JP2004041970A - ディスク型濾過装置 - Google Patents
ディスク型濾過装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004041970A JP2004041970A JP2002204584A JP2002204584A JP2004041970A JP 2004041970 A JP2004041970 A JP 2004041970A JP 2002204584 A JP2002204584 A JP 2002204584A JP 2002204584 A JP2002204584 A JP 2002204584A JP 2004041970 A JP2004041970 A JP 2004041970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- rotary drum
- type filtration
- filtration device
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
【課題】回転ドラムの回転振れを防止して内部にスクレーパを配置したディスク型濾過装置を提供する。
【解決手段】中空状の回転ドラム23の周囲に、当該回転ドラム23に軸方向に対向して設けたディスクフレーム25A,25Bによって区画された環状の濾過室27を備えたディスク型濾過装置において、前記回転ドラム23の内側又は外側の少なくとも一方に、当該回転ドラム23の回転振れを防止するための回転振れ防止装置73を備え、前記回転振れ防止装置73は、前記回転ドラム23に一体的に設けたガイドリング75を備え、このガイドリング75の周面及び側面を規制案内する案内装置を備えた構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】中空状の回転ドラム23の周囲に、当該回転ドラム23に軸方向に対向して設けたディスクフレーム25A,25Bによって区画された環状の濾過室27を備えたディスク型濾過装置において、前記回転ドラム23の内側又は外側の少なくとも一方に、当該回転ドラム23の回転振れを防止するための回転振れ防止装置73を備え、前記回転振れ防止装置73は、前記回転ドラム23に一体的に設けたガイドリング75を備え、このガイドリング75の周面及び側面を規制案内する案内装置を備えた構成である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原水から例えば藻類や夾雑物等を除去するためのディスク型濾過装置に係り、さらに詳細には、回転ドラムの回転振れ防止機能を備えて内部にスクレーパを配置可能にしたディスク型濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願発明に係る先行例として、例えば特開2001−205016号公報がある。この先行例においては、回転自在なドラムの外周面を凹凸状に形成することによってディスク型濾過装置に構成してあり、かつ前記ドラム全体を濾過面に形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記先行例においては、ドラム全体が濾過面を形成するものであるから、濾過面積が大きくなり、原水の濾過が能率的に行われ得るものの、長時間のうちには目詰まりを生じる問題がある。そこで、ドラムの外周面から洗浄水をドラムに噴射して洗浄を行うことが行われているが、ドラム内面に付着した付着物の除去をより確実に行う上において問題がある。
【0004】
ところで、ディスク型濾過装置内にスクレーパを配置して、濾過した後の付着物を掻き落とすことも考えられるが、前述したごとき従来の構成においては、ドラムの回転振れが比較的大きくなり易く、前記スクレーパとドラム内面との干渉を回避するために間隔を比較的大きく取る必要があり、ドラム内にスクレーパを配置した構成であっても付着物の除去効果には満足できるものではなく、さらなる改良が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、中空状の回転ドラムの周囲に、当該回転ドラムに軸方向に対向して設けたディスクフレームによって区画された環状の濾過室を備えたディスク型濾過装置において、前記回転ドラムの内側又は外側の少なくとも一方に、当該回転ドラムの回転振れを防止するための回転振れ防止装置を備えた構成である。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のディスク型濾過装置において、前記回転振れ防止装置は、前記回転ドラムに一体的に設けたガイドリングを備え、このガイドリングの周面及び側面を規制案内する案内装置を備えた構成である。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のディスク型濾過装置において、前記ディスクフレームに備えた複数の多角形状の窓に対してスクリーン部材を着脱可能に設け、このスクリーン部材の周辺部に、折曲げ補強部を備えた構成である。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1,2又は3に記載のディスク型濾過装置において、前記濾過室内に、前記スクリーン部材の内面に付着した付着物を掻き落すためのスクレーパを設けると共に前記スクリーン部材へ洗浄水を噴射する洗浄水ノズルを設けた構成である。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のディスク型濾過装置において、前記スクレーパと前記洗浄水ノズルとを一体的に備えた構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1,図2を参照するに、本発明の実施の形態に係るディスク型濾過装置1は、上側を開口した箱状の水槽フレーム3を備えており、この水槽フレーム3内は、U字形状の切欠部を備えた区画板5によって原水槽7と濾液槽9とに区画してある。前記原水槽7の下部には原水流入口11が設けてあり、前記濾液槽9の下部には濾液流出口13が設けてある。
【0011】
