JP2004030486A - 分散オブジェクト制御方法およびその実施システム - Google Patents

分散オブジェクト制御方法およびその実施システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004030486A
JP2004030486A JP2002188934A JP2002188934A JP2004030486A JP 2004030486 A JP2004030486 A JP 2004030486A JP 2002188934 A JP2002188934 A JP 2002188934A JP 2002188934 A JP2002188934 A JP 2002188934A JP 2004030486 A JP2004030486 A JP 2004030486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference information
stored
name
computer
cache
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002188934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4019817B2 (ja
Inventor
Mutsuko Kuwabara
桑原 睦子
Yasushi Sato
佐藤 康史
Tokuji Sashino
指野 篤司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2002188934A priority Critical patent/JP4019817B2/ja
Priority to US10/602,602 priority patent/US7565664B2/en
Publication of JP2004030486A publication Critical patent/JP2004030486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4019817B2 publication Critical patent/JP4019817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/465Distributed object oriented systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Abstract

【課題】本発明は,ネーミングサービスからオブジェクト参照情報を取得するための方法およびそのシステムに関するものである。従来は,オブジェクト呼び出し時に,必ずネーミングサービスへの問い合わせによる通信が発生していたため,呼び出しにオーバヘッドがあり,ネーミングサービスにも多大な負荷がかかっていた。
【解決手段】オブジェクトを実行する際に,ネーミングサービスを提供する計算機へ当該オブジェクトのオブジェクト名を含む検索要求を送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行する。さらに、上記オブジェクトを実行する際に,上記取得したオブジェクト参照情報が記憶された参照情報記憶領域に当該オブジェクトのオブジェクト参照情報が記憶されているか否かを判定し,記憶されている場合は上記記憶されたオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行するための実行要求を送付する
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ネーミングサービスに登録されたオブジェクト参照情報を取得するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
オブジェクトを呼び出すときに,呼び出すオブジェクトがどこにあるかについて知る必要がある。オブジェクトの存在する位置等に関する情報を取得する方法の一つに,http://www.omg.orgに開示されているように,ネーミングサービスを利用する方法がある。なお,同様の技術は,特開2001−256202や特開2000−276453にも開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は,特開2001−256202に開示されているように,オブジェクト呼び出しのたびにネーミングサービスへの検索が発生していた。ネーミングサービスへの検索には,通信が発生するため時間がかかるという課題がある。また,ネーミングサービスの検索結果を利用して,オブジェクトに処理を要求する際には通信が発生するため処理に時間がかかるという課題がある。
【0004】
本発明の目的は,検索時に発生する通信回数を削減することにより,オブジェクト呼び出しの処理時間を短縮することにある。
【0005】
本発明の他の目的は,検索時に発生する通信回数を削減することにより,ネーミングサービスの負荷を削減することにある。
【0006】
本発明の他の目的は,同一プロセス内に存在するオブジェクトへの処理要求時に発生する通信を削減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
ネーミングサービスには,オブジェクト名とオブジェクト参照情報が格納される。本発明でオブジェクト名とは,登録するオブジェクトに論理名であり,システム内でオブジェクトを一意に識別するための名前である。また,オブジェクト参照情報とは,オブジェクトリソースの存在場所を特定するための識別子であり,IPアドレスやポート番号,URL等の組み合わせ等で示されるものである。http://www.omg.orgに開示されている情報によれば,オブジェクトリファレンスとも呼ばれている。本発明では,オブジェクト名とオブジェクト参照情報等の組をエントリと呼ぶ。各エントリはオブジェクト名を使って検索し取得することが可能である。通常は,ネーミングサービスからオブジェクト名をキーに検索を行って,オブジェクト参照情報取得し,これを利用してオブジェクトに処理を要求する。オブジェクトへの処理要求には通信が発生する。
【0008】
上記目的を達成するために,オブジェクト名とオブジェクト参照情報をネーミングサービスと計算機内のキャッシュ部に格納する。本発明での計算機とは,論理的な単位であり,実際の環境では,一台のマシン内に複数の計算機が存在することがある。キャッシュ部は,ローカルキャッシュとグローバルキャッシュの2つに分類される。ローカルキャッシュには,ローカルキャッシュと同一計算機上に存在するオブジェクトのオブジェクト名とオブジェクト参照情報を格納する。また,グローバルキャッシュには,グローバルキャッシュと異なる計算機上のオブジェクトを格納する。
【0009】
あるオブジェクトが別のオブジェクトを呼び出すときには,ネーミングインタフェース部にあるキャッシュ制御部に対して,呼び出されるオブジェクトのオブジェクト名を通知して,オブジェクト参照情報を検索を依頼する。キャッシュ制御部は,ローカルキャッシュ,グローバルキャッシュ,ネーミングサービスの順番でオブジェクト参照情報を検索する。
【0010】
呼び出されるオブジェクトが同じ計算機上に存在する場合には,ローカルキャッシュからオブジェクト参照情報を取得することができる。ローカルキャッシュは検索要求元オブジェクトと同一計算機上に存在するので,通信を発生させずにオブジェクト参照情報の検索を行うことができる。また,ローカルキャッシュから取得したオブジェクト参照情報は,同一計算機上のオブジェクトを指し示しており,通信を発生させずにオブジェクトへの処理を要求することができる。
