信し、出力装置162を介して出力する処理を実行する。
ユーザ170は、例えば携帯型の情報端末171を有し、情報端末171をインターネット182、ファイアウォール191を介して、あるいはリモートアクセスシステムとしての例えばRAS(Remote Access Service)192を介してイントラネット181に接続された代理システム130にアクセスすることができる。代理システム130は、ユーザからの要求に応じて、文書管理システム110によって管理された文書を取得し、コンビニ等の公共スペース161に設置された多数の出力装置162をネットワーク接続して管理する情報出力システム150に送信する。
情報出力システム150は、代理システム130から受信した文書データを情報登録サーバ151のデータベース152に格納する。その後、コンビニ等の公共スペース161に設置された出力装置162に入力されたユーザの要求に応じて出力装置162にデータを転送し、出力部(プリンタ)164を介して出力(プリント)する。
代理システム130は、所定の処理シーケンスに従って、ユーザの確認などを実行し、指定文書を文書管理システム110から取得して、情報出力システム150の情報登録サーバ151に、取得データを送信する。ユーザ170は、その後、例えばデータ取得要求時に設定された有効期限内の任意のタイミングにおいて、公共スペース161に設置された出力装置162を利用して、情報出力システム150の情報登録サーバ151に転送済みのデータを出力(プリント)してペーパーメディアとしてのデータを得ることができる。
この一連の処理において、ユーザ170の情報端末171、および情報出力システム150は、直接、文書管理システム110との通信を実行することはない。すなわち、文書管理システム110に対する外部からのアクセスを許容することなく、処理が実行される。従って、イントラネット181内の文書管理システムのセキュリティレベルを落とすことなく、データの入手が実現される。
図1に示す、各システムの詳細について説明する。イントラネット181は、例えば企業内ネットワークとして設定され、例えばアドレス識別処理による通信制御を実行する機能を持つファイアウォール191などにより、外部との通信が制限された構成を有する。
イントラネット181には、機密文書、内部文書などを含む様々なデータをデータベース111に格納し管理する文書管理システム110と、ユーザ170の(携帯)情報端末171からの要求を受領し、要求に従って、文書管理システム110からの文書の取得および、インターネット182に接続された情報出力システム150の情報登録サーバ151に取得データを転送する処理を実行する代理システム130が接続されている。
文書管理システム110は、機密文書、内部文書などを含む様々なデータを格納したデータベース111と、代理システム130や、その他のイントラネット181に接続された端末(図示せず)からの情報取得、あるいは閲覧要求に応じて、所定の認証アルゴリズムに従った認証処理を実行する認証処理部112、通信部113、およびユーザ情報等を格納した記憶部114を有し、文書要求者としてのユーザの認証の成立を条件として、データベース111に格納されたデータの出力あるいは開示処理を実行する。
文書管理システム110は、原則としてイントラネット181に直接接続されたシステムや機器からの情報要求に対する情報出力のみを実行し、ファイアウォール191の外のインターネット接続システム、または機器からの情報要求に対する情報開示、出力は実行しない。ただし、社員など特定のユーザは、予め設定されたID、パスワードなどを適用した認証シーケンスを実行することで、情報端末171を介して情報閲覧、情報取得が許容される構成としてもよい。しかし、この場合でも、情報出力システム150から文書管理システム110への直接的なアクセスは許容されない。
情報出力システム150は、インターネット182を介して接続された例えばコンビニなどの公共スペース161に設置されたネットワークプリンタなどの出力装置163によるデータの出力(プリント)サービスを実行するシステムである。情報出力システム150は、出力用のデータなどを登録するデータベース152を有する情報登録サーバ151を有する。情報登録サーバ151は、データベース152と、データベース152内のデータの出力権限を有するユーザ、すなわち情報出力システムのサービス受領権限を有するユーザであるか否かを判定するための認証処理を実行する認証処理部153、通信部154、およびユーザ情報等を格納した記憶部155を有する。
ユーザ170が代理システム130に依頼して、代理システム130が文書管理システム110から取得したデータは、情報出力システム150の情報登録サーバ151内のデータベース152に転送されて、格納されることになる。このデータ転送に際し、認証処理部153によって、ユーザ確認処理としての認証が実行され、出力サービスの許容された登録ユーザであることの確認がなされたことを条件として情報登録サーバ151へのデータ転送が実行され、データベース152への指定文書の格納処理がなされる。ユーザは、情報登録サーバ151内のデータベース152に格納された文書をコンビニなどの公共スペース161に設置された出力装置162を利用して出力処理(プリント)を行なうことができる。
情報出力システム150は、図に示すように、インターネット182に接続されたコンビニなどの公共スペースに設置された出力装置162をネットワーク接続しており、ユーザ170によって指定された出力先にデータを出力する。出力装置162の出力部164を介する印刷出力を行なう際には、通信部165を介して情報登録サーバ151に対して、ユーザの入力する文書指定情報としてのプリント予約番号を送信し、情報登録サーバ151から対応する文書データを受信し、出力部164を介して出力する。この処理に際して課金管理部163による課金処理を実行する。なお、課金処理構成を設けない構成としてもよい。
イントラネット181に接続された代理システム130は、ユーザ170の情報端末171からの要求に応じて、文書管理システム110から指定文書を取得し、情報出力システム150の情報登録サーバ151に出力する処理を実行する。
文書管理システム110は、図に示すようにデータ取得・転送処理部131、情報解析部132、通信部133、認証処理部134、記憶部135、データベース136を有する。
