JP2004032528A - 画像認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】後側方車両を検知しやすい撮像画像を得られるように後方撮像装置の露光制御を行う。
【解決手段】前方撮像装置1による前方撮像画像において、予め設定した測光領域の照度値を算出して記憶しておく。後側方車両が存在する場合には、この後側方車両が存在する位置に対応する照度値を、前方撮像画像における照度値の中から検索し、これに基づいて次回撮像時における後方撮像装置2の露光制御を行う。後側方車両が存在しない場合には、後方撮像装置2による後方撮像画像において車両を検出することの可能な最遠方に相当する位置に対応する照度値を検索し、これに基づいて次回撮像時における後方撮像装置2の露光制御を行う。
【選択図】     図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自車両周囲の画像を撮像し、これに基づき自車両周囲に存在する物体を検出するようにした画像認識装置に関し、特に、露光制御を的確に行うようにした画像認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自車両周囲を撮像手段によって撮像し、この撮像画像によって自車両周囲の物体を検出し、この物体の位置情報を、車両の自動制御又は一部自動制御に用いる技術が提案されている。
例えば、特開2001−8195号公報等においては、CCDカメラの撮像明度信号に基づき、その明度レベルに応じて昼間、薄暮、夜間の何れであるかを判断し、また、ヘッドライド、フォグランプ等のオンオフ信号やライトレベル切り替え信号といったライト信号と、ワイパのオンオフ信号、ワイピング周期切り替え信号といったワイパ信号とに基づいて、自車両の周囲環境を予測し、さらに、A/Tシフト位置、車速、信号等に基づいて車両が前進しているか/後退しているか、また、低速、中速、高速の何れで走行しているのかを判断し、これらに基づき、CCDカメラの絞り調整を、車両後退時のリアビュー用、昼間用、夜間用の3種類から選択するようにしている。このように、自車両の周囲環境に応じた絞りに設定することによって、より鮮明な画像を得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の絞り調整方法においては、絞り調整を、リアビュー用、昼間用、夜間用の3種類のみから選択設定するようにしているため、例えばトンネル等の明るさが急激に変化する状況や、夜間でも照明が明るい状況、また、夕方などで、早めにヘッドライトを点灯した状況等において、CCDカメラの絞り調整を的確に行うことができず、真っ黒或いは真っ白になる等といった不鮮明な撮像画像になってしまうという問題がある。
【0004】
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、CCDカメラ等の撮像手段の絞り調整を、より的確に行うことの可能な画像認識装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る画像認識装置は、車両に搭載され且つ車両進行方向前方を撮像する前方撮像手段及び車両進行方向後方を撮像する後方撮像手段を備えており、撮像画像の画像状態を調整するための後方撮像手段に対する画像調整を行う際には、前方撮像手段で撮像した車両進行方向前方の撮像画像に基づいて行われる。
【0006】
したがって、前方撮像手段で撮像した撮像画像のうち、後方撮像手段が次に撮像対象としている領域に相当する撮像画像に基づいて、後方撮像手段の画像調整を行うことによって、後方撮像手段が次に撮像対象としている領域の実際の状況に応じて後方撮像手段の画像調整が行われることになる。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係る画像認識装置によれば、車両進行方向後方を撮像する後方撮像手段に対する画像調整を、車両進行方向前方を撮像する前方撮像手段で撮像した撮像画像に基づいて行うようにしたから、例えば、後方撮像手段が次に撮像対象とする領域に相当する、前方撮像手段で先に撮像した撮像画像に基づいて、後方撮像手段の画像調整を行うことによって、後方撮像手段が撮像対象とする領域の実際の状況に適した画像調整を行うことができ、撮像対象に対する撮像環境が急に変化するような場合であっても、この撮像環境の変化を考慮して後方撮像手段に対する画像調整が行われているから、鮮明な画像を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した車両用画像認識装置の一実施形態を示す構成図である。
図1において、前方撮像装置1及び後方撮像装置2は、CCDカメラ等のCCD撮像素子のような撮像デバイスで構成され、前方撮像装置1は、例えば、車幅方向中央の、車室内のフロントウィンドウ上部に取り付けられ、図2に示すように、車両前方の道路を含む車両の周囲環境を撮像する。また、後方撮像装置2は、例えばトランクリッドの後端部内側に埋設され、図2に示すように、後側方車両や道路白線等を撮像する。
【0009】
また、車両の適所には、図3に示すように、ドライバによる方向指示器の操作を検出する方向指示器スイッチ5、図示しないステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサ6、各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ7が配設され、これらセンサの検出信号及び前記前方撮像装置1及び後方撮像装置2による撮像情報は、コントローラ10に入力される。コントローラ10は、前記前方撮像装置1及び後方撮像装置2からの撮像情報、及び各種センサの検出信号に基づいて、前方撮像装置1及び後方撮像装置2の絞り調整を行うための後述の露光制御処理を実行すると共に、自車両後方を監視するための後述の後方監視処理を実行し、自車両への接近車両の有無を監視して、必要に応じて警報を発生させる。なお、前記露光制御処理及び後方監視処理は、例えば割り込み処理によって所定周期で実行されるようになっている。
【0010】
図4は、コントローラ10の機能構成を示す機能ブロック図であって、前方撮像装置1による撮像画像からレーンマークを検出する前方レーンマーク検出手段21、この前方レーンマーク検出手段21で検出したレーンマークに基づいて先行車両を検出する先行車検出手段22、前方撮像装置1による撮像画像に対し、後述の走行状態検出手段41からの操舵角、前述の前方レーンマーク検出手段21からのレーンマークと自車両との相対位置関係等に基づいて照度値を検出するための測光領域を設定する測光領域設定手段26、測光領域設定手段26で設定した測光領域内の照度値を演算する照度演算手段27、当該照度演算手段27で演算した照度データを記憶するための照度データ保存手段28、照度演算手段27で演算した照度データ、先行車検出手段22での検出結果に基づいて前方撮像装置1の露光制御を行う前方露光制御手段29、後方撮像装置2による撮像画像、走行状態検出手段41の各種検出結果、後述の接近車両判定手段49及び相対位置、速度、加速度算出手段50の各種検出結果、及び照度データ保存手段28で保存した前方撮像装置1による撮像画像における照度データをもとに後方撮像装置2の露光制御を行う後方露光制御手段31を備えている。