【0011】
呼び出されるオブジェクトが別の計算機上に存在する場合で,すでに一度呼び出されたことがある場合,グローバルキャッシュからオブジェクト参照情報を取得することができる。グローバルキャッシュは検索要求元オブジェクトと同一計算機上に存在するので,通信を発生させずにオブジェクト参照情報の検索を行うことができる。
【0012】
本発明を実施すると,ネーミングサービスへの検索が実行されるのは,別の計算機上に存在するオブジェクトが初めて呼び出される場合だけになる。また,同一計算機に存在するオブジェクト間の処理要求には,通信がまったく発生しない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施例を説明する。図1は,本発明の分散オブジェクトシステムの一実施例である。本実施例は,ネットワーク1で接続された計算機100,計算機200,計算機300で実現されるシステムである。
計算機100は,オブジェクトの実行環境を提供するコンテナ110,ネーミングインタフェース部120,キャッシュ部130,リモート呼び出し部140,分散オブジェクト基盤150,例外通知部160から構成される。さらに,コンテナ110には,オブジェクト111,オブジェクト112, オブジェクト113が配置されており,ネーミングインタフェース部120には,キャッシュ制御部121が存在する。また,キャッシュ部130はローカルキャッシュ131とグローバルキャッシュ132という2つの部分に分類される。ローカルキャッシュ131には,プロセス内部のオブジェクトに関する情報を保存する。また,グローバルキャッシュ132には,プロセス外部のオブジェクトに関する情報を保存する。
計算機200は,オブジェクトの実行環境を提供するコンテナ210,ネーミングインタフェース部220,キャッシュ部230,リモート呼び出し部240,分散オブジェクト基盤250および例外通知部260から構成される。さらに,コンテナ210には,オブジェクト211,オブジェクト212およびオブジェクト213が配置されており,ネーミングインタフェース部220には,キャッシュ制御部221が存在する。また,キャッシュ部230はローカルキャッシュ231とグローバルキャッシュ232という2つの部分に分かれている。
計算機300には,ネーミングサービス部310,分散オブジェクト基盤350が配置されている。ネーミングサービス部310には,ネームテーブル311が存在する。
以下,各部について簡単に説明する。
【0014】
コンテナ(100,200)は,オブジェクトの実行環境を提供する。オブジェクト(111,112,113,211,212,213)は,要求された処理を実行する。ネーミングインタフェース部(120,220)は,ネーミングサービス部310へアクセスする場合のインタフェースである。キャッシュ部(130,230)は,通知されたオブジェクトの名前とオブジェクト参照情報を保存する。ローカルキャッシュとグローバルキャッシュに分類される。リモート呼び出し部(140,240)は,リモートオブジェクトへのリクエストを送る通信層である。公知例としては,http://java.sun.comに示される技術があり,本実施例では,その機能を使用している。分散オブジェクト基盤部(150,250,350)は,分散オブジェクトへのリクエストを送る通信層である。http://java.sun.comで開示されている技術をそのまま適用している。
【0015】
例外通知部(160,260)は,例外を取得し,例外処理の実行や例外通知を行う。キャッシュ制御部(121,221)は,キャッシュ部への登録や削除をおこなう。ローカルキャッシュ (131,231)は,同一計算機上のオブジェクト名,オブジェクト参照情報および更新日時を格納する。グローバルキャッシュ (131,231)は,別計算機上のオブジェクト名,オブジェクト参照情報および更新日時を格納する。ネーミングサービス部(310)は,通知されたオブジェクト名をキーとしてネームテーブル311からオブジェクト参照情報を検索したり,通知されたオブジェクト名とオブジェクト参照情報を格納したりする。ネームテーブル(311)は,システム上のオブジェクトのオブジェクト名,オブジェクト参照情報を格納する。
【0016】
以下では,ネーミングサービス部310を利用した場合のオブジェクト呼び出し,グローバルキャッシュを利用した場合のオブジェクト呼び出し,ローカルキャッシュを利用した場合のオブジェクト呼び出しについて簡単に説明する。
【0017】
ネーミングサービス部310のネームテーブル311には,システムに存在するオブジェクト名とオブジェクト参照情報が格納されている。ネームテーブルへの格納は,オブジェクトの開始時にオブジェクトからオブジェクト名とオブジェクト参照情報を受け取って行われる。あるオブジェクトが別のオブジェクトを呼び出す場合には,ネーミングサービス部310にオブジェクト名を通知して,オブジェクト名に対応するオブジェクト参照情報を問い合わせる。ネーミングサービス部310は,受け取ったオブジェクト名をキーにネームテーブルを検索し,オブジェクト参照情報を通知する。
【0018】
ネーミングサービス部を利用したオブジェクト呼び出しでは,呼び出しのたびにネーミングサービスへの問い合わせが発生する。グローバルキャッシュ131には,グローバルキャッシュ132が存在する計算機100とは別のオブジェクトが呼び出されたときに,呼び出されたオブジェクトのオブジェクト名とオブジェクト参照情報および更新日時が格納される。
【0019】
計算機100のオブジェクト111から計算機200のオブジェクト211の呼び出しでは,オブジェクト211を始めて呼び出した後に,オブジェクト211のオブジェクト名とオブジェクト参照情報および更新日時がグローバルキャッシュ132に格納される。オブジェクト111は,オブジェクト211を再び呼び出す時には,オブジェクト211のオブジェクト名をグローバルキャッシュ132に通知して,オブジェクト211のオブジェクト参照情報を受け取り,受け取ったオブジェクト参照情報を使ってオブジェクト211へ処理を依頼する。グローバルキャッシュを利用すると,同一のオブジェクトを複数回呼び出す場合でも,ネーミングサービスへの問い合わせが1回しか発生しない。
【0020】
ローカルキャッシュ131には,ローカルキャッシュ131が存在する計算機100上のオブジェクトが開始したときに,当該オブジェクトのオブジェクト名とオブジェクト参照情報および更新日時が格納される。オブジェクト111からオブジェクト112を呼び出す場合には,ローカルキャッシュ131に呼び出したいオブジェクト112のオブジェクト名を通知して,オブジェクト参照情報を取得する。ローカルキャッシュ131に格納されているオブジェクト参照情報によって示されるオブジェクトは,同一計算機上に存在するので,リモート呼び出し部140や分散オブジェクト基盤部150への通信を発生させずに呼び出すことができる。ローカルキャッシュを利用すると,ネーミングサービスへの問い合わせと,呼び出しのための通信を削減できる。
図2は,計算機100上のオブジェクト112を用いてローカルキャッシュへのオブジェクト登録の流れを説明する。
(1) オブジェクト112は自身が開始されると,オブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)とオブジェクト参照情報(Reference2)を通知して,ネーミングインタフェース部120のキャッシュ制御部121に,ネーミングサービス部310およびローカルキャッシュ部131への格納を要求する。
(2) キャッシュ制御部は,ローカルキャッシュにオブジェクト112から受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)とオブジェクト参照情報(Reference2)を格納することを要求する。