したがって、前記原水流入口11から原水槽7内に原水を流入し、前記区画板5の切欠部の高さに達すると、原水は前記濾液槽9内へ流入し、前記流出口13から流出することになる。上述のように、原水槽7から濾液槽9内へ流入した原水の濾過を行うために、前記濾液槽9内にはディスクスクリーン15が回転自在に配置してある。
【0012】
より詳細には、前記水槽フレーム3における左右両側板17L,17Rの上部付近には、一端側(図1においては右端側)を閉鎖したパイプ状の支持軸19の両端部が水平に一体的に支持されており、この支持軸19の他端部には排水管21が接続してある。そして、上記支持軸19の一端側には前記ディスクスクリーン15の一端側が回転自在に支持されている。
【0013】
すなわち、前記ディスクスクリーン15は、前記支持軸19を囲繞した中空状の回転ドラム23の周囲に、この回転ドラム23の軸方向に対向して設けた一対のディスクフレーム25A,25Bによって区画された環状の濾過室27を複数備えた構成であり、前記回転ドラム23の一端側に固定した円板状の閉鎖板29は、前記支持軸19の一端側に軸受を介して回転自在に支持された回転スリーブ31に一体的に取付けてある。
【0014】
この回転スリーブ31にはチエンスプロケット33が一体的に取付けてあり、このチエンスプロケット33には、前記水槽フレーム3に装着したモータ35に備えたスプロケット37に掛回したチエン39が掛回してある。すなわち、回転スリーブ31は、チエンスプロケット33,37及びチエン39等の伝動機構を介してモータ35と連動連結してある。
【0015】
前記回転ドラム23の他端側には円筒形状の回転リング41が一体的に取付けてあり、この回転リング41の外周面は、前記支持軸19の軸心を中心として前記区画板5の複数個所に円弧状に配置して設けた支持ローラ等の支持部材43によって回転自在に支持されている。また、上記回転リング41の内面は、前記区画板5に水平に取付けた支持アーム42(図2参照)の先端部に回転自在に備えた支持ローラ42Rに支持されている。なお、上記回転リング41の内径は前記区画板5に形成したU字形状の切欠部の半円弧状部の径とほぼ等しいものであって、前記区画板5のU字形状の切欠部から前記濾液槽9側へ流入する原水は直ちに回転リング41内に流入するように構成してある。
【0016】
上記構成により、モータ35を駆動することによりディスクスクリーン15は水平に設けた前記支持軸19を中心として回転することになる。
【0017】
前記ディスクフレーム25A,25Bは、図2に示すように、多角形状の内輪45と外輪47とを複数の桁49によって連結した態様の構成であって、上記内輪45,外輪47及び桁49によって区画された多角形状の複数の窓51を周方向に等間隔に備えた構成である。
【0018】
そして、一対のディスクフレーム25A,25Bの前記外輪47に相当する部分の内側には、図3に示すように、外輪47に対応して多角形状に屈曲した外周面部材53が配置してある。この外周面部材53は断面形状がコ字形状のチャンネル部材の開口を内側にして屈曲したものであって、この外周面部材53の両側に前記一対のディスクフレーム25A,25Bの外輪47の部分を溶接等によって一体化することにより、前記一対のディスクフレーム25A,25Bは一体化してある。
【0019】
前記外周面部材53の外周面には、前記窓51に着脱可能に取付けたスクリーン部材55を固定自在のロック装置57が各窓51に対応して設けてある。より詳細には、前記各窓51に対応して前記外周面部材53の外周面には、図3に示すように、パイプ材59が一体的に固定してあり、このパイプ材59内には、先端部にクランプジョー61を一体的に備えたスライドロッド63が一端側から摺動可能に嵌入してある。
【0020】
そして、前記クランプジョー61と対向するクランプジョー65を備えたスライド部材が前記パイプ材59の他端側から摺動可能に嵌入してあり、このスライド部材を貫通した締付ねじ67が前記パイプ材59内において前記スライドロッド63に螺合してある。
【0021】
前記スクリーン部材55は、多数の小孔を備えた例えばパンチングメタル等よりなるものであって、外形形状は前記窓51の外形形状に対応した形状寸法である。そして、前記スクリーン部材55の周辺部には、図4(B)に示すように、外側へZ形状に折曲げた折曲げ補強部55Aが形成してあり、この折曲げ補強部55Aの外側には、外フランジ55B,サイドフランジ55C及び内フランジ55Dが形成してある。上記内フランジ55Dに対向して前記スクリーン部材55の内側面には脱落防止片69が溶接等によって一体的に設けてあり、この脱落防止片69と前記内フランジ55Dとの間には引掛け凹部71が形成してある。
【0022】
したがって、前記スクリーン部材55の引掛け凹部71を、前記窓51に対応した内輪45部分に掛け、スクリーン部材55のサイドフランジ55Cを前記桁49に当接し、かつ外フランジ55Bを外輪47部分に当接することにより、窓51に対してスクリーン部材55を取付けることができる。そして、前記クランプジョー61,65を前記外フランジ55Bの外表面に当接し、締付ねじ67を締付けることにより、前記クランプジョー61,65が前記外フランジ55Bを前記外輪47へ押圧することとなり、前記スクリーン部材55を窓51の部分に固定することができるものである。
【0023】
逆に、前記締付ねじ67を緩めて、前記クランプジョー61,65によるスクリーン部材55の固定を緩めることにより、前記窓51の部分に対してスクリーン部材55を取り外すことができるものである。
【0024】
前記一対のディスクフレーム25A,25Bの前記内輪45に相当する部分は、前記回転ドラム23に一体的に固定してある。より詳細には、前記回転ドラム23は、図1に示すように、前記閉鎖板29を端面に取付けた一端側ドラム23Aと前記回転リング41を取付けた他端側ドラム23B及び適数の中間ドラム23Cに分割してある。
【0025】
そして、前記一端側ドラム23Aの他端側にはディスクフレーム25Bの内輪45部分がボルト等の固定具によって一体的に固定してあり、中間ドラム23Cの一端側には上記ディスクフレーム25Bと対をなすディスクフレーム25Aの内輪45部分が固定具によって一体的に固定してある。また、上記中間ドラム23Cの他端側には、別個の対をなすディスクフレーム25Bの内輪45部分が固定してあり、上記別個の対をなすディスクフレーム25Aの内輪45部分は前記他端側ドラム23Bに固定してある。
【0026】
