JP2004038871A - 情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムを記録した記録媒体、および情報提供装置 - Google Patents

情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムを記録した記録媒体、および情報提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の現在位置に基づいて、利用者の今後移動されると予測される経路に関連する情報を利用者に対して自動的に提示することが可能な情報提供方法を提供する。
【解決手段】利用者の現在位置に関する情報が、位置情報取得部2によって取得されるとともに、範囲設定部3によって、利用者の現在位置に基づいて情報を取得すべき情報取得エリアが設定される。そして、情報取得部4によって、対象物関連情報が情報DB5から取得されるとともに、これらの対象物関連情報の中から、範囲設定部3によって設定された情報取得エリアに含まれる情報が抽出され、これが情報提示部6によって利用者に提示される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者の現在位置情報に基づいて各種情報を利用者に提示する情報提供方法、情報提供プログラム、情報提供プログラムを記録した記録媒体、および情報提供装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばカーナビゲーションシステムや携帯電話システムなどにおいて、GPS(Global Positioning System)などを用いて、利用者の現在位置を地図上に表示する現在位置通知システムが提供されている。このようなシステムによれば、利用者はリアルタイムに自分が位置している地理的環境を把握することが可能となり、例えば不慣れな場所でも道に迷うことなく目的地に到着することが可能となる。
【0003】
また、例えばインターネットなどによって地図を提供するサービスも行われている。このサービスでは、利用者はインターネットに接続されているコンピュータを用いて地図提供サービスを行っているホームページにアクセスし、地図情報を得ようとする地域を指定して、その領域の地図を表示させることになる。
【0004】
この地図提供サービスにおいて、店舗情報や広告などを表示させるサービスも提供されている。このサービスでは、まず、表示された地図上に、店舗情報などが提供されている店舗や施設が位置している箇所に、店舗名などとともにアイコンが表示される。そして、利用者は、興味のある店舗のアイコンをクリックすることによって、その店舗に関する情報を得ることが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の現在位置通知システムでは、利用者の現在位置を地図上に示すものであるが、利用者の現在位置に基づいて、その近辺にある店舗などの対象物に関する何らかの情報が自動的に提示されるというようなことは行われていない。
【0006】
また、上記の地図提供サービスにおいても、利用者によって地図が表示された範囲内において、利用者が指示した店舗に関する情報は提供されるようになっているが、利用者の現在位置というような概念は存在せず、言うまでもなく、利用者の現在位置に基づいて何らかの情報が自動的に提示されるというようなことは行われていない。
【0007】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、利用者の現在位置に基づいて、利用者の今後移動されると予測される経路に関連する情報を利用者に対して自動的に提示することが可能な情報提供方法、情報提供装置などを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報提供方法は、利用者の位置に関する位置情報を取得するステップと、取得された利用者の位置に基づいて、所定の範囲の地理的領域である情報取得エリアを設定するステップと、設定された情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得するステップと、取得された対象物関連情報を利用者に提示するステップとを有することを特徴としている。
【0009】
上記の方法では、まず、利用者の位置が取得され、この利用者の位置に基づいて情報取得エリアが設定される。そして、情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報が取得されて、これが利用者に提示されることになる。すなわち、情報取得エリアは、利用者が今後到達する可能性の高いエリアとして設定されることになり、このような情報取得エリア内に存在する対象物に関する情報が利用者に提示されることになる。したがって、利用者は、今後必要となる可能性の高い近辺の対象物に関する情報を得ることが可能となるので、利用者の状況に適応した情報を提供することが可能となる。
【0010】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を推定するステップをさらに有し、上記推定移動経路に基づいて、上記情報取得エリアを設定する方法としてもよい。
【0011】
上記の方法によれば、利用者の今後の推定移動経路が推定され、これに基づいて情報取得エリアが設定されるようになっている。このようにして情報取得エリアが設定される場合、例えば利用者の現在位置からは近いが、今後利用者が移動する可能性は低いと予想されるエリアを情報取得エリアから除外することが可能となる。よって、利用者に対して提供される情報から、不要な情報を取り除くことによって、利用者が必要とする可能性の高い情報のみを提供することが可能となる。
【0012】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定進行方向を推定するステップをさらに有し、上記推定進行方向に基づいて、上記推定移動経路を推定する方法としてもよい。
【0013】
上記の方法によれば、利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定進行方向を推定し、これに基づいて、上記推定移動経路が推定されるようになっている。すなわち、利用者が今後進むであろう方向に基づいて推定移動経路を推定することによって、より的確に推定移動経路を推定することが可能となる。
【0014】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、利用者の位置の履歴を記録するステップをさらに有し、記録されている利用者の位置の履歴に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を推定する方法としてもよい。
【0015】
上記の方法によれば、利用者の位置の履歴を参照することによって、例えば利用者の移動の傾向などを把握することが可能となる。よって、このような利用者の位置の履歴に基づいて推定移動経路を推定することによって、より的確に利用者の今後の推定移動経路を推定することが可能となる。
【0016】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記利用者の位置の履歴に基づいて、利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出するステップと、抽出された過去移動経路における進行方向毎の頻度を求め、この頻度に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を求めるるステップとをさらに有している方法としてもよい。
【0017】
上記の方法によれば、利用者の現在位置を、該利用者が過去に通過した際に、どちらの進行方向に進んだかを認識することによって、利用者が今後どちらの方向に進む可能性が高いかを把握することが可能となる。すなわち、利用者の移動の傾向に基づいて利用者の推定移動経路を推定することになるので、より的確に利用者の今後の推定移動経路を推定することが可能となる。
【0018】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、利用者の位置情報を取得する際に、その時点での日付および/または時刻を示す日時情報を取得し、この日時情報を利用者の位置情報とともに履歴として記録する方法としてもよい。
【0019】
上記の方法によれば、利用者の位置情報を履歴として記録する際に、その日時情報をも履歴に残されることになる。よって、利用者の過去の移動履歴を、その日時によって管理することが可能となるので、例えば利用者の推定移動経路を求める際に、日時情報を含めて推定移動経路の推定を行うことが可能となる。
【0020】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記利用者の位置および日時情報の履歴に基づいて、現在時刻を基準に設定される日付および/または時刻の範囲内に利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出するステップと、抽出された過去移動経路における進行方向毎の頻度を求め、この頻度に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を求めるステップとをさらに有している方法としてもよい。
【0021】
上記の方法によれば、現在時刻を基準に設定される日付および/または時刻の範囲内に利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出し、ここで抽出された過去移動経路の傾向に基づいて利用者の今後のすいて移動経路が求められるようになっている。よって、例えば利用者が、時間帯に応じて移動の傾向が異なる場合などに、より的確に推定移動経路の推定を行うことが可能となる。
