JP2004027775A - Wide-flange shape steel pile for temporary work - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土工における土留杭、中間杭や、支持杭として使用される仮設工用H形鋼杭に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、土工における土留杭、中間杭や、支持杭として使用される仮設工用H形鋼杭について、杭の先端支持力を十分に確保するためには、杭の先端の少なくとも2m程度を、支持層へ根入れする必要があった。
【0003】
また、仮設工用H形鋼杭は、H形鋼の断面を包絡する長方形の面積、または、プレボーリングモルタル根固め工法では、杭の先端に注入したセメントミルクなどの硬化材が硬化してなる硬化体断面積により、先端支持力が確保される。
【0004】
しかしながら、プレボーリングモルタル根固め工法の場合、所定の先端支持力を発揮するには、硬化材の硬化までの時間を待たねばならず、また、硬化後の簡易的な支持力確認が難しかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、土工における土留杭、中間杭や、支持杭として使用される仮設工用H形鋼杭について、杭の先端支持力を確実に確保することができ、工期の短縮や工事費用の削減を図ることが可能な仮設工用H形鋼杭を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明である仮設工用H形鋼杭1,2は、例えば図1〜図4に示すように、H形鋼からなる杭本体11,21と、
前記杭本体11,21の下端に取り付けられ、前記杭本体11,21の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板12,22と
を備えることを特徴とする。
ここで、仮設工用H形鋼杭とは、例えば、土工(本設構造物の躯体の一部として利用される仮設工を含む)における土留杭、中間杭や、支持杭などとして使用される杭のことである。
また、前記鋼板の形が円形または四角以上の正多角形であることが好ましい。これは、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭を設置する際に、アースオーガの掘削孔径に合わせて、この仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を大きく確保できるためである。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、H形鋼からなる杭本体と、杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板とが備えられているので、この鋼板により仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、例えば図1、図2、図4に示すように、請求項1に記載の仮設工用H形鋼杭1,2において、
前記鋼板12,22に、貫通孔12h,22hが穿設されていること
を特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板に貫通孔が穿設されているので、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材が貫通孔から上部に流れることで、鋼板の下面をプレボーリングによる削孔底により直接支持させることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば図1、図2、図4に示すように、請求項1又は2に記載の仮設工用H形鋼杭1,2において、
前記鋼板12,22の底面に、杭の下方側に突出する突出部材14,24が取り付けられていること
を特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する突出部材が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭を設置した後、この仮設工用H形鋼杭の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、例えば図1、図2、図4に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の仮設工用H形鋼杭1,2において、
前記鋼板12,22と前記杭本体11,21との間を連結するスチフナ13,23が取り付けられていること
を特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板と杭本体との間を連結するスチフナが取り付けられているので、杭本体に対する鋼板の取付強度を高めるとともに、鋼板の変形を抑えることができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、例えば図1、図3、図4に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の仮設工用H形鋼杭1,2において、
前記杭本体11,21の側面の所定箇所に、スペーサ15,25が取り付けられていること
を特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、杭本体の側面の所定箇所に、スペーサが取り付けられているので、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭を設置する際に、アースオーガによる掘削孔壁とスペーサとが接触することにより、本仮設工用H形鋼杭の建て込み角度を安定させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る仮設工用H形鋼杭について、その実施の形態を具体的に説明する。
【0017】
本実施の形態の仮設工用H形鋼杭は、根切り工事において切梁を支持する中間杭、仮設構台(桟橋)支持杭、あるいは土留杭やその他の支持杭として用いられるものである。この仮設工用H形鋼杭は、アースオーガにより地盤に穿孔された径600mm程度のボーリング孔に、セメントミルクなどの硬化材を注入した上で、揚重機械により吊り降ろされ、所定の支持力が得られるように打撃貫入されて、設置される。
【0018】
図1に示すように、この仮設工用H形鋼杭1では、サイズH−300×300×10×15のH形鋼からなる杭本体11の下端中央に、直径D=540mm、厚さt=22mmの円板形の鋼板12が溶接されている。
【0019】
また、図1、図2に示すように、仮設工用H形鋼杭1には、鋼板12と杭本体11との間を連結する厚さt=16mmのスチフナ13が溶接されている。
【0020】
また、図1、図2に示すように、鋼板12の底面には、杭の下方側に突出するように、長さ100mmの溝形鋼(C−200×90×8×13.5)からなる突出部材14が、二つ対称に溶接されている。
【0021】
また、図1、図2に示すように、鋼板12には、貫通孔12hがドリルで穿設されている。
【0022】
さらに、図1、図3に示すように、杭本体11,21の天端から3m程度下方の位置のフランジには、長さ300mmの溝形鋼(C−100×50×5×7.5)からなるスペーサ15が、溝部を杭本体11側に向けるようにして、杭本体11の幅方向に溶接されている。
【0023】
ここで、H形鋼杭の先端支持力の算出根拠として用いられている先端支持面積と、仮設工用H形鋼杭1の鋼板12の面積との比較を示す。また、サイズ350のH形鋼からなる杭本体に直径D=540mmの鋼板を用いた例と、サイズ400のH形鋼からなる杭本体に直径D=630mmの鋼板を用いた例とについても、併せて示す。
【0024】
【表1】
【0025】
通常、H形鋼杭の先端支持面積は、その断面を包絡する長方形の面積を用いて評価され、仮設工用H形鋼杭1のようにH形鋼のサイズが300の場合、先端支持面積は900mm2となる。これに対して、直径D=540mmの鋼板12の面積は2290mm2であり、仮設工用H形鋼杭1の先端支持面積は、通常のH形鋼杭の先端支持面積の254%に相当する。
