JP2004045745A - ピント合わせ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】測距結果の信頼性を撮影者に知らせた上でのピント合わせを行なわせて、操作性のよい装置を提供する。
【解決手段】信頼性の表示のための判断基準と、測距結果に応じたピント合わせを行なわせるか否かの判断基準を別々に持たせ、表示とピント合わせを行なう。
【選択図】 図1
【解決手段】信頼性の表示のための判断基準と、測距結果に応じたピント合わせを行なわせるか否かの判断基準を別々に持たせ、表示とピント合わせを行なう。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、一対の受光センサーを用いて1つの対象物を撮像して得られた2つの画像における対象物の画像形成位置のズレ量に基づいて、受光センサーから対象物までの距離を求めるための測距装置を備えたピント合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CCDなどの一対のラインセンサーを用いて1つの対象物を撮像し、得られた2つの画像における対象物の画像形成位置のズレ量を求め、そのズレ量から対象物までの距離を求める測距装置は良く知られている。
【0003】
このようなカメラにおいて、従来行なわれている焦点検出の原理は、異なる領域を通った光束により一対のラインセンサーとして形成されたCCDの上に、それぞれ像を結像させ、これらの結像された像の相対的な位置の差から、上記2像の空間的な位相差を表わす像信号に適当な演算を施して、その時点での対象物までの距離と必要な撮影レンズの移動距離を算出するようにしたものである。
【0004】
対象物までの距離を求める際、一般には、2像の内、1方の像をシフトして2像が一致するシフト量、位相差を求める方法が知られている。
【0005】
上記のような位相差を求める演算においては、演算に用いる2像が同じ形であることが前提となるため、その2像の相関関係を定量的に求め、それを信頼性判定値とし、その値から、距離演算で求めた位相差の信頼性を判定し、信頼性があれば、距離演算で求めた距離にレンズを駆動し、合焦表示を出すが、信頼性が乏しい場合には無限遠などの定点にレンズを駆動し、測距NG表示を出している。
【0006】
また、特開閉08−054558のように、測距NGの場合には、無限では無く、焦点距離に応じた定点や、撮影モードや対象被写体に応じた定点にするなどが知られている。
【0007】
図6は、従来測距のフローチャートで、測距シーケンスが開始されると、S602で測距NGフラグをセットして、S603で信号蓄積し、S604でそれを読み出し、S605で読み出した信号のコントラスト値を演算する。
【0008】
次に、これ以降に行うS608の相関演算では、2像をシフトして一致するシフト量を求めるが、その際に、コントラストの無い信号を用いて行うと、誤った演算結果が算出されるため、低コントラストの信号を排除する必要があり、それを、このS606の判定で行う。
【0009】
S606で、コントラスト有りと判定された場合には、S607に進み、必要な信号処理を行った後に、前述した相関演算をS608で行う。
【0010】
S609では、相関演算で2像が一致するシフト量が求まったかの判定であるゼロクロス判定を行い、求まった場合にはS610に進んで、相関演算に用いた2像の相関関係を定量的に求める信頼性演算を行う。
【0011】
S611では、S610の信頼性演算結果から相関演算で求めた測距値が信頼できるかどうかの判定を行い、OKであればS612に進んで、像のシフト量を実際の距離へと変換する演算をして距離を求め、S614で測距NGフラグをクリアして、測距を終了する。
【0012】
また、S606やS609、そして、S611の各判定でNGとなった場合には、その各時点で測距を中止し、S613に進んで測距結果を無限として、測距を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したとおり、測距NGには、2像の位相差が求められずにNGとなる場合と、位相差は求まったが、その信頼性が無くNGとなる場合とがある。
【0014】
後者については、測距OKの時との動作の差は、その位相差を距離に変換する演算を行わずに定点としていた点であった。
【0015】
また、測距NG表示は、測距に失敗したから、測距動作をもう一度やり直してくださいという注意を喚起するものであるが、それに気づかなかったり、また、判らずに撮影する方も多く、且つ、測距NG状態でも、折角、距離データが求められる場合もあるが、そのような場合でも、一律、NG表示と所定距離にレンズを繰り出すようにしていた。
