JP2004044566A - 自動車の低燃費化及び低排気ガス化方法 - Google Patents

自動車の低燃費化及び低排気ガス化方法 Download PDF

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Abstract

【目的】ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに供給される混合気を高電場と高密度マイナスイオン状態で燃焼させ高燃焼性と燃焼出力増大に伴う低燃費化を図ること、及び排気ガスを高電場、高密度マイナスイオン若しくは高密度プラスイオン状態で還元分解或いは酸化分解し低排気ガス化を図る方法を提供する。
【構成】ガソリンエンジンのインテークマニホールド内若しくはディーゼルエンジンのシリンダー内に絶縁体を介して電子放射極を適宜数配設し、且該電子放射極の放射先端相互若しくは該放射先端とインテークマニホールド若しくはシリンダー形成体との相互間に少なくとも9mm以上の放電防止間隔を設け、而して該電子放射極に電圧がマイナス3000V以上で且パルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極の電子放射電力が最大9mW以下のマイナス高電圧直流パルスを印加させて、高電場且高密度マイナスイオン状態で混合気を燃焼させる自動車の低燃費化方法。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はガソリン自動車やディーゼル自動車の混合気の低クラスター化と解離を促進させ高電場且高密度マイナスイオン状態で燃焼させて高燃焼性と高燃焼出力に伴う低燃費化、及びサブマフラーやマフラー内を高電場且高密度プラスイオン或いはマイナスイオン状態となし、排気ガス成分を酸化分解若しくは還元分解して低排気ガス化を図る、自動車の低排気化及び低排気ガス化方法に関する。
【0002】
【従来技術】
我が国や先進諸国の如く高度の車社会化においては、一方において莫大な石油資源を消費しており且後進国の経済成長に伴う車社会の到来とも相俟って石油資源の枯渇が危惧されるに至っている。
更に他方においては莫大な車からの排気ガスの排出拡散、とりわけ排気ガス中のCO成分やNOx成分或いはHC成分等により大気汚染は極限までに至っており、該大気汚染を原因とする健康被害も各地で頻発し、これの対策が社会的に重要且緊急的課題として提起されている。
【0003】
これがため排気ガスに係る立法措置も年々強化が図られ、これに伴い自動車メーカーにおいては低燃費車或いは低排気ガス車の開発に取組んでいるものの、これら低燃費や低排気ガス車の開発には莫大な費用と時間を要し、仮令実用化されても既に我が国には6000万台以上に及ぶ産業活動や生活活動に係る車が供されてなるため、石油資源の節減や大気汚染の削減効果が実現されるまでには極めて長期間を要する結果となる。
【0004】
更に低排気ガス化の対策として自動車部品メーカー等においてはより強力な触媒コンバーターの開発がなされているものの、エキゾーストパイプに触媒コンバーターを付帯させることは燃焼排気ガスの排出に負圧を与える結果となり、折角エンジンにおける高燃焼性に伴う低燃費化を図っても、燃焼出力の低下を招来し実質的な低燃費化が実現しえぬ恐れが生ずる。
【0005】
発明者は古くからかかる問題に取組み研究を重ねた結果、ガソリンエンジンにおけるインテークマニホールド内の混合気、或いはディーゼルエンジンにおけるシリンダー内に噴射される混合気を高電場状態と且少なくとも20乃至30万個/cc以上の高密度のマイナスイオン状態において燃焼させることにより、略30乃至50%以上の高燃焼性に伴う燃焼出力の向上所謂低燃費化が可能となること、及び高燃焼化により排気ガス中のCO成分やNOx成分或いはHC成分が減少することを既に多くの実験で確認している。
【0006】
ところで高密度のマイナスイオンを放出させる手段としては極めて多様な手段が提案されるが、とりわけ簡便且安価な手段としては交流放電方式や直流放電方式が挙げられ、これら方式には放電極とこれに対向する対向電極とからなる電極間に交流高電圧若しくは直流高電圧を印加しマイナスイオンを発生させるものであるが、かかる方式では放電極と対向電極間の最短間への電子放射がなされ水分子やガス分子の低クラスター化や解離が十分になされず高密度のマイナスイオンの発生ができぬばかりか、過剰電流に伴う放電によりオゾンの発生が惹起されて折角発生したマイナスイオンが消去される問題を抱えている。
