JP2004035189A - 給紙装置 - Google Patents
給紙装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004035189A JP2004035189A JP2002195127A JP2002195127A JP2004035189A JP 2004035189 A JP2004035189 A JP 2004035189A JP 2002195127 A JP2002195127 A JP 2002195127A JP 2002195127 A JP2002195127 A JP 2002195127A JP 2004035189 A JP2004035189 A JP 2004035189A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- information
- feed tray
- paper feed
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
【課題】給紙トレーに記録シートが誤って載置されるのを防止できる給紙装置を提供する。
【解決手段】記録シートの補充のため、給紙トレー2が引き出されたときは、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像を表示手段としての投影装置4によって給紙トレー2の載置部3内に投影表示する。補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置であるユーザーの手元に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】記録シートの補充のため、給紙トレー2が引き出されたときは、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像を表示手段としての投影装置4によって給紙トレー2の載置部3内に投影表示する。補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置であるユーザーの手元に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の給紙トレーを備えた画像形成装置に利用される給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、記録シートを画像形成部へ給送する装置として給紙装置が利用されている。給紙装置の主要構成部材の1つとして重要なのが給紙トレーである。給紙トレーには記録シートが積層された状態で納められ、ここから1枚ずつ搬送された記録シートはそのシート面に可視像が形成される。
給紙トレー内に蓄えていた記録シートが費消され尽くすと、ユーザーは空になった給紙トレーに記録シートを補充する。補充の際には、その装置において使用できる記録シートの材質や給紙トレーに対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の規定に従って記録シートがセットされなくてはならない。
そのため、記録シートが誤ってセットされないように、例えば、給紙トレーの筐体の外側に記録シートのサイズや方向などを示すラベルを貼り付けるなどして対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、各種の画像形成装置が数多く設置されているオフィスで不特定のユーザーが補充作業を行わなければならない環境では、上述のように給紙トレーの筐体外側にラベル表示しても、やはり、ユーザーの不注意や勘違いなどが起こり、記録シートの補充に伴うミスが発生してしまう。その結果、記録シートを無駄に消費して作業効率やコストに負担を与えてしまう。また、ファクシミリでは、そのような失敗が生じると、情報そのものが失われてしまい、取り返しがつかない事態に陥ることもある。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、給紙トレーに記録シートが誤って載置されるのを防止することができる給紙装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の問題点を解決するために、請求項1記載の発明では、記録シートを載置する載置部を有する給紙トレーと、前記載置部に載置されるべき所定の前記記録シートに関する情報を前記載置部内に表示する表示手段とを備えた給紙装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記表示手段は前記情報を投影して表示する投影装置であり、前記給紙トレーは前記記録シートの補充作業を考慮して引き出し可能に取り付けられ、前記給紙トレーを引き出したときに、前記情報を表示するようにした給紙装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記投影装置は前記給紙トレーの動きに連動し、前記給紙トレーを引き出すと前記投影装置が所定の投影位置まで移動して前記情報を投影し、前記給紙トレーを収納すると前記表示手段が装置内に格納される給紙装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、前記給紙トレーの動きに連動して移動すると共に前記投影装置からの像を反射する鏡面部材を備え、前記鏡面部材は前記給紙トレーを引き出すと前記鏡面部材が所定の位置まで移動して前記投影装置からの像を前記載置部に反射し、前記給紙トレーを収納すると前記鏡面部材が装置内に格納される給紙装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明では、前記投影装置は自動焦点機能を有し、引き出された前記給紙トレーの位置に応じて焦点合わせを行う給紙装置を主要な特徴とする。請求項6記載の発明では、前記投影装置から投影された像をイメージガイドファイバーによって前記載置部に導くようにした給紙装置を主要な特徴とする。
【0005】
請求項7記載の発明では、前記イメージガイドファイバーは前記給紙トレーの動きに連動し、前記給紙トレーを引き出すと前記イメージガイドファイバーの出力端が所定の位置まで移動して前記投影装置から導いた像を前記載置部内に投影し、前記給紙トレーを収納すると前記イメージガイドファイバーが装置内に格納される給紙装置を主要な特徴とする。
請求項8記載の発明では、前記イメージガイドファイバーは自動焦点機能を有するレンズを備え、引き出された前記給紙トレーの位置に応じて焦点合わせを行う給紙装置を主要な特徴とする。
請求項9記載の発明では、前記給紙トレーの前記載置部を光を拡散反射する材質で形成した給紙装置を主要な特徴とする。
請求項10記載の発明では、前記情報を表示する表示部を備えると共に前記給紙トレー上の記録シートが載置される領域内に鏡面部を設けて前記表示部を反射して表示することによって前記表示手段を構成した給紙装置を主要な特徴とする。
請求項11記載の発明では、前記情報を表示する表示部を前記給紙トレーの前記記録シートが載置される領域内に配設することによって前記表示手段を構成した給紙装置を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置100の側面図である。画像形成装置100は絵や文字などの画像を図示しない記録シートに可視像化する装置であり、図1に示すように、この給紙装置1は、着脱可能な給紙トレー2と、給紙トレー2上の記録シートを一枚ずつ給送する給紙機構と、投影装置4とを備えている。給紙トレー2は印刷用の記録シートを積層した状態で収納できる矩形の器であり、給紙トレー2ごと装置本体に差し込んで使用する引き出し自在の構造となっている。また、給紙トレー2の記録シートが載置される部分には光を拡散反射する材質、この例では、白色顔料を分散させたプラスチックシートによって載置部3を構成している。
【0007】
投影装置4は予め設定された像を投影表示するための表示手段であり、図1において、左側上部であって装置本体の外側に保持部材4aによって取り付けられている。投影装置4はここでは、載置部3に載置されるべき所定の記録シートに関する情報を載置部3の領域内に投影表示する。所定の記録シートに関する情報とは、画像形成装置100において使用できる記録シートの材質や給紙トレー2に対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報のことを意味する。この情報は記録シートの補充作業を行うユーザに対して提供される。
投影装置4から載置部3への投影は給紙トレー2が引き出されたときに行われるようになっている。つまり、給紙トレー2内の記録シートが無くなり、ユーザーが記録シートの補充を行うために給紙トレー2を引き出したときに投影されるようになっている。そのため、装置本体にはこの例では、リミットスイッチ(図示せず)が備えられ、これにより給紙トレー2が引き出された状態にあることを検出し、その検出信号に基づいて投影装置4が駆動されるように設定されている。
