JP2004021704A - 情報表示装置、情報表示方法及び画像形成装置 - Google Patents

情報表示装置、情報表示方法及び画像形成装置 Download PDF

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Shigeo Konuma
小沼 繁雄
Tetsuo Hirata
平田 哲郎
Zuishi Amada
天田 瑞思
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Abstract

【課題】大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する設定情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現できるようにすると共に、外部入力操作表示機能を向上できるようにする。
【解決手段】表示画面を複数の格子状に分割した分割表示領域aijに任意の設定情報D0を表示する表示手段11と、この設定情報D0を表示項目毎に記録する記憶手段12と、表示項目を指定すると共に、分割表示領域aijの幅w0を可変するか否かを要求するように操作される操作手段13と、表示手段11及び記憶手段12の入出力を制御する制御装置15とを備え、制御装置15は設定情報D0を分割表示領域aijに表示し、操作手段13により表示項目が指定され、当該項目の分割表示領域aijの幅w0を可変する要求が有った場合は、他の表示領域aijを縮小するように幅w0を可変し、この表示領域aijに当該項目の設定情報D0を追加表示する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は各種機能の選択又は画像形成条件等の設定に使用するユーザインタフェース用表示装置及び、これを応用したカラープリンタや、カラー複写機、これらの複合機等に適用して好適な情報表示装置、情報表示方法及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理技術分野の発達に伴い、各種機能の選択や画像形成条件等の設定にユーザインタフェース用表示装置を使用される場合が多くなってきた。また、この種の表示装置を応用したカラープリンタや、カラー複写機、これらの複合機等が多く製造されつつある。
【0003】
ユーザインタフェース用の表示装置によれば、操作パネルユニットが備えられ、このユニットの表示画面の一部がPOP−UPし、親画面中に子画面が表示され、各種機能の詳細説明や子機能の操作入力をする表示方式が多く採られる。この表示方式は予め決められた設定内容を表示する場合に多く用いられる。
【0004】
図14は従来例に係る操作パネルユニット10の構成例及びその情報表示例を示す図である。この操作パネルユニット10はカラー画像形成装置等に装備されるものであり、各種情報を転送するためのシステムバス39を有している。システムバス39にはROM33、RAM34、フラッシュメモリ36、CPU35、入出力ポート37、シリアル通信制御ユニット38が接続されている。ROM33には操作パネルユニット全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。
【0005】
フラッシュメモリ36には各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の設定情報や、ユーザの氏名・部署等の個人情報が記録される。フラッシュメモリ36ではこれらの設定情報を表示項目毎に記録するようになされる。RAM34は設定情報等を一時記憶するワークメモリとして使用される。
【0006】
CPU35にはタッチパネル43及びLCD41から構成されるタッチパネル方式の操作パネル42が接続されており、カラー画像形成装置の本体を操作するための任意の設定情報を複数の表示項目毎に表示するようになされる。LCD41ではフラッシュメモリ36から読み出した設定情報を表示項目毎に所定の表示領域に表示するようになされる。
【0007】
タッチパネル43はLCD41の上部に設けられる。タッチパネル43はLCD41に対して表示項目を指定するように操作される。タッチパネル43は各種機能の選択や画像形成条件等の設定に使用される。タッチパネル43はユーザにより操作される。
【0008】
CPU35にはLCDコントローラ31が接続されており、各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の設定情報をLCD41に表示するための制御する。例えば、LCDコントローラ31はこの種の設定情報を表示する一覧表等を所定のアルゴリズムに基づいて編集し作成する。
【0009】
また、入出力ポート37は携帯電話機や文字入力装置等の外部機器に接続され、ユーザの氏名・部署等の個人情報を送受信するようになされる。このシステムバス39にはシリアル通信制御ユニット38が接続されており、このユニット38にカラー画像形成装置の本体が接続される。シリアル通信制御ユニット38は図示しないカラー画像形成装置本体のシリアル通信制御ユニット間で当該操作パネルユニット10とシリアル通信するようになされる。
【0010】
図14に示すjob管理用の操作画面P1はLCDコントローラ31によって編集し作成されたものである。この操作画面P1には一覧表が表示され、予め決められた設定内容を表示するようになされる。例えば、操作画面P1内に「ユーザネーム」が表示されている。この「ユーザネーム」はカラー画像形成装置等に対してコピーや、プリンタ等のjobを予約した実行者を識別するための表示である。従来方式では実行者の姓名の内「姓」が表示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式の操作パネルシステム10によれば、予め決められた設定内容を表示するような表示制御方式が採られるので、以下のような問題がある。
【0012】
▲1▼ LCD41において、表示すべき項目数が多くなってきた場合に、大きさが限られた操作画面P1中の表示画面内に、その設定内容の全て表示しきれない場合がある。従って、表示項目を限定したり、表示文字数を限定して設定情報を詰め込む等の処理を採らなくてはならなくなる。
【0013】
▲2▼ また、図14に示した「ユーザネーム」の例で説明したように、job管理用の操作画面P1において、従来方式では実行者の姓名の内、「姓」しか表示されていない。従って、「YAMADA」が複数存在する場合に、いったい誰の名前のjobが現在実行されていて、当該実行者のjobが何番目に実行されるかを識別することができない。
【0014】
そこで、この発明は上述した課題を解決したものであって、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現できるようにすると共に、外部入力操作表示機能を向上できるようにした情報表示装置、情報表示方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る情報表示装置は、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する装置であって、所定の大きさの表示画面を格子状に分割して画定された複数の分割表示領域に表示項目毎に任意の情報を表示する表示手段と、この表示手段に対して表示項目を指定すると共に、分割表示領域の幅を可変するかを指定するように操作される操作手段と、この操作手段による指定操作に基づいて表示手段の入出力を制御する制御装置とを備え、制御装置は操作手段により表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する指定が有った場合は、他の分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、ここで縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するように制御することを特徴とするものである。
【0016】
本発明に係る情報表示装置によれば、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する場合に、表示手段では所定の大きさの表示画面を格子状に分割して画定された複数の分割表示領域に、表示項目毎に任意の情報が表示される。ユーザは操作手段を使用して表示項目を指定すると共に、この分割表示領域の幅を可変するか否かを指定するように指定操作する。制御装置では操作手段による指定操作に基づいて表示手段の入出力が制御される。
【0017】
これを前提にして、制御装置では操作手段による指定操作によって表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する指定が有った場合、この制御装置では他の分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、ここで縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するようになされる。
【0018】
例えば、分割表示領域の大きさを示すデフォルト値が設定される場合であって、デフォルト値の分割表示領域に表示された情報を上位階層としたとき、この分割表示領域の可変指示によってその情報の下位階層の内容が表示される。
【0019】
従って、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。これにより、表示項目の指定及び分割表示領域の幅の可変指示を与えるといった、外部入力操作で表示機能の向上を図ることができる。従って、タッチパネル方式の操作画面を備えた画像形成装置等に当該情報表示装置を十分応用することができる。
【0020】
本発明に係る情報表示方法は複数の表示項目毎に任意の情報を表示する方法であって、所定の表示画面を複数の格子状に分割して分割表示領域を画定すると共に、分割表示領域に表示項目毎に情報を表示し、その後、表示項目の指定を受け付けると共に、分割表示領域の幅を可変するか否かの要求を受け付け、この受け付けによって表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合は、他の分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、ここで縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除することを特徴とするものである。
【0021】
本発明に係る情報表示方法によれば、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する際に、例えば、分割表示領域の大きさを示すデフォルト値が設定される場合であって、デフォルト値の分割表示領域に表示された情報を上位階層としたとき、この分割表示領域の可変指示によってその情報の下位階層の内容を表示するようになされる。
【0022】
従って、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。これにより、表示項目の指定及び分割表示領域の幅の可変指示を与えるといった外部入力操作で表示機能の向上を図ることができる。
【0023】
本発明に係る画像形成装置は任意の画像情報に基づいて画像を形成する装置であって、画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段を操作するための任意の情報を複数の表示項目毎に表示する情報表示手段とを備え、この情報表示手段は所定の大きさの表示画面を格子状に分割して画定された複数の分割表示領域に表示項目毎に任意の情報を表示する表示手段と、この表示手段に対して表示項目を指定すると共に、分割表示領域の幅を可変するかを指定するように操作される操作手段と、この操作手段による指定操作に基づいて表示手段の入出力を制御する制御装置とを有し、制御装置は操作手段により表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する指定が有った場合は、他の分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、ここで縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するように制御することを特徴とするものである。
【0024】
