JP2004038759A - アプリケーション連携システム、アプリケーション連携方法およびその方法を実行するためのプログラム - Google Patents

アプリケーション連携システム、アプリケーション連携方法およびその方法を実行するためのプログラム Download PDF

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勝山 恒吉
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Abstract

【課題】アプリケーション間のデータ連携の記述の労力を軽減するとともに、アプリケーション間のデータ連携に基づく処理結果の表示要領を改善すること。
【解決手段】複数のアプリケーションの処理結果を複数の表示窓を有する業務ポータルを通じて表示する表示手段と、複数のアプリケーション間のデータの連携を記述したスクリプトを処理するスクリプト処理手段と、スクリプトを記録する記録手段とを備えたアプリケーション連携システムにおいて、記録手段は複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理手段はデータドリブン型スクリプトを処理し、表示手段はデータドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アプリケーション間のデータ連携による処理結果を業務ポータルを通じて表示させるアプリケーション連携システム、アプリケーション連携方法およびその方法を実行するためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、会社の業務や個人的な情報収集などにおいては、コンピュータの処理情報をユーザ端末に表示する画面を工夫し、ポータルと呼ばれる画面表示を通じてコンピュータの処理情報を表示し、これらの業務や情報収集活動を効率的に行っている。ここで、ポータルという言葉は、入口または窓口という意味であり、コンピュータのディスプレイにユーザが必要とする情報を複数表示し、業務に必要なアプリケーションを起動するための窓口として利用する表示画面を指してこう呼んでいる。
【0003】
図15は、この業務ポータルによって構築された業務管理ツールの一例(従来例1)を示す図である。同図において、501は業務ポータルの表示画面、502はメニューバー、503〜505は所要の情報を表示するための表示窓、506はこの表示画面501に連携しているアプリケーションまたはデータベース、507はメニューバー502に設定されたアプリケーションを選択するためのタブ(選択ボタン)を夫々示している。同図に示す例では、503にはメール一覧、504には工程・進捗管理のためのWBS(Work Breakdown Structure)ツリー、505にはアクションアイテムを夫々表示しており、これらの表示窓503〜505に表示される情報を一見することができるこの業務ポータルによって、ユーザの業務の効率化が図られている。
【0004】
図16は、従来例1で示した業務管理ツールのデータ連携の一例を示す図である。同図において、521は業務ポータルの表示画面、522は図15の504に対応する工程表、523は図15の505に対応するアクションアイテム管理を夫々示している。工程表522では、仕事内容であるタスク、そのタスクの担当者、開始予定、完了予定、完了実績をタスク別に表示している。またアクションアイテム管理523では、この表示端末にログインしているユーザ(この例では山田さん)に関連する様々な情報、特に、下部の表には処理の遅れている4つのタスクとその状況を表示している。これらの状況表示は、525に示す設計試作の完了実績があがってきていないことを工程表522の処理を受け持つアプリケーションが自動的に判断し、アクションアイテム管理523の処理を受け持つアプリケーションに処理結果を通知するデータ連携によって行われる。
【0005】
もし、データ連携が行われないとしたならば、ユーザは夫々のアプリケーションに個別にログインして、個々の情報を表示しなければならないが、図16に示すようなデータ連携が行われれば、ユーザに通知すべき情報がアプリケーション間の連携によって行われるので、個々のアプリケーションに夫々ログインする手間が省けるとともに、所要の情報を一つの画面上に表示することができるので、一読性が向上し、業務の効率化が図られることになる。
【0006】
また、図17は、業務ポータルによって構築された業務管理ツールの他の例(従来例2)を示す図である。この業務管理ツールは、サプライヤから生産中止部品の連絡を受けた場合に、影響の出る製品の部品を確認、代替品の有無、生産実績等の情報を表示し対応策を検討するための統合表示手段を有している。
【0007】
図17において、541は生産中止部品名リスト表示窓、542はPDM(Product Data Management:生産データ管理)情報表示窓、543は生産実績表示窓、544は在庫情報表示窓を夫々示している。545は542〜544の情報を統合して表示する統合情報表示窓であり、546はこの統合情報表示窓545に示される情報の具体的な表示内容を示している。また、547は生産中止部品名リストから着目する生産中止部品を選択する選択ボタン、548は541〜545の各表示窓のデータに表示更新のトリガをかけるイベントボタンを夫々示している。
【0008】
図17の業務管理ツールの動作はつぎのとおりである。まず、生産中止情報が生産中止部品名リスト表示窓541に表示され通知される。つぎに、型名をキーにPDM情報を検索するためにPDM情報表示窓542のイベントボタン548を押下する。このとき、機種名、カード名、部品リストがPDM情報表示窓542に表示される。つぎに、型名をキーに生産実績を検索するために生産実績表示窓543のイベントボタン548を押下する。このとき、機種名、カード名、生産実績が生産実績表示窓543に表示される。さらに、カード名をキーに在庫情報を検索するために在庫情報表示窓544のイベントボタン548を押下する。このとき、カード名、在庫数、代替品が在庫情報表示窓544に表示される。最後に、統合情報表示窓545のイベントボタンを押下すれば、生産中止部品名リスト表示窓541で選択した部品に関連する情報が統合情報表示窓545に表示される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来例1および2では、つぎのような問題点があった。まず、従来例1では、アプリケーション間のデータ連携を記述したソーススクリプトと呼ばれる記述をべた書きしなければならなかった。すなわち、“▲1▼工程表522の完了実績のフィールドのデータaをアクションアイテム管理523に引き渡し、▲2▼この引き渡されたデータaがNULLだったら担当者フィールドの担当者に警告表示のためのメッセージを出力し、▲3▼データaがNULLでなかったら工程表522のタスクと一致するアクションアイテム管理523の期限のフィールドのデータbとを比較し、▲4▼データaの方がデータbよりも大きい場合には状況のフィールドに遅れの日数を赤で表示する。”といった▲1▼〜▲4▼のような記述を一つ一つ、しかも複数のユーザ、複数のアプリケーション間で記述しなければならなかった。したがって、これらの記述には莫大な労力と時間を必要としていた。
