JP2004032439A - 波長分割多重システム、及びそれに使用するセンタ局光送受信装置、ユーザ光送受信装置、光合分波装置 - Google Patents
波長分割多重システム、及びそれに使用するセンタ局光送受信装置、ユーザ光送受信装置、光合分波装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】光通信において複数のユーザに対して、複数のプロトコルを持つサービスを提供し、また拡張性の高いシステムを構築する。
【解決手段】センタ局と通信を行う複数のユーザの各々に異なる波長を割り当て、これら異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザから送信された光を合波して光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、複数のレーザから送信される光の波長は、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、各ユーザに割り当てられた波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器及び光分波器又はそれらを統合した光合分波器を備え、これにより前記各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】センタ局と通信を行う複数のユーザの各々に異なる波長を割り当て、これら異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザから送信された光を合波して光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、複数のレーザから送信される光の波長は、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、各ユーザに割り当てられた波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器及び光分波器又はそれらを統合した光合分波器を備え、これにより前記各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザと、前記レーザから送信された光を合波する光合波器を備え、合波された光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システム、及びそれに使用するセンタ局光送受信装置、ユーザ光送受信装置、光合分波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の波長分割多重化システムとしては、特開平11−272061号公報や特開平10−173633号公報に記載のものが挙げられる。図14は、従来の波長分割多重システムの構成(以下従来の構成1という)を示すブロック図である。センタ(センターと記載することもある)局光送受信装置51は、レーザ11〜1n、合波器41、分波器42、受信器21〜2nを有している。遠隔ノードである光合分波装置45は、分波器43と合波器44とを有している。ユーザ光送受信装置91は、レーザ71、受信器81を有している。光ファイバ52〜59が図示のように設置されている。各ユーザに送られる波長の間隔は、少なくとも20nm以上であり、これらの異なる波長の複数の光信号は、合波器で合波され、光ファイバを用いて伝送され、分波器で分離され、各ユーザへ伝送される。
【0003】
一方、図15は、従来の他の波長分割多重システムの構成(以下従来の構成2という)を示すブロックである。センタ局光送信装置61は、レーザ11〜1nと合波器41とを有している。これらの他に、光ファイバ52と、分波器42と、光ファイバ53〜55と、受信器21〜2nが設けられている。各ユーザに送られる異なる波長の複数の光信号は、合波器で合波され、光ファイバを用いて伝送され、分波器で分離され、各ユーザへ伝送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成1の波長分割多重システムでは、波長間隔が広いためシステム全体の波長数に制限があり、例えば、サービスを拡張時に特定のユーザに新たに波長を割り当てることは困難である。一方、従来の構成2の波長分割多重化システムでは、波長間隔を狭くすることにより、システム全体として多くの波長を利用でき、ユーザ数は増大できるが、各ユーザに割り当てられる波長は1波長であるため、1ユーザ当たりの波長増設によるサービス拡張が困難であり、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などが必要であるという問題が含まれていた。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するものであり、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、各ユーザに割り当てられ波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器により各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行い、1ユーザが複数の波長を使用できることにより、帯域の広帯域化やサービス拡張時においても各ユーザに割り当てられる複数の波長内の空き波長の1つを用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能にすることを目的する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の波長分割多重システムは、請求項1に記載のように、各ユーザに異なる波長を割り当て、これら異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザと、前記レーザから送信された光を合波する光合波器を備え、合波された光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、前記複数のレーザから送信される光の波長は、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、各ユーザに割り当てられた波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器を備え、これにより各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行うことを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができる。
【0007】
また、請求項5に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号をそれぞれ異なる1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に各ユーザに割り当てられる波長が同じであることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、双方向伝送ができる。
【0008】
また、請求項9に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に各ユーザに割り当てられる波長が異なることを特徴とする上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0009】
また、請求項13に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯を割り当てることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0010】
また、請求項17に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号に加えて分岐点から各ユーザへの下り信号と各ユーザから分岐点への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が異なり、かつ各ユーザの上り信号と下り信号の波長は隣り合う波長群であることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、センタ局から各ユーザへの分岐点に加えて分岐点から各ユーザへ1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0011】
また、請求項21に記載のように、請求項1、5、9、13、17のいずれかにおいて前記各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることを特徴とする。上記構成によれば、様々なサービスを多重して伝送することができる。
【0012】
また、請求項22に記載のように、各ユーザに異なる波長を割り当て光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、これら1つの波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長は1つの波長可変レーザを時間的に波長を切り替えることにより発生させ、各ユーザに割り当てられ波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器を備え、これにより各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行うことを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができる。
【0013】
また、請求項25に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号をそれぞれ異なる1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に各ユーザに割り当てられる波長が同じであることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、双方向伝送ができる。
【0014】
また、請求項28に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が異なることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0015】
また、請求項31に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯を割り当てることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0016】
また、請求項34に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号に加えて分岐点から各ユーザへの下り信号と各ユーザから分岐点への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が異なり、かつ各ユーザの上り信号と下り信号の波長は隣り合う波長群であることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、センタ局から各ユーザへの分岐点に加えて分岐点から各ユーザへ1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0017】
また、請求項37に記載のように、請求項22、25、28、31、34のいずれかにおいて前記各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることを特徴とする。上記構成によれば、様々なサービスを多重して伝送することができる。
【0018】
本発明のセンタ局光送受信装置は、請求項2に記載のように、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができる。
【0019】
また、請求項6に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の波長の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0020】
また、請求項10に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、かつ各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、各ユーザからの下り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0021】
また、請求項14に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0022】
また、請求項18に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波し、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光合分波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0023】
また、請求項23に記載のように、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができる。
【0024】
また、請求項26に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0025】
また、請求項29に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯双方向伝送ができる。
【0026】
また、請求項32に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯双方向伝送ができる。
【0027】
また、請求項35に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、下り信号、上り信号の分離を行う光サーキュレータを備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯双方向伝送ができる。
【0028】
本発明の光合分波装置は、請求項3に記載のように各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0029】
また、請求項7に記載のように、請求項3において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能を有する広波長間隔の光分波器と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0030】
また、請求項11に記載のように、請求項3において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0031】
また、請求項15に記載のように、請求項3において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器と、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能を有する広波長間隔の光分波器と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0032】
また、請求項19に記載のように、請求項3において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0033】
本発明のユーザ光送受信装置は、請求項4に記載のように、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができる。
【0034】
また、請求項8に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0035】
また、請求項12に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0036】
また、請求項16に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0037】
