JP2004043327A - Wood treating agent - Google Patents

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JP2004043327A JP2002200163A JP2002200163A JP2004043327A JP 2004043327 A JP2004043327 A JP 2004043327A JP 2002200163 A JP2002200163 A JP 2002200163A JP 2002200163 A JP2002200163 A JP 2002200163A JP 2004043327 A JP2004043327 A JP 2004043327A
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Katsuya Shimizu
清水 克也
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Asahi Chemical Co Ltd
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Asahi Kasei Chemicals Corp
Asahi Chemical Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a wood treating agent comprising a tropolone derivative as an active ingredient without causing problems such as metal corrosion or discoloration of an apparatus, or the like. <P>SOLUTION: This wood treating agent comprises the tropolone derivative and a chelating agent. Thereby, the wood treating agent comprising the tropolone derivative as the active ingredient without causing problems such as the metal corrosion or discoloration of the apparatus, or the like, is obtained. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材の防腐・防虫等処理剤に関する。特に、トロポロン誘導体を含有する薬剤であって、木材への薬剤の加圧注入時などにおいて、装置等の金属部分の腐食と着色が大幅に軽減された薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
木材の防腐、防虫を目的とし、ヒノキチオールなどのトロポロン誘導体を利用する技術は既に知られているが、ヒノキチオールなどのトロポロン誘導体は、鉄などの金属と錯体を形成しやすく、金属の腐食や着色といった問題を起こしやすい。例えば、炭素鋼製やステンレス製などの金属製の注入缶を用いてヒノキチオールを含有する木材処理剤を木材へ注入した場合には、注入缶が腐食したり着色したりするという問題がしばしば発生する。こうした問題を解決する技術として、水溶性アルカノールアミンを配合する技術が開示されている(特開2001−277208号公報)。しかしながらこの技術では、ヒノキチオールによる金属の腐食や着色を十分に抑制することは出来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、トロポロン誘導体を有効成分とする木材処理剤であって、装置等の金属腐食や着色の問題がない木材処理剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成した。すなわち、本発明は下記のとおりである。
1.トロポロン誘導体とキレート剤を含有することを特徴とする木材処理剤。
2.キレート剤がエチレンジアミン四酢酸またはその塩であることを特徴とする1.の木材処理剤。
3.トロポロン誘導体がヒノキチオールであることを特徴とする1.の木材処理剤。
4.トロポロン誘導体がヒノキチオールの金属塩および/または金属錯体であることを特徴とする1.の木材処理剤。
5.さらに、トロポロン誘導体以外の防菌防カビ剤および/または防虫剤を含有することを特徴とする1.〜4.のいずれかに記載の木材処理剤。
【0005】
【発明の実施の態様】
以下、本発明について、特にその好ましい実施態様を中心に具体的に説明する。
本発明においては、トロポロン誘導体に加え、キレート剤を含有することが必須要件である。キレート剤を含有しないと、装置等の金属部分と接触した場合の金属腐食や着色を十分に抑制できない。本発明で用いるキレート剤の種類は特に制限はないが、例えば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩(EDTA−2Na)、エチレンジアミン四酢酸4ナトリウム塩(EDTA−4Na)、シクロヘキサンジアミン四酢酸(CyDTA)およびその塩、ニトリロ三酢酸(NTA)およびその塩、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)およびその塩、ジヒドロキシエチルエチレンジアミン二酢酸(DHEDDA)およびその塩、ジエチレントリアミン六酢酸(DTPA)およびその塩、1,3−プロパンジアミン四酢酸(1,3−PDTA)およびその塩、トリエチレンテトラミン六酢酸(TTNA)およびその塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HIMDA)およびその塩、トリポリリン酸およびその塩、ヘキサメタリン酸およびその塩、1−ヒドロキシエチル−1,1−ジホスホン酸およびその塩などの他、L−グルタミン酸二酢酸およびその塩、L−アスパラギン酸二酢酸およびその塩、エチレンジアミン二コハク酸およびその塩、メチルグリシン二酢酸およびその塩などの生分解性キレート剤などがあげられる。
【0006】
本発明で用いるキレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩(EDTA−2Na)、エチレンジアミン四酢酸4ナトリウム塩(EDTA−4Na)、1−ヒドロキシエチル−1,1−ジホスホン酸およびその塩、メチルグリシン二酢酸およびその塩などが好ましく、更に好ましくはEDTA、EDTA−2Naである。
本発明におけるキレート剤の好ましい配合量は、トロポロン誘導体1重量部に対し、0.1〜100重量部であり、更に好ましくは0.5〜50重量部である。
【0007】
本発明でいうところのトロポロン誘導体とは、酸素官能基がフリーの化合物(式(1))はじめ、金属錯体または金属塩(式(2))、アシル体(式(3))、配糖体(式(4))などを包含するが、木材処理剤としての持続性、安定性に優れるという意味で、金属錯体および/又は金属塩が好ましい。
【0008】
【化1】

Figure 2004043327
【0009】
ただし、R、R、Rは、水素、または直鎖または分岐のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基を表し、直鎖状または分岐状を問わない。また不飽和結合が含まれていてもかまわない。また酸素、ケイ素、ハロゲンなどのヘテロ原子が含まれていてもかまわない。R、R、Rは、それぞれ同一でもよく、異なってもよい。
【0010】
アルキル基としては例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられる。
【0011】
アルケニル基としては一般式−CH=CRで表され、アルキニル基としては一般式−CH=C−Rで表される。R、Rは、それぞれ同一でも異なってもよく、水素または炭化水素基であり、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられる。
