JP2004042178A

JP2004042178A - Gear lapping method and gear lapping machine

Info

Publication number: JP2004042178A
Application number: JP2002201721A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Yoshikawa; 吉川　広; Shigetaka Iketaki; 池滝　重隆; Masayuki Kamiyama; 神山　雅幸; Hiroshi Miyazaki; 宮崎　寛
Original assignee: Yutaka Seimitsu Kogyo Ltd
Current assignee: Yutaka Seimitsu Kogyo Ltd
Priority date: 2002-07-10
Filing date: 2002-07-10
Publication date: 2004-02-12
Anticipated expiration: 2022-07-10
Also published as: JP4126204B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To easily measure a lapped gear. <P>SOLUTION: This gear lapping machine is provided with: a rotary device 20 for rotating a pinion 10 and the gear 12 in a mutually meshing state; a compound liquid supply device 22 for supplying a lapping compound liquid to the pinion 10 and the gear 12; a cleaning device 24 for cleaning the lapped pinion 10 and gear 12; and a measuring device 26 for measuring a result of lapping after cleaning. The lapping compound liquid is sprinkled on the pinion 10 and the gear 12 while being rotated by the rotary device 20. After lapping, cleaning and measurement are performed in a state of being still held in the the rotary device 20. When requiring the lapping again by a measuring result of the lapping, the lapping is performed while being installed in the rotary device 20. The lapping compound liquid is separated into an abrasive grain and a lap liquid by a centrifugal separator 130, and the lap liquid is used as a cleaning liquid. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯車をラッピングする方法および装置に関するものであり、特に、ラッピングされた歯車の測定の簡易化に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
かさ歯車、ハイポイドギヤ等かさ状歯車のラッピングは、一対のかさ状歯車を噛み合わせて回転させつつラッピングコンパウンド液を掛けて行われることが多い。このラッピングの結果を検査するために、ラッピング後の歯車対の振動測定や回転伝達誤差の測定を行うことが必要になる。これらの測定には、従来、ラッピング機と殆ど同じ構成を有する測定機が使用されており、設備費が高くなるとともに所要スペースが大きくなる問題があった。また、測定のためには、歯車対をラッピング機から取り外して測定機に装着することが必要であり、着脱に時間を要する問題があった。特に、ラッピングの途中で測定を行う場合には、歯車対をラッピング機から取り外して測定機に装着し、測定後、測定機から取り外して再びラッピング機に装着することが必要であり、大変面倒であった。これらの問題は、かさ状歯車のみならず、ウォーム，ウォームホイールや、すぐば歯車，はずば歯車等の円筒歯車等、他の歯車のラッピングにおいても同様に発生する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題，課題解決手段および効果】
本発明は、以上の事情を背景とし、ラッピングされた歯車対の測定を簡易化することを課題としてなされたものであり、本発明によって、下記各態様の歯車ラッピング方法および歯車ラッピング機が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用することも可能なのである。
【０００４】
なお、以下の各項において、　（１）項が請求項１に相当し、　（３）項が請求項２に、　（７）項が請求項３に、　（８）項が請求項４に、　（９）項が請求項５に、（１２）項が請求項６にそれぞれ相当する。
【０００５】
（１）歯車対を歯車ラッピング機によりラッピングした後、そのラッピング機に取り付けたままで洗浄し、洗浄後に前記歯車対の測定を行う歯車ラッピング方法。
このように、ラッピングされた歯車対をラッピング機に取り付けたままで洗浄し、測定すれば、ラッピング機を測定機として利用することが可能となり、設備費および設置スペースを低減させることができる。また、洗浄および測定のために歯車対をラッピング機から取り外して測定機に装着することが不要となり、洗浄および測定に要する時間を短縮し得る。この効果は、次項におけるように、ラッピングの途中で測定を行う場合に特に顕著である。歯車対の洗浄は、歯車対を回転させつつ高圧気体あるいは高圧高温の気体を吹き付ける方法や、洗浄液を歯車対に吹き付ける方法、ふきとり部材によって歯車対の表面をふき取る方法等種々のものがあるが、洗浄を簡易に行うためには流体を使用することが望ましい。
（２）前記測定によりラッピングが不足していることが判明した場合に、再びラッピングを行う　（１）項に記載の歯車ラッピング方法。
（３）前記洗浄を、前記ラッピング時に使用するラッピングコンパウンド液から砥粒を除去したラップ液を洗浄液として行う　（１）項または　（２）項に記載の歯車ラッピング方法。
ラッピングコンパウンド液から砥粒を除去したラップ液（例えば油）を洗浄液として利用すれば、洗浄専用の液を使用する場合に発生する廃液処理の問題を解消することができる。また、洗浄専用の液とラッピングコンパウンド液との混合を防止するための装置が不要となり、装置を簡易化し得る。
（４）前記洗浄を、洗浄液と加圧気体とを前記歯車対に吹き付けて行う　（１）項ないし　（３）項のいずれかに記載の歯車ラッピング方法。
洗浄液と加圧気体とを歯車対に吹き付けて洗浄を行えば、洗浄液の吹き付け速度を高めることが容易であり、歯車対に付着した砥粒を迅速に除去することができる。また、歯車対に付着した砥粒を比較的少量の洗浄液によって除去することが可能となる。
（５）前記洗浄を、前記歯車対を回転させつつ行う　（１）項ないし　（４）項のいずれかに記載の歯車ラッピング方法。
歯車対を回転させつつ洗浄を行えば、歯車対全体を均一に洗浄することができる。また、回転速度を高めれば、歯車対に付着した砥粒が洗浄液と共に遠心力により振り飛ばされるため、効果的に洗浄を行うことができる。
（６）前記歯車対として、かさ状歯車のピニオンとギヤとを対象とする　（１）項ないし　（５）項のいずれかに記載の歯車ラッピング方法。
洗浄する前に歯車対を回転させ、ラッピングコンパウンド液を遠心力により振り飛ばすことが試みられているが容易ではなく、ラッピングコンパウンド液が粘度の高いものである場合には特に困難である。中でもかさ状歯車のピニオンの小径端部に付着した砥粒は容易には除去されない。それに対し、洗浄液を供給しつつ歯車対を回転させれば、かさ状歯車のピニオンの小径端部に付着した砥粒も容易に除去することができる。
（７）歯車対を互いに噛み合わせた状態で回転させる回転装置と、回転中の歯車対にラッピングコンパウンド液を供給するコンパウンド液供給装置とを含む歯車ラッピング機において、
前記回転装置に取り付けたままの歯車対に洗浄液を供給し、洗浄を行う洗浄装置と、
洗浄後の歯車対の測定を行う測定装置と
を設けたことを特徴とする歯車ラッピング機。
本ラッピング機は前記（１）項に記載の歯車ラッピング方法の実施に好適なものである。
（８）前記測定装置が、
前記歯車対を、前記回転装置に、測定のために回転させる測定用回転制御部と、
歯車対の振動を測定する振動測定部と歯車対の回転伝達誤差測定を行う回転伝達誤差測定部との少なくとも一方と
を備えた　（７）項に記載の歯車ラッピング機。
歯車ラッピング機に洗浄装置と測定装置とを付加すれば測定機とすることができ、専用の測定機を設ける場合に比較して設備費を大幅に低減することができる。
（９）前記洗浄装置が、
前記ラッピングコンパウンド液から砥粒を除去して洗浄液を得る洗浄液取得装置と、
その洗浄液取得装置により取得された洗浄液を前記回転装置に保持されている歯車対に供給する洗浄液供給装置と
を備えた　（７）項または　（８）項に記載の歯車ラッピング機。
ラッピングコンパウンド液から砥粒を除去すれば洗浄液が得られ、この洗浄液はもともとラッピングコンパウンド液の一部であったものであるから、ラッピングコンパウンド液に混入しても何ら問題はない。したがって、混入を防止する装置が簡易なもので済み、あるいは、洗浄後の洗浄液全部がラッピングコンパウンド液タンクに環流するようにすることも可能である。
