JP2004023230A - 無線基地局装置及び無線基地局装置のトラヒック量測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体通信システムにおいて実運用下でトラヒック量を正確に測定すること。
【解決手段】無線基地局装置100が、呼接続処理を行う呼処理制御部104と、呼処理制御部104により処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定部105と、トラヒック量測定部105により測定されたトラヒック量を記憶するトラヒック量記憶部106と、トラヒック量記憶部106に記憶されたトラヒック量を表示インタフェース部107を介して受けて表示する表示装置108と、を具備している。
【選択図】 図1
【解決手段】無線基地局装置100が、呼接続処理を行う呼処理制御部104と、呼処理制御部104により処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定部105と、トラヒック量測定部105により測定されたトラヒック量を記憶するトラヒック量記憶部106と、トラヒック量記憶部106に記憶されたトラヒック量を表示インタフェース部107を介して受けて表示する表示装置108と、を具備している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムにおける携帯電話機等の移動局とのトラヒック量を測定する機能を備えた無線基地局装置及び無線基地局装置のトラヒック量測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラヒック量測定装置としては、特開平9−186767号公報及び特開平7−87194号公報に記載されているものがある。
【0003】
特開平9−186767号公報に記載されたトラヒック量測定装置は、呼処理モジュール及び保守運用モジュールを具備している。前記呼処理モジュールは、呼の接続要求を検出すると着信加入者決定処理を起動し、前記保守運用モジュールに問い合わせを行う。前記保守運用モジュールは、データ部内の輻輳制御データを読み上げ、その中の輻輳レベルと重み係数とを乗じて輻輳値を計算し、その輻輳値が最小となる着信番号の最適着信加入者を決定する。また、前記保守運用モジュールは、輻輳制御データの報告周期毎に測定部から得たトラヒックを基に輻輳レベルを算出し、算出した輻輳レベルが輻輳制御データの輻輳レベルと異なるときは、輻輳制御データ中の輻輳レベルを算出した輻輳レベルに書き換える。
【0004】
また、特開平7−87194号公報に記載されたトラヒック量測定装置は、実際のトラヒック環境下で、将来の回線過不足の判定を行うものであり、将来の増分呼量r’と回線数Cに対して呼損率P(i)を算出し、その呼損率P(i)と装置の非使用中回線数iに対する度数N(i)の積をとり、その和を測定回数Sで除し、その結果と加わる呼量r’の積をとり呼損呼量を求め、呼数Iと、呼損数J、呼の平均保留時間hの積をとって現状の加わる呼量rと呼損呼量を算出し、それらの和をとって将来の加わる呼量を見積もり、規定値と比較することにより将来に回線が過剰又は不足になるかを判定する。
【0005】
すなわち、これらの従来のトラヒック量測定装置においては、呼量、呼損率及び平均保留時間等を測定することにより、回線の過不足を判定し輻輳監視を行うことにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトラヒック量測定装置においては、呼量、呼損率及び平均保留時間等の測定値は、輻輳監視をするためだけに一時的に使用されるだけであるから、トラヒック特性を分析する情報として有効に活用されていないという問題がある。
【0007】
また、マルチメディア通信である第3世代移動通信方式(IMT−2000)のトラヒック量については、大幅に増加すると想定されるが、第2世代移動通信(PDC)のトラヒック量を参考に推定せざる得ないから正確に把握できていない状況である。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、移動体通信システムにおいて実運用下でトラヒック量を正確に測定することができる無線基地局装置及び無線基地局装置のトラヒック量測定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線基地局装置は、呼接続処理を行う呼処理制御手段と、前記呼処理制御手段により処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定手段と、前記トラヒック量測定手段により測定された前記トラヒック量を記憶するトラヒック量記憶手段と、前記トラヒック量記憶手段に記憶された前記トラヒック量を表示する表示手段と、を具備する構成を採る。
【0010】
この構成によれば、測定したトラヒック量を記憶し表示することができるから、移動体通信システムにおいて実運用下でのトラヒック量を正確に把握してトラヒック特性を分析することができる。
【0011】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記トラヒック量測定手段が、発着信及び位置登録の呼生起間隔及び呼生起回数を測定する呼生起頻度測定手段、単位時間当たりの全回線中における通話時間の合計を示す呼量を測定する呼量測定手段、呼接続ができなかった割合を示す呼損率を測定する呼損率測定手段、全チャネル当たりの通信時間を示す平均保留時間を測定する平均保留時間測定手段又は通信中の呼が正常終了された割合を示す完了呼率測定手段の何れか1つを具備する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、呼生起頻度、呼量、呼損率間又は平均保留時間及び完了呼率を測定して個々の測定要素に応じたトラヒック量を求めて記憶し表示するから、移動体通信システムにおいて実運用下で移動局装置とのトラヒック量を複数の要素を用いて正確に分析することができる。
