JP2004032470A - 伸縮アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で破損のない伸縮アンテナを提供する。
【解決手段】ロッド状エレメント10の先端部に絶縁ロッド16を配設し、絶縁ロッド16の基端部外周にロッド状エレメント10と電気的接続してジョイント18を配設し、ヘリカルエレメント22を配設したスリーブ40を絶縁ロッド16の先端部外周に配設する。ジョイント18の先端側外周とスリーブ40の基端側外周に跨り嵌合する可動スリーブ44を軸方向移動自在に配設する。絶縁ロッド16に遊嵌する給電金具28を設け、その内周にチョーチンバネ30を配設する。収縮状態で、給電金具28の規制で可動スリーブ44が絶縁ロッド16の先端部側に位置し、チョーチンバネ30が可動スリーブ44に弾接する。絶縁ロッド16の引き出しに対して、可動スリーブ44は、チョーチンバネ30による摩擦抵抗力で給電金具28内に留まり、スリーブ40とジョイント18に跨り嵌合して電気的接続する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話などの通信機器のアンテナとして用いられる伸縮アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の伸縮アンテナの一例を図8ないし図12を参照して説明する。図8は、従来の伸縮アンテナの収縮状態の縦断面図である。図9は、伸長状態の縦断面図である。図10は、収縮状態における要部拡大縦断面部分図である。図11は、少し引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。図12は、さらに引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。
【0003】
図8および図9において、ロッド状エレメントの10の外周にチューブ12が被せられ、ロッド状エレメント10の基端部に導電材からなるストッパーが電気的接続状態に固定配設される。このストッパー14には引き出し方向の移動を規制する段差部14aが設けられる。ロッド状エレメント10の先端部には同軸上で先端方向に絶縁樹脂からなる絶縁ロッド16が固定配設される。またこの絶縁ロッド16の基端部の外周に、ロッド状エレメント10と電気的接続状態に導電材からなるジョイント18か設けられる。そして、絶縁ロッド16に導電材からなる可動スリーブ20が軸方向に移動自在に配設され、その先端に同軸上で先端方向にヘリカルエレメント22が電気的接続状態で配設される。しかも、このヘリカルエレメント22の外周を覆うように内側トップ24が絶縁樹脂などのにより可動スリーブ20と一体に成形される。さらに、絶縁ロッド16の先端部に、内側トップ24が収容できる形状の外側トップ26が、絶縁ロッド16と一体成形される。なお、可動スリーブ20の基端側は、ジョイント18の先端側の外周に嵌合して電気的接続が可能である。しかも、ジョイント18には、可動スリーブ20が基端側に移動するのを規制する規制部としての段差18aが設けられる。また、ロッド状エレメント10および可動スリーブ20に軸方向に移動自在に遊嵌して導電材からなる給電金具28が設けられる。この給電金具28の内周には、径方向に弾性変形する導電性弾性部材としてのリン青銅やベリウム銅などの導電材からなるチョーチンバネ30が軸方向に相対移動しないように配設される。そして、給電金具28には、可動スリーブ20が基端側に相対移動するのを規制する相対規制部としての狭搾部28aが設けられる。この給電金具28は、携帯電話機の筐体に取り付け固定されるとともに接触片を介して適宜なアンテナ回路に電気的接続される。
【0004】
かかる構成からなる従来の伸縮アンテナの動作を、以下説明する。まず、図8のごとく、収縮状態にあっては、給電金具28に対して絶縁ロッド16を最も押し込んだ状態であり外側トップ26内に内側トップ24が重なるように収容される。そして、内側トップ24の基端部が給電金具28の先端部に適宜に嵌合される。また、給電金具28の狭搾部28aにより可動スリーブ20は絶縁ロッド16に対して相対的に先端側に位置し、ジョイント18とは離されていて、電気的接続されない状態である。そして、図10に示すごとく、給電金具28内のチョーチンバネ30が可動スリーブ20に弾接する。もって、ヘリカルエレメント22の基端が可動スリーブ20とチョーチンバネ30を介して給電金具28に電気的接続される。そして、ロッド状エレメント10は給電金具28に電気的接続されない状態にある。ここで、図10に示すごとく、可動スリーブ20の外径aは、給電金具28の狭搾部18aの内径bよりも大きい。そして、この内径bは、ジョイント18の段差18aによる太い部分の外径cよりも大きい。また、可動スリーブ20の内径dは、ジョイント18の段差18aによる細い部分の外径eに嵌合できる寸法に設定されている。