（１０）前記洗浄液取得装置が前記洗浄液取得装置により取得された洗浄液を蓄える洗浄液タンクを有し、前記洗浄液供給装置が、前記歯車対に洗浄液を吹き付ける洗浄ノズルと、前記洗浄液タンクから洗浄液を汲み上げて前記洗浄ノズルへ圧送するポンプとを有する　（９）項に記載のラッピング機。
（１１）前記洗浄液取得装置が、前記ラッピングコンパウンド液を遠心分離して砥粒を含まない洗浄液を得る遠心分離機を有する　（９）項または（１０）項に記載の歯車ラッピング機。
例えば、濾過器により洗浄液取得装置を構成することも可能であるが、ラッピングコンパウンド液を砥粒と洗浄液とに分離するのに時間がかかることが多く、また、頻繁にフィルタエレメントの交換あるいは洗浄を必要とし、保守が大変である。それに比較すれば、遠心分離機は、ラッピングコンパウンド液を迅速に砥粒と洗浄液としてのラップ液とに分離することができ、保守も容易である。
（１２）前記洗浄装置が、前記歯車対に洗浄液を吹き付ける洗浄ノズルと、前記洗浄液を蓄える洗浄液タンクと、その洗浄液タンクから洗浄液を汲み上げて前記洗浄ノズルへ圧送するポンプと、前記洗浄ノズルから前記歯車対に吹き付けられた洗浄液を受けて前記洗浄液タンクへ環流させる環流装置とを有する　（７）項または　（８）項に記載の歯車ラッピング機。
洗浄液の循環経路をラッピングコンパウンド液の循環経路とは別に設ける態様である。洗浄液がラッピングコンパウンド液の砥粒以外の成分と同じものである場合、あるいは成分は異なるが多少混入しても差し支えないものである場合には、歯車対に吹き付けられた洗浄液を受ける受け部材は、多少不完全なものでもよく、設備費を低減させ得る。特に、受け部材は、ラッピングコンパウンド液を受ける受け部材と兼用にし、洗浄液およびラッピングコンパウンド液を導く液通路の途中に切換弁を設ければよい場合には、特に、設備費を低減させ得る。
（１３）前記洗浄装置が、前記歯車対を、前記回転装置に、洗浄のために回転させる洗浄用回転制御部を備える　（７）項ないし（１２）項のいずれかに記載の歯車ラッピング機。
（１４）前記洗浄装置が、前記歯車対に加圧気体を吹き付ける加圧気体吹付け装置を備える　（７）項ないし（１３）項のいずれかに記載の歯車ラッピング機。
（１５）前記加圧気体吹付け装置が前記洗浄ノズルを経て加圧気体を吹き付ける（１４）項に記載の歯車ラッピング機。
加圧空気等の加圧気体は、洗浄液と同時期に洗浄ノズルから吹き付けられるようにしてもよく、異なる時期に吹き付けられるようにしてもよい。前者の一例は、洗浄液を霧状にして洗浄ノズルから噴出させることであり、後者の一例は、洗浄液の供給を止めた後に加圧気体を噴出させるのである。あるいは、洗浄液と加圧気体とを交互に噴出させることも可能である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である歯車ラッピング機およびそれを使用した歯車ラッピング方法について図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態における歯車ラッピング機の構成を図１に概略的に示す。本歯車ラッピング機は、かさ状歯車の歯車対の一例としてのピニオン１０とギヤ１２とから成るハイポイドギヤ１４のラッピングおよびそのラッピングの結果の測定に好適な装置である。歯車ラッピング機は、ピニオン１０とギヤ１２とを互いに噛み合わせた状態で各々自身の軸線まわりに回転させる回転装置２０と、回転装置２０に保持されたピニオン１０とギヤ１２との回転中にラッピングコンパウンド液を供給するコンパウンド液供給装置２２と、ラッピングが施された後のピニオン１０とギヤ１２とに洗浄液を供給し、洗浄を行う洗浄装置２４と、洗浄後のピニオン１０およびギヤ１２の測定を行う測定装置２６とを備えている。
【０００７】
回転装置２０は、図２に示すように、一軸線（図示の例では水平軸線）Ａまわりに回転可能な第１回転軸２８および第１回転軸２８を回転させる駆動源としての第１サーボモータ２９と、上記軸線Ａと交差する軸線（図示の例では垂直軸線）Ｂまわりに回転可能な第２回転軸３０および第２回転軸３０を回転させる駆動源としての第２サーボモータ３１とを備える。第１サーボモータ２９の回転が、プーリ，ベルト等の運動伝達装置によって第１回転軸２８に伝達され、第１回転軸２８が自身の軸線であって、水平軸線Ａまわりに回転させられる。ピニオン１０は、第１回転軸２８に、チャック等の保持装置（図示省略）によって同心かつ着脱可能に保持される。また、第２サーボモータ３１の回転が、プーリ，ベルト等の運動伝達装置によって第２回転軸３０に伝達され、第２回転軸３０が自身の軸線である垂直軸線Ｂまわりに回転させられる。ギヤ１２は、第２回転軸３０にチャック等適宜の保持装置（図示省略）により同心かつ着脱可能に保持される。第１サーボモータ２９および第２サーボモータ３１は駆動モータの一種であるＡＣサーボモータであり、それぞれ位置検出器としてのエンコーダ３２，３３（図４参照）を備え、回転角度の精度の良い制御が可能である。
【０００８】
ピニオン１０は、第１回転軸２８の回転軸線Ａと平行な水平面内の１方向であるＸ軸方向と、その水平面に直交する方向（垂直方向）であるＺ軸方向とに直線移動させられる。そのため、ベッド３４上には送りねじの一種たるボールねじ（図示省略）がＸ軸方向に平行に設けられるとともに、Ｘ軸スライド３６に設けられた図示しないナットに螺合されており、上記ボールねじがＸ軸移動用モータ（サーボモータ）３８によって回転させられることにより、Ｘ軸スライド３６がＸ軸方向に移動させられる。この移動は、ベッド３４上に設けられた案内部材たる一対のガイドレール４０（図２にはそのうちの一方のみ図示）と、Ｘ軸スライド３６に固定の被案内部材たるガイドブロック４２とにより案内される。
【０００９】
Ｘ軸スライド３６上には、ボールねじ（図示省略）が上下方向であるＺ軸方向に平行に設けられるとともに、Ｚ軸スライド５２が図示しないナットにおいて螺合されている。上記ボールねじがプーリ５３，５４およびベルト５６を含む運動伝達装置を介してＺ軸移動用モータ（サーボモータ）５８によって回転させられることにより、Ｚ軸スライド５２は一対のガイドレール６０とＺ軸スライド５２に固定のガイドブロック６２とに案内されてＺ軸方向に移動させられる。Ｚ軸スライド５２に前記第１回転軸２８が相対回転可能に保持されており、第１回転軸２８に保持されるピニオン１０は、Ｘ軸方向およびＺ軸方向において任意の位置に移動させられる。以上ナット，ボールねじ，Ｘ軸スライド３６，Ｘ軸移動用モータ３８等がＸ軸移動装置６６を構成し、ナット，ボールねじ，Ｚ軸スライド５２，Ｚ軸移動用モータ５８等がＺ軸移動装置６８を構成している。Ｘ軸移動用モータ３８およびＺ軸移動用モータ５８を、サーボモータに代えてステップモータとしてもよい。
【００１０】
ギヤ１２は、第２回転軸３０の回転軸線Ｂと直交し、水平面内においてＸ軸方向と直交するＹ軸方向に直線移動させられる。そのため、ベッド３４の、Ｘ軸スライド３６のＸ軸方向における前進端位置近傍に、Ｙ軸方向に移動可能なＹ軸スライド８０が設けられ、Ｙ軸スライド８０は、そのナットにおいて、Ｙ軸方向に平行に延びるボールねじ（図示省略）に螺合されている。ボールねじがＹ軸移動用モータ（サーボモータ）８２によって回転させられることにより、Ｙ軸スライド８０が一対のガイドレール８４にガイドブロック８６を介して案内されてＹ軸方向に移動させられる。Ｙ軸スライド８０に固定のハウジング８７に前記第２回転軸３０が相対回転可能に保持されており、第２回転軸３０に保持されるギヤ１２は、Ｙ軸方向において任意の位置に移動させられる。上記ナット，Ｙ軸スライド８０，ボールねじ，Ｙ軸移動用モータ８２等がＹ軸移動装置８８を構成している。Ｙ軸移動用モータ８２を、サーボモータに代えてステップモータとしてもよい。
【００１１】
コンパウンド液供給装置２２は、図１に示すように、コンパウンド液タンク１００と、ピニオン１０およびギヤ１２にラッピングコンパウンド液をかけるコンパウンドノズル１０２と、コンパウンド液タンク１００からラッピングコンパウンド液を汲み上げてコンパウンドノズル１０２へ圧送する第１コンパウンド液ポンプ１０４とを備えるものである。本実施形態では、コンパウンドノズル１０２は複数個（図示の例では２個）設けられ、それらコンパウンドノズル１０２が互いに異なる方向からピニオン１０およびギヤ１２の噛み合う歯面に向かってラッピングコンパウンド液をかけることができる。第１コンパウンド液ポンプ１０４とコンパウンドノズル１０２とは、液通路１０６により接続され、液通路１０６の途中には、電磁弁であるコンパウンド液用開閉弁１０８が設けられている。常には閉状態とされるコンパウンド液用開閉弁１０８が開かれれば、コンパウンドノズル１０２からラッピングコンパウンド液が供給される。ラッピングコンパウンド液は、砥粒とラップ液としての油とを含有するものである。なお、コンパウンドノズル１０２は、カバー１１０により覆われており、ラッピングコンパウンド液が外部に飛び散ることが防止される。カバー１１０は、円筒状部１２０と、底部に向かうに従って小径となる円錐筒状部１２２とを有し、ラッピングコンパウンド液等を受ける受け部材として機能する。カバー１１０の底部には、配管１１２が連結され、内部に形成された通路によってカバー１１０の内側空間がコンパウンド液タンク１００に接続される。したがって、コンパウンドノズル１０２から供給されたラッピングコンパウンド液であってピニオン１０およびギヤ１２に付着しなかったものは、カバー１１０の底部側に集められ、配管１１２を経て再びコンパウンド液タンク１００に戻される。
【００１２】
洗浄装置２４は、図１に示すように、コンパウンド液供給装置２２とカバー１１０を共有するものであり、洗浄液取得装置１３０と洗浄液供給装置１３２とを備えている。洗浄液取得装置１３０は、ラッピングコンパウンド液を遠心分離して砥粒を除去した洗浄液としてのラップ液を得る遠心分離機１４０と、遠心分離機１４０により取得された洗浄液を蓄える洗浄液タンク１４２とを備えている。遠心分離機１４０と洗浄液タンク１４２とは、配管１４６により接続されている。遠心分離機１４０については後に説明する。また、遠心分離機１４０に供給されるラッピングコンパウンド液は、コンパウンド液タンク１００から第２コンパウンド液ポンプ１５０により汲み上げられ、配管１５２内の液通路を経て遠心分離機１４０に供給される。第２コンパウンド液ポンプ１５０も洗浄液取得装置１３０の一構成要素であると考えることができる。
