JP2004046261A - 頭部装着型ディスプレイコントローラー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2つの表示部を有する頭部装着型ディスプレイ9のコントローラーであって、各表示部それぞれに、信号規格に準拠した映像信号入力の有無を検出する検出手段31と、2つの表示部に対し入力信号が検出されないことを表す既定の表示を可能とするよう、表示信号を供給する表示信号供給手段32と、検出手段31により、2つの表示部への供給映像信号のうちの少なくとも一方でも信号規格に準拠した映像信号が無いことが検出された場合、表示信号供給手段32側の信号を2つの表示部に供給せしめることが可能な制御手段31とを備える。
【選択図】図8
Description
HMDシステムは、種々の機能が付加されれば、その分便利になる反面、ユーザー側で十分にそれを使いこなせいといった面も同時に生ずることともなり、従って、使い勝手の向上は実用的なHMDシステムを提供する上で重要なことになる。
前記各表示部それぞれに、信号規格に準拠した映像信号入力の有無を検出する検出手段と、
前記2つの表示部に対し入力信号が検出されないことを表す既定の表示を可能とするよう、表示信号を供給する表示信号供給手段と、
前記検出手段により、前記2つの表示部への供給映像信号のうちの少なくとも一方でも信号規格に準拠した映像信号が無いことが検出された場合、前記表示信号供給手段側の信号を前記2つの表示部に供給せしめることが可能な制御手段とを備えることを特徴とするものである。
図1、図2、及び図3は、本発明とともに開発した第1参考例を示すもので、図1は、頭部装着型ディスプレイの本体部分の外観構造を、また図2は光学系の配置構成をそれぞれ示している。
耳部装着部102にはヘッドフォンを組み込み、これによって音声信号による音声情報を観察者に与える。眼前部101は、筐体構造のものであり、該筐体内に表示光学系等を配置するよう構成する。
表示部112の表示面に映像が表示されるとき、そこから出射した光束は、ハーフミラープリズム115に入射し該ハーフミラープリズム115のハーフミラー面115aを透過し、かつ凹面鏡113で拡大反射され、その反射された光束が再びハーフミラー面115aに向かい、そこで今度は反射され、観察者の眼111に入射する。
表示映像は、ここでは、眼前部101内のこのような接眼拡大光学系による光路を経て観察者の眼に導かれる。
両眼式のHMD本体の場合、上記の配置構成による同様の構成要素を、眼前部101内の左右それぞれに、観察者の左眼(111L)用のもの(表示部112L,凹面鏡113L,液晶シャッター114L,ハーフミラープリズム115L,バックライト116L)及び右眼用のもの(表示部112R,凹面鏡113R,液晶シャッター114R,ハーフミラープリズム115R,バックライト116R)として収納する構成とすることができる。
映像信号や液晶シャッターの制御信号などは、コントローラーから与えられる。
1チップマイコン2は、ここでは、制御コントローラーとして機能し、初期モード設定回路1からの出力と、モード切り替えスイッチ3a,3bによる切り替え信号を入力する。本参考例は、動作モード、表示モードが切り替えスイッチ3a,3bにて切り替わるシステムの場合のものである。1チップマイコン2は、初期モード設定回路1、モード切り替えスイッチ3a,3bの入力により、シャッター制御回路4、バックライト制御回路5、映像信号切替用アナログスイッチ7a〜7dに制御信号を与えてHMD9の動作状態を設定する。
HMD9の動作状態の設定は、例えば次のようなものにすることができる。
映像信号のON,OFFは、バックライト制御回路5によりバックライトの制御で対応できる。
また、表示モードについては、モノモード、セパレートモード、フィールド順次モードのそれぞれを設定することが可能で、ここではそれら3つの表示モードが存在する。この表示モードの切り替えに、ここでは上記映像信号切替用アナログスイッチ7a〜7dが用いられる。
