JP2004044765A - 首振りと長手スライドが可能な継ぎ手 - Google Patents
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Abstract
【課題】マスク塗装における、大サイズ マスクと外枠とのセッティング位置調整を本発明の継ぎ手により、容易に・短時間に可能にする。
【解決手段】外枠に大サイズ マスクを固定する脚棒を水平・垂直全方向に微調整できる首振りと長手方向にスライドが可能な継ぎ手にする。
【選択図】 図4
【解決手段】外枠に大サイズ マスクを固定する脚棒を水平・垂直全方向に微調整できる首振りと長手方向にスライドが可能な継ぎ手にする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、マスク塗装において、被塗装物に密着させて覆う大サイズ マスクを保持するための脚棒を固定枠に取り付けるための微調整可能な継ぎ手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、被塗装物に密着させて覆う大サイズ マスクを保持するための位置固定脚棒を直接に固定枠に鑞付け又は溶接あるいは固定枠側の脚棒に鑞付け又は溶接で固定枠に取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の大サイズマスクの保持方式では、被塗装物の形状のバラツキ・固定枠や脚棒の変形により、被塗装物と大サイズマスク間にズレ・隙間が生じ、これに気付かずマスク塗装作業をした場合、不良品が発生してしまう。正常位置に復帰させるとき、固定枠の位置修正のために脚棒を再鑞付けあるいは再溶接しなければならず、労苦と無視できない時間を費やさざるを得ない問題点があった。
【0004】
本発明は、大サイズ マスクと被塗装物とに位置ズレが生じても容易に、且つ短時間に修正することができる首振りと長手スライドが可能な継ぎ手を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の首振りと長手スライドが可能な継ぎ手においては、従来の一体形な脚棒にあってはその脚棒を二分割し、二分割した脚棒にあっては、分割した各脚棒の端部に球体を溶接し、半球サグリと長穴ミゾを付けた保持ブロック2個で当該両球体付きの両脚棒を挟装し、固定ネジで螺合固定するものとしてある。
【0006】
当該保持ブロックの1個は、半球ザグリと長穴溝の中間に固定ネジが螺合する雌ネジを設け、残る1個は、半球ザグリと長穴溝の中間に固定ネジが貫通する長穴を設けたものとし、両者を向き違い・向かい合わせに配置して、球体付きの両脚棒を挟んで固定ネジで螺合固定する。
【0007】
このとき、一方の保持ブロックの螺合固定用穴が長穴であるために、固定ネジを弛緩させて微調整すれば、球体付きの脚棒は、長手方向にスライドできる、しかも脚棒の端部が球状であるために球を中心にテーパー角度にして40度以内の範囲で自在に首振りができる。この首振り機能は、ターンバックルのような雌雄ネジの螺合による弛緩ではでき得ない優れた機能である。
【0008】
又、本発明は保持ブロックの長手サイズと端部の長穴ミゾを長くすることにより、両脚棒の長手方向スライドの微調整はもとより、更に長手方向スライド量を大きくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態・実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明を組み込んだマスク塗装の被塗装物とマスクをセットしたジグ一式の全体斜視図であり、図2は両脚棒セットの装着状態を示す側面図である。
【0010】
図3は、本発明の分解イラストレーションである。保持ブロック(1)と保持ブロック(2)は、その一方が雌ネジ他方が長穴と異なるが半球部と長穴ミゾ部は同一形状であり、本発明の製造時の原価低減を考慮してある状態を示している。
【0011】
図4は、本発明の長手方向スライド状態と調整範囲並びに両端の脚棒の首振り範囲を示す上面図、断面図及び端面図である。図4のaにおいて固定ネジ(7)を緩めて球体(5)を接合した脚棒(3)を右にスライド及び首振りさせ、必要があれば図4のbに示すように脚棒(3)あるいは球体(6)を接合した脚棒(4)を必要な角度に首振りさせて最適な調整位置で固定ネジ(7)を締めればよい。
【0012】
この図4の上面図では水平方向の首振りを示し、図4のb断面図では天地方向の首振りを示し、更に水平方向と垂直方向の中間位置の首振りが可能、すなわち全方向の首振りが可能である。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形状と機能を持つために、以下に記載される効果を奏する。
【0014】
1.保持ブロック(1)と保持ブロック(2)を螺合固定している固定ネジ(7)を緩めることで脚棒(3)、(4)を長手方向に容易にしかも短時間にスライドさせることができる。
2.脚棒(3)、(4)は、球体(5)、(6)が当該脚棒の端部に接合してあるために、テーパー角度40度以内の範囲で自在に首振りできる。
3.長手方向スライドあるいは首振り調整が済めば、固定ネジ(7)を締めることで容易に所要の位置決め・調整ができる。
