JP2004030647A - 表示装置、表示方法、および表示プログラム記憶媒体 - Google Patents

表示装置、表示方法、および表示プログラム記憶媒体 Download PDF

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Hiroto Ikema
池間 裕人
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合田 博文
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Abstract

【課題】本発明は、データを表示する表示装置、表示方法、およびコンピュータシステムを表示装置として動作させることができる表示プログラムが格納されてなる表示プログラム記憶媒体に関し、表示速度が速く、操作が簡便で、診察内容の全体像が把握し易いデータ表示を行う。
【解決手段】一覧表示画面で指定された記録データが1つであるか複数であるかによって、それぞれ、既に表示されている記録データから1つの指定データまでを所定順序で順次に連結して表示するジャンプ処理、あるいは、指定された複数の指定データを互いに連結して表示する連続表示処理を実行する。
【選択図】    図22

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データを表示する表示装置、表示方法、および、コンピュータシステムを表示装置として動作させる表示プログラムが格納された表示プログラム記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療機関においても様々な文書作成機器、情報処理機器が普及してきており、その中の一種に、従来医師によって手書きで作成されていたカルテ(診察記録)に替えて作成された電子文書が多数格納されているデータベースから、電子文書を取り出し、カルテとして表示する電子カルテ表示装置がある。この電子カルテ表示装置の利用者は、医師等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子カルテ表示装置の一例として、一人の患者につき、その患者に関する全診察記録からなる1つの電子文書が作成されて格納されたデータベースから、選択された患者用に作成された電子文書を取り出して表示する電子カルテ表示装置が知られている。
【0004】
しかし、この電子カルテ表示装置では、データベースから、診察回数が多い患者用の電子文書を取り出すのに長時間を要し、表示速度が遅いという問題がある。
【0005】
また、従来の電子カルテ表示装置の別の例として、各患者の各診察毎に作成された電子文書が格納されたデータベースから、選択された電子文書を取り出し、1電子文書毎に表示する電子カルテ表示装置が知られている。
【0006】
しかし、この電子カルテ表示装置では、表示の指示等が1電子文書毎に必要であるため、操作が煩雑であるという問題点や、複数の電子文書が表示された場合に、複数の電子文書によって示されている診察内容の全体像が把握しにくいという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、表示速度が速く、操作が簡便で、データ内容の全体像が把握し易い表示装置、表示方法、およびコンピュータシステムをそのような表示装置として動作させる表示プログラムが格納されてなる表示プログラム記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の表示装置は、データを表示する表示装置であって、
所定方法による順序付けが可能な可順序情報をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたデータベースと、
上記データを一覧表示する一覧表示手段と、
一覧表示手段によって表示されたデータから1つ以上のデータを指定する指定手段と、
指定手段によって指定されてなる指定データが一のデータか複数のデータかを判定し、一のデータと判定した場合は、既に表示中のデータおよび指定データそれぞれの可順序情報を参照し、上記所定方法によってそれらの可順序情報の間に順序付けられる可順情報を含んだデータを指定データとともにデータベースから取り込んで表示するデータ表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明の表示装置において、
上記データベースが、上記可順序情報として、日時情報、または、その日時情報を基に付加された番号をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたものであり、
上記データ表示手段が、既に表示中のデータおよび該指定データそれぞれの日時情報又は番号を参照し、それらの日時情報又は番号の間に順序付けられる日時情報又は番号を含んだデータを該指定データとともに前記データベースから取り込んで表示するものである
という形態が好適である。
【0010】
また、本発明の表示装置において、上記データ表示手段が、指定手段によって指定されてなる指定データが複数のデータであると判定した場合は、指定された複数のデータを前記データベースから取り込んでデータ表示するものであるという形態も好適である。
【0011】
また、本発明の表示装置において、上記データ表示手段が、データベースから取り込んだデータを、既に表示中のデータに、上記所定方法による順序付けに従って連結してデータ表示するものであるという形態も好適である。
【0012】
さらに、本発明の表示装置において、上記データベースが、上記複数のデータとして、患者に関する診察記録が格納されたものであるという形態も好適である。
【0013】
上記目的を達成する本発明の表示方法は、データを表示する表示方法であって、
コンピュータが、
日時情報、または、その日時情報を基に付加された番号をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたデータベースのデータを一覧表示する一覧表示ステップと、
一覧表示ステップで表示されたデータから1つ以上のデータを指定する指定ステップと、
指定ステップで指定されてなる指定データが一のデータか複数のデータかを判定する判定ステップと、
判定ステップで一のデータと判定された場合に、既に表示中のデータおよび指定データそれぞれの日時情報又は番号を参照し、それらの日時情報又は番号の間に順序付けられる日時情報又は番号を含んだデータを該指定データとともにデータベースから取り込んで表示するデータ表示ステップとを有することを特徴とする。
【0014】
また、上記目的を達成する本発明の表示プログラム記憶媒体は、
コンピュータを、
日時情報、または、その日時情報を基に付加された番号をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたデータベースのデータを一覧表示する一覧表示手段、
一覧表示手段によって表示されたデータから1つ以上のデータを指定する指定手段、
指定手段によって指定されてなる指定データが一のデータか複数のデータかを判定する判定手段、および