(3) ローカルキャッシュは格納後,キャッシュ制御部に終了を通知する。
(4) キャッシュ制御部は,オブジェクト112から受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)とオブジェクト参照情報(Reference2)を分散オブジェクト基盤150に通知して,ネーミングサービス部310に格納することを要求する。
(5) 分散オブジェクト基盤150では,通信を発生させて,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)とオブジェクト参照情報(Reference2)を計算機300の分散オブジェクト基盤350に通知してネーミングサービス部310に格納を要求する。
(6) 計算機300の分散オブジェクト基盤350は,ネーミングサービス部310にあるネームテーブル311に,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)とオブジェクト参照情報(Reference2)を格納する。登録の結果は,表3000の列3001のようになる。
(7) ネーミングサービス部310は,終了を通知するリターンコードを分散オブジェクト基盤350に通知する。
(8) 分散オブジェクト基盤350は通信を発生させて,受け取ったリターンコードを分散オブジェクト基盤150に通知する。
(9) 分散オブジェクト基盤150は,受け取ったリターンコードをキャッシュ制御部121に通知する。
(10) キャッシュ制御部121は,オブジェクト112に受け取ったリターンコードを通知する。
【0021】
図3のオブジェクト111からオブジェクト112にアクセスする例を用いて,ローカルキャッシュの登録情報を用いたオブジェクトの流れを説明する。
(1) オブジェクト111は,キャッシュ制御部121にオブジェクト112のオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を通知して,オブジェクト112のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(2) キャッシュ制御部では,受け取った引数オブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)をローカルキャッシュ131に通知して,オブジェクト112のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(3) ローカルキャッシュ131は,問い合わせ結果のオブジェクト参照情報(Reference2)をキャッシュ制御部121に通知する。
(4) キャッシュ制御部121は,受け取ったオブジェクト参照情報(Reference2)をオブジェクト111に通知する。
(5) オブジェクト111は受け取ったオブジェクト参照情報(Reference2)を使って, オブジェクト112を呼び出して,処理を要求する。
(6) オブジェクト112は,オブジェクト111に処理結果を通知する。
【0022】
ローカルキャッシュを利用すると,ネーミングサービスに問い合わせを行うことなく,オブジェクト参照情報を取得できる。これにより,ネーミングサービスに問い合わせ時に通信が発生しなくなる。
また,ネーミングサービス部310に保存されているオブジェクト参照情報を利用したオブジェクトの呼び出しでは,通信が発生する。しかし,ローカルキャッシュに格納されているオブジェクト参照情報で示されるオブジェクトは,呼び出し側オブジェクトと同一計算機上に存在することが分かっているため,通信を発生させずに呼び出すことができる。
ローカルキャッシュを利用することにより,ネーミングサービスへの問い合わせ時に発生する通信と,オブジェクト呼び出し時に発生する通信を削減できる。
【0023】
図4の,オブジェクト112を削除する例を用いて,ローカルキャッシュ132の削除について説明する。なお,オブジェクト111,オブジェクト112,オブジェクト113はすでに開始しており,ローカルキャッシュ132,およびネームテーブル311に格納されているものとする。格納後のローカルキャッシュ211を図14の(1)に示す。
(1) オブジェクト112は自身が停止するときに,キャッシュ制御部121に,オブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を通知して,ローカルキャッシュ131から対応するエントリの削除を要求する。
(2) キャッシュ制御部121は,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)をローカルキャッシュ131に通知して対応するエントリの削除を要求する。
(3) ローカルキャッシュ131は,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)対応するエントリを削除すると,削除終了をキャッシュ制御部121に通知する。削除後のローカルキャッシュ131は,表1000のようになる。
(4) キャッシュ制御部121は,オブジェクト112から受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を分散オブジェクト基盤150に通知して,ネームテーブル311から対応するエントリを削除することを要求する。
(5) 分散オブジェクト基盤150では,通信を発生させて,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を分散オブジェクト基盤350に通知して,ネームテーブル311から対応するエントリを削除することを要求する。
(6) 分散オブジェクト基盤350は,ネーミングサービス部310に,ネームテーブル311から受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)に対応するエントリを削除することを要求する。削除後のネームテーブルは,表3000のようになる。
(7) ネーミングサービス部310は,終了を通知するリターンコードを分散オブジェクト基盤350に通知する。
(8) 分散オブジェクト基盤350は通信を発生させて,受け取ったリターンコードを分散オブジェクト基盤150に通知する。
(9) 分散オブジェクト基盤150は,受け取ったリターンコードをキャッシュ制御部121に通知する。
(10) キャッシュ制御部121は,オブジェクト112に受け取ったリターンコードを通知する。
【0024】
図5は,グローバルキャッシュ132へのオブジェクト登録について説明する。グローバルキャッシュ132には,ネーミングサービス部311のネームテーブル310から取得したオブジェクトを保存する。グローバルキャッシュへの保存は,ローカルキャッシュ131およびグローバルキャッシュ132に,対象のオブジェクトが保存されていない場合,実行される。
以下では,オブジェクト111がオブジェクト211に初めてアクセスする場合を例に,グローバルキャッシュ132への登録について説明する。この場合,ローカルキャッシュ131,グローバルキャッシュ132には,オブジェクト211に関する情報が保存されていないものとする。
(1) オブジェクト111は,キャッシュ制御部121にオブジェクト211のオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト211の参照情報を問い合わせる。
(2) ローカルキャッシュ131,グローバルキャッシュ132にオブジェクト211に関する情報が保存されていないので,キャッシュ制御部は,分散オブジェクト基盤150にオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知してオブジェクト参照情報の検索を要求する。
