JP2004026306A

JP2004026306A - Opening curl section of metal can

Info

Publication number: JP2004026306A
Application number: JP2003072267A
Authority: JP
Inventors: Toshio Matsuo; 松尾　利雄; Yasushi Enoki; 榎木　泰史
Original assignee: Daiwa Can Co Ltd
Current assignee: Daiwa Can Co Ltd
Priority date: 2002-04-30
Filing date: 2003-03-17
Publication date: 2004-01-29
Anticipated expiration: 2023-03-17
Also published as: JP4375706B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To form a cut end part of a structure of curl section formed at an opening part of a metal can in such a way that the cut end part is wound into the curl section and closed there and a superior sealing characteristic can be kept between the curl section and a cap (a seal member) without being deformed by a pressing force applied from above or a dropping shock or without producing any disturbance in its shape or size through a spring-back action. <P>SOLUTION: A curl section 21 formed at the upper part of an inclined surface 22 in such a way that a cut end part 21a is wound into the curl section 21 and closed there is formed into a state in which it is collapsed in a width direction in such a way that its lower end section is brought into contact with the inclined surface 22, and the metal plates are overlapped to each other in a width direction at almost portions except both upper and lower end sections of the curl section in such a way that the metal plates are substantially brought into contact with each other through a resin coating film. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、缶の開口部に外巻きのカール部が形成された金属缶に関し、特に、少なくとも缶の開口部付近を形成する金属板の両面が樹脂被膜により被覆されている金属缶について、その上端開口縁に沿って環状に形成される外巻きのカール部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
飲料缶詰の缶容器として、ボトル型に形成された缶体の口頸部にネジ付きのアルミニウム合金板製キャップを着脱可能に装着することで、缶体の上端開口部をキャップによるリシール（再密閉）が可能なようにした所謂ボトル型缶と言われるアルミニウム合金板製の金属缶が、ＰＥＴボトルと同様にキャップでリシールすることができて、しかも、回収再資源化や容器のガスバリアー性という点でＰＥＴボトルよりも有利なことから、近年、ビール，炭酸飲料，お茶等のような様々な飲料の缶詰において数多く使用されているが、そのようなボトル型缶では、口頸部と肩部と胴部を一体成形している金属板の内外両面が樹脂被膜で被覆されていると共に、周壁にネジが形成された口頸部の上端開口縁に沿って環状にカール部が形成されている。
【０００３】
このボトル型缶の開口部（口頸部の上端部）に形成されるカール部については、カール部が内巻きであると、消費者が缶を開けて中身の飲料を飲用するときに、カール部により飲料の流れが阻害されてスムーズに注出し難くなり、また、中身を飲み残してキャップで再密閉するときに、カール部に飲料が付着したまま残って不衛生な状態となり、更には、カール部の切断端部が缶の内部に位置することで、カール部の切断端部（金属板が露出した切断端面）に対しても特に塗膜処理を施さないと、缶内に充填された飲料によりカール部の切断端部に腐食の起きる虞があることから、通常は、外巻きのカール部として形成されている。
【０００４】
なお、缶の開口部に外巻きのカール部を形成する場合に、切断端部をカール部の内部に巻き込んで閉じ込めるようにカール部を形成するということは従来から公知となっている（例えば、特公昭５６−１４０５１号公報，実開昭５６−２４４３１号公報，実開昭６１−５１３１４号公報，実開昭６２−２２９４５号公報等参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなボトル型缶の開口部に形成される外巻きのカール部については、飲料を充填した後で、キャップを装着して密封する際に、上方からの大きな押圧力をカール部が受けることから、これに耐え得る強度を有することが必要であり、また、飲料を充填・密封した後の製品（飲料缶詰）として、カートンケース内に収容された輸送・保管時に落下衝撃を受けたり、店頭陳列時に落下衝撃を受けたりしても、容易に変形しないような耐変形性が必要があって、カール部に変形が起きると、キャップのシール材とカール部との間での密封性を良好に維持できないこととなる。
【０００６】
一方、一般的に陽圧缶として使用されるボトル型缶に対して装着するアルミニウム合金板製のピルファープルーフキャップの上部には、開栓時のガス抜きの目的でベントスリットと呼ばれる小孔が円周方向に多数設けられており（ベントスリットを設けないと、開栓時にキャップと口頸部の間にガス圧が生じることでキャップが飛ばされることがある）、缶の内部はキャップの頂板裏面に取り付けられたシール材により密封されているが、そのようにキャップにベントスリットを設けることにより、キャップの装着後も口頸部とキャップの間に空気中の湿気や水が入り込んだり、或いは、金属缶の冷却や外気温の急激な変化により空気中の水分が結露したりすることで、口頸部上端のカール部の切断端部（金属板が露出した切断端面）が付着した水分により腐食するような虞がある。
【０００７】
そのようなカール部の切断端部での水分による腐食について、アルミ缶の場合にはそれ程の問題はないが、スチール缶の場合には、カール部の切断端部から錆が発生して商品価値を著しく低下させる虞があることから、カール部の切断端部に水分を付着させないようにすることが必要である。そのためには、カール部の切断端部（金属板が露出した切断端面）に対して、溶液の塗料や溶融させた熱可塑性樹脂などで塗膜処理を施すという方法も考えられるが、そのような塗膜処理をカール部の切断端部に対して施す場合には、塗料の飛び散りや樹脂の糸引きというような問題を生じ易く、これを回避するためには新たな装置や新規技術の開発が必要となる。
【０００８】
これに対して、既に述べたように、缶の開口部に外巻きのカール部を形成する場合に、切断端部をカール部の内部に巻き込んで閉じ込めるようにカール部を形成するということが、例えば、特公昭５６−１４０５１号公報、実開昭５６−２４４３１号公報（第６図参照）、実開昭６１−５１３１４号公報（第６図参照）、実開昭６２−２２９４５号公報等により従来から公知となっており、そのようなカール部の構造によれば、カール部の切断端部に外部からの水分が付着するのを防止することができるため、スチール缶におけるカール部の切断端部の耐錆性という点では効果的である。