アナログスイッチ7a〜7dが図3図示の状態は、モノモードであり、映像信号入力端子6aへの供給映像信号は、この1つの入力端子6aからの映像信号をHMD9の2つの表示部(112L,112R)に入力することとなり、考察図13(a)のモードを実現することができる。
また、図3図示の状態にて、映像信号切替用アナログスイッチ7c,7dそれぞれを、図示と逆の切り替え状態へ制御し、1つの映像信号入力端子6aにフィールド順次の立体映像信号を供給し、その信号を左眼用、右眼用にフィールドを分離するフィールド分離回路8を通して2つの表示部(112L,112R)に相違する映像信号を入力するフィールド順次モード(考察図13(c))とすることができる。
こうしたHMD9の動作形態の切り替えは、本HMDシステムが作動している使用中、必要なときは、モード切り替えスイッチ3a,3bに対する使用者(ユーザー)の切り替え操作によって行うことができる。
本参考例において、初期モード設定回路1は、モードの初期状態を既定する制御信号を生成する回路として機能し、また、その制御信号に基づき電源投入時のHMD9の動作形態を設定するモード制御回路は、1チップマイコン2を含んで構成される。
上記構成において、ユーザー(利用者)は、上述した2つのモード(表1の動作モード,考察図13の表示モード)が電源投入時にどのモードに設定されていれば自己にとって使い良いか、自己のHMDの利用方法、利用形態を考慮して定めておき、そして、最初は常にその初期状態としてそれに対応させる状態をとらしめるよう、予め初期モード設定回路1により設定しておくようにする。
即ち、自己が望んだモードの初期状態に合わせて、初期モード設定回路1側からの取り込み制御信号を基に、1チップマイコン2は、必要なシャッター制御回路4、バックライト制御回路5、映像信号切替用アナログスイッチ7a〜7dに制御信号を与えて、HMD9の電源投入時の動作形態を設定する。
しかして、その後はモード切り替えスイッチ3a,3bの入力ごとに各モードを切り替えるよう動作する。よって、以後の使用中は、このモード切り替えスイッチ3a,3b側の操作で、任意に必要なモード切り替えもできるものである。
その例を、図4に示す。
同図(a)は、その一つで、スイッチ方式の場合のものである。これは、複数のスイッチ素子(ここでは、3つのスイッチ素子)からなるスイッチ10より構成されていて、スイッチ10の各スイッチ素子のON,OFFでH,Lのレベルを切り替えることが可能となる。
これによると、操作が簡単でかつその回路構成も簡単となる等の利点がある。
また、この場合において、例えばDIPスイッチなどの集合化されたものが、小型にできて望ましい。
ここでは、例えば、グランドパターン11と1チップマイコン2につながる制御信号線13a〜13cをジャンパー線12a,12bで短絡するか否かでH,Lのレベル信号を生成できるようにしてあり、このようにして実施してもよい。
また、この場合において、図4に示したもののうちでは、電源投入時のモードを頻繁に替える場合には、図(a)のスイッチ方式が望ましい。
〔第1参考例における第1変形例〕
上記例では、制御コントローラーとして1チップマイコン2を用いているが、ロジック回路で構成することも可能である。
また、初期モード設定回路1による電源投入時の初期状態の設定対象は、上述の動作モード、表示モードの2種類のいずれをも対象とし、またそれぞれにおいて3つのモード(モノ、セパレート、フィールド順次の3つのモード、及びノーマル、シースルー、スーパーインポーズの3つのモード)があるHMD9の場合の例であったが、動作モードと表示モードのうちのいずれか一を対象に適用してもよい。
また、その場合をも含んで、上記の3つのモードに限らず、それを超えるモードを有する場合でも適用してよく、あるいは少なくとも2つのモードを対象に適用してもよい。
また、HMDコントローラーは、付属のモード切り替えスイッチ(3a,3b)の信号によりHMDの動作形態を切り替えるモード制御機能をもつものを例としたが、外部制御装置からの信号によりHMDの動作形態を切り替えるモード制御機能をもつ場合でもよい。
このようにして、実施してもよい。
