JP2004045802A

JP2004045802A - プレミアム取付表示板

Info

Publication number: JP2004045802A
Application number: JP2002203639A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Ekoshi; 江越　高広
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 2002-07-12
Filing date: 2002-07-12
Publication date: 2004-02-12

Abstract

【課題】フラップ突き合わせ方式になる封緘部を有し、該封緘部はフラップの突き合わせ先端で線状の間隙が形成されていると共に、複数の瓶あるいは缶等の容器（商品）が収納した箱体に、プレミアム商品を添付あるいは宣伝、広告等の情報を提示する取付表示板を容易に且つ販売期間中に取れることなく取り付けることが出来るプレミアム表示板を提供する。
【解決手段】フラップ突き合わせ方式になる封緘部を有し、該封緘部はフラップの突き合わせ先端で線状の間隙が形成されている箱体に、宣伝、広告等の情報掲示あるいはプレミアムを添付するプレミアム取付表示板の係止片を箱体の間隙に挿入し、箱体の側壁と箱体に収納されている商品との間に挟み付け箱体に係止される。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジュース、コーラ、お茶などの清涼飲料水やビールや酒のアルコール飲料等の飲料を充填した瓶あるいは缶等の容器（商品）の複数をまとめて包装する集積用ケース（箱）にプレミアム等を備えたプレミアム取付板を取り付けるプレミアム表示板に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、コーラ、お茶、ジュースなどの清涼飲料水やビール、酒等のアルコール飲料、あるいは果実、野菜、水産物の食品類等を充填した瓶あるいは缶等の容器（商品）の複数個を集積し一括板紙あるいは段ボールケース（箱）で集積包装されている。しかし近年マルチパック包装により消費者がまとめ買いをし易いように、ジュース、コーラなどの清涼飲料水やビール、酒等のアルコール飲料、あるいは果実、野菜、水産物の食品類等をまとめて販売する傾向が増加したために瓶あるいは缶等の容器（商品）の複数個を集積しマルチパック包装を施した包装体を、板紙あるいは段ボールシートに印刷または表面加工等を施し、所定の形状に打抜き、折罫線加工されたブランク板を使用した板紙あるいは段ボールケース（箱）で包装されるものが増加してきている。
【０００３】
また瓶あるいは缶等の容器（商品）の複数個を集積し、一列あるいは二列に整列させて一枚の板紙あるいは段ボールシートに印刷加工等を施し所定の形状に打抜かれているブランク板でも巻装被覆し角筒状に形成されている包装形態をマルチパック包装とみなされている。
【０００４】
特に、ビール、あるいは発泡酒の多くは６個の飲料缶を（３５０ｍｌまたは５００ｍｌ）３個ずつ２列に整列させた容器を角筒状に形成する板紙あるいは段ボールシートに印刷あるいは表面加工等を施し所定の形状に打抜、折罫線加工されているブランク板で巻装被覆されているマルチパックがスーパー、コンビニエンスストアーで急激な勢いで増加してきている。
【０００５】
また、このマルチパック包装は上記のようにここ数年で缶ビール（３５０ｍｌまたは５００ｍｌ）あるいは発泡酒等の６缶パック売りで著しい伸びを示し、缶ビールまたは発泡酒の包装の中で圧倒的に多く７〜８割程度を占めていると言われている。
【０００６】
コーラ、お茶、ジュースなどの清涼飲料水やビール、酒等のアルコール飲料、あるいは果実、野菜、水産物の食品類等を充填した瓶あるいは缶等の容器（商品）（商品）の複数個を集積し一括包装する場合、一般に段ボールまたは板紙が利用されている。
【０００７】
段ボールはライナーと中芯とから構成されており紙の使用量が多いために比較的高価であり、また印刷適正が良くないために奇麗な印刷が出来ないと言う欠点がある。
【０００８】
そのために包装コストを下げるとともに奇麗な印刷により商品価値を高めることで段ボールに代わって板紙を用いたケース（箱）が使用されだした。
【０００９】
板紙を用いたケース（箱）で箱詰する方式としてサック貼りしたブランクを起函して角筒状の胴部を形成し、その胴部の中に複数個の瓶あるいは缶等の容器（商品）を挿入してから両端を糊付けしてパネルを封緘するサック貼方式と展開状のブランク板上に複数個の瓶あるいは缶等の容器（商品）を載せてから包み込むようにして胴部を形成した後、胴部両側の４枚のフラップを封緘するラップランド（ｗｒａｐ　ａｒｏｕｎｄ）（図１３参照）方式の何れかが採用され、何れも集積装置と連動して使用されている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
