JP2004045961A - 中間転写体及び中間転写体を用いる画像形成装置 - Google Patents

中間転写体及び中間転写体を用いる画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本提案は、離型性に優れた特別な材料を中間転写体の表面層の成分として分散塗布し、有効に機能する表面被覆の状態を鑑みて、その被覆率を所定範囲に求め、これによって、適正な画像性を得るとするものである。
【解決手段】中間転写体表面は、少なくとも一成分が、該表面との密着性を有し表面偏析性のある混合物の塗料により、2〜40%被覆され、更に、該塗料は弗素系コポリマーとアクリル系接着剤を主体とするものである。該塗料はウレタン系エラストマーの層上に塗布されたものである。なお、被覆後の接触角は90〜145度の範囲であるものとしたとき、これを用いた転写・画像形成装置は、転写性に優れ、良い画像を提供する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真複写機やカラープリンターなどの機器に中間転写体を使用し、中間転写体にカラー画像を形成した後、このカラー画像を記録紙上に一括転写するカラーの画像形成装置の転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やレーザービームプリンター等の電子写真装置、静電記録装置等のカラー画像形成装置において、原色のカラートナー像を転写紙上に順次転写する方式が従来より知られ、また、昨今では転写紙に順次原色のトナー像を転写する代わりに、中間転写体上に原色のカラートナー像を転写し、一括してこのカラー画像を転写紙に転写する方式が提案されるようになってきた。
【0003】
そして、上記中間転写体としては、ベルトと支持ローラとを組み合わせた構造のものや、円筒ドラム状のもの等、様々な様式があり、各使用状況下に於て、各々機能しているものと思慮する。例えば、均一に接触し、トナー画像を転写させるのであるが、感光体上の第1のカラートナ一画像は中間転写体に転写され、感光体は次のカラートナ一画像を形成する。これらが先の第1のカラートナー像の上にさらに設けられるのであるから、先のカラートナー像を保持しつつ、このカラートナー像を転写可能にする条件がここにある。更には全原色のカラートナー像が中間転写体に転写された後に、一括して転写紙上に転写できなくてはならないから、トナ一画像の感光体上から転写体上への転写、および、転写体から転写紙上への転写において、トナー画像に働く力関係、或いは感光体、中間転写体、転写紙、転写ローラの上記の関係における機能が、見かけ上同様であるはず、と類推される。従って、従来提案された構成においては、メカ構成上、電気構成上、適切な条件が付与されているものである。
【0004】
転写のために中間転写体の構成には弾性体層が含まれる。これは感光体や帯電ローラ、中間転写体の接触時におけるメカ的な構成を考慮すれば、その必要性の一部の説明が可能である。即ち、感光体等の接触部を捉えて見れば直線的に接触しているが、感光体や帯電ローラ、中間転写体の構成部分には円筒部分が含まれ、これは工業的にゼロの真直度の部材とすることはできず、これらを軸方向で併せたときには必ず歪のため間隙が空く。この間隙を力づくで埋め、感光体から中間転写体へのトナー像の転写を可能にするためには、そのいずれかに弾性層を設けなくてはならない。
【0005】
こうして従来より、弾性層を含む構成の中間転写体が提案されてきた。また、感光体側に弾性層を設けた例もある。
【0006】
弾性層の材料としては、例えば、ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム系、フッ素ゴム系等、又、それらの発泡体も用いられる。
【0007】
又、導電性の付与はカーボンブラック各種、酸化チタン、酸化錫、等の金属酸化物、金属粉体等により達成される。これらは単独で或いは複合して機能するよう調製され、使用される。更には、単に金属酸化物等とするのではなく、アルカリ金属塩等と表現し導電性を付与し、同時に電気抵抗値が、環境の変動に影響されない、とする例もある。特開平6−35298号公報、北辰工業;但し、帯電ローラの例)。
【0008】
従来の例では、導電性の付与と言えば、上記の様な物質の粉体粒子を適当量、弾性体構成物質中に分散させ、所定の抵抗値に調整していた。しかし、従来例では、指摘していない物質に於ても、中間転写体として所定の導電性(或いは、抵抗性)を求める事は可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上述の画像形成装置においては、像担持体上のトナー画像の中間転写体上への転写、及び中間転写体上のトナー画像の転写紙上への転写に不具合が生ずる場合がある。
