JP2004046457A - 予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】予定の変更に連動して予約の変更が簡便にできる予約変更システムを提供すること。
【解決手段】この予約変更システム10は、ユーザの現在位置を取得する位置取得部101と、当該現在位置とユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断部102と、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約情報を取得する予約取得部103と、その予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断部104と、予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を航空機予約システム30等に出力する変更出力部105と、を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】この予約変更システム10は、ユーザの現在位置を取得する位置取得部101と、当該現在位置とユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断部102と、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約情報を取得する予約取得部103と、その予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断部104と、予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を航空機予約システム30等に出力する変更出力部105と、を含む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
長距離の移動を伴う出張の際には、航空機や特急電車といった事前予約が必要な交通手段が利用される場合がある。航空機や特急電車といった交通手段の予約を取る場合には、それぞれの運行会社に予約を入れる必要がある。更に、その予約を変更する場合には、それぞれの運行会社に予約の変更を連絡する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、出張先において例えば会議の予定が長引いてしまい、事前に予約をした航空機や特急電車といった交通手段に乗り遅れてしまう場合がある。会議が長引くといった予定の変更が生じた場合には、その時点でそれら交通手段の運行会社に連絡を入れればよいが、極めて多忙な場合にはその連絡が入れられない場合もある。
【0004】
そこで本発明では、予定の変更に連動して予約の変更が簡便にできる、予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の予約変更システムは、ユーザの現在位置を取得する位置取得手段と、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されているユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断手段と、当該判断の結果、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得手段と、当該取得した予約情報に基づいて、予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断手段と、当該判断の結果、予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力手段と、を含む。
【0006】
本発明の予約変更方法は、位置取得手段が、ユーザの現在位置を取得する位置取得ステップと、予定判断手段が、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されているユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断ステップと、当該判断の結果、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には、予約取得手段が予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得ステップと、当該取得した予約情報に基づいて、変更判断手段が予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断ステップと、当該判断の結果、予約を変更する必要がある場合には、変更出力手段がその旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力ステップと、を含む。
【0007】
本発明の予約変更プログラムは、コンピュータを、ユーザの現在位置を取得する位置取得手段と、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されているユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断手段と、当該判断の結果、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得手段と、当該取得した予約情報に基づいて、予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断手段と、当該判断の結果、予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力手段と、して機能させる。
【0008】
本発明の予約変更システム及び本発明の予約変更方法によれば、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。またコンピュータを用いて本発明の予約変更プログラムを実行しても同様である。
【0009】
また本発明の予約変更システムは、予約変更情報の出力に応じて所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信手段と、当該受信した変更情報に基づいて、予定情報格納手段に格納されている予定情報を変更する予定変更手段と、を更に含むことが好ましい。変更情報に基づいて予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。
【0010】
また本発明の予約変更方法は、変更受信手段が、予約変更情報の出力に応じて所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信ステップと、当該受信した変更情報に基づいて、予定変更手段が予定情報格納手段に格納されている予定情報を変更する予定変更ステップと、を更に含むことが好ましい。変更情報に基づいて予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。
【0011】