【0010】
つぎに、従来例2では、データベースから情報を引き出すためには、引き出しの都度イベントボタンを押さなければならなかった。また、時間が経っている場合やアプリケーションを切り替えた場合などには、自分が見ている画面情報が最新の情報であるかがわからないので、複数のイベントボタンを押下する操作を実施し、画面に表示されている情報が最新の情報であるかを常に意識していた。したがって、迅速な画面表示ができず、操作者への負担も大きかった。
【0011】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、アプリケーション間のデータ連携の記述の労力を軽減するとともに、アプリケーション間のデータ連携に基づく処理結果の表示要領を改善し、ユーザの操作の負担を軽減するアプリケーション連携システム、アプリケーション連携方法およびその方法を実行するためのプログラムを得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかるアプリケーション連携システムは、複数のアプリケーションの処理結果を複数の表示窓を有する業務ポータルを通じて表示する表示手段と、前記複数のアプリケーション間のデータの連携を記述したスクリプトを処理するスクリプト処理手段と、前記スクリプトを記録する記録手段とを備えたアプリケーション連携システムにおいて、前記記録手段は、前記複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、前記スクリプト処理手段は、前記データドリブン型スクリプトを処理し、前記表示手段は、前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、記録手段は、複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理手段は、データドリブン型スクリプトを処理し、表示手段は、データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することができる。
【0014】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携システムは、上記の発明において、前記記録手段は、さらに前記業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果の前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトを記録し、前記スクリプト処理手段は、前記イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動された前記データドリブン型スクリプトとを処理し、前記表示手段は、前記イベントドリブン型スクリプトおよび前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、記録手段は、業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果を前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトをさらに記録し、スクリプト処理手段は、イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動されたデータドリブン型スクリプトとを処理し、表示手段は、イベントドリブン型スクリプトおよびデータドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することができる。
【0016】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携システムは、上記の発明において、前記記録手段は、データ更新の有効/無効を判断するための指標である前記データドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、前記スクリプト処理手段は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、前記記録手段に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、前記処理スクリプトの前記プライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とすることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、記録手段は、データ更新の有効/無効を判断するための指標であるデータドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、スクリプト処理手段は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、前記記録手段に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、前記処理スクリプトの前記プライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とするように動作する。
【0018】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携システムは、上記の発明において、前記記録手段は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、前記スクリプト処理手段は、前記パーソナライズ化スクリプトを処理することを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、記録手段は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、スクリプト処理手段は、パーソナライズ化スクリプトを処理することができる。
【0020】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携システムは、上記の発明において、前記スクリプトの記述を編集するための画面表示環境を提供するスクリプト編集手段をさらに備えることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、スクリプトの記述を編集するための画面表示環境を提供するスクリプト編集手段により、スクリプトの記述を容易にすることができる。
【0022】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携方法は、複数のアプリケーションの処理結果を複数の表示窓を有する業務ポータルを通じて表示する表示工程と、前記複数のアプリケーション間のデータの連携を記述したスクリプトを処理するスクリプト処理工程と、前記スクリプトを記録する記録工程とを備えたアプリケーション連携方法において、前記記録工程は、前記複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、前記スクリプト処理工程は、前記データドリブン型スクリプトを処理し、前記表示工程は、前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、記録工程は、複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理工程は、データドリブン型スクリプトを処理し、表示工程は、データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することができる。
