JP2004026418A - 排紙トレイユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】胴内排紙された小サイズの記録媒体でも容易に取り出せる排紙トレイユニットを提供する。
【解決手段】小サイズの記録媒体を取り出すために、スライドトレイ64を排紙方向に引き出して、スライドトレイ64と共にガイド板66も排紙方向に移動させる。この場合、小サイズの記録媒体が排紙積載板62に載置されているのでガイド板66は中央凹部62aに収まらずに、ガイド板66は小サイズの記録媒体の後端部を排紙方向に押す。このため、スライドトレイ64が排紙方向に引き出されるに伴って、小サイズの記録媒体が排紙方向に引き出されることとなる。スライドトレイ64を排紙方向に完全に引き出した場合、このスライドトレイ64に小サイズの記録媒体が載置されるので、小サイズの記録媒体を容易に取り出せる。
【選択図】 図4
【解決手段】小サイズの記録媒体を取り出すために、スライドトレイ64を排紙方向に引き出して、スライドトレイ64と共にガイド板66も排紙方向に移動させる。この場合、小サイズの記録媒体が排紙積載板62に載置されているのでガイド板66は中央凹部62aに収まらずに、ガイド板66は小サイズの記録媒体の後端部を排紙方向に押す。このため、スライドトレイ64が排紙方向に引き出されるに伴って、小サイズの記録媒体が排紙方向に引き出されることとなる。スライドトレイ64を排紙方向に完全に引き出した場合、このスライドトレイ64に小サイズの記録媒体が載置されるので、小サイズの記録媒体を容易に取り出せる。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成されて排出された記録媒体が積載される排紙トレイユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、静電転写方式やインクジェット方式など種々のタイプの画像形成装置が広く使用されている。これらの画像形成装置は、一般に、画像が形成されて排出された記録媒体が積載される排紙トレイを備えている。また、配置された画像形成装置が占める面積を狭くするために、胴内排紙をするタイプの画像形成装置が知られている。この胴内排紙をするタイプの画像形成装置について図8を参照して説明する。
【0003】
図8は、胴内排紙をする従来の画像形成装置の排紙トレイを示す斜視図である。
【0004】
胴内排紙をするタイプの画像形成装置1では、画像形成装置1の本体内部に排紙トレイ2が形成されている。画像が形成された記録媒体3は排紙口4から排出されて排紙トレイ2に積載される。
【0005】
排紙口4は画像形成装置1の本体の奧に形成されており、排紙トレイ2の上方には、画像形成装置1の本体の一部が形成されている。また、排紙口4は画像形成装置1の本体側壁に隠れるように形成されている。従って、排紙トレイ2に積載された記録媒体が小サイズのものであった場合、ユーザは小サイズの記録媒体を目視しにくい。また、排紙口4から排出された小サイズの記録媒体は排紙トレイ2の奧(本体の奧)に積載されるので、積載された小サイズの記録媒体をユーザが取り出しにくい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑み、胴内排紙された小サイズの記録媒体でも容易に取り出せる排紙トレイユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の排紙トレイユニットは、記録媒体に画像を形成し、この画像の形成された記録媒体を所定の排紙口から所定の排紙方向に排出する画像形成装置における、この画像形成装置の本体内部に形成されると共に前記排出された記録媒体が積載される、外部につながる取出口が前記排紙方向下流側に形成された排紙トレイユニットにおいて、
(1)積載された記録媒体を前記排紙方向に引き出す引出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
ここで、
(2)前記排紙口の下方から前記排紙方向に延びると共に前記画像形成装置の本体に固定された、排出された記録媒体が積載される排紙積載板を備え、
(3)前記引出手段は、
(3−1)前記排紙積載板の下方を前記排紙方向及びその反対方向に移動する、前記排紙積載板に並行して広がるスライドトレイと、
(3−2)該スライドトレイのうち前記排紙方向上流側部分に形成されて該スライドトレイと共に移動する、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるガイド板とを有するものであってもよい。
【0009】
また、
(4)前記排紙積載板は、前記排紙方向に直交する幅方向の中央部において該排紙方向に延びる中央凹部が形成されたものであり、
(5)前記ガイド板は、前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びているものであり、該スライドトレイが前記排紙方向に移動するに伴って所定の回動軸を中心にして回動することにより前記中央凹部に収まるものであってもよい。
【0010】
さらに、
(6)前記ガイド板は、前記回動軸に固定されたものであり、
(7)前記ガイド板が前記中央凹部に収まるように該回動軸を付勢するコイルばねを備えてもよい。
【0011】
さらにまた、
(8)前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、前記ガイド板が前記スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるように、前記コイルばねの付勢力に打ち勝って前記ガイド板を押え付けるガイドリブを備えてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明の排紙トレイユニットの一実施形態が組み込まれた画像形成装置を示す模式図である。ここでは、画像形成装置の一例としてデジタル複写機を挙げる。