判定手段によって一のデータと判定された場合に、既に表示中のデータおよび該指定データそれぞれの日時情報又は番号を参照し、それらの日時情報又は番号の間に順序付けられる日時情報又は番号を含んだデータを指定データとともにデータベースから取り込んで表示するデータ表示手段
として機能させるための表示プログラムが記憶されてなることを特徴とする、コンピュータ読み取りが可能な表示プログラム記憶媒体である。
【0015】
本発明の表示プログラム記憶媒体において、上記データ表示手段が、データベースから取り込んだデータを、既に表示中のデータに、上記所定方法による順序付けに従って連結してデータ表示するものであるという形態が好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明の表示装置の一実施形態に相当する電子カルテ表示装置を示す外観図である。
【0018】
この電子カルテ表示装置10は、コンピュータシステムで構成されており、CPU、RAMメモリ、ハードディスク等を内蔵した本体部11、本体部11からの指示により蛍光面12aに画面表示を行うCRTディスプレイ12、このコンピュータシステム内にオペレータの指示や文字情報を入力するためのキーボード13、蛍光面12a上の任意の位置を指定することによりその位置に表示されていたアイコン等に応じた指示を入力するマウス14を備えている。
【0019】
本体部11は、さらに、外観上、フロッピィディスク22(図1には図示せず;図2参照)やCDROM20が装填されるフロッピィディスク装填口11aおよびCDROM装填口11bを有しており、その内部には、装填されたフロッピィディスクやCDROM20をドライブする、フロッピィディスクドライバ114、CDROMドライブ115(図2参照)も内蔵されている。
【0020】
ここでは、CDROM20に本発明にいう電子カルテ表示プログラムが記憶されており、このCDROM20がCDROM装填口11bから本体部11内に装填され、CDROMドライバ115によりそのCDROM20に記憶された電子カルテ表示プログラムがこのコンピュータシステムのハードディスク内にインストールされる。このコンピュータシステムのハードディスク内にインストールされた電子カルテ表示プログラムが起動されると、このコンピュータシステムは、本発明の電子カルテ表示装置の一実施形態として動作する。
【0021】
従って、電子カルテ表示プログラムが記憶されたCDROM20は、本発明の電子カルテ表示プログラム記憶媒体の一実施形態に相当する。
【0022】
また、このCDROM20に記憶された電子カルテ表示プログラムは、上記のようにしてそのコンピュータシステムのハードディスク内にインストールされるが、その電子カルテ表示プログラムがインストールされた状態のハードディスクも、本発明の電子カルテ表示プログラム記憶媒体の一形態に相当する。
【0023】
さらに、その電子カルテ表示プログラムがフロッピィディスク等にダウンロードされるときは、そのダウンロードされた電子カルテ表示プログラムを記憶した状態にあるフロッピィディスク等も、本発明の電子カルテ表示プログラム記憶媒体の一実施形態に相当する。
【0024】
図2は、図1に示す外観を有する電子カルテ表示装置(コンピュータシステム)のハードウェア構成図である。
【0025】
ここには、中央演算処理装置(CPU)111、RAM112、ハードディスクコントローラ113、フロッピィディスクドライバ114、CDROMドライバ115、マウスコントローラ116、キーボードコントローラ117、およびディスプレイコントローラ118が備えられており、それらはバス110で相互に接続されている。
【0026】
フロッピィディスクドライバ114、CDROMドライバ115は、図1を参照して説明したように、フロッピィディスク22、CDROM20が装填され、装填されたフロッピィディスク22、CDROM20をアクセスするものである。
【0027】
また、ここには、ハードディスクコントローラ113によりアクセスされるハードディスク21、マウスコントローラ116により制御されるマウス14、キーボードコントローラ117により制御されるキーボード13、およびディスプレイコントローラ118により制御されるCRTディスプレイ12も示されている。
【0028】
前述したように、CDROM20には電子カルテ表示プログラムが記憶されており、CDROMドライバ115により、そのCDROM20から電子カルテ表示プログラムが読み込まれ、バス110を経由し、ハードディスクコントローラ113によりハードディスク21内に格納される。実際の実行にあたっては、そのハードディスク21内の電子カルテ表示プログラムはRAM112上にロードされ、CPU111により実行される。
【0029】
CRTディスプレイ12には、後述するカルテ記入画面やカルテ表示画面が表示され、またキーボード13やマウス14からの入力情報が表示される。
【0030】
図3は、図1および図2で説明した電子カルテ表示装置を含む電子カルテシステムを示すブロック図である。
【0031】
この電子カルテシステムは、各患者の各診察毎に診察記録データを作成してデータベースに格納し、その格納された診察記録データを上述した電子カルテ表示装置によって表示するシステムである。
【0032】
この電子カルテシステムには、患者選択部210、カルテ記入部220、カルテ表示部230、設定部240、一覧表示部250、内部処理部260およびデータベース270が備えられており、カルテ表示部230、設定部240、一覧表示部250および内部処理部260によって、図3に一点鎖線で示すようにカルテ表示装置が構成されている。なお、患者選択部210およびカルテ記入部220は、ソフトウェアとハードウェアとが結合したものであって、そのハードウェアについては、図1および図2に示す電子カルテ表示装置のハードウェアが兼用される。また、データベース270は、コンピュータネットワーク等を介して、図1および図2に示すハードウェアに接続されている。
【0033】
患者選択部210では、利用者(医師等)によって患者のIDが入力されて患者が選択される。本実施形態では、ID入力により患者が選択されるが、患者選択方法としては、患者の名字等により患者を検索し一覧表示して、その患者一覧から一人の患者を選択する方法や、受付済患者、予約患者、あるいは病室患者を検索し一覧表示して、その一覧から一人の患者を選択する方法等がある。
【0034】
カルテ記入部220によって、図1に示すCRTディスプレイ12の蛍光面12a上に、後述するようなカルテ記入画面が表示され、このカルテ記入画面上に利用者により診察内容が記入される。この記入された診察内容が内部処理部260に送られ、内部処理部によって、この記入された診察内容を示す診察記録データ280が各患者の各診察毎に作成される。
【0035】
データベース270は、本発明にいうデータ記録媒体の一例であり、データベース270には、内部処理部260において作成された診察記録データ280が多数格納されており、データベース270は、それら多数の診察記録データ280の中から、指定された条件を満たす診察記録データ280を検索して出力する。また、指示に応じて、各診察記録データ280のうちの一部の項目だけを出力することもできる。
【0036】
内部処理部260は、本発明にいう連結手段の一例であり、データベース270から複数の診察記録データ280を取り込んで、取り込んだ複数の診察記録データ280を、それら複数の診察記録データ280が順に並んだ状態に連結して1つのカルテデータ290を生成し、カルテ表示部230に送る。