また、請求項20に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離し、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0038】
また、請求項24に記載のように、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができる。
【0039】
また、請求項27に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0040】
また、請求項30に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0041】
また、請求項33に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0042】
また、請求項36に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、下り信号、上り信号の分離を行う光サーキュレータを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、前記従来のものと同一又は共通の機能を発揮する部分については同一の符号を用いるものとする。
【0044】
(実施の形態1 )
図1は、本発明の実施の形態1における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。図中で、センタ局光送受信装置51−1は、レーザ11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−n、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−n、狭波長間隔合波器31−1〜31−n、狭波長間隔分波器32−1〜32−n、広波長間隔合波器41−1、広波長間隔分波器42−2を有している。センタ局から各ユーザへの分岐点へ下り信号用の光ファイバ52−1が設置され、分岐点からセンタ局へは上り信号用の光ファイバ52−2が設置されている。光合分波装置44−1は、下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器42−1と、各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器41−2とを有している。光ファイバ53−1〜53−n、54−1〜54−nが広波長間隔分波器42−1と、広波長間隔合波器41−2にそれぞれ接続されている。ユーザ1のユーザ光送受信装置91−1は、狭波長間隔合波器61−1、狭波長間隔分波器62−1、レーザ71−1〜71−n、受信器81−1〜81−nを有している。同様にしてユーザ2のユーザ光送受信装置91−2は、狭波長間隔合波器61−2、狭波長間隔分波器62−2、レーザ72−1〜72−n、受信器82−1〜82−nを有している。ユーザnのユーザ光送受信装置91−n は、狭波長間隔合波器61−n、狭波長間隔分波器62−n、レーザ7n−1〜7n−n、受信器8n−1〜8n−nを有している。
【0045】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図2に示すように複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。レーザからの信号は、まず狭波長間隔合波器31−1〜31−nにより合波されたのち、広波長間隔合波器41−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−1により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−1において広波長間隔分波器42−1により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置91−1〜91−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置91−1〜91−nでは、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0046】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、下り信号と同じ波長の複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が各ユーザに割当てされている。レーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合波器61−1〜61−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−1において広波長間隔合波器41−2により各波長群が合波され、下り信号とは異なる光ファイバ52−2によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔分波器42−2により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0047】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。
【0048】
(実施の形態2 )
図3は、本発明の実施の形態2における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2は、実施の形態1がセンタ局と分岐点(光合分波装置)間の下り信号、上り信号それぞれが異なる1本の光ファイバを用いる2芯双方向であるのに対して、1本の光ファイバで下り、上り信号を伝送する1芯双方向の構成である。図中で、センタ局光送受信装置51−2は、レーザ11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−n、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−n、狭波長間隔合波器31−1〜31−n、狭波長間隔分波器32−1〜32−n、広波長間隔合分波器43−1を有している。センタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を光ファイバ52−3が伝送する。43−2は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これにより光合分波装置44−2が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。61−1は狭波長間隔合波器、62−1は狭波長間隔分波器、71−1〜71−nはレーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置92−1が構成されている。
同様にして61−2は狭波長間隔合波器、62−2は狭波長間隔分波器、72−1〜72−nはレーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置92−2、及び61−nは狭波長間隔合波器、62−nは狭波長間隔分波器、7n−1〜7n−nはレーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置92−nが構成されている。
【0049】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図4に示すように複数の狭い波長間隔のレーザからなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てる。これらのレーザからの信号は、まず狭波長間隔合波器31−1〜31−nにより合波されたのち、広波長間隔合分波器43−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−2において広波長間隔合分波器43−2により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置92−1〜92−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0050】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図4に示すように下り信号とは異なる複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が各ユーザに割当されている。これらのレーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合波器61−1〜61−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−2において広波長間隔合分波器43−2により各波長群が合波され、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−1により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0051】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0052】
(実施の形態3 )
図5は、本発明の実施の形態3における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3は、実施の形態2が下り信号、上り信号を異なる波長を割当て1芯双方向の構成であるのに対して、実施の形態3は、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送する構成である。図中で、11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−nはレーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、31−1〜31−nは狭波長間隔合波器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、41−3は広波長間隔合波器、42−4は広波長間隔分波器であり、45−1は1.3/1.55μm波長合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−3が構成されている。52−3はセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。45−2は1.3/1.55μm波長合分波器、42−3は下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器、41−4は各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器であり、これらより光合分波装置44−3が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。61−1は狭波長間隔合波器、62−1は狭波長間隔分波器、71−1〜71−nはレーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置93−1が構成されている。同様にして61−2は狭波長間隔合波器、62−2は狭波長間隔分波器、72−1〜72−nはレーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置93−2、及び61−nは狭波長間隔合波器、62−nは狭波長間隔分波器、7n−1〜7n−nはレーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置93−nが構成されている。
【0053】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図6に示すように複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てる。これらのレーザからの信号は、まず狭波長間隔合波器31−1〜31−nにより合波されたのち、広波長間隔合波器43−3により各波長群が合波され、さらに1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−3でまず1.3/1.55μm波長合分波器44−2を通過し、広波長間隔合分波器42−3により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置93−1〜93−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0054】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図6に示すように下り信号は異なる波長帯(下り信号が1.55μm帯の場合は上り信号は1.3μm帯、下り信号が1.3μm帯の場合は上り信号は1.55μm帯)の複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が各ユーザに割当されている。これらのレーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合波器61−1〜61−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号と異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−3でまず広波長間隔合波器43−4により各波長群が合波され、1.3/1.55μm波長合分波器45−2を通過し、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、広波長間隔分波器42−4により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0055】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0056】
(実施の形態4 )
図7は、本発明の実施の形態4における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態4は、実施の形態2のセンタ局と分岐点(光合分波装置)間の下り信号、上り信号を1本の光ファイバで伝送する1芯双方向の構成に加えて、分岐点から各ユーザまでも1芯双方の構成を実現したものである。図中で、11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−nはレーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、33−1〜33−nは狭波長間隔合分波器、43−3は広波長間隔合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−4が構成されている。52−3はセンタ局からユーザへの分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。43−4は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これにより光合分波装置44−4が構成されている。55−1〜55−nは分岐点から各ユーザへの下り信号、及び各ユーザから分岐点への上り信号を伝送する光ファイバである。63−1は狭波長間隔合分波器、71−1〜71−nはレーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置94−1が構成されている。同様にして63−2は狭波長間隔合分波器、72−1〜72−nはレーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置94−2、及び63−nは狭波長間隔合分波器、7n−1〜7n−nはレーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置94−nが構成されている。
