JP2004021321A - 辞書データ検索方法、辞書データ検索装置および辞書データ検索プログラム - Google Patents

辞書データ検索方法、辞書データ検索装置および辞書データ検索プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】辞書の個数が増加してもより適切な選択候補のリスト出力を行えるようにする。
【解決手段】よみの入力時に、学習辞書11、ユーザ登録辞書12、第1追加辞書13、第2追加辞書14、…、第1内蔵辞書18、第2内蔵辞書19が順次検索され、そのよみに該当する語句群が選択候補としてリスト表示される。追加辞書13,14については、その全体に対して選択候補数の制限数Lが定められ、追加辞書の検索時に、抽出された選択候補の数が制限数Lに達した場合には、その時点で当該辞書の検索をうち切り、当該辞書についてはその制限数を越えた分の選択候補のリスト出力を抑止する。これに代えて、または加えて、個々の追加辞書について制限数Cnを設けてもよい。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは文字入力機能を有する情報処理装置に関し、特に、入力した文字または文字列をこれに対応する所定の文字または文字列に変換するための辞書を複数個有する辞書データ検索方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、情報処理装置には文字入力装置が必須であり、所望の文字列を如何に正確にかつ迅速に入力するかという観点から、従来、種々の文字入力方式が提案されている。典型的には、キーボードを用いて文字入力を行うのが一般的であり、日本語入力の場合、かなを直接またはアルファベットを介して入力し、これに対応する語句(漢字、ひらがな、カタカナ、英数字等の組合せ)を辞書データの検索により求めている。辞書データとしては、万人に共通の標準的な内蔵辞書の他、ユーザの使用実績を反映して自動作成・更新される学習辞書、ユーザが任意のよみ/対応語句の対を登録できるユーザ辞書などが用意されることが多い。
【0003】
一方、近年、電子メールなどのメッセージ入力、データ通信機能を備えた携帯電話機等の携帯端末装置が普及してきている。このような携帯端末装置では通常その入力装置はテンキー等を用いた簡易的なものが多く、汎用のキーボードによる文字入力に比べて一層入力手順が煩雑となっている。すなわち、同じ文字列を入力するのに、携帯端末装置の入力装置によれば汎用のキーボードに比べて何倍ものキー入力回数を必要とするのが現状である。
【0004】
これに対して、ユーザの入力した文字に対してユーザが入力しようとしている語句を予測してそれを選択候補として出力する検索手法が提案されている。例えば、目的の語句のよみの先頭1文字を入力した段階で辞書からその文字をよみとして含む語句をすべて抽出して選択候補として表示画面上にリスト出力する。ユーザはこのリスト出力内に目的の語句があれば、カーソル等の移動操作によりその語句を選択し、キー操作でその語句の選択を確定することができる。この確定の前によみの2文字目が入力されれば、再度その2文字について辞書の検索を行い、該当する選択候補をリスト出力する。この場合、リスト出力される選択候補の個数(ヒット件数)は減少する。よみの入力文字数が増えるほど、選択候補の個数は減少する。よみの一致は完全一致ではなく、清音、濁音、半濁音の違いを無視する等、ある程度あいまいな検索を行うものも知られている。このような「予測」と「あいまい検索」とを採用した予測変換手法の一つとして、例えば、POBox(Predictive Operation Based On eXample)が知られている(POBoxはソニー株式会社の登録商標)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、文字入力に利用される辞書として、上記のような装置に標準的に備えられている辞書(学習辞書、ユーザ辞書も含む)以外に、特殊な用途用の辞書を選択的に追加することができるようになってきている。
【0006】
従来、複数の辞書は予め定められた順に逐次検索されていき、各辞書から選択候補が抽出され累積されて、画面上にリスト出力される。通常、その選択候補の個数には所定の上限数が設定され、その上限数に達した時点で検索はうち切られる。
【0007】
上記のように辞書の個数が増加した場合には、当然ながらヒットする選択候補の個数が増大する。特に、上記のような予測変換手法を用いる場合にはなおさらである。すなわち、目的外の選択候補が大量にリストアップされ、ごく一部の辞書の出力のみで選択候補数が上限に達し、後続の辞書が全く検索されずに、目的の語句がリスト出力から漏れてしまうという事態が生じる。また、上限数がないとしても、ごく一部の辞書から出力された大量の語句の後に目的の語句が出現して、その選択操作が容易でなくなる。選択候補のヒット件数を低減するためには、より多くの文字入力が必要となり、折角の予測変換手法の利点が減殺されるという問題があった。
【0008】
また、辞書の個数が増えれば増えるほど、装置の処理負荷が増大する。これに伴って、特に携帯端末装置などの処理能力の比較的低い機器では、辞書サイズに見合う処理能力が得られないという問題もある。そのため、ユーザはその機器の能力に合った程度のサイズの辞書を使用するか、検索処理速度の低下と引き替えに、サイズの大きい辞書を使用することしかできなかった。