【０００９】
なお、アルミ缶の場合には、スチール缶のようにカール部の切断端部から錆が発生して商品価値を著しく低下させるような虞はないが、スチール缶かアルミ缶かに関わらず、樹脂被覆金属板から製造される缶体では、何れにしても、製造工程中で缶体の開口部側の端部を切断する際に、金属板に被覆された樹脂被膜の一部が切断端部で毛羽立って剥がれたような状態となることがあり、端部が切断された開口部に形成するカール部が外巻きであると、毛羽立って剥がれた樹脂がカール部の下端で外側から見えて缶の外観が悪いものとなる虞があることから、外巻きのカール部では、切断端部をカール部の内部に巻き込むように形成することが好ましい。
【００１０】
しかしながら、そのように形成された従来公知のカール部の構造を見ると、例えば、特公昭５６−１４０５１号公報や、実開昭５６−２４４３１号公報（第６図参照）に開示されたような構造では、カール部が上方からの大きな押圧力を受けたり、落下衝撃を受けたような時に、強度的に充分な耐変形性を有するものとは思われず、カール部が変形してキャップ（シール材）との間での密封性が悪化する虞がある。
【００１１】
一方、例えば、実開昭６１−５１３１４号公報（第６図参照）や、実開昭６２−２２９４５号公報に開示されたような構造では、樹脂製の筒状体を口頸部に嵌挿した後で、口頸部の上端部分を二重に巻き込むようにカール加工していることから、強度的には優れていると思われるが、樹脂製の筒状体に対してカールが常に強く押し付けられていないと、カール部がスプリングバック（カール加工による巻きが少し元に戻るように弛む）する虞があって、スプリングバックによりカール部の形状や寸法が一定しないことで、キャップ（シール材）との間での密封性にバラツキが生じる虞がある。
【００１２】
なお、樹脂製の筒状体を口頸部に嵌挿してカール部により固着した場合には、金属製の缶体（ボトル型缶等）をリサイクルする際に、缶体から樹脂製の筒状体を除去するのが困難であり、しかも、この樹脂製の筒状体がリサイクルの際に無視できない程の比較的大きなものであることから、缶体のリサイクル性が悪いものとなる。
【００１３】
本発明は、上記のような問題の解消を課題とするものであり、具体的には、金属缶の開口部に形成されるカール部の構造について、切断端部をカール部の内部に巻き込んで閉じ込めるように形成することで、切断端部での錆の発生を防止したり、切断端部での樹脂の剥離を隠蔽したりすると共に、上方からの押圧力や落下衝撃により変形することなく、また、スプリングバックにより形状や寸法にバラツキを生じることなく、キャップ（シール材）との間で良好な密封性を維持できるようにすることを課題とするものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、缶の開口部に外巻きのカール部が形成された金属缶において、少なくとも缶の開口部付近を形成する金属板の内外両面が樹脂被膜により被覆されていると共に、上端の切断端部をカール部の内部に巻き込んで閉じ込めるように傾斜面の上方に形成されるカール部が、その下端部が傾斜面と接触するように幅方向で押し潰された状態に形成されていて、カール部の上下両端付近を除く大部分では、金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接するように幅方向で重なった状態となっていることを特徴とするものである。
【００１５】
上記のような開口カール部の構造によれば、切断端部をカール部の内部に巻き込んで閉じ込めるように形成していることで、樹脂の剥離等により切断端部が見苦しくても、これを完全に隠蔽することができ、また、カール部の内部で金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接するように重なっていることから、カール部の切断端部にまで外部の水分が到達するのを確実に防ぐことができて、切断端部での腐食の発生を効果的に防止することができる。
【００１６】
また、カール部を幅方向で押し潰された状態として、カール部の下端部を傾斜面に接触させていることから、上方からの押圧力や落下衝撃によりカール部が変形したり、或いは、カール部がスプリングバックを起したりすることは殆どなく、キャップのシール材とカール部との間の密封性を安定的に維持することができる。しかも、カール部を幅方向で押し潰された状態としていることで、カール部の頂部付近が幅方向で比較的狭くなっていることから、キャップを装着する時に、キャップのシール材にカール部の頂部を食い込ませることで、キャップのシール材とカール部との間の密封性を向上させることができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の金属缶の開口カール部の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、図１は、本発明の実施形態に係るボトル型缶の全体の外観を示すものである。また、本発明の第１実施形態について、図２は、キャップが装着された状態での開口カール部の構造を拡大して示し、図３は、図２に示した開口カール部の成形工程の一例を示すものである。さらに、本発明の第２実施形態について、図４は、キャップが装着された状態での開口カール部の構造を拡大して示し、図５は、図４に示した開口カール部の成形工程の一例を示すものである。
【００１８】
本発明の実施形態に係る金属缶は、ボトル型のスチール缶（容量が１９０ｇ）であって、図１に示すように、大径円筒状の胴部４から上方に、縦断面が円弧状のドーム形状（外方に突出する半球面状）の肩部３を介して、小径円筒状の口頸部２が一体的に成形されており、胴部４の下端側を縮径して形成されたネック部５の下端（ネック部５の下端開口縁に形成されたフランジ部）には、金属製で別部材の底蓋６が二重巻締めにより固着されている（なお、胴部４を含む缶本体の素材が鋼板ならば、缶蓋６の素材も鋼板にするのが好ましい）。
【００１９】
そのようなボトル型缶１の口頸部２には、その上端開口縁に沿って環状に外巻きのカール部２１が形成され、その下方（カール部２１の下方の傾斜面２２よりも下方）の円筒状の周壁にネジ２３が形成され、ネジ２３の下方に環状のビード部２４が形成されていて、この口頸部２には、図示していないが、缶内に飲料が充填された後で、周知のキャップ装着装置（ロールオン式キャッパー）によって、金属製で別部品のキャップがリシール（再密閉）可能なように装着される。
【００２０】
このボトル型缶１の口頸部２と肩部３と胴部４（及び胴部４の下端側に形成されるネック部５やフランジ部）は、鋼板の両面に樹脂被膜が被覆された樹脂被覆鋼板から一体成形されており、そのような樹脂被覆鋼板としては、例えば、ポリエステル樹脂，ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂フィルム（具体的には、ＰＢＴ：ＰＥＴを６：４の割合で混合したポリエステル樹脂）を、缶内面側で２５μｍの厚さとなり、缶外面側で１２μｍの厚さとなるように、板厚が０．２３０ｍｍの鋼板（具体的には、電解クロム酸処理鋼板）の両面に予めラミネートした樹脂被覆鋼板がある。
【００２１】
樹脂被覆鋼板に基材として使用される鋼板としては、各種の金属メッキを施した後にクロメート処理，リン酸処理，有機無機複合化成処理等の周知の化成処理を施した金属メッキ鋼板、例えば、ニッケルメッキ鋼板，錫メッキ鋼板，極薄錫メッキ鋼板，亜鉛メッキ鋼板，クロムメッキ鋼板や、鋼板に直接化成処理被膜を施した電解クロム酸処理鋼板（ＴＦＳ−ＣＴ），リン酸処理鋼板，有機無機複合化成処理鋼板等の表面処理鋼板を挙げることができる。なお、使用する表面処理鋼板の板厚については、特に限定されるものではないが、０．１７〜０．３０ｍｍの厚さのものが、強度やコストの面から好ましい。
【００２２】
鋼板の両面に樹脂被膜として熱可塑性樹脂フィルムをラミネートする場合、鋼板の両面に熱可塑性樹脂フィルムを直接ラミネートする（熱接着する）場合と、接着剤層を介して熱接着する場合とがある。なお、鋼板の両面に保護被膜として樹脂被膜を被覆する場合、熱可塑性樹脂フィルムのラミネートに限らず、熱硬化型塗料や紫外線硬化型塗料や電子線硬化型塗料を塗装することで樹脂被膜を形成しても良く、その場合には、平らな鋼板に対して予め塗装を施してから、この樹脂被覆鋼板から有底円筒状のシームレス缶体（（口頸部や肩部を成形する前の深いカップ形状の中間成形品）を成形する場合と、鋼板を有底円筒状のシームレス缶体（中間成形品）に成形してから、このシームレス缶体（中間成形品）の内外面に対して塗装を施す場合とがある。