【0010】
即ち感光体と中間転写体の間でのトナー画像の転写時に両者の中心軸上に圧接の力がかかり、感光体上のトナー画像は、中間転写体と感光体との間に挟まれ、ストレートに押圧されるので両者の表面性の影響を受けやすい。そこで、従来から中間転写体の表面に離型性の表面層を設け、感光体表面からのトナー像の転写は勿論、さらに、転写紙上へのトナー画像の転写が効率よく行われる工夫がされている。
【0011】
しかし、中間転写体の離型性を高めれば、トナー像の感光体表面との付着力が優勢になり、感光体上から中間転写体上へのトナー画像の転写が阻害されるため、トータルな転写効率は低下することになる。逆に、離型性を低めて、感光体上からの転写が効率よく行われるようにすれば、中間転写体表面との付着力が優勢となって中間転写体から転写紙への転写が十分に行われない場合もある。
【0012】
しかし、中間転写体の表層材料として、離型性に優れた、例えば、フッ素系樹脂の微粒子を適正量分散させることで、良好な画像転写性の得られる処方が種々あり、これによりトナー画像の転写における適正な表面構成が類推されるものであるが、単純に該樹脂成分を混合分散し塗布するものである。
【0013】
(本提案の目的)
従って、本提案は離型性に優れた特別な材料を中間転写体の表面層の成分として分散塗布し、有効に機能する表面被覆の状態を鑑みて、その被覆率を所定範囲に求めこれによって、適正な画像性を得るとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、像担持体である感光体上に形成されたトナー像を複層からなる中間転写体上に転写し、単数または複数のトナー像を形成転写後、転写材に転写する画像形成装置において、該中間転写体表面は、少なくとも一成分が、該表面との密着性を有し表面偏析性のある混合物の塗料により、2〜40%被覆されていることを特徴とし、更に、該塗料は弗素系コポリマーとアクリル系接着剤を主体とするものである事を特徴とするものであるとき効果があり、該塗料はウレタン系エラストマーの層上に塗布されたものである。なお、被覆後の表面の接触角が90〜145度の範囲であることが条件として加わるとき、本案の中間転写体は、これを用いた転写装置を含む画像形成装置に用いられ上記課題を解決するものである。
【0015】
ここで、本件の要点となる部分について概説する。
【0016】
前記したように、中間転写体の表面層材料として、フッ素系樹脂の微粒子(平均径0.2〜2.0μm)を、ウレタン系エラストマーに所定量分散し、下層である弾性体層の上に塗工・乾燥し、表層とした成功例がある。
【0017】
これらは主材料100重量部にフッ素系樹脂の微粒子を、75重量部、200重量部、400重量部分散し、さらにカーボン等を調整量添加したものであるが、同時に主材料のグレードの異なるものであった。
【0018】
多量にフッ素系樹脂の微粒子が分散されており、特に400重量部の例では、計算上、その容積率は同一径の粒子の体心立方最密充填と仮定したときの容積率よりも大きいものである。形成された薄膜の表面層の中で、このときの該微粒子を主材のウレタン系エラストマーが繋ぎ留めていると推定された。しかし、400重量部の添加では機能しても、75重量部の添加では逆に繋ぎの影響が大きいためか、満足な転写性が得られない。
【0019】
感光体表面、トナー粒子、中間転写体表面で働く力を微小構造のモデルで推定すると、図3−1、図3−2より、主材の樹脂/エラストマーに向かう付着力は、トナー画像と感光体表面とではfd(ドラムヘの付着力)>fnd(ドラムから、離反する力)であり、トナー画像と中間転写体とではfi(中間転写体への付着力)>fni(中間転写体から、離反する力)が満足していると思われる。また、トナー画像を丁度、間に挟んで、まさに、感光体と中間転写体が、離れようとするときには、トナー画像が感光体表面から中間体表面に移行するのを許容する力関係になっている。従って、このとき少なくともfi(中間転写体への付着力)>fd(ドラムヘの付着力)となっている。
【0020】
前記の成功例のように75重量部の添加でも400重量部の添加でも転写性を良好に得る事のできる条件があるのは、上記のfni(中間転写体から、離反する力)が、添加するフッ素系微粒子の分散によって決まり、主材のウレタン系エラストマーの粘着性の大きさがfi(中間転写体への付着力)を決めているようである。
【0021】
