JP2004024933A - パーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マイナスイオンを発生して放出するマイナスイオン発生器15を、ディスプレイ装置10の筐体10a内部に組み込み、該マイナスイオン発生器15をオン・オフ操作する電源スイッチ17aと、ディスプレイ装置10をオン・オフ操作する電源スイッチ16aとを別個独立に設けた。
【選択図】 図1
Description
【請求項1】マイナスイオンを発生して放出するマイナスイオン発生器を、筐体又は筐体を支持するベース台に組み込み、マイナスイオン吹き出し口を、筐体又はベース台に形成したことを特徴とするパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項2】前記マイナスイオン発生器をオン・オフ操作する電源スイッチと、ディスプレイ装置をオン・オフ操作する電源スイッチとを別個独立に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項3】前記マイナスイオン発生器の電源スイッチと連動する発光具を設けたことを特徴とする請求項2に記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項4】前記マイナスイオン発生器への電源供給は、ディスプレイ装置用の電源装置とは別個独立に設けられた電源装置により行われることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項5】前記パーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置はスピーカを備え、該スピーカを覆うスピーカグリルをマイナスイオン発生器のマイナスイオン吹き出し口として用いたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項6】前記ディスプレイ装置に、マイナスイオン発生器から発生したマイナスイオンを外部へ放するためのファンを内蔵したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項7】前記マイナスイオン発生器は、電子放射式又はコロナ放電式のマイナスイオン発生器に構成されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【請求項8】前記ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ装置に構成されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイナスイオン発生器を内蔵したパーソナルコンピュータ用のディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報技術の進歩により、コンピュータ装置本体、ディスプレイ装置、及びキーボード等の入力装置を備えたパーソナルコンピュータの普及が進み、これらの機器の使用頻度が増加していきている。パーソナルコンピュータの使用環境下においては、プラスイオン濃度が高くなって、肉体疲労やストレスが溜まり易くなる傾向にある。
【0003】
一方、最近は健康や生活環境に対する意識が強くなり、マイナスイオンについて関心が高まってきている。マイナスイオンは空気中に放出されると、タバコの煙や花粉の除去、消臭、静電気除去等の空気清浄作用を奏し、クリーンな空気を作り出すことができる。また、マイナスイオンは、精神や身体をリラックスさせたり、免疫力を高め新陳代謝を活発にして基礎代謝を向上させたり、身体の疲労や精神的ストレスを緩和したりする働きがあると言われている。
【0004】
そして、マイナスイオンを発生して室内の空気中に放出し、プラスイオンの空気中濃度を低くしてマイナスイオン濃度が高い環境を作り出す、マイナスイオン発生器が種種考案されている。
従って、このような、マイナスイオンを放出するマイナスイオン発生器をパーソナルコンピュータの近傍に設置することで、パーソナルコンピュータの使用環境をマイナスイオン濃度が高い環境として、身体に良い環境を作り出すことが可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如くのマイナスイオン発生器を、プラスイオン濃度が高くなりがちなパーソナルコンピュータの近傍に設置することで、身体に良い環境を作り出すことができるが、マイナスイオン発生器はコンピュータ装置本体、ディスプレイ装置等といったパーソナルコンピュータを構成する機器とは別個に構成されるものであり、設置スペースが余分に必要となるため、狭い机上等ではマイナスイオン発生器の設置スペースが確保できなかったり、効果的な位置に設置できなかったりすることがあった。