また本発明の予約変更プログラムは、コンピュータを、予約変更情報の出力に応じて所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信手段と、当該受信した変更情報に基づいて、予定情報格納手段に格納されている予定情報を変更する予定変更手段と、して更に機能させることが好ましい。変更情報に基づいて予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。
【0012】
また本発明の予約変更システムでは、変更受信手段は、所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、当該変更不可情報を変更出力手段に出力し、変更出力手段は、当該変更不可情報の出力に応じて所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に予約変更情報を出力することが好ましい。所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である場合に、他の所定の出力先に予約変更情報を出力するので、例えばその所定の出力先に対応する他の交通機関において予約を取るように要請することができる。
【0013】
また本発明の予約変更方法では、変更受信ステップにおいて、所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、変更受信手段が当該変更不可情報を変更出力手段に出力し、変更出力手段が、当該変更不可情報の出力に応じて所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に予約変更情報を出力する再出力ステップを更に含むことが好ましい。所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である場合に、他の所定の出力先に予約変更情報を出力するので、例えばその所定の出力先に対応する他の交通機関において予約を取るように要請することができる。
【0014】
また本発明の予約変更プログラムでは、変更受信手段は、所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、当該変更不可情報を変更出力手段に出力し、変更出力手段は、当該変更不可情報の出力に応じて所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に予約変更情報を出力することが好ましい。所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である場合に、他の所定の出力先に予約変更情報を出力するので、例えばその所定の出力先に対応する他の交通機関において予約を取るように要請することができる。
【0015】
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上記いずれかの予約変更プログラムが記録されている。コンピュータを用いて、本発明の記録媒体に記録された予約変更プログラムを実行すると、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0017】
本発明の実施形態である予約変更システム10について図1を用いて説明する。図1は予約変更システム10を説明するための図である。予約変更システム10は、無線通信網を介して携帯電話機20と通信可能に構成されている。予約変更システム10は、航空機予約システム30及び鉄道予約システム40とも通信可能に構成されている。
【0018】
携帯電話機20は、データ通信機能を併せ持った携帯電話機であり、GPS(Grobal Positioning System)機能を搭載しており、自機の位置を把握し、その位置情報を取得することができる。尚、携帯電話機20は、基地局信号を用いた基地局測位によってその位置情報を取得することができるようにしてもよい。また、携帯電話機の代わりに通信機能を持ったPDA(Personal Digital Assistance)といった携帯情報端末であってもよく、情報通信可能な機器が広く適用可能となる。
【0019】
航空機予約システム30は、航空機の座席の予約をするためのコンピュータシステムであり、所定の予約情報の入力に応じて航空機の座席を予約すると共に、所定の予約変更情報の入力に応じて航空機の座席の予約を変更することができる。
【0020】
鉄道予約システム40は、特急電車の座席の予約をするためのコンピュータシステムであり、所定の予約情報の入力に応じて特急電車の座席を予約すると共に、所定の予約変更情報の入力に応じて特急電車の座席の予約を変更することができる。
【0021】
予約変更システム10は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードディスクといった格納装置、モデムといった通信装置などを備えたコンピュータシステムとして構成されている。
【0022】
予約変更システム10は機能的な構成要素として、位置取得部(位置取得手段)101と、予定判断部(予定判断手段)102と、予約取得部(予約取得手段)103と、変更判断部(変更判断手段)104と、変更情報出力部(変更出力手段)105と、変更情報受信部(変更受信手段)106と、予定情報変更部(予定変更手段)107と、予定情報格納部(予定情報格納手段)110とを含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0023】
位置取得部101は、ユーザの現在位置を取得する部分である。より具体的には、ユーザが使用する携帯電話機20がGPS機能を利用して取得する位置情報をユーザIDといったユーザ特定情報と共に受信し、その位置情報及びユーザIDを予定判断部102に出力する部分である。
【0024】
予定判断部102は、位置取得部101が取得したユーザの現在位置及びユーザIDと、予定情報格納部110に格納されている各ユーザの予定を特定する予定情報と、に基づいてユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する部分である。
【0025】
ここで、予定情報格納部110に格納されている情報の例を図2(a)に示す。図2(a)の例に拠れば、予定情報格納部110には各ユーザのユーザIDに関連付けて、予定の開始時刻及び終了時刻と、予定の種別と、予定に対応する位置情報と、予定のステータスとが格納されている。ユーザIDが「A001」のユーザは、10:00から15:00までが会議中であり、その会議の場所の位置情報が東経135°20′30″.55,北緯38°20′55″.20であって、その会議は継続中であることを示している。また、ユーザIDが「A001」のユーザの会議の次の予定は、16:00に航空機に乗って18:00に目的地に着くことになっており、その航空機には未だ搭乗していないことを示している。この予定情報格納部110に格納されている情報は、ユーザが更新できるように構成されている。
【0026】
すなわち、予定判断部102は、ユーザIDが「A001」であって位置情報が東経135°20′30″.55,北緯38°20′55″.20である情報を位置取得部101から受け取ると、ユーザIDをキーにして予定情報格納部110に格納されている情報を検索する。例えば現在時刻が12:00であればユーザIDが「A001」のユーザは予定通りに行動していると判断し、一方現在時刻が15:30であればそのユーザは予定通りに行動していないと判断する。予定判断部102は、この判断結果を予約取得部103に出力する。
【0027】
予約取得部103は、予定判断部102からユーザが予定通りに行動しないとの情報が出力された場合に、そのユーザに対応する予定情報を検索し、そのユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する部分である。例えば、図2(a)の例において、ユーザIDが「A001」のユーザが予定通りに行動していないとの情報が出力されると、16:00の航空機搭乗の予約情報を取得し、変更判断部104に出力する。
【0028】
変更判断部104は、予約取得部103が取得した予約情報に基づいて、その予約を変更する必要があるかどうかを判断する部分である。例えば、図2(a)の例において、ユーザIDが「A001」のユーザが予定通りに行動しておらず、現在時刻が15:30であれば、その会議の場所から空港までの距離を勘案して16:00発の航空機に搭乗できるかどうかを判断し(例えば空港まで30分以上必要であれば搭乗できないと判断し)、搭乗できないと判断すれば航空機の搭乗予約を変更すべきであると判断する。変更判断部104は、その判断結果を変更情報出力部105に出力する。
【0029】
変更情報出力部105は、変更判断部104から予約を変更すべきであるとの情報が出力された場合に、その予約に関連付けられている所定の出力先に予約を変更する予約変更情報を出力する部分である。図2(a)の例において、ユーザIDが「A001」のユーザの16:00発の航空機の搭乗予約を変更すべきであると判断すれば、ユーザID「A001」と16:00発の航空機の予約を変更したい旨の予約変更情報とを航空機予約システム30に出力する。また、予約が特急電車といった鉄道関連である場合には鉄道予約システム40に出力する。
【0030】
変更情報受信部106は、変更情報出力部105からの予約変更情報の出力に応じて航空機予約システム30又は鉄道予約システム40が返信する、変更後の予約を特定するための変更情報を受信し予定情報変更部107に出力する部分である。また、航空機予約システム30又は鉄道予約システム40から返信される情報が、予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合には、その変更不可情報を変更情報出力部105に出力する。
【0031】
変更情報出力部105は、変更情報受信部106から変更不可情報が出力された場合には、先に予約変更情報を出力した出力先とは異なる出力先に予約変更情報を出力する。例えば、航空機の搭乗予約を変更するために航空機予約システム30に予約変更情報を出力し、航空機予約システム30から変更不可情報の返信を受けた場合には、鉄道予約システム40に予約変更情報を出力する。
【0032】
予定情報変更部107は、変更情報受信部106から出力される変更情報に基づいて、予定情報格納部110に格納されている情報を更新する部分である。例えば、図2(a)に示す16:00発の航空機の予約情報を変更し、17:00発の航空機の予約に変更されたとの変更情報を受けた場合には、図2(b)に示すように情報を更新する。また、航空機の予約変更は不可能であったけれども特急電車といった鉄道の予約が取れた場合には、図2(c)に示すように情報を更新する。
【0033】
引き続いて、予約変更システム10を用いて予約を変更する方法について図3を用いて説明する。ここで、携帯電話機20を使用するユーザは、予約変更システム10に対して自己の行動を把握して、所定の予約変更動作を行なうように指示を送っているものとする。ユーザが使用する携帯電話機20はGPS機能によって位置情報を取得し、ユーザIDと共に予約変更システム10に送信する(ステップS01)。携帯電話機20が送信したユーザID及び位置情報は、予約変更システム10の位置取得部101が受信する。位置情報取得部101は、その位置情報及びユーザIDを予定判断部102に出力する(ステップS02)。
【0034】
位置情報及びユーザIDが出力されると、予定判断部102はその位置情報及びユーザIDと、予定情報格納部110に格納されている各ユーザの予定を特定する予定情報と、に基づいてユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する(ステップS03)。この判断の結果、ユーザが予定通りに行動している場合には処理を終了し、予定通りに行動していないと判断した場合には、その旨の情報を予約取得部103に出力する。
【0035】
予定判断部102からユーザが予定通りに行動しないとの情報が出力された場合に、予約取得部103はそのユーザに対応する予定情報を検索し、そのユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得し、変更判断部104に出力する(ステップS04)。そのユーザが交通機関を利用する予約がなければ処理を終了する。
【0036】
変更判断部104は、予約取得部103が取得した予約情報に基づいて、その予約を変更する必要があるかどうかを判断する。変更判断部104は、その判断結果を変更情報出力部105に出力する(ステップS05)。その予約を変更する必要がなければ処理を終了する。
【0037】
変更情報出力部105は、変更判断部104から予約を変更すべきであるとの情報が出力された場合に、その予約に関連付けられている所定の出力先に予約を変更する予約変更情報を出力する。航空機の搭乗予約を変更すべきであると判断すれば、ユーザIDと航空機の予約を変更したい旨の予約変更情報とを航空機予約システム30に出力する。また、予約が特急電車といった鉄道関連である場合には鉄道予約システム40に出力する(ステップS06)。
【0038】
変更情報出力部105が出力した予約変更情報は、航空機予約システム30又は鉄道予約システム40が受信する(ステップS07)。予約変更情報を受信した航空機予約システム30又は鉄道予約システム40は、処理結果を予約変更システム10に返信する(ステップS08)。
【0039】
変更情報受信部106は、変更情報出力部105からの予約変更情報の出力に応じて航空機予約システム30又は鉄道予約システム40が返信する、変更後の予約を特定するための変更情報又は予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報を受信する(ステップS09)。変更情報受信部106は次の予約が取れたかどうかを判断し、変更情報を受信した場合には予定情報変更部107に出力し、変更不可情報を受信した場合には変更情報出力部105に出力する(ステップS10)。ここで、変更不可情報を受信し、次の予約が取れなかったと判断した場合にはステップS06の処理を行なう。
【0040】
予定情報変更部107は、変更情報受信部106から出力される変更情報に基づいて、予定情報格納部110に格納されている情報を更新する(ステップS11)。
【0041】
次にコンピュータを、本実施形態の予約変更システム10として機能させるための予約変更プログラム92及びそれが記録されているコンピュータ読取可能な記録媒体9について説明する。図4は、予約変更プログラム92が記録されている記録媒体9の構成を示した図である。記録媒体9としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵されたメモリなどが該当する。
【0042】
記録媒体9は、図4に示すように、プログラムを記録するプログラム領域91と、データを記録するデータ領域93とを備えている。データ領域93には、図1を用いて説明した予定情報格納部110と同様の予定情報データベース931が格納されている。
【0043】
プログラム領域91には、予約変更プログラム92が記録されている。予約変更プログラム92は、処理を統括するメインモジュール921と、位置取得モジュール922と、予定判断モジュール923と、予約取得モジュール924と、変更判断モジュール925と、変更情報出力モジュール926と、変更情報受信モジュール927と、予定情報変更モジュール928とを備える。ここで、位置取得モジュール922、予定判断モジュール923、予約取得モジュール924、変更判断モジュール925、変更情報出力モジュール926、変更情報受信モジュール927、予定情報変更モジュール928のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記予約変更システム10の位置取得部101、予定判断部102、予約取得部103、変更判断部104、変更情報出力部105、変更情報受信部106、予定情報変更部107のそれぞれの機能と同様である。
【0044】
本実施形態においては、予約変更システム10は、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて航空機予約システム30や鉄道予約システム40に予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。また、変更情報に基づいて予定情報格納部110に格納されている予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。更に、例えば航空機予約システム30においては予約の変更が不可能である場合に、鉄道予約システム40に予約変更情報を出力するので、特急電車等の予約を取るように要請することができる。
【0045】
また、本実施形態の予約変更システム10は、航空機予約システム30又は鉄道予約システム40から変更情報を受信した場合には、予定情報格納部110に格納すると共に携帯電話機20に送信するなどしてユーザに予約の変更を適宜連絡するように構成できる。更に、航空機や特急電車の料金を携帯電話機20の使用料金と共に請求するようにすることもでき、その場合には予約変更システム10は料金収集代行システムとしても機能する。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。従って本発明の目的とする、予定の変更に連動して予約の変更が簡便にできる、予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である予約変更システムを説明するための図である。
【図2】図1の予定情報格納部に格納される情報の例を示した図である。
【図3】本発明の実施形態である予約変更システムを用いて予約を変更する方法を示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態である予約変更プログラムを説明するための図である。
【符号の説明】
10…予約変更システム、20…携帯電話機、30…航空機予約システム、40…鉄道予約システム、101…位置取得部、102…予定判断部、103…予約取得部、104…変更判断部、105…変更情報出力部、106…変更情報受信部、107…予定情報変更部、110…予定情報格納部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
長距離の移動を伴う出張の際には、航空機や特急電車といった事前予約が必要な交通手段が利用される場合がある。航空機や特急電車といった交通手段の予約を取る場合には、それぞれの運行会社に予約を入れる必要がある。更に、その予約を変更する場合には、それぞれの運行会社に予約の変更を連絡する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、出張先において例えば会議の予定が長引いてしまい、事前に予約をした航空機や特急電車といった交通手段に乗り遅れてしまう場合がある。会議が長引くといった予定の変更が生じた場合には、その時点でそれら交通手段の運行会社に連絡を入れればよいが、極めて多忙な場合にはその連絡が入れられない場合もある。
【0004】
そこで本発明では、予定の変更に連動して予約の変更が簡便にできる、予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の予約変更システムは、ユーザの現在位置を取得する位置取得手段と、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されているユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断手段と、当該判断の結果、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得手段と、当該取得した予約情報に基づいて、予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断手段と、当該判断の結果、予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力手段と、を含む。
【0006】
本発明の予約変更方法は、位置取得手段が、ユーザの現在位置を取得する位置取得ステップと、予定判断手段が、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されているユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断ステップと、当該判断の結果、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には、予約取得手段が予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得ステップと、当該取得した予約情報に基づいて、変更判断手段が予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断ステップと、当該判断の結果、予約を変更する必要がある場合には、変更出力手段がその旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力ステップと、を含む。
【0007】