【0009】
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、辞書の個数やサイズが増加してもより適切な選択候補のリスト出力が行える辞書データ検索方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0010】
本発明による他の目的は、辞書の個数が増加しても装置の処理負荷を軽減することができる辞書データ検索方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による辞書データ検索方法は、文字入力に伴って辞書データの検索を行う装置において、複数の辞書を予め定めた順に順次検索し、該当する選択候補を出力する辞書データ検索方法であって、
(a)検索対象の文字の入力を受けるステップと、
(b)前記予め定めた順に従って辞書を選択するステップと、
(c)入力された文字に該当する選択候補をこの選択された辞書から抽出するステップと、
(d)順次各辞書についてステップ(b)(c)を繰り返して、選択候補をリスト出力するステップとを備え、
【0012】
少なくとも一つの辞書に対する前記ステップ(c)の処理において、抽出された選択候補の数が当該辞書について定められたリスト出力する選択候補の制限数に達した場合には、その時点で当該辞書の検索をうち切り、当該辞書についてはその制限数を越えた分の選択候補のリスト出力を抑止することを特徴とする。
【0013】
辞書の個数が増加しても、少なくとも一つの辞書について、または、特定のグループの辞書について、もしくは、そのうちの個々の辞書について、出力される候補数を制限することによって、より適切な選択候補のリスト出力を行うことができる。
【0014】
前記ステップ(c)では各辞書の累積した選択候補数が全辞書についての総選択候補数の上限値を超える場合には、越えない範囲で選択候補をリスト出力するようにすることができる。
【0015】
前記少なくとも一つの辞書が複数個存在する場合、これらの複数個全体に対して前記制限数を定めることもできれば、これらの複数個の各々に対して前記制限数を個別に定めることもできる。この場合、この個別の制限数は同じであっても異なってもよい。
【0016】
前記少なくとも一つの辞書は、例えば、前記辞書に標準的に備えられた辞書に対して選択的に追加される辞書である。この選択的に追加される辞書は、例えば、通信ネットワーク経由でダウンロードされる辞書である
【0017】
好ましくは、前記複数の辞書の少なくとも一つは予測変換手法により検索されるものである。
【0018】
前記辞書データ検索方法において、ユーザの指示に従って前記制限数を設定するステップをさらに備えてもよい。
【0019】
前記辞書データ検索方法において、ユーザの指示に従って前記複数の辞書の検索の順序を変更するステップをさらに備えてもよい。
【0020】
前記辞書データ検索方法において、ユーザの指示に従って前記複数の辞書のうち指定した辞書を検索の対象から外すステップをさらに備えてもよい。
【0021】
本発明による辞書データ検索装置は、文字入力に伴って辞書データの検索を行う辞書データ検索装置であって、予め定めた順に順次検索される複数の辞書と、検索対象の文字を入力する入力操作部と、当該検索対象の文字を検索キーとして前記複数の辞書を検索し、該当する検索結果の1以上の候補を出力する検索手段と、前記出力された1以上の候補をリスト表示する表示部とを備え、前記検索手段は、前記少なくとも一つの辞書について定められた、出力する選択候補の制限数を考慮して、当該辞書の検索時には前記検索キーに該当する選択候補の個数が前記制限数に達した場合、その時点で当該辞書の検索をうち切り、その制限数を越えた分の選択候補の出力を抑止することを特徴とする。
【0022】
本発明は、さらに、上記辞書データ検索方法を実現するコンピュータプログラムとしての辞書データ検索プログラムとしても把握することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、本発明による辞書データ検索装置の一例として携帯電話機のような携帯端末を説明する。但し、本発明は携帯電話機に限るものではなく、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ゲーム機等、広く、辞書検索を伴う文字入力を行う情報処理装置に適用可能である。
【0024】
図1に、本実施の形態の携帯端末のハードウェア構成を表すブロック図を示す。
【0025】
この携帯端末100は、電話機能に関連した部位として、アンテナ200、デュプレクサ201、受信部(RX)202、送信部(TX)203、デジタル信号処理部DSP(Digital Signal Processor)204、スピーカ205、マイク206、イヤレシーバ207を含む。携帯端末100は、さらに、この携帯端末の制御に関連した部位として、制御部208、メイン表示部209、入力操作部211、ROM213、RAM214等を有する。制御部208は中央処理装置(CPU)などから構成される。入力操作部211は携帯端末の各種キーやボタン、ジョグダイヤル等に相当する。ROM213には本実施の形態の後述する動作を実現するための制御プログラムが格納されている。ROM213は、フラッシュROMのような書き込み可能なメモリを含んでもよい。本実施の形態における辞書データはROM213および/またはRAM214に格納される。