【００１３】
洗浄液供給装置１３２は、ピニオン１０およびギヤ１２に洗浄液を吹き付ける洗浄ノズル１６０と、洗浄液タンク１４２から洗浄液を汲み上げて洗浄ノズル１６０へ圧送する洗浄液ポンプ１６２とを備えている。なお、洗浄液ポンプ１６２の洗浄液タンク１４２から洗浄液を汲み上げる汲上口には、フィルタの一種であるストレーナ１６４が設けられ、洗浄液タンク１４２内の砥粒や金属粉等を濾過し、清浄な洗浄液のみを洗浄ノズル１６０へ圧送する。本実施形態においては、洗浄ノズル１６０は複数個（図示の例では２個）互いに異なる位置（ピニオン１０に近い位置と、ギヤ１２に近い位置）に設けられ、ピニオン１０とギヤ１２との各々に効果的に洗浄液を吹き付けることが可能である。洗浄液ポンプ１６２と洗浄ノズル１６０とは、液通路１６６により接続され、液通路１６６の途中には、電磁弁である洗浄液用開閉弁１６８が設けられ、常には閉状態とされている。
【００１４】
洗浄ノズル１６０からはまた、加圧気体としての加圧空気も吹き出されるようになっている。洗浄ノズル１６０は、エア通路１７０を経てエア源１７２に接続され、エア通路１７０の途中には、加圧空気用開閉弁１７６（常閉）が設けられている。これら洗浄ノズル１６０，エア通路１７０，エア源１７２および加圧空気用開閉弁１７６が、加圧気体吹付け装置たる加圧空気吹付け装置１７８を構成している。洗浄装置２４は、加圧空気吹付け装置１７８をも含むものである。
【００１５】
遠心分離機１４０について図３に基づいて説明する。遠心分離機１４０のハウジング１９０内には、回転体１９２が回転可能に設けられている。回転体１９２は、その円筒状の軸部１９４において、ハウジング１９０に一体的に設けられた保持部材１９６にベアリング１９８を介して回転可能に保持されている。回転体１９２の軸部１９４の、ベアリング１９８より上方に延び出す一方の端部である上端部には、プーリ２００が一体的に設けられ、ベルト２０２，プーリ２０４を介して、ハウジング１９０に固定の回転用モータ２０６の出力軸２０８に連結されている。回転体１９２の軸部１９４の他方の端部である下端部には、回転体１９２の本体部２１０が一体的に設けられている。本体部２１０は、軸部１９４より大径の概して円筒状をなしている。本体部２１０の底壁には、周方向に隔たった複数箇所に開口２１４が形成されている。それら開口２１４を下方から覆うように設けられている。閉塞部材２１８は、本体部２１０のボス部２２０に保持され、回転体１９２と一体的に回転可能なのであるが、図示しない開閉装置が操作されれば、回転体１９２とは独立して自身の軸線まわりに回転可能である。閉塞部材２１８にも、周方向に隔たった複数箇所に開口２２４が形成されているが、常には回転体１９２の開口２１４と閉塞部材２１８の開口２２４とは互いに位相を異にする位置となるように閉塞部材２１８の回転位相が予め定められており、常には回転体１９２の開口２１４は閉塞されたままである。図示しない開閉装置を作業者が操作して閉塞部材２１８を開口２２４と開口２１４との位相が一致する回転位置へ回転させれば、回転体１９２の内部空間がハウジング１９０の下部空間に連通させられる。
【００１６】
回転体１９２の内部空間の下部には、前記配管１５２が開口させられている。配管１５２を経て回転体１９２の内部空間に流入させられたラッピングコンパウンド液が、回転体１９２の回転により砥粒とラップ液とに遠心分離される。ラッピングコンパウンド液に強い遠心力が作用させられ、液より比重の高い砥粒が強制的に回転体１９２の本体部２１０の内壁に押し付けられて堆積させられるとともに、油から成るラップ液は、図３に矢印で示すように回転体１９２中心部より上方に流れ、本体部２１０の上壁に形成された開口２３０を通過し、ハウジング１９０内の排出路２３４を経て、図１に示す配管１４６から洗浄液タンク１４２へ導かれる。
【００１７】
回転体１９２内に堆積させられた砥粒は、スクレーパ２４０によって掻き出される。スクレーパ２４０は、回転体１９２の軸部１９４の内部に相対回転可能に保持された被駆動軸２４４と、被駆動軸２４４の一方の端部である下端部に一体的に設けられ、回転体１９２の本体部２１０の内側面を摺動可能な複数の羽根２４６とを備えている。本実施形態においては、羽根２４６は、被駆動軸２４４の直径方向に隔たった２箇所から半径方向外向きに延び出す状態で設けられている。被駆動軸２４４の他方の端部である上端部には、被係合部２４８が一体的に設けられている。駆動部材としてのスパナ２５２の係合部２５４を被係合部２４８に係合させた状態で、スパナ２５２が作業者等により回転操作されれば、スクレーパ２４０の羽根２４６が回転体１９２の本体部２１０の内壁を摺動させられ、本体部２１０の内壁に堆積した砥粒を掻き落とす。
【００１８】
ハウジング１９０において回転体１９２より下方には、排出口２６０が設けられている。排出口２６０の上方には、水平方向に移動可能なスライド２６２が設けられている。スライド２６２の移動によって排出口２６０が開閉される。ラッピングコンパウンド液の遠心分離作業中には、スライド２６２が作用位置にあって排出口２６０を上方から覆っているが、スクレーパ２４０により掻き出されたスラッジ（砥粒と若干の金属粉末とラップ液との混合物）を排出する際には、スライド２６２が退避させられて排出口２６０が開かれ、掻き落とされたスラッジが、排出口２６０の下方に設置されたスラッジ収容器の一種であるスラッジトロッコ２６６により受けられる。スラッジトロッコ２６６に溜められたスラッジは、再びコンパウンド液タンク１００内のラッピングコンパウンド液と混ぜて使用することができる。
【００１９】
なお、ラッピングコンパウンド液の遠心分離作業中において、液が回転体１９２内より漏れ出すことがある。そのため、作業中はスライド２６２が排出口２６０を覆って、液がスラッジトロッコ２６６に収容されたスラッジと混ざらないようにされており、スライド２６２上に溜まったラッピングコンパウンド液は、排水口２７０を経て図示しない液通路を通過してコンパウンド液タンク１００に戻されるようになっている。
【００２０】
本歯車ラッピング機は、図４に示す制御装置２８０により制御される。制御装置２８０は、ＣＰＵ（セントラルプロセシングユニット）２８２，ＲＯＭ（リードオンリメモリ）２８４，ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）２８６およびそれらを接続するバスを有するコンピュータ２９０を主体とするものである。バスにはインプットインタフェース２９２が接続され、前記エンコーダ３２，３３，振動センサ２９４等の各種センサが接続されている。振動センサ２９４は、ピニオン１０の第１回転軸２８を相対回転可能に保持するハウジング（Ｚ軸スライド５２）またはギヤ１２の第２回転軸３０を相対回転可能に保持するハウジング８７において、第１回転軸２８または第２回転軸３０近傍部に設けられた加速度センサとすることができる。あるいは、噛合い回転時の騒音を取得するマイクロフォンを振動センサとすることも可能である。マイクロフォンはピニオン１０とギヤ１２との噛合い点に可及的に近い位置に配設することが望ましい。バスにはまた、アウトプットインタフェース３００が接続され、機械制御装置（ＰＬＣやＮＣコントローラ等）３０１を経由し、駆動回路３０２を介して、第１サーボモータ２９，第２サーボモータ３１，Ｘ軸移動用モータ３８，Ｚ軸移動用モータ５８，Ｙ軸移動用モータ８２，第１コンパウンド液ポンプ１０４，コンパウンド液用開閉弁１０８，遠心分離機１４０（の回転用モータ２０６等），第２コンパウンド液ポンプ１５０，洗浄液ポンプ１６２，洗浄液用開閉弁１６８，加圧空気用開閉弁１７６等が接続されている。
【００２１】
本実施形態における測定装置２６は、ハイポイドギヤ１４のラッピングの精度測定のために、ラッピング後にハイポイドギヤ１４の振動測定や回転伝達誤差測定を行うものである。ピニオン１０とギヤ１２との噛み合い状態において第１，第２サーボモータ２９，３１の駆動によりそれらピニオン１０およびギヤ１２を回転させる。そして、回転センサとしてのエンコーダ３２，３３からの出力値に基づいて、制御装置２８０のコンピュータ２９０において回転伝達誤差が測定される。コンピュータ２９０では、回転伝達誤差の波形出力，Ｐ−Ｐ値の表示だけでなく、周波数分析（ＦＦＴ処理）をすることにより、噛合い次数解析や平均化処理をすることもできる。また、ピッチ誤差の測定をすることも可能である。このように、本測定装置２６は、片歯面噛合い試験機としての機能を有し、第１，第２回転軸２８，３０に取り付けられた各エンコーダ３２，３３の出力値に基づいてピニオン１０およびギヤ１２の回転伝達誤差測定を行う部分により構成される回転伝達誤差測定部を含むものである。
【００２２】
また、前記振動センサ２９４によって、ハイポイドギヤ１４の噛合い振動の大きさを測定することができる。振動センサ２９４と、制御装置２８０の振動センサ２９４の検出値に基づいてピニオン１０およびギヤ１２の振動を測定する部分とが振動測定部を構成し、測定装置２６はこの振動測定部をも含むものである。
【００２３】
ただし、振動センサ２９４とエンコーダ３２，３３とを両方設けることは不可欠ではなく、いずれか一方のみによりラッピングの精度測定を行ってもよい。例えば、振動センサ２９４を省略してエンコーダ３２，３３の出力値に基づく回転伝達誤差測定のみを行い、あるいは、エンコーダ３２，３３を省略して振動センサ２９４の出力値に基づく回転伝達誤差測定を行ってもよいのである。
【００２４】
さらに、測定装置２６においては、歯当たりの検査を行うこともできる。前記Ｘ軸移動装置６６，Ｚ軸移動装置６８およびＹ軸移動装置８８によってピニオン１０とギヤ１２とを所定の相対位置関係となるように位置決めした状態で、噛み合わせて回転させ、歯当たり検査を行うのである。歯当たり検査は、歯当たり検査用の塗布剤をピニオン１０またはギヤ１２の歯面に塗布して、上記のように噛合状態で回転させ、塗布剤の剥げ方や塗布剤が塗布されていない側の歯面への付着状態を目視で確認することによって行うことができる。つまり、測定装置２６は、歯当たり検査機としても使用可能なのである。
