JP2004038882A - コンテンツ販売システム - Google Patents

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Osamu Inoue
井上 理
Hiroyuki Katada
堅田 裕之
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Abstract

【課題】媒体としてではなく、コンテンツのみを単独で販売し、買い取りし、再販することが可能とシステムを実現すること。
【解決手段】コンテンツ販売システムはコンテンツ管理装置を備え、このコンテンツ管理装置は、コンテンツを記憶済みの媒体からコンテンツを削除する手段を有し、媒体からのコンテンツの削除に伴い、媒体を所有するユーザに対して所定金額の支払いを行う。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンテンツ販売システムに係り、特に、コンテンツだけを販売するようにしたコンテンツ販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来一般的に、コンテンツを購入するのは、ユーザがコンテンツを記録した媒体をコンテンツ販売店から購入することで行われている。この購入する媒体の価格は、通常、コンテンツ提供者の指定する希望小売価格、いわゆる定価である。コンテンツが記録された媒体を購入したユーザは、購入した媒体をユーザの手持ちの再生装置に装着して、媒体中のコンテンツを再生して、コンテンツを楽しむ、ないしは利用する。
【0003】
ここで、中古コンテンツ市場が存在しており、ユーザは購入したコンテンツを気に入らなかったり、飽きてしまった場合には、コンテンツを記録した媒体を中古コンテンツ販売店に持ち込み、媒体の前記定価より安い買い取り価格で、媒体を買い取らせることができるようになっている。
【0004】
前記中古コンテンツ販売店は、買い取った媒体を中古媒体として、前記買い取り価格より高く、かつ前記定価よりも安い値段で再度販売する。そして、媒体を買い取らせた前記ユーザと別の第二のユーザは、前記中古コンテンツ販売店から前記中古媒体を定価よりも安い値段で購入することができるようになっている。
【0005】
一方、近年、半導体や磁気を使った媒体の大容量化に伴い、コンテンツをこれらの媒体にデジタルデータとして記録可能となっており、ユーザは、コンテンツを記録した媒体を購入できる他、コンテンツそのものをユーザの所有する媒体に複写することで、コンテンツだけを購入可能な環境となってきている。媒体に書き込むデジタルコンテンツは、何度複写や移動を行っても内容が劣化しないという特徴がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のコンテンツ流通システムを、図2を参照して説明する。図2において、201はコンテンツ販売店、202はコンテンツ在庫、203は中古コンテンツ販売店、204は中古コンテンツ在庫、205は第一のユーザが購入する媒体、206は第二のユーザが購入する媒体、207は第一のユーザ、208は第二のユーザである。
【0007】
第一のユーザ207は、コンテンツ販売店201からコンテンツを記録した媒体205を定価で購入した後、コンテンツが気に入らなかったり、飽きてしまった場合に、媒体を中古コンテンツ販売店203に持ち込み、定価よりも安い買い取り価格で買い取らせる。中古コンテンツ販売店203は、買い取った媒体206を中古媒体として前記買い取り価格より高く、かつ定価よりも安い値段で再度販売する。そして、第二のユーザ208は、中古コンテンツ販売店203から、定価よりも安い価格で媒体206を購入する。
【0008】
ここで、第一のユーザ207が再生を行った媒体は劣化している。すなわち、第二のユーザ208が購入した中古の媒体206は、第一のユーザ207が購入した時点の媒体よりも品質が低い。品質が低い中古媒体の価格は定価よりも安い。このバランスで中古コンテンツ市場は成り立っている。
【0009】
ところで、品質と価格のバランスをとるために、中古コンテンツ販売店203は、持ち込まれた中古の媒体206の品質を、的確に見極める必要がある。また、中古コンテンツ販売店203が中古の媒体206の品質を誤って見極め、品質に見合わない価格を中古の媒体206の価格として提示する場合もあり得るので、中古の媒体206を購入するユーザ208も、中古の媒体206を購入する際には、中古の媒体206の価格が品質に見合ったものであるかを見極める必要がある。
【0010】
上記した従来のコンテンツ流通システムでは、媒体そのものを販売するため、コンテンツ販売店201および中古コンテンツ販売店203は、大量の媒体を在庫202および在庫204として保持する必要がある。このため、在庫の維持にコストと手間ががかかり、これが媒体205および媒体206の価格に上乗せされているという問題がある。