【0007】
他方自動車の低燃費化を図るうえからは、ガソリンエンジンの如くインテークマニホールド内での混合気中に電子放射し高電場状態と且高密度マイナスイオンを発生させ、若しくはディーゼルエンジンのシリンダー内の混合気に電子放射し高密度マイナスイオンを発生させ、或いはサブマフラーやマフラー内の排気ガス中に電子放射し高電場状態と高密度マイナスイオンを発生させる場合では交流放電式や直流放電方式等では放電極と対向極間の極めて狭い範囲での電子放射となり、混合気全体や排気ガス全体に亘っての低クラスター化や解離を図り高密度のマイナスイオンの発生並びに放出拡散がなしえず、且放電発生の場合は燃焼前の発火の危険がある。
【0008】
加えてインテークマニホールドやシリンダー、或いはサブマフラーやマフラー等導電性素材から形成される閉鎖系内においては、これら放電極及び対向極の配設自体混合気の供給や排気ガスの排出への障害原因ともなる。
これがためには耐電絶縁を保持させながら、電子放射を混合気中や排気ガス中に均等に分散照射させ、且混合気や排気ガスの供給や排出量の変動に際しても放電を防止し電子放射による高電場状態と高密度マイナスイオン状態を創出させることが不可欠となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであって、本発明はインテークマニホールドやシリンダー、或いはサブマフラーやマフラー等導電性素材からなる閉鎖系内の混合気や排気ガスに均等な電子放射をなし、低クラスター化と解離を促進させて高電場と高密度マイナスイオン状態となしたるうえ、燃焼させて高燃焼性と高燃焼出力に伴う低燃費化方法、並びに排気ガス成分の分解消去による低排気ガス化方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために本発明が用いた技術的手段は、ガソリンエンジンにおけるインテークマニホールド内やディーゼルエンジンにおけるシリンダー内、或いはエキゾーズトパイプに連接されるサブマフラーやマフラー内に、絶縁体を介して尖鋭な針状で且放射先端を有する電子放射極を、その放射先端からの電子放射が供給される混合気若しくは排出される排気ガス全体に亘って放射されるように適宜数で配設させ、この配設されたそれぞれの電子放射極の放射先端相互間、並びに該放射先端と導電性素材からなるインテークマニホールドやシリンダー形成体とが、少なくとも9mm以上の放電防止間隔を以って配設されてなり、この電子放出極にその電圧がマイナス3000V以上及びパルス数が50キロパルス以上で、而も電子放射に伴う電子放射電力が最大でも9mW以下となるようマイナス高電圧直流パルスを印加させて、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに供給される混合気に均等に電子放射させて低クラスター化と解離を促進させ高電場状態と高密度マイナスイオン状態となしたるうえ燃焼させ、高燃焼性と高燃焼出力に伴う低燃費化を図る構成に存するものである。
【0011】
加えてサブマフラーやマフラー内に絶縁体を介して適宜数に配設させた電子放射極には、排気ガス中の水分子に加えてガス成分の低クラスター化並びに解離を一段と高めるうえで更なる高電圧、即ちその電圧がマイナス6000V以上及びパルス数が50キロパルス以上で、而も電子放射に際して一つの電子放射極の電子放射電力が最大9mW以下のマイナス高電圧直流パルスを印加させて、高電場状態と高密度マイナスイオン状態に保持せしめ、排気ガス中のCO成分やNOx成分或いはHC成分を還元分解させて排気ガスの低減化を図る構成、及びNOxが酸化分解作用により分解消去し易い事から、サブマフラー内に絶縁材を介して配設させた電子放出極にはその電圧がプラス6000V以上及びパルス数が50キロパルス以上で、而もその電子放射電力が電子放射極の一極あたり最大でも9mW以下となるようプラス高電圧直流パルスを印加させて、高電場状態並びに高密度プラスイオン状態となしNOx成分を選択的に酸化分解させたうえ、マフラー内の高電場状態及び高密度マイナスイオン状態で更に還元分解を図り、排気ガスの低減化をなす構成に存する。
