JP2004035243A - 用紙面反転装置および用紙搬送装置 - Google Patents
用紙面反転装置および用紙搬送装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】印刷用紙の搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、かつ搬送駆動ローラの駆動力を抑えて、印刷用紙を均一に搬送することができる用紙面反転装置および用紙搬送装置を提供する。
【解決手段】搬出経路Bには、印刷用紙Tを案内するための基準壁面2を設け、この基準壁面2側に、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5を複数組設けている。搬送駆動ローラ3は、基準壁面2側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラ5は、基準壁面2側が大径となる円錐台状に、かつ搬送駆動ローラ3と円錐台のテーパ角が同じになるように形成している。
【選択図】 図2
【解決手段】搬出経路Bには、印刷用紙Tを案内するための基準壁面2を設け、この基準壁面2側に、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5を複数組設けている。搬送駆動ローラ3は、基準壁面2側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラ5は、基準壁面2側が大径となる円錐台状に、かつ搬送駆動ローラ3と円錐台のテーパ角が同じになるように形成している。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置により両面印刷を行う際に用いられ、一方の面に印刷が行われた対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置、および画像形成装置等に用いられて対象媒体を搬送する用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く利用されているレーザプリンタ等の画像形成装置では、印刷用紙等の対象媒体(以下、印刷用紙という)の両面に印刷するための両面印刷機構を有する装置が知られている。このような画像形成装置では、両面印刷機構を内部に有しているので装置が大型化していた。このため、必要に応じて画像形成装置に接続して両面印刷を実現するための用紙面反転装置、およびこれに対応した画像形成装置が開発されている。
【0003】
このような用紙面反転装置1は、例えば図4に示すように画像形成装置20の下に設置される。画像形成装置20で印刷用紙Tの一方の面に印刷が行われた後、画像形成装置20より印刷用紙Tが用紙面反転装置1へ供給される。供給された印刷用紙Tは、搬入経路Aを通って待機部14に搬送され、一旦停止する。そして、この印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端を先頭にして搬出経路Bへ搬送され、この搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。このようにして用紙面反転装置1は、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給するようになっている。
【0004】
上記のように用紙面反転装置1では、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tを、印刷用紙Tの面を反転させた後再び画像形成装置20に搬送しなければならない。このために、画像形成装置20における片面印刷の場合に比較して印刷用紙Tの搬送経路が長くなり、搬送中に印刷用紙Tが斜行しやすくなるという問題があった。このように印刷用紙Tが斜行すると、印刷用紙Tに対して印字が傾いてしまうことになっていた。
【0005】
そこで、印刷用紙Tを搬送するために搬出経路Bに設けられている搬送駆動ローラ10および搬送従動ローラ11のうち、搬送従動ローラ11を図5(b) に示すように搬送方向に対して所定角度傾けて配置している。また、搬送駆動ローラ10および搬送従動ローラ11は、図5(a) に示すように円筒状に形成されており、搬送従動ローラ11は搬送駆動ローラ10に所定の圧力で当接するように付勢されている。このように構成することによって、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11との間に挟持される印刷用紙Tは、その側部が壁面15に寄せられるとともに、この壁面15に沿って搬送される。したがって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、画像形成装置20の所定位置に搬送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記用紙面反転装置1では、搬送従動ローラ11を、図5(b) に示すように搬送方向に対して所定角度傾けて配置しているので、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11のそれぞれの回転軸12、13は平行ではない。このため、それぞれの回転軸12、13が平行である場合に比較して、搬送駆動ローラ10の回転に対して搬送従動ローラ11側での抵抗が大きく回りにくいため、搬送駆動ローラ10の駆動力が余分に必要になる。
【0007】