両者の在り方を決める最終的な手段は、採用する画像形成装置における転写装置であるが、前段階の指標としては、表面状態を決定する種々な因子が挙げられる。
【0022】
例えば、粘着剤、接着剤の検討から表面活性エネルギー、表面張力、濡れ性、各種の表面粗さ等の物性値は利用可能である。
【0023】
現実的な装置システムの中では、上記の力に、静電気力が加わり(あるいは、差し引かれ)複雑な条件となるが、このような電気的な力はバイアスを調整することで所望する状態が得られるので、ここでは述べない。
【0024】
ここで、話を単純化するために、微粒子による最密充填構造を元に前記内容を考察し本件の作用を考えてみた。
【0025】
半径rの当該微粒子が1個1個が分散し、面心立方の最密充填をしていると仮定すると、その立方体の1辺は2√2rであり、また、単一立方格子中に、1/88+1/26=4、4個の微粒子が属することになるから、微粒子容積とこの立方体格子の関係から、その微粒子容積の占める割合(容積率)は(4個4/3π3)/(2√2r)3=0.74である。
【0026】
また、全体に均一に微粒子が分散しているとしたとき、表面に露出できる微粒子の表面積は、ここで粒子の半分以上が表面から飛び出て露出することはできない、との制限を加えると最大で微粒子2個分が表面に存在できることになり、このときの微粒子の露出する割合を面積率とすれば、(2個π2)/(2√2r)2=0.785となる。
【0027】
しかし、使用する微粒子は平均粒径0.2μmとしても、これを主材バインダーに分散するとき、凝集が生じ易く、数個〜数10個の集合粒子になることを防ぐのは困難である。このため、凝集のファクターを考慮せざるを得ない。(図3−3、3−4)。
【0028】
半径rの微粒子が、表面に分散しているときの面積S1は、以下の計算により、この微粒子がn倍の半径に凝集した擬似的な球において、前記と同様に計算した擬似球表面積Snのn倍となる。
【0029】
n倍の半径に凝集した擬似球と同容積になる半径rの微粒子の数Xは
4/3π(nr)3=X(4/3π3)、X=n3個である。また、微粒子の半分以上の露出は無いものとしているのでS1=n3個1/2π2、Sn=1/2π(nr)
よって、S1/Sn=n
つまり、当初、平均粒径0.2μmの微粒子を分散して成膜したつもりでも、分散時に、n倍の径に凝集すれば、膜表面で所与の機能に寄与する微粒子は概略1/nの働きしか、しない事になるのである。
【0030】
従って、所定の添加微粒子と、主材バインダーが決まれば一義的に決まるものではなく、分散技術の巧拙で所望する結果が変動することになる。しかし、ここで、表面に霧出する微粒子の被覆率と例えば、塗膜等の接触角を所定範囲にすれば、所望する機能が得られ易い。
【0031】
バインダー樹脂/エラストマーにおいては、図3−2で、概略示したように、表面層の中で、トナー像に対して、離型性を示す微粒子成分を繋ぎ留める力を内在し、かつ、トナー像に対して付着性を示す力が適正に存在することが推測される。
【0032】
表面に露出したこの離型性を示す微粒子成分は、これが優勢であるところで、接触角が大きく(あるいは、表面エネルギーが小さく)なる傾向を示す。また、ウレタン系バインダー成分が優勢であれば、逆の傾向を示す。
【0033】
このことは当初は良好な転写性を示すが、耐久に従って、転写性が若干低下する現象を、表面の接触・摺擦に起因する摩耗により表面に露出していた該微粒子が離脱し、粘着成分が勢力を増す、或いは表面があれ、比表面積が増加する事により、一旦捕捉したトナー像を離脱(転写)させにくくなったためと考えれば分かりやすい。
【0034】
本件ではこれらを踏まえ、実際に転写に寄与しているのは表層表面におけるトナー像に対する離型性に関与する分散微粒子の出現の仕方に依存するところが大であるとの推測から、バインダー成分等からなる表面層に、この分散微粒子を前記で推定された存在範囲となるように、分散付着せしめればよいとした。
【0035】
分散付着させる手段としては、各種のスプレー塗工の方式が挙げられる。適正な塗布分布を得るためには、塗料粘度、塗布圧、塗粒径、吐出量等の条件に、必要ならば各種のスクリーン的な塗布制限の手段を併用することも考えられる。また、スクリーン印刷的な手法の応用も可能である。
【0036】
この様な塗布時に塗布面積率を制限する考え方とは逆に、最初に全面塗布し、次いで適当に塗布面を剥ぎ取る方法も考えられる。例えば、所望する被覆率となるように突起を分布させた補助手段を、塗布面に接触させ、これを離間し、対応する点の塗膜を除去する方法が考えられる。
【0037】
