JP2004029268A - 音声対話装置及び音声対話方法 - Google Patents

音声対話装置及び音声対話方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の音声対話装置では、蓄積された番組に関する情報は、周期的に削除されるため、一定期間が経過した過去分に関する番組に関する情報を得ることが不可能であり、また、番組に関する情報源もEPGに限られているため、使用者の嗜好を含んだ番組に関する情報を得ることは不可能であるという問題点が存在する。
【解決手段】番組データベース103に蓄積したデータの削除する場合は、使用者の嗜好を考慮し、選択的に蓄積データの削除を行い、更に、EPG以外の情報であるニュースの字幕放送、使用者の電子メール及びネットワーク上に蓄積されている画像及び音楽データと、番組に関する知識内容を関連付けすることで、過去、現在及び未来の放送番組に関する情報が得られる音声対話装置が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は音声対話装置、特にTV番組に関する情報を問い合わせることができる音声対話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音声対話装置は特開2000−250575号公報に記載されたものが知られている。図15に従来の音声対話装置の構成を示す。
【0003】
1001は、電子番組ガイド(Electric Program Guide:EPG)をデコードする電子番組ガイドデコーダを示し、1002は、EPGから番組に関する情報を、音声理解技術に合わせたキーワードとして抽出する知識抽出部を示し、1003は、知識抽出部が抽出した番組に関する情報を蓄積する番組データベースを示し、1004は、番組データベースに蓄積された番組情報を周期的に削除するイクスパイヤ部を示し、1005は、入力される音声信号から口述リクエストの語義内容を解釈する音声理解部を示し、1006は、キーワードからリクエストされた番組に関する情報を番組データベースから検索する対話制御部を示し、1007は、口述リクエストの内容を補完するために、質問事項を音声信号として出力する音声出力部を示す。
【0004】
従来の音声対話装置は、情報を蓄積する処理と口述リクエストに基づき情報を検索し、番組を選択する処理である。
【0005】
情報を蓄積する処理は、電子番組デコーダによりデコードしたEPGを知識抽出部に出力し、知識抽出部が番組に関する情報を音声理解技術に合わせたキーワードとして抽出し、番組データベースに蓄積する。ここで、番組データベースの蓄積内容はイクスパイヤ部により監視され、放送終了など番組選択上意味のなくなった番組レコードが周期的に取り除かれる。
【0006】
次に、口述リクエストに基づき情報を検索し、番組を選択する処理は、音声理解部により口述リクエストから語義内容を解釈し、番組に関するキーワードを抽出し、対話制御部が、得られたキーワードにより番組データベースの検索及び番組の選択を行い、テレビチャンネルを選局する。また、音声理解部に入力される口述リクエストの内容が、チャンネル選択に不足している場合は、対話制御部の要求に従って質問を出力し、情報不足を補完する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の音声対話装置では、蓄積された番組に関する情報は、周期的に削除されるため、一定期間が経過した過去分に関する番組に関する情報を得ることが不可能であり、また、番組に関する情報源もEPGに限られているため、ユーザ個人の事情を含んだ番組に関する情報を得ることは不可能であるという問題点が存在する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、番組データベースに蓄積したデータの削除する場合は、ユーザの嗜好を考慮し、選択的に蓄積データの削除を行い、更に、EPG以外の情報であるニュースの字幕放送、ユーザの電子メール及びネットワーク上に蓄積されている画像及び音楽データと、番組に関する知識内容を関連付けすることで、過去、現在及び未来の放送番組に関する情報が得られる音声対話装置が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、入力信号からテレビ番組表を電子化した電子番組ガイドを抽出する電子番組ガイドデコーダと、前記電子番組ガイドの項目を統合又は分割し、検索用識別子を付与した番組レコードに変換する知識抽出部と、前記番組レコードを記憶する番組データベースと、前記番組レコードを予め定めた基準により整理するデータベース整理部と、番組に関する情報を要求する口述リクエストの音声信号が入力され、前記音声信号から語義内容を解釈する音声理解部と、前記音声理解部の出力信号を用いて前記番組データベースを検索し、前記検索結果を用いて応答文を作成する対話制御部と、前記応答文を出力する音声出力部とを含む音声対話装置としたものであり、EPG情報から抽出された番組レコードを番組データベースとして蓄積し、音声対話によって、番組に関する情報を提供することができるという作用を有する。
【0010】
本発明の請求項2に記載の発明は、番組レコードが、更に、番組の出演者を示す項目を含む請求項1記載の音声対話装置としたものであり、出演者名による番組の検索や、番組レコード内の出演者名の提供が行えるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項3に記載の発明は、番組レコードが、更に、西暦又は和暦により番組放送の日時を示す項目を含む請求項1又は2記載の音声対話装置としたものであり、EPGの放送日時を西暦又は和暦により表示することで、検索を容易にすることができるという作用を有する。
【0012】
本発明の請求項4に記載の発明は、番組レコードが、更に、録画、視聴及び検索の有無を示す重要度の項目を含む請求項1ないし3のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、番組レコードの並べ替えや削除などの処理を容易にすることができるという作用を有する。
【0013】