【0005】
図8および図10に示す収縮状態から、外側トップ26を摘んで絶縁ロッド16を少し引き出すと、図11のごとく、チョーチンバネ30の弾接により可動スリーブ20に大きな摩擦抵抗力が生じて、給電金具28に対して可動スリーブ20は軸方向に相対移動せず、可動スリーブ20に対して絶縁ロッド16が軸方向に相対移動される。ここで、内側トップ24から外側トップ26が、図9に示すごとく重ならない状態となる。
【0006】
さらに、絶縁ロッド16を引き出すと、図12に示すごとく可動スリーブ20の基端部がジョイント18の先端部に嵌合するとともに、段差18aにより絶縁ロッド16に対する軸方向の相対移動が規制され、給電金具28と可動スリーブ20が相対的に軸方向にずれる。さらに、絶縁ロッド16を引き出すと、図9のごとく、ロッド状エレメント10の基端部のストッパー14の段差部14aが給電金具28に当接して先端方向への移動が規制される。ここで、チョーチンバネ30がストッパー14に弾接される。もって、ロッド状エレメント10の基端部がストッパー14とチョーチンバネ30を介して給電金具28に電気的接続される。ここで、可動スリーブ20の基端部がジョイント18の先端部に嵌合していて電気的接続が形成されている。したがって、図9の伸長状態では、ロッドエレメント10の先端にヘリカルエレメント22が電気的接続されたアンテナとして作用する。
【0007】
なお、上記従来例の説明にあっては、チョーチンバネ30の弾接による摩擦抵抗力により、可動スリーブ20を給電金具28と軸方向に相対移動させないように作用させているが、内側トップ24の基端部と給電金具28の先端部が弾力的に嵌合するように構成し、外側トップ26を引き出したときに、内側トップ24と給電金具28の弾力的な嵌合により可動スリーブ20が絶縁ロッド16に対して軸方向に相対移動するように構成する場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の構造の伸縮アンテナにあっては、外側トップ26は、内側トップ24を重ねて収容できるように形成されなければならず、しかも外側トップ26の外径寸法が制約されており、薄い肉厚部分が破損され易いという不具合があった。また、絶縁ロッド16にヘリカルエレメント22と内側トップ24を設けた可動スリーブ20を軸方向に移動自在に構成しなければならず、その構造が複雑である。
【0009】
本発明は、上述の従来の伸縮アンテナの事情を鑑みてなされたもので、構造が簡単でしかも破損されにくい伸縮アンテナを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の伸縮アンテナは、ロッド状エレメントの基端部に電気的接続状態に導電材からなるストッパーを配設し、前記ロッド状エレメントの先端部に絶縁材からなる絶縁ロッドを同軸上で先端方向に配設し、前記絶縁ロッドの基端部の外周に前記ロッド状エレメントと電気的接続状態に導電材からなるジョイントを配設し、前記絶縁ロッドの先端部の外周に導電材からなるスリーブを配設し、前記スリーブの先端に電気的接続状態にヘリカルエレメントを同軸上で先端方向に配設し、前記ジョイントの先端側外周と前記スリーブの基端側外周に跨り嵌合し得る導電材からなる可動スリーブを軸方向移動自在に配設し、前記ジョイントに前記可動スリーブが基端側に移動するのを規制する規制部を設け、前記ロッド状エレメントおよび前記絶縁ロッドに軸方向に移動自在に遊嵌する導電材からなる給電金具を設け、前記給電金具に前記可動スリーブが基端側に相対移動するのを規制する相対規制部を設け、前記給電金具の内周に径方向に弾性変形する導電性弾性部材を軸方向に相対移動しないように配設し、収縮状態で、前記給電金具の相対規制部により前記可動スリーブが前記絶縁ロッドの先端部側に移動され、前記導電性弾性部材が前記スリーブと前記可動スリーブに弾接し、前記絶縁ロッドの引き出しに対して、前記可動スリーブは、前記導電性弾性部材の弾接による摩擦抵抗力により前記ジョイントの前記規制部で移動が規制されるまで前記給電金具内に留まり、前記可動スリーブが前記スリーブと前記ジョイントに跨り嵌合して電気的接続し、さらなる引き出しに伴い、前記可動スリーブは前記絶縁ロッドとともに移動して前記給電金具から抜け出し、伸長状態で、前記導電性弾性部材が前記ストッパーに弾接するように構成されている。
【0011】
