JP2004042530A - 画像形成システム、画像形成装置、及び情報提供装置 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、及び情報提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の課題は、プリンタドライバを備えていない端末から送信された画像データを、直接出力可能であり、出力開始までにかかる時間を短縮するとともに、ユーザにとって利用しやすい画像形成システム、画像形成装置、及び情報提供装置を提供することである。
【解決手段】以上のように、通信システム100において、印刷装置1は、PC5又は携帯通信端末から印刷対象の画像データを受信すると、受信した画像データを処理するために必要なアプリケーションが自装置内に記憶されていなければ、アプリケーション提供サービスを実施するダウンロードサーバ3から必要なアプリケーションをダウンロードして、画像データを印刷する。また、ダウンロードサーバ3は、アプリケーション提供サービスを運営し、本サービスの登録ユーザに、使用制限を設けてアプリケーションを提供し、課金を行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データの出力処理を行う画像形成システム、画像形成装置、及び情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、コピー機、プリンタ、ファクシミリ装置、スキャナ装置、それらを複合した複合機など様々な画像形成装置が普及しており、これらの画像形成装置をLAN(Local Area Network)などによりホスト端末と接続し、ホスト端末から画像形成装置に画像データを送信して出力させる画像形成システムが広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の画像形成システムにおいては、ホスト端末が携帯電話やPDAなどの携帯通信端末である場合、又はプリンタドライバを備えていないコンピュータである場合には、画像データを印刷するためには、これらの端末からプリンタドライバを有するパソコンなどに画像データを一旦送信し、更にパソコンから画像形成装置に画像データを送信して印刷しなければならず、画像形成装置に直接画像データを送信して印刷させることができず、印刷を開始するまでに時間がかかっていた。また、プリンタドライバを持たない端末から画像形成装置に印刷処理を直接実行させるためのプログラムが市販されているが、高価であるためユーザにとっては利用しにくかった。
【0004】
本発明の課題は、プリンタドライバを備えていない端末から送信された画像データを、直接出力可能であり、出力開始までにかかる時間を短縮するとともに、ユーザにとって利用しやすい画像形成システム、画像形成装置、及び情報提供装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決する為、以下のような特徴を備えている。
【0006】
請求項1記載の発明は、
ホスト端末と、該ホスト端末から画像データを受信する受信手段及び該画像データを出力する出力手段を備えた画像形成装置と、情報提供装置とが通信ネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて、
前記ホスト端末は、
前記画像形成装置に画像データを送信する画像データ送信手段を備え、
前記画像形成装置は、
前記受信手段により受信された画像データのデータ形式を識別する識別手段と、
前記識別手段により識別されたデータ形式を処理可能なプログラムを要求する要求データを前記情報提供装置に送信する要求データ送信手段と、
を備え、
前記情報提供装置は、
データ処理用のプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
前記画像形成装置から前記要求データを受信する要求データ受信手段と、
前記要求データ受信手段により受信された要求データにより要求されたプログラムを前記プログラム記憶手段から読み出して前記画像形成装置に送信するプログラム送信手段と、
を備え、
前記画像形成装置は、前記受信手段により前記情報提供装置から前記画像データを処理可能なプログラムを受信し、該プログラムを利用して前記出力手段により前記画像データを出力することを特徴としている。
【0007】
請求項5記載の発明は、
通信ネットワークを介して外部から画像データを受信する受信手段及び該画像データを出力する出力手段を備えた画像形成装置において、
前記画像データを処理可能なプログラムを要求する要求データを、プログラムを提供する情報提供装置に送信する要求データ送信手段を備え、
前記出力手段は、前記受信手段により前記情報提供装置から前記画像データを処理可能なプログラムが受信された場合に、該プログラムを利用して前記画像データを出力することを特徴としている。
【0008】
請求項6記載の発明は、
データ処理用のプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
通信ネットワークを介して画像形成装置からプログラムの要求データを受信する要求データ受信手段と、
前記要求データ受信手段により受信された要求データにより要求されたプログラムを前記プログラム記憶手段から読み出して、通信ネットワークを介して前記画像形成装置に送信するプログラム送信手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
請求項1、5、6の何れか一つに記載の発明によれば、プリンタドライバを備えないホスト端末から画像形成装置に直接画像データを送信して出力させることができる。これにより、出力開始までにかかる時間を短縮し、画像データを効率良く出力させることができる。また、高価なプログラムを購入する必要がないため、ユーザにとって利用しやすい。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記受信手段により前記情報提供装置から受信されたプログラムのヘッダには、該プログラムの利用を制限する制限情報が含まれ、