【0057】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図8に示すように複数の狭い波長間隔のレーザからなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てる。これらのレーザからの信号は、まず狭波長間隔合分波器33−1〜33−nにより合波されたのち、広波長間隔合分波器43−3により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−4において広波長間隔合分波器43−4により波長群ごとに分波され、光ファイバ55−1〜55−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置91−1〜91−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔合分波器63−1〜63−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0058】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図8に示すように下り信号とは隣り合う異なる複数の狭い波長間隔の波長群が各ユーザに割当されている。これらのレーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合分波器63−1〜63−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号とは同じ光ファイバ55−1〜55−nにより伝送され、光合分波装置44−4において広波長間隔合分波器43−4により各波長群が合波される。ここで、この広波長間隔合分波器43−4の特性を図8に示すように波長群が隣り合う各ユーザの下り信号と上り信号の波長群の信号を1つのポート出力することにより、分岐点と各ユーザ間の1芯双方向伝送を実現できる。各波長群が合波された上り信号は、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−3により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔合分波器33−1〜33−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0059】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0060】
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態5の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態1と同様の構成をとる。図中で、101−1〜101−nは波長可変レーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、41−1は広波長間隔合波器、42−2は広波長間隔分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−5が構成されている。52−1はセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号用の光ファイバであり、52−2は分岐点からセンタ局への上り信号用の光ファイバである。42−1は下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器、41−2は各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器であり、これらより光合分波装置44−1が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置95−1が構成されている。同様にして62−2は狭波長間隔分波器、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置95−2、及び62−nは狭波長間隔分波器、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置95−nが構成されている。
【0061】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザの図10に示すように一定時間ごとに異なる波長光バースト信号を送信し、図2に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、広波長間隔合波器41−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−1により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−1において広波長間隔分波器42−1により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置95−1〜95−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0062】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ送受信装置では、下り信号と同じ波長の複数の狭い波長間隔の波長の信号を時間的に変化させて光バースト信号を送出する波長可変レーザ102−1〜102−nが各ユーザに割当てられる。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−1において広波長間隔合波器41−2により各波長群が合波され、下り信号とは異なる光ファイバ52−2によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔分波器42−2により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0063】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0064】
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態6の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態2と同様の構成をとる。実施の形態6は、実施の形態5が下り信号、上り信号それぞれが1本の光ファイバを用いる2芯双方向であるのに対して、1本の光ファイバで下り、上り信号を伝送する1芯双方向の構成である。図中で、101−1〜101−nは波長可変レーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、43−1は広波長間隔合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−6が構成されている。52−3はセンタ局から各ユーザへの分岐点の下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。43−2は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これらより光合分波装置44−2が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置96−1が構成されている。同様にして62−2は狭波長間隔分波器、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置96−2、及び62−nは狭波長間隔分波器、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置96−nが構成されている。
【0065】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザの図10に示すように一定時間ごとに異なる波長の信号を送信し、図4に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、広波長間隔合分波器43−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−2で広波長間隔合分波器43−2により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−1nにより各ユーザのユーザ光送受信装置96−1〜96−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0066】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、下り信号は異なる複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が割り当てられており、各ユーザ端末の波長可変レーザ102−1〜102−nは、割り当てられた波長を一定時間毎に送出する。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、広波長間隔合分波器43−2により各波長群が合波され、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−1により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0067】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0068】
(実施の形態7)
図12は、本発明の実施の形態7における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態7の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態3と同様の構成をとる。実施の形態7は、実施の形態6が下り信号、上り信号を異なる波長を割当て1芯双方向の構成であるのに対して、実施の形態7は、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯の組合せのように異なる波長帯の信号で伝送する構成である。図中で、101−1〜101−nは波長可変レーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、41−3は広波長間隔合波器、42−4は広波長間隔分波器であり、45−1は1.3/1.55μm波長合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−7が構成されている。52−3はセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号、及び各分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。45−2は1.3/1.55μm波長合分波器、42−3は下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器、41−4は各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器であり、これらより光合分波装置44−3が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置97−1が構成されている。同様にして61−2は狭波長間隔合波器、62−2は狭波長間隔分波器、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置97−2、及び61−nは狭波長間隔合波器、62−nは狭波長間隔分波器、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置97−nが構成されている。
【0069】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザは図10に示すように一定時間ごとに異なる波長の信号を送信し、図6に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、広波長間隔合波器41−3により各波長群が合波され、さらに1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−3でまず1.3/1.55μm波長合分波器45−2を通過し、広波長間隔分波器42−3により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置97−1〜97−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0070】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図6に示すように下り信号とは異なる波長帯(下り信号が1.55μm帯の場合は上り信号は1.3μm帯、下り信号が1.3μm帯の場合は、上り信号は1.55μm帯)からなる波長群が割り当てられており、各ユーザ端末の波長可変レーザ102−1〜102−nは、割り当てられた波長を一定時間毎に送出する。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−3でまず広波長間隔合波器41−4により各波長群が合波され、1.3/1.55μm波長合分波器45−2を通過し、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、広波長間隔分波器42−4により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される
【0071】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能になる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末共にレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。さらに、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0072】
(実施の形態8 )
図13は、本発明の実施の形態8における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態8の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態4と同様の構成をとる。実施の形態8は、実施の形態6がセンタ局と分岐点(光合分波装置)間の下り信号、上り信号を1本の光ファイバで伝送する1芯双方向の構成であるのに加えて、分岐点から各ユーザまでも1芯双方向の構成を実現したものである。図中で、101−1〜101−nはレーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、121−1〜121−nは光サーキュレータ、43−3は広波長間隔合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−8が構成されている。52−3はセンタ局から分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。43−4は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これより光合分波装置44−4が構成されている。55−1〜55−nは分岐点から各ユーザへの下り信号、及び各ユーザから分岐点への上り信号を伝送する光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、122−1は光サーキュレータ、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置98−1が構成されている。同様にして62−2は狭波長間隔分波器、122−2は光サーキュレータ、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置98−2、及び62−nは狭波長間隔分波器、121−nは光サーキュレータ、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置98−nが構成されている。