また、パーソナルコンピュータが設置される環境では、コンピュータ装置本体やディスプレイ装置等、電源を必要とする機器が多く設置されるので、マイナスイオン発生器用の商用電源のコンセントを確保することが困難な場合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。即ち、請求項1に記載の如く、マイナスイオンを発生して放出するマイナスイオン発生器を、筐体又は筐体を支持するベース台に組み込み、マイナスイオン吹き出し口を、筐体又はベース台に形成した。
また、請求項2に記載の如く、前記マイナスイオン発生器をオン・オフ操作する電源スイッチと、ディスプレイ装置をオン・オフ操作する電源スイッチとを別個独立に設けた。
【0007】
また、請求項3に記載の如く、前記マイナスイオン発生器の電源スイッチと連動する発光具を設けた。
【0008】
また、請求項4に記載の如く、前記マイナスイオン発生器への電源供給は、ディスプレイ装置用の電源装置とは別個独立に設けられた電源装置により行われる。
【0009】
また、請求項5に記載の如く、前記パーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置はスピーカを備え、該スピーカを覆うスピーカグリルをマイナスイオン発生器のマイナスイオン吹き出し口として用いた。
【0010】
また、請求項6に記載の如く、前記ディスプレイ装置に、マイナスイオン発生器から発生したマイナスイオンを外部へ放するためのファンを内蔵した。
【0011】
また、請求項7に記載の如く、前記マイナスイオン発生器は、電子放射式又はコロナ放電式のマイナスイオン発生器に構成される。
また、請求項8に記載の如く、前記ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ装置に構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1はマイナスイオン発生器を筐体内部に組み込んだパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置を示す正面図、図2はマイナスイオン発生器の概略構成を示すブロック図、図3はディスプレイ装置における吹き出し口の別実施例を示す背面図、図4はディスプレイ装置における吹き出し口の第三の実施例を示す正面図、図5はディスプレイ装置における吹き出し口の第四の実施例であって、マイナスイオン発生器をベース台に組み込んだディスプレイ装置を示す正面図、図6はマイナスイオン発生器をディスプレイ装置のベース台に組み込んだ場合におけるマイナスイオン発生器の概略構成を示すブロック図、図7はディスプレイ用の電源スイッチ及びマイナスイオン用の電源スイッチをまとめて一つの電源スイッチに構成したディスプレイ装置を示す正面図、図8はマイナスイオン発生器に電源を供給する電源装置に、マイナスイオンを効率良く放出するためのファンを接続した構成を示すブロック図である。
【0013】
本発明のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置の構成について説明する。図1に示すように、パーソナルコンピュータ(以下パソコンという)1は、コンピュータ装置本体11、ディスプレイ装置10、及びキーボード12を備えている。ディスプレイ装置10は、筐体10aにLCD(Liquid Crystal Display)パネル10bを装着した液晶ディスプレイ装置に構成されている。
尚、ディスプレイ装置10は、CRT(Cathode Ray Tube)型のディスプレイ装置や、PDP型(Plasma Display Panel)型のディスプレイ装置に構成することも可能である。
【0014】
ディスプレイ装置10の筐体10aには、該ディスプレイ装置10のオン・オフを切り換えるディスプレイ用電源スイッチ16a、及びディスプレイ用電源ランプ16bが配設されている。ディスプレイ用電源ランプ16bは、LED(Light Emitting Diode)等の発光具で構成され、ディスプレイ用電源スイッチ16aがオン状態になると連動して点灯し、その旨を示すものである。
【0015】
また、筐体10a内部にはマイナスイオン発生器15が収納されており、例えばLCDパネル10bの下方に配置されている。
