JP2004046575A - 楽曲検索システム、楽曲検索方法、及び楽曲検索装置 - Google Patents

楽曲検索システム、楽曲検索方法、及び楽曲検索装置 Download PDF

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Takayasu Miki
三木 孝保
Takashi Takeda
竹田 享司
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Abstract

【課題】利用者が新たに入手を希望する楽曲の検索にあたり、すでに自分の好みに応じて所有している楽曲や好みが明確な楽曲の書誌情報から、好みの楽曲に類似する未知の楽曲を検索し、さらに、検索結果として価格や類似度の情報を同時に提示することにより、より多くの情報をもとに購入の判断を可能にする。
【解決手段】楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納するデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された楽曲識別子に該当する楽曲の所在と価格を検索する楽曲情報検索手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者の好みの楽曲に類似する楽曲を、楽曲の音響信号から抽出した特徴量をもとに検索し、楽曲の価格・入手先などの楽曲情報と共に提供する楽曲検索システム、楽曲検索方法、及び楽曲検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル化された楽曲の販売は、音楽CDやMDなどの物理的な媒体を用いるのみならず、インターネット上のサーバにデジタル化し圧縮した楽曲を蓄え、暗号化による著作権保護機能や、課金決済機能を設けたシステムを構築し、利用者が所望する楽曲を、いつでも好きな時間に家庭のパーソナルコンピュータから、インターネット経由で購入することが可能な楽曲販売サービスが普及しつつある。しかし、このような形態でのサービスでは、利用者は、嗜好にあった曲を探すにために、インターネット上の複数の販売サイトを個別にアクセスして、1曲づつ試聴した上で、どの曲を購入すべきかを決定する必要がある。
【0003】
一方、特願2001―05133では、音楽の特性を表現する際に使用される音楽表現因子(例えば、明るさや因子や悲しさ因子)を用いて、複数の音楽表現因子ごとに重み付けられた値をもとに楽曲の特性を表現することによって、利用者の嗜好にあった楽曲を検索し販売するサービスを提案している。しかし、このような形態のシステムを提供するためには、音楽表現因子を用いた分析を各楽曲ごとに実施する必要がある。また、楽曲提供者が試聴システムを構築する場合、楽曲の著作権保護のため、楽曲データと別に試聴データを用意したり、試聴時に楽曲データをコピーされないように保護機能を別途設けるなどの対策を講じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の提供形態によれば、利用者は、好みの曲を探すため、インターネット上の複数の販売サイトを個別にアクセスし、1曲づつ試聴しなければならず、さらに、購入の決定のためには、試聴した楽曲に対する好みの度合いと価格を1曲づつ調べて、全体的な判断を利用者自ら行う必要があり、利用者にとって非常に煩雑である。また、楽曲名やジャンルのような楽曲の書誌情報からだけでは楽曲の内容を知ることができないので、どうしても試聴する必要が発生するが、楽曲提供側が試聴システムを構築する場合、楽曲の著作権保護のため、楽曲データと別に試聴データを用意したり、試聴時に楽曲データをコピーされないように保護機能を別途設けるなどの対策を講じる必要があり、システム構築のコストが高くなっている。音楽表現因子を用いて利用者の嗜好にあった楽曲を検索する場合には、書誌情報からだけではなく、楽曲自体の内容からうける印象をもとに検索を行うため、試聴しなければならない必要性は少ないが、楽曲音楽表現因子を用いた分析を各楽曲ごとに実施せねばならず、楽曲のデータベースを構築するために多大なコストがかかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するための手段として、本発明の請求項1に記載の楽曲検索システムは、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納するデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量、との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された楽曲識別子に該当する楽曲の所在や価格を検索する楽曲情報検索手段とを有する第1のサーバを有し、少なくとも楽曲名と価格と楽曲データの所在情報とを関連付けた楽曲情報を格納するデータベースを有する少なくとも1つの第2のサーバに対し、楽曲情報検索手段は楽曲識別子をもとにして第2のサーバに対して該当する楽曲情報の検索を行うことを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2に記載の楽曲検索システムは、