【0024】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携方法は、上記の発明において、前記記録工程は、さらに前記業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果の前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトを記録し、前記スクリプト処理工程は、前記イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動された前記データドリブン型スクリプトとを処理し、前記表示工程は、前記イベントドリブン型スクリプトおよび前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とする。
【0025】
この発明によれば、記録工程は、業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果を前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトをさらに記録し、スクリプト処理工程は、イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動されたデータドリブン型スクリプトとを処理し、表示工程は、イベントドリブン型スクリプトおよびデータドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することができる。
【0026】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携方法は、上記の発明において、前記記録工程は、データ更新の有効/無効を判断するための指標である前記データドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、前記スクリプト処理工程は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、前記記録工程に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、前記処理スクリプトの前記プライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とすることを特徴とする。
【0027】
この発明によれば、記録工程は、データ更新の有効/無効を判断するための指標であるデータドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、スクリプト処理工程は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、前記記録工程に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、前記処理スクリプトの前記プライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とするように動作する。
【0028】
つぎの発明にかかるアプリケーション連携方法は、上記の発明において、前記記録工程は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、前記スクリプト処理工程は、前記パーソナライズ化スクリプトを処理することを特徴とする。
【0029】
この発明によれば、記録工程は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、スクリプト処理工程は、パーソナライズ化スクリプトを処理することができる。
【0030】
つぎの発明にかかるプログラムは、上記の発明の何れか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムであり、そのプログラムがコンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の発明の何れか一つの動作をコンピュータによって実行することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるアプリケーション連携システム、アプリケーション連携方法およびその方法を実行するためのプログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0032】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1にかかるアプリケーション連携システムのハードウェア構成を示すブロック図である。11は業務ポータルを通じてユーザに所要の情報を提供するための業務ポータルクライアント、12は業務ポータルクライアント11に業務ポータルの環境を提供する業務ポータルサーバ、13〜15は複数のアプリケーションサーバ(アプリケーションAサーバ、アプリケーションBサーバ、アプリケーションCサーバ)、16はLANなどで構成されたネットワークを夫々示している。なお、同図に示した13〜15の各アプリケーションサーバは、例示的に示したものであり、これらの3つに限定されるものではない。
【0033】
図2は、図1のアプリケーション連携システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。図1および図2において、21は業務ポータルクライアント11に搭載されるWWWブラウザ、22は業務ポータルサーバ12に搭載される一群のソフトウェア、23〜25は、図1の各アプリケーションサーバに搭載されるサーバソフトウェアであるアプリケーションAサーバソフトウェア、アプリケーションBサーバソフトウェア、アプリケーションCサーバソフトウェアを夫々示している。また、32はアプリケーション間のデータ連携スクリプトの処理環境を提供するスクリプト処理エンジン、33〜35はスクリプト処理エンジン32の処理に必要なデータを保持するデータベースであるパーソナライズマスタ、パラメータテーブルおよびデータ処理連携スクリプトマスタ、36〜38は各アプリケーション23〜25とスクリプト処理エンジン32とのインターフェースソフトウェアであるアプリケーションAアダプタ、アプリケーションBアダプタ、アプリケーションCアダプタを夫々示している。
【0034】
業務ポータル上の表示窓に表示されるアプリケーション間の所要のデータ連携は、後述するデータ連携を記述した一連のソースコードであるスクリプトという形で表現される。このスクリプトは、図2に示したデータ処理連携スクリプトマスタ35に登録される。また、図1において、業務ポータルサーバ12が、業務ポータルクライアント11にスクリプトの実行環境を提供することにより、ユーザは図2のWWWブラウザ21上に表示された業務ポータルを通じて業務に必要な情報の入力および収集を行うことができる。