したがって、第1の実施形態としての給紙装置1を有する画像形成装置100では、記録シートの補充時に給紙トレー2を引き出すと、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が投影装置4によって給紙トレー2の載置部3内に投影される。つまり、投影装置4からの像は記録シートの補充作業を行うユーザーの手元に投影されることになる。このように、補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。また、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。さらに、載置部3を拡散反射する材質で構成しているので、投影された像の視認性が良いという効果がある。
【0008】
続いて、本発明の第2の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置200を図2を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、画像形成装置200では、投影装置4が給紙装置本体(或いは、画像形成装置本体)内に格納されるように構成される。この例では、投影装置4はスライド自在に給紙装置本体に取り付けられており、図示しない連結機構により給紙トレー2の動きに連動してスライドするようになっている。つまり、図2のように、給紙トレー2を引き出したときには、投影装置4とこれを保持する保持部材4aは実線で示す位置まで移動し、給紙トレー2が装置本体内に収納されたときには、投影装置4は点線で示す位置に移動し、装置内部に格納される。そして、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2が引き出されると給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が投影装置4から載置部3へ投影される。
したがって、第2の実施形態である給紙装置1を有する画像形成装置200では、記録シートの補充作業を行わないときには、投影装置4が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという効果と共に第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0009】
次に、本発明の第3の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置300を図3を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置300は投影装置4からの像を反射して載置部3に投影するように構成したものである。図3において、投影装置4は図中水平方向に像を投影するように向けられて装置本体(給紙装置本体、或いは画像形成装置本体)内に取付け固定されている。そして、投影装置4が投影する方向には像を反射するための鏡面部材5が配されている。鏡面部材5は板部6に固定され、板部6はその一端側を支点として回動できるように装置本体に取り付けられている。この例では、鏡面部材5を有する板部6は図示しない連結機構により給紙トレー2の動きに連動して回動するようになっている。
つまり、図3のように、給紙トレー2を引き出したときには、鏡面部材5は実線で示す所定位置まで回動し、給紙トレー2が装置本体内に収納されたときには、点線で示す位置まで倒れて、装置内部に格納される。そして、給紙トレー2が引き出されると、投影装置4が像を投影し、その像を鏡面部材5が反射して、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が載置部3へ投影される。したがって、第3の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置300では、給紙トレー2に連動する像投影用部品としての鏡面部材5及び板部6は容積が小さく、また、軽量であるので、少ないエネルギーで作動させることができる。また、作動エネルギーが小さいことにより、各部材への荷重負担が小さくなり、破損・損傷が起こり難くなり、製品の信頼性が向上する。さらに、このような効果に加えて第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0010】
次に、本発明の第4の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置400を図4を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置400は投影装置4からの像を反射して載置部3に投影するように構成した点で第3の実施形態と軌を一にするが、この例では自動焦点機能を有する投影装置4(7)を用いることで、給紙トレー2の位置に応じて載置部における像の焦点合わせを行うようにしたものである。なお、自動焦点機能を有する投影装置7の装置本体に対する取付け形態、反射機構の構成、給紙トレーに連動させる構成及び投影タイミングは第3の実施形態と同様である。
画像形成装置400では、図4に示すように、複数のこの例では、3つの給紙トレー2a、2b、2cが重なった状態で内蔵される。給紙トレー2a、2b、2cにはそれぞれ載置部3a、3b、3cが形成されており、投影装置7からの像が投影される。投影装置7からの光路長は給紙トレーの位置によって異なるが、投影装置7は自動焦点機能を有しているので、給紙トレー2a、2b、2cの内のどのトレーが引き出されても、焦点の合った像を載置部に投影することができる。
したがって、第4の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置400では、自動焦点機能を有する投影装置7を用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができる。さらに、この効果に加えて第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0011】
次に、本発明の第5の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置500を図5を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置500は投影装置4からの像をイメージガイドファイバーによって所定位置まで導いて載置部に投影するように構成したものである。図5に示すように、装置本体内に取付け固定された投影装置4にはイメージガイドファイバー9の一端側が配され、イメージガイドファイバー9の他端側は装置外側へ抜けて図中下方を向くように配置される。イメージガイドファイバー9の他端には投影レンズ10が取り付けられ、投影レンズ10は保持部材10aによって図中左側上部の本体外側に取り付けられる。これにより、イメージガイドファイバー9の他端側が装置本体に保持される。
給紙トレー2が引き出されると、投影装置4は像を投影し、その像はイメージガイドファイバー9によって導かれ、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像を載置部3へ投影する。
したがって、第5の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置500では、投影装置4の取付位置の制約が緩和されるので、装置設計の自由度が増すという効果があり、加えて、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0012】
次に、本発明の第6の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置600を図6を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置600は投影装置4からの像をイメージガイドファイバーによって所定位置まで導いて載置部に投影する点で第5の実施形態と同様であるが、この例では、装置の外側に配されるイメージガイドファイバー9の他端部が装置内に格納されるように構成されたものである。
この例では、第2の実施形態と同様に投影レンズ10とこれを保持する保持部材10aがスライド自在に装置本体に取り付けられており、給紙トレー2の動きに連動するようになっている。図6のように、給紙トレー2が装置本体内に収納されたときには、イメージガイドファイバ9の端部が投影レンズ10と共に点線の位置まで移動し、装置内部に格納される。
そして、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2が引き出されると給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像がイメージガイドファイバー9によって投影装置4から投影レンズ10に導かれ、載置部3へ投影される。