【0073】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザの図10に示すように一定時間ごとに異なる波長の信号を送信し、図8に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、光サーキュレータ121−1〜121−nにより上り信号と合分波され、広波長間隔合分波器43−3により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−4で広波長間隔合分波器43−4により波長群ごとに分波され、光ファイバ55−1〜55−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置98−1〜98−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、光サーキュレータ122−2〜122−nにより上り信号と合分波され、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0074】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図8に示すように下り信号とは隣り合う異なる複数の狭い波長間隔の波長群が各ユーザに割当されている。各ユーザ端末の波長可変レーザ102−1〜102−nは、割り当てられた波長を一定時間毎に送出する。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、光サーキュレータ122−1〜122−nにより下り信号と合分波され、下り信号とは同じ光ファイバ55−1〜55−nにより伝送され、光合分波装置44−4において広波長間隔合分波器43−4により各波長群が合波される。ここで、この広波長間隔合分波器43−4の特性を図8に示すように波長群が隣り合う各ユーザの下り信号と上り信号の波長群の信号を1つのポート出力することにより、分岐点と各ユーザ間の1芯双方向伝送を実現できる。各波長群が合波された上り信号は、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−3により波長群ごとに分波されたのち、光サーキュレータ122−1〜122−n により下り信号と合分波され、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0075】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1の波長分割多重システム、請求項2のセンタ局光送受信装置、請求項3の光合分波装置、請求項4のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。
【0077】
請求項5の波長分割多重システム、請求項6のセンタ局光送受信装置、請求項7の光合分波装置、請求項8のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号と上り信号の伝送において異なる光ファイバを用いることにより、双方向伝送が可能となる。
【0078】
請求項9の波長分割多重システム、請求項10のセンタ局光送受信装置、請求項11の光合分波装置、請求項12のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0079】
請求項13の波長分割多重システム、請求項14のセンタ局光送受信装置、請求項15の光合分波装置、請求項16のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0080】
請求項17の波長分割多重システム、請求項18のセンタ局光送受信装置、請求項19の光合分波装置、請求項20のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0081】
請求項21の波長分割多重システムによれば、各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることにより、様々なサービス多重が可能となる。
【0082】
請求項22の波長分割多重システム、請求項23のセンタ局光送受信装置、請求項3の光合分波装置、請求項24のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末共にレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0083】
請求項25の波長分割多重システム、請求項26のセンタ局光送受信装置、請求項7の光合分波装置、請求項27のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号と上り信号の伝送において異なる光ファイバを用いることにより、双方向伝送が可能となる。
【0084】
請求項28の波長分割多重システム、請求項29のセンタ局光送受信装置、請求項11の光合分波装置、請求項30のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0085】
請求項31の波長分割多重システム、請求項32のセンタ局光送受信装置、請求項15の光合分波装置、請求項33のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能になる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。さらに、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0086】
請求項34の波長分割多重システム、請求項35のセンタ局光送受信装置、請求項19の光合分波装置、請求項36のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0087】
請求項37の波長分割多重システムによれば、各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることにより、様々なサービス多重が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態1における構成を示す図
【図2】本発明の波長分割多重システムの実施の形態1、5における波長配置を示す図
【図3】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態2における構成を示す図
【図4】本発明の波長分割多重システムの実施の形態2、6における波長配置を示す図
【図5】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態3における構成を示す図
【図6】本発明の波長分割多重システムの実施の形態3、7における波長配置を示す図
【図7】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態4における構成を示す図
【図8】本発明の波長分割多重システムの実施の形態4、8における波長配置を示す図
【図9】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態5における構成を示す図
【図10】本発明の波長分割多重システムの実施の形態における波長可変レーザの出力波長の時間的変化を示す図
【図11】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態6における構成を示す図
【図12】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態7における構成を示す図
【図13】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態8における構成を示す図
【図14】従来の波長分割多重システムの構成を示す図
【図15】従来の波長分割多重システムの構成を示す図
【符号の説明】
11〜1n、11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−n、71、71−1〜71−n、72−1〜72−n、7n−1〜7n−n レーザ
21〜2n、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−n、81、81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−n 受信器
31−1〜31−n、61−1〜61−n 狭波長間隔合波器
32−1〜32−n、33−1〜33−n、62−1〜62−n 狭波長間隔分波器
41、44 合波器
41−1、41−2、41−3、41−4 広波長間隔合波器
42、43 分波器
42−2、42−1、43−1、43−2、43−3、43−4、42−4、42−3 広波長間隔分波器
44−1、44−2、44−3、44−4、45 光合分波装置
45−1、45−2 1.3/1.55μm波長合分波器
51−1、51−2、51−3、51−4、51−5、51−6、51−7、51−8 センタ局光送受信装置
52〜59、52−1〜52−2、52−3、53−1〜53−n、54−1〜54−n、55−1〜55−n 光ファイバ
61 センタ局光送信装置
63−1〜63−n 狭波長間隔合分波器
91、91−1〜91−n、92−1〜92−n、94−1〜94−n、95−1〜95−n、96−1〜96−n、97−1〜97−n、98−1〜98−n ユーザ光送受信装置
93−1〜93−n ユーザ光送受信装置
101−1〜101−n、102−1〜102−n 波長可変レーザ
121−1〜121−n、122−1〜122−n 光サーキュレータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザと、前記レーザから送信された光を合波する光合波器を備え、合波された光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システム、及びそれに使用するセンタ局光送受信装置、ユーザ光送受信装置、光合分波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の波長分割多重化システムとしては、特開平11−272061号公報や特開平10−173633号公報に記載のものが挙げられる。図14は、従来の波長分割多重システムの構成(以下従来の構成1という)を示すブロック図である。センタ(センターと記載することもある)局光送受信装置51は、レーザ11〜1n、合波器41、分波器42、受信器21〜2nを有している。遠隔ノードである光合分波装置45は、分波器43と合波器44とを有している。ユーザ光送受信装置91は、レーザ71、受信器81を有している。光ファイバ52〜59が図示のように設置されている。各ユーザに送られる波長の間隔は、少なくとも20nm以上であり、これらの異なる波長の複数の光信号は、合波器で合波され、光ファイバを用いて伝送され、分波器で分離され、各ユーザへ伝送される。
【0003】
一方、図15は、従来の他の波長分割多重システムの構成(以下従来の構成2という)を示すブロックである。センタ局光送信装置61は、レーザ11〜1nと合波器41とを有している。これらの他に、光ファイバ52と、分波器42と、光ファイバ53〜55と、受信器21〜2nが設けられている。各ユーザに送られる異なる波長の複数の光信号は、合波器で合波され、光ファイバを用いて伝送され、分波器で分離され、各ユーザへ伝送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成1の波長分割多重システムでは、波長間隔が広いためシステム全体の波長数に制限があり、例えば、サービスを拡張時に特定のユーザに新たに波長を割り当てることは困難である。一方、従来の構成2の波長分割多重化システムでは、波長間隔を狭くすることにより、システム全体として多くの波長を利用でき、ユーザ数は増大できるが、各ユーザに割り当てられる波長は1波長であるため、1ユーザ当たりの波長増設によるサービス拡張が困難であり、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などが必要であるという問題が含まれていた。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するものであり、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、各ユーザに割り当てられ波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器により各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行い、1ユーザが複数の波長を使用できることにより、帯域の広帯域化やサービス拡張時においても各ユーザに割り当てられる複数の波長内の空き波長の1つを用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能にすることを目的する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の波長分割多重システムは、請求項1に記載のように、各ユーザに異なる波長を割り当て、これら異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザと、前記レーザから送信された光を合波する光合波器を備え、合波された光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、前記複数のレーザから送信される光の波長は、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、各ユーザに割り当てられた波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器を備え、これにより各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行うことを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができる。
【0007】
また、請求項5に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号をそれぞれ異なる1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に各ユーザに割り当てられる波長が同じであることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、双方向伝送ができる。
【0008】
また、請求項9に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に各ユーザに割り当てられる波長が異なることを特徴とする上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0009】
また、請求項13に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯を割り当てることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0010】
また、請求項17に記載のように、請求項1においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号に加えて分岐点から各ユーザへの下り信号と各ユーザから分岐点への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が異なり、かつ各ユーザの上り信号と下り信号の波長は隣り合う波長群であることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、センタ局から各ユーザへの分岐点に加えて分岐点から各ユーザへ1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0011】
また、請求項21に記載のように、請求項1、5、9、13、17のいずれかにおいて前記各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることを特徴とする。上記構成によれば、様々なサービスを多重して伝送することができる。
【0012】