【0035】
従来技術では、イベントボタンを押下することをトリガ(きっかけ)に、データ更新やアプリケーション間のデータ連携を行う例について示した。また、イベントボタンの押下をトリガとする以外にも、特定パラメータのデータ更新があったときに、このデータ更新をトリガとすることも考えられる。そこで、前者の起動方式を▲1▼イベントドリブン型、後者の起動方式を▲2▼データドリブン型と定義する。
【0036】
図3(a)は、イベントドリブン型によるスクリプト起動の例を示す図であり、(b)はデータドリブン型によるスクリプト起動の例を示す図である。同図(a)に示すように、イベントドリブン型ではボタンが押下されるときに、アプリケーション間の連携を記述しているスクリプトが起動されるが、同図(b)に示すデータドリブン型の一例では、セルの値が100から200に更新されたときに、このデータ更新をトリガとしてスクリプトが起動されるようになっている。例えば、セルにアプリケーションの処理データが連携していれば、アプリケーションの連携元の処理データが更新されたときには、この連携元のデータ更新がトリガとなり連携先のセルには常に最新のデータが表示されることになる。
【0037】
図4は、イベントドリブン型スクリプト起動の概念を示す説明図である。同図において、41は業務ポータル、42はトリガをかけるボタンを示している。また、43〜46は、この業務ポータル41に設けられた表示窓であり、その中で43および46はボタン42に関連づけられている表示窓、44および45はボタン42に関連づけられていない表示窓を夫々示している。また、47はボタン42の押下によってスクリプトが起動されるというイベントを示している。したがって、このスクリプトにはボタン42と表示窓43および46との連携動作の記述であるイベントドリブン型の記述はあるが、ボタン42と表示窓44および45との連携動作の記述はない。
【0038】
図4において、業務ポータル41のボタン42が押下されると、この押下というイベントに連動してイベントドリブン型スクリプトが起動され、このイベントドリブン型スクリプトに記述された表示窓43および46のデータが更新され、イベントドリブン型スクリプトに記述されていない表示窓44および45のデータは更新されない。
【0039】
一方、図5は、イベントドリブン型スクリプト起動とデータドリブン型スクリプト起動とが併用される場合の概念を示す説明図である。同図において、41〜47は図4と同一の要素を示している。また、48はボタン42の押下というイベントではなく、43および46の表示窓のデータが更新されることによってスクリプトが起動されるというイベントを示している。したがって、このスクリプトにはボタン42と表示窓43および46との連携動作の記述であるイベントドリブン型の記述の他に、表示窓43と表示窓45との連携動作および表示窓44と表示窓46との連携動作の記述であるデータドリブン型の記述がなされている。
【0040】
図5において、業務ポータル41のボタン42が押下されると、この押下というイベントに連動してイベントドリブン型スクリプトが起動され、このイベントドリブン型スクリプトに記述された表示窓43および46のデータが更新される。また、表示窓43および46のデータが更新されると、このデータ更新というイベントに連動してデータドリブン型スクリプトが起動され、データドリブン型スクリプトに記述された表示窓44および45のデータが更新されることになる。
【0041】
データドリブン型起動という概念を導入する前であれば、図4の例に示すように、ボタン42を押下して表示窓43および46のデータを更新し、表示窓44をアクティブにし表示窓44にある図示しないボタンを押下し、表示窓45をアクティブにし表示窓45にある図示しないボタンを押下するといった、3つの操作が必要となる。また、ある程度の時間が経って再度ボタン42を押下したときに、その時間内に表示窓44および45に表示されているデータが最新のデータか否かを判断する手段がないので、再度の操作が必要となってくる。
【0042】
これに対して、データドリブン型起動という概念を導入し、このデータドリブン型起動とイベントドリブン型起動とを併用することにより、図5に示すように、ボタン42の押下によって表示窓43〜46のすべてのデータを1回の操作で最新の情報に更新できるので、ユーザの操作の負担を軽減し、迅速な画面表示を行うことができる。また、ユーザは画面に表示されている情報が常に最新の情報であるかを意識する必要がないので、画面に表示されているデータに集中できるという安心感を生じさせ、ユーザの心理的負担をも軽減することができる。
【0043】
図6は、データドリブン型の実施例を示す説明図である。同図において、60は業務ポータルであり、この業務ポータル60には統合画面61、アプリケーションA(62)、アプリケーションB(63)およびアプリケーションC(64)の4つの表示窓が設けられている。また、これらの4つの表示窓の各々には、夫々3つのセルが設けられている。例えば、統合画面61には、61a、61bおよび61cの3つのセルがあり、セルの左側がデータ項目(セル61aでは“aaa1”)、右側がそのデータ項目のデータ(セル61aでは“10A”)を示している。また、各表示窓のセル同士間では所要のデータ連携がなされており、例えば統合画面61のセル61aからアプリケーションA(62)のセルへ矢印65で示すようにデータ連携がなされている。また、他のセル同士についても、同様なデータ連携がなされる。これらのデータ連携は、上述してきたスクリプトという形で記述される。
【0044】
上述したデータドリブン型のスクリプトは、つぎのような書式例で記述することができる。
スクリプト名1(表示窓1:データ項目1→表示窓2:データ項目2)
スクリプト名2(表示窓2:データ項目2→表示窓3:データ項目3)
この書式は、表示窓1のデータ項目1のデータが決まれば(更新されれば)、スクリプト名1の実行により、表示窓2のデータ項目2のデータが決定(更新)され、さらに連鎖的に、表示窓2のデータ項目2のデータが決まれば(更新されれば)、スクリプト名2の実行により、表示窓3のデータ項目3のデータが決定(更新)されることを意味している。
【0045】
この書式例を用いれば、図6に示したデータドリブン型の実施例の記述は、つぎのようになる。
スクリプトS1(統合:aaa1→A:aaa1)
スクリプトS2(統合:bbb1→B:bbb1)
スクリプトS3(A:aaa1→A:aaa2,A:aaa1→A:aaa3)
スクリプトS4(B:bbb1→B:bbb2,B:bbb1→B:bbb3)
スクリプトS5(C:ccc1→A:aaa2,A:aaa1→A:aaa3)
スクリプトS6(A:aaa2→C:ccc3)
スクリプトS7(B:bbb2→C:ccc3)
スクリプトS8(C:ccc3→統合:ccc3)
なお、このデータドリブン型のスクリプトは、図2に示したデータ処理連携スクリプトマスタ35に登録される。
【0046】
図7(a)は、セル間のデータ連携が循環する場合を示す説明図であり、(b)は同一セルが複数のセルと連携する場合を示す説明図である。スクリプトの定義の仕方を誤ると、同図(a)に示すように、セル71aによってセル71bが更新され、セル71bによってセル71cが更新され、セル71cによってセル71aが更新されるような循環定義が発生する。データドリブン型起動の場合は、循環定義によって、セルの値が不定になり、処理が無限ループに陥いるので、この循環定義を検出し、例えば73のような警告メッセージを通知する必要がある。