(3) 分散オブジェクト基盤150では,通信を発生させて,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を計算機300の分散オブジェクト基盤350に通知してオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(4) 分散オブジェクト基盤350は,ネーミングサービス部310に,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を通知してオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(5) ネーミングサービス部310は,受け取ったオブジェクト名(計算機1/コンテナ/O2)を使ってネームテーブル311からオブジェクト211の参照情報を検索し,検索結果(Reference4)を分散オブジェクト基盤350に通知する。
(6) 分散オブジェクト基盤350は,通信を発生させて,受け取った検索結果(Reference4)を分散オブジェクト基盤150に通知する。
(7) 分散オブジェクト基盤150は,受け取った検索結果(Reference4)をキャッシュ制御部121に通知する。
(8) キャッシュ制御部121は,受け取った検索結果(Reference4)とオブジェクト111から通知されたオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)をグローバルキャッシュ132に格納することを要求する。
(9) グローバルキャッシュ132は受け取ったオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)と検索結果(Reference4)と更新日時を格納すると,キャッシュ制御部121に終了を通知する。格納の結果は,表2000の列2001 のようになる。
(10) キャッシュ制御部121は,オブジェクト111に受け取った検索結果(Reference4)を通知する。
図6は,グローバルキャッシュ132の格納情報を用いたオブジェクトの流れを説明する。オブジェクト111からオブジェクト211にアクセス場合を例とする。
(1) オブジェクト111は,キャッシュ制御部121にオブジェクト211のオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト112のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(2) ローカルキャッシュ131には,オブジェクト211のオブジェクト参照情報が保存されていないので,キャッシュ制御部121は,グローバルキャッシュ132にオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト112のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(3) グローバルキャッシュ132は,問い合わせ結果のオブジェクト参照情報(Reference4)をキャッシュ制御部121に通知する。
(4) キャッシュ制御部121は,受け取ったオブジェクト参照情報(Reference4)をオブジェクト111に通知する。
(5) オブジェクト111は受け取ったオブジェクト参照情報(Reference4)を使って, オブジェクト211を呼び出して,処理を要求する。
(6) オブジェクト211は,オブジェクト111に処理結果を通知する。
グローバルキャッシュ132を利用すると,同一オブジェクトの2回目以降の呼び出しには,通信を発生させずにオブジェクト参照情報を取得できる。
【0025】
システム運用中にオブジェクト211が削除される,ネットワーク障害の発生などにより,分散オブジェクト基盤で通信不能となるなどの場合,グローバルキャッシュ132に格納されているエントリを削除する必要がある。
【0026】
図7は,例外通知部1を利用したグローバルキャッシュ132の削除の実施例である。計算機100のグローバルキャッシュ132は,オブジェクト211,212,213を一度呼び出した後の状態であるとする。このときのグローバルキャッシュ132を図14の(2)に示す。
このとき,オブジェクト111がオブジェクト211を呼び出す場合を例に説明する。
(1)オブジェクト111はキャッシュ制御部121に,オブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト211のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(2)キャッシュ制御部121は,グローバルキャッシュ132にオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト211のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(3)グローバールキャッシュ132に格納されている,オブジェクト211のオブジェクト参照情報(Reference4)をキャッシュ制御部121に通知する。
(4)キャッシュ制御部121は受け取ったオブジェクト参照情報(Reference4)をオブジェクト111に通知する。
(5)オブジェクト111は受け取ったオブジェクト参照情報(Reference4)を使って,リモート呼び出し部140にオブジェクト211への処理要求を通知する。
(6)リモート呼び出し部140は,分散オブジェクト基盤部150にオブジェクト211への処理要求を通知する。
(7)分散オブジェクト基盤150は,通信を発生させて,分散オブジェクト基盤250に,オブジェクト211への処理要求を通知する。分散オブジェクト基盤250では受け取った処理要求を実施するオブジェクト211が見つからないため,通信例外が発生する。
(8)発生した通信例外は,分散オブジェクト基盤250から,分散オブジェクト基盤150に通知される。
(9)分散オブジェクト基盤150は,通知された通信例外をリモート呼び出し部140で通信できる形に変換するため,例外通知部1に通知する。
(10)例外通知部1は,通信例外が通知されると,キャッシュ制御部121に,グローバルキャッシュ132の全エントリを削除することを要求する。
(11)キャッシュ制御部121は,グローバルキャッシュ132に全エントリを削除することを要求する。
(12)グローバルキャッシュ132に全エントリを削除すると,キャッシュ制御部121に終了通知をする。
(13)キャッシュ制御部121は,受け取った終了通知を例外通知部1に通知する。
(14)例外通知部1は,キャッシュ制御部121から終了通知を受け取ると,受け取った通信例外をリモート呼び出し部140に通知する。
(15)リモート呼び出し部140は,受け取った通信例外を呼び出し元のオブジェクト111に通知する。
分散オブジェクト基盤で通信不能となったことを,オブジェクトがグローバルキャッシュに通知するためには,ブロードバンド通信が必要であり,非効率である。また,グローバルキャッシュを使用するが,グローバルキャッシュに保存されているオブジェクト参照情報に対応するオブジェクトが存在するかについて,確認する方法も考えるが,呼び出しのたびに通信が発生するため,これも非効率である。本発明では,オブジェクト211の呼び出し時に,通信例外を検知して,グローバルキャッシュ132を削除するため,通信は1回しか発生しない。
【0027】
図8は,例外通知部2を利用したグローバルキャッシュ132の削除の実施例である。