【００２５】
以上の構成のラッピング機の作動について説明する。ピニオン１０とギヤ１２とがそれぞれ第１回転軸２８と第２回転軸３０とに取り付けられる。Ｘ軸移動装置６６，Ｚ軸移動装置６８およびＹ軸移動装置８８によってピニオン１０とギヤ１２とが最適な噛み合い状態となるように位置決めされる。そして、第１サーボモータ２９および第２サーボモータ３１がそれぞれ駆動され、互いに噛み合わされた状態のピニオン１０とギヤ１２とがそれぞれ回転させられるとともに、第１コンパウンド液ポンプ１０４の駆動によりコンパウンド液タンク１００からラッピングコンパウンド液が汲み上げられ、コンパウンド液用開閉弁１０８が開状態とされて液通路１０６を経てコンパウンドノズル１０２からピニオン１０とギヤ１２との噛み合わされた両歯面の間にラッピングコンパウンド液がかけられる。機械加工および熱処理を経たピニオン１０およびギヤ１２は、それらの歯面が僅かに変形している場合があるのであるが、ラッピングによって上記変形が除去される。ピニオン１０とギヤ１２とは、それらの歯の間に所定の回転位相差（ピニオン１０とギヤ１２との歯同士がラッピングに適した力で押し付けられる回転位相差）を保った状態で同期回転させられるように、第１，第２サーボモータ２９，３１がそれぞれ制御される。このような制御については、例えば、特開平１１−８２１号公報に記載されている。ピニオン１０およびギヤ１２が、予め設定されたピニオン１０の歯数とギヤ１２の歯数とから求めたギヤ比に応じた理想的な回転角速度で同期回転させられ、ピニオン１０およびギヤ１２の両歯面が押圧状態で摺動させられてラッピングされるのである。それによって、例えば、ピニオン１０またはギヤ１２の歯面に、回転方向に突出した突部が存在することにより、ピニオン１０またはギヤ１２の歯が歯形誤差を有する場合には、その突部と相手方の歯との間の面圧が高くなって強いラッピング作用を受け、逆に回転方向に関して窪んでいる部分では面圧が小さくなって弱いラッピング作用を受けることとなり、歯形誤差やピッチ誤差が修正される。
【００２６】
続いて、ラッピングが行われたピニオン１０およびギヤ１２の歯面の洗浄が行われる。ピニオン１０およびギヤ１２は、回転装置２０に取り付けられたままで洗浄される。Ｚ軸移動装置６８によってピニオン１０がＺ軸方向に移動させられてギヤ１２との噛み合い状態から離脱させられ、洗浄位置である前記洗浄ノズル１６０の吐出口に近接させられる（図１において二点鎖線で図示）。洗浄液用開閉弁１６８が開状態とされるとともに、洗浄液ポンプ１６２が駆動され、洗浄液タンク１４２から前述のように遠心分離機１４０によって得られた洗浄液が汲み上げられ、洗浄ノズル１６０に圧送される。また、加圧空気用開閉弁１７６が開状態とされ、エア源１７２から加圧空気が洗浄ノズル１６０に送られる。したがって、洗浄ノズル１６０からは霧状の洗浄液がピニオン１０とギヤ１２とに向かって吹き付けられることにより、ピニオン１０およびギヤ１２に付着した砥粒が吹き飛ばされる。それと同時に、第１，第２サーボモータ２９，３１の駆動によってピニオン１０とギヤ１２とがそれぞれ回転させられるため、ピニオン１０およびギヤ１２全体が均一に洗浄される。上述のようにして霧状の洗浄液がピニオン１０とギヤ１２とに吹き付けられた後、ピニオン１０およびギヤ１２が回転させられるとともに加圧空気のみが洗浄ノズル１６０から吹き付けられ、ピニオン１０およびギヤ１２に付着した洗浄液が吹き飛ばされる。なお、コンパウンドノズル１０２から供給されたラッピングコンパウンド液や、洗浄ノズル１６０から供給された洗浄液、ピニオン１０およびギヤ１２の洗浄により除去された砥粒は、全てカバー１１０に受けられてコンパウンド液タンク１００に戻される。
【００２７】
ピニオン１０およびギヤ１２の洗浄後、そのまま歯車ラッピング機に取り付けられた状態で、ラッピングの結果を検査するために、ピニオン１０およびギヤ１２の振動測定，回転伝達誤差測定や歯当たり検査が行われる。測定装置２６によるこれらの測定は前述の通りであり、測定，検査結果に基づいて、ラッピングが不足していることが判明した場合には、再びラッピング工程が実施される。そして、ピニオン１０およびギヤ１２が洗浄され、再び測定工程が行われる。
【００２８】
以上の説明から明らかなように、制御装置２８０の、ピニオン１０およびギヤ１２の洗浄の際に第１サーボモータ２９および第２サーボモータ３１を制御する部分が洗浄用回転制御部を構成している。さらに、ピニオン１０およびギヤ１２の測定の際に第１，第２サーボモータ２９，３１を制御する部分が測定用回転制御部を構成している。測定装置２６は、上記測定用回転制御部，前記回転伝達誤差測定部および振動測定部を含むものである。
【００２９】
本実施形態によれば、ピニオン１０およびギヤ１２を歯車ラッピング機に取り付けたまま、ラッピング工程後の洗浄および測定を実施することができ、従来のように、洗浄および測定のためにラッピング機より取り外して別の装置に取り付ける等の手間が省け、作業能率が向上する。特に、本実施形態のように、測定によってラッピング不足が判明し、再びラッピングが必要となる場合には、作業能率向上の効果が高い。また、洗浄専用の装置や、測定専用の装置を別に設ける必要がなく、設備費の低減効果も高く、所要スペースも小さくて済む。さらに、洗浄液をラッピングコンパウンド液から砥粒を除去したラップ液とすれば、洗浄液を別に準備したり、その洗浄液がコンパウンド液タンクに混ざらないように特別な機構を設ける必要もない。使用された洗浄液は、再びラッピングコンパウンド液に混ぜて使用することができ、経済性が高い。
【００３０】
ピニオン１０およびギヤ１２の洗浄の際、本実施形態のように洗浄液と加圧空気とを吹き付ければ、ピニオン１０およびギヤ１２に付着した砥粒を迅速に除去する効果が高いのであるが、このことは不可欠ではなく、加圧空気と洗浄液とを交互に吹き付けてもよい。例えば、加圧空気がピニオン１０およびギヤ１２に吹き付けられた後に、洗浄液が吹き付けられるという動作が繰り返されるのである。加圧空気と洗浄液との吹付けの順序は、いずれが先になってもよい。また、加圧空気と洗浄液とを別々のノズルから供給することも可能である。あるいはまた、加圧空気と洗浄液とのいずれか一方のみが吹き付けられる構成としてもよい。
【００３１】
図５に本発明のラッピング機の別の実施形態を示す。本実施形態は、ラッピングコンパウンド液と洗浄液とを受ける受け部材を、前記実施形態と同様に、兼用のカバー１１０により構成し、洗浄液の循環経路をラッピングコンパウンド液の循環経路とは別に設ける形態である。なお、本実施形態において、ラッピングコンパウンド液の循環経路等は図１〜図４に示す実施形態と同様に構成されているため、同じ符号を付して説明を省略し、前記実施形態と異なる部分のみについて説明する。本実施形態における洗浄装置４００は、ピニオン１０およびギヤ１２に洗浄液をかける洗浄ノズル４０２と、洗浄液を蓄える洗浄液タンク４０４と、洗浄液タンク４０４から洗浄液を汲み上げて洗浄ノズル４０２へ圧送する洗浄液ポンプ４０６とを備えている。洗浄液ポンプ４０６と洗浄ノズル４０２とは、液通路４１０により接続され、液通路４１０の途中には、電磁弁である洗浄液用開閉弁４１２が設けられている。カバー１１０の円錐筒状部１２２の下端部には、切換弁４１６が設けられ、自動あるいは作業者の操作による切換弁４１６の切換えによって、円錐筒状部１２２内部から流下するラッピングコンパウンド液が配管１１２内の液通路を経てコンパウンド液タンク１００に流入する状態と、液通路４２０を経て洗浄液タンク４０４に流入する状態とに選択的に切り換えられる。本実施形態における洗浄液は、前記実施形態における洗浄液のように、ラッピングコンパウンド液の砥粒以外の成分と同じものとしてもよいし、あるいは、成分は異なるがラッピングコンパウンド液と多少混合しても差し支えないものとしてもよい。液通路４２０の洗浄液タンク４０４側の開口部には、フィルタ４２４が設けられ、砥粒や金属粉等が濾過されて洗浄液タンク４０４内には清浄な洗浄液が蓄えられるようになっている。カバー１１０，切換弁４１６，液通路４２０が、ピニオン１０およびギヤ１２に吹き付けられた洗浄液を受けて洗浄液タンク４０４へ環流させる環流装置を構成しているのである。
【００３２】
以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題，課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である歯車ラッピング機の構成を示す概略図である。
【図２】上記歯車ラッピング機の構成要素である回転装置を示す斜視図である。
【図３】上記歯車ラッピング機の構成要素である遠心分離機を示す正面断面図である。
【図４】上記歯車ラッピング機を制御する制御装置を示すブロック図である。
【図５】本発明の別の実施形態である歯車ラッピング機の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
１０：ピニオン　　１２：ギヤ　　１４：ハイポイドギヤ　　２０：回転装置　２２：コンパウンド液供給装置　　２４：洗浄装置　　２６：測定装置　　２９：第１サーボモータ　　３１：第２サーボモータ　　３２，３３：エンコーダ１００：コンパウンド液タンク　　１０２：コンパウンドノズル　　１０４：第１コンパウンド液ポンプ　　１３０：洗浄液取得装置　　１３２：洗浄液供給装置　　１４０：遠心分離機　　１４２：洗浄液タンク　　１５０：第２コンパウンド液ポンプ　　１６０：洗浄ノズル　　１６２：洗浄液ポンプ　　１７８：加圧空気吹付け装置　　２８０：制御装置　　２９４：振動センサ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for wrapping gears, and more particularly to simplifying measurement of wrapped gears.