【００２３】
樹脂被覆鋼板からボトル型缶を製造するための方法について、その概略を以下に説明すると、先ず、樹脂被覆鋼板の両面を被覆する樹脂被膜（熱可塑性樹脂層）の上から適宜の潤滑剤を予め塗布しておいてから、カップ成形工程で、樹脂被覆鋼板を円板状のブランクに打ち抜くと共に、絞り加工を施すことで浅いカップ状に成形した後、更に、缶胴成形工程で、再絞り加工（ストレッチ加工を含む）としごき加工とを組み合わせて施すことにより、胴部が薄肉化された有底円筒状のシームレス缶体（口頸部や肩部を成形する前の深いカップ状の中間成形品）を製造する。
【００２４】
次いで、この有底円筒状のシームレス缶体（中間成形品）に対して、トップドーム成形工程で、その底部側に複数回の絞り加工と再成形加工を施すことにより、小径の口頸部（未開口）とドーム状の肩部を成形してボトル型缶の基本形状としてから、更に、口頸部の未開口の端部に２回の口絞り成形を施した後、潤滑剤を揮発させ、胴部の開口端側をトリミングしてシームレス缶体（中間成形品）の高さを一定に切り揃えてから、ネジ・カール成形工程で、未開口の口頸部の先端部を切断して口頸部を開口させてから、口頸部の上端開口縁に沿って環状に外巻きのカール部に成形し、その下方の円筒状の周壁にネジを成形し、ネジの下方に環状のビード部を形成する。
【００２５】
そして、ネック・フランジ成形工程で、口頸部とは反対側となる胴部の開口端（下端）付近に対してネック・フランジ加工を施すことで、胴部の下端側にネック部とフランジ部を形成してから、底蓋巻締工程において、ネック部の下端開口縁に形成されたフランジ部に対して、二重巻き締め法により別体の底蓋を一体的に固着することで、図１に示すようなボトル型缶（キャップを装着する前の缶）が製造される。
【００２６】
ところで、上記のように製造されるボトル型缶には、缶内に飲料が充填された後で、金属製で別部品のキャップ（ピルファープルーフキャップ）を口頸部に被せてから、周知のロールオン式のキャッパー（キャップ装着装置）を使用して、トッププレッシャーによりキャップの頂部に上から押圧力を加えながら、ネジ形成ロールによりキャップのスカート部を側方から口頸部のネジ部に押圧して該スカート部にネジを形成し、更に、絞り込みロールにより該スカート部の下端部を側方から内側に絞り込むことで、該スカート部の下端部を口頸部の環状ビード部下方の環状凹部に押し込んで口頸部にキャップを固定させているが、そのようなキャップ装着の際には、口頸部上端のカール部には上方からの大きな押圧力（８８３〜１２７４Ｎ）が作用することとなる。
【００２７】
これに対して、本発明の第１実施形態では、ネジ・カール成形工程において内外両面が熱可塑性樹脂の被膜で被覆された円筒状の口頸部の上端開口縁に沿って環状に成形された外巻きのカール部（開口カール部）が、図２に示すように、開口部の切断端部２１ａをカール部２１の内部に巻き込んで閉じ込めるように、幅方向で押し潰された状態に形成されており、カール部２１の内部に巻き込まれた部分が、切断端部２１ａを下に向けるようにカール部２１の内部で更に折り曲げられた状態となっていることで、カール部２１の上下両端付近を除く大部分では、金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接するように、金属板が幅方向で四重に重なった状態となっていて、カール部２１の上部付近では、カール部２１の頂部に向かって先細りの状態となっている。そして、２回の口絞り成形により口頸部のカール形成部分とネジ形成部分との間に形成された傾斜面２２に対して、カール部２１の下端部が下方の傾斜面２２に接触した状態となっている。
【００２８】
そのような金属板が幅方向で四重に重なった状態のカール部２１を成形するための工程の一例について説明すると、トップドーム成形工程で形成された未開口の口頸部に対して、ネジ・カール成形工程で、未開口の口頸部の先端部を切断（トリム）して口頸部を開口させてから、ネジ成形工程に先立つカール成形工程において、図３に示すように、切断（トリム）により口頸部が開口されて、傾斜面２２から上方が円筒状のカール形成部分２１Ａとなっている（Ａ）の状態から、先ず、第１工程で、円筒状の開口部の切断端部２１ａから所定の長さの部分を外方に向けて折り曲げ加工することで、（Ｂ）の状態にフランジ成形してから、第２工程で、フランジ成形された部分を下方に向けて折り畳み加工することで、（Ｃ）の状態に折り畳み成形して、開口端部に二重の折り畳み部分２１Ｂを形成している。
【００２９】
そして、折り畳み部分２１Ｂが形成された開口端部に対して、第３工程で、所定の長さの部分を外方に向けて折り曲げ加工することで、（Ｄ）の状態にフランジ成形してから、第４工程で、フランジ成形された部分を下方に向けて折り畳み加工することで、（Ｅ）の状態に折り畳み成形して、切断端部を巻き込むように三重構造のカール部２１Ｃを成形している。そして、この三重構造のカール部２１Ｃに対して、更に、第５工程で（Ｆ）の状態にフランジ成形し、第６工程で（Ｇ）の状態を経て（Ｈ）の状態にカール全体を幅方向で押し潰された状態に折り畳み成形することにより、カール部２１は、幅方向で金属板が四重に重なった最終的な形状に成形される。この最終形状において、カール部２１の上下両端部分を除く大部分では、幅方向で金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接しており、カール部２１の下端部は下方の傾斜面２２に接触している。
【００３０】
上記のように成形された本実施形態（第１実施形態）の開口カール部によれば、製造時（未開口の口頸部の先端部を切断して開口した時）に、開口部の切断端部が樹脂被膜の剥離した毛羽立ちにより見苦しい状態となっていても、切断端部２１ａをカール部２１の内部に巻き込んで閉じ込めていることで、そのような見苦しさを完全に隠蔽することができると共に、カール部２１の内部では、幅方向で金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接していることから、キャップ３０のベントスリット３２から外部の水分が侵入してきても、カール部２１の切断端部２１ａにまで水分が到達するのを確実に防ぐことができ、切断端部２１ａでの腐食の発生を効果的に防止することができて、その結果、金属缶がスチール缶であっても、切断端部２１ａで錆が発生するのを防止することができる。
【００３１】
また、カール部２１を幅方向で押し潰された状態に形成して、カール部２１の下端部を傾斜面２２に接触させていることから、キャップ装着時にキャッパーからの強い押圧力を上方から受けたり、缶詰製造後に誤って商品を落下させることで落下衝撃を受けたりしても、それによりカール部２１が変形するようなことはなく、カール部２１がスプリングバックを起して形状や寸法にバラツキを生じるようなこともないため、キャップ３０のシール材３１とカール部２１との間の密封性を安定的に維持することができる。
【００３２】
特に、本実施形態（第１実施形態）では、図２に示すように、カール部２１の内部に巻き込まれた部分が、切断端部２１ａを下に向けるようにカール部２１の内部で更に折り曲げられた状態で、カール部２１が幅方向で押し潰された状態に形成されていて、カール部２１の上下両端付近を除く大部分では、金属板同士が幅方向で四重に重なっていることから、カール部２１の内部への水分の侵入防止やカール部の耐変形性という点で一層効果的なものとなっている。
【００３３】
さらに、本実施形態（第１実施形態）では、カール部２１の上部付近では、カール部２１の頂部に向けて先細り状態となっていることにより、キャップ３０を装着する際に、キャッパーによる上方からの押圧力によってキャップ３０のシール材３１とカール部２１の頂部とが加圧接触した時に、シール材３１の表面にカール部２１の頂部が食い込む形となり、その結果、キャップ３０のシール材３１とカール部２１との間の密封性を向上させることができる。なお、密封性を向上させるためには、カール部２１の頂部先端の幅を１．５ｍｍ以下にするのが好ましく、特に、１．０ｍｍ以下にするのがより好ましい。
【００３４】
上記のように金属板が幅方向で四重に重なった状態となるようにカール部２１が形成されている本発明の第１実施形態に対して、本発明の第２実施形態では、図４および図５に示すように、金属板が幅方向で三重に重なった状態となるようにカール部２１が形成されている。
【００３５】