【0011】
また、方向指示器スイッチ5、操舵角センサ6、車輪速センサ7の検出信号をもとに、自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段41、走行状態検出手段41の検出結果に基づいてヨー角を検出するヨー角検出手段42、走行状態検出手段41の検出結果及びヨー角検出手段42の検出結果に基づき後方撮像装置2による後方撮像画像においてレーンマークを検出する後方レーンマーク検出手段43、後方レーンマーク検出手段43の検出結果に基づいて、後方撮像画像におけるレーンマーク形状を推定する後方レーンマーク形状推定手段44、後方レーンマーク形状推定手段44で推定したレーンマーク形状に基づいて後側方車両を検出するための検出領域を設定する検出領域設定手段45、検出領域設定手段45で設定した検出領域において後側方車両の特徴を表す画像特徴点を検出する画像特徴点検出手段46、後方撮像画像においてレーンマークの消失点を検出する消失点検出手段47、消失点検出手段47で検出した消失点に基づいて画像特徴点のオプティカルフローを検出するオプティカルフロー検出手段48、オプティカルフロー検出手段48の検出結果に基づいて、接近車両が存在するかを判定する接近車両判定手段49、接近車両判定手段49で接近車両を検出したときにこれと自車両との相対関係を検出する相対位置、速度、加速度算出手段50、この相対位置、速度、加速度算出手段50での検出結果に基づいて、接近車両と自車両との接触可能性を判断し、これに応じて、警報装置8を作動させる警報判定手段51を備えている。
【0012】
図5は、コントローラ10で実行される、露光制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この露光制御処理では、まず、ステップS2で、操舵角センサ6、車輪速センサ7の検出信号を読み込み、各車輪速センサ7の検出信号に基づいて、次式(1)にしたがって、車速V(n)を算出する。なお、式(1)中のaは、車輪の外径に基づいて設定される定数、W(n)は、例えば、四輪の車輪速の平均値、後輪の車輪速の平均値、車輪速の最低値、等、公知の手順で算出される車輪速Wの代表値である。
【0013】
V(n)=a×W(n)                 ……(1)
次いで、ステップS4に移行し、前方撮像装置1からの画像情報を読み込み、次いでステップS6に移行し、前方撮像装置1の露光制御処理を行う。
この露光制御処理では、図6に示すようにまず、ステップS11で、前方撮像装置1による前方撮像画像において、レーンマークの検出を行い、このレーンマークと自車両との位置関係を検出する。このレーンマークの検出は、例えば、微分処理によりエッジ強調を行う方法や、空間フィルタリングを用いてノイズ除去を行う方法等といった、公知の画像処理手法を用いればよい。
【0014】
次いで、ステップS12に移行し、前記前方撮像画像において、先行車両を検出し、自車両と先行車両との位置関係を検出する。この先行車両の検出は、微分処理により得た特徴形状によるパターン・マッチング処理や、エッジ強調、空間フィルタリングを用いたノイズ除去等による、公知の画像処理手法を用いればよい。また、レーザ等による距離測定手段による先行車両検出と組み合わせた検出を行うようにしてもよく、このようにすることによって、より検出精度、安定性を向上させることができる。
【0015】
そして、ステップS11の処理でレーンマークを検出することができた場合には、ステップS13からステップS14に移行し、ステップS11で検出したレーンマークと自車両との位置関係とに基づいて、前記前方撮像画像の、自車両の走行路に相当する領域に、図7(a)に示すように、測光領域f1〜f3を設定する。なお、この測光領域は、ここでは、複数設定しているが、1つでもよく、任意数の測光領域を設定することができ、また、その大きさも任意に設定することができる。
【0016】
そして、測光領域を複数設定する場合には、例えば図8に示すように、自車両の進行方向における実際の距離が等間隔となるように設定する。
このとき、操舵角センサ6からの操舵角φに基づき、自車両が直線路を走行していると判定されるときには、図7(a)に示すように、左右のレーンマークの中央に測光領域を設定し、自車両がカーブ路を走行していると判定されるときには、図7(b)に示すように、自車両とレーンマークとの相対位置関係に基づいて、前方撮像画像において、自車両が走行すると予測される位置に測光領域が設定されるように、レーンマークとの横方向位置を調整する。
【0017】
一方、前記ステップS11の処理でレーンマークを検出することができなかった場合には、ステップS13からステップS15に移行し、操舵角φに基づいて測光領域の横方向位置を調整する。例えば、前記ステップS2で算出した車速Vと操舵角センサ7で検出された操舵角φに基づいて次式(2)にしたがって旋回半径Rを算出する。そして、この旋回半径Rに応じたレーンマーク位置と、直進時におけるレーンマーク位置及び直進時の測光領域とを前方撮像画像上に想定し、これらレーンマーク位置の差異に基づいて直進時の測光領域の横位置を調整し、操舵角φに応じた測光領域を設定する。なお、(2)式中のLは自車両のホイールベース長、Kは自車両のスタビリティファクタ、Δtは、前回処理実行時から今回処理実行時までの経過時間である。
【0018】
R(n)=L/φ(n)×(1+K×V(n)2 )     ……(2)
そして、前記ステップS14又はステップS15で、測光領域を設定したならば、ステップS16に移行し、各測光領域内について各画素を探索して画像濃度値を算出する。次いでステップS17に移行し、ステップS15で算出した各測光領域における画像濃度値と、前方撮像装置1の光電変換特性とに基づいて、各測光領域についてその照度値の絶対値を算出し、これを配列LX(n,p)と対応付けて所定の記憶領域に格納する(ステップS18)。なお、前記配列LX(n,p)において、nは、時点nにおける前方撮像画像を識別するためのフレーム番号、pは、測光領域の位置番号を表す。
【0019】
次いで、ステップS19に移行し、今回の前方撮像画像における各照度値や各画像濃度値に基づき、次回撮像時の前方撮像装置1の露光特性を決定する制御値として、例えば、シャッタ速度、ゲイン値等を設定する。
具体的には、先行車両が存在する場合には、前方撮像画像において先行車両の存在位置に相当する領域又はその近傍の領域に設定された測光領域における照度値に基づいて露光制御を行う。一方、先行車両が存在しない場合には、前方撮像画像において自車両からの実際の距離が最も遠方となる測光領域における照度値に基づいて露光制御を行う。
