JP2004038577A - 電子機器、データ変更方法、プログラム - Google Patents

電子機器、データ変更方法、プログラム Download PDF

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西川 夏規
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Abstract

【課題】電子機器の不揮発性メモリの記憶内容の書き換えが簡易にできるようにして作業効率の向上を図る。
【解決手段】不揮発性メモリから読み出したデータを、その不揮発性メモリ上のアドレスに対応させて提示するユーザインターフェイス画像を表示出力するようにしている。そして、このユーザインターフェイス画像に対しては、上記アドレスを指定する操作を行うことでデータを選択できるようにされている。さらに、この選択したデータの値を変更する操作を行って、不揮発性メモリに記憶されたデータを書き換えられるようにされている。このようにして、不揮発性メモリの記憶内容の変更は、ユーザインターフェイス画像に対する操作によって行えるように構成されている。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不揮発性メモリを備える電子機器と、この電子機器においてこの不揮発性メモリに記憶されているデータを変更するためのデータ変更方法と、不揮発性メモリに記憶されているデータを変更する処理が電子機器により実行されるようにするためのプログラムとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年における、テレビジョン受像機などに代表される民生の各種電子機器においては、マイクロコンピュータを備えているのが一般的である。そして、このマイクロコンピュータが、ROMに格納されているプログラムに従って各種の処理を実行することで、その電子機器に各種の機能が与えられるようになっている。
【0003】
さらに近年においては、上記マイクロコンピュータと通信バスを介して接続される外部記憶装置として、不揮発性メモリを設けることが行われている。不揮発性メモリは、周知のようにして、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read only memory)などが用いられ、電源供給が停止しても記憶内容を保持しているとともに書き換えが可能なメモリである。
【0004】
このような不揮発性メモリには、例えば電子機器に関するデバイス設定値や、ユーザ設定値を記憶させることが行われている。
例えば、ユーザ設定値に関すれば、ユーザ設定値を変更するための操作が行われたのに応じて、不揮発性メモリに記憶されたユーザ設定値を変更して記憶させておくことが可能となる。そして、以降においては、マイクロコンピュータが不揮発性メモリに記憶されたユーザ設定値を参照して所要の制御処理を実行することで、ユーザの設定に従った動作を実現することができる。
【0005】
また、上記のようにして電子機器内のマイクロコンピュータが実行するプログラムは、例えばマイクロコンピュータが内部に備える書き換え不可なROMに書き込まれて記憶されるのが一般的である。しかしながら、例えばROMに既に格納したプログラムにバグがあったり、また、プログラムにより実現される機能の追加、改善などを行う必要がある場合、ROMに書き込むプログラムを変更することは、例えばマイクロコンピュータとしてのチップなどを再設計する必要があり合理的でない。
このため、近年においては、上記不揮発性メモリに対して、書き換え不能なROMに記憶されたプログラム、データなどを修正するための修正データや修正プログラムなどの、「修正用データ」を記憶させておくことも行われる。
そして、例えばマイクロコンピュータが備えるアドレス割り込み機能によって、上記不揮発性メモリに記憶された修正用データを必要に応じて適宜参照することで、例えばバグの解消された動作や、追加/改善された機能を実現することができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば上記したような修正用データについても、後から修正を行いたいとするような場合がある。
しかしながら、例えば不揮発性メモリなどの外部記憶装置に対して、修正用データを書き込む場合には、マイクロコンピュータと不揮発性メモリを接続する通信バスに治具を接続し、この治具により行うようにされている。修正用データを修正する場合にもこの治具が用いられる。従って、内部回路のケースや、電子機器の外部筐体などを組み込んで取り付けてしまった後では、修正用データを修正することができないことになる。
例えば製品として組みあがった後にも、修正用データを修正する必要のある場合は生じる可能性があるから、上記のようにして、治具を用いて修正用データを修正しようとすれば、筐体やケースを分解して基板を取り出さなければならず、作業効率は決して良いとはいえない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は上記した課題を考慮して、電子機器として次のように構成することとした。
つまり、データが記憶される不揮発性メモリと、この不揮発性メモリからアドレスを指定して上記データを読み出す読み出し手段と、この読み出し手段により読み出されたデータを変更するためのユーザインターフェイス画像を出力するものとされ、読み出し手段により読み出されたデータについて、このデータが不揮発性メモリに記憶されていたアドレスと対応付けて提示されるようにしてユーザインターフェイス画像を形成するユーザインターフェイス画像出力手段と、