【0016】
そのため、求められる測距結果を捨てて、あえて定点にレンズを繰り出していたため、わざわざぼけた写真を撮らせてしまうといった問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記目的を達成するために、信頼性判定で測距NGとなった場合は、測距NGの表示は行って、使用者には注意を喚起するが、レンズの繰り出しは、測距結果に基づいて行うため、測距NGであっても、ピントの合った写真が撮れるピント合わせ装置を提供するものである。
【0018】
請求項1に記載の発明は、センサーにより対象物からの光を受光し、該受光信号に基づいてピント合わせのための信号を形成し、該信号に応じてピント合わせを行なうピント合わせ装置において、
前記受光信号を処理し、所定の判定基準により判定を行い、前記ピント合わせのための信号に応じてピント合わせを行なわせるか否かの判定を行なう第1の判定手段と、前記受光信号を処理し、前記判定基準とは異なる判定基準により判定を行い、ピント合わせに関しての所定の表示を行なわせるか否かの判定を行なう第2の判定手段を設け、上記目的を達成するものである。
【0019】
請求項2の発明は、請求項1の装置において、
前記第1の判定手段にて、ピント合わせを行なわせると判定された状態で、前記が第2の判定手段により前記ピント合わせのための信号の精度が所定の基準に達していないと判定された場合、前記所定の表示を行なうようにした装置を提供するものである。
【0020】
請求項3の発明は、1対の撮像装置から出力される信号の相対位置関係の変化によって、対象物の距離を求める測距装置において、測距結果の表示を切り替えるための第一の判定値と、測距値を採用するかどうかを選択するための第二の判定値とを別々に持つことで上記の目的を達成するものである。
【0021】
請求項4の発明は、請求項3の装置において、
前記第一の判定値が第二の判定値よりも、緩和された値として上記の目的を達成するものである。
【0022】
請求項5の発明は、請求項4の装置において、
前記第一の判定値と第二の判定値は信頼性演算で得られる値に対する判定値として上記の目的を達成するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の測距装置の概略を示す概略図である。
【0024】
1、2は測距対象物からの光を3、4で示す撮像手段に、結像させるための受光レンズで、5は、不図示のAD変換部やROM、RAM、演算手段や記憶手段等を内蔵する中央演算子:MPUで、5のMPUでは、1や2で形成された像のズレ量からフォーカスレンズの駆動量を求める。
【0025】
求めた駆動量で、6のフォーカス駆動装置を制御し、これが、不図示のフォーカスレンズを駆動する。
【0026】
図2は、本発明を説明するフローチャートである。
【0027】
S202で測距NGフラグをセットし、S203で信号蓄積、S204でその信号を読み出し、S205で読み出した信号のコントラスト演算をして、S206でその判定を行う。
【0028】
コントラスト判定結果、コントラスト有りとしてOKの場合は、S207で諸々の信号処理を行い、S208で2像のシフト量を求めるための相関演算を行う。
【0029】
S209では、相関演算で2像が一致するシフト量が求まったかの判定であるゼロクロス判定を行い、求まった場合にはS210に進んで、相関演算に用いた2像の相関関係を定量的に求める信頼性演算を行う。
【0030】
S211では、その信頼性判定を行い、信頼性有りでOKとなった場合にはS212に進んで測距NGフラグをリセットし、S213で、求まった像のシフト量を実際の距離へと変換する演算をして距離を求め、S215で測距を終了する。
【0031】
S211で信頼性が無いと判断された場合は、測距NGフラグのリセットをせずにS213に進む。
【0032】
また、S206のコントラスト判定とS209のゼロクロス判定でNGとなった場合には、S214に進んで測距値を無限の定点とし、S215に進んで測距を終了する。
【0033】
図3は、本発明の他の実施の形態での測距シーケンス説明するフローチャートである。
【0034】
該実施の形態では、センター、ライト、レフトの3点測距を行なう実施の形態である。
【0035】
S302で測距NGフラグをセットし、S303で信号蓄積、S304でその信号を読み出し、S305では、読み出したセンサー中央部の信号を用いてセンターの測距演算を行う。