すなわち、本発明の第２実施形態では、ネジ・カール成形工程において内外両面が熱可塑性樹脂の被膜で被覆された円筒状の口頸部の上端開口縁に沿って環状に成形された外巻きのカール部（開口カール部）が、図４に示すように、開口部の切断端部２１ａをカール部２１の内部に巻き込んで閉じ込めるように、幅方向で押し潰された状態に形成されており、カール部２１の内部に巻き込まれた部分が、切断端部２１ａを上方に向けるようにカール部２１の内部で上方に延びている状態となっていることで、カール部２１の上下両端付近を除く大部分では、金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接するように、金属板が幅方向で三重に重なった状態となっている。そして、２回の口絞り成形により口頸部のカール形成部分とネジ形成部分との間に形成された傾斜面２２に対して、カール部２１の下端部が下方の傾斜面２２に接触した状態となっている。
【００３６】
そのような金属板が幅方向で三重に重なった状態のカール部２１を成形するための工程の一例について説明すると、トップドーム成形工程で形成された未開口の口頸部に対して、ネジ・カール成形工程で、未開口の口頸部の先端部を切断（トリム）して口頸部を開口させてから、ネジ成形工程に先立つカール成形工程において、図５に示すように、切断（トリム）により口頸部が開口されて、傾斜面２２から上方が円筒状のカール形成部分２１Ａとなっている（Ａ）の状態から、先ず、第１工程で、円筒状の開口部の切断端部２１ａから所定の長さの部分を外方に向けて折り曲げ加工することで、（Ｂ）の状態にフランジ成形してから、第２工程で、フランジ成形された部分を下方に向けて折り畳み加工することで、（Ｃ）の状態に折り畳み成形して、開口端部に二重の折り畳み部分２１Ｂを形成している。
【００３７】
そして、折り畳み部分２１Ｂが形成された開口端部に対して、第３工程で、所定の長さの部分を外方に向けて折り曲げ加工することで、（Ｄ）の状態にフランジ成形してから、第４工程で、フランジ成形された部分を下方に向けて折り畳み加工することで、（Ｅ）の状態に折り畳み成形して切断端部２１ａを巻き込むことにより、カール部２１は、幅方向で金属板が三重に重なった最終的な形状に成形される。この最終形状において、カール部２１の上下両端部分を除く大部分では、幅方向で金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接しており、カール部２１の下端部は下方の傾斜面２２に接触している。
【００３８】
上記のように成形された本実施形態（第２実施形態）の開口カール部によれば、先に説明した第１実施形態の場合と同様に、切断端部２１ａをカール部２１の内部に巻き込んで閉じ込めていることで、切断端部２１ａを完全に隠蔽することができ、また、カール部２１の内部で金属板同士が樹脂被膜を介して互いに略当接するように重なっていることから、カール部２１の切断端部２１ａにまで水分が到達するのを防ぐことができて、切断端部２１ａでの腐食の発生を防止できると共に、カール部２１を幅方向で押し潰された状態に形成して、カール部２１の下端部を傾斜面２２に接触させていることから、キャップ装着時の上方からの押圧力や、缶詰製造後の落下衝撃によっても、カール部２１が変形することはなく、スプリングバックによりカール部２１の形状や寸法にバラツキを生じるようなこともないため、キャップ３０のシール材３１とカール部２１との間の密封性を安定的に維持することができる。
【００３９】
また、本実施形態（第２実施形態）では、金属板が幅方向で三重に重なった状態となるようにカール部２１を押し潰された状態に形成していることで、金属板が幅方向で四重に重なった状態とする場合と比べて、カール部２１を成形するための工程を少なくすることができて、製造コストを削減できると共に、カール部２１が全体的に幅方向で薄いものとなり、カール部２１の頂部付近が幅方向で比較的狭くなることから、キャップを装着する時に、キャップ３０のシール材３１にカール部２１の頂部を充分に食い込ませることができて、キャップ３０のシール材３１とカール部２１との間の密封性を向上させることができる。
【００４０】
以上、本発明の金属缶の開口カール部の各実施形態について説明したが、本発明は、上記のような各実施形態に限られるものではなく、対象となる金属缶については、実施形態に示したようなタイプのボトル型缶に限らず、例えば、周知の深絞り加工方法や絞りしごき加工方法により缶胴と缶底を一体的に成形した缶体（所謂ドローアンドリドロー缶やＤＩ缶）に対して、その上端開口部に口頸部や肩部を有する別体の缶蓋を巻締め固着したようなボトル型缶や、その上端開口側に複数段のネックイン加工を施すことで口頸部と肩部を成形した（肩部を滑らかなスムーズネックとしても良い）ようなボトル型缶のような、実施形態とは異なるタイプのボトル型缶であっても良い。
【００４１】
また、ボトル型缶に限らず、ネックイン加工したＤＩ缶の上端開口部をネジ付きの口部とした広口タイプのネジ付き缶であっても良いし、さらには、シームレス缶（胴部に縦方向の継ぎ目が無い）に限らず、溶接缶胴を使用した適宜のタイプのボトル型缶や広口タイプのネジ付き缶であっても良い等、缶の開口部に外巻きのカール部が形成される金属缶である限りにおいて、対象となる金属缶のタイプは適宜に変更可能なものである。
【００４２】
さらに、対象となる金属缶については、実施形態に示したようなスチール缶に限らず、アルミ缶（アルミ缶の場合には、使用するアルミニウム合金板の板厚は、特に限定されるものではないが、０．２５〜０．４２ｍｍのものが強度やコストの点で好ましい）であっても良い。なお、アルミ缶の場合には、スチール缶のようにカール部の切断端部から錆が発生して商品価値を著しく低下させるような虞はないが、金属板に被覆された樹脂被膜の一部が切断端部で剥離している場合、それが外側から見えることで商品価値を低下させる虞があることから、やはり、開口カール部を本発明のような構造としておくことが望ましい。
【００４３】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の金属缶の開口カール部によれば、カール部の切断端部が樹脂の剥離等により見苦しくなっていても、これを完全に隠蔽することができると共に、カール部の切断端部にまで外部の水分が到達するのを確実に防ぐことができて、金属缶がスチール缶であっても、切断端部で錆が発生するのを確実に防止することができる。また、上方からの押圧力や落下衝撃によりカール部が変形することはなく、スプリングバックによりカール部の形状や寸法にバラツキを生じることもないため、キャップのシール材とカール部との間の密封性を安定的に維持することができて、さらに、キャップを装着する時に、キャップのシール材にカール部の頂部を食い込ませることで、キャップのシール材とカール部との間の密封性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の金属缶の開口カール部の実施形態に係るボトル型缶について、（キャップを除いた）缶全体の外観を示す側面図。
【図２】本発明の金属缶の開口カール部の第１実施形態について、キャップが装着された状態での開口カール部の構造を示す拡大断面図。
【図３】図２に示した開口カール部の成形工程の一例を示す断面説明図。
【図４】本発明の金属缶の開口カール部の第２実施形態について、キャップが装着された状態での開口カール部の構造を示す拡大断面図。
【図５】図４に示した開口カール部の成形工程の一例を示す断面説明図。
【符号の説明】
１　　　ボトル型缶（金属缶）
２　　　口頸部
３　　　肩部
２　　　胴部
２１　　カール部（開口カール部）
２１ａ　切断端部
２２　　傾斜壁[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal can in which an outer curl is formed in the opening of the can, and particularly, for a metal can in which both surfaces of a metal plate forming at least the vicinity of the opening of the can are covered with a resin coating, The present invention relates to a structure of an outer winding curl portion formed annularly along an upper end opening edge.