すなわち、図1に示すディスクスクリーン15においては、2対のディスクフレーム25A,25Bを備えて、環状の濾過室27を2つ備えた構成である。しかし、前記濾過室27は2つに限ることなく、1つでも、また2つ以上でも良いものである。
【0027】
前記構成のごとき回転ドラム23の回転振れを防止するために、回転振れ防止装置73が設けられている。すなわち、本実施の形態においては、前記中間ドラム23Cの内周面にガイドリング75が一体的に設けてあり、このガイドリング75の内周面の複数箇所には、前記支持軸19から放射方向に延伸した長さ調節可能な複数の支持アーム77(図5参照)の先端部に回転自在に備えた支持ローラ79が回転自在に当接してある。そして、上記支持ローラ79を支持した両側の支持ブラケット81の先端部でもって前記ガイドリング75を両側から挾持案内してある。
【0028】
すなわち、前記ガイドリング75は、前記支持ローラ79及び両側の支持ブラケット81を備えてなる案内装置によって内周面及び両側面を規制案内された構成である。したがって、回転ドラム23の回転時における径方向の振動が支持アーム77,支持ローラ79によって抑制され、かつ軸方向の振動は両側の支持ブラケット81によって抑制されることとなり、回転ドラム23の回転振れが防止されるものである。
【0029】
ところで、上記例においては、中間ドラム23Cの内周面にガイドリング75を設けて、回転ドラム23の回転振れを防止する回転振れ防止装置73を設けた場合について例示したが、上記ガイドリング75は一端側ドラム23A又は他端側ドラム23Bに設けても良く、さらには各ドラム23A,23B,23Cの内周面に、すなわち複数箇所に回転振れ防止装置を設けても良いものである。
【0030】
さらには、前記各ドラム23A,23B,23Cの所望のドラムの外周面にガイドリングを設け、前記支持アーム77に相当する支持アームを前記水槽フレーム3の内側の複数箇所に、先端部がドラムの軸心方向に指向した支持アームを設け、この各支持アームの先端部でもってガイドリングの外周面及び両側面を規制案内する構成とすることも可能なものである。
【0031】
なお、回転振れ防止装置をドラムの内側及び外側の両側や複数箇所に設けることにより、回転ドラム23の回転振れをより効果的に防止することができるものである。
【0032】
前記構成により、前記原水槽7から回転ドラム23内に流入した原水は濾過室27内からスクリーン部材55の小孔を通過することにより濾過され、濾過した後の濾液は濾液室9から流出口13を経て流出される。長時間の濾過作用により、前記スクリーン部材55の内面すなわち前記濾過室27側の面には、濾過されたスケール等が付着し、濾過能力が低下する傾向にある。
【0033】
そこで、前記濾過室27内には、内面に付着したスケール等の付着物を除去するためのスクレーパ83が設けてあると共に、洗浄水を噴射する洗浄水ノズルが設けてある。
【0034】
より詳細には、前記左右の両側板17L,17Rの上部には支柱85L,85Rが立設してあり、この支柱85L,85Rの上部には洗浄水の流入口87を備えた洗浄管89が水平に支持されており、この洗浄管89には、前記ディスクフレーム25A,25Bの外面へ洗浄水を水平に噴射する複数の洗浄ノズル91を備えた複数のノズル管93が分岐接続してある。
【0035】
さらに、前記洗浄管89には、前記回転ドラム23内へ侵入した内部洗浄管95が分岐接続してある。この内部洗浄管95は、前記支持軸19に設けた支持ブラケット97によって水平に支持されている。この内部洗浄管95が前記濾過室27に対応した位置には、上記濾過室27内に延伸した内部ノズル管99が傾斜立設して接続してあり、この内部ノズル管99には前記濾過室27内面へ洗浄水を水平に噴射する洗浄ノズル101(図6参照)が設けられている。
【0036】
前記回転ドラム23の回転方向に見て前記内部ノズル管99の前側にはバックアッププレート103が一体的に取付けてあり、このバックアッププレート103の前側には、前記スクレーパ83が取付けてある。上記スクレーパ83は、例えばゴム板等よりなるものであって、その両側部は、前記濾過室27内において前記ディスクフレーム25A,25Bの内面に接触してある。すなわち、スクレーパ83は、前記スクリーン部材55の内面に付着した付着物を掻き落す作用をなすものである。
【0037】
前述したように、前記回転振れ防止装置73によって前記回転ドラム23の回転振れを防止しているので、前記スクレーパ83の両側部が前記ディスクフレーム25A,25Bの内面に接触した状態にあっても、干渉によって接触圧が大きくなるようなことがなく、回転ドラム23の回転に悪影響を与えるようなことはないものである。
【0038】
前記スクレーパ83の下端部105は、排水トラフ107内へ延伸してある。上記排水トラフ107は前記支持軸19の上部に一体的に設けてあって、内部は支持軸19の中空部に連通してある。
【0039】
上記構成により、前記回転ドラム23を、図2において反時計回り方向へ常に回転して前述したように原水の濾過作用を行なうと、前記ディスクフレーム25A,25Bの濾過室27側の内面は前記スクレーパ83に常に接触した状態にあって、内面への付着物はスクレーパ83によって掻き落されることとなるので、前記ディスクフレーム25A,25Bの内面に付着物が多く付着されることがないものである。
【0040】
前記スクレーパ83によって掻き落されたスケール等の付着物は、スクレーパ83に沿って流下して排水トラフ107内に流入し、支持軸19の中空部を経て排水管21から外部へ流出される。前記スクレーパ83によって付着物の掻き落しを行なっても、前記スクリーン部材55の小孔に目詰まりを生じる傾向にある。
【0041】
そこで、スクリーン部材55の目詰まりを検出したとき(例えば前記原水槽7内の水位が所定位置より高くなったことを水位センサによって検出したとき)、又は所定時間毎に洗浄管89に洗浄水を供給して、外側の洗浄ノズル91からディスクフレーム25A,25Bの外側面へ洗浄水を噴射すると共に、内側の洗浄ノズル99から前記ディスクフレーム25A,25Bの内側面へ洗浄水を噴射することにより、内外の両側から洗浄水が噴射されることとなり、前記スクリーン部材55の目詰まりが防止できるものである。
【0042】