同様に、他の2例についても、先端支持面積はそれぞれ、通常のH形鋼杭の支持面積の187%、195%まで増大している。
【0026】
サイズ300の通常のH形鋼杭で、所要の杭支持力を得るための支持層のN値として40〜50程度の値が必要とされる場合、本仮設工用H形鋼杭1を用いれば、N値が20程度の層まで杭を到達させれば、同程度の杭支持力が得られる。
【0027】
以上、本実施の形態に記載の仮設工用H形鋼杭1によれば、H形鋼からなる杭本体11と、杭本体11の下端に取り付けられた円板形の鋼板12とが備えられているので、この鋼板12により仮設工用H形鋼杭1の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭1の先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭1の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭1の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。
また、鋼板12が円板形であるので、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭1を設置する際に、アースオーガの掘削孔径に合わせて、この仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を最大限確保することが可能である。
【0028】
また、鋼板12に貫通孔12hが穿設されているので、仮設工用H形鋼杭先端1を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材が貫通孔12hから上部に流れることで、鋼板の下面12をプレボーリングによる削孔底により直接支持させることができる。
【0029】
また、鋼板12の底面に、杭の下方側に突出する突出部材14が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭1の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭1を設置した後、この仮設工用H形鋼杭1の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。
【0030】
また、鋼板12と杭本体11との間を連結するスチフナ13が取り付けられているので、杭本体11に対する鋼板12の取付強度を高めるとともに、鋼板12の変形を抑えることができる。
【0031】
また、杭本体11の側面の所定箇所に、スペーサ15が取り付けられているので、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭1を設置する際に、アースオーガによる掘削孔壁Hとスペーサ15とが接触する(図3(a)参照)ことにより、本仮設工用H形鋼杭1の建て込み角度を安定させることができる。
【0032】
なお、本発明の仮設工用H形鋼杭は、上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内おいて、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、図2に示すように、スチフナ23を適宜取り付けることにより、鋼板22の直径を杭本体21のサイズに比して大幅に拡げ、仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を大きくすることが可能である。
その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、H形鋼からなる杭本体と、杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板とが備えられているので、この鋼板により仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。
【0034】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板に貫通孔が穿設されているので、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材が貫通孔から上部に流れることで、鋼板の下面をプレボーリングによる削孔底により直接支持させることができる。
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する突出部材が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭を設置した後、この仮設工用H形鋼杭の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。
【0036】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板と杭本体との間を連結するスチフナが取り付けられているので、杭本体に対する鋼板の取付強度を高めるとともに、鋼板の変形を抑えることができる。
【0037】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、杭本体の側面の所定箇所に、スペーサが取り付けられているので、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭を設置する際に、アースオーガによる掘削孔壁とスペーサとが接触することにより、本仮設工用H形鋼杭の建て込み角度を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮設工用H形鋼杭の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る仮設工用H形鋼杭の一例の先端を示すもので、(a)は断面図、(b)、(c)はそれぞれ(a)におけるA−A矢視図、B−B矢視図である。
【図3】本発明に係る仮設工用H形鋼杭の一例の杭長方向途上部分を示すもので、(a)は断面図、(b)、(c)はそれぞれ(a)におけるA−A矢視図、B−B矢視図である。
【図4】本発明に係る仮設工用H形鋼杭の他の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,2 仮設工用H形鋼杭
11,21 杭本体
12,22 鋼板
12h,22h 貫通孔
13,23 スチフナ
14,24 突出部材
15,25 スペーサ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an H-shaped steel pile for temporary construction used as an earth retaining pile, an intermediate pile, or a support pile in earthworks.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to sufficiently secure the tip support of piles, at least about 2 m at the tip of the pile is supported for the H-shaped steel pile for temporary construction used as a retaining pile, an intermediate pile, or a support pile in earthwork. It had to be rooted in the layer.
[0003]
In addition, the H-shaped steel pile for temporary work is a rectangular area enclosing the cross-section of the H-shaped steel, or in the pre-boring mortar rooting method, a hardening material such as cement milk injected into the tip of the pile is hardened. The cross-sectional area of the cured body ensures the tip support force.