ユーザインターフェイス画像に対して行われたアドレス指定操作に応じて、変更対象となるデータを選択するデータ値選択手段と、ユーザインターフェイス画像に対して行われた、変更対象として選択されたデータについての変更操作に応じて、不揮発性メモリに記憶されているデータを書き換える書き換え手段とを備えて電子機器を構成することとした。
【0008】
また、データ変更方法として次のように構成することとした。
つまり、電子機器に備えられてデータが記憶される不揮発性メモリから、アドレスを指定してデータを読み出す読み出し手順と、この読み出し手順により読み出されたデータを変更するためのユーザインターフェイス画像を出力するものとされ、読み出し手順により読み出されたデータについて、このデータが不揮発性メモリに記憶されていたアドレスと対応付けて提示されるようにしてユーザインターフェイス画像を形成するユーザインターフェイス画像出力手順と、ユーザインターフェイス画像に対して行われたアドレス指定操作に応じて変更対象となるデータを選択するデータ値選択手順と、ユーザインターフェイス画像に対して行われた、変更対象として選択されたデータについての変更操作に応じて、不揮発性メモリに記憶されているデータを書き換える書き換え手順とを実行するように構成することとした。
【0009】
また、プログラムとして次のように構成することとした。
つまり、電子機器に備えられて、データが記憶される不揮発性メモリから、アドレスを指定してデータを読み出す読み出し処理と、この読み出し処理により読み出されたデータを変更するためのユーザインターフェイス画像を出力するものとされ、読み出し処理により読み出されたデータについて、このデータが不揮発性メモリに記憶されていたアドレスと対応付けて提示されるようにしてユーザインターフェイス画像を形成するユーザインターフェイス画像出力処理と、ユーザインターフェイス画像に対して行われたアドレス指定操作に応じて変更対象となるデータを選択するデータ値選択処理と、ユーザインターフェイス画像に対して行われた、変更対象として選択されたデータについての変更操作に応じて、不揮発性メモリに記憶されているデータを書き換える書き換え処理とを、上記電子機器に実行させるように構成する。
【0010】
上記各構成によれば、不揮発性メモリから読み出したデータを、その不揮発性メモリ上のアドレスに対応させてユーザインターフェイス画像として表示出力させることが可能になる。そして、例えば作業者は、このユーザインターフェイス画像に対して、アドレスを指定して変更(修正)対象となるデータを選択して変更を行うための操作を行うことで、不揮発性メモリに記憶されているデータを変更できることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明を行っていくこととする。なお、本実施の形態の電子機器として、ここでは入力された映像音声ソースを画像、音声として出力することのできるモニタ装置を例に挙げることとする。
【0012】
図1のブロック図は、本実施の形態としてのモニタ装置の構成例を示している。
この図に示すモニタ装置においては、各種の映像/音声ソースとしての信号をソース選択部1に入力可能とされている。ソース選択部1では、システムコントローラ9の制御に従って、入力された映像/音声ソースを選択して映像/音声信号処理部2に供給する。
映像/音声信号処理部2では、入力された映像/音声信号について、所要の映像信号処理および音声信号処理を行い、映像信号はRGB信号としてRBGアンプ3に、音声信号は所要の処理を施して音声アンプ5に供給される。
【0013】
RGBアンプ3では映像/音声信号処理回路2からのRBG信号と、後述するオンスクリーンディスプレイ処理部8から供給されるRBG信号とを合成してCRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)4に出力する。これにより、CRT4にて画像表示が行われる。また音声アンプ5で増幅された音声信号がスピーカ6に供給されることにより音声として出力される。
【0014】
キャラクタジェネレータ7は、システムコントローラ9の制御に基づいて所要の文字データやシンボルデータを発生して出力する。オンスクリーンディスプレイ処理部8は、キャラクタジェネレータ7から供給された文字データやシンボルデータに基づき所定タイミングでRGB信号を生成してRGBアンプ3に出力する。
これにより、例えばモニタ装置にて広く行われている、選択された入力ソースなどを示す表示や、音量調整操作に応じたボリューム表示などが行われる。また、特に本実施の形態では、後述するようにして、不揮発性メモリ10に記憶されたデータを修正するユーザインターフェイス画像である、修正操作画面の表示も行われる。
【0015】
操作部12は、例えば当該モニタ装置本体に表出して設けられる各種操作子を総括して示しているものとされる。これらの操作子に対して行われた操作に応じては操作情報信号は、システムコントローラ9に入力される。システムコントローラ9は、入力された操作信号に応じたモニタ装置の動作が得られるように、所要の制御処理を実行する。
【0016】