前記画像形成装置は、
前記受信手段により受信されたプログラムを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されたプログラムを前記制限情報に基づいて削除する削除手段と、
を更に備えることを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、情報提供装置が提供するプログラムの利用を制限して、プログラムの著作権を保護することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、
前記制限情報には、該制限情報が含まれるプログラムの起動回数、該プログラムを利用して実行されたデータの出力処理回数、該プログラムの複製回数、及び該プログラムが前記情報提供装置から送信されてから経過した時間のうち、少なくとも何れか一つの情報が含まれることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明によれば、情報提供装置から画像形成装置に送信されたプログラムの起動回数や、このプログラムを利用して実行されたデータの出力処理回数や、このプログラムの複製回数や、このプログラムが情報提供装置から送信されてから経過した時間などによリプログラムの利用を制限し、プログラムの著作権を保護することができる。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一つに記載の発明において、
前記情報提供装置は、
前記プログラム送信手段により前記画像形成装置に送信したプログラムの送信量又は前記画像形成装置における該プログラムの使用量に基づいて算出されるアプリケーション利用値が閾値以下の場合に、一定金額を課金し、前記アプリケーション利用値が閾値を越える場合に、追加課金を行う課金手段を更に備えることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、プログラムの提供に伴い、一定金額までは一律に課金するため、都度課金が発生せず、課金処理を簡便化することができる。また、提供したプログラムの種別、送信回数、使用回数などに基づいて追加金額を課金するため、ユーザにとって適正な課金を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の請求項における通信システム100は、以上の請求項における画像形成システムに対応し、印刷装置1は、画像形成装置に対応し、ダウンロードサーバ3は、情報提供装置に対応し、形態通信端末7は、ホスト端末に対応する。また、以下の実施の形態における制御部11は、以上の請求項における削除手段に対応し、記憶部14は、記憶手段に対応し、転写部15及び給紙部16並びに画像形成部18は、出力手段に対応し、記憶部14は、記憶手段に対応し、通信制御部19は、受信手段、画像データ送信手段、及び要求データ送信手段に対応する。更に、制御部31は、削除手段及び課金手段に対応し、記憶部35は、プログラム記憶手段に対応し、通信制御部36は、要求データ受信手段及びプログラム送信手段に対応している。また、以下の実施の形態におけるアプリケーション利用量は、以上の請求項におけるアプリケーション利用値に対応している。
【0017】
まず、構成を説明する。図1は、本実施の形態における通信システム100の全体構成を示す図である。図1に示すように、通信システム100は、アプリケーション提供装置2、ダウンロードサーバ3、プロキシサーバ4、無線基地局6がネットワークNを介して接続され、更にプロキシサーバ4を介して印刷装置1及びPC5が接続され、無線基地局6を介して携帯通信端末7が接続され、各装置及び端末間におけるデータの送受信が可能なように構成されている。
【0018】
なお、図1においては、印刷装置1、アプリケーション提供装置2、ダウンロードサーバ3、プロキシサーバ4、PC5、無線基地局6、携帯通信端末が各々一つずつ接続された例が示されているが、各装置、端末、及び基地局の数は特に限定されない。
【0019】
印刷装置1は、例えば、複写機、複合機、プリンタなどの印刷機能を有する装置であり、LAN(Local Area Network)を介してプロキシサーバ4及びPC5に接続され、更にプロキシサーバ4を介してネットワークNに接続されている。また、印刷装置1は、ネットワークNを介してアプリケーション提供装置2、ダウンロードサーバ3、無線基地局6に接続され、無線基地局6を介して携帯通信端末7に接続される。
【0020】
印刷装置1は、PC5又は携帯通信端末7から画像データを受信し、受信した画像データを記録紙に印刷する。また、画像データの印刷に必要なアプリケーションが印刷装置1内に記憶されていない場合に、印刷に必要なアプリケーションを要求する要求データと、画像データの送信元であるPC5又は携帯通信端末7のメールアドレスのデータとをダウンロードサーバ3に送信し、ダウンロードサーバ3から必要なアプリケーションをダウンロードして画像データを印刷する。なお、要求データには、印刷装置1により識別された画像データのファイル形式の情報が含まれる。
【0021】
アプリケーション提供装置2は、アプリケーションを提供する企業が運営する装置である。この企業は、ダウンロードサーバ3が提供するアプリケーション提供サービスにおいて任意のアプリケーションを登録し、登録したアプリケーションをダウンロードサーバ3に記憶させる。アプリケーション提供装置2は、上記サービスに登録したアプリケーションのダウンロード履歴やダウンロードに応じてダウンロードサーバ3を運営する企業から支払われる金額の情報を、ネットワークNを介してダウンロードサーバ3から定期的に受信する。
【0022】