塗布された当該発明にかかる塗料は、乾燥固化の過程で、元来の非相溶性からその性質に応じて、自由表面に向かうものと基板側に向かうものとに分離する。基板側には、例えばウレタン系エラストマーが存在するので、これと該塗料中の接着剤成分とが結合し、別途に、分離した膜を形成する場合よりも、層間の密着性は格段に良いので、中間転写体としての使用中に剥離する恐れもないし、改めて、アンカー層を設けることもない。
【0038】
また、表面側には弗素系コポリマーが表出するので、塗布した量、塗粒径、塗布効率、等から、概略の実質的な塗膜を概観できるので、非粘着性徴粒子を分散塗布する場合の実質的に表出した非粘着成分の被覆率の不明瞭さはない(図4のグループ)。
【0039】
次に、中間転写体にかける力のかけ方との関係を概説する。
【0040】
従来の中間転写体と例えば感光体ドラムとの当接押圧部位は通常感光体ドラムの方が中間転写体よりも硬く半径も小さい。感光体ドラムが押圧した中間転写体は凹み、この部分の面積は元より広がる(図2)。
【0041】
これは当接する圧力の大きさと、圧力に対応してどれだけ歪むかの問題であり、中間転写体側の弾性層の性質に大きく絡んでくる。押圧力に抗して歪みが少なければ、ニップ幅も小さく、中間転写体のニップ両端の歪み膨らみも小さいものとなる。従って、ここに中間転写体の弾性層の材料を検討する意味がある。また、弾性層の上に表面層を被覆することは、弾性層のみで制御仕切れない歪みの発生をこれにより調整することが可能である。
【0042】
適正な歪みであれば、図2−2の11、12の関係は適正であるが、12側が異常に大きくなる歪みの場合は、感光体と中間転写体の間に存在するトナー像は視覚により認知されるズレの発生をみる(中間転写体の半径rl、感光体の半径r2の時、rl>r2とすると、その当接部位では11<12となっている)。
【0043】
また、中間転写体の端部における歪み膨らみから、図1−3で示したトナー像の感光体側表面と、中間転写体側表面との接し方を微細に考察すると、感光体表面からトナー像が転移するには、中間転写体側の接する面積が大きいほど、安定して保持されるものと考えられるから、該歪み膨らみは大きい程条件がよい。ただし、材料に起因する因子は考慮しない(図1−3のS1、S2でS1<S2となる)。
【0044】
しかし、押圧による凹みは色ズレの原因にもつながり、また、本来感光体上に静電的に付着していたトナー像を押潰し、トナーそのものに起因する粘着によって、トナー像の転写がうまく行かない場合がある。そこで、この凹みは大きくしたくないが、上記の中間転写体の端部の歪み膨らみは適度に大きくしたい、という条件が求められる。
【0045】
例えば、図1−1、図1−2では力のかかる方向が感光体と中間転写体の軸を結ぶ線上よりも回転方向上流側から下流側に向かっている為、当接した中間転写体の弾性層の歪み膨らみは回転方向上流側において優勢になっている。
【0046】
この為、上記説明した従来例よりも、同じ大きさの押圧力がかかっている場合でも1方で必要な歪み膨らみが得られるので、当接押圧の中心部位の凹みは不必要な大きさにならない。
【0047】
感光体ドラムと中間転写体とが、接して離れる場面をミクロな状態を想定して考えて見る。接する手前Aではトナー像は感光体ドラム表面に付着する力flが支配的である。感光体ドラムと中間転写体が圧接している領域Bでは、圧接して感光体ドラム表面により強く付着した力f2と中間転写体側に付着しようとする力f3が桔抗しているかに見える。しかし、中間転写体表面は当接時の歪によって伸びており、従って、より広い面積でトナー像と付着しているので、f3>f2として潜在している。両者が離れようとする瞬間の部位Cでは、感光体ドラム表面に付着する力は圧接により少し変化したf1′と中間転写体に付着しようとする力f4と前述した中間転写体の歪みの元に戻る力f5(極、緩速なら静的な力で均衡するが、速く動くと加速度依存の力が付加される)が感光体ドラム上に付着したトナー像に働き、更に離れた地点Dでは中間転写体に付着する力f4が支配的になる(図1−2、図1−4)。
【0048】
上記の歪みから元に戻るときの力f5の働く速さは感光体上からトナー像を引き剥がすのに寄与していると想定している。速い場合には中間転写体の微小に伸びた部位で捕捉されるトナー画像は、その伸びが元に戻ることによって中間転写体表面に速く落ち着くことになり、阻害要因があったとしてもそれが影響する余地は少ない。しかし、戻りが遅いと感光体と中間転写体が離れる点に回転移動しても両者はまだ近接しているため、トナー像の中間転写体表面への移動を乱す要因の入る余地がある。
【0049】
歪が元に戻るという命題は、中間転写体における弾性体層にかかわることであり、ここに弾性層としての材料選択に意味がある。