【0013】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記トラヒック量測定手段が、前記無線基地局装置の内部の複数のセクタ間での移動局装置の移動時の呼接続を制御するソフトハンドオーバーの実行頻度を測定するソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記無線基地局装置の間での移動局装置の移動時の呼接続を制御するダイバーシチハンドオーバーの実行頻度を測定するダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記セクタ間又は前記無線基地局装置の間での移動局装置の移動時の呼接続を無瞬断で行うように制御する無瞬断ハードハンドオーバーの実行頻度を測定する無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段又はハンドオーバの時に再同期をとる再同期ハードハンドオーバーの実行頻度を測定する再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段のいずれか1つを具備する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、前記効果に加えて、ソフトハンドオーバー、ダイバーシチハンドオーバー、無瞬断ハードハンドオーバー又は再同期ハードハンドオーバーの実行頻度を測定して個々の測定要素に応じたトラヒック量を求めて記憶し表示するから、移動体通信システムにおいて実運用下で移動局装置とのトラヒック量を複数要素を用いて正確に分析することができる。
【0015】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段が、符号の再配置の頻度を測定する符号再配置頻度測定手段、タイミングの調整の頻度を測定するタイミング調整頻度測定手段、パケット伝送速度の変更の頻度を測定するパケット伝送速度変更頻度測定手段又はマルチコールの頻度を測定するマルチコール頻度測定手段のいずれか1つを具備する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、前記効果に加えて、符号の再配置、タイミングの調整、パケット伝送速度の変更又はマルチコールの実行頻度を測定して個々の測定要素に応じたトラヒック量を求めて記憶し表示するから、移動局装置とのトラヒック量を複数要素を用いて正確に分析することができる。
【0017】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記トラヒック量測定手段が、前記無線基地局装置が使用可能な全無線チャネルのうち何パーセントが使用されているかを示す無線チャネル使用率を測定する無線チャネル使用率測定手段を具備する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、前記効果に加えて、無線基地局装置における無線のチャネル使用状況を把握することができるから、残りの空きチャネル数を監視することができる。
【0019】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記無線基地局装置が、前記トラヒック量測定手段に接続されている測定時間設定手段を具備し、前記測定時間設定手段が、前記呼生起頻度測定手段、前記呼量測定手段、前記呼損率測定手段、前記平均保留時間測定手段、前記完了呼率測定手段、前記ソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記ダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段、前記再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段又は前記無線チャネル使用率測定手段の測定の時間を設定する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、前記効果に加えて、測定時間をきめ細かく設定することができるから、短時間での瞬時トラヒック量を測定することができる。
【0021】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記無線基地局装置が、前記呼処理制御手段及び前記トラヒック量測定手段に接続されている信号種別測定制御手段を具備し、前記信号種別測定制御手段が、トラヒック特性が異なる音声、パケット又は非制限デジタルの信号種別ごとに、前記呼生起頻度測定手段、前記呼量測定手段、前記呼損率測定手段、前記平均保留時間測定手段、前記完了呼率測定手段、前記ソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記ダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段又は前記再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段の測定を実行する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、前記効果に加えて、信号種別ごとにトラヒック量を測定できるから、信号種別ごとのトラヒック量を比較することができる。
【0023】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記表示手段が、表示装置と、シリアル回線、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で前記表示装置に接続する表示インタフェース手段と、を具備する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、前記効果に加えて、無線基地局装置が表示装置と、シリアル回線、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で前記表示装置に接続する表示インタフェース手段と、を具備するから、高速転送に対応でき、かつ、遠隔地での使用も可能となる。
【0025】
本発明の移動体通信システムは、前記無線基地局装置を具備する構成を採る。
【0026】
この構成によれば、前記効果を有する移動体通信システムを得ることができる。
【0027】
本発明の無線基地局装置のトラヒック量測定方法は、呼接続処理を行う呼処理制御ステップと、前記呼処理制御ステップにおいて処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定ステップと、前記トラヒック量測定ステップにおいて測定された前記トラヒック量を記憶するトラヒック量記憶ステップと、前記トラヒック量記憶ステップにおいて記憶された前記トラヒック量を表示する表示ステップと、を具備するようにした。
【0028】