【0012】
シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−シクロペンテン−1−イル、2−シクロペンテン−1−イル、シクロペンタジエニル、シクロヘキシル、1−シクロヘキセン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1,3−シクロヘキサジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、シクロヘプチル、1−シクロヘプテン−1−イル、2−シクロヘプテン−1−イル、3−シクロヘプテン−1−イル、4−シクロヘプテン−1−イル、シクロオクチル、1−シクロオクテン−1−イル、2−シクロオクテン−1−イル、シクロノニル、シクロデシルなどが挙げられる。また酸素が含まれるものとしては、今まで述べた基に一般式−ORや一般式−COORで表される置換基を有するものが挙げられる。RやRは、それぞれ同一でも異なってもよく、水素または炭化水素基であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1,1−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられる。また今まで述べた基にケイ素やフッ素、塩素、臭素、ヨウ素のようなハロゲンが含まれていてもかまわない。
【0013】
上記式(1)で表されるトロポロン誘導体の中で、4位にイソプロピル基を有する4−イソプロピルトロポロン(β−ツヤプリシン、別名ヒノキチオール)、4−位にイソプロペニル基を有するβ−ドラブリン、3位にイソプロピル基を有するα−ツヤプリシン、5位にイソプロピル基を有するγ−ツヤプリシンは、青森ヒバや台湾ヒノキの精油中に含まれる天然物であり、その安全性の高さから本発明で用いるトロポロン誘導体として好ましい。最も好ましいのは、4−イソプロピルトロポロン(ヒノキチオール)である。
【0014】
ヒノキチオール(4−イソプロピルトロポロン)とは、前述のようにタイワンヒノキや青森ヒバの精油中に含まれる天然物であり、害虫忌避性・殺虫活性を有するのみならず、幅広い菌種に対し優れた抗菌・抗カビ性を有する極めて有用な結晶性物質である。本発明で用いる場合、ヒノキチオールは、天然品でも化学合成品でもかまわない。
【0015】
【化2】
Figure 2004043327
【0016】
ただし、式中Mは金属元素を表し、例えばNa、K、Mg、Ca、Zn、Ni、Fe、Cu、Al、Agなどがあげられる。式中nは金属の価数を表す。
【0017】
【化3】
Figure 2004043327
【0018】
ただし、Rは置換または無置換のアルキル基を表す。
【0019】
【化4】
Figure 2004043327
【0020】
ただし、ROHは糖類を表す。
本発明で用いるトロポロン誘導体は、天然抽出品でも、化学合成品でもかまわない。
金属錯体や塩の形態のトロポロン化合物の製法はとくに制限はなく、公知の方法で合成すればよい。例えば、酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体と水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを反応させれば、ナトリウム塩、カリウム塩を合成することができるし、酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体もしくはナトリウム塩またはカリウム塩の形態のトロポロン誘導体を、塩化銅、塩化亜鉛、塩化カルシウムなどの無機塩、ステアリン酸銅、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムなどの有機塩と反応させれば、金属錯体の形態のトロポロン化合物が合成できる。
【0021】
アシル体の形態のトロポロン誘導体の製造も一般的な手法で実施すればよく、例えば脂肪酸などのカルボン酸の酸塩化物もしくはエステルと酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体を反応させる方法や、酵素の存在下で脂肪酸などのカルボン酸と酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体を反応(エステル化)させる方法などがあげられる。例えば、酪酸、吉草酸、カプロン酸、オクタン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸などの酸塩化物と酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体を反応させる方法や、それらの酸と酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体をリパーゼやエステラーゼなどの酵素の存在下でエステル化する方法などがあげられる。
【0022】
配糖体の形態のトロポロン誘導体は、酸素官能基がフリーのトロポロン誘導体の水酸基と糖類(ROH)の水酸基を脱水縮合させてエーテル結合を形成させることで製造することができ、そのための一般的な手法を採用すればよい。糖類(ROH)としては特に制限はなく、一般的なものを用いればよく、例えばグルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトースなどのヘキソース、キシロース、アラビノースなどのペントソースなどの単糖類、プリメベロース、ゲンチオビオース、ルチノース、ストロファントビオース、セロビオースなどの二糖類、その他の多糖類あるいはそれらの誘導体を用いることができる。
【0023】
本発明においては、トロポロン誘導体をシクロデキストリンに包接された形態で含有させてもよい。その場合に用いるシクロデキストリン(CD)は特に制限はなく、例えば、α−CD、β−CD、γ−CD、分岐CD(例:グルコシル−CD、マルトシル−CDなど)、ヒドロキシプロピル化−CD、モノクロロトリアジノ−CD、メチル化−CD、アセチル化−CD、トリアセチル化−CDや、これらの混合物などがあげられる。
【0024】
本発明においては、トロポロン誘導体の他に用途に応じた防菌防カビ剤を更に含有してもよい。
防菌防カビ剤としては例えば、エチルアルコール、プロピルアルコール、2−プロパノール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、N−(2−ヒドロキシプロピル)−アミノメタノール、フェノキシエタノールなどのアルコール系防菌防カビ剤、フェノール、3−メチル4−イソプロピルフェノール、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、オルトフェニルフェノール、オルトフェニルフェノールナトリウム、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、メチルフェノール、パラクロロフェノール、トリブロムフェノール、3−メチル−4−クロロフェノール、4−クロロ−2−(フェニルメチル)フェノール、ものクロロ−2−フェニルフェノールなどのフェノール系防菌防カビ剤、ホルムアルデヒド、グルタールアルデヒド、α−ブロムシンナムアルデヒドなどのアルデヒド系防菌防カビ剤、安息香酸、安息香酸ナトリウム、10−ウンデシレン酸亜鉛、10−ウンデシレン酸ものエタノールアミド、オクタンさん、ヘキサジエン酸およびその塩、プロピオン酸およびその塩などのカルボン酸系防菌防カビ剤、グリセリン脂肪酸エステル、パラヒドロキシ安息香酸エステルなどのエステル系防菌防カビ剤、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニールエーテルなどのエーテル系防菌防カビ剤、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタンなどの防菌防カビ剤、過酸化水素、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、過酢酸などの過酸化物・エポキシ系防菌防カビ剤、ポリビニルピロリドンヨード、パラクロロフェニル−3−ヨードプロパギルフォマール、3−ヨード−2−プロパギルカーバメイト、塩素化イソシアヌール酸、1−[(ジヨードメチル)スルホニル]−4−メチルベンゼン、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N,N−ジメチル−N’−(ジクロロフルオロメチルチオ)−N’−フェニルスルファミド、1−ブロモ−3−エトキシカルボオキシ−1,2−ジヨード−1−プロペン、2,3,3−トリヨードアリルアルコール、α−クロロナフレンなどのハロゲン系防菌防カビ剤、8−オキシキノリン、2,3,5,6−テトラクロル−4−(メチルスルホニル)ピリジン、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、(2−ピリジルチオ−1−オキシド)ナトリウムなどのピリジン・キノリン系防菌防カビ剤、N,N’,N’−トリスヒドロキシエチルヘキサヒドロ−S−トリアジンなどのトリアジン系防菌防カビ剤、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾチアゾロンなどのイソチアゾロン系防菌防カビ剤、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンツイミダゾール、2−(4’−チアゾリル)−ベンツイミダゾール、2−メトキシカルボニルアミノベンツイミダゾールなどのイミダゾール・チアゾール系防菌防カビ剤、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、3−トリフルオロメチル4,4’−ジクロルカルバニリドなどのアニリド系防菌防カビ剤、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、クロルヘキシジングルコン酸塩などのビグアナイド系防菌防カビ剤、ビス(ジメチルチオカーバモイル)ジスルフィドなどのジスルフィド系防菌防カビ剤、アンモニウム−N−メチルジチオカーバメートソディウム−N−メチルジチオカーバメートなどのチオカーバメート系防菌防カビ剤、ポリグルコサミン、アミノグルコシドなどの糖質系防菌防カビ剤、ポリリジン、カテキン、イソチオシアン酸アリルなどの天然系防菌防カビ剤、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、セチルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、オクタデシルアミン酢酸塩、3−(トリメトキシクル)プロピルジメチルオクタデシルアンモニウムクロライド、ポリ[ポリメチレン(ジメチルイミニオ)クロライド]、ポリ[オキシエチレン(ジメチルイミニオ)エチレン(ジメチルイミニオ)エチレンジクロライド]、アルキル(ジアミノエチル)グリシン塩酸塩などの界面活性剤系防菌防カビ剤、10、10’−オキシビスフェノキサルシン、ナフテン酸亜鉛・ナフテン酸銅、8−オキシキノリン銅などの有機金属系防菌防カビ剤などの有機系防菌防カビ剤があげられる。また、シリカアルミナマグネシウム、リン酸カルシウム、シリカゲル、ガラス、ゼオライト、リン酸ジルコニウム、Ca・Zn・Alリン酸複塩、ケイ酸カルシウムなどの担体に銀、銅、亜鉛などの金属イオンを担持させた無機系防菌防カビ剤もあげられる。
【0025】
本発明においては、トロポロン誘導体の他に用途に応じた防虫剤を更に含有してもよい。防虫剤としては、例えば、ピレトリン、アレスリン、dl,d−T80−アレスリン、フタルスリン、d−T80−フタルスリン、レスメトリン、フラメトリン、d−T80−フラメトリン、フェノトリン、ペルメトリン、エトフェンプロックス、d,d−T80−プラレトリン、シフルトリン、イミプロトリン、シフェノトリン、d,d−T−シフェノトリン、トラロメトリン、シラフルオフェン、ビフェントリン、フルメトリン、フルバリネート、トランスフルトリン、テフラメトリン、テラレスリン、エムペントリンフェンフルトリンなどのピレスロイド剤、
【0026】
ジクロルボス、ダイアジノン、トリクロルホン、フェンチオン、ナレド、フェニトロチオン、テメホス、ピリダフェンチオン、クロルピリホスメチル、プロチオホス、プロペタンホス、クロルピリホス、ホキシム、テトラクロルビンホス、アザメチホスなどの有機リン剤、
【0027】
カルバリル、プロポクスル、フェノブカルブ、メトキサジアゾンなどのカーバメート剤、メトプレン、ジフルベンズロン、ピリプロキシフェン、シロマジン、トリフルムロン、ルフェヌロン、テフルベンズロン、ヒドラメチルノン、イミダクロプリド、アセタミプリド、TPIC(トリプロピルイソシアヌレート)、BDCP(ブロモジクロロフェノール)、イベルメクチン、フェプロニル、オルトジクロロベンゼンなどの昆虫成長制御剤、
【0028】
オクタクロロジプロピルエーテル、ピペロニルブトキサイド、サイネピリン500、サイネピリン222などの共力剤、エンペントリン、パラジクロルベンゼン、ナフタリン、しょうのう等の衣類防虫剤、ジメチルフタレート、ジエチルトルアミド、MGK−11、MGK−326、タブトレックス、イソピンピネリン、ベルガプテン、ザントトキシン、コクサギン、ジハイドロコクサギンなどの化学忌避剤、α−ピネン、ゲラニオール、シトロネラール、リナロールなどの忌避剤、 スペアミント(含有成分:リモネン、カルボンなど)、ナツメグ(含有成分:ゲラニオール、リナロール、オイゲノール、サフロール、ピネンなど)、ペパーミント(含有成分:メントール、ジャスモン、カルバクロール、リモネンなど)、シナモン(含有成分:シンナミックアルデヒド、オイゲノール、サフロール、シメン、ジペンテン、フェランドレン、ピネンなど)、クローブ(含有成分:フルフロール、オイゲノール、カリオフィレン、ピネンなど)、ユーカリ(含有成分:カフェン、フェンケン、フェランドレン、ピネン、シトロネラール、シネオールなど)、ガーリック(含有成分:ジアリルジスルフィドなど)、
【0029】
マージョラム(含有成分:カンファー、ボルネオール、テルピネオール、カリオフィレン、ピネン、サビネン、テルピネンなど)、パルマローザ(含有成分:ゲラニオール、シトロネロール、ファルネゾール、シトラール、シトロネラール、リモネンなど)、クミン(含有成分:クミンアルデヒド、ピネンなど)、コリアンダー(含有成分:ゲラニオール、リナロール、テルピネオール、ピネンなど)、オリガナム(含有成分:チモール、ピネンなど)、
【0030】
日本ハッカ油(含有成分:リモネン、メントン、メントールなど)、レモンピール、ローズマリー、シトロネラ、クローバ、タチジャコウソウ、ゼラニウム、月桂樹などの精油、ピーチ・ペースト、メロン・ペースト、パイナップルフレーバー、セロリー101などの植物香料、ヒノキ(含有成分:d−カジノール、T−カジノールなど)、
【0031】
ベイスギ、チーク、クイラ、ホウノキ、アスナロ、ヒノキアスナロ(青森ヒバ)(含有成分:α−ツヤプリシン、β−ツヤプリシン、γ−ツヤプリシン、β−ドラブリンなど)、タイワンヒノキ、木曽ヒノキ、イブキ、ハイネズミ、クロベ(ネズコ)、ウエスタン・レッド・シーダー、インセンスシーダー、ラジアータパイン(含有成分:β−テルピネオール、ボルネオール、フェンチルアルコールなど)などの樹木の精油などがあげられる。
【0032】
本発明の木材処理剤は、炭素鋼、ステンレス鋼(SUS304、SUS304L、SUS316、SUS316Lなど)、ニッケル、ニッケル合金(ハステロイB、ハステロイCなど)、銅合金(黄銅、青銅、白銅など)、チタン合金などあらゆる金属材料の腐食と着色防止に有効であるが、ステンレス鋼において特に有効である。ステンレス鋼は汎用性が最も高く、且つ安価なため、木材への薬液注入装置の部品や構造材料として広く用いられている。したがって、本発明がステンレス鋼に特に有効であることは意義深いことである。