スーパー、ディスカントショップ、コンビニエンスストア等の増加と環境問題から運搬、流通で広く採用されていたプラスチックフイルムによるシュリンク集積包装（加熱収縮集積包装）およびストレッチ包装が減退する一方で板紙あるいは段ボールによる包装が増加する中で生産工程と直結し大量生産に適するラップランド式ケース（箱）が増加し、且つラップランド式ケース（箱）での商品販売を促進する為のキャンペーンまたはプレミアム、あるいは広告、宣伝等が激化している。この為に消費者の購買意欲を喚起するようなイラスト、キャッチフレーズ、写真、文字等をラップランド式ケース（箱）の限られた面積内で組み合わせてデザインされたラップランド式ケース（箱）が店頭先で如何に消費者の心を引き付け、購買意欲を喚起させるかにより売り上げが左右されると言われてきている。
【００１１】
ラップランド式ケース（箱）はＡ式段ボールケースと同様包装される瓶あるいは缶等の容器（商品）の運搬、流通が主体で有り、店頭でケース（箱）から瓶あるいは缶等の容器（商品）を取り出して店頭に陳列されていた。しかし近年段ボール箱のカラー化が進みフレキソ印刷からオフセット印刷あるいはグラビア印刷後片面フルート（波形の形状をフルートとも呼ぶ）段ボールを貼り合わす事で差別化が計られている。
【００１２】
しかし、美粧印刷による外装ケースの差別化はできるが包装コストがかかり、延いては商品コストがあがると言う問題がしょうじている。
【００１３】
また、外装包装である為に嵩が大きくなる為に店頭先の限られた小さな面積で消費者の心を引き付け、購買意欲を喚起させるような宣伝あるいは広告等の情報提供をしなければならない。
【００１４】
さらに外装包装である事で個々の販売数量が非常に多く、いろいろのキャンペーンで対応しなければならず大量生産方法による外装印刷では全く不可能であり、また一週間あるいは数日間限定特別セールス等のキャンペーンあるいは店頭ごとの対応には不向きである。
【００１５】
また、キャンペーンあるいは宣伝等の為に店頭先で特別に大きなスペースを使用するためには膨大な費用も掛かり宣伝、広告効果が疑問視される。
【００１６】
本発明は、上記のような従来の問題点を解決するために成されるものであり、その目的は、内容物を充填した瓶あるいは缶等の容器（商品）を集積し、ブランク板で一括包装するラップランド式ケースのフラップ突き合わせ方式による封緘部を有し、フラップ突き合わせ先端で２ｍｍ〜８ｍｍ程度の線状の隙間を形成させ、その隙間に広告あるいは宣伝等の情報を提供するほかプレミアム等の景品を添付出来るプレミアム取付板を安易に、且つ販売中に落ちること無く強固に取り付けることが出来る
【００１７】
ラップランド式ケース（箱）のフラップを短くするすることでプレミアム取付板の取付部が設けられる為にケース（箱）の製造価格が高くなる事は無く寧ろ易くなる。またプレミアム取付板の形成されている構造も簡単で有り、安価である為に店頭販売店が独自に催すセールスあるいは日替わり広告等の販売プレミアム商品の提供等に使用される用途が非常に多く、また、多岐に渡り使用出来るケース（箱）とプレミアム取付板である。
【００１８】
また、線状の隙間にプレミアム取付板が挿入される為に隙間に指を差し込んで運搬する心配も無く、且つ隙間から埃あるいは塵等が入りにくくなる。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、まず本発明の請求項１に係る発明は、側面部略中央に線状の間隔を有する箱体に取付けるプレミアム取付表示板であり、一端の先端部から箱体側面部における線状の間隙に挿入させて箱体に取り付ける係止片とこの係止片の他端に連設されそこに景品を取り付けて箱体の側面部にプレミアムを表示させるための吊り下げ片とを具備し、箱体の側面部と箱体に収納されている収納物との間に挟み付けて箱体の側面部に取り付けることを特徴とするプレミアム取付表示板である。
【００２０】
次に、本発明の請求項２に係る発明は、外形は矩形状を成し、その略中央にはＵ字型の切れ目線が形成してあり、この切れ目線の形成によりその外側の係止片と内側およびその上面部のプレミアムを表示させるための吊り下げ片とに区分けされており、係止片は箱体の側面部の線状の間隙に挿入させて箱体側面部と箱体に収納されている収納物との間に挟み付けて箱体の側面部に取り付け出来るようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付表示板である。
【００２１】