【0011】
一方、前述したように、近年、半導体や磁気による記録媒体の大容量化に伴い、媒体としてではなく、コンテンツそのものを販売することが可能になってきている。しかし、デジタルコンテンツそのものを複写する限り、内容が劣化しないので、品質に見合った中古価格というものがなく、結果、ユーザは無用なコンテンツを販売店に買い取らせることはできない。つまり、現状では、コンテンツだけを取り引きする中古コンテンツ市場というものが存在しないので、ユーザは購入したコンテンツを買い取ってもらえないという問題がある。
【0012】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、媒体としてではなく、コンテンツのみを単独で販売し、買い取りし、再販することが可能なシステムを実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコンテンツ販売システムでは、図1に示すように、例えば、ユーザ105およびユーザ107の再生装置は、コンテンツの他の媒体への複写や移動が不可能なものとされている。コンテンツ販売店101にはコンテンツ管理装置102が備えられており、このコンテンツ管理装置102は、コンテンツを記憶済みの媒体106からコンテンツを削除する手段を有していて、コンテンツ販売店101は、媒体からのコンテンツの削除に伴い、ユーザに対して所定金額の支払いを行う。これにより、ユーザ105は、結果的に媒体106に記録したコンテンツを払い戻すことが可能となる。
また、前記コンテンツ管理装置102は、前記媒体から削除されたコンテンツを記憶する手段と、記憶したコンテンツを前記媒体に書き込む手段とを、備える。これにより、コンテンツ販売店101は、コンテンツ管理装置102にコンテンツ103を保持するので、媒体そのものを在庫として保持する必要がなく、媒体の保持のためのコストを削減でき、さらには再販されるコンテンツの価格を下げることができる。
また、前記のように削除して記憶したコンテンツの前記書き込みに伴い、ユーザが支払う料金は、コンテンツの定価より安く設定される。これにより、コンテンツは、再販されるたびにその価格が下がり、無用と判断したユーザが多いコンテンツほど購入しやすくなる。
また、前記削除されたコンテンツには販売履歴が付加されており、前記削除に伴いユーザに対して支払う金額と、前記書き込みに伴いユーザが支払う金額の少なくとも一方は、前記販売履歴に基づいて計算される。これにより、コンテンツ販売店101がコンテンツを買い取る価格または再販する価格は、コンテンツ管理装置102によって自動的に計算され、コンテンツが何回販売されたかを見極める販売店の手間と、再販されているコンテンツの価値を見極める第二のユーザ107の手間の、少なくとも一方の手間が省ける。
また、コンテンツ管理装置102は、コンテンツ供給元に対して新規のコンテンツを要求する要求部と、新規のコンテンツを受信する受信部を備える。これにより、コンテンツ販売店101は、新規コンテンツの販売のために、コンテンツを記録した媒体を在庫として保持する必要がなく、保持にかかる費用が販売価格に上乗せされることがない他、在庫がなくてユーザがコンテンツを購入できないことが回避できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンテンツ販売システムの基本概念を示す図である。図1において、101はコンテンツ販売店、102はコンテンツ販売店が所有するコンテンツ管理装置、103はコンテンツ管理装置に格納されたコンテンツ、104はコンテンツ在庫数、105は第一のユーザ、106は第一のユーザが所有する媒体(記憶媒体)、107は第二のユーザ、108は第二のユーザが所有する媒体(記憶媒体)である。
【0016】
本実施形態のコンテンツ販売システムでは、例えば、第一のユーザ105がコンテンツ販売店101から対価(ここでは例えば定価に相当する対価)を支払ってコンテンツ103を購入し、この購入によって、第一ユーザ105が所持する媒体106にコンテンツ103が記録される。
【0017】
ここで、ユーザ105があるコンテンツを購入しようとするとき、コンテンツ販売店101に該当するコンテンツの在庫がない場合であっても、コンテンツ販売店101はコンテンツ提供者からコンテンツをダウンロードして販売することもできる。このとき、コンテンツ販売店101には、コンテンツ提供者に対する所定の仕入れ代金が課金される。
【0018】
コンテンツ103を購入したユーザ105は、購入したコンテンツを記録した媒体をユーザが所有する再生装置に装着して、コンテンツの再生を行う。この再生装置は、購入したコンテンツを他の媒体へ複写したり移動させたりできるものであっても、あるいは、再生装置は、購入したコンテンツに対し他の媒体への複写や移動を禁止する手段を備えたものであってもよい。