【0022】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記取得された対象物関連情報のうち、利用者によって選択されたカテゴリに含まれる対象物に関する対象物関連情報が利用者に提示される方法としてもよい。
【0023】
上記の方法によれば、利用者は、情報の提供を所望とするカテゴリを指定することによって、そのカテゴリに含まれる対象物関連情報のみを得ることが可能となる。よって、利用者が所望とする対象物関連情報のみを提供することが可能となる。
【0024】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、利用者の現在位置から、利用者に提示される対象物関連情報の対象物に到達するまでの推定所要時間を推定するステップをさらに有している方法としてもよい。
【0025】
上記の方法によれば、例えば利用者に対して提示される対象物関連情報に、該当する対象物に到達するまでの所要時間を含めることが可能となる。よって、利用者は、得られた対象物関連情報に該当する対象物が、どの程度離れているかを把握することが可能となる。
【0026】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記対象物が、交通機関を利用するための交通施設である場合に、現在時刻から上記所要時間後の時刻付近における、該当交通機関の時刻表を利用者に提示する方法としてもよい。
【0027】
上記の方法によれば、利用者は、例えば近くにある交通施設に関する情報を得られるとともに、その交通施設に到達する予想時刻近辺の時刻表に関する情報をも得ることが可能となる。よって、例えば複数の交通施設が近辺にある場合に、利用者は、時刻表を考慮した上で、どの交通施設を利用すれば最も早く目的地に着けるか、というような情報を得ることが可能となる。
【0028】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記情報取得エリアが、上記推定所要時間に基づいて設定される方法としてもよい。
【0029】
上記の方法によれば、利用者が現在位置から所定の時間内に移動可能な場所にある対象物の対象物関連情報のみが利用者に提示されることになる。よって、利用者に対して現在および近い将来に必要とされる情報のみを提供することが可能となる。
【0030】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記情報取得エリアが、上記推定所要時間が、利用者によって指定された所定の時間内となる範囲で設定される方法としてもよい。
【0031】
上記の方法によれば、利用者は、提供される情報を、今後どの程度の時間以内に到達可能な箇所に関する情報とするかを設定することが可能となるので、利用者が所望とする範囲内の対象物関連情報のみを提供することが可能となる。
【0032】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記情報取得エリアが、利用者の現在位置からの距離に基づいて設定される方法としてもよい。
【0033】
上記の方法によれば、利用者が現在位置から所定の距離内にある対象物の対象物関連情報のみが利用者に提示されることになる。よって、利用者に対して現在および近い将来に必要とされる情報のみを提供することが可能となる。
【0034】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記情報取得エリアが、利用者の現在位置からの距離が、利用者によって設定された所定の距離内となる範囲で設定される方法としてもよい。
【0035】
上記の方法によれば、利用者は、提供される情報を、現在位置からどの程度距離が離れている箇所に関する情報とするかを設定することが可能となるので、利用者が所望とする範囲内の対象物関連情報のみを提供することが可能となる。
【0036】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、過去に推定した上記推定移動経路を記憶するステップをさらに有し、現在推定された推定移動経路と、過去に推定した推定移動経路とが異なった場合にのみ、現在推定された推定移動経路に基づいて設定される上記情報取得エリアに内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得する方法としてもよい。
【0037】
上記の方法によれば、現在推定された推定移動経路と、過去に推定した推定移動経路とが異なった場合にのみ、現在推定された推定移動経路に基づいて設定される情報取得エリアに内の対象物関連情報を取得するようにしているので、対象物関連情報の取得動作を必要最低限にすることが可能となる。よって、情報提供装置における処理上の負担を軽減することが可能となる。
【0038】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、取得された対象物関連情報を記憶するステップをさらに有し、ある対象物に関して、記憶されている対象物関連情報と、新たに取得した対象物関連情報とが異なった場合にのみ、新たに取得した対象物関連情報を利用者に提示する方法としてもよい。
【0039】
上記の方法によれば、ある対象物に関して、記憶されている対象物関連情報と、新たに取得した対象物関連情報とが異なった場合にのみ、新たに取得した対象物関連情報を利用者に提示するようにしているので、利用者に対して同じ情報が何回も提示されることを防止することが可能となる。
【0040】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記の方法において、上記対象物関連情報を、外部装置から通信によって取得する方法としてもよい。
【0041】
上記の方法によれば、対象物関連情報を、外部装置から通信によって取得するようになっているので、情報提供装置内に対象物関連情報に関するデータベースを保持しておく必要がなくなる。よって、情報提供装置における装置コストの低減を図ることができる。また、外部装置において、対象物関連情報を最新の情報に更新するようにすれば、利用者は常に新鮮な情報を入手することが可能となる。
【0042】
また、本発明に係る情報提供プログラムは、上記本発明に係る情報提供方法をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0043】
上記プログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記情報提供方法をユーザに提供することが可能となる。
【0044】
また、本発明に係る情報提供プログラムを記録した記録媒体は、上記の情報提供方法をコンピュータに実行させる情報提供プログラムを記録していることを特徴としている。
【0045】
上記記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記情報提供方法をユーザに提供することが可能となる。
【0046】
また、本発明に係る情報提供装置は、利用者の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、取得された利用者の位置に基づいて、所定の範囲の地理的領域である情報取得エリアを設定する範囲設定部と、設定された情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得する情報取得部と、取得された対象物関連情報を利用者に提示する情報提示部とを有することを特徴としている。
【0047】
上記の構成では、まず、位置情報取得部によって利用者の位置が取得され、この利用者の位置に基づいて、範囲設定部によって情報取得エリアが設定される。そして、情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報が情報取得部によって取得されて、これが情報提示部によって利用者に提示されることになる。すなわち、情報取得エリアは、利用者が今後到達する可能性の高いエリアとして設定されることになり、このような情報取得エリア内に存在する対象物に関する情報が利用者に提示されることになる。したがって、利用者は、今後必要となる可能性の高い近辺の対象物に関する情報を得ることが可能となるので、利用者の状況に適応した情報を提供することが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0049】
本実施形態に係る情報提供装置は、利用者の現在位置から特定範囲内の情報を提供するものとなっている。図1は、上記情報提供装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、上記情報提供装置1は、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB(データベース)5、情報提示部6、およびメモリ7を備えた構成となっている。
【0050】
位置情報取得部2は、外部装置から情報を受信することによって、情報提供装置1を利用する利用者の現在位置を取得する処理を行うものである。ここで、外部装置としては、図1に示すように、GPS(Global Positioning System)装置8、携帯電話機9、およびPHS(登録商標)電話機10などが挙げられる。GPS装置8は、GPSを利用して利用者の現在位置を取得する装置である。携帯電話機9を利用する場合、例えばGPS機能を内蔵した携帯電話機から利用者の現在位置を取得することになる。PHS電話機10を利用する場合、例えばPHSにおける位置情報取得サービスを利用して利用者の現在位置を取得することになる。この位置情報取得部2によって取得された利用者の現在位置情報は、メモリ7に記憶される。
