JP2004028542A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵庫のドアを開けなくても庫内の状態を見ることができるようにして、極力、庫内の冷気が逃げないようにし、しかも、所望時には庫内の状態が見えないようにする、使い勝手の良い冷蔵庫を消費者に提供すること。
【解決手段】ドアの略全体又はその一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成され、且つ該ドアの外側パネル又はその近傍個所に液晶シャッターを開閉させるシャッタースイッチが設けられて、ドアを閑じたままの状態において該スイッチの操作により、液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視できるように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】ドアの略全体又はその一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成され、且つ該ドアの外側パネル又はその近傍個所に液晶シャッターを開閉させるシャッタースイッチが設けられて、ドアを閑じたままの状態において該スイッチの操作により、液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視できるように構成した。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶シャッター技術を利用して、所望時にドアを開けなくても庫内の様子が透視をできる冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫、特に最近の家庭用の大型冷蔵庫では、ドアが1枚扉であると扉を開けたときに庫内の冷気の多くが逃げて冷蔵機能が低下するため、ドアが上下2段構造になっているもの、更にはドアが上下・左右に複数設けられているものなど、複数に分割されたドアが設けられている機種が大半を占める。
このような機種を含め、家庭用の冷蔵庫のドアは、カラー鋼板で形成された外側パネルと、棚部及びリブ等が形成された樹脂製の内側パネルとが組み付けられて、双方のパネルで囲まれた前後幅の狭い空間に断熱材が内装され、後方面の周囲に磁力を有するパッキンが備えられており、左右何れか一方の端部を支点として冷蔵庫本体の前面に開閉自在に支持され、ドアを閉じると庫内を見ることが出来ない構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ドアが複数あると、そのドアを開けたときに見える棚に食品や飲料があると、冷気を大きく逃がすことなくこれらを取り出すことができるが、多くの場合、その場所をよく覚えていないことが多く、何度もドアを開けることにより、冷気を多く逃がしていた。
このような事態になるのを防ぐために、ドアに透明ガラスで覆った窓を付けたり、ドアの全部又は一部を透明ガラスや透明樹脂で形成して、ドアを開けなくても庫内が見えるようにすることも考えられないわけではないが、このようにすると冷蔵庫が煩雑に見える。
しかも庫内がいつも見える状態になっていると、冷蔵庫だけでなく台所全体に煩雑な感じを与える。しかも、来客などがあったときに、庫内の状態が一目できるため、主婦にとっては気恥ずかしさがある。勿論、冷蔵庫のドアを閉じた状態では庫内のランプが消灯しているが、台所の照明が庫内まで届いて庫内の一部を明るくする。
【0004】
ところで本発明者は、液晶シャッターについてその新しい用途を検討しているときに、上述した冷蔵庫の問題があることを知り、冷蔵庫のドアに液晶シャッター付きの窓を設けたり、更にはドア全体を液晶シャッター付きの透明素材で作ることで、上述した問題が解決できるのではないかという発明を閃き、この度、これについて検討を重ね、今回、これらについて特許出願することにした。
【0005】
このような経緯を経て完成するに至った本発明は、冷蔵庫のドアを開けなくても庫内の状態を見ることができるようにして、極力、庫内の冷気が逃げないようにし、しかも、所望時には庫内の状態が見えないようにする、使い勝手の良い冷蔵庫を消費者に提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために提案する請求項1に記載の発明は、ドアの略全体又はその一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成され、且つ該ドアの外側パネル又はその近傍個所に液晶シャッターを開閉させるシャッタースイッチが設けられて、ドアを閉じたままの状態において該スイッチの操作により、液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視できるように構成されてなることを特徴とする冷蔵庫である。
