JP2004021801A - 制御システム - Google Patents

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Kozo Hiromae
廣前 耕三
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Abstract

【課題】各被制御装置に対する制御を分散化して制御装置の負担を軽減する。
【解決手段】複数の被制御装置4と複数の副制御装置3と主制御装置4とを備えた制御システムであって、
主制御装置2は、制御プログラム毎に制御プログラムを実行する主制御装置2及び副制御装置3を記憶する制御プログラム実行制御テーブル23を有し、制御プログラム実行制御テーブルに記憶された各副制御装置に対して指定された制御プログラムを送信するととも実行指示を送信する。各副制御装置3は、主制御装置2から送信されてきた制御プログラムを自己の制御プログラムメモリ21に書込み、この制御プログラムを実行する。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の被制御装置を主制御装置及び複数の副制御装置で制御する制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、鉄鋼プラントや製紙プラント等のプラント施設、自動車産業等の組立施設、あるいは上下水道等の公共的施設において用いられる制御システムにおいては、1台の制御装置に対して施設の各現場に設置された各種の機器等からなる複数台の被制御装置が接続され、これら複数台の被制御装置を1台の制御装置が総合的に管理して一括して制御を行う。この制御装置は、各被制御装置を制御するための各制御プログラムを自己の制御プログラムメモリ内に格納しており、この制御プログラムを参照しながら各被制御装置に対する制御を例えば一定の周期で実行する。
【0003】
したがって、施設内に制御対象となる新たな被制御装置が追加して設置された場合には、この新たな被制御装置を制御するための制御プログラムもこの制御装置の制御プログラムメモリ内に書込む必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の制御システムにおいては、制御装置に新たな被制御装置の制御プログラムを追加すると、一つの制御周期内で制御実行対象の被制御装置の数が増加し、制御周期が長くなり、制御システムの各被制御装置に対する高速制御を妨げる一因となっていた。
【0005】
また、一般に、制御システムにおける制御装置内には、限られた容量のメモリしか実装されておらず、多くの制御プログラムを制御プログラムに記憶保持できず、結果的に、制御対象である被制御装置の設置数を増加して、制御システムを簡単に拡張することができなかった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、主制御装置で管理される複数の副制御装置を設けることにより、各被制御装置に対する制御の高速性を低下させることなく、施設に追加された被制御装置に対する制御プログラムを追加することができると共に、システムを容易に拡張できる制御システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、本発明の制御システムは、複数の被制御装置と、この複数の被制御装置に対する制御を行う複数の副制御装置と、複数の被制御装置に対する制御を行うとともに複数の副制御装置を管理する主制御装置とを備えている。
【0008】
そして、主制御装置に対して、各被制御装置を制御するための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムメモリと、制御プログラム毎に、制御プログラムを実行する主制御装置及び副制御装置を記憶する制御プログラム実行制御テーブルと、制御プログラム実行制御テーブルに記憶された各副制御装置に対して指定された制御プログラムを送信するととも実行指示を送信する副制御装置管理手段と、制御プログラム実行制御テーブルにおいて主制御装置に対して実行指定された制御プログラムメモリの制御プログラムを用いて被制御装置に対する制御を行う制御実行管理手段とを付加している。
【0009】
さらに、各副制御装置に対して、自己が実行する制御プログラムを記憶するための制御プログラムメモリと、主制御装置から送信されてきた制御プログラムを自己の制御プログラムメモリに書込む受信管理手段と、主制御装置から送信された実行指示に応じて、自己の制御プログラムメモリに記憶された制御プログラムを用いて被制御装置に対する制御を行う制御実行管理手段とを付加している。