以上のごとき説明より理解されるように、本実施形態によれば、ディスク型濾過装置において回転ドラム23の回転振れを防止することができるので、一対のディスクフレーム25A,25B間の環状の濾過室27内にスクレーパ83を配置した構成であっても上記スクレーパ83と濾過室27の内面との接触圧が大きくなるようなことがなく、前記回転ドラム23の回転を円滑に行うことができるものである。
【0043】
そして、前記スクレーパ83によって濾過室27内の付着物の掻き落しを行なうとき、前記ディスクフレーム25A,25Bの窓51に設けたスクリーン部材55は周辺部に折曲げ補強部55Aを備えて補強してあるので、前記スクレーパ83がスクリーン部材55に接触したときに湾曲して逃げるようなことがなく、スクリーン部材55から付着部を効果的に掻き落すことができるものである。
【0044】
また、前記スクレーパ83と内部ノズル管99とが一体的に設けてあることにより、構成がより簡素化し、スクレーパ83の配置が容易なものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によればディスク型濾過装置における回転ドラムの回転振れを防止することができる。そして、この回転ドラムに備えた環状の濾過室内に何等の問題を生じることなくスクレーパを配置することができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク型濾過装置を示す正断面説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るディスク型濾過装置を示す左側面図である。
【図3】一対のディスクフレームの一体化構成及びスクリーン部材のロック装置の詳細説明図である。
【図4】スクリーン部材の説明図である。
【図5】回転振れ防止装置の説明図である。
【図6】スクレーパの説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク型濾過装置
3 水槽フレーム
5 区画板
7 原水槽
9 濾過槽
15 ディスクスクリーン
17L,17R 左右両側板
19 支持軸
23 回転ドラム
23A 一端側ドラム
23B 他端側ドラム
23C 中間ドラム
25A,25B ディスクフレーム
27 濾過室
31 回転スリーブ
41 回転リング
43 支持部材
45 内輪
47 外輪
49 桁
51 窓
55 スクリーン部材
57 ロック装置
61,65 クランプジョー
69 脱落防止片
71 引掛け凹部
73 回転振れ防止装置
75 ガイドリング
77 支持アーム
79 支持ローラ
83 スクレーパ
89 洗浄管
91,101洗浄ノズル
93,99 ノズル管
95 内部洗浄管
103 バックアッププレート
107 排水トラフ
【発明の属する技術分野】
本発明は、原水から例えば藻類や夾雑物等を除去するためのディスク型濾過装置に係り、さらに詳細には、回転ドラムの回転振れ防止機能を備えて内部にスクレーパを配置可能にしたディスク型濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本願発明に係る先行例として、例えば特開2001−205016号公報がある。この先行例においては、回転自在なドラムの外周面を凹凸状に形成することによってディスク型濾過装置に構成してあり、かつ前記ドラム全体を濾過面に形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記先行例においては、ドラム全体が濾過面を形成するものであるから、濾過面積が大きくなり、原水の濾過が能率的に行われ得るものの、長時間のうちには目詰まりを生じる問題がある。そこで、ドラムの外周面から洗浄水をドラムに噴射して洗浄を行うことが行われているが、ドラム内面に付着した付着物の除去をより確実に行う上において問題がある。
【0004】
ところで、ディスク型濾過装置内にスクレーパを配置して、濾過した後の付着物を掻き落とすことも考えられるが、前述したごとき従来の構成においては、ドラムの回転振れが比較的大きくなり易く、前記スクレーパとドラム内面との干渉を回避するために間隔を比較的大きく取る必要があり、ドラム内にスクレーパを配置した構成であっても付着物の除去効果には満足できるものではなく、さらなる改良が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発明は、中空状の回転ドラムの周囲に、当該回転ドラムに軸方向に対向して設けたディスクフレームによって区画された環状の濾過室を備えたディスク型濾過装置において、前記回転ドラムの内側又は外側の少なくとも一方に、当該回転ドラムの回転振れを防止するための回転振れ防止装置を備えた構成である。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のディスク型濾過装置において、前記回転振れ防止装置は、前記回転ドラムに一体的に設けたガイドリングを備え、このガイドリングの周面及び側面を規制案内する案内装置を備えた構成である。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のディスク型濾過装置において、前記ディスクフレームに備えた複数の多角形状の窓に対してスクリーン部材を着脱可能に設け、このスクリーン部材の周辺部に、折曲げ補強部を備えた構成である。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1,2又は3に記載のディスク型濾過装置において、前記濾過室内に、前記スクリーン部材の内面に付着した付着物を掻き落すためのスクレーパを設けると共に前記スクリーン部材へ洗浄水を噴射する洗浄水ノズルを設けた構成である。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載のディスク型濾過装置において、前記スクレーパと前記洗浄水ノズルとを一体的に備えた構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1,図2を参照するに、本発明の実施の形態に係るディスク型濾過装置1は、上側を開口した箱状の水槽フレーム3を備えており、この水槽フレーム3内は、U字形状の切欠部を備えた区画板5によって原水槽7と濾液槽9とに区画してある。前記原水槽7の下部には原水流入口11が設けてあり、前記濾液槽9の下部には濾液流出口13が設けてある。
【0011】