【0051】
なお、外部装置としては、上記の例に限定されるものではなく、利用者の現在位置を取得することが可能なものであればどのようなものを用いてもよい。また、位置情報取得部2自体に、例えばGPS機能などの位置情報取得機能が内蔵されているものであってもよい。
【0052】
範囲設定部3は、位置情報取得部2によって取得された利用者の現在位置情報をメモリ7から読み出し、読み出した現在位置情報に基づいて、特定の範囲からなる位置エリアを情報取得エリアとして設定する処理を行うものである。この範囲設定部3によって設定された情報取得エリアに関する情報は、メモリ7に記憶される。
【0053】
情報取得部4は、範囲設定部3によって設定された情報取得エリアに関する情報をメモリ7から読み出し、読み出された情報取得エリア内に存在する対象物に関連する情報を情報DB5から取得する取得する処理を行うものである。この情報取得部4によって取得された対象物に関連する情報は、メモリ7に記憶される。
【0054】
情報提示部6は、情報取得部4によって取得され、メモリ7に記憶されている対象物に関連する情報を読み出し、これをユーザに提示する処理を行うものである。
【0055】
以上のような構成の情報提供装置1は、様々な形態で実現することが可能である。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)端末、ノートブック型PCなどの、利用者が携帯可能な端末装置などによって情報提供装置1を構成することが可能である。また、携帯電話機やPHS電話機そのものが情報提供装置1を構成するようになっていてもよい。また、自動車などに搭載されているカーナビゲーションシステムによって情報提供装置1を構成するようになっていてもよい。
【0056】
また、上記の各構成、すなわち、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、および情報提示部6は、情報提供装置1を構成するコンピュータが、該当機能を実現する情報提供プログラムを実行することによって処理を行うようになっていてもよい。この情報提供プログラムは、情報提供装置1が備える記録媒体、例えばハードディスク装置、フラッシュEEPROM(electrically erasableprogrammable read only memory)、などの不揮発性記録媒体などに記録されており、実行時にワークメモリに読み出されて実行されることになる。
【0057】
また、上記の情報提供装置1が通信機能を有している場合には、上記の情報提供プログラムを通信手段を介してダウンロードし、これを実行することによって上記各機能ブロックを実現してもよい。
【0058】
さらに、上記の情報提供装置1が、アプリケーションサービスプロバイダを構成するサーバコンピュータ(以降、ASPサーバと称する)によって実現されるシステムとすることも可能である。すなわち、利用者は、通信機能を有する端末装置を有し、この端末装置によって上記ASPサーバにアクセスすることによって、上記各機能ブロックにおける処理がASPサーバによって行われ、その結果が端末装置に送られるような形態であってもよい。
【0059】
また、上記の情報DB5は、情報提供装置1に備えられている不揮発性記録媒体に記録されているものであってもよいが、情報提供装置1に通信機能が設けられている場合には、情報DB5を外部のコンピュータあるいは情報記録装置に設け、情報取得部4が必要時に通信を介して情報DB5にアクセスして情報を得るようなシステムとしてもよい。また、情報提供装置1が情報DB5を備えている場合においても、通信によって外部装置からデータを得ることによって、情報DB5に記録されている情報を更新することが可能となっていてもよい。
【0060】
次に、上記情報提供装置における処理の流れについて、図2に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、ステップ1(以降、S1のように称する)において、位置情報取得部2によって、利用者の現在位置に関する情報が取得され、メモリ7に記憶される。
【0061】
次に、S2において、範囲設定部3によってメモリ7から現在位置情報が読み出され、この現在位置情報に基づいて情報取得エリアが設定される。この情報取得エリアとしては、例えば利用者の現在位置から一定距離内の範囲となるエリアが設定される。
【0062】
なお、この情報取得エリアは、例えば利用者の現在位置からの到達時間が所定の時間内となるエリアとして設定されてもよいし、その他の基準によって設定されてもよい。また、情報取得エリアを決定する基準は、予め設定されていてもよいし、利用者によって基準が設定されるようになっていてもよい。
【0063】
次に、S3において、情報取得部4によって情報DB5から対象物に関連する情報が取得される。そして、S3において取得された対象物に関連する情報の位置情報が、S2において範囲設定部3によって設定されてメモリ7に記憶されている情報取得エリアに含まれているか否かが判定される(S4)。
【0064】
S4においてYES、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にあると判定された場合には、該当対象物関連情報がメモリ7に記憶される(S5)。一方、S4においてNO、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にないと判定された場合には、該当対象物関連情報は現時点で不要なものであると判断され、次のS6の処理に移行する。
【0065】
なお、上記の例では、位置情報に基づいて対象物関連情報を選別しているが、さらに、例えば利用者によって所望とする情報のカテゴリが設定されるようになっている場合に、このカテゴリによって対象物関連情報を選別するようにしてもよい。また、その他各種条件によって対象物関連情報を選別するようにすることも可能である。
【0066】
S6では、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたか否かが判定される。S6においてNO、すなわち、未照合データが存在する場合にはステップ3に戻って照合処理を繰り返すことになる。
【0067】
一方、S6においてYES、すなわち、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたと判定されると、S7において、メモリ7に記憶されている、選別された対象物関連情報が情報提示部6によって読み出され、ユーザに提示される。
【0068】
図3は、本実施形態において想定される利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図の例を示している。まず、位置情報取得部2によって、上記のS1において利用者の現在位置に関する情報が取得されると、この情報に基づいて、図3に示す利用者位置UPが特定される。そして、範囲設定部3によって、上記のS2において、情報取得エリアが利用者の現在位置からの距離によって設定されるとすると、図3に示す利用者位置UPを中心とした半径Rの円の内部領域が、情報取得エリアとして特定される。
【0069】
次に、情報所得部4によって、上記のS3において情報DB5から対象物関連情報が取得されると、これらの対象物関連情報の位置情報に基づいて、図3に示す対象物OA1〜OA3、OB1・OB2、OC1・OC2の位置が特定される。そして、上記のS4およびS5において、情報取得エリア内に含まれる対象物OA1・OA2、OB1、OC1が特定され、これらの対象物に関連する情報が情報提示部6によって利用者に対して提示される。
【0070】
ここで、例えば、対象物OA1〜OA3がレストランを示しており、対象物OB1・OB2がレンタルビデオショップを示しており、対象物OC1・OC2がコンビニエンスストアを示しているものとする。この場合、例えば利用者によって、所望とする情報のカテゴリがレストランに特定されているとすると、情報取得エリア内に含まれる対象物OA1・OA2が、情報提示部6によって利用者に対して提示されることになる。
【0071】
(実施の形態2)
本発明の実施の他の形態について図4ないし図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した実施の形態1で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0072】
本実施形態に係る情報提供装置は、利用者の現在位置から利用者の進行方向を推定し、この推定進行方向に基づいて情報取得エリアを設定するものとなっている。図4は、本実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。この情報提供装置1は、同図に示すように、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、メモリ7、および進行方向推定部11を備えた構成となっている。ここで、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、およびメモリ7は、前記した実施の形態1において説明した構成とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0073】