【0047】
図7(b)の例では、セル72bのデータ更新が、セル72aのデータ更新をトリガとして起動される場合と、セル72cのデータ更新をトリガとして起動される場合とを示している。このような場合には、スクリプトにプライオリティレベルを設定し、このプライオリティレベルが高い方の更新を有効とすることにより、意図しない結果の表示を防止することができる。なお、このプライオリティレベルは、図2に示したパラメータテーブル34に登録される。
【0048】
図8は、図7(b)の例におけるプライオリティレベルの大小とスクリプトの実行との関係を示すフローチャートである。同図に示すフローチャートを用いてこの処理の流れについて説明する。まず、図7(b)に示すセル72aのxxx2の値が更新される(ステップS201)。つぎに、xxx2に関連するスクリプトがあるか否か判断する(ステップS202)。関連するスクリプトがある場合には、つぎのステップS203に移行し、関連するスクリプトがない場合には処理を終了する。そして、プライオリティレベル1のスクリプトNo4が実行され(ステップS203)、図7(b)に示すセル72bのyyy2が更新され(ステップS204)、このyyy2の値を決定したスクリプトNoとプライオリティレベルがパラメータテーブルに登録される(ステップS205)。この例では、スクリプトNo4とプライオリティレベル1がパラメータテーブルに記録される。つぎにzzz2の値が更新され(ステップS206)、このzzz2に関連するスクリプトがあるか否かが判断され(ステップS207)、関連するスクリプトがない場合には処理を終了するが、図7(b)の例では、関連するスクリプトがあるので、つぎのステップに移行し、スクリプトNo5が実行される(ステップS208)。ここでyyy2の値を決定する前に、yyy2に保持されているプライオリティレベルをパラメータテーブルで確認し、スクリプトNo5のプライオリティレベルと比較する(ステップS209)。スクリプトNo5のプライオリティレベルが上位であれば(ステップS210)、このスクリプトNo5が実行されるが(ステップS211)、この例ではスクリプトNo5のプライオリティレベルが下位なのでスクリプトNo5が実行されずに処理が終了する。
【0049】
図9は、パラメータテーブルの具体例を示す図である。同図において、91は各パラメータにシーケンシャルに採番される番号、92は業務ポータルが連携するアプリケーション、93は業務ポータルが連携するアプリケーションのパラメータ、94は文字列、数値などの書式、95は最大の文字数、96は参照/更新の別、97は実行スクリプト、98は実行スクリプト97のプライオリティレベルを夫々示している。
【0050】
図9のように、実行されるスクリプトが記録されたパラメータテーブルを用いれば、このパラメータテーブルを参照することによりスクリプトのプライオリティレベルを判断することができるので、データドリブン型起動であっても、意図しない結果の表示を防止することができ、また、迅速な表示結果を得ることができる。
【0051】
実施の形態1では、さらにパーソナライズ化スクリプトという概念を導入している。従来、業務ポータルの環境設定や情報表示のパーソナライズという考え方は存在していた。このパーソナライズとは、ユーザごとに、そのユーザの立場・業務に合わせて画面を最適化することを意味する。パーソナライズのレベルには、つぎの3段階のレベルがある。
(1)レベル1:個人のデスクトップ画面のレイアウト(枠組み)設定、初期表示情報の設定
(2)レベル2:個人のロール(役割)による、画面設定(ワークフロー画面、プロジェクト管理図面など)
(3)レベル3:個人の進捗状況に応じたナビゲーション
業務ポータルの設定において、従来から、レベル1のようなパーソナライズ化は実施されてきた。しかしながら、個人のロールに応じた画面設定や、個人の進捗状況に応じたナビゲーションは行われていない。そこで、この実施の形態1は、このナビゲーションを実施するため、スクリプトの中にこれらの個人に関する情報を埋め込んだパーソナライズ化スクリプトによって実現するものである。
【0052】
図10は、このパーソナライズ化スクリプトの具体例を示す説明図であり、(a)は従来から行われてきたスクリプトを固定的にパーソナライズ化するソースコードの具体例を示す図である。同図(a)は、図6に示す実施例のなかで、アプリケーションA(62)、アプリケーションB(63)およびアプリケーションC(64)のデータ連携により、アプリケーションCのセル64cのccc3のデータが更新される部分を記述したソースコードである。この記述は、すべてのユーザに対して共通のものである。
【0053】
これに対して、図10(b)は、この発明の特徴であるスクリプトの中に動的にパラメータを埋め込むソースコードの具体例を示す図である。同図に示す例では、“機械設計”、“基板設計”などのロール分類や、“設計者”、“照査者”、“検認者”などのロール、マンIDなどの個人情報をIF文の中で判断させることによって、ログインユーザに応じて該当する処理スクリプトのみを実行させることができる。このようにすることで、ユーザ個々に必要な情報のみを表示させることができるとともに、スクリプトの汎用性が高まり、システム管理者への負担、システム管理にかかる時間、労力などを軽減することができる。
【0054】
図11は、パーソナライズマスタの具体例を示す図である。同図において、101は個人を識別する番号であるマンID、102は氏名、103は業務担当分野などのロール分類、104は個人の役割・立場などのロール、105は個人に関する属性で入社年度、その他の必要情報などの、属性1,属性2,などを夫々示している。このパーソナライズマスタは、図2に示したパーソナライズマスタ33に登録され、必要なときにいつでも引き出すことができる。
【0055】
以上のように実施の形態1によれば、データドリブン型起動という概念を導入し、このデータドリブン型起動とイベントドリブン型起動とを併用することにより、必要最小限の操作で最新の情報を表示させるようにしたので、ユーザの操作の負担を軽減し、迅速な画面表示を行うことができる。また、ユーザは画面に表示されている情報が常に最新の情報であるかを意識する必要がないので、画面に表示されているデータに集中できるという安心感をユーザに生じさせ、ユーザの心理的負担をも軽減することができる。
【0056】
さらに、実行されるスクリプトが記録されたパラメータテーブルを用い、このパラメータテーブルを参照することによりスクリプトのプライオリティレベルを判断するようにしているので、データドリブン型起動であっても、意図しない結果の表示を防止することができ、また、迅速な表示結果を得ることができる。
【0057】
そして、パーソナライズスクリプトを用いてロール分類や、ロール、マンIDなどのログインユーザの個人情報に応じて、該当する処理スクリプトのみを実行させるようにしているので、ユーザ個々に必要な情報のみを表示させることができるとともに、スクリプトの汎用性を高め、システム管理者への負担、システム管理にかかる時間、労力などを軽減することができる。
【0058】
実施の形態2.