【0010】
このように構成された制御システムにおいては、例えばプラント等の施設内に設置された複数の被制御装置は、1台の制御装置で一括して制御されるのではなくて、1台の主制御装置とこの1台の主制御装置に管理された複数の副制御装置で分散して制御される。したがって、1台の制御装置が受持つ被制御装置数、すなわち、実行すべき制御プログラム数が少なくなるので、各制御装置の負荷が低減し、制御システム全体の制御処理能力を向上できる。
【0011】
また、各副制御装置は、自己が実行すべき制御プログラムのみを記憶保持すればよいので、各副制御装置の記憶容量を必要最小限に抑制できる。
【0012】
また、別の発明においては、上述した発明の制御システムにおいて、主制御装置に対して、外部から実行副制御装置を指定した新規の制御プログラムの追加要求に応じて、自己の制御プログラムメモリに記憶容量の余裕がある場合この新規の制御プログラムを自己の制御プログラムメモリへ書込み、自己の制御プログラムメモリに記憶容量の余裕がない場合この新規の制御プログラムを実行指定された副制御装置へ送信する制御プログラム追加手段を付加している。
【0013】
このように構成された制御システムにおいては、たとえ、主制御装置の制御プログラムメモリの記憶容量が少なくなっていたとしても、新規の制御プログラムは対応する副制御装置の制御プログラムメモリへ直接書込まれるので、制御システム全体としてのメモリ容量を有効に使用できる。
【0014】
さらに、別の発明においては、上述した発明の制御システムにおいて、主制御装置の制御プログラム実行制御テーブル内に、各制御プログラムの実行開始順序を示す実行条件を記憶している。
【0015】
このように構成された制御システムにおいては、各制御プログラムの実行開始順序を示す実行条件を付加しているので、各制御プログラムの実行がより緻密に制御される。
【0016】
さらに、別の発明においては、上述した発明の制御システムにおいて、各被制御装置と各副制御装置と主制御装置とは互いにネットワークで接続されている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る制御システムの概略構成を示す模式図である。例えばLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)の伝送路1に対して、1台の主制御装置2、複数台の副制御装置3、及び複数台の被制御装置4が接続されている。主制御装置2には通信回線5を介してこの主制御装置2に対して各種設定指示を入力したり起動指示を入力する情報処理装置6が接続されている。
【0018】
主制御装置2及び各副制御装置3はそれぞれ制御プログラムを用いて各被制御装置4に対する制御を実施する。また、主制御装置2は各副制御装置3を管理する。主制御装置2及び各副制御装置3には例えば1、2、3等の通し番号のスロット位置アドレスが付加されている。
【0019】
図2は、図1に示す制御システムにおける例えばコンピュータで形成された主制御装置2とこの主制御装置2にて管理される副制御装置3の概略構成を示すブロック図である。
【0020】
主制御部2においては、外部の伝送路1に接続されたCPUバス7に対して、CPU内に形成された制御装置用ソフトウエア管理部8、同じくCPU内に形成された副制御装置用ソフトウエア管理部9、システムメモリ10、装置制御プロプログラムメモリ11、副制御装置管理プログラムメモリ12、単位制御プログラムメモリ13、データメモリ14、インタフェース15等が接続されている。
【0021】
システムメモリ10内にはオペレーションプログラム(OS)が記憶されている。装置制御プログラムメモリ11内にはこの主制御装置2全体の動作を実行制御するための装置制御プロプログラムが記憶されている。副制御装置管理プログラムメモリ12内には、この制御システム内に副制御装置3が存在する場合に、その副制御装置3で実行する制御プログラムを決定して該当副制御装置3に制御プログラムを転送する副制御装置管理プログラムか記憶されている。
【0022】
単位制御プログラムメモリ13内には、この制御システムに組込まれ各被制御装置4の動作を制御する各制御プログラムが単位制御プログラムに分割された状態で記憶されている。なお、各単位制御プログラムには、単位制御プログラム番号が付されている。
【0023】
データメモリ14内には、図3に示すように、制御プログラム実行制御テーブル23、実行プログラムビット列24、及び実行完了プログラムビット列25が形成されている。
【0024】
