JP2004020465A - バイオセンサ - Google Patents

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Mariko Miyashita
宮下 万里子
Yuko Taniike
谷池 優子
Toshihiko Yoshioka
吉岡 俊彦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】微量の試料の成分を精度よく、簡便に分析可能なバイオセンサを提供することを目的とする。
【解決手段】上記の課題を解決するために本発明のバイオセンサは、基体に形成した試料導入路あるいは管状の空間と、前記試料導入路あるいは前記管状の空間に面した部位に少なくとも分析対象物質に特異的に反応する酵素と前記分析対象物質と前記酵素との反応によって化学変化する物質を有し、前記試料導入路あるいは前記管状の空間の断面積が前記試料の流動方向にむかって徐々に減少することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微量試料中の特性成分を迅速かつ簡便に定量することができるバイオセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、酵素の有する特異的触媒作用を利用し、試料中の特定成分を定量分析する種々の手法が開発されている。その代表的な応用例として、血糖値測定用センサ(血糖値とは血液中のグルコース濃度をさす)がある。
【0003】
なかでも、I型糖尿病を中心とした日々の血糖値の管理が必要な患者が用いる、自己血糖値測定用センサは、その医学的な重要性から広く普及している。
【0004】
この自己血糖値測定用センサの血液中のグルコース濃度を定量する手法は主に電気化学方式と光学方式の2種類がある。前述の測定方式で用いられる血糖値測定用センサは、採血した血液試料を試薬まで、毛細管作用により、運搬するものである。
【0005】
つまり、毛細管作用を応用し試料をチップやセンサの一端に接触させるだけで、試料を導入する機構により、試料の量を予め測るなどの煩雑な操作もなく、誰にでも簡単に正確な測定が可能となった。
【0006】
図7では、従来例のバイオセンサを用い、その構成を説明する。
【0007】
ポリエチレンテレフタレートからなる絶縁性の基板1aに、スクリーン印刷により銀ペーストを印刷し銀リード5を形成する。次に、樹脂バインダーを含む導電性カーボンペーストを用いて電極系のうち測定極2を、続いて絶縁性ペーストからなる絶縁層4をそれぞれ印刷により形成する。絶縁層4は、測定極2の露出部分の面積(約1mm)を一定とし、かつ銀リード5を部分的に覆っている。最後に測定極と同一のカーボンペーストを用いて対極3を印刷により形成する。さらに、空気孔9を有するカバー1cおよび試料導入路7と試料供給口6を形成する溝を有するスペーサー1bを基板1aに接着してセンサが組立てられる。カバーに透明な材料を用いると、反応層の状態や試料液の導入状況を外部から極めて容易に確認することができる。
【0008】
また、カバーを装着すると、カバーとスペーサ−によってできる空間部の毛細管作用によって、試料液はセンサ先端の試料供給口6に接触させるだけの簡易操作で容易に反応層部分へ導入される。
【0009】
バイオセンサへの試料提供は、試料となる血液を指や腕、耳朶等から穿刺器を用いて採取し、それをバイオセンサの試料供給口に点着して行う。点着された試料は毛細管作用により、試薬に送られる。
【0010】
試料採取は穿刺器を用いるため、穿刺に痛みを伴うことが避けられない。
【0011】
この痛みの軽減に対する要望が高まっており、種々の取組みがなされている。その取組みの一つとして、採取する試料の微量化がある。測定に必要な試料が少なくなると、穿刺により傷つく皮膚の面積を小さくすることや穿刺の深さを浅くすることが可能となり、痛みの軽減につながる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
採取試料の微量化が痛みを軽減させる手段の一つであるが、採取する試料が少なくなると、毛細管作用を有する部分の体積を小さくする必要がある。ところが、試料が微量化した場合、その液滴が小さくなり、バイオセンサ側の小さい断面積の毛細管作用を要する部分、つまり試料供給口に的確に点着するのは困難であるという課題があった。
【0013】
さらに採取試料の微量化のために毛細管作用を有する部分の体積を小さくすると、試料と毛細管の内壁とのせん断応力が大きくなり、試料の導入が円滑でなくなるといった課題もあった。また、毛細管作用を有する部分に試薬を設けているため、それによって生じた凹凸による摩擦で試料液の流速が損失される場合もあった。