図12は、この発明の実施の形態2にかかるアプリケーション連携システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。同図において、121は図示しない端末上に、このスクリプトの記述を編集するための画面表示環境を提供するスクリプトエディタを示している。なお、その他の構成については図2に示す構成と同一であり、同一部分には同一符号を付して示している。
【0059】
図13は、図12に示すスクリプトエディタ121上に表示される編集画面の具体例を示す図である。同図において、スクリプトエディタ121の編集画面130にはスクリプトNoセル131、起動方式選択セル132、ロール分類選択セル133、ロール選択セル134、パラメータ選択セル135、アプリケーション選択セル136、スクリプト定義エリア138、使用パラメータと使用アプリケーションとの対応表141、この対応表141に使用パラメータと使用アプリケーションとを追加するための1行登録ボタン137を有している。また、スクリプト定義エリア138には、プライオリティレベル選択セル139と、スクリプト記述エリア140とを有している。
【0060】
このスクリプトエディタ121を起動すると、スクリプトNoがスクリプトセルNoセル131に自動的に採番される。起動方式、ロール分類、ロール、パラメータ、アプリケーションは、起動方式選択セル132、ロール分類選択セル133、ロール選択セル134、パラメータ選択セル135、アプリケーション選択セル136に具えられた後述するプルダウンメニューから所要の情報を選択する。パラメータとそのアプリケーションは1行登録ボタン137により使用パラメータと使用アプリケーションとの対応表141に追加される。スクリプトはスクリプト定義エリア138のスクリプト記述エリア140に記述する。なお、スクリプト定義において、アプリケーションのパラメータは対応表141のパラメータ項目を選択することによりスクリプトに自動記述される。スクリプトの効力は、スクリプト定義エリア138のプライオリティレベル選択セル139で定義することができる。スクリプトの効力の例として、レベル1(高い)〜レベル5(低い)のように5段階に設定することができる。また、3段階とか7段階とかの設定にしてもよい。
【0061】
図14は、図13に示す編集画面の各選択セルを選択するプルダウンメニューの表示例を示す図であり、(a)はアプリケーション選択セル136のプルダウンメニューを示す図であり、(b)はパラメータ選択セル135のプルダウンメニューを示す図であり、(c)はロール分類選択セル133のプルダウンメニューを示す図であり、(d)はロール選択セル134のプルダウンメニューを示す図であり、(e)は起動方式選択セル132のプルダウンメニューを示す図である。同図に示すように、このプルダウンメニューにはアプリケーションの種類、ロール分類の種類等が予め設定され、一つのセルを選択しデータを入力していくと、他のセルの入力範囲が徐々に絞り込まれていくようになっている。
【0062】
このように、スクリプトにロール分類とロールとを定義し、その条件にあった人の業務ポータルのみにそのスクリプトを適用することができる。なお、ロール分類選択セル133とロール選択セル134とを共に“共通”に設定し、図10(b)のようにスクリプトの中に動的にパラメータを埋め込むようにしてもよい。この場合、スクリプト自体の記述量は増えるが、組織全体としてのスクリプトの数を少なくすることができる。
【0063】
以上のように実施の形態2によれば、スクリプトの記述を編集するための画面表示環境を提供するスクリプトエディタを備え、スクリプトの編集をビジュアル化しているので、アプリケーション間のパラメータ定義やパーソナライズ化スクリプト定義の編集を容易にすることができる。また、プルダウンメニューを採用することにより、入力操作を容易にし、入力ミスを減少させることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、記録手段は、複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理手段は、データドリブン型スクリプトを処理し、表示手段は、データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示するようにしているので、ユーザの操作の負担を軽減し、迅速な画面表示を行うことができるとともに、画面に表示されている情報が常に最新の情報であるかを意識する必要がないので、画面に表示されているデータに集中できるという安心感をユーザに生じさせ、ユーザの心理的負担をも軽減することができるという効果を奏する。
【0065】
つぎの発明によれば、記録手段は、業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果の前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理手段は、イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動されたデータドリブン型スクリプトとを処理し、表示手段は、イベントドリブン型スクリプトおよびデータドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示するようにしているので、ユーザの操作の負担を軽減し、迅速な画面表示を行うことができるとともに、画面に表示されている情報が常に最新の情報であるかを意識する必要がないので、画面に表示されているデータに集中できるという安心感をユーザに生じさせ、ユーザの心理的負担をも軽減することができるという効果を奏する。
【0066】
つぎの発明によれば、記録手段は、データ更新の有効/無効を判断するための指標であるデータドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、スクリプト処理手段は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、記録手段に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、処理スクリプトのプライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とするようにしているので、データドリブン型起動であっても、意図しない結果の表示を防止することができ、また、迅速な表示結果を得ることができるという効果を奏する。
【0067】
つぎの発明によれば、記録手段は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、スクリプト処理手段は、パーソナライズ化スクリプトを処理するようにしているので、ユーザ個々に必要な情報のみを表示させることができるとともに、スクリプトの汎用性を高め、システム管理者への負担、システム管理にかかる時間、労力などを軽減することができるという効果を奏する。