また、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11との接触部分は基本的には点となるが、搬送駆動ローラ10はゴム等の弾力性を有する材料により形成しているので、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11とは実際には線で接触することになる。ところで、搬送従動ローラ11は搬送駆動ローラ10に所定の圧力で当接するように付勢されているが、この圧力が上記のようなことからそれぞれのローラ10、11の中央部と端部では相違することになる。このため、搬送駆動ローラ10による印刷用紙Tに対する紙送りが均一ではなく、空回り等が発生していた。
【0008】
また、上記のように搬送中に印刷用紙が斜行しやすくなるという問題に対して、例えば特開2000‐7191号公報には、印刷用紙の斜行の発生を伴うことなく両面に印字を行う両面印字用の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、印刷用紙の側部をガイドする用紙ガイドと、印刷用紙を挟持して搬送する一対の搬送ローラと、搬送方向に対して傾けた一対の幅寄せローラとを備え、印刷用紙は搬送ローラによって搬送されつつ、幅寄せローラによって印刷用紙の側部が用紙ガイドへ押し付けられるように構成されている。これにより、印刷用紙が斜行していた場合でも、搬送方向に対して正しく整列され、斜行が修正されるようになっている。しかしながら、上記画像形成装置では、搬送ローラとは別に幅寄せローラを設ける必要がある。
【0009】
また、例えば特開平7‐172640号公報には、印刷用紙の片側を基準として印刷用紙を搬送するシート材搬送装置およびこのシート材搬送装置を備えた画像形成装置が開示されている。このシート材搬送装置は、シート基準面となるフランジ部を有する搬送ローラと、この搬送ローラのローラ部の外周に、搬送方向に対して傾けて回転可能に配置された斜行コロとを備え、印刷用紙は搬送ローラと斜行コロとによって搬送されつつ、印刷用紙の側部が搬送ローラのシート基準面へ押し付けられるように構成されている。これにより、印刷用紙の斜行を防止して、画像形成部の所定位置に搬送できるようになっている。しかしながら、上記シート材搬送装置では、搬送ローラと斜行コロとのそれぞれの回転軸が平行ではないため、上記用紙面反転装置1と同様の問題が発生することになる。
【0010】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、印刷用紙の搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、かつ搬送駆動ローラの駆動力を抑えて、印刷用紙を均一に搬送することができる用紙面反転装置および用紙搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る用紙面反転装置は、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に設けられ、上記対象媒体を案内するための基準壁面側が小径となる円錐台状に形成された少なくとも一つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢されて設けられ、上記基準壁面側が大径となる円錐台状に、かつ上記搬送駆動ローラと円錐台のテーパ角が同じになるように形成された搬送従動ローラとを備え、上記搬送駆動ローラおよび上記搬送従動ローラにより、上記対象媒体を上記基準壁面に寄せるとともに、上記対象媒体を上記基準壁面に沿って搬送している。
【0012】
このような構成によれば、搬送駆動ローラの回転による対象媒体(印刷用紙)の送り量は、搬送駆動ローラの小径側より大径側が大きく、すなわち基準壁面に対して内側より外側が大きくなる。これによって、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの間に挟持される印刷用紙は、基準壁面側に寄せられることになる。したがって、印刷用紙は、その側部が基準壁面に押し付けられるようにして、基準壁面に沿って搬送される。よって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を画像形成装置の所定位置に搬送することができる。
【0013】
また、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行で、かつ円錐台のテーパ角が同じであるので、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとは基本的に線で接触することになる。このため、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力は、それぞれのローラの中央部と端部とで同一となる。これによって、搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができる。
【0014】
さらに、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行であるので、それぞれの回転軸が平行でない場合に比較して、搬送駆動ローラの回転に対して搬送従動ローラ側での抵抗が大きくないため、搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【0015】
また、本発明に係る用紙搬送装置は、対象媒体を搬送するための搬送経路に設けられ、上記対象媒体を案内するための基準壁面側が小径となる円錐台状に形成された少なくとも一つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢されて設けられ、上記基準壁面側が大径となる円錐台状に、かつ上記搬送駆動ローラと円錐台のテーパ角が同じになるように形成された搬送従動ローラとを備え、上記搬送駆動ローラおよび上記搬送従動ローラにより、上記対象媒体を上記基準壁面に寄せるとともに、上記対象媒体を上記基準壁面に沿って搬送している。