【0019】
なお、ユーザが購入したコンテンツを他の媒体へ複写したり移動を行ったときには、再生装置は、コンテンツに複写や移動を行ったことを示す属性を付けるようにしてもよい。更にまた、元の媒体に再度移動したり、複写を完全に削除したときに、上記の属性を削除するようにしてもよい。
【0020】
次に、ユーザ105は、コンテンツ103が気に入らなかったり飽きてしまったりした場合には、コンテンツ103を記録した媒体106をコンテンツ販売店101に持ち込み、媒体106からコンテンツ103を削除してもらい、買取額として所定の金額を受け取る。所定の金額とは例えば、販売価格×買取率で計算される。
【0021】
このとき、ユーザ105が持ち込んだコンテンツに他の媒体への複写や移動を行ったことを示す属性が付けられている場合には、コンテンツ販売店101はコンテンツの買い取りを拒否するようなシステムであってもよい。
【0022】
更に、このとき、コンテンツ販売店101は、ユーザ105の媒体106から削除したコンテンツを、在庫として保持する。つまり、コンテンツ販売店101は、このユーザ105の媒体106から削除したコンテンツと同じコンテンツを、コンテンツ管理装置102に在庫として持つ場合には、その在庫数104を増やすようにする。また、コンテンツの販売履歴を持つコンテンツ管理装置102においては、上記ユーザ105の媒体106から削除したコンテンツの販売履歴を更新する。
【0023】
なお、ユーザ105から買い取ったコンテンツ(ユーザ105の媒体106から削除したコンテンツ)が、コンテンツ管理装置102にとって新しい種類の在庫となる場合(コンテンツ管理装置102が現在保持していないコンテンツである場合)には、ユーザ105の媒体106からコンテンツを削除すると同時に、ユーザ105の媒体106からコンテンツ管理装置102へコンテンツのデータを移しかえて、これを新規のコンテンツとして保持することになる。
【0024】
次に、第二のユーザ107が、自身の所有する媒体108をコンテンツ販売店101に持参し、コンテンツを購入したい旨を伝えると、販売店101は、ユーザ107の所望するコンテンツを在庫として持つ場合には、そのコンテンツを第二のユーザ107に対して販売する(第二のユーザ107の媒体108にコンテンツを記録する)。
【0025】
このとき、第二のユーザ107に対して販売するコンテンツが再販コンテンツである場合には、再販コンテンツの他ユーザよりの買取額は、コンテンツ提供者からの仕入額よりも安いので、再販する販売価格を、定価よりも一律に安く設定したり、あるいは、再販する販売価格は、販売履歴に基づいて計算するようにされる。販売履歴に基づいて再販価格を計算する場合には、例えば、再販回数のべき乗をmで表すとして、販売価格=定価×掛率などが考えられる。
【0026】
なお、再販されるコンテンツは、コンテンツの内容に変更を加えるようにしてもよい。すなわち、例えば、初回限定コンテンツの一部を削除したり変更したり、あるいは、ゲームコンテンツ等においては、コンテンツの一部の機能を削除ないし変更するなどが考えられる。
【0027】
図3は、本実施形態のコンテンツ販売システムで用いるコンテンツ管理装置102の構成を示すブロック図である。図3において、301は在庫テーブル、302は制御部、303は書込部、304は読取部、305は媒体装着部、306は要求部、307は受信部、308は入力部、309は表示部、310は一時記憶部である。
【0028】
在庫テーブル301は、新規に販売可能あるいは前記したように媒体から削除した再販可能なコンテンツのデータ、およびコンテンツの在庫数、およびコンテンツの販売履歴などを記録する。この在庫テーブル301の詳細については、図4を用いて後述する。
【0029】
制御部302は、コンテンツ管理装置102の全体制御を行う。この制御部302の処理フローについては、図5を用いて後述する。
【0030】
書込部303は、媒体へのコンテンツの書き込みや、在庫テーブル301あるいは媒体からコンテンツの削除を行うもので、ユーザに販売したコンテンツを媒体に書き込む処理や、ユーザから買い取ったコンテンツを媒体から削除する処理などで使用する。
【0031】
読み取り部304は、媒体からの読み込みを行うもので、ユーザに販売する際、媒体に十分な空き容量があるかどうか判別する処理や、買い取りの際、媒体内の買い取るコンテンツを選択する処理などで使用する。
【0032】
媒体装着部305は、媒体が脱着可能に装着されるもので、ユーザが持ち込んだ媒体がここに装着される。
【0033】