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子を対応付けてもち、楽曲識別子は、少なくとも曲名などの楽曲を識別するデータと、楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を含むあるいは別の場所に関連させて格納したデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段及び、楽曲識別子から楽曲情報を抽出する楽曲情報検索手段とを有する第1のサーバからなることを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の楽曲検索システムにおいて、与えられた楽曲の音響信号を入力する音響信号入力手段と、楽曲の音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、第1のサーバに対し検索を依頼する検索依頼手段からなる、少なくとも1つの端末を有することを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3に記載の何れかの楽曲検索システムにおいて、楽曲情報検索手段は、類似度及びあるいは価格の順に検索結果を提示することを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4に記載の何れかの楽曲検索システムにおいて、楽曲情報検索手段は、類似度と価格に対し評価計算を行った結果の順に検索結果を提示することを特徴とする。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5に記載の何れかの楽曲検索システムにおいて楽曲情報検索手段は、検索結果として抽出された各楽曲に対応する情報のうち少なくとも特徴量及びあるいは楽曲情報を、楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、他に送付・配信あるいは提示することを特徴とする。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6に記載の何れかの楽曲検索システムにおいて、類似曲検索手段は、判定対象とする1つ以上の楽曲に対し特徴量の距離あるいはその逆数を類似度として使用するにあたり、類似度が指定された範囲内のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、類似度が指定された範囲外のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、その任意の組み合わせを検索結果として抽出する機能を有することを特徴とする。
【0012】
請求項8に記載の楽曲検索方法は、第1のサーバを有し、少なくとも1つの第2のサーバに対する検索を行う楽曲検索方法であって、第1のサーバは、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納すると共に、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量、との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出するようになし、第1のサーバにて抽出された楽曲識別子をもとに、少なくとも楽曲名と楽曲データの所在情報を関連付けた楽曲情報を格納するようになされた第2のサーバに対し該当する楽曲情報を検索することを特徴とする。
【0013】
請求項9に記載の楽曲検索方法は、第1のサーバによる楽曲検索方法であって、第1のサーバは、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子を対応付けてもち、楽曲識別子は、少なくとも曲名などの楽曲を識別するデータと、楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を含むあるいは別の場所に関連させて格納すると共に、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出するようになし、楽曲識別子から楽曲情報を抽出することを特徴とする。
【0014】
請求項10に記載の発明は、請求項8または9に記載の楽曲検索方法において、少なくとも1つの端末を用いる方法であって、端末は、与えられた楽曲の音響信号を入力し、音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出するようになし、第1のサーバに対し検索を依頼することを特徴とする。
【0015】
請求項11に記載の発明は、請求項8から10の何れかに記載の楽曲検索方法において、楽曲情報の検索結果を、類似度及びあるいは価格の順に提示することを特徴とする。
【0016】
請求項12に記載の発明は、請求項8から11の何れかに記載の楽曲検索方法において、楽曲情報の検索結果を、類似度と価格に対し評価計算を行った結果の順に提示することを特徴とする。
【0017】
請求項13に記載の発明は、請求項8から12の何れかに記載の楽曲検索方法において、楽曲情報の検索結果として抽出された各楽曲に対応する情報のうち少なくとも特徴量及びあるいは楽曲情報を、楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、他に送付・配信あるいは提示することを特徴とする。