【0016】
この用紙搬送装置においても、上記用紙面反転装置の場合と同様の作用により印刷用紙は、その側部が基準壁面に押し付けられるようにして、基準壁面に沿って搬送される。よって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を所定位置に搬送することができる。また、上記用紙面反転装置の場合と同様に搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができ、かつ搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の搬出経路部分の概略構成を示す側面図であり、図2はこの搬出経路に設けられる搬送駆動ローラおよび搬送従動ローラを示す(a) 断面図および(b) 平面図である。以下、この用紙面反転装置について図面に基づいて説明する。なお、全体的な構成については図4を用いて説明する。
【0018】
用紙面反転装置1は、図4に示すように画像形成装置20の下に設置されて使用され、主に印刷用紙Tを待機させる待機部14と、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tを待機部14に搬送するための搬送経路である搬入経路Aと、印刷用紙Tを待機部14から再び画像形成装置20に供給するための搬送経路である搬出経路Bと、搬入経路Aから待機部14へ搬送された時の印刷用紙Tの後端を先頭として搬出経路Bへ搬出することによって印刷用紙Tの面を反転させる反転手段(図示しない)とを備えている。
【0019】
待機部14は、本体下部の下層に設けられており、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tが搬入経路Aを通って搬送され、印刷用紙Tを一旦停止し待機させる。反転手段は、待機部14へ搬送された時の印刷用紙Tの後端を先頭として印刷用紙Tを待機部14から搬送する際に、印刷用紙Tが搬入経路Aに戻らず、搬出経路Bに進むように経路を切り替える切替機構を有している。なお、待機部14および搬入経路Aには、印刷用紙Tを搬送するためのローラ等が設けられているが、ここでは説明を省略する。
【0020】
搬出経路Bは、図4に示すように待機部14の上層に設けられ、印刷用紙Tの搬送方向に直交する方向の一方に、印刷用紙Tを案内するための基準壁面2が設けられている。この搬出経路Bには、図1に示すように基準壁面2側に、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5が5組設けられ、うち4組は下側が搬送駆動ローラ3であり、1組は上側が搬送駆動ローラ3である。搬送駆動ローラ3は、例えばキャストウレタン等の弾力性を有する材料よりなり、図2(a)(b)に示すように基準壁面2側が小径となる円錐台状に形成されている。また、搬送駆動ローラ3は、図示しない駆動機構によって駆動される駆動軸4に取り付けられており、駆動軸4の駆動に伴って回転する。
【0021】
搬送従動ローラ5は、例えばポリアミド系樹脂等よりなり、基準壁面2側が大径となる円錐台状に、かつ搬送駆動ローラ3と円錐台のテーパ角が同じになるように形成されている。また、搬送従動ローラ5は、回動軸6に回動自在に取り付けられており、図示しないバネ等により回動軸6が付勢されることで搬送駆動ローラ3に所定の圧力で当接している。また、回動軸6および駆動軸4は、図2(a)(b)に示すように基準壁面2に対してそれぞれ垂直に設けられ、回動軸6と駆動軸4とは平行である。
【0022】
基準壁面2の搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5各組の間には、図1に示すように印刷用紙Tを案内するガイド部7が設けられている。このガイド部7は、図3に示すように基準壁面2からその垂直方向に突起し、所定の間隔で設けられた2つの凸部7a、7bによりそれぞれ形成されている。
【0023】
搬送駆動ローラ3の回転による印刷用紙Tの送り量は、搬送駆動ローラ3が円錐台状で基準壁面2側が小径であるので、基準壁面2に対して内側より外側が大きくなる。これによって、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5との間に挟持される印刷用紙Tは、基準壁面2側に寄せられる。したがって、印刷用紙Tは、その側部の上面および下面がガイド部7の2つの凸部7a、7bによってガイドされながら、その側部がガイド部7の凸部7a、7bの間の基準壁面2に押し付けられ、基準壁面2に沿って搬送される。
【0024】
以上のように構成された用紙面反転装置1では、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tは、搬入経路Aを通って待機部14に搬送されて、一旦停止し待機する。待機部14で一旦停止された印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端を先頭にして待機部14から搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。このように印刷用紙Tを搬送することによって、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給する。
【0025】