認証処理部134は、ユーザ170の情報端末171から受信するユーザID、パスワード等に基づいて記憶部135に格納されたユーザ情報を参照して認証処理を実行する。ユーザが代理システム130において登録されたユーザであることが確認されると、情報解析部132は、ユーザ170の情報端末171から、文書管理システム110のデータベース111に格納された文書の指定情報を含む文書取得要求を受領し、さらに記憶部135に格納されたユーザ情報に基づいてユーザの特定処理を行ない、ユーザ情報と、ユーザ170の情報端末171から受信した文書の指定情報を、データ取得・転送処理部131に出力する。
データ取得・転送処理部131は、ユーザ170の情報端末171から取得したユーザ情報に基づいて文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、取得した文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を文書管理システム110に出力して指定文書データを取得する処理を実行する。
データ取得・転送処理部131は、情報解析部132から受領した情報に基づいて、文書管理システム110のデータベース111に格納された指定文書を取得し、取得データをデータベース136に格納する。さらに、その後、データベース136に格納された文書データを情報出力システム150の情報登録サーバ151に出力する処理を実行する。
なお、データ取得・転送処理部131は、ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システム150に出力し、情報出力システム150におけるユーザ認証の成立を条件として、文書管理システム110から取得した文書データを情報出力システム150に送信する処理を実行する。
また、データ取得・転送処理部131は、情報登録サーバ151が受信した文書データに基づいて生成したプリント予約番号を情報登録サーバ151から受信し、通信部133は、プリント予約番号をユーザ170の情報端末171と、情報出力システム150に送信する処理を実行する。
ユーザ170は、プリント予約番号171を情報端末171によって受信し、その後、情報出力システム150の管理する公共スペース161に設置された出力装置162にプリント予約番号を入力する。情報出力システム150の情報登録サーバ151は、プリント予約番号に対応する文書データを取得して出力部163を介して文書データを出力(プリント)する。なお、この処理の際、必要に応じて課金管理部162による課金処理が実行される。
次に、図2以下を参照して、ユーザ170の代理システム130に対するアクセスから、情報出力システム150の管理する出力装置162を介するデータ出力までの一連の処理の詳細について説明する。
図2、図3のシーケンス図に従って、各処理について説明する。まず、図2に示すステップS01において、ユーザ170は、ユーザの所有する情報端末171を用いて、インターネット182、イントラネット181を介して代理システム130に接続する。ユーザの情報端末171からインターネット182への接続方法は、携帯電話、PHS(Personal Handy phone System)などによるダイアルアップ、インターネットカフェの利用、ホットスポットサービスと呼ばれる無線LAN(Local Area Network)中継局の利用など、様々な接続方法の利用が可能であり、その手法は特定のものに限定されない。インターネット182からイントラネット181へのアクセスは、既存の各種VPN(Virtual Private Network)技術の利用構成が適用できる。なお、イントラネット181内に設けられたRAS(Remote Access Service)192に直接ダイアルアップする場合は、VPN技術は不要である。RAS(Remote Access Service)は、電話回線やクロスケーブルによって直結されたシリアルポート、ISDNなどによってサポートされており、NetBEUIプロトコル、TCP/IPによる通信が可能である。
ステップS01の処理、すなわち、ユーザ170による情報端末171を適用した代理システム130へのアクセスに際して、ユーザはユーザID、パスワードを情報端末171に入力して代理システム130へ送信する。情報端末171には、この一連の処理に対応するプログラムが格納されており、プログラムの起動によってユーザID、パスワードの入力画面が情報端末171に表示される。情報端末171に表示されるユーザID、パスワードの入力画面の構成例を図4に示す。図4に示すように、入力画面には、ユーザID入力部211、パスワード入力部212が表示され、ユーザ170は情報端末171のキーボードなどの入力手段を利用して自己のユーザIDおよびパスワードを入力して代理システム130に送信する。なお、ユーザID、パスワードは、このシステムを利用する登録ユーザに対応して予め設定されたデータであり、代理システム130の記憶部135に格納されたユーザ情報として登録されている。
代理システム130は、ユーザの情報端末171からユーザID、パスワードを受信すると、ステップS02において、受信したユーザID、パスワードに基づく認証処理を実行する。この処理を実行するのは図1に示す認証処理部134である。認証処理部134は、ユーザの情報端末171から受信したユーザIDと、パスワードが、代理システム130の記憶部135にユーザ情報として登録されているユーザIDとユーザパスワードの組み合わせと一致するか否かを判定し、一致する登録エントリが存在することを条件とした認証処理を実行する。なお、ここで示す認証処理は一例であり、この処理形態に限らず、その他の認証シーケンス、例えば公開鍵暗号アルゴリズムに基づく認証処理シーケンスなどを実行する構成としてもよい。
認証が成立し、ユーザが代理システム130に登録された正規ユーザであることが確認されると、ユーザ170は情報端末171から文書指定情報と印刷設定情報を代理システム130に対して送信する。