【0050】
例えば、前述の作用が有効に起こるものとして、ガラス転移点が急激に変化する材料を提案している。
【0051】
形状記憶樹脂としてはポリウレタン系のもの(三菱重工業)、ポリノルボルネン系のもの(日本ゼオン)、トランスポリイソプレン系(クラレ)等あるが、使用する系の関係からウレタン系が温度設計がしやすく、所望の材料の入手が可能である。
【0052】
ここで、中間転写体の弾性率Eを弾性層の材料の選別の1手段としているが、中間転写体そのものか、又は、その材料で構成した評価シートに感光体ドラムを約5kgfで押圧し、当接跡から凹み面積を概算して適合する弾性率の範囲(0.5<E<50(kgf/cm))の材料を求めている。本案の実施形態に掲げる材料構成はこうして選別された。
【0053】
なおトナー像に働きかける力に関連して、トナー像の残電荷に起因する電界を打ち消す電界をかける方法は数例の先願があるが、本例では当然考慮すべきこととしている。例えば、1次転写バイアスはトナーとは逆極性(+)で+2kV〜+5kVがかけられる。
【0054】
次に中間転写体上に中間転写されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の単層又は複層は転写紙に一括転写される。
【0055】
なお、トナー像の有する電荷と逆極性のバイアスをここで適正に印加する事は転写の妨げとならない。
【0056】
当初より記述している様に、所定の導電性を付与する為に導電剤を添加・分散して構成をなしている。導電剤が、弾性層を構成する材料に添加されれば、単一材料の密度とは異なっていき、見掛け上密度は大きくなる。
【0057】
一方密度が大きくなる時、同一材料系では弾性係数が大きくなる傾向があるので、同じ押圧条件のとき、歪量は小さく、その擬似円弧の径は大きくなるため、感光体上のトナー像を転写するとき不利に働く。
【0058】
従って、初期の目的から外れる事になる為、今度は見掛け密度を小さくする工夫をする事になる。即ち、材料をもっと軟らかい/弾性係数の小さいものを新たに選択するか、例えば、気泡を含む構成層とする事で見掛け密度を小さくする事になるのである。即ち、実際系では導電剤の分散量、発泡率が所定範囲の機能を得る為の決定要素になっている。
【0059】
所定の転写プロセスに於て必要とされる、中間転写体の電気抵抗値は多くの従来例、実験例で概略範囲が予想できるので、これに対して必要な導電剤の添加量を概略決めて、弾性層形成樹脂あるいはエラストマー等に添加分散し、弾性層を形成するが、もし、発泡状態で使用する必要がある場合には、発泡状態を含めた見掛けの密度に対する見掛けの弾性係数からトナー像の転写性を概算予測する事になる。なお、これらの値は測定により得られるものであるから、最終形状、使用状態で有効な範囲は定められる。
【0060】
しかし、前述する様に、採用する転写プロセスの条件による因子の影響も大きいので、幾つかのプロセスからの算定・測定範囲を総合した範囲設定となる。
【0061】
ほぼ一定の当接圧力範囲内での中間転写体の歪みの生じ方をみると、概略圧力が大きいと歪みが大きい事はフックの法則により自明である。ところが、本案の系は複層構成であり、一律には決まらない部分がある。歪むという事は変形を生ずると言うことであるが、表層と弾性層の硬さ或いは弾性係数が異なる場合、例えば、表層の方が硬い場合には歪みの主体は弾性層にあり、表層の形状変形には時間がかかるものと考えられる。この場合、弾性層の変形に即応して表層の変化が起こりうる程度の表層の硬さであれば、その変形により生じた被転写部材(感光体)との接触面積は比較的大きなものになり、中間転写体を被転写部材に当接させるのに概略固定的加えた力等に対する単位面積当たりの力(これを当接圧とする)は小さくなる。
【0062】
上記の様に、複層で表層の方が硬い状態で効果を得ようとする場合の設計としては歪みの生ずるのは弾性層主体で、表層はその変形を早く戻そうとする構成が望ましい事になる。
【0063】
換言すれば、表層は弾性層の歪み変形に抵抗しうる弾性係数の材料であり、弾性層の材料は充分な歪みを生ずるにたる弾性係数の材料・構造である事が望ましい。勿論、調整用に若干の導電材等を弾性層に添加する場合には混入量により、主材樹脂(エラストマー等)の元来の弾性係数から若干ずれる事が予想されるので、実験値を含めて適用範囲を決める事になる。
【0064】
次に、形状記憶樹脂等をこの様な用途に採用する場合の利点について、述べる。
【0065】
特に、発泡体で採用する場合は通常樹脂・エラストマーの軟質の発泡体では最初の形成後、型のパーティングラインやバリ等を研磨等加工する事が余りにも軟らかいが為に採算の合う加工ペースにのりにくいものと推察できる。このため、硬さを犠牲にしてある程度硬度のある条件で譲歩せざるを得ない。