ダウンロードサーバ3は、アプリケーション提供サービスを実施する企業が運営するサーバであり、アプリケーション提供装置2の企業によって登録されたアプリケーションを記憶し、アプリケーション提供サービスに登録しているユーザが印刷装置1に実行させる印刷処理において、印刷装置1により使用されるアプリケーションを提供する。アプリケーション提供サービスは、定額制の契約サービスであり、アプリケーションの種別、送信回数、使用回数など(以下、アプリケーション利用量という。)が閾値Xを超えなければ、ダウンロードサーバ3は契約に基づく一定金額をユーザに課金し、閾値を超えると、一定金額に追加金額を加算してユーザに課金する。
【0023】
ここで、上記閾値Xとは、PC5又は携帯通信端末7のユーザの、ダウンロードサーバ3の運営企業との間の契約により決定されるアプリケーション利用量を示す値であり、契約形態に応じたアプリケーション利用量が上記運営企業により定められている。例えば、ユーザがアプリケーション提供サービスに登録し、登録種別A(アプリケーション使用量閾値X、月額使用量¥10,000)を選択すると、ユーザは、閾値X以内でアプリケーションを利用する限りにおいて毎月¥10,000を課金されるが、閾値Xを越えてアプリケーションを利用した場合には、超過利用量に基づいてダウンロードサーバ3により算出される追加料金を更に課金される。
【0024】
ダウンロードサーバ3は、印刷装置1から画像データの印刷に必要なアプリケーションの要求データと、ユーザの端末のメールアドレスとを受信すると、要求データが示すファイル形式に対応するアプリケーションを印刷装置1に送信する。また、印刷装置1から受信したメールアドレスに基づいて、ユーザごとにアプリケーションのダウンロード履歴を記憶し、アプリケーション利用量と閾値Xとに基づいてユーザに定期的に課金する。また、アプリケーション提供装置2を運営する企業への支払金額をユーザに課金した料金に基づいて算出し、算出した支払金額を通知するメールをアプリケーション提供装置2に定期的に送信する。
【0025】
プロキシサーバ4は、印刷装置1及びPC5が接続されたLAN上に設けられており、印刷装置1及びPC5とネットワークNとの間において、通信手順の制御と、送受信される情報を制御する機能を有する。具体的には、印刷装置1及びPC5がネットワークNを介して受信する情報の制限を行う。
【0026】
PC5は、印刷装置1の印刷処理を制御するホスト端末であり、LANを介して画像データを印刷装置1に送信して印刷処理を実行させる。PC5のユーザは、アプリケーション提供サービスに登録しており、これにより、印刷装置1が処理できないファイル形式の画像データを印刷装置1に送信しても、ダウンロードサーバ3から必要なアプリケーションをダウンロードさせて印刷させることができる。
なお、PC5は、プリンタドライバを備えていても、備えなくてもよい。
【0027】
無線基地局6は、移動体通信網などのネットワークNに接続され、無線基地局6が管理するエリア内にある携帯電話7と、ネットワークNに接続されたアプリケーション提供装置2、ダウンロードサーバ3、プロキシサーバ4との間のデータの送受信を行う。
【0028】
携帯通信端末7は、印刷装置1の印刷処理を制御するホスト端末であり、無線基地局6、ネットワークN、及びプロキシサーバ4を介して印刷装置1に画像データを送信して、印刷処理を実行させる。携帯通信端末7のユーザは、アプリケーション提供サービスに登録しており、これにより、印刷装置1が処理できないファイル形式の画像データを印刷装置1に送信しても、ダウンロードサーバ3から必要なアプリケーションをダウンロードさせて印刷させることができる。
なお、携帯通信端末7としては、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの通信機能を備えた携帯可能な端末を使用することができる。
【0029】
ネットワークNは、専用線や既存の一般公衆回線を利用して構築された通信ネットワークであり、LANやWANなどの様々な回線形態を適用することが可能である。外部ネットワークNには、例えば、電話回線網、ISDN回線網、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV回線網などの各種通信回線網と、それらを接続するインターネットサービスプロバイダなどが含まれる。また、図1においては外部ネットワークNと各装置、端末間の接続形態は、有線接続でも無線接続でもよい。但し、情報管理の信頼性の観点から、特定のユーザのみがアクセス可能なセキュリティを確保しているネットワークであることが望ましい。
【0030】
ここで、図1を参照して、通信システム100において画像データが印刷されるまでの工程を説明する。まず、PC5又は携帯通信端末7が印刷対象の画像データを印刷装置1に送信する(図1の▲1▼)。印刷装置1は、画像データを受信すると、受信した画像データのファイル形式を判別し、判別不能な場合には、印刷不可能であることを通知するメールを画像データの送信元であるPC5又は携帯通信端末7に送信し、判別したファイル形式を処理するアプリケーションが自装置に記憶されていれば、このアプリケーションを利用して画像データを印刷し、一方アプリケーションが記憶されていない場合には、ダウンロードサーバ3に接続する(図1の▲2▼)。そして、必要なアプリケーションを要求する要求データと、画像データの送信元であるPC5又は携帯通信端末7のメールアドレスのデータとを、ダウンロードサーバ3に送信する(図1の▲3▼)。
【0031】
ダウンロードサーバ3は、印刷装置1から、要求データと、画像データの送信元である端末のメールアドレスのデータとを受信すると、メールアドレスに基づいて画像データの送信元のユーザを認証した上で、要求データが示すファイル形式を処理するためのアプリケーションが登録されてダウンロードサーバ3内に記憶されているか否かを判別する(図1の▲4▼)。要求されたアプリケーションが記憶されていれば、アプリケーションのデータを印刷装置1にダウンロードする(図1の▲5▼)。なお、要求されたアプリケーションが登録されていない場合、及び印刷装置1から受信したメールアドレスに基づいて画像データの送信元のユーザを認証しない場合には、アプリケーションのデータをダウンロードできないことを印刷装置1に通知し、印刷装置1は、PC5又は携帯通信端末に画像データが印刷不可能であることを通知する。