【0012】
【作用】
本発明は上述の如き構成からなるため、以下のような作用を有する。即ちインテークマニホールド内やシリンダー内には、供給される混合気に対して均等に電子放射がなされるように適宜数の電子放射極が絶縁体を介して配設され、而もこれら電子放射極の相互の放射先端が少なくとも9mm以上の放電防止間隔を以って、更には導電性素材からなるインテークマニホールドやシリンダー形成体との間も9mm以上の放電防止間隔を以って配設されたうえ、該電子放射極にはその電圧がマイナス3000V以上及びそのパルス数が50キロパルス以上で、而も電子放射に係る一つの電子放射極の電子放射電力が最大9mW以下のマイナス高電圧直流パルスが印加されるため、高電圧と且直流高パルスの過渡作用とにより電子放射が強度に且多量に放射され、混合気中の全体の水分子やガス分子が著しく低クラスター化や解離がなされて高密度のマイナスイオンを発生させるとともに高電場の状態に保持されて燃焼されるため、燃焼性が非常に高まり燃焼出力も著しく増大するため、大きな低燃費化が可能となる。
【0013】
そして電子放射極からの強度且多量の電子放射による高密度のマイナスイオンが発生しても、過剰のマイナスイオンは導電性素材からなるインテークマニホールドやシリンダーより漏出しえるため電子放射極近傍の過剰帯電が発生しないため、長期に且安定した電子放射と高密度マイナスイオンの発生が維持される。
更に電子放射極に印加されるマイナス高電圧直流パルスは、その電子放射に際しての電子放射電力が最大9mW以下に制限されるため、混合気の変動等によっても過剰電流が生ぜぬため、放電が防止されて安全に高電場状態と高密度マイナスイオン状態が形成される。
【0014】
加えて燃焼された排気ガス中にはCO成分やNOx成分或いはHC成分が混在しており、これらを分解消去し低減化を図るうえからはエキゾーストパイプに連接されるサブマフラーやマフラー内には絶縁体を介して適宜数の電子放射極が、その放射先端相互が少なくとも18mm以上の放電防止間隔を以って、及び導電性素材からなるサブマフラーやマフラー形成体との間も18mm以上の放電防止間隔を以って適宜数配設され、而も該電子放射極にはその電圧がマイナス6000V以上で且そのパルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極の電子放射電力が最大でも9mW以下のマイナス高電圧直流パルスが印加されるため、更に高い高電圧と高パルスにより一段と強度で且多量の電子放射がなされて、各種ガス成分の低クラスター化や解離がなされ高密度のマイナスイオンが発生し、高電場と高還元状態が形成されるため、CO成分やNOx成分或いはHC成分が分解される。
【0015】
そして排気ガス中のNOx成分の分解促進は酸化分解が有利なことから、サブマフラー内に配設される電子放射極に、その電圧がプラス6000V以上でパルス数が50キロパルス以上及び電子放射電力が一つの電子放射極に対して最大9mW以下のプラス高電圧直流パルスを印加させることにより、該サブマフラー内が高電場且高密度プラスイオンの酸化状態となるため排気ガス中のNOx成分が選択的に分解される。
【0016】
【実施例】
以下に本発明実施例を図に基づき詳細に説明すれば、図1はインテークマニホールドの電子放射極配設側面断面図、図2は同断面説明図であって、ガソリンエンジンにおいてはインテークマニホールド1の前部に設けられるキャブレーターでガソリンと空気を混合させて混合気1Aとなしたるうえ、スロットルバルブ1Bの調整により該混合気1Aの供給量が調整されてエンジンに供給されるもので、この混合気1Aの低クラスター化と解離を十分に図ることによりエンジンでの燃焼時の燃焼性が著しく向上し燃焼出力の向上に伴う低燃費化が実現できる。
【0017】
そこでガソリンエンジンにおいては、図1に示すようにインテークマニホールド1内を流通供給される混合気1Aに対し可能な限り均等な電子放射により低クラスター化及び解離を促進せしめて、高電場と高密度のマイナスイオン状態を形成保持しえるよう、絶縁体3を介して電子放射極2が適宜数配設されている。
【0018】
この電子放射極2は電子放射に際して導電性はもとより耐腐蝕性や耐熱性及び強靭性に優れるものが要請されるため、具体的素材としては白金、金、タングステン或いはTiO/WやZrO/W等の合金材が挙げられる。