【0036】
なお、この測距演算については、図4で後述する。
【0037】
そして、S306で、センサー右部の信号を用いてライトの測距演算を行い、S307で、センサー左部の信号を用いてレフトの測距演算を行う。
【0038】
S308では、それら各点の測距結果から主被写体のいる測距点を選択するための処理を行い、S309で測距を終了する。
【0039】
なお、この測距点選択処理については、図5で後述する。
【0040】
図4は、各測距点共通の測距演算を説明するフローチャートで、S402で演算する信号のコントラスト演算をして、S403でその判定を行う。
【0041】
そのコントラスト判定結果、コントラスト有りとしてOKの場合は、S404で諸々の信号処理を行い、S405で2像のシフト量を求めるための相関演算を行う。
【0042】
S406では、相関演算で2像が一致するシフト量が求まったかの判定であるゼロクロス判定を行い、求まった場合にはS407に進んで、相関演算に用いた2像の相関関係を定量的に求める信頼性演算を行う。
【0043】
S408では、その信頼性判定を行い、信頼性有りでOKとなった場合にはS409に進んで測距NGフラグをリセットし、S410で、求まった像のシフト量を実際の距離へと変換する演算をして距離を求め、S412でこの測距演算を終了する。
【0044】
S408で信頼性が無いと判断された場合は、測距NGフラグのリセットをせずにS410に進む。
【0045】
また、S403のコントラスト判定とS209のゼロクロス判定でNGとなった場合には、S406に進んで測距値を無限し、S412に進んで測距演算を終了する。該図4の処理は、各測距点ごとに行なわれる。
【0046】
図5は、測距点選択を説明するフローチャートで、S502でセンター、ライト、レフトの3点すべてが測距NGだったかの判定をし、どれか一点でもOKであれば、S503で測距OK表示をし、更に、1点以上の測距点で測距演算がOKだったかを判定し、複数点で測距OKだったらS505に進んで、ファジィー演算によって測距点を選択し、終了する。
【0047】
S504で1点だけ測距OKだった場合には、S506で、測距OKの測距結果をそのまま採用する。
【0048】
S502で3点とも測距NGだった場合には、S507で測距NG表示をし、S508でセンターの測距NGの原因をチェックする。
【0049】
ここで、センターの測距NGが信頼性でNGになっている場合には、センターの測距結果を採用するが、それ以外の場合には、S510で最終的な測距結果を無限として終了する。
【0050】
【発明の効果】
このように、本発明では、表示とピント合わせの判断基準を異ならしめているので、例えば、測距結果の精度がそこそこの場合には、これを指示した上で、ピント合わせを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測距装置の概略図
【図2】本発明の第1の実施形態の測距シーケンスを説明するフローチャート
【図3】本発明の第2の実施形態の測距シーケンスを説明するフローチャート
【図4】本発明の第2の実施形態の測距演算を説明するフローチャート
【図5】本発明の第2の実施形態の測距点選択を説明するフローチャート
【図6】従来例による測距シーケンスを説明するフローチャート
【符号の説明】
1 受光レンズ
2 受光レンズ
3 撮像手段
4 撮像手段
5 中央演算装置
6 フォーカスレンズ駆動装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、一対の受光センサーを用いて1つの対象物を撮像して得られた2つの画像における対象物の画像形成位置のズレ量に基づいて、受光センサーから対象物までの距離を求めるための測距装置を備えたピント合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CCDなどの一対のラインセンサーを用いて1つの対象物を撮像し、得られた2つの画像における対象物の画像形成位置のズレ量を求め、そのズレ量から対象物までの距離を求める測距装置は良く知られている。
【0003】
このようなカメラにおいて、従来行なわれている焦点検出の原理は、異なる領域を通った光束により一対のラインセンサーとして形成されたCCDの上に、それぞれ像を結像させ、これらの結像された像の相対的な位置の差から、上記2像の空間的な位相差を表わす像信号に適当な演算を施して、その時点での対象物までの距離と必要な撮影レンズの移動距離を算出するようにしたものである。
【0004】