要求部306は、コンテンツ提供者に対してコンテンツのデータおよびそれに付帯する情報などを要求するものである。この要求部306は、コンテンツを選択する処理や、新規販売の価格を提示する処理や、新規販売するコンテンツをダウンロードする処理や、容量を検査する処理や、買い取り価格を計算する処理などで使用する。
【0034】
受信部307は、要求部306でコンテンツ提供者に要求したコンテンツのデータおよびそれに付帯する情報などを受信する。
【0035】
入力部308は、ユーザまたはコンテンツ販売店の従業員(以下、操作者と記述する)がコンテンツ管理装置102に対して入力操作を行うためのものである。この入力部308は、コンテンツ管理装置102の動作を選択する処理や、コンテンツ販売時にユーザが所望するコンテンツを選択する処理や、コンテンツ買い取り時に媒体内の買い取るコンテンツを選択する処理や、販売を決定する処理や、買い取りを決定する処理などで使用する。
【0036】
表示部309は、操作者に対して必要な情報を提示するものである。この表示部309は、コンテンツ購入時に所望するコンテンツを選択する処理や、コンテンツ買い取り時に媒体内の買い取るコンテンツを選択する処理や、販売価格を提示する処理や、買い取り価格を提示する処理などで使用する。
【0037】
一時記憶部310は、コンテンツをただひとつ記録できるバッファメモリであり、コンテンツ書き込み処理と、コンテンツ削除処理で使用する。
【0038】
図4は、本実施形態のコンテンツ販売システムで用いるコンテンツ管理装置102内のコンテンツ関連データ(図4の左側)と、媒体内のコンテンツ関連データ(図4の右側)とを、それぞれテーブルの形で示す図である。
【0039】
コンテンツ管理装置102側(図4の左側)において、コンテンツID401(あるいは407)は、ある一つのコンテンツ413(あるいは414)を特定するためのものである。これにより、コンテンツの名称やコンテンツの容量(映像・曲の場合にはその再生時間などを含む)、種類の他、販売価格、買取価格などを取得することができる。
【0040】
コンテンツデータ402(あるいは408)は、コンテンツ413(あるいは414)の内容本体である。コンテンツ管理装置102に同じコンテンツIDを持つコンテンツが複数ある場合にでも、コンテンツデータは同一なので、コンテンツIDとコンテンツデータは一つでよく、販売履歴のみをその数だけ保持すればよい。
【0041】
在庫数403(あるいは409)は、コンテンツ413(あるいは414)のコンテンツ管理装置102中の在庫数であり、これは、在庫を一つ販売する毎にコンテンツの制作者などに対して対価を支払うことを前提とした、著作権法の許容する販売可能数に相当するものであり、在庫数が「1」減じる毎に、あるいは初回販売時にコンテンツの制作者に対して対価(ここでは、例えば所定の一定額)を支払うシステムとなっているものとする。
【0042】
第2以降のユーザがコンテンツの対価を支払うかどうかは、コンテンツの種類によってもよい。
【0043】
例えば、第2以降のユーザのコンテンツ対価の支払いを著作権法またはコンテンツ製作者が特に指定している場合は、これを支払う。前記第2以降のユーザが支払うコンテンツ対価は、コンテンツを購入する全てのユーザが販売店を通してコンテンツ製作者に支払ってもよい。
【0044】
または、前記コンテンツ対価は、第1のユーザと第2以降のユーザで一部ずつ支払ってもよい。例えば、コンテンツ対価の一部が第1ユーザのコンテンツ削除に伴いユーザに支払われる金額に含まれ、さらに前記コンテンツ対価の一部は第2のユーザが購入する際、販売店に支払う金額に含まれることで実現できる。
【0045】
販売履歴404〜406は、コンテンツ413の各在庫毎の販売履歴であり(ここでは、404が在庫1の販売履歴、405が在庫2の販売履歴、406が在庫Nの販売履歴である)、図示していないが、コンテンツ414に関しても、同様の各在庫毎の販売履歴が格納されている。
【0046】
また、媒体側(図4の右側)において、コンテンツID410は媒体に記録されたコンテンツを特定するものであり、販売履歴411は媒体に記録されたコンテンツの販売履歴であり、コンテンツデータ412は媒体に記録されたコンテンツの内容本体である。
【0047】
図5は、本実施形態のコンテンツ販売システムで用いるコンテンツ管理装置102の制御部302の処理フローを示している。
【0048】
最初に制御部302は、ステップS501の客待ちの待機モードをとり、客(ユーザ)が来店してコンテンツの売り/買いの意志がある場合には、ステップS502に進む。ステップS502では、媒体を装着する。すなわち、操作者がユーザの媒体をコンテンツ管理装置102の媒体装着部305に装着する。
【0049】
次のステップS503では、コンテンツ管理装置102の動作を入力部308から入力・指示する。つまり、販売か、買い取りか、終了かを操作者が入力し、販売の場合にはステップS504へ進み、買い取りの場合にはステップS512へ進み、終了の場合にはステップS517へ進む。