また、ロッド状エレメントの基端部に電気的接続状態に導電材からなるストッパーを配設し、前記ロッド状エレメントの先端部に絶縁材からなる絶縁ロッドを同軸上で先端方向に配設し、前記絶縁ロッドの先端部の外周に導電材からなるスリーブを配設し、前記スリーブの先端に電気的接続状態にヘリカルエレメントを同軸上で先端方向に配設し、前記スリーブの基端側外周に嵌合する導電材からなる可動スリーブを軸方向移動自在に配設し、前記絶縁ロッドの基端部に前記可動スリーブが基端側に移動するのを規制する規制部を設け、前記ロッド状エレメントおよび絶縁ロッドに軸方向に移動自在に遊嵌する導電材からなる給電金具を設け、前記給電金具に前記可動スリーブが基端側に相対移動するのを規制する相対規制部を設け、前記給電金具の内周に径方向に弾性変形する導電性弾性部材を軸方向に相対移動しないように配設し、収縮状態で、前記給電金具の相対規制部により前記可動スリーブが前記絶縁ロッドの先端部側に移動され、前記導電性弾性部材が前記スリーブと前記可動スリーブに弾接し、前記絶縁ロッドの引き出しに対して、前記可動スリーブは前記導電性弾性部材の弾接による摩擦抵抗力により前記絶縁ロッドの規制部で移動が規制されるまで前記給電金具内に留まり、前記可動スリーブはその先端部が前記スリーブに嵌合しその基端部が前記ロッド状エレメントの先端部と容量結合し、さらなる引き出しに伴い、前記可動スリーブは前記絶縁ロッドとともに移動して前記給電金具から抜け出し、伸長状態で、前記導電性弾性部材が前記ストッパーに弾接するように構成することもできる。
【0012】
そして、前記ヘリカルエレメントを覆うトップと前記絶縁ロッドを絶縁樹脂により一体成形して構成しても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1ないし図5を参照して説明する。図1は、本発明の伸縮アンテナの第1実施例の収縮状態の縦断面図である。図2は、伸長状態の縦断面図である。図3は、収縮状態における要部拡大縦断面部分図である。図4は、少し引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。図5は、さらに引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。図1ないし図5において、図8ないし図12に示す部材と同じまたは均等な部材には、同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0014】
図1および図2において、図8および図9と相違するところは、以下の点にある。まず、絶縁ロッド16の先端側外周に、導電材からなるスリーブ40が固定配設され、このスリーブ40の先端に、同軸上で先端方向にヘリカルエレメント22の基端部が電気的接続状態で配設される。そして、ヘリカルエレメント22を覆うようにしてトップ42が絶縁ロッド16およびスリーブ40と一体に設けられる。また、スリーブ40の基端側の外周に、導電材からなる可動スリーブ44が軸方向に移動自在に配設される。この可動スリーブ44は、絶縁ロッド16に対して基端側に移動された状態では、その先端部がスリーブ40の基端部に嵌合し、その基端部がジョイント18の先端部に嵌合して、スリーブ40とジョイント18の双方に跨るように構成される。
【0015】
そして、図3に示すごとく、可動スリーブ44の外径fは、給電金具28の狭搾部28aの内径gよりも大きい。そして、この内径gは、ジョイント18の太い部分の外径cよりも大きい。また、可動スリーブ44の内径hは、ジョイント18の細い部分の外径eに嵌合できる寸法に設定される。
【0016】
かかる構成からなる本発明の伸縮アンテナの動作を、以下説明する。まず、図1および図3に示すごとく、収縮状態にあっては、給電金具28に対して絶縁ロッド16を最も押し込んだ状態であり、給電金具28の狭搾部28aにより可動スリーブ44が絶縁ロッド16の先端側に位置し、可動スリーブ44がスリーブ40の外周に嵌合している。そして、チョーチンバネ30がスリーブ40と可動スリーブ44にともに弾接している。そこで、ヘリカルエレメント22がスリーブ40とチョーチンバネ30を介して給電金具28に電気的接続される。ここで、可動スリーブ44はジョイント18に電気的接続されず、ロッド状エレメント10はアンテナとして作用しない。
【0017】
そして、トップ42を少し引き出すと、図4のごとく、給電金具28に対して絶縁ロッド16が軸方向に移動されるが、可動スリーブ44はチョーチンバネ30の弾接による摩擦抵抗力により給電金具28と軸方向の相対的位置が変化せずに給電金具28内にあり、スリーブ40に対して軸方向に相対移動される。
【0018】