進行方向推定部11は、メモリ7に記憶されている利用者の現在位置の変移に基づいて、利用者の進行方向を推定する処理を行うものである。なお、本実施形態では、利用者の直前までの位置の変移を用いて進行方向を推定するものとするが、他の方法や外部装置からの情報、例えば加速度センサやジャイロ等を用いて進行方向を推定しても構わない。この進行方向推定部11によって推定された利用者の進行方向情報は、メモリ7に記憶され、範囲設定部3に利用される。
【0074】
次に、上記情報提供装置における処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S11において、位置情報取得部2によって、利用者の現在位置に関する情報が取得され、メモリ7に記憶される。ここで、メモリ7には、利用者の現在位置情報の履歴が所定量記憶されているものとする。
【0075】
そして、S12において、進行方向推定部11がメモリ7に記憶されている利用者の現在位置情報の履歴を読み出し、これに基づいて利用者の進行方向が推定される。ここで推定された利用者の進行方向に関する情報がメモリ7に記憶される。
【0076】
次に、S13において、範囲設定部3によってメモリ7から現在位置情報および進行方向情報が読み出され、この現在位置情報および進行方向情報に基づいて情報取得エリアが設定される。この情報取得エリアとしては、例えば利用者の現在位置から一定距離内の範囲で、かつ利用者の推定進行方向の近辺となるエリアが設定される。
【0077】
なお、この情報取得エリアは、例えば利用者の現在位置からの到達時間に基づいて設定されてもよいし、その他の基準によって設定されてもよい。また、情報取得エリアを決定する基準は、予め設定されていてもよいし、利用者によって基準が設定されるようになっていてもよい。
【0078】
次に、S14において、情報取得部4によって情報DB5から対象物に関連する情報が取得される。そして、S14において取得された対象物に関連する情報の位置情報が、S13において範囲設定部3によって設定され、メモリ7に記憶されている情報取得エリアに含まれているか否かが判定される(S15)。
【0079】
S15においてYES、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にあると判定された場合には、該当対象物関連情報がメモリ7に記憶される(S16)。一方、S15においてNO、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にないと判定された場合には、該当対象物関連情報は現時点で不要なものであると判断され、次のS17の処理に移行する。
【0080】
なお、上記の例では、位置情報に基づいて対象物関連情報を選別しているが、さらに、上記したように、利用者によって設定されるカテゴリや、その他各種条件によって対象物関連情報を選別するようにすることも可能である。
【0081】
S17では、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたか否かが判定される。S17においてNO、すなわち、未照合データが存在する場合にはS14に戻って照合処理を繰り返すことになる。
【0082】
一方、S17においてYES、すなわち、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたと判定されると、S18において、メモリ7に記憶されている、選別された対象物関連情報が情報提示部6によって読み出され、ユーザに提示される。
【0083】
図6は、利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図である。まず、位置情報取得部2によって、上記のS11において利用者の現在位置に関する情報が取得されると、この情報に基づいて、図6に示す利用者位置UPが特定される。また、利用者の現在位置情報の履歴が利用者軌跡RHとして取得される。そして、進行方向推定部11によって、利用者軌跡RHに基づいて利用者の進行方向が東向きと推定される。
【0084】
その後、範囲設定部3によって、上記のS13において、情報取得エリアが利用者の現在位置からの距離および進行方向によって設定されると、図6に示す利用者位置UPを中心とした半径Rの円のうちの、推定進行方向に対して所定の角度範囲となる扇形内部領域が、情報取得エリアとして特定される。
【0085】
次に、情報所得部4によって、上記のS14において情報DB5から対象物関連情報が取得されると、これらの対象物関連情報の位置情報に基づいて、図6に示す対象物OA1〜OA3、OB1・OB2、OC1・OC2の位置が特定される。そして、上記のS15およびS16において、情報取得エリア内に含まれる対象物OA1が特定され、これらの対象物に関連する情報が情報提示部6によって利用者に対して提示される。
【0086】
ここで、例えば、上記と同様に、対象物OA1〜OA3がレストランを示しており、対象物OB1・OB2がレンタルビデオショップを示しており、対象物OC1・OC2がコンビニエンスストアを示しているものとする。この場合、例えば利用者によって、所望とする情報のカテゴリがレストランに特定されているとすると、情報取得エリア内に含まれる対象物OA2が、情報提示部6によって利用者に対して提示されることになる。
【0087】
なお、推定方向に基づいて推定される推定経路をメモリ7に記憶しておき、このメモリ7に記憶されている推定経路と現在の推定経路と比較して、経路が異なっているときのみ、対象物関連情報を取得するようにすれば、情報取得の手間を軽減することが可能となる。
【0088】
また、利用者に提示した対象物関連情報の更新日時を記録しておき、現在取得した対象物関連情報と以前提示した対象物関連情報の更新日時が異なっていた場合にのみ、その情報を提示するようにすれば、同じ情報が繰り返し利用者に提示される煩雑さを回避することが可能である。
【0089】
(実施の形態3)
本発明の実施のさらに他の形態について図7ないし図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0090】
本実施形態に係る情報提供装置は、過去の利用者の移動経路に基づいて、今後の利用者の移動経路を推定し、該推定経路に基づいて情報取得エリアの設定を行うものとなっている。図7は、本実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。この情報提供装置1は、同図に示すように、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、メモリ7、経路推定部12、および位置情報DB13を備えた構成となっている。ここで、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、およびメモリ7は、前記した実施の形態1において説明した構成とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0091】
位置情報DB13は、位置情報取得部2によって取得された利用者の位置情報の履歴を記憶するものである。すなわち、位置情報取得部2によって利用者の位置情報が取得される毎に、その位置情報が位置情報DB13に記憶されることになる。これにより、位置情報DB13には、利用者の移動経路の履歴が記憶されることになる。
【0092】
なお、上記の位置情報DB13は、情報提供装置1に備えられている不揮発性記録媒体に記録されているものであってもよいが、情報提供装置1に通信機能が設けられている場合には、位置情報DB13を外部のコンピュータあるいは情報記録装置に設け、情報取得部4が必要時に通信を介して位置情報DB13にアクセスして情報の記録および読み出しを行うようなシステムとしてもよい。
【0093】
経路推定部12は、位置情報DB13に記憶されている利用者の移動経路の履歴に基づいて、利用者の今後の移動経路を推定する処理を行うものである。移動経路の推定方法としては、例えば次のような方法が挙げられる。まず、現在の利用者の位置を通過した過去の移動経路の履歴を選別し、これらの移動経路における現在の利用者の位置を通過した際の移動方向の頻度を調べる。そして、頻度の最も高い移動方向となる移動経路を今後の利用者の推定移動経路とする。この経路推定部12によって推定された利用者の移動経路情報は、メモリ7に記憶され、範囲設定部3に利用される。
【0094】
次に、上記情報提供装置における処理の流れについて、図8に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S21において、位置情報取得部2によって、利用者の現在位置に関する情報が取得され、メモリ7に記憶される。その後、S22において、位置情報取得部2によって取得された利用者の位置情報が、位置情報DB13に記録される。
【0095】
そして、S23において、経路推定部12が位置情報DB13に記憶されている利用者の移動経路の履歴を読み出し、これに基づいて利用者の今後の移動経路が推定される。ここで推定された利用者の移動経路に関する情報がメモリ7に記憶される。
【0096】
次に、S24において、範囲設定部3によってメモリ7から現在位置情報および移動経路情報が読み出され、この現在位置情報および移動経路情報に基づいて情報取得エリアが設定される。この情報取得エリアとしては、例えば利用者の現在位置から一定距離内の範囲で、かつ利用者の推定移動経路の近辺となるエリアが設定される。
【0097】
なお、この情報取得エリアは、例えば利用者の現在位置からの到達時間に基づいて設定されてもよいし、その他の基準によって設定されてもよい。また、情報取得エリアを決定する基準は、予め設定されていてもよいし、利用者によって基準が設定されるようになっていてもよい。
【0098】