本発明の請求項5に記載の発明は、番組レコードが、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項1ないし4のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、番組レコードの検索を容易にすることができるという作用を有する。
【0014】
本発明の請求項6に記載の発明は、データベース整理部が、予め定めた放送日時の番組レコード、視聴された番組レコード、録画された番組レコード及び対話制御部により検索された番組レコードを番組データベースに残す請求項1ないし5のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、使用者の嗜好に合わせた番組レコードの保存ができるという作用を有する。
【0015】
本発明の請求項7に記載の発明は、字幕放送信号から字幕放送データを抽出し、検索用識別子を付加した字幕放送レコードを出力する字幕放送デコーダと、前記字幕放送レコードを記憶する字幕データベースとを更に含み、対話制御部が、更に、前記字幕放送データベースを検索する請求項1ないし6記載の音声対話装置としたものであり、音声対話により、字幕放送レコード及び番組レコードが関連付けられた番組情報を、提供することができるという作用を有する。
【0016】
本発明の請求項8に記載の発明は、字幕放送レコードが、更に、録画、視聴及び検索の有無を示す重要度の項目を含む請求項7記載の音声対話装置としたものであり、字幕放送レコードの並べ替えや削除などの処理を容易にすることができるという作用を有する。
【0017】
本発明の請求項9に記載の発明は、字幕放送レコードが、更に、西暦又は和暦により放送の日時を示す項目を含む請求項7又は8記載の音声対話装置としたものであり、字幕放送レコードの放送日時を西暦又は和暦により表示することで、検索を容易にすることができるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項10に記載の発明は、字幕放送レコードが、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項7ないし9のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、番組レコードの検索を容易にすることができるという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項11に記載の発明は、データベース整理部が、予め定めた放送日時の字幕放送レコード、視聴された字幕放送レコード及び対話制御部により検索された字幕放送レコードを字幕放送データベースに残す請求項7ないし10のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、使用者の嗜好に合わせた番組レコードの保存ができるという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項12に記載の発明は、電子メールを取り込み、検索用識別子を付与した電子メールレコードに変換する電子メールインポート部と、前記電子メールを記憶する電子メールデータベースとを更に含み、対話制御部が、更に、前記電子メールデータベースを検索する請求項1ないし11のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、音声対話により、電子メールレコード及び番組レコードが関連付けられた番組情報を、提供することができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項13に記載の発明は、電子メールレコードが、更に、検索の有無を示す重要度の項目を含む請求項12記載の音声対話装置としたものであり、電子メールレコードの並べ替えや削除などの処理を容易にすることができるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項14に記載の発明は、電子メールレコードが、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項12又は13記載の音声対話装置としたものであり、番組レコードの検索を容易にすることができるという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項15に記載の発明は、データベース整理部が、予め定めた送信日の電子メールレコード及び対話制御部により検索された電子メールレコードを電子メールデータベースに残す請求項12ないし14のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、使用者の嗜好に合わせた電子メールレコードの保存ができるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項16に記載の発明は、画像又は音楽を記憶する画像・音楽ライブラリと、前記画像又は音楽を出力する画像・音楽出力部とを更に含み、対話制御部が、更に、前記画像又は音楽を前記画像・音楽ライブラリから読み出しする請求項1ないし15のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、EPG情報から抽出された番組情報を番組データベースとして蓄積し、音声対話によって情報を提供することができると共に、画像・音楽コンテンツを提示することができるという作用を有する。
【0025】
本発明の請求項17に記載の発明は、画像又は音楽が、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項16記載の音声対話装置としたものであり、番組レコードの検索を容易にすることができるという作用を有する。
【0026】
本発明の請求項18に記載の発明は、応答文が、テレビ番組に関する情報である請求項1ないし17のいずれか記載の音声対話装置としたものであり、音声対話によりテレビ番組に関する情報を提供できるという作用を有する。
【0027】