以上のように、搬送駆動ローラ3を基準壁面2側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラ5を基準壁面2側が大径となる円錐台状に形成しているので、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5との間に挟持される印刷用紙Tを、基準壁面2側に寄せることができる。したがって、印刷用紙Tは、その側部がガイド部7によってガイドされながら、基準壁面2に沿って搬送される。これによって、搬送中に印刷用紙Tが斜行するのを防止し、印刷用紙Tを画像形成装置20の所定位置に搬送することができる。
【0026】
また、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5は、それぞれの回転軸4、6が平行で、かつ円錐台のテーパ角が同じであるので、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5とは基本的に線で接触している。このため、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5とが当接する圧力は、それぞれのローラの中央部と端部とで同一となる。これによって、搬送駆動ローラ3による印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができる。
【0027】
さらに、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5は、それぞれの回転軸4、6が平行であるので、それぞれの回転軸4、6が平行でない場合に比較して、搬送駆動ローラ3の回転に対して搬送従動ローラ5側での抵抗が大きくないため、搬送駆動ローラ3の駆動力が余分に必要になることもない。
【0028】
なお、本実施の形態では、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5を5組設け、うち4組は下側が搬送駆動ローラ3であり、1組は上側が搬送駆動ローラ3である場合を例にしているが、これに限られるものではない。例えば、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5は、1組以上設ければよく、また、搬送駆動ローラ3は、上側であっても下側であっても構わない。
また、本実施の形態では、用紙面反転装置について述べたが、用紙搬送装置についても同様に構成することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る用紙面反転装置では、搬送駆動ローラを基準壁面側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラを基準壁面側が大径となる円錐台状に形成しているので、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの間に挟持されて搬送される印刷用紙を基準壁面側に寄せ、基準壁面に沿って搬送することができる。これによって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を画像形成装置の所定位置に搬送することができる。
【0030】
また、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行で、かつ円錐台のテーパ角が同じであるので、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力は、それぞれのローラの中央部と端部とで同一となる。これによって、搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができる。さらに、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行であるので、搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【0031】
また、本発明に係る用紙搬送装置においても、搬送駆動ローラを基準壁面側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラを基準壁面側が大径となる円錐台状に形成しているので、上記用紙面反転装置の場合と同様に、印刷用紙は、その側部が基準壁面に押し付けられるようにして、基準壁面に沿って搬送される。よって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を所定位置に搬送することができる。また、上記用紙面反転装置の場合と同様に搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができ、かつ搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の搬出経路部分の概略構成を示す側面図である。
【図2】上記搬出経路に設けられる搬送駆動ローラおよび搬送従動ローラを示す図であり、(a) 断面図、(b) 平面図である。
【図3】上記搬出経路に設けられるガイド部を示す断面図である。
【図4】用紙面反転装置の設置および動作を示すための概略説明図である。
【図5】従来の搬送駆動ローラおよび搬送従動ローラを示す図であり、(a) 断面図、(b) 平面図である。
【符号の説明】
1 用紙面反転装置
2 基準壁面
3 搬送駆動ローラ
4 駆動軸
5 搬送従動ローラ
6 回動軸
7 ガイド部
20 画像形成装置
T 印刷用紙(対象媒体)
A 搬入経路(搬送経路)
B 搬出経路(搬送経路)
