JP2004037135A - 油中溶存ガス監視装置および油中溶存ガス監視方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】非ベローズ型のガス抽出室3は、油送ポンプ13を有する第一管路111と第二管路112とを介して油入機器1内と気密に接続されている。抽出ガス収容室4は、ガス抽出室3から切り離して設けられ、両室3,4は、開閉弁15を介して気密に接続されている。ガス抽出工程においては、開閉弁15を開いて被試験油で満杯とされたガス抽出室3と真空に保持された抽出ガス収容室4とを連通状態とし、ガス抽出後は開閉弁15を閉じて両室3,4間を遮断し、被試験油は大気と接触することなく油入機器1内に返送される。抽出ガス収容室4内の抽出ガスは、大気と混合された状態でガス分析装置6にて分析される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油中溶存ガス監視装置および監視方法に関し、詳しくは、変圧器、リアクトルなどの油入機器内に満たされた電気絶縁油中の溶存ガスの監視に好適な監視装置および監視方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油入機器内の電気絶縁層は、例えば電気絶縁油で含浸された電気絶縁紙で形成され、さらに上記電気絶縁層を大気から遮断するために、油入機器内は電気絶縁油で満たされている。かかる状態下にあっても油入機器を長期にわたって稼動する間に、電気絶縁層および電気絶縁油は、それらの中に僅かに存在する酸素による酸化により化学的に劣化して、一酸化炭素、二酸化炭素、水素、低分子の各種炭化水素類などのガスを発生し、発生したガスは油入機器内を満す電気絶縁油中に溶解する。
【0003】
かかる現象に着目して、電気絶縁油中に溶解した上記ガスの成分や溶解量を経時的に測定して油入機器の劣化度や異常の有無を監視することが従来からなされており、そのための油中溶存ガスの測定装置も提案されてきている。以下、従来技術並びに本発明に就き説明するが、説明の順位の早い図に示された部位と同じ部位が後続の図に示される場合には、互いに同じ符号を付して後続の図では説明を省略する。
【0004】
図3および図4は、特開平3−78924号公報に開示された油中溶存ガスの監視装置を説明する概略構造説明図であって、1は油入機器、2は油入機器1内に満たされた電気絶縁油、3はガス抽出室、91はガス抽出室3の容積を可変とするためのベローズ、10はベローズ91を上下するための駆動用モータ、5は油緩衝容器、20はフロートスイッチ、6はガス分析装置、11および12は三方切換弁、15、16、18、および19はいずれも開閉弁、13は油送ポンプである。油入機器1とガス抽出室3とは、開閉弁(この場合は三方切換弁)11および油送ポンプ13を有する管路111と開閉弁(この場合は三方切換弁)12を有する管路112とで接続されており、また上記の両管路は、両開閉弁11、12を接続するバイパス管路113にて接続されている。
【0005】
つぎに上記従来技術の動作に就き説明すると、図3の状態、即ちベローズ91が最上部に位置してガス抽出室3の容積が最小の状態において油送ポンプ13を駆動して電気絶縁油2を油入機器1とガス抽出室3との間で矢印Aの方向に循環させて油入機器1内の電気絶縁油2をガス抽出室3内に取り込む。ついで三方切換弁11、12の切換えと駆動用モータ10の駆動とにより図4の状態にもたらす。即ち図4の状態では、電気絶縁油2は、油送ポンプ13によりガス抽出室3、管路111、管路112、およびバイパス管路113の間で矢印Bの方向に循環しており、且つベローズ91は、駆動用モータ10により最下部まで引き下げられてガス抽出室3の容積が最大の状態とされてガス抽出室3内は真空とされている。電気絶縁油2は、上記の循環により良好に攪拌されるので、油中溶存ガスは真空中に放出されガス抽出される。
【0006】