【0032】
続いて、印刷装置1は、ダウンロードサーバ3からアプリケーションのデータを受信すると、受信したアプリケーションを起動して、画像データの印刷処理を実行する(図1の▲6▼)。そして、PC5又は携帯通信端末7により指定された所定の印刷部数、又は頁数の印刷処理を実行した後、アプリケーションのデータのヘッダに含まれる制限情報に基づいてアプリケーションのデータを削除する(図1の▲7▼)。
【0033】
ここで、上記アプリケーションのヘッダに含まれる制限情報について説明する。制限情報とは、アプリケーションの利用を制限してアプリケーションの著作権を保護するための情報であり、例えば、アプリケーションの起動回数、アプリケーションを利用して実行された画像データの出力処理回数、アプリケーションの複製回数、使用回数など、アプリケーション削除要件を示す情報が含まれる。印刷装置1は、アプリケーション削除要件が満たされたか否かを判別し、満たされたと判別した場合に自装置内のアプリケーションを削除する。
【0034】
なお、ダウンロードサーバ3は、要求データと、PC5又は携帯通信端末7のメールアドレスとを印刷装置1から受信し、要求されたアプリケーションのダウンロードにより生じるアプリケーション利用量を利用量の履歴に加算して閾値Xを越えた場合には、ダウンロードサーバ3は、すぐにダウンロードを行わず、印刷装置1から受信したPC5又は携帯通信端末メールアドレスに追加料金の課金を確認するメールを送信し(図1の(a))、課金を了解する応答を受信すると(図1の(b))、要求されたアプリケーションのデータを印刷装置1に送信する(図1(c))。
【0035】
また、ダウンロードサーバ3は、定期的にアプリケーション提供装置2にアプリケーションの使用履歴をメールで送信し、アプリケーション提供サービスのユーザに課金した金額に基づいてアプリケーション利用量を算出し、アプリケーション提供装置2を運営する企業に対して支払う(図1の(d))。
【0036】
次に、図2を参照して、図1に示した印刷装置1の内部構成を説明する。
図2は、印刷装置1の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、印刷装置1は、制御部11、表示部12、操作入力部12a、RAM13、記憶部14、転写部15、給紙部16、画像読取部17、画像形成部18、通信制御部19により構成され、操作入力部12aを除く各部はバス20により接続され、各部は相互にデータの送受信を行うことが可能である。
【0037】
制御部11は、記憶部14に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムに従って各部を集中制御する。具体的には、後述する受信データ印刷処理等を実行し、その処理結果をRAM13に格納するとともに、表示部12に表示させる。そして、RAM13に格納した処理結果を記憶部14内部の所定領域に保存させる。具体的には、制御部11は、通信制御部19を介して入力されるPC5又は携帯通信端末7からの印刷指示データに従い、記憶部14に記憶された受信データ印刷処理プログラムを読み出して後述する受信データ印刷処理を実行する。
【0038】
制御部11は、受信データ印刷処理において、PC5又は携帯通信端末7から画像データを受信すると、受信した画像データのデータ形式を識別し、画像データを処理可能なアプリケーションが記憶部14に記憶されているか否かを判別し、記憶されていない場合にはダウンロードサーバ3に要求データを送信して必要なアプリケーションをからダウンロードする。そして、制御部11は、画像データに対応するアプリケーションを用いて、受信した画像データを記録紙に印刷する。また、制御部11は、画像データのヘッダから制限情報を読み出し、制限情報が示すアプリケーションの削除条件が満たされていれば、アプリケーションを削除する。
【0039】
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electro Luminescence)等により構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って画面上に表示データの表示を行う。
【0040】
操作入力部12aは、表示部12と一体的に設けられている。操作入力部12aは、透明電極が格子状に配置された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネル等により構成されるが、視認性の観点から光の透過率が高いものが望ましい。操作入力部12aは、手指や専用のタッチペン等で押された力点の位置座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部11に出力する。また、操作入力部12aは、数字ボタンや各種設定を切り換える機能ボタン等を備えている。
【0041】
RAM13は、制御部11により実行制御される各種処理において、記憶部14から読み出されたプログラム、入力又は出力データ、及びパラメータ等の一時的な格納領域を形成する。
【0042】
記憶部14は、プログラムやデータなどが予め記憶されている記録媒体(図示省略)を有しており、この記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は、記憶部14に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータなどを記憶する。上記各種プログラムは、コンピュータが読み取り可能な形態で格納され、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0043】