【0037】
カルテ表示部230は、本発明にいう表示手段の一例であり、蛍光面12a上に、後述するカルテ表示画面を表示し、このカルテ画面上に、内部処理部260から送られてきたカルテデータ290を表示する。
【0038】
一覧表示部250は、本発明にいうデータ指示手段の一例であり、蛍光面12a上に、後述する一覧表示画面を表示し、この一覧表示画面上に、患者選択部210によって選択された患者に関する診察記録データ280の一覧表を表示する。この一覧表に表示されている診察記録データ280が利用者によって指定され、指定された診察記録データ280を示す情報が内部処理部260に送られる。指定された診察記録データ280を示す情報を受けた内部処理部260は、後述するように、指定に応じて診察記録データ280を取り込み連結してカルテデータを生成する。
【0039】
設定部240によって蛍光面12a上に、後述する設定画面が表示され、この設定画面によって、利用者による診察記録データ280の指定がない場合における、データベース270から取り出される診察記録データ280の1検索当たりの最大検索件数が設定される。また、設定部240は、本発明にいう順序指定手段の一例を含むものであり、診察記録データ280が内部処理部260によって連結される連結順序が指定される。
【0040】
なお、検索件数等は、電子カルテシステムの起動時に初期設定されるものであり、利用者は、その設定件数等を意識することなく電子カルテを表示させることができる。
【0041】
以下では、蛍光面12a上に表示される各画面を示して、電子カルテシステムの動作の概要について説明し、その後、フローチャートを用いて、電子カルテシステムにおける動作手順の詳細について説明する。
【0042】
図4は、カルテ記入画面を示す図である。
【0043】
このカルテ記入画面300は、患者選択部によって患者の選択が行われた後、利用者によって所定の指示がなされるとカルテ記入部によって表示される。
【0044】
このカルテ記入画面300の上方には、記録日が自動的に表示される。
【0045】
カルテ記入画面300には、カルテ記入欄310が設けられており、このカルテ記入欄には、利用者によって診察の記録が記入される。また、カルテ記入欄310に備えられているスクロールボタン311がマウスで指定されることによって、カルテ記入欄310に記入された診察の記録が図4の上下方向にスクロールする。
【0046】
また、カルテ記入画面300には、サマリ記入欄320が設けられており、カルテ記入欄310に記入された内容を示すサマリ(要約)が、利用者によって記入される。
【0047】
図5は、データベースに格納されている診察記録データのデータ構造を示す図である。
【0048】
各診察記録データ280は、カルテ記入画面のサマリ記入欄に記入されたサマリ284、およびカルテ記入画面のカルテ記入欄に記入された診察記録内容285に、カルテ記入部によって記録日283が付加され、内部処理部によって、患者選択部において利用者が入力した患者ID282と、各患者毎に連番であり、記録日283が新しいほど値が大きいIndex番号281が付加されて作成される。
【0049】
ただし、カルテデータとして連結される連結対象は、各診察記録データ280のうちの、サマリ284、記録日283および診察記録内容285であり、これらの連結対象が本発明にいう診察記録データに相当する。以下では、各診察記録データ280のうちの、カルテデータとして連結される対象となる部分が示す内容のことを「診察記録」と称し、カルテデータが示す、診察記録複数分の内容のことを「カルテ」と称する。
【0050】
図6は、設定画面を示す図である。
【0051】
この設定画面400は、利用者によって表示が指示された場合に設定部によって表示される画面である。
【0052】
この設定画面400には、利用者による診察記録データの指定がない場合における、診察記録データの1検索当たりの最大検索件数を設定する検索件数設定欄410と、診察記録データが連結される連結順序を指定する順序指定欄420が設けられている。
【0053】
検索件数設定欄410における設定は、ボックス411に検索件数が記入されることで行われる。また、順序指定欄420における、連結順序の指定は、2つのラジオボタン421のいずれかをマウスクリックすることによって行われる。なお、図6には、「新しい順」が指定された場合が示されており、この状態において「古い順」の左側にあるラジオボタン421がマウスクリックされると、マウスクリックされたラジオボタン421に黒丸が表示されるとともに、「新しい順」の左側にあるラジオボタン421に表示されている黒丸が消える。
【0054】
電子カルテシステムが稼働中に、最大検索件数や連結順序の設定が変更されると、それ以後は、変更後の設定内容に従い検索等が行われる。
【0055】
以下の説明では、特に断らない限り、検索件数は「3」、連結順序は「新しい順」に設定等されているものとする。
【0056】
図7は、カルテ表示画面を示す図である。
【0057】
このカルテ表示画面500は、患者選択部によって患者が選択され、カルテの表示が指示されるとカルテ表示部によって表示される。表示されたカルテ表示画面500は、利用者が電子カルテシステムの利用を終了するまで表示され続ける。
【0058】
図7には、カルテ表示画面500が表示された直後の様子が示されており、カルテ欄510には、選択された患者に関する診察記録のうちの最新の3件分からなるカルテが表示されている。但し、カルテのうちの、図7に点線で示されている、カルテ表示欄510からはみ出した部分は表示されない。スクロールボタン520がマウスクリックされるとカルテは上下方向にスクロールする。このスクロールによって、カルテ表示欄510からはみ出した部分が、カルテ表示欄510内に移動し表示される。このように、複数の診察記録が順次に隣接した状態で表示されるので、診察記録相互の時間的な関係や、診察内容の全体像等の把握が容易である。
【0059】
改ページボタン530がマウスクリックされると、マウスクリックされたボタン側に、カルテの、カルテ表示欄510からはみ出している部分がある場合には、いわゆる改ページ動作が行われ、カルテが1指定当たり1診察記録分だけ上下移動する。
【0060】
カルテ表示欄510から下方にはみ出している部分がない場合には、表示されているカルテに連続するべき診察記録を有する診察記録データがデータベースによって検索されるいわゆる次検索が行われる。ここでは、設定部で設定されている検索件数が「3」であるので、新たに3件の診察記録データが検索されて取り込まれ、その3件分の診察記録データが有する記録日、サマリおよび診察記録内容がカルテデータに連結され、そのカルテデータが示すカルテのうちの、新たに連結された3件分の診察記録に相当する部分がカルテ表示欄510に表示される。
【0061】
このように、データベースに格納されている、選択された患者に関する診察記録データの中から、検索件数だけ診察記録データが取り込まれて表示されるので、表示速度が速い。
【0062】
図8は、一覧表示画面を示す図である。
【0063】
この一覧表示画面600は、図7に示すカルテ表示画面500と並んで表示される。カルテ表示画面500同様、この一覧表示画面600も、利用者が電子カルテシステムの利用を終了するまで表示され続ける。