したがって、前記原水流入口11から原水槽7内に原水を流入し、前記区画板5の切欠部の高さに達すると、原水は前記濾液槽9内へ流入し、前記流出口13から流出することになる。上述のように、原水槽7から濾液槽9内へ流入した原水の濾過を行うために、前記濾液槽9内にはディスクスクリーン15が回転自在に配置してある。
【0012】
より詳細には、前記水槽フレーム3における左右両側板17L,17Rの上部付近には、一端側(図1においては右端側)を閉鎖したパイプ状の支持軸19の両端部が水平に一体的に支持されており、この支持軸19の他端部には排水管21が接続してある。そして、上記支持軸19の一端側には前記ディスクスクリーン15の一端側が回転自在に支持されている。
【0013】
すなわち、前記ディスクスクリーン15は、前記支持軸19を囲繞した中空状の回転ドラム23の周囲に、この回転ドラム23の軸方向に対向して設けた一対のディスクフレーム25A,25Bによって区画された環状の濾過室27を複数備えた構成であり、前記回転ドラム23の一端側に固定した円板状の閉鎖板29は、前記支持軸19の一端側に軸受を介して回転自在に支持された回転スリーブ31に一体的に取付けてある。
【0014】
この回転スリーブ31にはチエンスプロケット33が一体的に取付けてあり、このチエンスプロケット33には、前記水槽フレーム3に装着したモータ35に備えたスプロケット37に掛回したチエン39が掛回してある。すなわち、回転スリーブ31は、チエンスプロケット33,37及びチエン39等の伝動機構を介してモータ35と連動連結してある。
【0015】
前記回転ドラム23の他端側には円筒形状の回転リング41が一体的に取付けてあり、この回転リング41の外周面は、前記支持軸19の軸心を中心として前記区画板5の複数個所に円弧状に配置して設けた支持ローラ等の支持部材43によって回転自在に支持されている。また、上記回転リング41の内面は、前記区画板5に水平に取付けた支持アーム42(図2参照)の先端部に回転自在に備えた支持ローラ42Rに支持されている。なお、上記回転リング41の内径は前記区画板5に形成したU字形状の切欠部の半円弧状部の径とほぼ等しいものであって、前記区画板5のU字形状の切欠部から前記濾液槽9側へ流入する原水は直ちに回転リング41内に流入するように構成してある。
【0016】
上記構成により、モータ35を駆動することによりディスクスクリーン15は水平に設けた前記支持軸19を中心として回転することになる。
【0017】
前記ディスクフレーム25A,25Bは、図2に示すように、多角形状の内輪45と外輪47とを複数の桁49によって連結した態様の構成であって、上記内輪45,外輪47及び桁49によって区画された多角形状の複数の窓51を周方向に等間隔に備えた構成である。
【0018】
そして、一対のディスクフレーム25A,25Bの前記外輪47に相当する部分の内側には、図3に示すように、外輪47に対応して多角形状に屈曲した外周面部材53が配置してある。この外周面部材53は断面形状がコ字形状のチャンネル部材の開口を内側にして屈曲したものであって、この外周面部材53の両側に前記一対のディスクフレーム25A,25Bの外輪47の部分を溶接等によって一体化することにより、前記一対のディスクフレーム25A,25Bは一体化してある。
【0019】
前記外周面部材53の外周面には、前記窓51に着脱可能に取付けたスクリーン部材55を固定自在のロック装置57が各窓51に対応して設けてある。より詳細には、前記各窓51に対応して前記外周面部材53の外周面には、図3に示すように、パイプ材59が一体的に固定してあり、このパイプ材59内には、先端部にクランプジョー61を一体的に備えたスライドロッド63が一端側から摺動可能に嵌入してある。
【0020】
そして、前記クランプジョー61と対向するクランプジョー65を備えたスライド部材が前記パイプ材59の他端側から摺動可能に嵌入してあり、このスライド部材を貫通した締付ねじ67が前記パイプ材59内において前記スライドロッド63に螺合してある。
【0021】
前記スクリーン部材55は、多数の小孔を備えた例えばパンチングメタル等よりなるものであって、外形形状は前記窓51の外形形状に対応した形状寸法である。そして、前記スクリーン部材55の周辺部には、図4(B)に示すように、外側へZ形状に折曲げた折曲げ補強部55Aが形成してあり、この折曲げ補強部55Aの外側には、外フランジ55B,サイドフランジ55C及び内フランジ55Dが形成してある。上記内フランジ55Dに対向して前記スクリーン部材55の内側面には脱落防止片69が溶接等によって一体的に設けてあり、この脱落防止片69と前記内フランジ55Dとの間には引掛け凹部71が形成してある。
【0022】
したがって、前記スクリーン部材55の引掛け凹部71を、前記窓51に対応した内輪45部分に掛け、スクリーン部材55のサイドフランジ55Cを前記桁49に当接し、かつ外フランジ55Bを外輪47部分に当接することにより、窓51に対してスクリーン部材55を取付けることができる。そして、前記クランプジョー61,65を前記外フランジ55Bの外表面に当接し、締付ねじ67を締付けることにより、前記クランプジョー61,65が前記外フランジ55Bを前記外輪47へ押圧することとなり、前記スクリーン部材55を窓51の部分に固定することができるものである。
【0023】
逆に、前記締付ねじ67を緩めて、前記クランプジョー61,65によるスクリーン部材55の固定を緩めることにより、前記窓51の部分に対してスクリーン部材55を取り外すことができるものである。
【0024】
前記一対のディスクフレーム25A,25Bの前記内輪45に相当する部分は、前記回転ドラム23に一体的に固定してある。より詳細には、前記回転ドラム23は、図1に示すように、前記閉鎖板29を端面に取付けた一端側ドラム23Aと前記回転リング41を取付けた他端側ドラム23B及び適数の中間ドラム23Cに分割してある。
【0025】
そして、前記一端側ドラム23Aの他端側にはディスクフレーム25Bの内輪45部分がボルト等の固定具によって一体的に固定してあり、中間ドラム23Cの一端側には上記ディスクフレーム25Bと対をなすディスクフレーム25Aの内輪45部分が固定具によって一体的に固定してある。また、上記中間ドラム23Cの他端側には、別個の対をなすディスクフレーム25Bの内輪45部分が固定してあり、上記別個の対をなすディスクフレーム25Aの内輪45部分は前記他端側ドラム23Bに固定してある。