【0066】
ところが、所定の形状記憶樹脂・エラストマーであれば、型形成後Tgガラス転移点以下の極く低温で研磨等の加工作業をする事が可能であるので、Tg以上の温度が所定の弾性係数をもち、それが通常樹脂等の場合には加工不可能な硬さであっても、目的追及が可能である。
【0067】
装置に組み込まれ、使用される環境では所定の弾性係数をしめす中間転写体としてあれば良いわけであるからTgガラス転移点の範囲が5〜30度程度に形状記憶樹脂として材料設計されたものを採用すればよい。
【0068】
以下、より具体的な実施系・実験系でさらに説明する。
【0069】
まず、導電材を分散した弾性体の上層に抵抗調整と表面離型性を考慮した表面層を塗布し、全体として電子写真プロセスに必要な耐圧性、導電性等を付与した構成になっている。
【0070】
中間転写体の構成材料を調整するために、公知の方法を用いることができるのは言うまでもない。バインダー成分がゴムまたはエラストマーの場合にはロールミル、ニーダー、バンバリーミキサーが用いられ、液状の場合にはボールミル、ビーズミル、ホモジナイザー、ペイントシェイカー、ナノマイザー、もしくはそれらに類する装置を用いて分散できるものである。
【0071】
本発明に用いる中間転写体は、例えば、円筒形状の導電性基体上に本案で請求の特殊なエラストマー、前記のゴム、発泡体でも歪の制御が本案に沿ったものであれば、使用可能であり、これに所定の表面層が形成されるものである。
【0072】
なお、弾性層と表面層の中間に接着を考慮した、または、弾性層からのブリードを防止することを考慮した中間層を設けることは本案の追及するところの妨げとならない。
【0073】
以下、実施形態・比較例により、本案の内容を具体的に説明するが、その意図するところは例示する実施形態に限るものではない。
【0074】
【発明の実施の形態】
[実施形態第1]
図5−1、5−2は一般的な中間転写体の構成を示す。導電性の芯金(180mmφ、長さ320mm、厚さ5mmのアルミニウム製円筒状ローラー)に約5mmの弾性層が被覆されており、これには導電性粒子状物質が、所定量分散され、導電性を付与されている。ちなみに、本実施形態では、ポリウレタンエラストマー、100重量部に導電性カーボンブラックを10重量部、そのほか、加硫剤等適量分散したものを弾性体層材料として用意している。表層としてフッ素が表面に現われる混合物として紹介されている、a;フッ化ビニリデン−co−ヘキサフルオロアセトン;P(VDF−HFA)とb;ポリ(アクリル酸2−エチルヘキシルーco−アクリル酸−co−酢酸ビニル);P(2EHA−AA−VAc−)を適量混合した塗料(重量比a;bが2;1、1;1、1;2)として、エアレススプレー塗工によって塗膜を形成し、この時の適当なマスキングによって、被覆率が、5%、15%、25%、40%のものを作成し、各々、実施形態1−1、1−2、1−3、1−4、2−1、2−2、2−3、2−4、3−1、3−2、3−3、3−4、として評価した。なお、このとき、試料を複数個ずつ作成し、その表面の接触角が90〜145度の範囲にあるものを上記実施形態番号のものとした。
【0075】
これはスプレー塗工による塗粒個々において、フッ素がその表面に表出することを期待したものである。なお、各種のスプレー方式の特徴に応じて、塗布条件がそれぞれ異なる事は、含有溶剤量や塗粒径の形成条件、塗布環境等により変動するものであり、個々に設定せざるを得ない状況による。
【0076】
[参考例第1]
上記実施形態の基層をそのまま表面にもってきたものを比較例とした。比較例1−1。
【0077】
また、被覆率100%のものを該塗料液に浸漬し塗布する事で作成した。比較例1−2。上記実施形態の調製において、偶々、表面の接触角が90〜145度の範囲に入らなかった試料を非粘着成分の比率の小さいグループから選択し、これを比較例1−3とした。
【0078】
更に以上記述した例、及び類型による中間転写体を電子写真カラープリンタ−の転写装置に組み込み、評価に供した。図6は上記装置の概略図である。本実施形態では、像担持体として負帯電性のOPCからなる感光体ドラムを用い、現像剤として負帯電性のトナーを用いたカラーの画像形成装置について述べる。感光体ドラムに付与された負極性に帯電したトナーは、感光体ドラムの表面に潜像の電位により保持され、感光体ドラム上に潜像がトナー像として形成される(図7は中間転写ベルトの例を概略示す)。
【0079】