【0018】
請求項14に記載の発明は、請求項8から13に記載の何れかの楽曲検索方法において、類似曲検索手段は、判定対象とする1つ以上の楽曲に対し特徴量の距離あるいはその逆数を類似度として使用するにあたり、類似度が指定された範囲内のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、類似度が指定された範囲外のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、その任意の組み合わせを検索結果として抽出する機能を有することを特徴とする。
【0019】
請求項15に記載の楽曲検索装置は、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納するデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量、との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された楽曲識別子に該当する楽曲の所在と価格を検索する楽曲情報検索手段とを有することを特徴とする。
【0020】
請求項16に記載の楽曲検索装置は、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と楽曲を識別する楽曲識別子を対応付けてもち、楽曲識別子は、少なくとも曲名などの楽曲を識別するデータと、楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を含むあるいは別の場所に関連させて格納したデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された楽曲識別子に該当する楽曲情報を抽出する楽曲情報検索手段とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項17に記載の発明は、請求項15または16に記載の何れかの楽曲検索装置において、与えられた楽曲の音響信号を入力する音響信号入力手段と、楽曲の音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、楽曲検索装置に対し検索を依頼する検索依頼手段からなる少なくとも1つの端末を有することを特徴とする。
【0022】
請求項18に記載の発明は、請求項15から17に記載の何れかの楽曲検索装置において、楽曲情報検索手段は、類似度及びあるいは価格の順に検索結果を提示することを特徴とする。
【0023】
請求項19に記載の発明は、請求項15から18に記載の何れかの楽曲検索装置において、楽曲情報検索手段は、類似度と価格に対し評価計算を行った結果の順に検索結果を提示することを特徴とする。
【0024】
請求項20記載の発明は、請求項15から19に記載の何れかの楽曲検索装置において、楽曲情報検索手段は、検索結果として抽出された各楽曲に対応する情報のうち少なくとも特徴量及びあるいは楽曲情報を、楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、他に送付・配信あるいは提示することを特徴とする。
【0025】
請求項21に記載の発明は、請求項15から20のいずれかに記載の楽曲検索装置において、類似曲検索手段は、判定対象とする1つ以上の楽曲に対し特徴量の距離あるいはその逆数を類似度として使用するにあたり、類似度が指定された範囲内のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、類似度が指定された範囲外のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、その任意の組み合わせを検索結果として抽出する機能を有することを特徴とする。
【0026】
請求項22に記載の発明は、請求項1から7の何れか1項に記載の楽曲検索システムの動作、あるいは、請求項8から14の何れか1項に記載の楽曲検索方法により実現される機能、あるいは、請求項15から21の何れか1項に記載の楽曲検索装置の動作を、コンピュータに実行させるためのプログラム、及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1はこの発明が適用された楽曲検索システムの一例を示すものである。検索サーバ1は、楽曲を一意に特定する楽曲識別子とその楽曲から抽出した特徴量を対応させてデータベースとしてもつ。楽曲コンテンツサーバ2a,2bは、少なくとも楽曲名と価格と楽曲データの所在情報を対応させてデータベースとしてもつ。ネットワーク網3はインターネットなどのネットワークであり、利用者端末群4はネットワーク網を介して検索サーバ1や楽曲コンテンツサーバ2a,2bにアクセス可能な1台または複数台の利用者端末であり、代表的には家庭のパソコンである。図2にこの実施の形態による楽曲検索システムの概略構成を示す。検索サーバ部211は、検索サーバ1の構成を示し、楽曲コンテンツサーバ部212a,212bは、楽曲コンテンツサーバ2a,2bの構成を示す。また、利用者端末部213は、利用者端末群4における1つの端末の構成例を示す。以下、順に各部の構成を説明する。
【0028】
利用者端末部213は、楽曲の音響信号を入力する音響信号入力手段20と、音響信号入力手段20で入力された音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出する特徴量抽出手段21と、抽出された特徴量をもとに検索サーバ部211に検索を依頼する検索依頼手段22と、検索サーバ部211からの結果を提示する提示手段23、及び楽曲の曲名や歌手名など楽曲自体を特定するために必要な楽曲書誌情報などを入力する識別情報入力手段24からなる。
【0029】
検索サーバ部211は、あらかじめ楽曲から抽出した特徴量と、楽曲を特定する楽曲識別子を対応させて保管する特徴量・楽曲識別子データベース25と、検索依頼手段22より渡される楽曲の特徴量あるいは楽曲の識別情報をもとに、特徴量・楽曲識別子データベース25に対し類似曲の検索を指示し結果を楽曲識別子のリストとして受け取る類似曲検索手段26と、類似曲検索手段26より入手した該当楽曲識別子のリストをもとに、楽曲コンテンツサーバ部に対し、楽曲の入手手段や価格を問い合わせる楽曲情報検索手段27からなる。
【0030】
楽曲コンテンツサーバ部212a,212bは、それぞれ、楽曲データや少なくとも楽曲の入手手段や価格に関する情報を保管する楽曲・価格データベース28a,28bと、楽曲情報検索手段27からの問い合わせに対し楽曲・価格データベース28a,28bを検索し結果を返す検索管理手段29a,29bからなる。
【0031】
以下、各部の動作について、図5のフローチャートに基づき説明する。利用者は、音響信号入力手段20に対し、自分が入手を望む楽曲の部分あるいは希望する楽曲の雰囲気に近い楽曲を指定する。入力はアナログ信号であってもよいし、デジタルの圧縮データや非圧縮データなどの形式でもよい。ステップS10では、入力された楽曲信号から、あらかじめ定められた特徴量を抽出する。特徴量抽出手段21で抽出される特徴量として、スペクトル変化度P1(フレーム間のスペクトル変化の度合い)、平均発音数P2(楽曲中で発音される音の発音頻度)、発音非周期性P3(楽曲中で発音される音の非周期性の度合い)、拍周期P4(楽曲の4分音符に相当する時間長)、が挙げられるが、上記4種類の特徴量の他に、拍周期比率P5、拍強度P6、拍強度比P7などのパラメータについても特徴量として利用してもよい。これら特徴量の算出方法の詳細は、特願2001−082150に記載されている。なお、対象となる楽曲から特徴量を抽出するにあたり、特徴量の抽出範囲は、楽曲の全体、楽曲の一部分、及び楽曲の複数の部分に対し、任意の組み合わせからなる領域から抽出してよい。また、同じく、特願2001−082150に記載されているSD(semantic differencial)法等による官能評価実験などにより、楽曲に対する利用者の主観的な印象を元にして、特徴量を複数次元の印象値に変換し、印象値を特徴量の新たな項目として追加てもよいし、印象値のみを特徴量と称して特徴量に置き換えて利用してもよい。
【0032】
一方、上記のステップS10と個別あるいは並行して、ステップS11にて、利用者が入手を希望する楽曲の曲名や歌手名など、楽曲を可能な限り特定するための楽曲の識別情報を入力することも可能である。ステップS10及びあるいはS11にて生成する、特徴量及びあるいは識別情報は、検索依頼手段22により類似曲検索手段26に渡される。ステップS12では、類似曲検索手段26が、特徴量・楽曲識別子データベース25に対し特徴量及びあるいは識別情報をもとに、利用者の好みに適合すると考えられる類似曲を検索する。
【0033】
以下に、類似曲の検索手順を説明する。まず、検索依頼手段22より、検索のキーとして楽曲の特徴量PKa(Pka1、Pka2、Pka3、…PkaN)が与えられた場合は、特徴量・楽曲識別子データベース25で保管されている各楽曲の特徴量P(P1、P2、P3…PN)と、検索キーとして与えられた特徴量PKa(Pka1、Pka2、Pka3、…PkaN)との距離を、(数1)にて各特徴量間のユークリッド距離として算出しその逆数を、類似度を表す値Laとして求める。
【0034】
【数1】
Figure 2004046575
【0035】
ステップS13では、Laがあらかじめ定められた値LLよりも大きい値になる特徴量Pに対応する楽曲識別子の集合を求め、その要素である楽曲識別子に(数1)で求めた類似度を表す値Laを対応させて、楽曲識別子と類似度Laの2つの値をもつ要素の集合{X}を類似曲検索結果として保持する。また、検索依頼手段22より、さらに2つ目の楽曲の特徴量PKn(Pkn1、Pkn2、Pkn3、…PknN)が検索のキーとして渡された場合は、ステップS12で、同様に(数1)より類似度を表す値Lnを求め、ステップS13にて、Lnがあらかじめ定められた値LLよりも小さい値になる特徴量Pに対応する楽曲識別子とLnを対応させて要素とした集合{Y}を求め、集合{X}との積集合あるいは和集合を類似曲検索結果集合{W}として保持する。図6は、これら類似曲検索結果集合の関係と、各集合の要素が楽曲識別子と類似度の2つの項目をもっている概要を説明している。集合要素がもつ項目数を2としたが、第3の項目として、レベルLevを定義し、例えば{W1}を{X]と{Y}の積集合とし、{W2}を {X}と{Y}の和集合から{W1}を差し引いた集合とした場合に、{W1}の要素にはLev=1、{W2}の要素にはLev=2を割り当てて類似度に関する新たな分類を追加してもよい。