ユーザ170は、情報端末171に提示される入力画面に対して文書指定情報と印刷設定情報を入力して代理システム130に送信する。文書指定情報と印刷設定情報の入力画面の構成例を図5に示す。図5に示すように、入力画面には、文書指定情報入力部231が設定され、ユーザは、ここに文書管理システム110のデータベース111に格納された文書を識別するための文書指定情報を入力する。この文書指定情報は、文書管理システム110の管理する文書識別情報に対応する情報であればよく、例えば情報リソース識別子として適用されているURL(Uniform Resource Locator)などを入力する。
さらに、印刷設定情報として、「カラーモード」、「暗証番号」、「プリント可能回数」、「有効期限」の各設定を行う。「カラーモード」は印刷態様の指定情報であり、カラー出力を行なうかし白黒出力を行なうか、あるいは印刷時に指定するかのいずれかを設定する。「暗証番号」設定欄は、プリント時に暗証番号の入力を必須とする場合に、暗証番号を登録するために使用する。「プリント可能回数」は、複数回のプリントを行いたい場合、その回数を設定する。「有効期限」は、プリントの許容される有効期限を設定するための項目である。ユーザは、この入力画面に対して文書指定情報と印刷設定情報を入力して代理システム130に送信する。
図2のステップS04において、代理システム130の情報解析部132は、ユーザの情報端末171から受信した文書指定情報と印刷設定情報を解析する。次に、代理システム130のデータ取得・転送処理部131は、ステップS05において、認証処理部134において認証の成立したユーザに対応するユーザ情報(ユーザID,パスワード)を文書管理システム110にイントラネット181を介して送信し、さらに、情報解析部132から受領した文書指定情報と印刷設定情報を文書管理システム110にイントラネット181を介して送信する。
なお、ステップS05において、文書管理システム110に送信するユーザ情報(ユーザID,パスワード)は、文書管理システム110のユーザ管理情報として文書管理システム110の記憶部114に記録されたユーザ情報に対応するユーザIDとパスワードであることが必要である。
代理システム130は、代理システムにおける各登録ユーザについて、各文書管理システム毎のユーザ登録情報(ユーザID,パスワード)を対応付けて管理し、さらに、各情報出力システム毎のユーザ登録情報(ユーザID,パスワード)を対応付けて管理している。図6を参照して代理システム130が記憶部135に格納しているユーザ情報の構成について説明する。
代理システム130は、図6に示すように、
(a)代理システム登録ユーザ情報
(b)文書管理システム対応ユーザ情報
(c)情報出力システム対応ユーザ情報
を関連付けて記憶部135に格納している。
(a)代理システム登録ユーザ情報は、「ユーザNo.」、「ユーザID」、「パスワード」の対応データから構成される。これらの「ユーザNo.」、「ユーザID」、「パスワード」は、代理システム130が独自に設定したデータである。
(b)文書管理システム対応ユーザ情報は、代理システム登録ユーザ情報に登録されたユーザの「ユーザNo.」毎のデータ表からなる。図には、代理システム登録ユーザ情報に登録されたユーザNo.=1のユーザの文書管理システム対応ユーザ情報を示している。ユーザNo.=1のユーザは、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報の3つのエントリに記録されたアドレス、すなわち、
「172.20.・・」
「tom.tky・・」
「dual.dsj・・」
の3つの異なる文書管理システムの利用が許容されたユーザである。
図1には1つの文書管理システム110のみを示してあるが、イントラネット181には、複数の文書管理システムが接続され、代理システム130は、イントラネット181に接続された複数の文書管理システムからの文書取得処理を実行する。図6(b)に示すように、文書管理システム対応ユーザ情報は、各登録ユーザ毎に、それぞれアクセスの許容された文書管理システムのアドレスと、その文書管理システムにおいてユーザ管理情報として適用しているユーザ情報としてのユーザIDとパスワードが対応付けられて格納されている。例えばエントリ251は、アドレス「172.20.・・」によってアクセス可能な文書管理システムでは、代理システム130の登録ユーザ(ユーザNo.=1)が、ユーザID[nak]と、パスワード[******]とによって管理されていることを示す。
(c)情報出力システム対応ユーザ情報も、代理システム登録ユーザ情報に登録されたユーザの「ユーザNo.」毎のデータ表からなる。図6(c)には、代理システム登録ユーザ情報に登録されたユーザNo.=1のユーザの情報出力システム対応ユーザ情報を示している。ユーザNo.=1のユーザは、図6(c)に示す情報出力システム対応ユーザ情報の3つのエントリに記録されたアドレス、すなわち、
「www.print・・」
「143.94.・・」
「dxx450.print・・」
の3つの異なる情報出力システムの利用が許容されたユーザである。
図1には1つの情報出力システム160のみを示してあるが、インターネット182には、複数の情報出力システムが接続され、代理システム130は、インターネット182に接続された複数の情報出力システムに対する文書転送処理を実行する。図6(c)に示すように、情報出力システム対応ユーザ情報は、各登録ユーザ毎に、それぞれ利用の許容された情報出力システムのアドレスと、その情報出力システムにおいてユーザ管理情報として適用しているユーザ情報としてのユーザIDとパスワードが対応付けられて格納されている。例えばエントリ252は、アドレス「www.print・・」によってアクセス可能な情報出力システムでは、代理システム130における登録ユーザ(ユーザNo.=1)が、ユーザID[222250]と、パスワード[******]とによって管理されていることを示す。
ステップS05において、代理システム130が文書管理システム110にユーザ情報(ユーザID,パスワード)を送信する場合、代理システム130は、文書の取得処理を実行する対象となる文書管理システムを選定して、その選定した文書管理システムに対応するユーザのユーザIDとバスワードとを選択して文書管理システムに送信する。