【0064】
この一覧表示画面600の一覧表示欄610には、データベースに格納されている、選択された患者に関する全診察記録データそれぞれの、記録日およびサマリからなる組の一覧表が表示され、これによって、実質的に診察記録データの一覧表が表示される。一覧表のうち、一覧表示欄610に入りきらない部分については、スクロールボタン620がマウスクリックされて一覧表が上下にスクロールすることによって表示される。
【0065】
この一覧表に掲げられている、記録日およびサマリからなる組がマウスクリックされると、その組は反転表示される。この反転表示された組がすなわち利用者によって指定された組であり、この記録日およびサマリからなる組の指定によって、実質的に診察記録データおよび診察記録が指定されることとなる。この指定の後、表示ボタン630がマウスクリックされると、指定されている診察記録の数が1つであるか複数であるかに応じてそれぞれ、以下説明するジャンプ処理、あるいは以下説明する連続表示処理が行われる。
【0066】
図9は、ジャンプ処理の前のカルテ表示画面の様子の一例を示す図であり、図10は、ジャンプ処理の後のカルテ表示画面の様子の一例を示す図である。
【0067】
ここでは、ジャンプ処理の前のカルテ表示画面500には、11月13日の診察記録と、11月11日の診察記録が表示されており、カルテはこれらの2つの診察記録のみからなる。これらの診察記録が表示されている状態で、図8に示す一覧表示欄610の、記録日が10月21日である組が指定されて表示ボタン630がマウスクリックされると、記録日が10月21日である診察記録データ、および記録日が10月30日である診察記録データがデータベースから取り込まれ、取り込まれた診察記録データが有する診察記録が、既に表示されているカルテに連結されて、図10に示す4件分の診察記録からなるカルテが生成される。
【0068】
すなわち、指定された診察記録のみならず、既に生成されているカルテに含まれる記録日と、指定された診察記録に含まれる記録日との間に存在する記録日を有する診察記録も連結されて、新たなカルテが生成されることとなる。
【0069】
このようにして生成されたカルテは、図10に示すように、カルテのうちの、指定された診察記録に相当する部分が、カルテ表示欄510の先頭に来るように表示される。
【0070】
このジャンプ処理の結果は、利用者にとってみれば、カルテの表示位置が、指定された診察記録の部分へとジャンプしたことと同義である。また、利用者が、所望の診察記録を表示させるために要する操作は、上述したように非常に簡単である。
【0071】
図11は、連続表示処理が行われた場合のカルテ表示画面の様子の一例を示す図である。
【0072】
図11には、図8に示す一覧表示欄610に表示されている、記録日およびサマリからなる組のうち、記録日が11月18日である組と、記録日が11月11日である組と、記録日が10月21日である組とが指定された後、表示ボタン630がマウスクリックされた場合におけるカルテ表示画面の様子が示されている。複数の組が指定されると、図11に示すように、指定された組に相当する診察記録のみが連結されたカルテが生成されて表示されることが示されている。
【0073】
このように、利用者は、注目している診察記録のみが連結されたカルテを簡単な操作で得ることができ、診察経過等の把握が容易である。
【0074】
なお、この連続表示処理によって生成されたカルテが表示されている場合には、改ページボタン530がマウスクリックされると、改ページ動作のみが行われ、上述した次検索は行われない。次検索が有効なカルテ表示にするためには、図8に示す一覧表示画面において、記録日およびサマリからなる組を1つ指定し、表示ボタン630をマウスクリックして、上述したジャンプ処理を行わせればよい。
【0075】
以下、フローチャートを用いて、電子カルテシステムにおける各動作手順の詳細について説明する。
【0076】
図12は、患者を選択する患者選択手順を示すフローチャートである。
【0077】
電子カルテシステムが起動されると、この患者選択手順が開始され、利用者によって患者IDが入力されることにより患者が選択され、利用者によって、選択された患者のカルテの表示が要求される(ステップS101)。
【0078】
次に、患者選択部によって、内部処理部に対し、患者IDが通知されるとともに、内部処理部に対し、入力された患者IDを有する診察記録データのうち、最新のものから検索件数分の検索と、入力された患者IDを有する全診察記録データが有する記録日およびサマリの検索が指示されて(ステップS102)患者選択手順は終了する。
【0079】
図13は、診察記録データの作成・格納手順を示すフローチャートである。
【0080】
この作成・格納手順は、図4に示すカルテ記入画面300が表示されると開始される。
【0081】
この作成・格納手順では、まず、利用者によってサマリと診察記録内容とが入力され、利用者によって、入力内容の保存が要求される(ステップS201)。
【0082】
その後、入力されたサマリおよび診察記録内容と、カルテ記入部により自動的に付加された記録日が、カルテ記入部から内部処理部に通知され(ステップS202)、この通知を受けた内部処理部によって、データベースに対し、カルテ記入部から通知された診察記録内容等と、患者選択部から通知された患者IDと、内部処理部において生成されたIndex番号の格納が要求される(ステップS203)。最後に、データベースに、診察記録内容等が1セットとして格納されて(ステップS204)作成・格納手順が終了する。
【0083】
図14は、検索件数等を設定する設定手順を示すフローチャートである。
【0084】
この設定手順は、図6に示す設定画面が表示されると開始される。
【0085】
この設定手順が開始されると、先ず、利用者によって、検索件数の設定と、連結順序の指定が行われ(ステップS301)、その後、設定部によって、内部処理部に、設定された検索件数等が通知されて(ステップS302)設定手順が終了する。
【0086】
図15は、図7に示すカルテ表示画面500が表示されると開始される、最初のカルテ表示手順を示すフローチャートである。
【0087】
この最初のカルテ表示手順が開始されると、先ず、患者選択部から通知されてきた患者IDを有する診察記録データのうち、以下の条件式で表される診察記録データの検索が、内部処理部によってデータベースに要求される(ステップS401)。条件式は、選択された患者に関する診察記録データが有するIndex番号の最大値をMaxとし、設定されている検索件数をmとすると、
Max−m<Index番号≦Max     ・・・(1)
と表され、すなわち、最新のものからm件分が検索要求されることとなる。
【0088】
次に、内部処理部による検索要求を受けたデータベースによって、式(1)で示される条件式に従い診察記録データが検索され(ステップS402)、検索された診察記録データが新しい順にソートされ内部処理部へと送られる(ステップS403)。
【0089】
その後、内部処理部によって、後述する、診察記録データの連結を行う連結ルーチンが起動されて実行される(ステップS404)。次に、データベースによって検索され内部処理部に送られてきた診察記録データが、図5に示すデータ構造と同様のデータ構造で記憶された検索データテーブルが作成される(ステップS405)。但し、この検索データテーブルに記憶された診察記録データは、Index番号が大きい順に並んでいる。