図5に示すように、画像形成装置は装置本体中央に感光体ドラムが配設され、その右に転写ドラムが、左に4つの現像器、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの現像剤を収容した現像装置が配設されている。
【0080】
中間転写体ドラムは前記実施形態の各例の1つである。該中間転写体の周囲には、導電性の吸着ローラ、除電ローラが配設される。装置本体上方には不図示の露光装置を構成するレーザードライバー、高速モーターにより回転駆動される多面鏡、レンズ、ミラーが配設される。
【0081】
画像形成装置は以上の構成であり、最初に露光装置からの信号に基づいた露光により、帯電手段により一様に帯電された感光体ドラム上に1色目の静電潜像が形成され、対応する現像器により現像され、感光体ドラム上に第1色目のトナー像が得られる。
【0082】
感光体ドラム上に形成された第1色目のトナー(例えばイエロートナー)画像が、感光体ドラムと中間転写体とのニップ部を通過する過程で、中間転写体に印加される1次転写バイアスにより形成される電界により、中間転写体外周面に転写される。
【0083】
感光体ドラム上は、クリーニング装置により清掃され、以下、同様にマゼンタ、シアン、ブラックのトナー画像が順次中間転写体上に重ね転写される。
【0084】
中間転写体上の合成カラートナー画像は、転写ローラが中間転写体に当接されるとともに、給紙カセットから中間転写体と転写ローラとの当接ニップに所定のタイミングで転写紙が給紙され、同時に2次バイアスがバイアス電源から転写ローラに印加される。この2次転写バイアスにより中間転写体から最終的な画像担持体である転写紙に合成カラートナー画像は転写される。その後、転写紙は定着器を経由して加熱定着される。
【0085】
転写紙への画像転写後、中間転写体上のトナー転写残りは中間転写体クリーナーによりクリーニングされる。
【0086】
本案の目的とするところは、上記説明した過程の画像プロセス装置で、実施形態、比較例の実地検証された。
【0087】
すなわち中間転写体の表面層における粘着成分と非粘着成分の在り方を、最外層に求め、これを適正な非粘着成分の被覆率となるように形成し、また、適切な歪みと膨らみを当接部部位の1方で主に生じさせるような力が中間転写体に掛かるような配置とした。また、上記変化が起こりうるような材料を、当接圧を掛けたときの歪の面積と掛ける力から概略算出された弾性率を所定範囲に若干調整し、適正に使用することで更に効果的に作用する。これにより色ずれ等の問題なく、また、異常に帯電することなく、機能するものであるかが検証された。
【0088】
なお、更に詳細に分析すれば、非粘着成分の比率を小さくし、該塗料の被覆率を小さくするに従い、トナー像の総合転写効率は低下する傾向がみえた。(比較例1−1、1−2)また、接触角のみの側面から、結果を見ても傾向らしい傾向は発見できなかったが、非粘着成分の比率、被覆率、と組み合わせて見ると、本案の目的とするトナー像の転写性の良化に繋がる傾向が見られた(実施形態、比較例の試験的画像転写の結果から)。
【0089】
(結果考察)
各実施形態に於いては、本案の評価装置での当接圧力下で適度な歪を当接した端部で生じ、感光体ドラムから中間転写体への転写、および中間転写体から転写紙への転写が適正に行われることが証明された。これに対し、比較例では、適正な歪が各当接場面で生じない。
【0090】
また、感光体上のトナー像の濃度に対する、中間転写体上のトナー像濃度の百分率、最終的に転写紙に転写されたときの転写紙上のトナー像の濃度の百分率で比較したところ、実施形態各例と比較例とでは概略10ポイントの差異が見られた。なお、画像自体も、比較例の画像には筋状のムラもあり、装置構成上の差は中間転写体のみであることから、その原因は中間転写体であると推測された。
【0091】
また、表面の塗粒が剥がれることもなく、その接着成分が十分機能しているものと推測できた。
【0092】
【発明の効果】
以上、説明した様に、本出願にかかる発明によれば、像担持体である感光体上に形成されたトナー像を複層からなる中間転写体上に転写し、単数または複数のトナー像を形成転写後、転写材に転写する画像形成装置において、該中間転写体表面は、少なくとも一成分が、該表面との密着性を有し表面偏析性のある混合物の塗料により、2〜40%被覆されていることを特徴とし、更に、該塗料は弗素系コポリマーとアクリル系接着剤を主体とするものである事を特徴とするものであるとき効果があり、該塗料はウレタン系エラストマーの層上に塗布されたものである。なお、被覆後の表面の接触角が90〜145度の範囲であることが条件として加わるとき、本案の中間転写体は、これを用いた転写装置を含む画像形成装置に用いられたとき、トナー像の転写性に優れ、安定した転写装置を提供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】1は本件の中間転写体と感光体ドラムの押圧当接部位の力関係図。