筐体10aにおけるディスプレイ用電源スイッチ16a及びディスプレイ用電源ランプ16bの配置位置の近傍には、マイナスイオン発生器15のオン・オフを切り換えるマイナスイオン用電源スイッチ17a、及びマイナスイオン用電源ランプ17bが配設されている。マイナスイオン用電源ランプ17bは、LED(Light Emitting Diode)等の発光具で構成され、マイナスイオン用電源スイッチ17aがオン状態になると連動して点灯し、その旨を示すものである。
【0016】
筐体10aの表面(パソコン1のユーザーと対峙する側の面)におけるLCDパネル10bの上方にはマイナスイオン吹き出し口18が形成されており、マイナスイオン用電源スイッチ17aがオンされると、マイナスイオン発生器15が作動を開始して、該マイナスイオン吹き出し口18からマイナスイオンが放出されるように構成されている。
【0017】
即ち、図2に示すように、マイナスイオン用電源スイッチ17aがオンされてマイナスイオン発生器15が作動を開始すると、ディスプレイ装置10の電源装置28から供給される直流電源が、ノイズフィルタ54を通じて、マイナスイオン発生モジュール51における電圧増幅回路51bにより所定の電圧まで昇圧される。昇圧された直流高圧は放電制御回路51aを通じてイオン化針52へ印加され、これにより、イオン化針52からマイナスイオンが生成される。
【0018】
イオン化針52から生成したマイナスイオンは空中へ放出され、マイナスイオン発生器15が配置される筐体10aの下部から筐体10a内部を通って上部へ流れ、該筐体10aの上部に形成されるマイナスイオン吹き出し口18から、筐体10a外部へ放出されることとなる。
【0019】
ディスプレイ装置10の電源装置28からマイナスイオン発生器15へ供給される電源は、例えば+5Vの直流であり、マイナスイオン発生モジュール51の電圧増幅回路51bにて、−4000〜−10000V程度の間の直流高圧に変換される。
本例のマイナスイオン発生器15は、例えば電子放射式に構成されており、変換された直流高圧は、マイナスイオンを生成するイオン化針へ印加される。尚、イオン化針52へ印加する電圧は、イオン化針52の特性により異なるため、変換する電圧に−4000〜−10000V程度といった幅を持たせてある。
【0020】
また、ノイズフィルタ54は、マイナスイオン発生モジュール51から発生するノイズがパソコン1側へ回り込むことを防止するための部材である。
尚、本例ではマイナスイオン発生器15を電子放射式に構成しているが、コロナ放電式のマイナスイオン発生器に構成することも可能である。
このように、ディスプレイ装置10に組みこまれるマイナスイオン発生器15は、電子放射式又はコロナ放電式に構成されるので、レナード式に構成されるマイナスイオン発生器のように水を使用することがなく、該ディスプレイ装置10の破損や漏電を招くおそれがない。
また、ユーザーの好みに合わせて、電子放射式又はコロナ放電式の何れかの方式のマイナスイオン発生器を適宜選択することが可能となり、該マイナスイオン発生器の汎用性を向上することができる。
【0021】
このように、ディスプレイ装置10にマイナスイオン発生器15を組み込み、該ディスプレイ装置10に形成される吹き出し口18からマイナスイオンが放出されるように構成することで、プラスイオン濃度が高くなりがちなパソコン1周囲の環境を、マイナスイオン濃度が高い状態にすることができ、身体に良い環境を作り出すことが可能となる。
【0022】
この場合、マイナスイオン発生器15はディスプレイ装置10に内蔵されているので、マイナスイオン発生器15を設置するスペースや専用のコンセントを設ける必要がなく、パソコン1周りの混雑を解消して見栄えも良くすることができる。また、ディスプレイ装置10に対峙するパソコン1のユーザーに対して効果的にマイナスイオンを吹き出すことができる。
【0023】
そして、ディスプレイ装置10には、ディスプレイ用電源スイッチ16aに加えて、マイナスイオン発生器15をオン・オフするマイナスイオン用電源スイッチ17aが独立して設けられているので、ディスプレイ装置10のオン・オフ状態にかかわらず、例えばディスプレイ装置10がオフされているときでも、マイナスイオン発生器15のみを単独で作動させることができる。
【0024】
さらに、マイナスイオン用電源スイッチ17aのオン・オフ状態に連動して点灯するマイナスイオン用電源ランプ17bが設けられているので、マイナスイオン発生器15が作動しているか否かを一目で把握することができる。
尚、ディスプレイ装置10についても同様に、ディスプレイ用電源ランプ16bにより、そのオン・オフ状態を一見して把握することが可能である。