【0050】
ステップS504では、現在販売可能なコンテンツの一覧を表示部309に表示する。このとき、コンテンツ一覧としては、在庫コンテンツおよび新規販売コンテンツの双方を表示する。なお、新規販売コンテンツのリストは、要求部306および受信部307を用いてコンテンツ提供者から取得して表示する。そして、このステップS504で、ユーザが所望するコンテンツを選択し、操作者が入力部308からユーザの所望するコンテンツのコンテンツIDを選択・指示することで、ステップS505へと進む。
【0051】
ステップS505では、媒体装着部305に装着された媒体に、ユーザが所望したコンテンツを記憶するに足る空き容量があるかどうかを検査する。すなわち、ステップS504で選択されたコンテンツIDをもとに、コンテンツの容量を要求部306および受信部307を用いてコンテンツ提供者から取得し、また、読取部304から媒体装着部305に装着された媒体の空き容量を取得して、両者の容量を比較する。そして、媒体の空き容量がコンテンツの容量より多い場合にはステップS506へと進み、少ない場合には販売できないのでステップS503に戻る。
【0052】
ステップS506では、ステップS504で選択されたコンテンツを、コンテンツ管理装置102が在庫として保持しているかどうかを検査する。そして、在庫がない場合にはステップS507に進み、在庫がある場合にはステップS508に進む。
【0053】
ステップS507では、新規販売価格を表示部309に表示して、ステップS509に進む。ここで、新規販売価格は、ステップS504で選択されたコンテンツのコンテンツIDをもとに、要求部306および受信部307を用いてコンテンツ提供者から取得する。
【0054】
また、ステップS508では、コンテンツ管理装置102が在庫として保持している各在庫の販売履歴とコンテンツIDをもとに、要求部306および受信部307を用いて、コンテンツ提供者から価格の計算に必要な情報を取得して、販売価格を計算する。上記の必要な情報とは、例えば、販売回数に対する販売掛率などである。そして、計算された各在庫の販売価格のうち、適当なものを選択して、表示部309に表示し、ステップS509に進む。なお、上記の適当なものとは、価格が一番安いもの、または、価格が一番高いものなど、システムに応じて任意に決定するようになせばよい。
【0055】
ステップS509では、ユーザに購入を決定するかどうかの判断を仰ぐ。つまり、ユーザは、表示部309に表示されている価格で購入するか、キャンセルするかを決定し、この決定結果を操作者が入力部308から入力する。そして、購入の場合にはステップS510に進み、キャンセルの場合にはステップS503に戻る。
【0056】
ステップS510で、ユーザが代金を支払い、ステップS511へと進む。このとき、ユーザが支払う代金をコンテンツ販売店101の従業員が受け取るようにしても、ユーザが代金をコンテンツ管理装置102に投入するようにしてもよい。つり銭などの処理は、一般的な処理なので説明を省略する。なお、代金の支払い形態は、これ以外にもカードによる決済、電子取引による決済などが可能である。
【0057】
ステップS511では、媒体装着部305に装着されたユーザの媒体に、コンテンツを書き込んで、ステップS503に戻る。なお、この媒体へのコンテンツの書き込み動作については、図6を用いてその詳細を後述する。
【0058】
また、前記したステップS512では、コンテンツ販売店101側が買い取る対象となるコンテンツを選択する。すなわち、媒体装着部305に装着された媒体内のコンテンツ一覧を表示部309に表示し、これにより、ユーザが選択したコンテンツを操作者が入力部308から入力・指示して、S513へと進む。
【0059】
ステップS513では、ステップS512で選択されたコンテンツのコンテンツIDおよび販売履歴をもとに、要求部306および受信部307を用いて、コンテンツ提供者から買取価格に必要な情報を取得し、これに基づき買い取り価格を計算して、計算結果を表示部309に表示し、ステップS514へと進む。なお、上記の必要な情報とは、例えば、買取率などであるが、場合によっては買い取り価格そのものであってもよい。
【0060】
ステップS514では、ユーザから買い取りを決定するかどうかの判断を仰ぐ。すなわち、ユーザは、表示部309に表示されている価格で買い取りを決定するか、キャンセルするかを選択し、この決定結果を操作者が入力部308から入力する。そして、買い取りの場合にはステップS515に進み、キャンセルの場合にはステップS503に戻る。
【0061】
ステップS515では、媒体装着部305に装着されたユーザの媒体から、選択されたコンテンツを削除して、ステップS516に進む。なお、この媒体からのコンテンツの削除動作については、図7を用いてその詳細を後述する。