図7を参照して、代理システム130が文書管理システム110に送信するユーザ情報(ユーザID,パスワード)を選択する処理の詳細について説明する。この処理は、代理システム130のデータ取得・転送処理部131において実行される。図7のフローチャートの各ステップの処理について説明する。まず、ステップS101において、ユーザの情報端末171から受信し、代理システム130の認証処理部134において認証の成立したユーザのユーザIDに基づいて、図6(a)に示す代理システム登録ユーザ情報を検索し、ユーザID対応のユーザNo.を取得する。例えばユーザIDが[nakamura]である場合取得するユーザNo.は[001]となる。
ステップS102において、図6(a)に示す代理システム登録ユーザ情報から取得したユーザNo.に基づいて、文書管理システム対応ユーザ情報を取得する。これは、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報であり、図6(a)に示す代理システム登録ユーザ情報から取得したユーザNo.=[1]である場合、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報が代理システム130の記憶部135から抽出される。
ステップS103において、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報から、ユーザからの要求された文書を格納した文書管理システムを選択する。この選択処理は、ユーザから受信した文書指定情報(URL)に基づいて実行され、「文書指定情報(URL)」に基づいて、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報の「文書管理システムのアドレス」の値について、前方一致検索を実行し、一致するアドレスを持つエントリを選択する処理によって実行される。文書指定情報(URL)には、文書管理システムのアドレスの値を含むデータとなっており、この処理によって、ユーザの指定文書を格納した文書管理システムの特定が可能となる。このように、代理システム130のデータ取得・転送処理部131は、情報解析部132の解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システム110のアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なう。
次に、ステップS104において、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報から選択されたエントリに設定されたユーザIDとパスワードを取得して、選択エントリの文書管理システムのアドレスを宛先として送信する。この処理が図2のステップS05のユーザID、パスワードの送信処理として実行されることになる。ステップS06の解析情報(文書指定情報など)送信も、図6(b)に示す文書管理システム対応ユーザ情報から選択されたエントリに設定された文書管理システムのアドレスを宛先として送信する。
次に、文書管理システム110は、ステップS07において、代理システム130から受信したユーザ情報(ユーザID,パスワード)と、文書管理システム110の記憶部113に登録されたユーザ情報(ユーザID,パスワード)と照合し、一致するエントリの有無を確認する。一致するエントリが存在することを認証成立の条件とする。認証が成立すると、文書管理システム110は、代理システム130から受信した文書指定情報(例えばURL)に従って、指定文書をデータベース111から取得して、ステップS08において、代理システム130に送信する。文書管理システム110から代理システム130に対する文書の送信はイントラネット181を介したデータ送信処理として実行され、外部のインターネットを介することなく実行される。
代理システム130は、ステップS09において、文書管理システム110から受信した文書データをデータベース136に格納する。次に、代理システム130のデータ取得・転送処理部131は、情報出力システム150の情報登録サーバ151にアクセスし、認証処理部134が行ったユーザ認証において取得したユーザID対応のユーザNo.に基づいて、図6(c)に示す情報出力システム対応ユーザ情報を選択し、さらに、文書の送信対象となる出力処理システムを選定して、その選定した出力処理システムに対応するユーザのユーザIDとバスワードとを選択して出力処理システムに送信する。
なお、代理システム130は、ユーザからの出力先指定情報、すなわち情報出力システムの指定情報を受領して、その指定された情報出力システムにのみ、取得文書を送信してもよいが、ユーザからの出力先指定を受領せず、ユーザが出力処理サービスを許容されたすべての登録された情報出力システムに対して文書データを送信する構成としてもよい。ここでは、出力先指定をユーザから受領することなく、ユーザが出力処理サービスを許容されたすべての登録された情報出力システムに対して文書データを送信する処理例について説明する。図6(c)に示す例では、ユーザNo.=1のユーザは、図6(c)に示す情報出力システム対応ユーザ情報の3つのエントリに記録されたアドレス、すなわち、
「www.print・・」
「143.94.・・」
「dxx450.print・・」
の3つの異なる情報出力システムの利用が許容されたユーザである。
この場合、代理システム130は、「www.print・・」のアドレスを持つ情報出力システムに対しては、ユーザID[222250]、パスワード[******]を送信し、「143.94・・」のアドレスを持つ情報出力システムに対しては、ユーザID[450]、パスワード[******]を送信し、「dxx450print・・」のアドレスを持つ情報出力システムに対しては、ユーザID[111AA1]、パスワード[******]を送信する。
この処理が図2のステップS10のユーザID、パスワードの送信処理として実行されることになる。なお、ユーザから出力先指定情報を受領する構成、すなわち情報出力システムの指定情報を受領する構成とした場合は、その指定された情報出力システムにのみ、取得文書を送信することになり、その指定先エントリを図6(c)に示す情報出力システム対応ユーザ情報から選択し、選択エントリに設定されたユーザIDとパスワードを選択して、選択された情報出力システムに送信する。
なお、代理システム130と情報出力システム150との通信は、暗号化データ通信として実行することが好ましく、例えばSSL(Secure Socket Layer)プロトコルを適用した通信として実行される。代理システム130と情報出力システム150間の通信にSSL当の暗号化通信形態を採用することでセキュアなデータ通信を実現する。
情報出力システム150における登録サーバ151の認証処理部153は、図3に示すステップS11において、代理システム130から受信したユーザ情報(ユーザID、パスワード)に基づく認証処理を実行する。この認証処理は、代理システム130から受信したユーザ情報(ユーザID,パスワード)と、情報出力システム150の記憶部155に登録されたユーザ情報(ユーザID,パスワード)と照合し、一致するエントリの有無を確認する処理として実行される。
一致するエントリが存在することを認証成立の条件とし、認証が成立すると、認証が成立したことを代理システム130に通知する。代理システム130は、この認証成立通知を受領したことを条件として、ステップS12において、文書管理システム110から取得し代理システム130のデータベース136に格納済みの文書データを情報出力システム150の情報登録サーバ151に送信する。情報出力システム150の情報登録サーバ151は、ステップS13において、受信データをデータベース152に格納する。
ステップS14において、情報出力システム150の情報登録サーバ151は、代理システム130から受信した文書に対応するプリント予約番号を生成し、代理システム130に通知する。情報出力システム150は、このプリント予約番号を、データベース152に格納した文書データに対応付けてデータベース152または記憶部155に格納する。
ステップS15において、代理システム130のデータ取得・転送処理部は、情報出力システム150から受信した文書に対応して生成されたプリント予約番号を、通信部133を介してユーザ170の情報端末171に送信する。ユーザ170は、情報端末171にこれらの受信情報を表示して確認することができる。
図8を参照して、プリント予約番号の発行された文書関連情報の表示例について説明する。図8に示すように、プリント予約を実行したユーザ名、プリント予約対象の文書ファイル名、プリント予約番号、ファイルサイズ、用紙サイズ、ページ情報、有効期限情報などによって構成される。これらの情報は、ユーザが代理システムに送信した情報および文書管理システム110による管理文書に対応する属性情報に基づいて、情報出力システム150が生成した情報である。ユーザは、これらの情報に基づいて、自己がプリント予約したデータを確認することができる。
図3に戻り、処理シーケンスの続きについて説明する。ステップS15において、プリント予約番号を受領したユーザは、情報出力システム150の管理する出力装置を設置した公共スペース161に出向き、ステップS16において、出力装置162に、代理システム110から受信したプリント予約番号を入力する。
出力装置162には、図1には示していないが、プリント予約番号を入力するためのユーザインタフェースが備えられている。図9にユーザインタフェースの例を示す。図9に示すように、ユーザインタフェースには、プリント予約番号入力部271と、プリント予約番号の構成データ入力用のキーがタッチパネルとして表示され、ユーザはキーを指で触れて、予め代理システム130から受領してあるプリント予約番号を入力し、確認ボタンを押す。入力されたプリント予約番号は、確認ボタンの押下によって、情報登録サーバ151に送信される。
図1に示す情報出力システム150の情報登録サーバ151は、代理システム130に送信済みのプリント予約番号との照合処理を実行し、さらにプリント予約番号に対応してデータベース152に格納された文書データを取得し、取得した文書データを出力装置162に送信する。
出力装置162は、情報登録サーバ151から文書データを受信し、図3に示すステップS17において、出力装置162の出力部165を介して、出力処理(プリント)を実行する。
情報出力システムにおいて実行するプリント処理に関連する一連の処理シーケンスについて、図10に示すフローチャートを参照して説明する。ステップS201〜S203は、情報登録サーバにおいて実行される処理であり、出力装置162から受信したプリント予約番号に基づいてデータベース152の検索を実行する。
プリント予約番号に対応する文書が存在する場合(S202:Yes)は、ステップS203で対応文書データをデータベース152から取得して、出力装置162に送信する。プリント予約番号に対応する文書がない場合(S202:No)は、ステップS211に進み、出力装置162にエラーメッセージを送信し、出力装置162のユーザインタフェースにエラーメッセージを表示する。
プリント予約番号に対応する文書があり、ステップS203で対応文書データをデータベース152から取得して出力装置162に送信した際は、ステップS204において、出力装置162の課金管理部163の処理として課金処理が実行される。ステップS205において課金情報を出力装置162のユーザインタフェースに表示し、ステップS206においてユーザによる現金の投入を確認した後、ステップS207においてプリント予約番号に対応する文書データが出力(プリント)される。なお、前述したように、課金処理は必須ではなく、必要に応じて実行される処理である。
上述したように、本発明の情報処理システムにおいては、ユーザ170の情報端末171、および情報出力システム150は、直接、セキュアデータとしての文書を格納し管理する文書管理システム110との通信を実行することなく、代理システムとのみの通信によって文書の取得、出力を行なう構成であり、文書管理システム110に対する外部からのアクセスを許容することなく、すべての処理が実行される。従って、イントラネット181内の文書管理システムのセキュリティレベルを落とすことなく、データの入手が実現される。また、インターネットを介した文書データの通信においては、たとえばSSL等の暗号化データ通信プロトコルを適用した通信が実行されるので、文書データの漏洩可能性を低減し、安全なデータ通信、出力が実現される。
最後に、上述した処理を実行する図1に示す代理システム130のハードウェア構成例について、図11を参照して説明する。なお、図11に示す構成は、代理システム130のみならず、文書管理システム110、情報登録サーバ151、出力装置162、ユーザの保有する情報端末172の各データ処理を実行する装置として適用可能な1つのハードウェア構成例を示す図である。
CPU(Central Processing Unit)501は、基幹プログラムとしてのOS(Operating System)を実行するとともに、上述の実施例において説明した各種のデータ処理、すなわちデータ検索処理、通信処理、表示情報生成処理等の各処理の実行シーケンスを記述した各種コンピュータ・プログラムに従った処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)502は、CPU501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)503は、CPU501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス504により相互に接続されている。
ホストバス504は、ブリッジ505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス506に接続されている。
キーボード508、ポインティングデバイス509は、ユーザにより操作される入力デバイスである。ディスプレイ510は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。
HDD(Hard Disk Drive)511は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU501によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ハードディスクは、図1に示すデータベース、記憶部等に対応し、例えば文書データ、ユーザ情報、さらに、各種のデータ処理を実行するためのコンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体521に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース507、外部バス506、ブリッジ505、およびホストバス504を介して接続されているRAM503に供給する。
接続ポート514は、外部接続機器522を接続するポートであり、USB,IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート514は、インタフェース507、および外部バス506、ブリッジ505、ホストバス504等を介してCPU501等に接続されている。通信部515は、ネットワークに接続され、CPU501、またはHDD511等からの供給データの送信、データ受信を実行する。
なお、図11に示す情報処理装置のハードウェア構成例は、PCを適用して構成した装置の一例であり、本発明の情報処理装置は、図11に示す構成に限らず、上述した実施例において説明した処理を実行可能な構成であればよい。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、イントラネット内で、登録ユーザのアクセスを許容したデータベースを有する文書管理システムと、ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムからデータを取得し情報出力システムに送信する代理システムと、代理システムから送信されるデータを受信し、出力装置を介して出力する情報出力システムを有する構成とし、インターネット等に接続されたユーザの情報端末、および情報出力システムは、直接、セキュアデータを含む文書を格納し管理する文書管理システムとの通信を実行することなく、代理システムとのみの通信によって文書の取得、出力を行なう構成としたので、文書管理システムに対して、インターネットなど外部ネットワークからの直接的なアクセスを許容することなくすべての処理が実行可能となる。従って、イントラネット内の文書管理システムのセキュリティレベルを落とすことなく、データの入手が実現される。
さらに、本発明の構成においては、代理システムにおいて、ユーザ端末から入力するユーザ情報に基づく認証処理を実行し、さらに、ユーザ情報に基づいて文書管理システム対応ユーザ情報を取得して文書管理システムに提供する構成としたので、文書管理システムは、文書管理システムが管理するユーザ情報に基づくユーザ認証が実行可能であり、さらに、代理システムは、ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応のユーザ情報を取得して情報出力システムに提供する構成としたので、情報出力システムは、情報出力システムが管理するユーザ情報に基づくユーザ認証が実行でき、このユーザ認証成立を条件として文書データを入力して格納しユーザの要求に応じて出力(プリント)する構成としたので、それぞれのシステム固有のユーザ情報に基づく正規の認証が実行可能となり、セキュリティの高い文書管理、安全なデータ通信、出力が実現される。
本発明の情報処理システムの全体構成を示す図である。 本発明の情報処理システムの処理シーケンスを説明するシーケンス図(その1)である。 本発明の情報処理システムの処理シーケンスを説明するシーケンス図(その2)である。 本発明の情報処理システムにおける代理システムを利用する際にユーザの情報端末に提示されるユーザID、パスワード入力画面例を示す図である。 本発明の情報処理システムにおいて、代理システムに対して文書指定情報および印刷設定情報を送信する際にユーザの情報端末に提示される入力画面例を示す図である。 本発明の情報処理システムにおける代理システムが保持するユーザ情報について説明する図である。 本発明の情報処理システムにおける代理システムが実行する文書システム対応のユーザIDおよびパスワード取得処理シーケンスについて説明するフロー図である。 本発明の情報処理システムにおける代理システムがユーザの情報端末に提供するプリント予約情報のデータ構成を説明する図である。 本発明の情報処理システムにおける情報出力システムが出力装置においてユーザに提示するプリント予約番号入力画面構成を示す図である。 本発明の情報処理システムにおける情報出力システムが実行するプリント予約番号に基づくデータ出力処理シーケンスについて説明するフロー図である。 本発明の情報処理システムにおける代理システムおよびその他の情報処理装置のハードウェア構成例について説明する図である。
符号の説明
110 文書管理システム
111 データベース
112 認証処理部
113 通信部
114 記憶部
130 代理システム
131 データ取得・転送処理部
132 情報解析部
133 通信部
134 認証処理部
135 記憶部
136 データベース
150 情報出力システム
151 情報登録サーバ
152 データベース
153 認証処理部
154 通信部
155 記憶部
161 公共スペース
162 出力装置
163 課金管理部
164 出力部
165 通信部
170 ユーザ
171 情報端末
181 イントラネット
182 インターネット
191 ファイアウォール
192 RAS
211 ユーザID入力部
212 パスワード入力部
271 パスワード予約番号入力部
501 CPU(Central Processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器

Claims (20)

  1. 情報処理システムであり、
    文書データを格納し、登録ユーザのみのアクセスを許容した文書データベースを有する文書管理システムと、
    ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って前記文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する代理システムと、
    前記代理システムから送信される文書データを受信し、出力装置を介して出力する情報出力システムを有し、
    前記代理システムは、
    ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、
    前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得部と、
    ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理部と、
    を有する構成であることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記代理システムおよび前記文書管理システムは、相互通信が許容された同一イントラネットに接続されたシステムとして構成され、前記情報出力システムは、前記イントラネット外に接続されたシステムであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記代理システムは、
    前記ユーザ端末から入力するユーザ情報と、前記文書管理システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム対応ユーザ情報とを対応付けたデータを格納した記憶部を有し、前記データ取得部およびデータ転送部は、前記記憶部に格納されたデータを参照して、前記文書管理システム対応ユーザ情報または前記情報出力システム対応ユーザ情報の取得処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記文書管理システムは、
    文書管理システムに対するアクセス権限を有するユーザに対応するユーザ情報を格納した文書管理システム記憶部と、
    代理システムから受信する文書管理システム対応ユーザ情報と、前記文書管理システム記憶部に格納されたユーザ情報との照合処理に基づく認証を実行する認証処理部とを有し、
    該認証処理部におけるユーザ認証の成立を条件として、代理システムに対する取得要求文書の提供処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報出力システムは、
    情報出力システムのサービス受領権限を有するユーザに対応するユーザ情報を格納した情報出力システム記憶部と、
    代理システムから受信する情報出力システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム記憶部に格納されたユーザ情報との照合処理に基づく認証を実行する認証処理部とを有し、
    該認証処理部におけるユーザ認証の成立を条件とした代理システムからの文書データ受信処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報出力システムは、前記代理システムから受信した文書データに対応するプリント予約番号を、代理システムに通知する処理を実行する構成であり、
    前記情報出力システムは、
    前記出力装置を介してユーザによって入力されるプリント予約番号に基づいて、該プリント予約番号に対応する文書データを取得し、出力装置を介して出力する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  7. 前記代理システムは、さらに、
    前記ユーザ端末から入力する文書指定情報の解析を実行する情報解析部を有し、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析情報に基づく文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  8. 前記データ取得部は、
    前記情報解析部の解析に基づく文書指定情報に従って、複数の文書管理システムから、指定文書を格納し管理する文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して指定文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記データ取得部は、
    前記情報解析部の解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システムのアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  10. ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する代理システムとしての情報処理装置であり、
    ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づいて認証処理を実行する認証処理部と、
    前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得部と、
    ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理部と、
    を有する構成であることを特徴とする情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、
    前記ユーザ端末から入力するユーザ情報と、前記文書管理システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム対応ユーザ情報とを対応付けたデータを格納した記憶部を有し、前記データ取得部およびデータ転送部は、前記記憶部に格納されたデータを参照して、前記文書管理システム対応ユーザ情報または前記情報出力システム対応ユーザ情報の取得処理を実行する構成であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、さらに、
    前記ユーザ端末から入力する文書指定情報の解析を実行する情報解析部を有し、前記データ取得部は、前記情報解析部の解析情報に基づく文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  13. 前記データ取得部は、
    前記情報解析部の解析に基づく文書指定情報に従って、複数の文書管理システムから、指定文書を格納し管理する文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して指定文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記データ取得部は、
    前記情報解析部の解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システムのアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なう構成であることを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  15. ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する処理をコンピュータ上で実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づく認証処理を実行する認証処理ステップと、
    前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得ステップと、
    ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理ステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
  16. 前記コンピュータ・プログラムを実行する情報処理装置は、前記ユーザ端末から入力するユーザ情報と、前記文書管理システム対応ユーザ情報と、前記情報出力システム対応ユーザ情報とを対応付けたデータを格納した記憶部を有し、
    前記データ取得ステップおよびデータ転送ステップでは、記憶部に格納されたデータを参照して、前記文書管理システム対応ユーザ情報または前記情報出力システム対応ユーザ情報の取得処理を実行することを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  17. 前記コンピュータ・プログラムは、さらに、
    前記ユーザ端末から入力する文書指定情報の解析を実行する情報解析ステップを有し、
    前記データ取得ステップは、前記情報解析ステップにおける解析情報に基づく文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得する処理を実行するステップであることを特徴とする請求項15に記載のコンピュータ・プログラム。
  18. 前記データ取得ステップは、
    前記情報解析ステップにおける解析に基づく文書指定情報に従って、複数の文書管理システムから、指定文書を格納し管理する文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して指定文書データの取得要求を行なうステップを含むことを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
  19. 前記データ取得ステップは、
    前記情報解析ステップにおける解析によって得られる文書指定情報としてのURL(Uniform Resource Locator)に基づく文書管理システムのアドレス検索によって、複数の文書管理システムから、特定の文書管理システムを選択し、該選択文書管理システムに対して文書データの取得要求を行なうステップを含むことを特徴とする請求項17に記載のコンピュータ・プログラム。
  20. ユーザ端末からの要求を受信し、該要求に従って文書管理システムから文書データを取得し、情報出力システムに送信する処理を実行する情報処理方法であり、
    ユーザ端末から通信部を介して入力するユーザ情報に基づく認証処理を実行する認証処理ステップと、
    前記ユーザ情報に基づいて前記文書管理システム対応ユーザ情報を取得し、該文書管理システム対応ユーザ情報および文書指定情報を前記文書管理システムに出力して指定文書データを取得するデータ取得ステップと、
    ユーザから取得したユーザ情報に基づいて情報出力システム対応ユーザ情報を取得し、該取得ユーザ情報を情報出力システムに出力し、情報出力システムにおけるユーザ認証成立を条件として、文書管理システムから取得した文書データを情報出力システムに送信するデータ転送処理ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
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