【0090】
その後、連結によって生成されたカルテが内部処理部からカルテ表示部へと渡され(ステップS406)、図7に示すカルテ表示欄510へのカルテの表示を行う、後述する表示ルーチンが、カルテ表示部によって起動されて実行される(ステップS407)。
【0091】
その後、終了する。
【0092】
図16は、一覧表を表示する一覧表示手順を示すフローチャートである。
【0093】
この一覧表示手順は、図8に示す一覧表示画面が表示されると開始され、先ず、内部処理部によって、患者選択部から送られてきた患者IDを有する診察記録データが有するサマリおよび記録日の検索がデータベースに要求される(ステップS501)。
【0094】
次に、検索要求を受けたデータベースによって、患者IDに基づいて、Index番号、サマリおよび記録日が検索され(ステップS502)、検索されたIndex番号、サマリおよび記録日の組が、記録日が新しい順にソートされて内部処理部に送られる(ステップS503)。なお、このIndex番号、サマリおよび記録日の情報量は少ないので、検索と送出は短時間で行うことができる。
【0095】
その後、内部処理部によって、データベースから送られてきたIndex番号、サマリおよび記録日の組に基づいて、サマリおよび記録日の一覧表が作成され(ステップS504)、その一覧表が一覧表示部によって表示されて(ステップS505)終了する。
【0096】
なお、利用者によって、新たな患者が選択された場合には、上記手順が繰り返されて、新たに選択された患者に関する一覧表が表示される。
【0097】
図17は、診察記録を連結する連結ルーチンを示すフローチャートである。
【0098】
この連結ルーチンは、上述した最初のカルテ表示手順のステップS404や、後述する次検索の手順のステップS904等において、内部処理部によって起動されて実行されるルーチンであり、本発明にいう連結手段の一例である。本実施形態では、この連結ルーチンにおいて、診察記録に対応するIndex番号が連番となるように診察記録が連結される。また、診察記録が連結される度に、最後に連結された診察記録に対応するIndex番号を示す値に更新されるカウンタが設けられている。
【0099】
この連結ルーチンでは、表示用データが生成され、この表示用データがカルテデータとして用いられる。以下、図23の説明までは、表示用データとカルテデータとは同義であるものとして説明する。また、この表示用データは、文字列を表すデータであり、文字列を構成する各文字にはアドレスが付されている。
【0100】
また、この連結ルーチンでは、表1に示すアドレス管理情報が生成される。
【0101】
【表1】
Figure 2004030647
【0102】
アドレス管理情報には、表1に示すように、表示用データが示すカルテに連結されている各診察記録に対応するIndex番号と、各診察記録の先頭文字に相当するアドレスとの組が連結順に並べられる。以下では、各診察記録の先頭文字に相当するアドレスのことを、単に「診察記録のアドレス」と称することとする。
【0103】
上述したように、Index番号が連番となるように診察記録が連結されるので、アドレス管理情報に並べられるIndex番号は連番となる。また、図15に示す最初のカルテ表示手順において、該当患者の最新の診察記録が取り込まれるので、アドレス管理情報の先頭のIndex番号は、該当患者の最大のIndex番号となる。
【0104】
連結ルーチンが起動されると、先ず、カウンタの値に基づいて、連結されていない診察記録があるか否かが判定される(ステップS601)。
【0105】
ステップS601において、連結されていない診察記録があると判定されると、データベースによって検索されて内部処理部に送られてきた診察記録データのうち、カウンタが示すIndex番号に対して連番となるIndex番号を有する診察記録データが有する記録日(ステップS602)、サマリ(ステップS603)、および診察記録内容(ステップS604)が表示用データに追加される。このとき、カルテとして見やすくなるように、適宜、「年」「月」「日」「記録日:」「サマリ:」「診察記録内容」という文字列が追加挿入される。
【0106】
その後、ステップS605において、アドレス管理情報に、Index番号とアドレスが追加され、カウンタの値が更新されてステップS601に戻る。
【0107】
上記手順が繰り返されて、内部処理部に取り込まれた診察記録が全て連結されると、ステップS601において、連結されていない診察記録がないと判定されて、連結ルーチンが起動された手順に戻る。
【0108】
図18は、表示ルーチンを示すフローチャートである。
【0109】
この表示ルーチンは、上述した最初のカルテ表示手順のステップS406や、後述する次検索の手順のステップS906等において、カルテ表示部によって起動されて実行されるルーチンである。
【0110】
このルーチンが起動されると、図7に示すカルテ表示画面500のカルテ表示欄510に、表示用データが、表示ルーチンを起動する手順において適宜設定・更新される表示開始アドレスから表示される。
【0111】
その後、表示ルーチンを起動した手順に戻る。
【0112】
図19は、カルテを上方にスクロールする手順を示すフローチャートであり、図20は、カルテを下方にスクロールする手順を示すフローチャートである。
【0113】
図7に示すスクロールボタン520のうちの、下方に示されているスクロールボタンがマウスクリックされると、図19に示す手順が開始されて、カルテが上方にスクロールし、カルテの、図7に示すカルテ表示欄510の下方にはみ出していた部分が、カルテ表示欄510内に移動して表示される。
【0114】
図19に示す手順が開始されると、内部処理部によって、現在表示されている表示用データの表示開始アドレスが取得され(ステップS701)、取得された表示開始アドレスから、カルテの末尾側へ向かって、改行文字の検索が行われ、最初に見つかった改行文字の次の文字に相当するアドレスが、表示開始アドレスとして設定される(ステップS702)。これによって、表示開始アドレスが、表示用データの末尾方向へ1行分移動することとなる。
【0115】
その後、カルテ表示部によるカルテ表示ルーチンが起動されて実行されることによって、図7に示すカルテ表示欄510の表示が1行分上方にスクロールする(ステップS703)。
【0116】
その後、終了する。
【0117】
図7に示すスクロールボタン520のうちの、上方に示されているスクロールボタンがマウスクリックされると、図20に示す手順が開始されて、カルテが下方にスクロールする。
【0118】
図20に示す手順が開始されると、先ず、内部処理部によって、現在表示されている表示用データの表示開始アドレスが取得される(ステップS801)。
【0119】
次に、ステップS802において、取得された表示開始アドレスから、カルテの先頭側へ向かって、改行文字の検索が行われ、改行文字が見つからなければ、そのまま終了する。
【0120】