また、請求項22に記載のように、各ユーザに異なる波長を割り当て光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、これら1つの波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長は1つの波長可変レーザを時間的に波長を切り替えることにより発生させ、各ユーザに割り当てられ波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器を備え、これにより各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行うことを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができる。
【0013】
また、請求項25に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号をそれぞれ異なる1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に各ユーザに割り当てられる波長が同じであることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、双方向伝送ができる。
【0014】
また、請求項28に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が異なることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0015】
また、請求項31に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯を割り当てることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0016】
また、請求項34に記載のように、請求項22においてセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点からセンタ局への上り信号に加えて分岐点から各ユーザへの下り信号と各ユーザから分岐点への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して各ユーザに割り当てられる波長が異なり、かつ各ユーザの上り信号と下り信号の波長は隣り合う波長群であることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ複数の波長を割り当てることができるとともに、センタ局から各ユーザへの分岐点に加えて分岐点から各ユーザへ1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0017】
また、請求項37に記載のように、請求項22、25、28、31、34のいずれかにおいて前記各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることを特徴とする。上記構成によれば、様々なサービスを多重して伝送することができる。
【0018】
本発明のセンタ局光送受信装置は、請求項2に記載のように、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができる。
【0019】
また、請求項6に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の波長の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0020】
また、請求項10に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、かつ各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、各ユーザからの下り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0021】
また、請求項14に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0022】
また、請求項18に記載のように、請求項2において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波し、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光合分波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0023】
また、請求項23に記載のように、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができる。
【0024】
また、請求項26に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへ波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0025】
また、請求項29に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯双方向伝送ができる。
【0026】
また、請求項32に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザから送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯双方向伝送ができる。
【0027】
また、請求項35に記載のように、請求項23において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、下り信号、上り信号の分離を行う光サーキュレータを備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの波長が異なる複数の信号を送信し、各ユーザからの送られてくる波長が異なる複数の信号を受信することができるとともに、1芯双方向伝送ができる。
【0028】
本発明の光合分波装置は、請求項3に記載のように各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0029】
また、請求項7に記載のように、請求項3において各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能を有する広波長間隔の光分波器と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0030】
また、請求項11に記載のように、請求項3において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0031】
また、請求項15に記載のように、請求項3において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器と、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能を有する広波長間隔の光分波器と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0032】
また、請求項19に記載のように、請求項3において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザのセンタ局から各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、各ユーザの各ユーザからセンタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、各ユーザへの異なる複数の波長からなる下り信号の波長群の信号を分離し、各ユーザから送られてくる複数の波長からなる上り信号の波長群の信号を合波することができる。
【0033】
本発明のユーザ光送受信装置は、請求項4に記載のように、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができる。
【0034】
また、請求項8に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0035】
また、請求項12に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0036】
また、請求項16に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0037】
また、請求項20に記載のように、請求項4において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離し、各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0038】
また、請求項24に記載のように、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができる。
【0039】
また、請求項27に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、双方向伝送ができる。
【0040】
また、請求項30に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0041】
また、請求項33に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0042】
また、請求項36に記載のように、請求項24において、各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、下り信号、上り信号の分離を行う光サーキュレータを備えることを特徴とする。上記構成によれば、センタ局から各ユーザへ送られてくる波長が異なる複数の信号を受信し、センタ局へ波長が異なる複数の信号を送信することができるとともに、1芯の光ファイバで双方向伝送ができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、前記従来のものと同一又は共通の機能を発揮する部分については同一の符号を用いるものとする。
【0044】
(実施の形態1 )
図1は、本発明の実施の形態1における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。図中で、センタ局光送受信装置51−1は、レーザ11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−n、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−n、狭波長間隔合波器31−1〜31−n、狭波長間隔分波器32−1〜32−n、広波長間隔合波器41−1、広波長間隔分波器42−2を有している。センタ局から各ユーザへの分岐点へ下り信号用の光ファイバ52−1が設置され、分岐点からセンタ局へは上り信号用の光ファイバ52−2が設置されている。光合分波装置44−1は、下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器42−1と、各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器41−2とを有している。光ファイバ53−1〜53−n、54−1〜54−nが広波長間隔分波器42−1と、広波長間隔合波器41−2にそれぞれ接続されている。ユーザ1のユーザ光送受信装置91−1は、狭波長間隔合波器61−1、狭波長間隔分波器62−1、レーザ71−1〜71−n、受信器81−1〜81−nを有している。同様にしてユーザ2のユーザ光送受信装置91−2は、狭波長間隔合波器61−2、狭波長間隔分波器62−2、レーザ72−1〜72−n、受信器82−1〜82−nを有している。ユーザnのユーザ光送受信装置91−n は、狭波長間隔合波器61−n、狭波長間隔分波器62−n、レーザ7n−1〜7n−n、受信器8n−1〜8n−nを有している。
【0045】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図2に示すように複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。レーザからの信号は、まず狭波長間隔合波器31−1〜31−nにより合波されたのち、広波長間隔合波器41−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−1により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−1において広波長間隔分波器42−1により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置91−1〜91−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置91−1〜91−nでは、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0046】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、下り信号と同じ波長の複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が各ユーザに割当てされている。レーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合波器61−1〜61−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−1において広波長間隔合波器41−2により各波長群が合波され、下り信号とは異なる光ファイバ52−2によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔分波器42−2により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0047】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。
【0048】
(実施の形態2 )
図3は、本発明の実施の形態2における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態2は、実施の形態1がセンタ局と分岐点(光合分波装置)間の下り信号、上り信号それぞれが異なる1本の光ファイバを用いる2芯双方向であるのに対して、1本の光ファイバで下り、上り信号を伝送する1芯双方向の構成である。図中で、センタ局光送受信装置51−2は、レーザ11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−n、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−n、狭波長間隔合波器31−1〜31−n、狭波長間隔分波器32−1〜32−n、広波長間隔合分波器43−1を有している。センタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を光ファイバ52−3が伝送する。43−2は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これにより光合分波装置44−2が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。61−1は狭波長間隔合波器、62−1は狭波長間隔分波器、71−1〜71−nはレーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置92−1が構成されている。
同様にして61−2は狭波長間隔合波器、62−2は狭波長間隔分波器、72−1〜72−nはレーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置92−2、及び61−nは狭波長間隔合波器、62−nは狭波長間隔分波器、7n−1〜7n−nはレーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置92−nが構成されている。
【0049】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図4に示すように複数の狭い波長間隔のレーザからなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てる。これらのレーザからの信号は、まず狭波長間隔合波器31−1〜31−nにより合波されたのち、広波長間隔合分波器43−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−2において広波長間隔合分波器43−2により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置92−1〜92−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0050】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図4に示すように下り信号とは異なる複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が各ユーザに割当されている。これらのレーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合波器61−1〜61−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−2において広波長間隔合分波器43−2により各波長群が合波され、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−1により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0051】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0052】
(実施の形態3 )
図5は、本発明の実施の形態3における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3は、実施の形態2が下り信号、上り信号を異なる波長を割当て1芯双方向の構成であるのに対して、実施の形態3は、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送する構成である。図中で、11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−nはレーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、31−1〜31−nは狭波長間隔合波器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、41−3は広波長間隔合波器、42−4は広波長間隔分波器であり、45−1は1.3/1.55μm波長合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−3が構成されている。52−3はセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。45−2は1.3/1.55μm波長合分波器、42−3は下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器、41−4は各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器であり、これらより光合分波装置44−3が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。61−1は狭波長間隔合波器、62−1は狭波長間隔分波器、71−1〜71−nはレーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置93−1が構成されている。同様にして61−2は狭波長間隔合波器、62−2は狭波長間隔分波器、72−1〜72−nはレーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置93−2、及び61−nは狭波長間隔合波器、62−nは狭波長間隔分波器、7n−1〜7n−nはレーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置93−nが構成されている。
【0053】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図6に示すように複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てる。これらのレーザからの信号は、まず狭波長間隔合波器31−1〜31−nにより合波されたのち、広波長間隔合波器43−3により各波長群が合波され、さらに1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−3でまず1.3/1.55μm波長合分波器44−2を通過し、広波長間隔合分波器42−3により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置93−1〜93−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0054】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図6に示すように下り信号は異なる波長帯(下り信号が1.55μm帯の場合は上り信号は1.3μm帯、下り信号が1.3μm帯の場合は上り信号は1.55μm帯)の複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が各ユーザに割当されている。これらのレーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合波器61−1〜61−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号と異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−3でまず広波長間隔合波器43−4により各波長群が合波され、1.3/1.55μm波長合分波器45−2を通過し、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、広波長間隔分波器42−4により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0055】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0056】
(実施の形態4 )
図7は、本発明の実施の形態4における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。実施の形態4は、実施の形態2のセンタ局と分岐点(光合分波装置)間の下り信号、上り信号を1本の光ファイバで伝送する1芯双方向の構成に加えて、分岐点から各ユーザまでも1芯双方の構成を実現したものである。図中で、11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−nはレーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、33−1〜33−nは狭波長間隔合分波器、43−3は広波長間隔合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−4が構成されている。52−3はセンタ局からユーザへの分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。43−4は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これにより光合分波装置44−4が構成されている。55−1〜55−nは分岐点から各ユーザへの下り信号、及び各ユーザから分岐点への上り信号を伝送する光ファイバである。63−1は狭波長間隔合分波器、71−1〜71−nはレーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置94−1が構成されている。同様にして63−2は狭波長間隔合分波器、72−1〜72−nはレーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置94−2、及び63−nは狭波長間隔合分波器、7n−1〜7n−nはレーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置94−nが構成されている。
【0057】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備されたレーザの波長は、図8に示すように複数の狭い波長間隔のレーザからなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てる。これらのレーザからの信号は、まず狭波長間隔合分波器33−1〜33−nにより合波されたのち、広波長間隔合分波器43−3により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−4において広波長間隔合分波器43−4により波長群ごとに分波され、光ファイバ55−1〜55−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置91−1〜91−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔合分波器63−1〜63−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0058】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図8に示すように下り信号とは隣り合う異なる複数の狭い波長間隔の波長群が各ユーザに割当されている。これらのレーザからの上り信号は、まず狭波長間隔合分波器63−1〜63−nにより各波長群ごとに合波されたのち、下り信号とは同じ光ファイバ55−1〜55−nにより伝送され、光合分波装置44−4において広波長間隔合分波器43−4により各波長群が合波される。ここで、この広波長間隔合分波器43−4の特性を図8に示すように波長群が隣り合う各ユーザの下り信号と上り信号の波長群の信号を1つのポート出力することにより、分岐点と各ユーザ間の1芯双方向伝送を実現できる。各波長群が合波された上り信号は、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−3により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔合分波器33−1〜33−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0059】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0060】
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態5の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態1と同様の構成をとる。図中で、101−1〜101−nは波長可変レーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、41−1は広波長間隔合波器、42−2は広波長間隔分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−5が構成されている。52−1はセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号用の光ファイバであり、52−2は分岐点からセンタ局への上り信号用の光ファイバである。42−1は下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器、41−2は各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器であり、これらより光合分波装置44−1が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置95−1が構成されている。同様にして62−2は狭波長間隔分波器、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置95−2、及び62−nは狭波長間隔分波器、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置95−nが構成されている。
【0061】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザの図10に示すように一定時間ごとに異なる波長光バースト信号を送信し、図2に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、広波長間隔合波器41−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−1により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−1において広波長間隔分波器42−1により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置95−1〜95−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0062】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ送受信装置では、下り信号と同じ波長の複数の狭い波長間隔の波長の信号を時間的に変化させて光バースト信号を送出する波長可変レーザ102−1〜102−nが各ユーザに割当てられる。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−1において広波長間隔合波器41−2により各波長群が合波され、下り信号とは異なる光ファイバ52−2によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔分波器42−2により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0063】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0064】
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態6の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態2と同様の構成をとる。実施の形態6は、実施の形態5が下り信号、上り信号それぞれが1本の光ファイバを用いる2芯双方向であるのに対して、1本の光ファイバで下り、上り信号を伝送する1芯双方向の構成である。図中で、101−1〜101−nは波長可変レーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、43−1は広波長間隔合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−6が構成されている。52−3はセンタ局から各ユーザへの分岐点の下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。43−2は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これらより光合分波装置44−2が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置96−1が構成されている。同様にして62−2は狭波長間隔分波器、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置96−2、及び62−nは狭波長間隔分波器、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置96−nが構成されている。
【0065】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザの図10に示すように一定時間ごとに異なる波長の信号を送信し、図4に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、広波長間隔合分波器43−1により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−2で広波長間隔合分波器43−2により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−1nにより各ユーザのユーザ光送受信装置96−1〜96−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0066】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、下り信号は異なる複数の狭い波長間隔の波長からなる波長群が割り当てられており、各ユーザ端末の波長可変レーザ102−1〜102−nは、割り当てられた波長を一定時間毎に送出する。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、広波長間隔合分波器43−2により各波長群が合波され、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−1により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0067】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0068】
(実施の形態7)
図12は、本発明の実施の形態7における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態7の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態3と同様の構成をとる。実施の形態7は、実施の形態6が下り信号、上り信号を異なる波長を割当て1芯双方向の構成であるのに対して、実施の形態7は、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯の組合せのように異なる波長帯の信号で伝送する構成である。図中で、101−1〜101−nは波長可変レーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、41−3は広波長間隔合波器、42−4は広波長間隔分波器であり、45−1は1.3/1.55μm波長合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−7が構成されている。52−3はセンタ局から各ユーザへの分岐点への下り信号、及び各分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。45−2は1.3/1.55μm波長合分波器、42−3は下り信号を各ユーザに分波する広波長間隔分波器、41−4は各ユーザからの信号を合波する広波長間隔合波器であり、これらより光合分波装置44−3が構成されている。53−1〜53−n、54−1〜54−nは光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置97−1が構成されている。同様にして61−2は狭波長間隔合波器、62−2は狭波長間隔分波器、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置97−2、及び61−nは狭波長間隔合波器、62−nは狭波長間隔分波器、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置97−nが構成されている。
【0069】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザは図10に示すように一定時間ごとに異なる波長の信号を送信し、図6に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、広波長間隔合波器41−3により各波長群が合波され、さらに1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−3でまず1.3/1.55μm波長合分波器45−2を通過し、広波長間隔分波器42−3により波長群ごとに分波され、光ファイバ53−1〜53−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置97−1〜97−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0070】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図6に示すように下り信号とは異なる波長帯(下り信号が1.55μm帯の場合は上り信号は1.3μm帯、下り信号が1.3μm帯の場合は、上り信号は1.55μm帯)からなる波長群が割り当てられており、各ユーザ端末の波長可変レーザ102−1〜102−nは、割り当てられた波長を一定時間毎に送出する。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、下り信号とは異なる光ファイバ54−1〜54−nにより伝送され、光合分波装置44−3でまず広波長間隔合波器41−4により各波長群が合波され、1.3/1.55μm波長合分波器45−2を通過し、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、1.3/1.55μm波長合分波器45−1を通過し、広波長間隔分波器42−4により波長群ごとに分波されたのち、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される
【0071】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能になる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末共にレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。さらに、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0072】
(実施の形態8 )
図13は、本発明の実施の形態8における波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、実施の形態8の波長分割多重システムでの光合分波装置は実施の形態4と同様の構成をとる。実施の形態8は、実施の形態6がセンタ局と分岐点(光合分波装置)間の下り信号、上り信号を1本の光ファイバで伝送する1芯双方向の構成であるのに加えて、分岐点から各ユーザまでも1芯双方向の構成を実現したものである。図中で、101−1〜101−nはレーザ、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nは受信器、32−1〜32−nは狭波長間隔分波器、121−1〜121−nは光サーキュレータ、43−3は広波長間隔合分波器であり、これらよりセンタ局光送受信装置51−8が構成されている。52−3はセンタ局から分岐点への下り信号、及び分岐点からセンタ局への上り信号を伝送する光ファイバである。43−4は下り信号を各ユーザに分波、及び各ユーザからの上り信号を合波する広波長間隔合分波器であり、これより光合分波装置44−4が構成されている。55−1〜55−nは分岐点から各ユーザへの下り信号、及び各ユーザから分岐点への上り信号を伝送する光ファイバである。62−1は狭波長間隔分波器、122−1は光サーキュレータ、102−1は波長可変レーザ、81−1〜81−nは受信器であり、これらよりユーザ1のユーザ光送受信装置98−1が構成されている。同様にして62−2は狭波長間隔分波器、122−2は光サーキュレータ、102−2は波長可変レーザ、82−1〜82−nは受信器であり、これらよりユーザ2のユーザ光送受信装置98−2、及び62−nは狭波長間隔分波器、121−nは光サーキュレータ、102−nは波長可変レーザ、8n−1〜8n−nは受信器であり、これらよりユーザnのユーザ光送受信装置98−nが構成されている。
【0073】
次にその動作について説明する。まず、センタ局から各ユーザへの下り信号について説明する。センタ局に装備された波長可変レーザの図10に示すように一定時間ごとに異なる波長の信号を送信し、図8に示すように複数の狭い波長間隔からなる波長群の1つを各ユーザへの下り信号用に割り当てている。波長可変レーザ101−1〜101−nからの信号は、光サーキュレータ121−1〜121−nにより上り信号と合分波され、広波長間隔合分波器43−3により各波長群が合波され、光ファイバ52−3により伝送される。伝送された信号は、光合分波装置44−4で広波長間隔合分波器43−4により波長群ごとに分波され、光ファイバ55−1〜55−nにより各ユーザのユーザ光送受信装置98−1〜98−nに伝送される。各ユーザのユーザ光送受信装置では、光サーキュレータ122−2〜122−nにより上り信号と合分波され、狭波長間隔分波器62−1〜62−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各光ハ゛ースト信号が分離され、受信器81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0074】
一方、各ユーザからセンタ局への上り信号は、各ユーザのユーザ光送受信装置では、図8に示すように下り信号とは隣り合う異なる複数の狭い波長間隔の波長群が各ユーザに割当されている。各ユーザ端末の波長可変レーザ102−1〜102−nは、割り当てられた波長を一定時間毎に送出する。これらの波長可変レーザ102−1〜102−nからの上り信号は、光サーキュレータ122−1〜122−nにより下り信号と合分波され、下り信号とは同じ光ファイバ55−1〜55−nにより伝送され、光合分波装置44−4において広波長間隔合分波器43−4により各波長群が合波される。ここで、この広波長間隔合分波器43−4の特性を図8に示すように波長群が隣り合う各ユーザの下り信号と上り信号の波長群の信号を1つのポート出力することにより、分岐点と各ユーザ間の1芯双方向伝送を実現できる。各波長群が合波された上り信号は、下り信号と同じ光ファイバ52−3によりセンタ局に伝送される。センタ局では、広波長間隔合分波器43−3により波長群ごとに分波されたのち、光サーキュレータ122−1〜122−n により下り信号と合分波され、狭波長間隔分波器32−1〜32−nで各波長群の信号を構成している狭波長間隔の各信号が分離され、受信器21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−nにより電気信号に変換され再生される。
【0075】
以上のように本実施の形態によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1の波長分割多重システム、請求項2のセンタ局光送受信装置、請求項3の光合分波装置、請求項4のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。
【0077】
請求項5の波長分割多重システム、請求項6のセンタ局光送受信装置、請求項7の光合分波装置、請求項8のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号と上り信号の伝送において異なる光ファイバを用いることにより、双方向伝送が可能となる。
【0078】
請求項9の波長分割多重システム、請求項10のセンタ局光送受信装置、請求項11の光合分波装置、請求項12のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0079】
請求項13の波長分割多重システム、請求項14のセンタ局光送受信装置、請求項15の光合分波装置、請求項16のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0080】
請求項17の波長分割多重システム、請求項18のセンタ局光送受信装置、請求項19の光合分波装置、請求項20のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0081】
請求項21の波長分割多重システムによれば、各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることにより、様々なサービス多重が可能となる。
【0082】
請求項22の波長分割多重システム、請求項23のセンタ局光送受信装置、請求項3の光合分波装置、請求項24のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末共にレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。
【0083】
請求項25の波長分割多重システム、請求項26のセンタ局光送受信装置、請求項7の光合分波装置、請求項27のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号と上り信号の伝送において異なる光ファイバを用いることにより、双方向伝送が可能となる。
【0084】
請求項28の波長分割多重システム、請求項29のセンタ局光送受信装置、請求項11の光合分波装置、請求項30のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となる。
【0085】
請求項31の波長分割多重システム、請求項32のセンタ局光送受信装置、請求項15の光合分波装置、請求項33のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能になる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。さらに、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、下り信号、上り信号が1.3μm帯、1.55μm帯というように異なる波長帯の信号で伝送することでより多くの波長を用いることが可能となり、各ユーザの伝送容量を拡大することができる。
【0086】
請求項34の波長分割多重システム、請求項35のセンタ局光送受信装置、請求項19の光合分波装置、請求項36のユーザ光送受信装置によれば、各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群を割り当てることにより、1ユーザの伝送容量の拡大ができる。また、サービス後のサービス拡張時においても、サービスのプロトコルなどの違いによらず、各ユーザに割り当てられる複数の波長のうち空き波長(空きスロット)を用いることにより、光ファイバの新たな敷設や光送受信装置の交換などを必要とせず、簡単に拡張可能となる。また、狭波長間隔の複数の波長の信号を送信するために、複数の波長を使用するのではなく、波長可変レーザを用いて一定時間ごとに波長を変化させることにより、センタ局、ユーザ端末ともにレーザ数を削減することができ、コスト低減、装置のコンパクト化を図ることができる。また、下り信号の波長と上り信号の波長を異なる波長を用いることにより、センタ局から各ユーザへの分岐点まで1芯双方伝送が可能となるほか、1つのユーザの下り信号と上り信号に隣り合う波長群の信号を割り当てることにより、分岐点から各ユーザまでも1芯双方伝送が可能となる。
【0087】
請求項37の波長分割多重システムによれば、各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることにより、様々なサービス多重が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態1における構成を示す図
【図2】本発明の波長分割多重システムの実施の形態1、5における波長配置を示す図
【図3】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態2における構成を示す図
【図4】本発明の波長分割多重システムの実施の形態2、6における波長配置を示す図
【図5】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態3における構成を示す図
【図6】本発明の波長分割多重システムの実施の形態3、7における波長配置を示す図
【図7】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、光合分波装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態4における構成を示す図
【図8】本発明の波長分割多重システムの実施の形態4、8における波長配置を示す図
【図9】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態5における構成を示す図
【図10】本発明の波長分割多重システムの実施の形態における波長可変レーザの出力波長の時間的変化を示す図
【図11】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態6における構成を示す図
【図12】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態7における構成を示す図
【図13】本発明の波長分割多重システム、センタ光送受信装置、及びユーザ光送受信装置の実施の形態8における構成を示す図
【図14】従来の波長分割多重システムの構成を示す図
【図15】従来の波長分割多重システムの構成を示す図
【符号の説明】
11〜1n、11−1〜11−n、12−1〜12−n、1n−1〜1n−n、71、71−1〜71−n、72−1〜72−n、7n−1〜7n−n レーザ
21〜2n、21−1〜21−n、22−1〜22−n、2n−1〜2n−n、81、81−1〜81−n、82−1〜82−n、8n−1〜8n−n 受信器
31−1〜31−n、61−1〜61−n 狭波長間隔合波器
32−1〜32−n、33−1〜33−n、62−1〜62−n 狭波長間隔分波器
41、44 合波器
41−1、41−2、41−3、41−4 広波長間隔合波器
42、43 分波器
42−2、42−1、43−1、43−2、43−3、43−4、42−4、42−3 広波長間隔分波器
44−1、44−2、44−3、44−4、45 光合分波装置
45−1、45−2 1.3/1.55μm波長合分波器
51−1、51−2、51−3、51−4、51−5、51−6、51−7、51−8 センタ局光送受信装置
52〜59、52−1〜52−2、52−3、53−1〜53−n、54−1〜54−n、55−1〜55−n 光ファイバ
61 センタ局光送信装置
63−1〜63−n 狭波長間隔合分波器
91、91−1〜91−n、92−1〜92−n、94−1〜94−n、95−1〜95−n、96−1〜96−n、97−1〜97−n、98−1〜98−n ユーザ光送受信装置
93−1〜93−n ユーザ光送受信装置
101−1〜101−n、102−1〜102−n 波長可変レーザ
121−1〜121−n、122−1〜122−n 光サーキュレータ
Claims (37)
- センタ局と通信を行う複数のユーザの各々に異なる波長を割り当て、これら異なる複数の波長の信号を送信する複数のレーザから送信された光を合波し、合波された光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、
前記複数のレーザから送信される光の波長は、前記各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、前記各ユーザに割り当てられた波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器及び光分波器又はそれらを統合した光合分波器を備え、これにより前記各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行うことを特徴とする波長分割多重システム。 - 請求項1に記載の波長分割多重システムの前記センタ局に設置される光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項1に記載の波長分割多重システムの前記光合分波装置において、前記センタ局から前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、前記各ユーザから前記センタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を備えることを特徴とする光合分波装置。
- 請求項1に記載の波長分割多重システムに使用する前記各ユーザに設置される光送受信装置において、各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号をそれぞれ異なる1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に前記各ユーザに割り当てられる波長が同じであることを特徴とする請求項1に記載の波長分割多重システム。
- 請求項2に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、各ユーザから送られてきた上り信号を各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項3に記載の光合分波装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、前記センタ局から前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能を有する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザから前記センタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする光合分波装置。
- 請求項4に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に前記各ユーザに割り当てられる波長が異なることを特徴とする請求項1に記載の波長分割多重システム。
- 請求項2に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、かつ前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、前記各ユーザからの下り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項3に記載の光合分波装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、前記センタ局から前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、前記各ユーザから前記センタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする光合分波装置。
- 請求項4に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して前記各ユーザに割り当てられる波長が1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯を割り当てることを特徴とする請求項1に記載の波長分割多重システム。
- 請求項2に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器と、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項3に記載の光合分波装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器と、前記センタ局から前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能を有する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザから前記センタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合波器を備えることを特徴とする光合分波装置。
- 請求項4に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合波器を備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号に加えて分岐点から前記各ユーザへの下り信号と前記各ユーザから分岐点への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して前記各ユーザに割り当てられる波長が異なり、かつ前記各ユーザの上り信号と下り信号の波長は隣り合う波長群であることを特徴とする請求項1に記載の波長分割多重システム。
- 請求項2に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、かつ、前記各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波し、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光合分波器と、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項3に記載の光合分波装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、前記各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、前記センタ局から前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を分波する機能と、前記各ユーザから前記センタ局への上り信号に割り当てられた波長群の信号を合波する機能を有する広波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とする光合分波装置。
- 請求項4に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、前記各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を送信するレーザと、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離し、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた狭間隔の複数の波長の信号を合波する狭波長間隔の光合分波器を備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるなど様々なサービスであることを特徴とする請求項1、5、9、13、17のいずれか1つに記載の波長分割多重システム。
- センタ局と通信を行う複数のユーザの各々に異なる波長を割り当て、光信号を光ファイバで伝送する波長分割多重システムにおいて、前記各ユーザに対して波長の間隔が狭間隔である複数の波長からなる波長群が割り当てられ、これら1つの波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長は1つの波長可変レーザを時間的に波長を切り替えることにより発生させ、前記各ユーザに割り当てられた波長群の信号を合波、分波する広波長間隔の光合波器、光分波器を備え、これにより前記各ユーザに割り当てられた光信号の多重化を行うことを特徴とする波長分割多重システム。
- 請求項22に記載の波長分割多重システムに使用する前記センタ局に設置される光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項22に記載の波長分割多重システムに使用する前記各ユーザに設置される光送受信装置において、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号をそれぞれ異なる1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号共に前記各ユーザに割り当てられる波長が同じであることを特徴とする請求項22に記載の波長分割多重システム。
- 請求項23に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項24に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は同じ波長であり、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して前記各ユーザに割り当てられる波長が異なることを特徴とする請求項22に記載の波長分割多重システム。
- 請求項23に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項24に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長であり、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して前記各ユーザに割り当てられる波長が1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯を割り当てることを特徴とする請求項22に記載の波長分割多重システム。
- 請求項23に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波して送信する広波長間隔の光合波器と、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光分波器と、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、波長帯の異なる下り信号、上り信号の分離を行う1.3/1.55μm波長合分波器を備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項24に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は1.3μm帯と1.55μm帯のように異なる波長帯が割り当てられており、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザとを備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記センタ局から前記各ユーザへの分岐点への下り信号と分岐点から前記センタ局への上り信号に加えて分岐点から前記各ユーザへの下り信号と前記各ユーザから分岐点への上り信号を同じ1本の光ファイバで伝送し、上り、下り信号に対して前記各ユーザに割り当てられる波長が異なり、かつ前記各ユーザの上り信号と下り信号の波長は隣り合う波長群であることを特徴とする請求項22に記載の波長分割多重システム。
- 請求項23に記載のセンタ局光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、前記各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、前記各ユーザからの上り信号の各波長群の信号を構成する狭波長間隔の複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長群の信号を合波し、前記各ユーザから送られてきた上り信号を前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長群ごとに分波する広波長間隔の光合分波器と、下り信号、上り信号の分離を行う光サーキュレータを備えることを特徴とするセンタ局光送受信装置。
- 請求項24に記載のユーザ光送受信装置において、前記各ユーザへの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長と、前記各ユーザからの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長は異なる波長でありかつ、前記各ユーザの下り信号と上り信号は隣り合う波長群の信号を構成する複数の波長が割り当てられており、前記各ユーザの上り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を時間的に切り替えて送信する波長可変レーザと、前記各ユーザの下り信号に割り当てられた波長の間隔が狭間隔である複数の波長の信号を分離する狭波長間隔の光分波器と、下り信号、上り信号の分離を行う光サーキュレータを備えることを特徴とするユーザ光送受信装置。
- 前記各ユーザに割り当てられる波長で伝送するサービスは各波長でプロトコルが異なるというサービスを含むことを特徴とする請求項22、25、31、34のいずれか1つに記載の波長分割多重システム。
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