また、この場合のモニタ装置には、リモートコントローラ14が付属するようにして設けられる。リモートコントローラ14は、モニタ装置に対する各種操作を行うための各種操作子が設けられている。これらの操作子に対して行われた操作に応じて、リモートコントローラ14では、例えば赤外線又は電波などにより操作情報信号を送信出力する。
このようにして送信された操作情報信号は、モニタ装置側が備える受信部13によって受信され、システムコントローラ9に入力される。
【0017】
システムコントローラ9は、例えばマイクロコンピュータとして構成されるもので、当該モニタ装置についての全体的な動作制御を実行する。
また、この場合には、後述するようにして各種のデータが記憶される不揮発性メモリ10が備えられる。この場合、不揮発性メモリ10は、通信バス11を介してシステムコントローラ9と接続される。
不揮発性メモリ10は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read only memory)などにより構成され、電源供給が停止しても記憶内容が保持されるとともに、記憶データの書き換えが可能とされている。
【0018】
図2は、上記システムコントローラ9の内部構成例を示している。
システムコントローラ9は、例えば図示するようにして、CPU(Central Processing Unit)21、RAM23、ROM24,操作インターフェイス24、及びバスインターフェイス25を備えて構成されるものとしている。
【0019】
CPU21は、ROM22に記憶されているプログラムに従った処理を実行することで、当該モニタ装置により実行されるべき各種の動作を実現する。
ROM22は、この場合には書き換え不可のメモリ素子として構成されるものであり、上記もしたように、CPU22が実行すべきプログラムが格納される。また、本実施の形態としては、特にROM22に記憶されるプログラムの一部として、修正実行プログラム22aを有する。この修正実行プログラム22aにより不揮発性メモリ10に記憶されているデータを、後述するようにして修正(変更)することができる。
また、このROM22には、CPU22がプログラムに従って処理を実行する際に必要とされる各種設定情報などのデータも記憶されている。
なお、以降の説明においては、ROM22に記憶され、書き換えが不可とされる上記プログラム及びデータについては、それぞれ「基本プログラム」、「基本データ」ともいうこととする。また、これら基本プログラム及び基本データを一括しては、「基本記憶データ」ともいうことにする。
【0020】
RAM23は、CPU21各種の処理を実行する際の作業領域であり、CPU21の処理実行時に必要となる各種データ、プログラムなどが記憶保持される。
【0021】
操作インターフェイス24は、前述した操作部12及び受信部13などから出力される操作情報信号を入力して、システムコントローラ9内部で処理可能なコマンドに変換し、例えばCPU21に伝送する。
バスインターフェイス25は、通信バス11を介して接続される外部のデバイスと、システムコントローラ9側のCPU21との通信が適正に実行されるようにするための機能部位とされる。
【0022】
そして、本実施の形態においては、図示するようにして、通信バス11に対して不揮発性メモリ10が接続される。
不揮発性メモリ10は、前述もしたようにデータの書き換えが可能なROMであり、この場合には、先ず、当該モニタ装置についてのデバイス設定情報、ユーザ設定情報が格納される。
例えばユーザが画質や音質などの設定を変更する操作を行ったとすると、この操作に応じて画質や音質などに関連する所要のユーザ設定情報についての書き換えが行われ、不揮発性メモリ10において記憶される。以降は、システムコントローラ9がこのユーザ設定情報を参照して、画質又は音質などについての所要の制御処理を実行することで、ユーザが設定したとおりの画質又は音質により映像/音声を出力することができる。
【0023】
また、本実施の形態の不揮発性メモリ10には、上記デバイス設定情報、ユーザ設定情報に加えて、システムコントローラ9のROM22に記憶された基本プログラムや基本データを修正するための修正プログラムや修正データも必要に応じて記憶される。なお、本明細書においては、不揮発性メモリ10に記憶される修正プログラムや修正データについて特に区別しない場合には、「修正用記憶データ」ということにする。
【0024】
システムコントローラ9は、例えば基本プログラムに従った実行処理として、必要に応じて不揮発性メモリ10にアクセスして、所要の修正用記憶データを参照する。そして、参照したデータ内容に基づいて、例えば基本プログラムや基本データについての修正を行い、そのうえで、各種の処理を実行する。これにより、例えば基本プログラムのバグの修正や、機能の追加、変更が行われる。
【0025】
そして本実施の形態のモニタ装置では、ROM22において基本プログラムの一部として記憶される修正実行プログラム22aに基づいて、不揮発性メモリ10に記憶されているデータについて修正を行うことができる。この点について、以降説明を行っていくこととする。
【0026】
例えば、製造者やサービスマンなどの作業者は、リモートコントローラ14に対する所定操作を行って、モニタ装置に対して不揮発性メモリ10の記憶データを修正する修正モードを設定することができる。なお、この際の修正モード設定のための操作としては、一般のエンドユーザによる使用では操作することのない所定複数の操作子の同時操作であることとする。このようにすることで、一般のユーザが通常にリモートコントローラ14を操作しているときに、不用意に修正モードに移行することがないようにされる。
【0027】
そして上記のようにして修正モードが設定されると、モニタ装置のCRT4の表示画面4aには、図3に示す修正操作画面が表示される。
この修正操作画面においては、図示するようにして、左端に開始アドレスエリアA1が行ごとに表示され、これらの開始アドレスエリアA1に対応して、その右隣にデータ値エリアA2が表示されている。
【0028】
開始アドレスエリアA1には、それぞれ不揮発性メモリ10上のアドレスが16進数表記により示される。
開始アドレスエリアA1に表示されるアドレスは、その開始アドレスエリアA1に対応する右隣のデータ値エリアA2に表示されるデータ値列の開始アドレスを示す。つまり、この場合のデータ値エリアA2には、それぞれ8バイト単位のデータ列が16進数表記により表示されている。そして、開始アドレスエリアA1のアドレスは、その右隣のデータ値エリアA2における先頭(左端)の1バイトのデータが、実際に記憶されている不揮発性メモリ10上のアドレスを示している。
例として、最上行の開始アドレスエリアA1にはアドレスが[01FF0]と表示されている。これは、その右隣に示されるデータ値エリアA2において[02030351A1F2036C]と示されるデータ値列が、不揮発性メモリ10において、アドレス[01FF0]を開始位置として記憶されている8バイト分のデータであることを示している。
このために、図に示す開始アドレスエリアA1は、行ごとに8バイトづつインクリメントされる表示となっているものである。また、この場合には、不揮発性メモリ10上では、1バイトごとに1アドレスが対応するようにして管理されていることになる。
【0029】
そして、この場合には、最上行のデータ値エリアA2においてカーソルA6が示されている。この場合のカーソルA6は、指示位置を見やすくするために、上下一対で1組とされている。
このカーソルA6は、作業者のリモートコントローラ14に対する上下左右の移動操作に応じて、複数のデータ値エリアA2により示すデータ値の間で移動可能となっている。
【0030】
ここで、図示するカーソルの位置状態のもとで、例えば右側にカーソルを移動させるための操作が1回行われたとすると、カーソルA6は、同じデータ値エリアA2において、16進数表記された値2つ分(即ち1バイト分)右に移動し、[F]と表示されたデータ値の直前に位置することになる。
また、例えば図示するカーソルの位置状態のもとで、下側に移動させるための操作が1回行われたとすると、カーソルA6は、その1つ下のデータ値エリアA2における同じ列位置に移動し、[2]と表示されたデータ値の直前に位置することになる。
なお、例えばカーソル移動操作として、カーソルA6が表示画面上で最上行又は最下行のデータ値エリアA2に位置している状態から、さらに上又は下方向への移動操作を行った場合には、データ値エリアA2から成る表示領域部分において、データ値エリアA2の行がスクロールされるようにして、これより上又は下となる行のデータ値エリアA2が表示され、ここにカーソルA6が位置するようにされる。
【0031】
また、修正操作画面の最も左上には、カーソル位置アドレス指示エリアA3が表示される。このカーソル位置アドレス指示エリアA3は、現在、カーソルA6が位置しているとされるデータについての不揮発性メモリ10上でのアドレスを示している。
この図においては、カーソルA6は、アドレス[01FF0]が表示された開始アドレスエリアA1に対応するデータ値エリアA2において、5バイト目に位置している。これに応じて、図に示すカーソル位置アドレス指示エリアA3にはアドレス[01FF0]から数えて5バイト目となる[ADDRES 01FF4]が表示されているものである。そして、この[ADDRES 01FF4]が指示するデータ値が修正対象のデータとして選択されていることになる。つまり、図において括って示すようにして、1行目のデータ値エリアA2における5バイト目の[A1]であることとなる。
また、修正操作画面の左上側に表示されている入力値表示エリアA4には、この修正対象となるデータ値を変更して得られるデータ値が表示される。なお、単にカーソルA6を移動させてきただけで、修正対象となるデータ値の変更を行っていないときには、図示するようにして、データ値エリアA2に表示されている修正対象のデータ値と同じ値が表示される。
【0032】
そして、この状態の下で、作業者がデータ値を変更するための所定操作を行ったとする。これは例えばリモートコントローラ14の所定の2つの操作子にアップ/ダウン操作を割り当てるようにして、このアップ/ダウン操作に応じてデータ値を1つずつインクリメント、デクリメントしていくというようにすればよい。
そして、このようにしてデータ値が変更されるのに応じては、変更されたデータ値が入力値表示エリアA4に表示されていく。なお、データ値変更を決定するための操作が行われない段階では、データ値エリアA2に表示されている修正対象のデータ値は変化しないこととしている。従って、作業者は、データ値エリアA2に表示されている変更前のデータ値と、入力値表示エリアA4に表示されるデータ値とを比較しながら、自分が変更したデータ値と変更前のデータ値とを確認しながら作業することができる。
【0033】
そして、目的とするデータ値に変更したことを確認したら、作業者は、ここで一旦、決定操作を行うようにされる。ここでは、この決定操作に応じて、はじめてデータ値エリアA2においてカーソルA6が示している修正対象のデータ値が変更後の値と一致するようにして表示させることになる。
ただし、この段階では、修正操作画面上のデータ値エリアA2のデータ値について、変更が行われるのみであり、この決定操作に応じては、不揮発性メモリ10に対するデータの書き換えは行われない。この段階では、RAM23に保持しているとされる不揮発性メモリ10からの読み出しデータのみが書き換えられている状態にある。
以降、作業者は、これまでの説明と同様にして、データ値エリアA2に表示されているデータ値のなかから、修正を行いたいデータ値をカーソル移動操作によって選択したうえで、データ値変更のための操作を行ってデータ値を変更することができる。そして、決定操作を行って、データ値エリアA2内のデータ値を変更後の値とする。
【0034】
そして、例えば作業者が、修正すべきデータ部分については全て修正を行ったとする。作業者は、その修正内容を、データ値エリアA2に表示された変更後のデータ値を見ることで確認することができる。そして、間違いなく修正を行ったことを確認すると、作業者は、カーソルA6を書き込み指示ボタンA5に対して移動させる。そして、書き込み指示ボタンA5を押圧するのに対応した操作をリモートコントローラ14に対して行う。
この操作に応じて、これまでに変更されたデータ値が反映されるようにして、不揮発性メモリ10に対するデータの書き込みが行われる。つまり、不揮発性メモリ10に記憶された修正用記憶データについての修正が行われたことになるものである。
【0035】
このようにして、本実施の形態では、不揮発性メモリ10において修正変更が可能に開放されたデータについては、不揮発性メモリ10に記憶されているデータ値をユーザインターフェイス画像上に提示するようにしている。そして、このユーザインターフェイス画像に対する操作によって、不揮発性メモリ10に記憶されているデータを任意に変更できるようになっている。従って、例えば不揮発性メモリ10に記憶された情報のうちで、修正変更が可能に開放すべきデータとして、例えばデバイス設定情報などの他に、修正プログラムや修正データなどの修正用記憶データも含めるようにすれば、これらの修正用記憶データも修正することが可能となる。
【0036】
従来において、不揮発性メモリ10に記憶された修正用記憶データを修正しようとした場合には、例えば図1に示すようにして、通信バス11に対して治具30を接続し、この治具30を用いて不揮発性メモリ10にアクセスすることが必要であった。しかしながら、この場合には、治具30を通信バス11に接続することから、例えば既に組みあがった製品の場合には、治具30を通信バス11と接続できる程度にまで分解する工程が必要であり、作業効率はよいものではなかった。
これに対して本実施の形態では、図3にて説明したようにして、ユーザインターフェイス画像上で、不揮発性メモリ10の記憶データの書き換えが可能なように構成されているので、上記したような治具30を用いる必要が無くなる。これにより、不揮発性メモリ10の記憶データの書き換えに際しての作業効率は大幅に向上することとなる。
【0037】
そのうえで本実施の形態では、図3の修正画面として示したように、不揮発性メモリ10上のアドレスが示された態様により、修正可能なデータが示される。そして、ユーザのカーソル移動操作に応じては、カーソル位置アドレス指示エリアA3におけるアドレス表示が変化する。
これは即ち、修正操作画面のインターフェイスとしては、不揮発性メモリ10上のアドレスに対応させて修正可能なデータを提示しているということがいえる。また、作業者は、このようにして提示されるアドレスを指定して、修正対象とするデータを選択できるようになっているといえる。そして、これは換言すれば、不揮発性メモリ10において修正変更が可能に開放されたデータについては、アドレスさえ指定すれば、任意のデータを選択して修正変更が行えることを意味している。
【0038】
例えば従来においても、不揮発性メモリ10に記憶されたデータのデータ値をユーザインターフェイス画像上に表示させ、このユーザインターフェイス画像に対する操作によってデータ値を変更することは行われてはいたものである。
しかしながら、この場合には、修正可能なデータとしてユーザインターフェイス画像に提示されるデータは固定的に決められていた。例えば、この場合における修正可能なデータとしては、デバイス設定情報(又はユーザ設定情報)に限定されており、修正用記憶データはユーザインターフェイス画像上には提示されなかったものである。そして、この場合には、提示すべき修正可能なデータが固定的であることから、ユーザインターフェイス画像上では、例えばデバイス設定情報としての情報名などと共に、修正可能なデータを表示するようにしていた。
これに対して、本実施の形態では、上記のようにして、不揮発性メモリ10上のアドレスを指定して任意にデータを選択するというユーザインターフェイスを取ることで、上記した従来におけるような修正可能なデータの制限を無くしているものであり、これにより、不揮発性メモリ10に記憶されたデータの修正に関して、より柔軟に対応できるようにしている。
【0039】
続いては、上記図3により説明したようにして、本実施の形態としての不揮発性メモリ10の記憶データを修正する動作が実現されるようにするための処理動作について、図4を参照して説明する。なお、この図に示す処理は、システムコントローラ9(CPU21)が、内部のROM22に記憶されている修正実行プログラム22aに従った処理を実行することで実現される。
