JP2004039472A - 開閉器 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化に寄与することができる開閉器を提供する。
【解決手段】電源側アーク電極20の先端部にセラミックス製の絶縁カバー41を装着するようにした。このため、絶縁カバー41を設けない場合に比べて、電源側アーク電極20の先端部とアレスタ取付部材30との間の距離d1(即ち、大地間距離)を電源側アーク電極20における絶縁カバー41により覆われた部分の長さd2分だけ短縮することができる。ひいては、前記長さd2分だけ電源側アーク電極20と本体ケース(上部ケース12b)との間の絶縁距離が短縮可能となる。従って、開閉器の小型化が図られる。
【選択図】 図2
【解決手段】電源側アーク電極20の先端部にセラミックス製の絶縁カバー41を装着するようにした。このため、絶縁カバー41を設けない場合に比べて、電源側アーク電極20の先端部とアレスタ取付部材30との間の距離d1(即ち、大地間距離)を電源側アーク電極20における絶縁カバー41により覆われた部分の長さd2分だけ短縮することができる。ひいては、前記長さd2分だけ電源側アーク電極20と本体ケース(上部ケース12b)との間の絶縁距離が短縮可能となる。従って、開閉器の小型化が図られる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内部短絡事故時、開閉器内部で発生するアークの発生箇所を特定するアーク固定手段を備えた開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の開閉器としては例えば実開平5−15265号公報に記載のものが知られている。この開閉器は本体ケース内の各相間にそれぞれ固定されたアークホーンを備えており、各アークホーンはそれぞれ接地されている。落雷等に起因する内部相間短絡事故時には、負荷側充電部とアークホーン(接地電極)との間にアークが発生する。内部相間短絡時に発生するアークがアークホーンに固定されることにより、アークが碍子製のブッシング及び本体ケースに直接接触することが回避される。この結果、アークが本体ケースの不特定箇所に移行することによる穴あき等の本体ケース破損及びアーク熱による碍子の割れ等が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の開閉器には次のような問題があった。即ち、通常時(非内部相間短絡事故時)において、アークホーンと負荷側充電部との間には一定以上の絶縁距離を設ける必要がある。このため、開閉器の小型化には限界があった。
【0004】
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、小型化に寄与することができる開閉器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、接地された本体ケース内に固定電極と可動電極とで対をなす開閉部が三相分収納された開閉器において、前記各相の固定電極又は可動電極のうち、少なくとも一方の電極側の特定箇所にアークを発生させるアーク電極を設け、当該アーク電極の先端部を絶縁性を有するセラミックス材料により被覆するようにしたことを要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器において、前記アーク電極には、内部短絡事故時、当該アーク電極の特定箇所にアークを発生させるアーク誘引手段を設けるようにしたことを要旨とする。
【0007】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、アーク電極の先端部が絶縁性を有するセラミックス材料により被覆される。このアーク電極の被覆された部分の長さ分だけ当該アーク電極と本体ケースとの間の絶縁距離を短縮可能となる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の開閉器の作用に加えて、内部短絡事故時、アーク電極の特定箇所にアークが発生する。このため、本体ケース内充電部側の不特定箇所でのアークの発生が回避される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を開閉器に具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0010】
図1に示すように、開閉器11の本体ケース12は、上部が開口した有底箱体状の底部ケース12a、及び下部が開口した有蓋箱体状の上部ケース12bを備えており、底部ケース12aの上部開口部は上部ケース12bにより閉塞されている。底部ケース12aと上部ケース12bとの間にはパッキン13が介在されており、これにより開閉器11の気密性が確保されている。
【0011】
底部ケース12aの互いに対向する両側壁には電源側ブッシング14及び負荷側ブッシング15が3相各相毎(図1においては1相分のみ示す。)に互いに対向するように貫通支持されている。