したがって、第6の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置600では、記録シートの補充作業を行わないときには、イメージガイドファイバー9の出力端と投影レンズ10が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという第2の実施形態と同様の効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0013】
次に、本発明の第7の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置700を図7を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置700は投影装置4からの像をイメージガイドファイバー9によって導いて載置部3に投影するように構成した点で第5の実施形態や第6の実施形態と軌を一にするが、この例では自動焦点機能を有する投影レンズ11を用いることで、給紙トレーの位置に応じて載置部における像の焦点合わせを行うようにしたものである。
なお、自動焦点機能を有する投影レンズ11の装置本体に対する取付け形態、イメージガイドファイバーを採用した構成、給紙トレーに連動させる構成及び投影タイミングは第5の実施形態と同様であり、3つの給紙トレー2a、2b、2cの構成とこれらの本体への取付態様は第4の実施形態と同様である。
図7から分かるように、このように構成された画像形成装置700では、投影レンズ11からの光路長が給紙トレーの位置によって異なるが、投影レンズ11は自動焦点機能を有しているので、給紙トレー2a、2b、2cの内のどのトレーが引き出されても、焦点の合った像を載置部内に投影することができる。図のように例えば、給紙トレー2cが引き出されたときには、投影された像は載置部3c上において焦点が合わされる。
したがって、第7の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置700では、自動焦点機能を有する投影レンズ11を用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができるという第4の実施形態と同様の効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0014】
次に、本発明の第8の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置800を図8を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この例では、給紙トレー2の載置部分の材質として第1の実施形態で説明したような光を拡散反射する材質を採用する必要はない。
画像形成装置800は使用可能な記録シートの材質や給紙トレー2に対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記載された表示部12を装置本体内に備え、ユーザーが表示部の表示を反射して目視できるように給紙トレー2上の記録シートが載置される領域内に鏡面部13を設けることによって表示手段を構成したものである。
画像形成装置800では、図8のように、上述の情報が記載された表示部としてのプレート12がその記載面を図中下向きにして装置内の所定位置に取付固定されている。そして、プレート12の記載を反射してユーザーに表示するための鏡面部13が給紙トレー2上に設けられている。プレート12と鏡面部13の位置関係は給紙トレー2を引き出したときに反射したプレート12の記載がユーザーの目の位置から見え易いように選ばれている。
したがって、第8の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置800では、プレート12に記載された記録シートに関する情報が給紙トレー2上の鏡面部13に反射する構成としたので、記録シートの補充時に給紙トレー2を引き出すと、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部13)に表示される。鏡面部13は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
【0015】
次に、本発明の第9の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置900を図9を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この例では、給紙トレー2の載置部分の材質として第1の実施形態で説明したような光を拡散反射する材質を採用する必要はない。
図9に示すように、画像形成装置900では、使用可能な記録シートの材質や給紙トレー2に対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が表示される表示部としての液晶ディスプレイ14を給紙トレーの記録シートが載置される領域内に配設することによって表示手段を構成したものである。液晶ディスプレイ14の表示は給紙トレー2が引き出されたことを検出する図示しない検出手段からの検出信号に基づいて制御されるようになっている。
したがって、第9の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置900では、給紙トレー2の記録シートが載置される領域内に液晶ディスプレイ14を取り付けたので、簡単な構造で記録シートに関する情報をユーザーに対して表示することができる。また、記録シートの補充時に給紙トレー2を引き出すと、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部13)に表示される。鏡面部13は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
【0016】
なお、第1〜7の実施形態では、載置部3を白色顔料を分散させたプラスチックシートを用いたが、これに限定されることはなく、例えば、紙や、紙をラミネートしたプラスチックシートで構成しても良い。また、第9の実施形態では液晶ディスプレイ14を用いた例を説明したが、例えば、可逆記録可能なCTフィルムで置き換えることもできる。また、給紙トレー2が引き出されたことを検出する手段としてリミットスイッチを用いた例を説明したが、給紙トレー2が引き出されたことを検出できるものであれば、他の検出手段を用いても良い。
また、第2及び第6の実施形態において投影装置4や投影レンズ10といった投影機材がスライドして移動する構造を例に説明したが、移動できる構造であればよく、例えば、支点を中心に回動して移動するような構成にすることもできる。また、給紙トレー2と投影機材の連動は連結機構だけでなく、例えば、独立したモータ駆動によって実現しても良い。さらに、給紙トレー2については引き出し式の構成例を説明したが、これに限定されることはなく、例えば、記録シートが置かれるシート受け部材が常に開放された状態で配されている給紙装置において、シート受け部材の載置部に記録シートに関する情報を常に表示するようにしても良いし、あるいは、給紙トレーに相当するシート受け部材が開閉自在に構成され、必要に応じて開いて使用する給紙装置において、シート受け部材を開いた場合に、その載置部に記録シートに関する情報を表示するような構成にしても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が給紙トレーの載置部に表示される。つまり、記録シートに関する情報は記録シートの補充作業を行うユーザーの手元に表示されることになる。このように、補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
請求項2によれば、記録シートの補充時に給紙トレーを引き出すと、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が投影装置によって給紙トレーの載置部内に投影されるようにしたので、投影動作を効率よく行い、電力消費を低減することができる。また、投影装置からの像は記録シートの補充作業を行うユーザーの手元に投影されることになり、補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項3によれば、記録シートの補充作業を行わないときには、投影装置が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという効果と共に補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
【0018】