【0068】
つぎの発明によれば、スクリプトの記述を編集するための画面表示環境を提供するスクリプト編集手段により、スクリプトの記述を容易にするようにしているので、アプリケーション間のパラメータ定義やパーソナライズ化スクリプト定義の編集を容易にすることができるとともに、プルダウンメニューを採用することにより、入力操作を容易にし、入力ミスを減少させることができるという効果を奏する。
【0069】
つぎの発明によれば、記録工程は、複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理工程は、データドリブン型スクリプトを処理し、表示工程は、データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示するようにしているので、ユーザの操作の負担を軽減し、迅速な画面表示を行うことができるとともに、画面に表示されている情報が常に最新の情報であるかを意識する必要がないので、画面に表示されているデータに集中できるという安心感をユーザに生じさせ、ユーザの心理的負担をも軽減することができるという効果を奏する。
【0070】
つぎの発明によれば、記録工程は、業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果の前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトを記録し、スクリプト処理工程は、イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動されたデータドリブン型スクリプトとを処理し、表示工程は、イベントドリブン型スクリプトおよびデータドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示するようにしているので、ユーザの操作の負担を軽減し、迅速な画面表示を行うことができるとともに、画面に表示されている情報が常に最新の情報であるかを意識する必要がないので、画面に表示されているデータに集中できるという安心感をユーザに生じさせ、ユーザの心理的負担をも軽減することができるという効果を奏する。
【0071】
つぎの発明によれば、記録工程は、データ更新の有効/無効を判断するための指標であるデータドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、スクリプト処理工程は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、記録工程に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、処理スクリプトのプライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とするようにしているので、データドリブン型起動であっても、意図しない結果の表示を防止することができ、また、迅速な表示結果を得ることができるという効果を奏する。
【0072】
つぎの発明によれば、記録工程は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、スクリプト処理工程は、パーソナライズ化スクリプトを処理するようにしているので、ユーザ個々に必要な情報のみを表示させることができるとともに、スクリプトの汎用性を高め、システム管理者への負担、システム管理にかかる時間、労力などを軽減することができるという効果を奏する。
【0073】
つぎの発明にかかるプログラムによれば、上記の発明の何れか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるようにしたので、そのプログラムがコンピュータ読み取り可能となり、これによって、上記の発明の何れか一つの動作をコンピュータによって実行することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるアプリケーション連携システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】図1のアプリケーション連携システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図3】(a)は、イベントドリブン型によるスクリプト起動の例を示す図であり、(b)はデータドリブン型によるスクリプト起動の例を示す図である。
【図4】イベントドリブン型スクリプト起動の概念を示す説明図である。
【図5】イベントドリブン型スクリプト起動とデータドリブン型スクリプト起動とが併用される場合の概念を示す説明図である。
【図6】データドリブン型の実施例を示す説明図である。
【図7】(a)は、セル間のデータ連携が循環する場合を示す説明図であり、(b)は同一セルが複数のセルと連携する場合を示す説明図である。
【図8】図7(b)の例におけるプライオリティレベルの大小とスクリプトの実行との関係を示すフローチャートである。
【図9】パラメータテーブルの具体例を示す図表である。
【図10】このパーソナライズ化スクリプトの具体例を示す説明図であり、(a)は従来から行われてきたスクリプトを固定的にパーソナライズ化するソースコードの具体例を示す図であり、(b)はこの発明の特徴であるスクリプトの中に動的にパラメータを埋め込むソースコードの具体例を示す図である。
【図11】パーソナライズマスタの具体例を示す図表である。
【図12】この発明の実施の形態2にかかるアプリケーション連携システムのソフトウェア構成を示すブロック図である。
【図13】図12に示すスクリプトエディタ上に表示される編集画面の具体例を示す図である。
【図14】図13に示す編集画面の各選択セルを選択するプルダウンメニューの表示例を示す図であり、(a)はアプリケーション選択セルのプルダウンメニューを示す図であり、(b)はパラメータ選択セルのプルダウンメニューを示す図であり、(c)はロール分類選択セルのプルダウンメニューを示す図であり、(d)はロール選択セルのプルダウンメニューを示す図であり、(e)は起動方式選択セルのプルダウンメニューを示す図である。
【図15】この業務ポータルによって構築された業務管理ツールの一例(従来例1)を示す図である。
【図16】従来例1で示した業務管理ツールのデータ連携の一例を示す図である。
【図17】業務ポータルによって構築された業務管理ツールの他の例(従来例2)を示す図である。
【符号の説明】