ガス抽出後、開閉弁15、16、および18を開いてガス抽出室3内に大気を取り込んでガス抽出室3内を静圧とし、開閉弁18を閉じ、開閉弁19を開いてからフロートスイッチ20により油緩衝容器5内の油面が所定の位置になるまで駆動用モータ10によりベローズ91を上方に移動させる。これによって抽出ガスと大気との混合ガスは、ガス分析装置6に送られてガス分析される。
【0007】
ところで、上記特開平3−78924号公報に開示された油中溶存ガスの監視装置は、ベローズ91および駆動用モータ10を使用するものであるので、つぎに述べる致命的な欠点がある。即ち、変圧器やリアクトルなどに限らず、油入機器は長期にわたって稼動されるものであり、また当該油入機器を可及的安定に維持するために油中溶存ガスの監視は、高頻度での実施が要求される。しかしながらベローズ91は、高頻度での監視のために機械的に繰り返し伸縮されるので、比較的短期間のうちに破損する問題がある。加えてベローズ91の上下には大きな力が要るので、駆動用モータ10としては、大きな駆動トルクを有する高重量で高価な大容量ものが必要であり、またさらにベローズ91自体も形状的に複雑なものであるので、高価であって入手に時間を要する、などの問題もある。
【0008】
図5は、特開平2−60415号公報に開示された油中溶存ガスの監視装置を説明する概略構造説明図であって、31はガス抽出室3内のガス空間、7はフィルター、92はガス抽出室3内の油を攪拌するための攪拌装置、14は開閉弁、17は真空ポンプである。
【0009】
つぎに上記従来技術の動作に就き説明すると、油入機器1内の電気絶縁油2の監視に際しては、開閉弁11、12、14、16、および18を閉じ、開閉弁15を開き真空ポンプ17を稼動させてガス抽出室3内を真空にする。ついで開閉弁15を閉じ、開閉弁11、12、14を開き、油送ポンプ13を駆動して油入機器1内の電気絶縁油2の一定量をガス抽出室3内に供給し、開閉弁11、12、14を閉じる。つぎに駆動用モータ10により攪拌装置92を駆動してガス抽出室3内の電気絶縁油2を攪拌してガスを抽出する。ガス空間31に集められた抽出ガスは、エアーポンプ8を駆動することにより、フィルター7、ガス分析装置6、および開閉弁18を経由してガス空間31に帰還するように循環され、ガス分析装置6を経由する際にガス分析される。この監視作業の後は、開閉弁18(この場合は三方切換弁)を大気側に開いてガス抽出室3内に大気を導入し、ガス抽出室3内の電気絶縁油2は、油入機器1に返送されるか、または外部に放棄される。
【0010】
ところで、上記特開平2−60415号に開示された油中溶存ガスの監視装置では、抽出ガスについてのガス分析は真空あるいは減圧下でなされるので、多くの制約を受けざるを得ない。また監視後の電気絶縁油2は、大気と接触した状態で油入機器1に返送されるので、大気と接触することにより或る程度大気を溶解し、溶解大気を油入機器1内に持ち込み、機器1内の電気絶縁紙や電気絶縁油2の酸化劣化を助長する忌むべき問題がある。一方、監視後の電気絶縁油2を外部に放棄する場合には、前記したように高頻度で行われる監視の度の放棄により電気絶縁油2の量が逓減して、一定期間毎に手数のかかるそれの補充作業が必要となる問題もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の問題を解消するためになされたものであって、問題の多いベローズを使用することなく、しかも油の監視作業の後に当該油を大気と接触させることなく油入機器内に返送可能な油中溶存ガスの監視装置および監視方法を提供することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る油中溶存ガス監視装置は、油入機器内の油中に溶存するガスを抽出するガス抽出室、上記油入機器内の油を上記ガス抽出室に移送するための第一管路、上記ガス抽出室内の油を上記油入機器に返送するための第二管路、上記第一管路または上記第二管路に設けられた油送ポンプ、上記第一管路および上記第二管路に設けられた第一開閉弁、上記ガス抽出室内の油を攪拌する油攪拌装置、上記ガス抽出室に第二開閉弁を介して接続された抽出ガス収容室、上記抽出ガス収容室内を脱気する真空ポンプ、および上記抽出ガスを分析するガス分析装置を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
