JP2004027513A - Concrete form support tool - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基準面上に鉄筋コンクリートの基礎であるベース部及び立ち上がり部を構築するときに、この基礎コンクリート内に埋設される鉄筋を基礎面から所定位置に支持させ且つ、立ち上がり部を形成するためのコンクリート型枠を支持する支持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンクリート型枠支持具は、図5に示す構造となっている。このコンクリート型枠支持具1aは、底板2に支持脚3,3が一体的に溶接されており、支持脚3,3の間には横棒4が掛け渡されている。
【0003】
そして、施工時には図6に示すように地面9の上に砂利等8を敷詰め砕石転圧して所定のレベルを出した後、この上に上述のコンクリート型枠支持具1aを所定の間隔で載置するのである。
【0004】
次に、予めユニット組みされた鉄筋構造体12を、コンクリート型枠支持具1aの横棒4に載置しつつ、コンクリートを打設すべき位置に配設した後、コンクリート型枠支持具1aの支持脚3の載置部にコンクリート型枠10a,10bを載置し、内枠10aと外枠10bとの間隔を規制する間隔保持具11を取付けるのである。
【0005】
最後に、コンクリートを打設して、ベース部13と立ち上がり部14とが一体となった鉄筋コンクリート基礎15が完成するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、鉄筋構造体12は図7に示すように、予め、工場で溶接されて組み立てられたものを施工現場に運んで設置するものであり、鉄筋の間隔は施工現場に対応した間隔で組み立てられるものである。従って、鉄筋の間隔Aがコンクリート型枠支持具1aのCからDの長さを引いた長さよりも狭い場合には(図5参照)、このコンクリート型枠支持具を使用できない事態も生じていた。
【0007】
本発明は上記点に鑑み、鉄筋コンクリート基礎を施工する際に、鉄筋構造体の幅間隔が狭くなった場合においても使用することができるコンクリート型枠支持具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、底板上に支持脚を備え、該支持脚上にコンクリート型枠を載置する型枠載置部を有したコンクリート型枠支持具において、型枠載置部は支持脚に対して着脱可能となるように別体としたことに特徴を有する。
【0009】
請求項2の発明は、型枠載置部と、支持脚の両方またはどちらか一方に両者を一体化するための係止手段を有していることに特徴を有する。
【0010】
請求項3の発明は、係止手段に抜け止め手段を設けたことに特徴を有する。
【0011】
請求項4の発明は、支持脚はコンクリートを補強するための補強材との接触を回避するように底板から内側へ斜めに延出する傾斜部を備えていることに特徴を有する。
【0012】
請求項5の発明は、コンクリート型枠を載置する型枠載置部にはコンクリートを補強するための補強材との接触を回避するように回避部を有していることに特徴を有する。
【0013】
請求項6の発明は、コンクリート型枠を載置する型枠載置部には、コンクリート型枠の内枠と外枠の間隔を規制する間隔保持手段を有していることに特徴を有する。
【0014】
請求項7の発明は、底板及び支持脚並びに型枠載置部の一部または全てを金属製としたことに特徴を有する。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るコンクリート型枠支持具を示す分解説明図である。コンクリート型枠支持具1は、底板2に左右の支持脚3,3が溶接されて固定されている。
【0016】
この支持脚3は略逆U字型をしており、底板2に対して垂直な垂直部3a,3bと、底板2に対して内側に傾斜する傾斜部3cとを備えている。この傾斜部3cがあることによって、基礎コンクリートを補強するために配設される鉄筋との接触を回避することができるのである。
【0017】
また、支持脚3,3間には横棒4が掛け渡されて固定されているが、この横棒4は配設される鉄筋を載置するためのものである。
【0018】
そして、支持脚3,3上に枠載置部5が載置されるのであるが、この枠載置部5は支持脚3,3に着脱可能に嵌合する係止手段6,6が設けられている。
【0019】
また、この係止手段6,6には抜け止め手段6a,6aが設けられている。
【0020】
さらに、枠載置部5の中央にはコンクリートの補強材である鉄筋を回避するための回避部5aが設けられている。
【0021】
ここで、本発明に係るコンクリート型枠支持具1において、支持脚3,3と、枠載置部5とを別体とした理由は、前述した従来の課題を解決するためである。即ち、枠載置部5の長手寸法が、図7に示した鉄筋構造体12のA寸法よりも長い場合であっても、別体とすることで、先に支持脚3,3側を鉄筋構造体12内部に設置した後、配設された鉄筋を避けるようにして枠載置部5を鉄筋構造体12の中へ挿入して支持脚3,3に嵌合すればよいのである。
【0022】
尚、図1で示した枠載置部5は丸棒を加工して形成されるものとしているが、図2に示す枠載置部5bのように、平板状のものを加工して形成したものであってもよい。
【0023】