【0026】
図2により、図1の携帯端末100に採用された予測変換手法の具体例について説明する。今、図2(a)に示すように、ユーザが、携帯端末100の表示画面上のメール本文入力領域21に入力操作部211(図1)から文字「め」を入力したとする。画面上、この入力文字は強調表示(例えば反転表示)あsれている。このとき、この入力文字に該当する語句群が選択候補として選択候補表示欄23にリスト表示される。この選択候補の語句群は、複数の辞書の検索結果として抽出されたものである。このときユーザは「メール」という語句を入力しようとしたとする。該当する語句「メール」は選択候補表示欄23内の3番目の語句としてリスト表示されている。したがって、ユーザは例えばジョグダイヤルや十字キー等の操作により、選択候補表示欄23内の強調表示24を3番目の語句まで移動させ、ダイヤルやキーの押下等の操作により「選択」すれば、その選択候補の選択を確定して目的の語句「メール」を入力領域21に入力することができる。ちなみに、図2(b)に示すように、「め」に続いて2番目の文字である長音「ー」を入力すれば、該当する選択候補の語句群が絞られることが分かる。この状態では2番目の選択候補として「メール」が表示されている。図2(c)はこの状態で「メール」を選択すれば、図2(d)に示すように選択された語句「メール」が入力領域21に表示される。なお、この状態では選択候補欄23には、さらに「メール」に続く可能性がある選択候補が表示されている。
【0027】
このように予測検索方法を用いることにより、比較的少ないキー操作で文字入力が行える。一般に携帯電話機などでは単一のテンキーに複数の仮名文字が割り当てられている。例えば、キー「2」にカ行の5文字(かきくけこ)が割り当てられており、行中の後方の文字ほど、キーの入力回数が増加する。したがって、入力文字の個数が増加すれば、平均的な総キー入力回数は飛躍的に増大する。これに対して、上記のような予測検索方法によれば、キー入力回数を大幅に低減することができる。
【0028】
ここで問題となるのは、予測検索方法によれば、入力文字数が少ないほど検索結果得られる選択候補の個数が多くなり、辞書の個数が増えればさらに選択候補の個数が増大するということである。
【0029】
このような問題について図3により説明する。図3は図1の携帯端末で用いられる複数の辞書の例を示している。この例では、学習辞書11、ユーザ登録辞書12、第1追加辞書13、第2追加辞書14、…、第1内蔵辞書18、第2内蔵辞書19を示している。学習辞書11は、過去のユーザが選択した語句を登録する辞書であり、ユーザの文字入力操作に伴って動的に更新されていく。登録される形態は他の辞書がよみ/語句の対であるのに対して、学習辞書では他の辞書の当該語句が記憶されているメモリアドレスをポインタとして登録している(但し、よみ/語句の対を登録してもよい)。ユーザ登録辞書12は、ユーザが任意のよみ/語句の対を登録可能な辞書である。第1追加辞書13、第2追加辞書14、…は、標準的な辞書に対して、ユーザが選択的に追加することができる辞書であり、通常、用途別などの特殊な辞書である。このような辞書としては、流行語を登録した流行語辞書、特定の地域に関連した語句(地名、駅名、観光スポット名、名物名等)を登録したエリア辞書、などが挙げられる。このような選択的に追加される辞書は、例えば、通信ネットワーク経由でダウンロードすることが可能である。第1内蔵辞書18は標準的な語句を登録した予測変換に利用される辞書である。第2内蔵辞書19はよみを単一の漢字に変換する単漢字辞書である。辞書の容量としては、この例では、学習辞書11が400〜500語程度、ユーザ登録辞書12が300語、各追加辞書がそれぞれ300語、第1内蔵辞書18が3万5千語程度、第2内蔵辞書19が5万語程度である。
【0030】
各辞書の検索の順序は、図の上から下の順、すなわち、学習辞書11、ユーザ登録辞書12、第1追加辞書13、第2追加辞書14、…、第1内蔵辞書18、第2内蔵辞書19の順である。学習辞書11は当該ユーザの使用実績に則って抽出された語句であり、それらが再度使用される可能性が高いので、先頭に検索される辞書としている。ユーザ登録辞書12は当該ユーザ自身が登録したものであり、使用される可能性が高いものとして学習辞書11の次に配置している。
【0031】
第1内蔵辞書18および第2内蔵辞書19は桁違いに登録語句数が多いため、これらを高い優先順位で検索すると、総選択候補数のリスト出力に上限がある場合、他の辞書の語句がリストアップされなくなるおそれがあり、また、上限がない場合でもリストアップされた大量の選択候補群の最後の方に他の辞書の語句が現れる、という弊害がある。そこで第1内蔵辞書18および第2内蔵辞書19は最後に検索するように配置してある。その結果、追加辞書の検索順位は中間的な優先順位として、ユーザ登録辞書12の後で、かつ、第1内蔵辞書18の前としている。但し、図示した各辞書の具体的な容量は各辞書の容量のおおよその比率を示すための例示であり、本発明はこれらの具体的な個々の辞書およびその容量に限定されるものではない。また、その検索順序も絶対のものではなく、変更もありうる。
【0032】
