JP2004042968A - エアゾール容器 - Google Patents

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JP2004042968A
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aerosol container
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JP2002203695A
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English (en)
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Minoru Takekoshi
竹腰 實
Hideki Taguchi
田口 秀樹
Seiichiro Akane
赤根 正一朗
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Takeuchi Press Industries Co Ltd
Original Assignee
Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Abstract

【課題】内容物及びプロペラントの漏洩を防止すると共に、ビード部の天面の腐食を防止したエアゾール容器。
【解決手段】金属材料からインパクト成形、絞り加工または絞りしごき加工によって造られ、ビード部3を含む容器本体1の内面に、内面塗料が塗装されたエアゾール容器において、ビード部3の天面3aを切削しないで、ビード部3の天面3aに補正内面塗料4を塗装したことを特徴とするエアゾール容器である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エアゾール容器に関し、さらに詳しくは容器本体の開口部にバルブをクリンチした後において、内容物またはプロペラントの漏洩を防止すると共に、ビード部の天面の腐食を防止したエアゾール容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エアゾール容器の内面及びビード部には、エポキシフェノール系樹脂、エポキシアミノ系樹脂、ビニール系樹脂等の各種の内面塗装が施されている。これは、容器本体の内壁を形成しているアルミニウム等の金属が、容器本体内に充填された内容物によって腐食され、或いは容器本体から金属が内容物によって溶出され、内容物中に混入するのを防止するためである。そして、この内面塗装後に、エアゾール容器の開口部には、ネッキング加工により開口部が絞り込まれると共にビード部が形成されるが、このネッキング加工、ビード加工等により、ビード部の表面には複数の皺が形成される。このため、バルブをクリンチして密閉した後、内容物やプロペラントがこの皺を伝って外部に漏洩する欠点があった。
【0003】
そこで、従来、このビード部の天面を切削して表面の皺を取り去った後、この切削した平面上に、補正内面塗料を塗装することにより、内容物またはプロペラントが皺を伝って漏洩するのを防止していた。図7は、従来のエアゾール容器50の開口部51を示す図面であり、この開口部51には、ビード部52が形成されているが、このビード部52には複数の皺53(A矢視図)が形成されている。エアゾール容器50には、内容物及びプロペラントが充填された後、このビード部52に、バルブ54がクリンチされ、容器本体50の開口部51が密封されている。そして、従来、ビード部52とバルブ54のマウンテイングカップ55との隙間から、皺53を伝って内容物またはプロペラントが漏洩するため、これを防止するため、図6に示すように、ビード部52の天面を切削し、平面部52aを形成した後、その上に補正内面塗料56を塗装することにより漏洩を防止していた。
【0004】
しかしながら、ビード部52の天面を一部切削して、補正内面塗料56を塗装する場合、当初に塗装された内面塗料がビード部52の表面から切削により取り除かれ、金属が露出した状態のビード部52に補正内面塗料56が塗装される。そして、ビード部52に補正内面塗料56がずれて塗装されたり、補正内面塗料56が一部が欠如して塗装されたり、露出した金属部分を補正内面塗料56が被覆しない場合には、内容物によってこの露出した金属部分が腐食するという大きな欠点があった。
【0005】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、ビード部とマウンティングカップの隙間から、内容物及びプロペラントの漏洩を防止し、かつビード部の腐食を防止したエアゾール容器を提供することを目的とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この課題を解決するため、この発明は、金属材料からインパクト成形、絞り加工または絞りしごき加工によって造られ、ビード部を含む容器本体の内面に、内面塗料が塗装されたエアゾール容器において、ビード部の天面を切削しないで、ビード部の天面に補正内面塗料を塗装したことを特徴とするエアゾール容器である。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。