この方法によれば、測定したトラヒック量を記憶し表示することができるから、移動体通信システムにおいて実運用下でのトラヒック量を正確に把握してトラヒック特性を分析することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、呼処理制御手段により処理するトラヒック量を測定して記憶し表示することである。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図である。
【0032】
図1に示すように、無線基地局装置100は、受信アンテナ101−1、送信アンテナ101−2、受信部102、送信部103、呼処理制御部104、トラヒック量測定部105、トラヒック量記憶部106、表示インタフェース部107、表示装置108、測定時間設定部109及び信号種別測定制御部110を具備している。
【0033】
受信部102の入力端子は、受信アンテナ101−1の出力端子に接続されている。送信部103の出力端子は、送信アンテナ101−2の入力端子に接続されている。呼処理制御部104は、受信部102及び送信部103に接続されている。トラヒック量測定部105の入力端子は、呼処理制御部104の出力端子に接続されている。トラヒック量記憶部106に入力端子は、トラヒック量測定部105の出力端子に接続されている。表示インタフェース部107の入力端子は、トラヒック量記憶部106の出力端子に接続されている。表示インタフェース部107の出力端子は、表示装置108の入力端子にシリアル回線111を介して接続されている。なお、表示インタフェース部107は、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で表示装置108に接続されるように構成してもよい。
【0034】
測定時間設定部109の出力端子は、トラヒック量測定部105の入力端子に接続されている。信号種別測定制御部110は、呼処理制御部104とトラヒック量測定部105との間に接続されている。また、呼処理制御部104は、無線基地局制御局112に接続されている。無線基地局装置100は、移動局装置113と無線通信を行うものである。移動局装置113は、携帯電話機又はコンピュータ機能及び携帯電話機能を備える情報通信端末装置等で構成されている。
【0035】
受信アンテナ101−1は、移動局装置113からの情報を電波で受けて受信信号を生成して受信部102に与える。送信部103は、呼処理制御部104から送信情報を受けて送信アンテナ101−2に送る。送信アンテナ101−2は、送信部103からの送信情報を受けて電波として移動局装置113に送信する。
【0036】
呼処理制御部104は、無線基地局制御局112からの制御情報に基づいて呼接続処理を行うと共に所定の情報を生成する。トラヒック量測定部105は、呼処理制御部104により処理するトラヒック量を測定する。トラヒック量記憶部106は、トラヒック量測定部105により測定されたトラヒック量を記憶する。表示インタフェース部107は、トラヒック量記憶部106のトラヒック量を読み出して表示装置108にシリアル回線111を介して送る。表示装置108は、トラヒック量記憶部106に記憶されたトラヒック量を表示インタフェース部107及びシリアル回線111を介して受けて表示する。
【0037】
測定時間設定部109は、トラヒック量測定部105の測定時間を設定するものである。信号種別測定制御部110は、呼処理制御部104からの情報に基づいて信号種別を判断して信号種別ごとにトラヒック量測定部105の測定を実行させる。
【0038】
次に、トラヒック量測定部105について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、トラヒック量測定部105の構成を示すブロック図である。
【0039】
図2に示すように、トラヒック量測定部105は、呼生起頻度測定部201、呼量測定部202、呼損率測定部203、平均保留時間測定部204、完了呼率測定部205、ソフトハンドオーバー(SHO)頻度測定部206、ダイバーシチハンドオーバー(DHO)頻度測定部207、無瞬断ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部208と、再同期ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部209及び無線チャネル使用率測定部210を具備している。
【0040】
次に、トラヒック量測定部105の動作について、図面を参照して説明する。トラヒック量測定部105の測定は、測定時間設定部109により設定された測定時間(例えば1分、1時間、1日又は1ヶ月等の時間)において実行される。トラヒック量測定部105の測定時間は、測定時間設定部109により変更可能である。
【0041】
トラヒック量測定部105は、無線基地局制御局112の制御情報に基づいて呼処理制御部104で生成される情報により制御される。呼生起頻度測定部201は、発着信及び位置登録の頻度を測定する。呼量測定部202は、全回線の接続時間である呼量の割合(全回線の接続時間の合計)、例えば、1時間当たり10回線中合計で何時間接続していたかを測定する。呼損率測定部203は、発着信があったが回線が塞がっていて発着信ができなかった比率、即ち、呼接続ができなかった割合である呼損率を測定する。平均保留時間測定部204は、全チャネル当たりの通話時間である平均保留時間を測定する。完了呼率測定部205は、完了呼率を測定する。
【0042】
また、ソフトハンドオーバー頻度測定部206は、1つの無線基地局装置100が構成する複数のセクタ間での移動局装置113の移動時の呼接続を制御するソフトハンドオーバーの頻度を測定する。ダイバーシチハンドオーバー頻度測定部207は、無線基地局装置100と他の無線基地局装置(図示せず)との間での移動局装置113の移動時の呼接続を制御するダイバーシチハンドオーバーの頻度を測定する。無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208は、セクタ間又は無線基地局装置100と他の無線基地局装置との間での移動局装置113の移動時の呼接続を無瞬断で行うように制御する無瞬断ハードハンドオーバーの頻度を測定する。再同期ハードハンドオーバー頻度測定部209は、1回切断したのちに再同期をとる再同期ハードハンドオーバーの頻度を測定する。また、無線チャネル使用率測定部210は、無線基地局装置100が使用できる全無線チャネルのうち何パーセントを使用しているかを示す無線チャネル使用率を測定する。
【0043】