ステップS802において、改行文字が見つかった場合には、その改行文字を含む行の先頭の文字に相当するアドレスが、表示開始アドレスとして設定される(ステップS803)。これによって、表示開始アドレスが、表示用データの先頭方向へ1行分移動することとなる。
【0121】
その後、カルテ表示部によるカルテ表示ルーチンが起動されることによって、図7に示すカルテ表示欄510の表示が1行分下方にスクロールする(ステップS804)。
【0122】
その後、終了する。
【0123】
なお、カルテを改ページする手順は、図19のステップS702および図20のステップS803において、アドレス管理情報からアドレスが取得されて表示開始アドレスが設定される点を除いて、図19および図20を用いて説明した、カルテをスクロールする手順と同様である。
【0124】
図21は、次検索の手順を示すフローチャートである。
【0125】
この次検索の手順は、カルテの、図7に示すカルテ表示欄510の下方にはみ出す部分が存在していない状態で、下側の改ページボタン530がマウスクリックされた場合に開始される。
【0126】
この次検索の手順が開始されると、先ず、選択された患者に関する診察記録データのうち、以下の条件式で表される診察記録データの検索が、内部処理部によってデータベースに要求される(ステップS901)。条件式は、アドレス管理情報に格納されているIndex番号のうち最小のIndex番号をnとし、設定されている検索件数をmとすると、
n−m≦Index番号<n          ・・・(2)
と表される。
【0127】
次に、内部処理部による検索要求を受けたデータベースによって、式(2)で示される条件式に従い診察記録データが検索され(ステップS902)、検索された診察記録データが新しい順にソートされ内部処理部へと送られる(ステップS903)。
【0128】
その後、内部処理部によって、図17に示す連結ルーチンが起動されて実行され(ステップS904)、検索データテーブルに、検索された診察記録データが追加される(ステップS905)。
【0129】
その後、連結によって生成されたカルテが内部処理部からカルテ表示部へと渡されるとともに、表示開始アドレスが、ステップS904においてアドレス管理情報に追加されたアドレスのうち最小のアドレスと同じアドレスに更新され(ステップS906)、カルテ表示部によって、図18に示す表示ルーチンが起動されて実行される(ステップS907)。
【0130】
その後、終了する。
【0131】
図22は、ジャンプ処理もしくは連続表示処理を起動する起動手順を示すフローチャートである。
【0132】
この起動手順は、図8に示す一覧表示画面600が表示されている間、繰り返し開始される。
【0133】
この起動手順が開始されると、先ず、利用者によって、診察記録が指定され、図8に示す表示ボタン630がマウスクリックされる(ステップS1001)。
【0134】
次に、ステップS1002に進み、指定された診察記録が1個であるか否かが判定される。
【0135】
ステップS1002において、1個であると判定された場合は、ステップS1003に進んで、診察記録のジャンプ処理ルーチンが起動されて実行された後、終了する。
【0136】
ステップS1002において、1個であると判定された場合は、ステップS1004に進んで、指定された診察記録の連続表示処理ルーチンが起動されて実行された後、終了する。
【0137】
図23は、診察記録のジャンプ処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0138】
このジャンプ処理ルーチンが起動されると、先ず、指定された診察記録に対応するIndex番号がアドレス管理情報に含まれているか否かが判定される(ステップS1101)。
【0139】
ステップS1101において、Index番号がアドレス管理情報に含まれていると判定されると、指定された診察記録は、既にデータベースから内部処理部に取り込まれ、カルテに連結済みであることとなるので、ステップS1102に進み、内部処理部によって、アドレス管理情報から、指定された診察記録に対応するIndex番号と組になっているアドレスが取得され、そのアドレスが表示開始アドレスとして設定される。
【0140】
その後、ステップS1103に進んで、図18に示す表示ルーチンが起動されて実行される。表示開始アドレスが、上述したように設定されているので、図7に示すカルテ表示欄510には、指定された診察記録が表示されることとなる。
【0141】
その後、図22に示す起動手順に戻る。
【0142】
ステップS1101において、Index番号がアドレス管理情報に含まれていないと判定されると、指定された診察記録は、まだデータベースから内部処理部に取り込まれていないこととなるので、ステップS1104に進み、選択された患者に関する診察記録データのうち、以下の条件式で表される診察記録データの検索が、内部処理部によってデータベースに要求される。条件式は、
指定された診察記録に対応するIndex番号
≦Index番号<
現在表示されているカルテに含まれている診察記録に対応するIndex番号のうちの最小のIndex番号
・・・(3)
と表される。
【0143】
その後、内部処理部による検索要求を受けたデータベースによって、式(3)で示される条件式に従い診察記録データが検索され(ステップS1105)、検索された診察記録データが新しい順にソートされ内部処理部へと送られる(ステップS1106)。
【0144】
その後、内部処理部によって、図17に示す連結ルーチンが起動されて実行され(ステップS1107)、検索データテーブルに、新たに検索された診察記録データが追加されて(ステップS1108)、ステップS1102に進む。
【0145】
ステップS1102以後の流れは上述したとおりであるので重複説明は省略する。
【0146】
図24は、指定された診察記録の連続表示処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0147】
この連続表示処理ルーチンは、図22に示す起動手順のステップS1002において、指定された診察記録が複数であると判定された場合にステップS1004で起動されて実行されるルーチンである。
【0148】
この連続表示処理ルーチンが起動されると、先ず、ステップS1201において、指定された複数の診察記録それぞれに対応する複数のIndex番号が全てアドレス管理情報に含まれているか否かが判定される。
【0149】
ステップS1201において、複数のIndex番号が全てアドレス管理情報に含まれていると判定された場合には、指定された複数の診察記録全部が、既にデータベースから内部処理部に取り込まれていることとなるので、ステップS1202に進み、内部処理部によって、新規に、連続表示のための表示用データとアドレス管理情報が用意される。
【0150】
その後、図8に示す一覧表示画面において指定された複数の診察記録それぞれのIndex番号をキーとして、検索データテーブルから複数の診察記録が取得され(ステップS1203)、これらの複数の診察記録と、新規に用意された表示用データおよびアドレス管理情報を前提として、内部処理部によって、図17に示す連結ルーチンが起動され実行されて(ステップS1204)、複数の診察記録が連結された連続表示データが作成される。
【0151】
その後、連続表示データがカルテデータとして、内部処理部からカルテ表示部に渡される(ステップS1205)。この場合には、連続表示データが本発明にいうカルテデータに相当することとなる。