図3は、係止手段の部分を示す説明図である。図1で示したように、係止手段6,6は枠載置部5の2箇所であって、コンクリート型枠を載置する側とは反対側に溶接等で固着されるものである。
【0024】
そして、係止手段6は、支持脚3の垂直部3bに嵌合する断面コ字状の部分と、溝6bの部分を内側に折り曲げることによって、枠載置部5が支持脚3から抜けることがないようにした抜け止め手段6aとから構成されているのである。
【0025】
図4は、本発明に係るコンクリート型枠支持具の枠載置部の他の例を示す説明図である。この枠載置部5cは、係止手段6,6と、抜け止め手段6a,6aとを有していると共に、コンクリート型枠を載置する部分が型枠の内枠と外枠の間隔を規制する間隔保持手段7を兼ねているものである。したがって、従来、別体の間隔保持具を使用してコンクリート型枠の別の場所に取付けていたものを、この枠載置部5cを使用することによって、コンクリート型枠支持具への載置の作業と同時に行うことができるので、作業性を向上させることができるのである。
【0026】
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の実施形態をとるこができることは言うまでもない。上記実施形態では枠載置部5,5b,5c側に係止手段を設置する構成としているが、支持脚3側に係止手段を設置する構成としてもよく、さらには、枠載置部5,5b,5c及び支持脚3の両方の側に係止手段を設置する構成としてもよいものである。
【0027】
また、本発明に係るコンクリート型枠支持具は、その全てを金属により製造することを予定しているが、これに限定されるものではなく、一部を金属製、他の部分をプラスチック等の合成樹脂製等、様々な材質の部材で製造してもよいものである。
【0028】
【発明の効果】
請求項1の発明は、底板上に支持脚を備え、該支持脚上にコンクリート型枠を載置する型枠載置部を有したコンクリート型枠支持具において、型枠載置部は支持脚に対して着脱可能となるように別体としたことに特徴を有するので、鉄筋構造体の間隔が狭い場合でも使用することができる汎用性のあるコンクリート型枠支持具である。
【0029】
請求項2の発明は、型枠載置部と、支持脚の両方またはどちらか一方に両者を一体化するための係止手段を有していることに特徴を有するので、請求項1の発明と同様に、鉄筋構造体の間隔が狭い場合でも使用することができる汎用性のあるコンクリート型枠支持具である。
【0030】
請求項3の発明は、係止手段に抜け止め手段を設けたことに特徴を有するので、支持脚と型枠載置部との固定を強固なものとすることができる。
【0031】
請求項4の発明は、支持脚はコンクリートを補強するための補強材との接触を回避するように底板から内側へ斜めに延出する傾斜部を備えていることに特徴を有するので、補強材である鉄筋との接触を回避することができる。
【0032】
請求項5の発明は、コンクリート型枠を載置する型枠載置部にはコンクリートを補強するための補強材との接触を回避するように回避部を有していることに特徴を有するので、請求項4の発明と同様に、補強材である鉄筋との接触を回避することができる。
【0033】
請求項6の発明は、コンクリート型枠を載置する型枠載置部には、コンクリート型枠の内枠と外枠の間隔を規制する間隔保持手段を有していることに特徴を有するので、別に間隔保持具を設置する必要がなく、作業性の向上を図ることができる。
【0034】
請求項7の発明は、底板及び支持脚並びに型枠載置部の一部または全てを金属製としたことに特徴を有するので、加工が容易でコンクリート型枠支持具の製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート型枠支持具を示す分解説明図である。
【図2】本発明に係るコンクリート型枠支持具の枠載置部の他の例を示す説明図である。
【図3】本発明に係るコンクリート型枠支持具の係止手段部分を示す説明図である。
【図4】本発明に係るコンクリート型枠支持具の枠載置部の他の例を示す説明図である。
【図5】従来のコンクリート型枠支持具を示す説明図である。
【図6】従来のコンクリート型枠支持具を施工現場で使用した状態を示す説明図である。
【図7】鉄筋構造体を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1a コンクリート型枠支持具
2 底板
3 支持脚
4 横棒
5,5b,5c 枠載置部
6 係止手段
6a 抜け止め手段
7 間隔保持手段
11 間隔保持具
12 鉄筋構造体
13 ベース部
14 立ち上がり部
15 鉄筋コンクリート基礎[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a method for constructing a base portion and a rising portion, which are the foundation of reinforced concrete, on a reference surface, by supporting a reinforcing bar buried in the basic concrete at a predetermined position from the foundation surface and forming a rising portion. And a support for supporting the concrete formwork.