請求項4によれば、給紙トレーに連動する像投影用部品としての鏡面部材は容積が小さく、また、軽量であるので、少ないエネルギーで作動させることができる。また、作動エネルギーが小さいことにより、各部材への荷重負担が小さくなり、破損や損傷が起こり難くなり、製品の信頼性が向上する。また、記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項5によれば、自動焦点機能を有する投影装置を用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができる。また、記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
【0019】
請求項6によれば、イメージガイドファイバーによって投影装置からの像を載置部内に導くように構成したことで投影装置の取付位置の制約が緩和されるので、装置設計の自由度が増すという効果がある。また、記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項7によれば、記録シートの補充作業を行わないときには、像を投影するイメージガイドファイバーの出力端が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項8によれば、像を投影するレンズに自動焦点機能を有する投影レンズを用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができるという効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も着目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項9によれば、載置部を拡散反射する材質で構成しているので、投影された像の視認性が良いという効果がある。
【0020】
請求項10によれば、表示部に表示された記録シートに関する情報が給紙トレー上の鏡面部に反射する構成としたので、記録シートの補充時に給紙トレーを引き出すと、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部)に表示される。鏡面部は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
請求項11によれば、給紙トレーの記録シートが載置される領域内に表示部を取り付けたので、簡単な構造で記録シートに関する情報をユーザーに対して表示することができる。また、記録シートの補充時に給紙トレーを引き出すと、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部)に表示される。鏡面部は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置100の側面図。
【図2】第2の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置200の側面図。
【図3】第3の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置300の側面図。
【図4】第4の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置400の側面図。
【図5】第5の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置500の側面図。
【図6】第6の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置600の側面図。
【図7】第7の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置700の側面図。
【図8】第8の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置800の側面図。
【図9】第9の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置900の側面図。
【符号の説明】
2a,2b,2c 給紙トレー、3a,3b,3c 載置部、4,7 投影装置、4a,10a 保持部材、5 鏡面部材、6 板部、9 イメージガイドファイバー、10,11 投影レンズ、12 プレート、13 鏡面部、14 液晶ディスプレイ、100〜900 画像形成装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の給紙トレーを備えた画像形成装置に利用される給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、記録シートを画像形成部へ給送する装置として給紙装置が利用されている。給紙装置の主要構成部材の1つとして重要なのが給紙トレーである。給紙トレーには記録シートが積層された状態で納められ、ここから1枚ずつ搬送された記録シートはそのシート面に可視像が形成される。
給紙トレー内に蓄えていた記録シートが費消され尽くすと、ユーザーは空になった給紙トレーに記録シートを補充する。補充の際には、その装置において使用できる記録シートの材質や給紙トレーに対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の規定に従って記録シートがセットされなくてはならない。
そのため、記録シートが誤ってセットされないように、例えば、給紙トレーの筐体の外側に記録シートのサイズや方向などを示すラベルを貼り付けるなどして対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、各種の画像形成装置が数多く設置されているオフィスで不特定のユーザーが補充作業を行わなければならない環境では、上述のように給紙トレーの筐体外側にラベル表示しても、やはり、ユーザーの不注意や勘違いなどが起こり、記録シートの補充に伴うミスが発生してしまう。その結果、記録シートを無駄に消費して作業効率やコストに負担を与えてしまう。また、ファクシミリでは、そのような失敗が生じると、情報そのものが失われてしまい、取り返しがつかない事態に陥ることもある。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、給紙トレーに記録シートが誤って載置されるのを防止することができる給紙装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の問題点を解決するために、請求項1記載の発明では、記録シートを載置する載置部を有する給紙トレーと、前記載置部に載置されるべき所定の前記記録シートに関する情報を前記載置部内に表示する表示手段とを備えた給紙装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明では、前記表示手段は前記情報を投影して表示する投影装置であり、前記給紙トレーは前記記録シートの補充作業を考慮して引き出し可能に取り付けられ、前記給紙トレーを引き出したときに、前記情報を表示するようにした給紙装置を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記投影装置は前記給紙トレーの動きに連動し、前記給紙トレーを引き出すと前記投影装置が所定の投影位置まで移動して前記情報を投影し、前記給紙トレーを収納すると前記表示手段が装置内に格納される給紙装置を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明では、前記給紙トレーの動きに連動して移動すると共に前記投影装置からの像を反射する鏡面部材を備え、前記鏡面部材は前記給紙トレーを引き出すと前記鏡面部材が所定の位置まで移動して前記投影装置からの像を前記載置部に反射し、前記給紙トレーを収納すると前記鏡面部材が装置内に格納される給紙装置を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明では、前記投影装置は自動焦点機能を有し、引き出された前記給紙トレーの位置に応じて焦点合わせを行う給紙装置を主要な特徴とする。請求項6記載の発明では、前記投影装置から投影された像をイメージガイドファイバーによって前記載置部に導くようにした給紙装置を主要な特徴とする。
【0005】
請求項7記載の発明では、前記イメージガイドファイバーは前記給紙トレーの動きに連動し、前記給紙トレーを引き出すと前記イメージガイドファイバーの出力端が所定の位置まで移動して前記投影装置から導いた像を前記載置部内に投影し、前記給紙トレーを収納すると前記イメージガイドファイバーが装置内に格納される給紙装置を主要な特徴とする。
請求項8記載の発明では、前記イメージガイドファイバーは自動焦点機能を有するレンズを備え、引き出された前記給紙トレーの位置に応じて焦点合わせを行う給紙装置を主要な特徴とする。
