JP2004028306A - ころがり軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受の部品数を少なくするとともに、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図る。
【解決手段】ころがり軸受2の内輪3Aの両側に、ノズル8、9から噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープ6A、7Aを一体に形成したので、軸受2の部品数を少なくして組み立て時間を少なくすることができる。また、内輪3Aの幅L2は、従来の内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの幅の和L1よりも短いので、軸方向のスペースを短縮することができ、したがって、エンジン全体の長さを短縮して、エンジンの軽量化を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ころがり軸受2の内輪3Aの両側に、ノズル8、9から噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープ6A、7Aを一体に形成したので、軸受2の部品数を少なくして組み立て時間を少なくすることができる。また、内輪3Aの幅L2は、従来の内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの幅の和L1よりも短いので、軸方向のスペースを短縮することができ、したがって、エンジン全体の長さを短縮して、エンジンの軽量化を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機用エンジンなどの主軸を支持するころがり軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は航空機用エンジンのころがり軸受の部分断面図である。図3は潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの側断面図である。図4は図3のA―A矢視図である。図において、1は主軸である。2は主軸1を支持するころがり軸受で、内輪3と外輪4とを有している。3aは内輪3に設けた給油用全周溝、3bは給油用全周溝3aに接続して穿設した給油孔、3cは内輪3の両側に設けた円環状の切り欠き、3dは内輪3の両側に軸方向に、かつ、周方向に所要の間隔で設けた給油溝、3eは切り欠き3cに接続して設けた給油孔である。3fは内輪3の前側に設けた円環状の突起で、内輪3を引き出す際に使用する。5はボールである。6は内輪3の前側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープである。7は内輪3の後側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープである。8は前側のラジアル・スクープ6の上方に設けた潤滑油供給ノズルで、8aは潤滑油供給ノズル8に穿設した給油孔、8bは給油孔8a先端の油噴射孔である。9は後側のラジアル・スクープ7の上方に設けた潤滑油供給ノズルで、9aは潤滑油供給ノズル9に穿設した給油孔、9bは給油孔9a先端の油噴射孔である。10はリテーナである。潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6、7は、後述するように、油噴射孔8b、9bから噴射された潤滑油を取り入れて、内輪3の両側(軸方向)の切り欠き3cおよび給油溝3dを通して給油用全周溝3aに給油し、そこから給油孔3bを介して案内面に給油する。また、給油孔3eを通してリテーナ10側に向けて給油する。11は油噴射孔8bから噴射される潤滑油の噴射方向を示す矢印、12は主軸1の回転方向を示す矢印である。L1は内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの幅の和である。
【0003】
潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6は、図3および図4に示すように円環状に形成していて、潤滑油取り入れ部(開口)6aと油案内羽根6bと油案内羽根6bの下面に設けた油案内溝6cと油案内羽根6bの上面に設けた油案内溝6dとから構成されている。なお、油案内羽根6bおよび潤滑油取り入れ部(開口)6aは、図3では4個設けているが、3個でも4個以上設けてもよい。潤滑油は前側潤滑油供給ノズル8の油噴射孔8bから矢印11方向に噴射されると、油案内溝6dに案内されて潤滑油取り入れ部(開口)6aから主軸1の表面に向って入り、油案内羽根6b内面の油案内溝6cに案内されて潤滑油の圧力が高まり、内輪3の両側(軸方向)の切り欠き3cおよび給油溝3dを通して給油用全周溝3a、給油孔3bに導かれ、案内面を給油する。また、給油孔3eを通してリテーナ10側に向けて給油する。7は内輪3の後側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープで、7aは潤滑油取り入れ部(開口)、7bは潤滑油案内羽根であり、構造は潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6と同である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の航空機用エンジンのころがり軸受2の内輪3は、内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6、7の3個の部品で構成されているので、組み立てる際に時間がかかるとともに、軸方向にスペースが大きく、エンジン全体の大型化につながってしまう。また、3個の部品で構成されているので、軸方向の押し付け力が小さいと、部品と部品の隙間から油漏れの可能性もある。
【0005】
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み案出したもので、軸受の部品数を少なくして組み立て時間を少なくするとともに、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図ることができるころがり軸受を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のころがり軸受は、ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したものである。
【0007】
次に本発明の作用を説明する。ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したので、軸受の部品数を少なくして組み立て時間を少なくするとともに、内輪を引き出す際に使用する円環状の突起を省略することができて、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のころがり軸受の側断面図である。なお、本図において、図2ないし図4と共通する部分は同一の符号を用いており、重複した説明は省略する。図において、1は主軸である。2は主軸1を支持するころがり軸受で、内輪3Aと外輪4とを有している。3aは内輪3Aに設けた給油用全周溝、3bは給油用全周溝3aに接続して穿設した給油孔、3eは油案内羽根6bの下面に設けた油案内溝6c、7cに接続して設けた給油孔で、リテーナ10側に向けて給油する。5はボールである。6Aは内輪3Aの前側に一体に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ、7Aは内輪3Aの後側に一体に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープである。ラジアル・スクープ6Aの前側の突起3fは、油案内溝6dを形成するとともに、先に図2で説明した内輪3の円環状の突起3fと同様に、内輪3Aを引き出す際に使用することができる。なお、潤滑油供給ノズルなどは、図2に示した従来のものと同様の構成を有しており、説明を省略する。L2は内輪3Aの幅である。
【0009】
潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6A、7Aは、先に図3および図4を用いて説明した潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6、7と同じ構成を有している。潤滑油は油案内溝6dに案内されて潤滑油取り入れ部(開口)6aから主軸1に向って入り、油案内羽根6b内面の油案内溝6cに案内されて潤滑油の圧力が高まり、内輪3の両側(軸方向)の給油溝3dを通して給油用全周溝3a、給油孔3bを介して案内面に給油する。また、給油孔3eを通してリテーナ10側に向けて給油する。
【0010】
次に本実施形態の作用を説明する。ころがり軸受2の内輪3Aの両側に、ノズル8、9から噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープ6A、7Aを一体に形成したので、軸受2の部品数を少なくして組み立て時間を少なくすることができる。また、内輪3Aの幅L2は、従来の内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの幅の和L1よりも短いので、軸方向のスペースを短縮することができ、したがって、エンジン全体の長さを短縮して、エンジンの軽量化を図ることができる。
【0011】
本発明は以上述べた実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のころがり軸受は、ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したので、軸受の内輪の部品数を少なくして組み立て時間を少なくするとともに、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のころがり軸受の部分断面図である。
【図2】航空機用エンジンのころがり軸受の部分断面図である。
【図3】ラジアル・スクープの側断面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 主軸
2 ころがり軸受
3、3A 内輪
3a 給油用全周溝
3b 給油孔
3c 切り欠き
3d 給油溝
3e 給油孔
3f 円環状突起
4 外輪
5 ボール
6、6A 前側ラジアル・スクープ
6a 潤滑油取入れ部(開口)
6b 油案内羽根
6c、6d 油案内溝
7、7A 後側ラジアル・スクープ
8 前側潤滑油供給ノズル
8a、9a 給油孔
8b、9b 油噴射孔
9 後側潤滑油供給ノズル
10 リテーナ
【発明の属する技術分野】
本発明は、航空機用エンジンなどの主軸を支持するころがり軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は航空機用エンジンのころがり軸受の部分断面図である。図3は潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの側断面図である。図4は図3のA―A矢視図である。図において、1は主軸である。2は主軸1を支持するころがり軸受で、内輪3と外輪4とを有している。3aは内輪3に設けた給油用全周溝、3bは給油用全周溝3aに接続して穿設した給油孔、3cは内輪3の両側に設けた円環状の切り欠き、3dは内輪3の両側に軸方向に、かつ、周方向に所要の間隔で設けた給油溝、3eは切り欠き3cに接続して設けた給油孔である。3fは内輪3の前側に設けた円環状の突起で、内輪3を引き出す際に使用する。5はボールである。6は内輪3の前側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープである。7は内輪3の後側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープである。8は前側のラジアル・スクープ6の上方に設けた潤滑油供給ノズルで、8aは潤滑油供給ノズル8に穿設した給油孔、8bは給油孔8a先端の油噴射孔である。9は後側のラジアル・スクープ7の上方に設けた潤滑油供給ノズルで、9aは潤滑油供給ノズル9に穿設した給油孔、9bは給油孔9a先端の油噴射孔である。10はリテーナである。潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6、7は、後述するように、油噴射孔8b、9bから噴射された潤滑油を取り入れて、内輪3の両側(軸方向)の切り欠き3cおよび給油溝3dを通して給油用全周溝3aに給油し、そこから給油孔3bを介して案内面に給油する。また、給油孔3eを通してリテーナ10側に向けて給油する。11は油噴射孔8bから噴射される潤滑油の噴射方向を示す矢印、12は主軸1の回転方向を示す矢印である。L1は内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの幅の和である。
【0003】
潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6は、図3および図4に示すように円環状に形成していて、潤滑油取り入れ部(開口)6aと油案内羽根6bと油案内羽根6bの下面に設けた油案内溝6cと油案内羽根6bの上面に設けた油案内溝6dとから構成されている。なお、油案内羽根6bおよび潤滑油取り入れ部(開口)6aは、図3では4個設けているが、3個でも4個以上設けてもよい。潤滑油は前側潤滑油供給ノズル8の油噴射孔8bから矢印11方向に噴射されると、油案内溝6dに案内されて潤滑油取り入れ部(開口)6aから主軸1の表面に向って入り、油案内羽根6b内面の油案内溝6cに案内されて潤滑油の圧力が高まり、内輪3の両側(軸方向)の切り欠き3cおよび給油溝3dを通して給油用全周溝3a、給油孔3bに導かれ、案内面を給油する。また、給油孔3eを通してリテーナ10側に向けて給油する。7は内輪3の後側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープで、7aは潤滑油取り入れ部(開口)、7bは潤滑油案内羽根であり、構造は潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6と同である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の航空機用エンジンのころがり軸受2の内輪3は、内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6、7の3個の部品で構成されているので、組み立てる際に時間がかかるとともに、軸方向にスペースが大きく、エンジン全体の大型化につながってしまう。また、3個の部品で構成されているので、軸方向の押し付け力が小さいと、部品と部品の隙間から油漏れの可能性もある。
【0005】
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み案出したもので、軸受の部品数を少なくして組み立て時間を少なくするとともに、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図ることができるころがり軸受を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のころがり軸受は、ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したものである。
【0007】
次に本発明の作用を説明する。ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したので、軸受の部品数を少なくして組み立て時間を少なくするとともに、内輪を引き出す際に使用する円環状の突起を省略することができて、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のころがり軸受の側断面図である。なお、本図において、図2ないし図4と共通する部分は同一の符号を用いており、重複した説明は省略する。図において、1は主軸である。2は主軸1を支持するころがり軸受で、内輪3Aと外輪4とを有している。3aは内輪3Aに設けた給油用全周溝、3bは給油用全周溝3aに接続して穿設した給油孔、3eは油案内羽根6bの下面に設けた油案内溝6c、7cに接続して設けた給油孔で、リテーナ10側に向けて給油する。5はボールである。6Aは内輪3Aの前側に一体に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ、7Aは内輪3Aの後側に一体に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープである。ラジアル・スクープ6Aの前側の突起3fは、油案内溝6dを形成するとともに、先に図2で説明した内輪3の円環状の突起3fと同様に、内輪3Aを引き出す際に使用することができる。なお、潤滑油供給ノズルなどは、図2に示した従来のものと同様の構成を有しており、説明を省略する。L2は内輪3Aの幅である。
【0009】
潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6A、7Aは、先に図3および図4を用いて説明した潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープ6、7と同じ構成を有している。潤滑油は油案内溝6dに案内されて潤滑油取り入れ部(開口)6aから主軸1に向って入り、油案内羽根6b内面の油案内溝6cに案内されて潤滑油の圧力が高まり、内輪3の両側(軸方向)の給油溝3dを通して給油用全周溝3a、給油孔3bを介して案内面に給油する。また、給油孔3eを通してリテーナ10側に向けて給油する。
【0010】
次に本実施形態の作用を説明する。ころがり軸受2の内輪3Aの両側に、ノズル8、9から噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープ6A、7Aを一体に形成したので、軸受2の部品数を少なくして組み立て時間を少なくすることができる。また、内輪3Aの幅L2は、従来の内輪3と内輪3の両側に設けた潤滑油取り入れ用ラジアル・スクープの幅の和L1よりも短いので、軸方向のスペースを短縮することができ、したがって、エンジン全体の長さを短縮して、エンジンの軽量化を図ることができる。
【0011】
本発明は以上述べた実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のころがり軸受は、ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したので、軸受の内輪の部品数を少なくして組み立て時間を少なくするとともに、軸方向のスペースを短縮することによってエンジン全体の長さを短縮し、エンジンの軽量化を図ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のころがり軸受の部分断面図である。
【図2】航空機用エンジンのころがり軸受の部分断面図である。
【図3】ラジアル・スクープの側断面図である。
【図4】図3のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 主軸
2 ころがり軸受
3、3A 内輪
3a 給油用全周溝
3b 給油孔
3c 切り欠き
3d 給油溝
3e 給油孔
3f 円環状突起
4 外輪
5 ボール
6、6A 前側ラジアル・スクープ
6a 潤滑油取入れ部(開口)
6b 油案内羽根
6c、6d 油案内溝
7、7A 後側ラジアル・スクープ
8 前側潤滑油供給ノズル
8a、9a 給油孔
8b、9b 油噴射孔
9 後側潤滑油供給ノズル
10 リテーナ
Claims (1)
- ころがり軸受の内輪の両側に、ノズルから噴射された潤滑油を取り入れるラジアル・スクープを一体に形成したことを特徴とするころがり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189609A JP2004028306A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | ころがり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002189609A JP2004028306A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | ころがり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004028306A true JP2004028306A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31183975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002189609A Pending JP2004028306A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | ころがり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004028306A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10495147B2 (en) | 2016-01-26 | 2019-12-03 | Thyssenkrupp Rothe Erde Gmbh | Rolling bearing, wind turbine, and method for operating a rolling bearing |
CN110748419A (zh) * | 2019-09-20 | 2020-02-04 | 西北工业大学 | 一种轴向收油环和航空发动机主轴承环下润滑装置及方法 |
CN112648295A (zh) * | 2019-10-09 | 2021-04-13 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 一种航空发动机的轴承组件及航空发动机 |
CN114215851A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-03-22 | 中国航空发动机研究院 | 一种轴承供油套管、轴承供油装置 |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002189609A patent/JP2004028306A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10495147B2 (en) | 2016-01-26 | 2019-12-03 | Thyssenkrupp Rothe Erde Gmbh | Rolling bearing, wind turbine, and method for operating a rolling bearing |
CN110748419A (zh) * | 2019-09-20 | 2020-02-04 | 西北工业大学 | 一种轴向收油环和航空发动机主轴承环下润滑装置及方法 |
CN110748419B (zh) * | 2019-09-20 | 2021-06-29 | 西北工业大学 | 一种轴向收油环和航空发动机主轴承环下润滑装置及方法 |
CN112648295A (zh) * | 2019-10-09 | 2021-04-13 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 一种航空发动机的轴承组件及航空发动机 |
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