対象物までの距離を求める際、一般には、2像の内、1方の像をシフトして2像が一致するシフト量、位相差を求める方法が知られている。
【0005】
上記のような位相差を求める演算においては、演算に用いる2像が同じ形であることが前提となるため、その2像の相関関係を定量的に求め、それを信頼性判定値とし、その値から、距離演算で求めた位相差の信頼性を判定し、信頼性があれば、距離演算で求めた距離にレンズを駆動し、合焦表示を出すが、信頼性が乏しい場合には無限遠などの定点にレンズを駆動し、測距NG表示を出している。
【0006】
また、特開閉08−054558のように、測距NGの場合には、無限では無く、焦点距離に応じた定点や、撮影モードや対象被写体に応じた定点にするなどが知られている。
【0007】
図6は、従来測距のフローチャートで、測距シーケンスが開始されると、S602で測距NGフラグをセットして、S603で信号蓄積し、S604でそれを読み出し、S605で読み出した信号のコントラスト値を演算する。
【0008】
次に、これ以降に行うS608の相関演算では、2像をシフトして一致するシフト量を求めるが、その際に、コントラストの無い信号を用いて行うと、誤った演算結果が算出されるため、低コントラストの信号を排除する必要があり、それを、このS606の判定で行う。
【0009】
S606で、コントラスト有りと判定された場合には、S607に進み、必要な信号処理を行った後に、前述した相関演算をS608で行う。
【0010】
S609では、相関演算で2像が一致するシフト量が求まったかの判定であるゼロクロス判定を行い、求まった場合にはS610に進んで、相関演算に用いた2像の相関関係を定量的に求める信頼性演算を行う。
【0011】
S611では、S610の信頼性演算結果から相関演算で求めた測距値が信頼できるかどうかの判定を行い、OKであればS612に進んで、像のシフト量を実際の距離へと変換する演算をして距離を求め、S614で測距NGフラグをクリアして、測距を終了する。
【0012】
また、S606やS609、そして、S611の各判定でNGとなった場合には、その各時点で測距を中止し、S613に進んで測距結果を無限として、測距を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したとおり、測距NGには、2像の位相差が求められずにNGとなる場合と、位相差は求まったが、その信頼性が無くNGとなる場合とがある。
【0014】
後者については、測距OKの時との動作の差は、その位相差を距離に変換する演算を行わずに定点としていた点であった。
【0015】
また、測距NG表示は、測距に失敗したから、測距動作をもう一度やり直してくださいという注意を喚起するものであるが、それに気づかなかったり、また、判らずに撮影する方も多く、且つ、測距NG状態でも、折角、距離データが求められる場合もあるが、そのような場合でも、一律、NG表示と所定距離にレンズを繰り出すようにしていた。
【0016】
そのため、求められる測距結果を捨てて、あえて定点にレンズを繰り出していたため、わざわざぼけた写真を撮らせてしまうといった問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記目的を達成するために、信頼性判定で測距NGとなった場合は、測距NGの表示は行って、使用者には注意を喚起するが、レンズの繰り出しは、測距結果に基づいて行うため、測距NGであっても、ピントの合った写真が撮れるピント合わせ装置を提供するものである。
【0018】
請求項1に記載の発明は、センサーにより対象物からの光を受光し、該受光信号に基づいてピント合わせのための信号を形成し、該信号に応じてピント合わせを行なうピント合わせ装置において、
前記受光信号を処理し、所定の判定基準により判定を行い、前記ピント合わせのための信号に応じてピント合わせを行なわせるか否かの判定を行なう第1の判定手段と、前記受光信号を処理し、前記判定基準とは異なる判定基準により判定を行い、ピント合わせに関しての所定の表示を行なわせるか否かの判定を行なう第2の判定手段を設け、上記目的を達成するものである。
【0019】
請求項2の発明は、請求項1の装置において、
前記第1の判定手段にて、ピント合わせを行なわせると判定された状態で、前記が第2の判定手段により前記ピント合わせのための信号の精度が所定の基準に達していないと判定された場合、前記所定の表示を行なうようにした装置を提供するものである。
【0020】