例外通知部2を利用したグローバルキャッシュ132の削除を実施するために,ネームテーブル311およびグローバルキャッシュ132に格納するオブジェクト参照情報にオブジェクト名を含めておく。オブジェクト211,212,213を呼び出した後の,グローバルキャッシュ132の状態を図14の(3)に示す。
オブジェクト111がオブジェクト211を呼び出す場合を例に説明する。
(1) オブジェクト111はキャッシュ制御部121に,オブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト211のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(2) キャッシュ制御部121は,グローバルキャッシュ132にオブジェクト名(計算機2/コンテナ/O4)を通知して,オブジェクト211のオブジェクト参照情報を問い合わせる。
(3) グローバルキャッシュ132に格納されている,オブジェクト211のオブジェクト参照情報(Reference4:name=計算機2/コンテナ/O4)をキャッシュ制御部121に通知する。
(4) キャッシュ制御部121は受け取ったオブジェクト参照情報(Reference4:name=計算機2/コンテナ/O4)をオブジェクト111に通知する。
(5) オブジェクト111は受け取ったオブジェクト参照情報(Reference4:name=計算機2/コンテナ/O4)を使って,リモート呼び出し部140にオブジェクト211への処理要求を通知する。
(6) リモート呼び出し部140は,分散オブジェクト基盤部150にオブジェクト211への処理要求を通知する。
(7) 分散オブジェクト基盤150は,通信を発生させて,分散オブジェクト基盤250に,オブジェクト211への処理要求を通知する。分散オブジェクト基盤250では受け取った処理要求を実施するオブジェクト211が見つからないため,通信例外が発生する。
(8) 発生した通信例外は,分散オブジェクト基盤250から,分散オブジェクト基盤150に通知される。
(9) 分散オブジェクト基盤150は,通知された通信例外を例外通知部2に通知する。
(10) 例外通知部2は,通信例外が通知されると,オブジェクト参照情報(Reference4:name=計算機2/コンテナ/O4)からオブジェクト名を取り出す。その後,取り出したオブジェクト名をキャッシュ制御部121に通知して,グローバルキャッシュ132から通知したオブジェクト名に対応したエントリを削除することを要求する。
(11) キャッシュ制御部121は,グローバルキャッシュ132に受け取ったオブジェクト名に対応するエントリを削除することを要求する。
(12) グローバルキャッシュ132は,受け取ったオブジェクト名に対応するエントリを削除し,キャッシュ制御部121に終了通知をする。
(13) キャッシュ制御部121は,受け取った終了通知を例外通知部2に通知する。
(14) 例外通知部2は,キャッシュ制御部121から終了通知を受け取ると,受け取った通信例外をリモート呼び出し部140に通知する。
(15) リモート呼び出し部140は,受け取った通信例外を呼び出し元オブジェクト111に通知する。
【0028】
図7の方式では,例外を起こしたオブジェクトのオブジェクト名を特定できることが前提ではないため,グローバルキャッシュの全エントリを削除するのに対し,図8の方式では,オブジェクト参照情報にオブジェクト名を含めることによって,例外の発生した特定のエントリを削除することができる。
【0029】
図9にオブジェクト名を通知されたときに,キャッシュ制御部(121 , 221)がオブジェクト名に対応したオブジェクトを検索するフローチャートを示す。
ローカルキャッシュに対して,オブジェクト名に対応したエントリがあるか判定する(ステップ401)。存在する場合には,オブジェクト名に対応するエントリの更新日時に現在日時を格納した後,検索結果のオブジェクト参照情報を検索要求元のオブジェクトに返して終了する(ステップ406)。存在しない場合,グローバルキャッシュに対して,オブジェクト名に対応するエントリがあるか判定する(ステップ402)。存在する場合には,オブジェクト名に対応するエントリの更新日時に現在日時を登録した後,検索結果のオブジェクト参照情報を検索要求元のオブジェクトに返して終了する(ステップ407)。ローカルキャッシュにもグローバルキャッシュにも存在しない場合は,ネーミングサービスに対して,オブジェクト名に対応したエントリがあるかどうか判定する(ステップ403)。存在しない場合には,検索要求元のオブジェクトに例外を通知する(ステップ408)。存在する場合には,検索結果のオブジェクト参照情報を検索要求元オブジェクトに返す(ステップ404)。さらに,検索結果の情報をグローバルキャッシュに登録して終了する(ステップ405)。
図10に分散オブジェクト基盤で通信例外を発生した場合のグローバルキャッシュ削除についてのフローチャートを示す。
分散オブジェクト基盤は,処理結果のリターンコードが通信例外かどうかチェックする(ステップ501)。リターンコードが通信例外を発生した場合,例外通知部では,オブジェクト参照情報からオブジェクト名を取得し,キャッシュ制御部に取得したオブジェクト名を通知して,対応するグローバルキャッシュのエントリを削除する(ステップ502)。
なお,フローチャートには示していないが,オブジェクト名の通知時に,キャッシュ制御部にキャッシュ部の全クリアを要求してもよい。
図11は,キャッシュ制御部がインターバルタイム経過時に,ネーミングサービス部に登録されている情報と比較して,グローバルキャッシュのエントリを更新および削除するフローチャートである。まず,インターバルタイムが経過したか調べる(ステップ701)。インターバルタイムが経過していなければ,処理を終了する。インターバルタイムが経過した場合,グローバルキャッシュの全エントリについてネームテーブル上に存在するか問い合わせる(ステップ702)。存在する場合には,グローバルキャッシュのエントリを更新して終了する(ステップ703)。存在しない場合には,グローバルキャッシュのエントリから削除して終了する(ステップ704)。
例えば,インターバルタイムが30分,インターバル開始日時が2002/05/08/23:30:456 JSTであり,計算機200のオブジェクト211が,2002/05/08/23:45:006 JSTに停止し,オブジェクト213が2002/05/08/23:31:027 JSTに停止後,2002/05/08/23:35:040 JSTに開始したとする。既に,計算機100のグローバルキャッシュ132には,図14の(2)で示すようにオブジェクト211に関するエントリが列4004に,オブジェクト213に関するエントリが列4006に保存されているものとする。現在日時が2002/05/09/0:00:456 JSTになり,インターバルタイムが経過すると,図14の(2)の列4004のエントリは削除され,列4006のエントリは,新しくネーミングサービスからオブジェクト参照情報を取得して,更新日時を現在日時の2002/05/09/0:01:024:JSTに変更する。
【0030】
図12は,インターバルタイム経過時に,キャッシュ制御部が一定時間を経過したキャッシュ(ローカルキャッシュおよびグローバルキャッシュ)のエントリを削除するフローチャートである。
まず,インターバルタイムが経過したか調べる(ステップ801)。インターバルタイムが経過していなければ,処理を終了する。インターバルタイムが経過した場合,一定時間経過したエントリをグローバルキャッシュから削除して終了する(ステップ802)。
例えば,インターバルタイムが60分,インターバル開始日時が2002/05/08/23:00:456 JST,60分経過したキャッシュエントリを削除するとした場合,図14の(2)では,表4000の列4006のエントリが削除される。