【0026】
すなわち、図1に示すディスクスクリーン15においては、2対のディスクフレーム25A,25Bを備えて、環状の濾過室27を2つ備えた構成である。しかし、前記濾過室27は2つに限ることなく、1つでも、また2つ以上でも良いものである。
【0027】
前記構成のごとき回転ドラム23の回転振れを防止するために、回転振れ防止装置73が設けられている。すなわち、本実施の形態においては、前記中間ドラム23Cの内周面にガイドリング75が一体的に設けてあり、このガイドリング75の内周面の複数箇所には、前記支持軸19から放射方向に延伸した長さ調節可能な複数の支持アーム77(図5参照)の先端部に回転自在に備えた支持ローラ79が回転自在に当接してある。そして、上記支持ローラ79を支持した両側の支持ブラケット81の先端部でもって前記ガイドリング75を両側から挾持案内してある。
【0028】
すなわち、前記ガイドリング75は、前記支持ローラ79及び両側の支持ブラケット81を備えてなる案内装置によって内周面及び両側面を規制案内された構成である。したがって、回転ドラム23の回転時における径方向の振動が支持アーム77,支持ローラ79によって抑制され、かつ軸方向の振動は両側の支持ブラケット81によって抑制されることとなり、回転ドラム23の回転振れが防止されるものである。
【0029】
ところで、上記例においては、中間ドラム23Cの内周面にガイドリング75を設けて、回転ドラム23の回転振れを防止する回転振れ防止装置73を設けた場合について例示したが、上記ガイドリング75は一端側ドラム23A又は他端側ドラム23Bに設けても良く、さらには各ドラム23A,23B,23Cの内周面に、すなわち複数箇所に回転振れ防止装置を設けても良いものである。
【0030】
さらには、前記各ドラム23A,23B,23Cの所望のドラムの外周面にガイドリングを設け、前記支持アーム77に相当する支持アームを前記水槽フレーム3の内側の複数箇所に、先端部がドラムの軸心方向に指向した支持アームを設け、この各支持アームの先端部でもってガイドリングの外周面及び両側面を規制案内する構成とすることも可能なものである。
【0031】
なお、回転振れ防止装置をドラムの内側及び外側の両側や複数箇所に設けることにより、回転ドラム23の回転振れをより効果的に防止することができるものである。
【0032】
前記構成により、前記原水槽7から回転ドラム23内に流入した原水は濾過室27内からスクリーン部材55の小孔を通過することにより濾過され、濾過した後の濾液は濾液室9から流出口13を経て流出される。長時間の濾過作用により、前記スクリーン部材55の内面すなわち前記濾過室27側の面には、濾過されたスケール等が付着し、濾過能力が低下する傾向にある。
【0033】
そこで、前記濾過室27内には、内面に付着したスケール等の付着物を除去するためのスクレーパ83が設けてあると共に、洗浄水を噴射する洗浄水ノズルが設けてある。
【0034】
より詳細には、前記左右の両側板17L,17Rの上部には支柱85L,85Rが立設してあり、この支柱85L,85Rの上部には洗浄水の流入口87を備えた洗浄管89が水平に支持されており、この洗浄管89には、前記ディスクフレーム25A,25Bの外面へ洗浄水を水平に噴射する複数の洗浄ノズル91を備えた複数のノズル管93が分岐接続してある。
【0035】
さらに、前記洗浄管89には、前記回転ドラム23内へ侵入した内部洗浄管95が分岐接続してある。この内部洗浄管95は、前記支持軸19に設けた支持ブラケット97によって水平に支持されている。この内部洗浄管95が前記濾過室27に対応した位置には、上記濾過室27内に延伸した内部ノズル管99が傾斜立設して接続してあり、この内部ノズル管99には前記濾過室27内面へ洗浄水を水平に噴射する洗浄ノズル101(図6参照)が設けられている。
【0036】
前記回転ドラム23の回転方向に見て前記内部ノズル管99の前側にはバックアッププレート103が一体的に取付けてあり、このバックアッププレート103の前側には、前記スクレーパ83が取付けてある。上記スクレーパ83は、例えばゴム板等よりなるものであって、その両側部は、前記濾過室27内において前記ディスクフレーム25A,25Bの内面に接触してある。すなわち、スクレーパ83は、前記スクリーン部材55の内面に付着した付着物を掻き落す作用をなすものである。
【0037】
前述したように、前記回転振れ防止装置73によって前記回転ドラム23の回転振れを防止しているので、前記スクレーパ83の両側部が前記ディスクフレーム25A,25Bの内面に接触した状態にあっても、干渉によって接触圧が大きくなるようなことがなく、回転ドラム23の回転に悪影響を与えるようなことはないものである。
【0038】
前記スクレーパ83の下端部105は、排水トラフ107内へ延伸してある。上記排水トラフ107は前記支持軸19の上部に一体的に設けてあって、内部は支持軸19の中空部に連通してある。
【0039】
上記構成により、前記回転ドラム23を、図2において反時計回り方向へ常に回転して前述したように原水の濾過作用を行なうと、前記ディスクフレーム25A,25Bの濾過室27側の内面は前記スクレーパ83に常に接触した状態にあって、内面への付着物はスクレーパ83によって掻き落されることとなるので、前記ディスクフレーム25A,25Bの内面に付着物が多く付着されることがないものである。
【0040】
前記スクレーパ83によって掻き落されたスケール等の付着物は、スクレーパ83に沿って流下して排水トラフ107内に流入し、支持軸19の中空部を経て排水管21から外部へ流出される。前記スクレーパ83によって付着物の掻き落しを行なっても、前記スクリーン部材55の小孔に目詰まりを生じる傾向にある。
【0041】
そこで、スクリーン部材55の目詰まりを検出したとき(例えば前記原水槽7内の水位が所定位置より高くなったことを水位センサによって検出したとき)、又は所定時間毎に洗浄管89に洗浄水を供給して、外側の洗浄ノズル91からディスクフレーム25A,25Bの外側面へ洗浄水を噴射すると共に、内側の洗浄ノズル99から前記ディスクフレーム25A,25Bの内側面へ洗浄水を噴射することにより、内外の両側から洗浄水が噴射されることとなり、前記スクリーン部材55の目詰まりが防止できるものである。