【0033】
本発明の木材処理剤とは、木材の保護を目的とする薬剤であり、当該薬剤による木材処理の方法は特に限定されず、減圧・加圧注入法、浸漬法、塗布法など汎用の方法を採用すればよいが、減圧・加圧注入法において特に本発明の有用性が示される。減圧・加圧注入法とは、木材を金属製の注入缶に入れ、減圧下に薬液を注入した後、加圧して薬液を木材の内部まで浸透させる方法であり、広く採用されている方法であるが、トロポロン誘導体含有薬剤と金属材料の接触による金属腐食や着色が最も問題となりやすい方法である。
【0034】
本発明の木材処理剤においては、ジエチレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコール系溶剤や、ツインタイプの界面活性剤などを適宜配合することもできる。
以下、実施例等を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定されない。
なお、実施例等における各種評価は下記の方法に従った。また、ノニオン系界面活性剤としては、花王株式会社製「エマルゲン109P」(商品名)を用いた。ヒノキチオールは旭化成株式会社製を用いた。ヒノキチオールの金属錯体の合成方法(例)を以下に示した。
【0035】
<ヒノキチオールのカルシウム錯体の合成方法>
純水25gに96%水酸化ナトリウム0.3163gを溶解して水酸化ナトリウム水溶液を調製した。該水溶液に4−イソプロピルトロポロン(ヒノキチオール)1.2492gを加え、50℃で10分間撹拌して溶解させ、ヒノキチオールのナトリウム塩の水溶液を得た。該水溶液に対し、塩化カルシウム0.4234gを純水2gに溶解した塩化カルシウム水溶液を滴下し、ヒノキチオールのカルシウム錯体を析出させた。析出した錯体を吸引ろ過により捕集し、水洗した後乾燥し、ヒノキチオールのカルシウム錯体を得た。
【0036】
<金属材料の腐食性と着色度の評価>
25℃に保った木材処理剤10gにステンレス鋼(SUS304またはSUS316)の試験片(15mm×30mm×3mm)を1か月間浸漬し、浸漬前後の重量変化より試験片の腐食速度を求めた。また、一か月浸漬後の着色の程度を目視判定した。なお、表中の記号の意味は次のとおりである。
○:着色なし、△:着色あり、×:着色が著しい
【0037】
<木材の腐朽試験>
木材試験片としては、トロポロン誘導体を100g/mの割合で含有するように木材処理剤を加圧注入したスギ辺材(30×40×55mm)を用いた。腐朽菌はオオウズラタケを用いた。120℃で20分間殺菌した培養瓶内の寒天培地(麦芽抽出物2%、ペプトン1%)に菌糸体を培養し、その上にあらかじめ60℃で48時間乾燥後、デシケーター内で一晩酸化プロピレンによる殺菌を行なった木材試験片を置き、温度26℃、湿度70%以上に調節した培養室で3ヶ月腐朽させた。腐朽性の評価は、次の腐朽菌蔓延度で行なった。
腐朽菌蔓延度          基準
1          木材試験片に菌の蔓延が無い
2          菌が木材試験片の一部を覆う
3          菌が木材試験片全体を覆う
【0038】
<木材の防蟻性評価>
木材試験片としては、トロポロン誘導体を100g/mの割合で含有するように木材処理剤を加圧注入したスギ辺材(10×10×20mm)を用いた。木材試験片をイエシロアリの飼育槽中に無作為に一か月間配置し、試験前後の木材試験片の重量より、次式により重量減少率を求め、白蟻による食害の程度を評価した。
重量減少率(%)=(試験前重量−試験後重量)/試験前重量×100
【0039】
【実施例1〜3、比較例1〜3】
表1に記載の各成分を水に溶解し、表1に記載の数値で示される濃度(重量%)になるよう木材処理剤を調製した。各種評価結果を表1に示した。
実施例1〜3は、本発明の必須要件であるトロポロン誘導体とキレート剤をともに含有しているので、金属の腐食と着色が抑制できているのみならず、優れた木材防腐および防蟻効果が発現している。一方、比較例1〜2は、本発明の必須要件であるキレート剤を含有していないので、金属腐食と着色が認められる。比較例3は、本発明の必須要件であるトロポロン誘導体を含有していないので、木材防腐および防蟻の効果がともに極めて劣る結果となっている。
【0040】
【表1】
Figure 2004043327
【0041】
【発明の効果】
本発明により、装置等の金属腐食や着色の問題がない、トロポロン誘導体を有効成分とする木材処理剤を提供することが可能となる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a preservative and insect repellent for wood. In particular, the present invention relates to a drug containing a tropolone derivative, in which the corrosion and coloring of metal parts of devices and the like are significantly reduced when the drug is injected into wood under pressure.
[0002]
[Prior art]
Techniques that use tropolone derivatives such as hinokitiol for the purpose of preserving wood and controlling insects are already known.However, tropolone derivatives such as hinokitiol are likely to form complexes with metals such as iron, causing corrosion and coloring of metals. Prone to problems. For example, when a wood treating agent containing hinokitiol is injected into wood using a metal injection can made of carbon steel or stainless steel, the problem often arises that the injection can is corroded or colored. . As a technique for solving such a problem, a technique of blending a water-soluble alkanolamine is disclosed (JP-A-2001-277208). However, with this technique, it was not possible to sufficiently suppress metal corrosion and coloring due to hinokitiol.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a wood treating agent containing a tropolone derivative as an active ingredient, which does not have a problem of metal corrosion or coloring of an apparatus or the like.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies to solve the above-mentioned problems, and as a result, completed the present invention. That is, the present invention is as follows.