[0002]
[Prior art]
Lapping of bevel gears such as bevel gears and hypoid gears is often performed by applying a lapping compound liquid while engaging and rotating a pair of bevel gears. In order to check the result of the lapping, it is necessary to measure the vibration of the gear pair after the lapping and to measure the rotation transmission error. Conventionally, a measuring machine having almost the same configuration as the wrapping machine has been used for these measurements, and there has been a problem that equipment cost is increased and a required space is increased. In addition, for measurement, it is necessary to remove the gear pair from the wrapping machine and attach it to the measuring machine, and there is a problem that it takes time to attach and detach. In particular, when performing measurement in the middle of lapping, it is necessary to remove the gear pair from the wrapping machine and attach it to the measuring machine, remove it from the measuring machine after measurement, and attach it to the wrapping machine again, which is very troublesome. there were. These problems also occur not only in bevel gears but also in wrapping of other gears such as worms, worm wheels, cylindrical gears such as helical gears and helical gears.
[0003]
Problems to be Solved by the Invention, Means for Solving Problems, and Effects
The present invention has been made with a view to simplifying the measurement of a wrapped gear pair with the above circumstances as background, and according to the present invention, a gear wrapping method and a gear wrapping machine of the following aspects can be obtained. . As in the case of the claims, each aspect is divided into sections, each section is numbered, and the number of another section is cited as necessary. This is for the purpose of facilitating the understanding of the present invention and should not be construed as limiting the technical features and combinations thereof described in the present specification to those described in the following sections. . In addition, when a plurality of items are described in one section, the plurality of items need not always be adopted together. It is also possible to select and adopt only some of the items.
[0004]
In the following items, (1) corresponds to claim 1, (3) to claim 2, (7) to claim 3, (8) to claim 4, Claim (9) corresponds to claim 5, and claim (12) corresponds to claim 6.
[0005]
(1) A gear wrapping method in which a gear pair is wrapped by a gear wrapping machine, then washed while being mounted on the wrapping machine, and the gear pair is measured after washing.
In this way, if the wrapped gear pair is washed and measured while being attached to the wrapping machine, the wrapping machine can be used as a measuring machine, and equipment costs and installation space can be reduced. Further, it is not necessary to remove the gear pair from the wrapping machine and mount it on the measuring machine for cleaning and measurement, and the time required for cleaning and measurement can be reduced. This effect is particularly remarkable when the measurement is performed during the lapping as described in the following section. There are various methods for cleaning the gear pair, such as a method of spraying a high-pressure gas or a high-pressure high-temperature gas while rotating the gear pair, a method of spraying a cleaning liquid to the gear pair, and a method of wiping the surface of the gear pair with a wiping member. It is desirable to use a fluid for easy cleaning.
(2) The gear lapping method according to (1), wherein lapping is performed again when it is determined by the measurement that lapping is insufficient.
(3) The gear lapping method according to the above (1) or (2), wherein the cleaning is performed using a lapping liquid obtained by removing abrasive grains from a lapping compound liquid used at the time of the lapping as a cleaning liquid.
If a lapping liquid (eg, oil) obtained by removing abrasive grains from a lapping compound liquid is used as a cleaning liquid, the problem of waste liquid treatment that occurs when a cleaning-specific liquid is used can be solved. Further, a device for preventing mixing of the cleaning-dedicated liquid and the lapping compound liquid is not required, and the device can be simplified.
(4) The gear lapping method according to any one of (1) to (3), wherein the cleaning is performed by spraying a cleaning liquid and a pressurized gas onto the gear pair.
If the cleaning is performed by spraying the cleaning liquid and the pressurized gas onto the gear pair, it is easy to increase the spraying speed of the cleaning liquid, and the abrasive particles attached to the gear pair can be quickly removed. Further, it is possible to remove the abrasive particles attached to the gear pair with a relatively small amount of the cleaning liquid.
(5) The gear lapping method according to any one of (1) to (4), wherein the cleaning is performed while rotating the gear pair.
If cleaning is performed while rotating the gear pair, the entire gear pair can be uniformly cleaned. In addition, if the rotation speed is increased, the abrasive particles attached to the gear pair are shaken off by the centrifugal force together with the cleaning liquid, so that the cleaning can be performed effectively.
(6) The gear wrapping method according to any one of (1) to (5), wherein the gear pair targets a pinion and a gear of a bevel gear.
Attempts have been made to rotate the gear pair before washing to shake off the lapping compound liquid by centrifugal force, but this is not easy, and it is particularly difficult when the lapping compound liquid has a high viscosity. Above all, abrasive grains attached to the small diameter end of the pinion of the bevel gear are not easily removed. On the other hand, if the gear pair is rotated while supplying the cleaning liquid, the abrasive grains attached to the small diameter end of the pinion of the bevel gear can be easily removed.
(7) In a gear wrapping machine including a rotating device that rotates a gear pair while meshing with each other, and a compound liquid supply device that supplies a lapping compound liquid to the rotating gear pair,
A cleaning device that supplies a cleaning liquid to the gear pair still attached to the rotating device, and performs cleaning,
A measuring device that measures the gear pair after cleaning
Gear wrapping machine, characterized in that a gear wrapping machine is provided.
This wrapping machine is suitable for carrying out the gear wrapping method described in the above item (1).
(8) The measuring device is:
The gear pair, the rotation device, a measurement rotation control unit for rotating for measurement,
At least one of a vibration measuring unit for measuring the vibration of the gear pair and a rotational transmission error measuring unit for measuring the rotational transmission error of the gear pair.
The gear wrapping machine according to (7), comprising:
If a washing device and a measuring device are added to the gear wrapping machine, the gear wrapping machine can be used as a measuring device, and the equipment cost can be significantly reduced as compared with the case where a dedicated measuring device is provided.
(9) The cleaning device is:
A cleaning liquid acquisition device that removes abrasive grains from the lapping compound liquid to obtain a cleaning liquid,
A cleaning liquid supply device that supplies the cleaning liquid acquired by the cleaning liquid acquisition device to a gear pair held by the rotating device;
The gear wrapping machine according to (7) or (8), comprising:
A cleaning liquid can be obtained by removing abrasive grains from the lapping compound liquid, and since this cleaning liquid was originally a part of the lapping compound liquid, there is no problem if it is mixed into the lapping compound liquid. Therefore, a simple device for preventing contamination can be used, or the entire cleaning liquid after cleaning can be returned to the lapping compound liquid tank.
(10) The cleaning liquid acquisition device has a cleaning liquid tank that stores the cleaning liquid obtained by the cleaning liquid acquisition device, and the cleaning liquid supply device pumps the cleaning liquid from the cleaning liquid tank to the cleaning nozzle that sprays the cleaning liquid onto the gear pair. A lapping machine according to (9), further comprising a pump for pressure-feeding the cleaning nozzle.
(11) The gear wrapping machine according to (9) or (10), wherein the cleaning liquid acquisition device has a centrifugal separator for centrifuging the lapping compound liquid to obtain a cleaning liquid containing no abrasive grains.
For example, it is possible to configure a cleaning liquid acquisition device with a filter.However, it often takes time to separate the lapping compound liquid into abrasive grains and the cleaning liquid, and frequently replace or clean the filter element. Needed and difficult to maintain. By comparison, the centrifugal separator can quickly separate the lapping compound liquid into abrasive particles and the lap liquid as a cleaning liquid, and is easy to maintain.
(12) a cleaning nozzle for spraying a cleaning liquid onto the gear pair, a cleaning liquid tank for storing the cleaning liquid, a pump for pumping the cleaning liquid from the cleaning liquid tank and pumping the cleaning liquid to the cleaning nozzle; A recirculation device that receives the cleaning liquid sprayed on the pair and recirculates the cleaning liquid to the cleaning liquid tank.
In this embodiment, the circulation path of the cleaning liquid is provided separately from the circulation path of the lapping compound liquid. If the cleaning liquid is the same as the components other than the abrasive grains of the lapping compound liquid, or if the components are different but may be mixed slightly, a receiving member for receiving the cleaning liquid sprayed on the gear pair is It may be somewhat imperfect, which can reduce equipment costs. In particular, when the receiving member is also used as a receiving member for receiving the lapping compound liquid and a switching valve may be provided in the liquid passage for guiding the cleaning liquid and the lapping compound liquid, the equipment cost can be reduced.
(13) The gear wrapping machine according to any one of (7) to (12), wherein the cleaning device includes a cleaning rotation control unit configured to rotate the gear pair on the rotating device for cleaning.
(14) The gear wrapping machine according to any one of (7) to (13), wherein the cleaning device includes a pressurized gas blowing device that blows pressurized gas to the gear pair.
