JP2004033459A

JP2004033459A - Game machine

Info

Publication number: JP2004033459A
Application number: JP2002194343A
Authority: JP
Inventors: Takaaki Ichihara; 市原　高明; Teru Matsuoka; 松岡　輝
Original assignee: Daiichi Shokai Co Ltd
Current assignee: Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date: 2002-07-03
Filing date: 2002-07-03
Publication date: 2004-02-05
Anticipated expiration: 2022-07-03
Also published as: JP4247364B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a game machine which prevents a player from feeling less eagerness without changing big hit probability concerning pattern change and also without imposing burden on a processing by a main control means. <P>SOLUTION: The game machine includes a sub-control means for controlling display in response to a command from the main control means, and directing and displaying a result after determining whether a prize is won or not. When pattern information commanded by the main control means is big hit pattern information, the sub-control means obtains arithmetic pattern information through the use of previously stored pattern information and big hit pattern information, and, then, directing and displaying big hit pattern corresponding to the big hit pattern information based on the arithmetic pattern information. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄を変動表示する図柄表示装置を有し、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えた遊技機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図柄表示装置の図柄が変動し、所定の組み合わせ（所謂、大当り）となると、特典（例えば、大当り遊技を行わせる）が得られる遊技機が広く知られている。このような遊技機にあっては、図柄変動による大当り／はずれは、ランダムに抽選される数値に依存しており、一般的には、大当りとなる確率は１／２８０〜１／３５０程度に設定されている。このように、実際に大当りとなる確率は低く設定されているため、遊技者は大当りが長期に亘って得られない場合、遊技の興趣が低下してしまう。
【０００３】
ところで、斯るタイプの遊技機であって、図柄変動に関わる大当り／はずれの抽選結果がはずれである場合、はずれ図柄（例えば、左図柄、中図柄、右図柄の組合せ）を所定回数分だけ記憶するようにし、図柄変動に関わる大当り／はずれの抽選結果がはずれである場合であっても、今回のはずれ図柄が既に記憶したはずれ図柄のうちの何れか１つに一致した場合に、特典（例えば、大当り遊技を行わせる）を与えるようにした遊技機が提案されている。しかしながら、上記の従来の遊技機は、大当り確率そのものをアップさせることになり、遊技店に設置する遊技機として認可を得る点で困難がある。したがって、大当り確率を変えずに、遊技者の趣向を満足させ、遊技者の遊技意欲が薄れることを解消することが望まれる。
【０００４】
また、図柄表示装置を備えた遊技機は、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えた構成となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、図柄変動に関わる大当り確率を変えず、メイン制御手段の処理に負担をかけずに、遊技者が遊技の趣向を低下したり、遊技者の遊技意欲が薄れることを解消することができる遊技機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の遊技機は、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、前記メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って前記当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えたものであって、上記課題を解決するために、前記サブ制御手段は、前記メイン制御手段から指令された図柄情報がはずれ図柄情報である場合に該はずれ図柄情報を記憶する一方、前記メイン制御手段から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、既に記憶したはずれ図柄情報と前記大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求め、前記演算図柄情報に基いて前記大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示することを特徴とする。
【０００７】
請求項２に記載の遊技機は、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、前記メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って前記当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えたものであって、上記課題を解決するために、前記サブ制御手段は、はずれ図柄情報を発生させる図柄情報発生手段を有し、前記メイン制御手段から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、前記図柄情報発生手段により発生させたはずれ図柄情報と前記大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求め、前記演算図柄情報に基いて前記大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示することを特徴とする。
【０００８】
請求項３に記載の遊技機は、請求項１又は２に記載のものにおいて、前記演算図柄情報に基いてはずれ図柄を事前に目視可能に表示してから、前記大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示することを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、遊技機の一態様としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、本発明はパチンコ遊技機に限らず、例えば、メダル式の遊技機であってもよく、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備えた遊技機であれば、すべて対象となる。
【００１０】
図１は、本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図である。遊技盤面１の略中央から上部にかけてカラー液晶表示装置により構成された図柄表示装置２を組み付けた図柄表示ユニット３が配設されている。なお、図柄表示装置２は遊技者に可変表示ゲームによる当り外れを認識させるための識別情報としての複数の図柄列を変動表示させるものである。
【００１１】
図柄表示装置２は識別情報としての３列の図柄列を変動表示させるものとしてあり、表示画面の左側から左図柄、中図柄及び右図柄を変動表示する。図柄表示ユニット３の下方中央には、ソレノイド等の電磁手段により拡開作動される可変入賞口を有するチューリップ式の普通電動役物４が設けられている。なお、普通電動役物４の可変入賞口が図柄表示装置２において図柄変動を開始させるための始動入賞口５に設定されている。
【００１２】
普通電動役物４の下方には可変入賞装置６が設けられている。可変入賞装置６は、前後方向に傾動可能に設けられた開閉扉７を備え、該開閉扉７は遊技盤裏面側に配備されたソレノイド（図示せず）により駆動される。可変入賞装置６は、通常時には開閉扉７を閉成状態として大入賞口８へのパチンコ球の入賞が不可能な状態（遊技者に不利となる状態）となっている。
【００１３】
一方、始動入賞口５へパチンコ球が入賞したことに基いて図柄表示装置２において左図柄、中図柄及び右図柄の変動表示が行われる。なお、図柄の変動は左図柄、右図柄、中図柄が同時に停止する。図柄表示装置２に図柄が所定の表示態様で表示された場合、例えば、停止した左図柄、中図柄及び右図柄の組合せが大当りとなる特定の組合せ（例えば、左図柄、中図柄及び右図柄が同一の絵柄）となった場合には、遊技者に有利となる特別遊技状態に移行し、可変入賞装置６は、開閉扉７を開放状態として大入賞口８へのパチンコ球が入賞しやすい状態に変換する。
【００１４】
また、図柄表示ユニット３の上部には、始動入賞口５への入賞に起因する図柄表示装置２の図柄の変動を行う権利の保留状態を点灯個数によって報知する保留個数表示ＬＥＤ９が設けられている。なお、この実施形態では、図柄の変動を行う権利の保留は最高４個まで保留される。
【００１５】
大入賞口８の内部の一部には、特別入賞領域である特定領域（図示せず）が設けられ、該特定領域には特定領域を開閉する特定領域扉（図示せず）が設けられている。大入賞口８は、図柄表示装置２において図柄の変動停止が行われた結果が大当りとなった場合に、特別遊技状態（大当り遊技状態）となり、所定時間（例えば、２９．５秒間）にわたって開放される。但し、大入賞口８は開放中に所定個数（例えば、１０個）の入賞があった場合、又は、所定時間経過した時点で閉鎖される。上記の大入賞口８の開放動作を大当り遊技の１ラウンドという。
【００１６】
また、大入賞口８の開放中に前記特定領域を遊技球が通過した場合には継続条件が成立し、この回に開成されている大入賞口が閉鎖された後、即ち、この回のラウンドが終了した後、新たに大入賞口８が開放され、次の回のラウンドに移行する。特定領域を遊技球が通過したことに基く大入賞口８の連続開放動作（連続ラウンド数）は、上限回数が設けられており、例えば、最初の開放を含めて最高１５回（最高１５ラウンド）までとなっている。また、大当り遊技状態は、大入賞口８の開放中に特定領域への遊技球の通過がなかった場合には、この回の大入賞口８が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。また、大入賞口８の連続開放動作が１５回目まで続いた場合には、１５回目の大入賞口８が閉鎖した時点で大当り遊技状態の終了となる。
【００１７】
また、可変入賞装置６の左側方となる遊技盤面１の左袖部と左落し部には普通入賞口である左袖入賞口１０と左落し入賞口１１が設けられている。さらに、可変入賞装置６の右側方となる遊技盤面１の右袖部と右落し部には普通入賞口である右袖入賞口１２と右落し入賞口１３が設けられている。なお、この実施形態においては、上述した各入賞口のうち、始動入賞口５は、入賞に対する賞球の払出数が７個に設定されているものとする。また、大入賞口８、左袖入賞口１０、左落し入賞口１１、右袖入賞口１２及び右落し入賞口１３は、入賞に対する賞球の払出数が１５個に設定されているものとする。
【００１８】
図２は本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の概略の要部ブロック図である。パチンコ遊技機には、パチンコ遊技の総括的な遊技制御を行うメイン制御装置１４と、メイン制御装置１４からの情報（指令コマンド）に基いて各駆動部を制御するサブ制御装置、即ち、表示制御装置１５、音声制御装置１６、ランプ制御装置１７、賞球制御装置１８が配備される。
【００１９】
メイン制御装置１４（主制御部）は、請求項１及び２に記載されている主制御手段に相当するものであり、図示しないメイン制御基板に配備される。メイン制御装置１４は、パチンコ遊技に関わる総括的な制御を行うための処理実行手段としてのメインＣＰＵと、メインＣＰＵが実行するためのパチンコ遊技全体に関わる制御プログラムが格納されているＲＯＭと、随時読み出しおよび書き込みが可能なＲＡＭと、メインＣＰＵが周辺機器との間でデータ通信を行うための通信インタフェース等を含んで構成されている。なお、メイン制御装置１４の具体的な構成については図示を省略する。メイン制御装置１４は、始動入賞口５への入賞記憶に起因する図柄表示装置２の図柄変動による当否を判定し、当否の判定結果に応じた演出を表示制御装置１５にコマンドにより指令する。
【００２０】
メイン制御装置１４は、図示しない図柄表示基板に配備された表示制御装置１５への一方向通信が可能に接続されている。表示制御装置１５は、請求項１及び２に記載されているサブ制御手段に相当するものである。表示制御装置１５は、メイン制御装置１４からの指令コマンドに従って図柄表示装置２の表示制御を行い、当否の判定結果を演出表示する。なお、メイン制御装置１４から表示制御装置１５に対して送信される指令コマンドは、変動パターンの種類と（左図柄、中図柄及び右図柄の変動時間及び変動態様の相違に対応して複数種類の変動パターンが設定されている）、左図柄の停止図柄と、右図柄の停止図柄と、中図柄の停止図柄と、左、右、中図柄に関する図柄の停止コマンドである。
【００２１】
メイン制御装置１４にはスイッチ入力回路１９が接続され、パチンコ遊技機の遊技盤面に設けられた各種入賞口（例えば、始動入賞口５、大入賞口８、大入賞口８の内部に設けられた特定領域、遊技盤面１に配された各種普通入賞口１０〜１３等）に対して設けられた各入賞検出スイッチ（請求項１に記載の入賞検出器に相当）による各検出信号がスイッチ入力回路１９を通じて入力される。例えば、始動入賞口５に対して始動口入賞検出スイッチＳＷ１が配備され、大入賞口８に対して大入賞口入賞検出スイッチＳＷ２が配備され、前記特定領域には特定領域通過検出スイッチＳＷ３が配備され、左袖入賞口１０に対して入賞検出スイッチＳＷ４が配備され、左落し入賞口１１に対して入賞検出スイッチＳＷ５が配備され、右袖入賞口１２に対して入賞検出スイッチＳＷ６が配備され、右落し入賞口１３に対して入賞検出スイッチＳＷ７が配備されている。なお、各検出スイッチＳＷ１〜ＳＷ７は、近接スイッチで構成されている。