【0014】
本発明は、試料中の特定成分が、少量、迅速、しかも簡便に測定できるバイオセンサの提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、基板と、前記基板上に設けた試料供給口と、前記試料供給口と連通する試料導入路と、前記試料導入路内に設けた酵素を含む試薬とを備え、前記試料供給口に点着された試料は前記試料導入路内に導入され、
前記試料供給口の、試料導入方向に対し垂直方向の断面積が、前記試料導入路の試料導入方向に対し垂直方向の断面積よりも、大きいことを特徴とするバイオセンサとする。
【0016】
さらに、本発明は、試料導入路は、試料導入方向に対し垂直方向の断面積がほぼ一定の区間を有することを特徴とするバイオセンサとする。
【0017】
さらに、本発明は、基板上に形成された測定極と対極とを有する電極系は、少なくとも前記電極系の一部が試料導入路内に露出していることを特徴とするバイオセンサとする。
【0018】
【発明の実施の形態】
基板と、前記基板上に設けた試料供給口と、前記試料供給口と連通する試料導入路と、前記試料導入路内に設けた酵素を含む試薬とを備え、前記試料供給口に点着された試料は前記試料導入路内試薬に導入され、
前記試料供給口の、試料導入方向に対し垂直方向の断面積が、前記試料導入路の試料導入方向に対し垂直方向の断面積よりも、大きいことを特徴とするバイオセンサとすると、試料供給口に点着された試料がすみやかに、導入路内に到達し、少量の試料が迅速にかつ簡便に計測できる特徴がある。
【0019】
さらに、試料導入路は、試料導入方向に対し垂直方向の断面積がほぼ一定の区間を有することを特徴とするバイオセンサとすると、試料の必要容量が少なくなり、さらに流速が損なわれることなく試薬まで到達する。
【0020】
さらに、基板上に形成された測定極と対極とを有する電極系は、少なくとも前記電極系の一部が試料導入路内に露出していることを特徴とすると電気化学方式で少量を迅速にかつ簡便に計測できるバイオセンサとなる。
【0021】
ここで、本実施の形態で説明するバイオセンサの測定方法について説明する。
【0022】
測定方法は電気化学方式、ならびに光学方式の2つである。
【0023】
電気化学方式の測定方法では、試料をバイオセンサの電極系に接する試薬に供給する必要がある。試薬には酵素などが含まれ、試料と接すると酵素反応が起こる。
【0024】
試薬に酸化酵素と酸化・還元機能を有する電子受容体を含有した場合、酸化反応で移動した電子が電子受容体を還元する。還元された電子受容体にパルス電圧を計測装置から印加すると還元された電子受容体が酸化されるとき、酸化電流が得られ、この電流値が目的物の濃度と対応する。
【0025】
つまり、バイオセンサの先端に試料、例えば、血液を点着すると、毛細管作用で血液がバイオセンサ内に速やかに導入され、試薬へと導かれる。
【0026】
次に、試薬での反応について述べる。試薬に含まれているグルコースオキシダーゼ(EC1.1.3.4:今後GODと略す)がフェリシアン化カリウムを電子受容体として、血液中のグルコースを酸化する。その際に、グルコースは酸化されてグルコノ−δ−ラクトンとなり、フェリシアン化カリウムは還元されて、フェロシアン化カリウムになる。
【0027】
このフェロシアン化カリウムがセンサの電極間に電圧を印加して、酸化される際に流れる電流を測定器で計測する。フェロシアン化カリウムの生成量はグルコースがGODで酸化された量に比例するので、フェロシアン化カリウムの量を電気化学的に計測することで血液中のグルコース濃度を定量することができる。
【0028】
光学方式の測定方法は、次の通りである。
【0029】
センサを計測器(リーダー)に装着し、センサの先端に血液を点着すると、毛細管作用で血液がセンサ内に速やかに導入される。
【0030】
センサに含まれるGODが血液中の酸素を電子受容体として血液中のグルコースを酸化し、グルコノ−δ−ラクトンと過酸化水素が生成する。この生成した過酸化水素を、センサ中に含まれるペルオキシダーゼ(EC1.11.1.7:今後PODと略す)が酸化すると同時に、その際に同様にセンサ中に含まれる色素が還元して色素の色が変化する。
【0031】
この色素の変化量をリーダーに内蔵された光度計で計測する。色素の変化量はグルコースがGODで酸化された際に生成した過酸化水素の量に比例するので、色素の変化量を計測することで血液中のグルコースの濃度を定量することができる。
【0032】