(15) The gear wrapping machine according to (14), wherein the pressurized gas blowing device blows pressurized gas through the cleaning nozzle.
Pressurized gas such as pressurized air may be blown from the cleaning nozzle at the same time as the cleaning liquid, or may be blown at a different time. In the former example, the cleaning liquid is atomized and jetted from the cleaning nozzle. In the latter example, the pressurized gas is jetted after the supply of the cleaning liquid is stopped. Alternatively, the cleaning liquid and the pressurized gas can be ejected alternately.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a gear wrapping machine according to an embodiment of the present invention and a gear wrapping method using the same will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 schematically shows the configuration of the gear wrapping machine in the present embodiment. The gear wrapping machine is a device suitable for wrapping a hypoid gear 14 including a pinion 10 and a gear 12 as an example of a bevel gear pair and measuring the result of the wrapping. The gear wrapping machine includes a rotating device 20 for rotating the pinion 10 and the gear 12 around their own axes while meshing with each other, and a wrapping compound during rotation of the pinion 10 and the gear 12 held by the rotating device 20. A compound liquid supply device 22 for supplying a liquid, a cleaning device 24 for supplying a cleaning liquid to the pinion 10 and the gear 12 after the lapping is performed to perform the cleaning, and a measurement of the pinion 10 and the gear 12 after the cleaning. And a measuring device 26.
[0007]
As shown in FIG. 2, the rotation device 20 includes a first rotation shaft 28 rotatable around one axis (horizontal axis in the illustrated example) A and a first servomotor as a drive source for rotating the first rotation shaft 28. 29, a second rotating shaft 30 rotatable around an axis (vertical axis in the illustrated example) B intersecting the axis A, and a second servomotor 31 as a drive source for rotating the second rotating shaft 30. . The rotation of the first servomotor 29 is transmitted to the first rotating shaft 28 by a motion transmitting device such as a pulley or a belt, and the first rotating shaft 28 is rotated about its own axis, that is, about the horizontal axis A. The pinion 10 is concentrically and detachably held on the first rotating shaft 28 by a holding device (not shown) such as a chuck. Further, the rotation of the second servomotor 31 is transmitted to the second rotating shaft 30 by a motion transmitting device such as a pulley, a belt, or the like, and the second rotating shaft 30 is rotated about its own vertical axis B. The gear 12 is concentrically and detachably held on the second rotating shaft 30 by an appropriate holding device (not shown) such as a chuck. The first servomotor 29 and the second servomotor 31 are AC servomotors, which are a kind of drive motors, and are provided with encoders 32 and 33 (see FIG. 4) as position detectors, respectively. It is possible.
[0008]
The pinion 10 is linearly moved in an X-axis direction which is one direction in a horizontal plane parallel to the rotation axis A of the first rotation shaft 28, and in a Z-axis direction which is a direction (vertical direction) orthogonal to the horizontal plane. For this reason, a ball screw (not shown), which is a kind of feed screw, is provided on the bed 34 in parallel with the X-axis direction, and is screwed to a nut (not shown) provided on the X-axis slide 36. Is rotated by an X-axis movement motor (servo motor) 38, whereby the X-axis slide 36 is moved in the X-axis direction. This movement is guided by a pair of guide rails 40 (only one of them is shown in FIG. 2) provided as guide members provided on the bed 34 and a guide block 42 fixed to the X-axis slide 36 as a guided member. You.
[0009]
A ball screw (not shown) is provided on the X-axis slide 36 in parallel with the Z-axis direction, which is the vertical direction, and the Z-axis slide 52 is screwed with a nut (not shown). The Z-axis slide 52 is rotated by a Z-axis movement motor (servo motor) 58 via a motion transmission device including pulleys 53 and 54 and a belt 56, so that the Z-axis slide 52 is driven by a pair of guide rails 60 and a Z-axis slide. It is guided by a guide block 62 fixed to 52 and is moved in the Z-axis direction. The first rotation shaft 28 is held on the Z-axis slide 52 so as to be relatively rotatable, and the pinion 10 held on the first rotation shaft 28 is moved to any position in the X-axis direction and the Z-axis direction. The nut, ball screw, X-axis slide 36, X-axis moving motor 38 and the like constitute the X-axis moving device 66, and the nut, ball screw, Z-axis slide 52, Z-axis moving motor 58 and the like constitute the Z-axis moving device. 68. The X-axis movement motor 38 and the Z-axis movement motor 58 may be step motors instead of servo motors.
[0010]
The gear 12 is linearly moved in a Y-axis direction orthogonal to the rotation axis B of the second rotation shaft 30 and orthogonal to the X-axis direction in a horizontal plane. Therefore, a Y-axis slide 80 that is movable in the Y-axis direction is provided near the forward end position of the X-axis slide 36 in the X-axis direction of the bed 34, and the Y-axis slide 80 is attached to the nut in the Y-axis direction. It is screwed into a ball screw (not shown) extending in parallel. When the ball screw is rotated by a Y-axis movement motor (servo motor) 82, the Y-axis slide 80 is guided by a pair of guide rails 84 via a guide block 86 and is moved in the Y-axis direction. The second rotating shaft 30 is held by a housing 87 fixed to the Y-axis slide 80 so as to be relatively rotatable, and the gear 12 held by the second rotating shaft 30 is moved to an arbitrary position in the Y-axis direction. . The nut, the Y-axis slide 80, the ball screw, the Y-axis moving motor 82, and the like constitute a Y-axis moving device 88. The Y-axis moving motor 82 may be a step motor instead of the servo motor.
[0011]
As shown in FIG. 1, the compound liquid supply device 22 includes a compound liquid tank 100, a compound nozzle 102 for applying a lapping compound liquid to the pinion 10 and the gear 12, and a compound nozzle 102 for pumping up the lapping compound liquid from the compound liquid tank 100. And a first compound liquid pump 104 for pressure feeding. In the present embodiment, a plurality of compound nozzles 102 (two in the illustrated example) are provided, and the compound nozzles 102 can apply the lapping compound liquid from different directions to the tooth surfaces where the pinion 10 and the gear 12 mesh with each other. it can. The first compound liquid pump 104 and the compound nozzle 102 are connected by a liquid passage 106, and a compound liquid opening / closing valve 108 as an electromagnetic valve is provided in the liquid passage 106. When the compound liquid on-off valve 108, which is normally closed, is opened, the wrapping compound liquid is supplied from the compound nozzle 102. The lapping compound liquid contains abrasive grains and oil as a lapping liquid. The compound nozzle 102 is covered with a cover 110 to prevent the lapping compound liquid from splashing outside. The cover 110 has a cylindrical part 120 and a conical cylindrical part 122 whose diameter decreases toward the bottom, and functions as a receiving member for receiving a lapping compound liquid and the like. A pipe 112 is connected to the bottom of the cover 110, and an inner space of the cover 110 is connected to the compound liquid tank 100 by a passage formed therein. Therefore, the lapping compound liquid supplied from the compound nozzle 102 and not adhered to the pinion 10 and the gear 12 is collected on the bottom side of the cover 110 and returned to the compound liquid tank 100 again via the pipe 112.
[0012]
As shown in FIG. 1, the cleaning device 24 shares the cover 110 with the compound liquid supply device 22, and includes a cleaning liquid acquisition device 130 and a cleaning liquid supply device 132. The cleaning liquid acquisition device 130 includes a centrifugal separator 140 that obtains a lapping liquid as a cleaning liquid by centrifuging a lapping compound liquid to remove abrasive grains, and a cleaning liquid tank 142 that stores the cleaning liquid obtained by the centrifugal separator 140. I have. The centrifuge 140 and the washing liquid tank 142 are connected by a pipe 146. The centrifuge 140 will be described later. The lapping compound liquid supplied to the centrifugal separator 140 is pumped up from the compound liquid tank 100 by the second compound liquid pump 150, and is supplied to the centrifugal separator 140 via a liquid passage in the pipe 152. The second compound liquid pump 150 can also be considered as a component of the cleaning liquid acquisition device 130.
[0013]
The cleaning liquid supply device 132 includes a cleaning nozzle 160 for spraying the cleaning liquid to the pinion 10 and the gear 12, and a cleaning liquid pump 162 for pumping the cleaning liquid from the cleaning liquid tank 142 and forcing the cleaning liquid to the cleaning nozzle 160. In addition, a strainer 164, which is a type of filter, is provided at a pumping port of the cleaning liquid pump 162 for pumping the cleaning liquid from the cleaning liquid tank 142, and filters abrasive grains, metal powder, and the like in the cleaning liquid tank 142 to wash only the clean cleaning liquid. The pressure is sent to the nozzle 160. In the present embodiment, a plurality of (two in the illustrated example) cleaning nozzles 160 are provided at mutually different positions (a position close to the pinion 10 and a position close to the gear 12), and are provided at each of the pinion 10 and the gear 12. It is possible to spray the cleaning liquid effectively. The cleaning liquid pump 162 and the cleaning nozzle 160 are connected by a liquid passage 166, and a cleaning liquid opening / closing valve 168, which is an electromagnetic valve, is provided in the middle of the liquid passage 166, and is always closed.
[0014]
Pressurized air as a pressurized gas is also blown from the cleaning nozzle 160. The cleaning nozzle 160 is connected to an air source 172 via an air passage 170, and a pressurized air opening / closing valve 176 (normally closed) is provided in the middle of the air passage 170. The cleaning nozzle 160, the air passage 170, the air source 172, and the on-off valve 176 for pressurized air constitute a pressurized air blowing device 178 as a pressurized gas blowing device. The cleaning device 24 also includes a pressurized air blowing device 178.