4.保持ブロック(1)と保持ブロック(2)の長手方向サイズを大きいものにすることで、更に長手方向のスライドを可能にし調整範囲を広げることができ、マスク塗装におけるジグ保持以外の用途にも使用できる。
【0015】
本発明を採用することにより、大サイズ マスクと外枠とのセッティング位置調整、すなわち水平・垂直全方向の微調整が、固定ネジ(7)の弛緩により、脚棒の長手方向のスライド及び脚棒の首振りをさせて簡単にしかも短時間にできる。したがって、従来のセッティング位置調整の労苦と工数を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだマスク塗装の被塗装物とマスクをセットしたジグ一式の全体斜視図である。
【図2】脚棒の装着状態を示す側面図である。
【図3】本発明の分解イラストレーションである。
【図4】本発明の長手方向スライド状態と調整範囲並びに両端の脚棒の首振り角度範囲を示す上面図、断面図及び左右の端面図である。
【符号の説明】
1 保持ブロック
2 保持ブロック
3 脚棒
4 脚棒
5 球体
6 球体
7 固定ネジ
8 半球ザグリ
9 長穴ミゾ
10 雌ネジ
11 長穴
12 大サイズ マスク
13 被塗装物
14 脚棒セット
15 枠
16 首振り角度
17 スライド量
【発明の属する分野】
本発明は、マスク塗装において、被塗装物に密着させて覆う大サイズ マスクを保持するための脚棒を固定枠に取り付けるための微調整可能な継ぎ手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、被塗装物に密着させて覆う大サイズ マスクを保持するための位置固定脚棒を直接に固定枠に鑞付け又は溶接あるいは固定枠側の脚棒に鑞付け又は溶接で固定枠に取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の大サイズマスクの保持方式では、被塗装物の形状のバラツキ・固定枠や脚棒の変形により、被塗装物と大サイズマスク間にズレ・隙間が生じ、これに気付かずマスク塗装作業をした場合、不良品が発生してしまう。正常位置に復帰させるとき、固定枠の位置修正のために脚棒を再鑞付けあるいは再溶接しなければならず、労苦と無視できない時間を費やさざるを得ない問題点があった。
【0004】
本発明は、大サイズ マスクと被塗装物とに位置ズレが生じても容易に、且つ短時間に修正することができる首振りと長手スライドが可能な継ぎ手を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の首振りと長手スライドが可能な継ぎ手においては、従来の一体形な脚棒にあってはその脚棒を二分割し、二分割した脚棒にあっては、分割した各脚棒の端部に球体を溶接し、半球サグリと長穴ミゾを付けた保持ブロック2個で当該両球体付きの両脚棒を挟装し、固定ネジで螺合固定するものとしてある。
【0006】
当該保持ブロックの1個は、半球ザグリと長穴溝の中間に固定ネジが螺合する雌ネジを設け、残る1個は、半球ザグリと長穴溝の中間に固定ネジが貫通する長穴を設けたものとし、両者を向き違い・向かい合わせに配置して、球体付きの両脚棒を挟んで固定ネジで螺合固定する。
【0007】
このとき、一方の保持ブロックの螺合固定用穴が長穴であるために、固定ネジを弛緩させて微調整すれば、球体付きの脚棒は、長手方向にスライドできる、しかも脚棒の端部が球状であるために球を中心にテーパー角度にして40度以内の範囲で自在に首振りができる。この首振り機能は、ターンバックルのような雌雄ネジの螺合による弛緩ではでき得ない優れた機能である。
【0008】
又、本発明は保持ブロックの長手サイズと端部の長穴ミゾを長くすることにより、両脚棒の長手方向スライドの微調整はもとより、更に長手方向スライド量を大きくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態・実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明を組み込んだマスク塗装の被塗装物とマスクをセットしたジグ一式の全体斜視図であり、図2は両脚棒セットの装着状態を示す側面図である。
【0010】
図3は、本発明の分解イラストレーションである。保持ブロック(1)と保持ブロック(2)は、その一方が雌ネジ他方が長穴と異なるが半球部と長穴ミゾ部は同一形状であり、本発明の製造時の原価低減を考慮してある状態を示している。
【0011】
図4は、本発明の長手方向スライド状態と調整範囲並びに両端の脚棒の首振り範囲を示す上面図、断面図及び端面図である。図4のaにおいて固定ネジ(7)を緩めて球体(5)を接合した脚棒(3)を右にスライド及び首振りさせ、必要があれば図4のbに示すように脚棒(3)あるいは球体(6)を接合した脚棒(4)を必要な角度に首振りさせて最適な調整位置で固定ネジ(7)を締めればよい。
【0012】
この図4の上面図では水平方向の首振りを示し、図4のb断面図では天地方向の首振りを示し、更に水平方向と垂直方向の中間位置の首振りが可能、すなわち全方向の首振りが可能である。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形状と機能を持つために、以下に記載される効果を奏する。
【0014】
1.保持ブロック(1)と保持ブロック(2)を螺合固定している固定ネジ(7)を緩めることで脚棒(3)、(4)を長手方向に容易にしかも短時間にスライドさせることができる。
2.脚棒(3)、(4)は、球体(5)、(6)が当該脚棒の端部に接合してあるために、テーパー角度40度以内の範囲で自在に首振りできる。
3.長手方向スライドあるいは首振り調整が済めば、固定ネジ(7)を締めることで容易に所要の位置決め・調整ができる。
4.保持ブロック(1)と保持ブロック(2)の長手方向サイズを大きいものにすることで、更に長手方向のスライドを可能にし調整範囲を広げることができ、マスク塗装におけるジグ保持以外の用途にも使用できる。
【0015】
本発明を採用することにより、大サイズ マスクと外枠とのセッティング位置調整、すなわち水平・垂直全方向の微調整が、固定ネジ(7)の弛緩により、脚棒の長手方向のスライド及び脚棒の首振りをさせて簡単にしかも短時間にできる。したがって、従来のセッティング位置調整の労苦と工数を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだマスク塗装の被塗装物とマスクをセットしたジグ一式の全体斜視図である。
【図2】脚棒の装着状態を示す側面図である。
【図3】本発明の分解イラストレーションである。
【図4】本発明の長手方向スライド状態と調整範囲並びに両端の脚棒の首振り角度範囲を示す上面図、断面図及び左右の端面図である。
【符号の説明】
1 保持ブロック
2 保持ブロック
3 脚棒
4 脚棒
5 球体
6 球体
7 固定ネジ
8 半球ザグリ
9 長穴ミゾ
10 雌ネジ
11 長穴
12 大サイズ マスク
13 被塗装物
14 脚棒セット
15 枠
16 首振り角度
17 スライド量
Claims (3)
- 保持ブロック(1)と保持ブロック(2)で球体(5)を接合した脚棒(3)並びに球体(6)を接合した脚棒(4)を挟装し、固定ネジ(7)で螺合固定した首振りと長手スライドが可能な継ぎ手。
- 保持ブロック(1)の一端は、脚棒(3)の逃げを付けた底部に逃げ穴のある半球ザグリ(8)とし、他端は端部が解放の長穴ミゾ(9)として、当該半球ザグリ部と長穴ミゾの中間に固定ネジ(6)を螺合させるための雌ネジ(10)を設けた請求項1の首振りと長手スライドが可能な継ぎ手。
- 保持ブロック(2)の一端は、脚棒(5)の逃げを付けた底部に逃げ穴のある半球ザグリ(8)とし、他端は端部が解放の長穴ミゾ(9)として、当該半球ザグリ部と長穴ミゾの中間に固定ネジ(7)が貫通する長穴(11)を設けた請求項1の首振りと長手スライドが可能な継ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002234134A JP2004044765A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 首振りと長手スライドが可能な継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002234134A JP2004044765A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 首振りと長手スライドが可能な継ぎ手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004044765A true JP2004044765A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31711914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002234134A Pending JP2004044765A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 首振りと長手スライドが可能な継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004044765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008089088A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Sony Corp | 連結構造およびジョイント |
CN104275260A (zh) * | 2014-09-15 | 2015-01-14 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种塑料面板渐变颜色涂装夹具 |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002234134A patent/JP2004044765A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008089088A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | Sony Corp | 連結構造およびジョイント |
CN104275260A (zh) * | 2014-09-15 | 2015-01-14 | 上海甬兴塑胶有限公司 | 一种塑料面板渐变颜色涂装夹具 |
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