【0040】
先ず、ステップS101において、システムコントローラ9は、前述したような修正モードを設定するための操作が行われるのを待機している。そして、例えば受信部13から入力されたコマンドとして、リモートコントローラ14側にて修正モード設定のための操作が行われたことを判別すると、ステップS102において修正モードを設定し、ステップS103以降の処理に進む。
【0041】
ステップS103においては、バスインターフェイス25から通信バス11を介して不揮発性メモリ10にアクセスする。そして、この不揮発性メモリ10から、修正可能であるとして開放することが決められている(これは、例えば修正実行プログラム22aの内容によって決定される)データが記憶されているアドレス領域のデータの読み出しを実行する。この際には、上記アドレス領域内のアドレスを読み出しアドレスとして順次指定していき、その指定したアドレスに記憶されているデータを読み出していくようにされる。
そして、上記のようにして読み出したデータを、システムコントローラ9内部のRAM23に書き込んで保持する。この際には、読み出したデータと不揮発性メモリ10上でのアドレスとが対応付けされて管理されるようにして保持するようにしている。
【0042】
次のステップS104においては、上記のようにしてRAM23に保持された不揮発性メモリ10からの読み出しデータを利用して、図3に示したような修正操作画面をCRT4に表示出力開始させるための表示制御処理を実行する。
この際には、例えば上記ステップS103の処理によってRAM23に保持された不揮発性メモリ10からの読み出しデータが利用されることになる。つまり、開始アドレスエリアA1として表示させるアドレスと、データ値エリアA2の8バイト分のデータ値とを対応付けしていくようにして、開始アドレスエリアA1及びデータ値エリアA2から成る表示領域の表示内容が決定される。
そして、上記した開始アドレスエリアA1及びデータ値エリアA2の表示領域及びその他の各領域の表示内容を決定した上で、キャラクタジェネレータ7を制御して文字、シンボル等のデータを発生させ、オンスクリーンディスプレイ処理部8に出力する。そして、オンスクリーンディスプレイ処理部8にて得られたRGB信号がRGBアンプ3に供給され、表示出力されることで、図3に示した修正操作画面が表示される。
【0043】
上記のようにして修正操作画面を表示開始させた後は、例えば続くステップS105としての処理によって、カーソル移動操作が行われたか否かを判別している。ここで、カーソル移動操作が行われない場合には、ステップS106の処理をスキップしてステップS107の処理に進む。
これに対して、カーソル移動が行われたことを判別した場合には、ステップS106において、受信入力したカーソル移動操作のコマンドに応じた方向に従って、修正操作画面上のカーソルA6を移動表示させるための処理を実行したうえで、ステップS107に進む。
なお、ステップS106においては、カーソルA6の移動に伴って変更された修正対象のデータの値に応じて、入力値表示エリアA4に初期表示させるデータ値を、この修正対象のデータ値に一致させるようにするための表示制御処理も実行する。
【0044】
ステップS107においては、データ値変更操作が行われたか否かを判別している。ここで、データ値変更操作が行われていないと判別した場合にはステップS108の処理はスキップしてステップS109の処理に進む。これに対して、データ値変更操作が行われていると判別した場合にはステップS108において、受信入力したデータ値変更操作に応じて、入力値表示エリアA4に表示されているデータ値を変更し、ステップS109の処理に進む。
【0045】
ステップS109においては、上記入力値表示エリアA4に表示されているデータ値を決定するための決定操作が行われたか否かについて判別している。ここで、決定操作が行われていない場合には、ステップS105の処理に戻るようにされる。
これに対して、ステップS109において決定操作が行われたことが判別された場合には、ステップS110に進む。ステップS110では、決定操作に応じて、RAM23に保持しているデータを書き換える。つまり、RAM23に保持している不揮発性メモリ10からの読み出しデータのうち、今回の操作により変更対象となったデータ値に該当するデータについての書き換えを行うものである。
そしてまた、次のステップS111の処理によっては、データ値エリアA2においてカーソルA6が示す修正対象データについて、この更新されたデータ値と一致するようにして表示を変更する。そして、次のステップS112に進む。
【0046】
ステップS112においては、修正操作画面上の書き込み指示ボタンA5に対する操作が行われたか否かについて判別している。ここで、書き込み指示ボタンA5に対する操作が行われていないと判別しているかぎりは、ステップS105以降の処理に戻る。これにより、これまでに説明したカーソル移動操作に応じたカーソル移動表示制御、また、データ値変更操作及び決定操作に応じた修正操作画面における表示内容の変更制御、及びRAM23に保持されたデータの書き換え処理を継続して実行することができる。
そして、ステップS112において書き込み指示ボタンA5に対する操作が行われたことを判別するとステップS113の処理に進む。
【0047】
ステップS113においては、現在RAM23に保持しているとされる不揮発性メモリ10からの読み出しデータを、バスインターフェイス25から通信バス11を介して不揮発性メモリ10に転送し、書き込み(上書き)を行う。これにより、不揮発性メモリ10に記憶されるデータとしては、これまでの修正操作画面に対する変更作業によって変更されたデータ値と一致するようにして、更新が行われたこととなる。
そして上記ステップS113の処理が終了したとされると、ステップS114において修正モードを終了する。例えばこの状態では、修正操作画面は非表示の状態となる。
【0048】
なお、先にも述べたようにして、この図に示す処理は、ROM22に格納された修正実行プログラム22aによって実現される。そして、このようなプログラムは、例えば現状であれば、CD−ROMやDVD−ROM、光磁気ディスクなどに代表されるディスクメディアなどをはじめ、さらには、メモリ素子などによる各種の記録媒体に記憶させておくことができる。そして、このプログラムが記憶された記録媒体からプログラムのデータを読み込んで、上記ROM22に書き込んでインストールするように構成することも可能である。
【0049】
また、本発明としては上記各実施の形態として説明した内容に限定されるものではない。例えば、図3に示した修正操作画面としてのユーザインターフェイス画像の画面構成、及び操作手順などは、適宜変更されて構わない。例えば、データ値の変更操作に関すれば、リモートコントローラや操作部に数字キーが備えられていれば、この数字キーの数字をデータ値に対応させ、数字キーによりデータ値を入力できるようにすることも可能である。つまり本発明としては、不揮発性メモリのアドレスに対応させてデータを提示し、また、アドレスの選択を以て、修正対象となるデータを選択できるようにしたユーザインターフェイスが構築されていれば、画面構成や操作態様についてはどのようにして変更されても構わない。
【0050】
また、上記実施の形態としては、モニタ装置を例に挙げているが、テレビジョンチューナを備えたテレビジョン受像機でも全く同様の動作が得られる。また、ここではCRTを採用しているが、例えば近年普及が著しい、液晶ディスプレイデバイスや、プラズマディスプレイデバイスを備えたモニタ装置、テレビジョン受像機などとされても構わない。
【0051】
また、上記モニタ装置やテレビジョン受像機は、比較的大きな表示領域を持つ表示デバイスを備える機器であるが、これ以外にも、例えばより小さな液晶ディスプレイデバイスや蛍光表示管などしか備えない機器についても、適用できるものである。つまり、このような液晶ディスプレイデバイスや蛍光表示管等に対しても、本発明による修正操作画面は表示出力させることができるから、この修正操作画面に対して操作が行えるように構成すればよいものである。
【0052】
さらには、表示デバイスを全く備えていなかったり、また、表示デバイスを備えているとしても、非常に小型であったり、また、予め決まった内容のみを表示するように表示デバイスに形成されるセグメントが固定となっているなどして、本発明の修正操作画面を表示できないような装置であっても本発明は適用できる。つまり、例えば現状であれば、ビデオレコーダ/プレーヤなどのAV機器は、内部にオンスクリーンディスプレイ機能を備え、さらにビデオ出力が可能な構成を採る。従って、このようなAV機器であれば、本発明としての修正操作画面の画像を生成して接続されたモニタ装置に表示出力させ、さらに表示出力された修正操作画面に対する操作に応じて、内部不揮発性メモリの書き換えを行うように構成することが可能とされるものである。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したようにして本発明は、不揮発性メモリから読み出したデータを、その不揮発性メモリ上のアドレスに対応させて提示するユーザインターフェイス画像を表示出力するようにしている。そして、このユーザインターフェイス画像に対しては、上記アドレスを指定する操作を行うことでデータを選択できるようになっている。さらに、この選択したデータの値を変更する操作を行って、不揮発性メモリに記憶されたデータを書き換えられるようになっている。
【0054】
即ち、本発明によっては、不揮発性メモリに記憶されたデータを、ユーザインターフェイス画像に対する操作によって変更(修正)可能としているものである。これにより、例えば従来のようにして、不揮発性メモリが接続された通信バスに治具を接続してデータ変更を行う必要が無く、ユーザインターフェイス画像に対する操作によってデータ変更が行えることになる。つまり、不揮発性メモリに記憶されたデータを修正するための作業は非常に簡易で容易なものとなり、作業効率は著しく向上することになる。
【0055】
さらに本発明では、上記もしたようにユーザインターフェイス画像に提示するデータは、不揮発性メモリ上のアドレスと対応付けられており、このアドレスを指定することで修正対象となるデータを選択可能としている。
例えば、従来においては、このようにしてアドレスとデータを対応付けるユーザインターフェイスを採用していないために、修正可能なデータは、予め設定された固定のものに限定されてしまっていたものである。
これに対して本発明では、ユーザインターフェイス画像上でアドレスを指定しさえすれば、不揮発性メモリに記憶されたデータを任意に選択してその値を変更することができるということがいえ、修正可能なデータについて、従来よりも遥かに柔軟に対応できるものである。
【0056】
そして、不揮発性メモリ内に記憶される修正用記憶データ(修正プログラム及び修正データ等)についても、この修正用記憶データが記憶されている不揮発性メモリ上のアドレスを開放してユーザインターフェイス画像に提示できるようにすれば良いことになる。つまり、例えば従来では修正することのできなかった、修正用記憶データを修正できるようにするのにあたっても、非常に容易に実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明としての実施の形態の電子機器であるモニタ装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】モニタ装置に備えられるシステムコントローラの構成例を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態としての修正操作画面の表示態様例を示す説明図である。
【図4】修正操作画面に対する操作に応じた処理動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ソース選択部、2 映像/音声信号処理部、3 RGBアンプ、4 CRT、4a CRT表示画面、5 音声アンプ、6 スピーカ、  7 キャラクタジェネレータ、8 オンスクリーンディスプレイ処理部、9 システムコントローラ、10 不揮発性メモリ、11 通信バス、12 操作部、13 受信部、14 リモートコントローラ、21 CPU、22 RAM、22a 修正実行プログラム、23 RAM、24 操作インターフェイス、25 バスインターフェイス、A1 開始アドレスエリア、A2 データ値エリア、A3 カーソル位置アドレス指示エリア、A4 入力値表示エリア、A5 書き込み指示ボタン、A6 カーソル

Claims (5)

  1. データが記憶される不揮発性メモリと、
    上記不揮発性メモリから、アドレスを指定して上記データを読み出す、読み出し手段と、
    上記読み出し手段により読み出されたデータを変更するためのユーザインターフェイス画像を出力するものとされ、上記読み出し手段により読み出されたデータについて、これらデータが上記不揮発性メモリに記憶されていたアドレスと対応付けて提示されるようにして上記ユーザインターフェイス画像を形成する、ユーザインターフェイス画像出力手段と、
    上記ユーザインターフェイス画像に対して行われたアドレス指定操作に応じて、変更対象となるデータを選択するデータ値選択手段と、
    上記ユーザインターフェイス画像に対して行われた、上記変更対象として選択されたデータについての変更操作に応じて、上記不揮発性メモリに記憶されているデータを書き換える、書き換え手段と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記不揮発性メモリに記憶され、上記書き換え手段により書き換え可能とされるデータは、少なくとも、同じ電子機器に備えられる書き換え不可なメモリに記憶されたデータを修正するための修正用記憶データを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 電子機器に備えられて、データが記憶される不揮発性メモリから、アドレスを指定して上記データを読み出す、読み出し手順と、
    上記読み出し手順により読み出されたデータを変更するためのユーザインターフェイス画像を出力するものとされ、上記読み出し手順により読み出されたデータについて、このデータが上記不揮発性メモリに記憶されていたアドレスと対応付けて提示されるようにして上記ユーザインターフェイス画像を形成する、ユーザインターフェイス画像出力手順と、
    上記ユーザインターフェイス画像に対して行われたアドレス指定操作に応じて、変更対象となるデータを選択するデータ値選択手順と、
    上記ユーザインターフェイス画像に対して行われた、上記変更対象として選択されたデータについての変更操作に応じて、上記不揮発性メモリに記憶されているデータを書き換える書き換え手順と、
    を実行することを特徴とするデータ変更方法。
  4. 上記不揮発性メモリに記憶され、上記書き換え手順により書き換え可能とされるデータは、少なくとも、同じ電子機器に備えられる書き換え不可なメモリに記憶されたデータを修正するための修正用記憶データを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載のデータ変更方法。
  5. 電子機器に備えられて、データが記憶される不揮発性メモリから、アドレスを指定して上記データを読み出す、読み出し処理と、
    上記読み出し処理により読み出されたデータを変更するためのユーザインターフェイス画像を出力するものとされ、上記読み出し処理により読み出されたデータについて、このデータが上記不揮発性メモリに記憶されていたアドレスと対応付けて提示されるようにして上記ユーザインターフェイス画像を形成する、ユーザインターフェイス画像出力処理と、
    上記ユーザインターフェイス画像に対して行われたアドレス指定操作に応じて、変更対象となるデータを選択するデータ値選択処理と、
    上記ユーザインターフェイス画像に対して行われた、上記変更対象として選択されたデータについての変更操作に応じて、上記不揮発性メモリに記憶されているデータを書き換える書き換え処理と、
    を上記電子機器に実行させるプログラム。
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