【００２２】
また、メイン制御装置１４にはドライバ２０及びドライバ２２が接続され、遊技盤面に設けられた可変入賞装置７の大入賞口８を開放作動するための大入賞口ソレノイド２１がメイン制御装置１４からの制御出力によりドライバ２０を通じて駆動制御されるように設けられる。また、遊技盤面に設けられた普通電動役物４の始動入賞口５を拡開作動するためのチューリップソレノイド２３がメイン制御装置１４からの制御出力によりドライバ２２を通じて駆動制御されるように設けられる。
【００２３】
また、ランプ制御装置１７には各種ランプ／表示ＬＥＤが接続され、ランプ制御装置１７は、メイン制御装置１４からの指令コマンドに従って各種ランプ／表示ＬＥＤ（保留個数表示ＬＥＤ９を含む）を点灯駆動する。また、音声制御装置１６は、メイン制御装置１４からの指令に従ってスピーカ２４より効果音や警報を発生する。賞球制御装置１８は、メイン制御装置１４からの指令コマンド（払出数や払出可／払出不可）に従って賞球を排出する賞球払出装置２５を駆動制御する。また、図示していないが、メイン制御装置１４には各作動電源を生成するための電源回路（図示せず）やメイン制御装置１４の処理サイクルを規定するクロック回路（図示せず）が接続されている。
【００２４】
以上のように構成された実施形態のパチンコ遊技機におけるメイン制御装置１４のメインＣＰＵが実行するメイン処理及びタイマ割込処理について説明する。図３は、メインＣＰＵが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図４は、メインＣＰＵが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。メインＣＰＵは、メイン処理を開始すると、まず、ＣＰＵ初期設定に関する処理を行い（ステップＳ０１）、ＲＡＭ消去スイッチがオンであるか否かを判別する（ステップＳ０２）。なお、ＲＡＭ消去スイッチは、例えば、開店時の電源投入時のみ係員等により操作される。メインＣＰＵは、ステップＳ０３に移行し、初期化処理を行い、ＲＡＭをクリアすると共に、以下の処理に必要な各種カウンタやフラグ等に初期値をセットする（ステップＳ０３）。メインＣＰＵは、初期化処理を終えるとステップＳ０４に進む。
【００２５】
メインＣＰＵは、各スイッチの入力の検出（例えば、入賞の有無）と入賞検出信号を同時に検出したか否かの異常チェックを行うスイッチ入力チェック処理（ステップＳ０４）、入賞計数を行って賞球コマンドを設定する払出動作処理（ステップＳ０５）、満タン・球切れチェック処理（ステップＳ０６）、始動口入賞がある場合に大当り判定用乱数等を取得、保留球の処理、大当り判定、停止図柄と変動パターンの決定等を行う特別図柄動作処理（ステップＳ０７）、大入賞口処理（ステップＳ０８）、ソレノイド出力や外部出力端子のポート出力を作成する出力データ／外部出力データ作成処理（ステップＳ０９）、主として当落に関係しない乱数、例えば、大当り判定用乱数の初期値を決定するための初期値設定用乱数、リーチの演出を行うか否かを決定するためのリーチ判定用乱数、変動パターンを決定するための変動パターン用乱数、左図柄、中図柄、右図柄を決定するための左、中、右図柄乱数等の更新を行う乱数更新処理２（ステップＳ１０）を順次行う。メインＣＰＵは、所定周期毎のタイマ割込（４ｍｓ毎）が入るまで、上記ステップＳ０４〜ステップＳ１０によって形成される処理ループ（以下、メインループという）を繰り返し実行する。
【００２６】
タイマ割込が入ると、メインＣＰＵは、タイマ割込処理を開始する。メインＣＰＵは、メインルーチンで使用しているレジスタの値をスタックエリアに待避する（ステップＳ１５）。次いで、メインＣＰＵは、各種スイッチ（前述したＳＷ１〜ＳＷ７を含む）の状態の入力を行うスイッチ入力処理（ステップＳ１６）、大当り判定用乱数や大当り図柄用乱数の更新を行う乱数更新処理１（ステップＳ１７）、図柄表示装置２、音声、ランプ、賞球の各コマンドを各制御装置に送信するコマンド伝送出力処理（ステップＳ１８）、外部出力端子、ソレノイド等の出力を行うＩ／Ｏポート出力処理（ステップＳ１９）を順次行い、スタックエリアに待避されている値をレジスタに復帰すると（ステップＳ２０）、メインルーチンに戻る。
【００２７】
次に、メインＣＰＵが実行する特別図柄動作処理について説明する。図４乃至図５乃至図６は、メインＣＰＵが実行する特別図柄動作処理のフローチャートである。メインＣＰＵは、特別図柄動作処理を開始すると、始動口入賞があるか否かを判別する（ステップＳ３１）。メインＣＰＵは、始動口入賞検出スイッチＳＷ１による入賞検出信号がない場合には、始動口入賞なしと判別し、ステップＳ３６に移行する。遊技球が始動入賞口５に入賞すると、始動口入賞検出スイッチＳＷ１による入賞検出信号がメイン制御装置１４に入力され、ステップＳ０４のスイッチ入力チェック処理にて記憶される。メインＣＰＵは、始動口入賞ありと判別し、ステップＳ３２に進む。
【００２８】
メインＣＰＵは、ステップＳ３２に進むと、始動入賞口５への入賞記憶に関わる保留数が満タンか否かを判別する（ステップＳ３２）。本実施形態では、始動入賞口５への入賞記憶に関わる保留数は最高４つまでとしてある。メインＣＰＵは、始動入賞カウンタの値が４であるか否かを判別し、始動入賞カウンタの値が４であれば、保留数が満タンであると判別し、この場合には、始動入賞口５への入賞記憶は行わず、ステップＳ３６に移行する。一方、始動入賞カウンタの値が４でなければ、保留数が満タンでないと判別し、ステップＳ３３に進み、始動入賞口５への入賞記憶を行う。なお、始動入賞カウンタは、始動入賞口５への入賞記憶を行う毎に＋１するカウンタであり、その初期値は０であって、取り得る値の範囲は０乃至４である。
【００２９】
ステップＳ３３に進むと、メインＣＰＵは、始動入賞カウンタの値を１つアップし（ステップＳ３３）、大当り判定用カウンタ及び大当り図柄用カウンタの現在値を取得し（ステップＳ３４）、取得した各カウンタ値を、始動入賞カウンタの値（この場合は、１〜４）に対応した所定の取得値記憶エリアに格納する（ステップＳ３５）。
【００３０】
例えば、始動入賞カウンタの値が１である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（１）に格納される。同様にして、始動入賞カウンタの値が２である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（２）に格納され、始動入賞カウンタの値が３である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（３）に格納され、始動入賞カウンタの値が４である場合には、取得した各カウンタ値は取得値記憶エリア（４）に格納される。メインＣＰＵは、取得した各カウンタ値を所定の取得値記憶エリアに格納すると、ステップＳ３６に移行する。
【００３１】
ステップＳ３６に進むと、メインＣＰＵは、図柄変動の開始（可変表示ゲームの開始）が可能であるか否かを判別する（ステップＳ３６）。特別図柄の変動中、次の図柄変動までのインターバル時間中、大当り遊技中の場合は、新規の図柄変動の開始は不可であり、この場合は、ステップＳ５２に移行する。一方、メインＣＰＵは、図柄変動の開始（可変表示ゲームの開始）が可能である場合には、ステップＳ３７に進む。
【００３２】
ステップＳ３７に進むと、メインＣＰＵは、始動入賞の記憶があるか否かを判別する（ステップＳ３７）。即ち、メインＣＰＵは、始動入賞カウンタの値が０でないか否かを判別する。なお、メインＣＰＵは、始動入賞カウンタの値が０であれば、始動入賞の記憶なしと判別し、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【００３３】
一方、ステップＳ３７にて、始動入賞カウンタの値が０でなければ、メインＣＰＵは、始動入賞の記憶ありと判別し、ステップＳ３８に進み、図柄変動の開始（可変表示ゲームの開始）に関わる処理を行う。まず、メインＣＰＵは、取得値記憶エリア（１）に格納した各取得数値（各カウント値）を判定用数値記憶エリアに読み出し（ステップＳ３８）、取得値記憶エリア（２）〜取得値記憶エリア（４）の内容を取得値記憶エリア（１）〜取得値記憶エリア（３）に順次シフトし、取得値記憶エリア（４）をクリアして空き状態とする（ステップＳ３９）。次いで、メインＣＰＵは、今回の特別図柄の図柄変動の開始に応じ、始動入賞カウンタの値を１つ減じ（ステップＳ４０）、ステップＳ４１に進む。
【００３４】
ステップＳ４１に進むと、メインＣＰＵは、判定用数値記憶エリアの大当り判定用カウンタの取得数値が当りに属している値（大当り決定値であるか）であるか否かを判別する（ステップＳ４１）。なお、ステップＳ４１の大当りか否かの判別において、当該パチンコ遊技機が確変を採用している場合、高確率時では大当り決定値を複数個（例えば、５個）設定し、通常確率時では、大当り決定値を例えば、１個に設定することで、高確率時のほうが当りやすくすることができる。メインＣＰＵは、ステップＳ４１にて、大当り判定の結果が当りである場合、大当りと判定し、ステップＳ５０に移行する一方、大当り判定の結果が当りでない場合は、外れと判定し、ステップＳ４２に移行する。
【００３５】
まず、ステップＳ４１にて、外れと判定された場合について説明する。メインＣＰＵは、ステップＳ４２に進み、外れ判定に対応して大当りフラグを０クリアし（ステップＳ４２）、ステップＳ４３に進む。ステップＳ４３に進むと、メインＣＰＵは、リーチ判定用カウンタの現在値を取得し（ステップＳ４３）、リーチ判定用カウンタの取得値が当選であるか否かを判定する（ステップＳ４４）。取得したリーチ判定用カウンタの値が当選であれば、リーチを発生してはずれとなる一方、取得したリーチ判定用カウンタの値が当選でなければ、リーチの発生がないノーマルのはずれとなる。
【００３６】
メインＣＰＵは、ステップＳ４４の判定結果が当選でない場合、今回行う図柄変動はリーチを発生しないはずれ図柄で停止する変動となり、ステップＳ４４を偽と判別してステップＳ４５に進み、左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ、右図柄用カウンタの現在値を取得し、それぞれ左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄として決定する（ステップＳ４５）。なお、ステップＳ１０の乱数更新処理２において、更新した右図柄用カウンタの値が左図柄用カウンタの値に一致してしまっている場合には、右図柄用カウンタの値を＋１だけずらすことを行っている。
【００３７】
なお、左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ及び右図柄用カウンタは、可変表示ゲームの当り外れの判定が外れの場合に、左、中、右図柄をそれぞれ決定するためのカウンタである。ここでは、説明を簡略とするため、図柄表示装置２において表示される図柄の種類を左図柄、中図柄、右図柄共に共通図柄であるとし、１０種類設定されているものとする。図柄の種類は、例えば、０、１、２、３、４、５、６、７、８、９であるとして説明する。左図柄用カウンタ、中図柄用カウンタ及び右図柄用カウンタは、これらの図柄に対応させて、例えば、０乃至９の範囲内で１つずつ循環的に更新される。
【００３８】
また、ステップＳ４５の停止図柄の決定処理は、表示制御装置１５に対して停止する図柄の種類を指定するための左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドの各々を各コマンド送信バッファに書き込む処理を含む。また、左図柄指定コマンドは、例えば、図柄「０」〜「９」に対応して１６進数表示で「２０００Ｈ」〜「２００９Ｈ」、同様に、中図柄指定コマンドは１６進数表示で「２１００Ｈ」〜「２１０９Ｈ」、右図柄指定コマンドは１６進数表示で「２２００Ｈ」〜「２２０９Ｈ」のように設定されている。
【００３９】
ステップＳ４５の処理を終えると、次いで、メインＣＰＵは、ステップＳ４６に進み、変動パターン用カウンタの値を取得し、取得した値に基いて変動パターンを決定する（ステップＳ４６）。変動パターン用カウンタは、可変表示ゲームの図柄変動の変動パターンを決定するためのカウンタである。なお、変動パターンとは、特別図柄の変動時間（最終確定までの時間）を規定するものであり、大当り外れに関係なく図柄の変動時間が全く同じであれば、同一の変動パターンとして扱う。また、ステップＳ４６の変動パターンの決定処理は、表示制御装置１５に対して変動パターンの種類を指定するための変動パターン指定コマンドをコマンド送信バッファに書き込む処理を含む。メインＣＰＵは、変動パターンを決定すると、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【００４０】
一方、メインＣＰＵは、ステップＳ４４の判定結果が当選である場合（リーチ発生させる場合）、今回行う図柄変動はリーチを発生するはずれ図柄で停止する変動となり、ステップＳ４７に進み、左図柄用カウンタの現在値と中図柄用カウンタの現在値とが同じであるか否かを判別する（ステップＳ４７）。なお、ステップＳ４７の処理は、リーチ図柄（左図柄と右図柄が同じ図柄で中図柄のみが異なる図柄）を決定するに際して、左図柄と中図柄とが同じ図柄であると大当り図柄となってしまうのを避けるためである。
【００４１】
メインＣＰＵは、ステップＳ４７にて、左図柄用カウンタの現在値と中図柄用カウンタの現在値とが同じでない場合、左図柄用カウンタの現在値を左停止図柄、中図柄用カウンタの現在値を中停止図柄、左図柄用カウンタの現在値を右停止図柄として決定し（左図柄を右図柄にコピー）（ステップＳ４８）、ステップＳ４６に移行する。
【００４２】
一方、ステップＳ４７にて、左図柄用カウンタの現在値と中図柄用カウンタの現在値とが同じである場合には、右図柄用カウンタの現在値を左停止図柄（右図柄を左図柄にコピー）、中図柄用カウンタの現在値を中停止図柄、右図柄用カウンタの現在値を右停止図柄として決定し（ステップＳ４９）、ステップＳ４６に移行する。なお、ステップＳ４８及びステップＳ４９の停止図柄の決定処理も、表示制御装置１５に対して停止する図柄の種類を指定するための左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドの各々を各コマンド送信バッファに書き込む処理を含む。メインＣＰＵは、ステップＳ４６に進むと、前述のように変動パターン用カウンタの値に基いて変動パターンを決定し（ステップＳ４６）、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【００４３】
次に、ステップＳ４１にて、大当りと判定された場合について説明する。メインＣＰＵは、ステップＳ５０に進み、大当り判定に対応して大当りフラグをセットし（ステップＳ５０）、ステップＳ５１に進む。メインＣＰＵは、判定用数値記憶エリアの大当り図柄用の取得数値に基いて大当り図柄（左停止図柄、中停止図柄、右停止図柄が全て同じ図柄）を決定し（ステップＳ５１）、ステップＳ４６に進み、前述のように変動パターン用カウンタの値に基いて変動パターンを決定し（ステップＳ４６）、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。なお、ステップＳ５１の停止図柄の決定処理も、表示制御装置１５に対して停止する図柄の種類を指定するための左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドの各々を各コマンド送信バッファに書き込む処理を含む。