11 業務ポータルクライアント、12 業務ポータルサーバ、21 WWWブラウザ、22 一群のソフトウェア、23 アプリケーションAサーバ、24アプリケーションBサーバ、25 アプリケーションCサーバ、32 スクリプト処理エンジン、33 パーソナライズマスタ、34 パラメータテーブル、35 データ処理連携スクリプトマスタ、41,60 業務ポータル、42 ボタン、43,44,45,46 表示窓、47,48 イベント、61 統合画面、61a,61b,61c セル、62 アプリケーションA、62a,62b,62c セル、63 アプリケーションB、63a,63b,63c セル、64 アプリケーションC、64a,64b,64c セル、65 矢印、71a,71b,71c セル、72a,72b,72c セル、91 番号、92 アプリケーション、93 パラメータ、94 書式、95 最大文字数、96 参照/更新、97 実行スクリプト、98 プライオリティレベル、101マンID、102 氏名、103 ロール分類、104 ロール、105 個人に関する属性、121 スクリプトエディタ、130 編集画面、131 スクリプトNoセル、132 起動方式選択セル、133 ロール分類選択セル、134 ロール選択セル、135 パラメータ選択セル、136 アプリケーション選択セル、137 1行登録ボタン、138 スクリプト定義エリア、139 プライオリティレベル選択セル、140 スクリプト記述エリア、141 対応表、501 表示画面、502 メニューバー、503,504,505 表示窓、506 アプリケーションまたはデータベース、507 タブ(選択ボタン)、521 業務ポータルの表示画面、522 工程表、523 アクションアイテム管理、525 設計試作の完了実績、541 生産中止部品名リスト表示窓、542 情報表示窓、543 生産実績表示窓、544 在庫情報表示窓、545 統合情報表示窓、546 表示内容、547 選択ボタン、548
イベントボタン。

Claims (10)

  1. 複数のアプリケーションの処理結果を複数の表示窓を有する業務ポータルを通じて表示する表示手段と、前記複数のアプリケーション間のデータの連携を記述したスクリプトを処理するスクリプト処理手段と、前記スクリプトを記録する記録手段とを備えたアプリケーション連携システムにおいて、
    前記記録手段は、前記複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、
    前記スクリプト処理手段は、前記データドリブン型スクリプトを処理し、
    前記表示手段は、前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とするアプリケーション連携システム。
  2. 前記記録手段は、前記業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果の前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトを記録し、
    前記スクリプト処理手段は、前記イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動された前記データドリブン型スクリプトとを処理し、
    前記表示手段は、前記イベントドリブン型スクリプトおよび前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション連携システム。
  3. 前記記録手段は、データ更新の有効/無効を判断するための指標である前記データドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、
    前記スクリプト処理手段は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、前記記録手段に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、前記処理スクリプトの前記プライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とすることを特徴とする請求項1または2に記載のアプリケーション連携システム。
  4. 前記記録手段は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、
    前記スクリプト処理手段は、前記パーソナライズ化スクリプトを処理することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のアプリケーション連携システム。
  5. 前記スクリプトの記述を編集するための画面表示環境を提供するスクリプト編集手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のアプリケーション連携システム。
  6. 複数のアプリケーションの処理結果を複数の表示窓を有する業務ポータルを通じて表示する表示工程と、前記複数のアプリケーション間のデータの連携を記述したスクリプトを処理するスクリプト処理工程と、前記スクリプトを記録する記録工程とを備えたアプリケーション連携方法において、
    前記記録工程は、前記複数のアプリケーション間のデータ連携に基づき、連携元のデータの更新をトリガとして連携先のデータの更新の指示を記述したデータドリブン型スクリプトを記録し、
    前記スクリプト処理工程は、前記データドリブン型スクリプトを処理し、
    前記表示工程は、前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とするアプリケーション連携方法。
  7. 前記記録工程は、前記業務ポータル上のイベントによって起動されるアプリケーションの処理結果の前記業務ポータルへの表示の指示を記述したイベントドリブン型スクリプトを記録し、
    前記スクリプト処理工程は、前記イベントドリブン型スクリプトと、このイベントドリブン型スクリプトによって起動された前記データドリブン型スクリプトとを処理し、
    前記表示工程は、前記イベントドリブン型スクリプトおよび前記データドリブン型スクリプトの処理結果を業務ポータルに表示することを特徴とする請求項6に記載のアプリケーション連携方法。
  8. 前記記録工程は、データ更新の有効/無効を判断するための指標である前記データドリブン型スクリプトに設定されるプライオリティレベルを記録し、
    前記スクリプト処理工程は、処理スクリプトのプライオリティレベルと、前記記録手段に記録されたスクリプトのプライオリティレベルとを比較し、前記処理スクリプトの前記プライオリティレベルが高いときにデータ更新を有効とすることを特徴とする請求項6または7に記載のアプリケーション連携方法。
  9. 前記記録工程は、個人情報をスクリプトの中に動的に埋め込むパーソナライズ化スクリプトを記録し、
    前記スクリプト処理工程は、前記パーソナライズ化スクリプトを処理することを特徴とする請求項6〜8の何れか一つに記載のアプリケーション連携方法。
  10. 請求項6〜9の何れか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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