【0152】
その後、カルテ表示部によって、図18に示す表示ルーチンが起動されて実行され(ステップS1206)、指定された複数の診察記録からなるカルテが表示された後、図22に示す起動手順にリターンする。
【0153】
ステップS1201において、複数のIndex番号のうちのいずれかがアドレス管理情報に含まれていないと判定された場合には、指定された複数の診察記録のうちの1つ以上が、まだデータベースから内部処理部に取り込まれていないこととなるので、ステップS1207に進み、選択された患者に関する診察記録データのうち、以下の条件式で表される診察記録データの検索が、内部処理部によってデータベースに要求される。条件式は、
指定された複数の診察記録それぞれに対応するIndex番号のうちの最小のIndex番号
≦Index番号<
現在表示されているカルテに含まれている診察記録に対応するIndex番号のうちの最小のIndex番号
・・・(4)
と表される。
【0154】
その後、内部処理部による検索要求を受けたデータベースによって、式(4)で示される条件式に従い診察記録データが検索され(ステップS1208)、検索された診察記録データが新しい順にソートされ内部処理部へと送られる(ステップS1209)。
【0155】
その後、内部処理部によって、図17に示す連結ルーチンが起動されて実行され(ステップS1210)、検索データテーブルに、新たに検索された診察記録データが追加されて(ステップS1211)、ステップS1202に進む。
【0156】
ステップS1202以後の流れは上述したとおりであるので重複説明は省略する。
【0157】
図25は、連結順序が変更された場合に、カルテデータを作成し直す手順を示すフローチャートである。
【0158】
この図25に示す手順は、電子カルテシステムが稼働中に設定部において連結順序が変更された場合に、カルテデータが作成し直される手順である。
【0159】
この手順が開始されると、検索データテーブルに記憶されている全ての診察記録データが未連結であるという前提で、内部処理部において、図17に示す連結ルーチンが起動され実行される(ステップS1301)。但し、連結順序は、設定部において設定された連結順序である。
【0160】
その後、連結によって生成されたカルテが内部処理部からカルテ表示部へと渡されるとともに、表示開始アドレスがアドレス管理情報の先頭のアドレスに更新され(ステップS1302)、カルテ表示部によって、図18に示す表示ルーチンが起動されて実行される(ステップS1303)。
【0161】
以後、この手順によって新たに作成された表示用データおよびアドレス管理情報が、上述した表示用データおよびアドレス管理情報として用いられて、連結ルーチンや表示ルーチン等が実行されることとなる。
【0162】
但し、連結順序が変更されてカルテデータが作り直された場合には、データベースから取得された診察記録がカルテの先頭よりも前に連結される場合が生じ、以下説明するような処理が必要となる。
【0163】
図26は、診察記録がカルテの先頭よりも前に連結される場合に必要となる処理を含む前検索の手順を示すフローチャートである。
【0164】
この前検索の手順は、連結し直されて作成されたカルテが、図7に示すカルテ表示欄510の上方にはみ出していない状態で表示されているときに、上側の改ページボタン530がマウスクリックされると開始される。但し、ここでは、カルテ表示欄510に古い順に診察記録データが表示されているものとして説明する。
【0165】
この前検索の手順が開始されると、先ず、選択された患者に関する診察記録データのうち、以下の条件式で表される診察記録データの検索が、内部処理部によってデータベースに要求される(ステップS1401)。条件式は、アドレス管理情報に格納されているIndex番号のうち最大のIndex番号をnとし、設定されている検索件数をmとすると、
n−m<Index番号≦n          ・・・(5)
と表される。
【0166】
次に、内部処理部による検索要求を受けたデータベースによって、式(5)で示される条件式に従い診察記録データが検索され(ステップS1402)、検索された診察記録データが新しい順にソートされ内部処理部へと送られる(ステップS1403)。
【0167】
その後、内部処理部によって、検索データテーブルの末尾に、検索された診察記録データが追加され(ステップS1404)、検索データテーブルに記憶されている全ての診察記録データが未連結であるという前提で、内部処理部において、図17に示す連結ルーチンが起動され実行される(ステップS1405)。但し、連絡順序は古い順である。
【0168】
その後、連結によって生成されたカルテが内部処理部からカルテ表示部へと渡されるとともに、表示開始アドレスがアドレス管理情報の先頭のアドレスに更新され(ステップS1406)、カルテ表示部によって、図18に示す表示ルーチンが起動されて実行される(ステップS1407)。
【0169】
その後、終了する。
【0170】
上述したステップS1404およびステップS1405が、カルテの先頭よりも前に診察記録を連結するために必要となる処理である。ジャンプ処理や連続表示処理が行われる場合にも、必要に応じて同様の処理が施される。
【0171】
なお、本実施形態では、ジャンプ処理において、既に取り込まれている診察記録のうちの最新の診察記録の記録日と、指定された診察記録の記録日との間の記録日を有する診察記録もデータベースから取り込まれるが、本発明の電子カルテ表示装置は、指定された診察記録データのみが取り出されてカルテデータに連結されるものであっても良く、あるいは、指定された診察記録データよりも、検索件数分先の診察記録データまで取り込まれて連結されるものであっても良い。
【0172】
また、本実施形態では、連続表示処理において、指定された診察記録以外の診察記録もデータベースから取り出されるが、本発明の電子カルテ表示装置は、指定された診察記録データのみが取り出され連結されて表示されるものであっても良い。
【0173】
更に、本実施形態では、連続表示処理において、指定された診察記録のみからなるカルテデータが生成されて表示されるが、本発明の電子カルテ表示装置は、既に生成されているカルテデータに、指定された診察記録を、指定された診察記録が順次に隣接した状態に連結してカルテデータを生成し、この生成されたカルテデータを表示するものであっても良い。
【0174】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、表示速度が速く、操作が簡便で、データ内容の全体像が把握し易いデータ表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の一実施形態に相当する電子カルテ表示装置を示す外観図である。
【図2】電子カルテ表示装置(コンピュータシステム)のハードウェア構成図である。
【図3】電子カルテ表示装置を含む電子カルテシステムを示すブロック図である。
【図4】カルテ記入画面を示す図である。
【図5】データベースに格納されている診察記録データのデータ構造を示す図である。
【図6】設定画面を示す図である。
【図7】カルテ表示画面を示す図である。
【図8】一覧表示画面を示す図である。