【0020】
そして、図5に戻って、ステップS8に移行し、次に、後方撮像装置2に対する露光制御を行う。
この後方撮像装置2に対する露光制御は、図9に示すように、まず、ステップS21で、自車両の後側方に接近車両が存在するか否かを判断する。この判断は、後述の、後方監視処理における前回の接近車両の有無の検出結果に基づいて行う。
【0021】
そして、後側方に接近車両が存在する場合には、ステップS22に移行し、各時点における前方撮像画像のうち、後方撮像装置2による次の撮像時点n+1における後側方接近車両の到達位置に相当する前方撮像画像を特定する。この特定した前方撮像画像における各測光領域の照度値を、撮像時点n+1における後方撮像画像に相当する照度値として設定する。
【0022】
ここで、前記図8に示すように、前方撮像画像において自車両に最も近い測光領域に相当する位置から自車両先端までの実際の距離をLf1、自車両の全長をLf、後方撮像装置2による後方撮像画像における測光位置r1に相当する位置から自車両後端までの実際の距離をLr1としたとき、次式(3)が成り立つ。なお、式(3)中の、V(n)は各前方画像撮像時点における車速を表し、Fは、1秒間における前方撮像画像のフレーム数(例えば30フレーム/秒程度)を表す。
【0023】
【数1】
Figure 2004032528
【0024】
したがって、前記(3)式を満足するmを検出することによって、前方撮像画像の測光位置f1での照度値データから、後方撮像画像の測光位置r1での照度値を推定することができる。つまり、後方撮像画像の測光位置r1における照度値は、次式(4)で表すことができる。なお、式(3)及び(4)中のmは、次の撮像時点における後方撮像画像において測光位置r1に相当する、前方撮像画像の測光位置f1が属する前方撮像画像のフレーム番号を表す。また、pは、自車両先端から実際の距離Lf1だけ離れた位置に相当する領域に設定される測光領域に相当する。
【0025】
LXr1=LX(m,p)                ……(4)
つまり、以前の撮像時点mにおける前方撮像画像の測光位置f1における照度値が、次の撮像時点における後方撮像画像の測光位置r1に当てはまることになる。なお、ここでは、前方撮像画像の測光位置f1から後方撮像画像の測光位置r1に当てはめているが、前方撮像画像の測光位置r2に当てはめたり、また、前方撮像画像の測光位置f2から後方撮像画像の測光位置r1に当てはめたり、前方撮像画像の測光位置f3から後方撮像画像の測光位置r1に当てはめたりすることも可能である。同様に、前方撮像画像の測光位置f1、f2、f3を、測光位置r2、r3に当てはめることも可能である。
【0026】
そして、このようにして照度値を特定したならば、ステップS23に移行し、特定した照度値に基づいて 後方撮像装置2の露光特性を決定する制御値として、シャッタ速度、ゲイン値等を設定する。このように設定することによって、実際の照度に適した制御値が設定されることになる。
なお、このとき、後側方車両の車両位置を測光位置としてこの測光位置に対応する照度値を特定し、これに基づき露光制御を行う。つまり、後方撮像画像において、後側方車両を良好に識別することが可能な後方撮像画像を得ることができるように露光制御を行う。
【0027】
一方、前記ステップS21で後側方接近車両が存在しない場合には、ステップS26に移行し、後方撮像装置2により撮像した後方撮像画像において車両を検出することの可能な最大距離位置に適した照度値を検出し、ステップS27に移行して、ステップS26で求めた照度値を実現し得る、制御値を、後方撮像装置2の露光特性の制御値として設定する。
【0028】
このように後側方から接近してくる車両の位置に露光を合わせることにより、後側方車両を検出しやすい後方撮像画像を得ることができる。また、後側方から接近する車両が存在しない場合には検出可能な最大距離の位置で、最も検出しやすい状態の後方撮像画像を得ることができる。
このようにして、後方撮像装置2の露光制御が終了すると図5に戻って、露光制御処理を終了する。
【0029】
図10は、後方監視処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
この後方監視処理では、まず、ステップS31において、方向指示器スイッチ5、操舵角センサ6、車輪速センサ7の検出信号を読み込み、ステップS32に移行して、各車輪速センサ7からの検出信号に基づき前述のようにして、車速Vを算出する。
【0030】
次いで、ステップS33に移行し、後方撮像装置2からの撮像情報を読み込み、この後方撮像情報に基づいてステップS34で接近車両検出処理を行う。
この接近車両検出処理では、図11に示すように、まず、ステップS41で、後方撮像画像においてレーンマークの検出を行う。このレーンマークの検出は、図12にハッチングで示す後方撮像画像の左右及び下部側の端部の検出領域Maに対して行い、後方撮像画像の端部とレーンマークとの交点の位置座標を検出する。図12は、自車両が3車線の中央の走行路を走行している場合の自車両後方の撮像画像であって、この場合には、自車両から後方をみたときの自車両の左側の走行路のレーンマークPl1、Pl2の位置座標(x,y)と、自車両の右側の走行路のレーンマークPr1、Pr2(x,y)の位置座標とを検出する。
【0031】
なお、後方撮像画像上における位置(x,y)は、図13に示すように、後方撮像画像の左上端を基準として右方向を正とするx軸上の座標であり且つ左上端を基準として下方向を正とするy軸上の座標である。
このレーンマークの検出は、例えば撮像画像におけるレーンマークと道路面との輝度差を利用し、微分処理によるエッジ強調や、空間フィルタリングを用いたノイズ除去等の画像処理手法を用いてレーンマークを表す近似線を特定し、この近似線上の点をレーンマークとして検出する。なお、ここでは、演算量を削減する目的で検出領域Maに対してのみレーンマークの検出を行うようにした場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、後方撮像画像の全域についてレーンマークの検出を行うようにしてもよい。
【0032】
また、ここでは、自車両後部に設けた後方撮像装置2による後方撮像画像からレーンマーク位置を検出するようにしているが、前方撮像装置1による車両前方の前方撮像画像からレーンマークを検出し、レーンマーク位置に対する自車両位置、ヨー角θを算出し、これらに基づいて前方撮像画像から検出したレーンマークから後方撮像画像におけるレーンマーク位置を推定するようにしてもよい。また、後方撮像画像からレーンマークを検出し、さらに前方撮像画像に基づいて後方撮像画像におけるレーンマークを推定し、両者のうち何れか良好に検出することのできた方に基づいてレーンマーク位置を特定するようにしてもよい。