[0004]
However, in the case of the pre-boring mortar root compaction method, in order to exert a predetermined tip supporting force, it is necessary to wait for a time until the hardening material hardens, and it is difficult to easily confirm the supporting force after hardening.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an H-shaped steel pile for temporary construction used as an earth retaining pile, an intermediate pile, or a support pile in earthwork, which can reliably secure the tip support force of the pile, shortening the construction period and reducing construction costs. An object of the present invention is to provide an H-shaped steel pile for temporary work capable of reducing the number of steel pipes.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the H-
It is characterized by comprising a rectangular shape or a
Here, the H-shaped steel pile for temporary work is used, for example, as an earth retaining pile, an intermediate pile, a support pile, etc. in earthworks (including temporary works used as a part of the frame of the main structure). It is a pile.
Further, it is preferable that the shape of the steel plate is a circle or a regular polygon having a square or more. This is because when the H-shaped steel pile for temporary construction is installed by the pre-boring method, a large tip support area of the H-shaped steel pile for temporary construction can be ensured in accordance with the diameter of the excavation hole of the earth auger.
[0007]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a pile main body made of an H-shaped steel, and a rectangular steel plate attached to a lower end of the pile main body and enclosing a cross section of the pile main body or a shape including this rectangle. Therefore, the steel plate can reliably secure the tip support area of the temporary H-shaped steel pile, and the tip support area on which the tip support force of the pile is calculated becomes clear.
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardened material such as cement milk injected into the pile tip to solidify the tip of the temporary construction H-shaped steel pile, the tip supporting capacity of the temporary construction H-shaped steel pile becomes sufficient. As a result, the superstructure of the H-shaped steel pile for temporary construction can be advanced at an early stage. Therefore, it is not necessary to use an expensive hardening material such as early-strength cement, and the cost can be reduced.
[0008]
The invention according to claim 2 is, for example, as shown in FIGS. 1, 2 and 4, in the H-
The
[0009]
According to the second aspect of the invention, the same effect as the first aspect of the invention is obtained, and the through-hole is formed in the steel plate. The hardened material such as cement milk injected into the tip of the pile flows upward from the through-hole to make the lower surface of the steel plate directly supported by the drilling bottom by pre-boring.
[0010]
The invention according to claim 3 is, for example, as shown in FIGS. 1, 2, and 4, in the H-
Projecting
[0011]
According to the third aspect of the invention, the same effects as those of the first or second aspect can be obtained, and the projecting member projecting downward from the pile is attached to the bottom surface of the steel plate. It is possible to prevent the pile from rotating at the time of the final impact of the H-shaped steel pile for temporary work.