【0007】
この請求項1に記載の冷蔵庫は、何れも液晶シャッター技術を採り入れたドアの構造に特徴があり、2種のものに大別される。その1つは、ドアの略全体が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものであり、他の1つは、ドアの一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものである。請求項1では、これらのうちの何れを採用しても良いとする。
ドアの略全体が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものの一例としては、ドアの周囲部分をカラー鋼板と樹脂成形板材とを組み付けてドアフレームを形成し、このドアフレームに液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板を嵌め込んで固定したものが挙げられる。
ドアの一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものの好適な一例としては、ドアの周囲部分をカラー鋼板と樹脂成形板材とを組み付けてドアフレームを形成し、このドアフレームに透明樹脂板を嵌め付け、この透明樹脂板の一部に液晶シャッター付を設け、それ以外の部分を塗料などで着色したものが挙げられる。
液晶シャッターの開閉は、指先でシャッタースイッチを操作することにより行なわれ、このシャッタースイッチは、押しボタンスイッチ又はタッチセンサを利用したスイッチであり、このスイッチ操作により液晶シャッターに微弱電流を印加させて液晶シャッターを開き又は閉じさせる。液晶シャッターについては公知の液晶シャッター技術が利用される。シャッタースイッチによる液晶シャッターの開閉は、シャッタースイッチを押す度にON/OFFを繰り返す構造のもの、シャッタースイッチを押し続けている間ON状態を維持する構造のもの、シャッタースイッチを押すと一定時間(例えば30秒間)ON状態を維持す構造の何れかによって行なわれる。
以上のように構成すると、ドアを開けなくてもシャッタースイッチを指先で操作するだけで、冷蔵庫の庫内の状態が見えるようになる。
シャッタースイッチの設ける位置は、該ドアの外側パネル又はその近傍個所とされるが、更に言えばドアの把手近くに設けることが望ましい。
【0008】
次に挙げる請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷蔵庫において、ドアの一部個所に窓を有し、該窓に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板が嵌め込まれて固定されてなる冷蔵庫である。
【0009】
この請求項2に記載のようにドアの窓を開設し、この窓に液晶シャッター付きの透明ガラス板又は透明樹脂板を嵌め込んで設けると、カラー鋼板と樹脂成形板を材料とする従来の冷蔵庫のドアの製造・組み立てラインの大部分が利用でき、安価に液晶シャッター付きの窓ができる利点がある。
窓の形状については、縦長のもの、横長のもの、円形のもの、矩形のもの、格子状のもの、例えばキャラクタ・デザインなどの特定の模様に似せた形状のものなどが挙げられる。窓の数については、1又は複数であり、必ずしも限定されるものではないが、ドアが複数枚あるものについては各ドアに窓を設けるのが望ましい。窓の設ける位置については、必ずしも限定されるものではないが、庫内を良く見渡せる位置が好ましい。
【0010】
次の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の冷蔵庫において、前記窓内の手前側個所に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板が嵌め込まれて固定され、且つその一定間隔を設けた該窓内後方個所に1乃至複数枚の透明樹脂板又は透明ガラス板が固定されて、該窓内に気密空間層が設けられてなる冷蔵庫である。
【0011】
冷蔵庫のドアは、外板と内装板と間に厚みがあり、請求項3に記載の発明では、この厚みを考慮して、前記窓の手前側個所に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板を設け、窓内後方個所に透明樹脂板又は透明ガラス板を設けた。
このようにすると、気密空間層を挟んだ2重窓構造になり、冷気の遮断効率が高まる。
【0012】
次の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成において、気密空間層が真空又略真空状態からなる断熱空間層にて構成されてなる冷蔵庫である。
【0013】
このように気密空間層を略真空又は真空にすると、断熱(冷気)効果が更に向上し、冷気による窓ガラスの曇りがなくなる。気密構造にする手段としては、ゴム又は合成樹脂製のシールパッキンを介在させて前後のガラス板(又は樹脂板)を支持させる構造のものを挙げることができる。