さらに、トップ42を引き出すと、図5に示すごとく、可動スリーブ44はジョイント18の先端側に嵌合するとともに段差18aによりそれ以上の軸方向の移動が規制される。そして、可動スリーブ44は、給電金具28に対して軸方向に相対的ずれを生ずる。ここで、可動スリーブ44は、スリーブ40とジョイント18の双方に跨って嵌合していて、スリーブ40をジョイント18に直流的に電気的接続されている。さらに、トップ42を引き出せば、図2のごとく、給電金具28にストッパー14が当接して、引き出しが規制される。そして、ストッパー14にチョーチンバネ30が弾接される。もって、図2の伸長状態で、ロッド状エレメント10の基端部がストッパー14とチョーチンバネ30を介して給電金具28に電気的接続される。そして、ヘリカルエレメント22とロッド状エレメント10が可動スリーブ44で直列に直流的に電気的接続されたアンテナとして作用する。
【0019】
かかる本発明の伸縮アンテナの構造にあっては、スリーブ42にヘリカルエレメント42を固定した部品とジョイント18およびロッド状エレメント10の先端部を成形金型にインサートして、絶縁ロッド16とトップ42を絶縁樹脂により一体にインサート成形することができる。そして、これらの部材が一体化されているので構造が簡単であるとともに、肉厚の薄い部分もなく破損されにくい。
【0020】
次に、本発明の第2実施例を図6および図7を参照して説明する。図6は、本発明の伸縮アンテナの第2実施例の収縮状態の縦断面図である。図7は、伸長状態の縦断面図である。図6および図7において、図1ないし図5および図8ないし図12と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略する。
【0021】
図6および図7に示す第2実施例で、第1実施例と相違するところは、絶縁ロッド16の基端部にジョイント18が設けられず、可動スリーブ44の基端側への移動を規制する規制部として、絶縁ロッド16に膨大部16aが設けられたことにある。
【0022】
かかる構造の第2実施例では、トップ42の引き出しにともない可動スリーブ44は絶縁ロッド16の基端側に相対的に移動され、膨大部16aで移動が規制される。そこで、図7の伸長状態では、可動スリーブ44の先端部はスリーブ40に嵌合し、基端部はロッド状エレメント10の先端部に臨む位置にあり、ロッド状エレメント10の先端部に直列に容量結合される。
【0023】
そこで、この第2実施例にあっては、収縮状態ではヘリカルエレメント22がアンテナとして動作し、ロッド状エレメント10はアンテナとして作用しない。そして、伸長状態ではヘリカルエレメント22とロッド状エレメント10が直列に容量結合されたアンテナとして動作する。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の伸縮アンテナは構成されているので、以下のごとき格別な効果を奏する。
【0025】
請求項1または2記載の伸縮アンテナにあっては、トップの部分の構造が従来例に比較して構造が簡単であり、肉厚の薄い部分もなく、破損されにくい。
【0026】
請求項3記載の伸縮アンテナにあっては絶縁ロッドとトップを一体成形するので部品点数も少なく製造が容易である。
【0027】
請求項4または5記載の伸縮アンテナは、多くの部材をインサート成形により一体化することができ、部品点数が極めて少なく、量産に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮アンテナの第1実施例の収縮状態の縦断面図である。
【図2】本発明の伸縮アンテナの第1実施例の伸長状態の縦断面図である。
【図3】本発明の伸縮アンテナの第1実施例の収縮状態における要部拡大縦断面部分図である。
【図4】本発明の伸縮アンテナの第1実施例の少し引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。
【図5】本発明の伸縮アンテナの第1実施例のさらに引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。
【図6】本発明の伸縮アンテナの第2実施例の収縮状態の縦断面図である。
【図7】本発明の伸縮アンテナの第2実施例の伸長状態の縦断面図である。
【図8】従来の伸縮アンテナの収縮状態の縦断面図である。
【図9】従来の伸縮アンテナの伸長状態の縦断面図である。
【図10】従来の伸縮アンテナの収縮状態における要部拡大縦断面部分図である。
【図11】従来の伸縮アンテナの少し引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。
【図12】従来の伸縮アンテナのさらに引き出した状態の要部拡大縦断面部分図である。
【符号の説明】
10 ロッド状エレメント
14 ストッパー
14a 段差部
16 絶縁ロッド
18 ジョイント
18a 段差
20,44 可動スリーブ
22 ヘリカルエレメント
28 給電金具
28a 狭搾部
30 チョーチンバネ
40 スリーブ
42 トップ

Claims (5)