【0042】
以上のごとき説明より理解されるように、本実施形態によれば、ディスク型濾過装置において回転ドラム23の回転振れを防止することができるので、一対のディスクフレーム25A,25B間の環状の濾過室27内にスクレーパ83を配置した構成であっても上記スクレーパ83と濾過室27の内面との接触圧が大きくなるようなことがなく、前記回転ドラム23の回転を円滑に行うことができるものである。
【0043】
そして、前記スクレーパ83によって濾過室27内の付着物の掻き落しを行なうとき、前記ディスクフレーム25A,25Bの窓51に設けたスクリーン部材55は周辺部に折曲げ補強部55Aを備えて補強してあるので、前記スクレーパ83がスクリーン部材55に接触したときに湾曲して逃げるようなことがなく、スクリーン部材55から付着部を効果的に掻き落すことができるものである。
【0044】
また、前記スクレーパ83と内部ノズル管99とが一体的に設けてあることにより、構成がより簡素化し、スクレーパ83の配置が容易なものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のごとき説明より理解されるように、本発明によればディスク型濾過装置における回転ドラムの回転振れを防止することができる。そして、この回転ドラムに備えた環状の濾過室内に何等の問題を生じることなくスクレーパを配置することができ、前述したごとき従来の問題を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク型濾過装置を示す正断面説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るディスク型濾過装置を示す左側面図である。
【図3】一対のディスクフレームの一体化構成及びスクリーン部材のロック装置の詳細説明図である。
【図4】スクリーン部材の説明図である。
【図5】回転振れ防止装置の説明図である。
【図6】スクレーパの説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク型濾過装置
3 水槽フレーム
5 区画板
7 原水槽
9 濾過槽
15 ディスクスクリーン
17L,17R 左右両側板
19 支持軸
23 回転ドラム
23A 一端側ドラム
23B 他端側ドラム
23C 中間ドラム
25A,25B ディスクフレーム
27 濾過室
31 回転スリーブ
41 回転リング
43 支持部材
45 内輪
47 外輪
49 桁
51 窓
55 スクリーン部材
57 ロック装置
61,65 クランプジョー
69 脱落防止片
71 引掛け凹部
73 回転振れ防止装置
75 ガイドリング
77 支持アーム
79 支持ローラ
83 スクレーパ
89 洗浄管
91,101洗浄ノズル
93,99 ノズル管
95 内部洗浄管
103 バックアッププレート
107 排水トラフ
Claims (5)
- 中空状の回転ドラムの周囲に、当該回転ドラムに軸方向に対向して設けたディスクフレームによって区画された環状の濾過室を備えたディスク型濾過装置において、前記回転ドラムの内側又は外側の少なくとも一方に、当該回転ドラムの回転振れを防止するための回転振れ防止装置を備えたことを特徴とするディスク型濾過装置。
- 請求項1に記載のディスク型濾過装置において、前記回転振れ防止装置は、前記回転ドラムに一体的に設けたガイドリングを備え、このガイドリングの周面及び側面を規制案内する案内装置を備えたことを特徴とするディスク型濾過装置。
- 請求項1又は2に記載のディスク型濾過装置において、前記ディスクフレームに備えた複数の多角形状の窓に対してスクリーン部材を着脱可能に設け、このスクリーン部材の周辺部に、折曲げ補強部を備えたことを特徴とするディスク型濾過装置。
- 請求項1,2又は3に記載のディスク型濾過装置において、前記濾過室内に、前記スクリーン部材の内面に付着した付着物を掻き落すためのスクレーパを設けると共に前記スクリーン部材へ洗浄水を噴射する洗浄水ノズルを設けたことを特徴とするディスク型濾過装置。
- 請求項4に記載のディスク型濾過装置において、前記スクレーパと前記洗浄水ノズルとを一体的に備えたことを特徴とするディスク型濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002204584A JP2004041970A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | ディスク型濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002204584A JP2004041970A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | ディスク型濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004041970A true JP2004041970A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31710143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002204584A Pending JP2004041970A (ja) | 2002-07-12 | 2002-07-12 | ディスク型濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004041970A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008119608A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Jfe Engineering Kk | 回転円盤フィルタおよび濾過装置 |
JP2009056350A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 分離装置 |
US7597805B2 (en) | 2003-02-27 | 2009-10-06 | Hydrotech Veolia Water Systems Aktiebolag | Rotary disc filter and module for constructing same |