このような理由で定められた順で検索されたとして、追加辞書の個数が増えたり、その容量が大きかったりすると、従来の技術で説明したとおり、特に予測変換手法を用いる場合に、リストアップされる選択候補数が追加辞書までで上限に達し、後続の辞書の選択候補がリスト出力から漏れてしまったり、大量の選択候補の後に目的の語句が出現して、その選択操作が容易でなくなったりする。
【0033】
そこで、本実施の形態では図4に示すように、特定の辞書、この例では追加辞書について、その全辞書からリストアップされる選択候補の数を制限数Lに限定するようにした。例えば、追加辞書全体での制限数Lを20とし、第1追加辞書13で15件のヒットがあった場合、この15件はそのままリスト出力される。次に第2の追加辞書14で10件のヒットがあったとする。この場合、累積の選択候補数が15+10=25となる。そこで、第2追加辞書14については累積数25と制限数L=20の差である5件のみがリスト出力されることになる。この検索方法によって、追加辞書が何個存在しようとも、追加辞書からは最大L個の選択候補しか出力されないことになり、後続の辞書からの選択候補の出力が圧迫されなくなる。また、多数の追加辞書の追加によって全辞書容量が過大となっても、全追加辞書からの検索結果出力を制限数Lに達した時点でその辞書の検索をうち切るので、装置の処理負荷を軽減することができる。
【0034】
図5は、図4の検索方法の変形例を示す。図4の検索方法では、すべての追加辞書からの選択候補の総数(合計)に対して候補制限数Lを設定したが、図5の例では、個々の追加辞書に対して個別に候補制限数C1,C2,…を設定している。例えば、各追加辞書に対してCnが5件であった場合を考える。(Cnはnによって異なってもよいが、ここでは説明を簡単にするため、同じとする。)今、第1追加辞書13のヒット数が15件であった場合、制限数C1=5によりそのうちの5件のみがリスト出力される。次いで第2追加辞書14のヒット数が10件であった場合、制限数C2=5によりそのうちの5件のみがリスト出力される。これによって、各追加辞書の選択候補を平準化することができる。すなわち、検索順の早い追加辞書のみから選択候補が出力され後続の追加辞書からの選択候補出力が圧迫される、という弊害をなくすことができる。また、個別の追加辞書毎に候補制限数Cnを異ならせるようにすれば、ユーザが各追加辞書の選択候補の出力比率に所望の重み付けを行うことも可能となる。追加辞書の個数が増えれば、各追加辞書の候補制限数Cnの総和は増加する可能性があるが、個別に制限されているので、制限がない場合に比べて依然効果はある。また、Cnの総和が増加しないように、各追加辞書の候補制限数Cnを調整することも可能である。
【0035】
候補制限数LおよびCnは予め定められたシステム固有値であってもよいが、ユーザが指定できるようにしてもよい。
【0036】
本実施の形態では、ユーザは、各追加辞書の候補制限数L,Cnの設定の他、追加辞書に対して次のようなの初期設定を行うことができる。
【0037】
その一つは、辞書の有効/無効設定である。これは、装置にインストールされている追加辞書を有効または無効状態にするものであり、無効にした辞書を一時的に検索対象から外すことが可能となる。これにより、場所や状況、用途等に応じて、関係の薄い辞書を一時的に無効とすることができる。
【0038】
他の一つは、辞書の検索順設定である。これは、複数の追加辞書の検索の順序を変更するものである。検索順を変更することにより、特定の追加辞書の順序を上げて、リスト出力内で、その選択候補を他の追加辞書の選択候補より先に出現させることが可能となる。これにより、場所や状況、用途等に応じて、関係の高い辞書の優先順位を高くし、選択候補の出現順位を早めることができる。
【0039】
図6に、図1の携帯端末100における各種辞書設定の処理手順の一例を示す。この処理は制御部208がROM213内の制御プログラムに従って、かつ、ユーザによる入力操作部211からの入力操作に応じて、実行される。まず、ユーザの指示が追加辞書の「候補制限数設定」であるか否かを確認し(S11)、そうであれば、ユーザの指示に従って各追加辞書に対する候補制限数の設定を行う(S12)。この具体例については図7により後述する。ユーザの指示が候補制限数設定でなければ、次に、「辞書有効/無効設定」であるか否かを確認する(S13)。そうであれば、ユーザの指示に従って、指示された追加辞書について有効/無効の設定を行う(S14)。この具体例については図8により後述する。ユーザの指示が辞書有効/無効でなければ、次に、「辞書検索順設定」かどうかを確認する(S15)。そうであれば、ユーザの指示に従って、追加辞書の検索順を設定する(S16)。この具体例については、図9により後述する。なお、追加辞書が複数存在しなければ、この辞書検索順設定の操作は行えない。
【0040】