【0014】
次に挙げる請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷蔵庫において、液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板、或いは窓内後方個所に欧けられている透明樹脂板又は透明ガラス板が、広角レンズで構成されてなる冷蔵庫である。
【0015】
このように液晶シャッターと広角レンズを用いると、例えば、液晶シャッター付きの窓が小さくても庫内を広く見渡すことができる。
広角レンズの形状は、液晶シャッター付の窓の大きさによって異なり、例えば、窓の形状が横長又は縦長の形状の場合には、その大きさの略半円形状のシリンドリカルレンズが用いられる。円形の窓の場合にはその大きさの円形凸レンズが用いられる。
【0016】
次に挙げる請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5に記載の構成において、液晶シャッターを開放させる方向に向けたシャッタースイッチの入力操作により、庫内又は庫内に向けて設けられているランプが、液晶シャッターが閉じるまで点灯するように構成されてなる冷蔵庫である。
【0017】
このように液晶シャッターが開放しているときに庫内のランプが点灯するように構成すると、庫内の奥まで明るくなって、庫内の状態が良く見える。このランプは従来より冷蔵庫内に常設されているランプが該当するが、別途更にランプを設けてもよい。
【0018】
このような構成を有する本発明の冷蔵庫は、家庭用の冷蔵庫だけに限らず、例えば、業務用の冷蔵庫、医薬品などを冷却貯蔵する冷蔵庫、ワインボトル専用の冷蔵庫なども該当する。
【0019】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の実施の形態による冷蔵庫につき添付図面に沿って詳述する。
図1は本発明の1実施の形態による冷蔵庫を正面から示しており、この冷蔵庫1の上段のドア3,3は、前面を開口させた箱形の冷蔵庫本体2における前面の略中央部から上部の開口を閉じることができる観音開き構造を有する。上段のドア3,3の下方に位置する中段のドア4と、更にその下方の下段のドア5は、夫々引き出し構造を有し、これらの各ドア3,3,4,5には縦長の窓W1、W2・・が左右に振り分けられて設けられている。7・・は把手を示す。
【0020】
そして、これら各窓W1、W2・・には、それぞれ液晶シャッター付きの透明ガラス板6,6・・がはめ込まれて固定されており、把手7・・近傍のドアには液晶シャッターに微弱電流を印加させて、液晶シャッターを開け又は閉じさせるシャッタースイッチ8.8・・が夫々設けられている。
図1は各窓W1、W1、W2、W2、W3、W3におけるの液晶シャッターが閉じた状態を示している。
図2は上段のドア3,3に設けられている窓W1、W1の液晶シャッターが開いた状態を示しており、窓W1、W1の透明ガラス板6,6を透かして、庫内10の状態が見えるようになっている。
なお、中段のドア4及び下段のドア5に設けられている窓W2、W2、W3、W3の液晶シャッターも、各ドア4,5に設けられているシャッタースイッチ8,8の操作により、上段のドア3,3の窓W1、W1と同様に開放させて、その前方の庫内を見ることができるようになっている。
このように各シャッタースイッチ8.8・・の操作により各窓W1、W1、W2、W2、W3、W3の液晶シャッターの開閉ができ、本実施形態においては各シャッタースイッチ8,8・・は指先を触れることにより入力される公知のタッチセンサが用いられ、1回の入力操作により、液晶シャッターの開閉に必要な電気信号のON/OFFを繰り返す。
【0021】
図3は本発明の実施の形態による冷蔵庫を側面断面視した状態を示しており、このように各窓W1、W1、W2、W2、W3、W3の液晶シャッターを開放させることにより、庫内10の各棚や透明容器内に置かれている食品や各ドア3,3,4,5の内側の棚に置かれている飲料等を、ドア3,3,4,5を開けることなく見ることができる。
【0022】
図4は液晶シャッター付きの透明ガラス板の取付構造を示した冷蔵庫の側面部分断面図であり、この図3では窓Wに1枚の液晶シャッター付きの透明ガラス6を取り付けた構造になっている。
これに対し、図5は窓W内の前方個所に液晶シャッター付きの透明ガラス板5が取り付けられ、更に窓W内の後方個所に透明ガラス板12が取り付けられて、双方のガラス板6,12間の空間を気密空間Pにして、この気密空間Pは、曇りを防ぎ、断熱(冷気)効率を高めるために、略真空状態にした構造を示している。
【0023】