1. A wood treating agent comprising a tropolone derivative and a chelating agent.
2. 1. The chelating agent is ethylenediaminetetraacetic acid or a salt thereof. Wood treatment agent.
3. 1. The tropolone derivative is hinokitiol. Wood treatment agent.
4. 1. The tropolone derivative is a metal salt and / or metal complex of hinokitiol. Wood treatment agent.
5. Further, it contains a fungicide and / or insect repellent other than the tropolone derivative. ~ 4. The wood treatment agent according to any one of the above.
[0005]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS
Hereinafter, the present invention will be specifically described with particular emphasis on preferred embodiments.
In the present invention, it is an essential requirement that a chelating agent be contained in addition to the tropolone derivative. Without a chelating agent, metal corrosion and coloration in the case of contact with a metal part of an apparatus or the like cannot be sufficiently suppressed. The type of the chelating agent used in the present invention is not particularly limited. For example, ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), ethylenediaminetetraacetic acid disodium salt (EDTA-2Na), ethylenediaminetetraacetic acid tetrasodium salt (EDTA-4Na), cyclohexanediamine Tetraacetic acid (CyDTA) and its salts, nitrilotriacetic acid (NTA) and its salts, hydroxyethylethylenediaminetriacetic acid (HEDTA) and its salts, dihydroxyethylethylenediaminediacetic acid (DHEDDA) and its salts, diethylenetriaminehexaacetic acid (DTPA) and 1,3-propanediaminetetraacetic acid (1,3-PDTA) and its salts, triethylenetetramine hexaacetic acid (TTNA) and its salts, hydroxyethyliminodiacetic acid (HIMDA) and its salts, Lipolyphosphoric acid and its salts, hexametaphosphoric acid and its salts, 1-hydroxyethyl-1,1-diphosphonic acid and its salts, L-glutamic acid diacetate and its salts, L-aspartic acid diacetate and its salts, ethylenediamine Biodegradable chelating agents such as disuccinic acid and its salts, methylglycine diacetate and its salts, and the like.
[0006]
The chelating agent used in the present invention includes ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), ethylenediaminetetraacetic acid disodium salt (EDTA-2Na), ethylenediaminetetraacetic acid tetrasodium salt (EDTA-4Na), 1-hydroxyethyl-1,1-diphosphone Acids and salts thereof, methylglycine diacetate and salts thereof are preferred, and EDTA and EDTA-2Na are more preferred.
The preferred amount of the chelating agent in the present invention is 0.1 to 100 parts by weight, more preferably 0.5 to 50 parts by weight, per 1 part by weight of the tropolone derivative.
[0007]
The tropolone derivative referred to in the present invention includes compounds having free oxygen functional groups (formula (1)), metal complexes or metal salts (formula (2)), acyl compounds (formula (3)), glycosides. (Formula (4)) and the like, but a metal complex and / or a metal salt is preferable from the viewpoint of excellent durability and stability as a wood treating agent.
[0008]
Embedded image
Figure 2004043327
[0009]
Where R 1 , R 2 , R 3 Represents hydrogen or a linear or branched alkyl group, alkenyl group, alkynyl group, or cycloalkyl group, and may be linear or branched. Further, an unsaturated bond may be contained. Further, a hetero atom such as oxygen, silicon, or halogen may be contained. R 1 , R 2 , R 3 May be the same or different.
[0010]
Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, 1-methylbutyl, 2-methylbutyl, 3-methylbutyl, 1,1-dimethylpropyl , 1-methylpentyl, 2-methylpentyl, 3-methylpentyl, 4-methylpentyl, 1,1-dimethylbutyl, n-hexyl, n-octyl, n-nonyl, n-decyl, n-undecyl, n- Dodecyl, 2-propenyl, 2-methyl-2-propenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl, 5-hexenyl and the like.
[0011]
The alkenyl group has the general formula -CH = CR 6 R 7 Wherein the alkynyl group is represented by the general formula -CH = C-R 6 Is represented by R 6 , R 7 May be the same or different and are each a hydrogen or hydrocarbon group, such as methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, 1-methylbutyl, -Methylbutyl, 3-methylbutyl, 1,1-dimethylpropyl, 1-methylpentyl, 2-methylpentyl, 3-methylpentyl, 4-methylpentyl, 1,1-dimethylbutyl, n-hexyl, n-octyl, n -Nonyl, n-decyl, n-undecyl, n-dodecyl, 2-propenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl, 5-hexenyl and the like.
[0012]
Examples of the cycloalkyl group include cyclopropyl, cyclobutyl, cyclopentyl, 1-cyclopenten-1-yl, 2-cyclopenten-1-yl, cyclopentadienyl, cyclohexyl, 1-cyclohexen-1-yl, and 2-cyclohexen-1 -Yl, 3-cyclohexen-1-yl, 1,3-cyclohexadien-1-yl, 2,4-cyclohexadien-1-yl, cycloheptyl, 1-cyclohepten-1-yl, 2-cycloheptene-1- Il, 3-cyclohepten-1-yl, 4-cyclohepten-1-yl, cyclooctyl, 1-cycloocten-1-yl, 2-cycloocten-1-yl, cyclononyl, cyclodecyl and the like. In addition, as a compound containing oxygen, a group represented by the general formula -OR 8 Or general formula -COOR 9 And those having a substituent represented by R 8 And R 9 May be the same or different, and each represents a hydrogen or a hydrocarbon group, for example, methyl, ethyl, n-propyl, isopropyl, n-butyl, sec-butyl, tert-butyl, n-pentyl, 1-methylbutyl, 2-methylbutyl, 3-methylbutyl, 1,1-dimethylpropyl, 1-methylpentyl, 2-methylpentyl, 3-methylpentyl, 4-methylpentyl, 1,1-dimethylbutyl, n-hexyl, n-octyl, n-nonyl, n-decyl, n-undecyl, n-dodecyl, 2-propenyl, 2-butenyl, 3-butenyl, 2-hexenyl, 5-hexenyl and the like. The groups described so far may contain halogens such as silicon, fluorine, chlorine, bromine and iodine.