記憶部14は、具体的には、制御部11による受信データ印刷処理において利用される受信データ印刷処理プログラム、通信制御部19を介して入力される画像データやアプリケーションのデータ、制御部11により実行されたその他の各種処理の処理結果などを記憶している。
【0044】
転写部15は、感光ドラム、トナー、排紙部等を備えて構成され、制御部11からの出力指示に従って、操作入力部12a又は通信制御部19から入力指示されたサイズと向きの記録用紙を給紙部16から搬送して、画像形成部18又は通信制御部19から入力された画像データの静電潜像を感光ドラムにより記録用紙に感光する。更に、転写部15は、感光した記録用紙にトナーを転写して定着させた後、排紙口から印刷出力する。
【0045】
給紙部16は、転写部15に給紙する記録用紙をそのサイズ、及び向きごとに収納可能に構成される。
【0046】
画像読取部17は、原稿を載置するコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、原稿の画像データを読み取る。スキャナは、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明操作した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読み取り、その読み取った画像データを画像形成部18に出力する。
【0047】
画像形成部18は、制御部11から入力される指示に従って、画像読取部17や通信制御部19から入力される画像データをラスター変換し、ビデオ信号を生成することによって画像を形成する。また、画像データに、拡大縮小、回転、及び位置変更等の画像処理や、階調処理、周波数処理などを施す。
【0048】
通信制御部19は、LANアダプタやルータやTA(Terminal Adopter)等によって構成され、専用線、あるいはISDN回線等の通信回線を介してLAN又はネットワークNに接続された各装置との間で通信制御を行う。具体的には、制御部11による受信データ印刷処理において、ネットワークNに接続されたダウンロードサーバ3からアプリケーションのデータを受信する。
【0049】
次に、図3を参照して図1に示したダウンロードサーバ3の内部構成を説明する。
図3は、ダウンロードサーバ3の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、ダウンロードサーバ3は、制御部31、表示部32、入力部33、RAM34、記憶部35、通信制御部36により構成され、各部はバス20により接続され、各部は相互にデータの送受信を行うことが可能である。
【0050】
なお、表示部32は、図2の表示部12と、RAM34は、図2のRAM13と、通信制御部36は、図2の通信制御部19と、各々同様の機能を有するため、その詳しい説明を省略する。
【0051】
制御部31は、記憶部35に記憶されている各種プログラムを読み出してRAM34に展開し、当該プログラムに従って各部を集中制御する。具体的には、後述する受信データ印刷処理等を実行し、その処理結果をRAM34に格納するとともに、表示部32に表示させる。そして、RAM34に格納した処理結果を記憶部35内部の所定領域に保存させる。具体的には、制御部31は、通信制御部36を介して印刷装置1から入力される要求データに従い、記憶部35に記憶されたアプリケーション提供処理プログラムを読み出して後述するアプリケーション提供処理を実行する。
【0052】
制御部31は、アプリケーション提供処理において、印刷装置1から要求データと、PC5又は携帯通信端末7のメールアドレスとを受信すると、メールアドレスを元に記憶部35に記憶されたユーザ登録テーブル(図4参照)を参照してユーザを認証する。また、制御部31は、記憶部35に記憶されたアプリケーション登録テーブル(図5参照)を参照して要求されたアプリケーションの有無を確認し、要求されたアプリケーションが登録されていればそのデータを記憶部35から読み出し、複製して印刷装置1にダウンロードする。但し、このダウンロードにより、PC5又は携帯通信端末7ユーザごとのアプリケーション利用量が閾値Xを越える場合には、追加金額を課金することをユーザに通知し、了解応答の返信を受信してからダウンロードを実行する。また、制御部31は、印刷装置1にダウンロードしたデータの内容を、記憶部35に記憶されたのダウンロード履歴・課金テーブル(図6参照)に記憶させる。
【0053】
また、制御部31は、定期処理として、図6のダウンロード履歴・課金テーブルに記憶された内容を読み出し、アプリケーション利用料に基づいてPC5又は携帯通信端末7のユーザに課金する。更に、ユーザに課金した金額に基づいてアプリケーション提供装置2の運営会社への支払金額を算出して支払う。
【0054】
入力部33は、、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードを含み、このキーボードで押下されたキーに対応する押下信号をCPU31に出力する。なお、入力部33は、必要に応じてマウス、タッチパネルなどのポインティングディバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。また、図3においては表示部32と入力部33を個別に設けた例を示したが、印刷装置1と同様に、入力部33を表示部32と一体的に設けてもよい。
【0055】
記憶部35は、プログラムやデータなどが予め記憶されている記録媒体(図示省略)を有しており、この記録媒体は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記録媒体は、記憶部14に固定的に設けられるもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記録媒体には、システムプログラム、当該システムに対応する各種処理プログラム、及び各種処理プログラムで処理されたデータなどを記憶する。上記各種プログラムは、コンピュータが読み取り可能な形態で格納され、制御部11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