請求項9記載の発明では、前記給紙トレーの前記載置部を光を拡散反射する材質で形成した給紙装置を主要な特徴とする。
請求項10記載の発明では、前記情報を表示する表示部を備えると共に前記給紙トレー上の記録シートが載置される領域内に鏡面部を設けて前記表示部を反射して表示することによって前記表示手段を構成した給紙装置を主要な特徴とする。
請求項11記載の発明では、前記情報を表示する表示部を前記給紙トレーの前記記録シートが載置される領域内に配設することによって前記表示手段を構成した給紙装置を主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置100の側面図である。画像形成装置100は絵や文字などの画像を図示しない記録シートに可視像化する装置であり、図1に示すように、この給紙装置1は、着脱可能な給紙トレー2と、給紙トレー2上の記録シートを一枚ずつ給送する給紙機構と、投影装置4とを備えている。給紙トレー2は印刷用の記録シートを積層した状態で収納できる矩形の器であり、給紙トレー2ごと装置本体に差し込んで使用する引き出し自在の構造となっている。また、給紙トレー2の記録シートが載置される部分には光を拡散反射する材質、この例では、白色顔料を分散させたプラスチックシートによって載置部3を構成している。
【0007】
投影装置4は予め設定された像を投影表示するための表示手段であり、図1において、左側上部であって装置本体の外側に保持部材4aによって取り付けられている。投影装置4はここでは、載置部3に載置されるべき所定の記録シートに関する情報を載置部3の領域内に投影表示する。所定の記録シートに関する情報とは、画像形成装置100において使用できる記録シートの材質や給紙トレー2に対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報のことを意味する。この情報は記録シートの補充作業を行うユーザに対して提供される。
投影装置4から載置部3への投影は給紙トレー2が引き出されたときに行われるようになっている。つまり、給紙トレー2内の記録シートが無くなり、ユーザーが記録シートの補充を行うために給紙トレー2を引き出したときに投影されるようになっている。そのため、装置本体にはこの例では、リミットスイッチ(図示せず)が備えられ、これにより給紙トレー2が引き出された状態にあることを検出し、その検出信号に基づいて投影装置4が駆動されるように設定されている。
したがって、第1の実施形態としての給紙装置1を有する画像形成装置100では、記録シートの補充時に給紙トレー2を引き出すと、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が投影装置4によって給紙トレー2の載置部3内に投影される。つまり、投影装置4からの像は記録シートの補充作業を行うユーザーの手元に投影されることになる。このように、補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。また、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。さらに、載置部3を拡散反射する材質で構成しているので、投影された像の視認性が良いという効果がある。
【0008】
続いて、本発明の第2の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置200を図2を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、画像形成装置200では、投影装置4が給紙装置本体(或いは、画像形成装置本体)内に格納されるように構成される。この例では、投影装置4はスライド自在に給紙装置本体に取り付けられており、図示しない連結機構により給紙トレー2の動きに連動してスライドするようになっている。つまり、図2のように、給紙トレー2を引き出したときには、投影装置4とこれを保持する保持部材4aは実線で示す位置まで移動し、給紙トレー2が装置本体内に収納されたときには、投影装置4は点線で示す位置に移動し、装置内部に格納される。そして、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2が引き出されると給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が投影装置4から載置部3へ投影される。
したがって、第2の実施形態である給紙装置1を有する画像形成装置200では、記録シートの補充作業を行わないときには、投影装置4が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという効果と共に第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0009】
次に、本発明の第3の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置300を図3を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置300は投影装置4からの像を反射して載置部3に投影するように構成したものである。図3において、投影装置4は図中水平方向に像を投影するように向けられて装置本体(給紙装置本体、或いは画像形成装置本体)内に取付け固定されている。そして、投影装置4が投影する方向には像を反射するための鏡面部材5が配されている。鏡面部材5は板部6に固定され、板部6はその一端側を支点として回動できるように装置本体に取り付けられている。この例では、鏡面部材5を有する板部6は図示しない連結機構により給紙トレー2の動きに連動して回動するようになっている。
つまり、図3のように、給紙トレー2を引き出したときには、鏡面部材5は実線で示す所定位置まで回動し、給紙トレー2が装置本体内に収納されたときには、点線で示す位置まで倒れて、装置内部に格納される。そして、給紙トレー2が引き出されると、投影装置4が像を投影し、その像を鏡面部材5が反射して、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が載置部3へ投影される。したがって、第3の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置300では、給紙トレー2に連動する像投影用部品としての鏡面部材5及び板部6は容積が小さく、また、軽量であるので、少ないエネルギーで作動させることができる。また、作動エネルギーが小さいことにより、各部材への荷重負担が小さくなり、破損・損傷が起こり難くなり、製品の信頼性が向上する。さらに、このような効果に加えて第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0010】
次に、本発明の第4の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置400を図4を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置400は投影装置4からの像を反射して載置部3に投影するように構成した点で第3の実施形態と軌を一にするが、この例では自動焦点機能を有する投影装置4(7)を用いることで、給紙トレー2の位置に応じて載置部における像の焦点合わせを行うようにしたものである。なお、自動焦点機能を有する投影装置7の装置本体に対する取付け形態、反射機構の構成、給紙トレーに連動させる構成及び投影タイミングは第3の実施形態と同様である。
画像形成装置400では、図4に示すように、複数のこの例では、3つの給紙トレー2a、2b、2cが重なった状態で内蔵される。給紙トレー2a、2b、2cにはそれぞれ載置部3a、3b、3cが形成されており、投影装置7からの像が投影される。投影装置7からの光路長は給紙トレーの位置によって異なるが、投影装置7は自動焦点機能を有しているので、給紙トレー2a、2b、2cの内のどのトレーが引き出されても、焦点の合った像を載置部に投影することができる。
したがって、第4の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置400では、自動焦点機能を有する投影装置7を用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができる。さらに、この効果に加えて第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0011】