【0033】
このようにして、後方撮像画像におけるレーンマーク位置を推定したならば、ステップS42に移行し、後方撮像画像におけるレーンマークの位置座標(x,y)を、次式(5)に基づいて、図13に示すように、画像座標から道路座標へ変換し、道路座標上でのレーンマークの位置座標(X,Z)を算出する。なお、道路座標は、図13に示すように、後方撮像装置2のレンズの中心点を基準として車幅方向右側を正とするX軸上の座標でありまた、Zは自車両よりも焦点距離fだけ後方の位置を基準とし車両前後前後方向後側を正とするZ軸上の点である。
【0034】
【数2】
Figure 2004032528
【0035】
なお、式(5)中のfは、後方撮像装置2の焦点距離、Hは、後方撮像装置2の取り付け高さである。
なお、道路環境によっては、レーンマークを検出できない場合がある。このような場合には、方向指示器の操作状況と、操舵角とに基づいて、以下の手順で後方道路座標上におけるレーンマークの位置座標(X,Z)を算出する。
【0036】
つまり、まず、方向指示器スイッチ5の検出信号と、操舵角センサ6からの操舵角φと、に基づいて、自車両が、直進路を走行しているか、カーブ路を走行しているか、車線変更中であるかを判定し、これに応じてレーンマーク位置を推定する。
まず、方向指示器がオフであり、操舵角φが零もしくは零近傍の一定値範囲内に り、操舵が行われていないとみなすことができるときには、自車両は直進路を走行していると判定する。直進路を走行している場合には、後方撮像装置2による撮像軸は、前回と同じであるとみなすことができるから、道路画像上のレーンマークの位置座標(X,Z)として前回値を設定する。
【0037】
ここで、道路画像上におけるレーンマークの位置座標(X,Z)は、自車両の現在位置を基準として設定されているから、前回算出時の位置座標(X,Z)に、位置座標算出周期当たりの自車両の前後方向移動分ΔZ及び左右方向移動分ΔXを加算することによって、前回算出時の位置座標(X,Z)を今回算出時の位置座標と同じ座標軸上の座標に変換することができる。
【0038】
したがって、各処理実行時に算出されたレーンマークの位置座標(X,Z)からなるデータ群を[X(N),Y(N)]としたとき、このデータ群のそれぞれに、位置座標算出周期当たりの自車両の前後方向移動分ΔZ及び左右方向移動分ΔXを加算することによって、前回以前に算出した位置座標からなるデータ群[X(N),Y(N)]を、順次、今回算出時の位置座標と同じ座標軸上の座標に変換することができる。なお、前記道路画像上の位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]は、1車線道路である場合には車線両端の2本のレーンマークに相当する2つのデータ列、2車線道路である場合には3本のレーンマークに相当する3つのデータ列、3車線道路である場合には4本のレーンマークに相当する4つのデータ列から構成される。
【0039】
一方、方向指示器がオフであり、且つ操舵角が零よりも大きい、又はしきい値以上であり操舵が行われているとみなすことができる場合には、カーブ中であるとみなすことができる。
この場合には、図14(a)に示すように、操舵角φから算出される旋回半径Rcと、後方撮像装置2の取り付け位置とから算出することができる。つまり、後方撮像装置2の今回の撮像軸は、前回の撮像時点における撮像軸に対し、旋回分のヨー角Δθを持つことになる。
【0040】
前回までのデータ群[X(N),Y(N)]は、発生したヨー角Δθ及び、自車両の移動量ΔX及びΔZに基づいて補正することによって、今回の撮像画像座標上の座標に変換されることになる。
ここで、前記旋回分のヨー角Δθは、車輪速センサ7からの各車輪速に基づく今回検出時の車速V(n)と操舵角センサ6からの前回検出時の操舵角φ(n−1)とに基づき前記(2)式にしたがって、旋回半径Rcを算出する。そして、旋回半径Rcに基づいて次式(6)にしたがって、ヨー角Δθを算出する。
【0041】
Δθ(n)=ΔS(n)/2πRc(n)×360°    ……(6)
ΔS(n)=V(n)×Δt
一方、方向指示器がオンのときには、車線変更中と判断する。そして、前回までの位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]に基づいて、その連続性から、直進路を走行しているのか、カーブ路を走行しているのを判断する。
【0042】
そして、直進路から車線変更を行う場合には、図14(b)に示すように、レーンマークは前回処理実行時から直線的に連続していると仮定することができ、また、この場合、今回の後方撮像装置2による撮像軸は、前回の撮像軸に比較して旋回分のヨー角Δθを持つことになるので、今回の後方撮像画像におけるレーンマーク位置は、前回のレーンマーク位置に対して、自車両前後方向への変化分ΔXと、旋回分のヨー角Δθとに応じて補正した位置となる。
【0043】
したがって、前回までの位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]は、発生したヨー角Δθ及び移動分ΔX及びΔZに基づいて補正することによって、今回の撮像画像の座標軸上の位置座標に変換されることになる。
そして、カーブ路から車線変更を行う場合には、前回までの位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]から、公知の手順でカーブ路半径Rcを推定する。そして、今回のレーンマーク位置を、カーブ路半径Rcと、後方撮像装置2の取り付け位置とから算出する。つまり、今回の後方撮像装置2の撮像軸は、前回の撮像軸に対して旋回分のヨー角Δθを持つことになる。
【0044】
したがって、前回までの位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]は、これらを発生したヨー角Δθ及び自車両の移動量ΔX、ΔZに応じて補正することによって今回の撮像画像座標上の座標に変換されることになる。
以上の処理を連続的に行い、位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]を順次更新することによって、今回の後方撮像画像座標上における、レーンマーク位置を検出することができる。
【0045】
このようにして、後方撮像画像座標上におけるレーンマーク位置を検出すると、次にステップS43に移行し、ステップS42で得られたレーンマークの位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]に基づいて後方撮像画像におけるレーンマークの境界線を求める。これは、例えば、位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]の前後する位置座標を直線でつないでレーンマークの境界線としてもよく、また、位置座標に基づいて曲線近似線を算出しこれをレーンマークの境界線としてもよい。