【0012】
電源側ブッシング14の内端部には電源側導電棒16を介して固定電極17が固定されていると共に、当該固定電極17を覆うように合成樹脂製の消弧部材18が設けられている。また、電源側ブッシング14の内端部には逆L字状の支持部材19が固定されており、同支持部材19の上面には電源側アーク電極20が立設されている。電源側アーク電極20は例えば鋼材により棒状に形成されると共に、所定の大きさの短絡電流が所定時間だけ流れてもジュール熱により溶けてなくならない程度にその体積が確保されている。
【0013】
負荷側ブッシング15の内端部には負荷側導電棒23を介して支持部材24が固定されており、同支持部材24の先端側には軸25を介して可動電極26の基端部が回動可能に支持されている。また、支持部材24の上面には負荷側アーク電極27がボルトにより共締め固定されている。
【0014】
底部ケース12a内には底部絶縁バリヤ28が当該底部ケース12aの内底面に対して沿うように配設されている。底部絶縁バリヤ28の同相間方向において互いに対向する側壁の上部は各相の電源側ブッシング14及び負荷側ブッシング15の下面にそれぞれ係合している。また、底部絶縁バリヤ28の内底面には4枚の側部絶縁バリヤ29(図1及び図2では、側部絶縁バリヤ29を1枚のみ図示する。)がそれぞれ異相間方向において所定間隔毎に配置固定されている。互いに隣接する側部絶縁バリヤ29間には1相分の電源側ブッシング14及び負荷側ブッシング15が配置されている。底部絶縁バリヤ28及び各側部絶縁バリヤ29により大地間及び異相間における絶縁が確保される。
【0015】
上部ケース12b内には、アレスタ取付部材30を介して避雷器(アレスタ)31の接地基端部が各相毎にボルトによって固定されている。避雷器31は、その先端充電部が固定電極17側を向くように配置されており、当該避雷器31の先端充電部は導電部材32を介して支持部材19に接続されている。
【0016】
一方、上部ケース12b内の負荷側ブッシング15寄りには、複数のリンク等からなる開閉機構部(図示略)を介して本体ケース12外部の操作ハンドル(図示略)に作動連結された回動軸33が設けられている。この回動軸33はレバー34、駆動リンク35及び連結部材36を介して可動電極26に作動連結されている。従って、前記操作ハンドルの操作により、可動電極26は図1に実線で示す投入位置と図1に二点鎖線で示す開放位置との間を移動する。
【0017】
(絶縁カバー)
図2及び図3に示すように、電源側アーク電極20の先端部には絶縁カバー41が装着されている。この絶縁カバー41は絶縁性を有するセラミックス材料により有蓋円筒状に形成されている。電源側アーク電極20において、絶縁カバー41の下側位置にはピン42が電源側アーク電極20の直径方向に貫通固定されている。ピン42の両端部は電源側アーク電極20の外周面からそれぞれ突出しており、それら突出した部分はアーク固定用突部42a,42aとされている。アーク固定用突部42a,42aが絶縁カバー41の外周面よりも外側に突出するようにピン42は設けられている。
【0018】
(絶縁距離)
図2に示すように、各相のアーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dはそれぞれ大地間最小絶縁距離Dminとされており、内部短絡事故時には最もアークが発生しやすくなっている。電源側アーク電極20の先端面とこの大地間最小絶縁距離Dminは、避雷器31の放電特性に基づいて決定されている。即ち、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の絶縁耐力(耐電圧)が避雷器31の放電電圧より高くなるように電源側アーク電極20、絶縁カバー41及びアーク固定用突部42aがそれぞれ設けられている。
【0019】
ところで、電源側アーク電極20の先端面とアレスタ取付部材30との間の距離d1は、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dよりも小さくされている。しかしながら、この電源側アーク電極20の先端部には絶縁カバー41が装着されることにより、電源側アーク電極20とアレスタ取付部材30との間の絶縁が確保されている。このため、通常時(非短絡事故時)には、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dが大地間最小絶縁距離となる。
【0020】
電源側アーク電極20の先端面とアレスタ取付部材30(アース)との間の距離d1は、避雷器31の放電特性に基づく放電電圧よりその大地間絶縁耐力が大きくなるように設定されており、本実施形態ではd1=30mmとされている。電源側アーク電極20において絶縁カバー41により覆われている部分の長さd2が20mmとなるように絶縁カバー41は形成されている。
【0021】