[0015]
The centrifuge 140 will be described with reference to FIG. A rotating body 192 is rotatably provided in a housing 190 of the centrifuge 140. The rotating body 192 is rotatably held by a holding member 196 provided integrally with the housing 190 at a cylindrical shaft portion 194 via a bearing 198. A pulley 200 is integrally provided at an upper end of the shaft portion 194 of the rotating body 192, which is one end extending above the bearing 198, and is fixed to the housing 190 via the belt 202 and the pulley 204. It is connected to the output shaft 208 of the rotation motor 206. At the lower end, which is the other end of the shaft 194 of the rotating body 192, the main body 210 of the rotating body 192 is integrally provided. The main body 210 has a generally cylindrical shape with a larger diameter than the shaft 194. Openings 214 are formed in the bottom wall of the main body 210 at a plurality of locations separated in the circumferential direction. The openings 214 are provided so as to cover them from below. The closing member 218 is held by the boss 220 of the main body 210 and can rotate integrally with the rotating body 192. However, if an opening / closing device (not shown) is operated, its own axis is independent of the rotating body 192. It is rotatable around. The closing member 218 also has openings 224 formed at a plurality of locations spaced apart in the circumferential direction. However, the opening 214 of the rotating body 192 and the opening 224 of the closing member 218 always have a different phase from each other. The rotation phase of the closing member 218 is predetermined, and the opening 214 of the rotating body 192 is always kept closed. When the operator operates an opening / closing device (not shown) to rotate the closing member 218 to a rotation position where the phases of the opening 224 and the opening 214 match, the internal space of the rotating body 192 communicates with the lower space of the housing 190. .
[0016]
The pipe 152 is opened at a lower portion of the internal space of the rotating body 192. The lapping compound liquid flowing into the internal space of the rotating body 192 via the pipe 152 is centrifuged into abrasive grains and a lapping liquid by the rotation of the rotating body 192. A strong centrifugal force is applied to the lapping compound liquid, and abrasive grains having a higher specific gravity than the liquid are forcibly pressed against the inner wall of the main body 210 of the rotating body 192 to be deposited. The cleaning liquid flows upward from the center of the rotating body 192 as shown by an arrow, passes through an opening 230 formed in the upper wall of the main body 210, passes through a discharge passage 234 in the housing 190, and flows from the pipe 146 shown in FIG. It is led to the tank 142.
[0017]
The abrasive grains deposited in the rotating body 192 are scraped out by the scraper 240. The scraper 240 is provided integrally with a driven shaft 244 held rotatably inside a shaft portion 194 of the rotating body 192 and a lower end portion which is one end of the driven shaft 244. And a plurality of blades 246 slidable on the inner side surface of the main body 210. In the present embodiment, the blades 246 are provided so as to extend outward in the radial direction from two locations separated in the diameter direction of the driven shaft 244. An engaged portion 248 is integrally provided at an upper end, which is the other end of the driven shaft 244. When the spanner 252 is rotated by an operator or the like in a state in which the engaging portion 254 of the spanner 252 as the driving member is engaged with the engaged portion 248, the blade 246 of the scraper 240 causes the main body of the rotating body 192 to rotate. The inner wall of the main body 210 is slid to scrape off the abrasive particles accumulated on the inner wall of the main body 210.
[0018]
An outlet 260 is provided below the rotating body 192 in the housing 190. A slide 262 that can move in the horizontal direction is provided above the outlet 260. The outlet 260 is opened and closed by the movement of the slide 262. During the centrifugal separation operation of the lapping compound liquid, the slide 262 is in the operating position and covers the discharge port 260 from above, but the sludge scraped off by the scraper 240 (the abrasive grains, some metal powder, the lap liquid and Is discharged, the slide 262 is retracted, the discharge port 260 is opened, and the sludge that has been scraped off is discharged from the sludge truck 266, which is a kind of a sludge container installed below the discharge port 260. Received by The sludge stored in the sludge truck 266 can be used by being mixed with the lapping compound liquid in the compound liquid tank 100 again.
[0019]
During the centrifugal separation of the lapping compound liquid, the liquid may leak out of the rotating body 192. For this reason, during the operation, the slide 262 covers the discharge port 260 so that the liquid does not mix with the sludge accommodated in the sludge truck 266, and the lapping compound liquid accumulated on the slide 262 passes through the drain port 270. The liquid is returned to the compound liquid tank 100 through a liquid passage (not shown).
[0020]
The gear wrapping machine is controlled by a control device 280 shown in FIG. The control device 280 is mainly composed of a CPU (Central Processing Unit) 282, a ROM (Read Only Memory) 284, a RAM (Random Access Memory) 286, and a computer 290 having a bus connecting them. An input interface 292 is connected to the bus, and various sensors such as the encoders 32 and 33 and the vibration sensor 294 are connected to the bus. The vibration sensor 294 is provided in the housing (the Z-axis slide 52) for holding the first rotation shaft 28 of the pinion 10 in a relatively rotatable manner or the housing 87 for holding the second rotation shaft 30 of the gear 12 in a relatively rotatable manner. An acceleration sensor provided near the shaft 28 or the second rotation shaft 30 may be used. Alternatively, it is also possible to use a microphone that acquires noise during meshing rotation as a vibration sensor. It is desirable that the microphone is disposed at a position as close as possible to the meshing point between the pinion 10 and the gear 12. An output interface 300 is also connected to the bus, and the first servomotor 29, the second servomotor 31, the X-axis movement via a machine control device (such as a PLC or an NC controller) 301, and via a drive circuit 302. Motor 38, Z-axis movement motor 58, Y-axis movement motor 82, first compound liquid pump 104, compound liquid on-off valve 108, centrifuge 140 (rotation motor 206, etc.), second compound liquid pump 150, a cleaning liquid pump 162, a cleaning liquid on-off valve 168, a pressurized air on-off valve 176, and the like.
[0021]
The measuring device 26 according to the present embodiment measures the vibration and rotation transmission error of the hypoid gear 14 after the lapping in order to measure the accuracy of the lapping of the hypoid gear 14. In a state where the pinion 10 and the gear 12 are in mesh with each other, the pinion 10 and the gear 12 are rotated by driving the first and second servo motors 29 and 31. Then, the rotation transmission error is measured by the computer 290 of the control device 280 based on the output values from the encoders 32 and 33 as the rotation sensors. In the computer 290, not only the waveform output of the rotation transmission error and the display of the PP value, but also the mesh order analysis and the averaging process can be performed by performing the frequency analysis (FFT process). It is also possible to measure a pitch error. As described above, the present measuring device 26 has a function as a one-tooth flank meshing tester, and based on the output values of the encoders 32 and 33 attached to the first and second rotating shafts 28 and 30, It includes a rotation transmission error measuring unit constituted by a portion for measuring the rotation transmission error of the gear 10 and the gear 12.
[0022]
Further, the magnitude of the meshing vibration of the hypoid gear 14 can be measured by the vibration sensor 294. The vibration sensor 294 and a portion that measures the vibration of the pinion 10 and the gear 12 based on the detection value of the vibration sensor 294 of the control device 280 constitute a vibration measuring unit, and the measuring device 26 also includes the vibration measuring unit. .
[0023]
However, it is not essential to provide both the vibration sensor 294 and the encoders 32 and 33, and the accuracy of lapping may be measured using only one of them. For example, the vibration sensor 294 is omitted and only the rotation transmission error measurement based on the output values of the encoders 32 and 33 is performed, or the encoders 32 and 33 are omitted and the rotation transmission error measurement based on the output value of the vibration sensor 294 is performed. It may be.
[0024]
Further, the measuring device 26 can also perform an inspection of a tooth contact. In a state where the pinion 10 and the gear 12 are positioned so as to have a predetermined relative positional relationship by the X-axis moving device 66, the Z-axis moving device 68, and the Y-axis moving device 88, the pinion 10 and the gear 12 are rotated while meshing with each other. Do it. The tooth contact inspection is performed by applying a coating agent for tooth contact inspection to the tooth surface of the pinion 10 or the gear 12 and rotating in a meshing state as described above to remove the coating agent or the side where the coating agent is not applied. This can be performed by visually checking the state of adhesion of the particles to the tooth surface. That is, the measuring device 26 can also be used as a tooth contact inspection machine.
[0025]
The operation of the wrapping machine having the above configuration will be described. The pinion 10 and the gear 12 are attached to the first rotation shaft 28 and the second rotation shaft 30, respectively. The X-axis moving device 66, the Z-axis moving device 68, and the Y-axis moving device 88 position the pinion 10 and the gear 12 so as to be in an optimal meshing state. Then, the first servomotor 29 and the second servomotor 31 are respectively driven to rotate the pinion 10 and the gear 12 which are in mesh with each other, and the compound liquid tank 100 is driven by the driving of the first compound liquid pump 104. , The lapping compound liquid is pumped up, the compound liquid opening / closing valve 108 is opened, and the lapping compound liquid is applied from the compound nozzle 102 through the liquid passage 106 to both tooth surfaces where the pinion 10 and the gear 12 are engaged. Can be The pinion 10 and the gear 12 that have been subjected to the machining and the heat treatment may have slightly deformed tooth surfaces, and the lapping removes the deformation. The pinion 10 and the gear 12 are synchronously rotated while maintaining a predetermined rotational phase difference (rotational phase difference between the teeth of the pinion 10 and the gear 12 with a force suitable for lapping) between their teeth. So that the first and second servomotors 29 and 31 are respectively controlled. Such control is described, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-821. The pinion 10 and the gear 12 are synchronously rotated at an ideal rotational angular velocity according to a gear ratio determined from a preset number of teeth of the pinion 10 and the number of teeth of the gear 12, and both teeth of the pinion 10 and the gear 12 are rotated. The surface is slid in a pressed state and wrapped. Thereby, for example, when the tooth of the pinion 10 or the gear 12 has a tooth profile error due to the presence of a projection protruding in the rotation direction on the tooth surface of the pinion 10 or the gear 12, The surface pressure between the teeth is increased and a strong lapping effect is applied.On the other hand, in a portion that is depressed in the rotation direction, the surface pressure is reduced and a weak lapping effect is applied, thereby correcting a tooth profile error and a pitch error. .