【0062】
ステップS516では、ステップS513で計算した買い取り価格を、コンテンツ販売店101側がユーザに支払って、ステップS503に戻る。このときの支払いの形態は、コンテンツ販売店101の従業員が支払う形態であっても、コンテンツ管理装置102が支払う形態であってもよく、その他の任意の形態であってもよい。
【0063】
また、前記したステップS517では、媒体装着部305から媒体が取り外され、前記したステップS501の待機モードに戻る。
【0064】
図6は、本実施形態のコンテンツ販売システムで用いるコンテンツ管理装置102の「書き込み」処理フロー、すなわち、図5中の前記したステップS511の詳細を表している。
【0065】
まず最初に、ステップS601が実行されて、販売が在庫販売か、新規販売かを判断する。在庫販売のときにはステップS602へ進み、新規販売のときにはステップS603へ進む。
【0066】
ステップS602では、コンテンツを在庫テーブル301から削除する。すなわち、削除の前の在庫が2つ以上のときには、在庫数を「1」減らし、減らした在庫の販売履歴を削除する。在庫が1つのときには、該当するコンテンツそのもの(例えば図4中のコンテンツ414など)を在庫テーブル301から削除する。どちらの場合も、該当するコンテンツ(コンテンツID、コンテンツデータ、販売履歴)を一時記憶部310に書き込む。しかる後、ステップS604へと進む。
【0067】
ステップS603では、コンテンツを要求部306および受信部307を用いてコンテンツ提供者からダウンロードする。つまり、要求部306でコンテンツを要求し、受信部307で新規のコンテンツを受信して、これを一時記憶部310に書き込む。しかる後、ステップS604へと進む。
【0068】
ステップS604では、在庫テーブル301の該当するコンテンツの販売履歴を更新して、ステップS605に進む。なお、ステップS602で該当するコンテンツそのものを在庫テーブル301から削除した場合には、このステップS604をスルーしてステップS605に進む。また、ステップS603でコンテンツをダウンロードしたときの販売可能数が「1」である場合にも、このステップS604をスルーしてステップS605に進む。なおまた、ステップS603でコンテンツをダウンロードしたときの前記した販売可能数が「2」以上である場合には、このステップS604において、ダウンロードした新規のコンテンツに関して、在庫テーブル301中に、図4中に示した前記コンテンツ413、414のようなテーブルの形態で新規のコンテンツを格納する(もちろん、ダウンロードしたときの販売可能数「N」から「1」減じた数が、在庫数とされる)。
【0069】
ステップS605では、一時記憶部310に記憶されたコンテンツを、媒体に書き込む。しかる後、この図6の処理フローは終了する。
【0070】
図7は、本実施形態のコンテンツ販売システムで用いるコンテンツ管理装置102の「削除」処理フロー、すなわち、図5中の前記したステップS515の詳細を表している。
【0071】
まず最初に、ステップS701が実行されて、媒体からコンテンツが削除される共に、媒体から削除されたコンテンツは一時記憶部310に書き込まれて、ステップS702へと進む。
【0072】
ステップS702では、一時記憶部310のコンテンツの販売履歴を更新して、ステップS703に進む。
【0073】
ステップS703では、一時記憶部310のコンテンツを在庫テーブル301に書き込む。このとき、コンテンツ管理装置102が、媒体から削除したコンテンツと同じコンテンツIDを持つコンテンツを在庫として持つ場合には、在庫数を「1」増やし、前記した販売履歴のみを追加する。媒体から削除したコンテンツと同じコンテンツIDを持つコンテンツが在庫としてない場合には、新規に一時記憶部310のコンテンツ全体、すなわち、コンテンツID、コンテンツデータ、在庫数、販売履歴を記録する。しかる後、この図7の処理フローは終了する。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明のコンテンツ販売システムによれば、媒体によらずコンテンツそのものを販売し、買い取りし、再販することが可能となる。よって、ユーザはコンテンツが無用のときには、買い取ってもらえるので、気軽にコンテンツを購入できる。また、再販されるコンテンツの価格は定価よりも安いので、コンテンツ販売店側にとっては、販売促進の効果が期待できると共に、一つのコンテンツを再度販売できるので、仕入れコストを削減でき、かつ、ユーザにとっても低価格を享受できる。さらに、コンテンツ販売店内に、在庫として個別の媒体の形でコンテンツを保持する必要がなく、保持にかかるコストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ販売システムの基本概念を示す説明図である。
【図2】従来のコンテンツ販売と中古コンテンツ販売の概念を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るコンテンツ販売システムで用いる、コンテンツ管理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るコンテンツ販売システムで用いる、コンテンツ管理装置の在庫テーブル内のコンテンツ関連データと、媒体内のコンテンツ関連データとを、それぞれテーブルの形で示す説明図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るコンテンツ販売システムで用いる、コンテンツ管理装置の処理フローを示すフローチャートである。
【図6】図5中のステップS511の詳細を示すフローチャートである。
【図7】図5中のステップS515の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 コンテンツ販売店
102 コンテンツ管理装置
103 コンテンツ
104 コンテンツ在庫数
105 第一のユーザ
106 第一のユーザの媒体
107 第二のユーザ
108 第二のユーザの媒体
201 コンテンツ販売店
202 コンテンツ在庫
203 中古コンテンツ販売店
204 中古コンテンツ在庫
205 第一のユーザが購入する媒体
206 第二のユーザが購入する媒体
207 第一のユーザ
208 第二のユーザ
301 在庫テーブル
302 制御部
303 書込部
304 読取部
305 媒体装着部
306 要求部
307 受信部
308 入力部
309 表示部
310 一時記憶部
401 コンテンツID
402 コンテンツデータ
403 在庫数
404 在庫1の販売履歴
405 在庫2の販売履歴
406 在庫Nの販売履歴
407 コンテンツID
408 コンテンツデータ
409 在庫数
410 ユーザ媒体内のコンテンツID
411 ユーザ媒体内の販売履歴
412 ユーザ媒体内のコンテンツデータ
413 1種類目のコンテンツ
414 2種類目のコンテンツ

Claims (7)

  1. ユーザがコンテンツ販売店から媒体を介してコンテンツを購入するコンテンツ販売システムであって、
    前記コンテンツ販売システムはコンテンツ管理装置を備え、このコンテンツ管理装置は、コンテンツを記憶済みの媒体からコンテンツを削除する手段を有し、
    媒体からのコンテンツの削除に伴い、媒体を所有するユーザに対して所定金額の支払いを行うことを特徴とするコンテンツ販売システム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ販売システムにおいて、
    前記コンテンツ管理装置は、前記媒体から削除されたコンテンツを記憶する手段と、記憶したコンテンツを他の媒体に書き込む手段とを、備えたことを特徴とするコンテンツ販売システム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ販売システムにおいて、
    前記媒体から削除して記憶したコンテンツの前記書き込みに伴い、ユーザが支払う料金は、コンテンツの定価より安く設定されることを特徴とするコンテンツ販売システム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ販売システムにおいて、
    前記削除されたコンテンツには販売履歴が付加されており、請求項1に記載の前記削除に伴いユーザに対して支払う金額と、請求項3に記載の前記書き込みに伴いユーザが支払う金額の少なくとも一方は、前記販売履歴に基づいて計算されることを特徴とするコンテンツ販売システム。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載のコンテンツ販売システムにおいて、
    前記コンテンツ管理装置は、コンテンツ供給元に対して新規のコンテンツを要求する要求部と、新規のコンテンツを受信する受信部とを備えたことを特徴とするコンテンツ販売システム。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載のコンテンツ販売システムにおいて、
    媒体に記憶されたコンテンツを再生するユーザの再生装置は、他の媒体への複写が不可能であることを特徴とするコンテンツ販売システム。
  7. 請求項6に記載のコンテンツ販売システムにおいて、
    ユーザの前記再生装置は、他の媒体への移動が不可能であることを特徴とするコンテンツ販売システム。
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