本発明の請求項19に記載の発明は、電子番組ガイドを含む信号を入力する第1のステップと、前記入力信号をデコードし、前記電子番組ガイドを出力する第2のステップと、前記電子番組ガイドの項目を統合又は分割し、検索用識別子を付与した番組レコードに変換する第3のステップと、前記番組レコードを番組データベースに蓄積する第4のステップと、前記番組レコードを予め定めた基準により保存の継続を判断する第5のステップと、保存の継続を中止した前記番組レコードを削除する第6のステップと、番組に関する口述リクエストの音声信号を入力する第7のステップと、前記音声信号から語義内容を解釈する第8のステップと、前記第8ステップの出力信号を用いて前記番組データベースを検索する第9のステップと、前記第9ステップの検索結果の個数が複数であるかを判断する第10のステップと、前記第10ステップの判断結果が真である場合に、前記口述リクエストを限定する条件を含む応答文を作成する第11のステップと、前記第11ステップの応答文を音声により出力する第12のステップと、前記第10ステップの判断結果が偽である場合に、前記第9ステップの前記検索結果を用いて応答文を作成する第13のステップと、前記第13ステップの応答文を出力する第14のステップとを有する音声対話方法としたものであり、EPG情報から抽出された番組レコードを番組データベースとして蓄積し、音声対話によって、番組に関する情報を提供することができるという作用を有する。
【0028】
本発明の請求項20に記載の発明は、字幕放送データを含む信号を入力する第15のステップと、前記入力信号をデコードし、前記字幕放送データを出力する第16のステップと、前記字幕放送データに、検索用識別子を付与し、字幕放送レコードに変換する第17のステップと、前記字幕放送レコードを字幕データベースに蓄積する第18のステップと、前記字幕放送レコードを予め定めた基準により保存の継続を判断する第19のステップと、保存の継続を中止した前記字幕放送レコードを削除する第21のステップとを更に含み、第9ステップが、第8ステップの出力信号を用いて、更に、字幕データベースを検索する請求項19記載の音声対話方法としたものであり、音声対話により、字幕放送レコード及び番組レコードが関連付けられた番組情報を、提供することができるという作用を有する。
【0029】
本発明の請求項21に記載の発明は、電子メールを取り込む第22のステップと、前記電子メールに、検索用識別子を付与し、電子メールレコードに変換する第23のステップと、前記電子メールレコードを電子メールデータベースに蓄積する第24のステップと、前記電子メールレコードを予め定めた基準により保存の継続を判断する第25のステップと、保存の継続を中止した前記電子メールレコードを削除する第26のステップとを更に含み、第9ステップが、第8ステップの出力信号を用いて、更に、電子メールデータベースを検索する請求項19又は20記載の音声対話方法としたものであり、音声対話により、電子メールレコード及び番組レコードが関連付けられた番組情報を、提供することができるという作用を有する。
【0030】
本発明の請求項22に記載の発明は、前記第10ステップの判断結果が偽である場合に、前記第9ステップの前記検索結果を用いて、画像・音楽データベースを検索する第27のステップと、前記第27ステップの検索結果の有無を判断する第28のステップと、前記第28ステップの判断結果が真である場合は、画像又は音楽を出力する第29のステップとを更に含む請求項19ないし21のいずれか記載の音声対話方法としたものであり、EPGデータから抽出された番組情報を番組データベースに蓄積し、音声対話により情報を提供することができ、更に、画像及び音楽を提示することができるという作用を有する。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図14を用いて説明する。
【0032】
(実施の形態1)
本発明の技術によれば、音声対話技術を用いて、テレビ番組に関する知識内容を知ることができる。
【0033】
図1は、本発明第1の実施の形態による音声対話装置を示す。ここで、101は、入力信号からテレビ番組表を電子化した電子番組ガイドを抽出する電子番組ガイドデコーダを示し、102は、電子番組ガイドの項目を統合又は分割し、検索用識別子を付与した番組レコード301に変換する知識抽出部を示し、103は、番組レコード301を記憶する番組データベースを示し、104は、番組レコード301を予め定めた基準により整理するデータベース整理部を示し、105は、口述リクエストの音声信号が入力され、音声信号から語義内容を解釈する音声理解部を示し、106は、音声理解部105の出力信号を用いて番組データベース103を検索し、検索結果を用いて応答文を作成する対話制御部を示し、107は、応答文を出力する音声出力部を示す。
【0034】
音声対話装置は、テレビに内蔵されていることが好ましい。しかし、この装置は、外付けテレビチューナ(Set Top Box:STB)やビデオ録画装置に内蔵することもできる。
【0035】
また、EPGデータは、テレビ放送信号、電話通信回線を介するインターネット系サービスプロバイダ及び専用のダイヤル呼出式EPGサービスプロバイダからダウンロードすることができる。
【0036】
音声対話装置の動作には、EPGから番組レコード301を作製し、番組データベース103に蓄積する第1の処理と、入力された口述リクエストの語義を解釈し、番組情報を含む応答文を出力する第2の処理がある。
【0037】
図2に第1の処理のフローチャートを示し、図3に第2の処理のフローチャートを示す。
【0038】
まず、第1の処理について説明する。電子番組ガイドを含む信号が入力され(S201)、電子番組ガイドデコーダ101は、入力信号をデコードし(S202)、テキスト形式に変換及びフォーマットされたEPGデータとし、図1には図示していないが、必要ならばテレビ画面などに表示され、知識抽出部102に出力される。
【0039】
ここで、図4に、デコードされたEPGデータ201を示す。項目としては、ID(Identifier)、開始日、開始時間、持続時間、ジャンル、タイトル及びテキストを示す。IDは、テレビ番組を特定する識別子を示し、開始日は、テレビ番組の放送開始の日付を示し、開始時間は、放送開始の時刻を示し、持続時間は、テレビ番組の放送時間を示し、ジャンルは、テレビ番組の属するジャンルを示し、タイトルは、テレビ番組のタイトルを示し、テキストは、テレビ番組に関する内容等を示す。
【0040】