本参考例は、HMDコントローラーが、外部制御装置または附属スイッチのパルス信号により順次、例えば表示モード(例えば2次元表示、立体視表示の各モード)及び/又は動作モード(例えば、ノーマル、シースルー、スーパーインポーズの3つのモード)状態の切り替えができるモード制御機能を有するとともに、この場合において、HMDの利用形態等に合わせてモードの切り替えフローを設定することができるようにしようというものである。
上記第1参考例において、動作モード(表1)、表示モード(考察図13)が切り替えスイッチ3a,3bにて切り替わるシステムを説明した。
ここで、更に、モードの切り替えについて考察すると、これは、例えば、図6に、動作モードを例とした切り替えフローの各例(a),(b),(c)〜(e)のケースで示すように、数種のフローが考えられる(必要に応じて、不必要なモード(例えば、図(c)のケースではスーパーインポーズモードがなく、図(d)のケースではシースルーモードがなく、図(e)のケースではノーマルモードがない)がある場合がある。)。また、図示しないが、他の実施態様として、切り替えスイッチ3a,3bでモードが切り替わらない固定タイプであっても同様である。
しかして、このような中で、どのような態様の切り替えフローが適切であるのかは、やはり、HMDの利用形態により異なるといえる。
よって、適用対象のHMDの利用形態に合わせてモードの切り替えフローを設定することのできるHMDコントローラーであれば、HMDの使い勝手が更に向上することが期待できる。
図5は、本参考例に関する構成要素部分に係わるHMDコントローラーのブロック図を示すものである。
図示のように、コントローラーには、変換フローの選択、設定をするのに用いる変換フロー設定回路21が設けられる。一方、システムを制御する1チップマイコン2は、変換フロー設定回路21の選択、設定したフローに基づいて、切り替えスイッチ3が入力されるごとにシャッター制御回路4、バックライト制御回路5への制御信号を切り替えてモードを切り替える。切り替えは、スイッチ操作パルスの入力ごとに行うようにすることができる。
本参考例では、変換フロー設定回路21の設定に基づいたフローでモード変換を実行するモード制御回路が、1チップマイコン2を含んで構成される。
本参考例の態様による場合、フローを設定する方式には、例えば、予め切り替えフローの数種を1チップマイコン2のプログラム上に記憶させておき、変換フロー設定回路21からのコード信号により選択する方法(フロー既定方式)が採用できる(図7(a))。あるいはまた、変換フロー設定回路21でフローを設定して、それを1チップマイコン1が読み込み実行する方法(フロー自由設定方式)が採用できる。
従って、例えばモードの数が最大3の3つのモード(ノーマル、シースルー、スーパーインポーズ)からなるHMD9の場合、図7(b)に示すように、3つのブロック22a,22b,22cからなる複数のスイッチで変換フロー設定回路21を構成する。それぞれの第1〜第3スイッチブロック22a〜22cでは、スイッチ素子は2つであり、よってコード信号は、例えば、0=〔H,H〕、1=〔H,L〕、2=〔L,H〕、3=〔L,L〕の4種を設定できる。
例えば、予め第1,第2,第3のスイッチブロック22a,22b,22cによりこの順で「0」−「1」−「2」とコード信号を指定した場合なら、図6(a)の変換フローになる。即ち、切り替えスイッチ3の切り替え操作信号がユーザーの操作で入力されるごとに、第1,第2,第3のスイッチブロック22a,22b,22cによる変換フロー設定回路21からのコード信号を1チップマイコン2がそのタイミングで読み込み、それに基づきモード変換を実行する。結果、この場合は、モードは、ノーマル→シースルー→スーパーインポーズ→ノーマル→・・・(図6(a))を繰り返すような態様をもって変換されることとなるのである。
より具体的にいえば、HMD9の利用形態により、モード(ここでは、動作モードのノーマル、シースルー、スーパーインポーズの各モード)の切り替わる順序が異なったり、不要なモードを飛び越すなど、パルス信号等によりモードが変換する変換フローが可変することができるようになり、多くの利用形態に対して最良の変換フローの設定が可能となり、より使いやすくなるHMD9を提供できる。