次に、本発明の請求項３に係る発明は、外形は矩形状を成し、その略中央部には長辺方向に沿って箱体を構成する部材の厚み程度の間隔で平行な２本の折目線を設けることにより係止片と吊り下げ片に区分されると共に係止片はその長辺方向に沿って略中央部に設けられた折り目線によりその先端部分が押さえ片となっており、折目線から押え片を蛇腹状に折り曲げた状態で係止片を箱体に挿入し、係止させるようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付表示板である。
【００２２】
次に、本発明の請求項４に係る発明は、外形は略矩形状を成し、その略中央部には長辺方向に沿って箱体を構成する部材の厚み程度の間隔の平行な２本の折目線が設けられていて、この２本の折目線により係止片と吊り下げ片に区分けされていると共に、該係止片はその先端が湾曲状を成しており、さらにその略中央部には逆Ｕ字型の切れ目線が設けられていて逆Ｕ字状の押え片を構成しており、押え片を係止片の部分から突出すするような状態にして係止片を箱体に挿入し、係止させるようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付表示板である。
【００２３】
次に、本発明の請求項５に係る発明は、外形は略矩形状を成しており、その略中央部には逆Ｕ字状の切れ目とこの逆Ｕ字状の切れ目の両端部をそれぞれの起点とし長辺方向に沿うように延びた２組の平行な折目線が形成されていると共に、逆Ｕ字状の切れ目の逆Ｕ字状底部近辺の２個所の立ち上がりを起点とし長辺方向に沿うように２本の折目線が形成されており、吊り下げ片は、表示板の略中央に設けた逆Ｕ字状切れ目の内側と、前記２組の平行折目線の下側部分とから成り、係止片は、逆Ｕ字状切れ目の外側で、かつ前記２本の折目線の上側面部分からなり、係止片の一部に設けた２本の折目線から折り曲げた状態で係止片を箱体に挿入し、係止させるようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付け表示板である。
【００２４】
次に、本発明の請求項６に係る発明は、前記係止片は、上側端面部には僅かに突き出した凸部を設けたことを特徴とする請求項５記載のプレミアム取付表示板である。
【００２５】
次に、本発明の請求項７に係る発明は、係止片は、長辺方向の長さが吊り下げ片の長辺方向の長さよりも長く、その両側端は吊り下げ片の両側端よりも突き出しており、両側端の突き出し部には短辺方向に沿って折目線がそれぞれ設けてあることを特徴とする請求項５記載のプレミアム取付表示板である。
【００２６】
次に、本発明の請求項８に係る発明は、外形は略矩形を成しており、その略中央部にはＨ字状の切れ目と、このＨ字状の切れ目の下側に二つの端部をそれぞれ起点として周辺部に向かう長辺方向に沿って設けられた第１折目線と、この第１折目線に対して箱体を構成する部材の厚み程度の間隔をもって平行に設けられた第２折目線とを有し、第２の折目線とＨ字状の切れ目の上側に区分けされる部分が係止片であり、第１の折目線とＨ字状の切れ目の下側に区分けされる部分が吊り下げ片となっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付け表示板である。
【００２７】
次に、本発明の請求項９に係る発明は、係止片は長辺方向の長さよりも長く、その両側端は吊り下げ片の両側端よりも突き出しており、両側端の突き出し部には短辺方向に沿って折目線がそれぞれ設けてあることを特徴とする請求項８記載のプレミアム取付け表示板である。
【００２８】
【発明の実施の形態】
本発明のプレミアム取付表示板を、実施の形態に沿って以下図面を用いて詳細に説明する。図１（ａ〜ｂ）は本発明のプレミアム取付表示板の一実施例を示す展開図（ａ）および斜視図（ｂ）、図２（ａ〜ｃ）は本発明のプレミアム取付表示板の取付け方法の一実施例を示す斜視図（ａ〜ｂ）および図２（ｂ）の断面図（ｃ）、図３（ａ〜ｄ）は本発明のプレミアム取付表示板の一実施例を示す展開図（ａ）および取付け方法を示す斜視図（ｂ〜ｃ）および図３（ｃ）の断面図（ｄ）、図４（ａ〜ｄ）は本発明のプレミアム取付表示板の一実施例を示す展開図（ａ）および取付け方法を示す斜視図（ｂ〜ｃ）および図４（ｃ）の断面図（ｄ）、図５（ａ〜ｂ）は本発明のプレミアム取付表示板の一実施例を示す展開図およびおよび斜視図（ｂ）、図６（ａ〜ｃ）は本発明のマルチパック包装体のプレミアム取付板の一実施例を示す斜視図（ａ〜ｂ）および図６（ｂ）の断面図（ｃ）、図７（ａ〜ｃ）は本発明のプレミアム取付表示板の一実施例を示す展開図（ａ〜ｂ）および図７（ｂ）の断面図（ｃ）、図８（ａ〜ｃ）は本発明のプレミアム取付表示板の取付け方法の一実施例を示す斜視図（ａ〜ｂ）および図８（ｂ）の断面図（ｃ）、図９（ａ〜ｄ）は本発明のプレミアム取付表示板一実施例を示す展開図（ａ）および取付け方法を示す斜視図（ｂ〜ｃ）および図９（ｃ）の断面図（ｄ）、図１０（ａ〜ｂ）は本発明のプレミアム取付表示板にプレミアム商品を取り付けた一実施例を示す斜視図、図１１（ａ〜ｂ）は本発明のプレミアム取付表示板が取り付けられる段ボールケース（箱）の一実施例を示す斜視図である。
【００２９】
図１１（ａ）は本発明のプレミアム取付表示板が取り付けられるラップランド式の段ボールケース（箱）１６で、段ボールシートに印刷加工あるいは耐水性、撥水性加工または光沢加工等を施した後所定の形状に打抜き加工と同時に折罫線が施された一枚のブランク板の底板となる部分の上に内容物が充填された瓶あるいは缶等の容器（商品）２１を載置しその状態でブランク板を方形に包み込み包装と同時に段ボールケースの組立ても行ってしまうシステムにより箱詰め封緘される。
【００３０】
ラップランド式のケース（箱）１６は段ボールシートだけでなく箱詰めされる商品２１の重量等により板紙も使用される。使用される板紙はマニラボール、白ボール、チップボール等の４００ｇ／ｍ^２〜８５０ｇ／ｍ^２程度の板紙が一般的に多く使用される。
【００３１】
ラップランド式のケース（箱）１６は材料の使用量は多いがケース（箱）のサイズによっては少なくてすむことも有り、且つ段ボールの強度をうまく利用していることで安価で有ると言われることが有る。
【００３２】
本発明のプレミアム取付表示板１が取り付けられるラップランド式ケース１６はブランク板の底面板７に瓶あるいは缶等の容器（商品）２１を載置し、ブランク板が折り畳まれ最後に左右各々４枚のフラップ８、９、１０、１１で構成され、まず２枚の内蓋フラップ８、９が内側に折り畳まれ、さらに天面板６および底面板７の短片方向に折罫線を介して連設され、折り畳まれて突き合わせられ２枚の外蓋フラップ１０、１１で接合され箱詰め封緘作業が完了される。
【００３３】
天面板６および底面板７の短片方向に折罫線を介して連設され、折り畳まれて突き合わせられ２枚の外蓋フラップ１０、１１先端の突き合う間隙Ｓに本発明のプレミアム取付表示板１が取り付けられる為に突き合わさられ箇所は２ｍｍ〜８ｍｍ程度の間隙Ｓが設けられている。
【００３４】
また、図１１（ｂ）はＡ式の段ボールケース（箱）１７で瓶あるいは缶等の容器（商品）（商品）を箱詰め後、天面板の各々４枚のフラップ８、９、１０、１１が設けられ内蓋フラップ８、９が折り畳まれた上に突き合わされる２枚のフラップ１０、１１で封緘される。
【００３５】
Ａ式の段ボールケース（箱）１７もラップランド式ケース１６と同様に突き合わさられる外蓋フラップ１０、１１の間に２ｍｍ〜８ｍｍ程度の間隙Ｓが設けることにより本発明のプレミアム取付表示板１を取り付けることが出来る。
【００３６】
本発明のプレミアム取付表示板１はラップランド式ケース（箱）１６の左右の外蓋フラップ１０、１１の間に２ｍｍ〜８ｍｍ程度の間隙Ｓが設けることにより、両端にプレミアム取付表示板１を設けることが出来る。また、片端だけにプレミアム取付表示板１を設ける時は、プレミアム取付表示板１を設けない方は外蓋フラップ１０、１１の先端同士を間隙のない状態で突き合わせる事により埃や塵が入るのを防ぐ事ができる。
【００３７】
また、外蓋フラップ１０、１１の先端同士の間に設ける２ｍｍ〜８ｍｍ程度の間隙Ｓはプレミアム取付表示板１が安易に挿入係合出来る範囲で出来る限り狭い方が良い。
【００３８】
プレミアム取付表示板１は板紙、あるいは合成紙、またはプラスチックシートに印刷加工後、所定の形状に打抜き加工と同時に所定箇所に折罫線または切れ目線加工がほどこされる。
【００３９】
また、プレミアム取付表示板１の板紙は両面カード紙あるいはマニラボール紙または裏白ボール紙、アイボリー紙等の坪量が１６０ｇ／ｍ^２〜６００ｇ／ｍ^２程度の板紙を使用することができる、また板紙の片面あるいは両面に印刷が施され且つ、耐水性、美粧性を必要とする場合は印刷加工後に表面加工等が施される。
【００４０】
また、プレミアム取付表示板１の表面の耐水性を特に必要とする場合は板紙の表面にポリエチレン樹脂、あるいはポリプロピレン樹脂等を押出しコーティング等で施した後に印刷加工する事が望ましいが、数量の多い場合は印刷加工後にポリエチレン樹脂、あるいはポリプロピレン樹脂等を押出しコーティングまたはラミネート加工等を施すこともできる。
【００４１】
また、板紙に変わり合成紙、あるいはポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂等のシートを使用するときは厚さが０．７０〜１．５ｍｍ程度のプラスチックシートも使用することも出来るが、折罫線加工する場合に押し罫を加熱しなければならない場合がある。
【００４２】