呼生起頻度測定部201、呼量測定部202、呼損率測定部203、平均保留時間測定部204、完了呼率測定部205、ソフトハンドオーバー頻度測定部206、ダイバーシチハンドオーバー頻度測定部207、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208と、再同期ハードハンドオーバー頻度測定部209及び無線チャネル使用率測定部210の測定値(トラヒック量)は、トラヒック量記憶部106に記憶される。トラヒック量記憶部106に記憶された測定値は、個別に又は編集されて表示装置108により表示される。なお、表示装置108は、トラヒック量記憶部106に記憶された測定値をグラフ又は一覧表で表示するように構成することができる。
【0044】
次に、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208について、図面を参照して説明する。図3は、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208の構成を示すブロック図である。
【0045】
図3に示すように、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208は、符号(Code)再配置頻度測定部301、タイミング調整(Timing Adjustment)頻度測定部302、伝送速度変更頻度測定部303及びマルチコール頻度測定部304を具備している。
【0046】
符号再配置頻度測定部301は、符号の再配置の頻度を測定する。タイミング調整頻度測定部302は、タイミングの調整の頻度を測定する。伝送速度変更頻度測定部303は、パケット伝送速度の変更の頻度を測定する。マルチコール頻度測定部304は、マルチコールの頻度を測定する。
【0047】
符号再配置頻度測定部301、タイミング調整頻度測定部302、伝送速度変更頻度測定部303及びマルチコール頻度測定部304の測定値(トラヒック量)は、トラヒック量記憶部106に記憶される。トラヒック量記憶部106に記憶された測定値は、個別に又は編集されて表示装置108により表示される。
【0048】
なお、本発明は、前記無線基地局装置のトラフック量を測定するトラフック量測定方法を含んでいる。また、本発明は、無線基地局装置を有する移動体通信システムに適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、測定したトラヒック量を記憶し表示することができるから、移動体通信システムにおいて実運用下でのトラヒック量を正確に把握してトラヒック特性を分析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置のトラヒック測定部の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置のトラヒック測定部における無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 無線基地局装置
101−1 受信アンテナ
101−2 送信アンテナ
102 受信部
103 送信部
104 呼処理制御部
105 トラヒック量測定部
106 トラヒック量記憶部
107 表示インタフェース部
108 表示装置
109 測定時間設定部
110 信号種別測定制御部
201 呼生起頻度測定部
202 呼量測定部
203 呼損率測定部
204 平均保留時間測定部
205 完了呼率測定部
206 ソフトハンドオーバー(SHO)頻度測定部
207 ダイバーシチハンドオーバー(DHO)頻度測定部
208 無瞬断ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部
209 再同期ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部
210 無線チャネル使用率測定部
301 符号(Code)再配置頻度測定部
302 タイミング調整(Timing Adjustment)頻度測定部
303 伝送速度変更頻度測定部
304 マルチコール頻度測定部
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムにおける携帯電話機等の移動局とのトラヒック量を測定する機能を備えた無線基地局装置及び無線基地局装置のトラヒック量測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラヒック量測定装置としては、特開平9−186767号公報及び特開平7−87194号公報に記載されているものがある。
【0003】
特開平9−186767号公報に記載されたトラヒック量測定装置は、呼処理モジュール及び保守運用モジュールを具備している。前記呼処理モジュールは、呼の接続要求を検出すると着信加入者決定処理を起動し、前記保守運用モジュールに問い合わせを行う。前記保守運用モジュールは、データ部内の輻輳制御データを読み上げ、その中の輻輳レベルと重み係数とを乗じて輻輳値を計算し、その輻輳値が最小となる着信番号の最適着信加入者を決定する。また、前記保守運用モジュールは、輻輳制御データの報告周期毎に測定部から得たトラヒックを基に輻輳レベルを算出し、算出した輻輳レベルが輻輳制御データの輻輳レベルと異なるときは、輻輳制御データ中の輻輳レベルを算出した輻輳レベルに書き換える。
【0004】
また、特開平7−87194号公報に記載されたトラヒック量測定装置は、実際のトラヒック環境下で、将来の回線過不足の判定を行うものであり、将来の増分呼量r’と回線数Cに対して呼損率P(i)を算出し、その呼損率P(i)と装置の非使用中回線数iに対する度数N(i)の積をとり、その和を測定回数Sで除し、その結果と加わる呼量r’の積をとり呼損呼量を求め、呼数Iと、呼損数J、呼の平均保留時間hの積をとって現状の加わる呼量rと呼損呼量を算出し、それらの和をとって将来の加わる呼量を見積もり、規定値と比較することにより将来に回線が過剰又は不足になるかを判定する。
【0005】
すなわち、これらの従来のトラヒック量測定装置においては、呼量、呼損率及び平均保留時間等を測定することにより、回線の過不足を判定し輻輳監視を行うことにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトラヒック量測定装置においては、呼量、呼損率及び平均保留時間等の測定値は、輻輳監視をするためだけに一時的に使用されるだけであるから、トラヒック特性を分析する情報として有効に活用されていないという問題がある。
【0007】