次に、S25において、情報取得部4によって情報DB5から対象物に関連する情報が取得される。そして、S25において取得された対象物に関連する情報の位置情報が、S24において範囲設定部3によって設定されてメモリ7に記憶されている情報取得エリアに含まれているか否かが判定される(S26)。
【0099】
S26においてYES、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にあると判定された場合には、該当対象物関連情報がメモリ7に記憶される(S27)。一方、S26においてNO、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にないと判定された場合には、該当対象物関連情報は現時点で不要なものであると判断され、次のS28の処理に移行する。
【0100】
なお、上記の例では、位置情報に基づいて対象物関連情報を選別しているが、さらに、上記したように、利用者によって設定されるカテゴリや、その他各種条件によって対象物関連情報を選別するようにすることも可能である。
【0101】
S28では、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたか否かが判定される。S28においてNO、すなわち、未照合データが存在する場合にはS25に戻って照合処理を繰り返すことになる。
【0102】
一方、S28においてYES、すなわち、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたと判定されると、S29において、メモリ7に記憶されている、選別された対象物関連情報が情報提示部6によって読み出され、ユーザに提示される。
【0103】
図9は、利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図である。まず、位置情報取得部2によって、上記のS21において利用者の現在位置に関する情報が取得されると、この情報に基づいて、図9に示す利用者位置UPが特定される。また、利用者の移動経路の履歴が位置情報DB13から読み出され、移動経路R1〜R6として取得される。
【0104】
ここで、図9に示す移動経路R1〜R6のうち、利用者位置UPを通過したものは、移動経路R1、R2、R4、R6となっている。この4つの移動経路に関して、移動方向を基準として度数を考慮すると、東向きに移動している移動経路が3経路、西向きに移動している移動経路が1経路となっている。よって、このような移動経路の履歴が得られている場合には、経路推定部12は、最も頻度の高い東向きを今後の移動経路の方向と推定し、今後の移動経路を利用者位置UPから東向きの経路と推定する。
【0105】
その後、範囲設定部3によって、上記のS24において、情報取得エリアが利用者の現在位置からの距離および推定移動経路によって設定されると、図9に示す利用者位置UPを中心とした半径Rの円のうちの、推定移動経路に対して所定の角度範囲となる扇形内部領域が、情報取得エリアとして特定される。
【0106】
次に、情報所得部4によって、上記のS25において情報DB5から対象物関連情報が取得されると、これらの対象物関連情報の位置情報に基づいて、図9に示す対象物OA1〜OA3、OB1・OB2、OC1・OC2の位置が特定される。そして、上記のS26およびS27において、情報取得エリア内に含まれる対象物OA1が特定され、これらの対象物に関連する情報が情報提示部6によって利用者に対して提示される。
【0107】
ここで、例えば、上記と同様に、対象物OA1〜OA3がレストランを示しており、対象物OB1・OB2がレンタルビデオショップを示しており、対象物OC1・OC2がコンビニエンスストアを示しているものとする。この場合、例えば利用者によって、所望とする情報のカテゴリがレストランに特定されているとすると、情報取得エリア内に含まれる対象物OA2が、情報提示部6によって利用者に対して提示されることになる。
【0108】
なお、上記と同様に、推定移動経路をメモリ7に記憶しておき、このメモリ7に記憶されている推定移動経路と現在の推定移動経路と比較して、経路が異なっているときのみ、対象物関連情報を取得するようにすれば、情報取得の手間を軽減することが可能となる。
【0109】
また、上記と同様に、利用者に提示した対象物関連情報の更新日時を記録しておき、現在取得した対象物関連情報と以前提示した対象物関連情報の更新日時が異なっていた場合にのみ、その情報を提示するようにすれば、同じ情報が繰り返し利用者に提示される煩雑さを回避することが可能である。
【0110】
(実施の形態4)
本発明の実施のさらに他の形態について図10ないし図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0111】
本実施形態に係る情報提供装置は、利用者の過去の移動経路およびその移動経路を通過した時刻に基づいて、利用者の今後の移動経路を推定し、該推定移動経路に基づいて情報取得エリアの設定を行うものとなっている。図10は、本実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。この情報提供装置1は、同図に示すように、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、メモリ7、経路推定部12、位置情報DB13、および時間情報取得部14を備えた構成となっている。ここで、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、メモリ7、経路推定部12、および位置情報DB13は、前記した実施の形態3において説明した構成とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0112】
時間情報取得部14は、位置情報取得部2が現在位置情報を取得する際に、これに同期してその時点の時間情報を取得する処理を行うものである。この時間情報取得部14によって取得された時間情報は、位置情報取得部2によって取得された位置情報とともに位置情報DB13に記録される。そして、位置情報DB13に蓄積されている利用者の過去の位置情報およびその時間情報に基づいて、経路推定部12によって、利用者の今後の移動経路が推定される。
【0113】
次に、上記情報提供装置における処理の流れについて、図11に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S31において、位置情報取得部2によって、利用者の現在位置に関する情報が取得され、メモリ7に記憶される。また、S32において、時間情報取得部14によって、位置情報取得部2によって利用者の現在位置が取得された時点の時間情報が取得される。その後、S33において、位置情報取得部2によって取得された利用者の位置情報、および、時間情報取得部14によって取得された時間情報が、位置情報DB13に記録される。
【0114】
そして、S34において、経路推定部12が位置情報DB13に記憶されている利用者の移動経路およびその時間の履歴を読み出し、これに基づいて利用者の今後の移動経路が推定される。ここで推定された利用者の移動経路に関する情報がメモリ7に記憶される。
【0115】
次に、S35において、範囲設定部3によってメモリ7から現在位置情報および移動経路情報が読み出され、この現在位置情報および移動経路情報に基づいて情報取得エリアが設定される。この情報取得エリアとしては、例えば利用者の現在位置から一定距離内の範囲で、かつ利用者の推定移動経路の近辺となるエリアが設定される。
【0116】
なお、この情報取得エリアは、例えば利用者の現在位置からの到達時間に基づいて設定されてもよいし、その他の基準によって設定されてもよい。また、情報取得エリアを決定する基準は、予め設定されていてもよいし、利用者によって基準が設定されるようになっていてもよい。
【0117】
次に、S36において、情報取得部4によって情報DB5から対象物に関連する情報が取得される。そして、S36において取得された対象物に関連する情報の位置情報が、S35において範囲設定部3によって設定されてメモリ7に記憶されている情報取得エリアに含まれているか否かが判定される(S37)。
【0118】
S37においてYES、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にあると判定された場合には、該当対象物関連情報がメモリ7に記憶される(S38)。一方、S37においてNO、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にないと判定された場合には、該当対象物関連情報は現時点で不要なものであると判断され、次のS39の処理に移行する。
【0119】
なお、上記の例では、位置情報に基づいて対象物関連情報を選別しているが、さらに、上記したように、利用者によって設定されるカテゴリや、その他各種条件によって対象物関連情報を選別するようにすることも可能である。
【0120】
S39では、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたか否かが判定される。S398においてNO、すなわち、未照合データが存在する場合にはS36に戻って照合処理を繰り返すことになる。
【0121】
一方、S39においてYES、すなわち、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたと判定されると、S40において、メモリ7に記憶されている、選別された対象物関連情報が情報提示部6によって読み出され、ユーザに提示される。
【0122】