【0056】
記憶部35は、具体的には、制御部31によるアプリケーション提供処理において利用されるアプリケーション提供処理プログラム、通信制御部36を介して印刷装置1から受信した要求データ、要求データとともに受信したPC5又は携帯通信端末7のメールアドレスのデータ、アプリケーション提供装置2の企業によって登録されたアプリケーションのデータ、ユーザ登録テーブル(図4参照)、アプリケーション登録テーブル(図5参照)、ダウンロード履歴・課金テーブル(図6参照)、アプリケーション利用量の閾値X、アプリケーション利用量から課金金額を算出するための計算式、ユーザへの課金金額を元にアプリケーション提供装置2の運営企業に支払う金額を算出する計算式などを記憶している。
【0057】
ここで、図を参照して、記憶部35に記憶されたテーブルについて説明する。図4は、ユーザ登録テーブルを示す図である。図4に示すように、ユーザ登録テーブルには、登録順を示す登録番号、登録日、ユーザにより選択された登録種別、登録者端末メールアドレス、登録者名(ユーザ名)、課金先口座、登録住所、登録電話番号、印刷装置メールアドレスが、対応付けて記憶されている。ダウンロードサーバ3は、印刷装置1から要求データとメールアドレスとを受信すると、このテーブルを参照してユーザ認証を行うとともに、このテーブルを参照してユーザへの課金を行う。なお、ユーザは個人でも法人でもよく、同一のユーザが複数の端末を登録してもよい。
【0058】
図5は、アプリケーション登録テーブルを示す図である。図5に示すように、アプリケーション登録テーブルには、登録順を示す登録番号、アプリケーション名、ダウンロード料金、アプリケーションの提供者名、振込先口座、登録住所、アプリケーション提供装置2の提供者装置メールアドレス、登録電話番号が対応付けて記憶されている。
【0059】
図6は、ダウンロード履歴・課金テーブルを示す図である。図6に示すように、ダウンロード履歴・課金テーブルには、アプリケーションのダウンロード日時を示す利用日時、登録者名(ユーザ名)、使用アプリケーション名、一回のダウンロードにより課金される使用料、課金先別(法人で複数の端末を所有する場合には、法人ごと)の使用料累計、及び課金先別の実際の課金金額が対応付けて記憶されている。
【0060】
ダウンロードサーバ3は、印刷装置1にアプリケーションをダウンロードするごとに、アプリケーション登録テーブルに記憶されたアプリケーションごとのダウンロード料金を読み出し、ダウンロード履歴、及び課金の情報をダウンロード履歴・課金テーブルに記録する。例えば、図6に示すように、登録ユーザであるab社営業部とcd社総務部が定額¥10,000の契約をしている場合、使用料累計が¥10,000以下であれば、ダウンロードサーバ3は登録ユーザに一律で定額の¥10,000を課金する。また、図6のように、cd社総務部がアプリケーションDを利用した時点で使用料累計が定額を超えると、ダウンロードサーバ3は、定額金の他に追加金額¥300を課金する。
【0061】
なお、図6には、アプリケーション利用量をアプリケーション種別及び送信回数を元に課金金額を算出する例を示したが、印刷装置1にアプリケーションをダウンロードした後、印刷装置1が、ダウンロードされたアプリケーションを利用して印刷処理を行った回数をダウンロードサーバ3に送信して、ダウンロードサーバ3がアプリケーションの使用回数に基づいてPC5又は携帯通信端末7のユーザへの課金金額を算出するように構成してもよい。
【0062】
次に動作を説明する。
まず、プリンタ1の制御部11による受信データ印刷処理について説明する。図7は、制御部11による受信データ印刷処理を示すフローチャートである。図7に示すように、受信データ印刷処理において、制御部11は、通信制御部19を介してPC5又は携帯通信端末7から画像データを受信したか否かを判別する(ステップS1)。制御部11は、画像データを受信すると(ステップS1;YES)、受信した画像データのデータ形式を識別し、識別したデータ形式を処理可能なアプリケーションが記憶部14に記憶されているか否かを判別する(ステップS2)。
【0063】
制御部11は、上記ステップS2において、データ形式を識別できない場合には(ステップS2;データ形式判別不能)、通信制御部19を介して印刷不可能であることを通知するメールを画像データの送信元に送信し、受信データ印刷処理を終了する。また、ステップ2において、画像データに対応するアプリケーションが記憶部14に記憶されていれば(ステップS2;YES)、ステップS6に移行し、一方対応するアプリケーションが記憶されていない場合には(ステップS2;NO)、対応するアプリケーションのダウンロードを要求する要求データと、画像データの送信元であるPC5又は携帯通信端末7のメールアドレスのデータとを、通信制御部19を介してダウンロードサーバ3に送信する(ステップS3)。
【0064】
次いで、制御部11は、ダウンロードサーバ3からアプリケーションのデータを受信したか否かを判別し(ステップS4)、データの受信がない場合には(ステップS4;NO)、待機を続け、ダウンロードサーバに要求されたアプリケーションが登録されておらず、印刷不可通知を受信した場合には(ステップS4;印刷不可通知を受信)、印刷不可能であることを通知するメールを画像データの送信元に送信し(ステップS109、受信データ印刷処理を終了する。一方、制御部11は、ダウンロードサーバ3からアプリケーションのデータを受信すると(ステップS4;YES)、受信したアプリケーションのデータを記憶部14に記憶する(ステップS5)。
【0065】