また、マルチメディア通信である第3世代移動通信方式(IMT−2000)のトラヒック量については、大幅に増加すると想定されるが、第2世代移動通信(PDC)のトラヒック量を参考に推定せざる得ないから正確に把握できていない状況である。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、移動体通信システムにおいて実運用下でトラヒック量を正確に測定することができる無線基地局装置及び無線基地局装置のトラヒック量測定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線基地局装置は、呼接続処理を行う呼処理制御手段と、前記呼処理制御手段により処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定手段と、前記トラヒック量測定手段により測定された前記トラヒック量を記憶するトラヒック量記憶手段と、前記トラヒック量記憶手段に記憶された前記トラヒック量を表示する表示手段と、を具備する構成を採る。
【0010】
この構成によれば、測定したトラヒック量を記憶し表示することができるから、移動体通信システムにおいて実運用下でのトラヒック量を正確に把握してトラヒック特性を分析することができる。
【0011】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記トラヒック量測定手段が、発着信及び位置登録の呼生起間隔及び呼生起回数を測定する呼生起頻度測定手段、単位時間当たりの全回線中における通話時間の合計を示す呼量を測定する呼量測定手段、呼接続ができなかった割合を示す呼損率を測定する呼損率測定手段、全チャネル当たりの通信時間を示す平均保留時間を測定する平均保留時間測定手段又は通信中の呼が正常終了された割合を示す完了呼率測定手段の何れか1つを具備する構成を採る。
【0012】
この構成によれば、呼生起頻度、呼量、呼損率間又は平均保留時間及び完了呼率を測定して個々の測定要素に応じたトラヒック量を求めて記憶し表示するから、移動体通信システムにおいて実運用下で移動局装置とのトラヒック量を複数の要素を用いて正確に分析することができる。
【0013】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記トラヒック量測定手段が、前記無線基地局装置の内部の複数のセクタ間での移動局装置の移動時の呼接続を制御するソフトハンドオーバーの実行頻度を測定するソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記無線基地局装置の間での移動局装置の移動時の呼接続を制御するダイバーシチハンドオーバーの実行頻度を測定するダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記セクタ間又は前記無線基地局装置の間での移動局装置の移動時の呼接続を無瞬断で行うように制御する無瞬断ハードハンドオーバーの実行頻度を測定する無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段又はハンドオーバの時に再同期をとる再同期ハードハンドオーバーの実行頻度を測定する再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段のいずれか1つを具備する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、前記効果に加えて、ソフトハンドオーバー、ダイバーシチハンドオーバー、無瞬断ハードハンドオーバー又は再同期ハードハンドオーバーの実行頻度を測定して個々の測定要素に応じたトラヒック量を求めて記憶し表示するから、移動体通信システムにおいて実運用下で移動局装置とのトラヒック量を複数要素を用いて正確に分析することができる。
【0015】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段が、符号の再配置の頻度を測定する符号再配置頻度測定手段、タイミングの調整の頻度を測定するタイミング調整頻度測定手段、パケット伝送速度の変更の頻度を測定するパケット伝送速度変更頻度測定手段又はマルチコールの頻度を測定するマルチコール頻度測定手段のいずれか1つを具備する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、前記効果に加えて、符号の再配置、タイミングの調整、パケット伝送速度の変更又はマルチコールの実行頻度を測定して個々の測定要素に応じたトラヒック量を求めて記憶し表示するから、移動局装置とのトラヒック量を複数要素を用いて正確に分析することができる。
【0017】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記トラヒック量測定手段が、前記無線基地局装置が使用可能な全無線チャネルのうち何パーセントが使用されているかを示す無線チャネル使用率を測定する無線チャネル使用率測定手段を具備する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、前記効果に加えて、無線基地局装置における無線のチャネル使用状況を把握することができるから、残りの空きチャネル数を監視することができる。
【0019】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記無線基地局装置が、前記トラヒック量測定手段に接続されている測定時間設定手段を具備し、前記測定時間設定手段が、前記呼生起頻度測定手段、前記呼量測定手段、前記呼損率測定手段、前記平均保留時間測定手段、前記完了呼率測定手段、前記ソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記ダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段、前記再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段又は前記無線チャネル使用率測定手段の測定の時間を設定する構成を採る。
【0020】
この構成によれば、前記効果に加えて、測定時間をきめ細かく設定することができるから、短時間での瞬時トラヒック量を測定することができる。
【0021】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記無線基地局装置が、前記呼処理制御手段及び前記トラヒック量測定手段に接続されている信号種別測定制御手段を具備し、前記信号種別測定制御手段が、トラヒック特性が異なる音声、パケット又は非制限デジタルの信号種別ごとに、前記呼生起頻度測定手段、前記呼量測定手段、前記呼損率測定手段、前記平均保留時間測定手段、前記完了呼率測定手段、前記ソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記ダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段又は前記再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段の測定を実行する構成を採る。