例外通知によるグローバルキャッシュの削除処理に加えて,図12,図13で示したインターバルタイムによるキャッシュの削除・更新を行うと,定期的なキャッシュの更新・削除により,例外が発生する確率を小さくすることができる。
【0031】
図13は,キャッシュ制御部がキャッシュ数によりキャッシュ(ローカルキャッシュ,グローバルキャッシュ)を管理してエントリの格納および削除を行うフローチャートである。以下では,最大キャッシュ数,最小キャッシュ数があらかじめ指定されているものとして説明する。
キャッシュにオブジェクト参照情報の格納が要求されると(ステップ601),キャッシュ制御部に記憶されているオブジェクト参照情報数が最大キャッシュ数を超えていないかチェックする(ステップ602)。超えていない場合,オブジェクト参照情報と更新日時をキャッシュに格納して処理を終了する(ステップ604)。超えている場合は,キャッシュ数が最小キャッシュ数より小さくなるまで,更新時間が古い順にキャッシュエントリを削除する(ステップ603)。
本発明のローカルキャッシュを利用することにより,同一計算機上に存在するオブジェクトを呼び出す場合には,ネーミングサービスへ問い合わせを行うことがなくなる。また,オブジェクトへの処理要求実行時に関しても通信が発生しなくなる。さらに,本発明のグローバルキャッシュを利用することにより,別計算機上に存在するオブジェクトを複数回呼び出す場合にも,最初の呼び出し時以外,ネーミングサービスへ問い合わせを行うことがなくなる。
【0032】
以上から,検索時に発生する通信回数を削減することにより,オブジェクト呼び出しの処理時間を短縮することが可能となる。また,検索時に発生する通信回数を削減することにより,ネーミングサービスの負荷を削減することができる。また,同一プロセス内に存在するオブジェクトへの処理要求時に発生する通信を削減することにある。
【0033】
【発明の効果】
以上,本発明によれば実行するオブジェクトの検索時に発生する通信回数を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例であるシステムの全体構成を示すものである。
【図2】オブジェクト112のオブジェクト名,オブジェクト参照情報,更新日時をローカルキャッシュへの格納する方法を示す図である。
【図3】ローカルキャッシュを利用したオブジェクト111からオブジェクト112の呼び出しを示すものである。
【図4】オブジェクト112のオブジェクト名,オブジェクト参照情報,更新日時をローカルキャッシュから削除する方法を示す図である。
【図5】オブジェクト212のオブジェクト名,オブジェクト参照情報,更新日時をグローバルキャッシュへの格納する方法を示す図である。
【図6】グローバルキャッシュを利用したオブジェクト111からオブジェクト211を呼び出す方法を示すものである。
【図7】通信例外を取得してグローバルキャッシュの全エントリを削除する方法を示すものである。
【図8】通信例外を取得してグローバルキャッシュの特定エントリを削除する方法を示すものである。
【図9】キャッシュ制御部が通知されたオブジェクト名を使用して,オブジェクト位置情報を検索する流れを示すフローチャートである。
【図10】通信例外を取得してグローバルキャッシュの特定エントリを削除するフローチャートである。
【図11】インターバルタイム経過時に,ネーミングサービス部に登録されている情報と比較して,グローバルキャッシュのエントリを更新・削除するフローチャートである。
【図12】インターバルタイム経過時に,一定時間を経過したエントリを削除するフローチャートである。
【図13】キャッシュサイズを超過したキャッシュエントリを削除するフローフローチャートである。
【図14】計算機100のローカルキャッシュ131およびグローバルキャッシュ132の状態を示すものである。
【符号の説明】
100,200    コンテナ
111,112,113,211,212,213 オブジェクト
120,220    ネーミングインタフェース部
130,230    キャッシュ部
140,240    リモート呼び出し部
150,250,350 分散オブジェクト基盤部
160,260    例外通知部
121,221    キャッシュ制御部
131,231    ローカルキャッシュ
131,231    グローバルキャッシュ
310       ネーミングサービス部
311       ネームテーブル

Claims (8)

  1. 第1の計算機におけるオブジェクトを実行する際に,ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ当該オブジェクトのオブジェクト名を含む検索要求を送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行する分散オブジェクト制御方法において,
    上記オブジェクトを実行する際に,上記取得したオブジェクト参照情報が記憶された第1の参照情報記憶領域に当該オブジェクトのオブジェクト参照情報が記憶されているか否かを判定し,
    記憶されている場合は上記記憶されたオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行するための実行要求を送付することを特徴とする分散オブジェクト制御方法。
  2. 第1の計算機におけるオブジェクトを実行する際に,ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ当該オブジェクトのオブジェクト名を含む検索要求を送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行する分散オブジェクト制御方法において,
    上記オブジェクトを実行する際に,上記取得したオブジェクト参照情報が記憶された第1の参照情報記憶領域に当該オブジェクトのオブジェクト参照情報が記憶されているか否かを判定し,
    記憶されている場合は上記記憶されたオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行し,
    格納されていない場合は当該オブジェクトのオブジェクト名を含む検索要求を上記ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報と当該オブジェクトのオブジェクト名を第1の参照情報記憶領域に記憶し,該取得したオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行するための実行要求を出力することを特徴とする分散オブジェクト制御方法。
  3. 第1の計算機におけるオブジェクトを実行する際に,ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ当該オブジェクトのオブジェクト名を含む検索要求を送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行する分散オブジェクト制御方法において,
    上記オブジェクトを実行する際に,上記取得したオブジェクト参照情報が記憶された第2の参照情報記憶領域に当該オブジェクトのオブジェクト参照情報が記憶されているか否かを判定し,
    記憶されている場合は上記記憶されたオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行し,
    格納されていない場合は,当該オブジェクトが上記第1の計算機の同一プロセス内に存在するか否かを判定し,存在する場合は第2の参照情報記憶領域に当該オブジェクトのオブジェクト名および当該オブジェクトのオブジェクト参照情報を記憶し,上記第2の当該オブジェクトのオブジェクト名を含む格納要求を上記ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ送付することを特徴とする分散オブジェクト制御方法。