本発明に係る画像形成装置によれば、任意の画像情報に基づいて画像を形成する場合に、画像形成手段を操作するための任意の情報を複数の表示項目毎に表示する情報表示手段を備え、この情報表示手段には、本発明に係る情報表示装置が応用されるものである。
【0025】
従って、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する場合に、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を導入することができる。これにより、表示項目の指定及び分割表示領域の幅の可変指示を与えるといった外部入力操作で表示機能の向上を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る情報表示装置、情報表示方法及び画像形成装置について説明をする。
(1)実施形態
図1は、本発明の実施形態としての情報表示装置100の構成例を示すブロック図である。
この実施形態では複数の表示項目毎に任意の情報を表示する場合に、外部入力操作に基づいて表示手段及び記憶手段の入出力を制御する制御装置を備え、この制御装置では記憶手段から読み出した情報を表示手段の分割表示領域に表示し、外部入力操作により表示項目が指定され、この表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合は、他の分割表示領域を縮小するように当該分割表示領域の幅を可変し、その後、この分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示するようにして、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現できるようにすると共に、外部入力操作表示機能を向上できるようにしたものである。
【0027】
図1に示す情報表示装置100は複数の表示項目毎に任意の情報を表示する装置であり、各種機能の選択や画像形成条件等の設定に使用するユーザインタフェース用表示装置及び、これを応用したカラープリンタや、カラー複写機、これらの複合機等に適用して極めて好適である。
【0028】
この情報表示装置100は表示手段11、記憶手段12、操作手段13及び制御装置15を有している。表示手段11には各種機能の選択や画像形成条件等の設定情報表示画面P12が表示される。この表示手段11には例えば、カラー用の液晶表示装置が使用され、この表示手段11では上述の設定情報表示画面P12を表示するために、所定の大きさの表示画面を格子状に分割して複数の分割表示領域aij(i=1〜N、j=1〜M)が画定される。Nは分割表示領域の行方向の個数であり、Mはその列方向の個数である。
【0029】
この分割表示領域aij等の1つは少なくとも、各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の情報(以下で設定情報ともいう)を表形式に表示するための大きさを有している。この種の設定情報を表示する一覧表等は所定のアルゴリズムに基づいて作成される。分割表示領域aij等には表示項目毎に任意の設定情報を表示するようになされる。
【0030】
表示手段11には制御装置15が接続されている。制御装置15には更に記憶手段12及び操作手段13が接続されている。記憶手段12には表示手段11の分割表示領域aijに表示するための設定情報を表示項目毎に記録するようになされる。操作手段13は表示手段11に対して表示項目を指定すると共に、分割表示領域aij等の幅w0を可変するかを指定するように操作される。幅w0は1つの表示項目に割り当てられた分割表示領域aijの幅である。
【0031】
もちろん、操作手段13は各種機能の選択や画像形成条件等の設定に使用される。操作手段13はユーザにより操作される。制御装置15では操作手段13による指定操作に基づいて表示手段11の入出力を制御するようになされる。本発明方式はPOP−UP又はPOP−DOWNといった表示制御に相当するが、分割表示領域aij等をどこまで拡大又は縮小して設定情報を表示するかをユーザにおいて操作及び選択可能にした点で従来方式と異なっている。
【0032】
例えば、制御装置15では操作手段13により表示項目が指定されると、当該表示項目に属する行方向の分割表示領域a11,a21,a31・・・・の幅w0を可変する否かが検出される。分割表示領域aij等の幅w0を可変に関しては拡大及び縮小を想定している。分割表示領域a11,a21,a31・・・・の幅w0を拡大する指定(要求)が有った場合は、他の分割表示領域aijを縮小して当該分割表示領域aij等の幅w0を拡大し、ここで拡大された分割表示領域aijに当該表示項目の設定情報を追加表示するようになされる。
【0033】
図1の波線楕円内図において、例えば、拡大前の幅w0の分割表示領域aij等を2倍に拡大し、その拡大後の幅をw1とすると、表示項目の表示の大きさはそのままで当該表示項目に属する行方向の分割表示領域a11,a21,a31・・・・の幅はw1=2・w0となる関係を有している。
【0034】
また、分割表示領域aijの幅w0を縮小する指定(要求)が有った場合は、他の分割表示領域aijを拡大して当該分割表示領域aijの幅w0を縮小し、ここで縮小された分割表示領域aijから当該表示項目の設定情報を削除するように表示手段11を制御する。設定情報の削除に関しては単語等の全文を削除するのではなく、縮小された部分に表示されていた文字等を削除するようになされる。デフォルト値の分割表示領域aijに表示される単語等は独立して意味がとれる表示が好ましい。
【0035】
この表示手段11では分割表示領域aijの大きさを示すデフォルト値が設定される。この場合において、このデフォルト値の分割表示領域aijに表示された情報を上位階層としたとき、分割表示領域aijの可変指示によって情報の下位階層の内容を表示するようになされる。この下位階層の情報内容は上位階層の情報と共に記憶手段12に格納されていることが前提条件である。
【0036】
この例で制御装置15は操作手段13による指定操作に基づいて表示項目の分割表示領域aijを予め定められたステップ幅w0で可変するようになされる。例えば、操作手段13がタッチパネルによって構成される場合であって、制御装置15はタッチパネルによるキー操作に基づいて表示項目の分割表示領域aijを予め定められたステップ幅w0で可変するようになされる。もちろん、これに限られることはなく、操作手段13にハードキーが備えられる場合であって、制御装置15はハードキーによるキー操作に基づいて表示項目の分割表示領域aijを予め定められたステップ幅w0で可変するようになされる。
【0037】
また、制御装置15では操作手段13による入力操作時間に基づいて表示項目の分割表示領域aijを可変するようになされる。例えば、タッチパネルによって操作手段13が構成される場合であって、制御装置15はタッチパネルによるキー押下時間に基づいて表示項目の分割表示領域aijを可変するようになされる。もちろん、これに限られることはなく、操作手段13にハードキーが備えられる場合であって、制御装置15はハードキーによるキー押下時間に基づいて表示項目の分割表示領域aijを可変するようになされる。
【0038】
更に、この例で制御装置15は操作手段13による入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域aijを可変するようになされる。例えば、操作手段13によってタッチパネルが構成される場合であって、制御装置15はタッチパネルによるキー入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域aijを可変するようになされる。もちろん、これに限られることはなく、操作手段13にハードキーが備えられる場合であって、制御装置15はハードキーによるキー入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域aijを可変するようになされる。
【0039】
続いて、本発明に係る情報表示方法について、情報表示装置100の表示処理例について説明をする。図2は情報表示装置100の表示処理例を示すフローチャートである。
【0040】
この実施形態では複数の表示項目毎に任意の設定情報等を表示する場合を前提とする。また、表示画面中で表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域aijの幅w0を可変する要求が有った場合に、この表示項目の分割表示領域aijを予め定められたステップ幅w0で可変する場合を想定する。この例で分割表示領域aijの大きさを示すデフォルト値が予め設定される場合であって、このデフォルト値の分割表示領域aijに表示された設定情報を上位階層としたとき、この分割表示領域aijの可変指示によってその設定情報の下位階層の内容を表示する場合を例に挙げる。
【0041】
これらを表示処理条件にして、図2に示すフローチャートのステップA1で所定の表示画面を複数の格子状に分割して分割表示領域a11,a21,a31・・・等を画定する(図1参照)。この例では表示手段11には例えば、カラー用の液晶表示装置が使用される。この液晶表示装置では、各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の設定情報を一覧表等の表形式に表示するようになされる。この例では、表形式に表示するためのアルゴリズムに基づいて、所定の大きさの表示画面を格子状に分割して複数の分割表示領域aij等が画定される。この分割表示領域aij等の1つに画像形成条件等の設定情報を一覧表等の表形式に表示することができる。
【0042】
そして、ステップA2では、表示手段11の表示画面中に画定された分割表示領域aij等に表示項目毎に設定情報を表示する。このとき、記憶手段12から情報が読み出され、その設定情報が表示項目毎に分割表示領域aijに表示するようになされる。
【0043】
その後、ステップA3で表示手段11の表示画面中で表示項目の指定を受け付ける。この際の受け付けは、ある表示項目に関してデフォルト値の分割表示領域aijに表示された設定情報が上位階層の内容であることから、その下位階層の内容を見たいとするユーザの要求を受けるためである。ここで、ユーザは当該表示項目に関して表示情報の下位階層を見たいと要求する場合は操作手段13を操作して表示項目を指定する。
【0044】
上述のステップA3で制御装置15は操作手段13によって表示項目の指定を受け付けた場合は、ステップA4に移行して分割表示領域aijの幅w0を可変するか否かの要求を受け付ける。この分割表示領域aijの幅w0を可変するか否かの要求は、例えば、操作手段13の所定のキーを押下することで受け付けるようになされる。
【0045】
その後、ステップA4で当該表示項目の分割表示領域aijの幅w0を可変する要求が有った場合はステップA5に移行して制御装置15では当該表示項目に関する分割表示領域aijの幅w0を可変するようになされる。このとき、分割表示領域aijの幅w0は操作手段13の所定のキーの入力操作時間に基づいて可変したり、操作手段13の所定のキーによる入力数値に基づいて可変することにより対処される。
【0046】
そして、ステップA6では分割表示領域aijの幅w0の拡大又は縮小により制御が分岐する。分割表示領域aij等の幅w0を拡大する場合は、ステップA7に移行して制御装置15では他の分割表示領域の幅を縮小して当該分割表示領域aij等の幅w0を拡大するように表示手段11を表示制御する。
【0047】
図1に示した例では、拡大前の幅w0の分割表示領域aij等を2倍に拡大し、その拡大後の幅をw1とすると、表示項目の表示の大きさはそのままで当該表示項目に属する行方向の分割表示領域a11,a21,a31・・・・の幅w1が一斉に2・w0となって拡大表示される。
【0048】
そして、拡大後の分割表示領域aijに当該表示項目の情報を追加表示する。この追加表示される情報に関しては、当該表示項目の表示情報の下位階層の内容が記憶手段12から表示手段11へ読み出されて拡大後の分割表示領域aijに表示される。
【0049】
また、ステップA6で分割表示領域aijの幅w0を縮小する場合は、ステップA8に移行して上述の処理と反対に、他の分割表示領域aijの幅w0を拡大して当該分割表示領域aijの幅w0を縮小する。一旦拡大された分割表示領域aijを元へ戻す処理を考慮したためである。このときは、縮小に伴う分割表示領域aijから当該表示項目の情報を削除するようになされる。
【0050】