Therefore, after installing the H-shaped steel pile for temporary construction, it is possible to smoothly construct the superstructure (cut beams, uplift, horizontal sheet pile, temporary pier, temporary gantry, etc.) of this H-shaped steel pile for temporary construction. it can.
[0012]
The invention according to claim 4 is, for example, as shown in FIGS. 1, 2, and 4, in the H-
[0013]
According to the invention described in claim 4, the same effect as the invention described in any one of
[0014]
The invention according to claim 5 is, for example, as shown in FIGS. 1, 3, and 4, in the H-
[0015]
According to the fifth aspect of the present invention, the same effects as those of the first to fourth aspects of the invention can be obtained, and the spacer is attached to a predetermined position on the side surface of the pile main body. When installing the H-shaped steel pile for temporary construction by the pre-boring method, the drilling hole wall made by the earth auger and the spacer come into contact with each other to stabilize the installation angle of the H-shaped steel pile for temporary construction. Can be.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the embodiment of the H-shaped steel pile for temporary work according to the present invention will be specifically described with reference to the drawings.
[0017]
The H-shaped steel pile for temporary work according to the present embodiment is used as an intermediate pile, a temporary gantry (pier) support pile, a retaining pile, or another support pile for supporting a cutting beam in root cutting work. The temporary H-shaped steel pile is poured into a boring hole having a diameter of about 600 mm drilled in the ground by an earth auger, and is injected with a hardening material such as cement milk. It is penetrated and installed so as to obtain
[0018]
As shown in FIG. 1, in this H-shaped
[0019]
As shown in FIGS. 1 and 2, a
[0020]
In addition, as shown in FIGS. 1 and 2, a 100 mm long channel steel (C-200 × 90 × 8 × 13.5) is formed on the bottom surface of the
[0021]
Also, as shown in FIGS. 1 and 2, a through
[0022]
Further, as shown in FIGS. 1 and 3, a 300 mm-long channel steel (C-100 × 50 × 5 × 7.5) is provided on a flange at a position about 3 m below the top end of the
[0023]
Here, a comparison between the tip support area used as the basis for calculating the tip support force of the H-shaped steel pile and the area of the
[0024]
[Table 1]
[0025]
Normally, the tip supporting area of the H-shaped steel pile is evaluated using a rectangular area enclosing the cross section thereof. When the size of the H-shaped steel is 300 as in the case of the H-shaped
Similarly, for the other two cases, the tip support area is increased to 187% and 195% of the support area of the normal H-shaped steel pile, respectively.
[0026]
When a value of about 40 to 50 is required as the N value of the support layer for obtaining a required pile supporting force in a normal H-shaped steel pile of size 300, the H-shaped
[0027]
As described above, according to the H-shaped
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardening material such as cement milk injected into the tip of the pile for hardening the tip of the temporary H-shaped
Further, since the
[0028]
Further, since the through
[0029]
Further, since the projecting
Therefore, after the temporary H-shaped
[0030]
Further, since the
[0031]
In addition, since the
[0032]
In addition, the H-shaped steel pile for temporary work of the present invention is not limited to the above embodiment, and various improvements and design changes may be made without departing from the spirit of the present invention. .
For example, as shown in FIG. 2, by appropriately attaching the
In addition, it is needless to say that specific detailed structures and the like can be appropriately changed.
[0033]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is provided a pile main body made of H-shaped steel, and a rectangular plate attached to the lower end of the pile main body and enclosing the cross section of the pile main body or a steel plate including this rectangle. Therefore, the steel plate can reliably secure the tip support area of the temporary H-shaped steel pile, and the tip support area on which the tip support force of the pile is calculated becomes clear.
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardened material such as cement milk injected into the pile tip to solidify the tip of the temporary construction H-shaped steel pile, the tip supporting capacity of the temporary construction H-shaped steel pile becomes sufficient. As a result, the superstructure of the H-shaped steel pile for temporary construction can be advanced at an early stage. Therefore, it is not necessary to use an expensive hardening material such as early-strength cement, and the cost can be reduced.