請求項3の発明は、1対の撮像装置から出力される信号の相対位置関係の変化によって、対象物の距離を求める測距装置において、測距結果の表示を切り替えるための第一の判定値と、測距値を採用するかどうかを選択するための第二の判定値とを別々に持つことで上記の目的を達成するものである。
【0021】
請求項4の発明は、請求項3の装置において、
前記第一の判定値が第二の判定値よりも、緩和された値として上記の目的を達成するものである。
【0022】
請求項5の発明は、請求項4の装置において、
前記第一の判定値と第二の判定値は信頼性演算で得られる値に対する判定値として上記の目的を達成するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の測距装置の概略を示す概略図である。
【0024】
1、2は測距対象物からの光を3、4で示す撮像手段に、結像させるための受光レンズで、5は、不図示のAD変換部やROM、RAM、演算手段や記憶手段等を内蔵する中央演算子:MPUで、5のMPUでは、1や2で形成された像のズレ量からフォーカスレンズの駆動量を求める。
【0025】
求めた駆動量で、6のフォーカス駆動装置を制御し、これが、不図示のフォーカスレンズを駆動する。
【0026】
図2は、本発明を説明するフローチャートである。
【0027】
S202で測距NGフラグをセットし、S203で信号蓄積、S204でその信号を読み出し、S205で読み出した信号のコントラスト演算をして、S206でその判定を行う。
【0028】
コントラスト判定結果、コントラスト有りとしてOKの場合は、S207で諸々の信号処理を行い、S208で2像のシフト量を求めるための相関演算を行う。
【0029】
S209では、相関演算で2像が一致するシフト量が求まったかの判定であるゼロクロス判定を行い、求まった場合にはS210に進んで、相関演算に用いた2像の相関関係を定量的に求める信頼性演算を行う。
【0030】
S211では、その信頼性判定を行い、信頼性有りでOKとなった場合にはS212に進んで測距NGフラグをリセットし、S213で、求まった像のシフト量を実際の距離へと変換する演算をして距離を求め、S215で測距を終了する。
【0031】
S211で信頼性が無いと判断された場合は、測距NGフラグのリセットをせずにS213に進む。
【0032】
また、S206のコントラスト判定とS209のゼロクロス判定でNGとなった場合には、S214に進んで測距値を無限の定点とし、S215に進んで測距を終了する。
【0033】
図3は、本発明の他の実施の形態での測距シーケンス説明するフローチャートである。
【0034】
該実施の形態では、センター、ライト、レフトの3点測距を行なう実施の形態である。
【0035】
S302で測距NGフラグをセットし、S303で信号蓄積、S304でその信号を読み出し、S305では、読み出したセンサー中央部の信号を用いてセンターの測距演算を行う。
【0036】
なお、この測距演算については、図4で後述する。
【0037】
そして、S306で、センサー右部の信号を用いてライトの測距演算を行い、S307で、センサー左部の信号を用いてレフトの測距演算を行う。
【0038】
S308では、それら各点の測距結果から主被写体のいる測距点を選択するための処理を行い、S309で測距を終了する。
【0039】
なお、この測距点選択処理については、図5で後述する。
【0040】
図4は、各測距点共通の測距演算を説明するフローチャートで、S402で演算する信号のコントラスト演算をして、S403でその判定を行う。
【0041】
そのコントラスト判定結果、コントラスト有りとしてOKの場合は、S404で諸々の信号処理を行い、S405で2像のシフト量を求めるための相関演算を行う。
【0042】
S406では、相関演算で2像が一致するシフト量が求まったかの判定であるゼロクロス判定を行い、求まった場合にはS407に進んで、相関演算に用いた2像の相関関係を定量的に求める信頼性演算を行う。
【0043】
S408では、その信頼性判定を行い、信頼性有りでOKとなった場合にはS409に進んで測距NGフラグをリセットし、S410で、求まった像のシフト量を実際の距離へと変換する演算をして距離を求め、S412でこの測距演算を終了する。
【0044】
S408で信頼性が無いと判断された場合は、測距NGフラグのリセットをせずにS410に進む。
【0045】
また、S403のコントラスト判定とS209のゼロクロス判定でNGとなった場合には、S406に進んで測距値を無限し、S412に進んで測距演算を終了する。該図4の処理は、各測距点ごとに行なわれる。
【0046】