次に、本発明の第5の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置500を図5を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置500は投影装置4からの像をイメージガイドファイバーによって所定位置まで導いて載置部に投影するように構成したものである。図5に示すように、装置本体内に取付け固定された投影装置4にはイメージガイドファイバー9の一端側が配され、イメージガイドファイバー9の他端側は装置外側へ抜けて図中下方を向くように配置される。イメージガイドファイバー9の他端には投影レンズ10が取り付けられ、投影レンズ10は保持部材10aによって図中左側上部の本体外側に取り付けられる。これにより、イメージガイドファイバー9の他端側が装置本体に保持される。
給紙トレー2が引き出されると、投影装置4は像を投影し、その像はイメージガイドファイバー9によって導かれ、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像を載置部3へ投影する。
したがって、第5の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置500では、投影装置4の取付位置の制約が緩和されるので、装置設計の自由度が増すという効果があり、加えて、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0012】
次に、本発明の第6の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置600を図6を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置600は投影装置4からの像をイメージガイドファイバーによって所定位置まで導いて載置部に投影する点で第5の実施形態と同様であるが、この例では、装置の外側に配されるイメージガイドファイバー9の他端部が装置内に格納されるように構成されたものである。
この例では、第2の実施形態と同様に投影レンズ10とこれを保持する保持部材10aがスライド自在に装置本体に取り付けられており、給紙トレー2の動きに連動するようになっている。図6のように、給紙トレー2が装置本体内に収納されたときには、イメージガイドファイバ9の端部が投影レンズ10と共に点線の位置まで移動し、装置内部に格納される。
そして、第1の実施形態と同様に、給紙トレー2が引き出されると給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像がイメージガイドファイバー9によって投影装置4から投影レンズ10に導かれ、載置部3へ投影される。
したがって、第6の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置600では、記録シートの補充作業を行わないときには、イメージガイドファイバー9の出力端と投影レンズ10が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという第2の実施形態と同様の効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0013】
次に、本発明の第7の実施形態としての給紙装置1を利用した画像形成装置700を図7を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。
画像形成装置700は投影装置4からの像をイメージガイドファイバー9によって導いて載置部3に投影するように構成した点で第5の実施形態や第6の実施形態と軌を一にするが、この例では自動焦点機能を有する投影レンズ11を用いることで、給紙トレーの位置に応じて載置部における像の焦点合わせを行うようにしたものである。
なお、自動焦点機能を有する投影レンズ11の装置本体に対する取付け形態、イメージガイドファイバーを採用した構成、給紙トレーに連動させる構成及び投影タイミングは第5の実施形態と同様であり、3つの給紙トレー2a、2b、2cの構成とこれらの本体への取付態様は第4の実施形態と同様である。
図7から分かるように、このように構成された画像形成装置700では、投影レンズ11からの光路長が給紙トレーの位置によって異なるが、投影レンズ11は自動焦点機能を有しているので、給紙トレー2a、2b、2cの内のどのトレーが引き出されても、焦点の合った像を載置部内に投影することができる。図のように例えば、給紙トレー2cが引き出されたときには、投影された像は載置部3c上において焦点が合わされる。
したがって、第7の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置700では、自動焦点機能を有する投影レンズ11を用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができるという第4の実施形態と同様の効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0014】
次に、本発明の第8の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置800を図8を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この例では、給紙トレー2の載置部分の材質として第1の実施形態で説明したような光を拡散反射する材質を採用する必要はない。
画像形成装置800は使用可能な記録シートの材質や給紙トレー2に対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記載された表示部12を装置本体内に備え、ユーザーが表示部の表示を反射して目視できるように給紙トレー2上の記録シートが載置される領域内に鏡面部13を設けることによって表示手段を構成したものである。
画像形成装置800では、図8のように、上述の情報が記載された表示部としてのプレート12がその記載面を図中下向きにして装置内の所定位置に取付固定されている。そして、プレート12の記載を反射してユーザーに表示するための鏡面部13が給紙トレー2上に設けられている。プレート12と鏡面部13の位置関係は給紙トレー2を引き出したときに反射したプレート12の記載がユーザーの目の位置から見え易いように選ばれている。
したがって、第8の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置800では、プレート12に記載された記録シートに関する情報が給紙トレー2上の鏡面部13に反射する構成としたので、記録シートの補充時に給紙トレー2を引き出すと、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部13)に表示される。鏡面部13は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
【0015】
次に、本発明の第9の実施形態としての給紙装置を利用した画像形成装置900を図9を用いて説明する。なお、図1と同様の部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、この例では、給紙トレー2の載置部分の材質として第1の実施形態で説明したような光を拡散反射する材質を採用する必要はない。
図9に示すように、画像形成装置900では、使用可能な記録シートの材質や給紙トレー2に対して設定されている記録シートのサイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が表示される表示部としての液晶ディスプレイ14を給紙トレーの記録シートが載置される領域内に配設することによって表示手段を構成したものである。液晶ディスプレイ14の表示は給紙トレー2が引き出されたことを検出する図示しない検出手段からの検出信号に基づいて制御されるようになっている。
したがって、第9の実施形態である給紙装置を有する画像形成装置900では、給紙トレー2の記録シートが載置される領域内に液晶ディスプレイ14を取り付けたので、簡単な構造で記録シートに関する情報をユーザーに対して表示することができる。また、記録シートの補充時に給紙トレー2を引き出すと、給紙トレー2にセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部13)に表示される。鏡面部13は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
【0016】
なお、第1〜7の実施形態では、載置部3を白色顔料を分散させたプラスチックシートを用いたが、これに限定されることはなく、例えば、紙や、紙をラミネートしたプラスチックシートで構成しても良い。また、第9の実施形態では液晶ディスプレイ14を用いた例を説明したが、例えば、可逆記録可能なCTフィルムで置き換えることもできる。また、給紙トレー2が引き出されたことを検出する手段としてリミットスイッチを用いた例を説明したが、給紙トレー2が引き出されたことを検出できるものであれば、他の検出手段を用いても良い。