【0022】
この構成によれば、前記効果に加えて、信号種別ごとにトラヒック量を測定できるから、信号種別ごとのトラヒック量を比較することができる。
【0023】
本発明の無線基地局装置は、前記構成において、前記表示手段が、表示装置と、シリアル回線、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で前記表示装置に接続する表示インタフェース手段と、を具備する構成を採る。
【0024】
この構成によれば、前記効果に加えて、無線基地局装置が表示装置と、シリアル回線、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で前記表示装置に接続する表示インタフェース手段と、を具備するから、高速転送に対応でき、かつ、遠隔地での使用も可能となる。
【0025】
本発明の移動体通信システムは、前記無線基地局装置を具備する構成を採る。
【0026】
この構成によれば、前記効果を有する移動体通信システムを得ることができる。
【0027】
本発明の無線基地局装置のトラヒック量測定方法は、呼接続処理を行う呼処理制御ステップと、前記呼処理制御ステップにおいて処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定ステップと、前記トラヒック量測定ステップにおいて測定された前記トラヒック量を記憶するトラヒック量記憶ステップと、前記トラヒック量記憶ステップにおいて記憶された前記トラヒック量を表示する表示ステップと、を具備するようにした。
【0028】
この方法によれば、測定したトラヒック量を記憶し表示することができるから、移動体通信システムにおいて実運用下でのトラヒック量を正確に把握してトラヒック特性を分析することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、呼処理制御手段により処理するトラヒック量を測定して記憶し表示することである。
【0030】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図である。
【0032】
図1に示すように、無線基地局装置100は、受信アンテナ101−1、送信アンテナ101−2、受信部102、送信部103、呼処理制御部104、トラヒック量測定部105、トラヒック量記憶部106、表示インタフェース部107、表示装置108、測定時間設定部109及び信号種別測定制御部110を具備している。
【0033】
受信部102の入力端子は、受信アンテナ101−1の出力端子に接続されている。送信部103の出力端子は、送信アンテナ101−2の入力端子に接続されている。呼処理制御部104は、受信部102及び送信部103に接続されている。トラヒック量測定部105の入力端子は、呼処理制御部104の出力端子に接続されている。トラヒック量記憶部106に入力端子は、トラヒック量測定部105の出力端子に接続されている。表示インタフェース部107の入力端子は、トラヒック量記憶部106の出力端子に接続されている。表示インタフェース部107の出力端子は、表示装置108の入力端子にシリアル回線111を介して接続されている。なお、表示インタフェース部107は、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で表示装置108に接続されるように構成してもよい。
【0034】
測定時間設定部109の出力端子は、トラヒック量測定部105の入力端子に接続されている。信号種別測定制御部110は、呼処理制御部104とトラヒック量測定部105との間に接続されている。また、呼処理制御部104は、無線基地局制御局112に接続されている。無線基地局装置100は、移動局装置113と無線通信を行うものである。移動局装置113は、携帯電話機又はコンピュータ機能及び携帯電話機能を備える情報通信端末装置等で構成されている。
【0035】
受信アンテナ101−1は、移動局装置113からの情報を電波で受けて受信信号を生成して受信部102に与える。送信部103は、呼処理制御部104から送信情報を受けて送信アンテナ101−2に送る。送信アンテナ101−2は、送信部103からの送信情報を受けて電波として移動局装置113に送信する。
【0036】
呼処理制御部104は、無線基地局制御局112からの制御情報に基づいて呼接続処理を行うと共に所定の情報を生成する。トラヒック量測定部105は、呼処理制御部104により処理するトラヒック量を測定する。トラヒック量記憶部106は、トラヒック量測定部105により測定されたトラヒック量を記憶する。表示インタフェース部107は、トラヒック量記憶部106のトラヒック量を読み出して表示装置108にシリアル回線111を介して送る。表示装置108は、トラヒック量記憶部106に記憶されたトラヒック量を表示インタフェース部107及びシリアル回線111を介して受けて表示する。
【0037】
測定時間設定部109は、トラヒック量測定部105の測定時間を設定するものである。信号種別測定制御部110は、呼処理制御部104からの情報に基づいて信号種別を判断して信号種別ごとにトラヒック量測定部105の測定を実行させる。
【0038】
次に、トラヒック量測定部105について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、トラヒック量測定部105の構成を示すブロック図である。
【0039】
図2に示すように、トラヒック量測定部105は、呼生起頻度測定部201、呼量測定部202、呼損率測定部203、平均保留時間測定部204、完了呼率測定部205、ソフトハンドオーバー(SHO)頻度測定部206、ダイバーシチハンドオーバー(DHO)頻度測定部207、無瞬断ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部208と、再同期ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部209及び無線チャネル使用率測定部210を具備している。
【0040】