更にマイナス高電圧直流パルスの印加による電子放射極2からの電子放射は尖鋭端部より放射される特性があるため、該電子放射極2は針状でその先端が尖鋭な放射先端2Aを有する形状に形成されている。
【0019】
そしてかかる電子放射極2は、インテークマニホールド1内を流通し供給される混合気1Aに対して略全体に亘って均等に電子放射がなされるよう適宜数で配設されるもので、図2に示すようにインテークマニホールド1の形成体内周面に沿って、電子放射極2の放射先端2Aがそれぞれ該インテークマニホールド1の中心線に向って放射状に配設させることが提案される。
【0020】
加えて重要なことは、インテークマニホールド1内には引火性の強い混合気1Aが変動しつつ流通し供給されており、他方電子放射極2にはマイナス高電圧直流パルスが印加されるため、かかるマイナス高電圧直流パルスの印加に伴い放電が発生したりすると極めて危険なこととなる。そして印加電圧が上昇すると放電危険が更に増大することから、該インテークマニホールド1内の電子放射極2若しくはシリンダー内(図示せず)の電子放射極2に印加する電圧は成可く低電圧で電子放射をなすことが望まれるため、少なくともその電圧は3000V以上で望ましくは6000乃至9000V以内に留めるとともに、特に電子放射に伴う放射電流は暗流状態に制限させる必要上から、一つの電子放射極2の電子放射電力としては略3乃至5mW程度最大でも9mW以下に制限されるようマイナス高電圧直流パルスの印加をなす必要がある。
【0021】
当然にかかる場合において、電子放射極2の放射先端2Aからの電子放射が他の電子放射極2の放射先端2Aとの間で放電等の作用が及ばぬよう、特にはインテークマニホールド1の形成体との間の放電発生防止を図るために放電防止間隔は十分に留意して配設させることが肝要であって、該放電防止間隔としては印加されるマイナス高電圧直流パルスの電圧が3000Vの場合では少なくとも9mm以上、6000Vの場合では少なくとも18mm以上の間隔を以って配設されるものである。
【0022】
そしてかかる電子放射極2の配設は、導電性素材からなるインテークマニホールド1やシリンダー或いはサブマフラー4やマフラー5等の形成体と強固に保持させて配設されるうえから、絶縁性はもとより耐熱性や強靭性に優れる素材からなる絶縁体3を用いて嵌合や螺合等の手段により配設されるもので、該絶縁体3の具体的素材としてはセラミックス素材が望ましく、とりわけステアタイト質やファルステライト質、アルミナ質或いはジルコン質等のセラミックス素材が好適である。
【0023】
他方本発明においては、高電場と高密度マイナスイオン状態において排気ガス中のCO成分やNOx成分或いはHC成分を還元分解して低排気ガス化をなし、更にはNOx成分を高電場と高密度プラスイオン状態において選択的に酸化分解し低排気ガス化を図るものであって、図3に示すようにエキゾーストパイプに連接されるサブマフラー4内にも、排出される排気ガス中に略均等に電子放射がなしえるように、電子放射極2が絶縁体3を介して配設されてなるもので、排気ガスの低減化に際しては排気ガス中のCO成分やNOx成分或いはHC成分を還元分解若しくは酸化分解させるため、該サブマフラー4やマフラー5内に配設される電子放射極2からは更に強度且多量に電子放射をなすことが要請される。
【0024】
これがため一つの手段としては電子放射極2にその電圧がマイナス6000V以上望ましくは8000V乃至12000Vで、且そのパルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極2の電子放射電力を3乃至5mW最大でも9mW以下のマイナス高電圧直流パルス6を印加させ、高電場で且水分子やガス分子の低クラスター化と解離させて高密度のマイナスイオンを発生させて還元状態となし、排気ガス成分を還元分解し低減化を図るものである。
従ってサブマフラー4内やマフラー5内に配設される電子放射極2の放射先端2A相互の放電防止間隔としては、印加電圧が6000Vの場合では少なくとも18mm以上で、更に印加電圧が9000Vの場合においては27mm以上の間隔で配設されるもので、特には電子放射極2が固定保持される導電性素材からなるサブマフラー4やマフラー5の形成体との放電防止間隔には十分に留意すべきである。