図12(a)は、利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図である。まず、位置情報取得部2によって、上記のS31において利用者の現在位置に関する情報が取得されると、この情報に基づいて、図12(a)に示す利用者位置UPが特定される。また、利用者の移動経路の履歴が位置情報DB13から読み出され、移動経路R1〜R7として取得される。さらに、取得された各移動経路に対する時間情報が位置情報DB13から読み出され、図12(b)に示すように、各移動経路とその移動経路を通過した時刻とが取得される。
【0123】
その後、経路推定部12は、取得された移動経路の履歴の中から、現在時刻と所定の時間差以内の通過時刻となっている移動経路を抽出し、これに基づいて今後の利用者の移動経路の推定を行う。一例として、現在時刻が10:05であるとし、現在時刻との所定の時間差を30分とした場合を想定する。この場合、図12(a)に基づいて、現在位置を通過した移動経路として移動経路R1、R2、R6、R7が抽出され、これらの中から、図12(b)に基づいて、現在時刻の前後30分以内に通過した移動経路として移動経路R1、R6、R7が抽出される。
【0124】
これらの3つの移動経路に関して、移動方向を基準として度数を考慮すると、東向きに移動している移動経路が1経路、西向きに移動している移動経路が2経路となっている。よって、この場合には、経路推定部12は、最も頻度の高い西向きを今後の移動経路の方向と推定し、今後の移動経路を利用者位置UPから西向きの経路と推定する。
【0125】
その後、範囲設定部3によって、上記のS35において、情報取得エリアが利用者の現在位置からの距離および推定移動経路によって設定されると、図12(a)に示す利用者位置UPを中心とした半径Rの円のうちの、推定移動経路に対して所定の角度範囲となる扇形内部領域が、情報取得エリアとして特定される。
【0126】
次に、情報所得部4によって、上記のS36において情報DB5から対象物関連情報が取得されると、これらの対象物関連情報の位置情報に基づいて、図12(a)に示す対象物OA1〜OA3、OB1・OB2、OC1・OC2の位置が特定される。そして、上記のS37およびS38において、情報取得エリア内に含まれる対象物OB1が特定され、これらの対象物に関連する情報が情報提示部6によって利用者に対して提示される。
【0127】
ここで、例えば、上記と同様に、対象物OA1〜OA3がレストランを示しており、対象物OB1・OB2がレンタルビデオショップを示しており、対象物OC1・OC2がコンビニエンスストアを示しているものとする。この場合、例えば利用者によって、所望とする情報のカテゴリがレストランに特定されているとすると、情報取得エリア内にはカテゴリがレストランである対象物が含まれていないことになるので、該当対象物がない旨が情報提示部6によって利用者に対して提示されることになる。
【0128】
なお、上記と同様に、推定移動経路をメモリ7に記憶しておき、このメモリ7に記憶されている推定移動経路と現在の推定移動経路と比較して、経路が異なっているときのみ、対象物関連情報を取得するようにすれば、情報取得の手間を軽減することが可能となる。
【0129】
また、上記と同様に、利用者に提示した対象物関連情報の更新日時を記録しておき、現在取得した対象物関連情報と以前提示した対象物関連情報の更新日時が異なっていた場合にのみ、その情報を提示するようにすれば、同じ情報が繰り返し利用者に提示される煩雑さを回避することが可能である。
【0130】
(実施の形態5)
本発明の実施のさらに他の形態について図13および図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、前記した各実施の形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0131】
本実施形態に係る情報提供装置は、情報を取得する対象物が、交通機関を利用するための交通施設、例えば電車の駅、バス停、港、および飛行場等の交通施設である場合に、該交通施設までの所要時間を推定し、推定到着時刻前後における、その交通施設によって利用可能な交通機関の時刻表を利用者に提供するものとなっている。図13は、本実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。この情報提供装置1は、同図に示すように、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、メモリ7、および所要時間推定部15を備えた構成となっている。ここで、位置情報取得部2、範囲設定部3、情報取得部4、情報DB5、情報提示部6、およびメモリ7は、前記した実施の形態1において説明した構成とほぼ同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0132】
所要時間推定部15は、利用者の現在位置から、情報を利用者に提示すべき対象物までの所要時間を推定する処理を行うものである。この所要時間の推定は、例えば、利用者の現在位置から対象物までの距離を求め、利用者の移動平均速度に基づいて行うことが可能である。ここで、利用者の移動平均速度は、例えば現時点から所定の時間前までの利用者の位置情報の履歴およびその時間を記録しておき、これに基づいて算出するようにしてもよいし、例えば徒歩時、車による移動時などに応じて移動平均速度を予め設定しておき、現在の移動状態を利用者が入力することによって設定されるようにしてもよい。
【0133】
次に、上記情報提供装置における処理の流れについて、図14に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。まず、S41において、位置情報取得部2によって、利用者の現在位置に関する情報が取得され、メモリ7に記憶される。ここで、メモリ7には、利用者の現在位置情報の履歴が所定量記憶されているものとする。
【0134】
次に、S42において、範囲設定部3によってメモリ7から現在位置情報が読み出され、この現在位置情報に基づいて情報取得エリアが設定される。この情報取得エリアとしては、例えば利用者の現在位置から一定距離内の範囲となるエリアが設定される。
【0135】
なお、この情報取得エリアは、例えば利用者の現在位置からの到達時間が所定の時間内となるエリアとして設定されてもよいし、その他の基準によって設定されてもよい。また、情報取得エリアを決定する基準は、予め設定されていてもよいし、利用者によって基準が設定されるようになっていてもよい。
【0136】
次に、S43において、情報取得部4によって情報DB5から対象物に関連する情報が取得される。そして、S43において取得された対象物に関連する情報の位置情報が、S42において範囲設定部3によって設定されてメモリ7に記憶されている情報取得エリアに含まれているか否かが判定される(S44)。
【0137】
S44においてYES、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にあると判定された場合には、該当対象物が交通施設であるか否かが判定される(S45)。S45においてYES、すなわち、該当対象物が交通施設である場合には、所要時間推定部15によって、利用者の現在位置から該当対象物(交通施設)までの所要時間が算出される(S46)。そして、この所要時間に基づいて該当対象物への利用者の到着時刻が求められ、この到着時刻前後における、その交通施設によって利用可能な交通機関の時刻表が情報DB5から取得される(S47)。
【0138】
そして、S45においてNO、すなわち、該当対象物が交通施設でない場合には、該当対象物関連情報がメモリ7に記憶され、また、該当対象物が交通施設の場合には、該当対象物関連情報に加えて、S47によって取得された交通機関の時刻表がメモリ7に記憶される(S48)。
【0139】
一方、S44においてNO、すなわち、取得された対象物関連情報の位置情報が情報取得エリア内にないと判定された場合には、該当対象物関連情報は現時点で不要なものであると判断され、次のS49の処理に移行する。
【0140】
なお、上記の例では、位置情報に基づいて対象物関連情報を選別しているが、さらに、例えば利用者によって所望とする情報のカテゴリが設定されるようになっている場合に、このカテゴリによって対象物関連情報を選別するようにしてもよい。また、その他各種条件によって対象物関連情報を選別するようにすることも可能である。
【0141】
S49では、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたか否かが判定される。S49においてNO、すなわち、未照合データが存在する場合にはS43に戻って照合処理を繰り返すことになる。
【0142】
一方、S49においてYES、すなわち、情報DB5に記憶されている対象物関連情報が全て照合されたと判定されると、S50において、メモリ7に記憶されている、選別された対象物関連情報が情報提示部6によって読み出され、ユーザに提示される。
【0143】
なお、本実施形態では、実施の形態1に示した構成に所要時間推定部15を設けた構成について示したが、上記所要時間推定部15を、実施の形態2〜4にそれぞれ示した構成に設けることももちろん可能である。
【0144】
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0145】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る情報提供方法は、利用者の位置に関する位置情報を取得するステップと、取得された利用者の位置に基づいて、所定の範囲の地理的領域である情報取得エリアを設定するステップと、設定された情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得するステップと、取得された対象物関連情報を利用者に提示するステップとを有する方法である。