  4. 上記実行要求の応答として障害情報を取得した場合,上記第1の参照情報記憶領域に記憶されたオブジェクト名とオブジェクト参照情報を全て削除することを特徴とする請求項1または2記載の分散オブジェクト制御方法。
  5. 上記実行要求の応答として障害を起こしたオブジェクト名を含む障害情報を取得した場合,当該オブジェクト名に対応する上記第1の参照情報記憶領域に記憶されたオブジェクト名とオブジェクト参照情報とを削除することを特徴とする請求項1または2記載の分散オブジェクト制御方法。
  6. 上記実行したオブジェクトが障害を起こした場合,当該オブジェクトのオブジェクト名に対応する上記第2の参照情報記憶領域に記憶されたオブジェクト名とオブジェクト参照情報とを削除し,上記第2の当該オブジェクトのオブジェクト名を含む削除要求を上記ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ送付することを特徴とする請求項3記載の分散オブジェクト制御方法。
  7. 上記第1の参照情報記憶領域に記憶する際に上記オブジェクト名に登録時刻を対応付けて記憶し,第1の所定時間が経過した場合、上記第1の参照情報記憶領域に記憶されている各上記オブジェクト名に対応付けて格納された登録時刻が第2の所定時間を経過しているか否かを判定し、所定時間が登録時刻に対応するオブジェクト名と参照情報とを上記第1の参照情報記憶領域から削除し、該オブジェクト名を含む検索要求を上記ネーミングサービスを提供する第2の計算機へ送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報と該オブジェクト名と登録時刻を第1の参照情報記憶領域に記憶することを特徴とする請求項1または2記載の分散オブジェクト制御方法。
  8. ネーミングサービスを提供する第2の計算機と、オブジェクトを実行する際に上記第2の計算機へ当該オブジェクトのオブジェクト名を含む検索要求を送付し,該検索要求の応答として取得したオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行する第1の計算機とを備えた計算機システムにおいて,
    上記オブジェクトを実行する際に,上記取得したオブジェクト参照情報が記憶された第1の参照情報記憶領域に当該オブジェクトのオブジェクト参照情報が記憶されているか否かを判定する手段と,
    記憶されている場合は上記記憶されたオブジェクト参照情報に基づいて当該オブジェクトを実行するための実行要求を送付する手段とを備えたことを特徴とする計算機システム。
JP2002188934A 2002-06-28 2002-06-28 分散オブジェクト制御方法およびその実施システム Expired - Fee Related JP4019817B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002188934A JP4019817B2 (ja) 2002-06-28 2002-06-28 分散オブジェクト制御方法およびその実施システム
US10/602,602 US7565664B2 (en) 2002-06-28 2003-06-25 Distributed object controlling method and its carrying out system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002188934A JP4019817B2 (ja) 2002-06-28 2002-06-28 分散オブジェクト制御方法およびその実施システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004030486A true JP2004030486A (ja) 2004-01-29
JP4019817B2 JP4019817B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=31183483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002188934A Expired - Fee Related JP4019817B2 (ja) 2002-06-28 2002-06-28 分散オブジェクト制御方法およびその実施システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7565664B2 (ja)
JP (1) JP4019817B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267547A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Nec Corp 分散オブジェクトシステム及びサーバ
JP2008506168A (ja) * 2004-07-12 2008-02-28 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動型格納装置においてオブジェクトの位置情報を用いて権利オブジェクトを検索する方法および装置
JP2010055584A (ja) * 2008-07-28 2010-03-11 Hitachi Software Eng Co Ltd アプリケーション動作基盤システム
JP2012518841A (ja) * 2009-02-20 2012-08-16 アルカテル−ルーセント トポロジを意識したキャッシュ協働
JP2018190004A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 日本光電工業株式会社 プログラム、入力フォーム制御方法、及びデータ処理装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2504680C (en) * 2002-10-30 2014-04-01 Vidius Inc. A method and system for managing confidential information
US8141159B2 (en) 2002-12-31 2012-03-20 Portauthority Technologies Inc. Method and system for protecting confidential information
US8266379B2 (en) * 2003-06-02 2012-09-11 Infineon Technologies Ag Multithreaded processor with multiple caches
JP2005182419A (ja) * 2003-12-18 2005-07-07 Toshiba Solutions Corp コンポーネント処理システム及びコンポーネント処理方法
KR100608605B1 (ko) * 2004-09-15 2006-08-03 삼성전자주식회사 디지털 저작권 관리 방법 및 장치
US8526306B2 (en) * 2008-12-05 2013-09-03 Cloudshield Technologies, Inc. Identification of patterns in stateful transactions
FR2958765B1 (fr) * 2010-04-09 2012-04-13 Commissariat Energie Atomique Memoire cache segmentee.