制御プログラム実行制御テーブル23内には、単位制御プログラムメモリ13内に記憶された各単位制御プログラムの単位制御プログラム番号毎に、単位制御プログラムを実行する主制御装置2又は副制御装置3のスロット位置アドレス、及び、該当単位制御プログラムの実行条件を示す実行開始プログラムビット列が記憶されている。
【0025】
この実行条件を示す実行開始プログラムビット列に「1」のビットが全く設定されていない場合は、該当単位制御プログラムは無条件で実行可能であることを示す。また、実行条件を示す実行開始プログラムビット列に「1」のビットが設定されていた場合は、該当単位制御プログラムは、「1」が設定された単位制御プログラムの実行が終了してから、実行可能であることを示す。
【0026】
実行プログラムビット列24内には、自己(主制御装置2)が実行すべき単位制御プログラムのプログラム番号の領域に「1」のビットが設定される。また、実行完了プログラムビット列25内には、自己(主制御装置2)を含め各制御装置2,3で実行すべき単位制御プログラムのプログラム番号の領域に「1」のビットが初期設定される。したがって、単位制御プログラムの実行が終了する毎に、実行完了プログラムビット列の該当単位制御プログラムに対応する「1」のビットが「0」に解除される。
【0027】
さらに、図3の設定状態を具体的に説明すると、この実施形態の制御システムは、図1に示すように、1台の主制御装置2と2台の副制御装置3と3台の被制御装置4とで構成されている。ここで制御プログラムは最大16本の単位制御プログラムに分割されており、そのうち4本の単位制御プログラムを使用しているとし、単位制御プログラム番号0の単位制御プログラムは、スロット位置アドレス2の副制御装置3(I)で実行し、他の単位制御プログラムの完了によらず実行できる。
【0028】
単位制御プログラム番号1の単位制御プログラムは、スロット位置アドレス3の副制御装置3(J)で実行し、他の単位制御プログラムの完了によらず実行できる。さらに、単位制御プログラム番号2の単位制御プログラムは、スロット位置2の副制御装置3(I)で実行するが、この場合、単位制御プログラム番号0の単位制御プログラムの完了後に実行できる。単位制御プログラム番号3の単位制御プログラムにおいては、スロット位置アドレス1の主制御装置2で実行するが、単位制御プログラム番号0と単位制御プログラム番号1との2つの単位制御プログラムの完了後に実行できる。
【0029】
実行プログラムビット列24内には、自己(主制御装置2)が実行すべき単位プログラムの単位制御プログラム番号3の位置に「1」のビットが設定される。さらに、実行完了プログラムビット列25内には、この制御システム全体で実行される4本の単位制御プログラムの位置にそれぞれ「1」のビットが初期設定される。
【0030】
図2において、主制御装置2は、インタフェース15及び通信回線5を介して外部の情報処理6とデータの授受を行うことが可能である。
【0031】
また、図2の副制御装置3においては、外部の伝送路1に接続されたCPUバス16に対して、CPU内に形成された制御装置用ソフトウエア管理部27、CPU内に形成された受信管理用ソフトウエア管理部17、システムメモリ18、装置制御プログラムメモリ19、受信管理プログラムメモリ20、単位制御プログラムメモリ21、データメモリ22等が接続されている。
【0032】
システムメモリ18内にはオペレーションプログラム(OS)が記憶されている。装置制御プログラムメモリ19内にはこの副制御装置3全体の動作を実行制御するための装置制御プロプログラムが記憶されている。受信管理プログラムメモリ20内には、主制御装置2から受信した単位制御プログラムを自己の単位制御プログラムメモリ21へ書込むとともに、主制御装置2から受信した単位制御プログラムの実行プログラムビット列26からなる実行指示を図4(a)(b)に示す自己のデータメモリ22へ書込む受信管理プログラムが記憶されている。
【0033】
単位制御プログラムメモリ21内には、主制御装置2から受信した単位制御プログラムが記憶される。
データメモリ22内には、図4(a)、(b)に示すように、主制御装置2から受信した実行プログラムビット列26が形成されている。この実行プログラムビット列26は、主制御装置2から実行指示として入力される。すなわち、実行すべき単位制御プログラムを特定する単位制御プログラム番号の領域に「1」のビットが設定される。
【0034】
具体的には、図4(a)に示すスロット位置アドレス2の副制御装置3(I)の実行プログラムビット列26内には、制御プログラム実行テーブル23内に設定された0番の単位制御プログラムの領域と2番の単位制御プログラムの領域とに「1」のビットが設定される。
【0035】
同様に、図4(b)に示すスロット位置アドレス3の副制御装置3(J)の実行プログラムビット列26内には、制御プログラム実行テーブル23内に設定された1番の単位制御プログラムの領域に「1」のビットが設定される。
【0036】
このように構成された制御システムにおける主制御装置2の動作を図5及び図6の流れ図を用いて説説明する。
【0037】
主制御装置2の電源が供給され、起動スイッチが投入されると、システムが起動し、システムメモリ10に格納されたオペレーションプログラム(OS)に基づいてプログラム制御の起動処理が開始される(ステップ1)。
【0038】
次いで、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、副制御装置管理プログラムメモリ12に格納されている副制御装置管理プログラムを起動し、副制御装置3がこの制御システムに実装されているか否かについて判別を、自己のデータメモリ14の制御プログラム実行制御テーブル23に0以外のスロット位置アドレスが設定されていることの確認で行う(ステップ2)。
【0039】
副制御装置3が実装されていると判別すれば、副制御装置管理プログラムメモリ12に格納されている副制御装置管理プログラムに基づいて、単位制御プログラムメモリ13に記憶されている単位制御プログラムをデータメモリ14の制御プログラム実行制御テーブル23に格納されたスロット位置アドレスに設定されている副制御装置3へ転送する(ステップ3)。
【0040】
図3の制御プログラム実行制御テーブル23においては、副制御装置3が2台実装され、スロット位置アドレスのスロット位置アドレスが2である単位制御プログラム番号0と2の各単位制御プログラムをスロット位置アドレスが2の副制御装置3(I)に転送する。同様に、スロット位置アドレスが3である単位制御プログラム番号1の単位制御プログラムをスロット位置アドレスが3の副制御装置3(J)へ転送する。
【0041】
なお、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、副制御装置3が実装されていないと判別すれば直ちに次のステップに移行する。
【0042】
次いで、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、装置制御プログラムメモリ11に格納された主制御装置2の装置制御プログラムから次の制御プログラム実行要求が有るか否かを判別する(ステップ4)。そして、実行要求があると判別した場合は、副制御装置3毎に、データメモリ14の制御プログラム実行制御テーブル23に設定された実行すべき単位制御プログラムの領域を「1」に設定した実行プログラムビット列26を作成して、各副制御装置3へ送信する(ステップ5)。そして、副制御装置3へ単位制御プログラムの実行開始を通知する(ステップ6)。
【0043】
図3、図4に示す例においては、スロット位置アドレスが「1」であるのは3番の単位制御プログラムであるので、3ビット目を1にした値をスロット位置アドレス1の主制御装置2の実行プログラムビット列24に設定する。スロット位置アドレスが「2」であるのは0番と2番の単位制御プログラムであるので0ビット目と2ビット目を1にした値の実行プログラムビット列26をスロット位置アドレス2の副制御装置3(I)に送信する。
【0044】
また、スロット位置アドレスが「3」であるのは1番の単位制御プログラムであるので1ビット目を「1」にした値の実行プログラムビット列26をスロット位置アドレス3の副制御装置3(J)へ送信する。
【0045】
また、自己の実行完了プログラムビット列25に今から実行する単位制御プログラム番号の0、1、2、3ビット目を「1」に残りを「0」にした値を設定する。なお、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、次の制御プログラム実行要求がないと判別すれば要求があるまでその場で待つ。
【0046】
次いで、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、単位制御プログラムメモリ13に格納されている単位制御プログラムでまだ実行する単位制御プログラムがあるか否かを判別する(ステップ7)。この判別は、自己のデータメモリ14の実行プログラムビット列24を参照し、全ビットが「0」であるかどうかにより行うことができる。
【0047】
そして、実行する単位制御プログラムがないと判断した場合は、次ステップに移行する。なお、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、全ビットが「0」でなく実行する単位制御プログラムがあると判別すれば「1」であるビットの番号がまだ実行していない単位制御プログラムの番号として、次のステップに移行する。
【0048】
次いで、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、単位制御プログラムメモリ13に格納されている単位制御プログラムを実行できるか否かを判別する(ステップ8)。この判別は、データメモリ14の制御プログラム実行制御テーブル23内の実行開始プログラムビット列のデータ及び実行プログラムビット列24及び実行完了プログラムビット列25を参照することにより行うことができる。
【0049】
そして、単位制御プログラムを実行していよいと判断した場合は、制御装置ソフトウエア管理部8は、装置制御プログラムメモリ11に格納された主制御装置管理プログラムに基づいて指定された被制御装置4に対して単位制御プログラムを実行する。単位制御プログラムの実行処理が終了すると、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、データメモリ14に格納されている実行プログラムビット列メモリ24と実行完了プログラムビット列25の該当単位制御プログラムの領域の「1」のビットを「0」に解除する(ステップ9)。
【0050】
図3、図4に示す例においては、実行プログラムビット列24の3ビット目が1となっていることから単位制御プログラム番号3の単位制御プログラムを実行して良いかを判断する。制御プログラム実行制御テーブル23における実行開始プログラムビット列の0,1,2ビット目が1となっているので実行完了プログラムビット列25の0、1、2ビット目を見て全てが「0」となっているなら3番の単位制御プログラムを実行し、実行が完了したら実行プログラムビット列24の3ビット目と、実行完了プログラムビット列25の3ビット目を0にする。
【0051】
なお、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、単位制御プログラムを実行できないと判別すれば直ちにステップ7に移行する。
【0052】
次いで、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、副制御装置3全ての単位制御プログラム実行が完了したか否かを判別する(ステップ10)。この判別は、データメモリ14の実行完了プログラムビット列25のデータを参照し全ビットが0であるかどうかにより行うことができる。そして、全ての単位制御プログラムの実行が完了したと判別した場合は、直ちに次のステップに移行する。なお、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、全ての単位制御プログラムに対する実行完了がないと判別すれば要求があるまでその場で待つ。
【0053】
次いで、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、外部の情報処理装置6から、単位制御プログラムメモリ13に格納されている単位制御プログラムの追加や削除や更新等の変更依頼があるか否か、すなわち制御プログラムの一部にデータ内容が変更されているか否かを判別する(ステップ11)。
【0054】
そして、変更依頼があると判別した場合は、実行する単位制御プログラムがあると判断した場合は、単位制御プログラムメモリ13にある単位制御プログラムを通信回線5を介して情報処理装置6から送られてくる単位制御プログラムに変更すると共に、データメモリ14の制御プログラム実行制御テーブル23の単位制御プログラム番号、スロット位置アドレス、実行開始プログラムビット列を更新する(ステップ12)。また、この新規の単位制御プログラムが実行指定された副制御装置4へこの新規の単位制御プログラムを転送する(ステップ13)。
【0055】
なお、主制御装置2の単位制御プログラムメモリ13にこの新規の単位制御プログラムを書込むべき残容量が無い場合は、この新規の単位制御プログラムを実行指定された副制御装置4へ直接転送する。
【0056】
なお、副制御装置用ソフトウエア管理部9は、変更がないと判別すれば直ちに次のステップに移行する。
【0057】
次に、制御システムにおける各副制御装置3の動作を図7の流れ図を用いて説説明する。
【0058】
まず副制御装置3に起動指令が入力すると、システムが起動し、システムメモリ18に格納されたオペレーションプログラムに基づいてプログラム制御の起動処理が開始される(ステップ21)。
【0059】
次いで、受信管理用ソフトウエア管理部17は、受信管理プログラムメモリ20に格納されている受信管理プログラムを起動し、主制御装置2から転送された単位制御プログラムを受け取り、自己の単位制御プログラムメモリ21へ書込む(ステップ22)。
【0060】
図3の制御プログラム実行制御テーブル23を例にして説明すると、スロット位置アドレス2の副制御装置3(I)は単位制御プログラム番号0と2の各単位制御プログラムを、スロット位置アドレス3の副制御装置3(J)は単位制御プログラム番号1を主制御装置2から受取り、それぞれの単位制御プログラムメモリ21へ書込む。
【0061】
次いで、受信管理用ソフトウエア管理部17は、主制御装置2から次の制御プログラム実行通知が有るか否かを判別する(ステップ23)。そして、実行要求があると判別した場合は、主制御装置2から転送された実行プログラムビット列26を自己のデータメモリ22に書込む(ステップ24)。
【0062】
図3の制御プログラム実行制御テーブル23を例にして説明すると、スロット位置アドレス2の副制御装置3(I)は0ビット目と2ビット目とが1の実行プログラムビット列26を、スロット位置アドレス3の副制御装置3(J)は1ビット目が1の実行プログラムビット列26を受け取り、それぞれのデータメモリ22に書込む。
【0063】
なお、受信管理用ソフトウエア管理部17は、次の制御プログラム実行通知がないと判別すれば要求があるまでその場で待つ。
【0064】
次いで、受信管理用ソフトウエア管理部17は、自己の単位制御プログラムメモリ21に格納されている単位制御プログラムでまだ実行するプログラムがあるか否かを判別する(ステップ25)。この判別は、データメモリ22の実行プログラムビット列26を参照することにより行うことができる。そして、実行する単位制御プログラムがないと判断した場合は、次のステップに移行する。
【0065】
なお、受信管理用ソフトウエア管理部17は、実行する単位制御プログラムがあると判別すれば直ちに次のステップに移行する。この処理は、図5で示したステップ7と同様であるため説明を省略する。
【0066】
次いで、受信管理用ソフトウエア管理部17は、単位制御プログラムメモリ21に格納されている単位制御プログラムを実行するか否かを判別する(ステップ26)。この判別は、データメモリ22の実行プログラムビット列メモリ26及び主制御装置2のデータメモリ14の制御プログラム実行制御テーブル23の実行開始プログラムビット列のデータを参照することにより行うことができる。
【0067】
そして、単位制御プログラムを実行していよいと判断した場合は、制御装置用ソフトウエア管理部27が、装置制御プログラムメモリ19に格納された副制御装置3の装置制御プログラムに基づいて制御装置4に対する単位制御プログラムを実行する。そして、データメモリ22に格納されている実行プログラムビット列26の該当単位制御プログラムの「1」のビットを「0」に解除し、さらに主制御装置2のデータメモリ14の実行完了プログラムビット列25の該当単位制御プログラムの「1」のビットを「0」に解除する(ステップ27)。
【0068】
なお、受信管理用ソフトウエア管理部17は、単位制御プログラムを実行できないと判別すれば直ちにステップ25に移行する。この処理は、図6で示したステップ8、9と同様であるため省略する。
【0069】
このように構成された制御システムにおいては、例えばプラント等の施設内に設置された複数台の被制御装置4は、1台の主制御装置2とこの1台の主制御装置2に管理された複数台の副制御装置3で分散して制御される。この場合、主制御装置2は、制御プログラム実行制御テーブル23を用いて各副制御装置3における単位制御プログラムの実行管理を行う。
【0070】
したがって、1台の制御装置2、3が受持つ被制御装置4の数が少なくなる。このことは、例えば、被制御装置4毎に制御プログラムが異なる場合においては、1台の制御装置2、3が実行すべき制御プログラム数が少なくなるので、各制御装置2、3の負荷が低減し、制御システム全体の被制御装置に対する制御周期を短縮でき、制御処理能力を向上できる。
【0071】
また、各副制御装置3は、自己が実行すべき制御プログラム(単位制御プログラム)のみを自己の単位制御プログラムメモリ21内に記憶保持すればよいので、各副制御装置3の記憶容量を必要最小限に抑制できる。
【0072】
さらに、たとえ、主制御装置2の単位制御プログラムメモリ13の記憶容量が少なくなっていたとしても、新規の単位制御プログラムはこの単位制御プログラムが実行される副制御装置3の単位制御プログラムメモリ21へ書込まれるので、制御システム全体としてのメモリ容量を有効に使用できる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の制御システムにおいては、主制御装置で管理される複数の副制御装置を設け、各副制御装置で被制御装置に対して実行する制御プログラムを一元管理している。
【0074】
したがって、各被制御装置に対する制御の高速性を低下させることなく、施設に追加された被制御装置に対する制御プログラムを追加することができると共に、システムを容易に拡張できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる制御システムの概略構成を示す模式図
【図2】同実施形態の制御システムの主制御装置及び副制御装置の概略構成を示すブロック図
【図3】同実施形態の制御システムにおける主制御装置のデータメモリの記憶内容を示す図
【図4】同実施形態の制御システムにおける副制御装置のデータメモリの記憶内容を示す図
【図5】同実施形態の制御システムにおける主制御装置の動作を示す流れ図
【図6】同じく同実施形態の制御システムにおける主制御装置の動作を示す流れ図
【図7】同実施形態の制御システムにおける副制御装置の動作を示す流れ図
【符号の説明】
1…伝送路
2…主制御装置
3…副制御装置
4…被制御装置
5…通信回線
6…情報処理装置
7、16…CPUバス
8、27…制御装置用ソフトウエア管理部
9…副制御装置用ソフトウエア管理部
10、18…システムメモリ
11、19…装置制御プログラムメモリ
12…副制御装置管理プログラムメモリ
13、21…単位制御プログラムメモリ
14、22…データメモリ
15…インタフェース
17…受信管理ソフトウエア管理部
20…受信管理プログラムメモリ
23…制御プログラム実行制御テーブル
24、26…実行プログラムビット列
25…実行完了プログラムビット列

Claims (4)

  1. 複数の被制御装置と、この複数の被制御装置に対する制御を行う複数の副制御装置と、前記複数の被制御装置に対する制御を行うとともに前記複数の副制御装置を管理する主制御装置とを備えた制御システムであって、
    前記主制御装置は、
    前記各被制御装置を制御するための複数の制御プログラムを記憶する制御プログラムメモリと、
    前記制御プログラム毎に、制御プログラムを実行する主制御装置及び副制御装置を記憶する制御プログラム実行制御テーブルと、
    前記制御プログラム実行制御テーブルに記憶された各副制御装置に対して指定された制御プログラムを送信するととも実行指示を送信する副制御装置管理手段と、
    前記制御プログラム実行制御テーブルにおいて主制御装置に対して実行指定された制御プログラムメモリの制御プログラムを用いて被制御装置に対する制御を行う制御実行管理手段とを有し、
    前記各副制御装置は、
    自己が実行する制御プログラムを記憶するための制御プログラムメモリと、
    前記主制御装置から送信されてきた制御プログラムを前記自己の制御プログラムメモリに書込む受信管理手段と、
    前記主制御装置から送信された実行指示に応じて、前記自己の制御プログラムメモリに記憶された制御プログラムを用いて前記被制御装置に対する制御を行う制御実行管理手段とを有する
    ことを特徴とする制御システム。
  2. 前記主制御装置は、外部から実行副制御装置を指定した新規の制御プログラムの追加要求に応じて、自己の制御プログラムメモリに記憶容量の余裕がある場合この新規の制御プログラムを自己の制御プログラムメモリへ書込み、自己の制御プログラムメモリに記憶容量の余裕がない場合この新規の制御プログラムを実行指定された副制御装置へ送信する制御プログラム追加手段を有したことを特徴とする請求項1記載の制御システム。
  3. 前記主制御装置の制御プログラム実行制御テーブル内に、各制御プログラムの実行開始順序を示す実行条件を記憶したことを特徴とする請求項1又は2記載の制御システム。
  4. 前記各被制御装置と前記各副制御装置と主制御装置とは互いにネットワークで接続されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の制御システム。
JP2002178495A 2002-06-19 2002-06-19 制御システム Pending JP2004021801A (ja)

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JP2013506495A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 アメリカン ステリライザー カンパニー 分散浄化システムのフィードバック及び分量制御

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