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置により両面印刷を行う際に用いられ、一方の面に印刷が行われた対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置、および画像形成装置等に用いられて対象媒体を搬送する用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、広く利用されているレーザプリンタ等の画像形成装置では、印刷用紙等の対象媒体(以下、印刷用紙という)の両面に印刷するための両面印刷機構を有する装置が知られている。このような画像形成装置では、両面印刷機構を内部に有しているので装置が大型化していた。このため、必要に応じて画像形成装置に接続して両面印刷を実現するための用紙面反転装置、およびこれに対応した画像形成装置が開発されている。
【0003】
このような用紙面反転装置1は、例えば図4に示すように画像形成装置20の下に設置される。画像形成装置20で印刷用紙Tの一方の面に印刷が行われた後、画像形成装置20より印刷用紙Tが用紙面反転装置1へ供給される。供給された印刷用紙Tは、搬入経路Aを通って待機部14に搬送され、一旦停止する。そして、この印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端を先頭にして搬出経路Bへ搬送され、この搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。このようにして用紙面反転装置1は、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給するようになっている。
【0004】
上記のように用紙面反転装置1では、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tを、印刷用紙Tの面を反転させた後再び画像形成装置20に搬送しなければならない。このために、画像形成装置20における片面印刷の場合に比較して印刷用紙Tの搬送経路が長くなり、搬送中に印刷用紙Tが斜行しやすくなるという問題があった。このように印刷用紙Tが斜行すると、印刷用紙Tに対して印字が傾いてしまうことになっていた。
【0005】
そこで、印刷用紙Tを搬送するために搬出経路Bに設けられている搬送駆動ローラ10および搬送従動ローラ11のうち、搬送従動ローラ11を図5(b) に示すように搬送方向に対して所定角度傾けて配置している。また、搬送駆動ローラ10および搬送従動ローラ11は、図5(a) に示すように円筒状に形成されており、搬送従動ローラ11は搬送駆動ローラ10に所定の圧力で当接するように付勢されている。このように構成することによって、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11との間に挟持される印刷用紙Tは、その側部が壁面15に寄せられるとともに、この壁面15に沿って搬送される。したがって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、画像形成装置20の所定位置に搬送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記用紙面反転装置1では、搬送従動ローラ11を、図5(b) に示すように搬送方向に対して所定角度傾けて配置しているので、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11のそれぞれの回転軸12、13は平行ではない。このため、それぞれの回転軸12、13が平行である場合に比較して、搬送駆動ローラ10の回転に対して搬送従動ローラ11側での抵抗が大きく回りにくいため、搬送駆動ローラ10の駆動力が余分に必要になる。
【0007】
また、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11との接触部分は基本的には点となるが、搬送駆動ローラ10はゴム等の弾力性を有する材料により形成しているので、搬送駆動ローラ10と搬送従動ローラ11とは実際には線で接触することになる。ところで、搬送従動ローラ11は搬送駆動ローラ10に所定の圧力で当接するように付勢されているが、この圧力が上記のようなことからそれぞれのローラ10、11の中央部と端部では相違することになる。このため、搬送駆動ローラ10による印刷用紙Tに対する紙送りが均一ではなく、空回り等が発生していた。
【0008】
また、上記のように搬送中に印刷用紙が斜行しやすくなるという問題に対して、例えば特開2000‐7191号公報には、印刷用紙の斜行の発生を伴うことなく両面に印字を行う両面印字用の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、印刷用紙の側部をガイドする用紙ガイドと、印刷用紙を挟持して搬送する一対の搬送ローラと、搬送方向に対して傾けた一対の幅寄せローラとを備え、印刷用紙は搬送ローラによって搬送されつつ、幅寄せローラによって印刷用紙の側部が用紙ガイドへ押し付けられるように構成されている。これにより、印刷用紙が斜行していた場合でも、搬送方向に対して正しく整列され、斜行が修正されるようになっている。しかしながら、上記画像形成装置では、搬送ローラとは別に幅寄せローラを設ける必要がある。
【0009】
また、例えば特開平7‐172640号公報には、印刷用紙の片側を基準として印刷用紙を搬送するシート材搬送装置およびこのシート材搬送装置を備えた画像形成装置が開示されている。このシート材搬送装置は、シート基準面となるフランジ部を有する搬送ローラと、この搬送ローラのローラ部の外周に、搬送方向に対して傾けて回転可能に配置された斜行コロとを備え、印刷用紙は搬送ローラと斜行コロとによって搬送されつつ、印刷用紙の側部が搬送ローラのシート基準面へ押し付けられるように構成されている。これにより、印刷用紙の斜行を防止して、画像形成部の所定位置に搬送できるようになっている。しかしながら、上記シート材搬送装置では、搬送ローラと斜行コロとのそれぞれの回転軸が平行ではないため、上記用紙面反転装置1と同様の問題が発生することになる。