図5は、測距点選択を説明するフローチャートで、S502でセンター、ライト、レフトの3点すべてが測距NGだったかの判定をし、どれか一点でもOKであれば、S503で測距OK表示をし、更に、1点以上の測距点で測距演算がOKだったかを判定し、複数点で測距OKだったらS505に進んで、ファジィー演算によって測距点を選択し、終了する。
【0047】
S504で1点だけ測距OKだった場合には、S506で、測距OKの測距結果をそのまま採用する。
【0048】
S502で3点とも測距NGだった場合には、S507で測距NG表示をし、S508でセンターの測距NGの原因をチェックする。
【0049】
ここで、センターの測距NGが信頼性でNGになっている場合には、センターの測距結果を採用するが、それ以外の場合には、S510で最終的な測距結果を無限として終了する。
【0050】
【発明の効果】
このように、本発明では、表示とピント合わせの判断基準を異ならしめているので、例えば、測距結果の精度がそこそこの場合には、これを指示した上で、ピント合わせを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測距装置の概略図
【図2】本発明の第1の実施形態の測距シーケンスを説明するフローチャート
【図3】本発明の第2の実施形態の測距シーケンスを説明するフローチャート
【図4】本発明の第2の実施形態の測距演算を説明するフローチャート
【図5】本発明の第2の実施形態の測距点選択を説明するフローチャート
【図6】従来例による測距シーケンスを説明するフローチャート
【符号の説明】
1 受光レンズ
2 受光レンズ
3 撮像手段
4 撮像手段
5 中央演算装置
6 フォーカスレンズ駆動装置
Claims (5)
- センサーにより対象物からの光を受光し、該受光信号に基づいてピント合わせのための信号を形成し、該信号に応じてピント合わせを行なうピント合わせ装置において、
前記受光信号を処理し、所定の判定基準により判定を行い、前記ピント合わせのための信号に応じてピント合わせを行なわせるか否かの判定を行なう第1の判定手段と、前記受光信号を処理し、前記判定基準とは異なる判定基準により判定を行い、ピント合わせに関しての所定の表示を行なわせるか否かの判定を行なう第2の判定手段を設けた事を特徴とするピント合わせ装置。 - 前記第1の判定手段にて、ピント合わせを行なわせると判定された状態で、前記が第2の判定手段により前記ピント合わせのための信号の精度が所定の基準に達していないと判定された場合、前記所定の表示を行なう請求項1に記載のピント合わせ装置。
- 1対の撮像装置から出力される信号の相対位置関係の変化によって、対象物の距離を求める測距装置において、測距結果の表示を切り替えるための第一の判定値と、測距値を採用するかどうかを選択するための第二の判定値とを別々に持つことを特徴とする測距装置。
- 前記第一の判定値が第二の判定値よりも、緩和された値であることを特徴とする請求項3に記載の測距装置。
- 前記第一の判定値と第二の判定値は信頼性演算で得られる値に対する判定値であることを特徴とする請求項4に記載の測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002202923A JP2004045745A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ピント合わせ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002202923A JP2004045745A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ピント合わせ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015207090A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、及びその制御方法 |
-
2002
- 2002-07-11 JP JP2002202923A patent/JP2004045745A/ja not_active Withdrawn
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JP2015207090A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置、及びその制御方法 |
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