次に、トラヒック量測定部105の動作について、図面を参照して説明する。トラヒック量測定部105の測定は、測定時間設定部109により設定された測定時間(例えば1分、1時間、1日又は1ヶ月等の時間)において実行される。トラヒック量測定部105の測定時間は、測定時間設定部109により変更可能である。
【0041】
トラヒック量測定部105は、無線基地局制御局112の制御情報に基づいて呼処理制御部104で生成される情報により制御される。呼生起頻度測定部201は、発着信及び位置登録の頻度を測定する。呼量測定部202は、全回線の接続時間である呼量の割合(全回線の接続時間の合計)、例えば、1時間当たり10回線中合計で何時間接続していたかを測定する。呼損率測定部203は、発着信があったが回線が塞がっていて発着信ができなかった比率、即ち、呼接続ができなかった割合である呼損率を測定する。平均保留時間測定部204は、全チャネル当たりの通話時間である平均保留時間を測定する。完了呼率測定部205は、完了呼率を測定する。
【0042】
また、ソフトハンドオーバー頻度測定部206は、1つの無線基地局装置100が構成する複数のセクタ間での移動局装置113の移動時の呼接続を制御するソフトハンドオーバーの頻度を測定する。ダイバーシチハンドオーバー頻度測定部207は、無線基地局装置100と他の無線基地局装置(図示せず)との間での移動局装置113の移動時の呼接続を制御するダイバーシチハンドオーバーの頻度を測定する。無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208は、セクタ間又は無線基地局装置100と他の無線基地局装置との間での移動局装置113の移動時の呼接続を無瞬断で行うように制御する無瞬断ハードハンドオーバーの頻度を測定する。再同期ハードハンドオーバー頻度測定部209は、1回切断したのちに再同期をとる再同期ハードハンドオーバーの頻度を測定する。また、無線チャネル使用率測定部210は、無線基地局装置100が使用できる全無線チャネルのうち何パーセントを使用しているかを示す無線チャネル使用率を測定する。
【0043】
呼生起頻度測定部201、呼量測定部202、呼損率測定部203、平均保留時間測定部204、完了呼率測定部205、ソフトハンドオーバー頻度測定部206、ダイバーシチハンドオーバー頻度測定部207、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208と、再同期ハードハンドオーバー頻度測定部209及び無線チャネル使用率測定部210の測定値(トラヒック量)は、トラヒック量記憶部106に記憶される。トラヒック量記憶部106に記憶された測定値は、個別に又は編集されて表示装置108により表示される。なお、表示装置108は、トラヒック量記憶部106に記憶された測定値をグラフ又は一覧表で表示するように構成することができる。
【0044】
次に、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208について、図面を参照して説明する。図3は、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208の構成を示すブロック図である。
【0045】
図3に示すように、無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部208は、符号(Code)再配置頻度測定部301、タイミング調整(Timing Adjustment)頻度測定部302、伝送速度変更頻度測定部303及びマルチコール頻度測定部304を具備している。
【0046】
符号再配置頻度測定部301は、符号の再配置の頻度を測定する。タイミング調整頻度測定部302は、タイミングの調整の頻度を測定する。伝送速度変更頻度測定部303は、パケット伝送速度の変更の頻度を測定する。マルチコール頻度測定部304は、マルチコールの頻度を測定する。
【0047】
符号再配置頻度測定部301、タイミング調整頻度測定部302、伝送速度変更頻度測定部303及びマルチコール頻度測定部304の測定値(トラヒック量)は、トラヒック量記憶部106に記憶される。トラヒック量記憶部106に記憶された測定値は、個別に又は編集されて表示装置108により表示される。
【0048】
なお、本発明は、前記無線基地局装置のトラフック量を測定するトラフック量測定方法を含んでいる。また、本発明は、無線基地局装置を有する移動体通信システムに適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、測定したトラヒック量を記憶し表示することができるから、移動体通信システムにおいて実運用下でのトラヒック量を正確に把握してトラヒック特性を分析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置のトラヒック測定部の構成を示すブロック図
【図3】本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置のトラヒック測定部における無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定部の構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 無線基地局装置
101−1 受信アンテナ
101−2 送信アンテナ
102 受信部
103 送信部
104 呼処理制御部
105 トラヒック量測定部
106 トラヒック量記憶部
107 表示インタフェース部
108 表示装置
109 測定時間設定部
110 信号種別測定制御部
201 呼生起頻度測定部
202 呼量測定部
203 呼損率測定部
204 平均保留時間測定部
205 完了呼率測定部
206 ソフトハンドオーバー(SHO)頻度測定部
207 ダイバーシチハンドオーバー(DHO)頻度測定部
208 無瞬断ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部
209 再同期ハードハンドオーバー(HHO)頻度測定部
210 無線チャネル使用率測定部
301 符号(Code)再配置頻度測定部
302 タイミング調整(Timing Adjustment)頻度測定部
303 伝送速度変更頻度測定部
304 マルチコール頻度測定部
Claims (10)
- 呼接続処理を行う呼処理制御手段と、前記呼処理制御手段により処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定手段と、前記トラヒック量測定手段により測定された前記トラヒック量を記憶するトラヒック量記憶手段と、前記トラヒック量記憶手段に記憶された前記トラヒック量を表示する表示手段と、を具備することを特徴とする無線基地局装置。