図7により、「候補制限数設定」の具体的な操作例を、表示画面例を用いて説明する。図7(a)の画面は候補制限数設定の初期画面であり、後述する「追加辞書」の一覧画面から、ユーザの所定の指示にしたがって開かれる。この画面で、ユーザは、候補制限数の設定の対象を「全追加辞書」にするか、「個別追加辞書」にするかを選択する。携帯端末内に追加辞書が全く存在しない場合にはいずれも選択できず、追加辞書が1個しか存在しない場合には「個別追加辞書」が選択できないよう、画面上の表示が設定される(例えば半輝度表示となる)。図7(b)は図7(a)で「全追加辞書」を選択した場合に表示される画面であり、この画面でユーザは任意の候補制限数(L)を入力することができる。但し、システムで入力可能な数値の範囲を制限するようにしてもよい。その場合には、その範囲をユーザに表示して示す。図7(c)は図7(a)の画面で「個別追加辞書」を選択した場合に開かれる画面であり、この画面でユーザは特定の追加辞書を選択することができる。さらに次の図7(d)の画面では選択した追加辞書に対する候補制限数(Cn)をユーザが入力できる。この場合も、システムで入力可能な数値の範囲を制限するようにしてもよい。
【0041】
図8は、追加辞書の有効/無効設定の画面例を示す。図8(a)は、追加辞書の一覧画面の一例である。この画面では、現在装置内にインストールされている追加辞書の名称がリスト表示されると共に、各辞書の現在の有効/無効状態がON/OFFの文字で示されている。ここではONが有効を示し、OFFが無効を示している。この一覧画面で操作対象の追加辞書を指定して、「設定」から有効/無効設定を指示することにより、図8(b)の画面が開かれる。この画面でユーザは、当該追加辞書を有効にし、または無効にすることができる。図8(c)は「関西弁辞書」を有効から無効に切り替えた結果の追加辞書一覧画面を示している。
【0042】
図9は、辞書並べ替えの設定に関する画面例を示す。図9(a)は辞書並べ替え設定の初期画面であり、最上部に位置する追加辞書から順次下の辞書に向けて、検索が行われる。図9(a)の画面には、図8(c)の一覧画面から「検索順」を選択することにより、移行することができる。図9(a)の画面から例えばユーザの操作(ジョグダイヤルの回転操作およびプッシュ操作)により、移動の対象となる追加辞書を選択する。図8(b)の例では「関西弁辞書」が選択された状態(図の例では反転状態)を示している。この後、同様のユーザの操作により、選択した辞書を上下方向に移動させて、検索順を入れ替えることができる。図8(c)の例では関西弁辞書を最上部に移動させていることが分かる。
【0043】
次に、図10により、本実施の形態における文字入力の処理フローを説明する。まず、文字入力が可能なモードにおいて、制御部208(図1)は、文字入力のためのキー操作を受け付ける(S21)。予測変換手法では、前述のように文字が1文字入力されるごとに辞書の検索が行われる(S22)。この検索の結果、得られる選択候補を画面上にリスト表示する(S23)。画面内に収まらない選択候補は、ユーザ操作に伴う画像のスクロールにより画面内に現れうる。所望の語句の選択もステップS21で行われる。ステップS21〜23の処理は、文字入力の終了まで(S24)、繰り返される。
【0044】
図11に、辞書検索処理(S22)の第1の例を示す。この例は、図4で説明した全追加辞書に対する候補制限数Lを用いる検索に対応している。
【0045】
まず、入力された文字(よみ)に基づいて学習辞書11の検索を行う(S31)。これにより得られた選択候補の候補数Aを、全辞書に対する総出力候補数の上限である総候補数上限値Maxと比較する(S32)。この上限がない場合にはこのステップ(および後述する同様のステップ)は不要である。A>Maxであれば、この辞書から出力される選択候補をMax個まで出力して(S52)、本処理を終了する。但し、この段階で選択候補数Aが上限値Maxを越えることはまれと考えられる。A>Maxでなければ、学習辞書から得られた選択候補数Aの全候補を出力(リスト表示)する(S33)。
【0046】
ついで、ユーザ登録辞書12について同じ入力文字についての検索を行う(S34)。そこで、この辞書からの検索により得られた選択候補の候補数Bと先の候補数Aとの合計A+BをMaxと比較する(S35)。A+B>Maxであれば、累積出力候補数がMaxになるまでユーザ登録辞書から選択候補を追加出力して(S52)、本処理を終了する。A+B>Maxでなければ、ユーザ登録辞書からのB個の選択候補数を追加出力する(S36)。
【0047】
なお、先行する辞書で出力された語句と同じ語句が後続の辞書でヒットした場合、その語句を重複してリスト出力することはしない。
【0048】
その後、追加辞書の検索に移る。まず、追加辞書番号nを1とする(S37)。そこで、第n追加辞書の検索を行う(S38)。この第n追加辞書の検索により得られた選択候補の候補数Cnが全追加辞書の候補制限数Lを越えたら(S39,Yes)、CnにLを代入する(S40)。これは候補数CnをLに制限するためである。ステップS39またはS40に続いて、累計候補数A+B+ΣCn>Maxか否かを調べる(S41)。これはこれまで検索した辞書の累計の選択候補数が上限値Maxを越えないようにするためである。Maxを越えれば、第n追加辞書からの選択候補を、累計候補数がMax個になるまで追加出力して(S52)、本処理を終了する。Maxを越えなければ、第n追加辞書からのCn個の選択候補を追加出力する(S42)。そこで、LからCnを減算して得られた値をLに代入する(S43)。すなわち、LをCnだけ減ずる。これは、第n追加辞書で消費された選択候補数を制限数Lから減算し、次の追加辞書の検索に備えるものである。ついで、nをインクリメントする(S44)。
【0049】
nが更新された後、第n追加辞書が存在すれば(S45,Yes)、ステップS38へ戻ってそのステップ以降の処理を繰り返す。第n追加辞書が存在しなければ、第1内蔵辞書の検索に移行する(S46)。この第1内蔵辞書の検索により得られた選択候補の候補数Dを先の累積候補数に加えて得られる候補数A+B+ΣCn+Dを上限値Maxと比較する(S47)。Maxを越えたら、第1内蔵辞書からの選択候補を、累計候補数がMax個になるまで追加出力する(S52)。そうでなければ、第1内蔵辞書からのD個の選択候補を追加出力する(S48)。
【0050】
その後、第2の内蔵辞書の検索を行う(S49)。この第2内蔵辞書の検索により得られた選択候補の候補数Eを先の累積候補数に加えて得られる候補数A+B+ΣCn+D+Eを上限値Maxと比較する(S47)。Maxを越えたら、第2内蔵辞書からの選択候補を、累計候補数がMax個になるまで追加出力する(S50)。そうでなければ、第2内蔵辞書からのE個の選択候補を追加出力する(S51)。
【0051】
図12に、辞書検索処理(S22)の第2の例を示す。この例は、図5で説明した個別の追加辞書に対する候補制限数Cnを用いる検索に対応している。
【0052】
図11の処理と同様、まず、入力された文字(よみ)に基づいて学習辞書11の検索を行う(S61)。これにより得られた選択候補の候補数Aを、全辞書に対する総出力候補数の上限である総候補数上限値Maxと比較する(S62)。A>Maxであれば、この辞書から出力される選択候補を、累計候補数がMax個になるまで出力して(S81)、本処理を終了する。A>Maxでなければ、学習辞書から得られた選択候補数Aの全候補を出力(リスト表示)する(S63)。
【0053】
ついで、ユーザ登録辞書12について同じ入力文字についての検索を行う(S64)。そこで、この辞書からの検索により得られた選択候補の候補数Bと先の候補数Aとの合計A+BをMaxと比較する(S65)。A+B>Maxであれば、累積出力候補数がMaxになるまでユーザ登録辞書から選択候補を追加出力して(S81)、本処理を終了する。A+B>Maxでなければ、ユーザ登録辞書からのB個の選択候補数を追加出力する(S66)。
【0054】
その後、追加辞書の検索に移る。まず、追加辞書番号nを1とする(S67)。そこで、第n追加辞書の検索を行う(S68)。この第n追加辞書の検索により得られた選択候補の候補数Cnが第n追加辞書の候補制限数Lnを越えたら(S69,Yes)、CnにLnを代入する(S70)。これは候補数CnをLnに制限するためである。ステップS69またはS70に続いて、累計候補数A+B+ΣCn>Maxか否かを調べる(S71)。これはこれまで検索した辞書の累計の選択候補数が上限値Maxを越えないようにするためである。Maxを越えれば、第n追加辞書からの選択候補を、累計候補数がMax個になるまで追加出力して(S81)、本処理を終了する。Maxを越えなければ、第n追加辞書からのCn個の選択候補を追加出力する(S72)。ついで、nをインクリメント(1増分)する(S73)。
【0055】
nが更新された後、第n追加辞書が存在すれば(S74,Yes)、ステップS68へ戻ってそのステップ以降の処理を繰り返す。第n追加辞書が存在しなければ、第1内蔵辞書の検索に移行する(S75)。この第1内蔵辞書の検索により得られた選択候補の候補数Dを先の累積候補数に加えて得られる候補数A+B+ΣCn+Dを上限値Maxと比較する(S76)。Maxを越えたら、第1内蔵辞書からの選択候補を、累計候補数がMax個になるまで追加出力する(S81)。そうでなければ、第1内蔵辞書からのD個の選択候補を追加出力する(S77)。
【0056】
その後、第2の内蔵辞書の検索を行う(S78)。この第2内蔵辞書の検索により得られた選択候補の候補数Eを先の累積候補数に加えて得られる候補数A+B+ΣCn+D+Eを上限値Maxと比較する(S79)。Maxを越えたら、第2内蔵辞書からの選択候補を、累計候補数がMax個になるまで追加出力する(S81)。そうでなければ、第2内蔵辞書からのE個の選択候補を追加出力する(S80)。
【0057】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、種々の変形、変更が可能である。例えば、追加辞書の全体または個別に制限数を決める代わりに、辞書のカテゴリ毎に制限数を決めてもよい。また、追加辞書についてのみ各種設定を行えるようにしたが、他の辞書に対して同様の設定を行うことも可能である。図4の追加辞書全体に対する候補制限数Lおよび図5の個別の追加辞書毎の候補制限数Cnを同時に採用することも可能である。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、辞書の個数が増加しても、特定のグループの辞書について、またはそのうちの個々の辞書について、出力される候補数を制限することによって、より適切な選択候補のリスト出力を行うことができる。特に、上記出力される候補の制限数をユーザが設定できるようにすることにより、個々の辞書の検索における重みを調整することが可能となる。これは、全辞書から得られる選択候補の偏りを是正するのに役立つ。
【0059】
また、前記候補数の制限によって、装置の処理負荷を軽減することができる。特にユーザによる制限数の設定により、検索速度とリスト出力する候補数の調整が可能になる。
【0060】
さらに、ユーザが複数の辞書のうちの特定の辞書を一時的に無効化したり、複数の辞書の検索順序を変更したりできるようにすることによって、複数の辞書の使い勝手を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態に係る携帯端末のハードウェア構成を表すブロック図である。
【図2】図1の携帯端末に採用された予測変換手法の具体例についての説明図である。
【図3】図1の携帯端末で用いられる複数の辞書の例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態において、全追加辞書からリストアップされる選択候補の数を制限数Lに限定する検索方法の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態において、個別の追加辞書からリストアップされる選択候補の数を制限数Lnに限定する検索方法の説明図である。
【図6】図1の携帯端末における各種辞書設定の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートにおける「候補制限数設定」の具体的な操作例を説明するための表示画面例を示す図である。
【図8】図6のフローチャートにおける追加辞書の有効/無効設定の画面例を示す図である。
【図9】図6のフローチャートにおける辞書並べ替えの設定に関する画面例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における文字入力の処理フローを示すフローチャートである。
【図11】図10に示した辞書検索処理(S22)の第1の例を示すフローチャートである。
【図12】図10に示した辞書検索処理(S22)の第2の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
21…メール本文入力領域、23…選択候補表示欄、24…強調表示、25…選択候補欄、100…携帯端末装置、208…制御部、209…表示部、211…入力操作部、213…ROM、214…RAM

Claims (30)

  1. 文字入力に伴って辞書データの検索を行う装置において、複数の辞書を予め定めた順に順次検索し、該当する選択候補を出力する辞書データ検索方法であって、
    (a)検索対象の文字の入力を受けるステップと、
    (b)前記予め定めた順に従って辞書を選択するステップと、
    (c)入力された文字に該当する選択候補をこの選択された辞書から抽出するステップと、
    (d)順次各辞書についてステップ(b)(c)を繰り返して、選択候補をリスト出力するステップとを備え、
    少なくとも一つの辞書に対する前記ステップ(c)の処理において、抽出された選択候補の数が当該辞書について定められたリスト出力する選択候補の制限数に達した場合には、その時点で当該辞書の検索をうち切り、当該辞書についてはその制限数を越えた分の選択候補のリスト出力を抑止することを特徴とする辞書データ検索方法。
  2. 前記ステップ(c)では各辞書の累積した選択候補数が全辞書についての総選択候補数の上限値を超える場合には、越えない範囲で選択候補をリスト出力することを特徴とする請求項1記載の辞書データ検索方法。
  3. 前記少なくとも一つの辞書は複数個存在し、これらの複数個全体に対して前記制限数を定めることを特徴とする請求項1記載の辞書データ検索方法。
  4. 前記少なくとも一つの辞書は複数個存在し、これらの複数個の各々に対して前記制限数を個別に定めることを特徴とする請求項1または2記載の辞書データ検索方法。
  5. 前記少なくとも一つの辞書は、前記辞書に標準的に備えられた辞書に対して選択的に追加される辞書であることを特徴とする請求項1記載の辞書データ検索方法。
  6. 前記選択的に追加される辞書は通信ネットワーク経由でダウンロードされる辞書であることを特徴とする請求項5記載の辞書データ検索方法。
  7. 前記複数の辞書の少なくとも一つは予測変換手法により検索されることを特徴とする請求項1記載の辞書データ検索方法。
  8. ユーザの指示に従って前記制限数を設定するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1、3または4記載の辞書データ検索方法。
  9. ユーザの指示に従って前記複数の辞書の検索の順序を変更するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の辞書データ検索方法。
  10. ユーザの指示に従って前記複数の辞書のうち指定した辞書を検索の対象から外すステップをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の辞書データ検索方法。
  11. 文字入力に伴って辞書データの検索を行う辞書データ検索装置であって、
    予め定めた順に順次検索される複数の辞書と、
    検索対象の文字を入力する入力操作部と、
    当該検索対象の文字を検索キーとして前記複数の辞書を検索し、該当する検索結果の1以上の候補を出力する検索手段と、
    前記出力された1以上の候補をリスト表示する表示部とを備え、
    前記検索手段は、前記少なくとも一つの辞書について定められた、出力する選択候補の制限数を考慮して、当該辞書の検索時には前記検索キーに該当する選択候補の個数が前記制限数に達した場合、その時点で当該辞書の検索をうち切り、その制限数を越えた分の選択候補の出力を抑止することを特徴とする辞書データ検索装置。
  12. 前記検索手段は、各辞書の累積した選択候補数が、全辞書について予め定められた総選択候補数の上限値を超える場合には、越えない範囲で選択候補をリスト出力することを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  13. 前記少なくとも一つの辞書は複数個存在し、これらの複数個全体に対して前記制限数が定められたことを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  14. 前記少なくとも一つの辞書は複数個存在し、これらの複数個の各々に対して前記制限数が個別に定められたことを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  15. 前記少なくとも一つの辞書は、標準的に備えられた辞書に対して選択的に追加される辞書であることを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  16. 前記選択的に追加される辞書を通信ネットワーク経由でダウンロードする手段をさらに備えたことを特徴とする請求項15記載の辞書データ検索装置。
  17. 前記検索手段は、前記複数の辞書の少なくとも一つを予測変換手法により検索することを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  18. ユーザの指示に従って前記制限数を設定する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  19. ユーザの指示に従って前記複数の辞書の検索の順序を変更する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  20. ユーザの指示に従って前記複数の辞書のうち指定した辞書を検索の対象から外す手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11記載の辞書データ検索装置。
  21. 文字入力に伴って辞書データの検索を行う装置において実行され、複数の辞書を予め定めた順に順次検索し、該当する選択候補を出力する辞書データ検索プログラムであって、
    (a)検索対象の文字の入力を受けるステップと、
    (b)前記予め定めた順に従って辞書を選択するステップと、
    (c)入力された文字に該当する選択候補をこの選択された辞書から抽出するステップと、
    (d)順次各辞書についてステップ(b)(c)を繰り返して、選択候補をリスト出力するステップとを備え、
    少なくとも一つの辞書に対する前記ステップ(c)の処理において、抽出された選択候補の数が当該辞書について定められたリスト出力する選択候補の制限数に達した場合には、その時点で当該辞書の検索をうち切り、当該辞書についてはその制限数を越えた分の選択候補のリスト出力を抑止することを特徴とする辞書データ検索プログラム。
  22. 前記ステップ(c)では各辞書の累積した選択候補数が全辞書についての総選択候補数の上限値を超える場合には、越えない範囲で選択候補をリスト出力することを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  23. 前記少なくとも一つの辞書は複数個存在し、これらの複数個全体に対して前記制限数を定めることを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  24. 前記少なくとも一つの辞書は複数個存在し、これらの複数個の各々に対して前記制限数を個別に定めることを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  25. 前記少なくとも一つの辞書は、前記装置に標準的に備えられた辞書に対して選択的に追加される辞書であることを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  26. 前記選択的に追加される辞書は通信ネットワーク経由でダウンロードされる辞書であることを特徴とする請求項25記載の辞書データ検索プログラム。
  27. 前記複数の辞書の少なくとも一つは予測変換手法により検索されることを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  28. ユーザの指示に従って前記制限数を設定するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  29. ユーザの指示に従って前記複数の辞書の検索の順序を変更するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
  30. ユーザの指示に従って前記複数の辞書のうち指定した辞書を検索の対象から外すステップをさらに備えたことを特徴とする請求項21記載の辞書データ検索プログラム。
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