本発明の請求項2に係る油中溶存ガス監視装置は、請求項1において、上記ガス抽出室の上部は、上記抽出ガスが上記抽出ガス収容室に移行し易いようにその水平方向の断面積が上記第二開閉弁に向かって逓減していることを特徴とするものである。
【0014】
本発明の請求項3に係る油中溶存ガス監視装置は、請求項1において、上記油攪拌装置は、マグネチックスタラであることを特徴とするものである。
【0015】
本発明の請求項4に係る油中溶存ガス監視装置は、請求項1において、上記抽出ガス収容室は、上記抽出ガス収容室内に大気を導入する第三開閉弁を有し、上記ガス分析装置は、上記抽出ガスと大気との混合ガスを対象にガス分析が可能であることを特徴とするものである。
【0016】
本発明の請求項5に係る油中溶存ガス監視方法は、請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の油中溶存ガス監視装置を用い、上記ガス抽出室内、上記第一管路内、および上記第二管路内が油で満たされた状態において、上記第一開閉弁を開き、上記第二開閉弁を閉じ、上記油送ポンプを駆動して上記油入機器内の油を上記ガス抽出室に移送する第一工程、上記第二開閉弁を閉じたままで上記第三開閉弁を閉じ、上記真空ポンプを駆動して上記抽出ガス収容室内を脱気する第二工程、上記抽出ガス収容室内を上記真空ポンプから孤立させた状態とし、上記第一開閉弁を閉じ、上記第二開閉弁を開き、且つ上記油攪拌装置を駆動して上記ガス抽出室内の油から溶存ガスを抽出する第三工程、上記第二開閉弁を閉じ、上記第三開閉弁を開いて上記抽出ガス収容室内に大気を導入し、上記抽出ガスと大気との混合ガスを対象に上記ガス分析装置によりガス分析する第四工程を含むことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1および図2は、本発明の油中溶存ガス監視装置における実施の形態1を説明する概略構造説明図である。図1および図2において、111は第一管路、112は第二管路、11および12はいずれも前記第一開閉弁の一例としての開閉弁、15は前記第二開閉弁の一例としての開閉弁、18は前記第三開閉弁の一例としての開閉弁(三方切換弁)、4は抽出ガス収容室、93は前記油攪拌装置の一例としてのマグネチックスタラ(磁石を樹脂で被覆したもの)、10は磁力によりマグネチックスタラ93を回転させる駆動用モータ、21はドレインバルブ、22はドレインである。
【0018】
ガス抽出室3は、マグネチックスタラ93が磁力により回転可能とする非金属性材料にて形成されており、またその上部は、図1および図2に図示する通り、ガス抽出室2内の電気絶縁油2から抽出された抽出ガスが抽出ガス収容室4に移行し易いように、即ちガス抽出室3内に留まらないように、その上部の水平方向の断面積が漸次小さくなっている。換言すると、当該上部は開閉弁15に向かう途中までは首状に細くなっている。なお本発明においてガス抽出室3の上部は、要は抽出ガスがガス抽出室2内に留まらないで抽出ガス収容室4に移行し得る形状であればよく、図1および図2に図示する形状はその一例に過ぎない。上記の非金属性材料として、例えばガラス、アクリル樹脂あるいはその他の透明材を採用すると、抽出ガスがガス抽出室3から円滑に抽出ガス収容室4に移行したか否かを目視確認できる利点もある。ガス抽出室3内の下部には、マグネチックスタラ93が駆動用モータ10の回転中心から大きくずれないようにガイド(図示せず)が設けられている。
【0019】
ガス抽出室3と抽出ガス収容室4とは開閉弁15を有するガス管により、抽出ガス収容室4と真空ポンプ17とは開閉弁16を有するガス管により、また真空ポンプ17とガス分析装置6とは開閉弁18を有するガス管により、それぞれ気密に接続されている。抽出ガス収容室4には、電気絶縁油2が溜まらないようにドレインバルブ21とドレイン22が設けられている。
【0020】
つぎに実施の形態1の監視装置の動作および監視方法に就き説明すると、ガス抽出室3内の全部は、通常は常に油入機器1内から取り出された一部の電気絶縁油2で満たされた状態におかれており、油入機器1内の電気絶縁油2の監視作業に際しては、その第一工程において油入機器1内の電気絶縁油2をガス抽出室3に移送する。この移送作業は、具体的には開閉弁11、12を開き、開閉弁15を閉じ、油送ポンプ13を駆動してガス抽出室3内の油の全体が監視着手時点での油入機器1内の電気絶縁油2と実質的に100%置換されるまで循環させることにより達成される。
【0021】
第二工程では、開閉弁15を閉じたままで開閉弁18およびドレインバルブ21を閉じ、開閉弁16を開き真空ポンプ17を駆動して抽出ガス収容室4内を脱気する。第三工程では、開閉弁16を閉じて抽出ガス収容室4内を真空ポンプ17から孤立させた状態とし、開閉弁11、12を閉じ、開閉弁15を開き、且つ駆動用モータ10を駆動してマグネチックスタラ93を回転させる。かくするとガス抽出室3内の電気絶縁油2は真空下に曝されるので、図2に図示するように油中溶存ガスが抽出され、開閉弁15を通過して抽出ガス収容室4内に収容される。その際、ガス抽出室3の上部は前記したように開閉弁15に向かって漸次細くなっているので、抽出ガスはガス抽出室3内に留まることなく抽出ガス収容室4内に移行する。第四工程では、先ず開閉弁15を閉じてガス抽出室3と抽出ガス収容室4との連通を遮断し、開閉弁18開いて抽出ガス収容室4内に大気を導入して静圧とし、上記抽出ガスと大気との混合ガスがガス分析装置6によりガス分析される。
【0022】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る油中溶存ガス監視装置は、以上説明したように、油入機器内の油中に溶存するガスを抽出するガス抽出室、上記油入機器内の油を上記ガス抽出室に移送するための第一管路、上記ガス抽出室内の油を上記油入機器に返送するための第二管路、上記第一管路または上記第二管路に設けられた油送ポンプ、上記第一管路および上記第二管路に設けられた第一開閉弁、上記ガス抽出室内の油を攪拌する油攪拌装置、上記ガス抽出室に第二開閉弁を介して接続された抽出ガス収容室、上記抽出ガス収容室内を脱気する真空ポンプ、および上記抽出ガスを分析するガス分析装置を備えたものであって、上記抽出ガス収容室を上記ガス抽出室から切り離し、上記両室間を第二開閉弁を介して接続されている。しかして油中溶存ガスの監視作業のために油入機器内からガス抽出室内に供給された被試験油は、第二開閉弁を適宜開閉することにより、上記監視作業の開始から終了まで、さらには終了後においても、大気と全く接触することなく油入機器内に返送可能であり、あるいは次回の監視作業までの間はガス抽出室内に留め置かれる。よって従来技術におけるように、油中溶存ガス監視作業を通じて大気が油入機器内に入り込む問題がない。またベローズを使用せず、よってベローズを使用した際の前記した諸問題もないので、本発明の油中溶存ガス監視装置は、従来装置より小型化、軽量化、低コスト化が可能であり、しかも長寿命である。
【0023】
また上記ガス抽出室の上部は、上記抽出ガスが上記抽出ガス収容室に移行し易いようにその水平方向の断面積が上記第二開閉弁に向かって逓減しているので、抽出ガスはガス抽出室内に留まることなく抽出ガス収容室内に円滑に移行できる。
【0024】
また上記油攪拌装置は、マグネチックスタラであるので、ガス抽出室の側壁あるいは底壁を貫通して油攪拌装置を設ける場合より、ガス抽出室内を気密に保持し易い。
【0025】
また上記抽出ガス収容室は、上記抽出ガス収容室内に大気を導入する第三開閉弁を有し、上記ガス分析装置は、上記抽出ガスと大気との混合ガスを対象にガス分析が可能であると、真空下あるいは減圧下でのガス分析と比較してガス分析装置の構造並びにガス分析技術が簡単となる。
【0026】
本発明の請求項5に係る油中溶存ガス監視方法は、以上説明したように、請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の油中溶存ガス監視装置を用い、上記ガス抽出室内、上記第一管路内、および上記第二管路内が油で満たされた状態において、上記第一開閉弁を開き、上記第二開閉弁を閉じ、上記油送ポンプを駆動して上記油入機器内の油を上記ガス抽出室に移送する第一工程、上記第二開閉弁を閉じたままで上記第三開閉弁を閉じ、上記真空ポンプを駆動して上記抽出ガス収容室内を脱気する第二工程、上記抽出ガス収容室内を上記真空ポンプから孤立させた状態とし、上記第一開閉弁を閉じ、上記第二開閉弁を開き、且つ上記油攪拌装置を駆動して上記ガス抽出室内の油から溶存ガスを抽出する第三工程、上記第三開閉弁を開いて上記抽出ガス収容室内に大気を導入し、上記抽出ガスと大気との混合ガスを対象に上記ガス分析装置によりガス分析する第四工程を含むものであるので、本発明の油中溶存ガス監視装置と同じ効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油中溶存ガス監視装置における実施の形態1を説明する概略構造説明図。
【図2】本発明の油中溶存ガス監視装置における実施の形態1を説明する他の概略構造説明図。
【図3】従来の油中溶存ガス監視装置の概略構造説明図。
【図4】従来の油中溶存ガス監視装置の他の概略構造説明図。
【図5】他の従来の油中溶存ガス監視装置の概略構造説明図。
【符号の説明】
1 油入機器、111 第一管路、112 第二管路、11、12 開閉弁、13 油送ポンプ、15 開閉弁、18 開閉弁、3 ガス抽出室、
4 抽出ガス収容室、6 ガス分析装置、10 駆動用モータ、
17 真空ポンプ、21 ドレインバルブ、22 ドレイン、
93 マグネチックスタラ。
Claims (5)
- 油入機器内の油中に溶存するガスを抽出するガス抽出室、上記油入機器内の油を上記ガス抽出室に移送するための第一管路、上記ガス抽出室内の油を上記油入機器に返送するための第二管路、上記第一管路または上記第二管路に設けられた油送ポンプ、上記第一管路および上記第二管路に設けられた第一開閉弁、上記ガス抽出室内の油を攪拌する油攪拌装置、上記ガス抽出室に第二開閉弁を介して接続された抽出ガス収容室、上記抽出ガス収容室内を脱気する真空ポンプ、および上記抽出ガスを分析するガス分析装置を備えたことを特徴とする油中溶存ガス監視装置。
- 上記ガス抽出室の上部は、上記抽出ガスが上記抽出ガス収容室に移行し易いようにその水平方向の断面積が上記第二開閉弁に向かって逓減していることを特徴とする請求項1記載の油中溶存ガス監視装置。
- 上記油攪拌装置は、マグネチックスタラであることを特徴とする請求項1記載の油中溶存ガス監視装置。
- 上記抽出ガス収容室は、上記抽出ガス収容室内に大気を導入する第三開閉弁を有し、上記ガス分析装置は、上記抽出ガスと大気との混合ガスを対象にガス分析が可能であることを特徴とする請求項1記載の油中溶存ガス監視装置。
- 請求項1〜請求項4のいずれか一項記載の油中溶存ガス監視装置を用い、上記ガス抽出室内、上記第一管路内、および上記第二管路内が油で満たされた状態において、上記第一開閉弁を開き、上記第二開閉弁を閉じ、上記油送ポンプを駆動して上記油入機器内の油を上記ガス抽出室に移送する第一工程、上記第二開閉弁を閉じたままで上記第三開閉弁を閉じ、上記真空ポンプを駆動して上記抽出ガス収容室内を脱気する第二工程、上記抽出ガス収容室内を上記真空ポンプから孤立させた状態とし、上記第一開閉弁を閉じ、上記第二開閉弁を開き、且つ上記油攪拌装置を駆動して上記ガス抽出室内の油から溶存ガスを抽出する第三工程、上記第二開閉弁を閉じ、上記第三開閉弁を開いて上記抽出ガス収容室内に大気を導入し、上記抽出ガスと大気との混合ガスを対象に上記ガス分析装置によりガス分析する第四工程を含むことを特徴とする油中溶存ガス監視方法。
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