2は本件の中間転写体と感光体ドラムの押圧当接部位トナーにかかる力関係図。
3は体件の中間転写体と感光体ドラムの押圧当接部位Cの膨らみ部に於けるトナー像徹小片の曲がりに由来する表面S1、S2。
4は本件の中間転写体と感光体ドラムの押圧当接部位Cの膨らみ部とその戻りの状態。
【図2】1は従来の力のかかる閑係。
2は従来の力のかかる関係で当接凹みによる中間転写体表面の伸びの閑係図。
【図3】1はトナー像と感光体ドラム表面との相互作用力の関係想定図。
2はトナー像と中間転写体表面との相互作用力の関係想定図。
3は凝集のない場合のトナー像と中間転写体表面との相互作用力の関係想定図。
4は凝集のある場合のトナー像と中間転写体表面との相互作用力の関係想定図。
【図4】1は塗布手段概略図。
2は本案にかかる塗料の付着後の偏析状況。
3はトナー付着時の概略図。
【図5】1は中間転写体断面図。
2は中間転写体層構成図。
【図6】転写装置を含む画像形成装置の概略構成図(円筒状中間転写体の場合)。
【図7】転写装置を含む画像形成装置め概略構成図。(ベルト状中間転写体の場合)。
【符号の説明】
1 中間転写体
2 感光体ドラム
3 画像露光
4 バイアス電源
5 マゼンタ色現像装置
6 イエロー色現像装置
7 シアン色現像装置
8 ブラック色現像装置
9 転写ローラ
10 転写紙
11 トナー
12 クリーナー
12′ 中間転写体クリーナー
13 帯電器
14 当接による歪凹み
15 表面偏析後の非粘着成分
16 表面偏析後の粘着(接着)成分
17 塗料粒子
18 塗料吐出手段(ノズル等)
19 塗料タンク
101 中間転写体基体
102 中間転写体基層
103 中間転写体表面層
104 中間転写体ベルト
115 マゼンタ色現像装置
116 イエロー色現像装置
117 シアン色現像装置
118 ブラック色現像装置
A トナー像が感光体上にある状態
B トナー像が感光体と中間転写体に押圧された状態
C トナー像が中間転写体上にある状態
D トナー像が中間転写体上にある状態
f1 トナー像(粒子)が感光体に付着する力
f1 押圧後、トナー像(粒子)が感光体に付着する力
f2 押圧部位でトナー像(粒子)が感光体に付着する力
f3 押圧部位でトナー像(粒子)が中間転写体に付着する力
f4 押圧部からの離脱間際のトナー像(粒子)が中間転写体に付着する力
f4 トナー像(粒子)が中間転写体に付着する力
f5 中間転写体歪み膨らみの元に戻る力
f6 転写紙にかかる力の方向
fd トナー像(粒子)が感光体に付着する力
fnd トナー像(粒子)が感光体から離脱しようとする力
fi トナー像(粒子)が中間転写体に付着する力
fni トナー像(粒子)が中間転写体から離脱しようとする力

Claims (6)

  1. 像担持体である感光体上に形成されたトナー像を複層からなる中間転写体上に転写し、単数または複数のトナー像を形成転写後、転写材に転写する画像形成装置において、該中間転写体表面は、少なくとも一成分が、該表面との密着性を有し表面偏析性のある混合物の塗料により、2〜40%被覆されていることを特徴とする中間転写体。
  2. 該塗料は弗素系コポリマーとアクリル系接着剤を主体とするものである事を特徴とする請求項1記載の中間転写体。
  3. 該塗料はウレタン系エラストマーの層上に塗布されたものであることを特徴とする請求項2記載の中間転写体。
  4. 被覆後の表面の接触角が90〜145度の範囲であることを特徴とする、請求項1乃至3記載の中間転写体。
  5. 円筒状基体に設けられた請求項1乃至4記載の該中間転写体が転写装置に組み込まれた画像形成装置。
  6. ベルト状に設けられた請求項1乃至4記載の該中間転写体が転写装置に組み込まれた画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015203854A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 グンゼ株式会社 画像形成装置用中間転写ベルト
JP2015225098A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 コニカミノルタ株式会社 中間転写ベルトおよび画像形成装置

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