【0025】
また、図3に示すように、マイナスイオンが吹き出すマイナスイオン吹き出し口18は、ディスプレイ装置10の筐体10aの裏面側に形成することもできる。このように、筐体10aに裏面側にマイナスイオン吹き出し口18を形成することで、筐体10aの表面側のデザインの自由度を増すことができ、すっきりした外観とすることが可能となって、デザイン性を向上することができる。
尚、マイナスイオン吹き出し口18は、筐体10aの何れの箇所に形成してもよく、筐体内部のマイナスイオン発生器15から発生したマイナスイオンを外部へ放出することが可能である。
【0026】
また、図4に示すような、筐体10aにスピーカ21が配設されたディスプレイ装置10においては、以下のように構成することもできる。
ディスプレイ装置10では、筐体10aにおけるLCDパネル10bの両側部分にスピーカ21が配設されている。スピーカ21は、その前方をスピーカグリル21aに覆われており、スピーカグリル21aは、網目状部材やパンチングメタル等の通気性を有する部材で構成されている。
【0027】
本例では、マイナスイオン発生器15は、筐体10a内のスピーカグリル21a部分(何れか一方のスピーカグリル21a部分、又は両方のスピーカグリル21a部分)に配置されており、該マイナスイオン発生器15から発生したマイナスイオンは、スピーカグリル21aを通じて外部へ放出される。
即ち、スピーカグリル21aをマイナスイオン発生器15のマイナスイオン吹き出し口として用いている。
【0028】
このように、スピーカグリル21aをマイナスイオン吹き出し口として用いることで、マイナスイオン吹き出し口を筐体10aに別途形成する必要がなくなり、筐体10aの美観を損なうことがない。また、マイナスイオン発生器15を内蔵した仕様のディスプレイ装置10と、マイナスイオン発生器15を内蔵しない仕様のディスプレイ装置10とで、筐体10aを共通化することができ、ディスプレイ装置10のコストダウンを図ることができる。
【0029】
また、図5に示すように、LCDパネル10bが装着される筐体10aはベース台19により支持されているが、このベース台19内にマイナスイオン発生器15を組み込むとともに、マイナスイオン吹き出し口18、マイナスイオン用電源スイッチ17a、及びマイナスイオン用電源ランプ17bをベース台19に設けることもできる。即ち、マイナスイオンの発生機構を、まとめてベース台19に設けることもできる。
このように構成することで、マイナスイオンを発生する機能を、LCDパネル10bが装着される筐体10a部分と分離することができる。
従って、例えばLCDパネル10bに不具合が生じたときには筐体10aの部分のみを交換すればよく、マイナスイオン発生器15に不具合が発生した場合にはベース台19のみを交換すればよい、といったように、不具合時における部品交換等が容易に行えるようになる。
【0030】
また、図6に示すように、マイナスイオンの発生機構をベース台19に設けた場合は、マイナスイオン発生器15用の電源を、商用電源からACアダプタ38を通じて供給するようにすることもできる。
即ち、マイナスイオン発生器15がベース台19に設けられた場合は、LCDパネル10b等の筐体10a側へ電源供給する前記電源装置28からの電力供給を、構造上受けにくくなることが考えられるが、そのような場合でもACアダプタ38を用いて、マイナスイオン発生器15に対して別個独立に電源を供給することで、容易に電源供給することが可能となる。
【0031】
また、図7に示すように、前記ディスプレイ用電源スイッチ16a及びマイナスイオン用電源スイッチ17aをまとめて一つの電源スイッチ35aに形成し、ディスプレイ装置10自体の作動とマイナスイオン発生器15の作動とが連動するように構成することもできる。
即ち、電源スイッチ35aをオンすると、ディスプレイ装置10とマイナスイオン発生器15とが同時に起動し、電源スイッチ35aをオフすると、ディスプレイ装置10とマイナスイオン発生器15とが同時に作動停止する。
この場合、電源スイッチ35aのオン・オフ状態を示す電源ランプ35bを、電源スイッチ35aの近傍に設けることもできる。
【0032】
このように構成することで、ディスプレイ装置10の前面に配置するスイッチ類を減少することができ、ディスプレイ装置10をスッキリとしたデザインに構成することができる。
また、ディスプレイ装置10が起動しているときにはマイナスイオン発生器15が必ず作動し、ディスプレイ装置10が消えているときはマイナスイオン発生器15も必ず停止することになるので、マイナスイオン発生器15の付け忘れや消し忘れ等を防止することができる。