【0025】
加えて他の手段としては、排気ガス中のNOx成分については還元分解より酸化分解による分解消去が著しく高められることが判明している。
そこで図4に示すように、エキゾーストパイプに連接されるサブマフラー4とマフラー5において、サブマフラー4内に配設されてなる電子放射極2には、その電圧がプラス6000V以上で且そのパルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極2の電子放射電力が最大でも9mW以下のプラス高電圧直流パルス7を印加させ、該サブマフラー4内を高電場で高密度プラスイオンの酸化状態となし、流通排出される排気ガス中のNOx成分を選択的に酸化分解させ、而してマフラー5内の電子放射極2には、その電圧がマイナス6000V以上で且そのパルス数が50キロパルス及び一つの電子放射極2の電子放射電力が最大9mW以下のマイナス高電圧直流パルス6を印加せしめて、残余の排気ガス成分を還元分解し低排気ガス化を実現するものである。
【0026】
インテークマニホールド1やシリンダー内、若しくはサブマフラー4やマフラー5内に配設される電子放射極2へ印加されるマイナス高電圧直流パルス6若しくはプラス高電圧直流パルス7の発生手段には特段の制約はなく、実質的にその電圧が3000V以上で且そのパルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極2への電子放射電力が最大でも9mW以下で印加できるものであれば使用可能であって、具体的なマイナス高電圧直流パルス6若しくはプラス高電圧直流パルス7の発生手段としては図5に示すものが例示される。
【0027】
即ち図5のAは高圧トランスを用いたマイナス高電圧直流パルス6の発生回路であって、この高圧トランスによる場合には適宜の入力6Aをサイクルチェンジャー若しくはインバーター等からなる周波数変換器6Bにより、少なくともその周波数が50KHz以上の所望高周波数に変換のうえ、高圧トランス6Cの一次側に入力させる。
そして該高圧トランス6Cの二次側は所望の高電圧で出力されるよう設計されてなるものであり、従って該高圧トランス6Cの二次側の一方側に整流器6Dを介してアースさせることにより、他方側からは半波整流されたマイナス高電圧直流パルス6を出力させることが可能となり、而も該マイナス高電圧直流パルス6の電子放射極2への印加に際して、電子放射電力が最大でも9mWを超えぬよう所要の抵抗6Eを介在させておくことが安全である。
【0028】
図5のBはイグニッションコイルを用いたマイナス高電圧直流パルス6の発生回路を示すもので、該イグニッションコイルによる手段は所要の高パルスを発生させるためコルピッツ発振回路60Aによりその周波数が50KHz以上の所望の高周波発信をなさしめたうえ、これを整流器60Bを介してパルス信号となしたうえ、かかるパルス信号に同期してバッテリー60Cの電圧が付加されてなるイグニッションコイル60Dの一次側電流をスイッチングトランジスタ60Eでオン、オフ電流信号として通電遮断させることにより、該イグニッションコイル60Dの一次側と二次側の相互誘導作用により、その二次側の一方からは所望の高電圧と且パルス数のマイナス高電圧直流パルス6が出力されるものである。
かかる場合に一次側に対して二次側コイルは所望のマイナス高電圧となるよう設計されており、而も電子放射極2への印加に際しては、その電子放射電力が最大でも9mWを超えぬよう適宜の抵抗60Fが介されている。
【0029】
更に図5のCはマイナス高電圧直流パルス6及びプラス高電圧直流パルス7の発生回路を示すものであって、かかる発生回路は適宜の入力61Aをサイクルチェンジャー若しくはインバーター等の周波数変換器61Bにより少なくとも50KHz以上の高周波数に変換のうえ一対組の高圧トランス61C、62Cの一次側に入力される。
この高圧トランス61C、62Cの二次側は少なくとも3000V以上の高電圧で出力されるよう形成されており一方の高圧トランス61Cの二次側の一方側は整流器63Dを介してアースされることにより、他方側からはマイナス高電圧直流パルス6として出力されるよう形成されており、更に他の高圧トランス62の二次側の一方側は整流器64Dを介してアースされることにより、他方側からはプラス高電圧直流パルス7が出力されるよう形成されてなるものである。当然にかかる場合のマイナス高電圧直流パルス6若しくはプラス高電圧直流パルス7のパルス数は、周波数変換器61Bにより変換された高周波数の半波整流されたパルス数として出力される。
【0030】
図6は本発明のブロック図であって、適宜数のインテークマニホールド1内に適宜数配設されてなるそれぞれの電子放射極2にはエンジンに供給される混合気を高電場と高密度マイナスイオン状態において燃焼させて、高燃焼性と高燃焼出力に伴う低燃費化を図るため、及びエキゾーストパイプに連接されるマフラー5内を高電場と高密度マイナスイオン状態において排出される排気ガス成分を還元分解し低排気ガス化を実現するため、該マフラー5内に絶縁体3を介して配設された電子放射極2には、マイナス高電圧直流パルス6が印加されるもので、該マイナス高電圧直流パルス6の印加はマイナス高電圧直流パルス6の出力部6Aに連結される適宜数のリードケーブル8によりそれぞれの電子放射極2に印加させても、或いはマイナス高電圧直流パルス6を一旦分電器9を介して分電させたうえリードケーブル8を経由して印加させても良い。
【0031】
マイナス高電圧直流パルス6の電子放射極2への印加に際して、電子放射電力を制限し放電防止のために介在させる抵抗6E、60Eはマイナス高電圧直流パルス6の発生回路内に介在させても或いは分電器9内に介在させる方法も採用される。他方排気ガス中のNOx成分は酸化分解による方法が極めて有利であるため、サブマフラー4内に絶縁体3で配設されてなる電子放射極2にプラス高電圧直流パルス7を同様な方法を以って印加させるものである。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上述べたように混合気が流通供給されるガソリンエンジンのインテークマニホールド内或いはディーゼルエンジンのシリンダー内に供給される混合気全体に均等に電子放射がなされるよう、電子放射極が絶縁体を介して適宜数配設され、且これら適宜数の電子放射極の放射先端相互間、及び導電性素材からなるインテークマニホールドやシリンダーの形成体との相互間が少なくとも9mm以上の放電防止間隔を以って配設されたうえ、その電圧が3000V以上で且パルス数が50キロパルス以上及び電子放射極一つの電子放射電力が最大9mW以下のマイナス高電圧直流パルスが印加されるため、高電圧と且高パルスによる過渡作用で放射先端から強度で且多量の電子放射がなされ、混合気中の水分子や炭化水素分子等が著しく低クラスター化と且十分な解離がなされて燃焼されるため、極めて高い燃焼性により燃焼出力が著しく増大するため、所定走行距離当りの著しい低燃費化が実現できる。
【0033】
そして引火性の高い混合気の供給量の変動に際しても電子放射極の放射先端相互や、該放射先端と導電性素材からなるインテークマニホールドやシリンダー形成体との相互間には十分な放電防止間隔が設けられ、而も一つの電子放射極の電子放射電力が最大でも9mW以下に制限されるため放電発生の危険がなく、且仮令過剰密度のマイナスイオンが発生しても導電性素材からなるインテークマニホールドやシリンダー形成体より漏出されるため過剰帯電が発生せず電子放射が長期に安定して放射される。
【0034】
加えて燃焼後の排気ガスを排出させるエキゾーストパイプに連接されるマフラー内にも、該排気ガス全体に亘って均等に電子放射がなされるよう電子放射極が絶縁体を介して配設されてなり、且これら電子放射極には更に高電圧の電圧が6000V以上で且パルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極の電子放射電力が最大でも9mW以下のマイナス高電圧直流パルスが印加されるため、一段と強度で且多量の電子放射がなされて排気ガス成分の低クラスター化と、且解離の促進により高電場と高密度マイナスイオン状態が保持され排気ガス成分が還元分解されて低排気ガス化が実現される。
【0035】
更に排気ガス中のNOx成分は酸化分解による分解性が高いため、サブマフラー内に絶縁体を介して配設される電子放射極に少なくとも6000V以上で且パルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極の電子放射電力が最大9mW以下のプラス高電圧直流パルスを印加させることにより、該サブマフラー内が高電場状態と且高密度プラスイオンの酸化状態に保持されるためNOx成分が選択的に酸化分解され、而も続いてマフラー内で還元分解されることと相俟って排気ガスが著しく低減化される。而も本発明は極めて安価且簡便な機具等で装備できる等、多くの特長を具備する自動車の低燃費化及び低排気ガス化方法といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インテークマニホールドの電子放射極配設側面断面図である。
【図2】インテークマニホールドの電子放射極配設断面説明図である。
【図3】サブマフラーの電子放射極配設断面説明図である。
【図4】サブマフラーとマフラーの酸化分解及び還元分解説明図である。
【図5】マイナス高電圧及びプラス高電圧直流パルス発生回路の例示図である。
【図6】本発明のブロック図である。
【符号の説明】
1  インテークマニホールド
1A 混合気
1B スロットルバルブ
2  電子放射極
2A 放射先端
3  絶縁体
4  サブマフラー
5  マフラー
6  マイナス高電圧直流パルス
6A 入力
6B 周波数変換器
6C 高圧トランス
6D 整流器
6E 抵抗
60A コルピッツ発振回路
60B 整流器
60C バッテリー
60D イグニッションコイル
60E スイッチングトランジスタ
60F 抵抗
7  プラス高電圧直流パルス
8  リードケーブル
9  分電器

Claims (3)

  1. ガソリンエンジンのインテークマニホールド内若しくはディーゼルエンジンのシリンダー内に、絶縁体を介して電子放射極が適宜数配設されてなり、且それぞれの電子放射極の放射先端相互間及び該放射先端とインテークマニホールド或いはシリンダー形成体相互間には少なくとも9mm以上の放電防止間隔が設けられ、而もそれぞれの電子放射極にはその電圧がマイナス3000V以上でパルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極からは最大9mW以下の電子放射電力となるようマイナス高電圧直流パルスが印加され、以って高電場且高密度マイナスイオン状態で燃焼させて高燃焼性と高燃焼出力に伴う低燃費化を図ることを特徴とする自動車の低燃費化方法。
  2. エキゾーストパイプに連接されるサブマフラー若しくはマフラー内に絶縁体を介して電子放射極が適宜数配設され、且それぞれの電子放射極の放射先端相互間及び該放射先端とサブマフラー或いはマフラー形成体相互間には、少なくとも18mm以上の放電防止間隔が設けられ、而もそれぞれの電子放射極にはその電圧がマイナス6000V以上でパルス数が50キロパルス以上及び一つの電子放射極からは、最大9mW以下の電子放射電力となるようマイナス高電圧直流パルスが印加され、以って高電場且高密度マイナスイオン状態で排気ガス成分の還元分解を図ることを特徴とする自動車の低排気ガス化方法。
  3. サブマフラー内に絶縁体を介して適宜数配設される電子放射極には、その電圧がプラス6000V以上でパルス数が50キロパルス、及び一つの電子放射極からは最大9mW以下の電子放射電力となるようプラス高電圧直流パルスが印加され、高電場且高酸化状態で排気ガス中のNOx成分を選択的に酸化分解させ、而してマフラー内で還元分解を図る請求項2記載の自動車の低排気ガス化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100783825B1 (ko) * 2006-12-22 2007-12-10 김관진 기체 활성화 장치
ITBG20100040A1 (it) * 2010-07-21 2012-01-22 Rossini Alberto Luigi Generatore ad alta tensione per assistenza elettrostatica alla stampa e all'accoppiamento di film, con eliminazione del fenomeno di scariche parassite pericolose in atmosfere esplosive e metodo di produzione del dispositivo di emissione.

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