【0146】
これにより、利用者は、今後必要となる可能性の高い近辺の対象物に関する情報を得ることが可能となるので、利用者の状況に適応した情報を提供することが可能となるという効果を奏する。
【0147】
また、本発明に係る情報提供方法は、利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を推定するステップをさらに有し、上記推定移動経路に基づいて、上記情報取得エリアを設定する方法としてもよい。
【0148】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者に対して提供される情報から、不要な情報を取り除くことによって、利用者が必要とする可能性の高い情報のみを提供することが可能となるという効果を奏する。
【0149】
また、本発明に係る情報提供方法は、利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定進行方向を推定するステップをさらに有し、上記推定進行方向に基づいて、上記推定移動経路を推定する方法としてもよい。
【0150】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者が今後進むであろう方向に基づいて推定移動経路を推定することによって、より的確に推定移動経路を推定することが可能となるという効果を奏する。
【0151】
また、本発明に係る情報提供方法は、利用者の位置の履歴を記録するステップをさらに有し、記録されている利用者の位置の履歴に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を推定する方法としてもよい。
【0152】
これにより、上記の方法による効果に加えて、例えば利用者の移動の傾向などを把握することが可能となるので、より的確に利用者の今後の推定移動経路を推定することが可能となるという効果を奏する。
【0153】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記利用者の位置の履歴に基づいて、利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出するステップと、抽出された過去移動経路における進行方向毎の頻度を求め、この頻度に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を求めるるステップとをさらに有している方法としてもよい。
【0154】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者の移動の傾向に基づいて利用者の推定移動経路を推定することになるので、より的確に利用者の今後の推定移動経路を推定することが可能となるという効果を奏する。
【0155】
また、本発明に係る情報提供方法は、利用者の位置情報を取得する際に、その時点での日付および/または時刻を示す日時情報を取得し、この日時情報を利用者の位置情報とともに履歴として記録する方法としてもよい。
【0156】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者の過去の移動履歴を、その日時によって管理することが可能となるので、例えば利用者の推定移動経路を求める際に、日時情報を含めて推定移動経路の推定を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0157】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記利用者の位置および日時情報の履歴に基づいて、現在時刻を基準に設定される日付および/または時刻の範囲内に利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出するステップと、抽出された過去移動経路における進行方向毎の頻度を求め、この頻度に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を求めるステップとをさらに有している方法としてもよい。
【0158】
これにより、上記の方法による効果に加えて、例えば利用者が、時間帯に応じて移動の傾向が異なる場合などに、より的確に推定移動経路の推定を行うことが可能となるという効果を奏する。
【0159】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記取得された対象物関連情報のうち、利用者によって選択されたカテゴリに含まれる対象物に関する対象物関連情報が利用者に提示される方法としてもよい。
【0160】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者が所望とするカテゴリに属する対象物関連情報のみを提供することが可能となるという効果を奏する。
【0161】
また、本発明に係る情報提供方法は、利用者の現在位置から、利用者に提示される対象物関連情報の対象物に到達するまでの推定所要時間を推定するステップをさらに有している方法としてもよい。
【0162】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者は、得られた対象物関連情報に該当する対象物が、どの程度離れているかを把握することが可能となるという効果を奏する。
【0163】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記対象物が、交通機関を利用するための交通施設である場合に、現在時刻から上記所要時間後の時刻付近における、該当交通機関の時刻表を利用者に提示する方法としてもよい。
【0164】
これにより、上記の方法による効果に加えて、例えば複数の交通施設が近辺にある場合に、利用者は、時刻表を考慮した上で、どの交通施設を利用すれば最も早く目的地に着けるか、というような情報を得ることが可能となるという効果を奏する。
【0165】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記情報取得エリアが、上記推定所要時間に基づいて設定される方法としてもよい。
【0166】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者に対して現在および近い将来に必要とされる情報のみを提供することが可能となるという効果を奏する。
【0167】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記情報取得エリアが、上記推定所要時間が、利用者によって指定された所定の時間内となる範囲で設定される方法としてもよい。
【0168】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者が所望とする範囲内の対象物関連情報のみを提供することが可能となるという効果を奏する。
【0169】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記情報取得エリアが、利用者の現在位置からの距離に基づいて設定される方法としてもよい。
【0170】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者に対して現在および近い将来に必要とされる情報のみを提供することが可能となるという効果を奏する。
【0171】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記情報取得エリアが、利用者の現在位置からの距離が、利用者によって設定された所定の距離内となる範囲で設定される方法としてもよい。
【0172】
これにより、上記の方法による効果に加えて、利用者が所望とする範囲内の対象物関連情報のみを提供することが可能となるという効果を奏する。
【0173】
また、本発明に係る情報提供方法は、過去に推定した上記推定移動経路を記憶するステップをさらに有し、現在推定された推定移動経路と、過去に推定した推定移動経路とが異なった場合にのみ、現在推定された推定移動経路に基づいて設定される上記情報取得エリアに内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得する方法としてもよい。
【0174】
これにより、上記の方法において、対象物関連情報の取得動作を必要最低限にすることが可能となるので、情報提供装置における処理上の負担を軽減することが可能となるという効果を奏する。
【0175】
また、本発明に係る情報提供方法は、取得された対象物関連情報を記憶するステップをさらに有し、ある対象物に関して、記憶されている対象物関連情報と、新たに取得した対象物関連情報とが異なった場合にのみ、新たに取得した対象物関連情報を利用者に提示する方法としてもよい。
【0176】
これにより、上記の方法において、利用者に対して同じ情報が何回も提示されることを防止することが可能となるという効果を奏する。
【0177】
また、本発明に係る情報提供方法は、上記対象物関連情報を、外部装置から通信によって取得する方法としてもよい。
【0178】
これにより、上記の方法において、情報提供装置内に対象物関連情報に関するデータベースを保持しておく必要がなくなるので、情報提供装置における装置コストの低減を図ることができるという効果を奏する。また、外部装置において、対象物関連情報を最新の情報に更新するようにすれば、利用者は常に新鮮な情報を入手することが可能となるという効果を奏する。
【0179】
また、本発明に係る情報提供プログラムは、上記本発明に係る情報提供方法をコンピュータに実行させるものである。
【0180】