【0033】
前述の全ての実施例におけるディスプレイ装置10では、マイナスイオン発生器15から発生したマイナスイオンがイオン発生時に生じる気流によって、自然にマイナスイオン吹き出し口18を通じて外部へ放出されるように構成しているが、以下のようにディスプレイ装置10にファン32を内蔵して効率的に放出するようにすることもできる。
即ち、図8に示すように、マイナスイオン発生器15が電源供給を受けているディスプレイ装置10用の電源装置28に、ファン32を接続して駆動するように構成し、該ファン32によりマイナスイオン発生器15から発生したマイナスイオンをマイナスイオン吹き出し口18から筐体外部へ強制的に放出させるようにする。
【0034】
このように、ファン32を設けることで、マイナスイオンの筐体外部への放出を効率的に行うことができ、マイナスイオンの効果をより高めることができる。また、ファン32を駆動する電源と、マイナスイオン発生器15を駆動する電源とを、共にディスプレイ装置10用の電源装置28としているため、マイナスイオン発生器15の作動とファン32の作動とを連動させて、マイナスイオン発生器15の作動時のみにファン32を駆動することができ、省エネ化を図ることができるとともに、マイナスイオンの効率的な放出を確実に行うことができる。尚、ACアダプタ38を通じてマイナスイオン発生器15用の電源を供給するようにした場合は、ファン32の電源もACアダプタ38から供給するように構成すればよい。
【0035】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如く、マイナスイオンを発生して放出するマイナスイオン発生器を、筐体又は筐体を支持するベース台に組み込み、マイナスイオン吹き出し口を、筐体又はベース台に形成したので、
プラスイオン濃度が高くなりがちなパソコン周囲の環境を、マイナスイオン濃度が高い状態にすることができ、身体に良い環境を作り出すことが可能となる。この場合、マイナスイオン発生器を設置するスペースや専用のコンセントを設ける必要がなく、パソコン周りの混雑を解消して見栄えも良くすることができる。また、ディスプレイ装置に対峙するパソコンのユーザーに対して効果的にマイナスイオンを吹き出すことができる。
特に、マイナスイオン発生器をベース台に組み込んでマイナスイオン吹き出し口をベース台に形成した場合は、マイナスイオンを発生する機能を筐体部分と分離することができる。従って、マイナスイオン発生器に不具合が発生した場合にはベース台のみを交換すればよい、といったように、不具合時における部品交換等が容易に行えるようになる。
また、請求項2記載の如く、ディスプレイ装置に、前記マイナスイオン発生器をオン・オフ操作する電源スイッチと、ディスプレイ装置をオン・オフ操作する電源スイッチとを別個独立に設けたので、ディスプレイ装置のオン・オフ状態にかかわらず、例えばディスプレイ装置がオフされているときでも、マイナスイオン発生器のみを単独で作動させることができる。
【0036】
さらに、請求項3記載の如く、前記マイナスイオン発生器の電源スイッチと連動する発光具を設けたので、
マイナスイオン発生器が作動しているか否かを一目で把握することができる。
【0037】
さらに、請求項4記載の如く、前記マイナスイオン発生器への電源供給は、ディスプレイ装置用の電源装置とは別個独立に設けられた電源装置により行われるので、
例えば、マイナスイオン発生器がディスプレイ装置のベース台に設けられた場合、LCDパネル等の筐体側へ電源供給するディスプレイ装置の電源装置からの電力供給を、構造上受けにくくなることが考えられるが、そのような場合でもACアダプタ等の電源装置を別に設けて、マイナスイオン発生器に対して別個独立に電源を供給することで、容易に電源供給することが可能となる。
【0038】
さらに、請求項5記載の如く、前記パーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置はスピーカを備え、該スピーカを覆うスピーカグリルをマイナスイオン発生器のマイナスイオン吹き出し口として用いたので、
マイナスイオン吹き出し口をディスプレイ装置の筐体に別途形成する必要がなくなり、筐体の美観を損なうことがない。
また、マイナスイオン発生器を内蔵した仕様のディスプレイ装置と、マイナスイオン発生器を内蔵しない仕様のディスプレイ装置とで、筐体を共通化することができ、ディスプレイ装置のコストダウンを図ることができる。