〔第2参考例における第1変形例〕
上記例では、ノーマルモード、シースルーモード、スーパーインポーズモードの3つの動作モードを例として説明したが、動作モードに代えて、またはこれとともに表示モードを対象として実施してもよい。
また、切り替えの対象となるモードは、3つに限らず、それを超えるモードを有する場合でも適用してよく、特に、上記例のように、モードを飛び越すようにできると、そのうちの不要なモードを出現させないで済む。スイッチを押すごとに常に一律に順次切り替わるだけでは、モードが多い場合(高機能化している場合)、望むモードを出現させるのに、何回もスイッチ操作をせざるを得ないが、そのような不利もなく、必要なモードのみを繰り返し出現させると、いったような使い方も容易に実現できるようにもすることが可能で、この点でも効果的なものとなる。
また、本参考例も、前記第1参考例における第1変形例、第3変形例に準じた変形、変更が可能である。
また、本参考例(各変形例も含む)は、単独でも実施できるのは勿論であるが、前記第1参考例(その各変形例を含む)と組み合わせて実施してもよい。
本実施例は、2つの表示部をもつHMDのコントローラーにおいて、その2つの表示部の少なくとも一方の表示部に映像ソース側からの映像信号が供給されていない等といったような場合、これに対する対応を実現しようというものである。
図示のように、本実施例においては、HMDコントローラーは、ここでは、左眼用映像信号ライン34及び右眼用映像信号ライン35にそれぞれ接続されて、HMD9の各表示部(112L,112R)個別に、供給される映像信号の有無を検出する検出ユニットとしての映像信号検出回路31と、例えばブルーバック発生回路32と、映像信号検出回路31によりそれぞれ切り替え制御され、上記映像信号ライン34,35側の映像信号か上記ブルーバック発生回路32側の出力映像信号を選択的にHMD9へ入力する映像信号切替用アナログスイッチ33a,33bとを最終段部に含んで構成される。
他の基本的な構成部分については、前記第1参考例の場合と同様であってよい。
図8において、映像信号検出回路31は、左眼用映像信号ライン34、及び右眼用映像信号ライン35から映像信号を入力され、例えばNTSCに準拠した映像信号の存在を検出する。ここで、左眼用映像信号ライン34、右眼用映像信号ライン35どちらか一方でも映像信号がない場合、映像信号検出回路31は、映像信号切替用アナログスイッチ33a,33bを、図示の状態から切り替え制御して、ブルーバック発生回路32から出力される映像信号(ここでは、ブルーの単一色の単純映像信号)をHMD9に供給する。HMD本体100を装着して映像を見ている使用中に、このような切り替えがあれば、そのとき装着者は、ブルーバックの映像を見ることになる。
これにより、前段での異常や、人的ミスなどにより片眼表示になることを防止するとともに、映像信号がない場合での乱れた表示も防止できる。
本実施例によると、このようなことも適切に回避でき、使い勝手は増す。
装着使用者は、その使用時、一方の表示部(112Lまたは112R)には映像が出ているが、他方(112Rまたは112L)には映像が出ていないといった場合、または、両方に映像が出ていないなどの異常状態を、一目で判別できるとともに、映像信号が供給されない場合での不安定表示を安定化することもできる。
〔本実施例における第1変形例〕
上記例では、ブルーバック発生回路32を用いたが、これに限らず、他の単一色の単純映像信号を発生し得る映像信号供給ユニットでもよい。
また、かかる映像信号供給ユニットに限定されず、或る既定の表示を可能とする映像信号供給手段を用いて実施してもよい。
また、映像信号検出回路31での検出態様は、映像信号の有無のみならず、その異常をも対象とするものであってもよい。
本発明は、このような場合も含むものである。
また、本実施例(各変形例も含む)は、単独でも実施できるのは勿論であるが、前記第1参考例(その各変形例を含む)または前記第2参考例(その各変形例を含む)のいずれか、あるいは両者と組み合わせて実施してもよい。