JP2011016037A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd | 回転濾板式濾過機 |
CN113617109A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-11-09 | 洛阳宝诺重型机械有限公司 | 一种立盘过滤机清理装置 |
-
2002
- 2002-07-12 JP JP2002204584A patent/JP2004041970A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7597805B2 (en) | 2003-02-27 | 2009-10-06 | Hydrotech Veolia Water Systems Aktiebolag | Rotary disc filter and module for constructing same |
US7972508B2 (en) | 2003-02-27 | 2011-07-05 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Rotary disc filter and module for constructing same |
US8409436B2 (en) | 2003-02-27 | 2013-04-02 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Rotary disc filter and module for constructing same |
US8961785B2 (en) | 2003-02-27 | 2015-02-24 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Rotary disc filter and module for constructing same |
US10188971B2 (en) | 2003-02-27 | 2019-01-29 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Rotary disc filter and module for constructing same |
JP2008119608A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Jfe Engineering Kk | 回転円盤フィルタおよび濾過装置 |
JP4645577B2 (ja) * | 2006-11-13 | 2011-03-09 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 回転円盤フィルタおよび濾過装置 |
JP2009056350A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 分離装置 |
JP2011016037A (ja) * | 2009-07-07 | 2011-01-27 | Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd | 回転濾板式濾過機 |
CN113617109A (zh) * | 2021-09-24 | 2021-11-09 | 洛阳宝诺重型机械有限公司 | 一种立盘过滤机清理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9422738B2 (en) | Filter apparatus with filter cleaning arrangement | |
KR101814898B1 (ko) | 회전식 디스크 필터 | |
JP2019529100A (ja) | バイパス水を逆洗で使用されることから防止するバイパス水制御器を備えるフレーム型ディスクフィルタ | |
KR20170025274A (ko) | 하수관거의 퇴적물 제거를 위한 알엔비 공법 | |
JP2004041970A (ja) | ディスク型濾過装置 | |
ES2250238T3 (es) | Maquina para el microfiltrado de particulas solidas suspendidas en una corriente de liquido. | |
KR102141218B1 (ko) | 여과지의 각도조절식 표면세척장치 | |
JP5869623B2 (ja) | ストレーナーアセンブリ | |
KR20160004499A (ko) | 수질 정화용 드럼스크린장치 | |
KR200445264Y1 (ko) | 하수처리용 드럼 스크린 장치 | |
CA2593240C (en) | Gas free valve for pulp vacuum washer and method | |
KR101616225B1 (ko) | 세정용 필터를 갖는 협잡물 제거장치 | |
KR101648140B1 (ko) | 협잡물 제거장치 | |
JP3774083B2 (ja) | 濾過装置 | |
CN212881353U (zh) | 过滤滚筒、转鼓过滤器 | |
US20030010705A1 (en) | Rotary drum filter | |
KR200348744Y1 (ko) | 수 처리용 회전형 여과 장치 | |
KR101674853B1 (ko) | 세정용 필터를 갖는 협잡물 제거장치 | |
US3349916A (en) | Self-cleaning rotary strainer | |
JP2004305902A (ja) | 濾過機 | |
JPH0124524B2 (ja) | ||
KR100927042B1 (ko) | 세척수 유도기능을 갖는 회전 디스크 필터형 연속 여과장치 | |
KR101582195B1 (ko) | 섬유여과막의 클리닝 및 이중 여과가 가능한 섬유여과기 | |
KR20200030240A (ko) | 협잡물 처리기용 드럼스크린 | |
KR100443586B1 (ko) | 수 처리용 회전형 여과 장치 |