1は、容器本体である。この容器本体1の開口部2には、ビード部3が形成されている。このビード部3の天面3aには、補正内面塗料4が塗装されている。そして、この発明の特徴は、ビード部3の天面3aを切削しない点にある。一般的に天面を切削する理由は、第1に皺を完全に削除すること、第2に補正内面塗料とビード部の密着性を高めるためである。しかし、発明者等は後で補正内面塗料4を塗装する場合は、ビード部の天面3aを切削した場合と、切削しない場合とでは、内容物及びプロペラントの漏洩する量がそれほど変わらないことを発見すると共に、逆に天面3aを切削することにより、露出した金属の部分が内容物により腐食を引き起こしたり、切削した金属露出部分が補正内面塗料4で覆われていても、内容物が浸透することにより、切削した金属露出部分が腐食を引き起こす弊害を発見した。
【0008】
そこで、ビード部3の天面3aを切削しないで、補正内面塗装4を施すことを見出したのである。製造工程として、容器本体1の開口部2には、内面塗装後にネッキング加工、ビード加工が施され、次に補正内面塗装4が施され、内容物及びプロペラントが充填された後、バルブ5がクリンチされて密封される。補正内面塗料4としては、紫外線硬化型の樹脂として、例えば脂環式エポキシ化合物であるカチオン硬化型若しくはカチオン−ラジカルハイブリッド硬化型樹脂があり、またエポキシフェノール系、エポキシアミノ系等の熱硬化性樹脂、ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、ホットメルト等の熱可塑性樹脂または2液硬化型の樹脂、ゴム系の弾性ある樹脂で構成される塗料が適する。なお、エポキシフェノール系樹脂、エポキシアミノ系樹脂、ビニール系樹脂等の当初に塗装された各種の内面塗装を、補正内面塗装4として二度塗装してもよい。このような補正内面塗料4が塗装されたエアゾール容器としては、図3に示すように、プロペラントと内容物が混合して充填される通常のエアゾール容器の他に、図4に示すように、容器本体11内に、内筒17を懸吊した通称バリアパックや、図5に示すように、容器本体21内に内装される内筒27の底部が、容器本体21内の底部に密接するタイプの二重エアゾール容器に適用される。
【0009】
【実施例】
この発明の具体的試験結果を次に示す。
<試験条件>
・エアゾール容器;エアゾール容器内にプロペラント、内容物を充填
・漏れ試験;50°Cの雰囲気温度にて4週間放置し、重量の減少量を計測。
【表1】
Figure 2004042968
なお、LPG3.5をプロペラントとし、シャンプーを内容物として充填したエアゾール容器を、上記と同様の条件で、50°Cの雰囲気温度にて4週間放置し、ビード部の変化を観察した。その結果、天面3aを切削したビード部3に、補正内面塗料4を塗装した試料について、ビード部3の天面3aの腐食が観察された。しかし、天面3aを切削しないビード部3に、補正内面塗料4を塗装した試料には、ビード部3の天面3aの腐食は認められなかった。そして、上記表1の漏れ試験結果から、天面3aを切削したビード部3に、補正内面塗料4を塗装した試料と、天面3aを切削しないビード部3に、補正内面塗料4を塗装した試料は、共に内容物及びプロペラントの漏洩による減少量に大きな差異は認められなかった。しかし、ビード部3のみで、補正内面塗料4を施さない試料と比較すると、漏洩による減少量に著しい差異があることがわかった。
【0010】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、この発明によれば、エアゾール容器の開口部に、バルブをクリンチした後において、内容物またはプロペラントの漏洩を確実に防止できると共に、ビード部の天面の腐食を完全に防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアゾール容器のビード部に、補正内面塗料を塗装した状態を示す一部拡大断面図。
【図2】この発明に係るエアゾール容器のビード部に、補正内面塗料を塗装した状態を示す拡大断面図。
【図3】この発明に係る補正内面塗料を塗装したエアゾール容器に、プロペラントと内容物が混合して充填されたエアゾール容器を示す断面図。
【図4】この発明に係る補正内面塗料を塗装したエアゾール容器に、内筒を懸吊したバリアパックを示す断面図。
【図5】この発明に係る補正内面塗料を塗装したエアゾール容器内に、内筒を載置した二重エアゾール容器を示す断面図。
【図6】従来のエアゾール容器のビード部の天面を切削し、補正内面塗料を塗装した状態を示す断面図。
【図7】従来のエアゾール容器のビード部とバルブを示す断面図。
【符号の説明】
1 容器本体
3  ビード部
3a 天面
4  補正内面塗料

Claims (1)

  1. 金属材料からインパクト成形、絞り加工または絞りしごき加工によって造られ、ビード部を含む容器本体の内面に、内面塗料が塗装されたエアゾール容器において、ビード部の天面を切削しないで、ビード部の天面に補正内面塗料を塗装したことを特徴とするエアゾール容器。
JP2002203695A 2002-07-12 2002-07-12 エアゾール容器 Pending JP2004042968A (ja)

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