板紙の印刷は平版印刷、凸版印刷、グラビア印刷、あるいはスクリーン印刷等で印刷され、必要に応じてラッカーコート、ビニールコート、塩化ビニリデンコート、プレス加工等の表面加工が施され、所定の形状に打抜き加工と同時に折罫線加工が施される。
【００４３】
図１（ａ〜ｂ）は本発明のプレミアム取付表示板１の一実施例でプレミアム取付表示板は（ａ）に示すように矩形状で四隅に丸みが施され、さらに短辺方向の略中央に適宜の大きさのＵ字型切り込み線５を設けることにより、係止片３と吊り下げ片２が設けられ（ｂ）、長辺方向の外側に係止片３が設けられ、内側に吊り下げ片が形成される。
【００４４】
係止片３と吊り下げ片２が施されたプレミアム取付表示板１は図２（ａ〜ｂ）に示すようにラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙に吊り下げ片２と係止片３を拡散する状態で係止片３が間隙部分から挿入され、プレミアム取付表示板１は（ｃ）に示すように吊る下げ片２の裏面と係止片３の表面で外蓋フラップ１１を挟み且つ、瓶あるいは缶等の容器（商品）２１で係合される。
【００４５】
図３（ａ〜ｄ）は本発明のプレミアム取付表示板１の一実施例でプレミアム取付表示板１は矩形状で四隅に丸みが施され、さらに短辺方向の略中央に長辺方向に適宜の間隔で平行な２本の折罫線１２、１３を設け、一方の折罫線１２の長辺方向に吊り下げ片２が連設され、他方の折罫線１３の長辺方向に係止片３が連設され、さらに係止片３の長辺方向の外側に他方の折罫線１３に平行に折罫線１４を設け、折罫線１４を介しプレミアム取付表示板１の係合がより一層安定させるための押え片が連設されている。
【００４６】
上記の２本の平行な折罫線１２、１３の間隔は内容物が充填された瓶あるいは缶等の容器（商品）２１を箱詰めするケース（箱）に使用されるブランク板の厚さにより間隔が設定される。
【００４７】
図３（ａ）のプレミアム取付表示板１は図３（ｂ）に示すように折罫線１２、１３から係止片が外側に折り畳まれさらに係止片の外側に設けられ、折罫線１４に連設されている押さえ片４内側に折り畳んでラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙に挿入され図３（ｃ）に示すように係合される。
【００４８】
また、図３（ａ）のプレミアム取付表示板１は図３（ｄ）に示すように吊り下げ片２の裏面と係止片３の裏面で外蓋フラップ１１を挟んで係合され、さらに押え片の表面が瓶あるいは缶等の容器（商品）２１に挟まれて係合される。
【００４９】
さらに、図４（ａ〜ｄ）は本発明のプレミアム取付表示板１の一実施例でプレミアム取付表示板１は係止片３の一方の長片方向先端が湾曲状に形成され、他方の長辺方向に適宜の間隔で平行な２本の折罫線１２、１３を設け、先端の折罫線１２を介して長辺方向に吊り下げ片２が連設されている。
【００５０】
また、係止片３の一方の長片方向先端が湾曲状に形成されている中央分に押え片４を形成するために逆Ｕ字型の切れ目線５を設けるとともに逆Ｕ字型のＵの開口部をミシン目線１４で結ぶことで押え片４が折り畳み易く施されている。
【００５１】
図４（ａ）のプレミアム取付表示板１は図４（ｂ）に示すように折罫線１２、１３から係止片３が外側に折り畳まれさらに係止片３の一方の中央に押え片４を形成するために設けられている逆Ｕ字型の切れ目線５から押え片４を外側に折り畳んでラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙Ｓに挿入され図４（ｃ）に示すように係合される。
【００５２】
図５（ａ〜ｂ）は本発明のプレミアム取付表示板１の一実施例で、プレミアム取付表示板１は矩形状に施され、係止片３の一方の長辺方向両端に適宜の間隔で平行な２本の折目線１２、１３を介し吊り下げ片２を設け、他方の長辺方向両端にミシン目線１４を介して先端部が凸型形状の押え片４を設け、係止片３の長辺方向中央の短辺方向に吊るし片２が凸型形に形成する逆Ｕ字型の切れ目線５が設けられている（ａ）。
【００５３】
図５（ａ）のプレミアム取付表示板１は図５（ｂ）に示すように係止片３を外側に折り畳むことで凸型形の吊るし片２が設けられ、さらに押え片４をミシン目線１４から内側に折り曲げた状態で図６（ａ）に示すようにラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙に挿入され図６（ｂ）に示すように安定して係合される。
【００５４】
また、図６（ｃ）に示すように係合されたプレミアム取付表示板１は押え片４の先端部の凸型形状部分がラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙の外側に出てラップランド式ケース（箱）１６の天面板６の折罫線を介して連設されている外蓋フラップ１０の外側で係止される為にプレミアム取付表示板１の係合がより一層安定し強固に係合される。
【００５５】
図７（ａ〜ｃ）は本発明のプレミアム取付表示板１の一実施例で、プレミアム取付表示板１は係止片３の一方の長辺方向両端に適宜の間隔で平行な２本の折目線１２、１３を介し吊り下げ片２を設け、係止片３の他方は湾曲形状を形成し、長辺方向両端にミシン目線１４を介して先端部が台形状の押え片４を設け、係止片３の長辺方向中央の短辺方向に吊るし片２が凸型形に形成する逆Ｕ字型の切れ目線５がもうけられている（ａ）。
【００５６】
図７（ａ）のプレミアム取付表示板１は図７（ｂ〜ｃ）に示すように係止片３を外側に折り畳むことで凸型形の吊るし片２が設けられ、さらに押え片４をミシン目線１４から内側に折り曲げ吊るし片２と係止片３とで挟んだ状態で図８（ａ）に示すようにラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙Ｓに係止片３と押え片４を挿入し込み図８（ｂ）に示すようにプレミアム取付表示板１は安定して係合される。
【００５７】
また、図８（ｃ）に示すように係合されたプレミアム取付表示板１は押え片４の表面がラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている底面板７と折罫線を介して連設されている外蓋フラップ１１の内側面と、また係止片３の表面が瓶あるいは缶等の容器（商品）２１とで挟まれ係合される。
【００５８】
図９（ａ〜ｄ）は本発明のプレミアム取付表示板１の一実施例で、プレミアム取付表示板１は係止片３の一方の先端は湾曲形状に形成され、他方の長辺方向両端に適宜の間隔で平行な２本の折目線１２、１３を介して吊るし片２を設け、さらに中央に係止片の短辺方向にＨ字形状の切れ目線５が設けられている（ａ）。
【００５９】
図９（ａ）のプレミアム取付表示板１は適宜の間隔で平行な２本の折罫線１２、１３から係止片３が外側に折り畳んだ状態で（ｂ）ラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙に係止片３を挿入し係合される（ｃ）。
【００６０】
また、図９（ｄ）に示すようにラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙に係止片３を挿入し係合されているプレミアム取付表示板１天面板６の折罫線を介して連設されている外蓋フラップ１０と底面板７の折罫線を介して連設されている外蓋フラップ１１の間隙を吊るし片２裏面と係止片３裏面で塞ぐようにＨ状に挟み込み、さらに係止片３の表面がケース（箱）１６ないの容器（商品）と外蓋フラップ１０、１１で挟まれ係合されている。
【００６１】
本発明のプレミアム取付表示板１はラップランド式ケース（箱）１６に限らず、２枚の外蓋フラップ１０、１１が突き合わされ間隙Ｓを設けることが出来るケース（箱）であればプレミアム取付表示板１を取り付けることが出来る。例えばラップランド式ケース（箱）１６以外にＡ式の段ボールケース（図１１ｂ）にも取り付けることが出来る。
【００６２】
本発明のプレミアム取付表示板１は宣伝、広告等の情報掲示により消費者の購買意欲を喚起するような表示だけでなく、珍味、干し海苔、佃煮、スナック、米菓、チョコレート等の食品あるいはハンカチ、コースター、衣類等の日用雑貨品をプレミアム品１９として包装部材２０で包装した包装体１８をプレミアム取付表示板１に添付される。
【００６３】
ラップランド式ケース（箱）１６の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙Ｓに係止片３を挿入し係合されているプレミアム取付表示板１に包装部材２０でプレミアム品１９を包装した包装体１８を添付する状態を図１０（ａ）に示す。
【００６４】
プレミアム品１９を包装する包装部材２０はプレミアム品１９あるいはプレミアム品１９の保存方法、保存期間等に依って使用するプラスチック材料および材料構成が異なってくる。一実施例として、佃煮の包装部材２１としてポリエステル／ポリエチレンあるいはナイロン／ポリプロピレンの二層構成材料が使用される。また米菓、スナック、豆菓子等ではポリエステル／ポリプロピレン、ポリエステル／ポリエチレン／ポリプロピレン、等構成の包装部材２０が使用される。
【００６５】
また、プレミアム品１９の包装は専用の自動包装機により三方シール、あるいは四方シール包装が行われる。その中でも三方シールによるピロー包装が多く利用されている。
【００６６】
プレミアム品１９を包装した包装体１８はプレミアム取付表示板１にホットメルト接着剤あるいはホチキスまたは両面粘着テープあるいは輪ゴム等で図１０（ｂ）に示すように結合されている。
【００６７】