[0026]
Subsequently, the tooth surfaces of the wrapped pinion 10 and the gear 12 are cleaned. The pinion 10 and the gear 12 are washed while being attached to the rotating device 20. The pinion 10 is moved in the Z-axis direction by the Z-axis moving device 68 to be disengaged from the meshing state with the gear 12, and is brought close to the discharge port of the cleaning nozzle 160 which is the cleaning position (indicated by a two-dot chain line in FIG. 1). ). The cleaning liquid on-off valve 168 is opened, the cleaning liquid pump 162 is driven, and the cleaning liquid obtained by the centrifugal separator 140 is pumped from the cleaning liquid tank 142 as described above, and is pumped to the cleaning nozzle 160. Further, the open / close valve 176 for pressurized air is opened, and pressurized air is sent from the air source 172 to the cleaning nozzle 160. Therefore, the atomizing cleaning liquid is sprayed from the cleaning nozzle 160 toward the pinion 10 and the gear 12, so that abrasive grains attached to the pinion 10 and the gear 12 are blown off. At the same time, the pinion 10 and the gear 12 are rotated by driving the first and second servo motors 29 and 31, respectively, so that the entire pinion 10 and the gear 12 are uniformly cleaned. After the mist-like cleaning liquid is sprayed on the pinion 10 and the gear 12 as described above, the pinion 10 and the gear 12 are rotated, and only pressurized air is sprayed from the cleaning nozzle 160, so that the pinion 10 and the gear 12 are sprayed. The attached cleaning liquid is blown off. The lapping compound liquid supplied from the compound nozzle 102, the cleaning liquid supplied from the cleaning nozzle 160, and the abrasive grains removed by the cleaning of the pinion 10 and the gear 12 are all received by the cover 110 and stored in the compound liquid tank 100. Will be returned.
[0027]
After washing the pinion 10 and the gear 12, the vibration measurement, the rotation transmission error measurement, and the tooth contact inspection of the pinion 10 and the gear 12 are performed in order to inspect the result of the lapping in a state where the pinion 10 and the gear 12 are attached to the gear wrapping machine. These measurements by the measuring device 26 are as described above. If it is determined based on the measurement and inspection results that the lapping is insufficient, the lapping process is performed again. Then, the pinion 10 and the gear 12 are washed, and the measurement process is performed again.
[0028]
As is clear from the above description, the portion of the control device 280 that controls the first servomotor 29 and the second servomotor 31 when cleaning the pinion 10 and the gear 12 constitutes a cleaning rotation control unit. . Further, a portion that controls the first and second servomotors 29 and 31 when measuring the pinion 10 and the gear 12 constitutes a rotation control unit for measurement. The measurement device 26 includes the measurement rotation control unit, the rotation transmission error measurement unit, and the vibration measurement unit.
[0029]
According to the present embodiment, washing and measurement after the lapping step can be performed while the pinion 10 and the gear 12 are attached to the gear wrapping machine, and detached from the wrapping machine for washing and measurement as in the related art. This saves time and effort for attaching to another device, thereby improving work efficiency. In particular, as in the present embodiment, when the lapping is found to be insufficient by the measurement and lapping is required again, the effect of improving the work efficiency is high. In addition, there is no need to separately provide a device dedicated to cleaning or a device dedicated to measurement, so that the cost of equipment can be greatly reduced and the required space can be reduced. Furthermore, if the cleaning liquid is a lapping liquid obtained by removing abrasive grains from the lapping compound liquid, there is no need to separately prepare the cleaning liquid or to provide a special mechanism so that the cleaning liquid does not mix with the compound liquid tank. The used cleaning liquid can be mixed with the wrapping compound liquid and used again, which is highly economical.
[0030]
At the time of cleaning the pinion 10 and the gear 12, if the cleaning liquid and the pressurized air are sprayed as in the present embodiment, the effect of quickly removing the abrasive grains attached to the pinion 10 and the gear 12 is high. It is not essential that the pressurized air and the cleaning liquid are alternately blown. For example, an operation in which the cleaning liquid is sprayed after the pressurized air is sprayed on the pinion 10 and the gear 12 is repeated. Either of the spraying of the pressurized air and the cleaning liquid may be performed first. Further, the pressurized air and the cleaning liquid can be supplied from different nozzles. Alternatively, only one of the pressurized air and the cleaning liquid may be blown.
[0031]
FIG. 5 shows another embodiment of the wrapping machine of the present invention. In the present embodiment, a receiving member that receives the lapping compound liquid and the cleaning liquid is configured by the dual-purpose cover 110, similarly to the above-described embodiment, and the circulation path of the cleaning liquid is provided separately from the circulation path of the lapping compound liquid. . In the present embodiment, the circulation path of the lapping compound liquid and the like are configured in the same manner as in the embodiment shown in FIGS. Only the following will be described. The cleaning device 400 according to the present embodiment includes a cleaning nozzle 402 that applies a cleaning liquid to the pinion 10 and the gear 12, a cleaning liquid tank 404 that stores the cleaning liquid, and a cleaning liquid pump 406 that pumps the cleaning liquid from the cleaning liquid tank 404 and sends the cleaning liquid to the cleaning nozzle 402. Have. The cleaning liquid pump 406 and the cleaning nozzle 402 are connected by a liquid passage 410, and a cleaning liquid opening / closing valve 412, which is an electromagnetic valve, is provided in the liquid passage 410. A switching valve 416 is provided at the lower end of the conical cylindrical portion 122 of the cover 110, and the lapping compound liquid flowing down from inside the conical cylindrical portion 122 is supplied to the pipe 112 by switching the switching valve 416 automatically or by an operation of an operator. The state can be selectively switched between a state of flowing into the compound liquid tank 100 through the liquid passage inside and a state of flowing into the cleaning liquid tank 404 through the liquid passage 420. The cleaning liquid in the present embodiment, like the cleaning liquid in the above-described embodiment, may be the same as the components other than the abrasive grains of the lapping compound liquid, or the components may be slightly mixed with the lapping compound liquid. It may be something. A filter 424 is provided at the opening of the liquid passage 420 on the side of the cleaning liquid tank 404 so that abrasive particles, metal powder, and the like are filtered, and a clean cleaning liquid is stored in the cleaning liquid tank 404. The cover 110, the switching valve 416, and the liquid passage 420 constitute a circulating device that receives the cleaning liquid sprayed on the pinion 10 and the gear 12 and circulates the cleaning liquid to the cleaning liquid tank 404.
[0032]
As described above, some embodiments of the present invention have been described in detail. However, this is merely an example, and the present invention has been described in the section [Problems to be Solved by the Invention, Problem Solving Means and Effects]. Various modifications and improvements can be made based on the knowledge of those skilled in the art, including the embodiments.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a configuration of a gear wrapping machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a rotating device which is a component of the gear wrapping machine.
FIG. 3 is a front sectional view showing a centrifugal separator which is a component of the gear wrapping machine.
FIG. 4 is a block diagram showing a control device for controlling the gear wrapping machine.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a configuration of a gear wrapping machine which is another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10: Pinion 12: Gear 14: Hypoid gear 20: Rotating device 22: Compound liquid supply device 24: Cleaning device 26: Measuring device 29: First servo motor 31: Second servo motor 32, 33: Encoder 100: Compound liquid tank 102 : Compound nozzle 104: First compound liquid pump 130: Cleaning liquid acquisition device 132: Cleaning liquid supply device 140: Centrifuge 142: Cleaning liquid tank 150: Second compound liquid pump 160: Cleaning nozzle 162: Cleaning liquid pump 178: Pressurized air blowing Mounting device 280: Control device 294: Vibration sensor

Claims

A gear wrapping method in which a gear pair is wrapped by a gear wrapping machine, then washed while being mounted on the wrapping machine, and the gear pair is measured after the washing.

The gear lapping method according to claim 1, wherein the cleaning is performed using a lapping liquid obtained by removing abrasive grains from a lapping compound liquid used at the time of the lapping as a cleaning liquid.

In a gear wrapping machine including a rotating device that rotates a gear pair while meshing with each other, and a compound liquid supply device that supplies a lapping compound liquid to the rotating gear pair,
A cleaning device that supplies a cleaning liquid to the gear pair still attached to the rotating device, and performs cleaning,
A gear wrapping machine comprising: a measuring device for measuring a gear pair after washing.

The measuring device is
The gear pair, the rotation device, a measurement rotation control unit for rotating for measurement,
The gear wrapping machine according to claim 3, further comprising at least one of a vibration measuring unit for measuring vibration of the gear pair and a rotation transmission error measuring unit for measuring rotation transmission error of the gear pair.

The cleaning device is
A cleaning liquid acquisition device that removes abrasive grains from the lapping compound liquid to obtain a cleaning liquid,
The gear wrapping machine according to claim 3, further comprising a cleaning liquid supply device that supplies the cleaning liquid acquired by the cleaning liquid acquisition device to a gear pair held by the rotating device.

A washing nozzle that sprays a washing liquid onto the gear pair, a washing liquid tank that stores the washing liquid, a pump that pumps up the washing liquid from the washing liquid tank and pumps it to the washing nozzle, and sprays the washing nozzle onto the gear pair. The gear wrapping machine according to claim 3, further comprising a recirculation device that receives the cleaning liquid and recirculates the cleaning liquid to the cleaning liquid tank.