【0039】
さらに、請求項6記載の如く、前記ディスプレイ装置に、マイナスイオン発生器から発生したマイナスイオンを外部へ放するためのファンを内蔵したので、
マイナスイオンの筐体外部への放出を効率的に行うことができ、マイナスイオンの効果をより高めることができる。
【0040】
さらに、請求項7記載の如く、前記マイナスイオン発生器は、電子放射式又はコロナ放電式のマイナスイオン発生器に構成されるので、
レナード式に構成されるマイナスイオン発生器のように水を使用することがなく、該ディスプレイ装置の破損や漏電を招くおそれがない。
また、ユーザーの好みに合わせて、電子放射式又はコロナ放電式の何れかの方式のマイナスイオン発生器を適宜選択することが可能となり、該マイナスイオン発生器の汎用性を向上することができる。
さらに、請求項8記載の如く、前記ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ装置に構成されるので、
プラスイオン濃度が高くなりがちなパソコン周囲の環境を、マイナスイオン濃度が高い状態にすることができ、身体に良い環境を作り出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マイナスイオン発生器を筐体内部に組み込んだパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置を示す正面図である。
【図2】マイナスイオン発生器の概略構成を示すブロック図である。
【図3】ディスプレイ装置における吹き出し口の別実施例を示す背面図である。
【図4】ディスプレイ装置における吹き出し口の第三の実施例を示す正面図である。
【図5】ディスプレイ装置における吹き出し口の第四の実施例であって、マイナスイオン発生器をベース台に組み込んだディスプレイ装置を示す正面図である。
【図6】マイナスイオン発生器をディスプレイ装置のベース台に組み込んだ場合におけるマイナスイオン発生器の概略構成を示すブロック図である。
【図7】ディスプレイ用の電源スイッチ及びマイナスイオン用の電源スイッチをまとめて一つの電源スイッチに構成したディスプレイ装置を示す正面図である。
【図8】マイナスイオン発生器に電源を供給する電源装置に、マイナスイオンを効率良く放出するためのファンを接続した構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(パソコン)
10 ディスプレイ装置
10a 筐体
15 マイナスイオン発生器
17a マイナスイオン用電源スイッチ
17b マイナスイオン用電源ランプ
18 マイナスイオン吹き出し口
21 スピーカ
21a スピーカグリル
Claims (6)
- マイナスイオンを発生して放出するマイナスイオン発生器を、筐体内部に組み込み、該マイナスイオン発生器をオン・オフ操作する電源スイッチと、ディスプレイ装置をオン・オフ操作する電源スイッチとを別個独立に設けたことを特徴とするパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
- 前記マイナスイオン発生器の電源スイッチと連動する発光具を設けたことを特徴とする請求項1に記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
- 前記マイナスイオン発生器への電源供給は、ディスプレイ装置用の電源装置とは別個独立に設けられた電源装置により行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
- 前記パーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置はスピーカを備え、該スピーカを覆うスピーカグリルをマイナスイオン発生器のマイナスイオン吹き出し口として用いたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
- 前記ディスプレイ装置に、マイナスイオン発生器から発生したマイナスイオンを外部へ放するためのファンを内蔵したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置。
- 前記マイナスイオン発生器は、電子放射式又はコロナ放電式のマイナスイオン発生器に構成されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のマイナスイオン発生器。
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