また、第2及び第6の実施形態において投影装置4や投影レンズ10といった投影機材がスライドして移動する構造を例に説明したが、移動できる構造であればよく、例えば、支点を中心に回動して移動するような構成にすることもできる。また、給紙トレー2と投影機材の連動は連結機構だけでなく、例えば、独立したモータ駆動によって実現しても良い。さらに、給紙トレー2については引き出し式の構成例を説明したが、これに限定されることはなく、例えば、記録シートが置かれるシート受け部材が常に開放された状態で配されている給紙装置において、シート受け部材の載置部に記録シートに関する情報を常に表示するようにしても良いし、あるいは、給紙トレーに相当するシート受け部材が開閉自在に構成され、必要に応じて開いて使用する給紙装置において、シート受け部材を開いた場合に、その載置部に記録シートに関する情報を表示するような構成にしても良い。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が給紙トレーの載置部に表示される。つまり、記録シートに関する情報は記録シートの補充作業を行うユーザーの手元に表示されることになる。このように、補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
請求項2によれば、記録シートの補充時に給紙トレーを引き出すと、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報を含む像が投影装置によって給紙トレーの載置部内に投影されるようにしたので、投影動作を効率よく行い、電力消費を低減することができる。また、投影装置からの像は記録シートの補充作業を行うユーザーの手元に投影されることになり、補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項3によれば、記録シートの補充作業を行わないときには、投影装置が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという効果と共に補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
【0018】
請求項4によれば、給紙トレーに連動する像投影用部品としての鏡面部材は容積が小さく、また、軽量であるので、少ないエネルギーで作動させることができる。また、作動エネルギーが小さいことにより、各部材への荷重負担が小さくなり、破損や損傷が起こり難くなり、製品の信頼性が向上する。また、記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項5によれば、自動焦点機能を有する投影装置を用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができる。また、記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
【0019】
請求項6によれば、イメージガイドファイバーによって投影装置からの像を載置部内に導くように構成したことで投影装置の取付位置の制約が緩和されるので、装置設計の自由度が増すという効果がある。また、記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項7によれば、記録シートの補充作業を行わないときには、像を投影するイメージガイドファイバーの出力端が装置本体内に格納されているので、装置の通常使用時に邪魔にならずに操作がし易いという効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も注目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項8によれば、像を投影するレンズに自動焦点機能を有する投影レンズを用いているので、複数の給紙トレーを装備している場合であっても、1台の投影装置で対応することができ、コストを最小限に抑えることができるという効果を設計自由度が高い条件下で実現できると共に記録シートの補充作業時にユーザーが自然に且つ最も着目する位置に補充記録シートに関する情報が投影表示されるので、ユーザーが記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。また、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。さらに、光を利用しているので、表示される情報がよく目立つという効果がある。
請求項9によれば、載置部を拡散反射する材質で構成しているので、投影された像の視認性が良いという効果がある。
【0020】
請求項10によれば、表示部に表示された記録シートに関する情報が給紙トレー上の鏡面部に反射する構成としたので、記録シートの補充時に給紙トレーを引き出すと、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部)に表示される。鏡面部は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
請求項11によれば、給紙トレーの記録シートが載置される領域内に表示部を取り付けたので、簡単な構造で記録シートに関する情報をユーザーに対して表示することができる。また、記録シートの補充時に給紙トレーを引き出すと、給紙トレーにセットされるべき記録シートの材質、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)等の情報が記録シートの補充作業を行うユーザーの手元(鏡面部)に表示される。鏡面部は補充作業時にユーザーが自然に且つ最も位置であるから、記録シートの種類、サイズ、方向(縦横)、向き(裏表)などを誤ってセットすることが防止され、また、誤ってセットしたときの記録シートの無駄な消費が防止される。さらに、ユーザーが必要とする情報が一目瞭然であるから、記録シートの補充作業の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置100の側面図。
【図2】第2の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置200の側面図。
【図3】第3の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置300の側面図。
【図4】第4の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置400の側面図。
【図5】第5の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置500の側面図。
【図6】第6の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置600の側面図。
【図7】第7の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置700の側面図。
【図8】第8の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置800の側面図。
【図9】第9の実施形態である給紙装置を利用した画像形成装置900の側面図。
【符号の説明】
2a,2b,2c 給紙トレー、3a,3b,3c 載置部、4,7 投影装置、4a,10a 保持部材、5 鏡面部材、6 板部、9 イメージガイドファイバー、10,11 投影レンズ、12 プレート、13 鏡面部、14 液晶ディスプレイ、100〜900 画像形成装置
Claims (11)
- 記録シートを載置する載置部を有する給紙トレーと、前記載置部に載置されるべき所定の前記記録シートに関する情報を前記載置部内に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする給紙装置。
- 前記表示手段は前記情報を投影して表示する投影装置であり、前記給紙トレーは給紙装置本体に対して引き出し可能に取り付けられ、前記給紙トレーを引き出したときに、前記投影装置から前記情報を表示するようにしたことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記投影装置は前記給紙トレーの動きに連動し、前記給紙トレーを引き出すと前記投影装置が所定の投影位置まで移動して前記情報を投影し、前記給紙トレーを収納すると前記表示手段が給紙装置本体内に格納されることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
- 前記給紙トレーの動きに連動して移動すると共に前記投影装置からの像を反射する鏡面部材を備え、前記鏡面部材は前記給紙トレーを引き出すと前記鏡面部材が所定の位置まで移動して前記投影装置からの像を反射して前記載置部に投影し、前記給紙トレーを収納すると前記鏡面部材が装置内に格納されることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