続いて、制御部11は、画像データを処理可能なアプリケーションを記憶部14から読み出して起動し、起動したアプリケーションを使用して画像データを記録紙に印刷して(ステップS6)、アプリケーションのヘッダ内の制限情報を読み出す(ステップS7)。次に、制御部11は、制限情報が示すアプリケーションの削除要件が満たされているか否かを判別し(ステップS8)、削除要件が満たされていれば(ステップS8;YES)、記憶部14からアプリケーションを削除して(ステップS9)、受信データ印刷処理を終了する。一方、削除要件が満たされていなければ(ステップS8;NO)、アプリケーションを削除せずに受信データ印刷処理を終了する。
【0066】
次に、ダウンロードサーバ3の制御部31によるアプリケーション提供処理について説明する。
図8は、制御部31によるアプリケーション提供処理を示すフローチャートである。図8に示すように、アプリケーション提供処理において、制御部31は、アプリケーションの要求データと、画像データの送信元のメールアドレスとを、通信制御部36を介して印刷装置1から受信したか否かを判別し(ステップS11)、受信しない場合は(ステップS11;NO)、待機を続け、受信すると(ステップS11;YES)、記憶部35からユーザ登録テーブルを読み出し、画像データの送信元のメールアドレスを元に登録ユーザを認証するか否かを判別する(ステップS12)。
【0067】
制御部31は、上記ステップS12でユーザを認証できない場合には(ステップS12;NO)、印刷不可能であることを通知するメールを通信制御部36から印刷装置1に送信し(ステップS19)、アプリケーション提供処理を終了する。一方、制御部11は、上記ステップS12でユーザを認証すると(ステップS12;YES)、記憶部35からアプリケーション登録テーブルを読み出して、要求されたアプリケーションが記憶部35に記憶されているか否かを判別する(ステップS13)。
【0068】
上記ステップS13において、制御部31は、要求されたアプリケーションが記憶部35に記憶されていない場合は(ステップS13;NO)、印刷不可能であることを通知するメールを通信制御部36から印刷装置1に送信し(ステップS19)、アプリケーション提供処理を終了する。一方、記憶部35に要求されたアプリケーションが記憶されている場合には(ステップS13;YES)、制御部31は、要求されたアプリケーションのデータを記憶部35から読み出して複製し、複製したデータを通信制御部36から印刷装置1にダウンロードする(ステップS17)。そして、制御部31は、印刷装置1にアプリケーションをダウンロードすることにより発生する、アプリケーション利用量の情報、及び登録ユーザへの課金の情報を、記憶部35内のダウンロード履歴・課金テーブルに書き込み(ステップS18)、アプリケーション提供処理を終了する。
【0069】
以上のように、通信システム100において、印刷装置1は、PC5又は携帯通信端末から印刷対象の画像データを受信すると、受信した画像データを処理するために必要なアプリケーションが自装置内に記憶されていなければ、アプリケーション提供サービスを実施するダウンロードサーバ3から必要なアプリケーションをダウンロードして、画像データを印刷する。また、ダウンロードサーバ3は、アプリケーション提供サービスを運営し、本サービスの登録ユーザに、使用制限を設けてアプリケーションを提供し、課金を行う。
【0070】
したがって、アプリケーション提供サービスに登録したユーザは、プリンタドライバを備えていないPC5や携帯通信端末7から印刷装置1に直接画像データを送信して印刷させることができる。これにより、プリントドライバを有する装置に画像データを送信し、更に印刷装置1に画像データを転送する、といった手間を省き、印刷開始までにかかる時間を省略して効率良く所望の画像データを印刷できる。また、ユーザは個人で高価なアプリケーションを購入する必要がなくなる。
【0071】
また、ダウンロードサーバ3は、アプリケーション提供サービスにおいて定額制でユーザを登録して課金を行うため、アプリケーション使用量が閾値Xを越えない限り都度課金が発生せず、ユーザから一律に一定金額を回収すればよく、課金処理が簡略化される。
【0072】
更に、ダウンロードサーバ3により提供されるアプリケーションのヘッダには制限情報が記憶されているため、ユーザによるアプリケーションの無制限な利用を防ぎ、アプリケーションの著作権を保護することができる。
【0073】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明に係る通信システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、PC5からの要求に応じて、印刷装置1がPC5から受信した画像データを印刷する例を主に説明したが、印刷装置1を、プリントサービスを提供する店舗などに設置し、個人のユーザが形態通信端末7から印刷装置1に画像データを送信して印刷要求を行い、印刷物を店舗に取りに行く構成とすることも可能である。
【0074】
その他、通信システム100を構成する各端末、装置、又は構成部分の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0075】
【発明の効果】
請求項1、5、6の何れか一つに記載の発明によれば、プリンタドライバを備えないホスト端末から画像形成装置に直接画像データを送信して出力させることができる。これにより、出力開始までにかかる時間を短縮し、画像データを効率良く出力させることができる。また、高価なプログラムを購入する必要がないため、ユーザにとって利用しやすい。
【0076】
請求項2記載の発明によれば、情報提供装置が提供するプログラムの利用を制限して、プログラムの著作権を保護することができる。
【0077】
請求項3記載の発明によれば、情報提供装置から画像形成装置に送信されたプログラムの起動回数や、このプログラムを利用して実行されたデータの出力処理回数や、このプログラムの複製回数や、このプログラムが情報提供装置から送信されてから経過した時間などによリプログラムの利用を制限し、プログラムの著作権を保護することができる。