また、プレミアム取付表示板１の表面にポリエチレン樹脂あるいはヒートシール層等を施し、プレミアム品１９を包装する包装部材２０の外側面がヒートシール性を有する樹脂フイルムまたはコートを設ける事により加熱シールあるいはホットエアー等により包装体をプレミアム取付表示板１に結着させ吊着することができる。
【００６８】
【発明の効果】
本発明のプレミアム取付表示板においては、缶飲料等を収納した箱体にプレミアムの取付けが容易に行えるので、消費者の目を引く、装着時箱体の間隔を塞ぐので塵芥等の進入を防ぐことが可能になるほか、下記の効果を奏する。
請求項１記載の発明においては、プレミアム表示板の箱体への取付けが容易に行える。
請求項１記載の発明においては、プレミアム表示板が間隔の小さい箱体にも容易に
容易に取付けられ、かつ取付けた時に箱体測面全体を覆うので、プレミアムを取付けが安定し、見映えがいい。
請求項１記載の発明においては、箱体に取付けたプレミアム表示板は容易に抜け落ちない。
請求項４、８、９記載のプレミアム取付表示板は、間隔の小さい箱体にも容易に取付けが行える。
請求項５、６、７記載のプレミアム取付表示板においては、箱体に取り付けた時に、吊り下げ片が箱体測面の略全体を覆うので、プレミアムの取付けが安定し見映えがいい。また、係止片には引き抜きを抑止する部材を併設しており、悪意のある人が容易に引き抜くのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板を示す展開図（ａ）およびプレミアム取付表示板の吊るし片を拡散した状態を示す斜視図（ｂ）である。
【図２】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板の取付け方法を示す斜視図（ａ）およびプレミアム取付表示の取付け状態を示す斜視図（ｂ）および図２（ｂ）のＡ−Ａ′断面図（ｂ）である。
【図３】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板を示す展開図（ａ）およびプレミアム取付表示板の取付け方法を示す斜視図（ｂ）およびプレミアム取付表示板の取付け状態を示す斜視図（ｃ）および図３（ｃ）のＢ−Ｂ′断面図（ｄ）である。
【図４】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板を示す展開図（ａ）およびプレミアム取付表示板の取付け方法を示す斜視図（ｂ）およびプレミアム取付表示板の取付け状態を示す斜視図（ｃ）および図４（ｃ）のＦ−Ｆ′断面図（ｄ）である。
【図５】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板を示す展開図（ａ）およびプレミアム取付表示板を折り畳んだ状態を示す斜視図（ｂ）である。
【図６】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板の取付け方法を示す斜視図（ａ）およびプレミアム取付表示板の取付け状態を示す斜視図（ｂ）および図６（ｂ）のＤ−Ｄ′断面図（ｃ）である。
【図７】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板を示す展開図（ａ）およびプレミアム取付表示板を折り畳んだ状態を示す斜視図（ｂ）および図７（ｂ）のＥ−Ｅ′断面図（ｃ）である。
【図８】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板の取付け方法を示す斜視図（ａ）およびプレミアム取付表示板の取付け状態を示す斜視図（ｂ）および図８（ｂ）のＣ−Ｃ′断面図（ｃ）である。
【図９】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板を示す展開図（ａ）およびプレミアム取付表示板の取付け方法を示す斜視図（ｂ）およびプレミアム取付表示板の取付け状態を示す斜視図（ｃ）および図９（ｃ）のＧ−Ｇ′断面図（ｄ）である。
【図１０】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板に包装体が添付される状態を示す斜視図（ａ）およびプレミアム取付表示板に包装体が添付されるた状態を示す斜視図（ｂ）である。
【図１１】本発明による一実施例のプレミアム取付表示板が係合されるラップランド式ケース（箱）の外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙Ｓを示す斜視図（ａ）およびＡ式段ボールの外蓋フラップ１０、１１の突き合わされている間隙Ｓを示す斜視図（ｂ）である。
従来の、マルチパック包装体に宣伝、広告等の情報掲示部が両端面開口部の四隅のコーナーに係止面板が設けられているマルチパック包装体のブランク板の斜視図である。
【符号の説明】
１…プレミアム取付表示板　　　　　　　　　２…吊り下げ板
３…係止片　　　　　　　　　　　　　　　　４…押え片
５…切れ目線　　　　　　　　　　　　　　　６…天面板
７…底面板　　　　　　　　　　　　　　　　８…内蓋フラップ
９…内蓋フラップ　　　　　　　　　　　　　１０…外蓋フラップ
１１…外蓋フラップ　　　　　　　　　　　　１２…折罫線
１３…折罫線　　　　　　　　　　　　　　　１４…ミシン目線
１５…掛か片　　　　　　　　　　　　　　　１６…ケース（箱）
１７…Ａ式ケース（箱）　　　　　　　　　　１８…包装体
１９…プレミアム品　　　　　　　　　　　　２０…包装部材
２１…容器（商品）

Claims

側面部略中央に線状の間隔を有する箱体に取付けるプレミアム取付表示板であり、一端の先端部から箱体側面部における線状の間隙に挿入させて箱体に取り付ける係止片とこの係止片の他端に連設されそこに景品を取り付けて箱体の側面部にプレミアムを表示させるための吊り下げ片とを具備し、箱体の側面部と箱体に収納されている収納物との間に挟み付けて箱体の側面部に取り付けることを特徴とするプレミアム取付表示板。
外形は矩形状を成し、その略中央にはＵ字型の切れ目線が形成してあり、この切れ目線の形成によりその外側の係止片と内側およびその上面部のプレミアムを表示させるための吊り下げ片とに区分けされており、係止片は箱体の側面部の線状の間隙に挿入させて箱体側面部と箱体に収納されている収納物との間に挟み付けて箱体の側面部に取り付け出来るようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付表示板。
外形は矩形状を成し、その略中央部には長辺方向に沿って箱体を構成する部材の厚み程度の間隔で平行な２本の折目線を設けることにより係止片と吊り下げ片に区分されると共に係止片はその長辺方向に沿って略中央部に設けられた折り目線によりその先端部分が押さえ片となっており、折目線から押え片を蛇腹状に折り曲げた状態で係止片を箱体に挿入し、係止させるようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付表示板。
外形は略矩形状を成し、その略中央部には長辺方向に沿って箱体を構成する部材の厚み程度の間隔の平行な２本の折目線が設けられていて、この２本の折目線により係止片と吊り下げ片に区分けされていると共に、該係止片はその先端が湾曲状を成しており、さらにその略中央部には逆Ｕ字型の切れ目線が設けられていて逆Ｕ字状の押え片を構成しており、押え片を係止片の部分から突出すするような状態にして係止片を箱体に挿入し、係止させるようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付表示板。
外形は略矩形状を成しており、その略中央部には逆Ｕ字状の切れ目とこの逆Ｕ字状の切れ目の両端部をそれぞれの起点とし長辺方向に沿うように延びた２組の平行な折目線が形成されていると共に、逆Ｕ字状の切れ目の逆Ｕ字状底部近辺の２個所の立ち上がりを起点とし長辺方向に沿うように２本の折目線が形成されており、吊り下げ片は、表示板の略中央に設けた逆Ｕ字状切れ目の内側と、前記２組の平行折目線の下側部分とから成り、係止片は、逆Ｕ字状切れ目の外側で、かつ前記２本の折目線の上側面部分からなり、係止片の一部に設けた２本の折目線から折り曲げた状態で係止片を箱体に挿入し、係止させるようになっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付け表示板。
前期係止片は、上側端面部には僅かに突き出した凸部を設けたことを特徴とする請求項５記載のプレミアム取付表示板。
係止片は、長辺方向の長さが吊り下げ片の長辺方向の長さよりも長く、その両側端は吊り下げ片の両側端よりも突き出しており、両側端の突き出し部には短辺方向に沿って折目線がそれぞれ設けてあることを特徴とする請求項５記載のプレミアム取付表示板。
外形は略矩形を成しており、その略中央部にはＨ字状の切れ目と、このＨ字状の切れ目の下側に二つの端部をそれぞれ起点として周辺部に向かう長辺方向に沿って設けられた第１折目線と、この第１折目線に対して箱体を構成する部材の厚み程度の間隔をもって平行に設けられた第２折目線とを有し、第２の折目線とＨ字状の切れ目の上側に区分けされる部分が係止片であり、第１の折目線とＨ字状の切れ目の下側に区分けされる部分が吊り下げ片となっていることを特徴とする請求項１記載のプレミアム取付け表示板。
係止片は長辺方向の長さよりも長く、その両側端は吊り下げ片の両側端よりも突き出しており、両側端の突き出し部には短辺方向に沿って折目線がそれぞれ設けてあることを特徴とする請求項８記載のプレミアム取付け表示板。