- 前記投影装置は自動焦点機能を有し、引き出された前記給紙トレーの位置に応じて焦点合わせを行うことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記投影装置から投影された像をイメージガイドファイバーによって前記載置部に導くようにしたことを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
- 前記イメージガイドファイバーは前記給紙トレーの動きに連動し、前記給紙トレーを引き出すと前記イメージガイドファイバーの出力端が所定の位置まで移動して前記投影装置から導いた像を前記載置部内に投影し、前記給紙トレーを収納すると前記イメージガイドファイバーが給紙装置本体内に格納されることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
- 前記イメージガイドファイバーは自動焦点機能を有するレンズを備え、引き出された前記給紙トレーの位置に応じて焦点合わせを行うことを特徴とする請求項6又は7記載の給紙装置。
- 前記給紙トレーの前記載置部を光を拡散反射する材質で形成したことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記情報を表示する表示部を備えると共に前記給紙トレー上の記録シートが載置される領域内に鏡面部を設けて前記表示部からの情報を鏡面部に表示するように構成したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
- 前記情報を表示する表示部を前記給紙トレーの前記記録シートが載置される領域内に配設することによって前記表示手段を構成したことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195127A JP2004035189A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002195127A JP2004035189A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004035189A true JP2004035189A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31703636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002195127A Pending JP2004035189A (ja) | 2002-07-03 | 2002-07-03 | 給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004035189A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007003878A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008013271A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、用紙格納補助装置、及び用紙格納補助方法 |
US20100092189A1 (en) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Kiichirou Shimizu | Image forming apparatus, sheet-feed control method, and computer program product |
-
2002
- 2002-07-03 JP JP2002195127A patent/JP2004035189A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007003878A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4701864B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2011-06-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2008013271A (ja) * | 2006-07-03 | 2008-01-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、用紙格納補助装置、及び用紙格納補助方法 |
JP4670755B2 (ja) * | 2006-07-03 | 2011-04-13 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、用紙格納補助装置、及び用紙格納補助方法 |
US20100092189A1 (en) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Kiichirou Shimizu | Image forming apparatus, sheet-feed control method, and computer program product |
US8515329B2 (en) * | 2008-10-10 | 2013-08-20 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus, sheet-feed control method, and computer program product |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI280922B (en) | Liquid container and ink jet recording apparatus | |
US7673875B2 (en) | Sheet carrying unit, image forming apparatus and sheet carrying control method for double feed detecting of accepted sheets | |
US8203729B2 (en) | Image forming apparatus providing user support in sleep mode | |
JP3952500B2 (ja) | 給紙カセット及び画像形成装置 | |
EP1209517A2 (en) | X-ray cassete with stimulable phosphor sheet and image reading apparatus therefor | |
US8009331B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2004035189A (ja) | 給紙装置 | |
US7899342B2 (en) | Image forming apparatus | |
US8203726B2 (en) | Image forming apparatus | |
WO1997000572A1 (fr) | Appareil d'introduction d'images | |
CN114074484A (zh) | 记录装置及图像读取装置 | |
JPH11218854A (ja) | 画像取込装置 | |
JP4575178B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH04257477A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2006124096A (ja) | 給紙カセット及び情報処理装置 | |
JP2023161098A (ja) | プリンタ装置 | |
JP2024088385A (ja) | 補給システム、被補給装置と補給カートリッジ | |
JP2010160337A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001310830A (ja) | 給紙カセット | |
JP4575523B1 (ja) | 画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP3867963B2 (ja) | 画像形成装置及び画像読み取り装置 | |
JP2017226533A (ja) | 媒体識別装置、給紙装置、画像形成装置および画像形成システム | |
JP2021122962A (ja) | 可搬型印刷装置 | |
JPH09150967A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0837618A (ja) | 原稿ホルダー |