それでは本発明について、実施の形態をもとに具体的に説明する。
【0033】
実施の形態1〜5は電気化学方式の測定方法によるもの、実施の形態6は光学方式の測定方法によるものである。
【0034】
電気化学方式、光学方式のバイオセンサに用いられる毛細管は、毛細管作用は管状の空間のみならず、基板と1対の側壁があれば、その作用が確認される。つまり、基板上に側壁を有する空間を形成すると、液体は3方が固体面からなる空間においても毛細管作用が認められる。
【0035】
それぞれの図において符号が同一のものは同一の構造または作用があるものを示す。また、すべての図において、試薬は図示しない。さらに、1点鎖線は張り合わせの位置関係を示す。
【0036】
(実施の形態1)
図1は、試料導入路の試料供給口の断面積が最大で、試料導入路内部に行くに従ってその断面積が減少し、試料導入路が基板と対向する面側が開放型であるバイオセンサの分解斜視図である。
【0037】
基板1aはポリエチレンテレフタレート(PET樹脂)からなる。PET樹脂からなるスペーサー101bは切り込みが設けられ、その切り込みの幅は試料供給口6から試料の導入方向に向かい減少する。
【0038】
基板1a上には印刷法により銀リード5、電極系(測定極2、対極3)および絶縁層4を順次形成した。絶縁層4は測定極2の露出部分の面積を一定とし、かつリード5を部分的に覆っている。基板1aとスペーサー101bを1点鎖線に示す位置関係に従い順次、張り合わせることによって試料導入路7を形成する。
【0039】
続いて酵素を含む溶液を試料導入路7の内部に滴下乾燥させ試薬(図示せず)を形成した。試料供給口6に試料を点着すると、毛細管作用によりすみやかに試料導入路7内に試料が導入され、内部に設置した試薬にある酵素等を溶解し反応が開始した。一定時間が経過した後に電極間へ電圧を印加して得られる電流値を測定し、試料中の特定の成分を分析した。
【0040】
本実施の形態の場合、試料導入路7の断面積は試料供給口6の部分が最大で、試料導入路内部に行くに従ってその断面積は小さくなる。試料導入路7の体積を小さく保ちつつ一方で試料供給口6が広くなっているので、簡単に試料供給口が判別でき、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、試料導入路7に簡便に試料を供給することが可能となる。
【0041】
試料導入路7において試料の流れる速度と毛細管内の圧力との関係に着目した場合、試料導入路7の内部に試料が進行するに従い、圧力が高くなる。ところが、試料導入路7の断面積が徐々に減少することによって、圧力が試料の流速へと移行し、少量の試料が、短時間に試料導入路7に導入される。
【0042】
これにより、試料導入路内の試料の速度が増大し、試料導入路の凹凸による影響をほとんど受けることなく、試料の導入が円滑に行われるバイオセンサとなる。
【0043】
上面が大きく開放したバイオセンサを用い、その効果を記載したが、上面が図示したように大きく開放されていないものもある。
【0044】
例えば、スペーサーに切り込み加工部を設けるとき、テーパを設けた切り込み加工を行い、バイオセンサとして組み合わせたとき、上面の切り込み加工部の面積が、基板と接触する切り込み加工部の面積より小さくすることがある。この加工により、上面の開放部が小さくなる。この結果、試料はその一定量を、試薬に供給するときのばらつきが抑えられ、測定精度が向上する。
【0045】
さらに、試料導入路全体の体積を小さく保ちつつ一方で試料供給口が広くなっているので、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、簡単に試料供給口が判明し簡便に試料を供給することが可能となる。
【0046】
また、本構成のバイオセンサは、基板上に形成されたスペーサーが、基板全体を覆っていない。したがって、スペーサー部を試料だめに使える。つまり、試料を、一旦、別の手段で、採取し、その後、本発明のバイオセンサに供給することができる。
【0047】
微生物や細胞などの培養液や液体状の食品、注射器等で採取した体液など、直接バイオセンサを浸漬できないような試料中の成分を測定するときに有効である。
【0048】
(実施の形態2)
図2は、試料導入路は試料供給口の断面積が最大で、試料導入路内部に行くに従ってすみやかに減少し、試料導入路はその両端が開放されたバイオセンサの分解斜視図である。
【0049】
基板1a、試料供給口6から試料の導入方向に向かい減少する切り込みが形成されているスペーサー101bおよび試料供給口6とは別のもう一方の端面に空気孔9を形成したカバー1cを、1点鎖線に示す位置関係に従い順次、張り合わせて基体とすることで、バイオセンサは両端面が開放された管状の試料導入路8を形成する。
【0050】
なお、基体の構成素材はPET樹脂である。管状の試料導入路8の体積を小さく保ちつつ一方で試料供給口6が広くなっているので、簡単に試料導入路が判別でき、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、管状の試料導入路8に簡便に試料を供給することが可能となる。さらに、カバー1cにより、試料の蒸発が防がれ、さらに高精度な測定が可能となる。本実施の形態は試料供給口から試料の導入が円滑であり、少ない試料量で、迅速に計測できる簡便なバイオセンサとなる。
【0051】
(実施の形態3)
図3は、試料導入路は試料供給口の断面積が最大で、試料導入路内部に行くに従ってすみやかに減少する試料導入路と一定である試料導入路が上面開放型であるバイオセンサの分解斜視図である。
【0052】
基板1aおよび試料導入路内部に向かってすみやかに減少する切り込みと一定である切り込みを有するスペーサー102bは、PET樹脂からなるバイオセンサの基体である。基板1aには印刷法により銀リード5、電極系(測定極2、対極3)および絶縁層4を順次形成した。絶縁層6は測定極2の露出部分の面積を一定とし、かつリード5を部分的に覆っている。次に酵素および酵素と分析対象物質の反応によって化学変化する物質の混合溶液を電極系上に滴下、乾燥させ試薬を形成した。
【0053】
続いて基板1aとスペーサー102bを1点鎖線に示す位置関係に従い順次、張り合わせることによってバイオセンサには試料の流入方向に向かって減少する区間を有する試料導入路71aと試料の流入方向に向かって一定である区間を有する試料導入路71bからなる試料導入路を形成した。試料供給口6より試料が供給されると、試料導入口内部に行くにしたがってすみやかに減少する区間を有する試料導入路71a内に試料が導入され、試薬での反応が開始した。一定時間が経過した後に電極間へ電圧を印加して得られる電流値を測定し、試料中の特定の成分を分析した。
【0054】
試料供給口6の断面積が最大で、すみやかに断面積が減少し、一定である区間を有する試料導入路71bの部分で断面積は一定となっている。
【0055】
本実施の形態では、試料供給口から試料の導入が円滑であり、微量の試料においても、迅速に計測できる簡便なバイオセンサである。
【0056】
上面が大きく開放したバイオセンサを用い、その効果を記載したが、上面が図示したように大きく開放されていないものもある。
【0057】
例えば、スペーサーに切り込み加工部を設けるとき、テーパを設けた切り込み加工を行い、バイオセンサとして組み合わせたとき、上面の切り込み加工部の面積が、基板と接触する切り込み加工部の面積より小さくすることがある。この加工により、上面の開放部が小さくなる。この結果、試料はその一定量を、試薬に供給するときのばらつきが抑えられ、測定精度が向上する。
【0058】
さらに、試料導入路全体の体積を小さく保ちつつ一方で試料供給口が広くなっているので、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、簡単に試料供給口が判明し、簡便に試料を供給することが可能となる。
【0059】
また、本構成のバイオセンサは、基板上に形成されたスペーサーが、基板全体を覆っていない。したがって、スペーサー部を試料だめに使える。つまり、試料を、一旦、別の手段で、採取し、その後、本発明のバイオセンサに供給する。
【0060】
微生物や細胞などの培養液や液体状の食品、注射器等で採取した体液など、直接バイオセンサを浸漬できないような試料中の成分を測定するときに有効である。
【0061】
(実施の形態4)
図4は、試料導入路は試料供給口の断面積が最大で、試料導入路内部に行くに従ってすみやかに減少する試料導入路と一定である試料導入路はその両端が開放型であるバイオセンサの分解斜視図である。
【0062】
基板1a、試料導入路内部に向かってすみやかに減少する切り込みと一定である切り込みを有するスペーサー102b、および試料供給口6とは別のもう一方の端面に空気孔9を形成したカバー1cを1点鎖線に示す位置関係に従い順次、張り合わせて基体とすることで、バイオセンサは両端が開放された管状の試料導入路を形成することができる。なお、基体の構成素材はPET樹脂である。つまり、図3にカバー1cを張り合わせたものである。
【0063】
すみやかにその断面積が減少する区間を有する試料導入路81aと、断面積が一定である区間を有する空間81bからなる試料導入路の体積を小さく保ちつつ一方で試料供給口6が広くなっているので、簡単に試料導入路が判別でき、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、管状の空間に簡便に試料を供給することが可能となる。
【0064】
さらに、カバー1cにより、試料の蒸発が防がれ、さらに高精度な測定が可能となる。本実施の形態においても、実施の形態2と同様に試料の蒸発を防ぎ、さらに高精度な測定が可能となる。
【0065】
本実施の形態では、試料供給口から試料の導入が円滑であり、微量の試料においても、迅速に計測できる簡便なバイオセンサとなる。
【0066】
(実施の形態5)
図5は、試料導入路は試料供給口の断面積が最大で、試料導入路内部に行くに従って凸弧線を描きすみやかに減少する試料導入路と一定である試料導入路はその両端が開放型であるバイオセンサの分解斜視図である。
【0067】
本実施の形態と実施の形態4との違いは、本実施の形態では、試料の流入方向に向かって減少する区間が直線的に減少するのではなく、凸弧線を描いて減少することである。
【0068】
基板1a、試料導入路内部に行くに従って減少する凸弧線の切り込みと一定である切り込みを有するスペーサー103b、および試料供給口6とは別のもう一方の端面に空気孔9を形成したカバー1cを1点鎖線に示す位置関係に従い順次、張り合わせて基体とすることで、バイオセンサは両端が開放された管状の空間を形成することができる。なお、基体の構成素材はPET樹脂である。管状の試料導入路は試料導入路内部に行くに従い弧線で減少する区間を有する試料導入路82aと断面積の一定である区間を有する試料導入路82bからなる。
【0069】
凸弧線を描き断面積が減少する区間を有する試料導入路82aと、断面積が一定である区間を有する空間82bからなる試料導入路の体積を小さく保ちつつ、一方で試料供給口6が広くなっているので、簡単に試料導入路が判別でき、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、管状の空間に簡便に試料を供給することが可能となる。さらに、カバー1cにより、試料の蒸発が防がれ、さらに高精度な測定が可能となる。
【0070】
本実施の形態は試料供給口から試料の導入が円滑であり、微量の試料においても、迅速に計測できる簡便なバイオセンサとなる。
【0071】
(実施の形態6)
図6は、試料導入路は試料供給口の断面積が最大で、それに続き、試料供給口より断面積が小さい試料導入路により構成されたバイオセンサの分解斜視図である。
【0072】
このバイオセンサは採光部11を設けた基板100aと、試薬を含むガラスフィルター10を有するスペーサー104bにより構成される。さらに、スペーサー104bは試料供給口6となる切り込み、断面積が切り替えられ、試料導入路内部に向かって断面積が小さくなる構成である。断面積の大きな部位を72a、断面積の小さな部位を72bとする。
【0073】
試料供給口6が広くなっているので、簡単に試料導入路が判別でき、微量の試料であっても、簡単にセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、簡便に試料を供給することが可能となる。
【0074】
本実施の形態では試料の導入が円滑であり、少ない試料量で、迅速に計測できる簡便なバイオセンサとなる。
【0075】
上面が大きく開放したバイオセンサを用い、その効果を記載したが、上面が図示したように大きく開放されていないものもある。
【0076】
例えば、スペーサーに切り込み加工部を設けるとき、テーパを設けた切り込み加工を行い、バイオセンサと ミして組み合わせたとき、上面の切り込み加工部の面積が、基板と接触する切り込み加工部の面積より小さくすることがある。この加工により、上面の開放部が小さくなる。この結果、試料はその一定量を、試薬に供給するときのばらつきが抑えられ、測定精度が向上する。
【0077】
さらに、試料導入路全体の体積を小さく保ちつつ一方で試料供給口が広くなっているので、微量の試料であっても、バイオセンサ先端の任意の位置に試料が接するだけで、簡単に試料供給口が判明し簡便に試料を供給することが可能となる。
【0078】
また、本構成のバイオセンサは、基板上に形成されたスペーサーが、基板全体を覆っていない。したがって、スペーサー部を試料だめに使える。つまり、試料を、一旦、別の手段で、採取し、その後、本発明のバイオセンサに供給する。
【0079】
微生物や細胞などの培養液や液体状の食品、注射器等で採取した体液など、直接バイオセンサを浸漬できないような試料中の成分を測定するときに有効である。
【0080】
説明してきたように、本発明のバイオセンサは、試料供給口の断面積を最大にすることにより、試料を簡単に試料供給口に導入できる。これにより、微量な試料が的確に試料供給口から毛細管作用によってバイオセンサ中にスムーズに導入され、試料が少量で、迅速、しかも簡便に測定できる。
【0081】
本実施の形態で説明したバイオセンサは定量・定性どちらの使用も可能である。
【0082】
【実施例】
実施の形態で得られたバイオセンサについて、実施例をあげて本発明をより詳細に説明する。
【0083】
本実施例では試料をグルコースとし、酵素はGODを使用した。また、実施例で用いる図では、すべて試薬は図示しない。
【0084】
(実施例1)
ここでは図1とともに、バイオセンサの作製手順を説明する。図1の構成は実施の形態1で説明したとおりである。
【0085】
試料導入路7の内部でかつ電極系の近傍に、親水性高分子としてカルボキシメチルセルロース(今後CMCと略す)の0.5wt%水溶液を滴下、乾燥させてCMC層を形成した。
【0086】
続いて、CMC層上に酵素としてGOD200U(ユニット)、酵素と分析対象物質との反応で化学変化する物質として電子受容体のフェリシアン化カリウム66mgを脱イオン水1mlに溶解させた混合溶液を0.5μl滴下し、50℃の温風乾燥器中で10分間乾燥させて酵素層を形成した。CMC層と酵素層を合わせて、試薬とする。この試薬の厚さは基板から数十μmとなる。
【0087】
試薬を形成した後、スペーサー101bを、一点鎖線で示すような位置関係をもって順次接着した。スペーサー101bは試料供給口に1mm幅の切り込みを、他方は0.75mmの切り込みをいれた。
【0088】
上記のように作製したグルコースセンサに試料として100mg/dlの濃度のグルコース水溶液を試料供給口6より0.5μl供給した。試料は毛細管作用によって速やかに試料導入路7全体を満たし、試薬でグルコースの酸化分解反応が起こった。
【0089】
試料を供給してから25秒後に、電極系の対極3を基準にして測定極2に0.5Vのパルス電圧を印加し、5秒後の電流値を測定したところ、試料中のグルコース濃度に依存した応答電流値が得られた。
【0090】
同様に、比較例として、図7で示したバイオセンサについても、電極ならびに試薬(図示せず)を形成し、比較用バイオセンサとした。スペーサー105bの試料供給口6の切り込みを1mmとし、その幅で、試薬まで試料導入路73bを形成した。
【0091】
試料が試薬まで到達する時間を比較すると、本発明のバイオセンサが、比較用バイオセンサより短時間で到達した。また、圧力エネルギーが速度エネルギーに変わるため、バイオセンサ基板上の凹凸、本実施例では試薬の厚さ数十μmを乗り越えて、試料が供給された。
【0092】
これは、スペーサー101bの試料導入路において、試料導入方向に対し、垂直方向の面積が、試料導入路の他端の前記断面積と比較し、徐々に減少するバイオセンサは、圧力エネルギーが速度エネルギーへと移行するため、試料の導入がすみやかに、かつ円滑に行われた。
【0093】
図1と共に、試薬の作製を説明したが、管状の試料導入路を形成するため、図2のように試薬を形成した後、基板1aおよびスペーサー101bにカバー1cを更に張り合わせることによって、管状の試料導入路8を形成するバイオセンサもある。
【0094】
管状の試料導入路にすることにより部材が増えることになるが、試料がバイオセンサ外に露出する面積が少なくなることで、蒸発の影響を防ぐことができ、試料のすみやかな導入とともに、更に高精度の測定を実施することが可能となった。
【0095】
図2から図5についても、バイオセンサを作製し、図7のバイオセンサを比較例とし、試薬までの試料到達時間を計測したところ、同様の結果を得た。
【0096】
(実施例2)
図6とともに、本実施例のグルコースセンサの作製方法について説明する。
【0097】
ガラスフィルター10にGOD、POD、4―アミノアンチピリン、N―エチルN―(2―ヒドロキシ−3スルホプロピル)―m―トルイジンの混合溶液を含浸させ、乾燥させて試薬を形成する。次にスペーサー104bを張り合わせバイオセンサとした。なお、試料供給口6の幅は2mm、ガラスフィルター10と接触する試料導入路72bの幅は1mmとした。
【0098】
上記のように作製したグルコースセンサに試料として100mg/dlの濃度のグルコース水溶液を試料供給口6より0.5μl供給した。試料は毛細管作用によって速やかに試料供給口72aから試料導入路72b全体を満たし、ガラスフィルター10に到達した。
【0099】
試料を供給してから25秒後に、採光部11より反射光強度を測定したところ、試料中のグルコース濃度に依存した反射光強度の増加が得られた。
【0100】
図示しないが、上記方法と同様の製作手順で、試料導入路の幅が全経路において2mmの比較用バイオセンサを作製した。
【0101】
試料供給口からガラスフィルターへ至るまでの、試料が試薬まで到達する時間を比較すると、本発明のバイオセンサが、比較用バイオセンサより短時間で到達し、実施例1と同様の結果を得た。
【0102】
実施例1〜2は、グルコースセンサについて述べたが、これに限定されることなく、本願発明は毛細管作用を応用して試料を導入するバイオセンサに適用可能である。
【0103】
また、上記実施例1〜2は、複数の部材を張り合わせた基体を用いることで、毛細管作用を有する試料導入路および管状の空間を形成したが、それに限定することなく単一の部材からなる基体を掘削するなどして試料導入路および管状の空間を形成した場合も同様の効果が得られる。
【0104】
さらに、試料としては体液、例えば血液、唾液および髄液などでも同様の効果がられた。特に血液を用いた場合、指先等を傷つけるといった痛みを伴う試料採取手法の改善に貢献することが可能となった。
【0105】
加えて、試料導入路あるいは管状の空間の試料流動方向に対して垂直な断面の面積が、試料の流動方向に向かって徐々に減少する区間と一定である区間を有する本願発明のバイオセンサにおいては、断面積が一定である区間の断面積が試料供給口の面積を1とした場合、0.75以下である場合が好適であった。
【0106】
同様に、試料導入路あるいは管状の空間の試料流動方向に対して垂直な前記管状の空間の断面積が、少なくとも1回は変化するバイオセンサにおいては、変化前の断面積を1とした場合、変化後の断面積が0.75以下である場合が好適だった。
【0107】
さらに、試料の量としては、50nl以上が好適であった。これは50nlより試料が少ない場合、蒸発の影響が無視できず、正確な測定ができない。
【0108】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、試料供給口の断面積が最大となるバイオセンサは試料供給口から微量な試料が的確に毛細管作用によって試料導入路を介し、バイオセンサ中に、基板の凹凸の影響を受けることなく、迅速かつ、効果的に導入される。
【0109】
これは、圧力エネルギーが速度エネルギーに変わるための効果である。このことから、試料中の特定成分が、少量、迅速、しかも簡便に測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバイオンセンサの分解斜視図
【図2】本発明の他の実施例として作製したバイオンセンサの分解斜視図
【図3】本発明の他の実施例として作製したバイオンセンサの分解斜視図
【図4】本発明の他の実施例として作製したバイオンセンサの分解斜視図
【図5】本発明の他の実施例として作製したバイオンセンサの分解斜視図
【図6】本発明の他の実施例として作製したバイオセンサの分解斜視図
【図7】従来例として用いたバイオセンサの分解斜視図
【符号の説明】
1a,100a 基板
101b,102b,103b,104b,105b スペーサー
1c カバー
2 測定極
3 対極
4 絶縁層
5 銀リード
6 試料供給口
7,73b 試料導入路
71a,72a 断面積が減少する試料導入路
71b,72b 断面積が一定である試料導入路
8 管状の試料導入路
81a,82a 断面積が減少する管状の試料導入路
81b,82b 断面積が一定である管状の試料導入路
9 空気孔
10 ガラスフィルター
11 採光部

Claims (3)

  1. 基板と、前記基板上に設けた試料供給口と、前記試料供給口と連通する試料導入路と、前記試料導入路内に設けた酵素を含む試薬とを備え、前記試料供給口に点着された試料は前記試料導入路内に導入され、
    前記試料供給口の、試料導入方向に対し垂直方向の断面積が、前記試料導入路の試料導入方向に対し垂直方向の断面積よりも、大きいことを特徴とするバイオセンサ。
  2. 試料導入路は、試料導入方向に対し垂直方向の断面積がほぼ一定の区間を有することを特徴とする請求項1記載のバイオセンサ。
  3. 基板上に形成された測定極と対極とを有する電極系は、少なくとも前記電極系の一部が試料導入路内に露出していることを特徴とする、請求項1または2記載のバイオセンサ。
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