図6は液晶シャッターの開閉と冷蔵庫の庫内のランプをON/OFFさせる電気回路を示しており、液晶シャッターに電圧を印加させるための電源は、冷蔵庫の制御回路部20から電気信号線を介して取り出され、この制御回路部20には液晶シャッターと各ドアに対応した庫内のランプ21が並列に接続されている。更にこの電気信号線の途中に各ドアに対応したシャッタースイッチ8と冷蔵庫のドアの開閉により照明を点灯/消灯させるスイッチ22が並列に接続された回路が、ドア単位に並列接続されたユニットX1,X2・・になっている。
【0024】
【発明の効果】
以上において示した本発明の冷蔵庫によれば、冷蔵庫のドアを閉じたままの状態でも、シャッタースイッチの操作により、ドアに設けた透明ガラス窓の液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視でき、しかも庫内のランプも点灯させることができるようになった。この結果、冷蔵庫のドアを開けなくても庫内の様子を見ることが出来、便利になった。特に、このように庫内の冷気を逃がすことなく庫内の様子が透視できるようになったので、冷蔵庫の運転コストも抑えることができるようになった。
しかも、液晶シャッターを閉じることにより、庫内の様子が見られないようにもできるので、例えば、来客時には、一般的に恥ずかしいと思われている冷蔵庫内の様子を見られずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態による冷蔵庫において窓の液晶シャッターが閉じた状態で示した正面図である。
【図2】本発明の1実施の形態による冷蔵庫において一部の窓の液晶シャッターが開いた状態で示した正面図である。
【図3】本発明の実施の形態による冷蔵庫の側面断面図である。
【図4】液晶シャッター付きの透明ガラス板の取付構造を示した冷蔵庫の側面部分断面図である。
【図5】液晶シャッター付きの透明ガラス板の他の取付構造を示した冷蔵庫の側面部分断面図である。
【図6】液晶シャッターの開閉と冷蔵庫の庫内のランプをON/OFFさせるための電気回路図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
2 冷蔵庫本体
3 (上段の)ドア
4 (中段の)ドア
5 (下段の)ドア
6 (液晶シャッター付きの)透明ガラス板
7 把手
8 シャッタースイッチ
12 透明ガラス板
W1、W2、W3、W4 窓
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶シャッター技術を利用して、所望時にドアを開けなくても庫内の様子が透視をできる冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫、特に最近の家庭用の大型冷蔵庫では、ドアが1枚扉であると扉を開けたときに庫内の冷気の多くが逃げて冷蔵機能が低下するため、ドアが上下2段構造になっているもの、更にはドアが上下・左右に複数設けられているものなど、複数に分割されたドアが設けられている機種が大半を占める。
このような機種を含め、家庭用の冷蔵庫のドアは、カラー鋼板で形成された外側パネルと、棚部及びリブ等が形成された樹脂製の内側パネルとが組み付けられて、双方のパネルで囲まれた前後幅の狭い空間に断熱材が内装され、後方面の周囲に磁力を有するパッキンが備えられており、左右何れか一方の端部を支点として冷蔵庫本体の前面に開閉自在に支持され、ドアを閉じると庫内を見ることが出来ない構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ドアが複数あると、そのドアを開けたときに見える棚に食品や飲料があると、冷気を大きく逃がすことなくこれらを取り出すことができるが、多くの場合、その場所をよく覚えていないことが多く、何度もドアを開けることにより、冷気を多く逃がしていた。
このような事態になるのを防ぐために、ドアに透明ガラスで覆った窓を付けたり、ドアの全部又は一部を透明ガラスや透明樹脂で形成して、ドアを開けなくても庫内が見えるようにすることも考えられないわけではないが、このようにすると冷蔵庫が煩雑に見える。
しかも庫内がいつも見える状態になっていると、冷蔵庫だけでなく台所全体に煩雑な感じを与える。しかも、来客などがあったときに、庫内の状態が一目できるため、主婦にとっては気恥ずかしさがある。勿論、冷蔵庫のドアを閉じた状態では庫内のランプが消灯しているが、台所の照明が庫内まで届いて庫内の一部を明るくする。
【0004】
ところで本発明者は、液晶シャッターについてその新しい用途を検討しているときに、上述した冷蔵庫の問題があることを知り、冷蔵庫のドアに液晶シャッター付きの窓を設けたり、更にはドア全体を液晶シャッター付きの透明素材で作ることで、上述した問題が解決できるのではないかという発明を閃き、この度、これについて検討を重ね、今回、これらについて特許出願することにした。
【0005】
このような経緯を経て完成するに至った本発明は、冷蔵庫のドアを開けなくても庫内の状態を見ることができるようにして、極力、庫内の冷気が逃げないようにし、しかも、所望時には庫内の状態が見えないようにする、使い勝手の良い冷蔵庫を消費者に提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために提案する請求項1に記載の発明は、ドアの略全体又はその一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成され、且つ該ドアの外側パネル又はその近傍個所に液晶シャッターを開閉させるシャッタースイッチが設けられて、ドアを閉じたままの状態において該スイッチの操作により、液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視できるように構成されてなることを特徴とする冷蔵庫である。
【0007】
この請求項1に記載の冷蔵庫は、何れも液晶シャッター技術を採り入れたドアの構造に特徴があり、2種のものに大別される。その1つは、ドアの略全体が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものであり、他の1つは、ドアの一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものである。請求項1では、これらのうちの何れを採用しても良いとする。
ドアの略全体が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものの一例としては、ドアの周囲部分をカラー鋼板と樹脂成形板材とを組み付けてドアフレームを形成し、このドアフレームに液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板を嵌め込んで固定したものが挙げられる。
ドアの一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成されたものの好適な一例としては、ドアの周囲部分をカラー鋼板と樹脂成形板材とを組み付けてドアフレームを形成し、このドアフレームに透明樹脂板を嵌め付け、この透明樹脂板の一部に液晶シャッター付を設け、それ以外の部分を塗料などで着色したものが挙げられる。
液晶シャッターの開閉は、指先でシャッタースイッチを操作することにより行なわれ、このシャッタースイッチは、押しボタンスイッチ又はタッチセンサを利用したスイッチであり、このスイッチ操作により液晶シャッターに微弱電流を印加させて液晶シャッターを開き又は閉じさせる。液晶シャッターについては公知の液晶シャッター技術が利用される。シャッタースイッチによる液晶シャッターの開閉は、シャッタースイッチを押す度にON/OFFを繰り返す構造のもの、シャッタースイッチを押し続けている間ON状態を維持する構造のもの、シャッタースイッチを押すと一定時間(例えば30秒間)ON状態を維持す構造の何れかによって行なわれる。
以上のように構成すると、ドアを開けなくてもシャッタースイッチを指先で操作するだけで、冷蔵庫の庫内の状態が見えるようになる。
シャッタースイッチの設ける位置は、該ドアの外側パネル又はその近傍個所とされるが、更に言えばドアの把手近くに設けることが望ましい。
【0008】
次に挙げる請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷蔵庫において、ドアの一部個所に窓を有し、該窓に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板が嵌め込まれて固定されてなる冷蔵庫である。
【0009】
この請求項2に記載のようにドアの窓を開設し、この窓に液晶シャッター付きの透明ガラス板又は透明樹脂板を嵌め込んで設けると、カラー鋼板と樹脂成形板を材料とする従来の冷蔵庫のドアの製造・組み立てラインの大部分が利用でき、安価に液晶シャッター付きの窓ができる利点がある。
窓の形状については、縦長のもの、横長のもの、円形のもの、矩形のもの、格子状のもの、例えばキャラクタ・デザインなどの特定の模様に似せた形状のものなどが挙げられる。窓の数については、1又は複数であり、必ずしも限定されるものではないが、ドアが複数枚あるものについては各ドアに窓を設けるのが望ましい。窓の設ける位置については、必ずしも限定されるものではないが、庫内を良く見渡せる位置が好ましい。
【0010】
次の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の冷蔵庫において、前記窓内の手前側個所に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板が嵌め込まれて固定され、且つその一定間隔を設けた該窓内後方個所に1乃至複数枚の透明樹脂板又は透明ガラス板が固定されて、該窓内に気密空間層が設けられてなる冷蔵庫である。
【0011】