なお、ステップA3で表示項目の指定を受け付けなかった場合、ステップA4で分割表示領域aijの幅w0可変要求が無かった場合、及び、ステップA7及びはステップA8の処理を終了した場合は、ステップA9に移行して当該情報表示処理の終了判断をする。この際の判断はユーザである。各種機能の選択や画像形成条件等の設定を継続する場合はステップA2に戻って上述した情報表示処理を継続する。画像形成条件等の設定を終了する場合は上述した情報表示処理を終了する。
【0051】
このように、本発明に係る実施形態としての情報表示装置100によれば、複数の表示項目毎に、各種機能の選択や画像形成条件等の設定情報を表示する場合に、制御装置15では操作手段13による指定操作によって表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域aijの幅w0を可変する指定が有った場合、この制御装置15では他の分割表示領域aijを縮小して当該分割表示領域aijの幅w0を拡大し、ここで拡大された分割表示領域aijに当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域aijを拡大して当該分割表示領域aijの幅w0を縮小し、ここで縮小された分割表示領域aijから当該表示項目の情報を削除するようになされる。
【0052】
従って、大きさが限られた液晶表示装置等の表示手段11の表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。換言すると、ユーザによって分割表示領域aij等を拡大又は縮小操作することが可能となる。従って、個々のユーザにおいて、表示文字数の可変に関してカスタマイズ処理が可能となり、個々のユーザニーズにより重要とする設定情報をより多くの文字数で表現することが可能となる。
【0053】
これにより、表示項目の指定及び分割表示領域aijの幅w0の可変指示を与えるといった、外部入力操作で表示機能の向上を図ることができる。従って、タッチパネル方式の操作画面を備えた画像形成装置等に当該情報表示装置100を十分応用することができる。
【0054】
(2)実施例
図3は本発明に係る実施例としての複写機200の制御系の構成例を示すブロック図である。
この実施例では画像形成装置の一例となる複写機200を構成し、この複写機200に上述した情報表示装置を応用したものである。もちろん、画像形成条件等の設定情報を複数の表示項目毎に表示する場合に、外部入力操作に基づいて表示手段及び記憶手段の入出力を制御する制御装置を備え、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する設定情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現できるようにすると共に、外部入力操作表示機能を向上できるようにしたものである。
【0055】
図3に示す複写機200は任意の画像情報に基づいて画像を形成する装置である。複写機200はカラー用及び白黒用の両方を対象としている。複写機200は画像形成装置本体20及びユーザインタフェース用表示装置(以下で操作パネルユニット30という)を有している。
【0056】
画像形成装置本体20は画像形成手段の一例であり、カラー画像情報等に基づいてカラー画像を形成するようになされる。画像形成装置本体20には、タンデム型のカラー画像形成装置等が使用される。画像形成装置本体20はシステムバス29を有している。システムバス29には画像読取ユニット21、画像形成ユニット22、ROM23、RAM24、CPU25、不揮発性RAM26、入出力ポート27、シリアル通信制御ユニット28が接続されている。
【0057】
画像読取ユニット(スキャナ)21は例えば、色付き原稿を読み取って赤(R),緑(G),青(B)色用のカラー画像情報を出力するものである。ROM23には複写機全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。RAM24はカラー画像情報や設定情報D0等を一時記憶するワークメモリとして使用される。不揮発性RAM26にはハードディスク(HDD)等が使用され、カラー画像情報や制御情報、プリント情報等が記録される。
【0058】
CPU25はシステムプログラムに基づいて画像読取ユニット21、画像形成ユニット22、ROM23、RAM24、不揮発性RAM26等の入出力を制御するようになされる。例えば、CPU25では画像読取ユニット21から得られたR,G,B色用のカラー画像情報を色変換テーブルに基づいてイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)色用の画像情報に色変換処理するようになされる。
【0059】
画像形成ユニット22ではCPU25で色変換処理されたY,M,C,K色用の画像情報に基づいて色画像を形成するようになされる。入出力ポート27は後処理装置やパーソナルコンピュータ等の外部機器に接続され、プリント情報や後処理制御用の情報等を送受信するようになされる。
【0060】
このシステムバス29にはシリアル通信制御ユニット28が接続されており、このユニット28に情報表示手段の一例となる操作パネルユニット30が接続される。シリアル通信制御ユニット28は画像形成装置本体20と当該操作パネルユニット30との間でシリアル通信するように入出力を制御する。
【0061】
この操作パネルユニット30は実施形態で説明した情報表示装置100が応用され、各種情報を転送するためのシステムバス39を有している。システムバス39にはROM33、RAM34、フラッシュメモリ36、CPU35、入出力ポート37、シリアル通信制御ユニット38が接続されている。ROM33には操作パネルユニット全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。
【0062】
フラッシュメモリ36には各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の設定情報D0や、ユーザの氏名・部署等の個人情報が記録される。フラッシュメモリ36ではこれらの設定情報D0を表示項目毎に記録するようになされる。RAM34は設定情報D0等を一時記憶するワークメモリとして使用される。
【0063】
CPU35にはタッチパネル13’及び液晶表示装置(以下でLCD11’という)から構成されるタッチパネル方式の操作パネル32が接続されており、画像形成装置本体20を操作するための任意の設定情報D0を複数の表示項目毎に表示するようになされる。LCD11’ではフラッシュメモリ36から読み出した設定情報D0を表示項目毎に分割表示領域に表示するようになされる。
【0064】
タッチパネル13’は操作手段の一例であり、表示手段の一例となるLCD11’の上部に設けられる。タッチパネル13’はLCD11’に対して表示項目を指定すると共に、図5で説明するような分割表示領域aij(i=1〜4、j=1〜8)の幅w0を可変するかを指定するように操作される。幅w0は1つの表示項目毎に割り当てられた分割表示領域aijの幅である。もちろん、タッチパネルは各種機能の選択や画像形成条件等の設定に使用される。タッチパネル13’はユーザにより操作される。
【0065】
CPU35にはLCDコントローラ31が接続されており、各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の設定情報D0をLCD11’に表示するための制御する。例えば、LCDコントローラ31はこの種の設定情報D0を表示する一覧表等を所定のアルゴリズムに基づいて編集し作成する。分割表示領域には表示項目毎に任意の設定情報D0を表示するようになされる。
【0066】
また、入出力ポート37は携帯電話機や文字入力装置等の外部機器に接続され、ユーザの氏名・部署等の個人情報を送受信するようになされる。このシステムバス39にはシリアル通信制御ユニット38が接続されており、このユニット38に画像形成装置本体20が接続される。シリアル通信制御ユニット38は画像形成装置本体20のシリアル通信制御ユニット間で当該操作パネルユニット30とシリアル通信するようになされる。
【0067】
図4は操作パネルユニットの操作パネル32の構成例を示すイメージ図である。図4に示すLCD11’には画像形成装置本体20のjob管理用の操作画面P1が表示される。この操作画面P1は図示しないメニュー画面等において、メニューキー、この例では「job管理」キーK3を選択することによりLCD11’に表示されるものである。LCD11’に表示された操作画面P1では表示項目に関する情報内容を確認するようになされる。
【0068】
この操作画面P1にはメッセージ画面P11及び設定情報表示画面P12が割り当てられている。メッセージ画面P11にはユーザに対して可変幅等の入力時にメッセージが表示される。設定情報表示画面P12には、各種の表示項目に対する設定情報D0が表示される。メッセージ画面P11の上方にはタッチパネル方式のメニューキーが配置されている。
【0069】
メニューキーに関しては、「コピー」キーK1、「スキャナ」キーK2、「読出し」キーK3、「job管理」キーK4、「機械状態」キーK5、「上方」スクロールキーK6、「下方」スクロールキーK7、「job優先」キーK8、「job削除」キーK9、「job待機」キーK10、「設定変更」キーK11、「プレビュー」キーK12等が表示されると共に、キー選択可能になされている。
【0070】
この操作画面P1は「job管理」キーK4が選択されている場合の表示例である。図4に示す一覧表形式の表示例では表示項目に関して、「jobID」、「ユーザネーム」、「モード」、「状態」、「ページ数」、「部数」、「残枚数」、「残時間」が表示される。「jobID」には例えば、「33」〜「36」のシリアル番号が表示される。「jobID」に関しては「上方」スクロールキーK6によって表示内容を上方へページ送りをしたり、「下方」スクロールキーK7によって表示内容を下方へページ戻しすることで表示内容を確認できるようになされている。
【0071】
このLCD11’では分割表示領域a12等の大きさに表示可能な情報内容としてそのデフォルト値が設定される。又は、先頭の数文字の設定情報D0が表示される。この場合において、このデフォルト値の分割表示領域a12等に表示された情報内容を上位階層としたとき、その分割表示領域a12等の可変指示によってその情報内容の下位階層の内容を表示するようになされる。この下位階層の情報内容は上位階層の情報内容と共にフラッシュメモリ36に格納されていることが前提条件である。
【0072】
この例では、「ユーザネーム」の表示項目には当該複写機200を使用するユーザの名前が登録されている。この例では分割表示領域a12,a22,a32,a42等に関してそのデフォルト値は、「jobID=33」に対して「YAMADA」が表示され、「jobID=34」及び「jobID=35」に対しても「YAMADA」が表示され、「jobID=36」に対して「SATO H」が表示される。つまり、同姓の3名の「YAMADA」が登録されている場合である。このような場合に、「YAMADA」の姓の「名前」を確認したいという要求がなされる場合が多い。従来方式の表示例であると、複数の同姓の「YAMADA」が登録された場合は、どの「YAMADA」が対象とする者なのかが分からない。
【0073】
「YAMADA」の姓の下位階層の情報内容としては、例えば、「jobID=33」に対して「TARO」の表示内容がフラッシュメモリ36に記録され、「jobID=34」に対して「TAKAKO」の表示内容が記録され、「jobID=35」に対して「ICHIRO」の表示内容が各々記録されている。
【0074】
この「ユーザネーム」の表示項目には「拡大」ボタンK21が設けられ、ユーザネームの「姓」を上位階層の表示情報、この例では「YAMADA」としたとき、「拡大」ボタンK21をタッチすることでその下位階層のユーザの「名前」を表示できるようになされている。「拡大」ボタンK21は例えば、右向き三角形状のアイコンボタン(ハード、ソフトウエア)から構成される。この例で「YAMADA」の姓に対してその名前部分「TARO」等が表示される。
【0075】
また、「拡大」ボタンK21に隣接して「縮小」ボタンK22が設けられている。「縮小」ボタンK22は例えば、左向き三角形状のアイコンボタン(ハード、ソフトウエア)から構成される。この「縮小」ボタンK22を押下すると、分割表示領域の幅w0を縮小することができる。「縮小」ボタンK22は常時表示する方式を採っても良く、また、「拡大」ボタンK21で最大に拡大された後に、「縮小」ボタンK22をLCD11’上に表示するようにしてもよい。なお、「縮小」ボタンK22を特に押下されなくても、電源オフと共に分割表示領域a12等の大きさをデフォルト値に戻すようにしてもよい。