【0046】
次いで、ステップS44に移行し、後方から接近する他の車両を検出するための検出領域Mbの設定を行う。この検出領域Mbは、図15に示すように、自車両の走行路の隣の走行路に相当する領域に設定する。つまり、自車両を走行している走行路と、自車両から走行路1つおいた隣の走行路を走行する車両は、自車両と接触する危険性はないので、検出領域としないようにしている。
【0047】
次いで、ステップS45に移行し、後方撮像画像に設定された検出領域Mbにおいて探索を行い、他車両の画像と、道路面や背景等の画像との輝度差を利用して、他車両の画像の境界を検出する。この検出方法としては、微分処理によるエッジ強調や、空間フィルタリングを用いたノイズ除去等の画像処理手法を用いればよい。
【0048】
そして、検出した他車両の境界から、図16に示すように、予め定められた所定の条件に適合する特徴点Eを抽出する。なお図16においては、特徴点Eとして1つの特徴点を抽出するようにしているが、複数抽出するようにしてもよい。次いで、ステップS46に移行し、今回の後方撮像画像と、前回の後方撮像画像とに基づいて、後方撮像画像上における消失点FOEを検出する。具体的には、図17に示すように、後方撮像装置2の取り付け位置より算出される撮像画像上のFOE位置を基準FOEとし、時間的に連続する2つの後方撮像画像から、特徴点Eのマイナスベクトルが向かう収束点、又はプラスベクトルが遠ざかる起点を消失点FOEとして検出し、基準FOEを算出した消失点FOEに置き換え、順次この処理を繰り返し行って消失点FOEを更新する。或いは、基準FOEを規定の割合に応じて補正するようにしてもよい。また、走行路に白線等の道路区分線が存在する場合には、後方撮像画像の中から、微分処理によるエッジ強調や、空間フィルタリングを用いたノイズの除去等の画像処理手法を用いて白線検出を行い、その検出結果に基づいて白線曲線の延長線を求め、その検出結果に基づいて消失点FOEを算出し基準FOEを算出した消失点FOEに置き換えるようにしてもよい。また、前方撮像装置1の前方撮像画像に基づいて道路白線形状を検出し、その検出結果に基づいて消失点FOEを算出するようにしてもよい。
【0049】
次いでステップS47に移行し、今回の後方撮像画像において、前回処理実行時に算出した特徴点E(n−1)と前回の消失点FOEとを通る直線上に位置する特徴点E(n)を検索することによって、今回検出した特徴点E(n)に対応する前回の特徴点E(n−1)を特定し、特徴点E(n−1)から特徴点E(n)に向かうベクトルを算出してオプティカルフローOP(n−1)を形成する。この処理を繰り返し行うことによって、各時点における後方撮像画像における同一の特徴点を結ぶオプティカルフローOPが形成されることになる。
【0050】
そして、このようにしてオプティカルフローOPを形成した後、ステップS48に移行し、ステップS47で検出されたオプティカルフローOPの大きさや、向きなどに基づいて、オプティカルフローのうちから自車両に接近する物体のオプティカルフローを選出すると共に、同じ物体によるオプティカルフローをグループ化して後続車両を検出する。
【0051】
このようにして後続車両の検出を行ったならば、図10に戻ってステップS35に移行し、警報処理を行う。
この警報処理は、図18に示すように、まず、ステップS51で、ステップS34での接近車両検出処理で検出した、後続車両の撮像画像上の位置の連続する後方撮像画像間の移動量から、自車両と他車両との相対位置、相対速度及び加速度を算出する。
【0052】
次いで、ステップS52に移行し、他車両との接触の可能性の判断を行う。この判断は、例えば、他車両が自車両に追いつくまでに要する所要時間Tを例えば次式(7)にしたがって推定し、方向指示器センサ5の検出信号に基づき方向指示器がオン状態となっており、且つ追いつくまでの所要時間Tがしきい値Tα以下であるときに危険性ありと判定する。
【0053】
T=[(ΔV2 +2*ΔA*S)1/2 +ΔV]/ΔA    ……(7)
なお、前記しきい値Tαは固定値でもよいし、また、自車両と車線変更側のレーンマークまでの距離Shr、自車両の横移動速度Vhに応じて可変設定するようにしてもよい。
なお、ここでは、方向指示器がオンとなっているときに、自車両が車線変更をすると判断するようにした場合について説明したが、例えば、操舵角センサ6の検出信号に基づいて操舵角の変化量から、車線変更を判断するようにしてもよく、また、レーンマークの検出結果と自車牢との相対位置との接近度合によって車線変更を判断するようにしてもよい。
【0054】
そして、ステップS52での他車両との接触の可能性の判断の結果、自車両と接触する可能性があると判断されるときには、ステップS53の処理で、警報装置8を作動させ、ドライバに注意を促す。
この警報装置8は、例えば、表示器、スピーカ等によって、後方撮像装置2で撮像した後方撮像画像を表示したり、或いは注意を促すメッセージや接近車両位置等を表示して映像によって注意を促すようにしてもよく、また、音声ガイダンス或いは警報音或いは、危険を通知するための音声によって注意を促すようにしてもよい。
【0055】
なお、他車両が自車両に到達するまでの所要時間だけでなく、自車両の車線変更に伴う他車両への横方向の接近度合を考慮して警報を発生させるようにしてもよく、また、単に、自車両と他作用との接近度合に基づいて警報を発生させるようにしてもよい。
次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0056】
コントローラ10では、起動されると、前記後方監視処理を所定周期で実行し、後方監視処理では、後方撮像装置2による後方撮像画像に基づきレーンマークを検出し、自車両が走行する走行路の両隣の走行路上の他車両の有無を検出し、検出した他車両が自車両に接触する可能性があると予測されるときには、警報装置8を作動させてドライバに注意を促す。
【0057】
コントローラ10では、この後方監視処理と共に、前記露光制御処理を実行し、前方撮像装置1による前方撮像画像に基づき自車両前方のレーンマークを検出し(ステップS11)、さらに先行車両の有無を検出する(ステップS12)。そしてレーンマークが検出できており、自車両が直線路を走行していると判定されるときには、図7(a)に示すように、自車両の走行路の左右のレーンマークの中央に相当する位置に複数、この場合3つの測光領域を設定する。また、自車両がカーブ路を走行していると判定されるときには、図7(b)に示すように、自車両とレーンマークとの相対位置関係に基づいて、複数、この場合3つの測光領域を設定し、このとき、前方撮像画像において、自車両が走行すると予測される位置に相当する領域に測光領域が位置するように、レーンマークとの横方向位置を調整する。また、レーンマークを検出することができなかった場合には、同様に複数の測光領域を設定するが、その横方向位置を、操舵角φに基づいて調整する(ステップS13〜S15)。
【0058】
そして、このようにして設定した測光領域について画像濃度値を求め、前方撮像装置1の光電特性に基づいて各測光領域の照度絶対値を求め、これを配列LX(n,p)と対応付けて所定の記憶領域に格納する(ステップS16〜S18)。
そして、このようにして各測光領域毎に検出した照度絶対値に基づいて、次回の前方撮像装置1による撮像時の露光調整を行い(ステップS19)、このとき、例えば、先行車両が存在しない場合には、自車両から最も遠方に位置する測光領域の照度絶対値に基づいて、前方撮像装置1の露光調整を行う。
【0059】
したがって、前方撮像装置1による次の撮像タイミングで撮像を行った場合には、このときの露光調整は、自車両から最も遠方に位置する測光領域の照度絶対値に基づいて設定され、つまり、遠方を撮像対象として露光制御が行われるから、遠方ほど良好な撮像画像を得ることができることになり、このとき実際の照度に応じて露光制御が行われることになるから、先行車両が出現した場合には速やかにこれを検出することができることになる。
【0060】
この状態から、自車両がトンネルの手前に差しかかると、先行車両が存在しないことから、引き続き遠方を撮像対象として露光制御が行われる。したがって、トンネル内とトンネル外とでは輝度差が大きいことから、図19(a)に示すように、前方撮像画像において、トンネル外に相当する領域については白っぽくなり物体を検知しにくいものの、トンネル内に相当する領域については、物体を検知しやすい撮像画像を得ることができ、つまり、トンネル内を走行する先行車両を検出しやすい撮像画像を得ることができることになる。このとき、トンネル外に相当する領域については、前方撮像画像において物体を検知しにくいが、このとき先行車両は存在しないから、物体を検知しにくい前方撮像画像であっても問題はない。
【0061】
そして、トンネル内を走行中は、先行車両が存在しないことから引き続き遠方を撮像対象として露光制御が行われるが、トンネル内の輝度差は小さいから、トンネル内の照度に応じた露光制御が行われることになって全体に良好な撮像画像を得ることができる。このとき、例えば、トンネル内の照明等によって一部明るい領域がある場合等であっても、前方撮像画像上の照度に応じて遠方を撮像対象として露光制御が行われることになるから、照明に応じた露光制御が行われることになり、良好な撮像画像を得ることができる。
【0062】
そして、図20(a)に示すように、自車両がトンネル出口に差しかかると、前方撮像画像においてトンネル内とトンネル外とで輝度差が大きくなるが、先行車両が存在しないことから、引き続き遠方を撮像対象として露光制御が行われることになる。したがって、トンネル内に相当する領域については前方撮像画像が黒っぽくなって物体を検知しにくいものの、トンネル外に相当する領域については、物体を検知しやすい撮像画像を得ることができる。したがって、トンネル外を走行する先行車両を検出しやすい撮像画像を得ることができ、このとき、トンネル内に相当する領域については、物体を検知しにくい撮像画像となるが、先行車両が存在しないから問題はない。
【0063】
そして、自車両がトンネル外を走行する状態となると、引き続き遠方を撮像対象として露光制御が行われ、前方撮像画像の遠方位置に相当するトンネル外の照度に応じた露光制御が行われるが、前方撮像画像内において輝度差は小さいから、全体に良好な撮像画像を得ることができる。
一方、先行車両が存在する場合には、先行車両が存在する位置近傍の測光領域の照度絶対値に基づいて前方撮像装置1の露光調整が行われる。
【0064】
したがって、次の時点で前方撮像装置1によって撮像を行った場合には、先行車両近傍を撮像対象として露光調整が行われた状態で撮像されることになり、つまり、先行車両近傍に相当する物体を識別可能な画像を得ることができるから、先行車両の動きを的確に検出することができることになる。
そして、例えば図19(b)に示すように自車両がトンネル入り口に差しかかった場合には、先行車両が存在することから、この先行車両の近傍の測光領域の照度絶対値に基づいて前方撮像装置1の露光調整が行われることになる。また、図20(b)に示すように、自車両がトンネル出口手前に差しかかった場合には、先行車両が存在することから、この先行車両の近傍の測光領域の照度絶対値に基づいて前方撮像装置1の露光調整が行われることになる。
【0065】
したがって、トンネルの入り口や出口付近では、トンネル内とトンネル外とで輝度差が大きくなるため、輝度調整が全体に良好な撮像画像を得ることはできないが、先行車両近傍を撮像対象として露光調整が行われた状態で撮像されることになるから、先行車両近傍が良好に輝度調整された画像を得ることができ、先行車両を的確に検出することができ、その動きを的確に検出することができることになる。
【0066】
一方、後方撮像装置2の露光制御は、前方撮像画像の各測光領域について検出した照度値に基づいて行われ、後方監視処理において、後側方接近車両が存在しないと判断された場合には、後方撮像装置2により撮像した後方撮像画像において車両を検出することの可能な遠方位置を撮像対象とし、この位置に該当する、前方撮像画像における照度値の配列XLを特定する。
【0067】
つまり、例えば、図8において、後方撮像装置2による後方撮像画像においてr3位置に相当する位置に存在する車両まで検出することができるのであれば、このr3位置を撮像対象とし、このr3位置に相当する配列XLを特定する。そして、これに基づき次回撮像時の後方撮像装置2における露光制御を行う。
したがって、次回撮像時には、r3位置に相当する領域が撮像対象として撮像が行われ、このとき、後方撮像装置2の露光制御は、先に先方撮像装置1によって撮像された前方撮像画像に基づき検出された実際のr3位置に相当する領域の照度値に応じて設定されているから、r3位置に適した露光制御がなされた状態で後方撮像装置2による撮像が行われることになる。よって、r3位置における物体を検知しやすい後方撮像画像を得ることができることになり、車両後方から他車両が接近したとしても、この接近した他車両を、後方撮像画像において容易的確に検出することができ、より早い段階で検出することができることになる。
【0068】
そして、例えば、自車両がトンネルに差しかかり、図21(a)に示すように、トンネル内部に入った場合には、後側方車両が検出されないことから、引き続きr3位置に相当する配列XLに基づき後方撮像装置2における露光制御が行われ、つまり、後方撮像画像遠方を撮像対象として露光制御が行われる。したがって、後方撮像画像においてトンネル内に相当する領域については、黒っぽくなって不鮮明な画像となり物体を検知しにくいものの、トンネル外に相当する領域については、物体を検知しやすい画像を得ることができる。つまり、後側方車両を検出しやすい後方撮像画像を得ることができるから、後側方車両をより早い段階で検出することができる。
【0069】
そして、トンネル内においては、引き続き後方撮像画像遠方を撮像対象として露光制御が行われることになるから、後側方車両を検出しやすい後方撮像画像を得ることができ、その後、トンネル出口に差しかかると、後方撮像画像において輝度差が大きくなるが、同様に、後方撮像画像遠方を撮像対象として露光制御が行われるから、トンネル内部に相当する領域が撮像対象として露光制御が行われることになって、後側方車両をより早い時点で検出することができる。
【0070】
一方、後側方車両が検出されている場合には、この自車両と後側方車両との相対位置に基づいて、次回後方撮像装置2により撮像されたときの、この後側方車両位置に対応する照度値が、前方撮像画像における照度値の配列XLに基づいて設定され、この照度値に基づいて後方撮像装置2の露光制御が行われる。
したがって、次回後方撮像装置2によって撮像された後方撮像画像は、後側方車両近傍を撮像対象として露光制御が行われた画像となるから、後側方車両を検出しやすい画像となり、後側方車両の動きを的確に検出することができる。
【0071】
また、例えば、自車両が図21(b)に示すように、トンネル内入り口付近に位置し、後側方車両が遠方に存在する場合、後方撮像画像は、輝度差が大きくなるが、このとき、後側方車両を撮像対象として露光制御が行われるから、トンネル内部に相当する領域については、物体を検出しにくいが、トンネル外部に相当する領域は、後側方車両を識別しやすい画像となる。このとき、図21(c)に示すように、後側方車両が比較的自車両近傍に存在する場合には、後側方車両付近、つまり図21(c)の場合には、トンネル内部に相当する領域が撮像対象として露光制御が行われることになって、トンネル外部については、物体を検知しにくい画像となるものの、トンネル内部に相当する領域については、物体を検知しやすい画像となり、後側方車両を的確に検出することができる。
【0072】
また、このとき、後方撮像装置2の露光調整は、前方撮像装置1による前方撮像画像において検出した実際の照度に基づいて設定している。ここで、後方撮像装置2の後方撮像画像から照度を検出し、これに基づいて後方撮像装置2の露光制御を行った場合、前回の撮像時点における撮像対象に基づいて次回の撮像を行うことになり、車両が走行している場合には、前回の撮像対象とは異なる撮像対象に対して、前回の撮像対象に適した露光制御が行われることになる。しかしながら、上述のように、後方撮像装置2で次回撮像対象とする領域を、前方撮像装置1で撮像したときの前方撮像画像に基づき検出した照度値に基づいて、後方撮像装置2の露光制御を行うようにしているから、次回撮像対象とする領域に適した露光制御が行われることになり、撮像対象とする領域に適した露光制御を行うことができる。
【0073】
したがって、上述のように、トンネルの入り口や出口等、明るさが極端に変化するような環境下においても、後方撮像装置2については、後側方車両が存在する位置、或いは後側方車両が存在しない場合には、後方撮像装置2で撮像可能な遠方位置に適した、光環境の変化に即応した露光制御が行われることになり、安定して良好な画像認識を行うことができ、後側方車両の動きをより高精度に検出することができると共に、後側方車両の出現をより早い段階で的確に検出することができる。
【0074】
また、夜間に照明の明るい走行路を走行している場合や、夕方等に早めにヘッドライトを点灯した状態等においても、先行車両や、後側方車両が存在する場合には、これら先行車両や後側方車両が存在する位置の実際の照度値に基づいてこれらを検知しやすい照度値となるように露光制御を行い、また、これらが存在しない場合には、撮像画像内の遠方位置における実際の照度値に基づいて、この遠方位置に存在する物体を検知しやすい照度値となるように露光制御を行うようにしているから、先行車両や後側方車両を的確に検知することができ、また、より遠方に位置する時点でこれらを検知することができる。また、この場合も、後方撮像装置2については、前方撮像画像に基づき検出した実際の照度値に基づいて露光制御を行うようにしているから、周囲の輝度変化に速やかに対応して適切な露光制御を行うことができ、後側方車両をより的確に検出することができる。
【0075】
また、このように、前方撮像装置1による前方撮像画像の各領域の実際の照度値を検出し、これに応じて前方撮像装置1及び後方撮像装置2の露光制御を行うから、撮像対象とする領域に適した露光制御を行うことができ的確な撮像画像を得ることができる。
なお、上記実施の形態においては、前方撮像装置1による前方撮像画像に基づいて、後方撮像装置2の露光制御を行うようにした場合について説明したが、例えば、自車両が後進する場合には、後方撮像装置2による後方撮像画像に基づいて前方撮像装置1の露光制御を行うようにしてもよい。つまり、自車両が後進する場合には、後方撮像装置2による後方撮像画像を、上記実施の形態における前方撮像画像とし、前方撮像装置1による前方撮像画像を、上記実施の形態における後方撮像画像として取り扱い、例えば、車両の進行方向を検出する進行方向検出手段を設け、この進行方向検出手段で後進を検出した場合には、後方撮像装置2の後方撮像画像に対し、上記前方撮像画像に対する処理と同様の処理を行って照度値を検出し、これに基づき、前方撮像装置1の露光制御を行うようにすればよい。このとき、車両前方に車両が存在する場合にはこの車両を撮像対象として前方撮像装置1の露光制御を行い、車両前方に車両が存在しない場合には、前方撮像装置1で撮像可能な遠方位置に相当する領域を撮像対象として露光制御を行うようにすればよい。
【0076】
また、上記実施の形態においては、前方撮像装置1及び後方撮像装置2の二つの撮像装置を設けた場合について説明したが、必ずしも前方を撮像する装置及び後方を撮像する装置の2つの撮像装置である必要はなく、1つ或いは3以上の撮像装置により時間差をもって同一の撮像対象を撮像するような場合であっても適用することができる。つまり、この場合には、ある撮像対象領域を先の時点で撮像した撮像画像に基づいて照度値を検出しておき、この撮像対象領域を次の時点で撮像するときに、この撮像対象を先の時点で撮像したときの照度値に基づいて、撮像装置の露光制御を行うようにすればよい。
【0077】
また、上記実施の形態においては、前方撮像装置1による前方撮像画像において、先行車両が存在する場合にはこの先行車両に合わせて露光制御を行い、先行車両が存在しない場合には前方撮像画像の遠方位置に相当する領域に合わせて露光制御を行うようにし、先行車両を検出しやすい画像を得ることができるように前方撮像装置1の露光制御を行うようにした場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、レーンマークを検出しやすい画像を得ることができるように、前方撮像装置1の露光制御を行うようにしてもよい。
【0078】
ここで、上記実施の形態において、前方撮像装置1が前方撮像手段に対応し、後方撮像装置2が後方撮像手段に対応し、図5のステップS8及び図6のステップS13〜ステップS18において、測光領域を設定しこれに基づいて照度絶対値を検出し記憶する処理が画像調整手段に対応し、図6のステップS13からステップS18の処理が調整情報検出手段に対応し、図9のステップS21、S22、S26の処理が検索手段に対応し、ステップS23、S27の処理が調整手段に対応し、図10のステップS31からステップS34の処理が後側方接近車両検出手段に対応している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した、画像認識装置の一例を示す概略構成図である。
【図2】図1の前方撮像装置1及び後方撮像装置2の撮像範囲を説明するための説明図である。
【図3】本発明を適用した画像認識装置の一例を示すブロック図である。
【図4】図2のコントローラ10の機能構成を示すブロック図である。
【図5】露光制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】図4中の、前方撮像装置の露光制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】測光領域の設定方法を説明するための説明図である。
【図8】測光領域の設定方法を説明するための説明図である。
【図9】図4中の、後方撮像装置の露光制御処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】後方監視処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】図10中の、接近車両検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】レーンマークを検出するための検出領域Maの一例である。
【図13】撮像座標系と道路座標系との関係を説明するための説明図である。
【図14】前時点までのレーンマークの位置座標のデータ群[X(N),Y(N)]を、今回の撮像画像の座標軸上の位置座標に変換する際の変換方法を説明するための説明図である。
【図15】後側方の車両を検出するための検出領域Mbの一例である。
【図16】後側方車両を検出するための説明図である。
【図17】後側方車両検出のためのオプティカルフローの作成方法を説明するための説明図である。
【図18】図10中の、警報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】前方撮像装置1による前方撮像画像の一例を示す説明図である。
【図20】前方撮像装置1による前方撮像画像の一例を示す説明図である。
【図21】後方撮像装置2による後方撮像画像の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 前方撮像装置
2 後方撮像装置
5 方向指示器スイッチ
6 操舵角センサ
7 車輪速センサ
8 警報装置
10 コントローラ

Claims (11)

  1. 車両に搭載され且つ車両進行方向前方を撮像する前方撮像手段及び車両進行方向後方を撮像する後方撮像手段を備え、
    前記後方撮像手段に対する撮像画像の画像状態を調整するための画像調整を、前記前方撮像手段で撮像した車両進行方向前方の撮像画像に基づいて行うようにしたことを特徴とする画像認識装置。
  2. 車両に搭載され且つ車両進行方向前方を撮像する前方撮像手段及び車両進行方向後方を撮像する後方撮像手段と、
    前記後方撮像手段に対する撮像画像の画像状態を調整するための画像調整を、前記前方撮像手段で先に撮像した撮像画像に基づいて行う画像調整手段と、を備えることを特徴とする画像認識装置。
  3. 前記画像調整手段は、前記前方撮像手段で撮像した撮像画像に基づき、その画像状態を調整するために必要な調整情報を検出し、これを記憶する調整情報検出手段と、
    当該調整情報検出手段で記憶する記憶情報から、前記後方撮像手段で次に撮像対象とする領域に相当する調整情報を検索する検索手段と、
    当該検索手段で検索した調整情報に基づいて、前記後方撮像手段の画像調整を行う調整手段と、を備えることを特徴とする請求項2記載の画像認識装置。
  4. 前記調整情報は、撮像画像に対応する撮像対象領域の照度を表す情報であることを特徴とする請求項3記載の画像認識装置。
  5. 前記前方撮像手段は車両前部に設けられ且つ前記後方撮像手段は車両後部に設けられ、
    前記調整情報検出手段は、前記前方撮像手段で撮像された車両前方の撮像画像から車両前方の照度を表す情報を前記調整情報として検出し、
    前記調整手段は、前記車両前方の照度を表す情報に基づいて、前記後方撮像手段の露光調整を行うようになっていることを特徴とする請求項3記載の画像認識装置。
  6. 後側方接近車両の有無を検出する後側方接近車両検出手段を備え、
    前記調整手段は、前記後側方接近車両検出手段での後側方接近車両の検出結果に応じて、前記後方撮像手段に対する画像調整内容を変更するようになっていることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の画像認識装置。
  7. 前記検索手段は、前記後側方接近車両検出手段で前記後側方接近車両を検出したときには、当該後側方接近車両が存在する領域を次の撮像対象領域としてこの領域に相当する調整情報を検索するようになっていることを特徴とする請求項6記載の画像認識装置。
  8. 前記検索手段は、前記後側方接近車両検出手段で前記後側方接近車両を検出しないときには、前記後方撮像手段による撮像画像において車両を検知可能な最遠方領域を次の撮像対象領域として前記調整情報を検索するようになっていることを特徴とする請求項6又は7記載の画像認識装置。
  9. 前記調整情報検出手段は、前記前方撮像手段による撮像画像内に複数の測光領域を設定し、この測光領域についてのみ調整情報を検出し、検出した調整情報を、前記撮像画像を特定する情報及び前記測光領域を特定する情報と対応付けて記憶し、
    前記検索手段は、後方撮像手段による撮像対象の領域に相当する撮像画像及び測光領域を特定し、特定した撮像画像及び測光領域に該当する調整情報を前記調整情報検出手段で記憶する記憶情報の中から検出するようになっていることを特徴とする請求項3乃至8の何れかに記載の画像認識装置。
  10. 前記前方撮像手段による撮像画像に基づいて、当該撮像画像の画像調整を行う前方撮像手段用の画像調整手段を備えることを特徴とする請求項2乃至9の何れかに記載の画像認識装置。
  11. 撮像手段による撮像画像の画像調整を、前記撮像手段が次の撮像対象としている領域をこれ以前に撮像したときの撮像画像に基づいて行うことを特徴とする画像認識装置。
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