ちなみに、絶縁カバー41を設けないようにした場合、電源側アーク電極20の先端とアレスタ取付部材30との間の距離は50mm以上確保する必要がある。即ち、電源側アーク電極20において絶縁カバー41により覆われている部分の長さd2=20mm分だけ、電源側アーク電極20とアレスタ取付部材30との間の距離が短縮される。ひいては、前記長さd2分だけ電源側アーク電極20と本体ケースとの間の絶縁距離が短縮可能となる。ただし、本実施形態では、電源側アーク電極20上面とアレスタ取付部材30との間の距離d1が30mmを下回らないようにされる。
【0022】
尚、本実施形態において、前記固定電極17及び可動電極26は開閉部を構成する。電源側アーク電極20及び負荷側アーク電極27はそれぞれアーク電極を構成する。アレスタ取付部材30は接地部材を構成する。絶縁カバー41はカバーを構成する。ピン42(厳密にはアーク固定用突部42a)はアーク誘引手段を構成する。
【0023】
(実施形態の作用)
次に、前述のように構成した開閉器の作用について説明する。
落雷等に起因して、本体ケース12内で内部短絡事故が発生すると、避雷器31の両端子間(充電部側接点と接地側接点との間)には通常の放電電圧以上の過電圧がかかる。そして、避雷器31はこの過電圧に耐えきれず続流遮断不能となって破壊すると共に避雷器31の両端子間にはアークとしての故障電流が流れる。
【0024】
このとき、避雷器31における両端子間のアークは、負荷側充電部側へ移行しようとする。しかしながら、電源側充電部の近傍にはアーク固定用突部42aが設けられているため、アークはアーク固定用突部42aと同アーク固定用突部42aの最も近傍に位置するアレスタ取付部材30との間に絶縁カバー41の外周面に沿うようにして移行する。
【0025】
即ち、電源側アーク電極20の特定箇所、即ちアーク固定用突部42aにアークは発生する。これにより、電源側充電部側における不特定箇所での発生が回避され、内部短絡事故時においてアークに起因する電源側ブッシング14の碍子部分の破壊等の開閉器11の破損が防止される。ちなみに、避雷器31が破壊されず、正常に動作継続する場合には、アーク固定用突部42aからアークが飛ぶことはない。
【0026】
アーク熱に曝されることにより絶縁カバー41が破壊されると、アークはアーク固定用突部42aから電源側アーク電極20の先端部へ円滑に移行する。これは、電源側アーク電極20の先端部とアレスタ取付部材30との間の距離d1はアーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dよりも小さいからである。このため、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間でアークが継続する場合に比べて、電源側アーク電極20において絶縁カバー41により覆われた部分の長さd2(=20mm)の分だけアーク長が短くなり、このアーク長が短縮された分だけアーク電圧(アークエネルギ)が小さくなる。
【0027】
従って、本体ケース12内の温度上昇(即ち、アーク発熱量)及び内圧増大がそれぞれ抑制される。この結果、開閉器11の内部において短絡事故が発生しても、電源側アーク電極20とアレスタ取付部材30との間にアークが固定されることで当該アークの不特定箇所での発生及び移行が回避される。そして、本体ケース12の各種内部部材の熱変形や内部短絡事故時における爆発力が弱められ、本体ケース12の変形も抑制される。
【0028】
(実施形態の効果)
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)電源側アーク電極20の先端部にセラミックス製の絶縁カバー41を装着するようにした。このため、絶縁カバー41を設けない場合に比べて、電源側アーク電極20の先端部とアレスタ取付部材30との間の距離d1(即ち、大地間距離)を電源側アーク電極20における絶縁カバー41により覆われた部分の長さd2分だけ短縮することができる。ひいては、前記長さd2分だけ電源側アーク電極20と本体ケース12との間の絶縁距離が短縮可能となる。従って、開閉器11の小型化が図られる。
【0029】
(2)また、絶縁カバー41を電源側アーク電極20の先端部に被せるだけのため、構成が複雑化することもない。例えば短絡事故発生時においてアークを強制的に短絡させるための強制短絡機構を特に設けるようにした場合と異なり、構成を簡単にすることができる。また、組立作業が煩雑になることもない。
【0030】
(3)電源側アーク電極20の外周面において、絶縁カバー41の開口端縁の近傍にはアーク固定用突部42aを設けるようにした。そして、通常時(非内部短絡時)、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dが大地間最小絶縁距離Dminとなるようにピン42を電源側アーク電極20に対して取り付けるようにした。このため、内部短絡事故時には、まずアーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間にアークが発生する。従って、内部短絡事故時、アークを電源側アーク電極20の特定位置(アーク固定用突部42a)に固定することができる。本体ケース12内において、アークが固定されないことに起因する本体ケース12の穴あき等の開閉器11の破損を防止することができる。
【0031】
(4)絶縁カバー41をセラミックスにより形成するようにした。そして、内部短絡事故時、アーク熱により絶縁カバー41が破壊したとき、アークはアーク固定用突部42aから電源側アーク電極20の先端部へ移行するようにした。このため、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間でアークが継続して発生する場合に比べて、アーク電圧(アークエネルギ)が小さくなる。従って、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間でアークを継続して発生させるようにした場合に比べて、アーク発熱量が低減することにより本体ケース12内の温度上昇が抑制され、各種内部部材の熱変形を防止することができる。また、本体ケース12の内圧上昇が抑制されることにより内部短絡事故時における爆発力が弱められ、本体ケース12の変形を防止することができる。
【0032】
(別例)
尚、前記実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・本実施形態では、電源側アーク電極20にピン42を貫通固定することにより一対のアーク固定用突部42a,42aを設けるようにしたが、次のようにしてもよい。電源側アーク電極20と両アーク固定用突部42a,42aとを一体形成するようにしてもよい。また、アーク固定用突部42aを1つのみ設けるようにしてもよい。逆に、アーク固定用突部42aを3つ、4つ又はそれ以上設けるようにしてもよい。さらに、アーク固定用突部42aに代えて、例えば鍔状の部材を電源側アーク電極20に上方から挿通固定するようにしてもよい。このようにしても、内部短絡事故時、アークを電源側アーク電極20に固定することができる。
【0033】
・本実施形態では、電源側アーク電極20の先端部だけを絶縁カバー41により覆うようにしたが、当該電源側アーク電極20の全周を絶縁体(絶縁カバー41)により覆うようにしてもよい。このとき、アーク固定用突部42aが絶縁カバー41の外面から突出するように、ピン42を設ける。
【0034】
・本実施形態において、絶縁性を有するセラミックス材料としては、天然土質を原料とした土器,陶器,磁器などの旧セラミックス(陶磁器)を含む。また、人工の鉱物微粉末等を原料としたファインセラミックス(ニューセラミックス)をも含む。
【0035】
・負荷側アーク電極27を省略するようにしてもよい。
・電源側ブッシング14の内端部の電源側アーク電極20を省略し、負荷側ブッシング15の内端部に電源側アーク電極20を設けるようにしてもよい。
【0036】
・負荷側アーク電極27を図1における上方に延長し、この延長した部分を絶縁性を有するセラミックス材料により被覆するようにしてもよい。
(付記)
次に前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
【0037】
・非内部短絡事故時、アーク誘引手段と本体ケース内の接地部材との間の距離が大地間最小絶縁距離となるように当該アーク誘引手段を設けると共に、再送電時おいてアーク電極の先端と前記接地部材との間にアークが発生しない程度に両者間の絶縁距離を確保するようにした請求項2に記載の開閉器。
【0038】
・絶縁性を有するセラミックス材料により形成したカバーを前記アーク電極の先端部に装着するようにし、前記アーク誘引手段はアーク電極又はカバーの外周面から突出した突部である請求項2に記載の開閉器。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、アーク電極のセラミックスにより被覆された部分の長さ分だけ当該アーク電極と本体ケースとの間の絶縁距離を短縮可能となることにより、開閉器の小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における開閉器の正断面図。
【図2】本実施形態における開閉器の要部正断面図。
【図3】本実施形態における電源側アーク電極の分解斜視図。
【符号の説明】
11…開閉器、12…本体ケース、17…開閉部を構成する固定電極、
20…アーク電極を構成する電源側アーク電極、
41…カバーを構成する絶縁カバー、
42…アーク誘引手段を構成するピン、
42a…アーク誘引手段を構成するアーク固定用突部、
26…開閉部を構成する可動電極、
30…接地部材を構成するアレスタ取付部材、
D…アーク固定用突部とアレスタ取付部材との間の距離、
Dmin…大地間最小絶縁距離、
d1…電源側アーク電極の先端面とアレスタ取付部材との間の距離、
d2…電源側アーク電極において絶縁カバーにより覆われている部分の長さ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内部短絡事故時、開閉器内部で発生するアークの発生箇所を特定するアーク固定手段を備えた開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の開閉器としては例えば実開平5−15265号公報に記載のものが知られている。この開閉器は本体ケース内の各相間にそれぞれ固定されたアークホーンを備えており、各アークホーンはそれぞれ接地されている。落雷等に起因する内部相間短絡事故時には、負荷側充電部とアークホーン(接地電極)との間にアークが発生する。内部相間短絡時に発生するアークがアークホーンに固定されることにより、アークが碍子製のブッシング及び本体ケースに直接接触することが回避される。この結果、アークが本体ケースの不特定箇所に移行することによる穴あき等の本体ケース破損及びアーク熱による碍子の割れ等が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来の開閉器には次のような問題があった。即ち、通常時(非内部相間短絡事故時)において、アークホーンと負荷側充電部との間には一定以上の絶縁距離を設ける必要がある。このため、開閉器の小型化には限界があった。
【0004】
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、小型化に寄与することができる開閉器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、接地された本体ケース内に固定電極と可動電極とで対をなす開閉部が三相分収納された開閉器において、前記各相の固定電極又は可動電極のうち、少なくとも一方の電極側の特定箇所にアークを発生させるアーク電極を設け、当該アーク電極の先端部を絶縁性を有するセラミックス材料により被覆するようにしたことを要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉器において、前記アーク電極には、内部短絡事故時、当該アーク電極の特定箇所にアークを発生させるアーク誘引手段を設けるようにしたことを要旨とする。
【0007】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、アーク電極の先端部が絶縁性を有するセラミックス材料により被覆される。このアーク電極の被覆された部分の長さ分だけ当該アーク電極と本体ケースとの間の絶縁距離を短縮可能となる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の開閉器の作用に加えて、内部短絡事故時、アーク電極の特定箇所にアークが発生する。このため、本体ケース内充電部側の不特定箇所でのアークの発生が回避される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を開閉器に具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0010】
図1に示すように、開閉器11の本体ケース12は、上部が開口した有底箱体状の底部ケース12a、及び下部が開口した有蓋箱体状の上部ケース12bを備えており、底部ケース12aの上部開口部は上部ケース12bにより閉塞されている。底部ケース12aと上部ケース12bとの間にはパッキン13が介在されており、これにより開閉器11の気密性が確保されている。
【0011】
底部ケース12aの互いに対向する両側壁には電源側ブッシング14及び負荷側ブッシング15が3相各相毎(図1においては1相分のみ示す。)に互いに対向するように貫通支持されている。
【0012】
電源側ブッシング14の内端部には電源側導電棒16を介して固定電極17が固定されていると共に、当該固定電極17を覆うように合成樹脂製の消弧部材18が設けられている。また、電源側ブッシング14の内端部には逆L字状の支持部材19が固定されており、同支持部材19の上面には電源側アーク電極20が立設されている。電源側アーク電極20は例えば鋼材により棒状に形成されると共に、所定の大きさの短絡電流が所定時間だけ流れてもジュール熱により溶けてなくならない程度にその体積が確保されている。
【0013】
負荷側ブッシング15の内端部には負荷側導電棒23を介して支持部材24が固定されており、同支持部材24の先端側には軸25を介して可動電極26の基端部が回動可能に支持されている。また、支持部材24の上面には負荷側アーク電極27がボルトにより共締め固定されている。
【0014】
底部ケース12a内には底部絶縁バリヤ28が当該底部ケース12aの内底面に対して沿うように配設されている。底部絶縁バリヤ28の同相間方向において互いに対向する側壁の上部は各相の電源側ブッシング14及び負荷側ブッシング15の下面にそれぞれ係合している。また、底部絶縁バリヤ28の内底面には4枚の側部絶縁バリヤ29(図1及び図2では、側部絶縁バリヤ29を1枚のみ図示する。)がそれぞれ異相間方向において所定間隔毎に配置固定されている。互いに隣接する側部絶縁バリヤ29間には1相分の電源側ブッシング14及び負荷側ブッシング15が配置されている。底部絶縁バリヤ28及び各側部絶縁バリヤ29により大地間及び異相間における絶縁が確保される。
【0015】
上部ケース12b内には、アレスタ取付部材30を介して避雷器(アレスタ)31の接地基端部が各相毎にボルトによって固定されている。避雷器31は、その先端充電部が固定電極17側を向くように配置されており、当該避雷器31の先端充電部は導電部材32を介して支持部材19に接続されている。
【0016】
一方、上部ケース12b内の負荷側ブッシング15寄りには、複数のリンク等からなる開閉機構部(図示略)を介して本体ケース12外部の操作ハンドル(図示略)に作動連結された回動軸33が設けられている。この回動軸33はレバー34、駆動リンク35及び連結部材36を介して可動電極26に作動連結されている。従って、前記操作ハンドルの操作により、可動電極26は図1に実線で示す投入位置と図1に二点鎖線で示す開放位置との間を移動する。
【0017】
(絶縁カバー)
図2及び図3に示すように、電源側アーク電極20の先端部には絶縁カバー41が装着されている。この絶縁カバー41は絶縁性を有するセラミックス材料により有蓋円筒状に形成されている。電源側アーク電極20において、絶縁カバー41の下側位置にはピン42が電源側アーク電極20の直径方向に貫通固定されている。ピン42の両端部は電源側アーク電極20の外周面からそれぞれ突出しており、それら突出した部分はアーク固定用突部42a,42aとされている。アーク固定用突部42a,42aが絶縁カバー41の外周面よりも外側に突出するようにピン42は設けられている。
【0018】
(絶縁距離)
図2に示すように、各相のアーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dはそれぞれ大地間最小絶縁距離Dminとされており、内部短絡事故時には最もアークが発生しやすくなっている。電源側アーク電極20の先端面とこの大地間最小絶縁距離Dminは、避雷器31の放電特性に基づいて決定されている。即ち、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の絶縁耐力(耐電圧)が避雷器31の放電電圧より高くなるように電源側アーク電極20、絶縁カバー41及びアーク固定用突部42aがそれぞれ設けられている。
【0019】
ところで、電源側アーク電極20の先端面とアレスタ取付部材30との間の距離d1は、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dよりも小さくされている。しかしながら、この電源側アーク電極20の先端部には絶縁カバー41が装着されることにより、電源側アーク電極20とアレスタ取付部材30との間の絶縁が確保されている。このため、通常時(非短絡事故時)には、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dが大地間最小絶縁距離となる。
【0020】
電源側アーク電極20の先端面とアレスタ取付部材30(アース)との間の距離d1は、避雷器31の放電特性に基づく放電電圧よりその大地間絶縁耐力が大きくなるように設定されており、本実施形態ではd1=30mmとされている。電源側アーク電極20において絶縁カバー41により覆われている部分の長さd2が20mmとなるように絶縁カバー41は形成されている。
【0021】
ちなみに、絶縁カバー41を設けないようにした場合、電源側アーク電極20の先端とアレスタ取付部材30との間の距離は50mm以上確保する必要がある。即ち、電源側アーク電極20において絶縁カバー41により覆われている部分の長さd2=20mm分だけ、電源側アーク電極20とアレスタ取付部材30との間の距離が短縮される。ひいては、前記長さd2分だけ電源側アーク電極20と本体ケースとの間の絶縁距離が短縮可能となる。ただし、本実施形態では、電源側アーク電極20上面とアレスタ取付部材30との間の距離d1が30mmを下回らないようにされる。
【0022】
尚、本実施形態において、前記固定電極17及び可動電極26は開閉部を構成する。電源側アーク電極20及び負荷側アーク電極27はそれぞれアーク電極を構成する。アレスタ取付部材30は接地部材を構成する。絶縁カバー41はカバーを構成する。ピン42(厳密にはアーク固定用突部42a)はアーク誘引手段を構成する。
【0023】
(実施形態の作用)
次に、前述のように構成した開閉器の作用について説明する。
落雷等に起因して、本体ケース12内で内部短絡事故が発生すると、避雷器31の両端子間(充電部側接点と接地側接点との間)には通常の放電電圧以上の過電圧がかかる。そして、避雷器31はこの過電圧に耐えきれず続流遮断不能となって破壊すると共に避雷器31の両端子間にはアークとしての故障電流が流れる。
【0024】
このとき、避雷器31における両端子間のアークは、負荷側充電部側へ移行しようとする。しかしながら、電源側充電部の近傍にはアーク固定用突部42aが設けられているため、アークはアーク固定用突部42aと同アーク固定用突部42aの最も近傍に位置するアレスタ取付部材30との間に絶縁カバー41の外周面に沿うようにして移行する。
【0025】
即ち、電源側アーク電極20の特定箇所、即ちアーク固定用突部42aにアークは発生する。これにより、電源側充電部側における不特定箇所での発生が回避され、内部短絡事故時においてアークに起因する電源側ブッシング14の碍子部分の破壊等の開閉器11の破損が防止される。ちなみに、避雷器31が破壊されず、正常に動作継続する場合には、アーク固定用突部42aからアークが飛ぶことはない。
【0026】
アーク熱に曝されることにより絶縁カバー41が破壊されると、アークはアーク固定用突部42aから電源側アーク電極20の先端部へ円滑に移行する。これは、電源側アーク電極20の先端部とアレスタ取付部材30との間の距離d1はアーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dよりも小さいからである。このため、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間でアークが継続する場合に比べて、電源側アーク電極20において絶縁カバー41により覆われた部分の長さd2(=20mm)の分だけアーク長が短くなり、このアーク長が短縮された分だけアーク電圧(アークエネルギ)が小さくなる。
【0027】
従って、本体ケース12内の温度上昇(即ち、アーク発熱量)及び内圧増大がそれぞれ抑制される。この結果、開閉器11の内部において短絡事故が発生しても、電源側アーク電極20とアレスタ取付部材30との間にアークが固定されることで当該アークの不特定箇所での発生及び移行が回避される。そして、本体ケース12の各種内部部材の熱変形や内部短絡事故時における爆発力が弱められ、本体ケース12の変形も抑制される。
【0028】
(実施形態の効果)
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)電源側アーク電極20の先端部にセラミックス製の絶縁カバー41を装着するようにした。このため、絶縁カバー41を設けない場合に比べて、電源側アーク電極20の先端部とアレスタ取付部材30との間の距離d1(即ち、大地間距離)を電源側アーク電極20における絶縁カバー41により覆われた部分の長さd2分だけ短縮することができる。ひいては、前記長さd2分だけ電源側アーク電極20と本体ケース12との間の絶縁距離が短縮可能となる。従って、開閉器11の小型化が図られる。
【0029】
(2)また、絶縁カバー41を電源側アーク電極20の先端部に被せるだけのため、構成が複雑化することもない。例えば短絡事故発生時においてアークを強制的に短絡させるための強制短絡機構を特に設けるようにした場合と異なり、構成を簡単にすることができる。また、組立作業が煩雑になることもない。
【0030】
(3)電源側アーク電極20の外周面において、絶縁カバー41の開口端縁の近傍にはアーク固定用突部42aを設けるようにした。そして、通常時(非内部短絡時)、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間の距離Dが大地間最小絶縁距離Dminとなるようにピン42を電源側アーク電極20に対して取り付けるようにした。このため、内部短絡事故時には、まずアーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間にアークが発生する。従って、内部短絡事故時、アークを電源側アーク電極20の特定位置(アーク固定用突部42a)に固定することができる。本体ケース12内において、アークが固定されないことに起因する本体ケース12の穴あき等の開閉器11の破損を防止することができる。
【0031】
(4)絶縁カバー41をセラミックスにより形成するようにした。そして、内部短絡事故時、アーク熱により絶縁カバー41が破壊したとき、アークはアーク固定用突部42aから電源側アーク電極20の先端部へ移行するようにした。このため、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間でアークが継続して発生する場合に比べて、アーク電圧(アークエネルギ)が小さくなる。従って、アーク固定用突部42aとアレスタ取付部材30との間でアークを継続して発生させるようにした場合に比べて、アーク発熱量が低減することにより本体ケース12内の温度上昇が抑制され、各種内部部材の熱変形を防止することができる。また、本体ケース12の内圧上昇が抑制されることにより内部短絡事故時における爆発力が弱められ、本体ケース12の変形を防止することができる。
【0032】
(別例)
尚、前記実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・本実施形態では、電源側アーク電極20にピン42を貫通固定することにより一対のアーク固定用突部42a,42aを設けるようにしたが、次のようにしてもよい。電源側アーク電極20と両アーク固定用突部42a,42aとを一体形成するようにしてもよい。また、アーク固定用突部42aを1つのみ設けるようにしてもよい。逆に、アーク固定用突部42aを3つ、4つ又はそれ以上設けるようにしてもよい。さらに、アーク固定用突部42aに代えて、例えば鍔状の部材を電源側アーク電極20に上方から挿通固定するようにしてもよい。このようにしても、内部短絡事故時、アークを電源側アーク電極20に固定することができる。
【0033】
・本実施形態では、電源側アーク電極20の先端部だけを絶縁カバー41により覆うようにしたが、当該電源側アーク電極20の全周を絶縁体(絶縁カバー41)により覆うようにしてもよい。このとき、アーク固定用突部42aが絶縁カバー41の外面から突出するように、ピン42を設ける。
【0034】
・本実施形態において、絶縁性を有するセラミックス材料としては、天然土質を原料とした土器,陶器,磁器などの旧セラミックス(陶磁器)を含む。また、人工の鉱物微粉末等を原料としたファインセラミックス(ニューセラミックス)をも含む。
【0035】
・負荷側アーク電極27を省略するようにしてもよい。
・電源側ブッシング14の内端部の電源側アーク電極20を省略し、負荷側ブッシング15の内端部に電源側アーク電極20を設けるようにしてもよい。
【0036】
・負荷側アーク電極27を図1における上方に延長し、この延長した部分を絶縁性を有するセラミックス材料により被覆するようにしてもよい。
(付記)
次に前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
【0037】
・非内部短絡事故時、アーク誘引手段と本体ケース内の接地部材との間の距離が大地間最小絶縁距離となるように当該アーク誘引手段を設けると共に、再送電時おいてアーク電極の先端と前記接地部材との間にアークが発生しない程度に両者間の絶縁距離を確保するようにした請求項2に記載の開閉器。
【0038】
・絶縁性を有するセラミックス材料により形成したカバーを前記アーク電極の先端部に装着するようにし、前記アーク誘引手段はアーク電極又はカバーの外周面から突出した突部である請求項2に記載の開閉器。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、アーク電極のセラミックスにより被覆された部分の長さ分だけ当該アーク電極と本体ケースとの間の絶縁距離を短縮可能となることにより、開閉器の小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における開閉器の正断面図。
【図2】本実施形態における開閉器の要部正断面図。
【図3】本実施形態における電源側アーク電極の分解斜視図。
【符号の説明】
11…開閉器、12…本体ケース、17…開閉部を構成する固定電極、
20…アーク電極を構成する電源側アーク電極、
41…カバーを構成する絶縁カバー、
42…アーク誘引手段を構成するピン、
42a…アーク誘引手段を構成するアーク固定用突部、
26…開閉部を構成する可動電極、
30…接地部材を構成するアレスタ取付部材、
D…アーク固定用突部とアレスタ取付部材との間の距離、
Dmin…大地間最小絶縁距離、
d1…電源側アーク電極の先端面とアレスタ取付部材との間の距離、
d2…電源側アーク電極において絶縁カバーにより覆われている部分の長さ。
Claims (2)
- 接地された本体ケース内に固定電極と可動電極とで対をなす開閉部が三相分収納された開閉器において、
前記各相の固定電極又は可動電極のうち、少なくとも一方の電極側の特定箇所にアークを発生させるアーク電極を設け、当該アーク電極の先端部を絶縁性を有するセラミックス材料により被覆するようにした開閉器。 - 前記アーク電極には、内部短絡事故時、当該アーク電極の特定箇所にアークを発生させるアーク誘引手段を設けるようにした請求項1に記載の開閉器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014125699A1 (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-21 | 株式会社落雷抑制システムズ | 落雷抑制型避雷装置 |
-
2002
- 2002-07-04 JP JP2002195845A patent/JP2004039472A/ja active Pending
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WO2014125699A1 (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-21 | 株式会社落雷抑制システムズ | 落雷抑制型避雷装置 |
JP2014154502A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Lightning Suppression Systems Co Ltd | 落雷抑制型避雷装置 |
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