【0014】
複写機10の頂面には、原稿が載置される原稿台ガラス12と、この原稿台ガラス12に載置された原稿を押え付ける押付板14が備えられている。また、原稿台ガラス12の下方には、原稿台ガラス12に置かれた原稿の画像を読み取る画像読み取り部20が配置されている。画像読み取り部20は、原稿台ガラス12に平行に一定方向に移動する。
【0015】
画像読み取り部20は、原稿台ガラス12に載置された原稿に走査光を照射して露光するための照明ランプ22を有しており、原稿からの反射光を、画像読み取り部20に設けられたセルホックスアレイを通して、同じく画像読み取り部20に設けられた基板上に主走査方向に並べられたCCD素子23に結像させる。さらに、画像読み取り部20の下方には、CCD素子23から出力された信号を光信号に変換して照射光を発する露光制御部を有するレーザユニット26や、このレーザユニット26からのレーザ光を感光ドラム30に照射する折り返しミラー28などの光学部品が配置されている。
【0016】
レーザユニット26の下方には、矢印A方向に回転する円筒状の感光ドラム30が配置されている。この感光ドラム30の周辺には、感光ドラム30の表面を一様に帯電する帯電器32、感光ドラム30に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を供給して現像像を形成する現像装置34、この現像像を記録紙などの記録媒体に転写する転写分離帯電器36、及び転写後に感光ドラム30に残留したトナーを除去するクリーニング装置38などが、感光ドラム30の回転方向(矢印A方向)に順次に配置されている。
【0017】
感光ドラム30と転写分離帯電器36とに挟まれた空間は、現像像が記録媒体に転写される転写領域である。転写領域よりも記録媒体搬送方向下流側には、搬送ベルト40が複写機10の出口に向かって延びている。この搬送ベルト40の出口側には、記録媒体に現像像を定着させる定着装置42が配置されている。
【0018】
定着装置42には,ヒータが内蔵された定着ローラ42aとこの定着ローラ42aに圧接する加圧ローラ42bが配置されている。転写像を記録媒体に定着する際は、定着ローラ42aと加圧ローラ42bとで記録媒体を挟持して転写像を所定の定着温度で加熱すると同時に加圧する。この加熱と加圧で転写像が記録媒体に定着される。
【0019】
搬送ベルト40の下方には、記録媒体を同一サイズ毎に収容しておく給紙カセット50が配置されている。この給紙カセット50の出口には、給紙カセット50に収容されている記録媒体を給紙方向(矢印B方向)に送り出す給紙ローラ52が設けられている。給紙カセット50の内部には、多数枚の記録媒体が積載される中板54と、この中板54の長手方向一端部を給紙ローラ52に向けて付勢する中板加圧ばね56が配置されている。給紙ローラ52によって送り出された記録媒体は、搬送ローラ58などによって案内されながら転写領域に向けて搬送される。搬送ローラ58よりも搬送方向下流側には、感光ドラム30の回転駆動に同期して回転する一対のレジストローラ59が配置されている。
【0020】
複写機10では、画像読み取り部20によって読み取られた原稿画像が、帯電器32によって一様に帯電された感光ドラム30上に静電潜像として形成される。この静電潜像は現像装置34から供給されるトナーによって現像されて現像像が形成される。この現像像は、感光ドラム30の回転に伴って転写領域に移動する。
【0021】
一方、給紙カセット50から送り出された記録媒体は、搬送ローラ58などによってレジストローラ59まで案内される。レジストローラ59から所定のタイミングで転写領域に搬送される。転写領域に搬送された記録媒体には、転写分離帯電器36によってトナー像が転写される。トナー像が転写された記録媒体は搬送ベルト40によって定着装置42に送り込まれて転写像が記録媒体に定着される。定着後の記録媒体は、一対の排紙ローラ44によって排紙口46を通って排出される。排紙口46から排出された記録媒体は、排紙トレイユニット60に積載される。排紙口46は、複写機10の本体11の内部(奧)に形成されており、排紙トレイユニット60も本体11の内部に配置されている。図2から図7までを参照して排紙トレイユニット60について説明する。
【0022】
図2は、スライドトレイが収納された排紙トレイユニットを示す斜視図である。図3は、スライドトレイが少し引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。図4は、スライドトレイが完全に引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。図5は、スライドトレイが少しだけ引き出されているときのガイド板を示す側面図である。図6は、スライドトレイが収納される直前のガイド板を示す側面図である。図7は、スライドトレイが完全に収納されているときのガイド板を示す側面図である。
【0023】
複写機10では、上述したように排紙トレイユニット60が複写機10の本体11の内部に配置されており、複写機10は、胴内排紙をするタイプの画像形成装置である。
【0024】
排紙トレイユニット60は、排紙口46の真下から排紙方向(矢印C方向)に延びる矩形の排紙積載板62を備えている。この排紙積載板62は、複写機10の本体11に固定されている。排紙積載板62の幅方向(排紙方向に直交する方向)の中央部には、排紙方向に延びる中央凹部62aが形成されている。この中央凹部62aには、後述するようにガイド板66が収まる。また、排紙積載板62のうち排紙方向上流側部分からは板状のシートストッパ63が立ち上がっている。
【0025】
シートストッパ63は、排紙口46から排紙された記録媒体が、排紙方向とは反対方向に移動しないように規制するものである。シートストッパ63の幅方向(排紙方向に直交する方向)の中央部には、後述するように、ガイド板66が収まる凹部63aが形成されている。ガイド板66が凹部63aに収まった場合、ガイド板66の表面はシートストッパ63の表面と同一平面上に位置するか、若しくは、ガイド板66の表面はシートストッパ63の表面よりもやや奥まった位置に位置する。従って、ガイド板66が凹部63aに収まった場合は、ガイド板66が凹部63aから飛出ていることはない。
【0026】
排紙積載板62の下方には、排紙方向及びその反対方向に移動する矩形のスライドトレイ64が配置されている。スライドトレイ64は排紙積載板62に並行して広がり、両者はほぼ同じ面積をもつ。スライドトレイ64を排紙方向に引き出すことにより、図4に示すように、記録媒体を積載できる面が広がるので、大サイズや長尺の記録媒体を垂れ下げずに積載できる。なお、スライドトレイ64が給紙方向に完全に引き出されたときは、スライドトレイ64が排紙積載板62から抜け落ちないように排紙積載板62に固定されるように構成されている。
【0027】
スライドトレイ64のうち排紙方向上流側部分であって幅方向(排紙方向直交する方向)の中央部には、矢印D方向に回動自在にガイド板66が固定されている。ガイド板66は、回動中心軸68に固定されており、この回動中心軸68が回動するに伴って回動する。回動中心軸68は、スライドトレイ64の切り欠かかれた部分(凹部)でスライドトレイ64の幅方向に延びている。この凹部は、スライドトレイ64のうち排紙方向上流側端部であって幅方向(排紙方向直交する方向)の中央部に形成されている。なお、ガイド板66のうち回動中心軸68に近い部分であって幅方向両端部には、後述するガイドリブ62b,62c,62d,62eに当接する当接部66aが形成されている。
【0028】
回動中心軸68の長手方向一端部には、コイルばね70が巻き付いている。コイルばね70の一端部は、スライドトレイ64に引っ掛けられて固定されている。コイルばね70の他端部はガイド板66に固定されている。このコイルばね70によって、ガイド板66は回動中心軸68を中心にして矢印D方向に回動するように付勢されている。
【0029】
排紙積載板62には、上述したように、4つのガイドリブ62b,62c,62d,62eが形成されている。2つのガイドリブ62b,62cは、中央凹部62aの底壁のうち排紙方向上流側部分であってその幅方向(排紙方向に直交する方向)の両端部に形成されている。また、2つのガイドリブ62b,62cは、上向に突出した板状の山形であり、排紙方向およびその反対方向になだらかな傾斜面が形成されている。ガイドリブ62dは、中央凹部62aの底壁のうちガイドリブ62bの下方に形成されている。ガイドリブ62eは、中央凹部62aの底壁のうちガイドリブ62cの下方に形成されている。2つのガイドリブ62d,62eは、下向きに突出した板状の山形であり、排紙方向になだらかな傾斜面が形成されていると共に、排紙方向と反対の方向にやや急な傾斜面が形成されている。
【0030】
図2に示すように、スライドトレイ64が完全に収納された状態では、ガイド板66はシートストッパ63の凹部63aに収まっており、ガイド板66が凹部63aから飛出ていない。また、この状態では、ガイド板66は、スライドトレイ64から排紙積載板62の上方まで延びている。この場合、ガイド板66の当接部66aには2つのガイドリブ62d,62eが当接してガイド板66を押し付けており、これにより、図4や図7に示すように、ガイド板66がコイルばね70の付勢力に打ち勝って矢印D方向とは反対方向に回動してシートストッパ63の凹部63aに収まっている。
【0031】
スライドトレイ64が排紙方向に少し引き出された場合、図6に示すように、ガイド板66の当接部66aがガイドリブ62d,62eから外れてガイドリブ62b,62cの斜面(排紙方向とは反対方向に傾斜した斜面)に当接して乗ったようになる。このため、ガイド板66は、排紙方向にやや傾く。スライドトレイ64が図6の状態から排紙方向にさらに少し引き出された場合、ガイド板66の当接部66aはガイドリブ62b,62cの斜面に乗ったまま排紙方向に移動する。このため、ガイド板66は、図5に示すように、排紙方向にさらに傾く。
【0032】
スライドトレイ64が図5の状態から排紙方向にさらに引き出された場合、ガイド板66の当接部66aはガイドリブ62b,62cから外れるので、ガイド板66は、図3に示すように、排紙積載板62の中央凹部62aに収まる。スライドトレイ64が排紙方向に完全に引き出された場合、図4に示すように、ガイド板66の先端部が中央凹部62aの側壁に当接する。ガイド板66が完全に引き出された状態では、上述したように、記録媒体を積載できる面が広がるので、大サイズや長尺の記録媒体を垂れ下げずに積載できる。
【0033】
ところで、排紙口46(図1参照)からは、小サイズの記録媒体が排出されることもある。この場合は、スライドトレイ64を排紙方向とは反対側に押し込んで、図2や図7に示すように、排紙積載板62の下方にスライドトレイ64を完全に収納しておく。この場合、ガイド板66はシートストッパ63の凹部63aに完全に収まっている。この状態で小サイズの記録媒体を排紙口46から排出させて排紙積載板62に積載させる。図1に示すように排紙口46は奥まった位置に形成されているので、排紙積載板62に積載された小サイズの記録媒体を取り出すことは困難である。
【0034】
そこで、小サイズの記録媒体を取り出すために、スライドトレイ64を排紙方向に引き出して、スライドトレイ64と共にガイド板66も排紙方向に移動させる。この場合、小サイズの記録媒体が排紙積載板62に載置されているのでガイド板66は中央凹部62aに収まらずに、ガイド板66は小サイズの記録媒体の後端部を排紙方向に押す。このため、スライドトレイ64が排紙方向に引き出されるに伴って、小サイズの記録媒体が排紙方向に引き出されることとなる。スライドトレイ64を排紙方向に完全に引き出した場合、このスライドトレイ64に小サイズの記録媒体が載置されるので、小サイズの記録媒体を容易に取り出せる。