【００４４】
以上のようにして、メインＣＰＵが、大当り外れの別による変動パターンの決定と停止図柄の決定を行うと、４ｍｓ毎に実行されるタイマ割込処理のコマンド伝送出力処理で表示制御装置１５に順次コマンドを送信する。なお、コマンドは、１コマンド２バイトで構成される。図７は、メイン制御装置１４から表示制御装置１５に送信するコマンドの送信タイミングを表したタイムチャートである。メインＣＰＵは、まず、コマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた変動パターン指定コマンドを検出すると、変動パターン指定コマンドを表示制御装置１５に送信する。なお、コマンド送信済みのコマンド送信バッファはクリアされる。そして、次の割込タイミングで実行されるコマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた左図柄指定コマンドを検出し、左図柄指定コマンドを表示制御装置１５に送信する。同様にして、その次の割込タイミングで実行されるコマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた中図柄指定コマンドを検出し、中図柄指定コマンドを表示制御装置１５に送信し、さらにその次の割込タイミングで実行されるコマンド伝送出力処理でコマンド送信バッファに書き込まれた右図柄指定コマンドを検出し、右図柄指定コマンドを表示制御装置１５に送信する。
【００４５】
表示制御装置１５は、変動パターン指定コマンドを受け取ると、指定された変動パターンに対応する左図柄、右図柄、中図柄の変動時間を設定し、左図柄、中図柄、右図柄の図柄変動を開始する。また、表示制御装置１５は、変動パターンの種別に対応して図柄変動のタイミング（変動速度の切換時期や図柄の揺れ変動開始時期等）を決定する。さらに、左図柄、中図柄、右図柄の図柄指定コマンドを受け取ると、これらに対応した左図柄、右図柄、中図柄の停止図柄を決定する。なお、表示制御装置１５に指令した停止図柄がリーチ図柄である場合には、リーチ発生となる。
【００４６】
一方、メインＣＰＵは、次周期の特別図柄動作処理を行うと、ステップＳ３１乃至ステップＳ３６の処理に続いて、図柄変動中である結果、ステップＳ３６を偽と判別してステップＳ５２に移行する。メインＣＰＵは、ステップＳ５２を真と判別し、決定した変動パターンに対応した変動時間が経過したか否かを監視する（ステップＳ５３）。メインＣＰＵは、変動時間が経過していない場合には、ステップＳ５３を偽と判別して特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。
【００４７】
そして、以上の処理を繰り返して変動時間が経過すると、メインＣＰＵは、ステップＳ５３を真と判別し、図柄停止コマンドをコマンド送信バッファに書き込み（ステップＳ５４）、特別図柄動作処理を終えてメインルーチンにリターンする。なお、４ｍｓ毎に実行されるタイマ割込処理のコマンド伝送出力処理で表示制御装置１５に図柄停止コマンドが送信される。表示制御装置１５は、図柄停止コマンドを受け取ると、仮停止表示（揺れ変動）している図柄を停止させ、図柄が確定する。
【００４８】
次に、本発明の要旨に関わる表示制御装置１５のＣＰＵ（以下、表示ＣＰＵという）が行う演出表示処理について説明する。本発明の演出表示は、メイン制御装置１４から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、既に記憶したはずれ図柄情報或いは表示制御装置１５が予め発生させたはずれ図柄情報と前記大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求め、演算図柄情報に基いてはずれ図柄を事前に目視可能に表示してから、大当り図柄情報に応じた大当り図柄を表示することを特徴とするものである。
【００４９】
図８は、請求項１に記載される演出表示に関わるもので、表示ＣＰＵが実行する演出表示処理のフローチャートである。該演出表示処理は、表示ＣＰＵがメイン制御装置１４から送信される左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドを受信すると、開始される。また、表示ＣＰＵは、左図柄指定コマンドを受信すると、今回左図柄記憶エリアにコマンド指定された左図柄を記憶する。同様に、中図柄指定コマンドを受信すると、今回中図柄記憶エリアにコマンド指定された中図柄を記憶し、右図柄指定コマンドを受信すると、今回右図柄記憶エリアにコマンド指定された右図柄を記憶する。
【００５０】
演出表示処理を開始すると、表示ＣＰＵは、まず、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄であるか否かを判別する（ステップＡ０１）。即ち、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄である場合には、例えば、左、中、右図柄の組合せが「２，２，２」とか「７，７，７」のように同じ図柄であれば、大当り図柄であると判別し、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄でなければはずれ図柄と判別する。
【００５１】
今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄でない場合、表示ＣＰＵは、ステップＡ０１を偽と判別し、ステップＡ０２の変動表示処理に進む。なお、変動表示処理は、従来と同様の（なお、指定された図柄がリーチ図柄であればはずれリーチを発生する）図柄の変動処理であり、左図柄、中図柄、右図柄に関する特別な演出は行わない。表示ＣＰＵは、ステップＡ０２の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、左図柄、中図柄、右図柄を今回指令された図柄で仮停止表示し（図柄が小刻みに揺れる揺れ変動）（ステップＡ０３）、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。そして、表示ＣＰＵは、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて仮停止表示（揺れ変動）している図柄を停止させ、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せで図柄を確定する（ステップＡ０４）。
【００５２】
次に、表示ＣＰＵは、ステップＡ０５に進み、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せを記憶するか否か、即ち、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せが記憶すべき組合せか否かを判別する（ステップＡ０５）。なお、記憶する左図柄、中図柄、右図柄の組合せははずれ図柄の組合せであり、はずれ図柄の中で、一定の規則性のある組合せのものに限って記憶する。本実施形態では、一定の規則性のある組合せとして、例えば、「０，１，２」、「１，２，３」、「２，３，４」、…、「７，８，９」、「８，９，０」の全部で９通りであるが、このように、左図柄、中図柄、右図柄の順番で１つずれで昇順のものを記憶するようにしている。なお、これに限らず、一定の規則性のある組合せを記憶する他の例として、例えば、「５，８，５」、「５，６，５」、「５，４，５」、「８，３，８」、…のように、左図柄と右図柄が同一図柄であって、中図柄が異なる図柄であるはずれリーチ図柄を記憶するようにしてもよい。
【００５３】
このように、確定表示されたはずれ図柄の組合せについて、単に全てのはずれ図柄を記憶するのではなく、特定の（一定の規則性のある）組合せの図柄を記憶することで、演出のプレミア感を遊技者に与えることができる。また、規則性を持たせることで、停止するはずれ図柄への関心と期待感を与えることができる。
【００５４】
また、記憶する図柄の組合せ数は複数個（本実施形態では、４個まで）としている。図９は、図柄記憶エリアを示す図である。図柄を記憶する図柄記憶エリアは、図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（４）まで４つ設けられている。各図柄記憶エリアは、それぞれ左図柄記憶エリア、中図柄記憶エリア、右図柄記憶エリアが設けられている。今回記憶されるはずれ図柄の組合せは、図柄記憶エリア（１）に記憶される。従って、図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（４）には記憶の新しい順に記憶され、図柄記憶エリア（４）に記憶されている図柄の組合せが破棄される。
【００５５】
表示ＣＰＵは、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せが記憶すべき組合せであれば、ステップＡ０６に進み、まず、図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（３）の内容を図柄記憶エリア（２）〜取得値記憶エリア（４）に順次シフトし、図柄記憶エリア（１）をクリアして空き状態とする（ステップＡ０６）。次いで、今回記憶する左図柄、中図柄及び右図柄の組合せを図柄記憶エリア（１）に記憶する（ステップＡ０７）。
【００５６】
次いで、表示ＣＰＵは、表示画面の右側部の出目表示部２６に図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（４）の各図柄（左図柄、中図柄、右図柄）を表示する（ステップＡ０８）。図１０は、図柄表示装置２の表示画面の出目表示部の一表示態様を示す図である。図１０（ａ）〜図１０（ｂ）に示すように、今回変動で停止表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合を図柄記憶エリア（１）に記憶した場合、出目表示部２６の最上部に今回変動で停止表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せ図柄が追加表示されると共に、今まで表示されていた組合せ図柄が画面の下方向にシフトし、出目表示部２６の最下部に表示されていた組合せ図柄が破棄されてなくなる。表示ＣＰＵは、ステップＡ０６の表示処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【００５７】
一方、ステップＡ０５にて、今回表示した左図柄、中図柄、右図柄の組合せが記憶すべき組合せでなければ、表示ＣＰＵは、ステップＡ０６〜ステップＡ０８を行わず、直接演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【００５８】
次に、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄である場合について説明する。ステップＡ０１にて、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄である場合、表示ＣＰＵは、ステップＡ０１を真と判別し、ステップＡ０９に進む。表示ＣＰＵは、ステップＡ０９にて、図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（４）に記憶されているはずれ図柄の組合せと今回最終的に停止表示する大当り図柄とを比較し、演算条件が整っているか否かを判別する（ステップＡ０９）。
【００５９】
本実施形態では、この演算は、大当り図柄の左図柄、中図柄、右図柄の各値から記憶されているはずれ図柄の左図柄、中図柄、右図柄の各値を差し引くものである。従って、演算結果がマイナスの値となることを避けるために、演算条件が整っているかを判別する。例えば、今回最終的に停止表示する大当り図柄が「２，２，２」であるとすると、図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（４）に記憶されているはずれ図柄が左図柄、中図柄、右図柄の順番が１つずれで昇順のものであるから、演算結果がマイナスにならない図柄は「０，１，２」及び「１，２，３」のいずれかになる。表示ＣＰＵは、大当り図柄の左図柄の値が記憶されているはずれ図柄の左図柄の値よりも大きいか否かを判別し、大当り図柄の左図柄の値が記憶されているはずれ図柄の左図柄の値よりも大きい場合に、演算条件が整っているとして上記演算を行い、演算結果を事前に表示するはずれ図柄（演算図柄）とする（ステップＡ１０）。一方、ステップＡ０９にて、図柄記憶エリア（１）〜図柄記憶エリア（４）に記憶されているはずれ図柄の組合せと今回最終的に停止表示する大当り図柄とを比較し、演算条件が整っていない場合には、表示ＣＰＵは、ステップＡ０９を偽と判別してステップＡ０２に移行する。
【００６０】
表示ＣＰＵは、ステップＡ１０を行うと、ステップＡ１１の変動表示処理に進む。ステップＡ１１の変動表示処理は、従来と同様の図柄の変動処理であり、左図柄、中図柄、右図柄に関する特別な演出は行わない。表示ＣＰＵは、ステップＡ１１の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、ステップＡ１０の演算によって求めたはずれ図柄（演算図柄）を事前に目視可能に表示してから、今回停止表示する大当り図柄を演出表示する。
【００６１】
図１１は、図柄表示装置２の表示画面における大当り図柄情報に応じた大当り図柄の演出表示の一表示態様を示す図である。表示ＣＰＵは、左図柄、中図柄、右図柄をステップＡ１０の演算によって求めたはずれ図柄（演算図柄）で仮停止表示し（図柄が小刻みに揺れる揺れ変動）（ステップＡ１２）、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。この時、画面において演算に用いたはずれ図柄の横に丸十字のマーカを表示して遊技者にそのはずれ図柄を報知する（図１１（ａ）参照）。
【００６２】
そして、表示ＣＰＵは、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて、図１１（ｂ）に示すように、事前に仮停止表示したはずれ図柄と、マーカによって遊技者に報知したはずれ図柄とを足すことにより、今回停止表示する大当り図柄となる足し算大当り演出表示で、今回指令された大当り図柄を確定表示する（ステップＡ１３）。例えば、揺れ変動により仮停止表示されたはずれ図柄「０，９，９」と、出目表示部に表示されている既に過去に出たはずれ図柄「１，２，３」が足し算されて今回確定する大当り図柄「２，２，２」となる足し算大当り演出表示が行われる。表示ＣＰＵは、ステップＡ１３の処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【００６３】
以上に述べた大当り図柄の確定に至る前の表示演出は、はずれ図柄を事前に目視可能に表示してから大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示するため、従来から一般的に行われている図柄のリーチ状態から大当り図柄となる大当り表示演出と比較して、図柄リーチ状態にならないはずれ状態から一転して大当り図柄を演出表示するので、遊技者に新規な意外性を提供することになる。即ち、遊技者は、図柄リーチにならない場合、図柄確定前に既にはずれたと思って落胆し、はずれ図柄が事前に目視可能に表示されて確定すると思い込むが、大当り図柄となる演算大当り表示演出によって大当り図柄が確定し、大当りであることが認知されるので、非常に得をした気分を味わうことなる。従って、遊技者に意外性の高い興趣を提供することができる。また、メイン制御装置１４が制御する内部的な大当り確率を変えずに表示制御装置１５で演出表示するので、メイン制御手段の処理に負担をかけずに実施することができる。