US8839215B2 (en) * 2010-07-19 2014-09-16 International Business Machines Corporation String cache file for optimizing memory usage in a java virtual machine

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5287507A (en) 1992-03-27 1994-02-15 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for portable object handles that use local caches
JPH0830455A (ja) 1994-07-18 1996-02-02 Hitachi Ltd オブジェクト指向情報処理システム
US5960194A (en) * 1995-09-11 1999-09-28 International Business Machines Corporation Method for generating a multi-tiered index for partitioned data
US5764906A (en) * 1995-11-07 1998-06-09 Netword Llc Universal electronic resource denotation, request and delivery system
US5987512A (en) * 1996-06-12 1999-11-16 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for access to remote gateway servers
US7680879B2 (en) * 1996-07-18 2010-03-16 Computer Associates Think, Inc. Method and apparatus for maintaining data integrity across distributed computer systems
US5995999A (en) 1997-03-12 1999-11-30 Fujitsu Limited Naming system for hierarchically named computer accessible objects
US6108754A (en) * 1997-04-03 2000-08-22 Sun Microsystems, Inc. Thread-local synchronization construct cache
JPH11312151A (ja) 1998-04-28 1999-11-09 Hitachi Ltd 高速な分散オブジェクトリクエストブローカ
US6721740B1 (en) * 1998-05-29 2004-04-13 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus of performing active update notification
JP2000215179A (ja) 1999-01-22 2000-08-04 Mitsubishi Electric Corp オブジェクト名前管理方式
US8566849B2 (en) * 2000-12-14 2013-10-22 Borland Software Corporation Name service object clustering
JP2002082922A (ja) 2001-06-14 2002-03-22 Digital Vision Laboratories Corp 並列分散処理方法
US20030105837A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-05 Yury Kamen Interception for optimal caching of distributed applications
US6886077B2 (en) * 2001-12-21 2005-04-26 International Business Machines Corporation Context-sensitive caching

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005267547A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Nec Corp 分散オブジェクトシステム及びサーバ
JP2008506168A (ja) * 2004-07-12 2008-02-28 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動型格納装置においてオブジェクトの位置情報を用いて権利オブジェクトを検索する方法および装置
JP4659032B2 (ja) * 2004-07-12 2011-03-30 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 移動型格納装置においてオブジェクトの位置情報を用いて権利オブジェクトを検索する方法および装置
JP2010055584A (ja) * 2008-07-28 2010-03-11 Hitachi Software Eng Co Ltd アプリケーション動作基盤システム
JP2012518841A (ja) * 2009-02-20 2012-08-16 アルカテル−ルーセント トポロジを意識したキャッシュ協働
JP2018190004A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 日本光電工業株式会社 プログラム、入力フォーム制御方法、及びデータ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20040045010A1 (en) 2004-03-04
JP4019817B2 (ja) 2007-12-12
US7565664B2 (en) 2009-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3846736B2 (ja) 多サイトに分散されたオブジェクト管理環境に対するシステム及び方法
US6385701B1 (en) Method, system and program products for sharing data between varied clients using token management
US10846185B2 (en) Method for processing acquire lock request and server
US20070226758A1 (en) Method and apparatus for generating and using location-independent distributed object references
JP4019817B2 (ja) 分散オブジェクト制御方法およびその実施システム
US20060123121A1 (en) System and method for service session management
JPH05173988A (ja) 分散処理方式および該分散処理に適用されるトランザクション処理方式
US20040220924A1 (en) System and method for updating a cache
JP2001522115A (ja) ウェブアプリケーションサーバにおいて拡張可能な認証機構を実現するための方法および装置
US5995972A (en) System and method for retrieving data
CN111274310A (zh) 一种分布式数据缓存方法及系统
US11057479B1 (en) Contextual routing configuration and service naming for multi-cluster service mesh
CN112689030B (zh) Dns缓存更新方法及系统
CN113868238A (zh) 缓存刷新方法、相关设备及可读存储介质
JP2004302564A (ja) ネームサービス提供方法及びその実施装置並びにその処理プログラム
CN113596177B (zh) 智能家居设备的ip地址的解析方法和装置
JP2002366381A (ja) オブジェクトの動的入替え処理方法
JP3904808B2 (ja) 分散オブジェクト管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体
JP2000047890A (ja) 分散オブジェクト管理システムとそのオブジェクト選択方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体
JPH09251414A (ja) ネットワーク通信システム及び方法
US8707325B2 (en) Retrieving an object
JP2004515834A (ja) 分散型ウェブ・サービング・システム
JP4092947B2 (ja) 名前サービス多重化方法、名前サービス多重化システム及び名前サービス管理用プログラム
JP3689035B2 (ja) 分散オブジェクトリファレンス管理方法及びその実施システム並びにその処理プログラム
JPH08235096A (ja) プロセス間リンクコネクション設定システム及びその設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040713

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees