JP2004022323A - プラグ装置及びプラグアダプター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンセントからプラグを簡便に離脱させることができるプラグ装置、及びコンセントからプラグアダプターを簡便に離脱させることができるプラグアダプター装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるプラグ装置は、外力が加えられて押下される押下部材11と、一方が押下部材11に連結され、他方が鉤状の形状をなす移動部材側鉤部15aを有し、プラグ20上で摺動自在に設けられる第一移動部材15と、一方が第一移動部材15の移動部材側鉤部15aに引っ掛かるような鉤状の形状をなす回転部材側鉤状部16aを有するとともに他方がプラグの端部の形状に沿った形状をなす沿端部16bを有し、プラグ20に回動自在に固定される回転部材16とを備えるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、プラグ装置及びプラグアダプター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気プラグは、電気機器の電気コードの先端に設けられ、壁や床などに設けられる凹側のコンセントにプラグの電極を差し込み、電機コードを介して電力を電気機器に電力を供給させる。壁のコンセントにプラグの電極を手動で差し込んだり抜き出したりするが、コンセントからプラグの電極を抜き出す際、プラグを固定するコンセントから電極を抜き出す瞬間に抵抗力が突然なくなる。そのため、プラグを持つ手を周囲にぶつけ、負傷を負う危険性がある。
【0003】
さらに、プラグをコンセントから抜き出す際、プラグに接続されるコードを持ってコンセントからプラグを抜き出した場合にはコード内部の電気線が部分的に断線する怖れがあり、部分的断線によりプラグ部分から火災が発生する危険性がある。特に、コンセントが壁面に形成される場合や電気機器の裏側にコンセントが位置する場合には、コードを持って抜くことが多く、断線の危険性が発生し易い。
【0004】
また、タップコンセントにプラグを差し込んで電気機器を使用する場合、タップコンセントからプラグを抜く際には、タップコンセントを片手で押さえ、さらにもう一方の片手でプラグを抜くこととなる。そのため、タップコンセントのような安定しないコンセントからプラグを片手で抜くことは困難であり、例えば、片手に荷物を持っている場合にように片手で抜きたい場合には不便が生じる。
【0005】
さらにまた、コンセントからプラグの電極を抜く際、コンセントからプラグの電極が完全に抜けていない状態では電極に電力が供給されているため、プラグの電極を抜く途中に電極に手が触れ、手に電流が導通して感電する危険性も生じる。特に、片手でコンセントをプラグから抜く場合には、突然抵抗力がなくなってコンセントから抜けたプラグに手が接触し、感電する危険性が増大する。
【0006】
このような問題を解決するために、例えば特開2000−067997においては押すことにより抜けるプラグが開発されている。特開2000−067997においては、プラグに設けられた2本のコネクタ間にある可動突起をプラグの背部分にある可動スライドを押すことによって突出させる。しかし、特開2000−067997のプラグでは、可動スライドを押した場合に可動突起を突出させたとしても、可動スライド自体がコンセントから抜き出すプラグの本体に連結されていないため、可動突起がコンセント側を押す力がプラグ本体に伝えられず、プラグをコンセントから抜くことが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のプラグをコンセントから離脱させる際に、コンセントにプラグが差し込まれて固定されているため、簡便に離脱させることができないという問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、コンセントからプラグを簡便に離脱させることができるプラグ装置、及びコンセントからプラグアダプターを簡便に離脱させることができるプラグアダプター装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるプラグ装置は、プラグを有するプラグ装置(例えば、本発明の実施の形態におけるプラグ装置10、30、70、90)であって、外力が加えられて押下される押下手段(例えば、本発明の実施の形態における押下部材11、31、71、91)と、一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における移動部材側鉤部15a、35a、75a、95a)を有し、前記プラグ上で摺動自在に設けられる移動手段(例えば、本発明の実施の形態における第一移動部材15、35、75、95や第二移動部材17、37、77)と、一方が該移動手段の前記第一鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における回転部材側鉤部16a、36a、76a、96a)を有するとともに他方が前記プラグの端部の形状に沿った形状をなす沿端部(例えば、本発明の実施の形態における沿端部16b、36b)を有し、前記プラグに回動自在に固定される回転手段(例えば、本発明の実施の形態における第一回転部材16、36、76、96や第二回転部材18、38、78、97)とを備え、前記押下手段への押下又は押下の解除に応じて、前記移動手段が前記プラグ上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが連動しつつ前記プラグに固定される固定部を中心として回転し、該回転により前記沿端部が動作を行うものである。このような構成により、プラグの離脱を簡便に行うことができる。
【0010】
さらに、本発明にかかるプラグ装置は、前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグ上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグの前記端部から突出するものである。これにより、回動手段の沿端部をプラグの端部から突出してプラグの離脱を簡便に行うことができる。
【0011】
またさらに、本発明にかかるプラグ装置は、前記プラグと前記押下手段との間に弾性力を発生させる弾性手段(例えば、本発明の実施の形態における弾性部材12)が設けられ、該弾性手段は、前記押下手段への押下により復元力を発生させ、前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグの端部から突出する前記沿端部が収納されるものである。これにより、プラグの端部から突出する沿端部を自動で収納させることができる。
【0012】
また、本発明にかかるプラグ装置は、前記押下手段に、回動自在に設けられるとともに、前記押下手段が前記プラグを収納する筐体に押下されるのを停止する停止手段(例えば、本発明の実施の形態における停止部材14、34、74、94)を備えるとともに、前記筐体に、前記停止手段に係合する係合部(例えば、本発明の実施の形態における筐体側係合部14a、34a、74a、94a)を備え、前記押下への押下を解除した場合には、前記筐体の前記係合部に前記停止手段を係合させて前記筐体と前記押下手段との間の距離を保つものである。これにより、押下手段の筐体に対する位置を固定させることができる。
【0013】
他方、本発明にかかるプラグ装置は、電気プラグを有するプラグ装置(例えば、本発明の実施の形態におけるプラグ装置10、30、70、90)であって、外力が加えられて押下される押下手段(例えば、本発明の実施の形態における押下部材11、31、71、91)と、一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における移動部材側鉤部15a、35a、75a、95a)を有し、前記プラグ上で摺動自在に設けられる移動手段(例えば、本発明の実施の形態における第一移動部材15、35、75、95や第二移動部材17、37、77)と、一方が該移動手段の前記鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における回転部材側鉤部16a、36a、76a、96a)を有するとともに他方が前記プラグの端部の形状に沿った形状をなす沿端部(例えば、本発明の実施の形態における沿端部16b、36b)を有し、前記プラグに回動自在に固定される回転手段(例えば、本発明の実施の形態における第一回転部材16、36、76、96や第二回転部材18、38、78、97)と、前記プラグと前記押下手段との間に設けられ、弾性力を発生させる弾性手段(例えば、本発明の実施の形態における弾性部材12)とを備え、前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグ上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグの前記端部から突出し、前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグの端部から突出する前記沿端部が収納されるものである。このような構成により、回動手段の沿端部をプラグの端部から突出してプラグの離脱を簡便に行うことができ、プラグの端部から突出する沿端部を自動で収納させることができる。
【0014】
また、本発明にかかるプラグ装置は、前記押下手段に、回動自在に設けられるとともに、前記押下手段が前記プラグを収納する筐体に押下されるのを停止する停止手段(例えば、本発明の実施の形態における停止部材14、34)を備えるとともに、前記筐体に、前記停止手段に係合する係合部(例えば、本発明の実施の形態における筐体側係合部14a)を備え、前記押下への押下を解除した場合には、前記筐体の前記係合部に前記停止手段を係合させて前記筐体と前記押下手段との間の距離を保つものである。これにより、押下手段の筐体に対する位置を固定させることができる。
【0015】
本発明にかかるプラグアダプター装置は、プラグが接続されるプラグアダプターを有するプラグアダプター装置(例えば、本発明の実施の形態におけるプラグアダプター装置50)であって、外力が加えられて押下される押下手段(例えば、本発明の実施の形態における押下部材51)と、一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における移動部材側鉤部55a)を有し、前記プラグアダプター上で摺動自在に設けられる移動手段(例えば、本発明の実施の形態における第一移動部材55や第二移動部材58)と、一方が該移動手段の前記鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における回転部材側鉤部56a)を有するとともに他方が前記プラグアダプターの端部の形状に沿った形状をなす沿端部(例えば、本発明の実施の形態における沿端部56b)を有し、前記プラグアダプターに回動自在に固定される回転手段(例えば、本発明の実施の形態における第一回転部材56や第二回転部材59)とを備え、前記押下手段への押下又は押下の解除に応じて、前記移動手段が前記プラグアダプター上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが連動しつつ前記プラグアダプターに固定される固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が動作を行うものである。このような構成により、プラグアダプターの離脱を簡便に行うことができる。
【0016】
さらに、本発明にかかるプラグアダプター装置は、前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグアダプター上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグアダプターの前記端部から突出するものである。これにより、回動手段の沿端部をプラグアダプターの端部から突出してプラグアダプターの離脱を簡便に行うことができる。
【0017】
またさらに、本発明にかかるプラグアダプター装置は、前記プラグアダプターと前記押下手段との間に弾性力を発生させる弾性手段が設けられ、該弾性手段は、前記押下手段への押下により復元力を発生させ、前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグアダプターの端部から突出する前記沿端部が収納されるものである。これにより、プラグアダプターの端部から突出する沿端部を自動で収納させることができる。
【0018】
また、本発明にかかるプラグアダプター装置は、前記押下手段に、回動自在に設けられるとともに、前記押下手段が前記プラグを収納する筐体に押下されるのを停止する停止手段(例えば、本発明の実施の形態における停止部材54)を備えるとともに、前記筐体に、前記停止手段に係合する係合部(例えば、本発明の実施の形態における筐体側係合部54a)を備え、前記押下への押下を解除した場合には、前記筐体の前記係合部に前記停止手段を係合させて前記筐体と前記押下手段との間の距離を保つものである。これにより、押下手段の筐体に対する位置を固定させることができる。
【0019】
他方、本発明にかかるプラグアダプター装置は、電気プラグが接続されるプラグアダプターを有するプラグアダプター装置(例えば、本発明の実施の形態におけるプラグアダプター装置50)であって、外力が加えられて押下される押下手段(例えば、本発明の実施の形態における押下部材51)と、一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における移動部材側鉤部55a)を有し、前記プラグアダプター上で摺動自在に設けられる移動手段(例えば、本発明の実施の形態における第一移動部材55や第二移動部材58)と、一方が該移動手段の前記鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部(例えば、本発明の実施の形態における回転部材側鉤部56a)を有するとともに他方が前記プラグアダプターの端部の形状に沿った形状をなす沿端部(例えば、本発明の実施の形態における沿端部56b)を有し、前記プラグアダプターに回動自在に固定される回転手段(例えば、本発明の実施の形態における第一回転部材56や第二回転部材59)と、前記プラグアダプターと前記押下手段との間に設けられ、弾性力を発生させる弾性手段とを備え、前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグアダプター上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグアダプターの前記端部から突出し、前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグアダプターの端部から突出する前記沿端部が収納されるものである。このような構成により、回動手段の沿端部をプラグアダプターの端部から突出してプラグアダプターの離脱を簡便に行うことができ、プラグアダプターの端部から突出する沿端部を自動で収納させることができる。
【0020】
また、本発明にかかるプラグアダプター装置は、前記押下手段に、回動自在に設けられるとともに、前記押下手段が前記プラグを収納する筐体に押下されるのを停止する停止手段(例えば、本発明の実施の形態における停止部材54)を備えるとともに、前記筐体に、前記停止手段に係合する係合部(例えば、本発明の実施の形態における筐体側係合部54a)を備え、前記押下への押下を解除した場合には、前記筐体の前記係合部に前記停止手段を係合させて前記筐体と前記押下手段との間の距離を保つものである。これにより、押下手段の筐体に対する位置を固定させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態について図を参照して説明する。
【0022】
本発明の実施の形態においては、一般的な電気装置に電力を供給するプラグ、マイクやイヤホンなどの入出力装置を接続して電気信号の送受信を行うプラグに適用した入出力プラグ装置、複数のプラグを接続されて複数の電気装置に対して電力を供給するプラグアダプターに適用したプラグアダプター装置について説明する。
【0023】
[第一の実施形態]
まず、第一の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明する。図1は、本発明における実施形態の一形態例を示す斜視図である。ここで、図1に示すプラグ装置10は、例えば電気プラグを有するプラグ装置の一形態である。図1に示すように、プラグ装置10は、プラグ20と、プラグ20の外部を覆う筐体14とを有する。プラグ20は、内部に電気線が収納され、導通部材20bを電気コンセントに差し込む一般的な電気プラグである。なお、図1においては、コンセントの凹部に差し込むプラグ側筐体20aから突出する導通部材20bが二本であるが、導通部材20bの本数は、アース線に接続される導通部材が形成されて三本であっても良く、種々の本数を有するプラグ20を用いることができる。また、プラグ20には電気線を収納するコード22が連結される。コード22は、筐体14上の接合部材21により筐体14と連結され、さらには筐体14の内部のプラグ20に連結されている。なお、図1においては、プラグ装置10のコード22はプラグ装置10の側面つまり押下部材11に対して略垂直な側面に形成されているが、押下部材11に形成することができる。この場合、押下部材11を通ってプラグ20にコード22が連結するように、押下部材11に貫通孔が形成される。貫通孔は、押下部材11が可動となるように余裕を持った大きさに形成される。コード22は、貫通孔を通って押下部材11とプラグ20との間の弾性部材に当たらないようにしてプラグ20に接続される。
【0024】
プラグ20は筐体14に収納され、図1においてはプラグ20の全体を筐体14により覆われている。プラグ20とプラグ20を収納する筐体14とは着脱自在に固定しても良いし、プラグ20とプラグ側筐体20aとを一体に形成しても良い。例えば、図1においては、プラグ20の外部に設けられる筐体14は、筐体14の側面でプラグ20と着脱自在に固定され、プラグ20を筐体14から滑らせて外すことができる構造となっている。筐体14は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ20の導電部材21が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、筐体14は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグ装置10をコンセントに装着させることができる。筐体14の形状は、プラグ20を収納することができる形状である。例えば、図1に示すように、断面略矩形形状、断面略円形形状とすることができる。また、筐体14の内部には、プラグ20をコンセントから抜き出すための機構が設けられるため、機構が設けることができるように余裕が設けられる。そのため、筐体14の形状は、断面略矩形形状とすることが好ましい。なお、筐体14の大きさを大きくしすぎると、一般の従来におけるコンセントやタップコンセントに複数のプラグ装置10を差し込むことが困難となる。そのため、プラグ装置20は、従来のコンセントやタップコンセントのコンセントの大きさや間隔を考慮して設計される。
【0025】
筐体14とプラグ20との間には、プラグ20をコンセントから抜き出すための機構が設けられている。図1に示すように、プラグ20をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ20のプラグ側筐体20a上に設けられる移動部材及び回転部材を有する。移動部材及び回転部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ20の導電部材21が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。移動部材は、プラグ20をコンセントから抜き出すために押す押下部材11に連結され、押下部材11を押すことによりコンセントが形成される面に対して略垂直な方向に移動する。回転部材は、固定部材によりプラグ側筐体20aに固定され、固定部分を中心に回動自在に固定される。固定部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ20の導電部材21が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びない材料であることが好ましい。より好ましくは、固定部材は、回転部材をプラグ側筐体20aに固定するため、強固な材料、伝導性の低い金属材料を用いて構成することが好ましい。ここで、図1において、移動部材と回転部材は、断面略矩形形状のプラグ側筐体20aの二面に設けられ、図1中でプラグ側筐体20aの上側には第一移動部材15、第一回転部材16、第一固定部材19とが設けられ、図1中でプラグ側筐体20aの下側には第二移動部材17、第二回転部材18、図示しない第二固定部材とが設けられる。ここで、図1においてはプラグ20をコンセントから抜き出すための機構がプラグ側筐体20aの上下の二面に設けられているが、プラグ側筐体20aの四面のすべてに設けても良い。なお、プラグ20を従来のコンセントやタップコンセントのコンセント間隔を考慮する場合、プラグ側筐体20aの四面のすべてに設けるとプラグ装置10が大きくなるので、図1に示すようにプラグ側筐体20aの二面にプラグ20をコンセントから抜き出すための機構を設けるのが好ましい。
【0026】
プラグ側筐体20a上の第一移動部材15は、略平板上の形状を有する。図1に示すように、押下部材11に連結される一端とは異なる第一移動部材15の他端には、移動部材側鉤部15aが形成されている。移動部材側鉤部15aは、第一回転部材16の一端が挿入される凹形状であり、図1のような「ワ」の字状の凹形状である。第一回転部材16は、第一移動部材15と同様に、略平板状の形状を有する。図1に示すように、第一回転部材16の一端に第一移動部材15の移動部材側鉤部15aに挿入される回転部材側鉤部16aが形成され、他端にはプラグ側筐体20aの外縁を表わす端部に沿った沿端部16bが形成されている。回転部材側鉤部16aは、第一移動部材15の移動部材側鉤部15aに挿入される凸形状であり、図1のような「く」の字状の凸形状である。回転部材側鉤部16aは、余裕を持って移動部材側鉤部15aに挿入されており、後述するように、移動部材側鉤部15aの「ワ」の字状の凹形状の内部を動き、第一固定部材19を中心に「ワ」の字状の凹形状の内部を回転する。図1に示すように、回転部材側鉤部16aは「く」の字の一端をなすのに対して、沿端部16bは、「く」の字の他端をなし、押下部材11が押されていない状態のときにはプラグ側筐体20aの端部に沿っており、略直線形状をなしている。また、第一回転部材16の「く」の字の頂点をなす部分は、筐体14に収納されるとともに第一回転部材16が回転する際に筐体14に詰まることがないように滑らかな形状をなす。プラグ側筐体20aの下面に形成されるプラグ20をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ側筐体20aの上面に形成されるプラグ20をコンセントから抜き出すための機構と同様に形成されるが、図1に示すように、第一回転部材16の沿端部16bと第二回転部材18の沿端部とは逆向きの「く」の字状の形状で筐体14から突出する。すなわち、図1において、プラグ装置10の上下を逆にすると、プラグ側筐体20aの下面に形成されるプラグ20をコンセントから抜き出すための機構は、図1と同一となるように対称性を有するようにプラグ側筐体20aの下面に形成される。
【0027】
押下部材11は、略平板状の形状でも、人が押しやすいように凹形状の窪みを形成した形状でも良い。このとき、第一移動部材15及び第二移動部材17とが連結する側の形状は、押下部材11を押した際にプラグ側筐体20aに当たるため、略平面状の形状であることが好ましい。押下部材11は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ20の導電部材21が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、押下部材11は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグ装置10を離脱させることができる。図1においては図示しないが、押下部材11とプラグ側筐体20aとの間には、凹下部材11を押した後に自動的に押下部材11が元に戻るように弾性部材が設けられている。また、図1に示すように、停止部材13が設けられ、停止部材13は押下部材11に回動自在に設けられる。押下部材11には、停止部材を引っ掛けて固定する押下部材側係合部11aが設けられる。停止部材13は、図1中においては、上下方向に押下部材11を貫通して設けられ、貫通する貫通部分を軸として回転することができる。停止部材13は、合成樹脂やアルミニウムのような金属などから構成されるが、押下部材11が押されていないときに押下部材11が押されるのを防止するため、合成樹脂や金属などの強固な材料であることが好ましい。筐体14には、停止部材13が引っ掛かる筐体側係合部14aが設けられており、押下部材11の貫通部分を軸として筐体14の方向へと回転した後に筐体側係合部14aに固定される。また、例えば押下部材11の表面に、プラグ装置10がどのような電気機器に接続されているか表示するシールなどを貼ることができる。この場合には、プラグ装置10に接続される電気機器を視覚的にわかり易くすることができる。
【0028】
次に、第一の実施形態におけるプラグ装置の動作について説明する。図2は本発明におけるプラグ装置の動作を示す断面図であり、図2(a)は押下部材11の押下前、図2(b)は押下部材11の押下後を示す。図2においては、図1中下側に形成されるプラグ20をコンセントから抜き出すための機構の部分を図示しないが、図1中上側にプラグ20をコンセントから抜き出すための機構と連動して動作を行う。このとき、前述のような両側の機構の構造が点対称に設けられるため、第一回転部材16と第二回転部材18とは点対称にプラグ20の端部から突出する。
【0029】
図2(a)に示すように、プラグ装置10をコンセントに差し込んだとき、押下部材11は押されていない。そのため、移動部材15、17(以下、第一移動部材15及び第二移動部材17を移動部材15、17と略す)や回転部材16、18(以下、第一回転部材16及び第二回転部材18を回転部材16、18と略す)は動作しておらず、移動部材側鉤部と回転部材側鉤部とはそれぞれ、「ワ」の字状の凹形状の入口部分で接した状態で静止している。このとき、図2(a)に示すように、回転部材鉤部の「く」の字状の凸部の先端が移動部材鉤部の「ワ」の字状の凹部を塞ぐように引っ掛かり、移動部材と回転部材とが静止している。また、停止部材13は押下部材側係合部11aに引っ掛けられた状態であっても良いし、筐体側係合部14aに引っ掛けられた状態でも良い。停止部材13を筐体側係合部14aに引っ掛けた場合には、押下部材11が誤って押され、プラグ装置10がコンセントから離脱するのを防止することができる。
【0030】
図2(b)に示すように、プラグ装置10をコンセントから離脱する際に押下部材11を押すと、移動部材15、17が押されてプラグ側筐体20a上を図2中で右方向に移動する。これにより、回転部材16、18が、移動部材側鉤部16a及び第二移動部材の鉤部により押されて第一固定部材19及び第二固定部材(図示せず)を中心として回転する。このとき、移動部材15、17は、移動部材側鉤部15aと回転部材側鉤部16aとの接触部分(図2中で移動部材側鉤部15aと回転部材側鉤部16aとが接触する回動部材16、18の左側の接触部分)を図2中で右方向に押す。図2(b)に示すように、移動部材側鉤部の左側部分と回転部材側鉤部の左側部分とが曲線を帯びた形状であるため、曲線に沿って接触した状態で押される。この後、図2(b)に示すように、移動部材15と回転部材16、移動部材17と回転部材18とが接した状態で回転し、回転部材16、18は移動部材15、17により、移動部材15、17の移動部材鉤部内を回転部材16、18の回転部材側鉤部が接触した状態で押され続ける。そして、押下部材11がプラグ20に至って接触すると、押下部材11が止まり、移動部材15、17の移動が停止する。それと同時に、押下部材11とプラグ20との間に設けられる弾性部材12は、押下部材11とプラグ20とによる圧力で弾性エネルギーを有する。回転部材16、18が回転すると、回転部材16、18の沿端部が筐体14から突出する。突出する沿端部は、コンセントが形成された壁やタップコンセントの筐体を押す。このとき、回転部材16、18が固定部材によりプラグ20に固定されるため、回転部材16、18が壁などを押す力は固定部材を介してプラグ20に伝達され、さらにはプラグ装置10全体に伝達される。
【0031】
このように、プラグ装置10に伝達された力により、押下部材11に対して筐体14が図2中で左方向に動いてプラグ装置10はコンセントから抜くことができる。また、図1に示すように、プラグ装置10を抜く機構を上下点対称に設けることにより、上下左右にバランス良く力を伝達することができ、容易に抜くことができる。プラグ装置10がコンセントから抜けると、弾性部材12の弾性エネルギーにより発生する復元力により、押下部材11とプラグ20とは離されて元の状態へと戻る。このとき、移動部材15、17は、移動部材側鉤部15aと回転部材側鉤部16aとの接触部分(図2中で移動部材側鉤部15aと回転部材側鉤部16aとが接触する回動部材16、18の右側の接触部分)を図2中で左方向に押す。これにより、回転部材16、18を固定する固定部材を中心に回転部材16、18は回転する。また、図2(a)に示すように、回転部材鉤部の「く」の字状の凸部の先端が移動部材鉤部の「ワ」の字状の凹部を塞ぐように引っ掛かるため、押下部材11は必要以上に弾性部材12により押されることがなく、押下部材11は元に状態に戻って静止することができる。
【0032】
[第二の実施形態]
第二の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明する。ここで、第二の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明するが、第二の実施形態のプラグ装置は、第一の実施形態と同様に動作を行い、押下部材を押すことによりプラグ装置をコンセントから離脱させることができ、ここでは第二の実施形態の動作についての説明を省略する。
【0033】
図3は、本発明における実施形態の一形態例を示す斜視図である。ここで、図3に示すプラグ装置は、例えば電気プラグを有する入出力プラグ装置の一形態である。図3に示すように、入出力プラグ装置30は、プラグ40と、プラグ40の外部を覆う筐体34とを有する。プラグ40は、内部に電気線が収納され、電気信号などを送受信するコンセントに導通部材40bを差し込む一般的なプラグである。なお、図3においては、コンセントの凹部に差し込むプラグ側筐体40aから突出する導通部材40bが一本であるが、導通部材40bの本数は、アース線に接続される導通部材が形成されて三本であっても良く、種々の本数を有するプラグ40を用いることができる。また、プラグ40には電気線を収納するコード42が連結される。コード42は、筐体34上の接合部材41により筐体34と連結され、さらには筐体34の内部のプラグ40に連結されている。なお、図3においては、入出力プラグ装置30のコード42は入出力プラグ装置30の側面つまり押下部材31に対して略垂直な側面に形成されているが、押下部材31に形成することができる。この場合、押下部材31を通ってプラグ40にコード42が連結するように、押下部材31に貫通孔が形成される。貫通孔は、押下部材31が可動となるように余裕を持った大きさに形成される。コード42は、貫通孔を通って押下部材31とプラグ40との間の弾性部材に当たらないようにしてプラグ40に接続される。
【0034】
プラグ40は筐体34に収納され、図3においてはプラグ40の全体を筐体34により覆われている。プラグ40とプラグ40を収納する筐体34とは着脱自在に固定しても良いし、プラグ40とプラグ側筐体40aとを一体に形成しても良い。例えば、図3においては、プラグ40の外部に設けられる筐体34は、筐体34の側面でプラグ40と着脱自在に固定され、プラグ40を筐体34から滑らせて外すことができる構造となっている。筐体34は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ40の導電部材41が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、筐体34は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全に入出力プラグ装置30をコンセントに装着させることができる。筐体34の形状は、プラグ40を収納することができる形状である。例えば、図3に示すように、断面略矩形形状、断面略円形形状とすることができる。また、筐体34の内部には、プラグ40をコンセントから抜き出すための機構が設けられるため、機構が設けることができるように余裕が設けられる。そのため、筐体34の形状は、断面略矩形形状とすることが好ましい。なお、筐体34の大きさを大きくしすぎると、一般の従来におけるコンセントやタップコンセントに複数の入出力プラグ装置30を差し込むことが困難となる。そのため、入出力プラグ装置30は、従来のコンセントやタップコンセントのコンセントの大きさや間隔を考慮して設計される。
【0035】
筐体34とプラグ40との間には、プラグ40をコンセントから抜き出すための機構が設けられている。図3に示すように、プラグ40をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ40のプラグ側筐体40a上に設けられる移動部材及び回転部材を有する。移動部材及び回転部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ40の導電部材41が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。移動部材は、プラグ40をコンセントから抜き出すために押す押下部材31に連結され、押下部材31を押すことによりコンセントが形成される面に対して略垂直な方向に移動する。回転部材は、固定部材によりプラグ側筐体40aに固定され、固定部分を中心に回動自在に固定される。固定部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ40の導電部材41が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びない材料であることが好ましい。より好ましくは、固定部材は、回転部材をプラグ側筐体40aに固定するため、強固な材料、伝導性の低い金属材料を用いて構成することが好ましい。ここで、図3において、移動部材と回転部材は、断面略矩形形状のプラグ側筐体40aの二面に設けられ、図3中でプラグ側筐体40aの上側には第一移動部材35、第一回転部材36、第一固定部材39とが設けられ、図3中でプラグ側筐体40aの下側には第二移動部材37、第二回転部材38、図示しない第二固定部材とが設けられる。ここで、図3においてはプラグ40をコンセントから抜き出すための機構がプラグ側筐体40aの上下の二面に設けられているが、プラグ側筐体40aの四面のすべてに設けても良い。なお、プラグ40を従来のコンセントやタップコンセントのコンセント間隔を考慮する場合、プラグ側筐体40aの四面のすべてに設けると入出力プラグ装置30が大きくなるので、図3に示すようにプラグ側筐体40aの二面にプラグ40をコンセントから抜き出すための機構を設けるのが好ましい。
【0036】
プラグ側筐体40a上の第一移動部材35は、略平板上の形状を有する。図3に示すように、押下部材31に連結される一端とは異なる第一移動部材35の他端には、移動部材側鉤部35aが形成されている。移動部材側鉤部35aは、第一回転部材36の一端が挿入される凹形状であり、図3のような「ワ」の字状の凹形状である。第一回転部材36は、第一移動部材35と同様に、略平板状の形状を有する。図3に示すように、第一回転部材36の一端に第一移動部材35の移動部材側鉤部35aに挿入される回転部材側鉤部36aが形成され、他端にはプラグ側筐体40aの外縁を表わす端部に沿った沿端部36bが形成されている。回転部材側鉤部36aは、第一移動部材35の移動部材側鉤部35aに挿入される凸形状であり、図3のような「く」の字状の凸形状である。回転部材側鉤部36aは、余裕を持って移動部材側鉤部35aに挿入されており、後述するように、移動部材側鉤部35aの「ワ」の字状の凹形状の内部を動き、第一固定部材39を中心に「ワ」の字状の凹形状の内部を回転する。図3に示すように、回転部材側鉤部36aは「く」の字の一端をなすのに対して、沿端部36bは、「く」の字の他端をなし、押下部材31が押されていない状態のときにはプラグ側筐体40aの端部に沿っており、略直線形状をなしている。また、第一回転部材36の「く」の字の頂点をなす部分は、筐体34に収納されるとともに第一回転部材36が回転する際に筐体34に詰まることがないように滑らかな形状をなす。プラグ側筐体40aの下面に形成されるプラグ40をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ側筐体40aの上面に形成されるプラグ40をコンセントから抜き出すための機構と同様に形成されるが、図3に示すように、第一回転部材36の沿端部36bと第二回転部材38の沿端部とは逆向きの「く」の字状の形状で筐体34から突出する。すなわち、図3において、入出力プラグ装置30の上下を逆にすると、プラグ側筐体40aの下面に形成されるプラグ40をコンセントから抜き出すための機構は、図3と同一となるように対称性を有するようにプラグ側筐体40aの下面に形成される。
【0037】
押下部材31は、略平板状の形状でも、人が押しやすいように凹形状の窪みを形成した形状でも良い。このとき、第一移動部材35及び第二移動部材37とが連結する側の形状は、押下部材31を押した際にプラグ側筐体40aに当たるため、略平面状の形状であることが好ましい。押下部材31は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ40の導電部材41が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、押下部材31は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全に入出力プラグ装置30を離脱させることができる。図3においては図示しないが、押下部材31とプラグ側筐体40aとの間には、凹下部材31を押した後に自動的に押下部材31が元に戻るように弾性部材が設けられている。また、図3に示すように、停止部材33が設けられ、停止部材33は押下部材31に回動自在に設けられる。押下部材31には、停止部材を引っ掛けて固定する押下部材側係合部31aが設けられる。停止部材33は、図3中においては、上下方向に押下部材31を貫通して設けられ、貫通する貫通部分を軸として回転することができる。停止部材33は、合成樹脂やアルミニウムのような金属などから構成されるが、押下部材31が押されていないときに押下部材31が押されるのを防止するため、合成樹脂や金属などの強固な材料であることが好ましい。筐体34には、停止部材33が引っ掛かる筐体側係合部34aが設けられており、押下部材31の貫通部分を軸として筐体34の方向へと回転した後に筐体側係合部34aに固定される。また、例えば押下部材31の表面に、入出力プラグ装置30がどのような電気機器に接続されているか表示するシールなどを貼ることができる。この場合には、入出力プラグ装置30に接続される電気機器を視覚的にわかり易くすることができる。
【0038】
[第三の実施形態]
第三の実施形態におけるプラグアダプター装置の構造について説明する。ここで、第三の実施形態におけるプラグアダプター装置の構造について説明するが、第三の実施形態のプラグアダプター装置は、第一の実施形態と同様に動作を行い、押下部材を押すことによりプラグアダプター装置をコンセントから離脱させることができ、ここでは第三の実施形態の動作についての説明を省略する。
【0039】
図4は、本発明における実施形態の一形態例を示す斜視図である。ここで、図4に示すプラグアダプター装置50は、例えば電気プラグアダプターを有するプラグアダプター装置の一形態である。図4に示すように、プラグアダプター装置50は、プラグアダプター60と、プラグアダプター60の外部を覆う筐体54とを有する。プラグアダプター60は、内部に電気線が収納され、導通部材60bを電気コンセントに差し込む一般的な電気プラグアダプターである。なお、図4においては、コンセントの凹部に差し込むプラグアダプター側筐体60aから突出する導通部材60bが二本であるが、導通部材60bの本数は、アース線に接続される導通部材が形成されて三本であっても良く、種々の本数を有するプラグアダプター60を用いることができる。また、プラグアダプター60は他の電気機器が有する電気線のプラグが連結される。嵌合部61は、筐体54上の嵌合部61により筐体54と連結され、さらには筐体54の内部のプラグアダプター60に連結されている。
【0040】
プラグアダプター60は筐体54に収納され、図4においてはプラグアダプター60の全体を筐体54により覆われている。プラグアダプター60とプラグアダプター60を収納する筐体54とは着脱自在に固定しても良いし、プラグアダプター60とプラグアダプター側筐体60aとを一体に形成しても良い。例えば、図4においては、プラグアダプター60の外部に設けられる筐体54は、筐体54の側面でプラグアダプター60と着脱自在に固定され、プラグアダプター60を筐体54から滑らせて外すことができる構造となっている。筐体54は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグアダプター60の導電部材61が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、筐体54は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグアダプター装置50をコンセントに装着させることができる。筐体54の形状は、プラグアダプター60を収納することができる形状である。例えば、図4に示すように、断面略矩形形状、断面略円形形状とすることができる。また、筐体54の内部には、プラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構が設けられるため、機構が設けることができるように余裕が設けられる。そのため、筐体54の形状は、断面略矩形形状とすることが好ましい。なお、筐体54の大きさを大きくしすぎると、一般の従来におけるコンセントやタップコンセントに複数のプラグアダプター装置50を差し込むことが困難となる。そのため、プラグアダプター装置60は、従来のコンセントやタップコンセントのコンセントの大きさや間隔を考慮して設計される。
【0041】
筐体54とプラグアダプター60との間には、プラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構が設けられている。図4に示すように、プラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構は、プラグアダプター60のプラグアダプター側筐体60a上に設けられる移動部材及び回転部材を有する。移動部材及び回転部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグアダプター60の導電部材61が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。移動部材は、プラグアダプター60をコンセントから抜き出すために押す押下部材51に連結され、押下部材51を押すことによりコンセントが形成される面に対して略垂直な方向に移動する。回転部材は、固定部材によりプラグアダプター側筐体60aに固定され、固定部分を中心に回動自在に固定される。固定部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグアダプター60の導電部材61が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びない材料であることが好ましい。より好ましくは、固定部材は、回転部材をプラグアダプター側筐体60aに固定するため、強固な材料、伝導性の低い金属材料を用いて構成することが好ましい。ここで、図4において、移動部材と回転部材は、断面略矩形形状のプラグアダプター側筐体60aの二面に設けられ、図4中でプラグアダプター側筐体60aの上側には第一移動部材55、第一回転部材56、第一固定部材59とが設けられ、図4中でプラグアダプター側筐体60aの下側には第二移動部材57、第二回転部材58、図示しない第二固定部材とが設けられる。ここで、図4においてはプラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構がプラグアダプター側筐体60aの上下の二面に設けられているが、プラグアダプター側筐体60aの四面のすべてに設けても良い。なお、プラグアダプター60を従来のコンセントやタップコンセントのコンセント間隔を考慮する場合、プラグアダプター側筐体60aの四面のすべてに設けるとプラグアダプター装置50が大きくなるので、図4に示すようにプラグアダプター側筐体60aの二面にプラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構を設けるのが好ましい。
【0042】
プラグアダプター側筐体60a上の第一移動部材55は、略平板上の形状を有する。図4に示すように、押下部材51に連結される一端とは異なる第一移動部材55の他端には、移動部材側鉤部55aが形成されている。移動部材側鉤部55aは、第一回転部材56の一端が挿入される凹形状であり、図4のような「ワ」の字状の凹形状である。第一回転部材56は、第一移動部材55と同様に、略平板状の形状を有する。図4に示すように、第一回転部材56の一端に第一移動部材55の移動部材側鉤部55aに挿入される回転部材側鉤部56aが形成され、他端にはプラグアダプター側筐体60aの外縁を表わす端部に沿った沿端部56bが形成されている。回転部材側鉤部56aは、第一移動部材55の移動部材側鉤部55aに挿入される凸形状であり、図4のような「く」の字状の凸形状である。回転部材側鉤部56aは、余裕を持って移動部材側鉤部55aに挿入されており、後述するように、移動部材側鉤部55aの「ワ」の字状の凹形状の内部を動き、第一固定部材59を中心に「ワ」の字状の凹形状の内部を回転する。図4に示すように、回転部材側鉤部56aは「く」の字の一端をなすのに対して、沿端部56bは、「く」の字の他端をなし、押下部材51が押されていない状態のときにはプラグアダプター側筐体60aの端部に沿っており、略直線形状をなしている。また、第一回転部材56の「く」の字の頂点をなす部分は、筐体54に収納されるとともに第一回転部材56が回転する際に筐体54に詰まることがないように滑らかな形状をなす。プラグアダプター側筐体60aの下面に形成されるプラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構は、プラグアダプター側筐体60aの上面に形成されるプラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構と同様に形成されるが、図4に示すように、第一回転部材56の沿端部56bと第二回転部材58の沿端部とは逆向きの「く」の字状の形状で筐体54から突出する。すなわち、図4において、プラグアダプター装置50の上下を逆にすると、プラグアダプター側筐体60aの下面に形成されるプラグアダプター60をコンセントから抜き出すための機構は、図4と同一となるように対称性を有するようにプラグアダプター側筐体60aの下面に形成される。
【0043】
押下部材51は、略平板状の形状でも、人が押しやすいように凹形状の窪みを形成した形状でも良い。このとき、第一移動部材55及び第二移動部材57とが連結する側の形状は、押下部材51を押した際にプラグアダプター側筐体60aに当たるため、略平面状の形状であることが好ましい。押下部材51は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグアダプター60の導電部材61が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、押下部材51は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグアダプター装置50を離脱させることができる。図4においては図示しないが、押下部材51とプラグアダプター側筐体60aとの間には、凹下部材51を押した後に自動的に押下部材51が元に戻るように弾性部材が設けられている。また、図4に示すように、停止部材53が設けられ、停止部材53は押下部材51に回動自在に設けられる。押下部材51には、停止部材を引っ掛けて固定する押下部材側係合部51aが設けられる。停止部材53は、図4中においては、上下方向に押下部材51を貫通して設けられ、貫通する貫通部分を軸として回転することができる。停止部材53は、合成樹脂やアルミニウムのような金属などから構成されるが、押下部材51が押されていないときに押下部材51が押されるのを防止するため、合成樹脂や金属などの強固な材料であることが好ましい。筐体54には、停止部材53が引っ掛かる筐体側係合部54aが設けられており、押下部材51の貫通部分を軸として筐体54の方向へと回転した後に筐体側係合部54aに固定される。図5に示すように、例えば押下部材51の表面に、プラグアダプター装置50に連結されるプラグがどのような電気機器に接続されているか表示するシールなどを貼ることができる。この場合には、プラグアダプター装置50に接続される電気機器を視覚的にわかり易くすることができる。
【0044】
[第四の実施形態]
第四の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明する。ここで、第四の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明するが、第四の実施形態のプラグ装置は、第一の実施形態と同様に動作を行い、押下部材を押すことによりプラグ装置をコンセントから離脱させることができ、ここでは第四の実施形態の動作についての説明を省略する。
【0045】
図6は、本発明における実施形態の一形態例を示す斜視図である。ここで、図6に示すプラグ装置70は、例えば電気プラグを有するプラグ装置の一形態である。図6に示すように、プラグ装置70は、プラグ80と、プラグ80の外部を覆う筐体74とを有する。プラグ80は、内部に電気線が収納され、導通部材80bを電気コンセントに差し込む一般的な電気プラグである。なお、図6においては、コンセントの凹部に差し込むプラグ側筐体80aから突出する導通部材80bが四本であるが、導通部材80bの本数は、アース線に接続される導通部材が形成されて三本であっても良く、種々の本数を有するプラグ80を用いることができる。また、プラグ80には電気線を収納するコード82が連結される。コード82は、筐体74上の接合部材81により筐体74と連結され、さらには筐体74の内部のプラグ80に連結されている。なお、図6においては、プラグ装置70のコード82はプラグ装置70の側面つまり押下部材71に対して略垂直な側面に形成されているが、押下部材71に形成することができる。この場合、押下部材71を通ってプラグ80にコード82が連結するように、押下部材71に貫通孔が形成される。貫通孔は、押下部材71が可動となるように余裕を持った大きさに形成される。コード82は、貫通孔を通って押下部材71とプラグ80との間の弾性部材に当たらないようにしてプラグ80に接続される。
【0046】
プラグ80は筐体74に収納され、図6においてはプラグ80の全体を筐体74により覆われている。プラグ80とプラグ80を収納する筐体74とは着脱自在に固定しても良いし、プラグ80とプラグ側筐体80aとを一体に形成しても良い。例えば、図6においては、プラグ80の外部に設けられる筐体74は、筐体74の側面でプラグ80と着脱自在に固定され、プラグ80を筐体74から滑らせて外すことができる構造となっている。筐体74は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ80の導電部材81が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、筐体74は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグ装置70をコンセントに装着させることができる。筐体74の形状は、プラグ80を収納することができる形状である。例えば、図6に示すように、断面略矩形形状、断面略円形形状とすることができる。また、筐体74の内部には、プラグ80をコンセントから抜き出すための機構が設けられるため、機構が設けることができるように余裕が設けられる。そのため、筐体74の形状は、断面略矩形形状とすることが好ましい。なお、筐体74の大きさを大きくしすぎると、一般の従来におけるコンセントやタップコンセントに複数のプラグ装置70を差し込むことが困難となる。そのため、プラグ装置80は、従来のコンセントやタップコンセントのコンセントの大きさや間隔を考慮して設計される。
【0047】
筐体74とプラグ80との間には、プラグ80をコンセントから抜き出すための機構が設けられている。図6に示すように、プラグ80をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ80のプラグ側筐体80a上に設けられる移動部材及び回転部材を有する。移動部材及び回転部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ80の導電部材81が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。移動部材は、プラグ80をコンセントから抜き出すために押す押下部材71に連結され、押下部材71を押すことによりコンセントが形成される面に対して略垂直な方向に移動する。回転部材は、固定部材によりプラグ側筐体80aに固定され、固定部分を中心に回動自在に固定される。固定部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ80の導電部材81が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びない材料であることが好ましい。より好ましくは、固定部材は、回転部材をプラグ側筐体80aに固定するため、強固な材料、伝導性の低い金属材料を用いて構成することが好ましい。ここで、図6において、移動部材と回転部材は、断面略矩形形状のプラグ側筐体80aの二面に設けられ、図6中でプラグ側筐体80aの上側には第一移動部材75、第一回転部材76、第一固定部材79とが設けられ、図6中でプラグ側筐体80aの下側には第二移動部材77、第二回転部材78、図示しない第二固定部材とが設けられる。ここで、図6においてはプラグ80をコンセントから抜き出すための機構がプラグ側筐体80aの上下の二面に設けられているが、プラグ側筐体80aの四面のすべてに設けても良い。なお、プラグ80を従来のコンセントやタップコンセントのコンセント間隔を考慮する場合、プラグ側筐体80aの四面のすべてに設けるとプラグ装置70が大きくなるので、図6に示すようにプラグ側筐体80aの二面にプラグ80をコンセントから抜き出すための機構を設けるのが好ましい。
【0048】
プラグ側筐体80a上の第一移動部材75は、略平板上の形状を有する。図6に示すように、押下部材71に連結される一端とは異なる第一移動部材75の他端には、移動部材側鉤部75aが形成されている。移動部材側鉤部75aは、第一回転部材76の一端が挿入される凹形状であり、図6のような「ワ」の字状の凹形状である。第一回転部材76は、第一移動部材75と同様に、略平板状の形状を有する。図6に示すように、第一回転部材76の一端に第一移動部材75の移動部材側鉤部75aに挿入される回転部材側鉤部76aが形成され、他端にはプラグ側筐体80aの外縁を表わす端部に沿った沿端部76bが形成されている。回転部材側鉤部76aは、第一移動部材75の移動部材側鉤部75aに挿入される凸形状であり、図6のような「く」の字状の凸形状である。回転部材側鉤部76aは、余裕を持って移動部材側鉤部75aに挿入されており、後述するように、移動部材側鉤部75aの「ワ」の字状の凹形状の内部を動き、第一固定部材79を中心に「ワ」の字状の凹形状の内部を回転する。図6に示すように、回転部材側鉤部76aは「く」の字の一端をなすのに対して、沿端部76bは、「く」の字の他端をなし、押下部材71が押されていない状態のときにはプラグ側筐体80aの端部に沿っており、略直線形状をなしている。また、第一回転部材76の「く」の字の頂点をなす部分は、筐体74に収納されるとともに第一回転部材76が回転する際に筐体74に詰まることがないように滑らかな形状をなす。プラグ側筐体80aの下面に形成されるプラグ80をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ側筐体80aの上面に形成されるプラグ80をコンセントから抜き出すための機構と同様に形成されるが、図6に示すように、第二回転部材78の沿端部と第二回転部材76の沿端部76bとは逆向きの「く」の字状の形状で筐体74から突出する。すなわち、図6において、プラグ装置70の上下を逆にすると、プラグ側筐体80aの下面に形成されるプラグ80をコンセントから抜き出すための機構は、図6と同一となるように対称性を有するようにプラグ側筐体80aの下面に形成される。
【0049】
押下部材71は、略平板状の形状でも、人が押しやすいように凹形状の窪みを形成した形状でも良い。このとき、第一移動部材75及び第二移動部材77とが連結する側の形状は、押下部材71を押した際にプラグ側筐体80aに当たるため、略平面状の形状であることが好ましい。押下部材71は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ80の導電部材81が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、押下部材71は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグ装置70を離脱させることができる。図6においては図示しないが、押下部材71とプラグ側筐体80aとの間には、凹下部材71を押した後に自動的に押下部材71が元に戻るように弾性部材が設けられている。また、図6に示すように、停止部材73が設けられ、停止部材73は押下部材71に回動自在に設けられる。押下部材71には、停止部材を引っ掛けて固定する押下部材側係合部71aが設けられる。停止部材73は、図6中においては、上下方向に押下部材71を貫通して設けられ、貫通する貫通部分を軸として回転することができる。停止部材73は、合成樹脂やアルミニウムのような金属などから構成されるが、押下部材71が押されていないときに押下部材71が押されるのを防止するため、合成樹脂や金属などの強固な材料であることが好ましい。筐体74には、停止部材73が引っ掛かる筐体側係合部74aが設けられており、押下部材71の貫通部分を軸として筐体74の方向へと回転した後に筐体側係合部74aに固定される。また、例えば押下部材71の表面に、プラグ装置70がどのような電気機器に接続されているか表示するシールなどを貼ることができる。この場合には、プラグ装置70に接続される電気機器を視覚的にわかり易くすることができる。
【0050】
[第五の実施形態]
第五の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明する。ここで、第五の実施形態におけるプラグ装置の構造について説明するが、第五の実施形態のプラグ装置は、第一の実施形態と同様に動作を行い、押下部材を押すことによりプラグ装置をコンセントから離脱させることができ、ここでは第五の実施形態の動作についての説明を省略する。
【0051】
図7は、本発明における実施形態の一形態例を示す斜視図である。ここで、図7に示すプラグ装置90は、例えば電気プラグを有するプラグ装置の一形態である。図7に示すように、プラグ装置90は、プラグ100と、プラグ100の外部を覆う筐体94とを有する。プラグ100は、内部に電気線が収納され、導通部材100bを電気コンセントに差し込む一般的な電気プラグである。図7に示すプラグ100は、導電部材100bが設けられるプラグ側筐体100aが断面略三角形形状であり、プラグ装置90の筐体94とプラグ側筐体100aとの接合部分を含めて略六角形形状のプラグである。つまり、図7に示すプラグ装置90では、例えば、断面形状の短い辺でプラグ100が接続される。なお、図7においては、コンセントの凹部に差し込むプラグ側筐体100aから突出する導通部材100bが三本であるが、導通部材100bの本数は、アース線に接続される導通部材が形成されて三本であっても良く、種々の本数を有するプラグ100を用いることができる。また、プラグ100には電気線を収納するコード102が連結される。コード102は、筐体94上の接合部材101により筐体94と連結され、さらには筐体94の内部のプラグ100に連結されている。なお、図7においては、プラグ装置90のコード102はプラグ装置90の側面つまり押下部材91に対して略垂直な側面に形成されているが、押下部材91に形成することができる。この場合、押下部材91を通ってプラグ100にコード102が連結するように、押下部材91に貫通孔が形成される。貫通孔は、押下部材91が可動となるように余裕を持った大きさに形成される。コード102は、貫通孔を通って押下部材91とプラグ100との間の弾性部材に当たらないようにしてプラグ100に接続される。