【0035】
なお、スライドトレイ64が引き出されているか否かを検知する検知センサを備え、用紙サイズとして小サイズが設定されたときは、検知センサからの信号に基づいて、スライドトレイ64を収納するように促す表示等をするように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の排紙トレイユニットでは、小サイズの記録媒体が排出されて排紙トレイユニットに積載された場合、この小サイズの記録媒体を引出手段によって排紙方向に引き出せる。この結果、小サイズの記録媒体であっても取出口から容易に取り出される。
【0037】
ここで、前記排紙口の下方から前記排紙方向に延びると共に前記画像形成装置の本体に固定された、排出された記録媒体が積載される排紙積載板を備え、前記引出手段は、前記排紙積載板の下方を前記排紙方向及びその反対方向に移動する、前記排紙積載板に並行して広がるスライドトレイと、該スライドトレイのうち前記排紙方向上流側部分に形成されて該スライドトレイと共に移動する、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるガイド板とを有するものである場合は、記録媒体を排紙するときは、排紙積載板の下方であって排紙方向上流側にスライドトレイを収納しておき(押し込んでおき)、記録媒体が排紙積載板に積載された後に、スライドトレイを排紙方向に引き出すことにより、スライドトレイと共にガイド板が移動して記録媒体を排紙方向に引き出す。このため、スライドトレイを排紙方向に引き出すだけで、小サイズの記録媒体であっても容易に取り出せる。
【0038】
また、前記排紙積載板は、前記排紙方向に直交する幅方向の中央部において該排紙方向に延びる中央凹部が形成されたものであり、前記ガイド板は、前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びているものであり、該スライドトレイが前記排紙方向に移動するに伴って所定の回動軸を中心にして回動することにより前記中央凹部に収まるものである場合は、排紙積載板に小サイズの記録媒体が積載されているときはスライドトレイを排紙方向に移動させても、この小サイズの記録媒体によってガイド板が中央凹部に収まりきれずに小サイズの記録媒体が排紙方向に引き出される。また、大サイズの記録媒体を排出するときは、スライドトレイを排紙方向に予め引き出しておく。このときは、排紙積載板に記録媒体が積載されていないので、ガイド板は中央凹部に収まる。従って、排出される大サイズの記録媒体は、排紙積載板及びスライドトレイに円滑に積載される。
【0039】
さらに、前記ガイド板は、前記回動軸に固定されたものであり、前記ガイド板が前記中央凹部に収まるように該回動軸を付勢するコイルばねを備えた場合は、簡易な構成の排紙トレイユニットが得られる。
【0040】
さらにまた、前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、前記ガイド板が前記スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるように、前記コイルばねの付勢力に打ち勝って前記ガイド板を押え付けるガイドリブを備えた場合は、簡易な構成でガイド板を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排紙トレイユニットの一実施形態が組み込まれた画像形成装置を示す模式図である。
【図2】スライドトレイが収納された排紙トレイユニットを示す斜視図である。
【図3】スライドトレイが少し引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。
【図4】スライドトレイが完全に引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。
【図5】スライドトレイが少しだけ引き出されているときのガイド板を示す側面図である。
【図6】スライドトレイが収納される直前のガイド板を示す側面図である。
【図7】スライドトレイが完全に収納されているときのガイド板を示す側面図である。
【図8】胴内排紙をする従来の画像形成装置の排紙トレイを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 複写機
46 排紙口
60 排紙トレイユニット
62 排紙積載板
62a 中央凹部
64 スライドトレイ
66 ガイド板
70 コイルばね
62b,62c,62d,62e ガイドリブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成されて排出された記録媒体が積載される排紙トレイユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、静電転写方式やインクジェット方式など種々のタイプの画像形成装置が広く使用されている。これらの画像形成装置は、一般に、画像が形成されて排出された記録媒体が積載される排紙トレイを備えている。また、配置された画像形成装置が占める面積を狭くするために、胴内排紙をするタイプの画像形成装置が知られている。この胴内排紙をするタイプの画像形成装置について図8を参照して説明する。
【0003】
図8は、胴内排紙をする従来の画像形成装置の排紙トレイを示す斜視図である。
【0004】
胴内排紙をするタイプの画像形成装置1では、画像形成装置1の本体内部に排紙トレイ2が形成されている。画像が形成された記録媒体3は排紙口4から排出されて排紙トレイ2に積載される。
【0005】
排紙口4は画像形成装置1の本体の奧に形成されており、排紙トレイ2の上方には、画像形成装置1の本体の一部が形成されている。また、排紙口4は画像形成装置1の本体側壁に隠れるように形成されている。従って、排紙トレイ2に積載された記録媒体が小サイズのものであった場合、ユーザは小サイズの記録媒体を目視しにくい。また、排紙口4から排出された小サイズの記録媒体は排紙トレイ2の奧(本体の奧)に積載されるので、積載された小サイズの記録媒体をユーザが取り出しにくい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑み、胴内排紙された小サイズの記録媒体でも容易に取り出せる排紙トレイユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の排紙トレイユニットは、記録媒体に画像を形成し、この画像の形成された記録媒体を所定の排紙口から所定の排紙方向に排出する画像形成装置における、この画像形成装置の本体内部に形成されると共に前記排出された記録媒体が積載される、外部につながる取出口が前記排紙方向下流側に形成された排紙トレイユニットにおいて、
(1)積載された記録媒体を前記排紙方向に引き出す引出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
ここで、
(2)前記排紙口の下方から前記排紙方向に延びると共に前記画像形成装置の本体に固定された、排出された記録媒体が積載される排紙積載板を備え、
(3)前記引出手段は、
(3−1)前記排紙積載板の下方を前記排紙方向及びその反対方向に移動する、前記排紙積載板に並行して広がるスライドトレイと、
(3−2)該スライドトレイのうち前記排紙方向上流側部分に形成されて該スライドトレイと共に移動する、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるガイド板とを有するものであってもよい。
【0009】
また、
(4)前記排紙積載板は、前記排紙方向に直交する幅方向の中央部において該排紙方向に延びる中央凹部が形成されたものであり、
(5)前記ガイド板は、前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びているものであり、該スライドトレイが前記排紙方向に移動するに伴って所定の回動軸を中心にして回動することにより前記中央凹部に収まるものであってもよい。
【0010】
さらに、
(6)前記ガイド板は、前記回動軸に固定されたものであり、
(7)前記ガイド板が前記中央凹部に収まるように該回動軸を付勢するコイルばねを備えてもよい。
【0011】
さらにまた、
(8)前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、前記ガイド板が前記スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるように、前記コイルばねの付勢力に打ち勝って前記ガイド板を押え付けるガイドリブを備えてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0013】
図1は、本発明の排紙トレイユニットの一実施形態が組み込まれた画像形成装置を示す模式図である。ここでは、画像形成装置の一例としてデジタル複写機を挙げる。
【0014】
複写機10の頂面には、原稿が載置される原稿台ガラス12と、この原稿台ガラス12に載置された原稿を押え付ける押付板14が備えられている。また、原稿台ガラス12の下方には、原稿台ガラス12に置かれた原稿の画像を読み取る画像読み取り部20が配置されている。画像読み取り部20は、原稿台ガラス12に平行に一定方向に移動する。
【0015】
画像読み取り部20は、原稿台ガラス12に載置された原稿に走査光を照射して露光するための照明ランプ22を有しており、原稿からの反射光を、画像読み取り部20に設けられたセルホックスアレイを通して、同じく画像読み取り部20に設けられた基板上に主走査方向に並べられたCCD素子23に結像させる。さらに、画像読み取り部20の下方には、CCD素子23から出力された信号を光信号に変換して照射光を発する露光制御部を有するレーザユニット26や、このレーザユニット26からのレーザ光を感光ドラム30に照射する折り返しミラー28などの光学部品が配置されている。
【0016】
レーザユニット26の下方には、矢印A方向に回転する円筒状の感光ドラム30が配置されている。この感光ドラム30の周辺には、感光ドラム30の表面を一様に帯電する帯電器32、感光ドラム30に形成された静電潜像にトナー(現像剤)を供給して現像像を形成する現像装置34、この現像像を記録紙などの記録媒体に転写する転写分離帯電器36、及び転写後に感光ドラム30に残留したトナーを除去するクリーニング装置38などが、感光ドラム30の回転方向(矢印A方向)に順次に配置されている。
【0017】
感光ドラム30と転写分離帯電器36とに挟まれた空間は、現像像が記録媒体に転写される転写領域である。転写領域よりも記録媒体搬送方向下流側には、搬送ベルト40が複写機10の出口に向かって延びている。この搬送ベルト40の出口側には、記録媒体に現像像を定着させる定着装置42が配置されている。
【0018】
定着装置42には,ヒータが内蔵された定着ローラ42aとこの定着ローラ42aに圧接する加圧ローラ42bが配置されている。転写像を記録媒体に定着する際は、定着ローラ42aと加圧ローラ42bとで記録媒体を挟持して転写像を所定の定着温度で加熱すると同時に加圧する。この加熱と加圧で転写像が記録媒体に定着される。
【0019】
搬送ベルト40の下方には、記録媒体を同一サイズ毎に収容しておく給紙カセット50が配置されている。この給紙カセット50の出口には、給紙カセット50に収容されている記録媒体を給紙方向(矢印B方向)に送り出す給紙ローラ52が設けられている。給紙カセット50の内部には、多数枚の記録媒体が積載される中板54と、この中板54の長手方向一端部を給紙ローラ52に向けて付勢する中板加圧ばね56が配置されている。給紙ローラ52によって送り出された記録媒体は、搬送ローラ58などによって案内されながら転写領域に向けて搬送される。搬送ローラ58よりも搬送方向下流側には、感光ドラム30の回転駆動に同期して回転する一対のレジストローラ59が配置されている。
【0020】
複写機10では、画像読み取り部20によって読み取られた原稿画像が、帯電器32によって一様に帯電された感光ドラム30上に静電潜像として形成される。この静電潜像は現像装置34から供給されるトナーによって現像されて現像像が形成される。この現像像は、感光ドラム30の回転に伴って転写領域に移動する。
【0021】
一方、給紙カセット50から送り出された記録媒体は、搬送ローラ58などによってレジストローラ59まで案内される。レジストローラ59から所定のタイミングで転写領域に搬送される。転写領域に搬送された記録媒体には、転写分離帯電器36によってトナー像が転写される。トナー像が転写された記録媒体は搬送ベルト40によって定着装置42に送り込まれて転写像が記録媒体に定着される。定着後の記録媒体は、一対の排紙ローラ44によって排紙口46を通って排出される。排紙口46から排出された記録媒体は、排紙トレイユニット60に積載される。排紙口46は、複写機10の本体11の内部(奧)に形成されており、排紙トレイユニット60も本体11の内部に配置されている。図2から図7までを参照して排紙トレイユニット60について説明する。
【0022】
図2は、スライドトレイが収納された排紙トレイユニットを示す斜視図である。図3は、スライドトレイが少し引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。図4は、スライドトレイが完全に引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。図5は、スライドトレイが少しだけ引き出されているときのガイド板を示す側面図である。図6は、スライドトレイが収納される直前のガイド板を示す側面図である。図7は、スライドトレイが完全に収納されているときのガイド板を示す側面図である。
【0023】
複写機10では、上述したように排紙トレイユニット60が複写機10の本体11の内部に配置されており、複写機10は、胴内排紙をするタイプの画像形成装置である。
【0024】
排紙トレイユニット60は、排紙口46の真下から排紙方向(矢印C方向)に延びる矩形の排紙積載板62を備えている。この排紙積載板62は、複写機10の本体11に固定されている。排紙積載板62の幅方向(排紙方向に直交する方向)の中央部には、排紙方向に延びる中央凹部62aが形成されている。この中央凹部62aには、後述するようにガイド板66が収まる。また、排紙積載板62のうち排紙方向上流側部分からは板状のシートストッパ63が立ち上がっている。
【0025】
シートストッパ63は、排紙口46から排紙された記録媒体が、排紙方向とは反対方向に移動しないように規制するものである。シートストッパ63の幅方向(排紙方向に直交する方向)の中央部には、後述するように、ガイド板66が収まる凹部63aが形成されている。ガイド板66が凹部63aに収まった場合、ガイド板66の表面はシートストッパ63の表面と同一平面上に位置するか、若しくは、ガイド板66の表面はシートストッパ63の表面よりもやや奥まった位置に位置する。従って、ガイド板66が凹部63aに収まった場合は、ガイド板66が凹部63aから飛出ていることはない。
【0026】
排紙積載板62の下方には、排紙方向及びその反対方向に移動する矩形のスライドトレイ64が配置されている。スライドトレイ64は排紙積載板62に並行して広がり、両者はほぼ同じ面積をもつ。スライドトレイ64を排紙方向に引き出すことにより、図4に示すように、記録媒体を積載できる面が広がるので、大サイズや長尺の記録媒体を垂れ下げずに積載できる。なお、スライドトレイ64が給紙方向に完全に引き出されたときは、スライドトレイ64が排紙積載板62から抜け落ちないように排紙積載板62に固定されるように構成されている。
【0027】
スライドトレイ64のうち排紙方向上流側部分であって幅方向(排紙方向直交する方向)の中央部には、矢印D方向に回動自在にガイド板66が固定されている。ガイド板66は、回動中心軸68に固定されており、この回動中心軸68が回動するに伴って回動する。回動中心軸68は、スライドトレイ64の切り欠かかれた部分(凹部)でスライドトレイ64の幅方向に延びている。この凹部は、スライドトレイ64のうち排紙方向上流側端部であって幅方向(排紙方向直交する方向)の中央部に形成されている。なお、ガイド板66のうち回動中心軸68に近い部分であって幅方向両端部には、後述するガイドリブ62b,62c,62d,62eに当接する当接部66aが形成されている。
【0028】
回動中心軸68の長手方向一端部には、コイルばね70が巻き付いている。コイルばね70の一端部は、スライドトレイ64に引っ掛けられて固定されている。コイルばね70の他端部はガイド板66に固定されている。このコイルばね70によって、ガイド板66は回動中心軸68を中心にして矢印D方向に回動するように付勢されている。
【0029】
排紙積載板62には、上述したように、4つのガイドリブ62b,62c,62d,62eが形成されている。2つのガイドリブ62b,62cは、中央凹部62aの底壁のうち排紙方向上流側部分であってその幅方向(排紙方向に直交する方向)の両端部に形成されている。また、2つのガイドリブ62b,62cは、上向に突出した板状の山形であり、排紙方向およびその反対方向になだらかな傾斜面が形成されている。ガイドリブ62dは、中央凹部62aの底壁のうちガイドリブ62bの下方に形成されている。ガイドリブ62eは、中央凹部62aの底壁のうちガイドリブ62cの下方に形成されている。2つのガイドリブ62d,62eは、下向きに突出した板状の山形であり、排紙方向になだらかな傾斜面が形成されていると共に、排紙方向と反対の方向にやや急な傾斜面が形成されている。
【0030】
図2に示すように、スライドトレイ64が完全に収納された状態では、ガイド板66はシートストッパ63の凹部63aに収まっており、ガイド板66が凹部63aから飛出ていない。また、この状態では、ガイド板66は、スライドトレイ64から排紙積載板62の上方まで延びている。この場合、ガイド板66の当接部66aには2つのガイドリブ62d,62eが当接してガイド板66を押し付けており、これにより、図4や図7に示すように、ガイド板66がコイルばね70の付勢力に打ち勝って矢印D方向とは反対方向に回動してシートストッパ63の凹部63aに収まっている。
【0031】
スライドトレイ64が排紙方向に少し引き出された場合、図6に示すように、ガイド板66の当接部66aがガイドリブ62d,62eから外れてガイドリブ62b,62cの斜面(排紙方向とは反対方向に傾斜した斜面)に当接して乗ったようになる。このため、ガイド板66は、排紙方向にやや傾く。スライドトレイ64が図6の状態から排紙方向にさらに少し引き出された場合、ガイド板66の当接部66aはガイドリブ62b,62cの斜面に乗ったまま排紙方向に移動する。このため、ガイド板66は、図5に示すように、排紙方向にさらに傾く。
【0032】
スライドトレイ64が図5の状態から排紙方向にさらに引き出された場合、ガイド板66の当接部66aはガイドリブ62b,62cから外れるので、ガイド板66は、図3に示すように、排紙積載板62の中央凹部62aに収まる。スライドトレイ64が排紙方向に完全に引き出された場合、図4に示すように、ガイド板66の先端部が中央凹部62aの側壁に当接する。ガイド板66が完全に引き出された状態では、上述したように、記録媒体を積載できる面が広がるので、大サイズや長尺の記録媒体を垂れ下げずに積載できる。
【0033】
ところで、排紙口46(図1参照)からは、小サイズの記録媒体が排出されることもある。この場合は、スライドトレイ64を排紙方向とは反対側に押し込んで、図2や図7に示すように、排紙積載板62の下方にスライドトレイ64を完全に収納しておく。この場合、ガイド板66はシートストッパ63の凹部63aに完全に収まっている。この状態で小サイズの記録媒体を排紙口46から排出させて排紙積載板62に積載させる。図1に示すように排紙口46は奥まった位置に形成されているので、排紙積載板62に積載された小サイズの記録媒体を取り出すことは困難である。
【0034】
そこで、小サイズの記録媒体を取り出すために、スライドトレイ64を排紙方向に引き出して、スライドトレイ64と共にガイド板66も排紙方向に移動させる。この場合、小サイズの記録媒体が排紙積載板62に載置されているのでガイド板66は中央凹部62aに収まらずに、ガイド板66は小サイズの記録媒体の後端部を排紙方向に押す。このため、スライドトレイ64が排紙方向に引き出されるに伴って、小サイズの記録媒体が排紙方向に引き出されることとなる。スライドトレイ64を排紙方向に完全に引き出した場合、このスライドトレイ64に小サイズの記録媒体が載置されるので、小サイズの記録媒体を容易に取り出せる。
【0035】
なお、スライドトレイ64が引き出されているか否かを検知する検知センサを備え、用紙サイズとして小サイズが設定されたときは、検知センサからの信号に基づいて、スライドトレイ64を収納するように促す表示等をするように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の排紙トレイユニットでは、小サイズの記録媒体が排出されて排紙トレイユニットに積載された場合、この小サイズの記録媒体を引出手段によって排紙方向に引き出せる。この結果、小サイズの記録媒体であっても取出口から容易に取り出される。
【0037】
ここで、前記排紙口の下方から前記排紙方向に延びると共に前記画像形成装置の本体に固定された、排出された記録媒体が積載される排紙積載板を備え、前記引出手段は、前記排紙積載板の下方を前記排紙方向及びその反対方向に移動する、前記排紙積載板に並行して広がるスライドトレイと、該スライドトレイのうち前記排紙方向上流側部分に形成されて該スライドトレイと共に移動する、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるガイド板とを有するものである場合は、記録媒体を排紙するときは、排紙積載板の下方であって排紙方向上流側にスライドトレイを収納しておき(押し込んでおき)、記録媒体が排紙積載板に積載された後に、スライドトレイを排紙方向に引き出すことにより、スライドトレイと共にガイド板が移動して記録媒体を排紙方向に引き出す。このため、スライドトレイを排紙方向に引き出すだけで、小サイズの記録媒体であっても容易に取り出せる。
【0038】
また、前記排紙積載板は、前記排紙方向に直交する幅方向の中央部において該排紙方向に延びる中央凹部が形成されたものであり、前記ガイド板は、前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びているものであり、該スライドトレイが前記排紙方向に移動するに伴って所定の回動軸を中心にして回動することにより前記中央凹部に収まるものである場合は、排紙積載板に小サイズの記録媒体が積載されているときはスライドトレイを排紙方向に移動させても、この小サイズの記録媒体によってガイド板が中央凹部に収まりきれずに小サイズの記録媒体が排紙方向に引き出される。また、大サイズの記録媒体を排出するときは、スライドトレイを排紙方向に予め引き出しておく。このときは、排紙積載板に記録媒体が積載されていないので、ガイド板は中央凹部に収まる。従って、排出される大サイズの記録媒体は、排紙積載板及びスライドトレイに円滑に積載される。
【0039】
さらに、前記ガイド板は、前記回動軸に固定されたものであり、前記ガイド板が前記中央凹部に収まるように該回動軸を付勢するコイルばねを備えた場合は、簡易な構成の排紙トレイユニットが得られる。
【0040】