[0002]
[Prior art]
As a can for beverage cans, a cap made of an aluminum alloy plate with a screw is detachably attached to the mouth and neck of a bottle-shaped can body, and the upper end opening of the can body is resealed by the cap (resealing). A metal can made of an aluminum alloy plate, which is a so-called bottle-type can, which can be re-sealed with a cap like a PET bottle. In recent years, PET bottles have many advantages in the canning of various beverages such as beer, carbonated beverages, tea, etc. because of their advantages over PET bottles. The inner and outer surfaces of the metal plate that integrally molds the body and the body are covered with a resin coating, and a curl is formed annularly along the upper opening edge of the mouth and neck with a thread formed on the peripheral wall
[0003]
Regarding the curled portion formed at the opening (upper end of the mouth and neck) of the bottle-shaped can, if the curled portion is inwardly wound, when the consumer opens the can and drinks the beverage inside, The flow of the beverage is obstructed by the part and it becomes difficult to pour smoothly, and also, when the contents are left to be swallowed and resealed with a cap, the beverage remains attached to the curled part and becomes unsanitary, Since the cut end of the curled portion was located inside the can, the cut end of the curled portion (the cut end surface where the metal plate was exposed) was filled in the can unless the coating treatment was particularly performed. Since the cut end of the curled portion may be corroded by the beverage, the curled portion is usually formed as an outer curled portion.
[0004]
In the case where an outer curl is formed in an opening of a can, it is conventionally known that a curled portion is formed so that a cut end is wound inside the curl and confined therein. JP-B-56-14051, JP-A-56-24431, JP-A-61-51314, JP-A-62-22945, etc.).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as for the curled portion of the outer winding formed at the opening of the bottle-shaped can as described above, a large pressing force from above is applied when the cap is attached and sealed after filling the beverage. Must be able to withstand this. In addition, as a product (beverage can) after filling and sealing a beverage, it is subject to a drop impact when transported and stored in a carton case. It is necessary to have deformation resistance so that it is not easily deformed even if it is dropped at the time of display at the store, and if the curl part is deformed, the cap seals between the sealing material and the curl part The property cannot be maintained satisfactorily.
[0006]
On the other hand, a small hole called a vent slit is provided at the top of the aluminum alloy plate pill fur proof cap to be attached to the bottle type can which is generally used as a positive pressure can for the purpose of venting gas when opening. Many are provided in the circumferential direction (If there is no vent slit, the cap may be blown off due to gas pressure between the cap and the neck when opening the cap), and the inside of the can is the top plate of the cap It is sealed by a seal material attached to the back, but by providing a vent slit in such a cap, moisture or water in the air enters between the mouth and neck and the cap even after the cap is attached, or Due to the condensation of moisture in the air due to the cooling of the metal can or the rapid change in outside temperature, the cut end of the curled part at the upper end of the mouth and neck (the cut end where the metal plate is exposed) adheres And there is a possibility that corrosion due to moisture.
[0007]
In the case of aluminum cans, such corrosion due to moisture at the cut end of the curled portion is not so serious, but in the case of steel cans, rust is generated from the cut end of the curled portion and the commercial value Therefore, it is necessary to prevent moisture from adhering to the cut end of the curled portion. For this purpose, a method of applying a coating film to the cut end portion of the curled portion (the cut end surface where the metal plate is exposed) with a solution paint or a molten thermoplastic resin may be considered. When applying coating treatment to the cut end of the curled part, problems such as paint splashing and resin stringing are likely to occur. To avoid this, new equipment and new technology must be developed. Required.
[0008]
On the other hand, as already described, when forming an outer curl at the opening of the can, forming the curl so that the cut end is wrapped around the curl and confined. For example, JP-B-56-14051, JP-A-56-24431 (see FIG. 6), JP-A-61-51314 (see FIG. 6), JP-A-62-22945, etc. According to the structure of the curled portion, which is conventionally known, it is possible to prevent moisture from the outside from adhering to the cut end of the curled portion. It is effective in terms of rust resistance of the part.
[0009]
In the case of aluminum cans, there is no danger that rust will be generated from the cut end of the curled portion and the product value will be significantly reduced unlike steel cans. In any case of the can body manufactured from the coated metal plate, when cutting the end of the can body on the opening side during the manufacturing process, a part of the resin film coated on the metal plate is cut off at the cut end. If the curled portion formed in the opening whose end is cut is an outer winding, the resin that has been fluffed and peeled can be seen from the outside at the lower end of the curled portion and can It is preferable that the cut end portion is formed so as to be wound inside the curled portion in the curled portion of the outer winding because there is a possibility that the appearance of the curled portion may be deteriorated.
[0010]
However, looking at the structure of the curl portion formed as described above in the related art, for example, as disclosed in JP-B-56-14051 and JP-A-56-24431 (see FIG. 6). In the structure, when the curled portion receives a large pressing force from above or receives a drop impact, it is not considered to have sufficient deformation resistance in terms of strength. Material) may be deteriorated.
[0011]
On the other hand, for example, in a structure disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 61-51314 (see FIG. 6) or Japanese Utility Model Laid-Open No. 62-22945, a resin tubular body is inserted into the mouth and neck. After that, the upper end of the mouth and neck is curled so as to wrap it around twice, so it seems to be excellent in strength, but the curl is always strong against the resin tubular body If not pressed, there is a risk that the curled portion will spring back (the curled portion will loosen so that the winding is slightly returned to its original position). ) May vary in the sealing performance.
[0012]
When a resin tubular body is inserted into the mouth and neck and fixed by the curl portion, when recycling a metal can body (bottle-shaped can, etc.), the resin tubular body is removed from the can body. It is difficult to remove the body, and since the resin tubular body is relatively large that cannot be ignored in recycling, the recyclability of the can body is poor.
[0013]
An object of the present invention is to solve the above-described problems. Specifically, for a structure of a curled portion formed in an opening of a metal can, a cut end is wound into the curled portion. By forming so as to confine, preventing the occurrence of rust at the cut end, concealing the peeling of the resin at the cut end, without being deformed by pressing force or drop impact from above, It is another object of the present invention to maintain good sealing performance with a cap (sealant) without causing variations in shape and dimensions due to springback.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a metal can having an outer winding curl portion formed in an opening of a can, wherein at least the inner and outer surfaces of a metal plate forming the vicinity of the opening of the can are coated with a resin film. The curled portion formed above the inclined surface so as to enclose the cut end portion of the upper end in the curl portion while being covered with the curl portion is pushed in the width direction so that the lower end portion comes into contact with the inclined surface. It is formed in a crushed state, and in most parts except the vicinity of the upper and lower ends of the curled part, the metal plates are overlapped in the width direction so as to substantially abut each other via the resin coating. It is assumed that.