本発明の予約変更プログラムは、コンピュータを、ユーザの現在位置を取得する位置取得手段と、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されているユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断手段と、当該判断の結果、ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には予定情報を検索し、ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得手段と、当該取得した予約情報に基づいて、予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断手段と、当該判断の結果、予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力手段と、して機能させる。
【0008】
本発明の予約変更システム及び本発明の予約変更方法によれば、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。またコンピュータを用いて本発明の予約変更プログラムを実行しても同様である。
【0009】
また本発明の予約変更システムは、予約変更情報の出力に応じて所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信手段と、当該受信した変更情報に基づいて、予定情報格納手段に格納されている予定情報を変更する予定変更手段と、を更に含むことが好ましい。変更情報に基づいて予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。
【0010】
また本発明の予約変更方法は、変更受信手段が、予約変更情報の出力に応じて所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信ステップと、当該受信した変更情報に基づいて、予定変更手段が予定情報格納手段に格納されている予定情報を変更する予定変更ステップと、を更に含むことが好ましい。変更情報に基づいて予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。
【0011】
また本発明の予約変更プログラムは、コンピュータを、予約変更情報の出力に応じて所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信手段と、当該受信した変更情報に基づいて、予定情報格納手段に格納されている予定情報を変更する予定変更手段と、して更に機能させることが好ましい。変更情報に基づいて予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。
【0012】
また本発明の予約変更システムでは、変更受信手段は、所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、当該変更不可情報を変更出力手段に出力し、変更出力手段は、当該変更不可情報の出力に応じて所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に予約変更情報を出力することが好ましい。所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である場合に、他の所定の出力先に予約変更情報を出力するので、例えばその所定の出力先に対応する他の交通機関において予約を取るように要請することができる。
【0013】
また本発明の予約変更方法では、変更受信ステップにおいて、所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、変更受信手段が当該変更不可情報を変更出力手段に出力し、変更出力手段が、当該変更不可情報の出力に応じて所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に予約変更情報を出力する再出力ステップを更に含むことが好ましい。所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である場合に、他の所定の出力先に予約変更情報を出力するので、例えばその所定の出力先に対応する他の交通機関において予約を取るように要請することができる。
【0014】
また本発明の予約変更プログラムでは、変更受信手段は、所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、当該変更不可情報を変更出力手段に出力し、変更出力手段は、当該変更不可情報の出力に応じて所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に予約変更情報を出力することが好ましい。所定の出力先に対応する交通機関においては予約の変更が不可能である場合に、他の所定の出力先に予約変更情報を出力するので、例えばその所定の出力先に対応する他の交通機関において予約を取るように要請することができる。
【0015】
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上記いずれかの予約変更プログラムが記録されている。コンピュータを用いて、本発明の記録媒体に記録された予約変更プログラムを実行すると、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0017】
本発明の実施形態である予約変更システム10について図1を用いて説明する。図1は予約変更システム10を説明するための図である。予約変更システム10は、無線通信網を介して携帯電話機20と通信可能に構成されている。予約変更システム10は、航空機予約システム30及び鉄道予約システム40とも通信可能に構成されている。
【0018】
携帯電話機20は、データ通信機能を併せ持った携帯電話機であり、GPS(Grobal Positioning System)機能を搭載しており、自機の位置を把握し、その位置情報を取得することができる。尚、携帯電話機20は、基地局信号を用いた基地局測位によってその位置情報を取得することができるようにしてもよい。また、携帯電話機の代わりに通信機能を持ったPDA(Personal Digital Assistance)といった携帯情報端末であってもよく、情報通信可能な機器が広く適用可能となる。
【0019】
航空機予約システム30は、航空機の座席の予約をするためのコンピュータシステムであり、所定の予約情報の入力に応じて航空機の座席を予約すると共に、所定の予約変更情報の入力に応じて航空機の座席の予約を変更することができる。
【0020】
鉄道予約システム40は、特急電車の座席の予約をするためのコンピュータシステムであり、所定の予約情報の入力に応じて特急電車の座席を予約すると共に、所定の予約変更情報の入力に応じて特急電車の座席の予約を変更することができる。
【0021】
予約変更システム10は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイといった表示装置、ハードディスクといった格納装置、モデムといった通信装置などを備えたコンピュータシステムとして構成されている。
【0022】
予約変更システム10は機能的な構成要素として、位置取得部(位置取得手段)101と、予定判断部(予定判断手段)102と、予約取得部(予約取得手段)103と、変更判断部(変更判断手段)104と、変更情報出力部(変更出力手段)105と、変更情報受信部(変更受信手段)106と、予定情報変更部(予定変更手段)107と、予定情報格納部(予定情報格納手段)110とを含む。引き続いて、各構成要素について詳細に説明する。
【0023】
位置取得部101は、ユーザの現在位置を取得する部分である。より具体的には、ユーザが使用する携帯電話機20がGPS機能を利用して取得する位置情報をユーザIDといったユーザ特定情報と共に受信し、その位置情報及びユーザIDを予定判断部102に出力する部分である。
【0024】
予定判断部102は、位置取得部101が取得したユーザの現在位置及びユーザIDと、予定情報格納部110に格納されている各ユーザの予定を特定する予定情報と、に基づいてユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する部分である。
【0025】
ここで、予定情報格納部110に格納されている情報の例を図2(a)に示す。図2(a)の例に拠れば、予定情報格納部110には各ユーザのユーザIDに関連付けて、予定の開始時刻及び終了時刻と、予定の種別と、予定に対応する位置情報と、予定のステータスとが格納されている。ユーザIDが「A001」のユーザは、10:00から15:00までが会議中であり、その会議の場所の位置情報が東経135°20′30″.55,北緯38°20′55″.20であって、その会議は継続中であることを示している。また、ユーザIDが「A001」のユーザの会議の次の予定は、16:00に航空機に乗って18:00に目的地に着くことになっており、その航空機には未だ搭乗していないことを示している。この予定情報格納部110に格納されている情報は、ユーザが更新できるように構成されている。
【0026】
すなわち、予定判断部102は、ユーザIDが「A001」であって位置情報が東経135°20′30″.55,北緯38°20′55″.20である情報を位置取得部101から受け取ると、ユーザIDをキーにして予定情報格納部110に格納されている情報を検索する。例えば現在時刻が12:00であればユーザIDが「A001」のユーザは予定通りに行動していると判断し、一方現在時刻が15:30であればそのユーザは予定通りに行動していないと判断する。予定判断部102は、この判断結果を予約取得部103に出力する。
【0027】
予約取得部103は、予定判断部102からユーザが予定通りに行動しないとの情報が出力された場合に、そのユーザに対応する予定情報を検索し、そのユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する部分である。例えば、図2(a)の例において、ユーザIDが「A001」のユーザが予定通りに行動していないとの情報が出力されると、16:00の航空機搭乗の予約情報を取得し、変更判断部104に出力する。
【0028】
変更判断部104は、予約取得部103が取得した予約情報に基づいて、その予約を変更する必要があるかどうかを判断する部分である。例えば、図2(a)の例において、ユーザIDが「A001」のユーザが予定通りに行動しておらず、現在時刻が15:30であれば、その会議の場所から空港までの距離を勘案して16:00発の航空機に搭乗できるかどうかを判断し(例えば空港まで30分以上必要であれば搭乗できないと判断し)、搭乗できないと判断すれば航空機の搭乗予約を変更すべきであると判断する。変更判断部104は、その判断結果を変更情報出力部105に出力する。
【0029】
変更情報出力部105は、変更判断部104から予約を変更すべきであるとの情報が出力された場合に、その予約に関連付けられている所定の出力先に予約を変更する予約変更情報を出力する部分である。図2(a)の例において、ユーザIDが「A001」のユーザの16:00発の航空機の搭乗予約を変更すべきであると判断すれば、ユーザID「A001」と16:00発の航空機の予約を変更したい旨の予約変更情報とを航空機予約システム30に出力する。また、予約が特急電車といった鉄道関連である場合には鉄道予約システム40に出力する。
【0030】
変更情報受信部106は、変更情報出力部105からの予約変更情報の出力に応じて航空機予約システム30又は鉄道予約システム40が返信する、変更後の予約を特定するための変更情報を受信し予定情報変更部107に出力する部分である。また、航空機予約システム30又は鉄道予約システム40から返信される情報が、予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合には、その変更不可情報を変更情報出力部105に出力する。
【0031】
変更情報出力部105は、変更情報受信部106から変更不可情報が出力された場合には、先に予約変更情報を出力した出力先とは異なる出力先に予約変更情報を出力する。例えば、航空機の搭乗予約を変更するために航空機予約システム30に予約変更情報を出力し、航空機予約システム30から変更不可情報の返信を受けた場合には、鉄道予約システム40に予約変更情報を出力する。
【0032】
予定情報変更部107は、変更情報受信部106から出力される変更情報に基づいて、予定情報格納部110に格納されている情報を更新する部分である。例えば、図2(a)に示す16:00発の航空機の予約情報を変更し、17:00発の航空機の予約に変更されたとの変更情報を受けた場合には、図2(b)に示すように情報を更新する。また、航空機の予約変更は不可能であったけれども特急電車といった鉄道の予約が取れた場合には、図2(c)に示すように情報を更新する。
【0033】
引き続いて、予約変更システム10を用いて予約を変更する方法について図3を用いて説明する。ここで、携帯電話機20を使用するユーザは、予約変更システム10に対して自己の行動を把握して、所定の予約変更動作を行なうように指示を送っているものとする。ユーザが使用する携帯電話機20はGPS機能によって位置情報を取得し、ユーザIDと共に予約変更システム10に送信する(ステップS01)。携帯電話機20が送信したユーザID及び位置情報は、予約変更システム10の位置取得部101が受信する。位置情報取得部101は、その位置情報及びユーザIDを予定判断部102に出力する(ステップS02)。
【0034】
位置情報及びユーザIDが出力されると、予定判断部102はその位置情報及びユーザIDと、予定情報格納部110に格納されている各ユーザの予定を特定する予定情報と、に基づいてユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する(ステップS03)。この判断の結果、ユーザが予定通りに行動している場合には処理を終了し、予定通りに行動していないと判断した場合には、その旨の情報を予約取得部103に出力する。
【0035】
予定判断部102からユーザが予定通りに行動しないとの情報が出力された場合に、予約取得部103はそのユーザに対応する予定情報を検索し、そのユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得し、変更判断部104に出力する(ステップS04)。そのユーザが交通機関を利用する予約がなければ処理を終了する。
【0036】
変更判断部104は、予約取得部103が取得した予約情報に基づいて、その予約を変更する必要があるかどうかを判断する。変更判断部104は、その判断結果を変更情報出力部105に出力する(ステップS05)。その予約を変更する必要がなければ処理を終了する。
【0037】
変更情報出力部105は、変更判断部104から予約を変更すべきであるとの情報が出力された場合に、その予約に関連付けられている所定の出力先に予約を変更する予約変更情報を出力する。航空機の搭乗予約を変更すべきであると判断すれば、ユーザIDと航空機の予約を変更したい旨の予約変更情報とを航空機予約システム30に出力する。また、予約が特急電車といった鉄道関連である場合には鉄道予約システム40に出力する(ステップS06)。
【0038】
変更情報出力部105が出力した予約変更情報は、航空機予約システム30又は鉄道予約システム40が受信する(ステップS07)。予約変更情報を受信した航空機予約システム30又は鉄道予約システム40は、処理結果を予約変更システム10に返信する(ステップS08)。
【0039】
変更情報受信部106は、変更情報出力部105からの予約変更情報の出力に応じて航空機予約システム30又は鉄道予約システム40が返信する、変更後の予約を特定するための変更情報又は予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報を受信する(ステップS09)。変更情報受信部106は次の予約が取れたかどうかを判断し、変更情報を受信した場合には予定情報変更部107に出力し、変更不可情報を受信した場合には変更情報出力部105に出力する(ステップS10)。ここで、変更不可情報を受信し、次の予約が取れなかったと判断した場合にはステップS06の処理を行なう。
【0040】
予定情報変更部107は、変更情報受信部106から出力される変更情報に基づいて、予定情報格納部110に格納されている情報を更新する(ステップS11)。
【0041】
次にコンピュータを、本実施形態の予約変更システム10として機能させるための予約変更プログラム92及びそれが記録されているコンピュータ読取可能な記録媒体9について説明する。図4は、予約変更プログラム92が記録されている記録媒体9の構成を示した図である。記録媒体9としては、例えば、磁気ディスク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに内蔵されたメモリなどが該当する。
【0042】
記録媒体9は、図4に示すように、プログラムを記録するプログラム領域91と、データを記録するデータ領域93とを備えている。データ領域93には、図1を用いて説明した予定情報格納部110と同様の予定情報データベース931が格納されている。
【0043】
プログラム領域91には、予約変更プログラム92が記録されている。予約変更プログラム92は、処理を統括するメインモジュール921と、位置取得モジュール922と、予定判断モジュール923と、予約取得モジュール924と、変更判断モジュール925と、変更情報出力モジュール926と、変更情報受信モジュール927と、予定情報変更モジュール928とを備える。ここで、位置取得モジュール922、予定判断モジュール923、予約取得モジュール924、変更判断モジュール925、変更情報出力モジュール926、変更情報受信モジュール927、予定情報変更モジュール928のそれぞれを動作させることによって実現する機能は、上記予約変更システム10の位置取得部101、予定判断部102、予約取得部103、変更判断部104、変更情報出力部105、変更情報受信部106、予定情報変更部107のそれぞれの機能と同様である。
【0044】
本実施形態においては、予約変更システム10は、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて航空機予約システム30や鉄道予約システム40に予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。また、変更情報に基づいて予定情報格納部110に格納されている予定情報を変更するので、更新された予定情報に基づいてユーザの予定を管理することができる。更に、例えば航空機予約システム30においては予約の変更が不可能である場合に、鉄道予約システム40に予約変更情報を出力するので、特急電車等の予約を取るように要請することができる。
【0045】
また、本実施形態の予約変更システム10は、航空機予約システム30又は鉄道予約システム40から変更情報を受信した場合には、予定情報格納部110に格納すると共に携帯電話機20に送信するなどしてユーザに予約の変更を適宜連絡するように構成できる。更に、航空機や特急電車の料金を携帯電話機20の使用料金と共に請求するようにすることもでき、その場合には予約変更システム10は料金収集代行システムとしても機能する。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが予定通りに行動しているかどうかの判断結果に応じて交通機関の予約を変更すべきかどうか判断し、その判断結果に基づいて予約変更情報を出力するので、ユーザが特別の指示をしなくても交通機関の予約を変更することができる。従って本発明の目的とする、予定の変更に連動して予約の変更が簡便にできる、予約変更システム、予約変更方法、予約変更プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である予約変更システムを説明するための図である。
【図2】図1の予定情報格納部に格納される情報の例を示した図である。
【図3】本発明の実施形態である予約変更システムを用いて予約を変更する方法を示したフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態である予約変更プログラムを説明するための図である。
【符号の説明】
10…予約変更システム、20…携帯電話機、30…航空機予約システム、40…鉄道予約システム、101…位置取得部、102…予定判断部、103…予約取得部、104…変更判断部、105…変更情報出力部、106…変更情報受信部、107…予定情報変更部、110…予定情報格納部。
Claims (10)
- ユーザの現在位置を取得する位置取得手段と、
当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されている前記ユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、前記ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断手段と、
当該判断の結果、前記ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には前記予定情報を検索し、前記ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得手段と、
当該取得した予約情報に基づいて、前記予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断手段と、
当該判断の結果、前記予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力手段と、
を含む予約変更システム。 - 前記予約変更情報の出力に応じて前記所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信手段と、
当該受信した変更情報に基づいて、前記予定情報格納手段に格納されている前記予定情報を変更する予定変更手段と、
を更に含む請求項1に記載の予約変更システム。 - 前記変更受信手段は、前記所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては前記予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、当該変更不可情報を前記変更出力手段に出力し、
前記変更出力手段は、当該変更不可情報の出力に応じて前記所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に前記予約変更情報を出力する、請求項2に記載の予約変更システム。 - 位置取得手段が、ユーザの現在位置を取得する位置取得ステップと、
予定判断手段が、当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されている前記ユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、前記ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断ステップと、
当該判断の結果、前記ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には、予約取得手段が前記予定情報を検索し、前記ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得ステップと、
当該取得した予約情報に基づいて、変更判断手段が前記予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断ステップと、
当該判断の結果、前記予約を変更する必要がある場合には、変更出力手段がその旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力ステップと、
を含む予約変更方法。 - 変更受信手段が、前記予約変更情報の出力に応じて前記所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信ステップと、
当該受信した変更情報に基づいて、予定変更手段が前記予定情報格納手段に格納されている前記予定情報を変更する予定変更ステップと、
を更に含む請求項4に記載の予約変更方法。 - 前記変更受信ステップにおいて、前記所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては前記予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、前記変更受信手段が当該変更不可情報を前記変更出力手段に出力し、
前記変更出力手段が、当該変更不可情報の出力に応じて前記所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に前記予約変更情報を出力する再出力ステップを更に含む請求項5に記載の予約変更方法。 - コンピュータを、
ユーザの現在位置を取得する位置取得手段と、
当該取得した現在位置と予定情報格納手段に格納されている前記ユーザの予定を特定する予定情報とに基づいて、前記ユーザが予定通りに行動しているかどうかを判断する予定判断手段と、
当該判断の結果、前記ユーザが予定通りに行動していないと判断した場合には前記予定情報を検索し、前記ユーザが交通機関を利用する予約を特定する予約情報を取得する予約取得手段と、
当該取得した予約情報に基づいて、前記予約を変更する必要があるかどうかを判断する変更判断手段と、
当該判断の結果、前記予約を変更する必要がある場合には、その旨を示す予約変更情報を所定の出力先に出力する変更出力手段と、
して機能させる予約変更プログラム。 - コンピュータを、
前記予約変更情報の出力に応じて前記所定の出力先から返信される、変更後の予約を特定するための変更情報を受信する変更受信手段と、
当該受信した変更情報に基づいて、前記予定情報格納手段に格納されている前記予定情報を変更する予定変更手段と、
して更に機能させる請求項7に記載の予約変更プログラム。 - 前記変更受信手段は、前記所定の出力先から返信される情報が、当該所定の出力先に対応する交通機関においては前記予約の変更が不可能である旨を特定する変更不可情報である場合に、当該変更不可情報を前記変更出力手段に出力し、
前記変更出力手段は、当該変更不可情報の出力に応じて前記所定の出力先とは異なる他の所定の出力先に前記予約変更情報を出力する、請求項8に記載の予約変更プログラム。 - 請求項7から9のいずれか1項に記載の予約変更プログラムが記録されたことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009028233A1 (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-05 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | 情報提供システム、情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法及びプログラム記憶媒体 |
-
2002
- 2002-07-10 JP JP2002201821A patent/JP2004046457A/ja active Pending
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WO2009028233A1 (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-05 | Oki Electric Industry Co., Ltd. | 情報提供システム、情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法及びプログラム記憶媒体 |
JP2009053798A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Oki Electric Ind Co Ltd | 情報提供システム、情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法及びプログラム |
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