【0078】
請求項4記載の発明によれば、プログラムの提供に伴い、一定金額までは一律に課金するため、都度課金が発生せず、課金処理を簡便化することができる。また、提供したプログラムの種別、送信回数、使用回数などに基づいて追加金額を課金するため、ユーザにとって適正な課金を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信システム100の全体構成を示す図である。
【図2】図1の印刷装置1の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】図1のダウンロードサーバ3の機能的構成を示すブロック図である。
【図4】図3の記憶部35に記憶されたユーザ登録テーブルを示す図である。
【図5】図3の記憶部35に記憶されたアプリケーション登録テーブルを示す図である。
【図6】図3の記憶部35に記憶されたダウンロード履歴・課金テーブルを示す図である。
【図7】図2の制御部11による受信データ印刷処理を示すフローチャートである。
【図8】図3の制御部31によるアプリケーション提供処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 印刷装置
2 プログラム提供装置
3 ダウンロードサーバ
4プロキシサーバ
5 PC
6 無線基地局
7 携帯通信端末
11,31 制御部
12,32 表示部
12a 操作入力部
13,34 RAM
14,35 記憶部
15 転写部
16 給紙部
17 画像読取部
18 画像形成部
19,36 通信制御部
20 バス
33 入力部
100 通信システム
N ネットワーク

Claims (6)

  1. ホスト端末と、該ホスト端末から画像データを受信する受信手段及び該画像データを出力する出力手段を備えた画像形成装置と、情報提供装置とが通信ネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて、
    前記ホスト端末は、
    前記画像形成装置に画像データを送信する画像データ送信手段を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記受信手段により受信された画像データのデータ形式を識別する識別手段と、
    前記識別手段により識別されたデータ形式を処理可能なプログラムを要求する要求データを前記情報提供装置に送信する要求データ送信手段と、
    を備え、
    前記情報提供装置は、
    データ処理用のプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
    前記画像形成装置から前記要求データを受信する要求データ受信手段と、
    前記要求データ受信手段により受信された要求データにより要求されたプログラムを前記プログラム記憶手段から読み出して前記画像形成装置に送信するプログラム送信手段と、
    を備え、
    前記画像形成装置は、前記受信手段により前記情報提供装置から前記画像データを処理可能なプログラムを受信し、該プログラムを利用して前記出力手段により前記画像データを出力することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記受信手段により前記情報提供装置から受信されたプログラムのヘッダには、該プログラムの利用を制限する制限情報が含まれ、
    前記画像形成装置は、
    前記受信手段により受信されたプログラムを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたプログラムを前記制限情報に基づいて削除する削除手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記制限情報には、該制限情報が含まれるプログラムの起動回数、該プログラムを利用して実行されたデータの出力処理回数、該プログラムの複製回数、及び該プログラムが前記情報提供装置から送信されてから経過した時間のうち、少なくとも何れか一つの情報が含まれることを特徴とする請求項2記載の画像形成システム。
  4. 前記情報提供装置は、
    前記プログラム送信手段により前記画像形成装置に送信したプログラムの送信量又は前記画像形成装置における該プログラムの使用量に基づいて算出されるアプリケーション利用値が閾値以下の場合に、一定金額を課金し、前記アプリケーション利用値が閾値を越える場合に、追加課金を行う課金手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の画像形成システム。
  5. 通信ネットワークを介して外部から画像データを受信する受信手段及び該画像データを出力する出力手段を備えた画像形成装置において、
    前記画像データを処理可能なプログラムを要求する要求データを、プログラムを提供する情報提供装置に送信する要求データ送信手段を備え、
    前記出力手段は、前記受信手段により前記情報提供装置から前記画像データを処理可能なプログラムが受信された場合に、該プログラムを利用して前記画像データを出力することを特徴とする画像形成装置。
  6. データ処理用のプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
    通信ネットワークを介して画像形成装置からプログラムの要求データを受信する要求データ受信手段と、
    前記要求データ受信手段により受信された要求データにより要求されたプログラムを前記プログラム記憶手段から読み出して、通信ネットワークを介して前記画像形成装置に送信するプログラム送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供装置。
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