[0015]
According to the structure of the opening curl portion as described above, since the cut end portion is formed so as to be wound around the inside of the curl portion and confined, even if the cut end portion is unsightly due to peeling of resin or the like, it is completely removed. In addition, since the metal plates are overlapped so as to substantially abut each other via the resin coating inside the curled portion, external moisture reaches the cut end of the curled portion. Can be reliably prevented, and the occurrence of corrosion at the cut end can be effectively prevented.
[0016]
In addition, since the lower end of the curl portion is in contact with the inclined surface with the curl portion crushed in the width direction, the curl portion may be deformed by a pressing force or a drop impact from above, or The portion hardly causes springback, and the sealing property between the sealing material of the cap and the curled portion can be stably maintained. Moreover, since the curled portion is crushed in the width direction, the vicinity of the top of the curled portion is relatively narrow in the width direction. The sealing between the sealing material and the curled portion of the cap can be improved by making the top bite.
[0017]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an opening curl portion of a metal can of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows the overall appearance of a bottle-shaped can according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is an enlarged view showing the structure of the opening curl portion in a state where the cap is mounted, and FIG. 3 is a view showing a step of forming the opening curl portion shown in FIG. 2 according to the first embodiment of the present invention. An example is shown. FIG. 4 is an enlarged view showing the structure of the opening curl portion in a state where the cap is mounted, and FIG. 5 is a diagram showing the process of forming the opening curl portion shown in FIG. An example is shown.
[0018]
The metal can according to the embodiment of the present invention is a bottle-shaped steel can (having a capacity of 190 g), and as shown in FIG. A small-diameter cylindrical mouth and neck portion 2 is integrally formed through a dome-shaped (semi-spherically protruding hemispherical) shoulder portion 3 and is formed by reducing the diameter of the lower end of the body portion 4. At the lower end of the neck portion 5 (flange portion formed at the opening edge of the lower end of the neck portion 5), a bottom cover 6 made of a separate member made of metal is fixed by double tightening. If the material of the can body including the can is a steel plate, it is preferable that the material of the can lid 6 is also a steel plate).
[0019]
In the mouth and neck portion 2 of such a bottle-shaped can 1, an outer curl portion 21 is formed in an annular shape along the opening edge of the upper end thereof, and below the curl portion 21 (below the inclined surface 22 below the curl portion 21). A screw 23 is formed on the cylindrical peripheral wall of the, and an annular bead portion 24 is formed below the screw 23. The mouth and neck portion 2 is filled with a beverage (not shown) in a can (not shown). Later, a cap made of metal and another component is mounted so as to be re-sealable (re-sealed) by a well-known cap mounting device (roll-on type capper).
[0020]
The mouth-and-neck portion 2, the shoulder portion 3 and the trunk portion 4 (and the neck portion 5 and the flange portion formed at the lower end side of the trunk portion 4) of the bottle-shaped can 1 are made of a resin in which a resin film is coated on both surfaces of a steel plate. The resin-coated steel sheet is integrally formed from a coated steel sheet. Examples of such a resin-coated steel sheet include thermoplastic resin films such as polyester resin and polypropylene resin (specifically, a polyester obtained by mixing PBT: PET at a ratio of 6: 4). Resin) is previously applied to both sides of a steel plate having a thickness of 0.230 mm (specifically, a steel plate treated with electrolytic chromic acid) so that the inner surface of the can has a thickness of 25 μm and the outer surface of the can has a thickness of 12 μm. There are laminated resin-coated steel sheets.
[0021]
As a steel sheet used as a base material for a resin-coated steel sheet, a metal-plated steel sheet which is subjected to various chemical plating treatments such as chromate treatment, phosphoric acid treatment, and organic-inorganic composite chemical treatment treatment after being subjected to various metal plating, for example, nickel Plated steel sheet, tin-plated steel sheet, ultra-thin tin-plated steel sheet, galvanized steel sheet, chromium-plated steel sheet, electrolytic chromic acid-treated steel sheet (TFS-CT) in which steel sheet is coated directly with chemical conversion treatment, phosphoric acid-treated steel sheet, organic-inorganic composite A surface-treated steel sheet such as a chemical conversion-treated steel sheet can be used. The thickness of the surface-treated steel sheet to be used is not particularly limited, but a thickness of 0.17 to 0.30 mm is preferable in terms of strength and cost.
[0022]
When a thermoplastic resin film is laminated as a resin film on both sides of a steel sheet, there are two cases: a thermoplastic resin film is directly laminated on both sides of a steel sheet (thermal bonding); and a case where the thermoplastic resin film is thermally bonded via an adhesive layer. When a resin film is coated as a protective film on both sides of a steel plate, the resin film is formed by applying a thermosetting paint, an ultraviolet curable paint, or an electron beam curable paint, without being limited to the lamination of a thermoplastic resin film. In such a case, a flat steel plate is preliminarily painted, and then the resin-coated steel plate is used to form a bottomed cylindrical seamless can body ((deep before forming the mouth and neck and shoulders). When forming a cup-shaped intermediate molded product), or after forming a steel plate into a bottomed cylindrical seamless can (intermediate molded product), paint the inner and outer surfaces of this seamless can (intermediate molded product) May be applied.
[0023]
An outline of a method for manufacturing a bottle-shaped can from a resin-coated steel sheet will be described below. First, an appropriate lubricant is previously coated on a resin coating (thermoplastic resin layer) covering both sides of the resin-coated steel sheet. After coating, the resin-coated steel sheet is punched into a disc-shaped blank in the cup forming process and formed into a shallow cup shape by drawing, and then redrawn in the can body forming process. By applying a combination of (including stretch processing) and ironing processing, a cylindrical bottomed seamless can body with a thinner body (deep cup-shaped intermediate molding before molding the mouth and neck and shoulders) Product).
[0024]
Next, the bottomed cylindrical seamless can body (intermediate molded product) is subjected to a plurality of drawing processes and re-forming processes on the bottom side in a top dome forming process, so that a small-diameter mouth-neck portion ( (Unopened) and a dome-shaped shoulder to form the basic shape of a bottle-shaped can, and then, after the opening of the unopened end of the mouth and neck is performed twice, the lubricant is volatilized. After trimming the opening end side of the body and trimming the height of the seamless can (intermediate molded product) to a constant level, cut the tip of the unopened mouth and neck in the screw / curl molding process. After opening the mouth and neck, an outer curl is formed in an annular shape along the opening edge of the upper end of the mouth and neck, and a screw is formed on the cylindrical peripheral wall below it, and an annular bead is provided below the screw. Form a part.
[0025]
In the neck / flange forming step, neck / flange processing is applied to the vicinity of the opening end (lower end) of the body, which is on the opposite side to the mouth and neck, so that the neck and flange are provided at the lower end of the body. After forming the bottom cover, in a bottom cover winding step, a separate bottom cover is integrally fixed to the flange formed at the lower end opening edge of the neck portion by a double winding method. A bottle-shaped can (can before the cap is attached) as shown in FIG. 1 is manufactured.
[0026]
By the way, the bottle-shaped can manufactured as described above, after the beverage is filled in the can, a metal cap (a pill fur proof cap) made of a separate part is put on the mouth and neck, and then the well-known method is performed. Using a roll-on type capper (cap mounting device), press the top of the cap from above with top pressure by top pressure, and press the skirt of the cap from the side against the thread of the mouth and neck with the screw forming roll. Forming a screw in the skirt portion, and further squeezing the lower end portion of the skirt portion from the side to the inside with a squeezing roll, so that the lower end portion of the skirt portion is formed in the annular concave portion below the annular bead portion of the mouth and neck. The cap is fixed to the mouth and neck by pushing it in. When such a cap is attached, a large pressing force (883 to 1274N) from above is applied to the curled portion at the upper end of the mouth and neck. And thus to use.
[0027]
On the other hand, in the first embodiment of the present invention, in the screw / curl forming step, the inner and outer surfaces are formed annularly along the upper end opening edge of the cylindrical mouth and neck portion covered with the thermoplastic resin film. As shown in FIG. 2, the curled portion of the outer winding (opening curled portion) is formed in a state of being crushed in the width direction so that the cut end portion 21a of the opening is wound inside the curled portion 21 and closed. The curled portion 21 is bent further inside the curled portion 21 so that the cut end 21a faces downward, so that the upper and lower ends of the curled portion 21 In most of the cases except for the above, the metal plates are quadrupled in the width direction such that the metal plates substantially abut each other via the resin coating. Tapering towards the top of It has become a state. Then, the lower end of the curled portion 21 is in contact with the lower inclined surface 22 with respect to the inclined surface 22 formed between the curl forming portion and the screw forming portion of the mouth and neck portion by the two times of mouth drawing. It has become.
[0028]
An example of a process for forming the curled portion 21 in such a state that such a metal plate is quadrupled in the width direction will be described. A screw is formed on the unopened mouth and neck formed in the top dome forming process. In the curl forming step, the tip of the unopened mouth and neck is cut (trimmed) to open the mouth and neck, and in the curl forming step prior to the screw forming step, as shown in FIG. In the state (A) in which the mouth and neck are opened by trimming and the upper part from the inclined surface 22 is a cylindrical curl forming portion 21A, first, in the first step, the cut end of the cylindrical opening is cut. By bending a portion of a predetermined length outward from the portion 21a to form a flange in the state of (B), in the second step, the flange-formed portion is folded downward. By doing, it folds to the state of (C) And form, to form a double folded portion 21B to the open end.
[0029]
Then, in the third step, a flange having a predetermined length is bent outward in the third step with respect to the opening end where the folded portion 21B is formed, so that the flange is formed in the state of (D). In the fourth step, the flange-formed portion is folded downward so as to be folded in the state of (E), and the curled portion 21C having a triple structure is formed so as to involve the cut end. I have. Then, the curl portion 21C having the triple structure is further flange-formed in the state of (F) in the fifth step, and the entire curl width is changed to the state of (H) through the state of (G) in the sixth step. The curl portion 21 is formed into a final shape in which the metal plates are quadruplicately overlapped in the width direction by being folded and crushed in the direction. In this final shape, in most parts except the upper and lower ends of the curled portion 21, the metal plates are substantially in contact with each other via the resin coating in the width direction, and the lower end of the curled portion 21 is in contact with the lower inclined surface 22. In contact.
[0030]
According to the curled opening of the present embodiment (first embodiment) formed as described above, the cutting of the opening during manufacturing (when the tip of the unopened mouth and neck is cut and opened) is performed. Even if the end portion is unsightly due to fluffing of the resin film, the cut end portion 21a can be completely concealed by being entrapped into the curl portion 21 and confined. At the same time, since the metal plates are substantially in contact with each other in the width direction via the resin coating inside the curl portion 21, even if external moisture enters through the vent slit 32 of the cap 30, It is possible to reliably prevent moisture from reaching the cut end 21a and effectively prevent corrosion from occurring at the cut end 21a. As a result, the metal can is a steel can. Also cut end 2 It is possible to prevent the rust occurs in a.
[0031]
In addition, since the curl portion 21 is formed in a crushed state in the width direction and the lower end portion of the curl portion 21 is in contact with the inclined surface 22, a strong pressing force from the capper when the cap is attached is received from above. Even if the product is dropped by mistake after manufacturing the can, the curl portion 21 will not be deformed by the fall impact, and the curl portion 21 will cause a springback to reduce the shape and size. Since there is no variation, the sealing property between the sealing material 31 of the cap 30 and the curled portion 21 can be stably maintained.
[0032]
In particular, in the present embodiment (first embodiment), as shown in FIG. 2, the portion entangled inside the curl portion 21 is further bent inside the curl portion 21 so that the cut end 21 a faces downward. The curled portion 21 is formed in a squashed state in the width direction in the pressed state, and the metal plates overlap in the width direction quadruple in most of the curl portion 21 except near the upper and lower ends. Therefore, it is more effective in preventing moisture from entering the inside of the curl portion 21 and in the deformation resistance of the curl portion.
[0033]
Further, in the present embodiment (first embodiment), the vicinity of the upper portion of the curl portion 21 is tapered toward the top of the curl portion 21. When the sealing material 31 of the cap 30 comes into pressure contact with the top of the curled portion 21 due to the pressing force, the top of the curled portion 21 bites into the surface of the sealing material 31, and as a result, the sealing material 31 of the cap 30 The sealing performance with the curl portion 21 can be improved. In order to improve the sealing performance, the width of the top end of the curled portion 21 is preferably set to 1.5 mm or less, and more preferably 1.0 mm or less.
[0034]
In contrast to the first embodiment of the present invention in which the curled portions 21 are formed so that the metal plates are quadrupled in the width direction as described above, in the second embodiment of the present invention, FIG. As shown in FIG. 5, the curl portion 21 is formed such that the metal plates are triple overlapped in the width direction.
[0035]
That is, in the second embodiment of the present invention, in the screw / curl forming step, the inner and outer surfaces of the outer winding formed in an annular shape along the upper opening edge of the cylindrical mouth and neck covered with the coating of the thermoplastic resin. As shown in FIG. 4, the curl portion (opening curl portion) is formed in a state of being crushed in the width direction so that the cut end portion 21 a of the opening portion is wound around the curl portion 21 and closed. Except for the vicinity of the upper and lower ends of the curl portion 21, since the portion caught in the curl portion 21 extends upward inside the curl portion 21 so that the cut end 21 a faces upward. For the most part, the metal plates are triple overlapped in the width direction such that the metal plates substantially abut each other via the resin coating. Then, the lower end of the curled portion 21 is in contact with the lower inclined surface 22 with respect to the inclined surface 22 formed between the curl forming portion and the screw forming portion of the mouth and neck portion by the two times of mouth drawing. It has become.
[0036]
An example of a process for forming the curled portion 21 in a state where such a metal plate is overlapped three times in the width direction will be described. In the curl forming step, the tip of the unopened mouth and neck is cut (trimmed) to open the mouth and neck, and in the curl forming step prior to the screw forming step, as shown in FIG. ), The mouth and neck are opened, and the upper part from the inclined surface 22 becomes a cylindrical curl-forming portion 21A (A). First, in the first step, the cut end of the cylindrical opening is obtained. By bending a portion having a predetermined length outward from 21a to form a flange in the state of (B), in the second step, the flange-formed portion is folded downward. By that, it folds to the state of (C) And form, to form a double folded portion 21B to the open end.