【0076】
「モード」の表示項目にはユーザが選択した当該複写機200の機能として「コピー」、「プリンター」等が表示される。「状態」の表示項目には現在、複写機200の動作状態が表示される。この例では、「jobID=33」に対して「停止中」が表示され、「jobID=34」及び「jobID=35」に対して「予約」が表示され、「jobID=36」に対して「受信中」が表示される。
【0077】
「ページ数」の表示項目にはユーザが指定した原稿等のページ数が表示される。「部数」の表示項目にはユーザが指定した複写部数が表示される。「残枚数」の表示項目には与えられたjobに関して、当該複写機200における残りの枚数が表示される。「残時間」の表示項目には与えられたjobに関して、当該複写機200における残りの時間が表示される。
【0078】
図5は分割表示領域及びその拡大例を示すイメージ図である。図5に示すLCD11’では上述の設定情報表示画面P12で表示項目に対する設定情報D0を表示するために、所定の大きさの表示画面(n画素×m画素)を格子状に分割して複数の分割表示領域として水平(列)方向にM個、垂直(行)方向にN個が画定される。この例ではM=8個であり、N=4個である。合計32個の分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48が画定されている。この分割表示領域a11等の1つは、少なくとも、各種機能の選択や画像形成条件等を設定する際の設定情報D0を表形式に表示するための大きさを有している。
【0079】
ここで「ユーザネーム」の表示項目に関する分割表示領域a12を注目する。分割表示領域a12には例えば、6文字の欧文文字が表示可能な領域幅w0を割り当てている。分割表示領域a12の領域幅w0において、欧文文字の1文字分を1ステップ幅と定義すると、「分割表示領域a12等の領域幅w0に関して2ステップ増加させる」というときは、欧文文字の2文字分を追加表示する場合を意味するものとする。もちろん、これに限られることはなく、欧文文字の1文字分の表示領域を更に分割した微細ステップを定義してもよい。行方向に係る分割表示領域a22,a32,a42についても同様である。
【0080】
LCD11’にはCPU35が接続されている。CPU35ではタッチパネル13’による指定操作に基づいてLCD11’の入出力を制御するようになされる。例えば、CPU35ではタッチパネル13’により表示項目が指定されると、当該表示項目に属する行方向の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変する否かが検出される。
【0081】
この分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変に関しては拡大及び縮小を想定している。分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を拡大する指定(要求)が有った場合は、他の分割表示領域a13,a23,a33,a43を縮小して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に当該表示項目の設定情報D0を追加表示するようになされる。
【0082】
例えば、図5に示した拡大ボタンK21を押下し続けると、拡大前の幅w0の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅を図6に示すように、分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅を2倍(6ステップ)に拡大するようになされる。その拡大後の幅をw1とすると、表示項目の表示の大きさはそのままで当該表示項目に属する行方向の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅はw1=2・w0となる。
【0083】
従って、上述の例で「jobID=33」に対して「YAMADA TARO」が表示され、「jobID=34」に対して「YAMADA TAKAKO」が表示され、「jobID=35」に対して「YAMADA ICHIRO」が表示され、「jobID=36」に対して「SATO HANAKO」が表示される。これにより、同姓の3名の「YAMADA」に関して、その「名前」を確認することができる。
【0084】
なお、図6に示した縮小ボタンK22を押下すると、分割表示領域の幅w0を縮小することができる。この指定(要求)が有った場合は、CPU35では他の分割表示領域a13,a23,a33,a43を拡大して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を縮小し、ここで縮小された分割表示領域a12,a22,a32,a42から当該表示項目の設定情報D0を削除するようにLCD11’を制御する。
【0085】
この設定情報D0の削除に関しては単語等の全文を削除するのではなく、縮小された部分に表示されていた文字等を削除するようになされる。上述の例では「jobID=33」に対して「TARO」の表示内容が削除され、「jobID=34」に対して「TAKAKO」の表示内容が削除され、「jobID=35」に対して「ICHIRO」の表示内容が削除され、「jobID=36」に対して「ANAKO」の表示内容が削除される。
【0086】
[第1の実施例]
図7は第1の実施例としての操作パネルにおける処理例を示すフローチャートである。
この実施例では図示しないメニュー選択画面でメニューキーが選択されると、図4に示した設定情報表示画面P12が表示され、その設定情報表示画面P12で8つの表示項目に関して任意の設定情報D0等が表示される場合を前提とする。また、その設定情報表示画面P12中で表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅w0を可変する要求が有った場合は、この表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変する場合を想定する。
【0087】
この例で設定情報表示画面P12の「ユーザネーム」の表示項目で、分割表示領域の大きさに表示可能な情報内容としてそのデフォルト値が設定される場合であって、このデフォルト値の分割表示領域に表示されたユーザの「姓」を上位階層としたとき、この分割表示領域の可変指示によってその「姓」の下位階層の「名前」を表示する場合を例に挙げる。
【0088】
この例でCPU35はタッチパネル13’によるキー操作に基づいて表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変する場合を例に挙げる。もちろん、これに限られることはなく、タッチパネル13’にハードキーが備えられる場合であって、CPU35はハードキーによるキー操作に基づいて表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変するようにしてもよい。
【0089】
これらを表示処理条件にして、図7に示すフローチャートのステップB1で図示しないメニュー選択画面でメニューキーの選択を待機する。メニューキーが選択された場合は、ステップB2に移行する。ステップB2では当該機能操作画面を表示する。この例ではjob管理用の操作画面P1が表示される。
【0090】
LCDコントローラ31ではステップB21で所定のアルゴリズムに基づいてこのjob管理用の設定情報D0を表示する一覧表等を編集し作成する。この例では、図5に示したようにLCD11’において、n画素×m画素の表示画面を格子状に分割し、設定情報表示画面P12において、その水平(列)方向にM=8個、垂直(行)方向にN=4個として、合計32個の分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48が画定される。
【0091】
また、ステップB22で分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48には表示項目毎に設定情報D0を表示するようになされる。例えば、フラッシュメモリ36から設定情報D0が読み出され、その設定情報D0が表示項目毎に分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48に表示するようになされる。
【0092】
例えば、「jobID」の表示項目に関して分割表示領域a11,a21、a31、a41には「33」〜「36」のシリアル番号が表示される。「ユーザネーム」の表示項目に関して分割表示領域a12,a22,a32,a42には「YAMADA」、「YAMADA」、「YAMADA」、「SATO H」等のユーザの姓が表示される。「モード」の表示項目に関して分割表示領域a13,a23、a33、a43には「コピー」、「プリンター」、「プリンター」、「プリンター」等の複写機200の機能が表示される。「状態」の表示項目に関して分割表示領域a14,a24、a34、a44には「停止中」、「予約」、「予約」、「受信中」等の複写機200の状態が表示される。
【0093】
「ページ数」の表示項目に関して分割表示領域a15,a25、a35、a45には「30」、「500」、「150」、「10」等の原稿のページ数が表示される。「部数」の表示項目に関して分割表示領域a16,a26、a36、a46には「1」、「1」、「2」、「1」等のコピー枚数が表示される。「残枚数」の表示項目に関して分割表示領域a17,a27、a37、a47には「25」、「−」、「−」、「−」等のコピー残枚数が表示される。「残時間」の表示項目に関して分割表示領域a18,a28、a38、a48には「1」、「−」、「−」、「−」等のコピー残時間が表示される。「−」は不定を示す記号表示である。
【0094】
そして、ステップB3に移行してCPU35では「拡大」ボタンK21又は「縮小」ボタンK22の押下によって制御を分岐する。「拡大」ボタンK21又は「縮小」ボタンK22はLCD11’の表示画面中で「ユーザネーム」の表示項目の指定を受け付けるために押下される。
【0095】
このステップB3で「拡大」ボタンK21が押下された場合は、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大する要求が受け付けられる。従って、ステップB4に移行してCPU35では当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を1ステップ分を拡大するようになされる。このとき、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を2倍とするには、図5に示したように欧文文字の1文字分を1ステップとすると、6ステップ分で幅w1=2・w0となる。
【0096】
このとき、CPU35では表示項目の表示の大きさはそのままで、例えば、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43の幅を縮小して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を拡大するようにLCD11’を表示制御する。例えば、拡大前の幅w0の分割表示領域a12,a22,a32,a42等を2倍に拡大し、その拡大後の幅をw1とすると、当該表示項目に属する行方向の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1が一斉に2・w0となって拡大表示される。
【0097】
そして、ステップB5では拡大後の分割表示領域a12,a22,a32,a42に当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を追加表示するようになされる。この追加表示される情報に関しては、当該表示項目の表示情報の下位階層の内容がフラッシュメモリ36からLCDコントローラ31を通じてLCD11’へ読み出される。拡大後の分割表示領域a12には「YAMADA TARO」が表示され、分割表示領域a22には「YAMADA TAKAKO」が表示され、分割表示領域a32には「YAMADA ICHIRO」が表示され、分割表示領域a42には「SATO HANAKO」が各々表示される。これにより、同姓の3名の「YAMADA」に関して、その「名前」を確認することができる。その後、ステップB8に移行する。
【0098】
また、ステップB3で「縮小」ボタンK22が押下された場合は、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する要求が受け付けられる。従って、ステップB6に移行してCPU35では当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を1ステップ分を縮小するようになされる。このとき、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を元に戻す場合は、6ステップ分で幅w0=w1/2となる。
【0099】
このとき、CPU35では表示項目の表示の大きさはそのままで、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43の幅を拡大して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を縮小するようにLCD11’を表示制御する。例えば、縮小前の幅w1の分割表示領域a12,a22,a32,a42等を1/2に縮小し、その縮小後の幅をw0とする。
【0100】
そして、ステップB7では縮小に伴う分割表示領域a12,a22,a32,a42から、当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を削除するようになされる。この削除される情報に関しては、縮小に伴う分割表示領域a12から「TARO」の名前が削除され、分割表示領域a22では「TAKAKO」の名前が削除され、分割表示領域a32では「ICHIRO」の名前が削除され、分割表示領域a42では「ANAKO」の名前が各々削除される。その後、ステップB8に移行する。
【0101】
なお、ステップB8では機能実行キーが押下されたかがCPU35によってチェックされる。操作画面P1では画像形成装置本体20の画像形成条件等を機能実行キーによって設定するためである。機能実行キーが押下されない場合は、ステップB3に戻って上述した処理を繰り返す。機能実行キーが押下された場合は操作画面P2から抜けてステップB9に移行する。ステップB9では当該情報表示処理の終了判断をする。この際の判断はユーザである。各種機能の選択や画像形成条件等の設定を継続する場合はステップB1に戻って上述した情報表示処理を継続する。画像形成処理を終了する場合は上述した情報表示処理を終了する。
【0102】
このように、本発明に係る第1の実施例としての複写機200によれば、操作パネル32において、CPU35では「ユーザネーム」の表示項目に設定された「拡大」ボタンK21による指定操作によって、当該「ユーザネーム」の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変する指定が有った場合、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43等を縮小して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大するようになされる。ここで拡大された分割表示領域a12,a22,a32,a42に当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を追加表示するようになされる。
【0103】
また、「縮小」ボタンK22による指定操作によって、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43等を拡大して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する。ここで縮小された分割表示領域a12,a22,a32,a42から当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を徐々に削除するようになされる。
【0104】
従って、大きさが限られた液晶表示装置等のLCD11’の設定情報表示画面P12内でユーザの要求する「名前」等の設定情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。これにより、表示項目の指定及び分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0の可変指示を与えるといった、外部入力操作で表示機能の向上を図ることができる。従って、部分的拡張表示機能付きのタッチパネル方式の操作画面P1を備えた複写機200等を提供することができる。
【0105】
[第2の実施例]
図8は本発明に係る第2の実施例としての複写機200における処理例を示すフローチャートである。
この実施例ではタッチパネル13’による入力操作時間に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42をCPU35によって可変するようにしたものである(キー長押し)。例えば、CPU35はタッチパネル13’によるキー押下時間に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を可変する。もちろん、これに限られることはなく、操作パネル32にハードキーを備え、このハードキーによるキー押下時間に基づいてCPU35により表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を可変するようにしてもよい。
【0106】
これらを表示処理条件にして、図8に示すフローチャートのステップC1で第1の実施例と同様にして、図示しないメニュー選択画面でメニューキーの選択を待機する。メニューキーが選択された場合は、ステップC2に移行する。ステップC2では当該機能操作画面を表示する。この例でもjob管理用の操作画面P1が表示される。
【0107】
LCDコントローラ31ではステップC21で所定のアルゴリズムに基づいてこのjob管理用の設定情報D0を表示する一覧表等を編集し作成する。この例では、図5に示したようにLCD11’において、n画素×m画素の表示画面を格子状に分割し、水平(列)方向にM=8個、垂直(行)方向にN=4個として、合計32個の分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48が画定される。
【0108】
また、ステップC22で分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48には第1の実施例と同様にして表示項目毎に設定情報D0を表示するようになされる。例えば、フラッシュメモリ36から設定情報D0が読み出され、その設定情報D0が表示項目毎に分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48に表示するようになされる。
【0109】
そして、ステップC3に移行してCPU35では「拡大」ボタンK21又は「縮小」ボタンK22の押下によって制御を分岐する。「拡大」ボタンK21又は「縮小」ボタンK22はLCD11’の表示画面中で「ユーザネーム」の表示項目の指定を受け付けるために押下される。
【0110】
このステップC3で「拡大」ボタンK21が押下された場合は、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大する要求が受け付けられる。ここまでは第1の実施例と同様である。
【0111】
この実施例では、ステップC4に移行してCPU35では「拡大」ボタンK21に関してキー長押しか否かが判別される。この際の判別では予め設定された基準値とキー長押しに係る時間とが比較される。この比較結果でキー長押し時間が基準値以上の場合は、「拡大」ボタンK21のキー長押しと判断される。この場合はステップC5に移行してキー長押し分だけ分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大する。例えば、キー押下時間が0.5秒で1ステップ、1秒で2ステップ、1.5秒で3ステップ、2秒で4ステップ・・・等である。幅w0は予め設定された最大幅まで拡大可能となされる。その後、ステップC7に移行する。
【0112】
また、ステップC4でキー長押し時間が基準値未満の場合は、「拡大」ボタンK21はキー長押しでないと判断される。この場合はステップC6に移行して当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を1ステップ分を拡大するようになされる。その後、ステップC7に移行する。
【0113】
そして、ステップC7では拡大後の分割表示領域a12,a22,a32,a42に当該「ユーザネーム」の表示項目に関して第1の実施例と同様にしてユーザの名前を追加表示するようになされる。その後、ステップC12に移行する。
【0114】
また、ステップC3で「縮小」ボタンK22が押下された場合は、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する要求が受け付けられる。この実施例では、ステップC8に移行してCPU35では「縮小」ボタンK22に関してキー長押しか否かが判別される。この際の判別では予め設定された基準値とキー長押しに係る時間とが比較される。この比較結果でキー長押し時間が基準値以上の場合は、「縮小」ボタンK22のキー長押しと判断される。この場合はステップC9に移行してキー長押し分だけ分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する。幅w1は予め設定された最小幅まで縮小可能となされる。その後、ステップC11に移行する。
【0115】
また、ステップC8でキー長押し時間が基準値未満の場合は、「縮小」ボタンK22はキー長押しでないと判断される。この場合はステップC10に移行して当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を1ステップ分を縮小するようになされる。その後、ステップC11に移行する。
【0116】
そして、ステップC11では縮小に係る分割表示領域a12,a22,a32,a42から、当該「ユーザネーム」の表示項目に関して第1の実施例と同様にしてユーザの名前を削除するようになされる。その後、ステップC12に移行する。
【0117】
なお、ステップC12では機能実行キーが押下されたかがCPU35によってチェックされる。操作画面P1では画像形成装置本体20の画像形成条件等を機能実行キーによって設定するためである。機能実行キーが押下されない場合は、ステップC3に戻って上述した処理を繰り返す。機能実行キーが押下された場合は操作画面P2から抜けてステップC13に移行する。ステップC13では当該情報表示処理の終了判断をする。この際の判断はユーザである。各種機能の選択や画像形成条件等の設定を継続する場合はステップC1に戻って上述した情報表示処理を継続する。画像形成処理を終了する場合は上述した情報表示処理を終了する。
【0118】
このように、本発明に係る第2の実施例としての複写機200によれば、操作パネル32において、CPU35では「ユーザネーム」の表示項目に設定された「拡大」ボタンK21による指定操作によって、当該「ユーザネーム」の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変する指定が有った場合、ステップC4でキー長押しか否かが判別される。従って、「拡大」ボタンK21に関してキー長押しか否かによって、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43等を徐々に縮小して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大したり、分割表示領域a12,a22,a32,a42を一気に2倍に拡大することができる。
【0119】
また、「縮小」ボタンK22についても、ステップC8でキー長押しか否かが判別される。従って、「縮小」ボタンK22に関してキー長押しか否かによって、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43等を徐々に拡大して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を縮小したり、分割表示領域a12,a22,a32,a42を一気に元の大きさに縮小することができる。
【0120】
従って、第1の実施例と同様にして大きさが限られた液晶表示装置等のLCD11’の設定情報表示画面P12内でユーザの要求する「名前」等の設定情報D0を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。これにより、第1の実施例と同様にして外部入力操作で表示機能の向上を図ることができ、部分的拡張表示機能付きのタッチパネル方式の操作画面P1を備えた複写機200等を提供することができる。
【0121】
[第3の実施例]
図9は第3の実施例としての操作パネルにおける処理例を示すフローチャートである。
この実施例ではタッチパネル13’による入力操作回数に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42をCPU35によって可変するようにしたものである(キー押下回数)。例えば、CPU35はタッチパネル13’によるキー押下回数に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を可変する。もちろん、これに限られることはなく、操作パネル32にハードキーを備え、このハードキーによるキー押下回数に基づいてCPU35により表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を可変するようにしてもよい。キー押下回数により表示領域を変更できるようになる。
【0122】
これらを表示処理条件にして、図9に示すフローチャートのステップE1で第1の実施例と同様にして、図示しないメニュー選択画面でメニューキーの選択を待機する。メニューキーが選択された場合は、ステップE2に移行する。ステップE2では当該機能操作画面を表示する。この例でもjob管理用の操作画面P1が表示される。
【0123】
LCDコントローラ31ではステップE21で所定のアルゴリズムに基づいてこのjob管理用の設定情報D0を表示する一覧表等を編集し作成する。この例でも、図5に示したようにLCD11’において、n画素×m画素の表示画面を格子状に分割し、水平(列)方向にM=8個、垂直(行)方向にN=4個として、合計32個の分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48が画定される。
【0124】
また、ステップE22で分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48には第1の実施例と同様にして表示項目毎に設定情報D0を表示するようになされる。例えば、フラッシュメモリ36から設定情報D0が読み出され、その設定情報D0が表示項目毎に分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48に表示するようになされる。
【0125】
そして、ステップE3に移行してCPU35では「拡大」ボタンK21又は「縮小」ボタンK22の押下によって制御を分岐する。「拡大」ボタンK21又は「縮小」ボタンK22はLCD11’の表示画面中で「ユーザネーム」の表示項目の指定を受け付けるために押下される。
【0126】
このステップE3で「拡大」ボタンK21が押下された場合は、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大する要求が受け付けられる。ここまでは第1の実施例と同様である。
【0127】
この実施例では、ステップE4に移行してCPU35では「拡大」ボタンK21に関して単位時間内に押下される、キー押下回数が1回か又は2回以上かが判別される。この際の判別では予め設定された基準回数1回とキー押下回数とが比較される。この比較結果でキー押下回数が1回か2回以上かが判別される。「拡大」ボタンK21のキー押下回数が1回の場合はステップE5に移行して当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を1ステップ分を拡大するようになされる。その後、ステップE7に移行する。
【0128】
また、ステップE4でキー押下回数が2回以上の場合は、「拡大」ボタンK21は連打されていると判断される。この場合はステップE6に移行してキー押下回数分だけ分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大する。例えば、キー押下回数=2回で2ステップ、3回で3ステップ、4回で4ステップ・・・等である。幅w0は予め設定された最大幅まで拡大可能となされる。その後、ステップE7に移行する。そして、ステップE7では第1の実施例と同様にして拡大後の分割表示領域a12,a22,a32,a42に当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を追加表示するようになされる。その後、ステップE12に移行する。
【0129】
また、ステップE3で「縮小」ボタンK22が押下された場合は、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する要求が受け付けられる。この実施例では、ステップE8に移行してCPU35では「縮小」ボタンK22に関してキー押下回数が1回又は2回以上かが判別される。この際の判別でも、予め設定された基準回数1回とキー押下回数とが比較される。この比較結果でキー押下回数が1回か2回以上かが判別される。「縮小」ボタンK22のキー押下回数が1回の場合はステップE9に移行して当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を1ステップ分を縮小するようになされる。幅w1は予め設定された最小幅まで縮小可能となされる。その後、ステップE11に移行する。
【0130】
また、ステップE8でキー押下回数が2回以上の場合は、「縮小」ボタンK22は連打されていると判断される。この場合はステップE10に移行してキー押下回数分だけ分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する。その後、ステップE11に移行する。そして、ステップE11では縮小に係る分割表示領域a12,a22,a32,a42から、当該「ユーザネーム」の表示項目に関して第1の実施例と同様にしてユーザの名前を削除するようになされる。その後、ステップE12に移行する。
【0131】
なお、ステップE12では機能実行キーが押下されたかがCPU35によってチェックされる。操作画面P1では画像形成装置本体20の画像形成条件等を機能実行キーによって設定するためである。機能実行キーが押下されない場合は、ステップE3に戻って上述した処理を繰り返す。機能実行キーが押下された場合は操作画面P2から抜けてステップE13に移行する。ステップE13では当該情報表示処理の終了判断をする。この際の判断はユーザである。各種機能の選択や画像形成条件等の設定を継続する場合はステップE1に戻って上述した情報表示処理を継続する。画像形成処理を終了する場合は上述した情報表示処理を終了する。
【0132】
このように、本発明に係る第3の実施例としての複写機200によれば、操作パネル32において、CPU35では「ユーザネーム」の表示項目に設定された「拡大」ボタンK21による指定操作によって、当該「ユーザネーム」の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変する指定が有った場合、ステップE4でキー押下回数が1回か2回以上かが判別される。従って、「拡大」ボタンK21に関してキー押下回数が1回か2回以上によって、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43等を徐々に縮小して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0をゆっくりと拡大したり、分割表示領域a12,a22,a32,a42を素早く2倍に拡大することができる。
【0133】
また、「縮小」ボタンK22についても、ステップE8で長押しか否かが判別される。従って、「縮小」ボタンK22に関してキー押下回数が1回か2回以上かによって、他の分割表示領域a13,a23、a33,a43等を徐々に拡大して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0をゆっくり縮小したり、分割表示領域a12,a22,a32,a42を素早く元の大きさに縮小することができる。
【0134】
従って、第1及び第2の実施例と同様にして大きさが限られた液晶表示装置等のLCD11’の設定情報表示画面P12内でユーザの要求する「名前」等の設定情報D0を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。これにより、第1の実施例と同様にして外部入力操作で表示機能の向上を図ることができ、部分的拡張表示機能付きのタッチパネル方式の操作画面P1を備えた複写機200等を提供することができる。
【0135】
[第4の実施例]
図10は本発明に係る第4の実施例としての操作パネル32’における情報表示例を示すイメージ図である。
この実施例ではタッチパネル13’による入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変するようになされる。図10に示す操作パネル32’では操作画面P1中にメッセージ画面P11が表示され、このメッセージ画面P11には「幅変更ができます。各モードのボタンを押してください」旨のメッセージが表示される。この例では表示項目のタイトルもボタン化され、そのキー入力機能を有するようになされている。
【0136】
図10に示す一覧表形式の表示例では表示項目に関して、「jobID」キーK31、「ユーザネーム」キーK32、「モード」キーK33、「状態」キーK34、「ページ数」キーK35、「部数」キーK36、「残枚数」キーK37、「残時間」キーK38が表示される。各キーK31〜K38がタッチキーを構成するようになされている。この操作パネル32’によってキータッチがなされる場合であって、CPU35はタッチパネル13’によるキー入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を可変するようになされる。もちろん、これに限られることはなく、操作パネル32にハードキーが備えられる場合であって、CPU35はそのハードキーによるキー入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を可変するようにしてもよい。
【0137】
図11は操作パネル32’における拡大時の情報表示例を示すイメージ図である。図11に示す情報表示例によれば、タッチパネル13’において、「ユーザネーム」キーK32を押下すると、メッセージ画面P11には「現在幅=15」なるメッセージと、「幅を入力して、OKボタンを押して下さい 20」旨のメッセージが表示される。「現在幅=15」は当該表示項目に係る「ユーザネーム」の分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0が例えば、15mmである旨を示している。操作パネル32’でOKボタンは図示しないが、タッチパネル13’のハードキー等により構成される。メッセージ画面P11中の「20」は、このメッセージに基づいて幅w0に関してタッチパネル13’の図示しないテンキー等を操作して入力した数値を示している。
【0138】
この例では分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0に関してw0=20を入力すると、図10に示した「ユーザネーム」の表示情報が、図11に示すように、例えば、「jobID=33」に対して「YAMADA TARO」が表示され、「jobID=34」に対して「YAMADA TAKA」が表示され、「jobID=35」に対して「YAMADA ICHIR」が表示され、「jobID=36」に対して「SATO HANAKO」が表示される。これにより、同姓の3名の「YAMADA」に関して、その「名前」を確認することができる。
【0139】
なお、「モード」の表示項目に係る表示内容が浸食されて表示される。この例では「コピー」の「コ」、「プリンター」の「プリ」まで表示がなされる。また、CPU35では、現在幅に対して少ない数値が可変幅として入力された場合は、現在幅>可変幅として符号(−)を考慮して分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0の「縮小」と判断し、現在幅に対して大きい数値が入力された場合は、現在幅<可変幅の符号(+)として分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0の「拡大」と判断するようになされる。
【0140】
続いて、第4の実施例としての操作パネル32’における可変時の処理例について説明をする。図12及び図13は第4の実施例としての操作パネルにおける可変時の処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0141】
この実施例ではタッチパネル13’による入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変する場合を前提とする。図10に示した操作パネル32’では操作画面P1中にメッセージ画面P11が表示される。このメッセージ画面P11には「幅変更ができます。各モードのボタンを押してください」旨のメッセージが表示される。
【0142】
これらを表示処理条件にして、図12に示すフローチャートのステップF1で図示しないメニュー選択画面でメニューキーの選択を待機する。メニューキーが選択された場合は、ステップF2に移行する。ステップF2では当該機能操作画面を表示する。この例ではjob管理用の操作画面P1が表示される。
【0143】
LCDコントローラ31ではステップF21で所定のアルゴリズムに基づいてこのjob管理用の設定情報D0を表示する一覧表等を編集し作成する。この例でも、図5に示したようにLCD11’において、n画素×m画素の表示画面を格子状に分割し、水平(列)方向にM=8個、垂直(行)方向にN=4個として、合計32個の分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48が画定される。
【0144】
また、ステップF22で分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48には表示項目毎に設定情報D0を表示するようになされる。例えば、フラッシュメモリ36から設定情報D0が読み出され、その設定情報D0が図10に示したように表示項目毎に分割表示領域a11〜a18、a21〜a28、a31〜a38及びa41〜a48に表示するようになされる。
【0145】
そして、ステップF3に移行してCPU35では拡大・縮小処理をするかがチェックされる。拡大・縮小処理をしない場合は表示項目に関して、「jobID」キーK31、「ユーザネーム」キーK32、「モード」キーK33、「状態」キーK34、「ページ数」キーK35、「部数」キーK36、「残枚数」キーK37、「残時間」キーK38等が一切タッチされない。これを識別してCPU35では拡大・縮小処理をするかが判別される。これらのキーK31〜K38がタッチされない場合はステップF12に移行する。
【0146】
そして、ステップF3ではどのキーが押下されたかを判別する。このとき、CPU35では例えば、「ユーザネーム」キーK32が押下されたことを認識する。ここで図11に示したように「ユーザネーム」キーK32が押下されると、メッセージ画面P11には「現在幅=15」なるメッセージと、「幅を入力して、OKボタンを押して下さい」旨のメッセージが表示される。
【0147】
その後、ステップF5で現在幅=15に対して可変幅の数値入力が待機される。可変幅の数値入力が無い場合は、ステップF6に移行して一定時間が経過したかがチェックされる。一定時間が経過しない場合はステップF5に戻って可変幅の数値入力が待機される。
【0148】
可変幅の数値入力が有った場合はステップF7に移行して入力数値を設定する。ここで、可変幅の数値として、例えば「20」が入力される。そして、ステップF8に移行して入力数値の符号は「+」又は「−」かを判別する。現在幅=15に対して可変幅=20であることから、符号が「+」の場合に該当し、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を拡大する要求となる。
【0149】
従って、ステップF9に移行してCPU35では当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0を現在幅=15から(→)可変幅=20に拡大するようになされる。この例ではCPU35は表示項目の表示の大きさはそのままで、他の分割表示領域a13,a23,a33,a43の幅を縮小して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を現在幅=15から可変幅=20へ拡大するようにLCD11’を表示制御する。
【0150】
そして、ステップF10では拡大後の分割表示領域a12,a22,a32,a42に当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を追加表示するようになされる。この追加表示される情報に関しては、第1の実施例と同様にして当該表示項目の表示情報の下位階層の内容がフラッシュメモリ36からLCDコントローラ31を通じてLCD11’へ読み出される。拡大後の分割表示領域a12には「YAMADA TARO」が表示され、分割表示領域a22には「YAMADA TAKA」が表示され、分割表示領域a32には「YAMADAICHIR」が表示され、分割表示領域a42には「SATO HANAK」が各々表示される。これにより、同姓の3名の「YAMADA」に関して、その「名前」をほぼ確認することができる。その後、ステップF13に移行する。
【0151】
また、ステップF8で入力数値の符号が「−」の場合はステップF11に移行する。この例では、現在幅=20に対して可変幅=15が設定される。その符号が「−」に該当し、分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を縮小する要求となる。
【0152】
従って、ステップF11に移行してCPU35では当該表示項目に関する分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w1を現在幅=20から(→)可変幅=15に縮小するようになされる。この例ではCPU35は表示項目の表示の大きさはそのままで、他の分割表示領域a13,a23,a33,a43の幅を拡大して当該分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w1を現在幅=20から可変幅=15へ縮小するようにLCD11’を表示制御する。
【0153】
そして、ステップF12では縮小に伴う分割表示領域a12,a22,a32,a42から、当該「ユーザネーム」の表示項目に関してユーザの名前を削除するようになされる。この削除される情報に関しては、縮小に伴う分割表示領域a12から「TARO」の名前が削除され、分割表示領域a22では「TAKAK」の名前が削除され、分割表示領域a32では「ICHIR」の名前が削除され、分割表示領域a42では「ANAK」の名前が各々削除される。その後、ステップF13に移行する。
【0154】
なお、ステップF13では機能実行キーが押下されたかがCPU35によってチェックされる。操作画面P1では画像形成装置本体20の画像形成条件等を機能実行キーによって設定するためである。機能実行キーが押下されない場合は、ステップF8に戻って上述した処理を繰り返す。機能実行キーが押下された場合は操作画面P2から抜けてステップF14に移行する。ステップF14では当該情報表示処理の終了判断をする。この際の判断はユーザである。各種機能の選択や画像形成条件等の設定を継続する場合はステップF1に戻って上述した情報表示処理を継続する。画像形成処理を終了する場合は上述した情報表示処理を終了する。
【0155】
このように、本発明に係る第4の実施例としての複写機200によれば、図10に示した操作パネル32’において、操作画面P1中にメッセージ画面P11が表示され、このメッセージ画面P11には「幅変更ができます。各モードのボタンを押してください」旨のメッセージが表示される。そして、タッチパネル13’による入力数値に基づいて表示項目の分割表示領域a12,a22,a32,a42等の幅w0を可変するようになされる。
【0156】
従って、大きさが限られた液晶表示装置等のLCD11’の設定情報表示画面P12内でユーザの要求する「名前」等の設定情報D0を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。これにより、第1の実施例と同様にして表示項目の指定及び分割表示領域a12,a22,a32,a42の幅w0の可変幅を入力するといった、外部入力操作で表示機能を向上を図ることができる。従って、部分的拡張表示機能付きのタッチパネル方式の操作画面P1を備えた複写機200等を提供することができる。
【0157】
上述した例では分割表示領域aijを列方向に拡大・縮小する場合について説明したが、これに限られることはなく、分割表示領域aijを行方向に拡大・縮小する場合も本発明方式を適用することができる。
【0158】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る情報表示装置によれば、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する場合に、入力操作に基づいて表示手段及び記憶手段の入出力を制御する制御装置を備え、この制御装置は記憶手段から読み出した情報を表示手段の分割表示領域に表示し、この入力操作で表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合は、他の分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に記憶手段から読み出した当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、ここで縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するように制御するものである。
【0159】
この構成によって、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。従って、表示項目の指定及び分割表示領域の幅の可変指示を与えるといった、外部入力操作で表示機能を向上させることができる。これにより、タッチパネル方式の操作画面を備えた画像形成装置等に当該情報表示装置を十分応用することができる。
【0160】
本発明に係る情報表示方法によれば、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する際に、情報を表示するための表示画面を複数の格子状に分割して分割表示領域を画定すると共に、この分割表示領域に表示項目毎に情報を表示し、その後、表示項目の指定を受け付けると共に、この分割表示領域の幅を可変するか否かの要求を受け付け、この受け付けによって表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合は、他の分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、ここで拡大された分割表示領域に記憶手段から読み出した当該表示項目の情報を追加表示し、又は、他の分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、ここで縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するようになされる。
【0161】
この構成によって、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を実現することができる。従って、表示項目の指定及び分割表示領域の幅の可変指示を与えるといった外部入力操作で表示機能を向上させることができる。
【0162】
本発明に係る画像形成装置によれば、任意の画像情報に基づいて画像を形成する場合に、本発明に係る情報表示装置が応用されるものである。
【0163】
この構成によって、複数の表示項目毎に任意の情報を表示する場合に、大きさが限られた表示画面内でユーザの要求する情報を追加表示可能な部分的拡張表示機能を導入することができる。従って、表示項目の指定及び分割表示領域の幅の可変指示を与えるといった外部入力操作で表示機能の向上を図ることができる。
【0164】
この発明は、各種機能の選択や画像形成条件等の設定に使用するユーザインタフェース用表示装置及び、これを応用したカラープリンタや、カラー複写機、これらの複合機等に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としての情報表示装置100の構成例を示すブロック図である。
【図2】情報表示装置100における表示処理例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る実施例としての複写機200の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図4】操作パネルユニットの操作パネル32の構成例を示すイメージ図である。
【図5】分割表示領域及びその拡大例を示すイメージ図である。
【図6】分割表示領域及びその拡大時の情報表示例を示すイメージ図である。
【図7】第1の実施例としての操作パネル32における処理例を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施例としての操作パネル32における処理例を示すフローチャートである。
【図9】第3の実施例としての操作パネル32における処理例を示すフローチャートである。
【図10】第4の実施例としての操作パネル32’における情報表示例を示すイメージ図である。
【図11】操作パネル32’における拡大時の情報表示例を示すイメージ図である。
【図12】第4の実施例としての操作パネル32’における可変時の処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図13】その操作パネル32’における可変時の処理例(その2)を示すフローチャートである。
【図14】従来例に係る操作パネルユニット10の構成例及びその情報表示例を示す図である。
【符号の説明】
11 表示手段
11’ LCD(表示手段)
12 記憶手段
13 操作手段
13’ タッチパネル(操作手段)
15 制御装置
20 画像形成装置本体
30 操作パネルユニット
32,32’ 操作パネル
35 CPU(制御装置)
36 フラッシュメモリ(記憶手段)
100 情報表示装置
200 複写機

Claims (27)

  1. 複数の表示項目毎に任意の情報を表示する装置であって、
    所定の大きさの表示画面を格子状に分割して画定された複数の分割表示領域に表示項目毎に任意の情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段に対して表示項目を指定すると共に、前記分割表示領域の幅を可変するかを指定するように操作される操作手段と、
    前記操作手段による指定操作に基づいて前記表示手段の入出力を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記操作手段により前記表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する指定が有った場合は、
    他の前記分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、
    拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、
    又は、他の前記分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、
    縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するように制御することを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記表示手段において、
    前記分割表示領域の大きさを示すデフォルト値が設定される場合であって、
    前記デフォルト値の分割表示領域に表示された情報を上位階層としたとき、
    前記分割表示領域の可変指示によって前記情報の下位階層の内容が表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記操作手段による入力操作に基づいて前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  4. 前記操作手段によってタッチパネルが構成される場合であって、
    前記制御装置は、
    前記タッチパネルによるキー操作に基づいて前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  5. 前記操作手段にハードキーが備えられる場合であって、
    前記制御装置は、
    前記ハードキーによるキー操作に基づいて前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記操作手段による入力操作時間に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  7. 前記操作手段によってタッチパネルが構成される場合であって、
    前記制御装置は、
    前記タッチパネルによるキー押下時間に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  8. 前記操作手段にハードキーが備えられる場合であって、
    前記制御装置は、
    前記ハードキーによるキー押下時間に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  9. 前記制御装置は、
    前記操作手段による入力数値に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  10. 前記操作手段によってタッチパネルが構成される場合であって、
    前記制御装置は、
    前記タッチパネルによるキー入力数値に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  11. 前記操作手段にハードキーが備えられる場合であって、
    前記制御装置は、
    前記ハードキーによるキー入力数値に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  12. 複数の表示項目毎に任意の情報を表示する方法であって、
    所定の表示画面を複数の格子状に分割して分割表示領域を画定すると共に、前記分割表示領域に表示項目毎に情報を表示し、その後、前記表示項目の指定を受け付けると共に、前記分割表示領域の幅を可変するか否かの要求を受け付け、
    前記受け付けによって表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合は、
    他の前記分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、
    拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、
    又は、他の前記分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、
    縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除することを特徴とする情報表示方法。
  13. 前記表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合に、
    前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項12に記載の情報表示方法。
  14. 前記表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合に、
    前記表示項目の分割表示領域を入力操作時間に基づいて可変することを特徴とする請求項12に記載の情報表示方法。
  15. 前記表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する要求が有った場合に、
    前記表示項目の分割表示領域を入力数値に基づいて可変することを特徴とする請求項12に記載の情報表示方法。
  16. 前記分割表示領域の大きさを示すデフォルト値を設定し、
    前記デフォルト値の分割表示領域に表示された情報を上位階層としたとき、
    前記分割表示領域の可変指示によって前記情報の下位階層の内容を表示することを特徴とする請求項12に記載の情報表示方法。
  17. 任意の画像情報に基づいて画像を形成する装置であって、
    前記画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段を操作するための任意の情報を複数の表示項目毎に表示する情報表示手段とを備え、
    前記情報表示手段は、
    所定の大きさの表示画面を格子状に分割して画定された複数の分割表示領域に表示項目毎に任意の情報を表示する表示手段と、
    前記表示手段に対して表示項目を指定すると共に、前記分割表示領域の幅を可変するかを指定するように操作される操作手段と、
    前記操作手段による指定操作に基づいて前記表示手段の入出力を制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、
    前記操作手段により前記表示項目が指定され、当該表示項目の分割表示領域の幅を可変する指定が有った場合は、
    他の前記分割表示領域を縮小して当該分割表示領域の幅を拡大し、
    拡大された分割表示領域に当該表示項目の情報を追加表示し、
    又は、他の前記分割表示領域を拡大して当該分割表示領域の幅を縮小し、
    縮小された分割表示領域から当該表示項目の情報を削除するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記表示手段において、
    前記分割表示領域の大きさを示すデフォルト値が設定される場合であって、
    前記デフォルト値の分割表示領域に表示された情報を上位階層としたとき、
    前記分割表示領域の可変指示によって前記情報の下位階層の内容が表示されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記制御装置は、
    前記操作手段による入力操作に基づいて前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  20. 前記操作手段によってタッチパネルが構成される場合であって、
    前記制御装置は、
    前記タッチパネルによるキー操作に基づいて前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  21. 前記操作手段にハードキーが備えられる場合であって、
    前記制御装置は、
    前記ハードキーによるキー操作に基づいて前記表示項目の分割表示領域を予め定められたステップ幅で可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  22. 前記制御装置は、
    前記操作手段による入力操作時間に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  23. 前記操作手段によってタッチパネルが構成される場合であって、
    前記制御装置は、
    前記タッチパネルによるキー押下時間に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  24. 前記操作手段にハードキーが備えられる場合であって、
    前記制御装置は、
    前記ハードキーによるキー押下時間に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  25. 前記制御装置は、
    前記操作手段による入力数値に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  26. 前記操作手段によってタッチパネルが構成される場合であって、
    前記制御装置は、
    前記タッチパネルによるキー入力数値に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  27. 前記操作手段にハードキーが備えられる場合であって、
    前記制御装置は、
    前記ハードキーによるキー入力数値に基づいて前記表示項目の分割表示領域を可変することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
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