本参考例は、供給される映像信号等のための信号源との間の接続に関する面からの使い勝手の向上を図ろうというものである。
図示のように、本参考例においては、HMDコントローラー41は、映像信号及び音声信号を入力されるとともに、制御信号が入力され、また、電源が外部から供給されるタイプのものとしてあり、映像信号入力端子42と音声信号入力端子45と制御信号入力端子48と電源供給端子51とをそれぞれ備える。
それら各端子は、コントローラー41の例えば後パネル面に配置することができる。
他の基本的な構成部分については、例えば前記第1参考例の場合と同様であってよい。
以下、図10以降も参照して、本参考例の要部について述べる。
本参考例では、音声信号、制御信号の各系についても、図示のように、同様の構成をとっており、音声信号を音声信号バッファー47と音声信号出力端子46の系で、また制御信号を制御信号バッファー50と制御信号出力端子49の系で、それぞれ、外部へ出力可能とする。また、電源に関しては、これは、電源供給端子511と電源出力端子52を単純にパラレル接続する。
図11に示した接続方式は、それぞれ本参考例に従った3個のHMDコントローラー41A,41B,41Cによるシリアル接続(図10)の場合と対比して示すための比較例である。
この点でも、本参考例に従って上記機能を付加された高機能HMDコントローラーが実現でき、かつ、その使い勝手を向上させられ、利用者が自由にその接続、設定等をなしえることが可能である。
映像情報を扱うこの種表示装置システムでの映像信号や音声信号、あるいは電源に用いるコネクタ等は標準化されている。
標準コネクタを用いると、例えば図11(a)に示すように、上記HMDコントローラー41(41A,41B,41C)では、入力側のみでみても、左右2つの映像信号コネクタ71a,71b(S端子またはRCA)と、左右2つの音声信号コネクタ72a,72bの映像、音声系のコネクタが用いられ、また、電源用DCパワージャック73、制御信号用コネクタ74と、多くのコネクタが必要である。
そこで、更に、この点をも踏まえ、本参考例に従って外部に出力するための出力端子を具備せしめようとする場合、より好ましくは、各出力端子が1つのコネクタに収まっているのがよく、これによると、出力端子の占めるパネル上等での領域を低減できるとともに、接続も簡単になる。
また、場合により、本参考例では、映像信号バッファー44、音声信号バッファー47、制御信号バッファー50を不要とすることもできる。
〔第3参考例における第1変形例〕
上記例では、2つの表示部を有するHMD9のコントローラーを対象とし、また、外部への出力端子は、電源、制御信号も対象として説明したが、これに限られず、表示部が1つのHMDでも適用でき、また、映像信号、音声信号の系統を対象に外部への出力端子を具備させるようにしてもよい。
また、図12(b)の専用コネクタ75は、6個のコネクタをすべてまとめた態様でなくともよく、映像、音声のコネクタをまとめた態様でもよい。
また、本参考例(各変形例も含む)は、単独でも実施できるのは勿論であるが、前記第1参考例(その各変形例を含む)、前記第2参考例(その各変形例を含む)または前記実施例(その各変形例を含む)のいずれか、あるいはそれらの2つ以上と組み合わせて実施してもよい。
例えば、図1及び図2に示した頭部装着型ディスプレイ本体以外の構成、構造のものにも本発明は適用可能であり、従って、図1及び図2のものに限定されない。
〔1〕外部制御装置または附属スイッチの制御信号により、HMDの動作形態を切り替えるモード制御機能を持つHMDコントローラーにおいて、
上記モードの初期状態を既定する制御信号を生成する回路と、
その制御信号に基づき電源投入時の動作形態を設定するモード制御回路を備えたことを特徴とするHMDコントローラーである。
〔2〕前記初期状態を既定する制御信号生成回路がスイッチからなる、
ことを特徴とする上記〔1〕記載のHMDコントローラーである。
〔3〕外部制御装置または附属スイッチのパルス信号により順次、表示モード(2次元表示、立体視表示)及び動作モード(ノーマル、シースルー、スーパーインポーズ)状態の切り替えができるモード制御回路を持つHMDコントローラーにおいて、