【００６４】
次に、本発明の第２実施形態について説明する。第２実施形態は、請求項２に記載される演出表示に関わるもので、請求項１に記載される演出表示と異なる点は、表示制御装置１５が図柄情報を発生させる図柄情報発生手段を有する点、並びに、メイン制御装置１４から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、図柄情報発生手段により発生させたはずれ図柄情報と大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求める点が異なる。
【００６５】
図柄発生手段は、表示ＣＰＵが所定周期毎（例えば、４ｍｓ毎）に発生する割込処理で実行される図柄作成処理により構成される。左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタが設定され、電源投入時「０」からスタートし、割り込み毎に、左図柄用カウンタの値を１ずつ更新アップして０乃至９の範囲で循環的に更新し、更新した左図柄用カウンタの値が１０になるとその値を０に戻す。右図柄カウンタは、左図柄用カウンタの値が１０から０になる毎に１ずつ更新アップして０乃至９の範囲で循環的に更新し、更新した右図柄用カウンタの値が１０になるとその値を０に戻す。中図柄用カウンタは、右図柄用カウンタの値が１０から０になる毎に１ずつ更新アップして０乃至９の範囲で循環的に更新し、更新した中図柄用カウンタの値が１０になるとその値を０に戻す。
【００６６】
なお、左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの更新周期はそれぞれ異なるため、左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの各値が全て同じ値となる当りの組み合せも処理上作成されるが、当りの組み合せが作成された場合には、右図柄用カウンタの値を＋１だけずらす。従って、図柄作成処理で作成する左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの各値の組合せは、はずれ図柄の組合せとなる。
【００６７】
図１２は、表示ＣＰＵが実行する第２実施形態の演出表示処理のフローチャートである。該演出表示処理は、表示ＣＰＵがメイン制御装置１４から送信される左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドを受信すると、開始される。また、表示ＣＰＵは、左図柄指定コマンドを受信すると、左図柄記憶エリアにコマンド指定された左図柄を記憶する。同様に、中図柄指定コマンドを受信すると、中図柄記憶エリアにコマンド指定された中図柄を記憶し、右図柄指定コマンドを受信すると、右図柄記憶エリアにコマンド指定された右図柄を記憶する。
【００６８】
演出表示処理を開始すると、表示ＣＰＵは、まず、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄であるか否かを判別する（ステップＡ２１）。即ち、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄である場合には、大当り図柄であると判別し、左図柄、中図柄、右図柄が全て同じ図柄でなければはずれ図柄と判別する。
【００６９】
今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄でない場合、表示ＣＰＵは、ステップＡ２１を偽と判別し、ステップＡ２２の変動表示処理に進む。なお、変動表示処理は、従来と同様の（なお、指定された図柄がリーチ図柄であればはずれリーチを発生する）図柄の変動処理であり、左図柄、中図柄、右図柄に関する特別な演出は行わない。表示ＣＰＵは、ステップＡ２２の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、左図柄、中図柄、右図柄を今回指令された図柄で仮停止表示し（図柄が小刻みに揺れる揺れ変動）（ステップＡ２３）、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。そして、表示ＣＰＵは、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて仮停止表示（揺れ変動）している図柄を停止させ、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せで図柄を確定する（ステップＡ２４）。表示ＣＰＵは、ステップＡ２４の処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【００７０】
一方、ステップＡ２１にて、今回指令された左図柄、中図柄、右図柄の組合せが大当り図柄である場合、表示ＣＰＵは、ステップＡ２１を真と判別し、ステップＡ２５に進む。表示ＣＰＵは、左図柄用カウンタ、右図柄用カウンタ、中図柄用カウンタの現在値をそれぞれ取得する（ステップＡ２５）。次いで、取得した左図柄、右図柄、中図柄の組合せ（はずれ図柄）を３桁の１０進数に変換する（ステップＡ２６）。次いで、大当り図柄の左図柄、右図柄、中図柄の各値を同じく３桁の１０進数に変換する（ステップＡ２７）。そして、１０進数に変換した大当り図柄が１０進数に変換したはずれ図柄よりも大きいか否かを比較する（ステップＡ２８）。
【００７１】
表示ＣＰＵは、１０進数に変換した大当り図柄が１０進数に変換したはずれ図柄よりも大きい場合は、１０進数に変換した大当り図柄から１０進数に変換したはずれ図柄を減算し（ステップＡ２９）、減算結果を逆変換し（百の位、十の位、一の位に独立させ）、百の位を左図柄、十の位を中図柄、一の位を右図柄に割り当てて演算図柄として記憶する（ステップＡ３１）。例えば、大当り図柄が「４，４，４」で、はずれ図柄が「２，８，７」であれば、減算結果は、４４４−２８７＝１５７であるから、演算図柄が「１，５，７」となる。
【００７２】
一方、表示ＣＰＵは、１０進数に変換した大当り図柄が１０進数に変換したはずれ図柄よりも大きくない場合は、１０進数に変換したはずれ図柄から１０進数に変換した大当り図柄を減算し（ステップＡ３０）、前述と同様にして減算結果を逆変換し、演算図柄として記憶する（ステップＡ３１）。例えば、大当り図柄が「４，４，４」で、はずれ図柄が「６，２，１」であれば、減算結果は、６２１−４４４＝１７７であるから、演算図柄が「１，７，７」となる。
【００７３】
表示ＣＰＵは、ステップＡ３１を行うと、ステップＡ３２の変動表示処理に進む。ステップＡ３２の変動表示処理は、従来と同様の図柄の変動処理であり、表示ＣＰＵは、ステップＡ３２の変動表示処理において所定の表示制御を行うと、ステップＡ３１の演算によって記憶したはずれ図柄（演算図柄）を事前に目視可能に表示してから、今回停止表示する大当り図柄を演出表示する。即ち、表示ＣＰＵは、左図柄、中図柄、右図柄をはずれ図柄（演算図柄）の組合せ図柄で仮停止表示し（図柄が小刻みに揺れる揺れ変動）（ステップＡ３３）、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されてくるまで待機する。そして、表示ＣＰＵは、メイン制御装置１４から図柄停止コマンドが送信されると、図柄停止コマンドを受信し、図柄停止コマンドに応じて、ステップＡ２５で取得したはずれ図柄と、ステップＡ３１で記憶した演算図柄とを足して今回停止表示する大当り図柄となる足し算大当り演出表示で、今回指令された大当り図柄を確定表示する（ステップＡ３４）。表示ＣＰＵは、ステップＡ３４の処理を終えると演出表示処理を終えて図示しないメインルーチンにリターンする。
【００７４】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更をすることができるものである。例えば、大当り図柄情報が「８，８，８」であるとき、記憶図柄に「１，２，３」、「３，４，５」がある場合に、演算として「１２３」＋「３４５」＝「４６８」、次に、「８８８」−「４６８」＝「４２０」を行う。演出表示として、まず、「４，２，０」のはずれ図柄（演算図柄情報）を表示する。続いて、記憶されている「１，２，３」と「３，４，５」の図柄が「４，２，０」に足される（足し算大当り演出表示）。その結果、大当り図柄「８，８，８」を確定表示する。即ち、記憶されているはずれ図柄を複数用いてもよい。
【００７５】
また、本発明は、確率変動への昇格演出に適用することができる。大当り図柄情報が確変図柄である大当り図柄、例えば、「９，９，９」であるとし、記憶図柄に「１，２，３」、「４，３，２」がある場合に、演算として「１２３」＋「４３２」＝「５５５」、次に、「９９９」−「５５５」＝「４４４」を行う。演出表示として、まず、「４，４，４」の確変図柄ではない大当り図柄を揺れ変動で表示する。続いて、記憶されている「１，２，３」が「４，４，４」に足されてはずれ図柄「５，６，７」が表示され、引き続いて、記憶されている「４，３，２」の図柄が「５，６，７」に足される（足し算大当り演出表示）。その結果、確変図柄の大当り図柄「９，９，９」を確定表示する。
【００７６】
メイン制御手段からの特定のはずれ図柄情報と、サブ制御手段が記憶したはずれ図柄情報又はサブ制御手段が発生させた図柄情報とを用いて、はずれ演出を表現してもよい。例えば、特定のはずれ図柄情報が「２２１」のように１コマずれの惜しい図柄の組合せである場合、記憶図柄情報に「１２３」がある場合、「２２１」−「１２３」＝「０９８」となる演算を行い、予め「０，９，８」を表示してから「１，２，３」と足すことによって「２，２，１」のはずれ図柄を確定表示する。このように、大当り図柄の演出表示に加えてガセ的なはずれ図柄の演出表示を混ぜることで、本発明を利用した演出に幅を広げることができる。
【００７７】
また、大当り図柄情報を記憶するようにしてもよい。例えば、今回の大当り図柄情報が確変図柄の「３３３」であるとき、記憶図柄情報に「１１１」、「２２２」がある場合、「１１１」＋「２２２」＝「３３３」の関係が成立するから、まず、確変図柄でない大当り図柄「２２２」を表示し、続いて、記憶されている「１１１」が表示中の大当り図柄「２２２」に足され、その結果、確変図柄の「３３３」で確定表示する。このような大当り図柄を用いて確率変動への昇格演出を加えることで、本発明を利用した演出に幅を広げることができる。
【００７８】
サブ制御手段で記憶又は発生させる記憶図柄情報は、その規則性を複数種類としてもよい。また、この場合、記憶図柄情報について、規則性の相違に応じた期待度順位を設定する。例えば、１コマずれのはずれリーチ図柄（「５６５」、「３２３」等）と２コマずれのはずれリーチ図柄（「５７５」、「３１３」等）とでは、１コマずれのはずれリーチ図柄の方の順位を高くする。つまり、１コマずれのはずれリーチ図柄を使った演出の出現率を、２コマずれのはずれリーチ図柄を使った演出の出現率よりも高くする。こうすることで、停止するはずれ図柄への期待感を与えることができる。
【００７９】
【発明の効果】
請求項１及び請求項２に記載の構成によれば、遊技制御を行って遊技の当否を判定するメイン制御手段と、メイン制御手段からの指令に応じて表示制御を行って当否の判定結果を演出表示するサブ制御手段とを備え、サブ制御手段が、メイン制御手段から指令された図柄情報が大当り図柄情報である場合に、はずれ図柄情報と大当り図柄情報とを用いて演算図柄情報を求め、演算図柄情報に基いて大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示するので、メイン制御手段が制御する内部的な大当り確率を変えずにサブ制御手段で大当り図柄を演出表示することができるため、メイン制御手段の処理に負担をかけずに実施することができる。
【００８０】
請求項３に記載の構成によれば、演算図柄情報に基いてはずれ図柄を事前に目視可能に表示してから、大当り図柄情報に応じた大当り図柄を演出表示するので、はずれ図柄が事前に目視可能に表示された時点ではずれで確定すると思い落胆するが、大当り図柄となる演算大当り表示演出によって大当り図柄が確定し、大当りであることが認知されるので、非常に得をした気分を味わうことなり、遊技者に意外性の高い興趣を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態におけるパチンコ遊技機に配備された遊技盤面の正面図
【図２】本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御系統の概略の要部ブロック図
【図３】メイン制御装置のメインＣＰＵが実行する処理のメインルーチンを示すフローチャート
【図４】メイン制御装置のメインＣＰＵが実行するタイマ割込処理のフローチャート
【図５】同上のメインＣＰＵが実行する特別図柄動作処理のフローチャート
【図６】図５のフローチャートのつづき
【図７】メイン制御装置から表示制御装置に送信するコマンドの送信タイミングを表したタイムチャート
【図８】表示ＣＰＵが実行する請求項１に係る演出表示処理のフローチャート
【図９】表示制御装置に設けられた図柄記憶エリアにおける図柄記憶動作を示す図
【図１０】本実施形態における図柄表示装置の表示画面の出目表示部の一表示態様を示す図
【図１１】同上の図柄表示装置の表示画面における大当り図柄情報に応じた大当り図柄の演出表示の一表示態様を示す図
【図１２】表示ＣＰＵが実行する請求項１に係る演出表示処理のフローチャート
【符号の説明】
１　遊技盤面
２　図柄表示装置
３　図柄表示ユニット
４　普通電動役物
５　始動入賞口
６　可変入賞装置
７　開閉扉
８　大入賞口
９　保留個数表示ＬＥＤ
１０　左袖入賞口
１１　左落し入賞口
１２　右袖入賞口
１３　右落し入賞口
１４　メイン制御装置
１５　表示制御装置
１６　音声制御装置
１７　ランプ制御装置
１８　賞球制御装置
１９　スイッチ入力回路
２０　ドライバ
２１　大入賞口ソレノイド
２２　ドライバ
２３　チューリップソレノイド
２４　スピーカ
２５　賞球払出装置
２６　出目表示部
ＳＷ１　始動口入賞検出スイッチ
ＳＷ２　大入賞口入賞検出スイッチ
ＳＷ３　特定領域通過検出スイッチ
ＳＷ４　入賞検出スイッチ
ＳＷ５　入賞検出スイッチ
ＳＷ６　入賞検出スイッチ
ＳＷ７　入賞検出スイッチ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention has a symbol display device for variably displaying symbols, a main control means for performing game control to determine whether or not a game is performed, and a display result for performing display control in response to a command from the main control means. And a sub-control means for producing and displaying a game effect.
[0002]
[Prior art]
A gaming machine is widely known in which a bonus (for example, a jackpot game is performed) is obtained when the symbol of the symbol display device fluctuates and reaches a predetermined combination (so-called big hit). In such a gaming machine, the jackpot / losing due to a symbol change depends on a randomly selected numerical value, and in general, the probability of a jackpot is set to about 1/280 to 1/350. Have been. As described above, since the probability of actually being a big hit is set to be low, if the player cannot get the big hit for a long period of time, the interest of the game will be reduced.
[0003]
By the way, in the gaming machine of this type, when the lottery result of the jackpot / outlier related to the symbol change is an outlier, the outlier symbol (for example, a combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol) is stored for a predetermined number of times. Even if the jackpot / losing lottery result related to the symbol change is a loss, if the present loss symbol matches any one of the already stored loss symbols, a bonus (for example, , A jackpot game is performed). However, the conventional gaming machines described above increase the jackpot probability itself, and there is a difficulty in obtaining approval as a gaming machine installed in a game arcade. Therefore, it is desired to satisfy the taste of the player without changing the jackpot probability and to eliminate the decrease in the player's willingness to play.
[0004]
Further, the gaming machine equipped with the symbol display device performs main control means for performing game control to determine whether or not the game is correct, and performs display control in response to a command from the main control means to produce and display the determination result of the correctness. And a sub-control means.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the problem that a player lowers the taste of a game or the player's willingness to play the game without changing the big hit probability related to the symbol variation and without burdening the processing of the main control means. It is to provide a gaming machine that can do it.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The gaming machine according to claim 1, wherein the main control means for performing game control to determine whether the game is correct or not, and performing the display control in response to a command from the main control means to produce and display the determination result of the correctness. Sub-control means, and in order to solve the above-mentioned problem, the sub-control means stores the loss symbol information when the symbol information instructed from the main control means is the loss symbol information. On the other hand, when the symbol information instructed from the main control means is the big hit symbol information, the calculated symbol information is obtained by using the already stored lost symbol information and the big hit symbol information, and based on the calculated symbol information. A big hit symbol is produced and displayed according to the big hit symbol information.
[0007]
The gaming machine according to claim 2, wherein the main control means for performing game control to determine whether the game is correct or not, and performing display control in response to a command from the main control means to produce and display the result of the determination as to whether the game is correct or not. Sub-control means, and in order to solve the above-mentioned problem, said sub-control means has a symbol information generating means for generating missing symbol information, and the symbol information instructed by said main control means When is the big hit symbol information, the calculated symbol information is obtained by using the lost symbol information and the big hit symbol information generated by the symbol information generating means, and according to the big hit symbol information based on the calculated symbol information. It is characterized by displaying a big hit symbol.
[0008]
The gaming machine according to claim 3, according to claim 1 or 2, wherein a lost symbol is visually displayed in advance based on the calculated symbol information, and then a large hit symbol according to the large hit symbol information. Is produced and displayed.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In this embodiment, a pachinko gaming machine will be described as one mode of a gaming machine. However, the present invention is not limited to a pachinko gaming machine, and may be, for example, a medal-type gaming machine. If the gaming machine is provided with a main control means for determining whether the game is valid or not, and a sub-control means for effecting display control in accordance with a command from the main control means and displaying the result of the determination of the validity, Become.
[0010]
FIG. 1 is a front view of a game board provided in a pachinko gaming machine according to one embodiment of the present invention. A symbol display unit 3 to which a symbol display device 2 constituted by a color liquid crystal display device is assembled is provided from substantially the center to the upper portion of the game board surface 1. The symbol display device 2 is for variably displaying a plurality of symbol columns as identification information for causing a player to recognize a hit or miss due to the variable display game.
[0011]
The symbol display device 2 variably displays three symbol columns as identification information, and variably displays a left symbol, a middle symbol, and a right symbol from the left side of the display screen. At the lower center of the symbol display unit 3, there is provided a tulip-type ordinary electric accessory 4 having a variable winning opening that is opened by an electromagnetic means such as a solenoid. In addition, the variable winning opening of the ordinary electric accessory 4 is set as the starting winning opening 5 for starting the symbol change in the symbol display device 2.
[0012]
A variable winning device 6 is provided below the ordinary electric accessory 4. The variable winning device 6 includes an opening / closing door 7 provided to be tiltable in the front-rear direction, and the opening / closing door 7 is driven by a solenoid (not shown) provided on the back side of the game board. The variable winning device 6 is in a state where the opening and closing door 7 is normally closed and it is impossible to win a pachinko ball into the special winning opening 8 (a state disadvantageous to the player).
[0013]
On the other hand, based on the winning of the pachinko ball into the start winning opening 5, the symbol display device 2 performs a variable display of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol. In addition, the left symbol, the right symbol, and the middle symbol stop the change of the symbol at the same time. When a symbol is displayed in the symbol display device 2 in a predetermined display mode, for example, a specific combination in which the combination of the stopped left symbol, the middle symbol, and the right symbol is a big hit (for example, the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are When the same pattern is reached, the game shifts to a special game state that is advantageous to the player, and the variable winning device 6 opens the opening / closing door 7 so that the pachinko ball can easily win the large winning opening 8. Convert to
[0014]
Further, on the upper part of the symbol display unit 3, there is provided a reserved number display LED 9 for notifying the reserved state of the right to change the symbol of the symbol display device 2 caused by winning in the starting winning opening 5 by the number of lights. . In this embodiment, up to four rights to change symbols are reserved.
[0015]
A specific area (not shown) which is a special winning area is provided in a part of the inside of the special winning opening 8, and a specific area door (not shown) for opening and closing the specific area is provided in the specific area. I have. The special winning opening 8 is in a special game state (big hit game state) when the result of the symbol change stop performed on the symbol display device 2 is a big hit, and is opened for a predetermined time (for example, 29.5 seconds). Is done. However, the special winning opening 8 is closed when a predetermined number (for example, 10) of prizes is won during opening or when a predetermined time has elapsed. The opening operation of the special winning opening 8 described above is called one round of a big hit game.
[0016]
Further, when the game ball passes through the specific area while the special winning opening 8 is open, the continuation condition is satisfied, and after the special winning opening that has been opened this time is closed, that is, in this round, Is completed, the special winning opening 8 is newly opened, and the process proceeds to the next round. The continuous opening operation (number of consecutive rounds) of the special winning opening 8 based on the passing of the game ball in the specific area is provided with an upper limit number, for example, up to 15 times including the first opening (up to 15 rounds). Up to. In the case of the jackpot game state, if the game ball does not pass to the specific area while the jackpot 8 is open, the jackpot game state ends when the jackpot 8 closes this time. In addition, when the continuous opening operation of the special winning opening 8 continues up to the fifteenth time, the big hit game state ends when the fifteenth special winning opening 8 is closed.
[0017]
Further, a left sleeve winning opening 10 and a left falling winning opening 11 which are ordinary winning openings are provided in the left sleeve portion and the left falling portion of the game board surface 1 on the left side of the variable winning device 6. Further, a right sleeve winning opening 12 and a right falling winning opening 13 which are ordinary winning openings are provided in a right sleeve portion and a right falling portion of the game board surface 1 on the right side of the variable winning device 6. In this embodiment, it is assumed that, among the above-mentioned winning ports, the starting winning port 5 has a payout number of winning balls set to 7 for winning. In the large winning opening 8, the left sleeve winning opening 10, the left down winning opening 11, the right sleeve winning opening 12, and the right down winning opening 13, the number of prize balls paid out for the winning is set to 15. .
[0018]
FIG. 2 is a schematic main block diagram of a control system provided in the pachinko gaming machine of the present embodiment. The pachinko gaming machine includes a main control device 14 for performing overall game control of the pachinko game, and a sub-control device for controlling each drive unit based on information (command command) from the main control device 14, that is, display control. A device 15, a voice control device 16, a lamp control device 17, and a prize ball control device 18 are provided.
[0019]
The main control device 14 (main control unit) corresponds to the main control means described in claims 1 and 2, and is provided on a main control board (not shown). The main control device 14 includes a main CPU as processing execution means for performing overall control related to the pachinko game, a ROM in which a control program related to the entire pachinko game to be executed by the main CPU is stored, and It is configured to include a readable and writable RAM, a communication interface for the main CPU to perform data communication with peripheral devices, and the like. In addition, illustration of the specific configuration of the main control device 14 is omitted. The main control device 14 determines whether or not the symbol display device 2 changes the symbol due to the winning memory in the start winning port 5 and instructs the display control device 15 to perform an effect according to the determination result of the symbol by a command.
[0020]
The main control device 14 is connected to a display control device 15 provided on a symbol display board (not shown) so as to be capable of one-way communication. The display control device 15 corresponds to the sub-control means described in claims 1 and 2. The display control device 15 performs display control of the symbol display device 2 in accordance with a command command from the main control device 14, and effects and displays the result of the determination as to whether the symbol is correct. Note that the command command transmitted from the main control device 14 to the display control device 15 includes a plurality of types of variation patterns and (a plurality of types corresponding to the variation of the variation time and variation mode of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol). (A fluctuation pattern is set), a stop symbol of the left symbol, a stop symbol of the right symbol, a stop symbol of the middle symbol, and a stop command of a symbol relating to the left, right, and middle symbols.
[0021]
A switch input circuit 19 is connected to the main control device 14, and various winning ports (for example, a starting winning port 5, a large winning port 8, and a large winning port 8) provided on a game board of a pachinko gaming machine are provided. Each detection signal by each of the winning detection switches (corresponding to the winning detector according to claim 1) provided for a specific area, various normal winning ports 10 to 13 arranged on the game board surface 1 is a switch input circuit. 19 is input. For example, a starting opening winning detection switch SW1 is provided for the starting winning opening 5, a winning opening winning detection switch SW2 is provided for the winning opening 8, and a specific area passing detection switch SW3 is provided for the specific area. A winning detection switch SW4 is provided for the left sleeve winning opening 10, a winning detection switch SW5 is provided for the left winning opening 11, and a winning detection switch SW6 is provided for the right sleeve winning opening 12. A prize detection switch SW7 is provided for the prize winning opening 13. Note that each of the detection switches SW1 to SW7 is configured by a proximity switch.
[0022]
Further, a driver 20 and a driver 22 are connected to the main control device 14, and a special winning opening solenoid 21 for opening the special winning opening 8 of the variable winning device 7 provided on the game board is operated by the main control device 14. It is provided so that the driving is controlled through the driver 20 by the control output. Further, a tulip solenoid 23 for expanding the starting winning opening 5 of the ordinary electric accessory 4 provided on the game board is provided to be driven and controlled through the driver 22 by a control output from the main control device 14.
[0023]
Further, various lamps / display LEDs are connected to the lamp control device 17, and the lamp control device 17 drives the various lamps / display LEDs (including the reserved number display LED 9) in accordance with a command command from the main control device 14. Further, the voice control device 16 generates a sound effect and a warning from the speaker 24 in accordance with a command from the main control device 14. The prize ball control device 18 drives and controls a prize ball payout device 25 that discharges a prize ball in accordance with a command command from the main control device 14 (number of payouts or payout possible / not payable). Although not shown, a power supply circuit (not shown) for generating each operating power supply and a clock circuit (not shown) for defining a processing cycle of the main control device 14 are connected to the main control device 14. ing.
[0024]
A main process and a timer interrupt process executed by the main CPU of the main control device 14 in the pachinko gaming machine according to the embodiment configured as described above will be described. FIG. 3 is a flowchart showing a main routine of a process executed by the main CPU, and FIG. 4 is a flowchart of a timer interrupt process executed by the main CPU. When starting the main processing, the main CPU first performs processing relating to CPU initialization (step S01), and determines whether or not the RAM erasure switch is on (step S02). The RAM erase switch is operated by a staff member only when the power is turned on when the store is opened. The main CPU proceeds to step S03, performs initialization processing, clears the RAM, and sets initial values to various counters, flags, and the like necessary for the following processing (step S03). After finishing the initialization processing, the main CPU proceeds to step S04.
[0025]
The main CPU performs a switch input check process (step S04) for detecting an input of each switch (for example, presence or absence of a prize) and for checking whether or not a prize detection signal is detected at the same time (step S04). Payout operation processing (step S05), full tank / out of ball check processing (step S06), random number for jackpot determination if there is a start opening prize, processing of reserved balls, jackpot determination, stop symbol and fluctuation Special symbol operation processing for determining a pattern (step S07), special winning opening processing (step S08), output data / external output data generation processing for generating a solenoid output or a port output of an external output terminal (step S09), mainly Production of random numbers not related to hits, for example, random numbers for setting initial values for determining initial values of random numbers for jackpot determination, reach Reach judgment random number to determine whether to perform, fluctuation pattern random number to determine the fluctuation pattern, left symbol, middle symbol, left symbol to determine the right symbol, update of the right symbol random number, etc. The random number update process 2 to be performed (step S10) is sequentially performed. The main CPU repeatedly executes a processing loop (hereinafter, referred to as a main loop) formed by the above steps S04 to S10 until a timer interrupt (every 4 ms) occurs at a predetermined cycle.
[0026]
When a timer interrupt occurs, the main CPU starts a timer interrupt process. The main CPU saves the value of the register used in the main routine in the stack area (Step S15). Next, the main CPU performs a switch input process (step S16) for inputting the state of various switches (including the above-described SW1 to SW7), and a random number update process 1 (step S16) for updating the big hit determination random number and the big hit symbol random number. S17), the symbol display device 2, a command transmission output process of transmitting each command of voice, lamp, and winning ball to each control device (step S18), an I / O port output process of outputting an external output terminal, a solenoid, and the like ( Step S19) is sequentially performed, and when the value saved in the stack area is returned to the register (step S20), the process returns to the main routine.
[0027]
Next, the special symbol operation process executed by the main CPU will be described. 4 to 5 and 6 are flowcharts of the special symbol operation process executed by the main CPU. When starting the special symbol operation process, the main CPU determines whether or not there is a start opening winning (step S31). When there is no winning detection signal from the starting opening winning switch SW1, the main CPU determines that there is no starting opening winning and shifts to step S36. When the game ball wins the starting winning opening 5, a winning detection signal from the starting opening winning detection switch SW1 is input to the main control device 14, and is stored in the switch input check processing in step S04. The main CPU determines that there is a winning opening, and proceeds to step S32.
[0028]
When the main CPU proceeds to step S32, the main CPU determines whether or not the number of reserves related to winning storage in the starting winning opening 5 is full (step S32). In the present embodiment, the number of suspensions related to the memorization of the winning in the starting winning port 5 is up to four. The main CPU determines whether or not the value of the starting winning counter is 4, and if the value of the starting winning counter is 4, determines that the number of reserves is full. In this case, the starting winning opening is determined. No prize storage is performed for No. 5, and the process proceeds to step S36. On the other hand, if the value of the start winning counter is not 4, it is determined that the reserved number is not full, and the process proceeds to step S33 to store the winning in the starting winning port 5. The start winning counter is a counter that increments by one each time a win winning memory 5 is stored in the starting winning port 5, and its initial value is 0, and the range of possible values is 0 to 4.
[0029]
When proceeding to step S33, the main CPU increments the value of the start winning counter by one (step S33), acquires the current values of the jackpot determination counter and the jackpot symbol counter (step S34), and acquires the acquired counter values. Is stored in a predetermined acquired value storage area corresponding to the value of the start winning counter (in this case, 1 to 4) (step S35).
[0030]
For example, when the value of the start winning counter is 1, each acquired counter value is stored in the acquired value storage area (1). Similarly, when the value of the starting prize counter is 2, each acquired counter value is stored in the acquired value storage area (2), and when the value of the starting prize counter is 3, each acquired counter value is stored. The counter value is stored in the acquired value storage area (3), and when the value of the starting winning counter is 4, each acquired counter value is stored in the acquired value storage area (4). After storing the acquired counter values in the predetermined acquired value storage area, the main CPU proceeds to step S36.
[0031]
When proceeding to step S36, the main CPU determines whether or not it is possible to start the symbol change (start of the variable display game) (step S36). During the change of the special symbol, during the interval time until the next symbol change, or during the big hit game, a new symbol change cannot be started. In this case, the process proceeds to step S52. On the other hand, when it is possible to start the symbol change (start the variable display game), the main CPU proceeds to step S37.
[0032]
When proceeding to step S37, the main CPU determines whether or not there is a memory of the winning start (step S37). That is, the main CPU determines whether the value of the start winning counter is not 0 or not. If the value of the start winning counter is 0, the main CPU determines that there is no memory of the start winning, and ends the special symbol operation process, and returns to the main routine.
[0033]
On the other hand, if the value of the starting winning counter is not 0 in step S37, the main CPU determines that the starting winning has been stored, and proceeds to step S38 to perform a process relating to the start of the symbol change (start of the variable display game). I do. First, the main CPU reads out each acquired numerical value (each count value) stored in the acquired value storage area (1) into the judgment value storage area (step S38), and acquires the acquired value storage area (2) to the acquired value storage area ( The contents of 4) are sequentially shifted to the acquired value storage area (1) to the acquired value storage area (3), and the acquired value storage area (4) is cleared to be empty (step S39). Next, the main CPU decrements the value of the start winning counter by one according to the start of the symbol change of the special symbol this time (step S40), and proceeds to step S41.
[0034]
When proceeding to step S41, the main CPU determines whether or not the obtained value of the big hit determination counter in the determination numerical value storage area is a value belonging to a hit (whether the big hit determination value) (step S41). . In addition, in the determination of whether or not it is a big hit in step S41, when the pachinko gaming machine adopts the probability change, a plurality of (for example, five) big hit determination values are set at the time of high probability, and at the time of normal probability, By setting the big hit determination value to, for example, one, it is possible to make it easier to hit at the time of high probability. In step S41, if the result of the big hit determination is a hit in step S41, the main CPU determines that the hit is a big hit, and proceeds to step S50. If the result of the big hit determination is not a hit, the main CPU determines that there is a hit and shifts to step S42. I do.
[0035]
First, a case where it is determined in step S41 that the connection has been lost will be described. The main CPU proceeds to step S42, clears the big hit flag to 0 in response to the detachment determination (step S42), and proceeds to step S43. In step S43, the main CPU acquires the current value of the reach determination counter (step S43), and determines whether the acquired value of the reach determination counter is a winning (step S44). If the acquired value of the reach determination counter is a winning, a reach is generated and the game is missed. On the other hand, if the obtained value of the reach determination counter is not a winning, the game is a normal game with no reach.
[0036]
If the determination result in step S44 is not a winning, the main CPU determines that the symbol variation to be performed this time is a variation that stops at a non-reachable symbol, and determines that step S44 is false, proceeds to step S45, and proceeds to step S45. The current values of the symbol counter and the right symbol counter are acquired, and determined as a left stop symbol, a middle stop symbol, and a right stop symbol, respectively (step S45). In the random number update process 2 in step S10, if the updated right symbol counter value matches the left symbol counter value, the right symbol counter value is shifted by +1. ing.
[0037]
The left symbol counter, the middle symbol counter, and the right symbol counter are counters for determining the left, middle, and right symbols, respectively, in the case where the determination of the loss of the variable display game is lost. Here, for the sake of simplicity, it is assumed that the symbol type displayed on the symbol display device 2 is a common symbol for all of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol, and ten types are set. It is assumed that the types of symbols are, for example, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, and 9. The left symbol counter, the middle symbol counter, and the right symbol counter are cyclically updated one by one within a range of 0 to 9, for example, in correspondence with these symbols.
[0038]
The stop symbol determination process in step S45 includes a left symbol designation command, a middle symbol designation command, and a right symbol designation command for designating the type of symbol to be stopped with respect to the display control device 15 in each command transmission buffer. Including the process of writing to. The left symbol designation command is, for example, "2000H" to "2009H" in hexadecimal notation corresponding to symbols "0" to "9". Similarly, the middle symbol designation command is "2100H" to hexadecimal notation. “2109H” and the right symbol designation command are set in hexadecimal notation, such as “2200H” to “2209H”.
[0039]
After finishing the process in step S45, the main CPU proceeds to step S46, acquires the value of the variation pattern counter, and determines the variation pattern based on the acquired value (step S46). The variation pattern counter is a counter for determining the variation pattern of the symbol variation of the variable display game. Note that the fluctuation pattern defines the fluctuation time of the special symbol (the time until final confirmation), and if the fluctuation time of the symbol is completely the same regardless of the loss of the big hit, it is treated as the same fluctuation pattern. Further, the process of determining a variation pattern in step S46 includes a process of writing a variation pattern designation command for designating the type of the variation pattern to the display control device 15 in the command transmission buffer. After determining the fluctuation pattern, the main CPU ends the special symbol operation processing and returns to the main routine.
[0040]
On the other hand, when the result of the determination in step S44 is a win (when a reach is generated), the main CPU changes the symbol variation to be performed this time to a variation that stops at a non-reachable symbol, and proceeds to step S47. It is determined whether or not the current value is the same as the current value of the middle symbol counter (step S47). In the process of step S47, when determining the reach symbol (the left symbol and the right symbol are the same symbol and only the middle symbol is different), if the left symbol and the middle symbol are the same symbol, a big hit symbol is obtained. This is to avoid
[0041]
When the current value of the left symbol counter and the current value of the middle symbol counter are not the same in step S47, the main CPU sets the current value of the left symbol counter to the left stop symbol and the current value of the middle symbol counter. The current values of the middle stop symbol and the left symbol counter are determined as right stop symbols (the left symbol is copied to the right symbol) (step S48), and the process proceeds to step S46.
[0042]
On the other hand, in step S47, if the current value of the left symbol counter is the same as the current value of the middle symbol counter, the current value of the right symbol counter is copied to the left stop symbol (the right symbol is copied to the left symbol). ), The current value of the middle symbol counter is determined as the middle stop symbol, and the current value of the right symbol counter is determined as the right stop symbol (step S49), and the process proceeds to step S46. The stop symbol determination process in steps S48 and S49 also includes a left symbol designation command, a middle symbol designation command, and a right symbol designation command for designating the type of symbol to be stopped with respect to the display control device 15. Includes processing to write to the command transmission buffer. When the main CPU proceeds to step S46, the main CPU determines a fluctuation pattern based on the value of the fluctuation pattern counter as described above (step S46), ends the special symbol operation processing, and returns to the main routine.
[0043]
Next, a case where it is determined in step S41 that a big hit has occurred will be described. The main CPU proceeds to step S50, sets a big hit flag in response to the big hit determination (step S50), and proceeds to step S51. The main CPU determines a big hit symbol (the left stop symbol, the middle stop symbol, and the right stop symbol are all the same) based on the acquired numerical value for the big hit symbol in the determination numerical value storage area (step S51), and proceeds to step S46. As described above, the variation pattern is determined based on the value of the variation pattern counter (step S46), and the special symbol operation process is completed, and the process returns to the main routine. Note that the stop symbol determination process in step S51 also includes a left symbol designation command, a middle symbol designation command, and a right symbol designation command for designating the type of symbol to be stopped with respect to the display control device 15 in each command transmission buffer. Including the process of writing to.
[0044]
As described above, when the main CPU determines the variation pattern due to the difference of the big hit and determines the stop symbol, the main CPU sequentially sends the display control device 15 a command transmission output process of the timer interrupt process executed every 4 ms. Send a command. A command is composed of two bytes per command. FIG. 7 is a time chart showing a transmission timing of a command transmitted from the main control device 14 to the display control device 15. When the main CPU first detects the fluctuation pattern specification command written in the command transmission buffer in the command transmission output processing, the main CPU transmits the fluctuation pattern specification command to the display control device 15. The command transmission buffer to which the command has been transmitted is cleared. Then, the left symbol designation command written in the command transmission buffer in the command transmission output process executed at the next interrupt timing is detected, and the left symbol designation command is transmitted to the display control device 15. Similarly, in the command transmission output process executed at the next interrupt timing, the middle symbol designation command written in the command transmission buffer is detected, and the middle symbol designation command is transmitted to the display control device 15. The right symbol designating command written to the command transmission buffer in the command transmission output process executed at the interrupt timing of is detected, and the right symbol designating command is transmitted to the display control device 15.
[0045]
Upon receiving the variation pattern designation command, the display control device 15 sets the variation time of the left symbol, the right symbol, and the middle symbol corresponding to the designated variation pattern, and starts the symbol variation of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol. I do. In addition, the display control device 15 determines the timing of the symbol change (switching speed of the changing speed, start timing of the fluctuation of the symbol, etc.) in accordance with the type of the changing pattern. Further, when the left symbol, the middle symbol, and the right symbol designation command are received, the stop symbols of the left symbol, the right symbol, and the middle symbol corresponding to these are determined. When the stop symbol instructed to the display control device 15 is a reach symbol, a reach occurs.
[0046]
On the other hand, after performing the special symbol operation process in the next cycle, following the processes of steps S31 to S36, as a result of the symbol being changed, step S36 is determined to be false, and the process proceeds to step S52. The main CPU determines that step S52 is true, and monitors whether or not the fluctuation time corresponding to the determined fluctuation pattern has elapsed (step S53). If the fluctuation time has not elapsed, the main CPU determines that step S53 is false, ends the special symbol operation process, and returns to the main routine.
[0047]
When the above processing is repeated and the fluctuation time elapses, the main CPU determines that step S53 is true, writes a symbol stop command in the command transmission buffer (step S54), ends the special symbol operation processing, and returns to the main routine. To return. A symbol stop command is transmitted to the display control device 15 in a command transmission output process of a timer interrupt process executed every 4 ms. Upon receiving the symbol stop command, the display control device 15 stops the symbol that is temporarily stopped and displayed (swaying fluctuation), and the symbol is determined.
[0048]
Next, an effect display process performed by a CPU (hereinafter, referred to as a display CPU) of the display control device 15 according to the gist of the present invention will be described. When the symbol information instructed from the main control device 14 is the jackpot symbol information, the effect display of the present invention is the lost symbol information already stored or the lost symbol information previously generated by the display control device 15 and the jackpot symbol information. Is used to determine the calculated symbol information, and based on the calculated symbol information, the lost symbol is displayed in advance so that it can be visually recognized, and then the big hit symbol corresponding to the big hit symbol information is displayed.
[0049]
FIG. 8 relates to the effect display described in claim 1, and is a flowchart of the effect display process executed by the display CPU. The effect display process is started when the display CPU receives the left symbol designation command, the middle symbol designation command, and the right symbol designation command transmitted from the main control device 14. Further, when receiving the left symbol designating command, the display CPU stores the left symbol designated by the command this time in the left symbol storage area. Similarly, when the middle symbol designation command is received, the middle symbol designated by the command this time is stored in the middle symbol storage area, and when the right symbol designation command is received, the right symbol designated by the command this time is stored in the right symbol storage area. .
[0050]
When the effect display process is started, the display CPU first determines whether or not the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol designated this time is a big hit symbol (step A01). That is, when the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are all the same symbol, for example, the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol is the same as “2, 2, 2” or “7, 7, 7”. If it is a symbol, it is determined to be a big hit symbol, and if the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are not all the same symbol, it is determined to be a miss symbol.
[0051]
If the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol instructed this time is not a big hit symbol, the display CPU determines that the step A01 is false and proceeds to the variable display process of the step A02. The variable display process is a process of changing a design similar to the conventional one (in addition, if the designated design is a reach design, a loss reach is generated). Special effects regarding the left design, the middle design, and the right design are Not performed. When the display CPU performs a predetermined display control in the variation display process of step A02, the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are temporarily stopped and displayed with the symbol instructed this time (the symbol symbol wiggles) (step A03). ), And waits until a symbol stop command is transmitted from the main control device 14. When the symbol stop command is transmitted from the main control device 14, the display CPU receives the symbol stop command, stops the symbol that is temporarily stopped (oscillating) in response to the symbol stop command, and issues the current command. A symbol is determined by the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol (step A04).
[0052]
Next, the display CPU proceeds to step A05, and determines whether or not to store the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol displayed this time, that is, stores the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol displayed this time. It is determined whether the combination is a power combination (step A05). Note that the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol to be stored is a combination of missing symbols, and only the combination of fixed symbols among the missing symbols is stored. In the present embodiment, as combinations having a certain regularity, for example, “0, 1, 2”, “1, 2, 3”, “2, 3, 4”,. There are a total of nine patterns of “8, 9, 0”. In this way, the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are stored in ascending order with one shift. However, the present invention is not limited to this example. For example, “5, 8, 5”, “5, 6, 5”, “5, 4, 5”, “8” , 3, 8 ",..., May be stored as a left-reach symbol in which the left symbol and the right symbol are the same symbol and the middle symbol is a different symbol.
[0053]
In this way, for the combination of the lost symbols that are confirmed and displayed, not all of the lost symbols are stored, but a specific (constant regular) combination of the symbols is stored, so that the premier feeling of the effect can be obtained. Can be given to players. In addition, by giving the regularity, it is possible to give an interest and expectation to the out-of-stop design to stop.
[0054]
The number of combinations of symbols to be stored is plural (up to four in the present embodiment). FIG. 9 is a diagram showing a symbol storage area. There are four symbol storage areas for storing symbols, from a symbol storage area (1) to a symbol storage area (4). Each symbol storage area is provided with a left symbol storage area, a middle symbol storage area, and a right symbol storage area. The combination of lost symbols stored this time is stored in the symbol storage area (1). Therefore, the symbol storage areas (1) to (4) are stored in the newest order of storage, and the combination of symbols stored in the symbol storage area (4) is discarded.
[0055]
If the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol displayed this time is a combination to be stored, the display CPU proceeds to step A06, and firstly, the contents of the symbol storage area (1) to the symbol storage area (3) are stored. The image data is sequentially shifted from the storage area (2) to the acquired value storage area (4), and the symbol storage area (1) is cleared to be empty (step A06). Next, the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol to be stored this time is stored in the symbol storage area (1) (step A07).
[0056]
Next, the display CPU displays each of the symbols (left symbol, middle symbol, right symbol) in the symbol storage area (1) to the symbol storage area (4) on the appearance display section 26 on the right side of the display screen (step A08). ). FIG. 10 is a diagram showing one display mode of the appearance display unit of the display screen of the symbol display device 2. As shown in FIGS. 10A and 10B, when the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol stopped and displayed in the current variation is stored in the symbol storage area (1), At the top, the combination symbol of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol, which has been stopped and displayed this time, is additionally displayed, and the combination symbol that has been displayed so far is shifted downward in the screen. The combination symbol displayed at the bottom is discarded and disappears. After ending the display processing in step A06, the display CPU ends the effect display processing and returns to the main routine (not shown).
[0057]
On the other hand, in step A05, if the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol displayed this time is not a combination to be stored, the display CPU does not perform steps A06 to A08, and ends the direct effect display processing, and No Return to main routine.
[0058]
Next, a case where the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol commanded this time is a big hit symbol will be described. In step A01, when the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol commanded this time is a big hit symbol, the display CPU determines that step A01 is true and proceeds to step A09. In step A09, the display CPU compares the combination of the lost symbols stored in the symbol storage areas (1) to (4) with the big hit symbol finally stopped and displayed this time, and the calculation conditions are set. It is determined whether or not there is (Step A09).
[0059]
In the present embodiment, this calculation is to subtract each value of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol of the lost symbol stored from the respective values of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol of the big hit symbol. Therefore, it is determined whether or not the calculation condition is satisfied in order to prevent the calculation result from becoming a negative value. For example, if the big hit symbol finally stopped and displayed this time is “2, 2, 2”, the lost symbols stored in the symbol storage areas (1) to (4) are the left symbol and the middle symbol. Since the right symbol is shifted by one and is in ascending order, the symbol whose operation result is not negative is any one of "0, 1, 2" and "1, 2, 3". The display CPU determines whether or not the value of the left symbol of the big hit symbol is larger than the value of the left symbol of the lost symbol, and determines whether or not the value of the left symbol of the big hit symbol is stored. If the value is larger than the value, the above calculation is performed assuming that the calculation conditions are satisfied, and the calculation result is set as a lost symbol (calculated symbol) to be displayed in advance (step A10). On the other hand, in step A09, the combination of the lost symbols stored in the symbol storage areas (1) to (4) is compared with the big hit symbol finally stopped and displayed this time, and the calculation conditions are not satisfied. In this case, the display CPU determines that step A09 is false and proceeds to step A02.
[0060]
After performing Step A10, the display CPU proceeds to the variable display processing in Step A11. The variation display process of step A11 is a variation process of a symbol similar to the conventional one, and does not perform a special effect on the left symbol, the middle symbol, and the right symbol. When the display CPU performs a predetermined display control in the variable display process in step A11, the display CPU displays the loss symbol (calculated symbol) obtained by the calculation in step A10 in advance so that it can be visually recognized in advance, and then displays the big hit symbol stopped and displayed this time. Display effects.
[0061]
FIG. 11 is a diagram showing one display mode of the effect display of the big hit symbol according to the big hit symbol information on the display screen of the symbol display device 2. The display CPU tentatively displays the left symbol, the middle symbol, and the right symbol in a lost symbol (arithmetic symbol) obtained by the calculation in step A10 (the shaking fluctuation in which the symbol wiggles) (step A12). It waits until a symbol stop command is transmitted. At this time, a round cross marker is displayed beside the lost symbol used for the calculation on the screen to notify the player of the lost symbol (see FIG. 11A).
[0062]
Then, when the symbol stop command is transmitted from the main control device 14, the display CPU receives the symbol stop command and, in response to the symbol stop command, displays the temporary stop in advance as shown in FIG. By adding the lost symbol and the lost symbol notified to the player by the marker, the added big hit effect display which becomes the big hit symbol stopped and displayed this time is confirmed and displayed for the big hit symbol instructed this time (step A13). For example, the missing symbol “0, 9, 9” temporarily stopped and displayed due to the fluctuation and the previously missing symbols “1, 2, 3” displayed in the appearance display portion are added and determined this time. The addition big hit effect display which becomes the big hit symbol “2, 2, 2” is performed. After ending the processing of step A13, the display CPU ends the effect display processing and returns to the main routine (not shown).
[0063]
The display effect before reaching the jackpot design described above is generally performed in the past in order to display the hit symbol in a visible manner in advance and then display the jackpot symbol according to the jackpot symbol information. Compared to the jackpot display effect that becomes a big hit symbol from the reach state of the symbol that is present, the big hit symbol is rendered and displayed from the out-of-position state that does not enter the symbol reach state, so that a new unexpectedness is provided to the player . In other words, if the player does not reach the symbol reach, he is discouraged to think that it has already come off before the symbol is determined, and thinks that the lost symbol is displayed in advance so that it can be visually confirmed. Since the design is confirmed and it is recognized as a big hit, you will feel a very good feeling. Therefore, it is possible to provide the player with a highly unexpected interest. Further, since the effect is displayed by the display control device 15 without changing the internal jackpot probability controlled by the main control device 14, the processing can be performed without burdening the processing of the main control means.
[0064]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The second embodiment relates to the effect display described in claim 2, and is different from the effect display described in claim 1 in that the display control device 15 has a symbol information generating unit that generates symbol information. The difference is that when the symbol information instructed from the main control device 14 is the big hit symbol information, the calculated symbol information is calculated using the lost symbol information and the big hit symbol information generated by the symbol information generating means. .
[0065]
The symbol generation means is configured by a symbol creation process executed by an interrupt process generated by the display CPU at predetermined intervals (for example, every 4 ms). The left symbol counter, right symbol counter, and middle symbol counter are set, starting from "0" when the power is turned on, and the value of the left symbol counter is updated by one at each interruption, and the range is from 0 to 9. , And when the updated left symbol counter value reaches 10, the value is returned to 0. The right symbol counter is updated by 1 each time the value of the left symbol counter becomes 10 to 0, and is cyclically updated in the range of 0 to 9. When the updated right symbol counter value becomes 10, the right symbol counter is updated. Reset the value to 0. The medium symbol counter is updated by 1 each time the value of the right symbol counter changes from 10 to 0, and is cyclically updated in the range of 0 to 9. When the updated medium symbol counter value becomes 10, Return the value to 0.
[0066]
Since the left symbol counter, the right symbol counter, and the middle symbol counter have different update periods, combinations in which each value of the left symbol counter, the right symbol counter, and the middle symbol counter are all the same value. However, if a winning combination is created, the value of the right symbol counter is shifted by +1. Therefore, the combination of each value of the left symbol counter, the right symbol counter, and the middle symbol counter created in the symbol creation process is a combination of the missing symbols.
[0067]
FIG. 12 is a flowchart of the effect display processing of the second embodiment executed by the display CPU. The effect display process is started when the display CPU receives the left symbol designation command, the middle symbol designation command, and the right symbol designation command transmitted from the main control device 14. Further, when receiving the left symbol designating command, the display CPU stores the left symbol designated by the command in the left symbol storage area. Similarly, when the middle symbol designation command is received, the middle symbol designated by the command is stored in the middle symbol storage area, and when the right symbol designation command is received, the right symbol designated by the command is stored in the right symbol storage area.
[0068]
When the effect display process is started, the display CPU first determines whether or not the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol designated this time is a big hit symbol (step A21). That is, if the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are all the same symbol, it is determined to be a big hit symbol, and if the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are not all the same symbol, it is determined to be a lost symbol.
[0069]
When the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol commanded this time is not a big hit symbol, the display CPU determines that the step A21 is false, and proceeds to the variable display process of the step A22. The variable display process is a process of changing a design similar to the conventional one (in addition, if the designated design is a reach design, a loss reach is generated). Special effects regarding the left design, the middle design, and the right design are Not performed. When the display CPU performs a predetermined display control in the variation display process of step A22, the left symbol, the middle symbol, and the right symbol are temporarily stopped and displayed with the symbol instructed this time (the symbol symbol wiggles) (step A23). ), And waits until a symbol stop command is transmitted from the main control device 14. When the symbol stop command is transmitted from the main control device 14, the display CPU receives the symbol stop command, stops the symbol that is temporarily stopped (oscillating) in response to the symbol stop command, and issues the current command. The symbol is determined by the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol (step A24). After ending the processing of step A24, the display CPU ends the effect display processing and returns to the main routine (not shown).
[0070]
On the other hand, in step A21, when the combination of the left symbol, the middle symbol, and the right symbol commanded this time is a big hit symbol, the display CPU determines that step A21 is true and proceeds to step A25. The display CPU acquires the current values of the left symbol counter, the right symbol counter, and the middle symbol counter, respectively (step A25). Next, the acquired combination (left symbol) of the left symbol, the right symbol, and the middle symbol is converted into a three-digit decimal number (step A26). Next, each value of the left symbol, the right symbol, and the middle symbol of the big hit symbol is similarly converted into a three-digit decimal number (step A27). Then, it is determined whether or not the big hit symbol converted into the decimal number is larger than the lost symbol converted into the decimal number (step A28).
[0071]
If the big hit symbol converted to decimal is larger than the missing symbol converted to decimal, the display CPU subtracts the missing symbol converted to decimal from the big hit symbol converted to decimal (step A29), and the subtraction result Is inverted (independent of hundreds, tens, and ones), and the hundreds are assigned to the left symbol, the tens to the middle symbol, and the ones digit to the right symbol, and stored as an arithmetic symbol ( Step A31). For example, if the big hit symbol is "4,4,4" and the loss symbol is "2,8,7", the subtraction result is 444-287 = 157. ".
[0072]
On the other hand, if the big hit symbol converted to decimal is not larger than the missing symbol converted to decimal, the display CPU subtracts the big hit symbol converted to decimal from the lost symbol converted to decimal (step A30). In the same manner as described above, the result of the subtraction is inversely converted and stored as a calculation symbol (step A31). For example, if the big hit symbol is "4,4,4" and the outlier symbol is "6,2,1", the subtraction result is 621-444 = 177, so the calculated symbol is "1,7,7". ".
[0073]
After performing Step A31, the display CPU proceeds to the variable display processing in Step A32. The variable display process of step A32 is a symbol variation process similar to the conventional one. When the display CPU performs predetermined display control in the variable display process of step A32, the lost symbol (computed symbol) stored by the calculation of step A31. ) Is displayed in advance so that it can be visually observed, and then the big hit symbol to be stopped and displayed this time is rendered and displayed. That is, the display CPU temporarily stops and displays the left symbol, the middle symbol, and the right symbol as a combination symbol (composition symbol) (step A33) and stops the symbol from the main control device 14. Wait until a command is sent. Then, when the symbol stop command is transmitted from the main control device 14, the display CPU receives the symbol stop command, and in response to the symbol stop command, the lost symbol acquired in step A25 and the calculated symbol stored in step A31. Is added, and the big hit symbol instructed this time is confirmed and displayed in the addition big hit effect display which becomes the big hit symbol which is stopped and displayed this time (step A34). When the display CPU finishes the process of step A34, it ends the effect display process and returns to the main routine (not shown).
[0074]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above embodiment, and various changes can be made without departing from the gist of the present invention. For example, when the big hit symbol information is “8, 8, 8”, and when the stored symbols include “1, 2, 3” and “3, 4, 5”, “123” + “345” = “468”, and then “888” − “468” = “420”. As an effect display, first, a lost symbol (calculated symbol information) of “4, 2, 0” is displayed. Subsequently, the stored symbols "1, 2, 3" and "3, 4, 5" are added to "4, 2, 0" (additional jackpot effect display). As a result, the big hit symbol “8, 8, 8” is confirmed and displayed. That is, a plurality of stored loss symbols may be used.
[0075]
Further, the present invention can be applied to a promotion effect to change in probability. It is assumed that the jackpot symbol information is a jackpot symbol that is a positively changing symbol, for example, “9, 9, 9”, and when there are “1, 2, 3” and “4, 3, 2” in the stored symbols, “ 123 ”+“ 432 ”=“ 555 ”, and then“ 999 ”−“ 555 ”=“ 444 ”. As an effect display, first, a big hit symbol which is not a positively changing symbol of "4, 4, 4" is displayed by swing fluctuation. Subsequently, the stored symbols "1,2,3" are added to "4,4,4", and a missing symbol "5,6,7" is displayed. Then, the stored "4,3" is displayed. , 2 "is added to" 5, 6, 7 "(additional jackpot effect display). As a result, the jackpot symbol “9, 9, 9” of the positively-variable symbol is definitely displayed.
[0076]
The loss effect may be expressed using specific loss symbol information from the main control means and the loss symbol information stored by the sub-control means or the symbol information generated by the sub-control means. For example, when the specific lost symbol information is a regrettable combination of symbols such as “221”, and when the stored symbol information includes “123”, “221” − “123” = “098”. Calculation is performed, “0, 9, 8” is displayed in advance, and then “1, 2, 3” is added, so that the lost symbol of “2, 2, 1” is fixedly displayed. As described above, by mixing the effect display of the jackpot design in addition to the effect display of the big hit symbol, the effect using the present invention can be widened.
[0077]
The big hit symbol information may be stored. For example, when the big hit symbol information of this time is “333” of the probable variable symbol, and there are “111” and “222” in the stored symbol information, the relationship of “111” + “222” = “333” is established. First, the jackpot symbol "222" which is not the probability variable symbol is displayed, and subsequently, the stored "111" is added to the displayed jackpot symbol "222", and as a result, the symbol "333" of the variable symbol symbol is determined and displayed. I do. By adding a promotion effect to probability fluctuation using such a big hit symbol, it is possible to broaden the range of effects utilizing the present invention.
[0078]
The storage symbol information stored or generated by the sub-control means may have a plurality of types of regularity. In this case, the degree of expectation is set for the stored symbol information in accordance with the difference in regularity. For example, in the one-frame out-of-reach design ("565", "323", etc.) and in the two-frame out-of-reach design ("575", "313", etc.), the one-frame out-of-reach design is used. Increase your ranking. That is, the appearance rate of the effect using the out-of-reach pattern with one frame shift is made higher than the appearance rate of the effect using the out-of-reach pattern with two frame shift. In this way, it is possible to give a sense of expectation to the out-of-stop design.
[0079]
【The invention's effect】
According to the configuration described in claim 1 and claim 2, the main control means for performing game control to determine whether the game is correct or not, and the display control is performed in response to a command from the main control means to determine whether the result is correct or not. With sub-control means for effect display, the sub-control means, when the symbol information instructed from the main control means is big hit symbol information, obtains the calculated symbol information using the missing symbol information and big hit symbol information, Since the big hit symbol is rendered and displayed according to the big hit symbol information based on the calculated symbol information, the big hit symbol can be rendered and displayed by the sub control means without changing the internal big hit probability controlled by the main control means. The present invention can be implemented without burdening the processing of the main control means.
[0080]
According to the configuration of the third aspect, the hit symbol is displayed in advance so that it can be visually recognized based on the calculated symbol information, and then the big hit symbol corresponding to the big hit symbol information is rendered and displayed. It is disappointing that it is determined at the time when it is displayed as possible, but it is disappointing that the big hit symbol is determined by the calculation big hit display effect that becomes a big hit symbol, and it is recognized that it is a big hit, so you can feel very profitable In other words, it is possible to provide the player with a surprising interest.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a game board disposed in a pachinko gaming machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic main block diagram of a control system provided in the pachinko gaming machine of the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing a main routine of a process executed by a main CPU of the main control device;
FIG. 4 is a flowchart of a timer interrupt process executed by a main CPU of the main control device.
FIG. 5 is a flowchart of a special symbol operation process executed by the main CPU of the embodiment.
FIG. 6 is a continuation of the flowchart of FIG. 5;
FIG. 7 is a time chart showing a transmission timing of a command transmitted from the main control device to the display control device.
FIG. 8 is a flowchart of an effect display process according to claim 1, which is executed by the display CPU.
FIG. 9 is a diagram showing a symbol storage operation in a symbol storage area provided in the display control device.
FIG. 10 is a diagram showing one display mode of an appearance display unit of a display screen of the symbol display device according to the embodiment.
FIG. 11 is a diagram showing one display mode of the effect display of the big hit symbol according to the big hit symbol information on the display screen of the same symbol display device.
FIG. 12 is a flowchart of an effect display process according to claim 1, which is executed by the display CPU.
[Explanation of symbols]
1 Game board
2 Symbol display device
3 Symbol display unit
4 Ordinary electric accessories
5 Start winning port
6 Variable winning device
7 Door
8 Grand Prize Winner
9 Reserved quantity display LED
10 Left sleeve winning opening
11 Left drop winning opening
12 Right sleeve winning opening
13 Right drop winning opening
14 Main controller
15 Display control device
16 Voice control device
17 Lamp control device
18 Award ball control device
19 Switch input circuit
20 Driver
21 Big Winner Solenoid
22 Driver
23 Tulip Solenoid
24 speakers
25 Prize ball payout device
26 Number display
SW1 starting port winning detection switch
SW2 big winning opening winning detection switch
SW3 Specific area passage detection switch
SW4 winning detection switch
SW5 winning detection switch
SW6 winning detection switch
SW7 winning detection switch

Claims

A gaming machine comprising: main control means for performing game control to determine whether the game is correct; and sub-control means for performing display control in response to a command from the main control means to produce and display the result of the determination. The sub-control means stores the lost symbol information when the symbol information instructed by the main control means is the lost symbol information, while the symbol information instructed by the main control means is the big hit symbol information. In this case, the game information is obtained by using the lost symbol information and the big hit symbol information already stored to obtain calculated symbol information, and the big hit symbol corresponding to the big hit symbol information is rendered and displayed based on the calculated symbol information. Machine.

A gaming machine comprising: main control means for performing game control to determine whether the game is correct; and sub-control means for performing display control in response to a command from the main control means to produce and display the result of the determination. The sub-control means has a symbol information generating means for generating a missing symbol information, and when the symbol information instructed by the main control means is the big hit symbol information, the deviation generated by the symbol information generating means. A gaming machine, wherein calculated symbol information is obtained using symbol information and the jackpot symbol information, and a jackpot symbol corresponding to the jackpot symbol information is rendered and displayed based on the calculated symbol information.

3. The gaming machine according to claim 1, wherein a large hit symbol corresponding to the big hit symbol information is rendered and displayed after displaying a lost symbol in advance based on the calculated symbol information.