【0036】
次に、検索依頼手段22より、楽曲の曲名や歌手名などの識別情報が検索のキーとして類似曲検索手段26に渡された場合について説明する。図3の特徴量・楽曲識別子データ31は、特徴量・楽曲識別子データベース25で保管されるデータの一例を示す。楽曲識別子とは、楽曲につける固有の識別子で、この例では、「曲名:歌手名:アルバム名:発売元:発売時期:著作権者・・」などの楽曲を特定するのに必要な項目を含み、かつ例えば楽曲管理協会などが付与する楽曲IDを重複して持たせてもよい。これらの情報により、世の中に販売あるいは配布されている楽曲は、高い確率で一意に特定可能になる。一方、検索依頼手段22より渡される識別情報は、楽曲名や歌手名などのみで楽曲を特定するのに十分な情報ではない。しかし、楽曲識別子に含まれる情報を検索して、識別情報の項目を含むものを該当候補として抽出することは可能である。ステップS12では、類似曲検索手段26は、識別情報から、候補となる楽曲識別子を抽出し、抽出された楽曲識別子に対応する特徴量をキーとして、(数1)の式に基づき、類似度Lcの計算を行う。ステップ13では、求められた類似度LcがLLよりも大きくなる特徴量に対応する楽曲識別子の集合{w}を保持する。ステップ12で候補となる楽曲識別子が複数ある場合は、検索の結果、該当する楽曲識別子の結果の集合も複数となるため、ステップS13では、これら集合の和あるいは積を類似曲検索結果集合{W}としてよい。なお、ここでは、検索依頼手段22より渡されるデータについて、特徴量と識別情報の処理を分けて説明したが、それぞれは同時に複数渡されてもよいし、混在して渡されてもよい。ステップS13で抽出された、楽曲識別子及び類似度を対応させた要素の集合である楽曲識別子集合{W}は、利用者が入手を希望する楽曲に対する類似曲の集合であり、このなかに利用者所望の楽曲が、高い確率で含まれていると考えられる。ステップS14では、楽曲検索手段27が類似曲検索手段26から渡された楽曲識別子集合{W}に対し、その要素である楽曲識別子をもとに、少なくとも1つの楽曲コンテンツサーバ部の検索管理手段29aに対し、楽曲情報の検索を依頼する。図3の楽曲情報32は楽曲・価格データベース28aで管理する楽曲情報の1例を示し、少なくとも楽曲を特定するための楽曲IDなどの情報と価格、及び楽曲の入手先情報をもつ。楽曲自体のデータや試聴用のデータをもつようにしてもよいし、楽曲識別子を対応させてもつようにすれば、より楽曲の特定が容易かつ正確になる。ステップS15では、検索管理手段29aが楽曲情報検索手段27から渡された楽曲識別子集合{W}をもとに、楽曲・価格データベース28aを検索し、それぞれの楽曲識別子に対応する楽曲情報32の集合{r}を抽出する。ステップS16では、あらかじめ登録された楽曲コンテンツサーバ部全てに対して、ステップS14とステップS15の処理を繰り返し、終了後それぞれのステップで抽出された該当楽曲情報の集合の和集合{R}を楽曲情報検索手段27に伝える。ステップS17では、該当楽曲情報集合{R}の要素である楽曲情報に含まれる「価格Cost」と、楽曲情報に対応する楽曲識別子を要素としてもつ楽曲識別子集合{W}において、楽曲識別子に対応して保存されている要素「類似度を表す値La」から、(数2)による評価計算を行い、「マッチ度M」を求める。
【0037】
【数2】
Figure 2004046575
【0038】
この例では、マッチ度M(i)は類似度が高く価格が安いほど大きな値となる。さらに、ステップ18では、該当楽曲情報集合{R}の要素を、ステップS17で求めたマッチ度M(i)と共に、価格や、類似度、マッチ度など任意の項目のソート順に表示し、楽曲の入手アドレスなど入手手段と共に利用者に提示する。図4はその提示方法の一例を示す。利用者が所望する楽曲に類似する楽曲について、入手先コンテンツプロバイダーのURLアドレス、価格、類似度、マッチ度を、類似度の高い順にソートして表示している。上記例では、マッチ度の計算に、価格Costと類似度を表す値Laのみを用いたが、類似曲検索結果集合{W}の説明で述べた、レベルLevの値をさらに評価計算に用いてもよい。ステップS17は、楽曲情報検索手段27で処理してもよく、提示手段23で処理してもよい。また、ステップS18についても、提示手段23で処理してもよいが、楽曲情報検索手段27で(数2)の計算処理を行い、提示のみを提示手段23で行うようにしてもよい。
【0039】
上記実施例では、類似度の判定に使用する境界値LLは、あらかじめ設定された値としたが、利用者が任意に指定したり、特徴量・楽曲識別子データベース25で保管されるデータの変化に対応して自動設定するようにしてもよい。さらに、類似曲検索手段26において、類似度の判定方法として、境界値LLよりも類似度が大きい値をもつものを抽出対象としたが、逆に、境界値LLよりも小さな値をもつものを抽出対象としたり、類似度がある範囲の値をもつものを抽出対象とするようにしてもよい。これは、利用者が指定した楽曲のイメージとできるだけ異なる楽曲を探す場合、例えばいつも聞いている楽曲のイメージと異なる楽曲を気分転換に探したいような時などに有効である。この場合のマッチ度M’の計算は、(数2)ではなく(数3)による計算が適切になる。