【図9】ジャンプ処理の前のカルテ表示画面の様子の一例を示す図である。
【図10】ジャンプ処理の後のカルテ表示画面の様子の一例を示す図である。
【図11】連続表示処理が行われた場合のカルテ表示画面の様子の一例を示す図である。
【図12】患者を選択する患者選択手順を示すフローチャートである。
【図13】診察記録データの作成・格納手順を示すフローチャートである。
【図14】検索件数等を設定する設定手順を示すフローチャートである。
【図15】最初のカルテ表示手順を示すフローチャートである。
【図16】一覧表を表示する一覧表示手順を示すフローチャートである。
【図17】診察記録を連結する連結ルーチンを示すフローチャートである。
【図18】表示ルーチンを示すフローチャートである。
【図19】カルテを上方にスクロールする手順を示すフローチャートである。
【図20】カルテを下方にスクロールする手順を示すフローチャートである。
【図21】次検索の手順を示すフローチャートである。
【図22】ジャンプ処理もしくは連続表示処理を起動する起動手順を示すフローチャートである。
【図23】診察記録のジャンプ処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図24】指定された診察記録の連続表示処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図25】連結順序が変更された場合に、カルテデータを作成し直す手順を示すフローチャートである。
【図26】前検索の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10  電子カルテ表示装置
11  本体
12  CRTディスプレイ
13  キーボード
14  マウス
20  CDROM
21  ハードディスク
22  フロッピィディスク
110  バス
111  CPU
112  RAM
113  ハードディスクコントローラ
114  フロッピィディスクコントローラ
115  CDROMドライバ
116  マウスコントローラ
117  キーボードコントローラ
118  ディスプレイコントローラ
210  患者選択部
220  カルテ記入部
230  カルテ表示部
240  設定部
250  一覧表示部
260  内部処理部
270  データベース
280  診察記録データ
290  カルテデータ
300  カルテ記入画面
400  設定画面
500  カルテ表示画面
600  一覧表示画面

Claims (8)

  1. データを表示する表示装置であって、
    所定方法による順序付けが可能な可順序情報をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたデータベースと、
    前記データを一覧表示する一覧表示手段と、
    前記一覧表示手段によって表示されたデータから1つ以上のデータを指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定されてなる指定データが一のデータか複数のデータかを判定し、一のデータと判定した場合は、既に表示中のデータおよび該指定データそれぞれの可順序情報を参照し、前記所定方法によってそれらの可順序情報の間に順序付けられる可順情報を含んだデータを該指定データとともに前記データベースから取り込んで表示するデータ表示手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記データベースが、前記可順序情報として、日時情報、または、該日時情報を基に付加された番号をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたものであり、
    前記データ表示手段が、既に表示中のデータおよび該指定データそれぞれの日時情報又は番号を参照し、それらの日時情報又は番号の間に順序付けられる日時情報又は番号を含んだデータを該指定データとともに前記データベースから取り込んで表示するものであることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記データ表示手段が、前記指定手段によって指定されてなる指定データが複数のデータであると判定した場合は、指定された複数のデータを前記データベースから取り込んでデータ表示するものであることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 前記データ表示手段が、前記データベースから取り込んだデータを、既に表示中のデータに、前記所定方法による順序付けに従って連結してデータ表示するものであることを特徴とする請求項1または3記載の表示装置。
  5. 前記データベースが、前記複数のデータとして、患者に関する診察記録が格納されたものであることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. データを表示する表示方法であって、
    コンピュータが、
    日時情報、または、該日時情報を基に付加された番号をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたデータベースのデータを一覧表示する一覧表示ステップと、
    前記一覧表示ステップで表示されたデータから1つ以上のデータを指定する指定ステップと、
    前記指定ステップで指定されてなる指定データが一のデータか複数のデータかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで一のデータと判定された場合に、既に表示中のデータおよび該指定データそれぞれの日時情報又は番号を参照し、それらの日時情報又は番号の間に順序付けられる日時情報又は番号を含んだデータを該指定データとともに前記データベースから取り込んで表示するデータ表示ステップとを有することを特徴とする表示方法。
  7. コンピュータを、
    日時情報、または、該日時情報を基に付加された番号をそれぞれが含んでいる複数のデータが格納されたデータベースのデータを一覧表示する一覧表示手段、
    前記一覧表示手段によって表示されたデータから1つ以上のデータを指定する指定手段、
    前記指定手段によって指定されてなる指定データが一のデータか複数のデータかを判定する判定手段、および
    前記判定手段によって一のデータと判定された場合に、既に表示中のデータおよび該指定データそれぞれの日時情報又は番号を参照し、それらの日時情報又は番号の間に順序付けられる日時情報又は番号を含んだデータを該指定データとともに前記データベースから取り込んで表示するデータ表示手段
    として機能させるための表示プログラムが記憶されてなることを特徴とする、コンピュータ読み取りが可能な表示プログラム記憶媒体。
  8. 前記データ表示手段が、前記データベースから取り込んだデータを、既に表示中のデータに、前記所定方法による順序付けに従って連結してデータ表示するものであることを特徴とする請求項7記載の表示プログラム記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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