- 前記トラヒック量測定手段は、発着信及び位置登録の呼生起間隔及び呼生起回数を測定する呼生起頻度測定手段、単位時間当たりの全回線中における通話時間の合計を示す呼量を測定する呼量測定手段、呼接続ができなかった割合を示す呼損率を測定する呼損率測定手段、全チャネル当たりの通信時間を示す平均保留時間を測定する平均保留時間測定手段又は通信中の呼が正常終了された割合を示す完了呼率測定手段のいずれか1つを具備することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
- 前記トラヒック量測定手段は、前記無線基地局装置の内部の複数のセクタ間での移動局装置の移動時の呼接続を制御するソフトハンドオーバーの実行頻度を測定するソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記無線基地局装置の間での移動局装置の移動時の呼接続を制御するダイバーシチハンドオーバーの実行頻度を測定するダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記セクタ間又は前記無線基地局装置の間での移動局装置の移動時の呼接続を無瞬断で行うように制御する無瞬断ハードハンドオーバーの実行頻度を測定する無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段又はハンドオーバの時に再同期をとる再同期ハードハンドオーバーの実行頻度を測定する再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段のいずれか1つを具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の無線基地局装置。
- 前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段は、符号の再配置の頻度を測定する符号再配置頻度測定手段、タイミングの調整の頻度を測定するタイミング調整頻度測定手段、パケット伝送速度の変更の頻度を測定するパケット伝送速度変更頻度測定手段又はマルチコールの頻度を測定するマルチコール頻度測定手段のいずれか1つを具備することを特徴とする請求項3記載の無線基地局装置。
- 前記トラヒック量測定手段は、前記無線基地局装置が使用可能な全無線チャネルのうち何パーセントが使用されているかを示す無線チャネル使用率を測定する無線チャネル使用率測定手段を具備することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の無線基地局装置。
- 前記無線基地局装置は、前記トラヒック量測定手段に接続されている測定時間設定手段を具備し、前記測定時間設定手段は、前記呼生起頻度測定手段、前記呼量測定手段、前記呼損率測定手段、前記平均保留時間測定手段、前記完了呼率測定手段、前記ソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記ダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段、前記再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段又は前記無線チャネル使用率測定手段の測定の時間を設定することを特徴とする請求項2から請求項5いずれかに記載の無線基地局装置。
- 前記無線基地局装置は、前記呼処理制御手段及び前記トラヒック量測定手段に接続されている信号種別測定制御手段を具備し、前記信号種別測定制御手段は、トラヒック特性が異なる音声、パケット又は非制限デジタルの信号種別ごとに、前記呼生起頻度測定手段、前記呼量測定手段、前記呼損率測定手段、前記平均保留時間測定手段、前記完了呼率測定手段、前記ソフトハンドオーバー頻度測定手段、前記ダイバーシチハンドオーバー頻度測定手段、前記無瞬断ハードハンドオーバー頻度測定手段又は前記再同期ハードハンドオーバー頻度測定手段の測定を実行することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の無線基地局装置。
- 前記表示手段は、表示装置と、シリアル回線、LAN回線、アナログ通信回線又はISDN通信回線で前記表示装置に接続する表示インタフェース手段と、を具備することを特徴とする請求項1から請求項7いずれかに記載の無線基地局装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の無線基地局装置を具備することを特徴とする移動体通信システム。
- 呼接続処理を行う呼処理制御ステップと、前記呼処理制御ステップにおいて処理するトラヒック量を測定するトラヒック量測定ステップと、前記トラヒック量測定ステップにおいて測定された前記トラヒック量を記憶するトラヒック量記憶ステップと、前記トラヒック量記憶ステップにおいて記憶された前記トラヒック量を表示する表示ステップと、を具備することを特徴とする無線基地局装置のトラヒック量測定方法。
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JP2002172453A JP2004023230A (ja) | 2002-06-13 | 2002-06-13 | 無線基地局装置及び無線基地局装置のトラヒック量測定方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006311555A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Agilent Technol Inc | 信号及びネットワークイベントを相関させて表示するための装置及び方法 |
JP2006319825A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線基地局装置のトラヒック測定方法 |
JP2008522485A (ja) * | 2004-11-26 | 2008-06-26 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 回線交換移動通信網の性能分析 |
-
2002
- 2002-06-13 JP JP2002172453A patent/JP2004023230A/ja active Pending
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