[0013]
Among the tropolone derivatives represented by the above formula (1), 4-isopropyltropolone having an isopropyl group at the 4-position (β-thyaprisin, also known as hinokitiol), β-drabulin having an isopropenyl group at the 4-position, and 3-position Is a natural product contained in the essential oils of Aomori Hiba and Taiwan Hinoki, and is a tropolone derivative used in the present invention because of its high safety. Is preferred. Most preferred is 4-isopropyltropolone (hinokitiol).
[0014]
Hinokitiol (4-isopropyltropolone) is a natural product contained in the essential oil of Taiwan cypress and Aomori Hiba, as described above, and has not only pest repellency and insecticidal activity, but also excellent antibacterial activity against a wide variety of bacterial species. -An extremely useful crystalline substance having antifungal properties. When used in the present invention, hinokitiol may be a natural product or a chemically synthesized product.
[0015]
Embedded image
Figure 2004043327
[0016]
Here, M in the formula represents a metal element, and examples thereof include Na, K, Mg, Ca, Zn, Ni, Fe, Cu, Al, and Ag. In the formula, n represents the valence of the metal.
[0017]
Embedded image
Figure 2004043327
[0018]
Where R 4 Represents a substituted or unsubstituted alkyl group.
[0019]
Embedded image
Figure 2004043327
[0020]
Where R 5 OH represents a saccharide.
The tropolone derivative used in the present invention may be a natural extract or a chemically synthesized product.
The method for producing the tropolone compound in the form of a metal complex or salt is not particularly limited, and may be synthesized by a known method. For example, a sodium salt or potassium salt can be synthesized by reacting a tropolone derivative free of an oxygen functional group with sodium hydroxide or potassium hydroxide, and a tropolone derivative or a sodium salt or a potassium salt free of an oxygen functional group can be obtained. A tropolone compound in the form of a metal complex is synthesized by reacting a tropolone derivative in the form of a salt with an inorganic salt such as copper chloride, zinc chloride or calcium chloride or an organic salt such as copper stearate, zinc stearate or calcium stearate. it can.
[0021]
The preparation of the tropolone derivative in the form of an acyl form may be carried out by a general method, for example, a method of reacting an acid chloride or ester of a carboxylic acid such as a fatty acid with a tropolone derivative whose oxygen functional group is free, or the presence of an enzyme. A method in which a carboxylic acid such as a fatty acid and a tropolone derivative whose oxygen functional group is free is reacted (esterified) under the following conditions. For example, acid chlorides such as butyric acid, valeric acid, caproic acid, octanoic acid, capric acid, lauric acid, myristic acid, palmitic acid, unsaturated fatty acids such as stearic acid, oleic acid, and unsaturated fatty acids such as linoleic acid and oxygen function Examples include a method of reacting a tropolone derivative whose group is free, and a method of esterifying the tropolone derivative whose acid and oxygen functional groups are free in the presence of an enzyme such as lipase or esterase.
[0022]
The tropolone derivative in the form of a glycoside has a hydroxyl group and a saccharide (R 5 It can be produced by dehydrating and condensing the hydroxyl group of OH) to form an ether bond, and a general method for that purpose may be employed. Sugars (R 5 There is no particular limitation on OH), and general ones may be used. For example, monosaccharides such as hexoses such as glucose, fructose, mannose and galactose, pentoses such as xylose and arabinose, primeverose, gentiobiose, rutinose, and strophan Disaccharides such as tobiose and cellobiose, other polysaccharides, and derivatives thereof can be used.
[0023]
In the present invention, the tropolone derivative may be contained in a form included in cyclodextrin. The cyclodextrin (CD) used in that case is not particularly limited, and examples thereof include α-CD, β-CD, γ-CD, branched CD (eg, glucosyl-CD, maltosyl-CD, etc.), hydroxypropylated-CD, Examples include monochlorotriazino-CD, methylated-CD, acetylated-CD, triacetylated-CD, and mixtures thereof.
[0024]
In the present invention, in addition to the tropolone derivative, a fungicide / fungicide according to the intended use may be further contained.
Examples of the antifungal agent include alcohols such as ethyl alcohol, propyl alcohol, 2-propanol, 2-bromo-2-nitro-1,3-propanediol, N- (2-hydroxypropyl) -aminomethanol, and phenoxyethanol. Fungicides, phenol, 3-methyl-4-isopropylphenol, 2-isopropyl-5-methylphenol, orthophenylphenol, sodium orthophenylphenol, 4-chloro-3,5-dimethylphenol, methylphenol, para Phenol-based fungicides such as chlorophenol, tribromophenol, 3-methyl-4-chlorophenol, 4-chloro-2- (phenylmethyl) phenol, chloro-2-phenylphenol, formaldehyde, glutaria Aldehydes, aldehyde-based fungicides such as α-bromocinnamaldehyde, benzoic acid, sodium benzoate, 10-undecylenic acid, ethanolamide such as 10-undecylenic acid, octane, hexadienoic acid and salts thereof, propionic acid and Carboxylic acid-based fungicide such as salts thereof, glycerin fatty acid ester, ester-based fungicide such as parahydroxybenzoate, 2,4,4'-trichloro-2'-hydroxydiphenyl ether, etc. Ether-based fungicides, fungicides such as 2,4,5,6-tetrachloroisophthalonitrile, 1,2-dibromo-2,4-dicyanobtan, hydrogen peroxide, ethylene oxide, propylene oxide , Peracetic acid and other peroxide / epoxy fungicides, polyvinylpyrrolidone , Parachlorophenyl-3-iodopropargylformal, 3-iodo-2-propargylcarbamate, chlorinated isocyanuric acid, 1-[(diiodomethyl) sulfonyl] -4-methylbenzene, N- (fluorodichloromethylthio)- Phthalimide, N, N-dimethyl-N '-(dichlorofluoromethylthio) -N'-phenylsulfamide, 1-bromo-3-ethoxycarboxy-1,2-diiodo-1-propene, 2,3,3 -Halogen-based fungicides such as triiodoallyl alcohol, α-chloronaphrene, 8-oxyquinoline, 2,3,5,6-tetrachloro-4- (methylsulfonyl) pyridine, bis (2-pyridylthio-1-) Pyridine / quinoline compounds such as (oxide) zinc and (2-pyridylthio-1-oxide) sodium Fungicide for fungi; triazine-based fungicide such as N, N ', N'-trishydroxyethylhexahydro-S-triazine;5-chloro-2-methyl-4-isothiazolin-3-one; Isothiazolone-based fungicides such as methyl-4-isothiazolin-3-one, 2-n-octyl-4-isothiazolin-3-one and 1,2-benzothiazolone, 2- (4-thiocyanomethylthio) benzimidazole , 2- (4′-thiazolyl) -benzimidazole, 2-methoxycarbonylaminobenzimidazole and other imidazole / thiazole fungicides, 3,4,4′-trichlorocarbanilide, 3-trifluoromethyl 4 Anilide-based fungicides such as 4,4'-dichlorocarbanilide, polyhexamethylene biguanidine hydrochloride, chlorhexyl Biguanide-based fungicide such as cisidine gluconate; disulfide-based fungicide such as bis (dimethylthiocarbamoyl) disulfide; thiocarbamate such as ammonium-N-methyldithiocarbamate sodium-N-methyldithiocarbamate Fungicides, saccharide-based fungicides such as polyglucosamine and aminoglucoside, natural fungicides such as polylysine, catechin, allyl isothiocyanate, alkyldimethylbenzylammonium chloride, didecyldimethylammonium Chloride, cetyldimethylbenzylammonium chloride, octadecylamine acetate, 3- (trimethoxycle) propyldimethyloctadecylammonium chloride, poly [polymethylene (dimethyliminio) chloride] Surfactants such as poly [oxyethylene (dimethyliminio) ethylene (dimethyliminio) ethylenedichloride], alkyl (diaminoethyl) glycine hydrochloride, 10,10′-oxybisphenoxalcin; Organic fungicides and fungicides such as organometallic fungicides such as zinc naphthenate / copper naphthenate and copper 8-oxyquinoline. In addition, inorganic materials in which metal ions such as silver, copper, and zinc are supported on a carrier such as silica-alumina magnesium, calcium phosphate, silica gel, glass, zeolite, zirconium phosphate, Ca / Zn / Al phosphate double salt, and calcium silicate. Antibacterial and antifungal agents are also included.
[0025]
In the present invention, an insect repellent suitable for the intended use may be further contained in addition to the tropolone derivative. Examples of insect repellents include pyrethrin, arrestrin, dl, d-T80-aresulin, phthalthrine, d-T80-phthalthrine, resmethrin, framethrin, d-T80-flametrin, phenothrin, permethrin, etofenprox, d, d-T80. Pyrethroids such as praletrin, cyfluthrin, imiprothrin, cyphenothrin, d, dT-cyphenothrin, tralomethrin, silafluofen, bifenthrin, flumethrin, fluvalinate, transfluthrin, teframethrin, terarethrin, empentrin fenfluthrin,
[0026]
Organic phosphorus agents such as dichlorvos, diazinon, trichlorfon, fenthion, naled, fenitrothion, temefos, pyridafenthion, chlorpyrifosmethyl, prothiophos, propetanphos, chlorpyrifos, phoxime, tetrachlorbinphos, azamethiphos,
[0027]
Carbamates such as carbaryl, propoxur, fenobcarb, and methoxadiazone, methoprene, diflubenzuron, pyriproxyfen, cyromazine, triflumuron, lufenuron, teflubenzuron, hydramethylnon, imidacloprid, acetamiprid, TPIC (tripropyl isocyanurate), and BDCP (bromophenol) Insect growth regulators such as, ivermectin, fepronil, orthodichlorobenzene,
[0028]
Synergists such as octachlorodipropyl ether, piperonyl butoxide, sinepiline 500, and sinepiline 222; clothing repellents such as empentrin, paradichlorobenzene, naphthalene, camphor, dimethylphthalate, diethyltoluamide, MGK-11 , MGK-326, tabtrex, isopinerinel, bergapten, zantoxin, coxsagine, dihydrocoxsagine, and other chemical repellents, α-pinene, geraniol, citronellal, linalool, and other repellents, spearmint (containing components: limonene, carvone, etc.) ), Nutmeg (containing ingredients: geraniol, linalool, eugenol, safrole, pinene, etc.), peppermint (containing ingredients: menthol, jasmon, carvacrol, limonene, etc.), cinnamon (containing ingredients : Cinamic aldehyde, eugenol, safrole, cymene, dipentene, ferrandrene, pinene, etc., cloves (containing components: furfurol, eugenol, caryophyllene, pinene, etc.), eucalyptus (containing components: kaphen, fenken, ferrandren, pinene, Citronellal, cineol, etc.), garlic (containing component: diallyl disulfide, etc.),
[0029]
Marjoram (containing ingredients: camphor, borneol, terpineol, caryophyllene, pinene, sabinene, terpinene, etc.), palmarosa (containing ingredients: geraniol, citronellol, farnesol, citral, citronellal, limonene, etc.), cumin (containing ingredients: cuminaldehyde, pinene, etc.) ), Coriander (containing ingredients: geraniol, linalool, terpineol, pinene, etc.), origanum (containing ingredients: thymol, pinene, etc.),
[0030]
Japanese peppermint oil (Ingredients: limonene, menthone, menthol, etc.), essential oils such as lemon peel, rosemary, citronella, clover, tachikosou, geranium, laurel, peach paste, melon paste, pineapple flavor, celery 101, etc. Plant flavors, hinoki (ingredients: d-casinole, T-casinole, etc.),
[0031]
Japanese cedar, teak, quilla, spinach, asunaro, hinoki asunaro (Aomori Hiba) (containing components: α-tsuyaprisin, β-tsuyaprisin, γ-tuyaprisin, β-dorablin, etc.), Taiwan hinoki, Kiso hinoki, Ibuki, shrew, Kurobe ( And essential oils of trees such as cats, western red cedar, incense cedar, and radiatapine (containing components: β-terpineol, borneol, fentyl alcohol, etc.).
[0032]
The wood treating agent of the present invention includes carbon steel, stainless steel (SUS304, SUS304L, SUS316, SUS316L, etc.), nickel, nickel alloy (Hastelloy B, Hastelloy C, etc.), copper alloy (brass, bronze, white copper, etc.), titanium alloy It is effective in preventing corrosion and coloring of all metallic materials, but is particularly effective in stainless steel. Since stainless steel has the highest versatility and is inexpensive, it is widely used as a component or a structural material of a chemical liquid injection device for wood. Therefore, it is significant that the present invention is particularly effective for stainless steel.
[0033]
The wood treatment agent of the present invention is a chemical for the purpose of protecting wood, and the method of treating wood with the chemical is not particularly limited, and a general-purpose method such as a reduced pressure / pressure injection method, a dipping method, and a coating method can be used. Although it may be adopted, the utility of the present invention is particularly shown in the reduced pressure / pressure injection method. The decompression / pressure injection method is a method that puts wood into a metal injection can, injects a chemical under reduced pressure, and then pressurizes the chemical to penetrate the interior of the wood. However, metal corrosion and coloring due to contact between a tropolone derivative-containing drug and a metal material are the most likely problems.
[0034]
In the wood treating agent of the present invention, a glycol-based solvent such as diethylene glycol monomethyl ether, a twin-type surfactant, and the like can be appropriately compounded.
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and the like, but the present invention is not limited thereto.
Various evaluations in Examples and the like were performed according to the following methods. As the nonionic surfactant, “Emulgen 109P” (trade name) manufactured by Kao Corporation was used. Hinokitiol was manufactured by Asahi Kasei Corporation. A method for synthesizing a metal complex of hinokitiol (example) is shown below.
[0035]
<Method for synthesizing calcium complex of hinokitiol>
0.3163 g of 96% sodium hydroxide was dissolved in 25 g of pure water to prepare an aqueous sodium hydroxide solution. 1.2492 g of 4-isopropyltropolone (hinokitiol) was added to the aqueous solution and dissolved by stirring at 50 ° C. for 10 minutes to obtain an aqueous solution of sodium salt of hinokitiol. An aqueous solution of calcium chloride obtained by dissolving 0.4234 g of calcium chloride in 2 g of pure water was added dropwise to the aqueous solution to precipitate a calcium complex of hinokitiol. The precipitated complex was collected by suction filtration, washed with water and dried to obtain a hinokitiol calcium complex.
[0036]
<Evaluation of corrosiveness and coloring of metal materials>
A test piece (15 mm × 30 mm × 3 mm) of stainless steel (SUS304 or SUS316) was immersed in 10 g of the wood treating agent kept at 25 ° C. for one month, and the corrosion rate of the test piece was determined from the weight change before and after immersion. The degree of coloring after immersion for one month was visually determined. The meanings of the symbols in the table are as follows.
:: no coloring, △: coloring, ×: marked coloring
[0037]
<Wood decay test>
As a wood specimen, the tropolone derivative was 100 g / m2. 3 A cedar sapwood (30 × 40 × 55 mm) into which a wood treatment agent was injected under pressure so as to be contained at a ratio of 30 × 40 × 55 mm was used. The decay fungus used was Japanese quail mushroom. The mycelium was cultured on an agar medium (malt extract 2%, peptone 1%) in a culture bottle sterilized at 120 ° C. for 20 minutes, dried on it at 60 ° C. for 48 hours, and then propylene oxide overnight in a desiccator. A wood test piece sterilized by the above method was placed, and decayed for 3 months in a culture room adjusted to a temperature of 26 ° C. and a humidity of 70% or more. The decay property was evaluated based on the following rot fungi.
Decomposition fungus standard
1 There is no spread of bacteria on wood specimens
2 bacteria cover part of wood specimen
3 bacteria cover the whole wood specimen
[0038]
<Evaluation of wood termite resistance>
As a wood specimen, the tropolone derivative was 100 g / m2. 3 A cedar sapwood (10 × 10 × 20 mm) into which a wood treating agent was injected under pressure so as to be contained at a ratio of 10% was used. The wood test pieces were randomly placed in a house termite breeding tank for one month, and the weight loss of the wood test pieces before and after the test was determined by the following formula to evaluate the degree of termite damage by termites.
Weight loss rate (%) = (weight before test−weight after test) / weight before test × 100
[0039]
Examples 1-3, Comparative Examples 1-3
Each component shown in Table 1 was dissolved in water, and a wood treating agent was prepared so that the concentration (% by weight) shown in Table 1 could be obtained. Table 1 shows various evaluation results.
Since Examples 1 to 3 contain both the tropolone derivative and the chelating agent, which are essential requirements of the present invention, not only the corrosion and coloring of the metal can be suppressed, but also the excellent wood preservative and anti-termite effects are obtained. Has been expressed. On the other hand, Comparative Examples 1 and 2 do not contain the chelating agent, which is an essential requirement of the present invention, so that metal corrosion and coloring are recognized. Comparative Example 3 does not contain the tropolone derivative, which is an essential requirement of the present invention, and as a result, both the wood preservation and the termite control effects are extremely poor.
[0040]
[Table 1]
Figure 2004043327
[0041]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to provide the wood treatment agent which has a tropolone derivative as an active ingredient, without a problem of metal corrosion and coloring of an apparatus etc.

Claims (5)

トロポロン誘導体とキレート剤を含有することを特徴とする木材処理剤。A wood treating agent comprising a tropolone derivative and a chelating agent. キレート剤がエチレンジアミン四酢酸またはその塩であることを特徴とする請求項1記載の木材処理剤。The wood treating agent according to claim 1, wherein the chelating agent is ethylenediaminetetraacetic acid or a salt thereof. トロポロン誘導体がヒノキチオールであることを特徴とする請求項1記載の木材処理剤。The wood treatment agent according to claim 1, wherein the tropolone derivative is hinokitiol. トロポロン誘導体がヒノキチオールの金属塩および/または金属錯体であることを特徴とする請求項1記載の木材処理剤。The wood treatment agent according to claim 1, wherein the tropolone derivative is a metal salt and / or metal complex of hinokitiol. さらに、トロポロン誘導体以外の防菌防カビ剤および/または防虫剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の木材処理剤。The wood treating agent according to any one of claims 1 to 4, further comprising a fungicide and / or a fungicide other than the tropolone derivative.
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