[0037]
Then, in the third step, a flange having a predetermined length is bent outward in the third step with respect to the opening end where the folded portion 21B is formed, so that the flange is formed in the state of (D). In the fourth step, the flange-formed portion is folded downward so that the curled portion 21 is folded in the state shown in FIG. The plates are formed into the final shape of a triple overlap. In this final shape, in most parts except the upper and lower ends of the curled portion 21, the metal plates are substantially in contact with each other via the resin coating in the width direction, and the lower end of the curled portion 21 is in contact with the lower inclined surface 22. In contact.
[0038]
According to the opening curl portion of the present embodiment (second embodiment) formed as described above, the cut end portion 21a is wound into the curl portion 21 similarly to the case of the first embodiment described above. Since the cut end 21a can be completely concealed by being enclosed by the metal plate, and since the metal plates are overlapped so as to substantially contact each other via the resin coating inside the curl portion 21, the curl It is possible to prevent moisture from reaching the cut end 21a of the portion 21 and to prevent the occurrence of corrosion at the cut end 21a, and to form the curled portion 21 in a state where it is crushed in the width direction. Since the lower end of the curl portion 21 is in contact with the inclined surface 22, the curl portion 21 is not deformed even by a pressing force from above when the cap is attached or a drop impact after can production. For springback Ri for nor that cause variations in the shape and size of the curl portion 21, the seal between the sealing member 31 and the curled portion 21 of the cap 30 can be maintained stably.
[0039]
Also, in the present embodiment (second embodiment), the curl portion 21 is formed in a crushed state so that the metal plate is triple overlapped in the width direction. As compared with the case where the curl portion 21 is overlapped four times, the number of steps for molding the curl portion 21 can be reduced, the manufacturing cost can be reduced, and the curl portion 21 is generally thin in the width direction. Since the vicinity of the top portion of the curl portion 21 is relatively narrow in the width direction, the top portion of the curl portion 21 can be sufficiently cut into the sealing material 31 of the cap 30 when the cap is mounted, and The sealing property between the sealing material 31 and the curl portion 21 can be improved.
[0040]
As mentioned above, although each embodiment of the opening curl part of the metal can of the present invention was explained, the present invention is not limited to each embodiment as described above, and the target metal can is shown in the embodiment. It is not limited to such bottle type cans. For example, it is possible to form a can body (a so-called draw-and-redraw can or DI can) in which a can body and a can bottom are integrally formed by a well-known deep drawing method or a drawing ironing method. On the other hand, a bottle-shaped can in which a separate can lid having a mouth and neck and a shoulder is wound and fixed at the upper end opening, or a neck-in process of multiple steps on the upper end opening side A bottle-type can of a different type from the embodiment, such as a bottle-type can in which a part and a shoulder are formed (the shoulder may be a smooth neck), may be used.
[0041]
Further, the present invention is not limited to the bottle-type can, and may be a wide-mouth type screw can having a neck-in processed DI can having an opening at the upper end with a threaded mouth. The outer curl is formed at the opening of the can, for example, it may be an appropriate type bottle-type can using a welded can body or a wide-mouth type screw can. The type of the target metal can can be changed as appropriate as long as it is a metal can.
[0042]
Further, the target metal can is not limited to the steel can as described in the embodiment, and the thickness of the aluminum alloy plate used in the case of an aluminum can (in the case of an aluminum can, is not particularly limited. However, 0.25 to 0.42 mm is preferable in terms of strength and cost). In the case of an aluminum can, there is no danger that rust will be generated from the cut end of the curled portion and the commercial value will be significantly reduced unlike a steel can, but a part of the resin coating coated on the metal plate In the case where is peeled off at the cut end, there is a possibility that the commercial value may be reduced by seeing from the outside, so it is desirable that the opening curl portion has the structure as in the present invention.
[0043]
【The invention's effect】
According to the opening curl portion of the metal can of the present invention as described above, even if the cut end portion of the curl portion is unsightly due to peeling of the resin or the like, it can be completely hidden, and the curl portion can be completely covered. It is possible to reliably prevent external moisture from reaching the cut end, and to reliably prevent rust from being generated at the cut end even if the metal can is a steel can. In addition, since the curled portion is not deformed by a pressing force or a drop impact from above, and the shape and dimensions of the curled portion do not vary due to springback, the sealing between the sealing material of the cap and the curled portion is prevented. The sealability between the cap seal and the curl can be improved by making the top of the curl part bite into the cap seal when the cap is attached. Can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an appearance of an entire can (excluding a cap) of a bottle-shaped can according to an embodiment of an open curl portion of a metal can of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing the structure of the curled opening portion with the cap attached thereto in the first embodiment of the curled opening portion of the metal can of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory cross-sectional view showing an example of a forming step of the opening curl portion shown in FIG. 2;
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing a structure of an opening curl portion in a state where a cap is mounted in a second embodiment of the open curl portion of the metal can of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory cross-sectional view showing an example of a forming step of the opening curl portion shown in FIG. 4;
[Explanation of symbols]
1 bottle cans (metal cans)
2 mouth and neck
3 shoulder
2 torso
21 Curled part (curled part of opening)
21a Cutting end
22 Inclined wall

Claims

In a metal can having an outer winding curled portion formed at the opening of the can, at least the inner and outer surfaces of the metal plate forming the vicinity of the opening of the can are covered with a resin coating, and the cut end at the upper end is curled. The curl portion formed above the inclined surface so as to be wrapped around and enclosed in the inside is formed in a state where the lower end portion is crushed in the width direction so as to contact the inclined surface, and the upper and lower ends of the curl portion An opening curl portion of a metal can, characterized in that in most parts except the vicinity, the metal plates are overlapped in the width direction so as to substantially abut each other via a resin coating.

The part that has been entangled inside the curled part is further bent inside the curled part so that the cut end faces downward, and the curled part is formed in a state crushed in the width direction In most cases, except for the vicinity of the upper and lower ends of the curl part, the metal plates overlap in the width direction four times, and near the upper part of the curl part, it is tapered toward the top of the curl part. The curled opening of a metal can according to claim 1.

The curled portion is formed in a state where the curled portion is crushed in the width direction in a state where the portion caught inside the curled portion extends upward inside the curled portion so that the cut end is directed upward. The open curl portion of the metal can according to claim 1, wherein the metal plates overlap in the width direction in a triple manner in most of the curl portion except near the upper and lower ends.

From the state in which the metal can is integrally molded into a bottomed cylindrical can body from a resin-coated metal plate coated on both sides with a resin coating, at least the mouth, neck, shoulder, and body are integrally formed, The metal can according to any one of claims 1 to 3, wherein the metal can is a bottle-shaped can having an outer curl formed at an upper opening edge of a neck and a screw formed on a peripheral wall of the mouth and neck. Opening curl part.

From the state in which the inner and outer surfaces of the bottomed cylindrical can body integrally formed from a metal plate are covered with a resin coating, at least the mouth, neck, shoulders, and body are integrally formed, and The metal can according to any one of claims 1 to 3, wherein the metal can is a bottle-shaped can having an outer winding curl portion formed at an upper end opening edge of the portion and a screw formed on a peripheral wall of a mouth and neck portion. Open curl.

A metal can is formed from a resin-coated steel sheet coated with a resin coating on both sides of the steel sheet except for the portion to be welded to form a cylindrical welding can body. A bottle-shaped can with an outer curl formed at the upper opening edge of the mouth and neck, a screw formed on the peripheral wall of the mouth and neck, and a separate bottom lid fixed to the other end opening side. The curled opening part of a metal can according to any one of claims 1 to 3, wherein: