JP2004039064A - 磁気テープ - Google Patents

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松本 泰治
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【課題】実際の使用でのテープ走行の蛇行が抑えられて、高記録密度化に対応できるとともにテープ縁の破損を抑えることができる磁気テープを得る。
【解決手段】テープ幅12.65mmの磁気テープ1を、基準走行平面Sに沿って、かつ、テープ縁4aを基準位置Tに位置規制した状態で0.650N〜0.750Nの走行テンションで走行させ、傾斜ガイド5によって基準走行平面Sに対して1.5度の傾きβで傾斜させた状態で、前記傾斜ガイド5への磁気テープ1の巻き付け角αを60度にする。傾斜ガイド5の近傍に配置した測定器6によって基準位置Tから下側のテープ縁4aまでの位置ずれHを測定して、テープ縁4aの湾曲度の振幅を測定する。磁気テープ1は、この条件で測定された湾曲度の振幅が磁気テープの全長にわたって0μm〜30μmになっている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高記録密度化に適した磁気テープに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
近年、磁気テープの高記録密度化が進んでおり、これに伴って信号記録用のトッラク幅が狭くなったり、記録波長が短くなったり、あるいはテープ厚みが薄くなるなどの傾向が続いている。特に固定ヘッドを用いたリニア記録方式では、サーボトラックを設けて、サーボ信号を記録することが一般化しつつある。この高記録密度化されたテープの信号を機器側で正確に捕えるためには、テープ走行位置の規制強化が要求されることになる。
【0003】
かかるテープ走行位置は、通常、テープ縁を機器のガイドローラなどで規制することで主にコントロールされているが、従来の磁気テープは、テープの湾曲に起因して蛇行しながら走行する傾向にあるため、テープの蛇行で前記記録信号やサーボ信号の機器のヘッドでの読み取りなどが正確に行えなくなったり、テープ走行中に機器のガイドローラのフランジと擦れてテープ縁が破損したりするなどの弊害がある。
【0004】
しかも、前記テープの蛇行が大きいと、当該テープを走行させたのちにリールに巻き取った際の巻き乱れが大きくなって、テープ縁が折れたり、あるいは巻き乱れたテープが長期間保存されることでくせがついてさらに蛇行しやすくなったりしていた。従って、高記録密度化に対応するためには、直進性の高い磁気テープが要求されることになる。
【0005】
これに対し、従来、磁気テープの製造工程で当該テープの湾曲度を測定し、湾曲度の小さいテープを選択して製品にすることが行われていた。この従来の湾曲度測定方法としては、磁気テープを平坦な台の上に直線状に置き、例えば1m長ごとにテープ縁を定規に当てて、そのテープ縁が定規から最も離れた距離を測定し、この距離の測定値が所定値(例えば2mm)以下のテープのみを選別して製品にしていた。
【0006】
従来の湾曲度測定方法では、測定者が磁気テープを前述の台上に自由な状態で置いて測定するため、そのテープの置き方などに測定者の個人差があって正確な測定や再現性が望めないところに問題があった。また、従来の湾曲度測定方法では、磁気テープを静置させた状態で測定するのに対して、実際の使用状態では磁気テープにテンションがかかっており、実際の使用状態と前記測定状態とでは、テープの湾曲度に変化が生じてしまうことになる。
【0007】
これに対し、本出願人は、磁気テープを走行させながらそのテープの湾曲度を磁気テープの全長にわたって測定器で測定する方法を、特願2001−68107号で提案している。この特願2001−68107号の測定方法では、前記湾曲度を測定器で測定するので測定者の個人差の影響を受けないうえ、磁気テープを走行させて測定しているので、実際の使用に近い状態で湾曲度が測定できる利点がある。
【0008】