【0052】
プラグ100は筐体94に収納され、図7においてはプラグ100の全体を筐体94により覆われている。プラグ100とプラグ100を収納する筐体94とは着脱自在に固定しても良いし、プラグ100とプラグ側筐体100aとを一体に形成しても良い。例えば、図7においては、プラグ100の外部に設けられる筐体94は、筐体94の側面でプラグ100と着脱自在に固定され、プラグ100を筐体94から滑らせて外すことができる構造となっている。筐体94は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ100の導電部材101が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、筐体94は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグ装置90をコンセントに装着させることができる。筐体94の形状は、プラグ100を収納することができる形状である。例えば、図7に示すように、断面略矩形形状、断面略円形形状とすることができる。また、筐体94の内部には、プラグ100をコンセントから抜き出すための機構が設けられるため、機構が設けることができるように余裕が設けられる。そのため、筐体94の形状は、断面略矩形形状とすることが好ましい。なお、筐体94の大きさを大きくしすぎると、一般の従来におけるコンセントやタップコンセントに複数のプラグ装置90を差し込むことが困難となる。そのため、プラグ装置100は、従来のコンセントやタップコンセントのコンセントの大きさや間隔を考慮して設計される。
【0053】
筐体94とプラグ100との間には、プラグ100をコンセントから抜き出すための機構が設けられている。図7に示すように、プラグ100をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ100のプラグ側筐体100a上に設けられる移動部材及び回転部材を有する。移動部材及び回転部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ100の導電部材101が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。移動部材は、プラグ100をコンセントから抜き出すために押す押下部材91に連結され、押下部材91を押すことによりコンセントが形成される面に対して略垂直な方向に移動する。回転部材は、固定部材によりプラグ側筐体100aに固定され、固定部分を中心に回動自在に固定される。固定部材は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ100の導電部材101が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びない材料であることが好ましい。より好ましくは、固定部材は、回転部材をプラグ側筐体100aに固定するため、強固な材料、伝導性の低い金属材料を用いて構成することが好ましい。ここで、図7において、移動部材と回転部材は、断面略矩形形状のプラグ側筐体100aの三面に設けられ、図7中でプラグ側筐体100aの上側には第一移動部材95、第一回転部材96、及び第一固定部材99が設けられ、図7中下側奥には第二移動部材(図示せず)、第二回転部材97、及び第二固定部材(図示せず)が設け、図7中下側手前には第三移動部材(図示せず)、第三回転部材98、及び第三固定部材(図示せず)が設けられる。ここで、図7においてはプラグ100をコンセントから抜き出すための機構がプラグ側筐体100aの各三面に設けられるため、プラグ装置90をより簡便に抜き出すことができるようになる。
【0054】
プラグ側筐体100a上の第一移動部材95は、略平板上の形状を有する。図7に示すように、押下部材91に連結される一端とは異なる第一移動部材95の他端には、移動部材側鉤部95aが形成されている。移動部材側鉤部95aは、第一回転部材96の一端が挿入される凹形状であり、図7のような「ワ」の字状の凹形状である。第一回転部材96は、第一移動部材95と同様に、略平板状の形状を有する。図7に示すように、第一回転部材96の一端に第一移動部材95の移動部材側鉤部95aに挿入される回転部材側鉤部96aが形成され、他端にはプラグ側筐体100aの外縁を表わす端部に沿った沿端部96bが形成されている。回転部材側鉤部96aは、第一移動部材95の移動部材側鉤部95aに挿入される凸形状であり、図7のような「く」の字状の凸形状である。回転部材側鉤部96aは、余裕を持って移動部材側鉤部95aに挿入されており、後述するように、移動部材側鉤部95aの「ワ」の字状の凹形状の内部を動き、第一固定部材99を中心に「ワ」の字状の凹形状の内部を回転する。図7に示すように、回転部材側鉤部96aは「く」の字の一端をなすのに対して、沿端部96bは、「く」の字の他端をなし、押下部材91が押されていない状態のときにはプラグ側筐体100aの端部に沿っており、略直線形状をなしている。また、第一回転部材96の「く」の字の頂点をなす部分は、筐体94に収納されるとともに第一回転部材96が回転する際に筐体94に詰まることがないように滑らかな形状をなす。プラグ側筐体100aの下面に形成されるプラグ100をコンセントから抜き出すための機構は、プラグ側筐体100aの各三面に形成されるプラグ100をコンセントから抜き出すための機構と同様に形成されるが、図7に示すように、第一回転部材96の沿端部96b、第二回転部材97の沿端部、第三回転部材98の沿端部は逆向きの「く」の字状の形状で筐体94から突出する。
【0055】
押下部材91は、略平板状の形状でも、人が押しやすいように凹形状の窪みを形成した形状でも良い。このとき、第一移動部材95、第二移動部材、及び第三移動部材が連結する側の形状は、押下部材91を押した際にプラグ側筐体100aに当たるため、略平面状の形状であることが好ましい。押下部材91は、ゴムや合成樹脂などの材料、あるいはアルミニウムのような金属などから構成されるが、プラグ100の導電部材101が電気的にコンセントと接続されるため、電気を帯びないゴムや合成樹脂などの材料であることが好ましい。特に、押下部材91は、人が触れる部分であるため、電気を帯びない材料を用いることにより安全にプラグ装置90を離脱させることができる。図7においては図示しないが、押下部材91とプラグ側筐体100aとの間には、凹下部材91を押した後に自動的に押下部材91が元に戻るように弾性部材が設けられている。また、図7に示すように、停止部材93が設けられ、停止部材93は押下部材91に回動自在に設けられる。押下部材91には、停止部材を引っ掛けて固定する押下部材側係合部91aが設けられる。停止部材93は、図7中においては、上下方向に押下部材91を貫通して設けられ、貫通する貫通部分を軸として回転することができる。停止部材93は、合成樹脂やアルミニウムのような金属などから構成されるが、押下部材91が押されていないときに押下部材91が押されるのを防止するため、合成樹脂や金属などの強固な材料であることが好ましい。筐体94には、停止部材93が引っ掛かる筐体側係合部94aが設けられており、押下部材91の貫通部分を軸として筐体94の方向へと回転した後に筐体側係合部94aに固定される。また、例えば押下部材91の表面に、プラグ装置90がどのような電気機器に接続されているか表示するシールなどを貼ることができる。この場合には、プラグ装置90に接続される電気機器を視覚的にわかり易くすることができる。
【0056】
以上のように、本実施形態においては、押下部材を押さえることにより、移動部材が移動し、回転部材がプラグの筐体やプラグアダプターの筐体に固定される部分を中心として回転することができる。回転部材が回転することにより、プラグ装置やプラグアダプター装置の筐体の外部に回転部材の一端が突出し、コンセントが形成される壁やタップコンセントの筐体を押すことができる。そのため、押下部材を押すことによりプラグやプラグアダプターをコンセントやプラグアダプターから簡便に離脱させることができ、片手で押下部材を押して容易にプラグやプラグアダプターをコンセントから抜き取ることができる。
【0057】
さらに、プラグやプラグアダプターをコンセントから簡便に離脱させることができるため、プラグやプラグアダプターを持つ手を周囲にぶつけることなく抜き取ることができ、負傷を負う危険性を回避することができる。特に、タップコンセントにプラグを差し込んで電気機器を使用する場合、タップコンセントを片手で押さえることなくプラグやプラグアダプターを抜くことができる。そのため、タップコンセントのような安定しないコンセントであっても、片手でプラグやプラグアダプターを容易に抜くことができる。
【0058】
またさらに、プラグをコンセントから抜き出す際に容易に抜き出すことができるため、プラグに接続されるコードを持つことなく押下部材を押して容易に抜くことができ、コード内部の電気線が断線するのを防ぐことができ、プラグ部分から火災が発生するのを防止することができる。そして、コンセントからプラグやプラグアダプターを抜く際、瞬時のうちにプラグやプラグアダプターを簡便に抜くことができるため、プラグやプラグアダプターの電極に手が触れるのを防ぐことができ、手に電流が導通して感電するのを防止することができる。
【0059】
また、本実施形態においては、押下部材とプラグやプラグアダプターとの間に弾性部材を設けることにより、押下部材を自動で元の状態に戻すことができ、コンセントからプラグやプラグアダプターを抜いた後に押下部材を元に戻す手間を省くことができる。そのため、コンセントにプラグやプラグアダプターをコンセントに差し込み、押下部材を押してコンセントからプラグやプラグアダプターを抜くという動作により、簡便且つ容易に、そして安全にプラグやプラグアダプターを使用することができる。さらに、押下部材に停止部材を設けることにより、押下部材が偶然に押されてコンセントからプラグやプラグアダプターが勝手に抜けるのを防ぐことができる。
【0060】
なお、本発明の実施の形態においては、一般的な電気装置に電力を供給するプラグ、マイクやイヤホンなどの入出力装置を接続して電気信号の送受信を行うプラグに適用した入出力プラグ装置、複数のプラグを接続されて複数の電気装置に対して電力を供給するプラグアダプターに適用したプラグアダプター装置について説明したが、本発明は、これらのプラグ及びプラグアダプターに限らず、信号の入出力や燃料の供給を行うためのプラグやプラグアダプター、さらには凹部に対して凸部を勘合させるプラグやプラグアダプターに適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、コンセントからプラグを簡便に離脱させることができるプラグ装置、及びコンセントからプラグアダプターを簡便に離脱させることができるプラグアダプター装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態におけるプラグ装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の第一の実施形態におけるプラグ装置の動作を示す断面図であり、(a)は押下部材の押下前、(b)は押下部材の押下後を示す。
【図3】本発明の第二の実施形態におけるプラグ装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の第三の実施形態におけるプラグアダプター装置を示す斜視図である。
【図5】本発明の第三の実施形態におけるプラグアダプター装置の一形態例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第四の実施形態におけるプラグ装置を示す斜視図である。
【図7】本発明の第五の実施形態におけるプラグ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,70,90 プラグ装置、 30 入出力プラグ装置、 50 プラグアダプター装置、 11,31,51,71,91 押下部材、 11a,31a,51a,71a,91a 押下部材側係合部、 12 弾性部材、 13,33,53,73,93 停止部材、 14,34,54,74,94 筐体、 14a,34a,54a,74a,94a 筐体側係合部、 15,35,55,75,95 第一移動部材、 15a,35a,55a,75a,95a 移動部材側鉤部、 16,36,56,76,96 第一回転部材、 16a,36a,56a,76a,96a 回転部材側鉤部、 16b,36b,56b,76b,96b 沿端部、 17,37,57,77 第二移動部材、 18,38,58,78、97 第二回転部材、 98 第三回転部材、
19,39,59,79,99 第一固定部材、 20,80,100 プラグ、 60 プラグアダプター、
20a,40a,80a,100a プラグ側筐体、 60a プラグアダプター側筐体、 20b,40b,60b,80b,100b 導通部材、 21,41,81,101 接合部材、 22,42,82,102 コード、 61嵌合部

Claims (10)

  1. プラグを有するプラグ装置であって、
    外力が加えられて押下される押下手段と、
    一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部を有し、前記プラグ上で摺動自在に設けられる移動手段と、
    一方が該移動手段の前記第一鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部を有するとともに他方が前記プラグの端部の形状に沿った形状をなす沿端部を有し、前記プラグに回動自在に固定される回転手段とを備え、
    前記押下手段への押下又は押下の解除に応じて、前記移動手段が前記プラグ上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが連動しつつ前記プラグに固定される固定部を中心として回転し、該回転により前記沿端部が動作を行うプラグ装置。
  2. 前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグ上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグの前記端部から突出することを特徴とする請求項1記載のプラグ装置。
  3. 前記プラグと前記押下手段との間に弾性力を発生させる弾性手段が設けられ、
    該弾性手段は、前記押下手段への押下により復元力を発生させ、
    前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグの端部から突出する前記沿端部が収納されることを特徴とする請求項1記載のプラグ装置。
  4. 電気プラグを有するプラグ装置であって、
    外力が加えられて押下される押下手段と、
    一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部を有し、前記プラグ上で摺動自在に設けられる移動手段と、
    一方が該移動手段の前記鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部を有するとともに他方が前記プラグの端部の形状に沿った形状をなす沿端部を有し、前記プラグに回動自在に固定される回転手段と、
    前記プラグと前記押下手段との間に設けられ、弾性力を発生させる弾性手段とを備え、
    前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグ上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグの前記端部から突出し、
    前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグの端部から突出する前記沿端部が収納されるプラグ装置。
  5. 前記押下手段に、回動自在に設けられるとともに、前記押下手段が前記プラグを収納する筐体に押下されるのを停止する停止手段を備えるとともに、
    前記筐体に、前記停止手段に係合する係合部を備え、
    前記押下への押下を解除した場合には、前記筐体の前記係合部に前記停止手段を係合させて前記筐体と前記押下手段との間の距離を保つことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のプラグ装置。
  6. プラグが接続されるプラグアダプターを有するプラグアダプター装置であって、
    外力が加えられて押下される押下手段と、
    一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部を有し、前記プラグアダプター上で摺動自在に設けられる移動手段と、
    一方が該移動手段の前記鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部を有するとともに他方が前記プラグアダプターの端部の形状に沿った形状をなす沿端部を有し、前記プラグアダプターに回動自在に固定される回転手段とを備え、
    前記押下手段への押下又は押下の解除に応じて、前記移動手段が前記プラグアダプター上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが連動しつつ前記プラグアダプターに固定される固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が動作を行うプラグアダプター装置。
  7. 前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグアダプター上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグアダプターの前記端部から突出することを特徴とする請求項6記載のプラグアダプター装置。
  8. 前記プラグアダプターと前記押下手段との間に弾性力を発生させる弾性手段が設けられ、
    該弾性手段は、前記押下手段への押下により復元力を発生させ、
    前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグアダプターの端部から突出する前記沿端部が収納されることを特徴とする請求項6記載のプラグアダプター装置。
  9. 電気プラグが接続されるプラグアダプターを有するプラグアダプター装置であって、
    外力が加えられて押下される押下手段と、
    一方が該押下手段に連結され、他方が鉤状の形状をなす第一鉤状部を有し、前記プラグアダプター上で摺動自在に設けられる移動手段と、
    一方が該移動手段の前記鉤状部に引っ掛かるような鉤状の形状をなす第二鉤状部を有するとともに他方が前記プラグアダプターの端部の形状に沿った形状をなす沿端部を有し、前記プラグアダプターに回動自在に固定される回転手段と、
    前記プラグアダプターと前記押下手段との間に設けられ、弾性力を発生させる弾性手段とを備え、
    前記押下手段が押下された場合には、前記移動手段が前記プラグアダプター上で移動し、該移動により前記回転手段が、前記移動手段の移動により前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記沿端部が前記プラグアダプターの前記端部から突出し、
    前記押下手段への押下が解除された場合には、前記移動手段が前記弾性手段の前記復元力により移動し、該移動により前記回転部手段が、前記移動手段の前記第一鉤状部と前記第二鉤状部とが接触した状態で前記プラグアダプターの固定部分を中心として回転し、該回転により前記押下手段への押下によって前記プラグアダプターの端部から突出する前記沿端部が収納されるプラグアダプター装置。
  10. 前記押下手段に、回動自在に設けられるとともに、前記押下手段が前記プラグを収納する筐体に押下されるのを停止する停止手段を備えるとともに、
    前記筐体に、前記停止手段に係合する係合部を備え、
    前記押下への押下を解除した場合には、前記筐体の前記係合部に前記停止手段を係合させて前記筐体と前記押下手段との間の距離を保つことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1つに記載のプラグアダプター装置。
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