変換フロー設定回路と、
その設定に基づいたフローでモード変換を実行するモード制御回路とを備えたことを特徴とするHMDコントローラー、またはこれと上記〔1〕もしくは〔2〕記載のHMDコントローラーとの組み合わせになることを特徴としたHMDコントローラーである。
〔4〕2つの表示部をもつHMDのコントローラーにおいて、
各表示部個別に、供給される映像信号の有無を検出する検出ユニットと、
或る既定の表示を可能とした映像信号供給ユニットと、
前記検出ユニットにて、どちらか一方でも映像信号がないことを検出した場合、前記映像信号供給ユニットの映像信号を2つの表示部に供給することを可能とした制御ユニットとを備えたことを特徴とするHMDコントローラー、またはこれと上記〔1〕、〔2〕もしくは〔3〕記載のHMDコントローラーとの組み合わせになることを特徴としたHMDコントローラーである。
〔5〕前記映像信号供給ユニットの供給信号が単一色の単純映像信号である、ことを特徴とする上記〔4〕記載のHMDコントローラーである。
〔6〕2つの表示部をもつHMDのコントローラーにおいて、
供給される電源、映像信号、音声信号、制御信号を外部に出力するための出力端子を備えたことを特徴とするHMDコントローラー、またはこれと上記〔1〕、〔2〕、〔3〕、〔4〕もしくは〔5〕記載のHMDコントローラーとの組み合わせになることを特徴としたHMDコントローラーである。
〔7〕上記〔6〕記載の各出力端子が1つのコネクタに収まっている
ことを特徴とするHMDコントローラーである。
2 1チップマイクロコンピュータ
3 切り替えスイッチ
3a,3b 切り替えスイッチ
4 シャッター制御回路
5 バックライト制御回路
6a,6b 映像信号入力端子
7a〜7d 映像信号切替用スイッチ
8 フィールド分離回路
9 頭部装着式ディスプレイ(HMD)
10 スイッチ
11グランドパターン
12a,12b ジャンパー線
13a〜13c 制御信号線
21 変換フロー設定回路
22a〜22c スイッチブロック
31 映像信号検出回路
32 ブルーバック発生回路
33a,33b 映像信号切替用アナログスイッチ
34 左眼用映像信号ライン
35 右眼用映像信号ライン
41 HMDコントローラー
41A,41B,41C HMDコントローラー
42 映像信号入力端子
43 映像信号出力端子
44 映像信号バッファー
45 音声信号入力端子
46 音声信号出力端子
47 音声信号バッファー
48 制御信号入力端子
49 制御信号出力端子
50 制御信号バッファー
51 電源供給端子
52 電源出力端子
60 信号供給源
61 信号供給源
62A,62B,62C HMDコントローラー
71a,71b 映像信号コネクタ
72a,72b 音声信号コネクタ
73 電源用DCパワージャック
74 制御信号用コネクタ
75 専用コネクタ
100 頭部装着式ディスプレイ本体(HMD本体)
101 眼前部
102 耳部装着部
103 支持バンド
111,111L,111R 眼
112,112L,112R 表示部(LCD)
113,113L,113R 凹面鏡
114,114L,114R 液晶シャッター
115,115L,115R ハーフミラープリズム
115a ハーフミラー面
116,116L,116R バックライト
Claims (1)
- 2つの表示部を有する頭部装着型ディスプレイのコントローラーであって、
前記各表示部それぞれに、信号規格に準拠した映像信号入力の有無を検出する検出手段と、
前記2つの表示部に対し入力信号が検出されないことを表す既定の表示を可能とするよう、表示信号を供給する表示信号供給手段と、
前記検出手段により、前記2つの表示部への供給映像信号のうちの少なくとも一方でも信号規格に準拠した映像信号が無いことが検出された場合、前記表示信号供給手段側の信号を前記2つの表示部に供給せしめることが可能な制御手段とを備えることを特徴とする頭部装着型ディスプレイコントローラー。
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