また、開始日は、ディジタル衛星放送(Broadcasting Satellite:BSディジタル放送)のEPGを用いているため、BSディジタル放送開始日である2001年5月10日からの相対的な日付が採用されている。
【0041】
更に、ジャンルには、「映画(邦画)」などの表現が見られる。これは、上位概念=映画、下位概念=邦画という概念情報を別途記憶されている。また、タイトルには、「(字)(S)ドラマA『第10話B』」と記載され、(字)及び(S)は、字幕放送及びステレオ放送を示し、『』はサブタイトルを示す。また、テキストは、「監:」は、番組を作製した監督を示し、「出:」は、番組の出演者を示す。
【0042】
知識抽出部102は、デコードされたEPGデータ201を番組データベース103内に格納し、検索を容易に実行するためのフォーマットに再構成する機能を有する(S203)。再構成された結果を番組レコード301と呼ぶ。この番組レコード301は、予め決められた一連の項目に関する検索可能な形式を有しており、例えば、これに限るわけではないが、放送日時、タイトル名、出演者及び主題歌を含む項目となる。
【0043】
図5に、知識抽出部102から出力され、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語であるXML(Extensible Markup Language:XML)形式により、記述された番組レコード301を示す。EPGデータ201の項目を番組レコード301の項目とすることもできるが、より高度な検索を行うためには、EPGデータ201の各項目を検索しやすいように加工した方がよい。また、各項目が<>で開始し、</>で終了する。
【0044】
IDは、テレビ番組に固有の識別子であるため、ここでは、変換することなく使用する。放送日時は、図4で示した開始日とBSディジタル放送開始日とから放送日を計算して、更に開始時間を含み、放送開始時間が2002年4月20日21時ならば「200204202100」と表記し、ジャンルには、下位概念を用いて「邦画」と表記し、タイトルには、(字)、(S)及び『』内のサブタイトルを削除し、映画A又はドラマAと表記する。
【0045】
なお、放送開始日時は、和暦であってもよい。
【0046】
また、番組に関係する人物は、図4のテキストの項目から、「監:」「出:」で始まる文字列をそれぞれ、監督、出演者と判定し、それ続く「、」で区切られた部分を人名と見なし、項目を「監督」及び「出演者」と表記する。
【0047】
このようにして、図5のように、番組レコード形式のID、放送日時、ジャンル、タイトル、サブタイトル、監督及び出演者の項目を埋めることができる。
ここで、項目を検索用識別子とすることで、出演者が俳優Aである番組を検索することや、特定の番組の出演者に対するリクエストに対して、俳優Aと答えることができる。
【0048】
番組データベース103は、知識抽出部102で作成された番組レコード301を蓄積し(S204)、対話制御部106の応答に対して番組レコード301を出力し、更に、データベース整理部104により、不要と判断された番組レコード301は随時削除される。
【0049】
データベース整理部104は、番組レコード301を所定の基準により整理する。例えば、現在放送中の番組、これから放送される番組、放送終了後一週間以内の番組、録画された番組、視聴された番組及び対話制御部106により検索された項目を含む番組の番組レコード301を残し(S205)、それ以外の番組レコード301を削除する(S206)。そのためには、番組レコード301に、録画、視聴及び検索の有無を示す重要度の項目を追加し、管理する。
【0050】
次に、第2の処理について説明する。口述リクエストとして音声信号が、音声理解部105に入力される(S301)。音声は、音声認識技術により、音声認識結果の単語列に変換される。ここで、適当な音声認識技術が、リー・Kによる「語彙話者不特定連続音声認識(The Sphinx Systems, Ph.D. Thesis, Carnegie Mellon University, 1988)」に教示されている。音声認識結果の単語列は、音声理解部105に含まれるフレーズ辞書を参照して、検索コマンドに変換され、音声理解結果となる(S302)。
【0051】
図6に、フレーズ辞書401を示す。各辞書項目は3つのパートからなる。1つ目のパートは、表記であり、番組レコード301内の表現である。2つ目のパートは、表記に対応する読み情報であり、発音記号に変換して音声認識に利用する。ここでは、カタカナで表記する。3つ目のパートは、番組レコード301の項目や検索結果の出力に対する指定を表したもので検索コマンドを表記する。
【0052】
例えば、1行目には、「監督A+カントクエー+監督」と記載されており、番組レコード301内での表記が監督Aであり、読み情報がカントクエーであり、項目及び検索コマンドが監督である。
【0053】
対話制御部106は、検索コマンドを用いて、番組データベース103から適当な番組レコード301を呼び出し、番組レコード301内の項目を含むように応答文を生成し、音声出力部107に出力する(S303)。応答文の生成は、予め問い合わせ応答文パターンとして、例えば、「〔出演者〕です」を用意しておき、〔〕内を具体的な内容に置きかえることで実現できる(S307)。
【0054】
音声出力部107は、応答文を音声合成し、出力する(S308)。音声合成処理は、テキスト文を発音記号の列に変換し、予め用意しておいた発音記号に対する波形データを、発音記号の列にしたがって接続することで実現できる。
【0055】
以下に対話例を示す。
【0056】
ユーザが「ドラマAで俳優Aと共演していたのは誰?」と質問し、システムが「俳優B、俳優C及び俳優Dです。」と応答する。
【0057】
この対話例は、以下の手順で動作している。
【0058】
まず、音声理解部105が、ユーザの質問を音声認識技術により単語列化する。この単語列は、いくつかのキーフレーズ、すなわち、「ドラマA」、「俳優A」「共演していたのは誰?」を有している。これらのキーフレーズはフレーズ辞書401を参照して、{(タイトル=ドラマA)、(出演者=俳優A)、(共演者リクエスト=共演していたのは誰)}という検索コマンドに変換され、対話制御部106に渡される。
【0059】
次に、対話制御部106では、番組データベース103から、タイトルが「ドラマA」であり、出演者が「俳優A」である番組レコード301を検索する。これにより、番組レコード301が特定され、出力すべき共演者を求める。すなわち、全出演者{俳優A、俳優B、俳優C、俳優D}を得て、俳優Aを除いた出演者{俳優B、俳優C、俳優D}を用いて、応答文「俳優B、俳優C及び俳優Dです。」を作成し、音声出力部107に出力する。
【0060】
最後に、音声出力部107が、音声合成技術により、応答文の文字を音声信号に変換して出力する。
【0061】
なお、検索結果が複数である場合は(S304)、対話制御部106が口述リクエストの検索範囲を限定する応答文を作成し(S305)、音声出力部107から出力し(S306)、更なる口述リクエストを要求することで、絞り込みを行うことができる。
【0062】
このようにして、音声による要求に応じて、番組データベース103から所望の項目を検出し、音声による提示が可能となる。
【0063】
なお、本発明の実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせて用いることが可能である。
【0064】
(実施の形態2)
図7は、本発明第2の実施の形態による音声対話装置を示す。ここで、501は、字幕放送信号から字幕放送データを抽出する字幕放送デコーダを示し、502は、字幕放送レコードを記憶する字幕データベースを示し、503は、音声理解部105の出力信号を用いて字幕放送データベース及び番組データベース103を検索し、検索結果を用いて応答文を作成する対話制御部を示す。
【0065】
本発明第2の実施の形態による音声対話装置は、字幕放送された内容を用いて、テレビ番組に関する情報を出力するものであり、EPGデータ201から番組レコード301を作製し、番組データベース103に蓄積する第1の処理と、字幕放送からXML形式の字幕放送レコード601を作製し、字幕データベース502に蓄積する第2の処理と、入力された口述リクエストの語義を解釈し、字幕データベース502及び番組データベース103を検索し、番組情報を含む応答文を出力する第3の処理から構成される。
【0066】
ここで、第1の処理及び第3の処理の入力された口述リクエストの語義の解釈に関する処理は、第1の実施の形態と同様の動作をするので、説明を省略し、残りの第2の処理及び第3の処理の字幕データベース502及び番組データベース103を検索し、番組情報を含む応答文を出力する処理について説明する。
【0067】
また、図8は第2の実施の形態による第2の処理のフローチャートを示す。
【0068】
まず、第2の処理について説明する。字幕放送を含む信号が入力され(S801)、字幕放送デコーダ501は、字幕放送信号から字幕放送データを抽出し(S802)、字幕のテキストに変換し、放送日時などのタグ付き情報を加えて、字幕放送レコードを作成する(S803)。字幕放送レコード601を図9に示す。項目として、放送日時と字幕放送の内容が記述されている。放送日時は、2002年4月5日19時であるため、「2002040519」と記述される。また、内容については、字幕放送データをフレーズに変換することによる装置への負荷を軽減するために、字幕放送データを全て記述する。また、各項目は番組レコード301と同様に、<>により開始し、</>により終了している。
【0069】
また、字幕データベース502は、字幕放送デコーダ501により作成された字幕放送レコードを蓄積し(S804)、対話制御部503の応答に対して字幕放送レコードを出力し、更に、第1の実施の形態と同様にデータベース整理部104により、不要と判断された場合は(S805)、字幕放送レコードは随時削除される(S806)。そのためには、字幕放送レコード601に、録画、視聴及び検索の有無を示す重要度の項目を追加し、管理する。
【0070】
次に、第3の処理について説明する。対話制御部503は、音声理解部105から入力される音声理解結果を用いて字幕放送データベースを検索し、検索結果を踏まえて、更に番組データベース103を検索し、応答文を作成する。
【0071】
以下に対話例を示す。
【0072】
口述リクエストが「B事件が発生した時期に、俳優Aの出演していたドラマは何?」と入力され、音声出力部107が「ドラマAです。」と出力する。
【0073】
この対話例は、以下の手順で動作している。まず、音声理解部105により、口述リクエストが音声認識技術により単語列化する。この単語列は、いくつかのキーフレーズ、すなわち、「B事件が発生した時期」、「俳優A」「ドラマは何?」を有している。これらのキーフレーズはフレーズ辞書401を参照して、{(放送日時=(字幕検索=B事件))、(出演者=俳優A)、(タイトルリクエスト=出演していたドラマは何?)}という検索コマンドに変換され、対話制御部503に渡される。
【0074】
次に、対話制御部503では、字幕データベース502から「B事件」を含む字幕放送レコードを検索し、その放送日時を得る。この放送日時が2002年4月5日19時であったとする。この日時で検索を行っても良いが、検索範囲を広げるために、2002年4月XX日XX時とした方が良い。ここで、XXは、任意の数字と照合できるものとする。この日付を用いて、上記の検索コマンドは、{(放送日時=200204XXXX)、(出演者=俳優A)、(タイトルリクエスト=出演していたドラマは何?)}と置きかえられる。次に、番組データベース103から、放送日時が「200204XXXX」、出演者が「俳優A」である番組レコード301を検索する。これにより、番組レコード301が特定され、出力すべきタイトル「ドラマA」を得る。そこで、応答文「ドラマAです。」を作成し、音声出力部107に出力する。音声出力部107は、音声合成技術により、応答文の文字を音声信号に変換して出力する。
【0075】
このようにして、音声による口述リクエストに応じて、字幕放送データベース及び番組データベース103から所望の項目を求め、音声による応答が可能となる。
【0076】
なお、字幕の放送日時は、和暦で示されてもよい。
【0077】
なお、本発明の実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせて用いることが可能である。
【0078】
(実施の形態3)
図10は、本発明第3の実施の形態による音声対話装置を示す。ここで、701は、電子メールをXML形式に変換して取り込む電子メールインポート部を示し、702は、電子メールを記憶する電子メールデータベースを示し、703は、音声理解部105の出力信号を用いて電子メールデータベース及び番組データベース103を検索し、検索結果を用いて応答文を作成する対話制御部を示す。
【0079】
第3の実施の形態による音声対話装置は、入力された電子メールの内容を用いて、テレビ番組に関する情報を出力するものであり、EPGデータ201から番組レコード301を作製し、番組データベース103に蓄積する第1の処理と、入力された電子メールから電子メールレコード801を作製し、電子メールデータベース702に蓄積する第2の処理と、入力された口述リクエストの語義を解釈し、電子メールデータベース702及び番組データベース103を検索し、番組情報を含む応答文を出力する第3の処理から構成される。
【0080】
ここで、第1の処理及び第3の処理の入力された口述リクエストの語義の解釈に関する処理は、第1の実施の形態と同様の動作をするので、説明を省略し、残りの第2の処理及び第3の処理の電子メールデータベース702及び番組データベース103を検索し、番組情報を含む応答文を出力する処理について説明する。
【0081】
図11は、第3の実施の形態による第2の処理のフローチャートを示す。
【0082】
まず、第2の処理について説明する。まず、電子メールインポート部701は、携帯電話及びパソコンなどに蓄積されている電子メールを取り込み(S1101)、差出人、宛先、送信日、受信日、件名及び本文などの識別子付けを行った電子メールレコード801を作成する(S1102)。
【0083】
図12に電子メールレコード801を示す。第1の実施の形態に示した番組レコード301と同様に、各項目は<>により開始し、</>により終了する。ここで、差出人、宛先及び件名は、取り込まれた電子メールから変換することなく記述され、送信日は、2002年4月22日の送信日が「20020422」と記述され、本文は、電子メールデータをフレーズに変換することによる装置への負荷を軽減するために、本文の全てを記述する。
【0084】
また、電子メールデータベース702は、電子メールインポート部701により取り込まれた電子メールレコード801を蓄積し(S1103)、対話制御部703の応答に対して電子メールレコード801を出力し、更に、第1の実施の形態と同様にデータベース整理部104により、不要と判断された場合は(S1104)、電子メールレコード801は随時削除される(S1105)。
【0085】
次に、第3の処理について説明する。対話制御部703は、音声理解部105から入力される音声理解結果を用いて電子メールデータベース702を検索し、検索結果を踏まえて、更に番組データベース103を検索し、応答文を作成する。
【0086】
以下に、第3の対話例を示す。
【0087】
口述リクエストが「私が骨折していた時期に放送していた、俳優Aの出演していたドラマは何?」と入力され、音声出力部107が「ドラマAです。」と出力する。
【0088】
この対話例は、以下の手順で動作している。まず、音声理解部105が、口述リクエストを音声認識技術により単語列化する。この単語列は、いくつかのキーフレーズ、すなわち、「私が骨折していた時期」、「俳優A」「ドラマは何?」を有している。これらのキーフレーズはフレーズ辞書401を参照して、{(放送日時=(電子メール検索=私が骨折))、(出演者=俳優A)、(タイトルリクエスト=ドラマは何)}という検索コマンドに変換され、対話制御部703に渡される。
【0089】
次に、対話制御部703では、電子メールデータベース702から「私が骨折」を含む電子メールレコード801を検索し、その送信日を得る。その際、「私」「が」「骨折」と単語に分割し、それぞれについて検索を実行し、更に3つの単語を検索条件により組み合わせ、検索結果を絞り込むことができる。この電子メール送信日が2002年4月22日であったとする。この日付で検索を行っても良いが、検索範囲を広げるために、2002年4月XX日XX時とした方が良い。ここで、XXは、任意の数字と照合できるものとする。この日付を用いて、上記の検索コマンドは、{(放送日時=200204XXXX)、(出演者=俳優A)、(タイトルリクエスト=ドラマは何)}と置きかえられる。
【0090】
更に、番組データベース103から、放送日時が「200204XXXX」、出演者が「俳優A」である番組レコード301を検索する。これにより、番組レコード301が特定され、出力すべきタイトル「ドラマA」を得る。そこで、応答文「ドラマAです。」を作成し、音声出力部107に出力する。音声出力部1077は、音声合成技術により、応答文の文字を音声信号に変換して出力する。
【0091】
このようにして、音声による口述リクエストに応じて、電子メールデータベース702及び番組データベース103から所望の項目を求め、音声による応答が可能となる。
【0092】
なお、本発明の実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせて用いることが可能である。
【0093】
(実施の形態4)
図13は、本発明第4の実施の形態による音声対話装置を示す。ここで、901は、画像又は音楽を記憶する画像・音楽ライブラリを示し、902は、音声理解部105の出力信号を用いて番組データベース103を検索し、前記検索結果を用いて、応答文の作成及び前記画像又は音楽の前記画像・音楽ライブラリ901からの読み出しを行う対話制御部を示し、903は、前記画像又は音楽を出力する画像・音楽出力部を示し、904は、画像・音楽ライブラリ901と対話制御部902を接続するネットワークを示す。
【0094】
本発明第4の実施の形態による音声対話装置は、ネットワーク904に接続された画像・音楽データベースから、テレビ番組に関する情報を出力するものであり、EPGデータ201から番組レコード301を作製し、番組データベース103に蓄積する第1の処理と、入力された口述リクエストの語義を解釈し、画像・音楽データベース及び番組データベース103を検索し、番組情報を含む応答文を出力する第2の処理から構成される。
【0095】
ここで、第1の処理及び第2の処理の入力された口述リクエストの語義の解釈に関する処理は、第1の実施の形態と同様の動作をするので、説明を省略し、第2の処理の画像・音楽データベース及び番組データベース103を検索し、番組情報を含む応答文を出力する処理について説明する。
【0096】
図14は、第4の実施の形態による第2の処理のフローチャートを示す。
【0097】
第2の処理について説明する。まず、画像・音楽ライブラリ901は、静止画及び動画を含むテレビ番組に関わる製作者及び出演者の画像、ドラマの主題歌に関するXML形式などて記述された画像及び音楽のコンテンツを保持するライブラリであり、音声対話装置の内部にあっても外部にあってもよいが、ここでは、ネットワーク904に接続している場合について説明する。
【0098】
次に、対話制御部902は、音声理解結果を用いて番組データベース103を検索し、応答文を作成するとともに、必要に応じて画像又は音楽コンテンツを画像・音楽ライブラリ901から読み出す。
【0099】
更に、画像・音楽出力部903は、図13には図示していないが、画像コンテンツをディスプレイに出力、音楽コンテンツをスピーカーから出力することで確認することができる。
【0100】
以下に対話例を示す。
【0101】
口述リクエストが「ドラマAで俳優Aと共演していたのは誰?」と入力され、音声出力部107が「俳優B、俳優C、俳優Dです。」と出力する。更に口述リクエストが「俳優Cの画像は?」と入力され、音声出力部107が「こちらの画像です。」と出力すると同時に、顔画像をテレビ画面に表示する。
【0102】
この対話例は、以下の手順で動作している。口述リクエストが入力され(S1401)、音声出力部107が応答文を出力する処理は、第1の実施の形態と同様である。続いて、入力される口述リクエストを音声認識技術により単語列化する(S1402)。この単語列は、いくつかのキーフレーズ、すなわち、「俳優C」、「画像は?」を有している。これらのキーフレーズはフレーズ辞書401を参照して、{(出演者=俳優C)、(画像リクエスト=画像は?)}という検索コマンドに変換され、対話制御部902に出力される(S1403)。
【0103】
次に、対話制御部902では、画像・音楽ライブラリ901から、俳優Cの画像コンテンツを検索し(S1407)、該当する画像又は音楽が蓄積されている場合は(S1408)、画像・音楽出力部903に出力し、「こちらの画像です。」という応答文を作成して(S1410)、音声出力部107に出力する。
【0104】
更に、音声出力部107は、音声合成技術により、応答文の文字を音声信号に変換して出力する(S1411)。また、画像・音楽出力部903では、画像をテレビ画面に出力する(S1409)。
【0105】
このようにして、音声による口述リクエストに応じて、画像・音楽ライブラリ901及び番組データベース103から所望の項目を求め、音声による応答及びテレビ画面への表示が可能となる。
【0106】
なお、検索結果が複数である場合は(S1404)、対話制御部902が口述リクエストの検索範囲を限定する応答文を作成し(S1405)、音声出力部107から出力し(S1406)、更なる口述リクエストを要求することで、絞り込みを行うことができる。
【0107】
なお、放送日時の指定として曜日を指定し、カレンダーを参照して検索を行うことも可能である。
【0108】
なお、本発明の実施の形態は、他の実施の形態と組み合わせて用いることが可能である。
【0109】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、番組データベースに蓄積したデータの削除する場合は、ユーザの嗜好を考慮し、選択的に蓄積データの削除を行い、更に、EPG以外の情報であるニュースの字幕放送、ユーザの電子メール及びネットワーク上に蓄積されている画像及び音楽データと、番組に関する知識内容を関連付けすることで、過去、現在及び未来の放送番組に関する情報が得られるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態による音声対話装置の構成を示す図
【図2】同第1の実施の形態による第1の処理を示すフローチャート
【図3】同第1の実施の形態による第2の処理を示すフローチャート
【図4】同第1の実施の形態によるEPGデータを示す図
【図5】同第1の実施の形態による番組データベースに記憶される番組レコードを示す図
【図6】同第1の実施の形態による辞書構成を示す図
【図7】同第2の実施の形態による音声対話装置の構成を示す図
【図8】同第2の実施の形態による第2の処理を示すフローチャート
【図9】同第2の実施の形態による字幕放送レコードを示す図
【図10】同第3の実施の形態による音声対話装置の構成を示す図
【図11】同第3の実施の形態による第2の処理を示すフローチャート
【図12】同第3の実施の形態による電子メールレコードを示す図
【図13】同第4の実施の形態による音声対話装置の構成を示す図
【図14】同第4の実施の形態による第1の処理を示すフローチャート
【図15】従来の音声対話装置の構成を示す図
【符号の説明】
101 電子番組ガイドデコーダ
102 知識抽出部
103 番組データベース
104 データベース整理部
105 音声理解部
106 対話制御部
107 音声出力部
201 EPGデータ
301 番組レコード
401 フレーズ辞書
501 字幕放送デコーダ
502 字幕データベース
503 対話制御部
601 字幕放送レコード
701 電子メールインポート部
702 電子メールデータベース
703 対話制御部
801 電子メールレコード
901 画像・音楽ライブラリ
902 対話制御部
903 画像・音楽出力部
904 ネットワーク

Claims (22)

  1. 入力信号からテレビ番組表を電子化した電子番組ガイドを抽出する電子番組ガイドデコーダと、前記電子番組ガイドの項目を統合又は分割し、検索用識別子を付与した番組レコードに変換する知識抽出部と、前記番組レコードを記憶する番組データベースと、前記番組レコードを予め定めた基準により整理するデータベース整理部と、番組に関する情報を要求する口述リクエストの音声信号が入力され、前記音声信号から語義内容を解釈する音声理解部と、前記音声理解部の出力信号を用いて前記番組データベースを検索し、前記検索結果を用いて応答文を作成する対話制御部と、前記応答文を出力する音声出力部とを含む音声対話装置。