【0010】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、印刷用紙の搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、かつ搬送駆動ローラの駆動力を抑えて、印刷用紙を均一に搬送することができる用紙面反転装置および用紙搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る用紙面反転装置は、画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、上記対象媒体を搬送するための搬送経路に設けられ、上記対象媒体を案内するための基準壁面側が小径となる円錐台状に形成された少なくとも一つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢されて設けられ、上記基準壁面側が大径となる円錐台状に、かつ上記搬送駆動ローラと円錐台のテーパ角が同じになるように形成された搬送従動ローラとを備え、上記搬送駆動ローラおよび上記搬送従動ローラにより、上記対象媒体を上記基準壁面に寄せるとともに、上記対象媒体を上記基準壁面に沿って搬送している。
【0012】
このような構成によれば、搬送駆動ローラの回転による対象媒体(印刷用紙)の送り量は、搬送駆動ローラの小径側より大径側が大きく、すなわち基準壁面に対して内側より外側が大きくなる。これによって、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの間に挟持される印刷用紙は、基準壁面側に寄せられることになる。したがって、印刷用紙は、その側部が基準壁面に押し付けられるようにして、基準壁面に沿って搬送される。よって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を画像形成装置の所定位置に搬送することができる。
【0013】
また、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行で、かつ円錐台のテーパ角が同じであるので、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとは基本的に線で接触することになる。このため、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力は、それぞれのローラの中央部と端部とで同一となる。これによって、搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができる。
【0014】
さらに、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行であるので、それぞれの回転軸が平行でない場合に比較して、搬送駆動ローラの回転に対して搬送従動ローラ側での抵抗が大きくないため、搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【0015】
また、本発明に係る用紙搬送装置は、対象媒体を搬送するための搬送経路に設けられ、上記対象媒体を案内するための基準壁面側が小径となる円錐台状に形成された少なくとも一つの搬送駆動ローラと、上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢されて設けられ、上記基準壁面側が大径となる円錐台状に、かつ上記搬送駆動ローラと円錐台のテーパ角が同じになるように形成された搬送従動ローラとを備え、上記搬送駆動ローラおよび上記搬送従動ローラにより、上記対象媒体を上記基準壁面に寄せるとともに、上記対象媒体を上記基準壁面に沿って搬送している。
【0016】
この用紙搬送装置においても、上記用紙面反転装置の場合と同様の作用により印刷用紙は、その側部が基準壁面に押し付けられるようにして、基準壁面に沿って搬送される。よって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を所定位置に搬送することができる。また、上記用紙面反転装置の場合と同様に搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができ、かつ搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の搬出経路部分の概略構成を示す側面図であり、図2はこの搬出経路に設けられる搬送駆動ローラおよび搬送従動ローラを示す(a) 断面図および(b) 平面図である。以下、この用紙面反転装置について図面に基づいて説明する。なお、全体的な構成については図4を用いて説明する。
【0018】
用紙面反転装置1は、図4に示すように画像形成装置20の下に設置されて使用され、主に印刷用紙Tを待機させる待機部14と、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tを待機部14に搬送するための搬送経路である搬入経路Aと、印刷用紙Tを待機部14から再び画像形成装置20に供給するための搬送経路である搬出経路Bと、搬入経路Aから待機部14へ搬送された時の印刷用紙Tの後端を先頭として搬出経路Bへ搬出することによって印刷用紙Tの面を反転させる反転手段(図示しない)とを備えている。
【0019】
待機部14は、本体下部の下層に設けられており、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tが搬入経路Aを通って搬送され、印刷用紙Tを一旦停止し待機させる。反転手段は、待機部14へ搬送された時の印刷用紙Tの後端を先頭として印刷用紙Tを待機部14から搬送する際に、印刷用紙Tが搬入経路Aに戻らず、搬出経路Bに進むように経路を切り替える切替機構を有している。なお、待機部14および搬入経路Aには、印刷用紙Tを搬送するためのローラ等が設けられているが、ここでは説明を省略する。
【0020】
搬出経路Bは、図4に示すように待機部14の上層に設けられ、印刷用紙Tの搬送方向に直交する方向の一方に、印刷用紙Tを案内するための基準壁面2が設けられている。この搬出経路Bには、図1に示すように基準壁面2側に、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5が5組設けられ、うち4組は下側が搬送駆動ローラ3であり、1組は上側が搬送駆動ローラ3である。搬送駆動ローラ3は、例えばキャストウレタン等の弾力性を有する材料よりなり、図2(a)(b)に示すように基準壁面2側が小径となる円錐台状に形成されている。また、搬送駆動ローラ3は、図示しない駆動機構によって駆動される駆動軸4に取り付けられており、駆動軸4の駆動に伴って回転する。
【0021】
搬送従動ローラ5は、例えばポリアミド系樹脂等よりなり、基準壁面2側が大径となる円錐台状に、かつ搬送駆動ローラ3と円錐台のテーパ角が同じになるように形成されている。また、搬送従動ローラ5は、回動軸6に回動自在に取り付けられており、図示しないバネ等により回動軸6が付勢されることで搬送駆動ローラ3に所定の圧力で当接している。また、回動軸6および駆動軸4は、図2(a)(b)に示すように基準壁面2に対してそれぞれ垂直に設けられ、回動軸6と駆動軸4とは平行である。
【0022】
基準壁面2の搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5各組の間には、図1に示すように印刷用紙Tを案内するガイド部7が設けられている。このガイド部7は、図3に示すように基準壁面2からその垂直方向に突起し、所定の間隔で設けられた2つの凸部7a、7bによりそれぞれ形成されている。
【0023】
搬送駆動ローラ3の回転による印刷用紙Tの送り量は、搬送駆動ローラ3が円錐台状で基準壁面2側が小径であるので、基準壁面2に対して内側より外側が大きくなる。これによって、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5との間に挟持される印刷用紙Tは、基準壁面2側に寄せられる。したがって、印刷用紙Tは、その側部の上面および下面がガイド部7の2つの凸部7a、7bによってガイドされながら、その側部がガイド部7の凸部7a、7bの間の基準壁面2に押し付けられ、基準壁面2に沿って搬送される。
【0024】
以上のように構成された用紙面反転装置1では、画像形成装置20より供給された印刷用紙Tは、搬入経路Aを通って待機部14に搬送されて、一旦停止し待機する。待機部14で一旦停止された印刷用紙Tは、待機部14へ搬送された時の後端を先頭にして待機部14から搬出経路Bを通って再び画像形成装置20に供給される。このように印刷用紙Tを搬送することによって、印刷用紙Tの面を反転させて再び画像形成装置20に供給する。
【0025】
以上のように、搬送駆動ローラ3を基準壁面2側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラ5を基準壁面2側が大径となる円錐台状に形成しているので、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5との間に挟持される印刷用紙Tを、基準壁面2側に寄せることができる。したがって、印刷用紙Tは、その側部がガイド部7によってガイドされながら、基準壁面2に沿って搬送される。これによって、搬送中に印刷用紙Tが斜行するのを防止し、印刷用紙Tを画像形成装置20の所定位置に搬送することができる。
【0026】
また、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5は、それぞれの回転軸4、6が平行で、かつ円錐台のテーパ角が同じであるので、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5とは基本的に線で接触している。このため、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5とが当接する圧力は、それぞれのローラの中央部と端部とで同一となる。これによって、搬送駆動ローラ3による印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができる。
【0027】
さらに、搬送駆動ローラ3と搬送従動ローラ5は、それぞれの回転軸4、6が平行であるので、それぞれの回転軸4、6が平行でない場合に比較して、搬送駆動ローラ3の回転に対して搬送従動ローラ5側での抵抗が大きくないため、搬送駆動ローラ3の駆動力が余分に必要になることもない。
【0028】
なお、本実施の形態では、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5を5組設け、うち4組は下側が搬送駆動ローラ3であり、1組は上側が搬送駆動ローラ3である場合を例にしているが、これに限られるものではない。例えば、対をなす搬送駆動ローラ3および搬送従動ローラ5は、1組以上設ければよく、また、搬送駆動ローラ3は、上側であっても下側であっても構わない。