冷蔵庫のドアは、外板と内装板と間に厚みがあり、請求項3に記載の発明では、この厚みを考慮して、前記窓の手前側個所に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板を設け、窓内後方個所に透明樹脂板又は透明ガラス板を設けた。
このようにすると、気密空間層を挟んだ2重窓構造になり、冷気の遮断効率が高まる。
【0012】
次の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の構成において、気密空間層が真空又略真空状態からなる断熱空間層にて構成されてなる冷蔵庫である。
【0013】
このように気密空間層を略真空又は真空にすると、断熱(冷気)効果が更に向上し、冷気による窓ガラスの曇りがなくなる。気密構造にする手段としては、ゴム又は合成樹脂製のシールパッキンを介在させて前後のガラス板(又は樹脂板)を支持させる構造のものを挙げることができる。
【0014】
次に挙げる請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷蔵庫において、液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板、或いは窓内後方個所に欧けられている透明樹脂板又は透明ガラス板が、広角レンズで構成されてなる冷蔵庫である。
【0015】
このように液晶シャッターと広角レンズを用いると、例えば、液晶シャッター付きの窓が小さくても庫内を広く見渡すことができる。
広角レンズの形状は、液晶シャッター付の窓の大きさによって異なり、例えば、窓の形状が横長又は縦長の形状の場合には、その大きさの略半円形状のシリンドリカルレンズが用いられる。円形の窓の場合にはその大きさの円形凸レンズが用いられる。
【0016】
次に挙げる請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5に記載の構成において、液晶シャッターを開放させる方向に向けたシャッタースイッチの入力操作により、庫内又は庫内に向けて設けられているランプが、液晶シャッターが閉じるまで点灯するように構成されてなる冷蔵庫である。
【0017】
このように液晶シャッターが開放しているときに庫内のランプが点灯するように構成すると、庫内の奥まで明るくなって、庫内の状態が良く見える。このランプは従来より冷蔵庫内に常設されているランプが該当するが、別途更にランプを設けてもよい。
【0018】
このような構成を有する本発明の冷蔵庫は、家庭用の冷蔵庫だけに限らず、例えば、業務用の冷蔵庫、医薬品などを冷却貯蔵する冷蔵庫、ワインボトル専用の冷蔵庫なども該当する。
【0019】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明の実施の形態による冷蔵庫につき添付図面に沿って詳述する。
図1は本発明の1実施の形態による冷蔵庫を正面から示しており、この冷蔵庫1の上段のドア3,3は、前面を開口させた箱形の冷蔵庫本体2における前面の略中央部から上部の開口を閉じることができる観音開き構造を有する。上段のドア3,3の下方に位置する中段のドア4と、更にその下方の下段のドア5は、夫々引き出し構造を有し、これらの各ドア3,3,4,5には縦長の窓W1、W2・・が左右に振り分けられて設けられている。7・・は把手を示す。
【0020】
そして、これら各窓W1、W2・・には、それぞれ液晶シャッター付きの透明ガラス板6,6・・がはめ込まれて固定されており、把手7・・近傍のドアには液晶シャッターに微弱電流を印加させて、液晶シャッターを開け又は閉じさせるシャッタースイッチ8.8・・が夫々設けられている。
図1は各窓W1、W1、W2、W2、W3、W3におけるの液晶シャッターが閉じた状態を示している。
図2は上段のドア3,3に設けられている窓W1、W1の液晶シャッターが開いた状態を示しており、窓W1、W1の透明ガラス板6,6を透かして、庫内10の状態が見えるようになっている。
なお、中段のドア4及び下段のドア5に設けられている窓W2、W2、W3、W3の液晶シャッターも、各ドア4,5に設けられているシャッタースイッチ8,8の操作により、上段のドア3,3の窓W1、W1と同様に開放させて、その前方の庫内を見ることができるようになっている。
このように各シャッタースイッチ8.8・・の操作により各窓W1、W1、W2、W2、W3、W3の液晶シャッターの開閉ができ、本実施形態においては各シャッタースイッチ8,8・・は指先を触れることにより入力される公知のタッチセンサが用いられ、1回の入力操作により、液晶シャッターの開閉に必要な電気信号のON/OFFを繰り返す。
【0021】
図3は本発明の実施の形態による冷蔵庫を側面断面視した状態を示しており、このように各窓W1、W1、W2、W2、W3、W3の液晶シャッターを開放させることにより、庫内10の各棚や透明容器内に置かれている食品や各ドア3,3,4,5の内側の棚に置かれている飲料等を、ドア3,3,4,5を開けることなく見ることができる。
【0022】
図4は液晶シャッター付きの透明ガラス板の取付構造を示した冷蔵庫の側面部分断面図であり、この図3では窓Wに1枚の液晶シャッター付きの透明ガラス6を取り付けた構造になっている。
これに対し、図5は窓W内の前方個所に液晶シャッター付きの透明ガラス板5が取り付けられ、更に窓W内の後方個所に透明ガラス板12が取り付けられて、双方のガラス板6,12間の空間を気密空間Pにして、この気密空間Pは、曇りを防ぎ、断熱(冷気)効率を高めるために、略真空状態にした構造を示している。
【0023】
図6は液晶シャッターの開閉と冷蔵庫の庫内のランプをON/OFFさせる電気回路を示しており、液晶シャッターに電圧を印加させるための電源は、冷蔵庫の制御回路部20から電気信号線を介して取り出され、この制御回路部20には液晶シャッターと各ドアに対応した庫内のランプ21が並列に接続されている。更にこの電気信号線の途中に各ドアに対応したシャッタースイッチ8と冷蔵庫のドアの開閉により照明を点灯/消灯させるスイッチ22が並列に接続された回路が、ドア単位に並列接続されたユニットX1,X2・・になっている。
【0024】
【発明の効果】
以上において示した本発明の冷蔵庫によれば、冷蔵庫のドアを閉じたままの状態でも、シャッタースイッチの操作により、ドアに設けた透明ガラス窓の液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視でき、しかも庫内のランプも点灯させることができるようになった。この結果、冷蔵庫のドアを開けなくても庫内の様子を見ることが出来、便利になった。特に、このように庫内の冷気を逃がすことなく庫内の様子が透視できるようになったので、冷蔵庫の運転コストも抑えることができるようになった。
しかも、液晶シャッターを閉じることにより、庫内の様子が見られないようにもできるので、例えば、来客時には、一般的に恥ずかしいと思われている冷蔵庫内の様子を見られずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態による冷蔵庫において窓の液晶シャッターが閉じた状態で示した正面図である。
【図2】本発明の1実施の形態による冷蔵庫において一部の窓の液晶シャッターが開いた状態で示した正面図である。
【図3】本発明の実施の形態による冷蔵庫の側面断面図である。
【図4】液晶シャッター付きの透明ガラス板の取付構造を示した冷蔵庫の側面部分断面図である。
【図5】液晶シャッター付きの透明ガラス板の他の取付構造を示した冷蔵庫の側面部分断面図である。
【図6】液晶シャッターの開閉と冷蔵庫の庫内のランプをON/OFFさせるための電気回路図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫
2 冷蔵庫本体
3 (上段の)ドア
4 (中段の)ドア
5 (下段の)ドア
6 (液晶シャッター付きの)透明ガラス板
7 把手
8 シャッタースイッチ
12 透明ガラス板
W1、W2、W3、W4 窓
Claims (6)
- ドアの略全体又はその一部が液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板にて形成され、且つ該ドアの外側パネル又はその近傍個所に液晶シャッターを開閉させるシャッタースイッチが設けられて、ドアを閉じたままの状態において該スイッチの操作により、液晶シャッターを開放させて庫内の様子が透視できるように構成されてなることを特徴とする冷蔵庫。
- ドアの一部個所に窓を有し、該窓に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板が嵌め込まれて固定されてなる請求項1に記載の冷蔵庫。
- 前記窓内の手前側個所に液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板が嵌め込まれて固定され、且つその一定間隔を設けた該窓内後方個所に1乃至複数枚の透明樹脂板又は透明ガラス板が固定されて、該窓内に気密空間層が設けられてなる請求項2に記載の冷蔵庫。
- 気密空間層が真空又略真空状態からなる断熱空間層にて構成されてなる請求項3に記載の冷蔵庫。
- 液晶シャッター付の透明ガラス板又は透明樹脂板、或いは窓内後方個所に欧けられている透明樹脂板又は透明ガラス板が、広角レンズで構成されてなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
- 液晶シャッターを開放させる方向に向けたシャッタースイッチの入力操作により、庫内又は庫内に向けて設けられているランプが、液晶シャッターが閉じるまで点灯するように構成されてなる請求項1ないし5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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