[0002]
[Prior art]
The conventional concrete form support has a structure shown in FIG. In the
[0003]
Then, at the time of construction, as shown in FIG. 6, gravel or the like 8 is laid on the ground 9 and crushed stones are rolled to obtain a predetermined level, and then the above-described
[0004]
Next, the
[0005]
Finally, concrete is cast, and the reinforced
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, as shown in FIG. 7, the
[0007]
In view of the above points, an object of the present invention is to provide a concrete form support which can be used even when the width interval of a reinforced structure is reduced when constructing a reinforced concrete foundation.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to
[0009]
The invention according to
[0010]
The invention according to
[0011]
The invention according to claim 4 is characterized in that the support leg is provided with an inclined portion extending obliquely inward from the bottom plate so as to avoid contact with a reinforcing material for reinforcing concrete.
[0012]
The invention according to claim 5 is characterized in that a form placing portion for placing a concrete form has an avoiding portion so as to avoid contact with a reinforcing material for reinforcing concrete.
[0013]
The invention according to
[0014]
The invention of claim 7 is characterized in that a part or all of the bottom plate, the support legs, and the form placing portion are made of metal.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an exploded explanatory view showing a concrete form support according to the present invention. The right and
[0016]
The
[0017]
A horizontal bar 4 is stretched between the
[0018]
The frame mounting portion 5 is mounted on the
[0019]
The locking means 6, 6 are provided with retaining means 6a, 6a.
[0020]
Further, an avoiding
[0021]
Here, in the
[0022]
Although the frame mounting portion 5 shown in FIG. 1 is formed by processing a round bar, it is formed by processing a flat plate like the
[0023]
FIG. 3 is an explanatory view showing a portion of the locking means. As shown in FIG. 1, the locking means 6 and 6 are fixed to the frame mounting portion 5 at two positions on the side opposite to the side on which the concrete form is mounted by welding or the like.
[0024]
The locking means 6 allows the frame mounting portion 5 to be disengaged from the
[0025]
FIG. 4 is an explanatory view showing another example of the frame placing portion of the concrete formwork support according to the present invention. The
[0026]
It goes without saying that various embodiments can be adopted without departing from the spirit of the present invention. In the above embodiment, the locking means is provided on the
[0027]
Also, the concrete form support according to the present invention is planned to be manufactured entirely of metal, but the present invention is not limited to this, and a part is made of metal and the other part is made of plastic or the like. It may be made of various materials such as synthetic resin.
[0028]
【The invention's effect】
The invention according to
[0029]
The invention of
[0030]
The invention according to
[0031]
The invention according to claim 4 is characterized in that the support leg is provided with an inclined portion that extends obliquely inward from the bottom plate so as to avoid contact with a reinforcing material for reinforcing concrete. Can be prevented from contacting the reinforcing bar.
[0032]
The invention according to claim 5 is characterized in that the form placing portion for placing the concrete form has an avoiding portion so as to avoid contact with a reinforcing material for reinforcing concrete. Similarly to the fourth aspect of the present invention, it is possible to avoid contact with a reinforcing bar as a reinforcing material.
[0033]
The invention of
[0034]
The invention of claim 7 is characterized in that a part or all of the bottom plate, the support legs, and the form mounting portion are made of metal, so that the processing is easy and the manufacturing cost of the concrete form support can be reduced. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded explanatory view showing a concrete form support according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing another example of the frame mounting portion of the concrete form support according to the present invention.
FIG. 3 is an explanatory view showing a locking means portion of the concrete form support according to the present invention.
FIG. 4 is an explanatory view showing another example of the frame mounting portion of the concrete formwork support according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory view showing a conventional concrete form support.
FIG. 6 is an explanatory view showing a state where a conventional concrete form support is used at a construction site.
FIG. 7 is an explanatory view showing a reinforcing bar structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (7)
型枠載置部は支持脚に対して着脱可能となるように別体としたことを特徴とするコンクリート型枠支持具。A concrete form support having a support leg on a bottom plate and a form placing portion for placing a concrete form on the support leg,
A concrete form support, wherein the form placing portion is detachable from the support leg.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002181337A JP2004027513A (en) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | Concrete form support tool |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002181337A JP2004027513A (en) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | Concrete form support tool |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004027513A true JP2004027513A (en) | 2004-01-29 |
Family
ID=31178207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002181337A Pending JP2004027513A (en) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | Concrete form support tool |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004027513A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7532109B2 (en) | 2005-08-02 | 2009-05-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle obstacle verification system |
JP2009127234A (en) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Nsp Corp | Support tool for concrete form |
JP2016075124A (en) * | 2014-10-09 | 2016-05-12 | 株式会社エヌ・エス・ピー | Spacer and concrete foundation form support structure using the same |
-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002181337A patent/JP2004027513A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009127234A (en) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Nsp Corp | Support tool for concrete form |
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