さらにまた、前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、前記ガイド板が前記スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるように、前記コイルばねの付勢力に打ち勝って前記ガイド板を押え付けるガイドリブを備えた場合は、簡易な構成でガイド板を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排紙トレイユニットの一実施形態が組み込まれた画像形成装置を示す模式図である。
【図2】スライドトレイが収納された排紙トレイユニットを示す斜視図である。
【図3】スライドトレイが少し引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。
【図4】スライドトレイが完全に引き出された排紙トレイユニットを示す斜視図である。
【図5】スライドトレイが少しだけ引き出されているときのガイド板を示す側面図である。
【図6】スライドトレイが収納される直前のガイド板を示す側面図である。
【図7】スライドトレイが完全に収納されているときのガイド板を示す側面図である。
【図8】胴内排紙をする従来の画像形成装置の排紙トレイを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 複写機
46 排紙口
60 排紙トレイユニット
62 排紙積載板
62a 中央凹部
64 スライドトレイ
66 ガイド板
70 コイルばね
62b,62c,62d,62e ガイドリブ
Claims (5)
- 記録媒体に画像を形成し、この画像の形成された記録媒体を所定の排紙口から所定の排紙方向に排出する画像形成装置における、この画像形成装置の本体内部に形成されると共に前記排出された記録媒体が積載される、外部につながる取出口が前記排紙方向下流側に形成された排紙トレイユニットにおいて、
積載された記録媒体を前記排紙方向に引き出す引出手段を備えたことを特徴とする排紙トレイユニット。 - 前記排紙口の下方から前記排紙方向に延びると共に前記画像形成装置の本体に固定された、排出された記録媒体が積載される排紙積載板を備え、
前記引出手段は、
前記排紙積載板の下方を前記排紙方向及びその反対方向に移動する、前記排紙積載板に並行して広がるスライドトレイと、
該スライドトレイのうち前記排紙方向上流側部分に形成されて該スライドトレイと共に移動する、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるガイド板とを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の排紙トレイユニット。 - 前記排紙積載板は、
前記排紙方向に直交する幅方向の中央部において該排紙方向に延びる中央凹部が形成されたものであり、
前記ガイド板は、
前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、該スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びているものであり、該スライドトレイが前記排紙方向に移動するに伴って所定の回動軸を中心にして回動することにより前記中央凹部に収まるものであることを特徴とする請求項2に記載の排紙トレイユニット。 - 前記ガイド板は、前記回動軸に固定されたものであり、
前記ガイド板が前記中央凹部に収まるように該回動軸を付勢するコイルばねを備えたことを特徴とする請求項3に記載の排紙トレイユニット。 - 前記スライドトレイが前記排紙方向上流側に収納されているときには、前記ガイド板が前記スライドトレイから前記排紙積載板の上方まで延びるように、前記コイルばねの付勢力に打ち勝って前記ガイド板を押え付けるガイドリブを備えたことを特徴とする請求項4に記載の排紙トレイユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185959A JP2004026418A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 排紙トレイユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002185959A JP2004026418A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 排紙トレイユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004026418A true JP2004026418A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31181446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002185959A Withdrawn JP2004026418A (ja) | 2002-06-26 | 2002-06-26 | 排紙トレイユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004026418A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104925568A (zh) * | 2014-03-17 | 2015-09-23 | 柯尼卡美能达办公系统研发(无锡)有限公司 | 排纸托盘单元、后处理装置、图像形成装置及系统 |
CN106629199A (zh) * | 2015-11-02 | 2017-05-10 | 株式会社Pfu | 出纸托盘装置 |
-
2002
- 2002-06-26 JP JP2002185959A patent/JP2004026418A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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