従って、この測定方法を用いることで、実際の使用状態で高い直進性を有する磁気テープを確実に得ることができる。問題は、前記高い直進性を有するテープの湾曲度の範囲をいかに規定するかである。
【0009】
本発明は、上記のような問題に対処するもので、その目的は、実際の使用で磁気テープの高い直進性が得られて、高記録密度化に対応できるとともにテープ縁の破損を抑えることができる磁気テープを得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、種種のサンプルを作成して試験を行うことで、前記湾曲度の振幅を以下の範囲に特定した磁気テープが、上記の目的を達成できることを見出した。すなわち、下記の条件で測定された湾曲度の振幅が、磁気テープ1の全長にわたって0μm〜30μmであることにより特定される磁気テープ1とした。
【0011】
〈湾曲度の振幅の測定条件〉
図1ないし図3に示すごとく、磁気テープ1を走行案内する一対の基準ガイド2・3と、両基準ガイド2・3間に配置されて、磁気テープ1の走行方向と走行姿勢とを案内する傾斜ガイド5とを垂直基準面Bに備え、各基準ガイド2・3が、前記磁気テープ1を前記垂直基準面Bに対して垂直となる基準走行平面Sに沿って、かつ、片方のテープ縁4aをテープ幅方向の基準位置Tに位置規制した状態に走行案内し、前記傾斜ガイド5における前記基準走行平面Sに対する前記磁気テープ1の傾き角βを1.5度にするとともに、前記傾斜ガイド5への磁気テープ1の巻き付け角αを60度にする。無負荷状態の磁気テープ1のテープ幅12.65mmあたり、0.650N〜0.750Nの走行テンションで走行させて、前記傾斜ガイド5の近傍に配置した測定器6で、前記基準位置Tから下側のテープ縁4aまでの位置ずれを測定してテープ縁4aの湾曲度の振幅を測定し、または/あるいは前記基準位置Tから上側のテープ縁4bまでの位置ずれを測定してテープ縁4bの湾曲度の振幅を測定する。ここでの基準位置Tは、湾曲していない磁気テープ1を走行させたときの走行位置にしてある。
【0012】
【発明の作用効果】
本発明によれば、磁気テープ1を0.650N〜0.750Nの走行テンションで走行させ、実際の使用でのテープ走行に近い状態でテープの湾曲度を測定する方法を用いた結果、磁気テープ1の全長にわたって湾曲度の振幅が0μm〜30μmである磁気テープ1が走行するときに蛇行が抑えられることが判明し、その結果、テープ縁4a・4bの破損を大幅に低減できる結果となった。
【0013】
つまり、磁気テープ1に記録された信号を機器のヘッドなどが正確に捕えることができて、磁気テープ1の高記録密度化に好適に対応できる。しかも、テープ走行での蛇行が抑えられる分だけ、テープ走行中に機器のガイドローラのフランジなどと擦れ難くなって、テープ縁4a・4bが破損することなどが低減されることになる。
【0014】
また、前記湾曲度の振幅は測定器6によって測定することで得られるので、測定者の個人差の影響などを受けずに、湾曲度の振幅が正確に0μm〜30μmとなる磁気テープ1を確実に得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る磁気テープは、例えば次の工程で製造される。すなわち、ポリエステルなどからなる所定の幅および長さを有するベースフィルムに、磁気塗料などが塗布機で塗布され、更にバックコーティング層や保護層などが形成されたのち、平滑化処理が施され、その磁気原反がロール状に巻き取られる。そして、このロールから前記磁気原反が繰り出されながら、例えば回転刃で所定幅(例えば12.65mm[1/2インチ])ずつにスリット(切断)される。
【0016】
このスリット後の磁気テープは、後述する湾曲度測定装置に供給されて、磁気テープの湾曲度の振幅が当該磁気テープの全長にわたって0μm〜30μmであることが測定されることで、当該磁気テープが、例えばカートリッジのリールに組み込まれて製品に加工される。
【0017】
前述の工程において、磁気塗料の塗布、バックコーティング層・保護層の形成、平滑化処理の各工程の処理速度は100m/分以下が好ましく、60m/分以下がより好ましい。この範囲の処理速度で巻き取られた磁気原反は幅方向のずれを1mm以下とすることができ、0.5mm以下とすることがより好ましい。
【0018】
この処理速度が好ましいのは、100m/分を越える場合では機械的要因や処理された磁気原反の乱れなどで磁気原反が幅方向に振られてずれが生じたままロールに巻き取られることになり、その結果、磁気原反の幅方向のずれを1mm以下とすることが不可能となるため、このずれによる歪みや不均一な伸びなどが固定されてしまい、磁気テープの湾曲度の振幅が30μmを越えてしまう。このように磁気テープの湾曲を低減するためには処理速度は遅い方が好ましいが、生産性との兼ね合いで設定される。
【0019】
更に磁気原反をスリットする工程において、磁気原反をスリットする回転刃の回転振れは2μm以下に抑えることが好ましい。回転振れが2μmを越えると回転振れの影響で磁気原反が曲がってスリットされてしまい、スリット幅に変動が生じる結果、磁気テープの湾曲度の振幅が30μmを越えてしまうためである。ここで回転刃の回転振れとは、刃物が回転している回転面に対して垂直な方向(回転軸と平行な方向)へ振動する幅のことを意味する。
【0020】
図1ないし図3は前記湾曲度測定装置を示す。図1において符号1は磁気テープであって、垂直基準面B上で離して配置した一対の基準ガイド2・3で走行案内されて矢印方向に連続して供給される。各基準ガイド2・3は、遊転自在に軸支されたローラ軸からなり、垂直基準面Bに対して垂直となる基準走行平面S(図3参照)に沿って磁気テープ1を走行案内する第1ガイド面2a・3aと、上下のテープ縁4a・4bを受け止める上下一対の鍔状の第2ガイド面2b・3bとを備えている。
【0021】
そして、第2ガイド面2b・3bでテープ縁4a・4bをテープ幅方向(図3では上下方向)に位置決めすることにより、湾曲度を測定する際の基準位置Tが得られる。この基準位置Tは、湾曲していない磁気テープ1を走行させたときの走行位置になっている。
【0022】
両基準ガイド2・3間の中央付近にあって、両基準ガイド2・3を結ぶ直線から変位した位置には、磁気テープ1の走行方向と走行姿勢とを案内する傾斜ガイド5が垂直基準面B上に配設されており、傾斜ガイド5の近傍でテープ供給方向上流側には磁気テープ1の湾曲度を測定する測定器6が配設されている。図1および図3において、傾斜ガイド5は、垂直基準面B上に立設した断面円形の金属筒からなり、周面の一個所に設けたスリット7から加圧空気を外部に噴き出して、磁気テープ1を非接触状態で走行案内する、いわゆるエアーフローティングガイドとして構成してある。符号8は傾斜ガイド5に対する加圧空気の供給源である。
【0023】
傾斜ガイド5への磁気テープ1の巻き付け角αを60度とし、傾斜ガイド5の中心軸Pは、図3に示すように当該傾斜ガイド5における基準走行平面Sに対して僅かに傾けてある。この傾き角βは1.5度とした。また、湾曲度測定装置は、テープ走行速度が10m/s、かつ、磁気テープ1の走行テンションが0.70Nになるように調節されている。スリット7の上下長さは磁気テープ1の上下幅寸法より大きい。なお、走行テンションは、0.650N〜0.750Nの範囲内であればよい。
【0024】
図1において傾斜ガイド5の中心軸Pは、先の巻き付け角αを二分する線を含む面上に設けるのが最善であるが、前記垂直面を中心にして周方向へ95度ずつずれた範囲内であれば、前記垂直面から外れていてもよい。
【0025】
測定器6は、投光器9と受光器10とを含み、傾斜ガイド5の直前のテープ走行経路において、図2で示すように、凹弧状に湾曲した下側のテープ縁4aの基準位置Tからの位置ずれ量Hを連続して測定する。具体的には、磁気テープ1の幅方向中央から基準位置Tを上下に横切るように投光器9でレーザー光を投射し、テープ縁4aと基準位置Tとの間を通過した光の量を受光器10で検出し、この検出結果から位置ずれ量Hを演算する。そして、この位置ずれ量Hに基づいて磁気テープ1の湾曲度の振幅が測定される。
【0026】
前記位置ずれ量Hは、傾斜ガイド5の位置で最大となるので、この傾斜ガイド5の位置で測定するのが好ましいが、傾斜ガイド5が邪魔になるため、前述のように測定器6を傾斜ガイド5の近傍に配置してある。なお、前記湾曲度測定の際には、磁気テープ1のテープ長さで少なくとも30mm以下の長さごとにデータを取得し、これをグラフ化することが望ましい。
【0027】
本発明の有効性を確認するために、以下の7種類の磁気テープ1を製造して試験を行った。
《サンプル1》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み         11.0μm
・湾曲度の振幅の最大値     16μm
《サンプル2》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み          9.0μm
・湾曲度の振幅の最大値     19μm
《サンプル3》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み          7.5μm
・湾曲度の振幅の最大値     23μm
《サンプル4》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み          5.6μm
・湾曲度の振幅の最大値     26μm
《サンプル5》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み          9.0μm
・湾曲度の振幅の最大値     42μm
《サンプル6》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み          7.5μm
・湾曲度の振幅の最大値     63μm
《サンプル7》
・テープ幅         12.65mm
・テープ厚み         13.2μm
・湾曲度の振幅の最大値     38μm
【0028】
サンプル1〜7において、湾曲度の振幅の最大値は以下の条件で測定した。
・傾斜ガイド5の傾き角β             1.5度
・傾斜ガイド5への磁気テープ1の巻き付け角α   60度
・テープ走行速度                 10m/s
・走行テンション                0.70N
【0029】
前述のサンプル1〜7の磁気テープ1をそれぞれカートリッジのリールに巻いて、以下の試験1〜3を行った。
【0030】
試験1:磁気テープ1を、DLT8000のドライブを使ってテープ走行速度2.53m/s(100ips)でカートリッジから繰り出すとともに巻き戻して1往復走行させ、そのカートリッジ内に巻き取った磁気テープ1の縁の積層面(カートリッジのリールの透明なフランジ側の面)を目視にて観察する。
試験2:前記試験1の終了後の磁気テープ1を、DLT8000のドライブを使って今度はテープ走行速度4.05m/s(160ips)で1往復走行させ、試験1と同様に前記磁気テープ1の縁の積層面を目視にて観察する。
試験3:前記試験1・2の終了後に、磁気テープ1の縁の破損の有無を目視にて観察する。
【0031】
前記試験1・2では、その観察結果を次の5段階で評価してある。
5:磁気テープ1の縁が同一高さになって、その積層面に全く乱れなし。
4:磁気テープ1の縁の積層面にうっすらと模様の様に乱れが確認されるが(全体の20%未満)、目視では積層面上に段差を確認できない。
3:磁気テープ1の縁の積層面にうっすらと模様の様に乱れが確認されるが(全体の20%以上)、目視では積層面上に段差を確認できない。
2:磁気テープ1の縁の積層面に段差があることを目視で確認できる(3箇所以下)。
1:磁気テープ1の縁の積層面に段差が多数あることを目視で確認できる(4箇所以上)。
【0032】
この試験結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
Figure 2004039064
【0034】
湾曲度の振幅の最大値が30μm以下となるサンプル1〜4は、表1に示すように前記試験1・2の評価では「3」以上になっており、テープ走行での蛇行が抑えられていることが確認できた。また、サンプル1〜4は、テープ厚みが4.0μm〜12.0μmの範囲内であって薄くなっているが、前記試験3で磁気テープ1の縁の破損がないことが確認できた。このように、本発明である湾曲度の振幅が30μm以下となる磁気テープ1で高い直進性を有し、テープ厚みが薄くなっていても磁気テープ1の縁の破損が生じないことが確認できた。
【0035】
図4は湾曲度測定装置の別実施例を示す。そこでは、傾斜ガイド5とこれよりもテープ供給方向下流側の基準ガイド3との間に固定ガイド12を配置して、一対の基準ガイド2・3間で磁気テープ1をN字状に傾斜案内した。固定ガイド12は、傾斜ガイド5と同じエアーフローティングガイドで形成し、磁気テープ1を非接触の状態で走行案内させた。
【0036】
さらに、磁気テープ1のカッピングが大きい場合に備えて、傾斜ガイド5の直前に垂直の固定ガイド15を設けて、磁気テープ1を移行案内した。図4に示す固定ガイド12を付加すると、走行路の自由度が増すことになる。なお、基準ガイド2と傾斜ガイド5との間のテープ走行路長さと、傾斜ガイド5から固定ガイド12を経て、基準ガイド3に至る走行路長さとは、ほぼ同じ長さに設定しておく。
【0037】
図5に示すように、前記固定ガイド12とは別に、固定ガイド13を別に設けることができ、この場合も、基準ガイド2と傾斜ガイド5との間のテープ走行路長さと、傾斜ガイド5から固定ガイド12と別の固定ガイド13を経て基準ガイド3に至る走行路長さとは、ほぼ同じ長さに設定しておく。
【0038】
傾斜ガイド5は、エアーフローティングガイドで構成することが好ましいが、必ずしも必要はなく、周面が高度に研磨された固定ガイドであってもよい。基準位置Tとテープ縁4a(又は4b)との間を通過した光量を検出する場合の投光器9は、レーザー光を投射する必要はなく、常用されるランプや発光ダイオードを光源とする投光器も適用できる。また、レーザー光をポリゴンミラーでテープ幅方向に走査し、レーザー光がテープ縁4a(又は4b)から現れるタイミングを検出して、基準位置からテープ縁までの距離を検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気テープにかかる湾曲度測定装置の概略平面図である。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】傾斜ガイドの側面図である。
【図4】湾曲度測定装置の別実施例を示す概略平面図である。
【図5】湾曲度測定装置の更に異なる別実施例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ
2・3 基準ガイド
4a・4b テープ縁
5 傾斜ガイド
6 測定器
B 垂直基準面
H 位置ずれ
S 基準平行面
T 基準位置
P 傾斜ガイドの中心軸
α 磁気テープの巻き付け角
β 傾斜ガイドの傾き角

Claims (1)

  1. 下記の条件で測定された湾曲度の振幅が、磁気テープ1の全長にわたって0μm〜30μmであることにより特定される磁気テープ。
    〈湾曲度の振幅の測定条件〉:磁気テープ1を走行案内する一対の基準ガイド2・3と、両基準ガイド2・3間に配置されて、磁気テープ1の走行方向と走行姿勢とを案内する傾斜ガイド5とを垂直基準面Bに備え、各基準ガイド2・3が、前記磁気テープ1を前記垂直基準面Bに対して垂直となる基準走行平面Sに沿って、かつ、片方のテープ縁4aをテープ幅方向の基準位置Tに位置規制した状態に走行案内し、前記傾斜ガイド5における前記基準走行平面Sに対する前記磁気テープ1の傾き角βを1.5度にするとともに、前記傾斜ガイド5への磁気テープ1の巻き付け角αを60度にする。無負荷状態の磁気テープ1のテープ幅12.65mmあたり、0.650N〜0.750Nの走行テンションで走行させて、前記傾斜ガイド5の近傍に配置した測定器6で、前記基準位置Tから下側のテープ縁4aまでの位置ずれを測定してテープ縁4aの湾曲度の振幅を測定し、または/あるいは前記基準位置Tから上側のテープ縁4bまでの位置ずれを測定してテープ縁4bの湾曲度の振幅を測定する。
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