[0034]
According to the second aspect of the present invention, the same effect as the first aspect of the invention is obtained, and the through hole is formed in the steel plate. The hardening material such as cement milk injected into the tip of the pile flows upward from the through-hole, so that the lower surface of the steel plate can be directly supported by the drilling bottom by pre-boring.
[0035]
According to the third aspect of the invention, the same effect as the first or second aspect of the invention is obtained, and the projecting member projecting downward from the pile is attached to the bottom surface of the steel plate. It is possible to prevent the pile from rotating at the time of the final impact of the H-shaped steel pile for temporary work.
Therefore, after installing the H-shaped steel pile for temporary construction, it is possible to smoothly carry out the superstructure (cutting beams, uplift, horizontal sheet pile, temporary pier, temporary gantry, etc.) of this H-shaped steel pile for temporary construction. it can.
[0036]
According to the invention described in claim 4, the same effect as the invention described in any one of
[0037]
According to the fifth aspect of the invention, the same effects as those of the first to fourth aspects of the invention can be obtained, and the spacer is attached to a predetermined position on the side surface of the pile main body. When installing the H-shaped steel pile for temporary construction by the pre-boring method, the excavation hole wall by the earth auger is in contact with the spacer to stabilize the installation angle of the H-shaped steel pile for temporary construction. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of an H-shaped steel pile for temporary work according to the present invention.
FIG. 2 shows the tip of an example of an H-shaped steel pile for temporary work according to the present invention, wherein (a) is a cross-sectional view, and (b) and (c) are views taken along the line AA in (a). , BB arrow view.
FIGS. 3A and 3B are views showing an intermediate part of the H-shaped steel pile for temporary construction according to the present invention in the pile length direction, wherein FIG. 3A is a cross-sectional view, and FIGS. It is an arrow A view, BB arrow view.
FIG. 4 is a perspective view showing another example of an H-shaped steel pile for temporary work according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1, H-shaped steel pile for
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明である仮設工用H形鋼杭1,2は、例えば図1〜図4に示すように、H形鋼からなる杭本体11,21と、
前記杭本体11,21の下端に取り付けられ、前記杭本体11,21の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板12,22と
を備え、
前記鋼板12,22の底面に、杭の下方側に突出する突出部材14,24が二つ対称に取り付けられていること
を特徴とする。[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the H-shaped
On the bottom surfaces of the
【0007】
請求項2に記載の発明である仮設工用H形鋼杭1,2は、例えば図1〜図4に示すように、H形鋼からなる杭本体11,21と、
前記杭本体11,21の下端に取り付けられ、前記杭本体11,21の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板12,22と
を備え、
前記鋼板12,22の底面に、杭の下方側に突出する溝形鋼からなる突出部材14,24が取り付けられていること
を特徴とする。[0007]
The H-shaped
Projecting
【0008】
ここで、仮設工用H形鋼杭とは、例えば、土工(本設構造物の躯体の一部として利用される仮設工を含む)における土留杭、中間杭や、支持杭などとして使用される杭のことである。
また、前記鋼板の形が円形または四角以上の正多角形であることが好ましい。これは、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭を設置する際に、アースオーガの掘削孔径に合わせて、この仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を大きく確保できるためである。[0008]
Here, the H-shaped steel pile for temporary work is used, for example, as an earth retaining pile, an intermediate pile, a support pile, etc. in earthworks (including temporary works used as a part of the frame of the main structure). It is a pile.
Further, it is preferable that the shape of the steel plate is a circle or a regular polygon having a square or more. This is because when the H-shaped steel pile for temporary construction is installed by the pre-boring method, a large tip support area of the H-shaped steel pile for temporary construction can be ensured in accordance with the diameter of the excavation hole of the earth auger.
【0009】
請求項1又は2に記載の発明によれば、H形鋼からなる杭本体と、杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板とが備えられているので、この鋼板により仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。
加えて、請求項1に記載の発明によれば、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する突出部材が二つ対称に取り付けられているので、また、請求項2に記載の発明によれば、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する溝形鋼からなる突出部材が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭を設置した後、この仮設工用H形鋼杭の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。[0009]
According to the invention as set forth in
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardened material such as cement milk injected into the pile tip to solidify the tip of the temporary construction H-shaped steel pile, the tip supporting capacity of the temporary construction H-shaped steel pile becomes sufficient. As a result, the superstructure of the H-shaped steel pile for temporary construction can be advanced at an early stage. Therefore, it is not necessary to use an expensive hardening material such as early-strength cement, and the cost can be reduced.
In addition, according to the first aspect of the present invention, two projecting members projecting downward from the pile are symmetrically attached to the bottom surface of the steel plate. For example, since a projecting member made of a channel steel projecting downward from the pile is attached to the bottom surface of the steel plate, rotation of the pile at the time of the final impact of the temporary construction H-shaped pile can be prevented. .
Therefore, after installing the H-shaped steel pile for temporary construction, it is possible to smoothly construct the superstructure (cut beams, uplift, horizontal sheet pile, temporary pier, temporary gantry, etc.) of this H-shaped steel pile for temporary construction. it can.
【0010】
請求項3に記載の発明は、例えば図1、図2、図4に示すように、請求項1又は2に記載の仮設工用H形鋼杭1,2において、
前記鋼板12,22に、貫通孔12h,22hが穿設されていること
を特徴とする。[0010]
The invention according to claim 3 is, for example, as shown in FIGS. 1, 2, and 4, in the H-shaped
The
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板に貫通孔が穿設されているので、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材が貫通孔から上部に流れることで、鋼板の下面をプレボーリングによる削孔底により直接支持させることができる。[0011]
According to the third aspect of the present invention, the same effect as that of the first or second aspect is obtained, and since the steel plate is provided with the through-hole, the tip of the H-shaped steel pile for temporary work is required. The hardening material, such as cement milk, injected into the tip of the pile to consolidate the soil flows upward from the through hole, so that the lower surface of the steel plate can be directly supported by the drilling bottom by preboring.
【0033】
【発明の効果】
請求項1又は2に記載の発明によれば、H形鋼からなる杭本体と、杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板とが備えられているので、この鋼板により仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。[0033]
【The invention's effect】
According to the invention as set forth in
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardened material such as cement milk injected into the pile tip to solidify the tip of the temporary construction H-shaped steel pile, the tip supporting capacity of the temporary construction H-shaped steel pile becomes sufficient. As a result, the superstructure of the H-shaped steel pile for temporary construction can be advanced at an early stage. Therefore, it is not necessary to use an expensive hardening material such as early-strength cement, and the cost can be reduced.
【0034】
加えて、請求項1に記載の発明によれば、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する突出部材が二つ対称に取り付けられているので、また、請求項2に記載の発明によれば、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する溝形鋼からなる突出部材が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭を設置した後、この仮設工用H形鋼杭の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。[0034]
In addition, according to the first aspect of the present invention, two projecting members projecting downward from the pile are symmetrically attached to the bottom surface of the steel plate. For example, since a projecting member made of a channel steel projecting downward from the pile is attached to the bottom surface of the steel plate, rotation of the pile at the time of the final impact of the temporary construction H-shaped pile can be prevented. .
Therefore, after installing the H-shaped steel pile for temporary construction, it is possible to smoothly construct the superstructure (cut beams, uplift, horizontal sheet pile, temporary pier, temporary gantry, etc.) of this H-shaped steel pile for temporary construction. it can.
【0035】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、鋼板に貫通孔が穿設されているので、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材が貫通孔から上部に流れることで、鋼板の下面をプレボーリングによる削孔底により直接支持させることができる。[0035]
According to the third aspect of the present invention, the same effect as that of the first or second aspect is obtained, and since the steel plate is provided with the through-hole, the tip of the H-shaped steel pile for temporary work is required. The hardening material, such as cement milk, injected into the tip of the pile to consolidate the soil flows upward from the through hole, so that the lower surface of the steel plate can be directly supported by the drilling bottom by preboring.
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明である仮設工用H形鋼杭1,2は、例えば図1〜図4に示すように、H形鋼からなる杭本体11,21と、前記杭本体11,21の下端に取り付けられ、前記杭本体11,21の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板12,22とを備え、前記鋼板12,22の底面に、杭の下方側に突出する溝形鋼からなる突出部材14,24が取り付けられていることを特徴とする。[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the H-shaped
【0007】
ここで、仮設工用H形鋼杭とは、例えば、土工(本設構造物の躯体の一部として利用される仮設工を含む)における土留杭、中間杭や、支持杭などとして使用される杭のことである。
また、前記鋼板の形が円形または四角以上の正多角形であることが好ましい。これは、プレボーリング工法で本仮設工用H形鋼杭を設置する際に、アースオーガの掘削孔径に合わせて、この仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を大きく確保できるためである。[0007]
Here, the H-shaped steel pile for temporary work is used, for example, as an earth retaining pile, an intermediate pile, a support pile, etc. in earthworks (including temporary works used as a part of the frame of the main structure). It is a pile.
Further, it is preferable that the shape of the steel plate is a circle or a regular polygon having a square or more. This is because when the H-shaped steel pile for temporary construction is installed by the pre-boring method, a large tip support area of the H-shaped steel pile for temporary construction can be ensured in accordance with the diameter of the excavation hole of the earth auger.
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、H形鋼からなる杭本体と、杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板とが備えられているので、この鋼板により仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。
加えて、請求項1に記載の発明によれば、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する溝形鋼からなる突出部材が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭を設置した後、この仮設工用H形鋼杭の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。[0008]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a pile main body made of an H-shaped steel, and a rectangular steel plate attached to a lower end of the pile main body and enclosing a cross section of the pile main body or a shape including this rectangle. Therefore, the steel plate can reliably secure the tip support area of the temporary H-shaped steel pile, and the tip support area on which the tip support force of the pile is calculated becomes clear.
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardened material such as cement milk injected into the pile tip to solidify the tip of the temporary construction H-shaped steel pile, the tip supporting capacity of the temporary construction H-shaped steel pile becomes sufficient. As a result, the superstructure of the H-shaped steel pile for temporary construction can be advanced at an early stage. Therefore, it is not necessary to use an expensive hardening material such as early-strength cement, and the cost can be reduced.
In addition, according to the first aspect of the present invention, since the projecting member made of the channel steel projecting downward from the pile is attached to the bottom surface of the steel plate, the final impact of the H-shaped steel pile for temporary work is provided. In this case, rotation of the pile can be prevented.
Therefore, after installing the H-shaped steel pile for temporary construction, it is possible to smoothly construct the superstructure (cut beams, uplift, horizontal sheet pile, temporary pier, temporary gantry, etc.) of this H-shaped steel pile for temporary construction. it can.
【0009】
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、仮設工用H形鋼杭1,2において、前記突出部材14,24が二つ対称に設けられていることを特徴とする。[0009]
The invention according to claim 2 is characterized in that, as shown in FIGS. 1 to 4, in the H-shaped
【0033】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、H形鋼からなる杭本体と、杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板とが備えられているので、この鋼板により仮設工用H形鋼杭の先端支持面積を確実に確保できるとともに、杭の先端支持力の算出根拠となる先端支持面積が明確になる。
また、杭の先端支持力は、杭の先端支持面積と地盤の強度とに依存するが、杭の先端支持面積が拡がると、相対的に杭先端の支持層の強度が小さくて済むので、杭長を短くして工期や工事費用を削減することができる。
また、仮設工用H形鋼杭先端を根固めするために杭先端に注入されるセメントミルクなどの硬化材の強度が発現する前に、仮設工用H形鋼杭の先端支持力が十分に確保され、仮設工用H形鋼杭の上部工を早期に進行することができる。したがって、早強セメントなどの高価な硬化材を使用する必要がなくなり、工費を削減することができる。[0033]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, there is provided a pile main body made of an H-shaped steel, and a rectangular steel plate attached to a lower end of the pile main body and enclosing a cross section of the pile main body or a shape including this rectangle. Therefore, the steel plate can reliably secure the tip support area of the temporary H-shaped steel pile, and the tip support area on which the tip support force of the pile is calculated becomes clear.
In addition, the tip support capacity of the pile depends on the tip support area of the pile and the strength of the ground, but if the tip support area of the pile increases, the strength of the support layer at the tip of the pile can be relatively small. By shortening the length, the construction period and construction costs can be reduced.
In addition, before the strength of the hardened material such as cement milk injected into the pile tip to solidify the tip of the temporary construction H-shaped steel pile, the tip supporting capacity of the temporary construction H-shaped steel pile becomes sufficient. As a result, the superstructure of the H-shaped steel pile for temporary construction can be advanced at an early stage. Therefore, it is not necessary to use an expensive hardening material such as early-strength cement, and the cost can be reduced.
【0034】
加えて、請求項1に記載の発明によれば、鋼板の底面に、杭の下方側に突出する溝形鋼からなる突出部材が取り付けられているので、仮設工用H形鋼杭の最終打撃の際の杭の回転を防止することができる。
したがって、仮設工用H形鋼杭を設置した後、この仮設工用H形鋼杭の上部工(切梁、腹起し、横矢板、仮設桟橋、仮設構台など)を円滑に施工することができる。[0034]
In addition, according to the first aspect of the present invention, since the projecting member made of the channel steel projecting downward from the pile is attached to the bottom surface of the steel plate, the final impact of the H-shaped steel pile for temporary work is provided. In this case, rotation of the pile can be prevented.
Therefore, after installing the H-shaped steel pile for temporary construction, it is possible to smoothly construct the superstructure (cut beams, uplift, horizontal sheet pile, temporary pier, temporary gantry, etc.) of this H-shaped steel pile for temporary construction. it can.
Claims (5)
前記杭本体の下端に取り付けられ、前記杭本体の断面を包絡する長方形又はこの長方形を包含する形の鋼板と
を備えることを特徴とする仮設工用H形鋼杭。A pile body made of H-section steel,
A H-shaped steel pile for temporary construction, comprising: a rectangular shape attached to a lower end of the pile main body and enclosing a cross section of the pile main body or a steel plate including the rectangular shape.
前記鋼板に、貫通孔が穿設されていること
を特徴とする仮設工用H形鋼杭。In the H-shaped steel pile for temporary work according to claim 1,
An H-shaped steel pile for temporary construction, wherein a through hole is formed in the steel plate.
前記鋼板の底面に、杭の下方側に突出する突出部材が取り付けられていることを特徴とする仮設工用H形鋼杭。The H-shaped steel pile for temporary work according to claim 1 or 2,
An H-shaped steel pile for temporary construction, wherein a projecting member projecting downward from the pile is attached to a bottom surface of the steel plate.
前記鋼板と前記杭本体との間を連結するスチフナが取り付けられていること
を特徴とする仮設工用H形鋼杭。In the H-shaped steel pile for temporary construction according to any one of claims 1 to 3,
An H-shaped steel pile for temporary work, wherein a stiffener for connecting between the steel plate and the pile body is attached.
前記杭本体の側面の所定箇所に、スペーサが取り付けられていること
を特徴とする仮設工用H形鋼杭。The H-shaped steel pile for temporary work according to any one of claims 1 to 4,
An H-shaped steel pile for temporary construction, wherein a spacer is attached to a predetermined position on a side surface of the pile main body.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010209546A (en) * | 2009-03-09 | 2010-09-24 | Railway Technical Res Inst | Preboring h-steel pile |
KR20190027621A (en) * | 2017-09-07 | 2019-03-15 | 주식회사 포스코건설 | Cast in Place Pile with reinforced H pile |
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-
2002
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KR20190027621A (en) * | 2017-09-07 | 2019-03-15 | 주식회사 포스코건설 | Cast in Place Pile with reinforced H pile |
KR101986897B1 (en) * | 2017-09-07 | 2019-06-07 | 주식회사 포스코건설 | Cast in Place Pile with reinforced H pile |
JP2020112010A (en) * | 2019-01-17 | 2020-07-27 | ジェコス株式会社 | Joint structure for h-shaped steel pile |
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