【0040】
【数3】
Figure 2004046575
【0041】
すなわち、価格が安く、指定したイメージとより異なる楽曲ほどM’(i)値が高くなる。
【0042】
なお、本実施例では、特徴量間の距離の逆数を類似度として計算したが、上記のように非類似度を検索の対象とする場合は、特徴量間の距離自体をマッチ度M’の判定に用いる方が計算は簡略化される。さらに、上記説明では、類似度がある範囲内にあるものの検索と、類似度がある範囲外にあるものの検索を別々に記述したが、これらは、状況に応じて混在させてもよい。その結果、例えば、利用者にとって好みの曲Aと、嫌いな曲Bが明確な場合、曲Aに対する類似度が高く、かつ曲Bに対する類似度が低い楽曲の検索を行うことが可能になる。また、本実施例では、検索サーバ部211、楽曲コンテンツサーバ部212a、212b、利用者端末部213というように分離したが、検索サーバ部211と少なくとも1つの楽曲コンテンツサーバ部を同一のサーバ上で実現してもよいし、全てを利用者端末上で実現してもよく、さらに、利用者端末部213の特徴量抽出手段21に相当する機能やその他の機能を検索サーバ部211上で実現し、利用者端末からは、検索結果を提示するWebのページを参照できるようにするだけでもよい。また、楽曲情報検索手段27に対する楽曲コンテンツサーバ部の登録は必要に応じて追加・削除できるようにしてもよい。さらに、検索サーバ部211、楽曲コンテンツサーバ部212a、212b、利用者端末部213を分離した第1の構成と、検索サーバ部211と少なくとも1つの楽曲コンテンツサーバ部を同一のサーバ上で実現した第2の構成と、検索サーバ部211、楽曲コンテンツサーバ部212a、212b、利用者端末部213の全てまたは一部を利用者端末上で実現する第3の構成を、任意の組み合わせで混在させることもできる。この場合、例えば、第1の構成や第2の構成における楽曲情報検索手段27が、検索結果として抽出された楽曲情報などを提示し、サービス提供者が該当楽曲データを利用者に送付・配信する際に、楽曲データに対応する特徴量及びあるいは楽曲情報を、楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、第3の構成である利用者端末に送付するようにすれば、第3の構成における特徴量・楽曲識別子データベース25にこれを登録することにより、本実施例で述べた利用者の所望する検索を、利用者端末上で実施する場合に、容易に新しい楽曲の情報を追加していくことが可能になる。利用者に対するサービスの形態としては、検索サーバ部211、楽曲コンテンツサーバ部212a、212b、利用者端末部213の機能を全て提供してもよいし、楽曲コンテンツサーバ部については、既存のコンテンツプロバイダーと提携し、検索サーバ部211のみの機能を提供することによって、利用者に対して検索使用料や、コンテンツプロバイダーに対して楽曲紹介料・販売促進料などを請求し、収入とするようにしてもよい。さらに、検索サーバ部21と利用者端末部213の機能を統合して、PCなどの利用者端末側で実行する機能を利用者に有償で提供してもよいし、無償で配布して、コンテンツプロバイダーなどの第3者から利用度合いに応じたライセンス料を徴収する形態にしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明により、利用者は新たに入手を希望する楽曲の検索にあたり、すでに自分の好みに応じて所有している楽曲の特徴量や、好みが明確な楽曲の書誌情報から好みの楽曲に類似する未知の楽曲を検索し、さらに、検索結果として価格や類似度の情報を提示されることにより、購入の判断をより多くの情報をもとに行うことが可能になる。
【0044】
検索サービス提供者は、既存のコンテンツデータ提供者が所有する楽曲の特徴量をあらかじめ抽出し、楽曲IDなど他の情報と共に登録する作業を行うだけで、コンテンツデータ提供者の提供する楽曲を検索対象にすることができる。したがって、既存の音楽販売サイトと連携した類似曲検索サービスを容易に構築し、拡張することが可能となる。さらに、検索サービス提供者は、単一曲に対する類似曲の検索のみならず、複数曲を対象とした類似曲の検索を提供することも可能であり、さらには類似していない曲の候補を提供することも可能になることにより、利用者が自らの好みをベースにしては探すことができなかった新たな楽曲の検索手段を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による楽曲検索システムの概略を表すシステム構成図
【図2】本発明の実施の形態による楽曲検索システムの概略構成を表すブロック図
【図3】本発明の実施の形態による楽曲検索システムで扱うレコードの例を示す図
【図4】本発明の実施の形態による提示手段が提示する画面例を示す図
【図5】本発明の実施の形態による楽曲検索システムの動作の説明に用いるフローチャート
【図6】本発明の実施の形態による類似曲検索結果集合とその要素の概要を示す図
【符号の説明】
1 検索サーバ
2a,2b 楽曲コンテンツサーバ
3 ネットワーク網
4 利用者端末群
20 音響信号入力手段
21 特徴量抽出手段
22 検索依頼手段
23 提示手段
24 識別情報入力手段
25 特徴量・楽曲識別子データベース
26 類似曲検索手段
27 楽曲情報検索手段
28a,28b 楽曲・価格データベース
29a,29b 検索管理手段
211 検索サーバ部
212a,212b 楽曲コンテンツサーバ部
213 利用者端末部
31 特徴量・楽曲識別子データ
32 楽曲情報
41 価格
42 類似度
43 マッチ度
61 類似曲検索集合{X}
62 類似曲検索集合{Y}
63 類似曲検索結果集合{W}
64 類似曲検索結果要素 Wa

Claims (22)

  1. 楽曲の音響信号から抽出された特徴量と前記楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納するデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された前記楽曲識別子に該当する楽曲の所在と価格を検索する楽曲情報検索手段とを有する第1のサーバを有し、少なくとも楽曲名と楽曲データの所在情報とを関連付けた楽曲情報を格納するデータベースを有する少なくとも1つの第2のサーバに対し、前記楽曲情報検索手段は楽曲識別子をもとにして該当する楽曲情報の検索を行うことを特徴とする楽曲検索システム。
  2. 楽曲の音響信号から抽出された特徴量と前記楽曲を識別する楽曲識別子を対応付けてもち、前記楽曲識別子は、少なくとも曲名などの楽曲を識別するデータと、楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を含むあるいは別の場所に関連させて格納したデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段及び、前記楽曲識別子から楽曲情報を抽出する楽曲情報検索手段とを有する第1のサーバからなることを特徴とする楽曲検索システム。
  3. 与えられた楽曲の音響信号を入力する音響信号入力手段と、前記楽曲の音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、前記第1のサーバに対し検索を依頼する検索依頼手段からなる、少なくとも1つの端末を有することを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の楽曲検索システム。
  4. 前記楽曲情報検索手段は、類似度及びあるいは価格の順に検索結果を提示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の楽曲検索システム。
  5. 前記楽曲情報検索手段は、類似度と価格に対し評価計算を行った結果の順に検索結果を提示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の楽曲検索システム。
  6. 前記楽曲情報検索手段は、検索結果として抽出された各楽曲に対応する情報のうち少なくとも前記特徴量及びあるいは前記楽曲情報を、前記楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、他に送付・配信あるいは提示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の楽曲検索システム。
  7. 前記類似曲検索手段は、判定対象とする1つ以上の楽曲に対し特徴量の距離あるいはその逆数を類似度として使用するにあたり、類似度が指定された範囲内のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、類似度が指定された範囲外のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、その任意の組み合わせを検索結果として抽出する機能を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の楽曲検索システム。
  8. 第1のサーバが、少なくとも1つの第2のサーバと連携する楽曲検索方法であって、前記第1のサーバは、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と前記楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納すると共に、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量、との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出するようになし、前記第1のサーバにて抽出された前記楽曲識別子をもとに、少なくとも楽曲名と楽曲データの所在情報を関連付けた楽曲情報を格納するようになされた前記第2のサーバに対し該当する前記楽曲情報を検索することを特徴とする楽曲検索方法。
  9. 第1のサーバによる楽曲検索方法であって、前記第1のサーバは、楽曲の音響信号から抽出された特徴量と前記楽曲を識別する楽曲識別子を対応付けてもち、前記楽曲識別子は、少なくとも曲名などの楽曲を識別するデータと、楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を含むあるいは別の場所に関連させて格納すると共に、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出するようになし、前記楽曲識別子から前記楽曲情報を抽出することを特徴とする楽曲検索方法。
  10. 少なくとも1つの端末を用いる、請求項8または9に記載の楽曲検索方法であって、前記端末は、与えられた楽曲の音響信号を入力し、前記音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出するようになし、前記第1のサーバに対し検索を依頼することを特徴とする楽曲検索方法。
  11. 前記楽曲情報の検索結果を、類似度及びあるいは価格の順に提示することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の楽曲検索方法。
  12. 前記楽曲情報の検索結果を、類似度と価格に対し評価計算を行った結果の順に提示することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の楽曲検索方法。
  13. 前記楽曲情報の検索結果として抽出された各楽曲に対応する情報のうち少なくとも前記特徴量及びあるいは前記楽曲情報を、前記楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、他に送付・配信あるいは提示することを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載の楽曲検索方法。
  14. 前記第1のサーバにて類似曲の検索をするにあたり、判定対象とする1つ以上の楽曲に対し特徴量の距離あるいはその逆数を類似度として使用し、前記類似度が指定された範囲内のものを検索結果として抽出すること、及びあるいは、前記類似度が指定された範囲外のものを検索結果として抽出すること、及びあるいは、その任意の組み合わせを検索結果として抽出することを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の楽曲検索方法。
  15. 楽曲の音響信号から抽出された特徴量と前記楽曲を識別する楽曲識別子とを対応付けて格納するデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された前記楽曲識別子をもとに、少なくとも楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を検索する楽曲情報検索手段とを有することを特徴とする楽曲検索装置。
  16. 楽曲の音響信号から抽出された特徴量と前記楽曲を識別する楽曲識別子を対応付けてもち、前記楽曲識別子は、少なくとも曲名などの楽曲を識別するデータと、楽曲データの所在情報あるいは楽曲データ自体を構成要素とする楽曲情報を含むあるいは別の場所に関連させて格納したデータベースと、与えられた特徴量及びあるいは、与えられた楽曲識別子に対応した特徴量との類似度が高い特徴量に対応した楽曲識別子を抽出する類似曲検索手段と、抽出された前記楽曲識別子に該当する前記楽曲情報を抽出する楽曲情報検索手段とを有することを特徴とする楽曲検索装置。
  17. 与えられた楽曲の音響信号を入力する音響信号入力手段と、前記楽曲の音響信号からあらかじめ定めた特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、前記楽曲検索装置に対し検索を依頼する検索依頼手段からなる少なくとも1つの端末を有することを特徴とする請求項15から16のいずれか1項に記載の楽曲検索装置。
  18. 前記楽曲情報検索手段は、類似度及びあるいは価格の順に検索結果を提示することを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載の楽曲検索装置。
  19. 前記楽曲情報検索手段は、類似度と価格に対し評価計算を行った結果の順に検索結果を提示することを特徴とする請求項15から18のいずれか1項に記載の楽曲検索装置。
  20. 前記楽曲情報検索手段は、検索結果として抽出された各楽曲に対応する情報のうち少なくとも前記特徴量及びあるいは前記楽曲情報を、前記楽曲の楽曲データと共にあるいは別途関連させて、他に送付・配信あるいは提示することを特徴とする請求項15から19のいずれか1項に記載の楽曲検索装置。
  21. 前記類似曲検索手段は、判定対象とする1つ以上の楽曲に対し特徴量の距離あるいはその逆数を類似度として使用するにあたり、類似度が指定された範囲内のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、類似度が指定された範囲外のものを検索結果として抽出する機能を有すること、及びあるいは、その任意の組み合わせを検索結果として抽出する機能を有することを特徴とする請求項15から20のいずれか1項に記載の楽曲検索装置。
  22. 請求項1から7のいずれか1項に記載の楽曲検索システムの動作、あるいは、請求項8から14のいずれか1項に記載の楽曲検索方法により実現される機能、あるいは、請求項15から21のいずれか1項に記載の楽曲検索装置の動作を、コンピュータに実行させるためのプログラム、及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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