  2. 番組レコードが、更に、番組の出演者を示す項目を含む請求項1記載の音声対話装置。
  3. 番組レコードが、更に、西暦又は和暦により番組放送の日時を示す項目を含む請求項1又は2記載の音声対話装置。
  4. 番組レコードが、更に、録画、視聴及び検索の有無を示す重要度の項目を含む請求項1ないし3のいずれか記載の音声対話装置。
  5. 番組レコードが、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項1ないし4のいずれか記載の音声対話装置。
  6. データベース整理部が、予め定めた放送日時の番組レコード、視聴された番組レコード、録画された番組レコード及び対話制御部により検索された番組レコードを番組データベースに残す請求項1ないし5のいずれか記載の音声対話装置。
  7. 字幕放送信号から字幕放送データを抽出し、検索用識別子を付加した字幕放送レコードを出力する字幕放送デコーダと、前記字幕放送レコードを記憶する字幕データベースとを更に含み、対話制御部が、更に、前記字幕放送データベースを検索する請求項1ないし6記載の音声対話装置。
  8. 字幕放送レコードが、更に、録画、視聴及び検索の有無を示す重要度の項目を含む請求項7記載の音声対話装置。
  9. 字幕放送レコードが、更に、西暦又は和暦により放送の日時を示す項目を含む請求項7又は8記載の音声対話装置。
  10. 字幕放送レコードが、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項7ないし9のいずれか記載の音声対話装置。
  11. データベース整理部が、予め定めた放送日時の字幕放送レコード、視聴された字幕放送レコード及び対話制御部により検索された字幕放送レコードを字幕放送データベースに残す請求項7ないし10のいずれか記載の音声対話装置。
  12. 電子メールを取り込み、検索用識別子を付与した電子メールレコードに変換する電子メールインポート部と、前記電子メールを記憶する電子メールデータベースとを更に含み、対話制御部が、更に、前記電子メールデータベースを検索する請求項1ないし11のいずれか記載の音声対話装置。
  13. 電子メールレコードが、更に、検索の有無を示す重要度の項目を含む請求項12記載の音声対話装置。
  14. 電子メールレコードが、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項12又は13記載の音声対話装置。
  15. データベース整理部が、予め定めた送信日の電子メールレコード及び対話制御部により検索された電子メールレコードを電子メールデータベースに残す請求項12ないし14のいずれか記載の音声対話装置。
  16. 画像又は音楽を記憶する画像・音楽ライブラリと、前記画像又は音楽を出力する画像・音楽出力部とを更に含み、対話制御部が、更に、前記画像又は音楽を前記画像・音楽ライブラリから読み出しする請求項1ないし15のいずれか記載の音声対話装置。
  17. 画像又は音楽が、文書内のデータに対して、独自の属性情報や論理構造を定義できる言語により記述される請求項16記載の音声対話装置。
  18. 応答文が、テレビ番組に関する情報である請求項1ないし17のいずれか記載の音声対話装置。
  19. 電子番組ガイドを含む信号を入力する第1のステップと、前記入力信号をデコードし、前記電子番組ガイドを出力する第2のステップと、前記電子番組ガイドの項目を統合又は分割し、検索用識別子を付与した番組レコードに変換する第3のステップと、前記番組レコードを番組データベースに蓄積する第4のステップと、前記番組レコードを予め定めた基準により保存の継続を判断する第5のステップと、保存の継続を中止した前記番組レコードを削除する第6のステップと、番組に関する口述リクエストの音声信号を入力する第7のステップと、前記音声信号から語義内容を解釈する第8のステップと、前記第8ステップの出力信号を用いて前記番組データベースを検索する第9のステップと、前記第9ステップの検索結果の個数が複数であるかを判断する第10のステップと、前記第10ステップの判断結果が真である場合に、前記口述リクエストを限定する条件を含む応答文を作成する第11のステップと、前記第11ステップの応答文を音声により出力する第12のステップと、前記第10ステップの判断結果が偽である場合に、前記第9ステップの前記検索結果を用いて応答文を作成する第13のステップと、前記第13ステップの応答文を出力する第14のステップとを有する音声対話方法。
  20. 字幕放送データを含む信号を入力する第15のステップと、前記入力信号をデコードし、前記字幕放送データを出力する第16のステップと、前記字幕放送データに、検索用識別子を付与し、字幕放送レコードに変換する第17のステップと、前記字幕放送レコードを字幕データベースに蓄積する第18のステップと、前記字幕放送レコードを予め定めた基準により保存の継続を判断する第19のステップと、保存の継続を中止した前記字幕放送レコードを削除する第21のステップとを更に含み、第9ステップが、第8ステップの出力信号を用いて、更に、字幕データベースを検索する請求項19記載の音声対話方法。
  21. 電子メールを取り込む第22のステップと、前記電子メールに、検索用識別子を付与し、電子メールレコードに変換する第23のステップと、前記電子メールレコードを電子メールデータベースに蓄積する第24のステップと、前記電子メールレコードを予め定めた基準により保存の継続を判断する第25のステップと、保存の継続を中止した前記電子メールレコードを削除する第26のステップとを更に含み、第9ステップが、第8ステップの出力信号を用いて、更に、電子メールデータベースを検索する請求項19又は20記載の音声対話方法。
  22. 前記第10ステップの判断結果が偽である場合に、前記第9ステップの前記検索結果を用いて、画像・音楽データベースを検索する第27のステップと、前記第27ステップの検索結果の有無を判断する第28のステップと、前記第28ステップの判断結果が真である場合は、画像又は音楽を出力する第29のステップとを更に含む請求項19ないし21のいずれか記載の音声対話方法。
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