また、本実施の形態では、用紙面反転装置について述べたが、用紙搬送装置についても同様に構成することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る用紙面反転装置では、搬送駆動ローラを基準壁面側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラを基準壁面側が大径となる円錐台状に形成しているので、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとの間に挟持されて搬送される印刷用紙を基準壁面側に寄せ、基準壁面に沿って搬送することができる。これによって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を画像形成装置の所定位置に搬送することができる。
【0030】
また、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行で、かつ円錐台のテーパ角が同じであるので、搬送駆動ローラと搬送従動ローラとが当接する圧力は、それぞれのローラの中央部と端部とで同一となる。これによって、搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができる。さらに、搬送駆動ローラと搬送従動ローラは、それぞれの回転軸が平行であるので、搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【0031】
また、本発明に係る用紙搬送装置においても、搬送駆動ローラを基準壁面側が小径となる円錐台状に、搬送従動ローラを基準壁面側が大径となる円錐台状に形成しているので、上記用紙面反転装置の場合と同様に、印刷用紙は、その側部が基準壁面に押し付けられるようにして、基準壁面に沿って搬送される。よって、搬送中に印刷用紙が斜行するのを防止し、印刷用紙を所定位置に搬送することができる。また、上記用紙面反転装置の場合と同様に搬送駆動ローラによる印刷用紙に対する紙送りを均一とすることができ、かつ搬送駆動ローラの駆動力が余分に必要になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙面反転装置の一実施の形態の搬出経路部分の概略構成を示す側面図である。
【図2】上記搬出経路に設けられる搬送駆動ローラおよび搬送従動ローラを示す図であり、(a) 断面図、(b) 平面図である。
【図3】上記搬出経路に設けられるガイド部を示す断面図である。
【図4】用紙面反転装置の設置および動作を示すための概略説明図である。
【図5】従来の搬送駆動ローラおよび搬送従動ローラを示す図であり、(a) 断面図、(b) 平面図である。
【符号の説明】
1 用紙面反転装置
2 基準壁面
3 搬送駆動ローラ
4 駆動軸
5 搬送従動ローラ
6 回動軸
7 ガイド部
20 画像形成装置
T 印刷用紙(対象媒体)
A 搬入経路(搬送経路)
B 搬出経路(搬送経路)
Claims (2)
- 画像形成装置により両面印刷を行う際に、一方の面に印刷が行われた後に供給された対象媒体を、この対象媒体の面を反転させて再び画像形成装置に供給する用紙面反転装置において、
上記対象媒体を搬送するための搬送経路に設けられ、上記対象媒体を案内するための基準壁面側が小径となる円錐台状に形成された少なくとも一つの搬送駆動ローラと、
上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢されて設けられ、上記基準壁面側が大径となる円錐台状に、かつ上記搬送駆動ローラと円錐台のテーパ角が同じになるように形成された搬送従動ローラとを備え、
上記搬送駆動ローラおよび上記搬送従動ローラにより、上記対象媒体を上記基準壁面に寄せるとともに、上記対象媒体を上記基準壁面に沿って搬送することを特徴とする用紙面反転装置。 - 対象媒体を搬送するための搬送経路に設けられ、上記対象媒体を案内するための基準壁面側が小径となる円錐台状に形成された少なくとも一つの搬送駆動ローラと、
上記搬送駆動ローラと対をなし、この搬送駆動ローラに所定の圧力で当接するように付勢されて設けられ、上記基準壁面側が大径となる円錐台状に、かつ上記搬送駆動ローラと円錐台のテーパ角が同じになるように形成された搬送従動ローラとを備え、
上記搬送駆動ローラおよび上記搬送従動ローラにより、上記対象媒体を上記基準壁面に寄せるとともに、上記対象媒体を上記基準壁面に沿って搬送することを特徴とする用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002198516A JP2004035243A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 用紙面反転装置および用紙搬送装置 |
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JP2002198516A JP2004035243A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 用紙面反転装置および用紙搬送装置 |
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JP2002198516A Pending JP2004035243A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | 用紙面反転装置および用紙搬送装置 |
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- 2002-07-08 JP JP2002198516A patent/JP2004035243A/ja active Pending
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