  1. ロッド状エレメントの基端部に電気的接続状態に導電材からなるストッパーを配設し、前記ロッド状エレメントの先端部に絶縁材からなる絶縁ロッドを同軸上で先端方向に配設し、前記絶縁ロッドの基端部の外周に前記ロッド状エレメントと電気的接続状態に導電材からなるジョイントを配設し、前記絶縁ロッドの先端部の外周に導電材からなるスリーブを配設し、前記スリーブの先端に電気的接続状態にヘリカルエレメントを同軸上で先端方向に配設し、前記ジョイントの先端側外周と前記スリーブの基端側外周に跨り嵌合し得る導電材からなる可動スリーブを軸方向移動自在に配設し、前記ジョイントに前記可動スリーブが基端側に移動するのを規制する規制部を設け、前記ロッド状エレメントおよび前記絶縁ロッドに軸方向に移動自在に遊嵌する導電材からなる給電金具を設け、前記給電金具に前記可動スリーブが基端側に相対移動するのを規制する相対規制部を設け、前記給電金具の内周に径方向に弾性変形する導電性弾性部材を軸方向に相対移動しないように配設し、収縮状態で、前記給電金具の相対規制部により前記可動スリーブが前記絶縁ロッドの先端部側に移動され、前記導電性弾性部材が前記スリーブと前記可動スリーブに弾接し、前記絶縁ロッドの引き出しに対して、前記可動スリーブは、前記導電性弾性部材の弾接による摩擦抵抗力により前記ジョイントの前記規制部で移動が規制されるまで前記給電金具内に留まり、前記可動スリーブが前記スリーブと前記ジョイントに跨り嵌合して電気的接続し、さらなる引き出しに伴い、前記可動スリーブは前記絶縁ロッドとともに移動して前記給電金具から抜け出し、伸長状態で、前記導電性弾性部材が前記ストッパーに弾接するように構成したことを特徴とする伸縮アンテナ。
  2. ロッド状エレメントの基端部に電気的接続状態に導電材からなるストッパーを配設し、前記ロッド状エレメントの先端部に絶縁材からなる絶縁ロッドを同軸上で先端方向に配設し、前記絶縁ロッドの先端部の外周に導電材からなるスリーブを配設し、前記スリーブの先端に電気的接続状態にヘリカルエレメントを同軸上で先端方向に配設し、前記スリーブの基端側外周に嵌合する導電材からなる可動スリーブを軸方向移動自在に配設し、前記絶縁ロッドの基端部に前記可動スリーブが基端側に移動するのを規制する規制部を設け、前記ロッド状エレメントおよび絶縁ロッドに軸方向に移動自在に遊嵌する導電材からなる給電金具を設け、前記給電金具に前記可動スリーブが基端側に相対移動するのを規制する相対規制部を設け、前記給電金具の内周に径方向に弾性変形する導電性弾性部材を軸方向に相対移動しないように配設し、収縮状態で、前記給電金具の相対規制部により前記可動スリーブが前記絶縁ロッドの先端部側に移動され、前記導電性弾性部材が前記スリーブと前記可動スリーブに弾接し、前記絶縁ロッドの引き出しに対して、前記可動スリーブは前記導電性弾性部材の弾接による摩擦抵抗力により前記絶縁ロッドの規制部で移動が規制されるまで前記給電金具内に留まり、前記可動スリーブはその先端部が前記スリーブに嵌合しその基端部が前記ロッド状エレメントの先端部と容量結合し、さらなる引き出しに伴い、前記可動スリーブは前記絶縁ロッドとともに移動して前記給電金具から抜け出し、伸長状態で、前記導電性弾性部材が前記ストッパーに弾接するように構成したことを特徴とする伸縮アンテナ。
  3. 請求項1または2記載の伸縮アンテナにおいて、前記ヘリカルエレメントを覆うトップと前記絶縁ロッドを絶縁樹脂により一体成形して構成したことを特徴とする伸縮アンテナ。
  4. 請求項1記載の伸縮アンテナにおいて、前記ヘリカルエレメントと前記スリーブと前記ジョイントおよび前記ロッド状エレメントの先端部を成形金型にインサートして、前記ヘリカルエレメントを覆うトップと前記絶縁ロッドを絶縁樹脂により一体にインサート成形して構成したことを特徴とする伸縮アンテナ。
  5. 請求項2記載の伸縮アンテナおいて、前記ヘリカルエレメントと前記スリーブおよび前記ロッド状エレメントの先端部を成形金型にインサートして、前記ヘリカルエレメントを覆うトップと前記絶縁ロッドを絶縁樹脂により一体にインサート成形して構成したことを特徴とする伸縮アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109950689A (zh) * 2019-04-24 2019-06-28 上海鸿洛通信电子有限公司 支持专用网络通信的宽带高增益全向天线和通信设备

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CN109950689A (zh) * 2019-04-24 2019-06-28 上海鸿洛通信电子有限公司 支持专用网络通信的宽带高增益全向天线和通信设备
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