これにより、上記プログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記情報提供方法をユーザに提供することが可能となるという効果を奏する。
【0181】
また、本発明に係る情報提供プログラムを記録した記録媒体は、上記の情報提供方法をコンピュータに実行させる情報提供プログラムを記録している構成である。
【0182】
これにより、上記記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムにロードすることによって、上記情報提供方法をユーザに提供することが可能となるという効果を奏する。
【0183】
また、本発明に係る情報提供装置は、利用者の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、取得された利用者の位置に基づいて、所定の範囲の地理的領域である情報取得エリアを設定する範囲設定部と、設定された情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得する情報取得部と、取得された対象物関連情報を利用者に提示する情報提示部とを有する構成である。
【0184】
これにより、利用者は、今後必要となる可能性の高い近辺の対象物に関する情報を得ることが可能となるので、利用者の状況に適応した情報を提供することが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】上記情報提供装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】上記実施形態において想定される利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図の例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図5】上記情報提供装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】上記実施形態において想定される利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図の例を示す図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図8】上記情報提供装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】上記実施形態において想定される利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図の例を示す図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図11】上記情報提供装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】同図(a)は、上記実施形態において想定される利用者の現在位置およびその周辺のエリアを示す地図の例を示す図であり、同図(b)は、各移動経路とその移動経路を通過した時刻の一例を示す表である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態に係る情報提供装置の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図14】上記情報提供装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1  情報提供装置
2  位置情報取得部
3  範囲設定部
4  情報取得部
5  情報DB
6  情報提示部
7  メモリ
8  GPS装置
9  携帯電話機
10  PHS電話機
11  進行方向推定部
12  経路推定部
13  位置情報DB
14  時間情報取得部
15  所要時間推定部

Claims (20)

  1. 利用者の位置に関する位置情報を取得するステップと、
    取得された利用者の位置に基づいて、所定の範囲の地理的領域である情報取得エリアを設定するステップと、
    設定された情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得するステップと、
    取得された対象物関連情報を利用者に提示するステップとを有することを特徴とする情報提供方法。
  2. 利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を推定するステップをさらに有し、
    上記推定移動経路に基づいて、上記情報取得エリアを設定することを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  3. 利用者の現在位置および過去の位置に基づいて、利用者の今後の推定進行方向を推定するステップをさらに有し、
    上記推定進行方向に基づいて、上記推定移動経路を推定することを特徴とする請求項2記載の情報提供方法。
  4. 利用者の位置の履歴を記録するステップをさらに有し、
    記録されている利用者の位置の履歴に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を推定することを特徴とする請求項2記載の情報提供方法。
  5. 上記利用者の位置の履歴に基づいて、利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出するステップと、
    抽出された過去移動経路における進行方向毎の頻度を求め、この頻度に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を求めるるステップとをさらに有していることを特徴とする請求項4記載の情報提供方法。
  6. 利用者の位置情報を取得する際に、その時点での日付および/または時刻を示す日時情報を取得し、この日時情報を利用者の位置情報とともに履歴として記録することを特徴とする請求項4記載の情報提供方法。
  7. 上記利用者の位置および日時情報の履歴に基づいて、現在時刻を基準に設定される日付および/または時刻の範囲内に利用者の現在位置を過去に通過した過去移動経路を抽出するステップと、
    抽出された過去移動経路における進行方向毎の頻度を求め、この頻度に基づいて、利用者の今後の推定移動経路を求めるステップとをさらに有していることを特徴とする請求項6記載の情報提供方法。
  8. 上記取得された対象物関連情報のうち、利用者によって選択されたカテゴリに含まれる対象物に関する対象物関連情報が利用者に提示されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の情報提供方法。
  9. 利用者の現在位置から、利用者に提示される対象物関連情報の対象物に到達するまでの推定所要時間を推定するステップをさらに有していることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の情報提供方法。
  10. 上記対象物が、交通機関を利用するための交通施設である場合に、現在時刻から上記所要時間後の時刻付近における、該当交通機関の時刻表を利用者に提示することを特徴とする請求項9記載の情報提供方法。
  11. 上記情報取得エリアが、上記推定所要時間に基づいて設定されることを特徴とする請求項9記載の情報提供方法。
  12. 上記情報取得エリアが、上記推定所要時間が、利用者によって指定された所定の時間内となる範囲で設定されることを特徴とする請求項11記載の情報提供方法。
  13. 上記情報取得エリアが、利用者の現在位置からの距離に基づいて設定されることを特徴とする請求項1記載の情報提供方法。
  14. 上記情報取得エリアが、利用者の現在位置からの距離が、利用者によって設定された所定の距離内となる範囲で設定されることを特徴とする請求項13記載の情報提供方法。
  15. 過去に推定した上記推定移動経路を記憶するステップをさらに有し、現在推定された推定移動経路と、過去に推定した推定移動経路とが異なった場合にのみ、現在推定された推定移動経路に基づいて設定される上記情報取得エリアに内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得することを特徴とする請求項2記載の情報提供方法。
  16. 取得された対象物関連情報を記憶するステップをさらに有し、
    ある対象物に関して、記憶されている対象物関連情報と、新たに取得した対象物関連情報とが異なった場合にのみ、新たに取得した対象物関連情報を利用者に提示することを特徴とする請求項1ないし15のいずれか一項に記載の情報提供方法。
  17. 上記対象物関連情報を、外部装置から通信によって取得することを特徴とする請求項1ないし16のいずれか一項に記載の情報提供方法。
  18. 請求項1ないし17のいずれか一項に記載の情報提供方法をコンピュータに実行させる情報提供プログラム。
  19. 請求項1ないし17のいずれか一項に記載の情報提供方法をコンピュータに実行させる情報提供プログラムを記録した記録媒体。
  20. 利用者の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得部と、
    取得された利用者の位置に基づいて、所定の範囲の地理的領域である情報取得エリアを設定する範囲設定部と、
    設定された情報取得エリア内に存在する対象物に関する対象物関連情報を取得する情報取得部と、
    取得された対象物関連情報を利用者に提示する情報提示部とを有することを特徴とする情報提供装置。
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